JP2020504663A - 剃毛用かみそりのための加熱部材 - Google Patents

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Abstract

上部誘電体層(110)と下部誘電体層(50)との間に配置された加熱器トラック(48)を有する加熱器(34)を備えた剃毛用かみそりのための熱供給要素(16)が開示される。加熱器トラックは、上部誘電体層及び下部誘電体層に接合された接着層(104)によって、上部誘電体層と下部誘電体層との間に固定される。

Description

本発明は、剃毛用かみそりに関し、より詳細には、湿式剃毛のための加熱かみそりに関する。
湿式剃毛式かみそりの使用者は、一般的に、剃毛中に自身の皮膚に接する温かい感触を高く評価する。温かさは、良好な感触を与え、より快適な剃毛体験をもたらす。剃毛中に温かさを感じさせるために種々の試みがなされてきた。例えば、剃毛クリームは、剃毛クリームがシェービングキャニスタから放出されると、発熱反応をして皮膚に温かさを付与するように調合されてきた。また、かみそりヘッドは、電池などの電源によって電力を供給される状態で、熱風、加熱要素、及び線スキャンレーザービームを使用して加熱されてきた。かみそりカートリッジ内部のかみそり刃もまた、加熱されてきた。加熱された刃に伴う欠点は、ユーザーの皮膚と接触する刃の表面積が、極小であることである。この極小な皮膚接触領域は、剃毛中のユーザーの皮膚を加熱することに関して比較的効率の低い機構を提供する。しかしながら、より多くの熱を皮膚に供給することにより、安全性の懸念(例えば、熱傷又は不快感)が発生する。
したがって、剃毛ストローク中に消費者に気付かれ得る、安全かつ信頼性の高い加熱を供給することが可能な剃毛用かみそりを提供することが求められている。
本発明は、広義には、皮膚接触面とその反対側の内面とを有するフェースプレートを備えた剃毛用かみそりのための単純かつ効率的な熱供給要素を特徴とする。加熱器トラックを有する加熱器が、上部誘電体層と下部誘電体層との間に配置される。下面を有する熱分散層がフェースプレートの内面に直接接触する。熱分散層の上面は、加熱器の下部誘電体層に直接接触する。
他の実施形態では、本発明は、広義には、上部誘電体層と下部誘電体層との間に配置された加熱器トラックを有する加熱器を備えた剃毛用かみそりのための単純かつ効率的な熱供給要素を特徴とする。加熱器トラックは、上部誘電体層及び下部誘電体層に接合された接着層によって、上部誘電体層と下部誘電体層との間に固定される。
本発明の1つ以上の実施形態の詳細を、添付図面及び以下の明細書に記述する。特定の実施形態は、本明細書において特に明記しない限り、概して開示されているが、組み合わされて明示的に例示又は特許請求の範囲に記載されていない本発明の要素又は構成要素を組み合わせることができることを理解される。本発明のその他の特徴及び利点は、明細書及び図面、並びに特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
本明細書は、本発明としてみなされる主題を詳細に示しかつ明確に権利主張する特許請求の範囲をもって完結するが、本発明は、以下の説明文を添付の図面と併せて読むことで更に深い理解がなされるものと考えられる。
剃毛用かみそりシステムの可能な一実施形態の斜視図である。 図1の剃毛用かみそりシステムに組み込まれ得る熱供給要素の可能な一実施形態の組立図である。 図2の熱供給要素に組み込まれ得る加熱器の可能な一実施形態の平面図である。 図3の線4−4に概ね沿った、加熱器の断面図である。
図1を参照すると、剃毛用かみそりシステム10を説明する本開示の可能な一実施形態が示されている。特定の実施形態では、剃毛用かみそりシステム10は、ハンドル14に装着された剃毛用かみそりカートリッジ12を備えることができる。剃毛用かみそりカートリッジ12は、全体的な望ましいコスト及び性能に応じてハンドル14に固定的又は枢動可能に装着され得る。ハンドル14は、熱供給要素16に電力を供給する1つ以上の電池(図示せず)などの電源を保持してもよい。特定の実施形態では、熱供給要素16は、アルミニウム又は鋼などの金属を含んでもよい。
剃毛用かみそりカートリッジ12は、ハンドル14に永続的に取り付けてもよく、又は取り外し可能に装着することで、剃毛用かみそりカートリッジ12を交換可能とすることができる。剃毛用かみそりカートリッジ12は、ガード20と、キャップ22と、キャップ22とガード20の間でハウジング18に装着された1つ又は2つ以上の刃24と、を備える、ハウジング18を有することができる。ガード20は、ハウジング18の前方部分に向かっていてもよく、キャップ22は、ハウジング18の後方部分に向かっていてもよい(すなわち、ガード20は、刃24の前にあり、キャップは、刃24の後ろにある)。ガード20及びキャップ22は、ガード20及びキャップ22に接する剃毛平面を規定し得る。ガード20は、刃24に対して概ね平行に延在する中実のバー又は分割されたバーであってもよい。特定の実施形態では、熱供給要素16は、ガード20の前方に配置することができる。
特定の実施形態では、ガード20は、刃24の前方に、剃毛ストローク中に皮膚を伸張させるための皮膚係合部材26(例えば、複数のフィン)を備えてもよい。特定の実施形態では、皮膚係合部材24は、ハウジング18に対してインサート射出成形又は共射出成形されてもよい。しかしながら、接着剤、超音波溶接、又は機械的締結具などの他の既知の組立方法もまた使用されてもよい。皮膚係合部材26は、ハウジング18よりも軟質(すなわち、より低いデュロメータ硬度)の材料から成形されてもよい。例えば、皮膚係合部材26は、約20、30又は40〜約50、60又は70のショアA硬度を有してもよい。皮膚係合部材26は、熱可塑性エラストマー(TPE)又はゴムで製造されてもよく、例としては、シリコーン、天然ゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、スチレンブタジエンスチレン(SBS)TPE、スチレンエチレンブタジエンスチレン(SEBS)TPE(例えば、Kraton)、ポリエステルTPE(例えば、Hytrel)、ポリアミドTPE(Pebax)、ポリウレタンTPE、ポリオレフィン系TPE、及びこれらのTPEのいずれかのブレンド(例えば、ポリエステル/SEBSブレンド)が挙げられ得るが、これらに限定されない。特定の実施形態では、皮膚係合部材26は、Kraiburg HTC 1028/96、HTC 8802/37、HTC 8802/34、又はHTC 8802/11(KRAIBURG TPE GmbH&Co.KG(Waldkraiburg,Germany))で構成されてよい。より軟質の材料は、皮膚の伸張性を増すと共に、剃毛中の使用者の皮膚により好ましい感触をもたらすことができる。また、より軟質の材料により、剃毛中の使用者の皮膚に当たるハウジング18及び/又はフィンのより硬い材料の不快な感触を感じ難くすることができる。
特定の実施形態では、刃24は、ハウジング18に装着され、1つ又は2つ以上のクリップ28a及び28bによって固定することができる。また、当業者に既知の他の組立方法を使用して、刃24をハウジング18へ固定及び/又は装着させてもよく、当該方法として、ワイヤラッピング、冷間成形、熱間かしめ、インサート成形、超音波溶接、及び接着剤が挙げられるが、これらに限定されない。クリップ28a及び28bは、熱を伝導し、刃24の腐食の防止を助けるための犠牲アノードとして作用するアルミニウムなどの金属を含んでもよい。5枚の刃24が図示されているが、ハウジング18は、剃毛用かみそりカートリッジ12の所望の性能及びコストに応じて、これよりも多い枚数又は少ない枚数の刃を有してもよい。
キャップ22は、ハウジング18に装着された別個の成形品(例えば、剃毛補助剤が充填されたリザーバ)又は押出成形された構成要素(例えば、押出成形された潤滑ストリップ)であってもよい。特定の実施形態では、キャップ22は、皮膚を支持し剃毛面を規定するためのプラスチック又は金属のバーであってもよい。キャップ22は、ハウジング18と同じ材料で成形若しくは押出成形されてもよく、又は剃毛中の快適さを増すために、1つ又は2つ以上の水滲出性の剃毛補助剤材料を有するより潤滑な剃毛補助剤複合材料で成形又は押出成形されてよい。剃毛補助剤複合材料は、非水溶性ポリマーと、皮膚潤滑性の水溶性ポリマーと、を含んでもよい。使用することができる好適な非水溶性ポリマーとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ブタジエン−スチレンコポリマー(例えば、中耐衝撃性ポリスチレン及び高耐衝撃性ポリスチレン)、ポリアセタール、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリプロピレン/ポリスチレンブレンドなどのブレンドが挙げられるが、これらに限定されず、Mobil 4324(Mobil Corporation)などの高耐衝撃性ポリスチレン(すなわち、ポリスチレン−ブタジエン)を有してもよい。
好適な皮膚潤滑性水溶性ポリマーとしては、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルイミダゾリン、及びポリヒドロキシエチルメタクリレートを挙げることができる。他の水溶性ポリマーとしては、一般にPOLYOX(Union Carbide Corporationから入手可能)又はALKOX(明成化学工業株式会社(京都)から入手可能)として知られるポリエチレンオキシドが挙げられてよい。これらのポリエチレンオキシドは、約10万〜600万、例えば、約30万〜500万の分子量を有してもよい。ポリエチレンオキシドは、約500万の平均分子量を有する、約40〜80%のポリエチレンオキシド(例えば、POLYOX COAGULANT)と、約30万の平均分子量を有する約60〜20%のポリエチレンオキシド(例えば、POLYOX WSR−N−750)と、のブレンドを含んでよい。かかるポリエチレンオキシドブレンドは、約10重量%以下の、PEG−100などの低分子量(すなわちMW<10,000)のポリエチレングリコールを含有してもよい。
ひげ剃り補助複合材料は、必要に応じて、皮膚鎮静剤と、シクロデキストリン、ポリエチレングリコールなどの低分子量の水溶性放出促進剤(例えば、1〜10重量%)、架橋ポリアクリル樹脂などの水膨潤性放出促進剤(例えば、2〜7重量%)、着色剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、ひげ軟化剤、収れん剤、除毛剤、薬用成分、コンディショニング剤、加湿剤、冷却剤などとの包接複合体を含んでよい。
熱供給要素16は、改善された剃毛体験をもたらすように剃毛中に皮膚の表面に熱を供給するためのフェースプレート30を含んでもよい。特定の実施形態では、フェースプレート30は、フェースプレート30の耐久性及び耐引っかき性を改善するための窒化チタンなどの硬質コーティング(フェースプレート30の材料よりも硬質)を備えた外側皮膚接触面32を有してもよい。同様に、フェースプレート30がアルミニウムから製造される場合、フェースプレート30は陽極酸化処理を経てもよい。皮膚接触面の硬質コーティングはまた、フェースプレート30の皮膚接触面32の色を変化又は向上させるために使用されてもよい。熱供給要素16は、剃毛用かみそりカートリッジ12か又はハンドル14の一部分のいずれかに装着され得る。以下で更に詳細に記載するように、熱供給要素16は、ハウジング18に取り付けられ、電源(図示せず)と導通してもよい。
図2を参照すると、図1の剃毛用かみそりシステム10に組み込まれ得る熱供給要素16の可能な一実施形態が示されている。フェースプレート30は、可能な限り薄くてもよいが、機械的に安定であってもよい。例えば、フェースプレート30は、約100マイクロメートル〜約200マイクロメートルの壁厚を有してもよい。フェースプレート30は、鋼などの約10〜30W/mKの熱伝導率を有する材料を含んでもよい。フェースプレート30が鋼の薄片から製造される結果、フェースプレート30は低い熱伝導率を有し、したがって、外周壁44を通じた熱損失を最小限とし、皮膚接触面32に向かう熱流を最大限とする助けとなる。上記の理由から、より薄い鋼片が好ましいが、フェースプレート30は、約160〜200W/mKの範囲の熱伝導率を有する、より厚いアルミニウム片から構成されてもよい。熱供給要素16は、マイクロコントローラ、及びハンドル14内に配置された電源(図示せず)、例えば、再充電可能な電池と電気的に接触するブリッジ35を有する加熱器(図示せず)を含んでもよい。
熱供給要素16は、フェースプレート30と、加熱器34と、熱分散層36と、圧縮性断熱層38と、バックカバー40とを含んでもよい。フェースプレート30は、皮膚接触面32(図1を参照)の反対側にある陥凹内面42を有してもよく、この陥凹内面は、加熱器34と熱分散層36と圧縮性断熱層38とを受容するように構成されている。外周壁44は内面42を画定することができる。外周壁44は、1つ以上の脚部46a、46b、46c及び46dを有してもよく、これらの脚部は、内面42に対して横向きにかつ内面から離れる方向に外周壁44から延在している。例えば、図2は、外周壁44から延びる4つの脚部46a、46b、46c及び46dを示している。以下でより詳細に説明するように、加熱器34は、図示されていない加熱器トラック及び電気トラックを含んでもよい。
熱分散層36は、フェースプレート30の内面42上にかつその内面と直接、接触して配置されてもよい。熱分散層36は、フェースプレート30の内面42に直接接触する下面37と、加熱器34(例えば、図3及び図4に示す下部誘電体層)に直接接触する(下面37と反対側にある)上面39を有してもよい。熱分散層36は、熱伝導率が高い材料の層として定義されるものであり、また圧縮性である。例えば、熱分散層36は、黒鉛箔を含んでもよい。熱分散層36の潜在的な利点には、横方向の熱流を改善し(加熱器34からの熱供給をフェースプレート30の内面42全体に分散すること。この熱供給が皮膚接触面32へと伝達される)、結果的に熱分布をより均一にし、ホットスポット及びコールドスポットを最小限にすることが含まれる。熱分散層36は、十分な熱伝導又は熱伝達を促進するために、フェースプレート30に平行な平面において約200W/mK〜約1700W/mK(好ましくは400W/mK〜700W/mK)、フェースプレート30に垂直な平面において約10W/mK〜50W/mK、好ましくは15W/mK〜25W/mKの異方性の熱伝導率を有してもよい。加えて、熱分散層36の圧縮性により、熱分散層36はフェースプレート30の内面42の不均一な表面及び加熱器34の不均一な表面に適合することが可能となり、それによってより良好な接触及び熱伝達がもたらされる。熱分散層36の圧縮性はまた、浮遊粒子が加熱器34内へと押し入ることを最小限にし(熱分散層36が加熱器よりも軟質となり得るため)、それによって加熱器34に対する損傷が防止される。特定の実施形態では、熱分散層36は、その元の厚さの約20%〜約50%だけ圧縮される黒鉛箔を含んでもよい。例えば、熱分散層36は、約50マイクロメートル〜約300マイクロメートル、より好ましくは80マイクロメートル〜200マイクロメートルの圧縮厚さを有してもよい。
加熱器34は、2つの圧縮性層の間に配置されてもよい。例えば、加熱器34は、熱分散層36と圧縮性断熱層38との間に配置されてもよい。2つの圧縮性層は、加熱器34に損傷を与えることなく加熱器34を定位置にクランプすることを容易にし、それによって熱供給要素16の固定及び組立てを改善し得る。圧縮性断熱層38は、熱流をフェースプレート30に向かって、かつバックカバー40から離れる方向に向けるのに役立ち得る。したがって、浪費される熱をより少なくし、剃毛中に皮膚に到達し得る熱をより多くすることが可能となる。圧縮性断熱層38は、例えば、0.30W/mK未満、好ましくは0.1W/mK未満の低熱伝導率を有し得る。特定の実施形態では、圧縮性断熱層38は、連続気泡又は独立気泡型の圧縮性発泡体を含み得る。圧縮性断熱層38は、その元の厚さから20%〜50%、圧縮されてもよい。例えば、圧縮性断熱層38は、約400マイクロメートル〜約800マイクロメートルの圧縮厚さを有してもよい。
バックカバー40は、圧縮性断熱層38の上部に取り付けられ、フェースプレート30に固定されてもよい。したがって、加熱器34、熱分散層36、及び圧縮性断熱層38は、フェースプレート30とバックカバー40との間で共に押圧されてもよい。熱分散層36、加熱器34、及び圧縮性断熱層38は、外周壁44内にぴったりと嵌まり得る。様々な層同士を共に押圧することにより、熱供給要素16内の種々の層の境界面を横切る熱伝達がより効率的となり得る。この圧縮力がない場合、境界面を横切る熱伝達は不十分となる。更に、層同士を共に押圧することにより、様々な層の間における接着剤の使用など、二次組立てプロセスを省略することもできる。圧縮性断熱層38は、外周壁44内にぴったりと嵌まり得る。
図3を参照すると、加熱器34の平面図が示されている。加熱器34は、下部誘電体層50の上に置かれた加熱器トラック48を有してもよい。1つ以上の電気トラック52、54、56、58、60、62、64及び66はまた、それらが全て加熱器トラック48から離間されるように下部誘電体層50の上に置かれてもよい。1つ以上の電気トラック52、54、56、58、60、62、64及び66は、加熱器トラック48によって形成されたループ(例えば、外周)内に配置されてもよい。電気トラック52、54、56、58、60、62、64及び66は、複数の熱センサ70、76、80及び86をマイクロコントローラ75に接続することができる。マイクロコントローラは、熱センサ70、76、80及び86からの情報を処理し、それに従って温度を調整するように加熱器トラック48への電力を調節してもよい。熱センサ70は、センサパッド68に熱的に接続されてもよい。同様に、熱センサ76は、センサパッド74に熱的に接続されてもよい。熱センサ70及び76並びにそれぞれのセンサパッド68及び74は、加熱器34の一方の側における温度制御を容易にし得る。熱センサパッド84は、熱センサ86に熱的に接続されてもよい。同様に、センサパッド78は熱センサ80に熱的に接続されてもよい。熱センサ80及び86並びにそれぞれのセンサパッド78及び84は、加熱器34のもう一方の側における温度制御を容易にし得る。熱センサ70及び76は、センサパッド68と74との間に横方向に配置することができる。熱センサ80及び86は、センサパッド78と84との間に横方向に配置することができる。熱センサ70、76、80及び86並びにセンサパッド68、74、78及び84の間隔は、加熱器34のより効率的な加熱のための間隔を最適化し得るものである。
熱センサ70、76、80及び86のうちの1つ以上は、熱センサ70、76、80及び86のうちの1つ以上が故障した場合に重複した安全策を提供するために、回路基板75に独立して接続されてもよい。熱センサ70、76、80及び86のうちの少なくとも1つは、加熱器トラック48から約0.05mm〜約0.10mmの距離だけ離間されてもよく、このことは、熱センサ70、76、80及び86が加熱器トラックから直接加熱されることを防止するのに役立ち得る。加えて、センサパッド68、74、78及び84はまた、図2に示す黒鉛箔層の正確な温度読み取りをもたらすように、加熱器トラック48から離間されてもよい。センサパッド68、74、78及び84が、黒鉛箔層への熱的接続を改善することで温度を迅速かつ正確に測定することができる。センサパッド68、74、78及び84は、誘電体層50の横方向縁部92及び94から離間していてもよい。例えば、センサパッドは、誘電体層の中心線「CL」から10〜30%、誘電体層50の最も近い横方向縁部92及び94から約10〜30%、離間していてもよい。センサパッド68、74、78及び84のこの間隔及び配置は、熱センサ70、76、80及び86による正確な温度読取りを容易にすることになり得る。センサパッドは、銅の層を含んでもよい。特定の実施形態では、センサパッド68、74、78及び84はそれぞれ、0.3mmを超える、例えば、約0.3mm〜約0.45mmの最小表面積を有してもよい。センサパッド68、74、78及び84のうちの1つ以上の表面積が小さすぎる場合、熱センサ70、76、80及び86は、温度のわずかな変動を読み取ることができなくなる場合があり、かつ/又は応答時間がより長くなる場合がある。
加熱器34は、ブリッジ35の一部であり、マイクロコントローラを加熱器トラック48に接続するフィーダトラック88及び90を含んでもよい。フィーダトラック88及び90の幅は、図2のフェースプレート30内に配置された加熱器トラック48の最大幅の5倍を超えてもよい。フィーダトラック88及び90の大きな幅は、加熱器トラック48にエネルギーを供給し、また、電気抵抗、ひいては発生する熱量を最小化することによって、ブリッジ35が過熱して触れられなくなることを防止するのに役立つ。ブリッジ35は、剃毛用かみそりカートリッジ12(図1を参照)の枢動を容易にするために、剃毛中に消費者に対して露出されてもよい。したがって、ブリッジ35が過熱すると、消費者が誤って熱傷するおそれがある。更に、ブリッジ35は、熱損失を防止するために絶縁されなくてもよい。したがって、ブリッジ35が発生する熱を可能な限り小さくすることが有利となり得る。
下部誘電体層50は、ポリイミド又はポリテトラフルオロエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、又はポリエチレンテレフタレートを含んでもよい。加熱器トラック48は、下部誘電体層50の外周に沿ってループを形成する蛇行パターンを有する銅トラックを含んでもよい。加熱器トラック48は、様々な幅を有してもよい。例えば、加熱器トラック48は、加熱器34の第1の領域96a及び96bにおいて約0.05mm〜約0.09mmの幅を、加熱器34の第2の領域98a及び98bにおいて約0.07mm〜約0.12mmの幅を有してもよい。特定の実施形態では、加熱器トラック48は、約0.10mm〜約0.2mmの幅を有する第3の領域100a及び100bを有してもよい。電気トラック52、54、56、58、60、62、64及び66、センサパッド68、74、78及び84、並びに熱センサ70、76、80及び84のために、空間は下部誘電体層50上において限定され得る。したがって、発熱は、可能な限り最大化されかつ均一であるべきである。特定の実施形態では、加熱器トラック48のレイアウトは対称であってもよい。例えば、加熱器トラック48は、中心線「CL」の第1の側72において、中心線「CL」の第2の側82におけるのと同じレイアウトを有してもよい。
加熱器トラック48の様々な幅により、より均一な発熱を実現するために、より大きな空所を有する領域においては抵抗をより低く、空所のほとんどない領域においては抵抗をより高くすることが可能となる。したがって、例えば、第2の領域98a及び98b内のより大きな空所と比較して、より小さい空所、例えば第1の領域96a及び96bでは、より等価な量の熱が加熱器トラック48によって発生され得る。第2の領域98a及び98bは、加熱器34の中心線「CL」に向かって配置されてもよい。第1の領域96aは、誘電体層50の一方の端部94に向かって、熱センサ80及び86並びに/又はセンサパッド78及び84に関連付けられてもよい。同様に、第1の領域96bは、誘電体層50の反対側の端部において、熱センサ70及び76並びに/又はセンサパッド68及び74に関連付けられてもよい。例えば、センサパッド78及び84並びに/又は熱センサ80及び86は、第2の領域98a内に位置する加熱器トラック48の長さ89a及び91aに対する幅よりも小さい幅を有する、加熱器トラック48の一対の長さ85a及び87aの間に配置されてもよい。第2の領域98a及び98bは、加熱器トラック48の長さ89a及び91aの間に配置された電気トラックのみ(例えば、センサ又はセンサパッドなし)を有してもよい。
第1の領域96bは、誘電体層50の一方の端部92に向かって、熱センサ70及び76並びに/又はセンサパッド68及び74に関連付けられてもよい。同様に、第1の領域96bは、誘電体層50の反対側の端部において、熱センサ70及び76並びに/又はセンサパッド68及び74に関連付けられてもよい。例えば、センサパッド68及び74並びに/又は熱センサ70及び76は、第2の領域98b内に位置する加熱器トラック48の長さ89b及び91bに対する幅よりも小さい幅を有する、加熱器トラック48の一対の長さ85b及び87bの間に配置されてもよい。加熱器34の各側面上の第2の領域98a及び98bは、加熱器トラック48のそれらの長さの間に配置された任意のセンサパッド又は熱センサを有さなくてもよい。例えば、第2の領域98bでは、電気トラック52、54、56、58、60、62、64及び66のみが加熱器トラック48の長さ89bと91bとの間に配置されてもよい。
第3の領域100a及び100bが、誘電体層50の横方向縁部92及び94に向かって位置してもよい。例えば、第3の領域100aは、熱センサ86と横方向縁部94との間に配置されてもよい。同様に、第3の領域100bは、熱センサ70と横方向縁部92との間の誘電体層50のもう一方の側に配置されてもよい。第3の領域100a及び100bは、熱センサ、熱パッド、及び電気トラックを欠いていてもよい。したがって、空所が他の電気部品によって制限されないため、第3の領域100a及び100b内の加熱器トラック48は、加熱器トラック48の最も広い部分を有してもよい。第1の領域96a及び96b、第2の領域98a及び98b並びに第3の区域100a及び100bのレイアウトは、他の電気部品によって必要とされ得る空所を考慮するために、様々な幅を有することによって、熱のより均一な分散を可能にする。
特定の実施形態では、加熱器トラック48は、約1.5〜約3オームの全抵抗を有してもよい。加熱器トラック48は、下部誘電体層50の外周に沿ってループを形成する蛇行パターンを有してもよい。例えば、加熱器トラック48は、電気トラック(すなわち、電気トラックは、加熱器トラック48によって形成されたループ内に配置される)、熱センサ及びセンサパッドの周囲に延在してもよい。熱センサ及びセンサパッドが熱を発生しないため、外周又はループを形成する蛇行パターン、並びに熱センサ70、76、80、86及びセンサパッド68、74、78及び84の領域のより低い抵抗により、センサの領域における十分な熱の供給が促進され得る。加熱器トラック48の蛇行パターンは、ジグザグの形態を有してもよく、交互に右及び左に向きを変えてもよい。特定の実施形態では、加熱器トラック48の蛇行パターンは、加熱器34の所与の領域内に更に多くの加熱器トラック48を設けるために、急激なほぼ90°の方向変換(例えば、トレイン波又は方形波形状)を伴うライン又はコースを有してもよい。
図4を参照すると、図3の4−4線に概ね沿った、加熱器34の断面図が示されている。加熱器34は、下部誘電体層50と、導電性層102(電気トラック52、54、56及び58、並びに加熱器トラック48を含む)と、接着層104と、上部誘電体層110とを含んでもよい。導電性層102は、約10μm〜約40μmの厚さを有してもよい(すなわち、電気トラック52、54、56、58及び加熱器トラック48は、約10μm〜約40μmの厚さを有する)。下部誘電体層50は、約10μm〜約30μmの厚さを有してもよい。上部誘電体層110は、約10μm〜約30μmの厚さを有してもよい。導電性層102(電気トラック52、54、56及び58及び加熱器トラック48を含む)は、下部誘電体層50の上部に置かれてもよい。電気トラック52、54、56及び58と加熱器トラック48との間に空所が存在するため、接着層104は、電気トラック52、54、56と58と加熱器トラック48との間に流れて、脆弱導電性層102の完全性を改善し得る。接着層104は、上部誘電体層110と下部誘電体層50との間に強固な結合を形成し得る。接着層104はまた、防水封止を形成する導電性層102(すなわち、加熱器トラック48及び電気トラック)を被覆してもよい。加熱器34を構成する様々な材料及び厚さは、それ自体の重量下で屈曲することを可能にし、したがって、加熱器34をより展性にし、取扱い中及び組立て中に破断しにくくしている。加えて、加熱器34は、その厚さが薄いがために、より少ない空間を占める。特定の実施形態では、上側誘電体層110及び/又は接着層104は透明であってもよい。例えば、加熱器トラック48は、上部誘電体層110及び接着剤層104を通して可視であってもよいが、所望により着色されてもよい。
加熱器34は、可撓性及び十分な熱伝達をもたらすように十分に薄くてもよい。加熱器34(例えば、下部誘電体層50)が厚すぎると、結果として熱伝達が不十分となり得る。加熱器34はまた、図2のフェースプレート30内での組立中に適合することが可能となるように十分な機械的安定性をもたらしてもよい。下部誘電体層は、熱供給要素16の他の層との電気的接触を防止し得るが、それでいて十分な熱伝達を可能にし得る。例えば、下部ポリイミド誘電体層は、加熱器トラック及び電気トラックが黒鉛層又はフェースプレート30の内面に直接接触することを防止し得る。
本明細書で開示する寸法及び値は、記載される正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、記載される値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。

Claims (15)

  1. 剃毛用かみそりのための熱供給要素(16)であって、
    上部誘電体層(110)と下部誘電体層(50)との間に配置された加熱器トラック(48)を有する加熱器(34)であって、前記上部誘電体層及び前記下部誘電体層に接合された接着層(104)によって前記上部誘電体層と前記下部誘電体層との間に固定されている前記加熱器トラックを備える、熱供給要素。
  2. 前記加熱器(34)を受容するように構成されたフェースプレート(30)であって、皮膚接触面(32)とその反対側の内面(42)とを有するフェースプレートを更に備える、請求項1に記載の熱供給要素(16)。
  3. 前記上部誘電体層(110)又は前記下部誘電体層(50)は、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、又はポリエチレンテレフタレートを含む、請求項1又は2に記載の熱供給要素(16)。
  4. 少なくとも1つのセンサパッド(68、74、78、及び84)に接続された少なくとも1つの熱センサ(70、76、80、86)を有する電気トラック(52、54、56、58、60、62、64、及び66)を更に備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱供給要素(16)。
  5. 前記少なくとも1つのセンサパッド(68、74、78及び84)が、0.3mmの最小表面積を有する、請求項4に記載の熱供給要素(16)。
  6. 前記熱センサ(70、76、80、86)が、0.05mm〜0.10mmの距離だけ前記加熱器トラック(48)から離間されている、請求項4又は5に記載の熱供給要素(16)。
  7. 前記加熱器トラック(48)が、第1の領域(96a、96b)における0.05mm〜0.09mmの幅と、第2の領域における0.10mm〜0.2mmの幅とを有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱供給要素(16)。
  8. 前記熱センサ(70、76、80、86)のうちの少なくとも1つが、前記第1の領域(96a、96b)に隣接して配置されている、請求項5又は6に記載の熱供給要素(16)。
  9. 前記加熱器トラック(48)が、前記下部誘電体層(50)上の外周に沿ってループを形成する蛇行パターンを有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱供給要素(16)。
  10. 前記加熱器トラック(48)が、10μm〜40μmの厚さを有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の熱供給要素(16)。
  11. 前記上部誘電体層(110)が10μm〜30μmの厚さを有し、前記下部誘電体層(50)が10μm〜30μmの厚さを有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱供給要素(16)。
  12. 一対のセンサパッド(68、74、78及び84)の間に横方向に配置された一対の熱センサ(70及び76、80及び86)を更に備える、請求項1〜11のいずれか1項に記載の熱供給要素(16)。
  13. マイクロコントローラ(75)に接続された複数の熱センサ(70、76、80、86)を更に備える、請求項1〜12のいずれか1項に記載の熱供給要素(16)。
  14. 前記加熱器トラック(48)をマイクロコントローラ(75)に接続するフィーダトラック(88、90)を更に備え、前記フィーダトラックの幅が、前記加熱器トラックの幅の5倍よりも大きい、請求項1〜13のいずれか1項に記載の熱供給要素(16)。
  15. 前記フェースプレート(30)の前記皮膚接触面(32)が硬質コーティングを含む、請求項1〜14のいずれか1項に記載の熱供給要素(16)。
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