添付の図面に関して以下に記載する発明を実施するための形態は、様々な構成について説明するものであり、本明細書で説明される概念が実践され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与える目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細がなくても実践され得ることが、当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
以下で、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法を参照して提示される。これらの装置および方法は、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面において示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装されることがある。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理装置(GPU)、中央処理装置(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアがある。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサが、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装されることがある。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令もしくはコードとして符号化されることがある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、または、コンピュータによってアクセス可能な命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用可能な任意の他の媒体を備え得る。
図1〜図14は、クラウドベースのサーバを介してミリメートル波(mmW)ネットワークマップ(ジオメトリとしても知られている)をクラウドソーシングすることの態様を記述する。様々な態様では、ユーザ機器(UE)は、1つまたは複数のビームに沿って基地局から1つまたは複数の基準信号を受信し得る。UEは、受信された基準信号に基づいて様々な尺度情報を測定し得る。尺度情報は、ビーム状態情報、チャネル品質インジケータなどの、1つまたは複数のビームに関することがある。UEがそのような尺度情報を報告するとき、UEは、UEの地理的位置、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、および/またはUEと関連付けられる加速度計情報についての情報も報告し得る。UEは、(たとえば、基地局を通じて)クラウドベースのサーバに前述の情報を報告し得る。
UEと同様に、基地局は、基地局と関連付けられる情報をクラウドベースのサーバに報告し得る。基地局と関連付けられる情報は、基地局と関連付けられる地理的場所情報、1つまたは複数のUEにサービスするために使用される1つまたは複数のビームと関連付けられる情報、ジャイロスコープ情報などを含み得る。
クラウドベースのサーバは、UEと関連付けられる情報および基地局と関連付けられる情報を受信し得る。クラウドベースのサーバは、UEと関連付けられる情報および基地局と関連付けられる情報に基づいて、ネットワークジオメトリのmmWヒートマップを生成し得る。mmWヒートマップは、1つまたは複数の基地局によって提供される「良好な」カバレッジのエリアを示し得る。クラウドベースのサーバは、この生成されたmmWヒートマップを1つまたは複数の基地局および/または1つまたは複数のUEに提供することができ、これは、初期アクセスまたはビーム探索、UEの位置確認および/または標定、基地局の動作および実行(たとえば、ハンドオーバー)、ネットワーク動作診断などのために、それぞれの基地局および/またはそれぞれのUEによって使用され得る。
図15〜図25は、mmWネットワークマップに基づくビーム走査を対象とする。様々な態様では、UEは、UEの地理的位置、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、および/またはUEと関連付けられる加速度計情報についての情報を報告し得る。UEは、(たとえば、基地局を通じて)クラウドベースのサーバに前述の情報を報告し得る。
UEと同様に、基地局は、基地局と関連付けられる情報をクラウドベースのサーバに報告し得る。基地局と関連付けられる情報は、基地局と関連付けられる地理的場所情報、基地局と関連付けられる加速度計情報、ジャイロスコープ情報などを含み得る。
クラウドベースのサーバは、UEと関連付けられる情報および基地局と関連付けられる情報を受信し得る。クラウドベースのサーバは、UEと関連付けられる情報および基地局と関連付けられる情報に基づいて、mmWネットワークマップを生成し得る。クラウドベースのサーバは次いで、UEと基地局との間の満足のいく通信を可能にし得るビーム方向を決定し得る。クラウドベースのサーバは次いで、ビーム方向を使用して、それぞれの基地局コードブックおよびUEコードブックをシードし得る。基地局およびUEは次いで、シードされたコードブックを使用してビーム走査プロセス(たとえば、ビーム精緻化プロセス)を実行することができ、このことはそのようなプロセスを実行するのに必要な時間を減らすことができる。
図26〜図45は、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認を対象とする。様々な態様では、基地局は、ストリーミングビデオサービス、ゲームサービス、音声サービスなどの、1つまたは複数のサービスをUEに提供し得る。UEは、受信された基準信号に基づいて様々な尺度情報を測定し得る。尺度情報は、ビーム状態情報、チャネル品質情報などの、1つまたは複数のビームに関することがある。UEがそのような尺度情報を報告するとき、UEは、UEと関連付けられるアンテナサブアレイについての情報、UEの地理的位置、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、および/またはUEと関連付けられる加速度計情報についての情報も報告し得る。UEは、(たとえば、基地局を通じて)クラウドベースのサーバに前述の情報を報告し得る。
クラウドベースのサーバは、報告された情報をUEから受信することができ、mmWセルおよびそれらのセルの中のUEのmmWネットワークマップを作成することができる。クラウドベースのサーバは、ネットワークマップに基づいて、1つまたは複数のUEおよび基地局に対して満足のいくものであり得るビーム方向を決定することができる。
加えて、クラウドベースのサーバは、UEを正確に位置確認し、UEが要求し得るサービスのタイプの差し迫った変化を検出することができる(たとえば、UEが横向きに回転されるので、UEはストリーミングビデオサービスを要求する可能性がある)。クラウドベースのサーバは、UEが要求し得るサービスのタイプを決定してこの情報を基地局に通信することができるので、たとえば、基地局はこのサービスをUEに迅速に提供することができる。
図46〜図60は、mmWネットワークマップを使用した基地局の動作の協調を対象とする。様々な態様では、UEは、UEの地理的位置、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、および/またはUEと関連付けられる加速度計情報についての情報も報告し得る。UEは、(たとえば、基地局を通じて)クラウドベースのサーバに前述の情報を報告し得る。
UEと同様に、基地局は、基地局と関連付けられる情報をクラウドベースのサーバに報告し得る。基地局と関連付けられる情報は、基地局と関連付けられる地理的場所情報、基地局と関連付けられる加速度計情報、ジャイロスコープ情報などを含み得る。
クラウドベースのサーバは、報告された情報をUEから受信することができ、mmWセルおよびそれらのセルの中のUEのmmWネットワークマップを作成することができる。UEがあるカバレッジエリアから別のカバレッジエリアに移動するにつれて、クラウドベースのサーバは、UEの動きを予想することができる。クラウドベースのサーバは次いで、UEに関する情報を他のカバレッジエリアの隣接基地局に提供することができる。この情報は、ビーム方向に関する情報を含み得る。したがって、UEのためのセル間のハンドオーバーが改善され得る。
本開示は様々な態様を説明するが、態様は相互に排他的ではなく、一緒に実践され得ることを理解されたい。
図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102と、UE104と、Evolved Packet Core(EPC)160とを含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含み得る。マクロセルは基地局を含む。スモールセルは、フェムトセルと、ピコセルと、マイクロセルとを含む。
(Evolved Universal Mobile Telecommunications System(UMTS) Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)と総称される)基地局102は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通じてEPC160とインターフェースする。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータの転送、無線チャネルの暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバー、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器トレース、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配信という機能のうちの、1つまたは複数を実行することができる。基地局102は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)上で互いに直接的または(たとえば、EPC160を介して)間接的に通信することができる。バックホールリンク134は有線またはワイヤレスであり得る。
基地局102はUE104とワイヤレスに通信することができる。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。重複する地理的カバレッジエリア110が存在することがある。たとえば、スモールセル102'は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレッジエリア110と重複するカバレッジエリア110'を有することがある。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られていることがある。異種ネットワークは、限定加入者グループ(CSG)として知られる限定グループにサービスを提供し得るHome Evolved Node B(eNB)(HeNB)を含むこともある。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク(UL)送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含むことがある。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを介することがある。基地局102/UE104は、各方向における送信に使用される合計YxMHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりYMHz(たとえば、5、10、15、20、100MHz)までの帯域幅のスペクトルを使用することができる。キャリアは、互いに隣接することも、または隣接しないこともある。キャリアの割振りは、DLおよびULに関して非対称であることがある(たとえば、DLに対して、ULよりも多数または少数のキャリアが割り振られることがある)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含むことがある。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
いくつかのUE104は、デバイス対デバイス(D2D)通信リンク192を使用して互いに通信し得る。D2D通信リンク192はDL/UL WWANスペクトルを使用し得る。D2D通信リンク192は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)などの、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用し得る。D2D通信は、たとえば、FlashLinQ、WiMedia、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、IEEE 802.11規格に基づくWi-Fi、LTE、またはNRなどの、様々なワイヤレスD2D通信システムを通じたものであり得る。
ワイヤレス通信システムは、5GHzの免許不要周波数スペクトルにおいて通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含むことがある。免許不要周波数スペクトルにおいて通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行することができる。
スモールセル102'は、免許周波数スペクトルおよび/または免許不要周波数スペクトルにおいて動作し得る。免許不要周波数スペクトルにおいて動作しているとき、スモールセル102'は、NRを利用し、Wi-Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHzの免許不要周波数スペクトルを使用し得る。免許不要周波数スペクトルにおいてNRを利用するスモールセル102'は、アクセスネットワークへのカバレッジを拡大し、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増やすことができる。
gNodeB(gNB)180は、UE104と通信するときにミリメートル波(mmW)周波数および/または準mmW周波数(near mmW frequency)で動作し得る。gNB180がmmW周波数または準mmW周波数で動作するとき、gNB180はmmW基地局と呼ばれ得る。極高周波数(EHF:Extremely High Frequency)は、電磁スペクトルにおいてRFの一部である。EHFは、30GHz〜300GHzの範囲および1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長を有する。この帯域における電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。準mmWは、100ミリメートルの波長を有し、3GHzの周波数まで及ぶことがある。超高周波数(SHF:Super High Frequency)帯域は、センチメートル波とも呼ばれ、3GHzから30GHzの間に及ぶ。mmW/準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、経路損失が極めて大きく、距離が短い。mmW基地局180は、極めて大きい経路損失および短い距離を補償するために、UE104に対してビームフォーミング184を利用し得る。
EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM-SC)170と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172とを含み得る。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信していることがある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME162はベアラおよび接続の管理を行う。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を通じて転送され、サービングゲートウェイ166自体はPDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172およびBM-SC170は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含むことがある。BM-SC170は、MBMSユーザサービスのプロビジョニングおよび配信のための機能を提供することができる。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働くことがあり、公衆陸上移動網(PLMN)内のMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用されることがあり、MBMS送信をスケジュールするために使用されることがある。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用されることがあり、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関係の課金情報を収集することを担うことがある。
基地局は、gNB、Node B、evolved Node B(eNB)、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。基地局102は、UE104にEPC160へのアクセスポイントを提供する。UE104の例には、携帯電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、電気メーター、ガスポンプ、トースター、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE104の一部は、IoTデバイス(たとえば、パーキングメーター、ガスポンプ、トースター、車両など)と呼ばれ得る。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの適切な用語で呼ばれることもある。
図1を再び参照すると、いくつかの態様では、UE104およびeNB102は、ビームフィードバックをサーバ199に提供し、サーバ199から、mmWネットワークマップおよびジオメトリ198を受信するように構成され得る。
UE104は、処理システム(たとえば、図12の処理システム1214の態様)およびトランシーバ106(たとえば、図12のトランシーバ1210の態様)を含み得る。トランシーバ106は、ビーム基準信号(BRS)を基地局102に送信し得る。トランシーバ106は、送信されたBRSに基づいて基地局102からフィードバックを受信し得る。処理システム105は、フィードバックに少なくとも一部基づいて報告を生成することができ、報告は、UE104と関連付けられる測位情報、UE104の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、およびUE104と関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。トランシーバ106は、受信されたフィードバックを含む報告をサーバ199に送信し得る。
基地局102は、処理システム121(たとえば、図14の処理システム1414の態様)およびトランシーバ122(たとえば、図14のトランシーバ1410の態様)を含み得る。トランシーバ122はBRSをUE104に送信し得る。トランシーバ122は、送信されたBRSに基づいてUE104からフィードバックを受信し得る。処理システム121は、フィードバックに少なくとも一部基づいて報告を生成することができ、報告は、基地局102と関連付けられる異なるUE(たとえば、UE104)への、基地局102と関連付けられる測位情報、基地局102の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、およびサービングビーム情報のうちの少なくとも1つを含み得る。トランシーバ122は、受信されたフィードバックを含む報告をサーバ199に送信し得る。
態様では、サーバ199は、処理システム192(たとえば、図10の処理システム1014の態様)およびトランシーバ193(たとえば、図10のトランシーバ1020の態様)を含み得る。トランシーバ193は、少なくとも1つのUE104と関連付けられる報告の第1のセットおよび少なくとも1つの基地局102と関連付けられる報告の第2のセットのうちの少なくとも1つを受信するように構成され得る。報告の第1のセットのうちの第1の報告は、少なくとも1つのUE104と関連付けられる測位情報、少なくとも1つのUE104の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および少なくとも1つのUE104と関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
処理システム192は、報告の受信された第1のセットおよび/または第2のセットに基づいて、mmWネットワークマップおよびジオメトリ198を生成するように構成され得る。トランシーバ193は、ミリメートル波ネットワークマップおよびジオメトリ198を少なくとも1つのUE104または少なくとも1つの基地局102に送信し得る。mmWネットワークマップおよびジオメトリ198は、ネットワーク全体でmmW通信により基地局(たとえば、基地局102)およびUE(たとえば、UE104)を支援し得る。
本開示全体で、異なる方法、原理、プロトコル、および技法が、eNB、mmW基地局、および/または基地局全般に関して説明される。eNBおよび/またはmmW基地局に特に関して論じられる開示は、どのような種類の基地局にも適用可能であってよく、その逆も成り立つ。
図2Aは、DLフレーム構造の例を示す図200である。図2Bは、DLフレーム構造内のチャネルの例を示す図230である。図2Cは、ULフレーム構造の例を示す図250である。図2Dは、ULフレーム構造内のチャネルの例を示す図280である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有することがある。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用されることがあり、各タイムスロットは、1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)同時のリソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは複数のリソース要素(RE)に分割される。ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含むことがあり、時間領域に7つの連続するシンボル(DLの場合はOFDMシンボル、ULの場合はSC-FDMAシンボル)を含むことがある。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計で72個のREについて、周波数領域に12個の連続するサブキャリアを含むことがあり、時間領域に6個の連続するシンボルを含むことがある。各REによって搬送されるビット数は、変調方式に依存する。
図2Aに示されるように、REのうちのいくつかは、UEにおけるチャネル推定のためのDL基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有基準信号(CRS)と、UE固有基準信号(UE-RS)と、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを含むことがある。図2Aは、(それぞれ、R0、R1、R2、およびR3として示された)アンテナポート0、1、2、および3のためのCRSと、(R5として示された)アンテナポート5のためのUE-RSと、(Rとして示された)アンテナポート15のためのCSI-RSとを示す。
図2Bは、フレームのDLサブフレーム内の様々なチャネルの例を示す。物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)はスロット0のシンボル0内にあり、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が1つのシンボルを占有するか、2つのシンボルを占有するか、または3つのシンボルを占有するかを示す制御フォーマットインジケータ(CFI)を搬送する(図2Bは、3つのシンボルを占有するPDCCHを示す)。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは9つのREグループ(REG)を含み、各REGはOFDMシンボルに4つの連続するREを含む。UEは、DCIも搬送するUE固有の拡張PDCCH(ePDCCH)で構成されることがある。ePDCCHは、2つ、4つ、または8つのRBペアを有することがある(図2Bは2つのRBペアを示し、各サブセットは1つのRBペアを含む)。物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ)(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)もスロット0のシンボル0内にあり、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に基づいてHARQ肯定応答(ACK)/否定応答(NACK)フィードバックを示すHARQインジケータ(HI)を搬送する。1次同期チャネル(PSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル6内にあり得る。PSCHは、サブフレーム/シンボルのタイミングおよび物理レイヤ識別情報を決定するためにUE104によって使用される、1次同期信号(PSS)を搬送する。2次同期チャネル(SSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル5内にあり得る。SSCHは、物理レイヤセル識別情報グループ番号および無線フレームのタイミングを決定するためにUEによって使用される2次同期信号(SSS)を搬送する。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEは物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは上述のDL-RSの位置を決定することができる。マスター情報ブロック(MIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、PSCHおよびSSCHと論理的にグループ化されて、同期信号(SS)ブロックを形成し得る。MIBは、DLシステム帯域幅の中のRBの数と、PHICH構成と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通じて送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
図2Cに示されるように、REの一部は、基地局におけるチャネル推定のための復調基準信号(DM-RS)を搬送する。UEは追加で、サブフレームの最終シンボルにおいてサウンディング基準信号(SRS)を送信することがある。SRSはコム構造を有することがあり、UEは、コムのうちの1つの上でSRSを送信することがある。SRSは、UL上での周波数依存スケジューリングを可能にするために、チャネル品質推定のために基地局によって使用され得る。
図2Dは、フレームのULサブフレーム内の様々なチャネルの例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のサブフレーム内にあり得る。PRACHは、サブフレーム内に6つの連続するRBペアを含むことがある。PRACHにより、UEが初期システムアクセスを実行し、UL同期を実現することが可能になる。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、ULシステム帯域幅の端に位置することがある。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなどのアップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、電力ヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するために追加で使用されることがある。
図3は、アクセスネットワークにおいてUE350と通信している基地局310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットがコントローラ/プロセッサ375に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375はレイヤ3およびレイヤ2の機能を実装する。レイヤ3は無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスティング、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術(RAT)間モビリティ、およびUE測定報告のための測定構成に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)、およびハンドオーバーサポート機能に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送、ARQを介した誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連するMACレイヤ機能とを提供する。
送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能と関連付けられるレイヤ1機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含むことがある。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングされ変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割されることがある。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されることがある。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用されることがある。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出されることがある。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供されることがある。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調することがある。
UE350において、各受信機354RXは、受信機のそれぞれのアンテナ352を通じて信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に提供する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能と関連付けられるレイヤ1機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられたあらゆる空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行することができる。複数の空間ストリームがUE350に宛てられる場合、複数の空間ストリームは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームへと合成されることがある。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMAシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号の各サブキャリアに対して別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局310によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって算出されたチャネル推定値に基づくことがある。次いで、軟判定は、復号およびデインターリーブされて、物理チャネル上で基地局310によって元々送信されていたデータおよび制御信号を復元する。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に提供される。
コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360と関連付けられ得る。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ359はまた、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用してHARQ動作をサポートする誤り検出を担う。
基地局310によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)収集、RRC接続、および測定報告に関連するRRCレイヤ機能と、ヘッダ圧縮/解凍およびセキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)に関連するPDCPレイヤ機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを介した誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメンテーション、ならびにRLCデータPDUの並べ替えに関連するRLCレイヤ機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報報告、HARQを介した誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連するMACレイヤ機能とを提供する。
基地局310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間的処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供されることがある。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
UL送信は、UE350における受信機機能に関して説明された方法と同様の方法で基地局310において処理される。各受信機318RXは、受信機のそれぞれのアンテナ320を通じて信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に提供する。
コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376と関連付けられ得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に提供されることがある。コントローラ/プロセッサ375はまた、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用してHARQ動作をサポートする誤り検出を担う。
図4は、mmWネットワークの図400、450を示す。図400において、たとえば、mmWネットワークは、mmW基地局410およびいくつかのUE420、430を含む。mmW基地局410は、アナログおよび/またはデジタルビームフォーミングを実行するためのハードウェアを含み得る。mmW基地局410がアナログビームフォーミングに対応する場合、任意のある時間において、mmW基地局410は一方向にのみ信号を送信または受信することができる。mmW基地局410がデジタルビームフォーミングに対応する場合、mmW基地局410は、複数の方向の複数の信号を同時に送信することができ、または複数の方向の複数の信号を同時に受信することができる。さらに、UE420は、たとえば、アナログおよび/またはデジタルビームフォーミングを実行するためのハードウェアを含み得る。UE420がアナログビームフォーミングに対応する場合、任意のある時間において、UE420は一方向にのみ信号を送信または受信することができる。UE420がデジタルビームフォーミングに対応する場合、UE420は、複数の方向の複数の信号を同時に送信することができ、または複数の方向の複数の信号を同時に受信することができる。
極高周波数(EHF:Extremely High Frequency)は、電磁スペクトルにおけるRFの一部である。EHFは、30GHz〜300GHzの範囲および1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長を有する。この帯域における電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。近mmWは100ミリメートルの波長を有し、3GHzの周波数まで及ぶことがある(超高周波数(SHF:Super High Frequency)帯域は、センチメートル波とも呼ばれ、3GHzから30GHzの間に及ぶ)。本明細書の開示はmmWに言及するが、本開示は近mmWにも適用されることが理解されるべきである。さらに、本明細書の開示はmmW基地局に言及するが、本開示は近mmW基地局にも適用されることが理解されるべきである。
ミリメートル波長スペクトルにおいて有用な通信ネットワークを構築するために、経路損失を補償するようにビームフォーミング技法が使用され得る。ビームフォーミング技法は、RFエネルギーを狭い方向に集中させ、RFビームがその方向においてより遠くに伝播することを可能にする。ビームフォーミング技法を使用して、ミリメートル波長スペクトルにおける見通し外(NLOS)RF通信は、UEに到達するためにビームの反射および/または回折に依存し得る。UEの移動または環境の変化(たとえば、障害物、湿度、雨など)のいずれかにより、その方向が遮られるようになると、ビームはUEに到達することが可能ではなくなることがある。したがって、UEが継続的でシームレスなカバレッジを有することを確実にするために、可能な限り多くの異なる方向において複数のビームが利用可能であり得る。ある態様では、ビームフォーミング技法は、mmW基地局およびUEが、大半のRFエネルギーが収集されることを可能にする方向で送信および受信することを、要求することがある。
mmWネットワークにおいて、UEは、範囲内のmmW基地局についてビーム掃引を実行することができる。ビーム掃引は、図400および/または図450において示されるように実行され得る。図400を参照すると、ビーム掃引において、mmW基地局410は、複数の異なる空間的な方向にm個のビームを送信する(たとえば、m個のビームに沿ってm個のビーコンまたはm個のBRSを送信する)ことができる。UE420は、n個の異なる空間的な受信方向において、mmW基地局410からのビーム送信を聴取/走査する。ビーム送信を聴取/走査するとき、UE420は、n個の異なる空間的な受信方向の各々において、mmW基地局410からのビーム掃引送信をm回聴取/走査することができる(全体でm×n回の走査)。代わりに、デジタルビームフォーミングを用いてビーム送信を聴取/走査するとき、UE420は、m個のビーム方向の各ビーム方向を聴取/走査し、m回の送信(全体でm回の走査)のn個の異なる受信方向に対する受信信号を決定するために異なる重み(位相および/または振幅の変化)を適用することができる。
別の構成では、図450を参照すると、ビーム掃引において、UE420は、複数の異なる空間的な方向にn個のビームを送信する(たとえば、n個のビームに沿ってn個のビーコンまたはn個のBRSを送信する)ことができる。mmW基地局410は、m個の異なる空間的な受信方向において、UE420からのビーム送信を聴取/走査する。ビーム送信を聴取/走査するとき、mmW基地局410は、m個の異なる空間的な受信方向の各々において、UE420からのビーム掃引送信をn回聴取/走査することができる(全体でm×n回の走査)。代わりに、デジタルビームフォーミングを用いてビーム送信を聴取/走査するとき、mmW基地局410は、n個のビーム方向の各ビーム方向を聴取/走査し、n回の送信(全体でn回の走査)のm個の異なる受信方向に対する受信信号を決定するために異なる重み(位相および/または振幅の変化)を適用することができる。
実行されたビーム掃引に基づいて、UEおよび/またはmmW基地局は、実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定する。たとえば、図400のビーム掃引プロセスが実行される場合、UE420は、実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定することができる。しかしながら、図450のビーム掃引プロセスが実行される場合、mmW基地局410は、実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定することができる。UE420が実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定する場合、UE420は、mmW基地局410にチャネル品質情報(ビーム掃引結果情報とも呼ばれる)を送信することができる。mmW基地局410が実行されたビーム掃引と関連付けられるチャネル品質を決定する場合、mmW基地局410はUE420にビーム掃引結果情報を送信することができる。
ある態様では、チャネル品質は様々な要因によって影響され得る。要因には、経路に沿った、もしくは回転によるUE420の動き(たとえば、ユーザがUE420を持って回転すること)、障害物の背後の経路に沿った動き、または特定の環境条件(たとえば、障害物、雨、湿度)内での移動がある。UE420およびmmW基地局410はまた、ビームフォーミングのための、構成情報などの他の情報(たとえば、アナログまたはデジタルビームフォーミング能力、ビームフォーミングタイプ、タイミング情報など)を交換することができる。
図4はmmW基地局410とUE430との間のビームトレーニングを示すが、ビームトレーニングは任意のデバイス間で(たとえば、2つのUE間で、UEとアクセスポイントの間で)行われ得る。さらに、mmW基地局410はアクセスポイントであり得る。
図5は、mmWネットワーク内のサーバを使用してmmWネットワークマップ(またはネットワークジオメトリ)をクラウドソーシングする図500である。図5を参照すると、いくつかの基地局がネットワークの中に位置し得る。第1の基地局502は第1のセル540にサービスしていることがあり、第2の基地局504は第2のセル550にサービスしていることがある。第3の基地局506、第4の基地局508、第5の基地局510、第6の基地局512、および第7の基地局514は各々、それぞれのセルにサービスしていることがある。
第1の基地局502は第1のUE520と関連付けられることがあり(たとえば、第1のUE520は第1のセル540上で動作していることがある)、第3の基地局506は第2のUE522と関連付けられることがあり、第4の基地局508は第3のUE524と関連付けられることがある。mmWネットワーク内で、前述の基地局およびUEの各々が、mmW通信を可能にするために互いとのビームトレーニングを実行し得る。たとえば、第1の基地局502(eNBまたはmmW基地局)は、BRSを第1のUE520へ定期的に送信することができる。第1のUE520は、受信されたBRSに応答して尺度を決定し得る。尺度は、ビーム状態情報(BSI)、ビーム基準信号受信電力(B-RSRP)測定結果、ビーム基準信号受信品質(B-RSRQ)測定結果、CQI、BRSに関する信号対雑音比(SNR)、および/または、他の尺度もしくは値(たとえば、ビームインデックス)を含み得る。第1のUE520は、たとえばフィードバック564aとして、決定された尺度を第1の基地局502に送信し得る。
ある態様では、BSI(たとえば、フィードバック564aに含まれる)は、ビームインデックス(たとえば、ビームフォーミングベクトルのコードブックからのビームフォーミングベクトルと関連付けられるインデックス)を含み得る。様々な態様では、ビームインデックスは、UEに向かう対応するビームを通じて通信するための少なくともある方向(たとえば、ビームフォーミング方向)を示し得る。たとえば、ビームインデックスは、アンテナポートと関連付けられる論理ビームインデックス、OFDMシンボルインデックス、および/またはBRS送信期間であることがあり、これらは1つまたは複数のビット(たとえば、9ビット)によって示されることがある。たとえば、第1のUE520は、BRSが受信される時間に基づいてビームに対応するビームインデックスを決定するように構成されることがあり、たとえば、BRSが受信されるシンボルまたはスロットは、ビームに対応するビームインデックスを示すことがある。ビームインデックスは、プリコーディング行列インジケータのmmW類似物であり得る。CQIは、ビームに加えて使用されるべきMCSを修正するために使用される代用物であり得る。別の態様では、尺度は、プリコーディングの際に使用されるレイヤ/ランクの数を査定する、ランクインデックスなどの他の情報を含み得る。
同様に、第1のUE520は、BRSを第1の基地局502へ定期的に送信し得る。第1の基地局502は、受信されたBRSに応答して尺度を決定し得る。尺度は、BSI、B-RSRP測定結果、B-RSRQ測定結果、CQI、BRSに関するSNR、および/または他の尺度もしくは値(たとえば、ビームインデックス)を含み得る。第1の基地局502は、たとえばフィードバック564bとして、決定された尺度を第1のUE520に送信し得る。第3の基地局506および第4の基地局508ならびに第2のUE522および第3のUE524を含む、mmWネットワーク内の他の基地局およびUEは、受信されたBRSに応答して同様の尺度を測定し得る。
フィードバック564として尺度を受信した後で、基地局およびUEの各々が、サーバへの送信のために、フィードバック564に少なくとも一部基づいて報告562を生成し得る。たとえば、第1の基地局502は、第1のUE520から受信されたフィードバック564aを含む第1の報告562aを生成することができ、第1のUE520は、第1の基地局502から受信されたフィードバック564bを含む第2の報告562bを生成することができる。第1の報告562aはさらに、第1の基地局502と関連付けられる測位情報、第1の基地局502の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、第1の基地局502と関連付けられる異なるUEのためのサービングビーム情報、および/または他の情報を含み得る。ある態様では、測位情報は、全地球測位システム(GPS)または全地球航法衛星システム(GNSS)情報を含み得る。別の態様では、ジャイロスコープ情報は、第1の基地局502における1つまたは複数のアンテナパネル、モジュール、および/またはサブアレイの、空間的または角度的な方向を示し得る。別の態様では、サービングビーム情報は、第1の基地局502と関連付けられる1つまたは複数のUE(たとえば、第1のUE520)にサービスするために使用されるビーム方向、ビームインデックス、および/またはアンテナアレイもしくはサブアレイを示し得る。第1のUE520のためのサービングビームは、たとえば、少なくとも1つの他のビームについて測定される少なくとも1つの他のSNRと比較して、第1のUE520において最良の(たとえば、最高の)測定されるSNRを有するビームであり得る。第1の基地局502は、第1の報告562aをサーバ530に送信し得る。ある態様では、第1の報告562aは、ビームフォーミングを使用して送信され得る。別の態様では、サーバ530はクラウドベースのサーバであり得る。
同様に、第2の報告562bはさらに、第1のUE520と関連付けられる測位情報、第1のUE520の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、第1のUE520と関連付けられる加速度計情報、および/または他の情報を含み得る。ある態様では、測位情報は、第1のUE520と関連付けられるGPSまたはGNSS情報を示し得る。別の態様では、ジャイロスコープ情報は、第1のUE520における1つまたは複数のアンテナパネル、モジュール、および/またはサブアレイの、空間的または角度的な方向を示し得る。別の態様では、加速度計情報は、第1のUE520の移動の方向および/または第1のUE520が加速もしくは減速する率を示し得る。第1のUE520は、直接、または第1の基地局502を介して、第2の報告をサーバ530に送信し得る。ある態様では、第2の報告はビームフォーミングを使用して送信され得る。
第3の基地局506は、第1の報告562aと同様の、しかし第3の基地局506に対応する情報(たとえば、尺度値)を伴う、第3の報告562cを生成し得る。第2のUE522は、第2の報告562bと同様の、しかし第2のUE522に対応する情報(たとえば、尺度値)を伴う、第4の報告562dを生成し得る。
サーバ530は、他の基地局(たとえば、第3の基地局506および第4の基地局508)からの任意の他の追加の報告(たとえば、第3の報告562c)および/または他のUE(たとえば、第2のUE522および第3のUE524)からの他の追加の報告(たとえば、第4の報告562d)とともに、第1の報告562aおよび/または第2の報告562bを受信し得る。ある態様では、第1および/または第2の報告562a〜bは、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネル(たとえば、LTEチャネルおよび/またはサブ6GHzチャネルなどの、mmW制御チャネルと関連付けられる周波数より低い周波数を有するチャネル)を介して受信され得る。
受信された報告に基づいて、サーバ530はmmWネットワークマップ560を生成し得る。ある態様では、mmWネットワークマップ560は、ネットワーク内での良好なカバレッジの領域を示すヒートマップであり得る。ヒートマップは、マトリックスに含まれる個々の値が、たとえば色として表される、データのグラフィカルな表現であり得る。したがって、良好なカバレッジの領域は第1の色によって表されることがあり、最低限のカバレッジの領域は第2の色によって表されることがあり、以下同様である。良好なカバレッジの領域は、良好なB-RSRPおよび/またはB-RSRQの測定結果が報告される(たとえば、測定結果が、閾値を超える、および/または「良好な」カバレッジに対応する範囲内にある、受信電力または受信品質を示す)とき、基地局および/またはUEの位置に基づいて特定され得る。良好なカバレッジの領域はまた、CQIまたはSNRが閾値を超える、および/またはある範囲内にあるものとしていつ報告されるかに基づいて特定され得る。
別の態様では、mmWネットワークマップ560はまた、1つまたは複数の基地局-UEのペアまたはUE-UEのペア(デバイスツーデバイス(D2D)通信のための)の間のmmW通信パラメータを示し得る。たとえば、mmWネットワークマップ560は、第1のUE520と通信するために使用すべき第1の基地局502の第1のアンテナアレイ/サブアレイを第1の基地局502(および第1のUE520)に示し得る。mmWネットワークマップ560は、第1の基地局502と通信するために使用すべき第1のUE520の第2のアンテナサブアレイを第1のUE520(および第1の基地局502)に示し得る。サーバ530は、どのサブアレイが最高のB-RSRPまたは最高のB-RSRQと関連付けられるかに基づいて、アンテナサブアレイ(または他のアンテナ構成要素)を選択し得る。別の態様では、サーバ530は、どのサブアレイが遮蔽に対するより高い許容力を有するかに基づいてアンテナサブアレイを選択し得る(たとえば、経時的に受信される複数の報告に基づいて、サーバ530は、UEにおけるアンテナサブアレイのあるサブセットがユーザの指もしくは他の物理的な物体などの物体によって遮蔽される可能性がより低いと決定することがあり、または、サーバ530は、基地局におけるアンテナアレイ/サブアレイのあるサブセットが物体によって遮蔽される可能性がより低いと決定することがある)。
別の態様では、サーバ530は、干渉管理の能力または目的に基づいて、アンテナサブアレイを選択し得る。干渉管理の目的とは、基地局および/またはUEが経験する干渉を低減または軽減するために、サーバ530によって実行される動作を指し得る。たとえば、第1の基地局502は第1のUE520および別のUEにサービスしていることがある。第1の基地局502は、第1のUE520と関連付けられる第1のアンテナサブアレイおよび第2のアンテナサブアレイがともに良好な尺度を受信した(たとえば、フィードバック564aにおいて示されるように)と決定し得る。しかしながら、第1の基地局502は、他のUEと関連付けられる第2のアンテナサブアレイだけが良好な尺度(たとえば、他のフィードバックにおいて示されるような)を受信したと決定することがあり、それは、他のUEと関連付けられる第1のアンテナサブアレイが他のUEにおいて高い干渉を示したからである(たとえば、高い干渉は比較的悪い尺度値によって示され得る)。したがって、第1の基地局502は第1のUE520と通信するために第1および第2のアンテナサブアレイを使用し得るが、サーバ530は、干渉管理についての考慮に基づいて(たとえば、第1のUE520および/または他のUEが経験する干渉を軽減するという干渉管理の目的)、第1のUE520とのmmW通信のために第1のアンテナサブアレイを使用し、他のUEとの通信のために第2のアンテナサブアレイを使用するように、第1の基地局502に指示し得る。サーバ530は同様の指示をUEに提供し得る。
サーバ530は、直接、または第1の基地局502を介して、mmWネットワークマップ560を第1の基地局502および第1のUE520に送信し得る。同様に、サーバ530は、第3の基地局506および第4の基地局508ならびに第2のUE522および第3のUE524などの、他の基地局およびUEにネットワークマップ560を送信し得る。ある態様では、サーバ530は、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルを介して、mmWネットワークマップ560を送信し得る。
mmWネットワークマップ560を受信すると、UEおよび基地局は、mmWネットワークマップ560に基づいて互いと通信し得る。ある態様では、mmWネットワークマップ560は、RACH手順の間の初期アクセスのために、ならびに/または、ビーム探索およびビームトレーニング手順(たとえば、ビーム精緻化)のために使用され得る。ネットワークマップ560は、RACH手順の間に基地局および/またはUEがメッセージをより確実に受信することを可能にし得る。また、ビームトレーニングに必要な時間は、ネットワークマップ560において示されるサブアレイ情報により減ることがある。別の態様では、mmWネットワークマップ560は、UEの位置確認および/または標定のために使用され得る。UEの標定とは、UEと別のワイヤレスシステム(たとえば、別のUEまたは基地局)との間の距離を決定することを指し得る。UEの位置確認に関して、サーバ530は、UE位置および/またはビーム方向を知っていることがある。サーバ530は、基地局からのより良好なサービスをUEが求めている(たとえば、UEが異なるサービスタイプのためにより高い品質のサービスを必要とするので)可能性があることを感知し得る。したがって、サーバ530は、UEが必要とするより高いデータレート(たとえば、UEに提供されるサービスと関連付けられるサービス品質(QoS)にふさわしいデータレート)のためにビーム精緻化手順を実行することを基地局に知らせ得る。
別の態様では、mmWネットワークマップ560は、ハンドオフの間を含めて、基地局の性能および動作を最適化するために使用され得る。たとえば、図5を参照すると、第3のUE524は、第2の基地局504と関連付けられる第2のセル550へと第4の基地局508から離れて移動することがある。第4の基地局508から第2の基地局504へのハンドオフの間、第2の基地局504は、mmWネットワークマップ560に含まれる情報に基づいて第3のUE524と通信し得る。
別の態様では、mmWネットワークマップ560は、ネットワーク動作診断のために使用され得る。たとえば、mmWネットワークマップ560は、接続状態の悪いネットワーク内のあらゆるエリア(たとえば、閾値を下回る、または悪い接続状態に対応する範囲内にある尺度値(たとえば、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)に対応するエリアまたは領域)を診断するために使用され得る。別の例では、ネットワークマップ560はまた、UEの位置などの情報を検証するために使用され得る。たとえば、以前の報告が第1のUE520をたとえば第1の場所と関連付け、より新しい報告が第1のUE520を第2の場所と関連付ける場合、サーバ530は、より新しい報告に基づいて第1のUE520が第2の場所にあると位置特定することを決定し得る。
図6は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート600である。方法は、サーバ(たとえば、サーバ530、装置902/902')によって実行され得る。様々な態様では、1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、かつ/または同時に実行されることがある。
動作602において始まり、サーバは、少なくとも1つのUEと関連付けられる報告の第1のセットのうちの少なくとも1つの報告および/または少なくとも1つの基地局と関連付けられる報告の第2のセットのうちの少なくとも1つの報告を受信し得る。報告の第1のセットのうちの第1の報告は、少なくとも1つのUEと関連付けられる測位情報、少なくとも1つのUEの1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および/または少なくとも1つのUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。加えて、または代わりに、第1の報告は、少なくとも1つの基地局から少なくとも1つのUEによって受信されるフィードバックにより示される尺度値のすべてまたはサブセットを含み得る。報告の第2のセットのうちの第2の報告は、少なくとも1つの基地局と関連付けられる測位情報、少なくとも1つの基地局の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および/または少なくとも1つの基地局によってサービスされる少なくとも1つのUEに対応するサービングビーム情報を含み得る。加えて、または代わりに、第2の報告は、少なくとも1つのUEによって少なくとも1つの基地局に提供されるフィードバックによって示される尺度値のすべてまたはサブセットを含み得る。ある態様では、サーバは、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルを介して、少なくとも1つのUEおよび/または少なくとも1つの基地局から少なくとも1つの報告を受信し得る。たとえば、サーバはmmWネットワークマップを搬送することになるチャネルを特定することができ、UEは特定されたチャネル上でmmWネットワークを受信(たとえば、検出)することができる。
たとえば、図5を参照すると、サーバはサーバ530に対応し得る。サーバ530は、第1のUE520、第2のUE522、および/または第3のUE524と関連付けられる報告の第1のセット(たとえば、第2の報告562bおよび第4の報告562d)と、第1の基地局502、第2の基地局504、第3の基地局506、第4の基地局508、第5の基地局510、第6の基地局512、および/または第7の基地局514と関連付けられる報告の第2のセット(たとえば、第1の報告562aおよび第3の報告562c)とを受信し得る。第1の報告562aは、第1のUE520と関連付けられる情報および/もしくは第1の基地局502と関連付けられる測位情報、第1の基地局502の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、第1の基地局502と関連付けられる異なるUEのためのサービングビーム情報、ならびに/または他の情報を含み得る。第1のUE520からの第2の報告562bは、第1の基地局502と関連付けられる情報および/もしくは第1のUE520と関連付けられる測位情報、第1のUE520の4つのアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、ならびに/または、第1のUE520が第2のセル550の中の第2の基地局504に向かって第1の基地局502から離れるように加速していることを示す、第1のUE520と関連付けられる加速度計情報を含み得る。
動作604において、サーバは、報告の受信された第1のセットおよび/または第2のセットに基づいて、mmWネットワークマップを生成し得る。たとえば、サーバは、報告の第1のセットおよび/または第2のセットがそこから受信される1つまたは複数のUEおよび/または1つまたは複数の基地局を含む、ネットワーク内の良好なカバレッジの領域を示すヒートマップを生成し得る。ある態様では、サーバは、良好なカバレッジと関連付けられる領域(たとえば、地理的カバレッジエリア、セル、セルの一部分)を特定し得る。サーバは、ある領域が良好なカバレッジを有することを、報告の第1のセットおよび/または第2のセットのうちのある報告において受信されその領域に対応する1つまたは複数の値(たとえば、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)が、閾値を満足する(たとえば、満たすまたは超える)とき、または良好なカバレッジに対応する値の範囲内にあるときに、決定し得る。サーバは次いで、閾値を満足する、または値の範囲内にある1つまたは複数の値と関連付けられる1つまたは複数の領域を示す、mmWネットワークマップ(たとえば、ヒートマップ)を生成し得る。図5を参照すると、サーバ530は、報告562a〜dの第1のセットおよび/または第2のセットに基づいて、mmWネットワークマップ560を生成し得る。
ある態様によれば、動作604は動作606および/または動作608を含み得る。動作606において、サーバは、報告の第1のセットおよび/または第2のセットに基づいて、mmW通信(たとえば、送信および/または受信)のために少なくとも1つのUEのための1つまたは複数のUEアンテナ構成要素を選択し得る。たとえば、サーバは、少なくとも1つのUEと関連付けられる情報を含む少なくとも1つの報告に基づいて、少なくとも1つのUEと関連付けられる1つまたは複数のアンテナ構成要素を特定し得る。サーバは、閾値を満たす尺度値、または他のアンテナ構成要素と関連付けられる1つまたは複数の他の尺度値を超える尺度値などの、少なくとも1つのUEと関連付けられる情報を含む少なくとも1つの報告に含まれる1つまたは複数の尺度値(たとえば、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)に基づいて、少なくとも1つのUEと関連付けられる1つまたは複数のアンテナ構成要素を選択し得る。図5の文脈では、サーバ530は、報告562a〜dの第1のセットおよび第2のセットに基づいて、mmW通信(たとえば、送信および/または受信)のために第1のUE520、第2のUE522、および第3のUE524のための1つまたは複数のUEアンテナ構成要素を選択することによって、mmWネットワークマップ560を生成し得る。
動作608において、サーバは、報告の第1のセットおよび/または第2のセットに基づいて、mmW通信(たとえば、送信および/または受信)のために少なくとも1つの基地局のための1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素を選択し得る。たとえば、サーバは、少なくとも1つの基地局と関連付けられる情報を含む少なくとも1つの報告に基づいて、少なくとも1つの基地局と関連付けられる1つまたは複数のアンテナ構成要素を特定し得る。サーバは、閾値を満たす尺度値、または他のアンテナ構成要素と関連付けられる1つまたは複数の他の尺度値を超える尺度値などの、少なくとも1つの基地局と関連付けられる情報を含む少なくとも1つの報告に含まれる1つまたは複数の尺度値(たとえば、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)に基づいて、少なくとも1つの基地局と関連付けられる1つまたは複数のアンテナ構成要素を選択し得る。図5の文脈では、サーバ530は、報告562a-dの第1のセットおよび第2のセットに基づいて、mmW通信(たとえば、送信および/または受信)のための第1の基地局502、第2の基地局504、第3の基地局506、第4の基地局508の1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素を選択し得る。mmWネットワークマップ560は、1つまたは複数のUEアンテナ構成要素および/または基地局アンテナ構成要素を示し得る。
610において、サーバは、mmWネットワークマップを少なくとも1つのUEまたは少なくとも1つの基地局に送信し得る。ある態様では、サーバは、少なくとも1つの基地局を介して、mmWネットワークマップを少なくとも1つのUEに送信し得る。ある態様では、サーバは、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルを介して、mmWネットワークマップを送信し得る。たとえば、サーバはmmWネットワークマップを搬送することになるチャネルを選択または特定することができ、サーバは選択または特定されたチャネル上でmmWネットワークマップを送信することができる。図5を参照すると、サーバ530は、mmWネットワークマップ560を、第1のUE520、第2のUE522、および第3のUE524、ならびに/または、第1の基地局502、第2の基地局504、第3の基地局506、および第4の基地局508に送信し得る。
図7は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート700である。方法は、UE(たとえば、第1のUE520、第2のUE522、第3のUE524、装置1102/1102')によって実行され得る。様々な態様では、1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、かつ/または同時に実行されることがある。
動作702において、UEはBRSを基地局に送信し得る。たとえば、UEは、ビームを通じてBRSを基地局に送信し得る。ある態様では、UEは、複数のビームを通じて複数のBRSを送信し得る。たとえば、UEはUEの送信ビームを掃引することができ、UEが掃引するUEの各送信ビームを通じてそれぞれのBRSを送信する。図5を参照すると、UEは第1のUE520に対応することがあり、基地局は第1の基地局502に対応することがある。第1のUE520は、BRSを第1の基地局502へ送信し得る。第1のUE520は1つまたは複数の送信ビームを有する1つまたは複数のアンテナ構成要素を含むことがあり、第1のUE520は各送信ビーム(または送信ビームのサブセット)を通じてBRSを送信することによって、それらの送信ビームを掃引することがある。方向を掃引する態様が図4に関して示され得る。UE420はn個の方向の各方向のためにビームを送信することができ、UE420はn個の方向に対応する各ビームを通じてBRSを送信することができる。
動作704において、UEは、送信されたBRSに基づいて基地局からフィードバックを受信し得る。たとえば、UEは、基地局から、フィードバックを含む情報を受信することができ、UEは、UEによって送信される1つまたは複数のBRSに基づいて、BSI、ビームインデックス、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNR、および/または基地局によって測定される別の尺度値などの、フィードバックメッセージの中の1つまたは複数の尺度値を検出または特定し得る。図5を参照すると、第1のUE520は、1つまたは複数の送信されたBRSに基づいて第1の基地局502からフィードバック564bを受信し得る。フィードバック564bは、BRSに基づいて、第1の基地局502によって測定されるBSI、ビームインデックス、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、および/またはSNRを含み得る。
706において、UEは、フィードバックに少なくとも一部基づいて報告を生成し得る。たとえば、UEは報告を生成することができ、UEは基地局からのフィードバックから特定される1つまたは複数の尺度値を生成された報告に含めることができる。ある態様では、報告は、UEと関連付けられる測位情報、UEの1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、およびUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。たとえば、UEは、UEと関連付けられる測位情報(たとえば、GPSおよび/またはGNSSに基づく)、UEの1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および/またはUEと関連付けられる加速度計情報を検出することができ、UEは、測位情報、ジャイロスコープ情報、および/または加速度計情報のうちの1つまたは複数を生成された報告に含めることができる。図5を参照すると、第1のUE520は、フィードバック564bに少なくとも一部基づいて第2の報告562bを生成することができる。第1のUE520は、フィードバック564bによって示される尺度値のすべてまたはサブセットを第2の報告562bへ挿入することによって、第2の報告562bを生成することができる。第1のUE520はまた、第1のUE520の位置(たとえば、GPS座標)を決定し、かつ/または、第1のUE520上のアンテナサブアレイの各々の方向を決定することができる。第1のUE520は、位置情報および/または方向情報を第2の方向562bに挿入し得る。
708において、UEは報告をサーバに送信し得る。ある態様では、報告は、基地局からフィードバックの少なくとも一部分を含み得る。ある態様では、報告は、UEと関連付けられる測位情報、UEの1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、およびUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。ある態様では、UEは、UEにサービスする基地局などの、基地局を介して報告をサーバに送信し得る。ある態様では、UEは、少なくとも1つのmmW制御チャネルまたは少なくとも1つの低周波の共存するチャネルを介して報告を送信し得る。たとえば、UEは、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルなどの、報告を搬送すべきチャネルを選択または特定することができ、UEは、選択されたまたは特定されたチャネル上で報告を送信することができる。図5を参照すると、第1のUE520は、第2の報告562bをサーバ530に送信することができる。ある態様では、第1のUE520は、第1の基地局502を介して、第2の報告562bをサーバ530に送信することができる。
710において、UEは、送信された報告に基づいてmmWネットワークマップを受信し得る。ある態様では、UEは、たとえば基地局を介して、サーバからmmWネットワークマップを受信し得る。ある態様では、UEは、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルを介して、サーバからmmWネットワークマップを受信し得る。たとえば、UEはmmWネットワークマップを搬送することになるチャネルを特定することができ、UEは特定されたチャネル上でmmWネットワークマップを受信(たとえば、検出)することができる。図5を参照すると、第1のUE520は、送信された第2の報告562bに基づいて、サーバ530からmmWネットワークマップ560を受信することができる。ある態様では、第1のUE520は、第1の基地局502を介して、mmWネットワークマップ560をサーバ530から受信することができる。
712において、UEは、受信されたmmWネットワークマップに基づいてmmWネットワークを通じて少なくとも1つの基地局と通信し得る。mmWネットワークマップは、1つもしくは複数の基地局および/または1つもしくは複数のUEと関連付けられる情報を含み得る。たとえば、UEは、RACH手順の間の初期アクセスのために、ならびに/または、ビーム探索および/もしくはビームトレーニング手順のために、mmWネットワークマップを使用し得る。たとえば、UEは、mmWネットワークマップに基づいて、UEのアンテナ構成要素および/または少なくとも1つの基地局のアンテナ構成要素を特定し得る。UEは、特定されたアンテナ構成要素に基づいてメッセージ(たとえば、RACHメッセージ)を送信または受信し得る。加えて、または代わりに、UEは、mmWネットワークマップに基づいて、UEと関連付けられるビーム(たとえば、UEにおけるビームインデックスに対応するビーム)および/または少なくとも1つの基地局と関連付けられるビーム(たとえば、少なくとも1つの基地局におけるビームインデックスに対応するビーム)を特定し得る。UEは、特定されたビーム(たとえば、ビームインデックスに対応するビーム)を通じてメッセージ(たとえば、RACHメッセージ)および/または信号(たとえば、BRS)を、送信または受信し得る。
図5を参照すると、第1のUE520は、受信されたmmWネットワークマップ560に基づいて、mmWネットワークを通じて第1の基地局502と通信し得る。ある態様では、第1のUE520は第2の基地局504へのハンドオフにおいて移動することがあり、第1のUE520は続いてmmWネットワークマップ560を使用して第2の基地局504と通信することがある。たとえば、第1のUE520が第2のセル550内のどこに位置するかに応じて、第1のUE520は、第1のUE520が位置する第2のセル550内の特定の位置において良好な信号強度を有するものとして報告において第2の基地局504によって以前に示されている、1つまたは複数のビームを探索することができる。
図8は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート800である。この方法は、基地局(たとえば、第1の基地局502、第2の基地局504、装置1302/1302')によって実行され得る。様々な態様では、1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、かつ/または同時に実行されることがある。
動作802において開始して、基地局はBRSをUEに送信し得る。ある態様では、基地局は、複数のビームを通じて複数のBRSを送信し得る。たとえば、基地局は、基地局の送信ビームを掃引することができ、基地局が掃引する基地局の各送信ビームを通じてそれぞれのBRSを送信する。図5を参照すると、UEは第1のUE520に対応することがあり、基地局は第1の基地局502に対応することがある。第1の基地局502は、BRSを第1のUE520へ送信し得る。第1の基地局502は1つまたは複数の送信ビームを有する1つまたは複数のアンテナ構成要素を含むことがあり、第1の基地局502は各送信ビーム(または送信ビームのサブセット)を通じてBRSを送信することによって、それらの送信ビームを掃引することがある。方向を掃引する態様が図4に関して示され得る。基地局410はm個の方向の各方向のためにビームを送信することができ、基地局410はm個の方向に対応する各ビームを通じてBRSを送信することができる。
動作804において、基地局は、送信されたBRSに基づいてUEからフィードバックを受信し得る。たとえば、基地局は、UEから、フィードバックを含むメッセージを受信することができ、基地局は、基地局によって送信される1つまたは複数のBRSに基づいて、BSI、ビームインデックス、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNR、および/またはUEによって測定される別の尺度値などの、フィードバックメッセージの中の1つまたは複数の尺度値を検出または特定し得る。図5を参照すると、第1の基地局502は、1つまたは複数の送信されたBRSに基づいて第1の基地局502からフィードバック564aを受信し得る。フィードバック564aは、1つまたは複数のBRSに基づいて、第1のUE520によって測定されるBSI、ビームインデックス、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、および/またはSNRを含み得る。
動作806において、基地局は、フィードバックに少なくとも一部基づいて報告を生成し得る。たとえば、基地局は報告を生成することができ、基地局はUEからのフィードバックから特定される1つまたは複数の尺度値を生成された報告に含めることができる。ある態様では、報告は、基地局と関連付けられる測位情報、基地局の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および/または基地局と関連付けられる異なるUEに対応するサービングビーム情報のうちの少なくとも1つを含み得る。たとえば、基地局は、基地局と関連付けられる測位情報(たとえば、GPSおよび/またはGNSSに基づく)、基地局の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および/または基地局と関連付けられる異なるUEに対応するサービングビーム情報を検出し得る。基地局は、基地局がそれを通じてそれぞれのUEに信号を送信し、かつ/またはそれぞれのUEから信号を受信する、ビームインデックスに対応するビームとして、基地局と関連付けられるそれぞれのUEに対するサービングビーム情報を特定し得る。基地局は、生成された報告に、測位情報、ジャイロスコープ情報、および/または基地局と関連付けられる異なるUEに対応するサービングビーム情報のうちの1つまたは複数を含め得る。
図5を参照すると、第1の基地局502は、フィードバック564aに少なくとも一部基づいて第1の報告562aを生成することができる。第1の基地局502は、フィードバック564aによって示される尺度値のすべてまたはサブセットを第1の報告562aへ挿入することによって、第1の報告562aを生成することができる。第1の基地局502はまた、第1の基地局502の位置(たとえば、GPS座標)を決定し、かつ/または、第1の基地局502上のアンテナアレイもしくはサブアレイの各々の方向を決定することができる。第1の基地局502は、第1の基地局502がそれを通じて第1のUE520に信号を送信し、かつ/または第1のUE520から信号を受信するサービングビームなどの、第1のUE520に対応するサービングビーム情報を特定することができる。第1の基地局502は、位置、方向情報、および/またはサービングビーム情報を第1の報告562aに挿入することができる。
動作808において、基地局は生成された報告をサーバに送信することができる。ある態様では、基地局は、少なくとも1つのmmW制御チャネルまたは少なくとも1つの低周波の共存するチャネルを介して報告を送信し得る。たとえば、基地局は、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルなどの、報告を搬送すべきチャネルを選択または特定することができ、基地局は、選択されたまたは特定されたチャネル上で報告を送信することができる。図5を参照すると、第1の基地局502は、第1の報告562aをサーバ530に送信することができる。
動作810において、基地局は、送信された報告に基づいてmmWネットワークマップを受信し得る。ある態様では、基地局は、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルを介して、サーバからmmWネットワークマップを受信し得る。たとえば、基地局はmmWネットワークマップを搬送することになるチャネルを特定することができ、基地局は特定されたチャネル上でmmWネットワークマップを受信(たとえば、検出)することができる。図5を参照すると、第1の基地局502は、送信された第1の報告562aに基づいて、サーバ530からmmWネットワークマップ560を受信することができる。
動作812において、基地局は、受信されたmmWネットワークマップに基づいてmmWネットワークを通じて少なくとも1つのUEと通信し得る。たとえば、基地局は、mmWネットワークマップに基づいて、(たとえば、少なくとも1つのUEによって開始される)初期アクセス手順を実行することができる(たとえば、mmWネットワークマップは、基地局がRACH手順の間にメッセージをより確実に受信することを可能にし得る)。別の態様では、基地局は、mmWネットワークマップに基づいて少なくとも1つのUEとのビーム探索および/またはビームトレーニング手順を実行することができる(たとえば、ビームトレーニングに必要な時間は、mmWネットワークマップにおいて示されるアレイ/サブアレイ情報に基づいて減らされ得る)。別の態様では、基地局は、UEの位置確認(たとえば、少なくとも1つのUEの位置を決定する、かつ/または少なくとも1つのUEのビーム方向を決定すること)のために、および/またはUEの標定(たとえば、別のUEまたは基地局などの、別のワイヤレスシステムと少なくとも1つのUEとの間の距離を決定すること)のために、mmWネットワークマップを使用することができる。別の態様では、基地局は、mmWネットワークマップに基づいて、たとえば、少なくとも1つのUEにより必要とされるより高いデータレートを達成するために、基地局が少なくとも1つのUEのためのビーム精緻化手順を実行すべきであると決定することができる。別の態様では、基地局は、別の基地局への、または別の基地局からの少なくとも1つのUEのハンドオフの間を含めて、基地局の性能および/または動作を改善するためにmmWネットワークマップにアクセスすることができる。別の態様では、基地局はネットワーク動作診断のためにmmWネットワークマップを使用することができ、たとえば、基地局は、接続状態の悪いネットワーク内のあらゆるエリア(たとえば、尺度値に対応するエリアまたは領域)を診断するために、mmWネットワークマップにアクセスすることができる。図5を参照すると、第1の基地局502は、受信されたmmWネットワークマップ560に基づいて、mmWネットワークを通じて第1のUE520と通信し得る。
図9は、例示的な装置902の中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図900である。装置902はサーバであり得る。一態様では、装置902はクラウドベースのサーバであり得る。装置902は、追加の/他の構成要素および/または追加の/他のデータフローを含み得る。装置は、受信構成要素904、ネットワークマップ構成要素906、および送信構成要素908を含む。
受信構成要素904は、少なくとも1つの基地局960および/または少なくとも1つのUE950から信号を受信するように構成され得る。送信構成要素908は、少なくとも1つの基地局960および/または少なくとも1つのUE950に信号を送信するように構成され得る。
受信構成要素904は、少なくとも1つのUE950と関連付けられる報告の第1のセットのうちの少なくとも1つを受信するように構成され得る。受信構成要素904は、mmW制御チャネルおよび/または低周波の共存するチャネル上で報告の第1のセットのうちの第1の報告を受信し得る。報告の第1のセットのうちの第1の報告は、少なくとも1つのUE950と関連付けられる測位情報、少なくとも1つのUE950の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および少なくとも1つのUE950と関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。ある態様では、第1の報告は、1つまたは複数のBRSに関するBSI、B-RSRP測定結果、B-RSRQ測定結果、CQI、SNR、および/または他の尺度もしくは値(たとえば、ビームインデックス)などの、少なくとも1つのUE950によって送信される1つまたは複数のBRSに関連して、少なくとも1つの基地局960から少なくとも1つのUE950によって受信されるフィードバックのすべてまたは一部を含み得る。
受信構成要素904は、少なくとも1つの基地局960と関連付けられる報告の第2のセットのうちの少なくとも1つを受信するように構成され得る。受信構成要素904は、mmW制御チャネルおよび/または低周波の共存するチャネル上で報告の第2のセットのうちの第2の報告を受信し得る。報告の第1のセットのうちの第2の報告は、少なくとも1つの基地局960と関連付けられる測位情報、少なくとも1つの基地局960の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および/または少なくとも1つのUE950に対応するサービングビーム情報のうちの少なくとも1つを含み得る。ある態様では、第2の報告は、1つまたは複数のBRSに関するBSI、B-RSRP測定結果、B-RSRQ測定結果、CQI、SNR、および/または他の尺度もしくは値(たとえば、ビームインデックス)などの、少なくとも1つの基地局960によって送信される1つまたは複数のBRSに関連して、少なくとも1つのUE950から少なくとも1つの基地局960によって受信されるフィードバックのすべてまたは一部を含み得る。
ネットワークマップ構成要素906は、報告の受信された第1のセットおよび/または報告の受信された第2のセットに基づいて、mmWネットワークマップを生成するように構成され得る。たとえば、ネットワークマップ構成要素906は、報告の第1のセットのうちの少なくとも1つの報告および/または報告の第2のセットのうちの少なくとも1つの報告に基づいて、mmW通信(たとえば、送信または受信)のために少なくとも1つのUE950と関連付けられる1つまたは複数のUEアンテナ構成要素を選択するように構成され得る。ある態様では、ネットワークマップ構成要素906は、1つまたは複数のUEアンテナ構成要素と関連付けられるSNR、1つまたは複数のUEアンテナ構成要素と関連付けられる遮蔽、および/または干渉管理の目的(たとえば、良好な尺度値と関連付けられる1つまたは複数のアンテナ構成要素を選択することによって少なくとも1つのUE950が経験する干渉を減らすという目的)のうちの少なくとも1つに基づいて、1つまたは複数のUEアンテナ構成要素を選択するように構成され得る。ネットワークマップ構成要素906は、1つまたは複数のUEアンテナ構成要素を示すためにmmWネットワークマップを生成するように構成され得る。
ネットワークマップ構成要素906はさらに、報告の第1のセットのうちの少なくとも1つの報告および/または報告の第2のセットのうちの少なくとも1つの報告に基づいて、mmW通信(たとえば、送信または受信)のために少なくとも1つの基地局960と関連付けられる1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素を選択するように構成され得る。ある態様では、ネットワークマップ構成要素906は、1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素と関連付けられるSNR、1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素と関連付けられる遮蔽、または干渉管理の目的(たとえば、良好な尺度値と関連付けられる1つまたは複数のアンテナ構成要素を選択することによって少なくとも1つの基地局960が経験する干渉を減らすという目的)のうちの少なくとも1つに基づいて、1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素を選択するように構成され得る。ネットワークマップ構成要素906は、1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素を示すためにmmWネットワークマップを生成するように構成され得る。
ネットワークマップ構成要素906は、生成されたmmWネットワークマップを送信構成要素908に提供し得る。送信構成要素908は、mmWネットワークマップを少なくとも1つのUE950および/または少なくとも1つの基地局960に送信するように構成され得る。ある態様では、送信構成要素908は、mmW制御チャネルまたは低周波チャネル(たとえば、mmW制御チャネルと関連付けられる周波数より低い周波数を有する共存するチャネル)などの、mmWネットワークマップを搬送すべきチャネルを選択または特定し得る。送信構成要素908は、選択または特定されたチャネル上でmmWネットワークマップを送信し得る。
装置は、図6の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図6の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行されることがあり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含むことがある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図10は、処理システム1014を利用する装置902'のハードウェア実装形態の例を示す図1000である。処理システム1014は、バス1024によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1024は、処理システム1014の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス1024は、プロセッサ1004によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素904、906、908と、コンピュータ可読媒体/メモリ1006とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス1024はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぎ得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
処理システム1014はトランシーバ1010に結合され得る。トランシーバ1010は1つまたは複数のアンテナ1020に結合される。トランシーバ1010は、送信媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1010は、1つまたは複数のアンテナ1020から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1014、特に受信構成要素904に提供する。さらに、トランシーバ1010は、処理システム1014、特に送信構成要素908から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1020に印加されるべき信号を生成する。処理システム1014は、コンピュータ可読媒体/メモリ1006に結合されたプロセッサ1004を含む。プロセッサ1004は、コンピュータ可読媒体/メモリ1006に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1004によって実行されると、任意の特定の装置について上で説明された様々な機能を処理システム1014に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1006は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1004によって操作されるデータを記憶するためにも使用されることがある。処理システム1014は、構成要素904、906、908のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1004の中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1006の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1004に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1014は、基地局310の構成要素であることがあり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置902/902'は、少なくとも1つのUEと関連付けられる報告の第1のセットおよび少なくとも1つの基地局と関連付けられる報告の第2のセットのうちの少なくとも1つを受信するための手段を含む。報告の第1のセットのうちの第1の報告は、少なくとも1つのUEと関連付けられる測位情報、少なくとも1つのUEの1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および少なくとも1つのUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。装置902/902'は、報告の受信された第1のセットおよび/または第2のセットに基づいて、mmWネットワークマップを生成するための手段を含み得る。装置902/902'は、mmWネットワークマップを少なくとも1つのUEまたは少なくとも1つの基地局に送信するための手段を含み得る。
ある態様では、報告の第1のセットのうちの第1の報告は、少なくとも1つのUEからの第1のBRSと関連付けられる尺度の第1のセットを含むことがあり、報告の第2のセットのうちの第2の報告は、少なくとも1つの基地局からの第2のBRSと関連付けられる尺度の第2のセットを含むことがある。別の態様では、尺度の第1のセットは、第1のBRSと関連付けられるBSI、ビームRSRPもしくはRSRQ測定結果、CQI、および/またはSNRのうちの少なくとも1つを含み得る。別の態様では、尺度の第2のセットは、第2のBRSと関連付けられるBSI、ビームRSRPもしくはRSRQ測定結果、CQI、またはSNRのうちの少なくとも1つを含み得る。別の態様では、第2の報告はさらに、少なくとも1つの基地局と関連付けられる測位情報、少なくとも1つの基地局の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および少なくとも1つの基地局によってサービスされる1つまたは複数のUEに対するサービングビーム情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
ある態様では、mmWネットワークマップを生成するための手段は、報告の第1のセットおよび第2のセットに基づいて、mmW送信のために少なくとも1つのUEのための1つまたは複数のUEアンテナ構成要素を選択し、報告の第1のセットおよび第2のセットに基づいて、mmW送信のために少なくとも1つの基地局のための1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素を選択するように構成され得る。mmWネットワークマップは、1つまたは複数のUEアンテナ構成要素および1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素を示し得る。別の態様では、1つまたは複数のUEアンテナ構成要素は、1つまたは複数のUEアンテナ構成要素と関連付けられるSNR、1つまたは複数のUEアンテナ構成要素と関連付けられる遮蔽、および/または干渉管理の目的のうちの少なくとも1つに基づいて選択される。1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素は、1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素と関連付けられるSNR、1つまたは複数の基地局アンテナ構成要素と関連付けられる遮蔽、および/または干渉管理の目的のうちの少なくとも1つに基づいて選択され得る。別の態様では、mmWネットワークマップは、mmW制御チャネルまたは低周波チャネルを介して送信され得る。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置902および/または装置902'の処理システム1014の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上で説明されたように、処理システム1014は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であり得る。別の構成では、手段は、別のTXプロセッサ、RXプロセッサ、および/またはコントローラプロセッサであり得る。
図11は、例示的な装置1102の中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1100である。装置1102はUEであり得る。装置1102は、追加の/他の構成要素および/または追加の/他のデータフローを含み得る。装置は、受信構成要素1104、報告構成要素1106、送信構成要素1108、および通信構成要素1110を含む。
受信構成要素1104は、たとえば、サーバ1150から、および/または基地局1160から信号を受信するように構成され得る。送信構成要素1108は、たとえば、サーバ1150および/または基地局1160に信号を送信するように構成され得る。
ある態様では、受信構成要素1104および/または送信構成要素1108は、1つまたは複数のアンテナ構成要素を含むことがあり、またはそれと通信可能に結合されることがある。1つまたは複数のアンテナ構成要素は、1つまたは複数のアンテナサブアレイを含むことがあり、アンテナサブアレイは送信ビームを送信し、かつ/または受信ビームを通じて受信することがある。異なるアンテナサブアレイが装置1102に異なるように配設され得る。ある態様では、受信構成要素1104および送信構成要素1108は、1つまたは複数のアンテナ構成要素を共有し得る。
送信構成要素1108は、基地局1160にBRSを送信するように構成され得る。たとえば、送信構成要素1108は、複数の方向を掃引し、複数の方向の各方向にBRSを送信するように構成され得る。各方向はそれぞれのビームと関連付けられ得るので、送信構成要素1108はそれぞれのビームを通じてそれぞれのBRSを送信し得る。少なくとも1つのBRSは基地局1160によって受信され得る。
受信構成要素1104は、少なくとも1つの送信されたBRSに基づいて、基地局1160からフィードバックを受信するように構成され得る。フィードバックは、BSI、B-RSRP、BRSRQ、CQI、SNR、または少なくとも1つの送信されたBRSと関連付けられる別の尺度値のうちの少なくとも1つを含み得る。ある態様では、フィードバックはビームインデックスを含み得る。受信構成要素1104は、フィードバックを報告構成要素1106に提供し得る。
報告構成要素1106は、フィードバックに少なくとも一部基づいて報告を生成するように構成され得る。たとえば、報告構成要素1106は、基地局1160から受信されたフィードバックによって示される値のすべてまたはサブセットを含む報告を生成するように構成され得る(たとえば、生成された報告は、ビームインデックス、BSI、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNR、または別の尺度値を含み得る)。
ある態様では、報告構成要素1106は、たとえばGPSまたはGNSS情報に基づいて、装置1102と関連付けられる測位情報を決定するように構成され得る。たとえば、報告構成要素1106は、装置1102の地理的位置を検出するように構成されるGPSもしくはGNSS構成要素を含むことがあり、またはそれと通信可能に結合されることがある。報告構成要素1106は、測位情報を生成された報告に含めるように構成され得る。
別の態様では、報告構成要素1106は、装置1102の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報を決定するように構成され得る。たとえば、報告構成要素1106は、ジャイロスコープを含むことがあり、またはそれと通信可能に結合されることがある。ジャイロスコープは装置1102の方向を検出することができ、この方向は1つまたは複数のアンテナ構成要素の方向に対応することがある。報告構成要素1106は、たとえば、1つまたは複数のアンテナ構成要素の方向を示すために、生成された報告にジャイロスコープ情報を含めることができる。
別の態様では、報告構成要素1106は、装置1102の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられる加速度計情報を決定するように構成され得る。たとえば、報告構成要素1106は、加速度計を含むことがあり、またはそれと通信可能に結合されることがある。加速度計は、装置1102の移動、加速、および/または減速を検出することができる。報告構成要素1106は、たとえば、装置1102の移動を示すために、生成された報告に加速度計情報を含めることができる。
送信構成要素1108は、生成された報告をサーバ1150に送信するように構成され得る。ある態様では、生成された報告は、1つまたは複数の送信されたBRSと関連付けられる(たとえば、基地局1160によって測定されるような)ビームインデックス、BSI、ビームRSRPもしくはビームRSRQの測定結果、CQI、またはSNRなどの、フィードバックの少なくとも一部分を含み得る。送信構成要素1108は、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルなどの、報告を搬送すべきチャネルを選択または特定するように構成され得る。送信構成要素1108は、選択または特定されたチャネル上で、生成された報告をサーバ1150へ送信し得る。ある態様では、送信構成要素1108は、基地局1160を介して生成された報告をサーバ1150に送信し得る。
受信構成要素1104は、サーバ1150から、送信された報告に基づいてmmWネットワークマップを受信するように構成され得る。ある態様では、受信構成要素1104は、mmWネットワークマップを搬送すべきmmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルを特定することができ、受信構成要素1104は、特定されたチャネル上でmmWネットワークマップを受信することができる。ある態様では、受信構成要素1104は、基地局1160を介して、mmWネットワークマップをサーバ1150から受信することができる。受信構成要素1104は、mmWネットワークマップを通信構成要素1110に提供することができる。
mmWネットワークマップに基づいて、通信構成要素1110は、基地局1160と通信するように構成され得る。たとえば、通信構成要素1110は、mmWネットワークマップに基づいて、装置1102と基地局1160との間のmmW通信(たとえば、送信または受信)のための、装置1102と関連付けられるアンテナ構成要素および/もしくはビームの第1のセット、ならびに/または、基地局1160と関連付けられるアンテナ構成要素および/もしくはビームの第2のセットを特定することができる。基地局1160は、(たとえば、装置1102のハンドオフと関連付けられる)サービング基地局またはターゲット基地局であり得る。通信構成要素1110は、基地局1160との通信(たとえば、送信または受信)のために、アンテナ構成要素の第1のセットまたはアンテナ構成要素の第2のセットのうちの少なくとも1つを受信構成要素1104および/または送信構成要素1108に示し得る。
別の態様では、通信構成要素1110は、受信されたmmWネットワークマップに基づいてmmWネットワークを通じて基地局1160と通信するように構成され得る。たとえば、mmWネットワークマップに基づいて、通信構成要素1110は、それを通じて基地局1160へ送信すべき送信ビームを特定することができ、および/または、通信構成要素1110は、それを通じて基地局1160から受信すべき受信ビームを特定することができる。同様に、mmWネットワークマップに基づいて、通信構成要素1110は、それを通じて基地局1160が送信すべき送信ビームを特定することができ、および/または、通信構成要素1110は、それを通じて基地局1160が受信すべき受信ビームを特定することができる。通信構成要素1110は、特定されたビームを受信構成要素1104および/または送信構成要素1108に示し得る。
例として、通信構成要素1110は、mmWネットワークマップに基づいて特定された1つもしくは複数のアンテナ構成要素および/または1つもしくは複数のビームを使用して、基地局1160とのRACH手順を実行することができる。
装置は、図7の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図7の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行されることがあり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含むことがある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図12は、処理システム1214を利用する装置1102'のハードウェア実装形態の例を示す図1200である。処理システム1214は、バス1224によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1224は、処理システム1214の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス1224は、プロセッサ1204によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1104、1106、1108、1110と、コンピュータ可読媒体/メモリ1206とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス1224はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぎ得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
処理システム1214はトランシーバ1210に結合され得る。トランシーバ1210は、1つまたは複数のアンテナ1220に結合される。トランシーバ1210は、送信媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1210は、1つまたは複数のアンテナ1220から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1214、特に受信構成要素1104に提供する。さらに、トランシーバ1210は、処理システム1214、特に送信構成要素1108から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1220に印加されるべき信号を生成する。処理システム1214は、コンピュータ可読媒体/メモリ1206に結合されたプロセッサ1204を含む。プロセッサ1204は、コンピュータ可読媒体/メモリ1206に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1204によって実行されると、任意の特定の装置について上で説明された様々な機能を処理システム1214に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1206はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1204によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1214は、構成要素1104、1106、1108、1110のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1204の中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1206の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1204に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1214は、UE350の構成要素であることがあり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置1102/1102'は、BRSを基地局に送信するための手段を含む。装置1102/1102'は、送信されたBRSに基づいて基地局からフィードバックを受信するための手段を含み得る。装置1102/1102'は、フィードバックに少なくとも一部基づいて報告を生成するための手段を含み得る。報告は、装置1102/1102'と関連付けられる測位情報、装置1102/1102'の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および装置1102/1102'と関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。装置は、受信されたフィードバックを含む報告をサーバに送信するための手段を含み得る。ある態様では、フィードバックは、BRSと関連付けられるBSI、ビームRSRPもしくはビームRSRQ測定結果、CQI、またはSNRのうちの少なくとも1つを含み得る。ある態様では、装置1102/1102'は、送信された報告に基づいてmmWネットワークマップを受信するための手段を含み得る。ある態様では、mmWネットワークマップは、装置1102/1102'と少なくとも1つの基地局との間のmmW送信のための、装置1102/1102'と関連付けられるアンテナ構成要素の第1のセットおよび少なくとも1つの基地局と関連付けられるアンテナ構成要素の第2のセットを特定し得る。少なくとも1つの基地局は、サービング基地局またはターゲット基地局であり得る。ある態様では、装置1102/1102'は、受信されたmmWネットワークマップに基づいてmmWネットワークを通じて少なくとも1つの基地局と通信するための手段を含み得る。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置1102および/または装置1102'の処理システム1214の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上で説明されたように、処理システム1214は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
図13は、例示的な装置1302の中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1300である。装置は基地局であり得る。装置1302は、追加の/他の構成要素および/または追加の/他のデータフローを含み得る。装置は、受信構成要素1304、報告構成要素1306、送信構成要素1308、および通信構成要素1310を含む。
受信構成要素1304は、たとえば、サーバ1350から、および/またはUE1360から信号を受信するように構成され得る。送信構成要素1308は、たとえば、サーバ1350および/またはUE1360に信号を送信するように構成され得る。
ある態様では、受信構成要素1304および/または送信構成要素1308は、1つまたは複数のアンテナ構成要素を含むことがあり、またはそれと通信可能に結合されることがある。1つまたは複数のアンテナ構成要素は、1つまたは複数のアンテナアレイまたはサブアレイを含むことがあり、アンテナアレイまたはサブアレイは送信ビームを送信し、かつ/または受信ビームを通じて受信することがある。異なるアンテナアレイ/サブアレイが装置1302上に異なるように配設され得る。ある態様では、受信構成要素1304および送信構成要素1308は、1つまたは複数のアンテナ構成要素を共有し得る。
送信構成要素1308は、UE1360にBRSを送信するように構成され得る。たとえば、送信構成要素1308は、複数の方向を掃引し、複数の方向の各方向にBRSを送信するように構成され得る。各方向はそれぞれのビームと関連付けられ得るので、送信構成要素1308はそれぞれのビームを通じてそれぞれのBRSを送信し得る。少なくとも1つのBRSはUE1360によって受信され得る。
受信構成要素1304は、少なくとも1つの送信されたBRSに基づいて、UE1360からフィードバックを受信するように構成され得る。フィードバックは、BSI、B-RSRP、BRSRQ、CQI、SNR、または少なくとも1つの送信されたBRSと関連付けられる別の尺度値のうちの少なくとも1つを含み得る。ある態様では、フィードバックはビームインデックスを含み得る。受信構成要素1304は、フィードバックを報告構成要素1306に提供し得る。
報告構成要素1306は、フィードバックに少なくとも一部基づいて報告を生成するように構成され得る。たとえば、報告構成要素1306は、UE1360から受信されたフィードバックによって示される値のすべてまたはサブセットを含む報告を生成するように構成され得る(たとえば、生成された報告は、ビームインデックス、BSI、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNR、または別の尺度値を含み得る)。
ある態様では、報告構成要素1306は、たとえばGPSまたはGNSS情報に基づいて、装置1302と関連付けられる測位情報を決定するように構成され得る。たとえば、報告構成要素1306は、装置1302の地理的位置を検出するように構成されるGPSもしくはGNSS構成要素を含むことがあり、またはそれと通信可能に結合されることがある。報告構成要素1306は、測位情報を生成された報告に含めるように構成され得る。
別の態様では、報告構成要素1306は、装置1302の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報を決定するように構成され得る。たとえば、報告構成要素1306は、ジャイロスコープを含むことがあり、またはそれと通信可能に結合されることがある。ジャイロスコープは装置1302の方向を検出することができ、この方向は1つまたは複数のアンテナ構成要素の方向に対応することがある。報告構成要素1306は、たとえば、1つまたは複数のアンテナ構成要素の方向を示すために、生成された報告にジャイロスコープ情報を含めることができる。
別の態様では、報告構成要素1306は、装置1302と関連付けられる1つまたは複数のUE(たとえば、UE1360)に対応するサービングビーム情報を決定するように構成され得る。たとえば、装置1302は、サービングビーム(たとえば、1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるビーム)を通じてUE1360にサービスし得る。報告構成要素1306は、ビームインデックスなどの、このサービングビームと関連付けられる情報を特定し得る。報告構成要素1306は、ビームインデックスおよび/またはサービングビームによりサービスされているUE1360の指示などの、サービングビームと関連付けられる情報を報告に含め得る。
送信構成要素1308は、生成された報告をサーバ1350に送信するように構成され得る。ある態様では、生成された報告は、1つまたは複数の送信されたBRSと関連付けられる(たとえば、UE1360によって測定されるような)ビームインデックス、BSI、ビームRSRPもしくはビームRSRQの測定結果、CQI、またはSNRなどの、フィードバックの少なくとも一部分を含み得る。送信構成要素1308は、mmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルなどの、報告を搬送すべきチャネルを選択または特定するように構成され得る。送信構成要素1308は、選択または特定されたチャネル上で、生成された報告をサーバ1350へ送信し得る。
受信構成要素1304は、サーバ1350から、送信された報告に基づいてmmWネットワークマップを受信するように構成され得る。ある態様では、受信構成要素1304は、mmWネットワークマップを搬送すべきmmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネルを特定することができ、受信構成要素1304は、特定されたチャネル上でmmWネットワークマップを受信することができる。受信構成要素1304は、mmWネットワークマップを通信構成要素1310に提供することができる。
mmWネットワークマップに基づいて、通信構成要素1310は、UE1360と通信するように構成され得る。たとえば、通信構成要素1310は、mmWネットワークマップに基づいて、装置1302とUE1360との間のmmW通信(たとえば、送信または受信)のための、装置1302と関連付けられるアンテナ構成要素および/もしくはビームの第1のセット、ならびに/または、UE1360と関連付けられるアンテナ構成要素および/もしくはビームの第2のセットを特定することができる。通信構成要素1310は、UE1360との通信(たとえば、送信または受信)のために、アンテナ構成要素の第1のセットまたはアンテナ構成要素の第2のセットのうちの少なくとも1つを受信構成要素1304および/または送信構成要素1308に示し得る。
別の態様では、通信構成要素1310は、受信されたmmWネットワークマップに基づいてmmWネットワークを通じてUE1360と通信するように構成され得る。たとえば、mmWネットワークマップに基づいて、通信構成要素1310は、それを通じてUE1360へ送信すべき送信ビームを特定することができ、および/または、通信構成要素1310は、それを通じてUE1360から受信すべき受信ビームを特定することができる。同様に、mmWネットワークマップに基づいて、通信構成要素1310は、それを通じてUE1360が送信すべき送信ビームを特定することができ、および/または、通信構成要素1310は、それを通じてUE1360が受信すべき受信ビームを特定することができる。通信構成要素1310は、特定されたビームを受信構成要素1304および/または送信構成要素1308に示し得る。
例として、通信構成要素1310は、mmWネットワークマップに基づいて特定された1つまたは複数のアンテナ構成要素および/または1つまたは複数のビームを使用して、UE1360とのRACH手順を実行することができる。別の態様では、通信構成要素1310は、mmWネットワークマップに基づいてUE1360とのビーム探索および/またはビームトレーニング手順を実行することができる(たとえば、ビームトレーニングに必要な時間は、mmWネットワークマップにおいて示されるアレイ/サブアレイ情報に基づいて減らされ得る)。別の態様では、通信構成要素1310は、UEの位置確認(たとえば、UE1360の位置を決定する、かつ/またはUE1360のビーム方向を決定すること)のために、および/またはUEの標定(たとえば、別のUEまたは基地局などの、別のワイヤレスシステムとUE1360との間の距離を決定すること)のために、mmWネットワークマップを使用することができる。別の態様では、通信構成要素1310は、mmWネットワークマップに基づいて、たとえば、UE1360により必要とされるより高いデータレートを達成するために、装置1302がUE1360のためのビーム精緻化手順を実行すべきであると決定することができる。別の態様では、通信構成要素1310は、別の基地局への、または別の基地局からのUE1360のハンドオフの間を含めて、装置1302の性能および/または動作を改善するためにmmWネットワークマップにアクセスすることができる。別の態様では、通信構成要素1310はネットワーク動作診断のためにmmWネットワークマップを使用することができ、たとえば、通信構成要素1310は、接続状態の悪いネットワーク内のあらゆるエリア(たとえば、尺度値に対応するエリアまたは領域)を診断するために、mmWネットワークマップにアクセスすることができる。
装置は、図8の上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図8の上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行されることがあり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含むことがある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図14は、処理システム1414を利用する装置1302'のハードウェア実装形態の例を示す図1400である。処理システム1414は、バス1424によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1424は、処理システム1414の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス1424は、プロセッサ1404によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1304、1306、1308、1310と、コンピュータ可読媒体/メモリ1406とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス1424はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぎ得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
処理システム1414はトランシーバ1410に結合され得る。トランシーバ1410は1つまたは複数のアンテナ1420に結合される。トランシーバ1410は、送信媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1410は、1つまたは複数のアンテナ1420から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1414、特に受信構成要素1304に提供する。さらに、トランシーバ1410は、処理システム1414、特に送信構成要素1308から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1420に印加されるべき信号を生成する。処理システム1414は、コンピュータ可読媒体/メモリ1406に結合されたプロセッサ1404を含む。プロセッサ1404は、コンピュータ可読媒体/メモリ1406に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1404によって実行されると、任意の特定の装置について上で説明された様々な機能を処理システム1414に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1406は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1404によって操作されるデータを記憶するためにも使用されることがある。処理システム1414は、構成要素1304、1306、1308、1310のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1404の中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1406の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1404に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1414は、基地局310の構成要素であることがあり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置1302/1302'は、BRSをUEに送信するための手段を含む。装置1302/1302'は、送信されたBRSに基づいてUEからフィードバックを受信するための手段を含み得る。装置1302/1302'は、フィードバックに少なくとも一部基づいて報告を生成するための手段を含み得る。報告は、装置1302/1302'と関連付けられる測位情報、装置1302/1302'の1つまたは複数のアンテナ構成要素と関連付けられるジャイロスコープ情報、および装置1302/1302'と関連付けられる異なるUEへのサービングビーム情報のうちの少なくとも1つを含み得る。装置1302/1302'は、受信されたフィードバックを含む報告をサーバに送信するための手段を含み得る。ある態様では、フィードバックは、BRSと関連付けられるBSI、ビームRSRPもしくはビームRSRQ測定結果、CQI、またはSNRのうちの少なくとも1つを含み得る。一構成では、装置1302/1302'は、送信された報告に基づいてmmWネットワークマップを受信するための手段を含み得る。ある態様では、mmWネットワークマップは、装置1302/1302'と少なくとも1つのUEとの間のmmW送信のための、装置1302/1302'と関連付けられるアンテナ構成要素の第1のセットおよび少なくとも1つのUEと関連付けられるアンテナ構成要素の第2のセットを特定し得る。別の構成では、装置は、受信されたmmWネットワークマップに基づいてmmWネットワークを通じて少なくとも1つのUEと通信するための手段を含み得る。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置1302および/または装置1302'の処理システム1414の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上で説明されたように、処理システム1414は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であり得る。
図15は、たとえば、ビーム走査プロセスにふさわしい時間を減らすために、および/または性能の向上を改善するために、ビームフォーミング手順を可能にし得るワイヤレス通信システム1500の図である。たとえば、ビームフォーミング手順は、mmWセルジオメトリ1515から導出された情報に基づいて実行され得る(mmWセルジオメトリは、図5に関して示されるネットワークマップ560などのネットワークマップとしても知られていることがある)。図15に関して説明されるビームフォーミング手順は、サービング基地局1504aとUE1506との間の通信リンクとして使用するアクセスビームの決定にふさわしい時間を減らすことができる。
図15に示されるワイヤレス通信システム1500は、たとえば、サービング基地局1504aによって提供されるサービングmmWセル1502aを含み得る。サービング基地局1504aは、少なくとも処理システム1507(たとえば、図19の処理システム1914の態様)およびトランシーバ1509(たとえば、図19のトランシーバ1910の態様)を含み得る。ワイヤレス通信システム1500はUE1506を含み得る。UE1506は、少なくとも処理システム1503(たとえば、図22の処理システム2214の態様)およびトランシーバ1505(たとえば、図22のトランシーバ2210の態様)を含み得る。
ワイヤレス通信システム1500において、サービング基地局1504aおよびUE1506は、アクセスビームを使用して通信し得る。決定または選択されたアクセスビームは、サービングビームとしても知られていることがある。様々な態様では、サービング基地局1504aおよびUE1506は、ダウンリンク通信に第1のアクセスビームを、アップリンク通信に第2のアクセスビームを使用することがあり、第1のアクセスビームは第2のアクセスビームと異なることがある(しかし第1のアクセスビームおよび第2のアクセスビームは同じアクセスビームであってもよい)。一態様では、アクセスビームは、サービング基地局1504aにおけるビーム方向およびUE1506におけるビーム方向を暗示し得る。サービング基地局1504aは、たとえばアクセスビームを決定または選択するために、UE1506とのビームフォーミング手順(たとえば、ビーム精緻化手順)を実行することができる。一態様では、ビームフォーミング手順は、サービング基地局1504aがサービング基地局1504aのビーム方向を選択するために、およびUE1506がUE1506のビーム方向を選択するために、実行され得る。
さらに、ワイヤレス通信システム1500は、第1の近隣基地局1504bによって提供される第1の近隣mmWセル1502b、および第2の近隣基地局1504cによって提供される第2の近隣mmWセル1502cを含み得る。ある態様では、サービング基地局1504a、第1の近隣基地局1504b、および/または第2の近隣基地局1504cのうちの1つまたは複数は、mmW基地局であり得る。
さらに、ワイヤレス通信システム1500は、サービング基地局1504a、第1の近隣基地局1504b、第2の近隣基地局1504c、および/またはUE1506のうちの1つまたは複数と通信しているネットワークエンティティ1508(たとえば、クラウドベースのサーバ)を含み得る。一態様では、ネットワークエンティティ1508は、有線接続(たとえば、ファイバ接続、デジタル加入者線(DSL)、または他の大容量リンク)を介して、サービング基地局1504a、第1の近隣基地局1504b、および/または第2の近隣基地局1504cのうちの1つまたは複数に接続され得る。加えて、および/または代わりに、サービング基地局1504a、第1の近隣基地局1504b、または第2の近隣基地局のうちの1つまたは複数は、ワイヤレス接続を介して(たとえば、上で論じられた多重接続技術の1つを使用して)ネットワークエンティティ1508に接続され得る。ネットワークエンティティ1508は、処理システム1511(たとえば、図24の処理システム2514の態様)およびトランシーバ1513(たとえば、図25のトランシーバ2510の態様)を含み得る。
ある態様では、サービング基地局1504a(トランシーバ1509を使用する)および/またはUE1506(トランシーバ1505を使用する)は、1つまたは複数のBRSを送信し得る。BRSは、サービング基地局1504aとUE1506の両方によって知られるシンボルシーケンスを含み得る。たとえば、サービング基地局1504aは既知のシンボルシーケンスを伴う指向性ビームに沿ってBRSを送信することができ、UE1506は指向性ビームの何らかの他のセットに沿って同じ既知のシンボルシーケンスを試験することができる。UE1506は、ビームの異なる組合せ(たとえば、第1のビームがサービング基地局1504aに対応し第2のビームがUE1506に対応するようなビームペア)を検出することができる。UE1506の処理システム1503は、ビームの異なる組合せと関連付けられる1つまたは複数の尺度値(たとえば、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)を決定し、サービング基地局1504aとUE1506との間の通信に「最良の」ビームの組合せを決定するために、尺度値を互いに比較することができる。ビームのどの組合せがサービング基地局1504aとUE1506の両方において最もよく機能するかを決定することによって、UE1506の処理システム1503は、アクセスビームとして後で使用され得るビームの最良の選択肢を決定することができる。加えて、UE1506の処理システム1503は、たとえばRSRP測定結果および/またはRSRQ測定結果に基づいて、UE1506におけるあるビーム方向の強度を推定するために、BRSを使用することができる。
サービング基地局1504aとUE1506の両方において複数のビーム方向を試験することによって、UE1506の処理システム1503は、サービング基地局1504aがアクセスビーム(またはサービングビーム)として使用できる最良の向き(たとえば、ビーム方向)を決定することができる。たとえば、UE1506の処理システム1503は、最高のまたは最良の尺度値に対応するビームを選択することができる。
さらなる態様では、UE1506のトランシーバ1505は、たとえばRACH信号を使用して、ビームの最良の選択(たとえば、最良または最高の尺度値を有する1つまたは複数のビーム)と関連付けられる情報をサービング基地局1504aに搬送することができる。追加の態様では、RACH信号は、特定の時間において所定のビームを使用してUE1506のトランシーバ1505によってアップリンク上で定期的に送信されるリソースのシーケンスであり得る。サービング基地局1504aの処理システム1507がRACH信号を復号するとき、サービング基地局1504aの処理システム1507は、どのビームがUE1506との後続の通信のためのアクセスビームとして使用され得るか(たとえば、最良または最高の尺度値を有する1つまたは複数のビーム)を決定することが可能であり得る。
ある態様では、UE1506の処理システム1503は、UE1506と関連付けられる位置情報(たとえば、GPSまたはGNSS情報)、UE1506と関連付けられるジャイロスコープ情報、および/またはUE1506と関連付けられる加速度計情報のうちの1つまたは複数を含む、UE尺度情報を決定し得る。別の態様では、UE尺度情報はBRSと関連付けられ得る。たとえば、UE尺度情報は、サービング基地局1504aによって送信される1つまたは複数のBRSに基づく、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNR、BSI、または、UE1506の処理システム1503によって測定されるような他の情報のうちの1つまたは複数を含み得る。ある態様では、UE1506のトランシーバ1505は、尺度情報1510をサービング基地局1504aに送信し得る。
加えて、サービング基地局1504aの処理システム1507は、1つまたは複数のBRSと関連付けられる基地局尺度情報を決定し得る。たとえば、UE1506のトランシーバ1505は1つまたは複数のビームに沿って1つまたは複数のBRSを送信することができ、サービング基地局1504aのトランシーバ1509は1つまたは複数のBRSを検出することができる。サービング基地局1504aの処理システム1507は、1つまたは複数のビームに沿って受信される1つまたは複数のBRSと関連付けられる1つまたは複数の尺度値(たとえば、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)を決定し得る。サービング基地局1504aの処理システム1507は、1つまたは複数のBRSに基づく最良の(たとえば、最高の)尺度値(たとえば、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)に対応する1つまたは複数のビーム方向などの、1つまたは複数のビーム方向と関連付けられる基地局尺度情報を決定し得る。別の態様では、サービング基地局1504aの処理システム1507は、サービング基地局1504aが地理的にどこに配設されるかなどの、サービング基地局1504aと関連付けられる位置情報(たとえば、GNSおよび/またはGNSS情報)を含む基地局尺度情報を決定し得る。代わりに、または加えて、サービング基地局1504aの処理システム1507は、アレイまたはサブアレイがサービング基地局1504a上でどこに配設または配向されているかなどの、サービング基地局1504aの1つまたは複数のアンテナアレイまたはサブアレイと関連付けられる情報を含むように尺度情報を決定し得る。
サービング基地局1504aのトランシーバ1509は、基地局尺度情報および/またはUE尺度情報を含む1つまたは複数のデータパケット1512をネットワークエンティティ1508に送信し得る。ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512に含まれる情報を使用して、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515を決定し得る。ある態様では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、サービング基地局1504aと関連付けられる基地局尺度情報、UE1506と関連付けられるUE尺度情報、他のUEとのUE尺度情報の関連付け、またはこれらの任意の組合せを使用して、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515を決定し得る。たとえば、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、サービングセル1502aの中の1つまたは複数の(たとえば、すべての)UEに対する相対的なサービング基地局1504aの位置、1つまたは複数の(たとえば、すべての)UEが移動している方向、1つまたは複数の(たとえば、すべての)UEが移動している速度、サービングセル1502aの中の反射性の物体および/もしくは面、ならびに/または、サービング基地局1504aとサービングセル1502aの中のUEの1つもしくは複数との間の見通し線(line-of-sight)経路を隠し得る、かつ/もしくは遮り得る物体のうちの、1つまたは複数を含むように、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515を決定し得る。
一態様では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512に含まれるUE1506と関連付けられる位置情報の精度を決定し得る。ある態様では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、複数の基地局1504a、1504b、1504cから取得される位置情報1514に少なくとも一部基づいてUE1506の三角測量情報を決定し、データパケット1512の中の位置情報1514を決定された三角測量情報と比較することによって、位置情報の精度を決定し得る。別の態様では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512がGPSおよび/またはGNSS位置情報を含まないとき、複数の基地局1504a、1504b、1504cから取得される位置情報1514に少なくとも一部基づいてUE1506の三角測量情報を決定し得る。
3つの基地局が位置情報1514をネットワークエンティティ1508に送信するものとして図15において示されているが、本開示の範囲から逸脱することなく、位置情報の精度を決定する際に3つより多数または少数の基地局からの位置情報が使用され得る。
別の態様では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512に含まれる位置情報1514が閾値の基準を満たすかどうかを決定し得る。位置情報1514が閾値の基準を満たさないとき、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、新しい位置情報を決定し得る。たとえば、決定された新しい位置情報は、三角測量情報に基づき得る。
別の態様では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、基地局尺度情報、UE尺度情報、追加のUEの尺度情報、またはこれらの任意の組合せに基づいて、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515を決定し得る。第1の態様では、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515は、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511によって、データパケット1512に含まれる位置情報1514の精度が閾値の基準を満たさないときに新しい位置情報(たとえば、三角測量情報)を使用することに少なくとも一部基づいて決定され得る。別の態様では、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515は、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511によって、データパケット1512に含まれる位置情報1514の精度が閾値の基準を満たすときにデータパケット1512に含まれる位置情報1514を使用することに少なくとも一部基づいて決定され得る。
様々な態様では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、基地局コードブックのためのビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックのためのビーム方向の第2のサブセットを決定することができ、これらは、サービングmmWセル1502aの決定されたジオメトリ1515に基づいて潜在的なアクセスビームとして使用されることがある。すなわち、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、ビームフォーミング手順またはビーム走査プロセスの間に走査される必要があるビームの数を制限するために、基地局コードブックをシードし、かつ/またはUEコードブックをシードし得る。
様々な態様では、コードブックは、ビームフォーミングベクトルを示す情報、ならびに、ビームステアリングおよびビーム選択(たとえば、ビームインデックスに基づく)などのための、ビームフォーミングベクトルを合成するための技法を示す情報を含み得る。ある態様では、基地局コードブックは、ビームフォーミング手順の間に走査され得る潜在的な基地局ビーム方向のリストを含むナロービームコードブックであり得る。UEコードブックは、ビームフォーミング手順の間に走査され得る潜在的なUEビームのリスト(たとえば、UEアンテナサブアレイに従ってグループ化される)を含む指向性コードブックであり得る。シードされる基地局コードブックおよびUEコードブックに関する追加の詳細が、たとえば図16Aに関して以下で論じられる。
図15をさらに参照すると、ビーム方向の第1のサブセットの中のビームの数およびビーム方向の第2のサブセットの中のビームの数に基づいて、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、ビームフォーミング手順の間にサービング基地局1504aおよびUE1506によって使用されるべきサブフレーム構造を決定し得る。決定されたサブフレーム構造に関する追加の詳細が、たとえば図16Bに関して以下で論じられる。
図15をさらに参照すると、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造は、アクセスビームを決定するためにサービング基地局1504aおよび/またはUE1506によって使用され得る。ネットワークエンティティ1508のトランシーバ1513は、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、および/またはサブフレーム構造と関連付けられる情報1516をサービング基地局1504aおよび/またはUE1506に送信し得る。
別の態様では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、(たとえば、サービング基地局1504aおよびUE1506によって使用される)潜在的なアクセスビームのうちの1つまたは複数がサービング基地局1504aと異なるUE(たとえば、サービング基地局1504aによって提供されるセル1502a上で動作する別のUE)との間の通信に使用される第2のアクセスビームとの干渉を引き起こし得るかどうかを決定し得る。潜在的なアクセスビームのうちの1つまたは複数が干渉を引き起こし得ることを、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511が決定するとき、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、サービング基地局1504aとUE1506との間の通信に使用すると決定されるアクセスビームが(たとえば、サービング基地局1504aと異なるUEとの間の通信に)最小の量の干渉を引き起こすように、ビーム方向の第1のサブセットおよび/またはビーム方向の第2のサブセットと関連付けられる情報を優先順位付けることができる。たとえば、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、それぞれの第1の優先度をビーム方向の第1のサブセットの各ビーム方向と関連付け、かつ/または、それぞれの第2の優先度をビーム方向の第2のサブセットの各ビーム方向と関連付けることができる。より高い関連付けられる優先度は、より低い優先度と関連付けられるビーム方向の代わりにそのビーム方向に対する優先度をサービング基地局1504aおよび/またはUE1506に示し得るので、たとえば、サービング基地局1504aおよび/またはUE1506は、より高い関連する優先度を有するビーム方向を選択し得る。ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、サービング基地局1504aに送信される情報1516において、アクセスビームの優先度を示し得る。
サービング基地局1504aのトランシーバ1509は、ネットワークエンティティ1508から情報1516を受信することができる。サービング基地局1504aのトランシーバ1509は、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造のうちの少なくとも1つと関連付けられる情報1518をUE1506に送信することができる。情報1518は、ネットワークエンティティ1508からサービング基地局1504aによって受信される情報1516のすべてまたは一部分を含み得る。
サービング基地局1504aの処理システム1507およびUE1506の処理システム1503は、(i)ネットワークエンティティ1508によって示されるサブフレーム構造の中の連続するシンボルブロックの間にビーム方向の第1のサブセットの中の各ビーム方向をビーム方向の第2のサブセットの中の1つのビーム方向へ適用し、(ii)すべての潜在的なアクセスビームが決定されるまでサブフレーム構造の中の異なる連続するシンボルブロックにわたって(i)を繰り返すことによって(たとえば、図16Bに関して説明されるように)、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよび/またはUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットに基づいて、すべての潜在的なアクセスビームを決定し得る。ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のサブセットはすべての潜在的なビーム方向を含まないことがあるので、サービング基地局1504aの処理システム1507およびUE1506の処理システム1503は、すべての潜在的なビーム方向を走査することを控え、代わりに、ビーム方向の第1のサブセットおよび/またはビーム方向の第2のサブセットによって示されるものを走査することができる。
一態様では、サービング基地局1504aの処理システム1507およびUE1506の処理システム1503は、たとえば、アクセスビームを決定するために、情報1516、1518に基づいてビーム精緻化手順またはビーム走査手順を実行することができる。たとえば、サービング基地局1504aの処理システム1507は、トランシーバ1509にビーム方向の第1のサブセットの各ビーム方向に沿ってそれぞれの基準信号(たとえば、BRSまたはビーム精緻化基準信号(BRRS))を送信させることによって、サブフレーム構造の中の連続するシンボルブロックの間、ビーム方向の第1のサブセットの中の各ビーム方向をビーム方向の第2のサブセットの中の1つのビーム方向に適用することができる。サービング基地局1504aの処理システム1507は、たとえばDCIを介して、トランシーバ1509に基準信号(たとえば、BRSまたはBRRS)の構成(たとえば、シンボルシーケンス)をUE1506へシグナリングさせ得る。
UE1506のトランシーバ1505は基準信号(たとえば、BRSまたはBRRS)を受信することができ、UE1506の処理システム1503は各々の潜在的なアクセスビーム(たとえば、ビーム方向の第1のサブセットの1つのビーム方向およびビーム方向の第2のサブセットの1つのビーム方向というビーム方向ペア)に沿って受信された各基準信号に対するそれぞれの尺度値(たとえば、RSRP、RSRQ、RFエネルギーレベルなど)を測定することができる。潜在的なアクセスビームのうちの1つと関連付けられる尺度値が、RFエネルギーレベル、RSRP値、またはRSRQ値などの閾値の基準を満たすとき、UE1506の処理システム1503は、そのビーム方向ペアに対応するアクセスビームを決定することができる。たとえば、UE1506の処理システム1503は、各々の潜在的なアクセスビームに沿って受信された各BRSまたはBRRSと関連付けられるRSRP、RSRQ、またはRFエネルギーレベルを測定することができる。UE1506の処理システム1503は、アクセスビーム1522に対して測定される、測定されたRSRP、RSRQ、またはRFエネルギーレベルが、閾値を満たすとき、または、他のそれぞれの潜在的なアクセスビームに対して測定される他のそれぞれのRSRP、RSRQ、もしくはRFエネルギーレベルを超えるとき、アクセスビーム1522に対応するビームインデックスを特定することができる。
ある態様では、UE1506のトランシーバ1505は、アクセスビーム1522に対応するビームインデックスを示し、かつ/またはアクセスビーム1522に対して測定された尺度値(たとえば、RSRP、RSRQ、またはRFエネルギーレベルなど)を示す、情報1520を送信することができる。したがって、サービング基地局1504aの処理システム1507は、基準信号測定結果(たとえば、BRSまたはBRRS測定結果)に関する情報1520がUE1506から受信されるときにワイヤレス通信において使用するアクセスビーム1522を決定することができる。ある態様では、UE1506のトランシーバ1505は、RACH信号(たとえば、RACHサブフレーム)を使用して情報1520をサービング基地局1504aに送信することができる。アクセスビーム1522が潜在的なアクセスビームのすべてから選択されると、サービング基地局1504aおよびUE1506は、アクセスビーム1522を使用して通信することができる。
図16Aは、サービング基地局1602およびUE1608が3つの潜在的なアクセスビーム1612a、1612b、1612cを走査することによってビームフォーミング手順を実行する、ワイヤレス通信システム1600を示す。図16Aにおいて示されるビームフォーミング手順は、シードされた基地局コードブック1615およびシードされたUEコードブック1630を使用して実行され得る。ある態様では、基地局1602はmmW基地局であり得る。様々な態様では、アクセスビーム1612a、1612b、1612cの潜在的なアクセスビームは、基地局1602のビーム方向1614に沿ったビームおよびUE1608のビーム方向1620a、1620b、1620c、1620dに沿ったビームであり得る。たとえば、基地局1602およびUE1608は、基地局における第1のビーム方向1616aおよびUE1608における第1のビーム方向1622aというペアである第1のアクセスビーム1612aに沿って(たとえば、アップリンク通信および/またはダウンリンク通信を)通信し得る。例示として、基地局1602が第1のビーム方向1616aに沿って信号を送信することができ、UE1608が第1のビーム方向1622aに沿ってそれらの信号を受信することができる。別の例では、UE1608が第2のビーム方向1616bに沿って信号を送信することができ、基地局1602が第2のビーム方向1616bに沿ってそれらの信号を受信することができる。
様々な態様では、基地局1602はサービング基地局1504aのある態様であることがあり、UE1608は図15のUE1506のある態様であることがある。たとえば、基地局1504aのトランシーバ1509は、たとえば処理システム1507によって提供される命令に基づいて、アンテナアレイ1604aを駆動するために回路1604bと結合され得る。UE1506のトランシーバ1505は、たとえば、処理システム1503によって提供される命令に基づいて通信するために、アンテナサブアレイ1610a〜dと結合され得る。態様では、ネットワークエンティティ1508は、たとえば情報1516として、基地局コードブック1615およびUEコードブック1630を基地局1504aおよびUE1506に送信することができる。それだけではなく、基地局1504aは、少なくともUEコードブック1630を情報1518としてUE1506に提供することができる。
態様では、サービング基地局1602は、アンテナアレイ1604aと、アンテナアレイ1604aを駆動するために使用される回路1604bとを含む。図16Aに示される特定の例では、アンテナアレイ1604aは、16列および8行へと並べられる128個の個々のアンテナ1606を含み、たとえば、方位角の方向に16個のアンテナ1606があり、仰角(または高さ)の方向に8個のアンテナ1606がある。図16Aの基地局アンテナアレイ1604aにおいて示されるアンテナ1606の数、列、および/または行は、限定するものではない。たとえば、本開示の範囲から逸脱することなく、より多数または少数のアンテナ1606、列、および/または行が、基地局アンテナアレイ1604aに含まれ得る(たとえば、32行および4列、これは方位角の方向にはより狭いが仰角の方向にはより広いことがある)。加えて、図16Aに示されるアンテナ1606の各々は、たとえば方位角が約6°〜7°であり仰角が約12°であるビーム幅を提供し得る。
図16Aをさらに参照すると、UE1608は、第1のUEサブアレイ1610a、第2のUEサブアレイ1610b、第3のサブアレイ1610c、および第4のサブアレイ1610dを含み得る。ユーザがUE1608をどのように持っているか、および/または環境に応じて、サブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dのうちの1つまたは複数が、ユーザの手によって覆われ、かつ/または障害物によってふさがれることがある。図15に関して上で論じられた、位置情報、加速度計情報、および/またはジャイロスコープ情報は、サブアレイのいずれが(そのようなサブアレイがもしあれば)ユーザの手によって覆われているか、障害物によって遮蔽されているか、および/またはサブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dがどのように配向されているかを示し得る。サブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dのうちの1つが遮蔽されている場合、またはビーム経路をふさぐような方法で配向されている場合、そのサブアレイと関連付けられるいくつかのビームが、シードされたUEコードブック1630から除去され得る。
態様では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、たとえば、決定されたmmWセルジオメトリ1515および/または尺度情報(たとえば、データパケット1512に含まれる、これは、基地局1504aおよびUE1506において潜在的なアクセスビームに沿って受信されたBRSおよび/またはBRRSと関連付けられるRSRP、RSRQ、またはRFエネルギーレベルを含み得る)に基づいて、基地局コードブック1615およびUEコードブック1630をシードし得る。態様では、mmWセルジオメトリ1515および/または尺度情報を使用して、図15のネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、基地局コードブック1615およびUEコードブック1630に対するビーム方向のサブセットを決定し得る。たとえば、基地局コードブック1615の中の16個のビーム方向1614のセットの中で、好ましくは、3つのビーム方向1616a、1616b、および1616cのサブセットが、ビームフォーミング手順またはビーム走査プロセスの間に使用され得る。したがって、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、3つのビーム方向1616a、1616b、および1616cのサブセットを示す情報で基地局コードブック1615をシードし得る。
そのような例に付け加えて、決定されたmmWセルジオメトリ1515および/または尺度情報を使用して、図15のネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、UEサブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dのうちの1つと関連付けられるビーム方向の各グループから選択されるビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dの各々が、好ましくはビームフォーミング手順またはビーム走査プロセスの間に使用され得ると決定し得る。したがって、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、UEサブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dにそれぞれ対応するビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dを示す情報でUEコードブック1630をシードし得る。
ビーム方向の第1のサブセットの中のビームの数およびビーム方向の第2のサブセットの中のビームの数に基づいて、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、ビームフォーミング手順の間にサービング基地局1602およびUE1608によって使用されるべきサブフレーム構造を決定し得る。図16Aに示される例と関連付けられるサブフレーム構造は、図16Bに関して以下で論じられ得る。
図16Bは、図16Aに関して上で論じられた、基地局コードブック1615のビーム方向1616a、1616b、1616cのサブセットおよびUEコードブック1630のビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dのサブセットに基づいて、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511が決定し得る例示的なサブフレーム構造1645を示す。たとえば、図16Bのサブフレーム構造1645は12個のシンボル(たとえば、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11)を含む。図16Bの12個のシンボルの各々が、図16Aの例における12個の潜在的なアクセスビームのうちの1つを走査するために使用され得る。態様によれば、ネットワークエンティティの処理システム1511は、シンボルを各ビーム方向ペアに割り当て得る(たとえば、ビーム方向ペアは、UE1608のビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dとペアにされた基地局1602のビーム方向1616a、1616b、1616cを含み得る)。したがって、各々の潜在的なビーム方向ペアは、割り当てられたシンボルにおいて走査され得る。
一態様では、基地局コードブック1615の中のシードされたビーム方向の各々は、サブフレーム構造1645の中の連続するシンボルブロックの間にUEコードブック1630の中のシードされたビーム方向のうちの1つに適用され得る。たとえば、シンボル0、1、および2に対してそれぞれ、基地局コードブック1615からのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、第1のUEサブアレイ1610aと関連付けられUEコードブック1630によって示されるビーム方向1622aに適用される。同様に、シンボル3、4、および5に対してそれぞれ、基地局コードブック1615からのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、第2のUEサブアレイ1610bと関連付けられUEコードブック1630によって示されるビーム方向1622bに適用される。さらに、シンボル6、7、および8に対してそれぞれ、基地局コードブック1615からのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、第3のサブアレイ1610cと関連付けられUEコードブック1630によって示されるビーム方向1622cに適用される。またさらに、シンボル9、10、および11に対してそれぞれ、基地局コードブック1615からのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、第4のサブアレイ1610dと関連付けられUEコードブック1630によって示されるビーム方向1622dに適用される。
すなわち、基地局コードブック1615の中のシードされたビーム方向の各々は、潜在的なアクセスビームのすべてを決定するために、UEコードブック1630の中の指向性ビーム方向の各々1つにわたって走査され得る。潜在的なアクセスビームを走査するために、基地局1602および/またはUE1608のうちの少なくとも一方が、各ビーム方向ペアのための割り当てられたシンボルにおいて信号(たとえば、BRSまたはBRRS)を送信し得る。基地局1602および/またはUE1608のうちの他方が、信号(たとえば、BRSおよび/またはBRRS)を受信し、品質を示す値(たとえば、RSRP、RSQP、RFエネルギーなど)を測定し得る。最高のまたは最良の測定された値を有するビーム方向ペアが、サービングビームとして選択され得る。
図16Aおよび図16Bにおいて示される例では、12個の潜在的なアクセスビーム(たとえば、(基地局1602における3個のビーム)×(UE1608における4個の指向性ビーム)=12個の潜在的なアクセスビーム)がある。したがって、潜在的なアクセスビームは、基地局1602による指向性ビーム方向1614のうちの1つに沿った指向性ビーム、およびUE1608による指向性ビーム方向1620a、1620b、1620c、1620dのうちの1つに沿った指向性ビームであり得る。
12個の潜在的なアクセスビームからのアクセスビームは、図16Bに示されるサブフレーム構造1645の中の12個のシンボルのうちの1つを使用して走査され得る。基地局コードブック1615およびUEコードブック1630をシードすることなく、図16Aおよび図16Bのビームフォーミング手順の間に走査される潜在的なアクセスビームの数は256(たとえば、(基地局における16個のビーム)×(UEにおける16個の指向性ビーム)=256個の潜在的なアクセスビーム)である。言い換えると、本開示のビームフォーミング手順を使用して、従来のナロービーム走査プロセスが使用される場合よりも明らかに少数の潜在的なアクセスビームが走査され得る。加えて、ナロービームコードブックが使用されるので、本ビームフォーミング手順のピークビームフォーミング利得は影響を受けないことがある(たとえば、ナロービームはワイドビームと比較してより良好なビームフォーミング利得を可能にすることがある)。
図17Aおよび図17Bは、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1700である。この方法は、基地局(たとえば、サービング基地局1504aまたは別の装置)によって実行され得る。たとえば、基地局は、UEおよびネットワークエンティティ(たとえば、クラウドベースのサーバ)と通信しているmmW基地局であり得る。破線で示される動作は、本開示の様々な態様の任意選択の動作を表す。1つまたは複数の動作が省略されることがあり、入れ替えられることがあり、かつ/または同時に実行されることがある。
図17Aにおいて見られるように、動作1702において、基地局は基地局の第1の尺度情報を決定することができる。たとえば、基地局は、UEから、1つまたは複数のビームに沿って少なくとも1つのBRSを受信することができる。BRSは既知のシンボルシーケンスを含むことがあり、基地局は1つまたは複数のビームに沿って既知のシンボルシーケンスを試験することができる。基地局は、1つまたは複数の指向性ビームに沿って受信される1つまたは複数のBRSに基づいて1つまたは複数の尺度値を決定(たとえば、測定または特定)することができ、たとえば、基地局は、ビームインデックスもしくはBSIを決定し、かつ/または、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNR、もしくは別の値を測定することができる。基地局は、決定されたビームインデックス、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNR、または別の値などの1つまたは複数の値を第1の尺度情報に含めることができる。一態様では、基地局は、基地局の位置と関連付けられる情報および/または基地局のアンテナアレイと関連付けられる情報などの、第1の尺度情報に他の情報を含めることができる。
図15を参照すると、サービング基地局1504aの処理システム1507は、基地局尺度情報を決定することができる。ある態様では、基地局尺度情報は、基地局1504aの位置と関連付けられる情報、セル1502a上で動作している1つまたは複数のUE、セル1502aについての情報(ビーム経路に影響し得る障害物を含む)などを含み得る。ある態様では、基地局尺度情報は、BRSと関連付けられる情報を含み得る。ある態様では、BRSは、サービング基地局1504aとUE1506の両方によって知られるシンボルシーケンスを含み得る。サービング基地局1504aの処理システム1507は、ビームに沿ってBRSを受信することができ、指向性ビームのいくつかの他のセットに沿って既知のシンボルシーケンスを試験することができる。加えて、基地局1504aの処理システム1507は、BRSを使用して、RSRP測定結果またはRSRQ測定結果に基づいて基地局1504aにおけるあるビーム方向の強度を推定することができる。
図17Aにおいてやはり見られるように、動作1704において、基地局はUEと関連付けられる第2の尺度情報を受信することができる。たとえば、基地局は、基地局とUEの両方によって知られているシンボルシーケンスを含み得る1つまたは複数のBRSを送信し得る。UEは、ビームインデックス、BSI、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなどの、1つまたは複数の値を決定または測定することができる。加えて、または代わりに、UEは、アクセスビームとして使用され得るビームの最良の選択肢を決定し得る。加えて、BRSは、測定された値(たとえば、RSRPまたはRSRQ測定結果)に基づいて、UEにおけるあるビーム方向の強度を推定するために使用され得る。UEは、決定または測定された値(たとえば、ビームインデックス、BSI、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)を基地局に送信することができ、この基地局はその値を受信することができ、第2の尺度情報として特定することができる。一態様では、基地局は、UEから、たとえばRACH信号を使用して、ビームの最良の選択肢と関連付けられる情報(たとえば、ビームインデックス、BSI、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)を受信することができる。ある態様では、第2の尺度情報は、UEと関連付けられるGPS情報、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、またはUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
図15を参照すると、サービング基地局1504aのトランシーバ1509は、UE1506から尺度情報1510を受信することができる。ある態様では、基地局1504aの処理システム1507は、UE1506と関連付けられる位置情報(たとえば、GPSまたはGNSS情報)、UE1506と関連付けられるジャイロスコープ情報、またはUE1506と関連付けられる加速度計情報のうちの1つまたは複数を、UE尺度情報から決定することができる。別の態様では、UE尺度情報はBRSと関連付けられ得る。ある態様では、BRSは、サービング基地局1504aとUE1506の両方によって知られるシンボルシーケンスを含み得る。サービング基地局1504aのトランシーバ1509は既知のシンボルシーケンスを伴う指向性ビームに沿ってBRSを送信することができ、UE1506の処理システム1503は指向性ビームのいくつかの他のセットに沿って同じ既知のシンボルシーケンスを試験することができる。ビームのどの組合せがサービング基地局1504aとUE1506の両方において最もよく機能するかを確認することによって、UE1506は、アクセスビームとして後で使用され得るビームの最良の選択肢を決定することができる。基地局1504aのトランシーバ1509は、UE1506から、ビームの最良の選択肢を示す情報を受信することができる。一態様では、基地局1504aの処理システム1507は、BRS測定結果に基づいて、UE1506におけるあるビーム方向の強度を推定することができる。サービング基地局1504aとUE1506の両方において複数のビーム方向を試験することによって、基地局1504aの処理システム1507は、サービング基地局1504aがアクセスビームとして使用できる最良の向き(たとえば、ビーム方向)を決定することができる。さらなる態様では、基地局1504aのトランシーバは、UE1506から、たとえばRACH信号を使用して、サービング基地局1504aへのビームの最良の選択肢と関連付けられる情報を受信することができる。
図17Aにおいてさらに見られるように、動作1706において、基地局は第1の尺度情報および第2の尺度情報をネットワークエンティティに送信することができる。たとえば、基地局は1つまたは複数のデータパケットを生成することができる。基地局は、1つまたは複数のデータパケットに、第1の尺度情報の少なくとも一部分(たとえば、ビームインデックス、BSI、B-RSRP、B-RSRQ、CQI、SNRなど)、基地局と関連付けられる位置情報、および/または、第2の尺度情報の少なくとも一部分(たとえば、UEによって測定され基地局に提供される尺度値、UEと関連付けられるGPS情報、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、および/またはUEと関連付けられる加速度計情報)を含めることができる。基地局は、第1の尺度情報の少なくとも一部分および第2の尺度情報の少なくとも一部分を含む、1つまたは複数のデータパケットをネットワークエンティティに送信することができる。
図15を参照すると、サービング基地局1504aのトランシーバ1509は、基地局尺度情報および/またはUE尺度情報を含む1つまたは複数のデータパケット1512をネットワークエンティティ1508に送信し得る。ネットワークエンティティ1508は、データパケット1512に含まれる情報を使用して、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515を決定し得る。
図17Aにおいて追加で見られるように、動作1708において、基地局はネットワークエンティティからビームフォーミング手順と関連付けられる情報を受信することができる。ある態様では、ビームフォーミング手順と関連付けられる情報は、ビームフォーミング手順の間に使用するサブフレーム構造、ビームフォーミング手順の間に基地局と関連付けられる第1のコードブック情報、およびビームフォーミング手順の間にUEと関連付けられる第2のコードブック情報を含み得る。ある態様では、第1のコードブック情報は、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットを示し得る。ある態様では、第2のコードブック情報は、UEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットを示し得る。ある態様では、ビーム方向の第2のサブセットの中のビーム方向の別個のグループが各々、UEの異なるアンテナサブアレイと関連付けられ得る。
図15を参照すると、サービング基地局1504aのトランシーバ1509は、ネットワークエンティティ1508から、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造と関連付けられる情報1516を受信することができる。図16Aを参照すると、基地局1602(たとえば、サービング基地局1504a)は、3つのビーム方向1616a、1616b、および1616cのサブセットを示す情報を含み得る、基地局コードブック1615を受信することができる。基地局コードブック1615は、好ましくはビームフォーミング手順またはビーム走査プロセスの間に使用され得るビーム方向を示し得る。さらに、基地局1602(たとえば、サービング基地局1504a)はUEコードブック1630を受信することができ、これは、UEサブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dのうちの1つと関連付けられるビーム方向の各グループから選択される4つのビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dのサブセットを示す情報を含み得る。UEコードブック1630は、好ましくはビームフォーミング手順またはビーム走査プロセスの間に使用され得るビーム方向を示し得る。示されるように、ビーム方向の第2のサブセットの中のビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dの別個のグループが各々、UE1610a、1610b、1610c、1610dの異なるアンテナサブアレイと関連付けられ得る(たとえば、第1のビーム方向1722aを含むビーム方向の第1のグループが、第1のアンテナサブアレイ1710aと関連付けられ得る、など)。図16Bを参照すると、基地局1602(たとえば、サービング基地局1504a)はサブフレーム構造1645を受信することができる。
図17Aにおいても見られるように、動作1710において、基地局は、ビームフォーミング手順と関連付けられる情報の少なくとも一部をUEに送信することができる。たとえば、基地局は、ビームフォーミング手順の間に使用するサブフレーム構造、ビームフォーミング手順の間に基地局が使用する第1のコードブック情報、およびビームフォーミング手順の間にUEが使用するための第2のコードブック情報を含む、基地局から受信された情報を決定することができる。基地局は、ビームフォーミング手順の間に使用するサブフレーム構造、ビームフォーミング手順の間に基地局が使用する第1のコードブック情報、およびビームフォーミング手順の間にUEが使用するための第2のコードブック情報のうちの少なくとも1つを含むメッセージを生成することができる。基地局は生成されたメッセージをUEに送信することができる。
図15を参照すると、サービング基地局1504aのトランシーバ1509は、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、および/またはサブフレーム構造のうちの少なくとも1つと関連付けられる情報1518をUE1506に送信することができる。図16Aを参照すると、基地局1602(たとえば、サービング基地局1504a)は、3つのビーム方向1616a、1616b、および1616cのサブセットを示す情報をUE(たとえば、UE1506)に送信することができ、この情報は好ましくは、ビームフォーミング手順またはビーム走査プロセスの間に使用され得る。さらに、基地局(たとえば、サービング基地局1504a)は、UEサブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dのうちの1つと関連付けられるビーム方向の各グループから選択される4つのビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dのサブセットを示す情報をUE(たとえば、UE1506)に送信することができ、この情報は好ましくは、ビームフォーミング手順またはビーム走査プロセスの間に使用され得る。図16Bを参照すると、基地局(たとえば、サービング基地局1504a)は、サブフレーム構造1645を示す情報をUE(たとえば、UE1506)に送信することができる。
図17Bにおいて見られるように、1712において、基地局は、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットに基づいて、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。たとえば、図15を参照すると、サービング基地局1504aの処理システム1507は、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットに基づいて、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。加えて、図16Bを参照すると、基地局1602は、潜在的なアクセスビームのすべてを決定するために、UEコードブック1630においてシードされた指向性ビーム方向の各々にわたって、基地局コードブック1615の中のシードされたビーム方向の各々を走査することができる。図16Aおよび図16Bにおいて示される例では、12個という潜在的な数のアクセスビーム(たとえば、(基地局における3個のビーム)×(UEにおける4個の指向性ビーム)=12個の潜在的なアクセスビーム)がある。
図17Bにおいてやはり見られるように、1714において、基地局は、サブフレーム構造の中の連続するシンボルブロックの間、ビーム方向の第1のサブセットの中の各ビーム方向をビーム方向の第2のサブセットの中の1つのビーム方向に適用することによって、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。たとえば、基地局および/またはUEのうちの少なくとも1つは、ビーム方向の第1のサブセットの中のそれぞれのビーム方向およびビーム方向の第2のサブセットの中のそれぞれのビーム方向に対応する割り当てられたシンボルにおいて信号(たとえば、BRSまたはBRRS)を送信することができる。基地局および/またはUEのうちの他方が、信号(たとえば、BRSおよび/またはBRRS)を受信し、品質を示す値(たとえば、RSRP、RSQP、RFエネルギーなど)を測定することができる。最高または最良の測定された値を有するビーム方向ペアが、サービングビームとして選択され得る(たとえば、基地局はビーム方向を選択することができ、および/または、基地局はUEからビーム方向またはビーム方向を示す測定結果を受信することができる)。
図16Bを参照すると、基地局コードブック1615の中のシードされたビーム方向の各々は、サブフレーム構造1645の中の連続するシンボルブロックの間にUEコードブック1630の中のシードされたビーム方向のうちの1つに適用され得る。たとえば、基地局コードブックからのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、それぞれ、シンボル0、1、および2において、第1のUEサブアレイ1610aと関連付けられるビーム方向1622aに適用される。
図17Bにおいてさらに見られるように、1716において、基地局は、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されたかどうかを決定することができる。すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されていない場合、すべての潜在的なアクセスビームが決定されるまで、サブフレーム構造の中の異なる連続するシンボルブロックにわたって1714が繰り返され得る。たとえば、図16Aおよび図16Bを参照すると、基地局コードブック1615の中のシードされたビーム方向の各々は、サブフレーム構造1645の中の連続するシンボルブロックの間にUEコードブック1630の中のシードされたビーム方向のうちの1つに適用され得る。たとえば、基地局コードブック1615からのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、それぞれ、シンボル0、1、および2において、(UEコードブック1630によって示される)第1のUEサブアレイ1610aと関連付けられるビーム方向1622aに適用される。加えて、基地局コードブックからのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、それぞれ、シンボル3、4、および5において、(UEコードブック1630によって示される)第2のUEサブアレイ1610bと関連付けられるビーム方向1622bに適用される。さらに、基地局コードブック1615からのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、それぞれ、シンボル6、7、および8において、(UEコードブック1630によって示される)第3のUEサブアレイ1610cと関連付けられるビーム方向1622cに適用される。またさらに、基地局コードブック1615からのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、それぞれ、シンボル9、10、および11において、(UEコードブック1630によって示される)第4のUEサブアレイ1610dと関連付けられるビーム方向1622dに適用される。
図17Bにおいて見られるように、1718において、基地局は、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されたとき、サブフレーム構造、第1のコードブック情報、および第2のコードブック情報のうちの少なくとも1つに基づいて、UEと通信する際に使用するアクセスビームを決定することができる。たとえば、図15を参照すると、サービング基地局1504aおよび/またはUE1506は、潜在的なアクセスビームのうちの1つと関連付けられるBRSまたはBRRS測定結果が閾値の基準を満たすとき、ワイヤレス通信において使用するアクセスビーム1519を決定することができる。たとえば、閾値の基準は、BRSまたはBRSSのRFエネルギーレベル、RSRP、またはRSRQを含み得る。
図17Bにおいてさらに見られるように、1720において、基地局は、UEからのアクセスビームの基準信号測定結果に関する情報に基づいて、UEと通信する際に使用するアクセスビームを決定することができる。基準信号はBRSまたはBRRSであり得る。たとえば、基地局は、UEから、測定値(たとえば、RSRP、RSRQ、RFエネルギー)および/またはビーム方向(たとえば、ビームインデックス)を示す情報を受信することができる。基地局は、UEから受信された情報に基づいて、基地局のビーム方向を選択または決定することができる。図15を参照すると、サービング基地局1504aの処理システム1507は、UE1506から受信されるアクセスビームの基準信号測定結果に関する情報1520に基づいて、ワイヤレス通信において使用するアクセスビーム1519を決定することができる。
図17Bにおいてやはり見られるように、1722において、基地局は、潜在的なアクセスビームのうちの1つと関連付けられるBRS測定結果が閾値の基準を満たすとき、アクセスビームとして使用するために潜在的なアクセスビームのうちのその1つを選択することができる。たとえば、基地局は、それぞれのアクセスビームに対応するそれぞれの測定された値(たとえば、RSRP、RSRQ、RFエネルギー)を比較することができる。基地局は、他のアクセスビームの他の測定された値と比較されるとき、最高または最良の測定された値を有するアクセスビームを選択することができる。図15を参照すると、サービング基地局1504aの処理システム1507は、アクセスビーム1522と関連付けられるBRS測定結果が閾値の基準を満たすとき、ワイヤレス通信において使用するアクセスビーム1522を決定することができる。たとえば、閾値の基準はBRSのRFエネルギーレベルを含み得る。
図17Bにおいてさらに見られるように、1724において、基地局は決定されたアクセスビームを使用してUEと通信することができる。たとえば、基地局は、決定されたアクセスビームに沿って信号を送信および/または受信することができる。たとえば、図15を参照すると、アクセスビームが潜在的なアクセスビームのすべてから選択されると、サービング基地局1504aおよびUE1506は、アクセスビーム1522を使用して通信することができる。
図18は、例示的な装置1802の中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1800である。装置は、ネットワークエンティティ1850(たとえば、クラウドベースのサーバ)およびUE1855と通信している基地局であり得る。図1800の示される構成要素およびデータフローは例示的であり、本開示は追加のおよび/または他の構成要素および/またはデータフローを企図する。
装置1802は、装置の基地局尺度情報を決定し得る決定構成要素1806を含み得る。ある態様では、基地局尺度情報は、受信構成要素1804によって受信された1つまたは複数のBRSに基づいて測定されるRSRP、RSRQ、および/またはRFエネルギーレベルなどの、1つまたは複数のBRSに対して測定される1つまたは複数の尺度値と関連付けられる情報を含み得る。決定構成要素1806は、基地局尺度情報と関連付けられる情報を含む信号を生成し、その信号を送信構成要素1808に提供することができる。加えて、受信構成要素1804は、UE1855からUE1855と関連付けられるUE尺度情報を受信することができる。ある態様では、UE尺度情報は、UE1855と関連付けられるGPS情報、UE1855と関連付けられるジャイロスコープ情報、および/またはUE1855と関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。ある態様では、UE尺度情報は、送信構成要素1808によって送信されUE1855によって受信されたBRSに基づいて測定されるRSRP、RSRQ、および/またはRFエネルギーレベルなどの、UE1855によって測定される1つまたは複数の尺度値と関連付けられる情報を含み得る。
送信構成要素1808は、UE尺度情報および基地局尺度情報をネットワークエンティティ1850に送信することができる。加えて、受信構成要素1804は、ネットワークエンティティ1850からビームフォーミング手順と関連付けられる情報(たとえば、ビームフォーミング情報)を受信することができる。ある態様では、ビームフォーミング情報は、ビームフォーミング手順の間に使用するサブフレーム構造、ビームフォーミング手順の間に使用されるべき装置1802と関連付けられる第1のコードブック情報、およびビームフォーミング手順の間に使用されるべきUE1855と関連付けられる第2のコードブック情報を含み得る。ある態様では、第1のコードブック情報は、たとえば装置1802が使用するための、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットを示し得る。ある態様では、第2のコードブック情報は、たとえばUE1855におけるビーム方向と関連付けられる、UEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットを示し得る。一態様では、ビーム方向の第2のサブセットの中の別個のグループが各々、UE1855の異なるアンテナサブアレイと関連付けられ得る。ある態様では、ネットワークエンティティ1850から受信されるビームフォーミング情報は、UE尺度情報および/または基地局尺度情報に基づき得る。
受信構成要素1804は、ビームフォーミング情報と関連付けられる信号を送信構成要素1808に提供することができる。送信構成要素1808は、ビームフォーミング情報の少なくとも一部(たとえば、UEコードブック情報および/またはサブフレーム構造)をUE1855に送信することができる。受信構成要素1804は、ビームフォーミング情報を含む信号を決定構成要素1806に送信することができる。決定構成要素1806は、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットに基づいて、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。たとえば、決定構成要素1806は、サブフレーム構造の中の連続するシンボルブロックの間、ビーム方向の第1のサブセットの中の各ビーム方向をビーム方向の第2のサブセットの中の1つのビーム方向に適用することによって、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。加えて、決定構成要素1806は、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されたかどうかを決定することができる。すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されていないとき、決定構成要素1806は、すべての潜在的なアクセスビームが決定されるまで、サブフレーム構造の中のそれぞれの連続するシンボルブロックへのそれぞれのビーム方向の適用を繰り返すことができる。
ある態様では、決定構成要素1806は、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されたとき、サブフレーム構造、第1のコードブック情報、および第2のコードブック情報のうちの少なくとも1つに基づいて、UEと通信する際に使用するアクセスビームを決定することができる。たとえば、決定構成要素1806は、受信構成要素1804によって受信されたUE1855からのアクセスビームの基準信号測定結果(たとえば、BRSまたはBRSSに関連して測定される尺度値)に関する情報に基づいて、UE1855と通信する際に使用するアクセスビームを決定することができる。一態様では、受信構成要素1804は、アクセスビームと関連付けられるビーム方向に対応するビームインデックスを示す情報を受信することができる。
ある態様では、受信構成要素1804は、1つまたは複数の基準信号測定結果(たとえば、UE1855から受信された)と関連付けられる信号を決定構成要素1806に送信することができる。決定構成要素1806は、潜在的なアクセスビームのうちの1つと関連付けられるBRS測定結果が閾値の基準を満たすとき、アクセスビーム(たとえば、現在のサービングビーム)として使用するために潜在的なアクセスビームのうちのその1つを選択することができる。閾値の基準は、たとえば、所定の閾値、および/または、他の潜在的なアクセスビームについて測定された他の尺度値と比較して最良もしくは最高の1つのアクセスビームの尺度値であり得る。アクセスビームが選択されると、決定構成要素1806は、選択されたアクセスビームと関連付けられる信号を受信構成要素1804に送信することができる。加えて、または代わりに、決定構成要素1806は、選択されたアクセスビームと関連付けられる信号を送信構成要素1808に送信することができる。送信構成要素1808および受信構成要素1804は、アクセスビームを使用してUE1855と通信することができる。一態様では、決定構成要素1806は、送信構成要素1808のためにあるビームを選択することがあるが、受信構成要素1804のために異なるビームを選択することがある。
装置は、図17Aおよび図17Bの上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含むことがある。したがって、図17Aおよび図17Bの上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行されることがあり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含むことがある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図19は、処理システム1914を利用する装置1802'のハードウェア実装形態の例を示す図1900である。処理システム1914は、バス1924によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1924は、処理システム1914の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス1924は、プロセッサ1904によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素1804、1806、1808と、コンピュータ可読媒体/メモリ1906とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス1924はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をつなぎ得るが、それらの回路は当技術分野でよく知られており、したがってこれ以上は説明されない。
処理システム1914はトランシーバ1910に結合され得る。トランシーバ1910は、1つまたは複数のアンテナ1920に結合されている。トランシーバ1910は、送信媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1910は、1つまたは複数のアンテナ1920から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1914、特に受信構成要素1804に提供する。さらに、トランシーバ1910は、処理システム1914、特に送信構成要素1808から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1920に印加されるべき信号を生成する。処理システム1914は、コンピュータ可読媒体/メモリ1906に結合されたプロセッサ1904を含む。プロセッサ1904は、コンピュータ可読媒体/メモリ1906に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1904によって実行されると、任意の特定の装置について上で説明された様々な機能を処理システム1914に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1906はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1904によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1914は、構成要素1804、1806、1808のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ1904内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1906の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ1904に結合された1つまたは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1914は、基地局310の構成要素であることがあり、メモリ376、ならびに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置1802/1802'は、ネットワークエンティティからビームフォーミング手順と関連付けられる情報を受信するための手段を含み得る。一態様では、ネットワークエンティティはクラウドベースのサーバであり得る。ある態様では、情報は、ビームフォーミング手順の間に使用するサブフレーム構造、ビームフォーミング手順の間に装置1802/1802'が使用する第1のコードブック情報、およびビームフォーミング手順の間にUEにより使用されるべき第2のコードブック情報を含み得る。さらなる態様では、第1のコードブック情報は、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットを示し得る。追加の態様では、第2のコードブック情報は、UEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットを示し得る。またさらなる態様では、ビーム方向の第2のサブセットの中の別個のグループが各々、UEの異なるアンテナサブアレイと関連付けられる。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置1802/1802'は、(i)サブフレーム構造の中の連続するシンボルブロックの間にビーム方向の第1のサブセットの中の各ビーム方向をビーム方向の第2のサブセットの中の1つのビーム方向へ適用し、(ii)すべての潜在的なアクセスビームが決定されるまでサブフレーム構造の中の異なる連続するシンボルブロックにわたって(i)を繰り返すことによって、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットに基づいて、すべての潜在的なアクセスビームを決定するための手段を含み得る。ある態様では、アクセスビームを決定するための手段は、潜在的なアクセスビームのうちの1つと関連付けられる基準信号測定結果が閾値の基準を満たすとき、アクセスビームとして使用するために潜在的なアクセスビームのうちのその1つを選択するように構成される。別の態様では、アクセスビームを決定するための手段はさらに、UEからの基準信号測定結果に関する情報を受信するように構成される。さらに別の構成では、ワイヤレス通信のための装置1802/1802'は、装置1802/1802'と関連付けられる第1の尺度情報を決定するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置1802/1802'は、UEと関連付けられる
第2の尺度情報を受信するための手段を含み得る。ある態様では、第2の尺度情報は、UEと関連付けられるGPS情報、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、またはUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。追加の構成では、ワイヤレス通信のための装置1802/1802'は、第1の尺度情報および第2の尺度情報をネットワークエンティティに送信するための手段を含み得る。ある態様では、ネットワークエンティティから受信されるビームフォーミング手順と関連付けられる情報は、第1の尺度情報および第2の尺度情報に基づき得る。一態様では、ワイヤレス通信のための装置1802/1802'はmmW基地局であり得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置1802/1802'は、アクセスビームを使用してUEと通信するための手段を含み得る。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置1802および/または装置1802'の処理システム1914の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上で説明されたように、処理システム1914は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であり得る。
図20A〜図20Cは、ワイヤレス通信の方法のフローチャート2000である。方法は、UE(たとえば、UE1506、UE1608、装置2102/2102')によって実行され得る。たとえば、UEは、ネットワークエンティティ(たとえば、クラウドベースのサーバ)と通信するmmW基地局と通信していることがある。破線で示される動作は、本開示の様々な態様の任意選択の動作を表す。
図20Aにおいて見られるように、2002において、UEはUEと関連付けられる尺度情報を決定することができる。たとえば、UEは、UEのそれぞれのビーム方向に沿ってそれぞれのBRSを受信し得る。UEは尺度値(たとえば、RSRP、RSRQ、RFエネルギーレベル、または別の値)を測定し得る。UEは複数のビーム方向に対する複数の尺度値を測定することができ、それぞれの尺度値はそれぞれのビーム方向に対応し得る。UEは、尺度情報に1つまたは複数の尺度値を含め得る。別の態様では、尺度情報は、UEと関連付けられるGPS情報、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、またはUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。たとえば、UEはUEの構成要素(たとえば、GNS/GNSS構成要素、ジャイロスコープ、加速度計など)から出力された少なくとも1つの信号を検出することができ、UEは検出された信号に基づいて尺度情報の少なくとも一部分を決定することができる。
図15を参照すると、UE1506の処理システム1503は、UE1506と関連付けられる位置情報(たとえば、GPS)、UE1506と関連付けられるジャイロスコープ情報、またはUE1506と関連付けられる加速度計情報のうちの1つまたは複数を含む、UE尺度情報を決定し得る。別の態様では、UE尺度情報は、基地局1504aから受信されたBRSについて測定された尺度値などの、BRSと関連付けられ得る。ある態様では、BRSは、サービング基地局1504aとUE1506の両方によって知られるシンボルシーケンスを含み得る。サービング基地局1504aは、送信指向性ビームに沿って既知のシンボルシーケンスとともにBRSを送信することができ、UE1506のトランシーバ1505は、受信指向性ビームに沿ってBRSを受信することができる。UE1506は、指向性ビームのいくつかの他のセットに沿って同じ既知のシンボルシーケンスを試験することができる。ビームのどの組合せ(たとえば、基地局1504aの送信指向性ビームおよびUE1506の受信指向性ビーム)がサービング基地局1504aとUE1506の両方において最もよく機能するかを確認することによって、UE1506は、アクセスビームとして後で使用され得るビームの最良の選択を決定することができる。UE1506の処理システム1503は、ビームの各組合せに対するそれぞれの尺度値を測定し、測定された尺度値を互いに比較して最良または最高の尺度値を決定することによって、ビームのどの組合せが最良に機能するかを確認することができ、これが次いで、ビームの最良の選択に対応し得る。加えて、BRSは、RSRP、RSRQ、および/またはRFエネルギーレベルの測定結果に基づいて、UE1506におけるいくつかのビーム方向の強度を推定するために使用され得る。サービング基地局1504aとUE1506の両方において複数のビーム方向を試験することによって、UE1506の処理システム1503は、アクセスビーム(またはサービングビーム)として使用されるべき、UE1506とサービング基地局1504aとの間の最良の向き(たとえば、ビーム方向)を決定することができる。さらなる態様では、UE1506のトランシーバ1505は、たとえばRACH信号を使用して、ビームの最良の選択と関連付けられる情報をサービング基地局1504aに搬送することができる。追加の態様では、RACH信号は、所定の時間において所定のビームを使用してUE1506のトランシーバ1505によってアップリンク上で定期的に送信されるリソースのシーケンスであり得る。サービング基地局1504aがRACH信号を復号するとき、サービング基地局1504aは、どのビームがUE1506との後続の通信のためのアクセスビームとして使用され得るかを決定することが可能であり得る。
図20Aにおいてやはり見られるように、2004において、UEは尺度情報を基地局に送信することができる。たとえば、UEは尺度情報を示すメッセージを生成することができ、UEは尺度情報を基地局に送信することができる。たとえば、図15を参照すると、UE1506のトランシーバ1505は、尺度情報1510をサービング基地局1504aに送信し得る。
図20Aにおいてさらに見られるように、2006において、UEは基地局からビームフォーミング手順と関連付けられる情報を受信することができる。たとえば、UEは、基地局から少なくとも1つの信号を受信することができ、UEは、ビームフォーミング手順と関連付けられる情報を検出するために少なくとも1つの信号を復号することができる。ある態様では、情報は、ビームフォーミング手順の間に使用するサブフレーム構造、ビームフォーミング手順の間に基地局が使用する第1のコードブック情報、および/またはビームフォーミング手順の間にUEが使用する第2のコードブック情報を含み得る。ある態様では、第1のコードブック情報は、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットを示し得る。ある態様では、第2のコードブック情報は、UEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットを示し得る。ある態様では、ビーム方向の第2のサブセットの中の別個のグループが各々、UEの異なるアンテナサブアレイと関連付けられ得る。
図15を参照すると、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造は、アクセスビームを決定するためにサービング基地局1504aおよびUE1506によって使用され得る。ネットワークエンティティ1508は、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造と関連付けられる情報1516をサービング基地局1504aに送信することができる。サービング基地局1504aは、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造のうちの少なくとも1つと関連付けられる情報1518をUE1506に送信することができる。したがって、UE1506のトランシーバ1505は、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造のうちの少なくとも1つと関連付けられる情報1518を受信することができる。加えて、図16Aを参照すると、決定されたmmWセルジオメトリ1515を使用して、図15のネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、UEサブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dのうちの1つと関連付けられるビーム方向の各グループから選択されるビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dの各々が、好ましくはビーム走査プロセスの間に使用され得ると決定し得る。言い換えると、UEコードブック1630は、UEサブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dの各々1つのために選択されたビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dを示す情報でシードされ得る。
図20Bにおいて見られるように、2008において、UEは、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットに基づいて、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。たとえば、図15を参照すると、UE1506の処理システム1503は、基地局1504aと協調して、基地局コードブック1615の中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブック1630の中のビーム方向の第2のサブセットに基づいて、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。加えて、図16Bを参照すると、基地局コードブック1615の中のシードされたビーム方向の各々は、潜在的なアクセスビームのすべてを決定するために、シードされた指向性ビーム方向の各々1つにわたって走査され得る。図16Aおよび図16Bにおいて示される例では、12個という潜在的な数のアクセスビーム(たとえば、(基地局における3個のビーム)×(UEにおける4個の指向性ビーム)=12個の潜在的なアクセスビーム)がある。
図20Bにおいてさらに見られるように、2010において、UEは、サブフレーム構造の中の第1の連続するシンボルブロックの時間長の間、UEの第1のアンテナサブアレイと関連付けられる第1のビーム方向を固定することによって、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。たとえば、UEは、サブフレームの第1の連続するシンボルブロックに対応する第1のビーム方向を決定することができ、UEは、対応する第1の連続するシンボルブロックの間、第1のサブアレイのビームを第1のビーム方向に向ける(たとえば、生成する、または活性化する)ことができる。
図15を参照すると、UE1506の処理システム1503は、サブフレーム構造の中の第1の連続するシンボルブロックの時間長の間、UE1506のトランシーバ1505と関連付けられる第1のアンテナサブアレイと関連付けられる第1のビーム方向を固定することによって、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。図16Aおよび図16Bを参照すると、基地局コードブック1615の中のシードされたビーム方向1616a、1616b、1616cの各々は、サブフレーム構造1645の中の連続するシンボルブロックの間にUEコードブック1630の中のシードされたビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dのうちの1つに適用され得る。
図20Bにおいて追加で見られるように、2012において、UEはさらに、第1の連続するシンボルブロックの間、(たとえば、基地局コードブックの中の)ビーム方向の第1のサブセットの中の各ビーム方向をUEの第1のアンテナサブアレイと関連付けられる第1のビーム方向に適用することによって、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。たとえば、UEは、UEにおいて固定された第1のビーム方向を通じて、サブフレームの第1の連続するシンボルブロックの各シンボルに対して、ビーム方向の第1のサブセットの各ビーム方向(たとえば、基地局コードブックにおいてシードされる各ビーム方向)に沿ってそれぞれの信号(たとえば、BRSまたはBRRS)を受信することができる。受信される各信号に対して、UEは、UEにおいて固定された第1のビーム方向およびビーム方向の第1のサブセットのそれぞれのビーム方向(たとえば、基地局コードブックにおいてシードされる各ビーム方向)の組合せに対応する尺度値(たとえば、RSRP、RSRQ、RFエネルギーレベルなど)を測定することができる。
たとえば、図16Aおよび図16Bを参照すると、基地局コードブックの中のシードされたビーム方向の各々は、サブフレーム構造1645の中の連続するシンボルブロックの間にUEコードブックの中のシードされたビーム方向のうちの1つに適用され得る。たとえば、基地局コードブックからのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、それぞれ、サブフレーム構造1645のシンボル0、1、および2において、第1のUEサブアレイ1610aと関連付けられるビーム方向1622aに適用される。
図20Bにおいてさらに見られるように、2014において、UEは、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されたかどうかを決定することができる。たとえば、UEは、潜在的なアクセスビームについて測定された尺度値の数を潜在的なアクセスビームの総数と比較することができ、測定された尺度値の数が潜在的なアクセスビームの数と等しい場合、UEは、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されたと決定することができる。それ以外の場合、UEは、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されていないと決定することができる。
すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されていない場合、潜在的なアクセスビームのすべてが決定されるまで、ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のサブセットの中の各ビーム方向を使用して、2010および2012が繰り返され得る。たとえば、動作2010に戻ると、UEは、次の連続するシンボルブロックのためのUEの次のアンテナサブアレイと関連付けられる次のビーム方向を固定することができる。動作2012に戻ると、UEは、UEにおいて固定された次のビーム方向を通じて、サブフレームの次の連続するシンボルブロックの各シンボルに対して、ビーム方向の第1のサブセットの各ビーム方向(たとえば、基地局コードブックにおいてシードされる各ビーム方向)に沿ってそれぞれの信号(たとえば、BRSまたはBRRS)を受信することができる。受信される各信号に対して、UEは、UEにおいて固定された次のビーム方向およびビーム方向の第1のサブセットのそれぞれのビーム方向(たとえば、基地局コードブックにおいてシードされる各ビーム方向)の組合せに対応する尺度値(たとえば、RSRP、RSRQ、RFエネルギーレベルなど)を測定することができる。
図16Bを参照すると、基地局コードブックの中のシードされたビーム方向の各々は、サブフレーム構造1645の中の連続するシンボルブロックの間にUEコードブックの中のシードされたビーム方向のうちの1つに適用され得る。たとえば、基地局コードブック1615からのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、それぞれ、シンボル3、4、および5において、第2のUEサブアレイ1610bと関連付けられる第2のビーム方向1622bに適用される。第2の固定されたビーム方向1622bを使用して、UE1608は、ビーム方向の第1のサブセットの各ビーム方向に沿って受信された各信号に対するそれぞれの尺度値を測定することができる。さらに、基地局コードブック1615からのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、それぞれ、シンボル6、7、および8において、第3のUEサブアレイ1610cと関連付けられる第3のビーム方向1622cに適用される。第3の固定されたビーム方向1622cを使用して、UE1608は、シンボル6、7、および8の各々1つの間、ビーム方向の第1のサブセットの各ビーム方向に沿って受信された各信号に対するそれぞれの尺度値を測定することができる。またさらに、基地局コードブックからのビーム方向1616a、1616b、1616cの各々が、それぞれ、シンボル9、10、および11において、第4のUEサブアレイ1610dと関連付けられるビーム方向1622dに適用される。第4の固定されたビーム方向1622dを使用して、UE1608は、シンボル9、10、および11のそれぞれ1つの間、ビーム方向の第1のサブセットの各ビーム方向に沿って受信された各信号に対するそれぞれの尺度値を測定することができる。
図20Cにおいて見られるように、2016において、UEは、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されたとき、サブフレーム構造、第1のコードブック情報、および第2のコードブック情報のうちの少なくとも1つに基づいて、基地局と通信する際に使用するアクセスビームを決定することができる。一態様では、UEは基地局からアクセスビームを示す情報を受信することができ、UEはアクセスビームを示す情報に基づいてアクセスビームを決定することができる。たとえば、図15を参照すると、UE1506のトランシーバ1505は、サービング基地局1504aからアクセスビームを示す情報を受信することができ、UE1506の処理システム1503は、基地局1504aから受信された情報に基づいてアクセスビーム1522を決定することができる。
図20Cにおいてやはり見られるように、2018において、UEは、潜在的なアクセスビームの1つと関連付けられる基準信号測定結果(たとえば、BRSまたはBRRSの測定結果)が閾値の基準を満たすとき、アクセスビームとして使用するための潜在的なアクセスビームのうちの1つを選択することによって、アクセスビームを決定することができる。たとえば、閾値の基準は、BRSまたはBRSSについて測定された最良または最高の尺度値を含み得る。UEはビーム方向の各組合せに対して測定された各尺度値を互いに比較することができ、UEは最高または最良の尺度値を選択することができる。たとえば、図15を参照すると、サービング基地局1504aおよび/またはUE1506は、潜在的なアクセスビームのうちの1つと関連付けられる基準信号測定結果が閾値の基準を満たすとき、ワイヤレス通信において使用するアクセスビーム1519を決定することができる。ある態様では、UE1506の処理システム1503は、潜在的なアクセスビームのうちの1つと関連付けられる基準信号測定結果が閾値の基準を満たすとき、基地局1504aとのワイヤレス通信に使用するアクセスビーム1522を決定することができる。たとえば、閾値の基準は、BRSまたはBRRSのRSRP、RSRQ、またはRFエネルギーレベル(たとえば、他のBRSまたはBRRSについて測定された他のRSRP、RSRQ、またはRFエネルギーレベルと比較された)を含み得る。
図20Cにおいて追加で見られるように、2020において、UEはさらに、基準信号測定結果に関する情報を基地局に送信することによって、アクセスビームを決定することができる。たとえば、UEはビーム方向の第1のサブセットのうちの少なくともあるビーム方向(たとえば、シードされた基地局コードブックに含まれるビーム方向)を示す情報を含むメッセージを生成することができ、UEはこのメッセージを基地局に送信することができる。一態様では、ビーム方向を示す情報はビームインデックスを含み得る。図15を参照すると、UE1506のトランシーバ1505は、ワイヤレス通信において使用するアクセスビーム1522を示す情報1520を、サービング基地局1504aに送信することができる。
図20Cにおいてさらに見られるように、2022において、UEは決定されたアクセスビームを使用して基地局と通信することができる。たとえば、UEは、選択されたアンテナサブアレイの選択されたビーム方向(たとえば、最良または最高の尺度値に対応するビーム方向)に対応するビームを使用(たとえば、活性化または生成)し、UEは、選択されたビーム方向に対応するビームを使用して信号を送信および/または受信することができる。図15を参照すると、アクセスビーム1522が潜在的なアクセスビームのすべてから選択されると、サービング基地局1504aおよびUE1506は、アクセスビーム1522を使用して通信することができる。たとえば、UE1506のトランシーバ1505は、信号が決定されたアクセスビーム1522に沿って基地局1504aに送信されるように、かつ/または基地局1504aから受信されるようにし得る。
図21は、例示的な装置2102の中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図2100である。装置2102は、基地局2150(たとえば、mmW基地局)と通信しているUEであり得る。
装置2102は、装置2102と関連付けられる尺度情報を決定し得る決定構成要素2106を含み得る。決定構成要素2106は、2102の位置と関連付けられる情報、2102のジャイロスコープと関連付けられる情報、および/または装置2102の加速度計と関連付けられる情報のうちの少なくとも1つを、UE尺度情報に含めることができる。ある態様では、UE尺度情報は、装置2102の1つまたは複数のアンテナサブアレイと関連付けられる情報を含み得る。ある態様では、UE尺度情報は、基地局2150によって装置2102に送信される1つまたは複数の信号(たとえば、BRS)に対して測定された1つまたは複数の尺度値を含み得る。
決定構成要素2106は、UE尺度情報と関連付けられる信号を送信構成要素2108に送信することができる。送信構成要素2108は、UE尺度情報を基地局2150に送信することができる。加えて、受信構成要素2104は、基地局2150からビームフォーミング手順と関連付けられる情報(たとえば、ビームフォーミング情報)を受信することができる。ある態様では、情報は、ビームフォーミング手順の間に使用するサブフレーム構造、ビームフォーミング手順の間に基地局2150が使用する第1のコードブック情報、およびビームフォーミング手順の間に装置が使用する第2のコードブック情報を含み得る。ある態様では、ビームフォーミング手順と関連付けられる情報は、ビームフォーミング手順の間に使用するサブフレーム構造、ビームフォーミング手順の間に基地局2150が使用する第1のコードブック情報、およびビームフォーミング手順の間に装置2102によって使用されるべき第2のコードブック情報を含み得る。さらなる態様では、第1のコードブック情報は、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットを示し得る。別の態様では、第2のコードブック情報は、UEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットを示し得る。ある態様では、ビーム方向の第2のサブセットの中の別個のグループが各々、装置2102の異なるアンテナサブアレイと関連付けられ得る。
態様では、受信構成要素2104は、ビームフォーミング情報と関連付けられる信号を決定構成要素2106に送信することができる。決定構成要素2106は、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットに基づいて、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。たとえば、決定構成要素2106は、サブフレーム構造の中の第1の連続するシンボルブロックの時間長の間、装置2102の第1のアンテナサブアレイと関連付けられる第1のビーム方向を固定することによって、すべての潜在的なアクセスビームを決定することができる。加えて、決定構成要素2106はさらに、第1の連続するシンボルブロックの間、ビーム方向の第1のサブセットの中の各ビーム方向を装置2102の第1のアンテナサブアレイと関連付けられる第1のビーム方向に適用することによって、すべてのアクセスビームを決定することができる。
またさらに、決定構成要素2106は、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されたかどうかを決定することができる。加えて、決定構成要素2106は、すべての潜在的なアクセスビームが決定および/または評価されたとき、サブフレーム構造、第1のコードブック情報、および第2のコードブック情報のうちの少なくとも1つに基づいて、基地局2150と通信する際に使用するアクセスビームを決定することができる。たとえば、決定構成要素2106は、潜在的なアクセスビームのうちの1つと関連付けられるBRS測定結果が閾値の基準を満たすとき、アクセスビームとして使用するために潜在的なアクセスビームのうちのその1つを選択することによって、アクセスビームを決定することができる。
決定構成要素2106は、BRS測定結果と関連付けられる信号を送信構成要素2108に送信することができる。送信構成要素2108は、基地局2150にBRS測定結果と関連付けられる情報を送信することができる。またさらに、決定構成要素2106は、決定されたアクセスビームと関連付けられる信号を、送信構成要素2108および受信構成要素2104へそれぞれ送信する。受信構成要素2104および送信構成要素2108は、アクセスビームを使用して基地局2150と通信することができる。態様では、決定構成要素2106は、送信および受信のために異なるアクセスビーム方向を決定し得るので、決定構成要素2106は、第1のアクセスビームと関連付けられる情報(たとえば、第1のビーム方向)を送信構成要素2108にシグナリングし得るが、第2のアクセスビームと関連付けられる情報(たとえば、第2のビーム方向)を受信構成要素2104にシグナリングし得る。
装置は、図20A〜図20Cの上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含むことがある。したがって、図20A〜図20Cの上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行されることがあり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含むことがある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図22は、処理システム2214を利用する装置2102'のハードウェア実装形態の例を示す図2200である。処理システム2214は、バス2224によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2224は、処理システム2214の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス2224は、プロセッサ2204によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素2104、2106、2108と、コンピュータ可読媒体/メモリ2206とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス2224はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぎ得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
処理システム2214はトランシーバ2210に結合され得る。トランシーバ2210は1つまたは複数のアンテナ2220に結合される。トランシーバ2210は、送信媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ2210は、1つまたは複数のアンテナ2220から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2214、特に受信構成要素2104に提供する。さらに、トランシーバ2210は、処理システム2214、特に送信構成要素2108から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2220に印加されるべき信号を生成する。処理システム2214は、コンピュータ可読媒体/メモリ2206に結合されたプロセッサ2204を含む。プロセッサ2204は、コンピュータ可読媒体/メモリ2206に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2204によって実行されると、任意の特定の装置について上で説明された様々な機能を処理システム2214に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2206はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2204によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム2214は、構成要素2104、2106、2108のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ2204内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2206の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ2204に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム2214は、UE350の構成要素であることがあり、メモリ360、ならびに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含むことがある。
一構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、基地局からビームフォーミング手順と関連付けられる情報を受信するための手段を含み得る。一態様では、基地局はmmW基地局であり得る。別の態様では、情報は、ビームフォーミング手順の間に使用するサブフレーム構造、ビームフォーミング手順の間に基地局が使用する第1のコードブック情報、およびビームフォーミング手順の間に装置2102/2102'により使用されるべき第2のコードブック情報を含み得る。さらなる態様では、第1のコードブック情報は、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットを示し得る。追加の態様では、第2のコードブック情報は、UEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットを示し得る。またさらなる態様では、ビーム方向の第2のサブセットの中の別個のグループが各々、装置2102/2102'の異なるアンテナサブアレイと関連付けられる。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、(i)サブフレーム構造の中の第1の連続するシンボルブロックの時間長の間、装置2102/2102'の第1のアンテナサブアレイと関連付けられる第1のビーム方向を固定し、(ii)第1の連続するシンボルブロックの間、ビーム方向の第1のサブセットの中の各ビーム方向を装置2102/2102'の第1のアンテナサブアレイと関連付けられる第1のビーム方向に適用し、(iii)潜在的なアクセスビームのすべてが決定されるまで、ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のサブセットの中の各ビーム方向を使用して(i)および(ii)を繰り返すことによって、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットに基づいて、すべての潜在的なアクセスビームを決定するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、サブフレーム構造、第1のコードブック情報、および第2のコードブック情報のうちの少なくとも1つに基づいて、基地局と通信する際に使用するためのアクセスビームを決定するための手段を含み得る。たとえば、アクセスビームを決定するための手段は、潜在的なアクセスビームのうちの1つと関連付けられる基準信号測定結果が閾値の基準を満たすとき、アクセスビームと
して使用するために潜在的なアクセスビームのうちのその1つを選択するように構成され得る。加えて、アクセスビームを決定するための手段は、基準信号測定結果に関する情報を基地局に送信するように構成され得る。別の構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、装置2102/2102'と関連付けられる尺度情報を決定するための手段を含み得る。さらなる構成では、ワイヤレス通信のための装置2102/2102'は、装置2102/2102'と関連付けられる尺度情報を基地局に送信するための手段を含み得る。ある態様では、尺度情報は、UEと関連付けられるGPS情報、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、またはUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。ある態様では、基地局から受信されるビームフォーミング手順と関連付けられる情報は、尺度情報に少なくとも一部基づき得る。
上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置2102および/または装置2102'の処理システム2214の上述の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上で説明されたように、処理システム2214は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
図23Aおよび図23Bは、ネットワークエンティティ(たとえば、ネットワークエンティティ1508、装置2402/2402')によって実行され得る方法のフローチャート2300である。ネットワークエンティティは、1つまたは複数のmmW基地局と通信しているクラウドベースのサーバであり得る。破線で示される動作は、本開示の様々な態様の任意選択の動作を表す。
図23Aにおいて見られるように、2302において、ネットワークエンティティは、少なくとも1つの基地局尺度情報および/または少なくとも1つのUE尺度情報を受信することができる。ある態様では、UE尺度情報は、UEと関連付けられる第1の位置情報、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、またはUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。ある態様では、UE尺度情報は、たとえば、基地局によってUEに送信されるBRS(たとえば、RSRP、RSRQ、RFエネルギーレベルなど)に基づいてUEによって測定される尺度値と関連付けられる情報を含み得る。ある態様では、基地局尺度情報は、基地局の位置および/または基地局の環境(たとえば、基地局によって提供されるセルの中の障害物)と関連付けられる情報を含み得る。ある態様では、基地局尺度情報は、たとえば、基地局に送信される信号に基づいて基地局によって測定される尺度値と関連付けられる情報を含み得る。
図15を参照すると、基地局尺度情報および/またはUE尺度情報を含む1つまたは複数のデータパケット1512は、ネットワークエンティティ1508に送信され得る。ネットワークエンティティ1508のトランシーバ1513は、たとえば、データパケット1512に含まれる情報を使用してサービングmmWセル1502aのジオメトリ1515を決定するために、1つまたは複数のデータパケット1512を受信してそれから情報を抽出することができる。
図23Aにおいてやはり見られるように、2304において、ネットワークエンティティは、少なくとも1つのUEと関連付けられる第1の位置情報の精度を決定することができる。たとえば、ネットワークエンティティは、UEが位置している、またはUEが移動している可能性がある地理的エリアの、推定される座標または指示(たとえば、GPS情報、加速度計情報などに基づく)を受信することができ、ネットワークエンティティは、UEが位置し得るある半径の地理的エリアを推定することができる。図15を参照すると、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512に含まれるUE1506と関連付けられる位置情報の精度を決定することができる。
図23Aにおいてさらに見られるように、2306において、ネットワークエンティティは、複数の基地局から取得された位置情報に少なくとも一部基づいて少なくとも1つのUEの三角測量情報を決定することによって、少なくとも1つのUEと関連付けられる第1の位置情報の精度を決定することができる。たとえば、ネットワークエンティティは、複数の基地局から受信された情報に基づいて、UEと関連付けられる三角測量情報を決定することができる(たとえば、ネットワークエンティティは、UEが位置し得る地理的エリアを示す1つまたは複数の値を受信することができ、ネットワークエンティティは、UEが位置し得る地理的エリア(たとえば、ある半径のエリア)を推定することができる)。図15を参照すると、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、複数の基地局1504a、1504b、1504cから取得される位置情報1514に少なくとも一部基づいてUE1506の三角測量情報を決定することによって、位置情報の精度を決定することができる。3つの基地局が位置情報1514をネットワークエンティティ1508に送信するものとして図15において示されているが、本開示の範囲から逸脱することなく、位置情報の精度を決定する際に3つより多数または少数の基地局からの位置情報が使用され得る。
図23Aにおいて追加で見られるように、2308において、ネットワークエンティティはさらに、第1の位置情報を少なくとも1つのUEと関連付けられる三角測量情報と比較することによって、第1の位置情報の精度を決定することができる。たとえば、ネットワークエンティティは、三角測量情報をUEから受信された第1の位置情報と比較することができ、ネットワークエンティティは、三角測量情報がより正確であるか、またはUEから受信された第1の位置情報がより正確であるかを比較に基づいて決定することができる(たとえば、ネットワークエンティティは、三角測量情報に従ったUEが位置し得る地理的エリアの半径と、第1の位置情報に従ったUEが位置し得る地理的エリアの半径を比較することができ、UEはより小さい半径をより正確な情報として選択することができる)。図15を参照すると、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512の中の位置情報を、複数の基地局1504a、1504b、1504cから受信される位置情報1514に基づく決定された三角測量情報と比較することによって、位置情報の精度を決定することができる。
図23Aにおいてさらに見られるように、2310において、ネットワークエンティティは、第1の位置情報が閾値の基準を満たすかどうかを決定することができる。ある態様では、ネットワークエンティティは、UEと関連付けられる第1の位置情報を閾値の基準と比較することができ、ネットワークエンティティは、第1の位置情報が閾値の基準を満たすかどうかを比較に基づいて決定することができる(たとえば、ネットワークエンティティは、UEが位置し得る地理的エリアと関連付けられる半径を、最大の許容可能な半径などの所定の閾値と比較することができる)。たとえば、図15を参照すると、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512に含まれるUE1506と関連付けられる位置情報が閾値の基準を満たすかどうかを決定することができる。
図23Aにおいて見られるように、2312において、ネットワークエンティティは、第1の位置情報が閾値の基準を満たすとき、第1の位置情報に少なくとも一部基づいてmmWセルのジオメトリを決定することができる。たとえば、ネットワークエンティティは、たとえば基地局に関して、UEの位置を示すジオメトリを決定することができる。たとえば、ネットワークエンティティは、第1の位置情報に基づいて、基地局によって提供されるセルの中のUEの地理的位置、および/または基地局に関するUEの相対的な位置を決定することができる。ネットワークエンティティは、基地局の位置(たとえば、地理的位置)を(たとえば、基地局尺度情報に基づいて)決定することができる。さらに、ネットワークエンティティは、UEと基地局との間のアクセスビームを通じた通信に影響し得る、基地局によって提供されるセルの中の1つまたは複数の障害物を決定することができる。ある態様では、ネットワークエンティティは、基地局に対するUEの相対的な位置に影響し得る、UEの方向および/または加速度を決定することができる。前述の位置、障害物、方向、および/または加速度のうちの1つまたは複数に基づいて、ネットワークエンティティは、たとえば互いに対する、基地局とUEのそれぞれのビーム方向を示し得る、mmWセルジオメトリを決定する(たとえば、生成する)ことができる。
たとえば、図15を参照すると、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512に含まれる位置情報の精度が閾値の基準を満たすときにデータパケット1512に含まれる位置情報を使用することに少なくとも一部基づいて、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515を決定することができる。さらなる例では、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512に含まれる基地局尺度情報および/またはUE尺度情報を少なくとも一部使用して、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515を決定することができる。
図23Aにおいて代わりに見られるように、2314において、ネットワークエンティティは、第1の位置情報の精度が閾値の基準を満たさないとき、少なくとも1つのUEと関連付けられる第2の位置情報を決定することができる。たとえば、ネットワークエンティティは、第2の位置情報(たとえば、1つまたは複数の基地局から受信された情報に基づいてネットワークエンティティによって決定される三角測量情報)に基づいてUEの位置(たとえば、基地局に対する)を示すジオメトリを決定することができる。たとえば、ネットワークエンティティは、第2の位置情報に基づいて、基地局によって提供されるセルの中のUEの地理的位置、および/または基地局に関するUEの相対的な位置を決定することができる。ネットワークエンティティは、基地局の位置(たとえば、地理的位置)を(たとえば、基地局尺度情報に基づいて)決定することができる。さらに、ネットワークエンティティは、UEと基地局との間のアクセスビームを通じた通信に影響し得る、基地局によって提供されるセルの中の1つまたは複数の障害物を決定することができる。ある態様では、ネットワークエンティティは、基地局に対するUEの相対的な位置に影響し得る、UEの方向および/または加速度を決定することができる。前述の位置、障害物、方向、および/または加速度のうちの1つまたは複数に基づいて、ネットワークエンティティは、たとえば互いに対する、基地局とUEのそれぞれのビーム方向を示し得る、mmWセルジオメトリを決定する(たとえば、生成する)ことができる。
たとえば、図15を参照すると、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、データパケット1512に含まれる位置情報の精度が閾値の基準を満たさないとき、新しい位置情報(たとえば、三角測量情報)を少なくとも一部使用して、サービングmmWセル1502aのジオメトリ1515を決定することができる。
図23Bにおいて見られるように、2318において、ネットワークエンティティは、mmWセルのジオメトリに基づいて、少なくとも1つの基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよび少なくとも1つのUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットを決定することができる。ある態様では、ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のサブセットは、アクセスビームを決定する際に使用するためのものであり得る。ビーム方向の第1のサブセットは基地局のビーム方向であり得るが、ビーム方向の第2のサブセットはUEのビーム方向であり得る。
ある態様では、ネットワークエンティティは、UEの方向および/または加速度を含み得る、基地局に対するUEの相対的な位置を決定することができる。mmWセルジオメトリを使用して、ネットワークエンティティは、基地局におけるビーム方向に対応し得る、ビーム方向の第1のサブセットを決定することができる。基地局がmmWセルジオメトリにおいて示されるようにUEに対して相対的に位置するとき、ネットワークエンティティは、1つまたは複数のビーム方向に対応するそれぞれの尺度値を決定することができる。ネットワークエンティティは、たとえば基地局がネットワークマップにおいて示されるようにUEに対して相対的に位置するとき、最良または最高のそれぞれの尺度値に対応するビーム方向を選択することによって、ビーム方向の第1のサブセットを選択することができる。ネットワークエンティティは、ビーム方向の第1のサブセットで基地局コードブックをシードすることができる。
mmWセルジオメトリを使用して、ネットワークエンティティは、UEにおけるビーム方向に対応し得る、ビーム方向の第2のサブセットを決定することができる。UEがmmWセルジオメトリにおいて示されるように基地局に対して相対的に位置するとき、ネットワークエンティティは、1つまたは複数のビーム方向に対応するそれぞれの尺度値を決定することができる。ネットワークエンティティは、たとえばUEがネットワークマップにおいて示されるように基地局に対して相対的に位置するとき、最良または最高のそれぞれの尺度値に対応するビーム方向を選択することによって、ビーム方向の第2のサブセットを選択することができる。
たとえば、図15を参照すると、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、サービングmmWセル1502aの決定されたジオメトリ1515に基づいて潜在的なアクセスビームとして使用され得る、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットを決定することができる。言い換えると、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、ビーム走査プロセスの間に走査される必要があるビームの数を制限するために、基地局コードブックおよび/またはUEコードブックをシードすることができる。図16Aを参照すると、決定されたmmWセルジオメトリ1515に基づいて、図15のネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、基地局コードブック1615の中の16個のビーム方向1614のうちで、3つのビーム方向1616a、1616b、および1616cのサブセットが、好ましくはビーム走査プロセスの間に使用され得ると決定することができる。したがって、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、ビーム方向1616a、1616b、および1616cのサブセットで基地局コードブック1615をシードすることができる。加えて、決定されたmmWセルジオメトリ1515を使用して、図15のネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、UEサブアレイ1610a、1610b、1610c、1610dのうちの1つと関連付けられるビーム方向の各グループから選択される1つのビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dが、好ましくはビーム走査プロセスの間に使用され得ると決定することができる。したがって、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、ビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dというサブセットでUEコードブック1630をシードすることができる。
図23Bにおいてやはり見られるように、2320において、ネットワークエンティティは、少なくとも1つの基地局と少なくとも1つのUEとの間の通信のために決定された1つまたは複数のアクセスビームが、少なくとも1つの基地局と異なるUEとの間の通信に使用される第2のアクセスビームとの干渉を引き起こすかどうかを決定することができる。たとえば、ネットワークエンティティは、mmWセルジオメトリに基づいて、異なるUEへのUEの近接があるかどうかを決定することができ、その近接は、異なるUEによる通信への干渉を引き起こすことがある。ネットワークエンティティは、UEのビーム方向が基地局との通信のために異なるUEにより使用されるビームと交差し得るかどうかを決定することができる。ネットワークエンティティは、異なるUEにより使用されるビームと交差しない別のビーム方向をUEのために選択することができる。図15を参照すると、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、(たとえば、サービング基地局1504aおよびUE1506によって使用される)潜在的なアクセスビームの1つまたは複数がサービング基地局1504aと異なるUEとの間の通信に使用される第2のアクセスビームとの干渉を引き起こし得るかどうかを決定し得る。
図23Bにおいて追加で見られるように、2322において、ネットワークエンティティは、少なくとも1つの基地局およびUEとの通信の際に使用すると決定されたアクセスビームが、少なくとも1つの基地局と異なるUEとの間の通信に使用される第2のアクセスビームに対して引き起こされる干渉を減らすように、ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のサブセットと関連付けられる情報を優先順位付けることができる。たとえば、ネットワークエンティティは、基地局と異なるUEとの間の第1の通信リンク(たとえば、基地局および異なるUEによってそれぞれ使用されるビーム方向)に第1の優先度を割り当てることができる。ネットワークエンティティは、基地局とUEとの間の第2の通信リンク(たとえば、基地局およびUEによってそれぞれ使用されるビーム方向)に第2の優先度を割り当てることができる。第2の優先度は第1の優先度より低い優先度を示し得る。第1の通信リンクが第2の通信リンクより優先されるので、ネットワークエンティティは、ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のサブセットのビーム方向に優先度を割り当てることができる。たとえば、ネットワークエンティティは、ビーム方向の第1のサブセットの第1のビーム方向およびビーム方向の第2のサブセットの第1のビーム方向という第1のペアに第1の優先度を割り当てることができ、このことは、ビーム方向の第1のサブセットの第1のビーム方向およびビーム方向の第2のサブセットの第1のビーム方向という第1のペアが、それぞれ基地局およびUEのための、ビーム方向の第1のセットおよび第2のセットにおいてシードされ得る他のビーム方向より好ましい、または優先されることを示し得る。ビーム方向の第1のサブセットの第1のビーム方向およびビーム方向の第2のサブセットの第1のビーム方向という第1のペアは、基地局と異なるUEとの間の第1の通信リンクへの干渉を引き起こす可能性が、ビーム方向の他のペアより低いことがある。ネットワークエンティティは同様に、それぞれの割り当てられた優先度が第1の通信リンクへの干渉を引き起こす確率の降順で割り当てられるように、それぞれの優先度をビーム方向の他のペアに割り当てることができる。たとえば、割り当てられた優先度が最低であることは、ビーム方向のペアが干渉を引き起こす可
能性がより高いので、より高い割り当てられた優先度を有するビーム方向のペアを最初に選択しようと試みた後でアクセスビームとして選択されるべきであることを、示し得る。
図15を参照すると、潜在的なアクセスビームの1つまたは複数が干渉を引き起こすと決定されるとき、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、サービング基地局1504aとUE1506との間の通信に使用すると決定されるアクセスビームが最小の量の干渉を引き起こすように、ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のセットと関連付けられる情報を優先順位付けることができる。図16Aおよび図16Bを参照すると、たとえば、ビーム方向1616a、1622aという第1のペアが第1の優先度を割り当てられることがあり、一方、ビーム方向1616a、1622bという第2のペアが、第1の優先度より低い第2の優先度を割り当てられることがある。したがって、基地局1602およびUE1608はまず、ビーム方向1616a、1622bという第2のペアを選択することを試みる前に、ビーム方向1616a、1622aという第1のペアをまず選択することを試み得る。
図23Bにおいてさらに見られるように、2324において、ネットワークエンティティは、ビーム方向の第1のサブセットまたはビーム方向の第2のサブセットのうちの少なくとも1つに基づいて、サブフレーム構造を決定することができる。ある態様では、サブフレーム構造は、基地局およびUEによるビームフォーミング手順において使用され得る。たとえば、ネットワークエンティティは、ビーム方向の潜在的なペアの数を決定することができる(たとえば、ビーム方向の第1のサブセットの中の3つのビーム方向およびビーム方向の第2のサブセットの中の4つのビーム方向)。ネットワークエンティティは、潜在的なビーム方向をサブフレーム構造の1つまたは複数のシンボルに割り当てることができる。たとえば、ネットワークエンティティは、ビーム方向の第1のサブセットの各ビーム方向をサブフレーム構造の第1の連続するシンボルブロックに割り当て得る(たとえば、ビーム方向の第1のサブセットの第1のビーム方向がシンボル0、1、および2に割り当てられ得る)ので、ビーム方向の第2のサブセットの各ビーム方向は、ビーム方向の第1のサブセットの第1のビーム方向を使用して走査されることになる。
図15を参照すると、ビーム方向の第1のセットの中のビームの数およびビーム方向の第2のセットの中のビームの数に基づいて、ネットワークエンティティ1508の処理システム1511は、ビームフォーミング手順の間にサービング基地局1504aおよびUE1506によって使用されるべきサブフレーム構造を決定し得る。図16Aおよび図16Bを参照すると、基地局コードブック1615の中のシードされたビーム方向1616a、1616b、1616cの各々は、潜在的なアクセスビームのすべてを決定するために、UEコードブック1630の中の指向性ビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dのうちの各々1つにわたって走査され得る。図16Aおよび図16Bにおいて示される例では、12個という潜在的な数のアクセスビーム(たとえば、(基地局における3個のビーム)×(UEにおける4個の指向性ビーム)=12個の潜在的なアクセスビーム)がある。12個の潜在的なアクセスビームからの個々のアクセスビームは、図16Bに示されるサブフレーム構造1645の中の12個のシンボルのうちの1つを使用して走査され得る。
図23Bにおいてやはり見られるように、2326において、ネットワークエンティティは、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造と関連付けられる情報を少なくとも1つの基地局に送信し得る。たとえば、図15を参照すると、ネットワークエンティティ1508のトランシーバ1513は、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造と関連付けられる情報をサービング基地局1504aに送信することができる。図16Aおよび図16Bを参照すると、ビーム方向1616a、1616b、1616cの第1のサブセット、ビーム方向1622a、1622b、1622c、1622dの第2のサブセット、およびサブフレーム構造1645を示す情報が、基地局1602に送信され得る。
図24は、例示的な装置2402の中の異なる手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図2400である。装置は、サービング基地局2450および1つまたは複数の近隣基地局2455と通信しているネットワークエンティティであり得る。装置2402は、UE尺度情報および基地局尺度情報をサービング基地局2450から受信する受信構成要素2404を含み得る。
ある態様では、UE尺度情報はUE2460と関連付けられる情報を含むことがあり、UE2460はサービング基地局2450によって提供されるセル上で動作していることがある。たとえば、UE尺度情報は、UE2460と関連付けられる第1の位置情報、UE2460と関連付けられるジャイロスコープ情報、またはUE2460と関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。加えて、または代わりに、UE尺度情報は、RSRP、RSRQ、RFエネルギー値などの、UE2460によって決定された1つまたは複数の尺度値と関連付けられる情報を含むことがあり、尺度値は、UE2460とサービング基地局2450との間の通信に使用されるビーム方向に対応することがある。ある態様では、UE尺度情報は、UE2460のアンテナサブアレイを示す情報と、そのようなサブアレイにおいて生成され得るビーム方向とを含み得る。
ある態様では、基地局尺度情報は、基地局2450の位置、基地局2450と1つまたは複数のUEとの間の通信リンク、基地局2450によって提供されるセルの中の障害物、ビーム方向を生成する基地局2450のアンテナ構成要素、および/または基地局2450に関する他の情報などの、基地局2450と関連付けられる情報を含み得る。加えて、または代わりに、基地局尺度情報は、RSRP、RSRQ、RFエネルギー値などの、サービング基地局2450によって決定された1つまたは複数の尺度値と関連付けられる情報を含むことがあり、尺度値は、サービング基地局2450とUE2460との間の通信に使用されるビーム方向に対応することがある。
受信構成要素2404は、UE尺度情報および基地局尺度情報と関連付けられる信号を決定構成要素2406に送信することができる。加えて、受信構成要素2404は、1つまたは複数の近隣基地局2455およびサービング基地局2450からUE2460の位置と関連付けられる三角測量情報を受信することができる。受信構成要素2404は、三角測量情報と関連付けられる信号を決定構成要素2406に送信することができる。決定構成要素2406は、UE2460と関連付けられる第1の位置情報の精度を決定することができる。ある態様では、決定構成要素2406は、第1の位置情報を三角測量情報と比較することによって、UE2460と関連付けられる第1の位置情報の精度を決定することができる。たとえば、決定構成要素2406は、1つまたは複数の近隣基地局2455およびサービング基地局2450から取得された三角測量情報に少なくとも一部基づいて、少なくとも1つのUEの三角測量情報を決定することができる。決定構成要素2406はさらに、第1の位置情報を少なくとも1つのUEと関連付けられる三角測量情報と比較することによって、第1の位置情報の精度を決定することができる。ある態様では、決定構成要素2406は、第1の位置情報が閾値の基準を満たすかどうかを決定することができる。たとえば、決定構成要素2406は、第1の位置情報がサービング基地局2450と矛盾しない地理的エリアを示すかどうか、および/または、第1の位置情報が閾値の誤差の範囲内にある(たとえば、第1の位置情報により示されるUE2460の地理的エリアの半径が閾値の半径を満たす)かどうかを決定することができる。
一態様では、決定構成要素2406は、第1の位置情報が閾値の基準を満たすとき、第1の位置情報に少なくとも一部基づいてmmWセルのジオメトリを決定することができる。別の態様では、決定構成要素2406は、第1の位置情報の精度が閾値の基準を満たさないとき、UE2460と関連付けられる第2の位置情報を決定することができる。加えて、決定構成要素2406は、第2の位置情報を使用してmmWセルのジオメトリを決定することができる。またさらに、決定構成要素2406は、少なくとも1つの基地局コードブック(たとえば、シードされたBSコードブック)の中のビーム方向の第1のサブセットおよび少なくとも1つのUEコードブック(たとえば、シードされたUEコードブック)の中のビーム方向の第2のサブセットを、mmWセルのジオメトリに基づいて決定することができる。決定構成要素2406は、シードされたBSコードブックおよびシードされたUEコードブックと関連付けられる信号を送信構成要素2410に送信することができる。
ある態様では、決定構成要素2406は、サービング基地局2450とUE2460との間の通信のために決定された1つまたは複数のアクセスビームが、少なくとも1つの基地局と異なるUEとの間の通信に使用される第2のアクセスビーム(たとえば、別の通信リンク)との干渉を引き起こし得るかどうかを決定することができる。決定構成要素2406は、サービング基地局とUE2460との間のどの潜在的なアクセスビームが干渉を引き起こし得るかを示す信号を、優先順位付け構成要素2408に送信することができる。優先順位付け構成要素2408は、サービング基地局2450およびUE2460との通信の際に使用すると決定されたアクセスビームが、サービング基地局2450と異なるUEとの間の通信に使用される第2のアクセスビームに対して引き起こされる干渉を軽減(たとえば、最小化)し得るように、ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のサブセットと関連付けられる情報を優先順位付けることができる。たとえば、優先順位付け構成要素2408は、ビーム方向の第1のサブセットの1つまたは複数のビーム方向に優先度を割り当てることができ、ビーム方向の第2のサブセットの1つまたは複数のビーム方向に優先度を割り当てることができる。より高い割り当てられた優先度は、対応するビーム方向が好ましく、別の通信リンクへの干渉を引き起こす可能性が低いかもしれないことを示し得る。優先順位付け構成要素2408は、ビーム方向(たとえば、潜在的なアクセスビーム)の優先順位付けられたリストを示す信号を、送信構成要素2410に送信することができる。
加えて、決定構成要素2406は、ビーム方向の第1のサブセットまたはビーム方向の第2の第2のサブセットのうちの少なくとも1つに基づいて、サブフレーム構造を決定することができる。ある態様では、サブフレーム構造は、基地局およびUEによるビームフォーミング手順において使用され得る。たとえば、決定構成要素2406は、サービング基地局2450とUE2460との間の潜在的なアクセスビームの数を決定することができ、決定構成要素2406は、ビーム方向の第1のサブセットまたはビーム方向の第2のサブセットの各々の潜在的なアクセスビームを走査するために必要とされるシンボルの数を決定することができる。一態様では、決定構成要素2406は、各々の潜在的なアクセスビームをサブフレーム構造のシンボルに割り当てることができる。決定構成要素2406は、サブフレーム構造と関連付けられる信号を、送信構成要素2410に送信することができる。
送信構成要素2410は、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造と関連付けられる情報をサービング基地局2450に送信することができる。ある態様では、ビーム方向の第1のサブセットは基地局2450のための基地局コードブックをシードすることができ、ビーム方向の第2のサブセットはUE2460のためのUEコードブックをシードすることができる。サブフレーム構造は、サービング基地局2450およびUE2460が基地局コードブックおよびUEコードブックにおいてシードされる潜在的なビーム方向の各々を走査し得るような、構造を提供することができる。
装置は、図23Aおよび図23Bの上述のフローチャートの中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含むことがある。したがって、図23Aおよび図23Bの上述のフローチャートの中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行されることがあり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含むことがある。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであってもよい。
図25は、処理システム2514を利用する装置2402'のハードウェア実装形態の例を示す図2500である。処理システム2514は、バス2524によって全体的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2524は、処理システム2514の具体的な適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス2524は、プロセッサ2504によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェア構成要素と、構成要素2404、2406、2408、2410と、コンピュータ可読媒体/メモリ2506とを含む様々な回路を互いにつなぐ。バス2524はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぎ得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これらの回路はこれ以上説明されない。
処理システム2514はトランシーバ2510に結合され得る。トランシーバ2510は1つまたは複数のアンテナ2520に結合される。トランシーバ2510は、送信媒体を通じて様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ2510は、1つまたは複数のアンテナ2520から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2514、特に受信構成要素2404に提供する。加えて、トランシーバ2510は、処理システム2514、特に送信構成要素2410から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2520に印加されるべき信号を生成する。処理システム2514は、コンピュータ可読媒体/メモリ2506に結合されたプロセッサ2504を含む。プロセッサ2504は、コンピュータ可読媒体/メモリ2506に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2504によって実行されると、任意の特定の装置について上で説明された様々な機能を処理システム2514に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2506はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2504によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム2514は、構成要素2404、2406、2408、2410のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらの構成要素は、プロセッサ2504内で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ2506の中に存在する/記憶されたソフトウェア構成要素、プロセッサ2504に結合された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。装置は、ファイバケーブル、光ケーブル、デジタル加入者線(DSL)ケーブル、またはワイヤレス通信を使用する(たとえば、所定の周波数またはmmW周波数を使用する)バックホールリンクを介して1つまたは複数の基地局102に接続されるネットワークエンティティ(たとえば、クラウドベースのサーバ)であり得る。
一構成では、装置2402/2402'は、基地局と関連付けられる基地局尺度情報およびUEと関連付けられるUE尺度情報を受信するための手段を含み得る。ある態様では、UE尺度情報は、UEと関連付けられる第1の位置情報、UEと関連付けられるジャイロスコープ情報、またはUEと関連付けられる加速度計情報のうちの少なくとも1つを含み得る。一構成では、装置2402/2402'は、基地局尺度情報またはUE尺度情報のうちの少なくとも1つに基づいて、mmWセルのジオメトリを決定するための手段を含み得る。一構成では、装置2402/2402'は、mmWセルのジオメトリに基づいて、基地局コードブックの中のビーム方向の第1のサブセットおよびUEコードブックの中のビーム方向の第2のサブセットを決定するための手段を含み得る。ある態様では、ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のサブセットは、アクセスビームを決定する際に使用するためのものであり得る。さらに別の態様では、装置2402/2402'は、ビーム方向の第1のサブセットまたはビーム方向の第2の第2のサブセットのうちの少なくとも1つに基づいて、サブフレーム構造を決定するための手段を含み得る。ある態様では、サブフレーム構造は、基地局およびUEによるビームフォーミング手順において使用され得る。一構成では、装置2402/2402'は、ビーム方向の第1のサブセット、ビーム方向の第2のサブセット、およびサブフレーム構造と関連付けられる情報を基地局に送信するための手段を含み得る。別の構成では、装置2402/2402'は、少なくとも1つのUEと関連付けられる第1の位置情報の精度を決定するための手段を含み得る。さらなる構成では、装置2402/2402'は、第1の位置情報の精度が閾値の基準を満たさないとき、UEと関連付けられる第2の位置情報を決定するための手段を含み得る。ある態様では、mmWセルのジオメトリは、第1の位置情報の精度が閾値の基準を満たさないとき、第2の位置情報を少なくとも一部使用して決定され得る。別の態様では、mmWセルのジオメトリは、第1の位置情報の精度が閾値の基準を満たすとき、第1の位置情報を少なくとも一部使用して決定され得る。さらなる態様では、UEと関連付けられる第1の位置情報の精度を決定するための手段は、複数の基地局から取得された位置情報に少なくとも一部基づいてUEの三角測量情報を決定し、第1の位置情報をUEと関連付けられる三角測量情報と比較するように構成され、第2の位置情報は、第1の位置情報の精度が閾値の基準を満たさないとき、三角測量情報に基づく。別の構成では、装置2402/2402'は、基地局とUEとの間の通信のための1つまたは複数のアクセスビームが、基地局と異なるUEとの間の通信に使用される第2のアクセスビームとの干渉を引き起こすかどうかを決定するための手段を含み得る。追加の構成では、装置2402/2402'は、1つまたは複数のアクセスビームが第2のアクセスビームとの干渉を引き起こすと決定されるとき、ビーム方向の第1のサブセットおよびビーム方向の第2のサブセットと関連付けられる情報を優先順位付けるための手段を含み得る。
図26は、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認のためのワイヤレス通信システム2600の例を示す。ワイヤレス通信システム2600は、少なくとも1つの基地局2605aおよびネットワークサーバ2601を含み得る。いくつかの場合、少なくとも1つのUE2615aは、基地局2605aの地理的カバレッジエリア2610内にあることがあり、通信リンク上で通信することがある。図1に関連して、ネットワークサーバ2601はサーバ199のある態様であることがあり、基地局2605aは基地局102および/またはmmW基地局180のある態様であることがあり、UE2615aはUE104のある態様であることがある。
UE2615aは、基地局2605aを通じてUE2615aの場所情報をネットワークサーバ2601に報告することができる。UE2615aは、通信リンク120または通信リンク184の例であり得るmmW制御チャネルまたは低周波の共存するチャネル上で、場所情報を送信することができる。他の例では、UE2615aは、BRSに応答して場所情報を基地局2605aに送信することができる。基地局2605aは次いで、場所情報をネットワークサーバ2601に送信することができる。場所情報は、GPS情報、ジャイロスコープ情報、加速度計情報、またはサブアレイジオメトリ情報を含み得る。いくつかの場合、基地局2605aは、バックホールリンクを使用して場所情報をネットワークサーバ2601に送信することができる。ネットワークサーバ2601は、場所情報に基づいてUE2615aの位置および方向を決定することができる。いくつかの例では、ネットワークサーバ2601はクラウドベースのサーバであり得る。いくつかの例では、UE2615aは、場所情報を直接ネットワークサーバ2601に送信することができる。
ネットワークサーバ2601は、UE2615aの通信サービスタイプを場所情報と関連付けることができる。UE2615aおよび基地局2605aは、ゲーム、高品質ビデオのストリーミング、または音声通信などの、様々なタイプの通信のために構成され得る。場所情報はサービスのタイプに対応し得る。たとえば、UE2615aが横向きである場合、UE2615aはビデオ視聴のためのサービスを使用する可能性があり、またはUE2615aが他の角度で持たれる場合、その角度はゲームのプレイまたは音声通話と関連付けられる可能性がある。ネットワークサーバ2601は、基地局2605aから場所情報を受信し、UE2615aによって使用される通信のサービスタイプを特定することができる。サービスタイプはQoSクラス識別子に基づき得る。いくつかの場合、ネットワークサーバ2601は、場所情報に基づいて、UE2615aに対するサービスタイプの差し迫った変化を検出することができる(たとえば、UE2615aがビデオをストリーミングするために縦向きから横向きに回転する)。
ネットワークサーバ2601は、ネットワークマップ(またはmmWセルジオメトリ)およびUE2615aのサービスタイプに基づいて、ビームフォーミング構成を決定することができる。ネットワークサーバ2601は、場所情報に基づいて、UE2615aおよび基地局2605aのネットワークマップを作成することができる。ネットワークサーバ2601はまた、他のUEおよび/または基地局の場所をマッピングすることができる。ネットワークサーバ2601は、場所情報に基づいてUE2615aの通信サービスタイプを特定することができる。次いで、ネットワークサーバ2601は、ネットワークマップおよびサービスタイプに基づいて、UE2615aおよび基地局2605aのためのビームフォーミング構成を特定することができる。ビームフォーミング構成は、たとえば、ビーム方向、ビームタイプ、またはサブフレーム構成を含み得る。ビームタイプは、たとえばビーム幅(たとえば、広いビームまたは狭いビーム)であり得る。ネットワークサーバ2601はビームフォーミング構成を基地局2605aに送信することができ、基地局2605aはビームフォーミング構成に基づいてUE2615aと通信することができる。ネットワークサーバ2601は、サービスタイプの差し迫った変化を検出し、新しいビームフォーミング構成を特定し、新しいビームフォーミング構成を基地局2605aに送信することができる。
図27は、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認のためのビームフォーミング送信2700の例を示す。ビームフォーミング送信2700における場所情報の特定は基地局2605cおよびUE2615cによって実行されることがあり、これらはそれぞれ、図26を参照して説明されるような、基地局2605もしくはUE2615によって実行される技法の例であることがあり、またはそれらの技法の態様を表すことがある。
基地局2605cは送信アレイ2710を含み得る。送信アレイ2710は送信のための複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、複数の送信2705を使用してUE2615cと通信し得る。複数の送信2705の各々は、送信2705a、2705b、および2705cによって示されるように、異なる方向のビーム上で送信され得る。
UE2615cは複数のアンテナサブアレイユニット2715を含み得る。たとえば、UE2615cは、UE2615c上の異なる場所に位置するアンテナサブアレイユニット2715a、2715b、2715c、および2715dを含み得る。送信2705a、2705b、および2705cは、異なるアンテナサブアレイユニット2715a、2715b、2715c、および2715dにおいて受信され得る。UE2615cは、どのアンテナサブアレイユニット2715a、2715b、2715c、または2715dが送信2705を受信したかを特定することができ、サブアレイジオメトリ情報(たとえば、受信しているアンテナサブアレイユニット2715)を基地局2605cへの場所情報の送信に含めることができる。どのサブアレイユニット2715a、2715b、2715c、または2715dが送信2705を受信したかは、UE2615cがある角度で持たれていることに対応し得る。2615cはまた、GPS情報、ジャイロスコープ情報、または加速度計情報を、場所情報の送信に含めることができる。ネットワークサーバ201は、サブアレイジオメトリ情報を含む、UE2615cのための場所情報に基づいて、UE2615cの位置または方向を特定することができる。
図28は、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認のためのプロセスフロー2800の例を示す。プロセスフロー2800は、基地局2605d、UE2615d、およびネットワークサーバ2801を含むことがあり、これらは、図26に関して本明細書で説明されるように、基地局2605、UE2615、およびネットワークサーバ2601の例であることがある。
2805において、基地局2605dおよびUE2615dは接続を確立し得る。いくつかの場合、接続を確立するために、基地局2605dはBRSをUE2615dに送信し得る。UE2615dは、BRSを走査することができ、基地局2605dからのBRSを検出することができる。
2810において、UE2615dはUE2615dの場所情報を特定することができる。場所情報は、GPS情報、ジャイロスコープ情報、加速度計情報、またはUEサブアレイジオメトリ情報を含み得る。UE2615dは、特定された場所情報を基地局2605dに送信することができる。いくつかの場合、UE2615dは、尺度を特定して基地局2605dに送信することができる。尺度は、チャネル品質インジケータ、信号強度インジケータ、またはビーム識別子を含み得る。2815において、基地局2605dは、UE2615dからネットワークサーバ2801に場所情報を送信することができる。
2820において、ネットワークサーバ2801はサービスタイプを特定することができる。いくつかの場合、サービスタイプは、受信された場所情報に基づいてUE2615dと関連付けられ得る。サービスタイプは、音声通信サービスタイプ、ビデオサービスタイプ、高精細度ビデオサービスタイプ、リアルタイムゲームサービスタイプ、ミッションクリティカル通信サービスタイプ、またはIMS通信サービスを含み得る。いくつかの場合、サービスタイプはQoSクラス識別子を含み得る。加えて、ネットワークサーバ2801は、UE2615dと関連付けられるサービスタイプがUE2615dと関連付けられる以前のサービスタイプとは異なるかどうかを特定することができる。
2825において、ネットワークサーバ2801はネットワークマップを特定することができる。いくつかの場合、ネットワークマップは、UE2615dおよび基地局2605dの位置を含み得る。ネットワークマップを特定することは、UE2615dの受信された場所情報に基づき得る。いくつかの場合、ネットワークサーバ2801は、第2の基地局2605から第2のUE2615の場所情報を受信することができる。ネットワークマップは、第2のUE2615および第2の基地局2605の相対的な場所情報を含み得る。
2830において、ネットワークサーバ2801はビームフォーミング構成を特定することができる。ビームフォーミング構成は、基地局2605dとUE2615-eとの間の通信のためのものであり得る。ビームフォーミング構成を特定することは、特定されたサービスタイプおよびネットワークマップに基づき得る。ビームフォーミング構成は、1つまたは複数のビーム方向、ビームタイプ、またはサブフレーム構成を含み得る。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は加えて、第2のUE2615または第2の基地局2605の相対的な場所情報に基づき得る。
2835において、ネットワークサーバ2801は、ビームフォーミング構成を基地局2605dに送信することができる。2840において、基地局2605dおよびUE2615dは、ビームフォーミング構成を使用して通信することができる。たとえば、基地局2605dは、ビームフォーミング構成において指定されたビーム方向に、またはビームタイプで、データをUE2615dへ送信することができる。基地局2605dはまた、BRSをUE2615dに送信することができ、UE2615dがBRSを検出したことに基づいて通信することができる。
図29は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするワイヤレスデバイス2905のブロック図2900を示す。ワイヤレスデバイス2905は、図1のサーバ199および/または図26に関して説明されたようなネットワークサーバ2601などの、コアネットワークのネットワークエンティティの態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス2905は、受信機2910、ネットワークサーバmmW通信マネージャ2915、および送信機2920を含み得る。ワイヤレスデバイス2905はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機2910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびmmWネットワークマップを介したUEの位置確認に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機2910は、図32を参照して説明されるトランシーバ3235の態様の例であり得る。
ネットワークサーバmmW通信マネージャ2915は、図32を参照して説明されるネットワークサーバmmW通信マネージャ3215の態様の例であり得る。
ネットワークサーバmmW通信マネージャ2915は、UE2615と関連付けられる場所情報を受信し、場所情報に基づいてUE2615と関連付けられるサーバタイプを特定し、ネットワークマップを特定し、ネットワークマップがUE2615および基地局2605の位置を含み、サービスタイプおよびネットワークマップに基づいて基地局2605とUE2615との間の通信のためのビームフォーミング構成を特定することができる。
ネットワークサーバmmW通信マネージャ2915は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、ネットワークサーバmmW通信マネージャ2915の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。ネットワークサーバmmW通信マネージャ2915は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、ネットワークサーバmmW通信マネージャ2915は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、ネットワークサーバmmW通信マネージャ2915は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
送信機2920は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機2920は、トランシーバモジュールの中で受信機2910と併置され得る。たとえば、送信機2920は、図32を参照して説明されるトランシーバ3235の態様の例であり得る。送信機2920は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。送信機2920は、ビームフォーミング構成を基地局2605に送信することができる。
図30は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするワイヤレスデバイス3005のブロック図3000を示す。ワイヤレスデバイス3005は、図26を参照して説明されたようなワイヤレスデバイス2905またはネットワークサーバ2601のエンティティの態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス3005は、受信機3010、ネットワークサーバmmW通信マネージャ3015、および送信機3020を含み得る。ワイヤレスデバイス3005はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機3010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびmmWネットワークマップを介したUEの位置確認に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機3010は、図32を参照して説明されるトランシーバ3235の態様の例であり得る。
ネットワークサーバmmW通信マネージャ3015は、図32を参照して説明されるネットワークサーバmmW通信マネージャ3215の態様の例であり得る。ネットワークサーバmmW通信マネージャ3015はまた、ネットワークサーバ場所情報構成要素3025、サービスタイプ構成要素3030、ネットワークマップ構成要素3035、およびビームフォーミング構成用構成要素3040を含み得る。
ネットワークサーバ場所情報構成要素3025は、UE2615と関連付けられる場所情報を受信することができ、場所情報を受信することは、第2の基地局2605から第2のUE2615の場所情報を受信することを含む。いくつかの場合、場所情報は、UEサブアレイのいずれかからのGPS情報、ジャイロスコープ情報、加速度計情報、UEサブアレイジオメトリ情報、もしくはビーム情報、またはこれらの組合せを含む。
サービスタイプ構成要素3030は、場所情報に基づいてUE2615と関連付けられるサービスタイプを特定し、UE2615と関連付けられるサービスタイプがUE2615と関連付けられる以前のサービスタイプと異なると特定することができる。いくつかの場合、サービスタイプはQoSクラス識別子を含む。いくつかの場合、サービスタイプは、音声通信サービスタイプ、ビデオサービスタイプ、高精細度ビデオサービスタイプ、リアルタイムゲームサービスタイプ、ミッションクリティカル通信サービスタイプ、IMS通信サービスタイプ、またはこれらの組合せを含む。
ネットワークマップ構成要素3035はネットワークマップを特定することができ、ネットワークマップはUE2615および基地局2605の位置を含む。いくつかの態様では、ネットワークマップは、第2のUE2615および第2の基地局2605の相対的な位置を含む。
ビームフォーミング構成用構成要素3040は、サービスタイプおよびネットワークマップに基づいて、基地局2605とUE2615との間の通信のためのビームフォーミング構成を特定することができる。いくつかの態様では、ビームフォーミング構成は、ビーム方向、ビームタイプ、サブフレーム構成、またはこれらの組合せを含む。
送信機3020は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機3020は、トランシーバモジュールの中で受信機3010と併置され得る。たとえば、送信機3020は、図32を参照して説明されるトランシーバ3235の態様の例であり得る。送信機3020は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。
図31は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするネットワークサーバmmW通信マネージャ3115のブロック図3100を示す。ネットワークサーバmmW通信マネージャ3115は、図30、図31、および図32を参照して説明されたネットワークサーバmmW通信マネージャ3015、ネットワークサーバmmW通信マネージャ3115、またはネットワークサーバmmW通信マネージャ3215の態様の例であり得る。ネットワークサーバmmW通信マネージャ3115は、ネットワークサーバ場所情報構成要素3120、サービスタイプ構成要素3125、ネットワークマップ構成要素3130、ビームフォーミング構成用構成要素3135、およびネットワーク構成要素3140を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
ネットワークサーバ場所情報構成要素3120は、UE2615と関連付けられる場所情報を受信することができ、場所情報を受信することは、第2の基地局2605から第2のUE2615の場所情報を受信することを含む。いくつかの場合、場所情報は、UEサブアレイのいずれかからのGPS情報、ジャイロスコープ情報、加速度計情報、UEサブアレイジオメトリ情報、もしくはビーム情報、またはこれらの組合せを含む。
サービスタイプ構成要素3125は、場所情報に基づいてUE2615と関連付けられるサービスタイプを特定し、UE2615と関連付けられるサービスタイプがUE2615と関連付けられる以前のサービスタイプと異なると特定することができる。いくつかの場合、サービスタイプはQoSクラス識別子を含む。いくつかの場合、サービスタイプは、音声通信サービスタイプ、ビデオサービスタイプ、高精細度ビデオサービスタイプ、リアルタイムゲームサービスタイプ、ミッションクリティカル通信サービスタイプ、IMS通信サービスタイプ、またはこれらの組合せを含む。
ネットワークマップ構成要素3130はネットワークマップを特定することができ、ネットワークマップはUE2615および基地局2605の位置を含む。いくつかの場合、ネットワークマップは、第2のUE2615および第2の基地局2605の相対的な位置を含む。
ビームフォーミング構成用構成要素3135は、サービスタイプおよびネットワークマップに基づいて、基地局2605とUE2615との間の通信のためのビームフォーミング構成を特定することができる。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は、ビーム方向、ビームタイプ、サブフレーム構成、またはこれらの組合せを含む。ネットワーク構成要素3140はコアネットワークと関連付けられ得る。いくつかの場合、ネットワークサーバはコアネットワークの一部を含む。
図32は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするデバイス3205を含むシステム3200の図を示す。デバイス3205は、たとえば、図26、図29、および/または図30を参照して上で説明されたような、ワイヤレスデバイス2905、ワイヤレスデバイス3005、もしくはネットワークサーバ(たとえば、ネットワークサーバ2601)のエンティティの構成要素の例であることがあり、またはそれを含むことがある。デバイス3205は、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含むことがあり、これらの構成要素は、ネットワークサーバmmW通信マネージャ3215、プロセッサ3220、メモリ3225、ソフトウェア3230、トランシーバ3235、およびI/Oコントローラ3240を含む。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス3210)を介して電子的に通信していることがある。
プロセッサ3220は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ3220は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合、メモリコントローラはプロセッサ3220に統合され得る。プロセッサ3220は、様々な機能(たとえば、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ3225はRAMおよびROMを含み得る。メモリ3225は、実行されると、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア3230を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ3225は、とりわけ、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの基本的なハードウェア動作および/またはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
ソフトウェア3230は、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア3230は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア3230は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ3235は、上で説明されたような1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ3235は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ3235は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムも含み得る。
I/Oコントローラ3240は、デバイス3205のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ3240はまた、デバイス3205内に統合されない周辺機器を管理し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ3240は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ3240は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。
図33は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするワイヤレスデバイス3305のブロック図3300を示す。ワイヤレスデバイス3305は、図26を参照して説明されたような基地局2605の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス3305は、受信機3310、基地局mmW通信マネージャ3315、および送信機3320を含み得る。ワイヤレスデバイス3305はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機3310は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報などの情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびmmWネットワークマップを介したUEの位置確認に関する情報など)を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機3310は、図36を参照して説明されるトランシーバ3635の態様の例であり得る。基地局mmW通信マネージャ3315は、図36を参照して説明される基地局mmW通信マネージャ3615の態様の例であり得る。
基地局mmW通信マネージャ3315は、UEから場所情報を受信し、場所情報をネットワークサーバに送信し、ネットワークサーバから、場所情報に基づいてビームフォーミング構成を受信することができる。
基地局mmW通信マネージャ3315は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局mmW通信マネージャ3315の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局mmW通信マネージャ3315は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、基地局mmW通信マネージャ3315は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、基地局mmW通信マネージャ3315は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
送信機3320は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機3320は、トランシーバモジュールの中で受信機3310と併置され得る。たとえば、送信機3320は、図36を参照して説明されるトランシーバ3635の態様の例であり得る。送信機3320は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。
送信機3320は、BRSを送信し、BRSを送信したことに基づいてUE2615と通信し、ビームフォーミング構成に基づいてデータをUE2615に送信することができ、ビームフォーミング構成は、データのサービスタイプおよび場所情報に基づく。
図34は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするワイヤレスデバイス3405のブロック図3400を示す。ワイヤレスデバイス3405は、図26および図33を参照して説明されたようなワイヤレスデバイス3305または基地局2605の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス3405は、受信機3410、基地局mmW通信マネージャ3415、および送信機3420を含み得る。ワイヤレスデバイス3405はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機3410は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報などの情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびmmWネットワークマップを介したUEの位置確認に関する情報など)を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機3410は、図36を参照して説明されるトランシーバ3635の態様の例であり得る。
基地局mmW通信マネージャ3415は、図36を参照して説明される基地局mmW通信マネージャ3615の態様の例であり得る。基地局mmW通信マネージャ3415はまた、基地局場所情報構成要素3425および基地局ビームフォーミング構成要素3430を含み得る。基地局場所情報構成要素3425は、場所情報をUEから受信し、場所情報をネットワークサーバに送信することができる。
基地局ビームフォーミング構成要素3430は、ネットワークサーバから、場所情報に基づいてビームフォーミング構成を受信することができる。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は、ビーム方向、ビームタイプ、もしくはサブフレームタイプ、またはこれらの組合せを含む。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は1つまたは複数のビーム方向を含む。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は、第2のUE、第2の基地局、またはこれらの組合せの位置に基づく。
送信機3420は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機3420は、トランシーバモジュールの中で受信機3410と併置され得る。たとえば、送信機3420は、図36を参照して説明されるトランシーバ3635の態様の例であり得る。送信機3420は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。
図35は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートする基地局mmW通信マネージャ3515のブロック図3500を示す。基地局mmW通信マネージャ3515は、図33、図34、および図36を参照して説明される基地局mmW通信マネージャ3315、3415、および/または3615の態様の例であり得る。基地局mmW通信マネージャ3515は、基地局場所情報構成要素3520および基地局ビームフォーミング構成要素3525を含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)直接または間接的に互いに通信し得る。基地局場所情報構成要素3520は、場所情報をUE2615から受信し、場所情報をネットワークサーバに送信することができる。
基地局ビームフォーミング構成要素3525は、ネットワークサーバ(たとえば、ネットワークサーバ2601)から、場所情報に基づいてビームフォーミング構成を受信することができる。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は、ビーム方向、ビームタイプ、もしくはサブフレームタイプ、またはこれらの組合せを含む。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は1つまたは複数のビーム方向を含む。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は、第2のUE、第2の基地局2605、またはこれらの組合せの位置に基づく。
基地局ビデオサービス構成要素3530は、ビデオストリーミングサービスを管理することができる。たとえば、ビデオストリーミングサービスは、UE2615へ送信するために、生のビデオストリーミングまたはバッファされたビデオストリーミングサービスを提供することができる。ビデオサービスは、標準精細度ビデオおよび高精細度ビデオを含み得る。ビデオサービスは、ネットワークサーバによって示され基地局ビームフォーミング構成要素3525によって受信される、ビームフォーミング構成を利用することができる。
基地局音声構成要素3535は、基地局(たとえば、基地局2605)とUE2615との間の音声通信を管理することができる。音声通信は、ネットワークサーバ(たとえば、ネットワークサーバ2601)によって示され基地局ビームフォーミング構成要素3525によって受信される、ビームフォーミング構成を利用することができる。
図36は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするデバイス3605を含むシステム3600の図を示す。デバイス3605は、たとえば、図26を参照して上で説明されたような基地局2605の構成要素の例であることがあり、またはそれを含むことがある。デバイス3605は、基地局mmW通信マネージャ3615と、プロセッサ3620と、メモリ3625と、ソフトウェア3630と、トランシーバ3635と、アンテナ3640と、ネットワーク通信マネージャ3645と、基地局通信マネージャ3650とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス3610)を介して電子的に通信していることがある。デバイス3605は、1つまたは複数のUE2615とワイヤレスに通信することができる。
基地局mmW通信マネージャ3615は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局mmW通信マネージャ3615の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局mmW通信マネージャ3615は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、基地局mmW通信マネージャ3615は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、基地局mmW通信マネージャ3615は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つまたは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
プロセッサ3620は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ3620は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合、メモリコントローラはプロセッサ3620に統合され得る。プロセッサ3620は、様々な機能(たとえば、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ3625はRAMおよびROMを含み得る。メモリ3625は、実行されると、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア3630を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ3625は、とりわけ、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの、基本ハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
ソフトウェア3630は、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア3630は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア3630は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ3635は、上で説明されたような1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ3635は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ3635は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、かつアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムも含み得る。いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ3640を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る複数のアンテナ3640を有し得る。
ネットワーク通信マネージャ3645は、(たとえば、1つまたは複数の有線バックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ3645は、1つまたは複数のUE2615などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
ネットワーク通信マネージャ3645は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、ネットワーク通信マネージャ3645の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。ネットワーク通信マネージャ3645は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、ネットワーク通信マネージャ3645は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、ネットワーク通信マネージャ3645は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つまたは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
基地局通信マネージャ3650は、他の基地局2605との通信を管理することができ、他の基地局2605と協調してUE2615との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、基地局通信マネージャ3650は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE2615への送信のスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ3650は、基地局2605間で通信を行うために、Long Term Evolution(LTE)/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
基地局通信マネージャ3650は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局通信マネージャ3650の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局通信マネージャ3650は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ3650は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、基地局通信マネージャ3650は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
図37は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするワイヤレスデバイス3705のブロック図3700を示す。ワイヤレスデバイス3705は、図26を参照して説明されたUE2615の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス3705は、受信機3710、UE mmW通信マネージャ3715、および送信機3720を含み得る。ワイヤレスデバイス3705はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機3710は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびmmWネットワークマップを介したUEの位置確認に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機3710は、図40を参照して説明されるトランシーバ4035の態様の例であり得る。
受信機3710は、ビームフォーミング構成に基づいて基地局2605からデータを受信することができ、ビームフォーミング構成は、データのサービスタイプおよび場所情報に基づく。いくつかの場合、基地局2605からのデータは、UEのアンテナのセットを使用して受信される。UE mmW通信マネージャ3715は、図16を参照して説明されるUE mmW通信マネージャ1615の態様の例であり得る。UE mmW通信マネージャ3715は、UEの場所情報を特定することができる。
UE mmW通信マネージャ3715は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、UE mmW通信マネージャ3715の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。UE mmW通信マネージャ3715は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、UE mmW通信マネージャ3715は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、UE mmW通信マネージャ3715は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
送信機3720は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機3720は、トランシーバモジュールの中で受信機3710と併置され得る。たとえば、送信機3720は、図40を参照して説明されるトランシーバ4035の態様の例であり得る。送信機3720は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。
送信機3720は尺度を基地局2605に送信し、場所情報を送信することがBRSを検出したことに基づき、場所情報を基地局2605に送信することができる。いくつかの場合、尺度は、チャネル品質インジケータ、信号強度インジケータ、もしくはビーム識別子、またはこれらの組合せを含む。
図38は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするワイヤレスデバイス3805のブロック図3800を示す。ワイヤレスデバイス3805は、図26および図37を参照して説明されたようなワイヤレスデバイス3705またはUE2615の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス3805は、受信機3810、UE mmW通信マネージャ3815、および送信機3820を含み得る。ワイヤレスデバイス3805はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機3810は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報などの情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびmmWネットワークマップを介したUEの位置確認に関する情報など)を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機3810は、図40を参照して説明するトランシーバ4035の態様の例であり得る。UE mmW通信マネージャ3815は、図40を参照して説明されるUE mmW通信マネージャ4015の態様の例であり得る。UE mmW通信マネージャ3815はまた、UE場所情報構成要素3825を含み得る。
UE場所情報構成要素3825は、UEの場所情報を特定することができる。いくつかの場合、場所情報は、UEサブアレイのいずれかからのGPS情報、ジャイロスコープ情報、加速度計情報、UEサブアレイジオメトリ情報、もしくはビーム情報、またはこれらの任意の組合せを含む。
送信機3820は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機3820は、トランシーバモジュールの中で受信機3810と併置され得る。たとえば、送信機3820は、図40を参照して説明されるトランシーバ4035の態様の例であり得る。送信機3820は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。
図39は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするUE mmW通信マネージャ3915のブロック図3900を示す。UE mmW通信マネージャ3915は、図37、図38、および図40を参照して説明されるUE mmW通信マネージャ3715、3815、4015の態様の例であり得る。UE mmW通信マネージャ3915は、UE場所情報構成要素3920、BRS構成要素3925、UEサービスタイプ構成要素3930、およびUEビームフォーミング構成要素3935を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
UE場所情報構成要素3920は、UEの場所情報を特定することができる。いくつかの場合、場所情報は、UEサブアレイのいずれかからのGPS情報、ジャイロスコープ情報、加速度計情報、UEサブアレイジオメトリ情報、もしくはビーム情報、またはこれらの任意の組合せを含む。
BRS構成要素3925は、BRSを走査し、1つまたは複数のビーム上でBRSを検出し、BRSを検出したことに基づいて基地局2605と通信することができる。
UEサービスタイプ構成要素3930は、データのサービスタイプに基づいてビームフォーミング構成を使用して基地局2605からデータを受信することができる。いくつかの場合、サービスタイプはQoSクラス識別子を含む。いくつかの場合、サービスタイプは、音声通信サービスタイプ、ビデオサービスタイプ、高精細度ビデオサービスタイプ、リアルタイムゲームサービスタイプ、ミッションクリティカル通信サービスタイプ、またはIMS通信サービスタイプを含む。
UEビームフォーミング構成要素3935は、ビームフォーミング構成に基づいて基地局2605からデータを受信することができる。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は、ビーム方向、ビームタイプ、もしくはサブフレーム構成、またはこれらの組合せを含む。いくつかの場合、ビームフォーミング構成は1つまたは複数のビーム方向を含む。いくつかの場合、ビーム方向は第2のUEの位置に基づく。
図40は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするデバイス4005を含むシステム4000の図を示す。デバイス4005は、たとえば図26を参照して、上で説明されたようなUE2615の構成要素の例であることがあり、またはそれを含むことがある。デバイス4005は、UE mmW通信マネージャ4015と、プロセッサ4020と、メモリ4025と、ソフトウェア4030と、トランシーバ4035と、アンテナ4040と、I/Oコントローラ4045とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス4010)を介して電子的に通信していることがある。デバイス4005は、1つまたは複数の基地局2605とワイヤレスに通信し得る。
UE mmW通信マネージャ4015は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、UE mmW通信マネージャ4015の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。UE mmW通信マネージャ4015は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、UE mmW通信マネージャ4015は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、UE mmW通信マネージャ4015は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
プロセッサ4020は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ4020は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合、メモリコントローラはプロセッサ4020に統合され得る。プロセッサ4020は、様々な機能(たとえば、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ4025はRAMおよびROMを含み得る。メモリ4025は、実行されると、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア4030を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ4025は、とりわけ、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの、基本ハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
ソフトウェア4030は、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア4030は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア4030は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ4035は、上で説明されたような1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ4035は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ4035はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するために、およびアンテナから受信されたパケットを復調するために、モデムを含み得る。
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ4040を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る複数のアンテナ4040を有し得る。
I/Oコントローラ4045は、デバイス4005のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ4045はまた、デバイス4005内に統合されない周辺機器を管理し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ4045は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ4045は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。
図41は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認のための方法4100を示すフローチャートを示す。方法4100の動作は、本明細書で説明されるように、ネットワークサーバ(たとえば、図26のネットワークサーバ2601)またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法4100の動作は、図29〜図32を参照して説明されたようなネットワークサーバmmW通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、ネットワークサーバは、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、ネットワークサーバは、以下で説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
ブロック4105において、ネットワークサーバは、UEと関連付けられる場所情報を受信し得る。ブロック4105の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4105の動作の態様は、図29〜図32を参照して説明されたように、ネットワークサーバ場所情報構成要素によって実行され得る。
ブロック4110において、ネットワークサーバは、場所情報に少なくとも一部基づいてUEと関連付けられるサービスタイプを特定することができる。ブロック4110の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4110の動作の態様は、図29〜図32を参照して説明されたようなサービスタイプ構成要素によって実行され得る。
ブロック4115において、ネットワークサーバはネットワークマップを特定することができ、ネットワークマップはUEおよび基地局(たとえば、基地局2605)の位置を含み得る。ブロック4115の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4115の動作の態様は、図26〜図28を参照して説明されたように、ネットワークマップ構成要素によって実行され得る。
ブロック4120において、ネットワークサーバは、サービスタイプおよびネットワークマップに少なくとも一部基づいて、基地局(たとえば、基地局2605)とUE(たとえば、UE2615)との間の通信のためのビームフォーミング構成を特定することができる。ブロック4120の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4120の動作の態様は、図29〜図32を参照して説明されたように、ビームフォーミング構成用構成要素によって実行され得る。
ブロック4125において、ネットワークサーバは、ビームフォーミング構成を基地局(たとえば、基地局2605)に送信することができる。ブロック4125の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4125の動作の態様は、図29〜図32を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
図42は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認のための方法4200を示すフローチャートを示す。方法4200の動作は、本明細書で説明されたように、基地局2605または基地局の構成要素によって実施され得る。たとえば、方法4200の動作は、図33〜図36を参照して説明されたような基地局mmW通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局2605は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、基地局2605は、以下で説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
ブロック4205において、基地局2605はUEから場所情報を受信し得る。ブロック4205の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4205の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたように、基地局場所情報構成要素によって実行され得る。
ブロック4210において、基地局2605は、場所情報をネットワークサーバ(たとえば、ネットワークサーバ2601)に送信することができる。ブロック4210の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4210の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたように、基地局場所情報構成要素によって実行され得る。
ブロック4215において、基地局2605は、ネットワークサーバから、場所情報に少なくとも一部基づいてビームフォーミング構成を受信することができる。ブロック4215の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4215の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたように、基地局ビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
ブロック4220において、基地局2605はビームフォーミング構成に少なくとも一部基づいてデータをUEに送信することができ、ビームフォーミング構成は、データのサービスタイプおよび場所情報に少なくとも一部基づき得る。ブロック4220の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4220の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
図43は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認のための方法4300を示すフローチャートを示す。方法4300の動作は、本明細書で説明されたように、基地局2605または基地局の構成要素によって実施され得る。たとえば、方法4300の動作は、図33〜図36を参照して説明されたような基地局mmW通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局2605は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、基地局2605は、以下で説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
ブロック4305において、基地局2605はBRSを送信し得る。ブロック4305の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4305の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
ブロック4310において、基地局2605はUEから場所情報を受信し得る。ブロック4310の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4310の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたように、基地局場所情報構成要素によって実行され得る。
ブロック4315において、基地局2605は場所情報をネットワークサーバに送信することができる。ブロック4315の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4315の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたように、基地局場所情報構成要素によって実行され得る。
ブロック4320において、基地局2605は、ネットワークサーバから、場所情報に少なくとも一部基づいてビームフォーミング構成を受信することができる。ブロック4320の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4320の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたように、基地局ビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
ブロック4325において、基地局2605は、BRSを送信したことに少なくとも一部基づいてUEと通信することができ、データをUEに送信することはこの通信に少なくとも一部基づく。ブロック4325の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4325の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
ブロック4330において、基地局2605はビームフォーミング構成に少なくとも一部基づいてデータをUE(たとえば、UE2615)に送信することができ、ビームフォーミング構成は、データのサービスタイプおよび場所情報に少なくとも一部基づく。ブロック4330の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4330の動作の態様は、図33〜図36を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
図44は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認のための方法4400を示すフローチャートを示す。方法4400の動作は、本明細書で説明されるように、UE2615またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法4400の動作は、図37〜図40を参照して説明されたように、UE mmW通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE2615は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、UE2615は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
ブロック4405において、UE2615は、UE2615の場所情報を特定することができる。ブロック4405の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4405の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたように、UE場所情報構成要素によって実行され得る。
ブロック4410において、UE2615は場所情報を基地局2605に送信することができる。ブロック4410の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4410の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
ブロック4415において、UE2615はビームフォーミング構成に少なくとも一部基づいてデータを基地局2605から受信することができ、ビームフォーミング構成は、データのサービスタイプおよび場所情報に少なくとも一部基づく。ブロック4415の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4415の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたように、受信機によって実行され得る。
図45は、本開示の様々な態様による、mmWネットワークマップを介したUEの位置確認のための方法4500を示すフローチャートを示す。方法4500の動作は、本明細書で説明されるように、UE2615またはUEの構成要素によって実施され得る。たとえば、方法4500の動作は、図37〜図40を参照して説明されたように、UE mmW通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE2615は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、UE2615は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
ブロック4505において、UE2615はBRSを走査することができる。ブロック4505の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4505の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたように、BRS構成要素によって実行され得る。
ブロック4510において、UE2615は1つまたは複数のビーム上でBRSを検出することができる。ブロック4510の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4510の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたように、BRS構成要素によって実行され得る。
ブロック4515において、UE2615は、基地局2605に尺度を送信することができ、場所情報を送信することは、BRSを検出したことに少なくとも一部基づく。ブロック4515の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4515の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
ブロック4520において、UE2615はUEの場所情報を特定することができる。ブロック4520の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4520の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたように、UE場所情報構成要素によって実行され得る。
ブロック4525において、UE2615は場所情報を基地局2605に送信することができる。ブロック4525の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4525の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたような送信機によって実行され得る。
ブロック4530において、UE2615は、BRSを検出したことに少なくとも一部基づいて基地局2605と通信することができ、データを基地局2605から受信することはこの通信に少なくとも一部基づく。ブロック4530の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4530の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたように、BRS構成要素によって実行され得る。
ブロック4535において、UE2615はビームフォーミング構成に少なくとも一部基づいてデータを基地局2605から受信することができ、ビームフォーミング構成は、データのサービスタイプおよび場所情報に少なくとも一部基づく。ブロック4535の動作は、図26〜図28を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック4535の動作の態様は、図37〜図40を参照して説明されたように、受信機によって実行され得る。
図46は、本開示の1つまたは複数の態様による、ネットワークマップを介したmmWネットワーク最適化のためのワイヤレス通信システム4600の例を示す。ワイヤレス通信システム4600は、図1のワイヤレス通信システム100の態様の例であり得る。ワイヤレス通信システム4600は、LTE/LTEa、NR、またはmmWワイヤレス通信システムであり得る。ワイヤレス通信システム4600は、図1の例であり得る、UE4615aおよび基地局4605aを含み得る。概して、ワイヤレス通信システム4600は取得手順の態様を示し、ここでUE4615aが基地局4605bを発見する。図1に関連して、ネットワークサーバ4601はサーバ199のある態様であることがあり、基地局4605aは基地局102および/またはmmW基地局180のある態様であることがあり、UE4615aはUE104のある態様であることがある。
いくつかの例では、基地局4605aは、有効なビーム上でビームフォーミングされた送信をUE4615aに送信するmmW基地局であり得る。基地局4605aからの送信は、UE4615aに向けられたビームフォーミングされた送信または指向性の送信であり得る。
たとえば、基地局4605aは、DL同期ビーム4607上でDL同期信号を送信することができる。基地局4605aは、ビームフォーミングされた方式でDL同期信号(たとえば、ランダムアクセスのための)を送信し、角度的なカバレッジ領域(たとえば、方位角および/または仰角における)を掃引することができる。各DL同期ビーム4607は、基地局4605bのカバレッジエリアをカバーするために、異なる方向のビーム掃引動作で送信され得る。たとえば、DL同期ビーム4607aが第1の方向に送信されることがあり、DL同期ビーム4607bが第2の方向に送信されることがあり、DL同期ビーム4607cが第3の方向に送信されることがあり、DL同期ビーム4607dが第4の方向に送信されることがある。ワイヤレス通信システム4600は4つのDL同期ビーム4607を示すが、より少数および/または多数のDL同期ビーム4607が送信され得ることを理解されたい。その上、DL同期ビーム4607は、異なるビーム幅、異なる仰角などで送信され得る。いくつかの態様では、DL同期ビーム4607は、ビームインデックス、たとえばビームを特定するインジケータと関連付けられ得る。図46のビームはDL同期ビーム4607として説明されるが、ビームは、データパケット、パイロット信号などのあらゆる情報を送信するために使用され得る。
いくつかの例では、基地局4605aは、有効なビーム上でビームフォーミングされた送信をUE4615aに送信するmmW基地局であり得る。UE4615aとの通信リンクを確立するとき、基地局4605aは、1つまたは複数の同期ビーム4607を送信すべき方向を決定するために、カバレッジエリア4610aの大半または全体を走査することができる。カバレッジエリア4610a全体を走査するには、比較的長い時間がかかることがあり、いくつかの場合、UE4615aが走査手順の間に移動していることがある。したがって、基地局4605aが発射すべき方向を決定するときまでに、UE4615aがすでに異なる場所に移っている可能性があり、走査結果が不正確である可能性がある。この不正確さにより、基地局4605aが走査プロセスを再び開始することになる可能性があり、UE4615aとの通信を確立するために使用される時間がより長くなる。
効率的なリンク確立を改善するために、基地局4605aとUE4615aとの間の協調および/または通信を改善することが、ネットワークサーバ4601(たとえば、図1のEPC160のノード)によって支援され得る。ネットワークサーバ4601は、UE4615aの動きおよび挙動を理解するためにネットワークマップを活用することができる。たとえば、UE4615aは、基地局4605aのカバレッジエリア4610aに入ると予測される軌跡に沿って移動していることがある。UE4615aのネットワークマップおよび場所情報を使用して、ネットワークサーバ4601は、UE4615aとの通信をサポートするのに適した基地局を決定することができる。たとえば、ネットワークサーバ4601は、UE4615aが基地局4605aのカバレッジエリア4610aに入りつつあると決定することができ、UE4615aにおけるサービス品質を維持するために、基地局4605aが、カバレッジエリア4610aに入りつつあるUE4615aとの通信をサポートするために使用され得る。ネットワークサーバ4601は、この情報を基地局4605aに通信することができ、ある所与の時間にUE4615aがカバレッジエリア4610aに入ると予測されることを基地局4605aに示す。いくつかの例では、ネットワークサーバ4601は、1つまたは複数のビームフォーミングパラメータ(たとえば、ビーム方向、ビーム幅、ビーム離隔、ビームパターン)などの示唆されるビーム情報を基地局4605aに通信することができる。そのような通信は、バックホールリンクを介して、またはワイヤレス通信を通じて行われ得る。基地局4605aは次いで、ビームフォーミングパラメータまたは他のビームフォーミング情報に基づいて適切なビーム走査技法を使用して、UE4615aとの通信を確立することができる。
図47は、本開示の1つまたは複数の態様による、ネットワークマップを介したmmWネットワーク最適化のためのワイヤレス通信システム4700の例を示す。ワイヤレス通信システム4700は、図1および図46のワイヤレス通信システム100および4600の態様の例であり得る。ワイヤレス通信システム4700は、LTE/LTE-A、NR、またはmmWワイヤレス通信システムであり得る。ワイヤレス通信システム4700は、UE4615bおよび基地局4605bおよび基地局4605cを含むことがあり、これらは、図46を参照して説明されたような、UE4615もしくは基地局4605の例であることがあり、またはそれらによって実行される技法の態様を表すことがある。ワイヤレス通信システム4700はネットワークサーバ4601も含むことがあり、これは、図1を参照して説明されるように、クラウドベースのネットワークサーバまたは他のネットワークノード(たとえば、EPC160のノード)であり得る。概して、ワイヤレス通信システム4700は取得手順の態様を示し、ここで、UE4615bが、カバレッジエリア4705からカバレッジエリア4720に移動し、基地局4605cとの通信を確立する。
いくつかの例では、基地局4605bは、1つまたは複数の有効なビームを使用して送信をUE4615bへ送信することによって、ビームフォーミングを利用することができる。基地局4605bは、対応するカバレッジエリア4705を有することがあり、UE4615bがカバレッジエリア4705内にあるとき、通信リンク4715を通じてUE4615bと通信することができる。UE4615bは、カバレッジエリア4705内に位置することがあり、静止していることまたは移動していることがある。基地局4605bはまた、通信リンク4710を介してネットワークサーバ4601と通信することが可能であり得る。
いくつかの例では、基地局4605cはまた、UE4615bなどの1つまたは複数のUEとの通信のためにビームフォーミングを利用することができる。基地局4605cは、対応するカバレッジエリア4720を有することがあり、UE4615bがカバレッジエリア4720内にあるとき、通信リンク4730を通じてUE4615bと通信することができる。基地局4605cは、通信リンク4725を介してネットワークサーバ4601と通信することができる。
いくつかの例では、UE4615bは移動していることがあり、最初に、基地局4605bと関連付けられるカバレッジエリア4705内に位置していることがある。UE4615bが方向4735に移動するにつれて、たとえば、UE4615bは、カバレッジエリア4705(基地局4605bによってサービスされる)を出ることがあり、カバレッジエリア4720(基地局4605cによってサービスされる)に入ることがある(または入ることが予測されることがある)。そのような場合、UE4615bは、基地局4605bから基地局4605cへのハンドオーバープロセスに参加し得る。そのような事例では、ネットワークサーバ4601は、基地局4605cとUE4615bとの間の通信の確立を助けるために、ハンドオーバープロセスの前に、その間に、またはその後に、基地局4605bおよび4605cのうちの少なくとも1つに情報を提供することによって、ハンドオーバーを支援し得る。
いくつかの態様では、UE4615b、基地局4605b、および/または基地局4605cの1つまたは複数は、ハンドオーバーを容易にするために、様々な尺度(UE4615bなどの1つまたは複数のUEの場所情報を含み得る)をネットワークサーバ4601に報告し得る。尺度は、加えて(または代わりに)、GPS情報、ジャイロスコープ情報、および加速度計情報、または、UEの場所、方向、移動、速度などに関する任意の他の情報を含み得る。
そのような報告は、基準信号(たとえば、ビーム基準信号(BRS))を介してネットワークサーバ4601に送信され得る。尺度は、定期的に、または非定期的に(たとえば、1つまたは複数の尺度に対する要求に基づいて)報告され得る。いくつかの事例では、UE4615b、基地局4605b、および/または基地局4605cのうちの1つまたは複数は、制御チャネル(たとえば、NR制御チャネル、mmW制御チャネル)を使用して、またはより低周波の共存するチャネルもしくは制御チャネル(たとえば、LTE制御チャネル)上で、情報を報告し得る。UE4615bと関連付けられる場所情報を使用して、ネットワークサーバ4601は、ワイヤレス通信システム4700と関連付けられるネットワークマップを作成し、修正し、更新し、または再構築し得る。ネットワークマップは、カバレッジエリア4705および4720に関する情報、基地局4605bまたは4605cによってサポートされるセル、UE4615b(またはワイヤレス通信システム4700内の他のUE)の場所および/または予測される軌跡などを含み得る。
いくつかの例では、ネットワークサーバ4601は、ターゲット基地局(すなわち、UE4615bがハンドオーバーされる基地局)のための1つまたは複数のビームフォーミングパラメータ(たとえば、ビーム方向、ビーム幅、ビーム離隔、ビームパターン)などの、ビームフォーミングに関する情報を決定することができる。ビームフォーミングパラメータは、UE4615bとの通信リンクを確立するのに成功する確率に基づいて決定されることがあり、この決定はネットワークマップに基づくことがある。たとえば、ネットワークサーバ4601は、UE4615bに達するある相対的な確率を有するビーム幅を決定できるので、他のビーム幅より早いリンク確立がもたらされる。ネットワークサーバ4601は、加えて、または代わりに、UE4615bとの通信のためのビームパターンを決定することができる。
いくつかの例では、基地局4605bは、通信リンク4715を介してUE4615bと通信することによって、サービング基地局として活動し得る。基地局4605bは、UE4615bに関する様々な尺度(たとえば、場所情報)を、たとえば定期的に、収集して報告することができる。ネットワークサーバ4601は、報告された情報を、他のセルから報告された情報とともに使用して、ワイヤレス通信システム4700と関連付けられるネットワークマップを作成し、更新し、修正し、または再構築することができる。UE4615bは、方向4735に移動して、カバレッジエリア4705から出てカバレッジエリア4720に入ることがある。UE4615bにおけるサービス品質を維持するために、基地局4605cが可能な限り早くUE4615bとの通信リンク4730を確立することが有益であり得る。場所情報およびネットワークマップに基づいて、ネットワークサーバ4601は、UE4615bが方向4735に移動しておりカバレッジエリア4720に入るであろうと決定することができる。UE4615bの軌跡または予測される位置を知っているので、ネットワークサーバ4601は、基地局4605bから基地局4605cへのハンドオーバーを支援するための1つまたは複数のビームフォーミングパラメータを決定することができる。ネットワークサーバ4601は次いで、UE4615bがカバレッジエリア4720内に到達している可能性があることを基地局4605cに示すことができ、いくつかの場合、ネットワークサーバ4601は、決定された1つまたは複数のビームフォーミングパラメータなどの、ビームフォーミングに関する情報を基地局4605cにシグナリングすることができ、このことは、UE4615bがカバレッジエリア4720へ入る際にUE4615bとの接続を確立するのを助け得る。いくつかの例では、ネットワークサーバ4601は、UE4615bがカバレッジエリア4720へ入る際に位置する大まかなエリアに関する情報を基地局4605cに提供することができ、このことは、基地局4605cがUE4615bとの通信リンクを確立するために走査する地理的空間または方位角の範囲をより小さくすることを可能にする。他の例では、ネットワークサーバ4601は、特定のビーム方向またはパターンを提供することができ、このことは、基地局4605cが場合によっては走査手順を完全に省き、代わりに1つまたは複数の有効なビームをUE4615bへ直接送信することを可能にする。したがって、基地局4605bおよび基地局4605cは、ハンドオフおよびより効率的なビーム走査を支援するために、ネットワークサーバ4601を介して協調することができる。
図48は、本開示の1つまたは複数の態様による、ネットワークマップを介したmmWネットワーク最適化のためのプロセスフロー4800の例を示す。プロセスフロー4800は、mmWワイヤレス通信システムによって実行される態様を示し得る。プロセスフロー4800は、ネットワークサーバ4601および基地局4605dおよび基地局4605eを含むことがあり、これらは、図46〜図47を参照して説明されたような、UE4615もしくは基地局4605の例であることがあり、またはそれらによって実行される技法の態様を表すことがある。
4805において、ネットワークサーバ4601は、UEと関連付けられる場所情報を受信する。場所情報は定期的に送信され得る。場所情報は、UEサブアレイからのGPS情報、ジャイロスコープ情報、加速度計情報、UEサブアレイジオメトリ情報、ビーム情報、またはこれらの任意の組合せを含み得る。場所情報はさらに、UEとサービング基地局との間の通信に少なくとも一部基づくビームの展開を示し得る。いくつかの例では、場所情報はさらに、複数の時間の各々におけるUEの場所、または経時的なUEの場所の変化、またはこれらの組合せを含み得る。
場所情報は基地局4605dからネットワークサーバ4601によって受信されることがあり、基地局4605dはUEと関連付けられることがある。いくつかの例では、場所情報はUEからネットワークサーバ4601によって受信され得る。場所情報は、mmW制御チャネルまたは低周波チャネルを介して受信され得る。
4810において、ネットワークサーバ4601は、場所情報に少なくとも一部基づいて、ネットワークマップを特定する。ネットワークマップは、mmWセルの相対的な位置、mmWセルのカバレッジエリア、およびUEを含み得る。ネットワークサーバ4601は、場所情報およびネットワークマップに少なくとも一部基づいて、複数の基地局から基地局4605eを特定し得る。ネットワークサーバ4601はさらに、場所情報に少なくとも一部基づいて、UEが基地局4605eと関連付けられるセルに入るであろう確率を決定し得る。ネットワークサーバ4601は、その確率の指示を基地局4605eに送信し得る。
4815において、ネットワークサーバ4601は、ビームフォーミングパラメータを決定する。ビームフォーミングパラメータは、基地局4605eを特定したことに少なくとも一部基づき得る。ビームフォーミングパラメータは、ビーム方向、ビーム幅、ビーム離隔、ビームパターン、またはこれらの組合せを含み得る。
4820において、ネットワークサーバ4601はビームフォーミングパラメータを基地局4605eに送信し、ビームフォーミングパラメータは、ネットワークマップおよびUEと関連付けられる場所情報に少なくとも一部基づき得る。基地局4605eはまた、UEが基地局4605eと関連付けられるセルに入るであろうという指示を受信し得る。この指示はネットワークサーバ4601から受信され得る。
4825において、基地局4605eは、ビームフォーミングパラメータに少なくとも一部基づいて、UEと通信するためのビーム構成を決定する。基地局4605eは、UEがセルに入るであろうという指示に一部基づいてビーム構成を決定し得る。基地局4605eは、ネットワークサーバ4601から基地局4605dと関連付けられるハンドオーバー情報を受信し得る。基地局4605eは、UEがセルに入るであろうという指示に少なくとも一部基づいて、かつビーム構成に基づいて、基地局4605dからハンドオーバーを実行し得る。基地局4605eはまた、UEと関連付けられるフレーム構造(またはサブフレーム構造)を特定し得る。
4830において、基地局4605eは、ビーム構成に少なくとも一部基づいて、UEと通信する。決定されたビーム構成を送信することは、UEと関連付けられるフレーム構造に少なくとも一部基づき得る。
図49は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化をサポートするワイヤレスデバイス4905のブロック図4900を示す。ワイヤレスデバイス4905は、図46および図47を参照して説明されたようなネットワークサーバ4601の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス4905は、受信機4910、ネットワークサーバ通信マネージャ4915、および送信機4920を含み得る。ワイヤレスデバイス4905はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機4910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機4910は、図52を参照して説明されるトランシーバ5235の態様の例であり得る。
ネットワークサーバ通信マネージャ4915は、図52を参照して説明されるネットワークサーバ通信マネージャ5215の態様の例であり得る。
ネットワークサーバ通信マネージャ4915は、UEと関連付けられる場所情報を受信し、場所情報に基づいてネットワークマップを特定し、場所情報およびネットワークマップに基づいてハンドオーバーと関連付けられるビームフォーミングパラメータを決定し、ハンドオーバーと関連付けられる基地局にビームフォーミングパラメータを送信し得る。
ネットワークサーバ通信マネージャ4915は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、ネットワークサーバ通信マネージャ4915の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。ネットワークサーバ通信マネージャ4915は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、ネットワークサーバ通信マネージャ4915は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、ネットワークサーバ通信マネージャ4915は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
送信機4920は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機4920は、トランシーバモジュールの中で受信機4910と併置され得る。たとえば、送信機4920は、図52を参照して説明されるトランシーバ5235の態様の例であり得る。送信機4920は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。
図50は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したmmWネットワークの最適化をサポートするワイヤレスデバイス5005のブロック図5000を示す。ワイヤレスデバイス5005は、図46、図47、および図50を参照して説明されたような、ワイヤレスデバイス4905またはネットワークサーバ4601の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス5005は、受信機5010、ネットワークサーバ通信マネージャ5015、および送信機5020を含み得る。ワイヤレスデバイス5005はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機5010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機5010は、図52を参照して説明されるトランシーバ5235の態様の例であり得る。
ネットワークサーバ通信マネージャ5015は、図52を参照して説明されるネットワークサーバ通信マネージャ5215の態様の例であり得る。
ネットワークサーバ通信マネージャ5015はまた、場所情報構成要素5025、ネットワークマップ構成要素5030、ビームフォーミングパラメータ構成要素5035、およびビームフォーミングパラメータ送信機5040を含み得る。
場所情報構成要素5025はUEと関連付けられる場所情報を受信することができ、場所情報を受信することは場所情報を定期的に受信することを含む。いくつかの場合、場所情報は、UEサブアレイからのGPS情報、もしくはジャイロスコープ情報、もしくは加速度計情報、もしくはUEサブアレイジオメトリ情報、もしくはビーム情報、またはこれらの任意の組合せを含む。いくつかの場合、場所情報は、UEとサービング基地局との間の通信に基づくビームの展開を示す。いくつかの場合、場所情報は、複数の時間の各々におけるUEの場所、または経時的なUEの場所の変化、またはこれらの組合せを含む。いくつかの場合、場所情報は、UEと関連付けられる第2の基地局から受信される。いくつかの場合、場所情報はUEから受信される。いくつかの場合、場所情報は、mmW制御チャネルまたは低周波チャネルを介して受信される。
ネットワークマップ構成要素5030は、場所情報に基づいてネットワークマップを特定し得る。いくつかの場合、ネットワークマップは、mmWセルの相対的な位置、mmWセルのカバレッジエリア、およびUEを含む。
ビームフォーミングパラメータ構成要素5035は、場所情報およびネットワークマップに基づいて、ハンドオーバーと関連付けられるビームフォーミングパラメータを決定し得る。いくつかの場合、ビームフォーミングパラメータは、ビーム方向、ビーム幅、ビーム離隔、ビームパターン、またはこれらの組合せを含む。
ビームフォーミングパラメータ送信機5040は、ハンドオーバーと関連付けられる基地局にビームフォーミングパラメータを送信し得る。
送信機5020は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機5020は、トランシーバモジュールの中で受信機5010と併置され得る。たとえば、送信機5020は、図52を参照して説明されるトランシーバ5235の態様の例であり得る。送信機5020は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。
図51は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化をサポートするネットワークサーバ通信マネージャ5115のブロック図5100を示す。ネットワークサーバ通信マネージャ5115は、図50、図51、および図52を参照して説明されたネットワークサーバ通信マネージャ4915、ネットワークサーバ通信マネージャ5015、またはネットワークサーバ通信マネージャ5215の態様の例であり得る。ネットワークサーバ通信マネージャ5115は、場所情報構成要素5120、ネットワークマップ構成要素5125、ビームフォーミングパラメータ構成要素5130、ビームフォーミングパラメータ送信機5135、基地局特定器5140、確率構成要素5145、および指示送信機5150を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
場所情報構成要素5120はUEと関連付けられる場所情報を受信することができ、場所情報を受信することは場所情報を定期的に受信することを含む。いくつかの場合、場所情報は、UEサブアレイからのGPS情報、もしくはジャイロスコープ情報、もしくは加速度計情報、もしくはUEサブアレイジオメトリ情報、もしくはビーム情報、またはこれらの任意の組合せを含む。いくつかの場合、場所情報は、UEとサービング基地局との間の通信に基づくビームの展開を示す。いくつかの場合、場所情報は、複数の時間の各々におけるUEの場所、または経時的なUEの場所の変化、またはこれらの組合せを含む。いくつかの場合、場所情報は、UEと関連付けられる第2の基地局から受信される。いくつかの場合、場所情報はUEから受信される。いくつかの場合、場所情報は、mmW制御チャネルまたは低周波チャネルを介して受信される。
ネットワークマップ構成要素5125は、場所情報に基づいてネットワークマップを特定し得る。いくつかの場合、ネットワークマップは、mmWセルの相対的な位置、mmWセルのカバレッジエリア、およびUEを含む。
ビームフォーミングパラメータ構成要素5130は、場所情報およびネットワークマップに基づいて、ハンドオーバーと関連付けられるビームフォーミングパラメータを決定し得る。いくつかの場合、ビームフォーミングパラメータは、ビーム方向、ビーム幅、ビーム離隔、ビームパターン、またはこれらの組合せを含む。
ビームフォーミングパラメータ送信機5135は、ハンドオーバーと関連付けられる基地局にビームフォーミングパラメータを送信し得る。
基地局特定器5140は、場所情報およびネットワークマップに基づいて基地局のセットから基地局を特定することができ、ビームフォーミングパラメータを決定することは基地局を特定したことに基づく。
確率構成要素5145は、場所情報に基づいてUEが基地局と関連付けられるセルに入るであろう確率を決定することができ、UEが関連付けられるセルに入るであろう確率を決定することは、場所情報に基づいてUEの軌跡を特定することを含む。
指示送信機5150は、その確率の指示を基地局に送信し得る。
図52は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したmmWネットワークの最適化をサポートするデバイス5205を含むシステム5200の図を示す。デバイス5205は、たとえば、図46、図47、図49、および図50を参照して上で説明されたような、ワイヤレスデバイス4905、ワイヤレスデバイス5005、もしくはネットワークサーバ4601の構成要素の例であることがあり、またはそれを含むことがある。デバイス5205は、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含むことがあり、これらの構成要素は、ネットワークサーバ通信マネージャ5215、プロセッサ5220、メモリ5225、ソフトウェア5230、トランシーバ5235、およびI/Oコントローラ5240を含む。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス5210)を介して電子的に通信していることがある。
ネットワークサーバ通信マネージャ5215は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、ネットワークサーバ通信マネージャ5215の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。ネットワークサーバ通信マネージャ5215は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、ネットワークサーバ通信マネージャ5215は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、ネットワークサーバ通信マネージャ5215は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
プロセッサ5220は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ5220は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合、メモリコントローラはプロセッサ5220に統合され得る。プロセッサ5220は、様々な機能(たとえば、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ5225は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ5225は、実行されると、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア5230を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ5225は、とりわけ、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの基本的なハードウェア動作および/またはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
ソフトウェア5230は、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア5230は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア5230は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ5235は、上で説明されたような1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ5235は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ5235はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するために、およびアンテナから受信されたパケットを復調するために、モデムを含み得る。
I/Oコントローラ5240は、デバイス5205のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ5240はまた、デバイス5205内に統合されない周辺機器を管理し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ5240は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ5240は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。
図53は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化をサポートするワイヤレスデバイス5305のブロック図5300を示す。ワイヤレスデバイス5305は、図46を参照して説明されたような基地局4605の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス5305は、受信機5310と、基地局通信マネージャ5315と、送信機5320とを含み得る。ワイヤレスデバイス5305はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機5310は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機5310は、図56を参照して説明されるトランシーバ5635の態様の例であり得る。
基地局通信マネージャ5315は、図56を参照して説明される基地局通信マネージャ5615の態様の例であり得る。
基地局通信マネージャ5315は、ネットワークサーバとの接続を確立し、基地局において、ネットワークサーバからビームフォーミングパラメータを受信し、ビームフォーミングパラメータがネットワークマップおよびUEと関連付けられる場所情報に基づき、基地局によって、ビームフォーミングパラメータに基づいてUEと通信するためのビーム構成を決定し、ビーム構成に基づいてUEと通信し得る。
基地局通信マネージャ5315は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局通信マネージャ5315の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局通信マネージャ5315は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ5315は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、基地局通信マネージャ5315は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
送信機5320は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機5320は、トランシーバモジュールの中で受信機5310と併置され得る。たとえば、送信機5320は、図56を参照して説明されるトランシーバ5635の態様の例であり得る。送信機5320は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。
図54は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したmmWネットワークの最適化をサポートするワイヤレスデバイス5405のブロック図5400を示す。ワイヤレスデバイス5405は、図46および図53を参照して説明されたようなワイヤレスデバイス5305または基地局4605の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス5405は、受信機5410と、基地局通信マネージャ5415と、送信機5420とを含み得る。ワイヤレスデバイス5405はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していることがある。
受信機5410は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機5410は、図56を参照して説明されるトランシーバ5635の態様の例であり得る。
基地局通信マネージャ5415は、図56を参照して説明される基地局通信マネージャ5615の態様の例であり得る。
基地局通信マネージャ5415はまた、接続確立構成要素5425、ビームフォーミングパラメータ構成要素5430、ビーム構成用構成要素5435、および通信構成要素5440を含み得る。
接続確立構成要素5425は、ネットワークサーバとの接続を確立し得る。
ビームフォーミングパラメータ構成要素5430は、基地局において、ネットワークサーバからビームフォーミングパラメータを受信することができ、ビームフォーミングパラメータは、ネットワークマップおよびUEと関連付けられる場所情報に基づく。
ビーム構成用構成要素5435は、基地局によって、ビームフォーミングパラメータに基づいてUEと通信するためのビーム構成を決定し、この指示に基づいてビーム構成を決定することができる。いくつかの場合、ビーム構成はビーム走査情報を含む。
通信構成要素5440は、ビーム構成に基づいてUEと通信し得る。
送信機5420は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信することができる。いくつかの例では、送信機5420は、トランシーバモジュールの中で受信機5410と併置され得る。たとえば、送信機5420は、図56を参照して説明されるトランシーバ5635の態様の例であり得る。送信機5420は、単一のアンテナを含むことがあり、またはアンテナのセットを含むことがある。
図55は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化をサポートする基地局通信マネージャ5515のブロック図5500を示す。基地局通信マネージャ5515は、図53、図54、および図56を参照して説明される基地局通信マネージャ5315、5415、および/または5615の態様の例であり得る。基地局通信マネージャ5515は、接続確立構成要素5520、ビームフォーミングパラメータ構成要素5525、ビーム構成用構成要素5530、通信構成要素5535、指示構成要素5540、ハンドオーバー構成要素5545、およびフレーム構造構成要素5550を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
接続確立構成要素5520は、ネットワークサーバとの接続を確立し得る。
ビームフォーミングパラメータ構成要素5525は、基地局において、ネットワークサーバからビームフォーミングパラメータを受信することができ、ビームフォーミングパラメータは、ネットワークマップおよびUEと関連付けられる場所情報に基づく。
ビーム構成用構成要素5530は、基地局によって、ビームフォーミングパラメータに基づいてUEと通信するためのビーム構成を決定し、この指示に基づいてビーム構成を決定することができる。いくつかの場合、ビーム構成はビーム走査情報を含む。
通信構成要素5535は、ビーム構成に基づいてUEと通信し得る。
指示構成要素5540は、UEが未来の時間に基地局と関連付けられるセルに入るであろうことの指示を特定し、ネットワークサーバからその指示を受信し得る。
ハンドオーバー構成要素5545は、この指示およびビーム構成に基づいて第2の基地局から基地局へのUEのハンドオーバーを実行し、ネットワークサーバからハンドオーバー情報を受信することができ、ハンドオーバー情報は第2の基地局と関連付けられる。いくつかの場合、ハンドオーバーはその未来の時間の後に、またはその未来の時間において実行される。
フレーム構造構成要素5550はUEと関連付けられるフレーム構造を特定することができ、ビーム構成を送信することはフレーム構造に基づく。
図56は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化をサポートするデバイス5605を含むシステム5600の図を示す。デバイス5605は、たとえば、図46を参照して上で説明されたような、基地局4605の構成要素の例であることがあり、またはそれを含むことがある。デバイス5605は、基地局通信マネージャ5615と、プロセッサ5620と、メモリ5625と、ソフトウェア5630と、トランシーバ5635と、アンテナ5640と、ネットワーク通信マネージャ5645と、基地局協調マネージャ5650とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス5610)を介して電子的に通信していることがある。デバイス5605は、1つまたは複数のUE4615とワイヤレスに通信することができる。
基地局通信マネージャ5615は、他の基地局4605との通信を管理することができ、他の基地局4605と協調してUE4615との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、基地局通信マネージャ5615は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE4615への送信のスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ5615は、基地局4605間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
基地局通信マネージャ5615は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局通信マネージャ5615の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局通信マネージャ5615は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ5615は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、基地局通信マネージャ5615は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
プロセッサ5620は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ5620は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合、メモリコントローラはプロセッサ5620に統合され得る。プロセッサ5620は、様々な機能(たとえば、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化をサポートする機能またはタスク)を実行するためにメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ5625はRAMおよびROMを含み得る。メモリ5625は、実行されると、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア5630を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ5625は、とりわけ、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの、基本ハードウェアおよび/またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
ソフトウェア5630は、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア5630は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア5630は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ5635は、上で説明されたような1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ5635は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ5635はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するために、およびアンテナから受信されたパケットを復調するために、モデムを含み得る。
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ5640を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る複数のアンテナ5640を有し得る。
ネットワーク通信マネージャ5645は、(たとえば、1つまたは複数の有線バックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ5645は、1つまたは複数のUE4615などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
ネットワーク通信マネージャ5645は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、ネットワーク通信マネージャ5645の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。ネットワーク通信マネージャ5645は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、ネットワーク通信マネージャ5645は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、ネットワーク通信マネージャ5645は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
基地局通信マネージャ5650は、他の基地局4605との通信を管理することができ、他の基地局4605と協調してUE4615との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、基地局協調マネージャ5650は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE4615への送信のスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、基地局協調マネージャ5650は、基地局4605間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
基地局協調マネージャ5650は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局協調マネージャ5650の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局協調マネージャ5650は、機能の一部が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に位置し得る。いくつかの例では、基地局協調マネージャ5650は、本開示の様々な態様による、別々のかつ別個の構成要素であり得る。他の例では、基地局協調マネージャ5650は、限定はされないが、受信機、送信機、トランシーバ、本開示で説明された1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と結合され得る。
図57は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化のための方法5700を示すフローチャートを示す。方法5700の動作は、本明細書で説明されたように、ネットワークサーバ4601またはネットワークサーバの構成要素によって実施され得る。たとえば、方法5700の動作は、図49〜図52を参照して説明されたようなネットワークサーバ通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、ネットワークサーバ4601は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、ネットワークサーバ4601は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
ブロック5705において、ネットワークサーバ4601は、UEと関連付けられる場所情報を受信し得る。ブロック5705の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5705の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたように、場所情報構成要素によって実行され得る。
ブロック5710において、ネットワークサーバ4601は、場所情報に少なくとも一部基づいて、ネットワークマップを特定し得る。ブロック5710の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5710の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたように、ネットワークマップ構成要素によって実行され得る。
ブロック5715において、ネットワークサーバ4601は、場所情報およびネットワークマップに少なくとも一部基づいて、ハンドオーバーと関連付けられるビームフォーミングパラメータを決定し得る。ブロック5715の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5715の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたように、ビームフォーミングパラメータ構成要素によって実行され得る。
ブロック5720において、ネットワークサーバ4601は、ハンドオーバーと関連付けられる基地局にビームフォーミングパラメータを送信し得る。ブロック5720の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5720の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたように、ビームフォーミングパラメータ送信機によって実行され得る。
図58は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化のための方法5800を示すフローチャートを示す。方法5800の動作は、本明細書で説明されたように、ネットワークサーバ4601またはネットワークサーバの構成要素によって実施され得る。たとえば、方法5800の動作は、図49〜図52を参照して説明されたようなネットワークサーバ通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、ネットワークサーバ4601は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、ネットワークサーバ4601は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
ブロック5805において、ネットワークサーバ4601は、UEと関連付けられる場所情報を受信し得る。ブロック5805の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5805の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたように、場所情報構成要素によって実行され得る。
ブロック5810において、ネットワークサーバ4601は、場所情報に少なくとも一部基づいて、ネットワークマップを特定し得る。ブロック5810の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5810の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたように、ネットワークマップ構成要素によって実行され得る。
ブロック5815において、ネットワークサーバ4601は、場所情報に少なくとも一部基づいて、UEが基地局と関連付けられるセルに入るであろう確率を決定し得る。ブロック5815の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5815の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたように、確率構成要素によって実行され得る。
ブロック5820において、ネットワークサーバ4601は、場所情報およびネットワークマップに少なくとも一部基づいて、ハンドオーバーと関連付けられるビームフォーミングパラメータを決定し得る。ブロック5820の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5820の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたように、ビームフォーミングパラメータ構成要素によって実行され得る。
ブロック5825において、ネットワークサーバ4601は、その確率の指示を基地局に送信し得る。ブロック5825の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5825の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたような指示送信機によって実行され得る。
ブロック5830において、ネットワークサーバ4601は、ハンドオーバーと関連付けられる基地局にビームフォーミングパラメータを送信し得る。ブロック5830の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5830の動作の態様は、図49〜図52を参照して説明されたように、ビームフォーミングパラメータ送信機によって実行され得る。
図59は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化のための方法5900を示すフローチャートを示す。方法5900の動作は、本明細書で説明されたように、基地局4605または基地局の構成要素によって実施され得る。たとえば、方法5900の動作は、図53〜図56を参照して説明されたように、基地局通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局4605は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、基地局4605は、以下で説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
ブロック5905において、基地局4605は、ネットワークサーバとの接続を確立し得る。ブロック5905の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5905の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたように、接続確立構成要素によって実行され得る。
ブロック5910において、基地局4605は、基地局において、ネットワークサーバからビームフォーミングパラメータを受信することができ、ビームフォーミングパラメータは、ネットワークマップおよびUEと関連付けられる場所情報に少なくとも一部基づく。ブロック5910の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5910の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたように、ビームフォーミングパラメータ構成要素によって実行され得る。
5915において、基地局4605は、基地局によって、ビームフォーミングパラメータに少なくとも一部基づいて、UEと通信するためのビーム構成を決定し得る。ブロック5915の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5915の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたように、ビーム構成用構成要素によって実行され得る。
5920において、基地局4605は、ビーム構成に少なくとも一部基づいてUEと通信し得る。ブロック5920の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック5920の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたように、通信構成要素によって実行され得る。
図60は、本開示の様々な態様による、ネットワークマップを介したミリメートル波ネットワークの最適化のための方法6000を示すフローチャートを示す。方法6000の動作は、本明細書で説明されたように、基地局4605または基地局の構成要素によって実施され得る。たとえば、方法6000の動作は、図53〜図56を参照して説明されたように、基地局通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局4605は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、基地局4605は、以下で説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
ブロック6005において、基地局4605は、ネットワークサーバとの接続を確立し得る。ブロック6005の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック6005の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたように、接続確立構成要素によって実行され得る。
ブロック6010において、基地局4605は、UEが未来の時間に基地局と関連付けられるセルに入るであろうことの指示を特定し得る。ブロック6010の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック6010の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたような指示構成要素によって実行され得る。
ブロック6015において、基地局4605は、基地局において、ネットワークサーバからビームフォーミングパラメータを受信することができ、ビームフォーミングパラメータは、ネットワークマップおよびUEと関連付けられる場所情報に少なくとも一部基づく。ブロック6015の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック6015の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたように、ビームフォーミングパラメータ構成要素によって実行され得る。
6020において、基地局4605は、基地局4605によって、ビームフォーミングパラメータに少なくとも一部基づいて、UEと通信するためのビーム構成を決定し得る。ブロック6020の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック6020の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたように、ビーム構成用構成要素によって実行され得る。
6025において、基地局4605は、この指示およびビーム構成に少なくとも一部基づいて、第2の基地局から基地局へのUEのハンドオーバーを実行し得る。ブロック6025の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック6025の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたように、ハンドオーバー構成要素によって実行され得る。
6030において、基地局4605は、ビーム構成に少なくとも一部基づいてUEと通信し得る。ブロック6030の動作は、図46〜図48を参照して説明された方法に従って実行され得る。特定の例では、ブロック6030の動作の態様は、図53〜図56を参照して説明されたように、通信構成要素によって実行され得る。
開示されたプロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層が再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わされてもよく、または省略されてもよい。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
前述の説明は、いかなる当業者も、本明細書で説明された様々な態様を実践することが可能になるように提供される。これらの態様の様々な変更が、当業者には容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、他の態様に適用されることがある。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言と一致するすべての範囲を与えられるべきであり、単数形での要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。「例示的」という語は、本明細書では「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」であるものとして説明されるいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。別段特に述べられない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってもよく、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバーを含んでもよい。当業者に知られているか、または後に知られることになる、本開示全体を通じて説明された様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物が、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。さらに、本明細書で開示されたものは、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されるものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」
などの単語は、「手段」という単語の代用ではないことがある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に列挙されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。