この出願は、電子技術の分野に関し、特に、メディアダウンリンク伝送制御方法及び関連するデバイスに関する。
ミッションクリティカルサービスは、例えば、公共のセキュリティシステムにおいて、公共のセキュリティアプリケーション及び一般的な商用アプリケーションに使用されるメディア伝送サービスである。ミッションクリティカルサービスは、1対Nのグループ通信をサポートする。ある1つのグループ通信において、メディアデータの伝送は、ディスパッチャ(dispatcher)等の認可されたユーザによって制御されてもよい。そのディスパッチャは、ある特別な許可を有するユーザであり、1つ又は複数のグループのグループメンバーであってもよく、或いは、スーパーユーザであってもよい。従来の技術においては、ある1つの認可されたユーザがグループユーザによるアップリンクメディアデータの送信を制御するメカニズムのみが存在し、その認可されたユーザがグループユーザによるダウンリンクメディアデータの受信を制御するメカニズムは存在していない。例えば、その認可されたユーザは、メディア制御サーバにターゲットメディアデータを送信するようにある特定のグループユーザを制御することが可能であるが、ターゲットメディアデータを受信するように1つ又は複数の特定のグループユーザを制御することは不可能である。既存の技術的解決方法においては、メディアデータ伝送に対する認可されたユーザの制御の妥当性及び柔軟性は比較的乏しい。
この出願は、メディアダウンリンク伝送制御方法及び関連するデバイスを提供して、認可されたユーザによるメディアデータ伝送に対する制御をより適切なものにし、メディアダウンリンク伝送制御の柔軟性を改善する。
第1の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアダウンリンク伝送制御方法であって、
認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信するステップであって、前記リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、ステップと、その次に、前記リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定するステップと、そして、最後に、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信するステップと、を含む、メディアダウンリンク伝送制御方法を提供する。
第1の態様においては、認可されたユーザは、送信された第1のターゲットメディアストリームと、その第1のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末とを指定して、ある特定の通信参加者の端末にある特定のメディアストリームを送信することが可能である。
第1の態様の第1の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信する前記ステップの前に、当該方法は、
前記宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、前記宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値よりも小さいということを決定するステップをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実装において、前記リモートメディア受信メッセージは、前記第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子をさらに含む。
第1の態様の第3の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信する前記ステップの前に、当該方法は、
前記第1のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信するステップと、
前記メディア送信許可メッセージに基づいて前記第1のターゲットメディアストリームの前記ソース端末が送信する前記第1のターゲットメディアストリームを受信するステップと、をさらに含む。
第1の態様の第4の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信する前記ステップの前に、当該方法は、
前記宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信するステップであって、前記メディア受信招待メッセージは、前記第1のターゲットメディアストリームを受信することを前記宛先端末に通知するのに使用される、ステップと、
前記メディア受信招待メッセージに基づいて前記宛先端末が送信するメディア受信要求メッセージを受信するステップと、をさらに含む。
第1の態様の第5の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信する前記ステップの後に、当該方法は、
前記宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信した後に、前記認可されたユーザにメディアストリーム送信完了通知メッセージを送信するステップをさらに含む。
第2の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアダウンリンク伝送制御方法であって、
認可された端末が送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信するステップであって、前記リモートメディア受信終了メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、ステップと、
前記リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定するステップと、
前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するステップと、を含む、メディアダウンリンク伝送制御方法を提供する。
第2の態様においては、認可されたユーザは、送信を停止する第2のターゲットメディアストリームと、第2のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末とを指定して、ある特定の通信参加者の端末のためのある特定のメディアストリームの伝送を停止し又は中断することが可能である。
第2の態様の第1の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップの後に、
前記第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が現時点で第1の数しきい値よりも小さい場合、又は、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先ユーザが、前記第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザである場合に、前記第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信するステップをさらに含み、前記メディア送信終了メッセージは、前記第2のターゲットメディアストリームの送信の停止を前記第2のターゲットメディアストリームの前記ソース端末に通知するのに使用される。
第2の態様の第2の可能な実装において、前記第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信する前記ステップの後に、当該方法は、
前記第2のターゲットメディアストリームの現時点での受信端末にメディアストリーム送信終了通知メッセージを送信するステップをさらに含む。
第2の態様の第3の可能な実装において、前記リモートメディア受信終了メッセージは、前記第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子をさらに含む。
第2の態様の第4の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップの前に、当該方法は、
前記リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、前記宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信するステップをさらに含み、前記メディア受信終了通知メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を現時点で停止しているということを前記宛先端末に通知するのに使用される。
第2の態様の第5の可能な実装において、前記リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定する前記ステップは、
前記メディア受信終了通知メッセージに基づいて前記宛先端末が送信したメディア受信終了要求メッセージを受信するステップを含み、前記メディア受信終了要求メッセージは、前記第2のターゲットメディアストリームの前記メディアストリーム識別子を搬送し、
前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップは、
前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止し、そして、前記宛先端末にメディア受信終了応答メッセージを送信するステップを含む。
第2の態様の第6の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップは、
前記宛先端末に送信された前記第2のターゲットメディアストリームの送信内容を格納するステップを含む。
第3の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアダウンリンク伝送制御方法であって、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、前記宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達している場合に、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定するステップと、
前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を停止するステップと、を含む、メディアダウンリンク伝送制御方法を提供する。
第3の態様においては、受信したメディアストリームの数がメディアストリーム数のしきい値に達したときに、宛先端末は、複数の送信リソースのうちのいくつかの占有を停止する方式によって、新たに伝送されるメディアストリームを受信することが可能である。
第3の態様の第1の可能な実装において、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する前記ステップの前に、
前記宛先端末に送信する必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定するステップをさらに含む。
第3の態様の第2の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップの前に、当該方法は、
前記宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信するステップをさらに含み、前記メディア受信プリエンプトメッセージは、前記第1のメディアストリームの識別情報及び前記第3のメディアストリームの識別情報を搬送し、前記メディア受信プリエンプトメッセージは、前記第3のメディアストリームの伝送リソースが前記第1のメディアストリームを伝送するのに使用されるということを前記宛先端末に通知するのに使用される。
第3の態様の第3の可能な実装において、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する前記ステップは、
前記宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信するステップであって、前記メディア受信招待メッセージは、前記第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する、ステップと、
前記メディア受信招待メッセージに基づいて前記宛先端末が送信するメディア受信終了要求メッセージを受信するステップと、
前記メディア受信終了要求メッセージに基づいて、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから前記第3のターゲットメディアストリームを決定するステップと、を含む。
第3の態様の第4の可能な実装において、前記メディア受信終了要求メッセージは、前記第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
第3の態様の第5の実装において、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する前記ステップは、
前記第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム属性及び前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームの複数のメディアストリーム属性に基づいて、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから前記第3のターゲットメディアストリームを決定するステップを含む。
第3の態様の第6の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップの後に、当該方法は、
前記宛先端末が現時点で受信している前記メディアストリームの前記数が、前記宛先端末に対応する前記メディアストリームの前記数の前記しきい値よりも小さいということを検出したときに、前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を開始するステップをさらに含む。
この実装においては、宛先端末がメディアストリームを受信することが可能であるときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの直接的な送信を開始することが可能であり、シグナリングオーバーヘッドを低減するとともに、宛先端末ユーザのユーザイクスペアリアンスを改善する。
第3の態様の第7の可能な実装において、前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する前記ステップの前に、当該方法は、
前記第3のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信するステップと、
前記メディア送信許可メッセージに基づいて前記第3のターゲットメディアストリームの前記ソース端末が送信する前記第3のターゲットメディアストリームを受信するステップと、をさらに含む。
第3の態様の第8の可能な実装において、前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する前記ステップの前に、当該方法は、
前記宛先端末が送信したメディア送信再開メッセージを受信するステップをさらに含む。
第3の態様の第9の可能な実装において、前記メディア送信再開メッセージは、前記第3のターゲットメディアストリームの前記メディアストリーム識別子を搬送し、前記第3のターゲットメディアストリームの伝送を開始することを要求するのに使用される。
第4の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアサーバであって、
認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信するように構成される受信モジュールであって、前記リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、受信モジュールと、
前記リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュールと、
前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信するように構成される送信モジュールと、を含む、
メディアサーバを提供する。
この出願のこの実施形態の第4の態様によって提供されるメディアサーバは、この出願の第1の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。詳細については、この出願のある1つの実施形態の第1の態様の説明を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返されない。
ある1つの可能な設計において、メディアサーバの構成は、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、プロセッサは、この出願の第1の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。選択的に、メモリをさらに含んでもよく、メモリは、アプリケーションプログラムコードを格納するように構成され、そのアプリケーションプログラムコードは、メディアサーバが上記の方法を実行するのを支援し、プロセッサは、メモリに格納されているアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第5の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアサーバであって、
認可された端末が送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信するように構成される受信モジュールであって、前記リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、受信モジュールと、
前記リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュールと、を含み、
前記処理モジュールは、さらに、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される、メディアサーバを提供する。
この出願のこの実施形態の第5の態様によって提供されるメディアサーバは、この出願の第2の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。詳細については、この出願のある1つの実施形態における第2の態様の説明を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返されない。
ある1つの可能な設計において、メディアサーバの構成は、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、プロセッサは、この出願の第2の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。選択的に、メモリをさらに含んでもよく、メモリは、アプリケーションプログラムコードを格納するように構成され、そのアプリケーションプログラムコードは、メディアサーバが上記の方法を実行するのを支援し、プロセッサは、メモリに格納されているアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第6の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアサーバであって、
前記宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、前記宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているときに、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュールを含み、
前記処理モジュールは、さらに、前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される、メディアサーバを提供する。
この出願のこの実施形態の第6の態様によって提供されるメディアサーバは、この出願の第3の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。詳細については、この出願のある1つの実施形態における第3の態様の説明を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返されない。
ある1つの可能な設計において、メディアサーバの構成は、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、プロセッサは、この出願の第3の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。選択的に、メモリをさらに含んでもよく、メモリは、アプリケーションプログラムコードを格納するように構成され、そのアプリケーションプログラムコードは、メディアサーバが上記の方法を実行するのを支援し、プロセッサは、メモリに格納されているアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第7の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、上記のメディアサーバが使用するコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されるコンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、上記の態様を実行するように設計されているプログラムを含む。
この出願の複数の実施形態において、メディアサーバ、宛先端末、受信端末、ソース端末、及び認可された端末の名称は、デバイスに対するいかなる限定も構成しない。実際の実装においては、これらのデバイスは、他の名称を有していてもよい。それらのデバイスは、それらのデバイスの機能がこの出願における機能と同様である限り、この出願の特許請求の範囲及びそれらの同等の技術の範囲に属する。
この出願のある1つの実施形態にしたがったミッションクリティカルサービスシステムの概略的なアーキテクチャ図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアダウンリンク伝送方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアダウンリンク伝送終了方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送終了方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアダウンリンク伝送再開方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送再開方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
以下の記載は、この出願の複数の実施形態の複数の添付の図面を参照して、この出願のそれらの複数の実施形態の複数の技術的解決方法を説明する。
この出願の複数の実施形態の複数の技術的解決方法は、ネットワークメディア伝送に基づくさまざまなシステムに適用可能である。例えば、図1に示されているミッションクリティカルサービスシステム(Mission Critical Service System)の概略的なアーキテクチャ図は、ミッションクリティカルサービスサーバ(Mission Critical Service Server)101及び少なくとも1つのミッションクリティカルサービスクライアント(Mission Critical Service Client)102を含む(図1には、クライアント1021及びクライアント1022が示されている)。図1に示されているシステムアーキテクチャ図において、ミッションクリティカルサービスサーバ101は、論理的なエンティティであり、主として、呼制御及びメディア制御に関与する。ある1つの特定の実装において、ミッションクリティカルサービスサーバは、ミッションクリティカルプッシュトゥトーク(mission-critical Push To Talk, MCPTT)サーバ、ミッションクリティカルビデオ(Mission Critical Video, MCVideo)サーバ、又は、ミッションクリティカルデータ(Mission Critical Data, MCData)サーバ等であってもよい。ミッションクリティカルサービスクライアント102は、ミッションクリティカルサービスサーバ101とピアを形成するアプリケーション層エンティティであり、主として、アプリケーション層トランザクションの処理に関与する。
ミッションクリティカルサービスサーバ101は、その内部に、伝送制御サーバ(Transmission control server)101a及びメディア配信機能(Media distribution function)エンティティ101bを含む。伝送制御サーバ101aは、メディアプレーンのメディア伝送制御エンティティであり、メディアアップリンク伝送制御及び/又はメディアダウンリンク伝送制御に関与する。ある1つの特定の実装において、MCPTTシステムの場合に、伝送制御サーバ101aは、具体的には、Floor control serverであってもよい。MCVideoシステムの場合には、伝送制御サーバ101aは、具体的には、Transmission control serverであってもよい。この出願のこの実施形態においては、特に説明がない限り、ミッションクリティカルサービスサーバ101による伝送制御シグナリングの送信又は受信の機能は、伝送制御サーバ101aによって実行される。メディア配信機能エンティティ101bは、論理的なエンティティであり、アップリンクメディアデータの受信及びダウンリンクメディアデータの送信に関与する。この出願のこの実施形態では、特に説明がない限り、ミッションクリティカルサービスサーバ101によるメディアデータの送信及び受信の機能は、メディア配信機能エンティティ101bによって実行される。
ミッションクリティカルサービスクライアント102は、その内部に、ユーザ側の伝送制御サーバのピアエンティティ(Transmission control participant)102a及びメディアミキサ(Media mixer)102bを含む。ユーザ側の伝送制御サーバのピアエンティティ102aは、メディアプレーンのメディア伝送制御エンティティであり、メディアアップリンク伝送制御及び/又はメディアダウンリンク伝送制御に関与する。ある1つの特定の実装において、MCPTTシステムの場合に、ピアエンティティ102aは、Floor control participantであってもよい。メディアミキサ102bは、ユーザ側のメディア配信機能エンティティ101bのピアエンティティであり、ダウンリンクメディアデータの受信及びアップリンクメディアデータの送信に関与する。
この出願のこの実施形態において説明されている実行方法は、図1に示されているシステム環境においてメディアデータダウンリンク伝送を制御する方法であり、それによって、メディアデータ伝送に対する認可されたユーザによる制御は、より多くのシナリオ要件に適合することができる。一方で、この出願の複数の実施形態のうちのいくつかのメディアダウンリンク伝送制御方法は、メディアサーバによって実行されてもよい。本明細書において言及するメディアサーバは、上記のミッションクリティカルサービスサーバの中の機能的エンティティ又はユニットのうちのいくつか又はすべてであってもよい。言い換えると、本発明の複数の実施形態におけるメディアサーバは、ミッションクリティカルサービスサーバと同等であってもよく、又は、ミッションクリティカルサービスサーバの中のエンティティ又はユニットのうちのいくつかによって実装されてもよい。
以下の記載は、図2a乃至図5bに示されている複数の実施形態を使用することによって、メディアダウンリンク伝送制御方法を詳細に説明する。
図2a及び図2bを参照すると、図2a及び図2bは、この出願の複数の実施形態にしたがった2つのメディアダウンリンク伝送方法の概略的なフローチャートである。この出願のこの実施形態によって提供される第1の認可された端末は、第1の認可されたユーザに対応するミッションクリティカルサービスクライアントを実行する端末であり、第1の認可されたユーザは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザである。宛先端末は、また、ターゲットユーザに対応するミッションクリティカルサービスクライアントを実行する端末であり、ターゲットユーザは、宛先端末を使用して、メディア伝送サービスを実行するユーザの役割である。第1の認可されたユーザと比較して、ターゲットユーザは、ある制御シナリオにおいて第1の認可されたユーザの制御許可の対象となる制御されたユーザである。具体的には、第1の認可されたユーザは、宛先端末が位置している通信グループのメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザであってもよく、又は、通信メンバーのすべてのメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザであってもよいが、このことは、本明細書においては特に限定されない。具体的には、その方法は、以下のステップを含む。
ステップS201. 第1の認可された端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにリモートメディア受信メッセージを送信し、そのリモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む。
この出願のこの実施形態においては、リモートメディア受信メッセージは、制御メッセージであり、その制御メッセージは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末にメディアデータを送信するように、ミッションクリティカルサービスサーバに指示するのに使用される。
ある1つの特定の実装において、リモートメディア受信メッセージを受信するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、最初に、そのメッセージを送信する第1の認可された端末のユーザに対して認証を実行してもよく、具体的にいうと、ユーザが、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末のメディアリソース伝送について制御許可を有しているか否かを検出してもよい。ユーザが、宛先端末のメディアリソース伝送について制御許可を有している場合には、さらに、ステップS202が実行される。ユーザが宛先端末のメディアリソース伝送について制御許可を有していない場合には、受信したリモートメディア受信メッセージは、破棄され、そのメッセージを送信した第1の認可された端末に応答メッセージを返送してもよく、その応答メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバがリモートメディア受信メッセージを処理しているということを示す。認証検査に失敗した場合には、その応答メッセージは、認証検査の失敗を示し、リモートメディア受信メッセージは、拒否される。
ステップS202. ミッションクリティカルサービスサーバは、リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定する。
ある1つの可能な実装シナリオにおいては、ミッションクリティカルサービスサーバが受信するリモートメディア受信メッセージは、宛先端末に送信する必要があるメディアストリーム識別子を含まない。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームが、宛先端末のための通信セッションにおけるメディアストリームのすべてであるということを決定してもよい。
他の可能な実装シナリオにおいては、リモートメディア受信メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を含む。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームがリモートメディア受信メッセージの中で搬送されるメディアストリーム識別子に対応するメディアストリームであるということを決定してもよい。第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子は、第1のターゲットメディアストリームを送信するユーザのユーザ識別子、第1のターゲットメディアストリームを送信するソース端末の端末識別子、又は、第1のターゲットメディアストリームのリソース識別子のうちの1つの項目又はそれらの項目の組合せであってもよい。例えば、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子は、第1のターゲットメディアストリームのユニフォームリソースロケータ(URL)、第1のターゲットメディアストリームのユニフォームリソース識別子(Uniform Resource Identifier, URI)、第1のターゲットメディアストリームの送信ユーザのIPアドレス、又は、第1のターゲットメディアストリームのソース端末のIPアドレスであってもよい。本明細書においては、1つ又は複数の第1のターゲットメディアストリームが存在してもよいということに留意すべきである。
ステップS206. ミッションクリティカルサービスサーバは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する。
ある1つの選択的な実施形態において、ミッションクリティカルサービスサーバは、ターゲットユーザ識別子に基づいて、端末とユーザ識別子との間の現時点で収集されている対応関係の中で、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末を発見して、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信してもよい。
図2aに示されているある1つの実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームを取得しており、そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを直接的に送信してもよい。例えば、ミッションクリティカルサービスサーバは、以前に、他のクライアントに第1のターゲットメディアストリームを送信し、そして、第1のターゲットメディアストリームのメディアデータを格納しており、そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを直接的に送信することが可能である。他の例では、ミッションクリティカルサービスサーバは、現時点で、他のクライアントに第1のターゲットメディアストリームを送信しており、したがって、第1のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを格納し、そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、その格納されている送信コンテキストに基づいて、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信してもよい。
図2bに示されているある1つの実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームを取得せず、ステップS206の前に、ステップS203をさらに実行してもよい。ステップS203は、具体的には、以下のステップを含む。
S2031. ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信する。
ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子に基づいて、第1のターゲットメディアストリームのソース端末を決定してもよい、言い換えると、第1のターゲットメディアストリームの端末を生成してもよい。その次に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信する。そのメディア送信許可メッセージは、制御メッセージであり、その制御メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバにメディアストリームを送信するように、第1のターゲットメディアストリームのソース端末に指示するのに使用される。
ある1つの可能な実装シナリオにおいて、メディア送信許可メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送して、第1のターゲットメディアストリームのソース端末が送信する必要があるある特定のメディアストリームを示してもよい。他の可能な実装シナリオにおいて、メディア送信許可メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送しなくてもよい。この場合には、第1のターゲットメディアストリームのソース端末が生成するメディアストリームのすべてが、第1のターゲットメディアストリームであるか、又は、第1のターゲットメディアストリームのソース端末が、1つのみのメディアストリーム、すなわち、第1のターゲットメディアストリームのみを生成すると考えることが可能である。
S3032. 第1のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信許可メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバに第1のターゲットメディアストリームを送信する。
メディア送信許可メッセージを受信した後に、第1のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信許可メッセージに基づいて、送信される必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定して、ミッションクリティカルサービスサーバに第1のターゲットメディアストリームを送信してもよい。
ある1つの可能な実装シナリオにおいて、宛先端末が同時に受信することが可能であるメディアストリームの数については上限が存在する。言い換えると、宛先端末が同時に受信するメディアストリームの数は、制限される。そのとき、ステップS206の前に、さらに、ステップS204を実してもよく、具体的には、以下の通りである。
ステップS204. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値よりも小さいということを決定する。
宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値は、宛先端末が同時に受信することが可能であるメディアストリームの数についての上限であってもよく、その上限は、ネットワークパフォーマンス、宛先端末のパフォーマンス、及びサービス品質等の総合的な考察に基づいて設定される。ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいか否かを決定してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値よりも小さい場合には、宛先端末が、現時点で、メディアストリームをさらに受信してもよいということを示し、ステップS206を実行してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値よりも小さくない場合には、宛先端末が、現時点で、より多くのメディアストリームを受信することが不可能であるということを示し、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信することが不可能であるか、又は、宛先端末に伝送されている他のメディアストリームの伝送リソースを取り代える方式によってのみ、第1のターゲットメディアストリームの送信を継続することが可能である。ある1つの特定の実装において、ミッションクリティカルサービスサーバは、あらかじめ設定された時間の中で宛先端末が受信したメディアストリームの数を計算することによって、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数を決定してもよく、又は、現在の検出時点において宛先端末が受信しているメディアストリームの数に基づいて、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数を決定してもよく、又は、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数を宛先端末から取得することを要求し、そして、宛先端末が返送したメディアストリームの数を受信することによって、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数を決定してもよい。このことは、本明細書においては特に限定されない。
ある1つの可能な実装シナリオにおいて、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、ミッションクリティカルサービスサーバは、最初にその宛先端末に通知して、第1のターゲットメディアストリームを受信するようにその宛先端末に指示してもよい。そのとき、ステップS206の前に、さらに、ステップS205を実行してもよく、ステップS205は、具体的には、以下のステップを含む。
ステップS2051. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信する。
メディア受信招待メッセージは、メディアストリームを受信することを宛先端末に通知するのに使用されるメッセージである。この出願のこの実施形態においては、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送して、伝送されるべき第1のターゲットメディアストリームを受信するように宛先端末に指示してもよい。
ある1つの可能な場合に、メディア受信招待メッセージは、義務的な受信指示を含んでもよい、具体的にいうと、ミッションクリティカルサービスサーバが送信する第1のターゲットメディアストリームを強制的に受信するよう宛先端末に指示してもよく、その宛先端末は、さらに、ステップS2052を実行する。
他の可能な場合には、メディア受信招待メッセージは、義務的な受信指示を含まない、具体的にいうと、宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバが送信する第1のターゲットメディアストリームを強制的に受信する必要はない。その際に、メディア受信招待メッセージを受信するときに、その宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、その宛先端末のユーザが第1のターゲットメディアストリームを受信するか否かを問い合わせてもよい。ユーザが送信する肯定応答受信指示を受信するときに、宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバが送信する第1のターゲットメディアストリームを受信することを決定し、そして、その宛先端末は、さらに、ステップS2052を実行する。ユーザが送信する肯定応答受信指示を受信しないときは、その宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバに応答メッセージを返送して、その宛先端末が第1のターゲットメディアストリームを受信することを拒否しているということを示してもよく、ステップS206を実行する必要はない。
ステップS2052. 宛先端末は、メディア受信招待メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信要求メッセージを送信する。
第1のターゲットメディアストリームを受信することを決定した後に、宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信招待メッセージを送信して、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信するように、すなわち、ステップS206を実行するように、ミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよい。
さらに、ステップS2052の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS2053. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信応答メッセージを送信する。
メディア受信応答メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが、宛先端末が送信したメディア受信要求メッセージに応答しているということを宛先端末に通知するのに使用される。
複数の異なる状況又は要件にしたがって、ステップS206の前に、ステップS203、ステップS204、及びステップS205を個別に実行してもよく、或いは、ステップS203、ステップS204、及びステップS205の一部又はすべてをいずれかの順序で実行してもよいということに留意すべきである。
選択的に、ステップS206の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS207. 宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1の認可された端末にメディアストリーム送信完了通知メッセージを送信する。
メディアストリーム送信完了通知メッセージは、第1のターゲットメディアストリームの送信が完了したということを第1の認可された端末に通知するのに使用され、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送してもよい。
図2a及び図2bに示されている複数の実施形態においては、ミッションクリティカルサービスサーバは、認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信し、そのリモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含み、その次に、そのリモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定し、そして、そのターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信し、それによって、認可されたユーザは、送信された第1のターゲットメディアストリーム及び第1のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末を指定して、ある特定の通信参加者の端末にある特定のメディアストリームを送信することが可能である。
図3a及び図3bを参照すると、図3a及び図3bは、この出願の複数の実施形態にしたがった2つのメディアダウンリンク伝送終了方法の概略的なフローチャートである。この実施形態によって提供される方法は、さらに、図2a及び図2bに示されている複数の実施形態に基づいて実装されてもよく、又は、ある1つの独立した実施形態として実装されてもよい。この出願のこの実施形態によって提供される第2の認可された端末は、第2の認可されたユーザに対応するミッションクリティカルサービスクライアントを実行する端末であり、第2の認可されたユーザは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザである。宛先端末は、また、ターゲットユーザに対応するミッションクリティカルサービスクライアントを実行する端末であり、ターゲットユーザは、宛先端末を使用して、メディア伝送サービスを実行するユーザの役割である。第2の認可されたユーザと比較して、ターゲットユーザは、制御シナリオにおいて、第2の認可されたユーザの制御許可の対象となる制御されたユーザである。具体的には、第2の認可されたユーザは、図2a又は図2bに示されている実施形態における第1の認可されたユーザであってもよく、又は、第1の認可されたユーザでなくてもよい。一方で、第2の認可されたユーザは、宛先端末が位置する通信グループのメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザであり、又は、通信メンバーのすべてのメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザであってもよい。具体的には、その方法は、以下のステップを含む。
ステップS301. 第2の認可された端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにリモートメディア受信終了メッセージを送信し、そのリモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む。
この出願のこの実施形態において、リモートメディア受信終了メッセージは、制御メッセージであり、その制御メッセージは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末へのメディアデータの送信を停止するように、ミッションクリティカルサービスサーバに指示するのに使用される。ある1つの可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージを使用して、宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を一時的に中断するようにミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよい、言い換えると、宛先端末に第2のターゲットメディアストリームを送信する送信タスクを一時的に中断し、そして、宛先端末及び送信コンテキストへの接続を保持する、ようにミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよく、それによって、通信接続及びメディア交渉を再び確立する必要性なしに、続けて再送信を実行することが可能である。他の可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージを使用して、宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するようにミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよい、言い換えると、宛先端末に第2のターゲットメディアストリームを送信する送信タスクを無効化し、そして、宛先端末及び送信コンテキストへの接続をもはや保持しない、ようにミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよい。続けて再送信が必要な場合には、再び通信接続及びメディア交渉を確立する必要があり、例えば、ミッションクリティカルサービスサーバは、認可された端末のリモートメディア送信メッセージを受信するか、又は、宛先端末のメディア受信要求指示メッセージを受信する。
ある1つの特定の実装において、リモートメディア受信終了メッセージを受信するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、最初に、メッセージを送信する第2の認可された端末のユーザに対して認証を実行してもよい、具体的にいうと、そのユーザが、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有しているか否かを検出してもよい。そのユーザが、その宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有している場合には、さらに、ステップS302を実行する。そのユーザが、宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有していない場合には、受信したリモートメディア受信終了メッセージは、破棄され、そして、さらに、メッセージを送信した第2の認可された端末に応答メッセージを返送してもよく、その応答メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが、リモートメディア受信終了メッセージを処理したということを示す。認証検査に失敗した場合には、応答メッセージは、認証検査の失敗を示し、リモートメディア受信終了メッセージは、拒否される。
ステップS302. ミッションクリティカルサービスサーバは、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定する。
具体的には、ミッションクリティカルサービスサーバは、ターゲットユーザ識別子に基づいて、端末とユーザ識別子との間の現時点で収集されている対応関係の中で、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末を発見して、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから、第2のターゲットメディアストリームを決定してもよい。
図3aに示されている実装シナリオにおいて、ある1つの可能な場合には、ミッションクリティカルサービスサーバが受信したリモートメディア受信終了メッセージは、宛先端末への送信を停止する必要があるメディアストリーム識別子を含まない。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームが、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームのすべてであるということを決定してもよい。
図3aに示されている実装シナリオにおいては、他の可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を含む。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームがリモートメディア受信終了メッセージの中で搬送されているメディアストリーム識別子に対応するメディアストリームであるということを決定してもよい。第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子は、第2のターゲットメディアストリームを送信するユーザのユーザ識別子、第2のターゲットメディアストリームのソース端末の端末識別子、又は、第2のターゲットメディアストリームのリソース識別子のうちの1つの項目又はそれらの項目の組合せであってもよい。例えば、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子は、第2のターゲットメディアストリームのユニフォームリソースロケータ(URL)、第2のターゲットメディアストリームのユニフォームリソース識別子(Uniform Resource Identifier, URI)、第2のターゲットメディアストリームの送信ユーザのIPアドレス、又は、第2のターゲットメディアストリームの送信デバイスのIPアドレスであってもよい。本明細書においては、1つ又は複数の第2のターゲットメディアストリームが存在してもよいということに留意すべきである。
図3bに示されている実装シナリオにおいては、宛先端末のユーザは、メディアストリームの受信を停止するか否かを決定してもよく、そして、受信を停止するある特定のメディアストリームを決定してもよい。そのとき、ステップS302は、具体的には、以下のステップを含んでもよい。
ステップS3021. ミッションクリティカルサービスサーバは、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信する。
メディア受信終了通知メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが、宛先端末へのメディアストリームの送信を停止するということを宛先端末に通知するのに使用されるメッセージである。選択的に、メディア受信終了メッセージは、第2の認可されたユーザのユーザ識別子を含み、第2の認可されたユーザがメディアストリームの送信を停止するということを宛先端末のユーザに通知してもよい。
ステップS3022. 宛先端末は、メディア受信終了通知メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信終了要求メッセージを送信し、そのメディア受信終了要求メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
ある1つの可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送しない。その次に、メディア受信終了通知メッセージを受信した後に、宛先端末は、プロンプトボックスを表示してもよく、そのプロンプトボックスは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームのすべてからいずれかの数のメディアストリームを選択して受信を停止するように、その宛先端末のユーザに促し、そして、ユーザの選択指示に基づいて、ユーザが選択したメディアストリームを第2のターゲットメディアストリームとして使用する。メディア受信終了要求メッセージがミッションクリティカルサービスサーバに送信されるとき、そのメディア受信終了要求メッセージは、ユーザが選択した第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。特に、ユーザが、受信を停止するためにいかなるメディアストリームも選択しない場合には、その宛先端末は、受信したメディア受信終了メッセージを無視し、そして、さらに、ミッションクリティカルサービスサーバに応答メッセージを返送して、メディア受信終了メッセージを拒否するようにその宛先端末に指示してもよい。
他の可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送し、そのとき、メディア受信終了メッセージは、また、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子も含んでもよい。その次に、メディア受信終了メッセージを受信した後に、宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、その宛先端末のユーザが第2のターゲットメディアストリームの受信を停止するか否かを問い合わせてもよい。ユーザが送信した肯定応答終了受信指示を受信するときに、宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバが現時点で送信している第2のターゲットメディアストリームの受信を停止することを決定し、そして、その宛先端末は、ステップS3022を実行する。ユーザが送信した肯定応答終了受信指示を受信しないときは、その宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバに応答メッセージを返送して、その宛先端末がメディア受信終了メッセージを拒否しているということを示してもよい。
図3bに示されている実装シナリオにおいては、ステップS3021を実行した後に、宛先端末は、メディア受信終了通知メッセージに直ちに応答して、ステップS3022を実行してもよく、又は、ステップS3021を実行した後のある時間期間の後に、宛先端末は、メディア受信終了要求メッセージを開始して、ステップS3022を実行してもよいということに留意すべきである。このことは、本明細書においては特に限定されない。
ステップS303.ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する。
第2のターゲットメディアストリームを決定した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止してもよい。ある1つの可能な実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバが第2のターゲットメディアストリームを一時的に中断する場合に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に送信される第2のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを格納してもよい。第2のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを使用して、第2のターゲットメディアストリームの送信をその後に再開することが可能であるときは、ミッションクリティカルサービスサーバは、再び通信接続及びメディア交渉を確立する必要性なく、宛先端末に第2のターゲットメディアストリームを直接的に送信する。
選択的に、図3aに示されている実施シナリオにおいて、ステップS303は、以下のステップを含んでもよい。
ステップS3031. ミッションクリティカルサービスサーバは、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信する。
メディア受信終了通知メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの受信を停止すること、言い換えると、ミッションクリティカルサービスサーバが宛先端末へのメディアストリームの送信を停止することを宛先端末に通知するのに使用されるメッセージである。選択的に、メディア受信終了メッセージは、第2の認可されたユーザのユーザ識別子を含み、第2の認可されたユーザがメディアストリームの送信を停止することを宛先端末のユーザに通知してもよい。
ある1つの可能な実装シナリオにおいては、第2のターゲットメディアストリームを受信する受信端末の数について、あらかじめ設定された第1の数しきい値が存在する。ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームを受信する受信端末の数が、第1の数しきい値に達するときにのみ、又は、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザとして機能する宛先ユーザが、宛先端末を使用して、第2のターゲットメディアストリームの受信を開始した後にのみ、各々の受信端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を開始する。第2のターゲットメディアストリームを受信する受信端末の数が、第1の数しきい値に達しないとき、又は、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザとして機能する宛先ユーザが、宛先端末を使用して、第2のターゲットメディアストリームの受信を開始しないときは、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する。そのとき、ステップS303の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS304. 第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が現時点で第1の数しきい値よりも小さい場合、又は、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先ユーザが、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザである場合に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信し、メディア送信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの送信の停止を第2のターゲットメディアストリームのソース端末に通知するのに使用される。
宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームの受信端末の現時点での数を計数してもよい。第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が、第1の数しきい値よりも小さい場合、又は、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先ユーザが、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザである場合には、現時点での状況が、第2のターゲットメディアストリームを送信するためのミッションクリティカルサービスサーバの要件を満足することが不可能であるということを意味する。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信してもよく、そのメディア送信終了メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバへの第2のターゲットメディアストリームの送信の停止を第2のターゲットメディアストリームのソース端末に通知するのに使用される。具体的には、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームのソース端末への接続を積極的に解放して、第2のターゲットメディアストリームの受信を停止してもよい。代替的に、第2のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信終了メッセージに基づいて、第2のターゲットメディアストリームの受信の停止を決定し及び開始してもよい。
さらに、ステップS304の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS305. ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームの現時点での受信端末にメディアストリーム送信終了通知メッセージを送信する。
送信終了通知メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの送信が停止するということを第2のターゲットメディアストリームの受信端末に通知するのに使用され、第2のターゲットメディアストリームの複数の受信端末が存在してもよい。送信終了通知メッセージは、例えば、第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が第1の数しきい値よりも小さい等の第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する理由をさらに含んでもよい。
選択的に、ステップS303の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS306. ミッションクリティカルサービスサーバは、第2の認可された端末にメディアストリーム送信終了応答メッセージを送信する。
メディアストリーム送信終了応答メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの送信の停止に応答しているということを第2の認可されたユーザに通知するのに使用され、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送してもよい。
図3a及び図3bに示されている複数の実施形態においては、ミッションクリティカルサービスサーバは、認可されたユーザが送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信し、そのリモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含み、その次に、そのリモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定し、そして、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止し、それによって、認可されたユーザは、送信を停止する第2のターゲットメディアストリーム及びその第2のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末を指定して、ある特定の通信参加者の端末のためのある特定のメディアストリームの送信を停止し又は一時的に中断することが可能である。
図4a乃至図4dを参照すると、図4a乃至図4dは、この出願の複数の実施形態にしたがった4つのメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。この実施形態によって提供される方法は、さらに、図2a乃至図3bに示されている複数の実施形態に基づいて実装されてもよく、又は、独立して実装されてもよい。
図4aに示されているある1つ実装シナリオにおいて、その方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップS402. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているか否かを決定する。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合には、ステップS404及びS405を実行する。
図4aに示されている実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達しているか否かをリアルタイムでモニタリングしてもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数がメディアストリームの数のしきい値に達していない場合には、宛先端末が、現時点で、さらに、メディアストリームを受信してもよいということを示し、ステップS404及びS405を実行する必要はない。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数がメディアストリーム数のしきい値に達している場合には、宛先端末の現時点でのメディア伝送リソースが飽和状態にあるということを示し、ステップS404及びS405を実行して、送信されている複数のメディアストリームのうちの1つの送信の停止を選択してもよく、以降のメディアストリーム受信のための伝送リソースを提供することが可能である。
ステップS403. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
図4aに示されている実装シナリオにおいては、ミッションクリティカルサービスサーバは、少なくとも1つの第3のターゲットメディアストリームをランダムに決定してもよく、又は、現時点で送信されているメディアストリームの各々のメディアストリーム属性に基づいて、少なくとも1つの第3のターゲットメディアストリームを決定してもよく、このことは、本明細書においては特に限定されない。
ステップS404. 宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。
第3のターゲットメディアストリームを取り代えることを決定した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止してもよい。
図4b及び図4cに示されている実装シナリオにおいて、その方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップS401. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に送信する必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定する。
複数の可能な実装シナリオのうちのいくつかにおいては、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する必要がある。本明細書における第1のターゲットメディアストリームは、宛先端末に送信されるように、認可された端末によって要求されてもよく、或いは、サーバによってあらかじめ設定され又はスケジュールされる第1のターゲットメディアストリーム送信プログラムであってもよく、或いは、宛先端末の要求であってもよく、このことは、本明細書においては特に限定されない。
ステップS402. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているか否かを決定する。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合には、ステップS403乃至S405を実行する。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達していない場合には、ステップS405を実行する。
宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達しているか否かを決定してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達していない場合には、宛先端末が、現時点で、さらに、メディアストリームをさらに受信してもよいということを示し、ステップS405を実行してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリーム数のしきい値に達している場合には、宛先端末が、現時点で、より多くのメディアストリームを受信することが不可能であるということを示す。したがって、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを依然として送信する必要がある場合には、ミッションクリティカルサービスサーバは、他の伝送リソースを取り代えて、第1のターゲットメディアストリームの送信を継続する必要がある、具体的にいうと、複数のメディアストリームのうちのいくつかの伝送を停止して、第1のターゲットメディアストリームの伝送のためにアイドルにする必要がある。言い換えると、ステップS403乃至S405を実行する。
ステップS403. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
図4bに示されているある1つの実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、他の伝送リソースを取り代えるべきであるか否かを決定し、そして、取り代えを決定した後に、その取って代わられる第3のターゲットメディアストリームを決定する。したがって、ステップS403は、具体的には、以下のステップであってもよい。
ステップS4031. ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム属性及び宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームのメディアストリーム属性に基づいて、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
メディアストリーム属性は、メディアストリームの少なくとも1つの特徴又はタイプであってもよく、例えば、メディアストリーム属性は、メディアストリーム送信端末の優先順位、メディアストリームの(MCPTT又はMCVideo等の)サービスタイプ、メディアストリームの重大性のタイプ、メディアストリームの(プライベート呼又はグループ呼等の)呼タイプ、メディアストリームの到着時刻順序、又は、メディアストリームの送信継続時間を含んでもよい。ミッションクリティカルサービスサーバは、上記の複数のメディアストリーム属性のいずれかの組み合わせに基づいて、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定してもよい。例えば、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームには、第1のメディアストリーム、第2のメディアストリーム、及び第3のメディアストリームの3つのメディアストリームが存在する。ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームとして、複数のメディアストリームのうちでより低い重大性のタイプのメディアストリームを決定すると仮定する。第1のメディアストリームは、重大性タイプのメディアストリームであり、第2のメディアストリーム及び第3のメディアストリームは、非重大性タイプのメディアストリームであると仮定する。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームとして、第2のメディアストリーム及び第3のメディアストリームのいずれか1つを決定してもよい。
さらに、図4bに示されている実装シナリオにおいては、ステップS4031の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS4032. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信する。
メディア受信プリエンプトメッセージは、通知メッセージであり、その通知メッセージは、現時点で伝送されている第3のターゲットメディアストリームが取って代わられるということを宛先端末に通知するのに使用され、その取って代わられる第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を含んでもよい。選択的に、メディア受信プリエンプトメッセージは、取り代えの理由をさらに含んでもよく、そして、第1のターゲットメディアストリームの識別子をさらに含んでもよく、そのメディア受信プリエンプトメッセージは、第2のターゲットメディアストリームが第1のメディアストリームによって取って代わられるということを示す。
さらに、メディア受信プリエンプトメッセージは、さらに、その取って代わられる第3のターゲットメディアストリームが一時的に中断され又は停止されているということを示してもよい。ある1つの可能な実装シナリオにおいて、メディア受信プリエンプトメッセージは、第3のターゲットメディアストリームが一時的に中断されているということを示し、そして、そのとき、メディア受信プリエンプトメッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバ及び宛先端末が、第3のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを保持しているということを示す。その後に、宛先端末の受信能力が許容するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が第3のターゲットメディアストリームの受信のための再度の受信要求を開始するのを待つことなく、その一時的に中断している第3のターゲットメディアストリームの送信を積極的に継続してもよい。他の可能な実装シナリオにおいては、メディア受信プリエンプトメッセージは、第3のターゲットメディアストリームが停止されているということを示し、そして、そのとき、メディア受信プリエンプトメッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバ及び宛先端末が、第3のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを保持しないということを示す。その後に、宛先端末の受信能力が許容するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にその停止している第3のターゲットメディアストリームを積極的に送信するのではなく、むしろ、その宛先端末が第3のターゲットメディアストリームの受信のための再度の要求を開始するのを待つ。
図4cに示されているある1つの実装シナリオにおいて、宛先端末のユーザは、他の伝送リソースを取り代えるか否かを決定し、そして、その取り代えを決定した後に、取って代わられる第3のターゲットメディアストリームを決定する。したがって、ステップS403は、具体的には、以下のステップを含んでもよい。
ステップS4033. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信する。
メディア受信招待メッセージは、指示メッセージであり、その指示メッセージは、メディアストリームを受信することを宛先端末に通知するのに使用される。この出願のこの実施形態においては、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送して、伝送される第1のターゲットメディアストリームを受信するように宛先端末に指示してもよい。
ステップS4034. 宛先端末は、メディア受信招待メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信終了要求メッセージを送信する。
受信招待メッセージを受信した後、宛先端末は、その宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、その宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達しているか否かを決定してもよい。ある1つの可能な場合には、現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達しているということを決定した後に、宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、その宛先端末のユーザが第1のターゲットメディアストリームを受信するか否かを問い合わせてもよい。ユーザが送信した肯定応答受信指示を受信するときに、その宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、取り代えを実行するために、その宛先端末が現時点で受信している複数のメディアストリームのうちのいくつかを選択するように、言い換えると、ユーザが選択する取って代わられるメディアストリームが、第3のターゲットメディアストリームであるということを決定するように、ユーザに促す。他の可能な場合には、現時点で同時に受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達しているということを決定した後に、その宛先端末は、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム属性及びその宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームのメディアストリーム属性に基づいて、その宛先端末が現時点で受信している複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定してもよい。
第3のターゲットメディアストリームを決定した後に、その宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信終了要求メッセージを送信してもよく、そのメディア受信終了要求メッセージは、第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送して、第3のターゲットメディアストリームを取り代えるようにミッションクリティカルサービスサーバに指示する。
ステップS4035. ミッションクリティカルサービスサーバは、メディア受信終了要求メッセージに基づいて、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
ミッションクリティカルサービスサーバは、メディア受信終了要求メッセージの中の第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子に基づいて、第3のターゲットメディアストリームを決定する。
図4dに示されているある1つの実装シナリオにおいて、宛先端末のユーザは、他の伝送リソースを取り代えるべきであるか否かを決定するにすぎず、ミッションクリティカルサービスサーバは、その取って代わられる第3のターゲットメディアストリームを決定する。したがって、ステップS403は、具体的には、以下のステップを含んでもよい。
ステップS4033. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信し、そのメディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
ステップS4036. 宛先端末は、メディア受信招待メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信要求メッセージを送信する。
受信招待メッセージを受信した後に、宛先端末は、その宛先端末が現時点で同時に受信するメディアストリームの数が、その宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達しているか否かを決定してもよい。現時点で同時に受信しているメディアストリームの数がメディアストリームの数のしきい値に達しているということを決定した後に、その宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、その宛先端末のユーザが第1のターゲットメディアストリームを受信するか否かを問い合わせてもよい。ユーザが送信した肯定応答受信指示を受信するときに、その宛先端末は、ユーザが第1のターゲットメディアストリームを受信することを決定しているということを決定し、そして、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信要求メッセージを送信し、それによって、ミッションクリティカルサービスサーバは、取り代える必要がある第3のターゲットメディアストリームを決定する。
ステップS4037. ミッションクリティカルサービスサーバは、メディア受信要求メッセージに基づいて、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
メディア受信要求メッセージを受信した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム属性及び宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームのメディアストリーム属性に基づいて、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定してもよい。
さらに、図4dに示されている実装シナリオにおいて、ステップS4037の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS4032. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信する。
ステップS404. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。
第3のターゲットメディアストリームを取り代えることを決定した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止してもよい。
ステップS405. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する。
この部分の説明については、図2a及び図2bに示されている実施形態の説明を参照するべきである。
図4a乃至図4dに示されている複数の実施形態においては、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、その宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定し、そして、その宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。したがって、受信したメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達しているときに、その宛先端末は、いくつかの伝送リソースの占有を停止する方式によって、新たに伝送されるメディアストリームを受信することが可能である。
図4a乃至図4dに示されている複数の実施形態に基づいて、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、さらに、第3のターゲットメディアストリームの送信を再開してもよい。図5a及び図5bを参照すると、図5a及び図5bは、この出願の複数の実施形態にしたがった2つのメディアダウンリンク伝送再開方法の概略的なフローチャートである。その方法は、以下のステップを含む。
ステップS501. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で同時に受信するメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているということを決定する。
ステップS502. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
ステップS503. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。
ステップS504. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいか否かを検出する。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さい場合に、ステップS507を実行する。
宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいか否かを継続して検出してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数がメディアストリームの数のしきい値よりも小さいということを検出するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームの送信をトリガし、そして、再開してもよい。
ステップS507. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する。
図5aに示されているある1つの実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを格納する。宛先端末が、現時点で、アイドルな伝送リソースを有しているということを検出するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームの送信を直接的に再開してもよい、すなわち、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始してもよい。
図5bに示されているある1つの実装シナリオにおいては、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを格納しない。そのとき、次に、ステップS507の前に、さらに、ステップS5061及びステップS5062を実行してもよい。
ステップS5061. ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信する。
メディア送信許可メッセージは、制御メッセージであり、その制御メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバにメディアストリームを送信するように、第3のターゲットメディアストリームのソース端末に指示するのに使用される。
ステップS5062. 第3のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信許可メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバに第3のターゲットメディアストリームを送信する。
メディア送信許可メッセージを受信した後に、第3のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信許可メッセージに基づいて、送信する必要がある第3のターゲットメディアストリームを決定して、ミッションクリティカルサービスサーバに第3のターゲットメディアストリームを送信してもよい。
選択的に、ステップS507の前に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS505. 宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア送信再開メッセージを送信する。
メディア送信再開メッセージは、宛先端末に以前に停止したメディアストリームを再送信するようにミッションクリティカルサービスサーバに指示するのに使用される。メディア送信再開メッセージは、第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送してもよく、第3のターゲットメディアストリームの送信を開始することを要求するのに使用される。
図5a及び図5bに示されている複数の実施形態においては、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定し、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止し、そして、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいということを検出するときに、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する。したがって、宛先端末がメディアストリームを受信することが可能であるときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を直接的に開始することが可能であり、シグナリングオーバーヘッドを低減するとともに、宛先端末のユーザのユーザイクスペアリアンスを改善する。
図6を参照すると、図6は、この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアサーバの概略的な構成図である。図6に示されているように、そのメディアサーバは、
認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信するように構成される受信モジュール610であって、リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、受信モジュール610と、
リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュール620と、
ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信するように構成される送信モジュール630と、を含む。
選択的に、処理モジュール620は、さらに、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値よりも小さいか否かを決定し、そして、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さい場合に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信することを送信モジュール630に通知する、ように構成される。
選択的に、送信モジュール630は、さらに、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信するように構成され、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームを受信することを宛先端末に通知するのに使用される。
受信モジュール610は、さらに、メディア受信招待メッセージに基づいて宛先端末が送信するメディア受信要求メッセージを受信し、そして、メディア受信招待メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信するように送信モジュール630をトリガする、ように構成される。
図6に示されている実施形態において、メディアサーバは、認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信し、そのリモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含み、その次に、そのリモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定し、そして、そのターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信し、それによって、認可されたユーザは、送信された第1のターゲットメディアストリーム及び第1のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末を指定して、ある特定の通信参加者の端末にある特定のメディアストリームを送信することが可能である。
図7を参照すると、図7は、この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。図7に示されているように、そのデバイスは、プロセッサ71、メモリ72、及び、通信インターフェイス73を含む。プロセッサ71は、メモリ72及び通信インターフェイス73に接続される。例えば、プロセッサ71は、バスを使用することによって、メモリ72及び通信インターフェイス73に接続されてもよい。
プロセッサ71は、メディアサーバが、図2a及び図2bの方法における複数の対応する機能を実行するのを支援するように構成される。プロセッサ71は、中央処理ユニット(英文: central processing unit, CPU)、ネットワークプロセッサ(英文: network processor, NP)、ハードウェアチップ、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(英文: application-specific integrated circuit, ASIC)、プログラム可能な論理デバイス(英文: programmable logic device, PLD)、又は、それらの組み合わせであってもよい。PLDは、結合型のプログラム可能な論理デバイス(英文: complex programmable logic device, CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英文: field-programmable gate array, FPGA)、汎用アレイ論理(英文: generic array logic, GAL)、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。
メモリ72は、プログラムコード等を格納するように構成される。メモリ72は、例えば、ランダムアクセスメモリ(英文: random access memory, 略称: RAM)等の揮発性メモリ(英文: volatile memory)を含んでもよい。メモリ72は、また、例えば、読み取り専用メモリ(英文: read-only memory, 略称: ROM)、フラッシュメモリ(英文: flash memory)、ハードディスクドライブ(英文: hard disk drive, 略称: HDD)、又は、ソリッドステートドライブ(英文: solid-state drive, 略称: SSD)等の不揮発性メモリ(英文: non-volatile memory)を含んでもよい。メモリ72は、上記のタイプのメモリの組み合わせをさらに含んでもよい。
通信インターフェイス73は、この出願のこの実施形態において各々の端末と通信するように構成され、上記の方法によって提供されるメッセージ又はメディアストリームを受信し又は送信する。
プロセッサ71は、プログラムコードを呼び出して、
通信インターフェイス73を使用することによって、認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信する動作であって、リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、動作と、
リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定する動作と、
通信インターフェイス73を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する動作と、を実行してもよい。
選択的に、通信インターフェイス73を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、プロセッサ71は、さらに、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値よりも小さいということを決定するように構成される。
選択的に、リモートメディア受信メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子をさらに含む。
選択的に、通信インターフェイス73を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、プロセッサ71は、さらに、
通信インターフェイス73を使用することによって、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信し、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームを受信することを宛先端末に通知するのに使用され、
通信インターフェイス73を使用することによって、メディア受信招待メッセージに基づいて宛先端末が送信するメディア受信要求メッセージを受信する、ように構成される。
選択的に、通信インターフェイス73を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信した後に、プロセッサ71は、さらに、
宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信した後に、通信インターフェイス73を使用することによって、認可されたユーザにメディアストリーム送信完了通知メッセージを送信するように構成される。
図8を参照すると、図8は、この出願の他の実施形態にしたがったメディアサーバの概略的な構成図である。図8に示されているように、そのメディアサーバは、
認可された端末が送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信するように構成される受信モジュール810であって、リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、受信モジュール810と、
リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュール820と、を含む。
処理モジュール820は、さらに、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される。
選択的に、メディアサーバは、
リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信するように構成される送信モジュール830をさらに含み、メディア受信終了通知メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を現時点で停止しているということを宛先端末に通知するのに使用される。
選択的に、受信モジュール810は、さらに、メディア受信終了通知メッセージに基づいて宛先端末が送信したメディア受信終了要求メッセージを受信するように構成され、メディア受信終了要求メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
処理モジュール820は、さらに、メディア受信終了要求メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される。
送信モジュール830は、さらに、宛先端末にメディア受信終了応答メッセージを送信するように構成される。
図8に示されている実施形態において、メディアサーバは、認可されたユーザが送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信し、そのリモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含み、その次に、そのリモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定し、そして、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止し、それによって、認可されたユーザは、送信を停止する第2のターゲットメディアストリーム及びその第2のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末を指定して、ある特定の通信参加者の端末のためのある特定のメディアストリームの送信を停止し又は一時的に中断することが可能である。
図9を参照すると、図9は、この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。図9に示されているように、そのデバイスは、プロセッサ91、メモリ92、及び、通信インターフェイス93を含む。プロセッサ91は、メモリ92及び通信インターフェイス93に接続される。例えば、プロセッサ91は、バスを使用することによって、メモリ92及び通信インターフェイス93に接続されてもよい。
プロセッサ91は、メディアサーバが、図3a及び図3bの方法における複数の対応する機能を実行するのを支援するように構成される。プロセッサ91は、中央処理ユニット(英文: central processing unit, CPU)、ネットワークプロセッサ(英文: network processor, NP)、ハードウェアチップ、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(英文: application-specific integrated circuit, ASIC)、プログラム可能な論理デバイス(英文: programmable logic device, PLD)、又は、それらの組み合わせであってもよい。PLDは、結合型のプログラム可能な論理デバイス(英文: complex programmable logic device, CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英文: field-programmable gate array, FPGA)、汎用アレイ論理(英文: generic array logic, GAL)、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。
メモリ92は、プログラムコード等を格納するように構成される。メモリ92は、例えば、ランダムアクセスメモリ(英文: random access memory, 略称: RAM)等の揮発性メモリ(英文: volatile memory)を含んでもよい。メモリ92は、また、例えば、読み取り専用メモリ(英文: read-only memory, 略称: ROM)、フラッシュメモリ(英文: flash memory)、ハードディスクドライブ(英文: hard disk drive, 略称: HDD)、又は、ソリッドステートドライブ(英文: solid-state drive, 略称: SSD)等の不揮発性メモリ(英文: non-volatile memory)を含んでもよい。メモリ92は、上記のタイプのメモリの組み合わせをさらに含んでもよい。
通信インターフェイス93は、この出願のこの実施形態において各々の端末と通信するように構成され、上記の方法によって提供されるメッセージ又はメディアストリームを受信し又は送信する。
プロセッサ91は、プログラムコードを呼び出して、
通信インターフェイス93を使用することによって、認可された端末が送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信する動作であって、リモートメディア受信終了メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、動作と、
リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定する動作と、
通信インターフェイス93を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する動作と、を実行してもよい。
選択的に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、プロセッサ91は、さらに、
第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が現時点で第1の数しきい値よりも小さい場合、又は、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先ユーザが、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザである場合に、通信インターフェイス93を使用することによって、第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信するように構成され、メディア送信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの送信の停止を第2のターゲットメディアストリームのソース端末に通知するのに使用される。
選択的に、リモートメディア受信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子をさらに含む。
選択的に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前に、プロセッサ91は、さらに、
リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、かつ、通信インターフェイス93を使用することによって、宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信するように構成され、メディア受信終了通知メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を現時点で停止しているということを宛先端末に通知するのに使用される。
選択的に、プロセッサ91が、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定することは、
通信インターフェイス93を使用することによって、メディア受信終了通知メッセージに基づいて宛先端末が送信したメディア受信終了要求メッセージを受信することを含み、メディア受信終了要求メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
通信インターフェイス93を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止することは、
通信インターフェイス93を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止し、そして、通信インターフェイス93を使用することによって、宛先端末にメディア受信終了応答メッセージを送信することを含む。
図10を参照すると、図10は、この出願の他の実施形態にしたがったメディアサーバの概略的な構成図である。図10に示されているように、そのメディアサーバは、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているときに、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュール110を含む。
処理モジュール110は、さらに、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される。
選択的に、処理モジュール110は、さらに、宛先端末に送信する必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定するように構成される。
選択的に、そのメディアサーバは、
宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信するように構成される送信モジュール120をさらに含み、メディア受信プリエンプトメッセージは、第1のメディアストリームの識別情報及び第3のメディアストリームの識別情報を搬送し、メディア受信プリエンプトメッセージは、第3のメディアストリームの伝送リソースが第1のメディアストリームを伝送するのに使用されるということを宛先端末に通知するのに使用される。
選択的に、そのメディアサーバは、
宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信するように構成される送信モジュール120であって、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する、送信モジュール120と、
メディア受信招待メッセージに基づいて宛先端末が送信するメディア受信終了要求メッセージを受信するように構成される受信モジュール130と、を含み、
処理モジュール110は、メディア受信終了要求メッセージに基づいて、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定するように構成される。
選択的に、処理モジュール110は、さらに、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいということを検出したときに、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始するように構成される。
選択的に、そのメディアサーバは、
宛先端末が送信するメディア送信再開メッセージを受信し、そして、メディア送信再開メッセージに基づいて、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始するように送信モジュール120をトリガする、ように構成される受信モジュール130をさらに含む。
図10に示されている実施形態においては、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、その宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合に、メディアサーバは、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定し、そして、その宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。したがって、受信したメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達しているときに、その宛先端末は、いくつかの伝送リソースの占有を停止する方式によって、新たに伝送されるメディアストリームを受信することが可能である。
図11を参照すると、図11は、この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。図11に示されているように、そのデバイスは、プロセッサ111、メモリ112、及び、通信インターフェイス113を含む。プロセッサ111は、メモリ112及び通信インターフェイス113に接続される。例えば、プロセッサ111は、バスを使用することによって、メモリ112及び通信インターフェイス113に接続されてもよい。
プロセッサ111は、メディアサーバが、図4a乃至図5bの方法における複数の対応する機能を実行するのを支援するように構成される。プロセッサ111は、中央処理ユニット(英文: central processing unit, CPU)、ネットワークプロセッサ(英文: network processor, NP)、ハードウェアチップ、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(英文: application-specific integrated circuit, ASIC)、プログラム可能な論理デバイス(英文: programmable logic device, PLD)、又は、それらの組み合わせであってもよい。PLDは、結合型のプログラム可能な論理デバイス(英文: complex programmable logic device, CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英文: field-programmable gate array, FPGA)、汎用アレイ論理(英文: generic array logic, GAL)、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。
メモリ112は、プログラムコード等を格納するように構成される。メモリ112は、例えば、ランダムアクセスメモリ(英文: random access memory, 略称: RAM)等の揮発性メモリ(英文: volatile memory)を含んでもよい。メモリ112は、また、例えば、読み取り専用メモリ(英文: read-only memory, 略称: ROM)、フラッシュメモリ(英文: flash memory)、ハードディスクドライブ(英文: hard disk drive, 略称: HDD)、又は、ソリッドステートドライブ(英文: solid-state drive, 略称: SSD)等の不揮発性メモリ(英文: non-volatile memory)を含んでもよい。メモリ112は、上記のタイプのメモリの組み合わせをさらに含んでもよい。
通信インターフェイス113は、この出願のこの実施形態において各々の端末と通信するように構成され、上記の方法によって提供されるメッセージ又はメディアストリームを受信し又は送信する。
プロセッサ111は、プログラムコードを呼び出して、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達している場合に、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する動作と、
宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する動作と、を実行してもよい。
選択的に、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する前に、プロセッサ111は、さらに、
宛先端末に送信する必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定するように構成される。
選択的に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する前に、プロセッサ111は、さらに、
通信インターフェイス113を使用することによって、宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信するように構成され、メディア受信プリエンプトメッセージは、第1のメディアストリームの識別情報及び第3のメディアストリームの識別情報を搬送し、メディア受信プリエンプトメッセージは、第3のメディアストリームの伝送リソースが第1のメディアストリームを伝送するのに使用されるということを宛先端末に通知するのに使用される。
選択的に、プロセッサ91が、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定することは、
通信インターフェイス113を使用することによって、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信することであって、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する、ことと、
通信インターフェイス113を使用することによって、メディア受信招待メッセージに基づいて宛先端末が送信するメディア受信終了要求メッセージを受信することと、
メディア受信終了要求メッセージに基づいて、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定することと、を含む。
選択的に、メディア受信終了要求メッセージは、第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
選択的に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、プロセッサ111は、さらに、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいということを検出したときに、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始するように構成される。
選択的に、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する前に、プロセッサ111は、さらに、
宛先端末が送信したメディア送信再開メッセージを受信するように構成される。
選択的に、メディア送信再開メッセージは、第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送し、第3のターゲットメディアストリームの伝送を開始することを要求するのに使用される。
当業者は、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって、複数の実施形態における複数の方法の複数のプロセスのすべて又は一部を実装することが可能であるということを理解することが可能である。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の中に格納されていてもよい。プログラムが実行されるときに、複数の実施形態における複数の方法のプロセスが実行される。上記の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、又は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)を含んでもよい。
上記で開示された事項は、この出願の例示的な実施形態であるにすぎず、もちろん、この出願の保護の範囲を限定することを意図したものではない。したがって、この出願の特許請求の範囲にしたがって行われる等価な変更は、この出願の範囲に属するものとする。
この出願は、電子技術の分野に関し、特に、メディアダウンリンク伝送制御方法及び関連するデバイスに関する。
ミッションクリティカルサービスは、例えば、公共のセキュリティシステムにおいて、公共のセキュリティアプリケーション及び一般的な商用アプリケーションに使用されるメディア伝送サービスである。ミッションクリティカルサービスは、1対Nのグループ通信をサポートする。ある1つのグループ通信において、メディアデータの伝送は、ディスパッチャ等の認可されたユーザによって制御されてもよい。そのディスパッチャは、ある特別な許可を有するユーザであり、1つ又は複数のグループのグループメンバーであってもよく、或いは、スーパーユーザであってもよい。従来の技術においては、ある1つの認可されたユーザがグループユーザによるアップリンクメディアデータの送信を制御するメカニズムのみが存在し、その認可されたユーザがグループユーザによるダウンリンクメディアデータの受信を制御するメカニズムは存在していない。例えば、その認可されたユーザは、メディア制御サーバにターゲットメディアデータを送信するようにある特定のグループユーザを制御することが可能であるが、ターゲットメディアデータを受信するように1つ又は複数の特定のグループユーザを制御することは不可能である。既存の技術的解決方法においては、メディアデータ伝送に対する認可されたユーザの制御の妥当性及び柔軟性は比較的乏しい。
この出願は、メディアダウンリンク伝送制御方法及び関連するデバイスを提供して、認可されたユーザによるメディアデータ伝送に対する制御をより適切なものにし、メディアダウンリンク伝送制御の柔軟性を改善する。
第1の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアダウンリンク伝送制御方法であって、
認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信するステップであって、前記リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、ステップと、その次に、前記リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定するステップと、そして、最後に、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信するステップと、を含む、メディアダウンリンク伝送制御方法を提供する。
第1の態様においては、認可されたユーザは、送信された第1のターゲットメディアストリームと、その第1のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末とを指定して、ある特定の通信参加者の端末にある特定のメディアストリームを送信することが可能である。
第1の態様の第1の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信する前記ステップの前に、当該方法は、
前記宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、前記宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値よりも小さいということを決定するステップをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実装において、前記リモートメディア受信メッセージは、前記第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子をさらに含む。
第1の態様の第3の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信する前記ステップの前に、当該方法は、
前記第1のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信するステップと、
前記メディア送信許可メッセージに基づいて前記第1のターゲットメディアストリームの前記ソース端末が送信する前記第1のターゲットメディアストリームを受信するステップと、をさらに含む。
第1の態様の第4の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信する前記ステップの前に、当該方法は、
前記宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信するステップであって、前記メディア受信招待メッセージは、前記第1のターゲットメディアストリームを受信することを前記宛先端末に通知するのに使用される、ステップと、
前記メディア受信招待メッセージに基づいて前記宛先端末が送信するメディア受信要求メッセージを受信するステップと、をさらに含む。
第1の態様の第5の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信する前記ステップの後に、当該方法は、
前記宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信した後に、前記認可されたユーザにメディアストリーム送信完了通知メッセージを送信するステップをさらに含む。
第2の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアダウンリンク伝送制御方法であって、
認可された端末が送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信するステップであって、前記リモートメディア受信終了メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、ステップと、
前記リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定するステップと、
前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するステップと、を含む、メディアダウンリンク伝送制御方法を提供する。
第2の態様においては、認可されたユーザは、送信を停止する第2のターゲットメディアストリームと、第2のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末とを指定して、ある特定の通信参加者の端末のためのある特定のメディアストリームの伝送を停止し又は中断することが可能である。
第2の態様の第1の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップの後に、
前記第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が現時点で第1の数しきい値よりも小さい場合、又は、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先ユーザが、前記第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザである場合に、前記第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信するステップをさらに含み、前記メディア送信終了メッセージは、前記第2のターゲットメディアストリームの送信の停止を前記第2のターゲットメディアストリームの前記ソース端末に通知するのに使用される。
第2の態様の第2の可能な実装において、前記第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信する前記ステップの後に、当該方法は、
前記第2のターゲットメディアストリームの現時点での受信端末にメディアストリーム送信終了通知メッセージを送信するステップをさらに含む。
第2の態様の第3の可能な実装において、前記リモートメディア受信終了メッセージは、前記第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子をさらに含む。
第2の態様の第4の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップの前に、当該方法は、
前記リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、前記宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信するステップをさらに含み、前記メディア受信終了通知メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を現時点で停止しているということを前記宛先端末に通知するのに使用される。
第2の態様の第5の可能な実装において、前記リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定する前記ステップは、
前記メディア受信終了通知メッセージに基づいて前記宛先端末が送信したメディア受信終了要求メッセージを受信するステップを含み、前記メディア受信終了要求メッセージは、前記第2のターゲットメディアストリームの前記メディアストリーム識別子を搬送し、
前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップは、
前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止し、そして、前記宛先端末にメディア受信終了応答メッセージを送信するステップを含む。
第2の態様の第6の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップは、
前記宛先端末に送信された前記第2のターゲットメディアストリームの送信内容を格納するステップを含む。
第3の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアダウンリンク伝送制御方法であって、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、前記宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達している場合に、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定するステップと、
前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を停止するステップと、を含む、メディアダウンリンク伝送制御方法を提供する。
第3の態様においては、受信したメディアストリームの数がメディアストリーム数のしきい値に達したときに、宛先端末は、複数の送信リソースのうちのいくつかの占有を停止する方式によって、新たに伝送されるメディアストリームを受信することが可能である。
第3の態様の第1の可能な実装において、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する前記ステップの前に、
前記宛先端末に送信する必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定するステップをさらに含む。
第3の態様の第2の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップの前に、当該方法は、
前記宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信するステップをさらに含み、前記メディア受信プリエンプトメッセージは、前記第1のメディアストリームの識別情報及び前記第3のメディアストリームの識別情報を搬送し、前記メディア受信プリエンプトメッセージは、前記第3のメディアストリームの伝送リソースが前記第1のメディアストリームを伝送するのに使用されるということを前記宛先端末に通知するのに使用される。
第3の態様の第3の可能な実装において、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する前記ステップは、
前記宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信するステップであって、前記メディア受信招待メッセージは、前記第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する、ステップと、
前記メディア受信招待メッセージに基づいて前記宛先端末が送信するメディア受信終了要求メッセージを受信するステップと、
前記メディア受信終了要求メッセージに基づいて、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから前記第3のターゲットメディアストリームを決定するステップと、を含む。
第3の態様の第4の可能な実装において、前記メディア受信終了要求メッセージは、前記第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
第3の態様の第5の実装において、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する前記ステップは、
前記第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム属性及び前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームの複数のメディアストリーム属性に基づいて、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから前記第3のターゲットメディアストリームを決定するステップを含む。
第3の態様の第6の可能な実装において、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する前記ステップの後に、当該方法は、
前記宛先端末が現時点で受信している前記メディアストリームの前記数が、前記宛先端末に対応する前記メディアストリームの前記数の前記しきい値よりも小さいということを検出したときに、前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を開始するステップをさらに含む。
この実装においては、宛先端末がメディアストリームを受信することが可能であるときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの直接的な送信を開始することが可能であり、シグナリングオーバーヘッドを低減するとともに、宛先端末ユーザのユーザイクスペアリアンスを改善する。
第3の態様の第7の可能な実装において、前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する前記ステップの前に、当該方法は、
前記第3のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信するステップと、
前記メディア送信許可メッセージに基づいて前記第3のターゲットメディアストリームの前記ソース端末が送信する前記第3のターゲットメディアストリームを受信するステップと、をさらに含む。
第3の態様の第8の可能な実装において、前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する前記ステップの前に、当該方法は、
前記宛先端末が送信したメディア送信再開メッセージを受信するステップをさらに含む。
第3の態様の第9の可能な実装において、前記メディア送信再開メッセージは、前記第3のターゲットメディアストリームの前記メディアストリーム識別子を搬送し、前記第3のターゲットメディアストリームの伝送を開始することを要求するのに使用される。
第4の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアサーバであって、
認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信するように構成される受信モジュールであって、前記リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、受信モジュールと、
前記リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュールと、
前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に前記第1のターゲットメディアストリームを送信するように構成される送信モジュールと、を含む、
メディアサーバを提供する。
この出願のこの実施形態の第4の態様によって提供されるメディアサーバは、この出願の第1の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。詳細については、この出願のある1つの実施形態の第1の態様の説明を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返されない。
ある1つの可能な設計において、メディアサーバの構成は、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、プロセッサは、この出願の第1の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。選択的に、メモリをさらに含んでもよく、メモリは、アプリケーションプログラムコードを格納するように構成され、そのアプリケーションプログラムコードは、メディアサーバが上記の方法を実行するのを支援し、プロセッサは、メモリに格納されているアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第5の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアサーバであって、
認可された端末が送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信するように構成される受信モジュールであって、前記リモートメディア受信終了メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、受信モジュールと、
前記リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、前記ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュールと、を含み、
前記処理モジュールは、さらに、前記ターゲットユーザ識別子に対応する前記宛先端末への前記第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される、メディアサーバを提供する。
この出願のこの実施形態の第5の態様によって提供されるメディアサーバは、この出願の第2の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。詳細については、この出願のある1つの実施形態における第2の態様の説明を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返されない。
ある1つの可能な設計において、メディアサーバの構成は、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、プロセッサは、この出願の第2の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。選択的に、メモリをさらに含んでもよく、メモリは、アプリケーションプログラムコードを格納するように構成され、そのアプリケーションプログラムコードは、メディアサーバが上記の方法を実行するのを支援し、プロセッサは、メモリに格納されているアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第6の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、メディアサーバであって、
前記宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、前記宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているときに、前記宛先端末に現時点で送信されている前記メディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュールを含み、
前記処理モジュールは、さらに、前記宛先端末への前記第3のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される、メディアサーバを提供する。
この出願のこの実施形態の第6の態様によって提供されるメディアサーバは、この出願の第3の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。詳細については、この出願のある1つの実施形態における第3の態様の説明を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返されない。
ある1つの可能な設計において、メディアサーバの構成は、プロセッサ及び通信インターフェイスを含み、プロセッサは、この出願の第3の態様によって提供されるメディアダウンリンク伝送制御方法を実行するように構成される。選択的に、メモリをさらに含んでもよく、メモリは、アプリケーションプログラムコードを格納するように構成され、そのアプリケーションプログラムコードは、メディアサーバが上記の方法を実行するのを支援し、プロセッサは、メモリに格納されているアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第7の態様によれば、この出願のある1つの実施形態は、上記のメディアサーバが使用するコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されるコンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、上記の態様を実行するように設計されているプログラムを含む。
この出願の複数の実施形態において、メディアサーバ、宛先端末、受信端末、ソース端末、及び認可された端末の名称は、デバイスに対するいかなる限定も構成しない。実際の実装においては、これらのデバイスは、他の名称を有していてもよい。それらのデバイスは、それらのデバイスの機能がこの出願における機能と同様である限り、この出願の特許請求の範囲及びそれらの同等の技術の範囲に属する。
この出願のある1つの実施形態にしたがったミッションクリティカルサービスシステムの概略的なアーキテクチャ図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアダウンリンク伝送方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアダウンリンク伝送終了方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送終了方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアダウンリンク伝送再開方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアダウンリンク伝送再開方法の概略的なフローチャートである。
この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。
以下の記載は、この出願の複数の実施形態の複数の添付の図面を参照して、この出願のそれらの複数の実施形態の複数の技術的解決方法を説明する。
この出願の複数の実施形態の複数の技術的解決方法は、ネットワークメディア伝送に基づくさまざまなシステムに適用可能である。例えば、図1に示されているミッションクリティカルサービスシステムの概略的なアーキテクチャ図は、ミッションクリティカルサービスサーバ101及び少なくとも1つのミッションクリティカルサービスクライアント102を含む(図1には、クライアント1021及びクライアント1022が示されている)。図1に示されているシステムアーキテクチャ図において、ミッションクリティカルサービスサーバ101は、論理的なエンティティであり、主として、呼制御及びメディア制御に関与する。ある1つの特定の実装において、ミッションクリティカルサービスサーバは、ミッションクリティカルプッシュトゥトーク(MCPTT)サーバ、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)サーバ、又は、ミッションクリティカルデータ(MCData)サーバ等であってもよい。ミッションクリティカルサービスクライアント102は、ミッションクリティカルサービスサーバ101とピアを形成するアプリケーション層エンティティであり、主として、アプリケーション層トランザクションの処理に関与する。
ミッションクリティカルサービスサーバ101は、その内部に、伝送制御サーバ101a及びメディア配信機能エンティティ101bを含む。伝送制御サーバ101aは、メディアプレーンのメディア伝送制御エンティティであり、メディアアップリンク伝送制御及び/又はメディアダウンリンク伝送制御に関与する。ある1つの特定の実装において、MCPTTシステムの場合に、伝送制御サーバ101aは、具体的には、Floor control serverであってもよい。MCVideoシステムの場合には、伝送制御サーバ101aは、具体的には、Transmission control serverであってもよい。この出願のこの実施形態においては、特に説明がない限り、ミッションクリティカルサービスサーバ101による伝送制御シグナリングの送信又は受信の機能は、伝送制御サーバ101aによって実行される。メディア配信機能エンティティ101bは、論理的なエンティティであり、アップリンクメディアデータの受信及びダウンリンクメディアデータの送信に関与する。この出願のこの実施形態では、特に説明がない限り、ミッションクリティカルサービスサーバ101によるメディアデータの送信及び受信の機能は、メディア配信機能エンティティ101bによって実行される。
ミッションクリティカルサービスクライアント102は、その内部に、ユーザ側の伝送制御サーバのピアエンティティ(Transmission control participant)102a及びメディアミキサ102bを含む。ユーザ側の伝送制御サーバのピアエンティティ102aは、メディアプレーンのメディア伝送制御エンティティであり、メディアアップリンク伝送制御及び/又はメディアダウンリンク伝送制御に関与する。ある1つの特定の実装において、MCPTTシステムの場合に、ピアエンティティ102aは、Floor control participantであってもよい。メディアミキサ102bは、ユーザ側のメディア配信機能エンティティ101bのピアエンティティであり、ダウンリンクメディアデータの受信及びアップリンクメディアデータの送信に関与する。
この出願のこの実施形態において説明されている実行方法は、図1に示されているシステム環境においてメディアデータダウンリンク伝送を制御する方法であり、それによって、メディアデータ伝送に対する認可されたユーザによる制御は、より多くのシナリオ要件に適合することができる。一方で、この出願の複数の実施形態のうちのいくつかのメディアダウンリンク伝送制御方法は、メディアサーバによって実行されてもよい。本明細書において言及するメディアサーバは、上記のミッションクリティカルサービスサーバの中の機能的エンティティ又はユニットのうちのいくつか又はすべてであってもよい。言い換えると、本発明の複数の実施形態におけるメディアサーバは、ミッションクリティカルサービスサーバと同等であってもよく、又は、ミッションクリティカルサービスサーバの中のエンティティ又はユニットのうちのいくつかによって実装されてもよい。
以下の記載は、図2a乃至図5bに示されている複数の実施形態を使用することによって、メディアダウンリンク伝送制御方法を詳細に説明する。
図2a及び図2bを参照すると、図2a及び図2bは、この出願の複数の実施形態にしたがった2つのメディアダウンリンク伝送方法の概略的なフローチャートである。この出願のこの実施形態によって提供される第1の認可された端末は、第1の認可されたユーザに対応するミッションクリティカルサービスクライアントを実行する端末であり、第1の認可されたユーザは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザである。宛先端末は、また、ターゲットユーザに対応するミッションクリティカルサービスクライアントを実行する端末であり、ターゲットユーザは、宛先端末を使用して、メディア伝送サービスを実行するユーザの役割である。第1の認可されたユーザと比較して、ターゲットユーザは、ある制御シナリオにおいて第1の認可されたユーザの制御許可の対象となる制御されたユーザである。具体的には、第1の認可されたユーザは、宛先端末が位置している通信グループのメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザであってもよく、又は、通信メンバーのすべてのメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザであってもよいが、このことは、本明細書においては特に限定されない。具体的には、その方法は、以下のステップを含む。
ステップS201. 第1の認可された端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにリモートメディア受信メッセージを送信し、そのリモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む。
この出願のこの実施形態においては、リモートメディア受信メッセージは、制御メッセージであり、その制御メッセージは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末にメディアデータを送信するように、ミッションクリティカルサービスサーバに指示するのに使用される。
ある1つの特定の実装において、リモートメディア受信メッセージを受信するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、最初に、そのメッセージを送信する第1の認可された端末のユーザに対して認証を実行してもよく、具体的にいうと、ユーザが、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末のメディアリソース伝送について制御許可を有しているか否かを検出してもよい。ユーザが、宛先端末のメディアリソース伝送について制御許可を有している場合には、さらに、ステップS202が実行される。ユーザが宛先端末のメディアリソース伝送について制御許可を有していない場合には、受信したリモートメディア受信メッセージは、破棄され、そのメッセージを送信した第1の認可された端末に応答メッセージを返送してもよく、その応答メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバがリモートメディア受信メッセージを処理しているということを示す。認証検査に失敗した場合には、その応答メッセージは、認証検査の失敗を示し、リモートメディア受信メッセージは、拒否される。
ステップS202. ミッションクリティカルサービスサーバは、リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定する。
ある1つの可能な実装シナリオにおいては、ミッションクリティカルサービスサーバが受信するリモートメディア受信メッセージは、宛先端末に送信する必要があるメディアストリーム識別子を含まない。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームが、宛先端末のための通信セッションにおけるメディアストリームのすべてであるということを決定してもよい。
他の可能な実装シナリオにおいては、リモートメディア受信メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を含む。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームがリモートメディア受信メッセージの中で搬送されるメディアストリーム識別子に対応するメディアストリームであるということを決定してもよい。第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子は、第1のターゲットメディアストリームを送信するユーザのユーザ識別子、第1のターゲットメディアストリームを送信するソース端末の端末識別子、又は、第1のターゲットメディアストリームのリソース識別子のうちの1つの項目又はそれらの項目の組合せであってもよい。例えば、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子は、第1のターゲットメディアストリームのユニフォームリソースロケータ(URL)、第1のターゲットメディアストリームのユニフォームリソース識別子(URI)、第1のターゲットメディアストリームの送信ユーザのIPアドレス、又は、第1のターゲットメディアストリームのソース端末のIPアドレスであってもよい。本明細書においては、1つ又は複数の第1のターゲットメディアストリームが存在してもよいということに留意すべきである。
ステップS206. ミッションクリティカルサービスサーバは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する。
ある1つの選択的な実施形態において、ミッションクリティカルサービスサーバは、ターゲットユーザ識別子に基づいて、端末とユーザ識別子との間の現時点で収集されている対応関係の中で、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末を発見して、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信してもよい。
図2aに示されているある1つの実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームを取得しており、そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを直接的に送信してもよい。例えば、ミッションクリティカルサービスサーバは、以前に、他のクライアントに第1のターゲットメディアストリームを送信し、そして、第1のターゲットメディアストリームのメディアデータを格納しており、そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを直接的に送信することが可能である。他の例では、ミッションクリティカルサービスサーバは、現時点で、他のクライアントに第1のターゲットメディアストリームを送信しており、したがって、第1のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを格納し、そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、その格納されている送信コンテキストに基づいて、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信してもよい。
図2bに示されているある1つの実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームを取得せず、ステップS206の前に、ステップS203をさらに実行してもよい。ステップS203は、具体的には、以下のステップを含む。
S2031. ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信する。
ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子に基づいて、第1のターゲットメディアストリームのソース端末を決定してもよい、言い換えると、第1のターゲットメディアストリームの端末を生成してもよい。その次に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信する。そのメディア送信許可メッセージは、制御メッセージであり、その制御メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバにメディアストリームを送信するように、第1のターゲットメディアストリームのソース端末に指示するのに使用される。
ある1つの可能な実装シナリオにおいて、メディア送信許可メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送して、第1のターゲットメディアストリームのソース端末が送信する必要があるある特定のメディアストリームを示してもよい。他の可能な実装シナリオにおいて、メディア送信許可メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送しなくてもよい。この場合には、第1のターゲットメディアストリームのソース端末が生成するメディアストリームのすべてが、第1のターゲットメディアストリームであるか、又は、第1のターゲットメディアストリームのソース端末が、1つのみのメディアストリーム、すなわち、第1のターゲットメディアストリームのみを生成すると考えることが可能である。
S3032. 第1のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信許可メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバに第1のターゲットメディアストリームを送信する。
メディア送信許可メッセージを受信した後に、第1のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信許可メッセージに基づいて、送信される必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定して、ミッションクリティカルサービスサーバに第1のターゲットメディアストリームを送信してもよい。
ある1つの可能な実装シナリオにおいて、宛先端末が同時に受信することが可能であるメディアストリームの数については上限が存在する。言い換えると、宛先端末が同時に受信するメディアストリームの数は、制限される。そのとき、ステップS206の前に、さらに、ステップS204を実してもよく、具体的には、以下の通りである。
ステップS204. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値よりも小さいということを決定する。
宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値は、宛先端末が同時に受信することが可能であるメディアストリームの数についての上限であってもよく、その上限は、ネットワークパフォーマンス、宛先端末のパフォーマンス、及びサービス品質等の総合的な考察に基づいて設定される。ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいか否かを決定してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値よりも小さい場合には、宛先端末が、現時点で、メディアストリームをさらに受信してもよいということを示し、ステップS206を実行してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値よりも小さくない場合には、宛先端末が、現時点で、より多くのメディアストリームを受信することが不可能であるということを示し、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信することが不可能であるか、又は、宛先端末に伝送されている他のメディアストリームの伝送リソースを取り代える方式によってのみ、第1のターゲットメディアストリームの送信を継続することが可能である。ある1つの特定の実装において、ミッションクリティカルサービスサーバは、あらかじめ設定された時間の中で宛先端末が受信したメディアストリームの数を計算することによって、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数を決定してもよく、又は、現在の検出時点において宛先端末が受信しているメディアストリームの数に基づいて、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数を決定してもよく、又は、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数を宛先端末から取得することを要求し、そして、宛先端末が返送したメディアストリームの数を受信することによって、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数を決定してもよい。このことは、本明細書においては特に限定されない。
ある1つの可能な実装シナリオにおいて、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、ミッションクリティカルサービスサーバは、最初にその宛先端末に通知して、第1のターゲットメディアストリームを受信するようにその宛先端末に指示してもよい。そのとき、ステップS206の前に、さらに、ステップS205を実行してもよく、ステップS205は、具体的には、以下のステップを含む。
ステップS2051. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信する。
メディア受信招待メッセージは、メディアストリームを受信することを宛先端末に通知するのに使用されるメッセージである。この出願のこの実施形態においては、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送して、伝送されるべき第1のターゲットメディアストリームを受信するように宛先端末に指示してもよい。
ある1つの可能な場合に、メディア受信招待メッセージは、義務的な受信指示を含んでもよい、具体的にいうと、ミッションクリティカルサービスサーバが送信する第1のターゲットメディアストリームを強制的に受信するよう宛先端末に指示してもよく、その宛先端末は、さらに、ステップS2052を実行する。
他の可能な場合には、メディア受信招待メッセージは、義務的な受信指示を含まない、具体的にいうと、宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバが送信する第1のターゲットメディアストリームを強制的に受信する必要はない。その際に、メディア受信招待メッセージを受信するときに、その宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、その宛先端末のユーザが第1のターゲットメディアストリームを受信するか否かを問い合わせてもよい。ユーザが送信する肯定応答受信指示を受信するときに、宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバが送信する第1のターゲットメディアストリームを受信することを決定し、そして、その宛先端末は、さらに、ステップS2052を実行する。ユーザが送信する肯定応答受信指示を受信しないときは、その宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバに応答メッセージを返送して、その宛先端末が第1のターゲットメディアストリームを受信することを拒否しているということを示してもよく、ステップS206を実行する必要はない。
ステップS2052. 宛先端末は、メディア受信招待メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信要求メッセージを送信する。
第1のターゲットメディアストリームを受信することを決定した後に、宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信招待メッセージを送信して、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信するように、すなわち、ステップS206を実行するように、ミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよい。
さらに、ステップS2052の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS2053. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信応答メッセージを送信する。
メディア受信応答メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが、宛先端末が送信したメディア受信要求メッセージに応答しているということを宛先端末に通知するのに使用される。
複数の異なる状況又は要件にしたがって、ステップS206の前に、ステップS203、ステップS204、及びステップS205を個別に実行してもよく、或いは、ステップS203、ステップS204、及びステップS205の一部又はすべてをいずれかの順序で実行してもよいということに留意すべきである。
選択的に、ステップS206の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS207. 宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1の認可された端末にメディアストリーム送信完了通知メッセージを送信する。
メディアストリーム送信完了通知メッセージは、第1のターゲットメディアストリームの送信が完了したということを第1の認可された端末に通知するのに使用され、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送してもよい。
図2a及び図2bに示されている複数の実施形態においては、ミッションクリティカルサービスサーバは、認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信し、そのリモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含み、その次に、そのリモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定し、そして、そのターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信し、それによって、認可されたユーザは、送信された第1のターゲットメディアストリーム及び第1のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末を指定して、ある特定の通信参加者の端末にある特定のメディアストリームを送信することが可能である。
図3a及び図3bを参照すると、図3a及び図3bは、この出願の複数の実施形態にしたがった2つのメディアダウンリンク伝送終了方法の概略的なフローチャートである。この実施形態によって提供される方法は、さらに、図2a及び図2bに示されている複数の実施形態に基づいて実装されてもよく、又は、ある1つの独立した実施形態として実装されてもよい。この出願のこの実施形態によって提供される第2の認可された端末は、第2の認可されたユーザに対応するミッションクリティカルサービスクライアントを実行する端末であり、第2の認可されたユーザは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザである。宛先端末は、また、ターゲットユーザに対応するミッションクリティカルサービスクライアントを実行する端末であり、ターゲットユーザは、宛先端末を使用して、メディア伝送サービスを実行するユーザの役割である。第2の認可されたユーザと比較して、ターゲットユーザは、制御シナリオにおいて、第2の認可されたユーザの制御許可の対象となる制御されたユーザである。具体的には、第2の認可されたユーザは、図2a又は図2bに示されている実施形態における第1の認可されたユーザであってもよく、又は、第1の認可されたユーザでなくてもよい。一方で、第2の認可されたユーザは、宛先端末が位置する通信グループのメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザであり、又は、通信メンバーのすべてのメディアリソース伝送のための制御許可を有するユーザであってもよい。具体的には、その方法は、以下のステップを含む。
ステップS301. 第2の認可された端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにリモートメディア受信終了メッセージを送信し、そのリモートメディア受信終了メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む。
この出願のこの実施形態において、リモートメディア受信終了メッセージは、制御メッセージであり、その制御メッセージは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末へのメディアデータの送信を停止するように、ミッションクリティカルサービスサーバに指示するのに使用される。ある1つの可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージを使用して、宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を一時的に中断するようにミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよい、言い換えると、宛先端末に第2のターゲットメディアストリームを送信する送信タスクを一時的に中断し、そして、宛先端末及び送信コンテキストへの接続を保持する、ようにミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよく、それによって、通信接続及びメディア交渉を再び確立する必要性なしに、続けて再送信を実行することが可能である。他の可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージを使用して、宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するようにミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよい、言い換えると、宛先端末に第2のターゲットメディアストリームを送信する送信タスクを無効化し、そして、宛先端末及び送信コンテキストへの接続をもはや保持しない、ようにミッションクリティカルサービスサーバに指示してもよい。続けて再送信が必要な場合には、再び通信接続及びメディア交渉を確立する必要があり、例えば、ミッションクリティカルサービスサーバは、認可された端末のリモートメディア送信メッセージを受信するか、又は、宛先端末のメディア受信要求指示メッセージを受信する。
ある1つの特定の実装において、リモートメディア受信終了メッセージを受信するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、最初に、メッセージを送信する第2の認可された端末のユーザに対して認証を実行してもよい、具体的にいうと、そのユーザが、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有しているか否かを検出してもよい。そのユーザが、その宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有している場合には、さらに、ステップS302を実行する。そのユーザが、宛先端末のメディアリソース伝送のための制御許可を有していない場合には、受信したリモートメディア受信終了メッセージは、破棄され、そして、さらに、メッセージを送信した第2の認可された端末に応答メッセージを返送してもよく、その応答メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが、リモートメディア受信終了メッセージを処理したということを示す。認証検査に失敗した場合には、応答メッセージは、認証検査の失敗を示し、リモートメディア受信終了メッセージは、拒否される。
ステップS302. ミッションクリティカルサービスサーバは、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定する。
具体的には、ミッションクリティカルサービスサーバは、ターゲットユーザ識別子に基づいて、端末とユーザ識別子との間の現時点で収集されている対応関係の中で、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末を発見して、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから、第2のターゲットメディアストリームを決定してもよい。
図3aに示されている実装シナリオにおいて、ある1つの可能な場合には、ミッションクリティカルサービスサーバが受信したリモートメディア受信終了メッセージは、宛先端末への送信を停止する必要があるメディアストリーム識別子を含まない。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームが、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームのすべてであるということを決定してもよい。
図3aに示されている実装シナリオにおいては、他の可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を含む。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームがリモートメディア受信終了メッセージの中で搬送されているメディアストリーム識別子に対応するメディアストリームであるということを決定してもよい。第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子は、第2のターゲットメディアストリームを送信するユーザのユーザ識別子、第2のターゲットメディアストリームのソース端末の端末識別子、又は、第2のターゲットメディアストリームのリソース識別子のうちの1つの項目又はそれらの項目の組合せであってもよい。例えば、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子は、第2のターゲットメディアストリームのユニフォームリソースロケータ(URL)、第2のターゲットメディアストリームのユニフォームリソース識別子(URI)、第2のターゲットメディアストリームの送信ユーザのIPアドレス、又は、第2のターゲットメディアストリームの送信デバイスのIPアドレスであってもよい。本明細書においては、1つ又は複数の第2のターゲットメディアストリームが存在してもよいということに留意すべきである。
図3bに示されている実装シナリオにおいては、宛先端末のユーザは、メディアストリームの受信を停止するか否かを決定してもよく、そして、受信を停止するある特定のメディアストリームを決定してもよい。そのとき、ステップS302は、具体的には、以下のステップを含んでもよい。
ステップS3021. ミッションクリティカルサービスサーバは、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信する。
メディア受信終了通知メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが、宛先端末へのメディアストリームの送信を停止するということを宛先端末に通知するのに使用されるメッセージである。選択的に、メディア受信終了メッセージは、第2の認可されたユーザのユーザ識別子を含み、第2の認可されたユーザがメディアストリームの送信を停止するということを宛先端末のユーザに通知してもよい。
ステップS3022. 宛先端末は、メディア受信終了通知メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信終了要求メッセージを送信し、そのメディア受信終了要求メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
ある1つの可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送しない。その次に、メディア受信終了通知メッセージを受信した後に、宛先端末は、プロンプトボックスを表示してもよく、そのプロンプトボックスは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームのすべてからいずれかの数のメディアストリームを選択して受信を停止するように、その宛先端末のユーザに促し、そして、ユーザの選択指示に基づいて、ユーザが選択したメディアストリームを第2のターゲットメディアストリームとして使用する。メディア受信終了要求メッセージがミッションクリティカルサービスサーバに送信されるとき、そのメディア受信終了要求メッセージは、ユーザが選択した第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。特に、ユーザが、受信を停止するためにいかなるメディアストリームも選択しない場合には、その宛先端末は、受信したメディア受信終了メッセージを無視し、そして、さらに、ミッションクリティカルサービスサーバに応答メッセージを返送して、メディア受信終了メッセージを拒否するようにその宛先端末に指示してもよい。
他の可能な場合には、リモートメディア受信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送し、そのとき、メディア受信終了メッセージは、また、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子も含んでもよい。その次に、メディア受信終了メッセージを受信した後に、宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、その宛先端末のユーザが第2のターゲットメディアストリームの受信を停止するか否かを問い合わせてもよい。ユーザが送信した肯定応答終了受信指示を受信するときに、宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバが現時点で送信している第2のターゲットメディアストリームの受信を停止することを決定し、そして、その宛先端末は、ステップS3022を実行する。ユーザが送信した肯定応答終了受信指示を受信しないときは、その宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバに応答メッセージを返送して、その宛先端末がメディア受信終了メッセージを拒否しているということを示してもよい。
図3bに示されている実装シナリオにおいては、ステップS3021を実行した後に、宛先端末は、メディア受信終了通知メッセージに直ちに応答して、ステップS3022を実行してもよく、又は、ステップS3021を実行した後のある時間期間の後に、宛先端末は、メディア受信終了要求メッセージを開始して、ステップS3022を実行してもよいということに留意すべきである。このことは、本明細書においては特に限定されない。
ステップS303.ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する。
第2のターゲットメディアストリームを決定した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止してもよい。ある1つの可能な実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバが第2のターゲットメディアストリームを一時的に中断する場合に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に送信される第2のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを格納してもよい。第2のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを使用して、第2のターゲットメディアストリームの送信をその後に再開することが可能であるときは、ミッションクリティカルサービスサーバは、再び通信接続及びメディア交渉を確立する必要性なく、宛先端末に第2のターゲットメディアストリームを直接的に送信する。
選択的に、図3aに示されている実施シナリオにおいて、ステップS303は、以下のステップを含んでもよい。
ステップS3031. ミッションクリティカルサービスサーバは、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信する。
メディア受信終了通知メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの受信を停止すること、言い換えると、ミッションクリティカルサービスサーバが宛先端末へのメディアストリームの送信を停止することを宛先端末に通知するのに使用されるメッセージである。選択的に、メディア受信終了メッセージは、第2の認可されたユーザのユーザ識別子を含み、第2の認可されたユーザがメディアストリームの送信を停止することを宛先端末のユーザに通知してもよい。
ある1つの可能な実装シナリオにおいては、第2のターゲットメディアストリームを受信する受信端末の数について、あらかじめ設定された第1の数しきい値が存在する。ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームを受信する受信端末の数が、第1の数しきい値に達するときにのみ、又は、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザとして機能する宛先ユーザが、宛先端末を使用して、第2のターゲットメディアストリームの受信を開始した後にのみ、各々の受信端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を開始する。第2のターゲットメディアストリームを受信する受信端末の数が、第1の数しきい値に達しないとき、又は、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザとして機能する宛先ユーザが、宛先端末を使用して、第2のターゲットメディアストリームの受信を開始しないときは、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する。そのとき、ステップS303の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS304. 第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が現時点で第1の数しきい値よりも小さい場合、又は、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先ユーザが、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザである場合に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信し、メディア送信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの送信の停止を第2のターゲットメディアストリームのソース端末に通知するのに使用される。
宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームの受信端末の現時点での数を計数してもよい。第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が、第1の数しきい値よりも小さい場合、又は、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先ユーザが、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザである場合には、現時点での状況が、第2のターゲットメディアストリームを送信するためのミッションクリティカルサービスサーバの要件を満足することが不可能であるということを意味する。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信してもよく、そのメディア送信終了メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバへの第2のターゲットメディアストリームの送信の停止を第2のターゲットメディアストリームのソース端末に通知するのに使用される。具体的には、ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームのソース端末への接続を積極的に解放して、第2のターゲットメディアストリームの受信を停止してもよい。代替的に、第2のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信終了メッセージに基づいて、第2のターゲットメディアストリームの受信の停止を決定し及び開始してもよい。
さらに、ステップS304の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS305. ミッションクリティカルサービスサーバは、第2のターゲットメディアストリームの現時点での受信端末にメディアストリーム送信終了通知メッセージを送信する。
送信終了通知メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの送信が停止するということを第2のターゲットメディアストリームの受信端末に通知するのに使用され、第2のターゲットメディアストリームの複数の受信端末が存在してもよい。送信終了通知メッセージは、例えば、第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が第1の数しきい値よりも小さい等の第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する理由をさらに含んでもよい。
選択的に、ステップS303の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS306. ミッションクリティカルサービスサーバは、第2の認可された端末にメディアストリーム送信終了応答メッセージを送信する。
メディアストリーム送信終了応答メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの送信の停止に応答しているということを第2の認可されたユーザに通知するのに使用され、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送してもよい。
図3a及び図3bに示されている複数の実施形態においては、ミッションクリティカルサービスサーバは、認可されたユーザが送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信し、そのリモートメディア受信終了メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含み、その次に、そのリモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定し、そして、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止し、それによって、認可されたユーザは、送信を停止する第2のターゲットメディアストリーム及びその第2のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末を指定して、ある特定の通信参加者の端末のためのある特定のメディアストリームの送信を停止し又は一時的に中断することが可能である。
図4a乃至図4dを参照すると、図4a乃至図4dは、この出願の複数の実施形態にしたがった4つのメディアダウンリンク伝送プリエンプト方法の概略的なフローチャートである。この実施形態によって提供される方法は、さらに、図2a乃至図3bに示されている複数の実施形態に基づいて実装されてもよく、又は、独立して実装されてもよい。
図4aに示されているある1つ実装シナリオにおいて、その方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップS402. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているか否かを決定する。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合には、ステップS404及びS405を実行する。
図4aに示されている実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達しているか否かをリアルタイムでモニタリングしてもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数がメディアストリームの数のしきい値に達していない場合には、宛先端末が、現時点で、さらに、メディアストリームを受信してもよいということを示し、ステップS404及びS405を実行する必要はない。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数がメディアストリーム数のしきい値に達している場合には、宛先端末の現時点でのメディア伝送リソースが飽和状態にあるということを示し、ステップS404及びS405を実行して、送信されている複数のメディアストリームのうちの1つの送信の停止を選択してもよく、以降のメディアストリーム受信のための伝送リソースを提供することが可能である。
ステップS403. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
図4aに示されている実装シナリオにおいては、ミッションクリティカルサービスサーバは、少なくとも1つの第3のターゲットメディアストリームをランダムに決定してもよく、又は、現時点で送信されているメディアストリームの各々のメディアストリーム属性に基づいて、少なくとも1つの第3のターゲットメディアストリームを決定してもよく、このことは、本明細書においては特に限定されない。
ステップS404. 宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。
第3のターゲットメディアストリームを取り代えることを決定した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止してもよい。
図4b及び図4cに示されている実装シナリオにおいて、その方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップS401. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に送信する必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定する。
複数の可能な実装シナリオのうちのいくつかにおいては、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する必要がある。本明細書における第1のターゲットメディアストリームは、宛先端末に送信されるように、認可された端末によって要求されてもよく、或いは、サーバによってあらかじめ設定され又はスケジュールされる第1のターゲットメディアストリーム送信プログラムであってもよく、或いは、宛先端末の要求であってもよく、このことは、本明細書においては特に限定されない。
ステップS402. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているか否かを決定する。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合には、ステップS403乃至S405を実行する。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達していない場合には、ステップS405を実行する。
宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達しているか否かを決定してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達していない場合には、宛先端末が、現時点で、さらに、メディアストリームをさらに受信してもよいということを示し、ステップS405を実行してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリーム数のしきい値に達している場合には、宛先端末が、現時点で、より多くのメディアストリームを受信することが不可能であるということを示す。したがって、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを依然として送信する必要がある場合には、ミッションクリティカルサービスサーバは、他の伝送リソースを取り代えて、第1のターゲットメディアストリームの送信を継続する必要がある、具体的にいうと、複数のメディアストリームのうちのいくつかの伝送を停止して、第1のターゲットメディアストリームの伝送のためにアイドルにする必要がある。言い換えると、ステップS403乃至S405を実行する。
ステップS403. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
図4bに示されているある1つの実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、他の伝送リソースを取り代えるべきであるか否かを決定し、そして、取り代えを決定した後に、その取って代わられる第3のターゲットメディアストリームを決定する。したがって、ステップS403は、具体的には、以下のステップであってもよい。
ステップS4031. ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム属性及び宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームのメディアストリーム属性に基づいて、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
メディアストリーム属性は、メディアストリームの少なくとも1つの特徴又はタイプであってもよく、例えば、メディアストリーム属性は、メディアストリーム送信端末の優先順位、メディアストリームの(MCPTT又はMCVideo等の)サービスタイプ、メディアストリームの重大性のタイプ、メディアストリームの(プライベート呼又はグループ呼等の)呼タイプ、メディアストリームの到着時刻順序、又は、メディアストリームの送信継続時間を含んでもよい。ミッションクリティカルサービスサーバは、上記の複数のメディアストリーム属性のいずれかの組み合わせに基づいて、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定してもよい。例えば、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームには、第1のメディアストリーム、第2のメディアストリーム、及び第3のメディアストリームの3つのメディアストリームが存在する。ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームとして、複数のメディアストリームのうちでより低い重大性のタイプのメディアストリームを決定すると仮定する。第1のメディアストリームは、重大性タイプのメディアストリームであり、第2のメディアストリーム及び第3のメディアストリームは、非重大性タイプのメディアストリームであると仮定する。そのとき、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームとして、第2のメディアストリーム及び第3のメディアストリームのいずれか1つを決定してもよい。
さらに、図4bに示されている実装シナリオにおいては、ステップS4031の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS4032. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信する。
メディア受信プリエンプトメッセージは、通知メッセージであり、その通知メッセージは、現時点で伝送されている第3のターゲットメディアストリームが取って代わられるということを宛先端末に通知するのに使用され、その取って代わられる第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を含んでもよい。選択的に、メディア受信プリエンプトメッセージは、取り代えの理由をさらに含んでもよく、そして、第1のターゲットメディアストリームの識別子をさらに含んでもよく、そのメディア受信プリエンプトメッセージは、第3のターゲットメディアストリームが第1のターゲットメディアストリームによって取って代わられるということを示す。
さらに、メディア受信プリエンプトメッセージは、さらに、その取って代わられる第3のターゲットメディアストリームが一時的に中断され又は停止されているということを示してもよい。ある1つの可能な実装シナリオにおいて、メディア受信プリエンプトメッセージは、第3のターゲットメディアストリームが一時的に中断されているということを示し、そして、そのとき、メディア受信プリエンプトメッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバ及び宛先端末が、第3のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを保持しているということを示す。その後に、宛先端末の受信能力が許容するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が第3のターゲットメディアストリームの受信のための再度の受信要求を開始するのを待つことなく、その一時的に中断している第3のターゲットメディアストリームの送信を積極的に継続してもよい。他の可能な実装シナリオにおいては、メディア受信プリエンプトメッセージは、第3のターゲットメディアストリームが停止されているということを示し、そして、そのとき、メディア受信プリエンプトメッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバ及び宛先端末が、第3のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを保持しないということを示す。その後に、宛先端末の受信能力が許容するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にその停止している第3のターゲットメディアストリームを積極的に送信するのではなく、むしろ、その宛先端末が第3のターゲットメディアストリームの受信のための再度の要求を開始するのを待つ。
図4cに示されているある1つの実装シナリオにおいて、宛先端末のユーザは、他の伝送リソースを取り代えるか否かを決定し、そして、その取り代えを決定した後に、取って代わられる第3のターゲットメディアストリームを決定する。したがって、ステップS403は、具体的には、以下のステップを含んでもよい。
ステップS4033. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信する。
メディア受信招待メッセージは、指示メッセージであり、その指示メッセージは、メディアストリームを受信することを宛先端末に通知するのに使用される。この出願のこの実施形態においては、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送して、伝送される第1のターゲットメディアストリームを受信するように宛先端末に指示してもよい。
ステップS4034. 宛先端末は、メディア受信招待メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信終了要求メッセージを送信する。
受信招待メッセージを受信した後、宛先端末は、その宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、その宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達しているか否かを決定してもよい。ある1つの可能な場合には、現時点で受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達しているということを決定した後に、宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、その宛先端末のユーザが第1のターゲットメディアストリームを受信するか否かを問い合わせてもよい。ユーザが送信した肯定応答受信指示を受信するときに、その宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、取り代えを実行するために、その宛先端末が現時点で受信している複数のメディアストリームのうちのいくつかを選択するように、言い換えると、ユーザが選択する取って代わられるメディアストリームが、第3のターゲットメディアストリームであるということを決定するように、ユーザに促す。他の可能な場合には、現時点で同時に受信しているメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達しているということを決定した後に、その宛先端末は、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム属性及びその宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームのメディアストリーム属性に基づいて、その宛先端末が現時点で受信している複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定してもよい。
第3のターゲットメディアストリームを決定した後に、その宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信終了要求メッセージを送信してもよく、そのメディア受信終了要求メッセージは、第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送して、第3のターゲットメディアストリームを取り代えるようにミッションクリティカルサービスサーバに指示する。
ステップS4035. ミッションクリティカルサービスサーバは、メディア受信終了要求メッセージに基づいて、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
ミッションクリティカルサービスサーバは、メディア受信終了要求メッセージの中の第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子に基づいて、第3のターゲットメディアストリームを決定する。
図4dに示されているある1つの実装シナリオにおいて、宛先端末のユーザは、他の伝送リソースを取り代えるべきであるか否かを決定するにすぎず、ミッションクリティカルサービスサーバは、その取って代わられる第3のターゲットメディアストリームを決定する。したがって、ステップS403は、具体的には、以下のステップを含んでもよい。
ステップS4033. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信し、そのメディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
ステップS4036. 宛先端末は、メディア受信招待メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信要求メッセージを送信する。
受信招待メッセージを受信した後に、宛先端末は、その宛先端末が現時点で同時に受信するメディアストリームの数が、その宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達しているか否かを決定してもよい。現時点で同時に受信しているメディアストリームの数がメディアストリームの数のしきい値に達しているということを決定した後に、その宛先端末は、プロンプトボックスを表示して、その宛先端末のユーザが第1のターゲットメディアストリームを受信するか否かを問い合わせてもよい。ユーザが送信した肯定応答受信指示を受信するときに、その宛先端末は、ユーザが第1のターゲットメディアストリームを受信することを決定しているということを決定し、そして、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア受信要求メッセージを送信し、それによって、ミッションクリティカルサービスサーバは、取り代える必要がある第3のターゲットメディアストリームを決定する。
ステップS4037. ミッションクリティカルサービスサーバは、メディア受信要求メッセージに基づいて、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
メディア受信要求メッセージを受信した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム属性及び宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームのメディアストリーム属性に基づいて、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定してもよい。
さらに、図4dに示されている実装シナリオにおいて、ステップS4037の後に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS4032. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信する。
ステップS404. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。
第3のターゲットメディアストリームを取り代えることを決定した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止してもよい。
ステップS405. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する。
この部分の説明については、図2a及び図2bに示されている実施形態の説明を参照するべきである。
図4a乃至図4dに示されている複数の実施形態においては、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、その宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定し、そして、その宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。したがって、受信したメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達しているときに、その宛先端末は、いくつかの伝送リソースの占有を停止する方式によって、新たに伝送されるメディアストリームを受信することが可能である。
図4a乃至図4dに示されている複数の実施形態に基づいて、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、さらに、第3のターゲットメディアストリームの送信を再開してもよい。図5a及び図5bを参照すると、図5a及び図5bは、この出願の複数の実施形態にしたがった2つのメディアダウンリンク伝送再開方法の概略的なフローチャートである。その方法は、以下のステップを含む。
ステップS501. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で同時に受信するメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているということを決定する。
ステップS502. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する。
ステップS503. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。
ステップS504. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいか否かを検出する。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さい場合に、ステップS507を実行する。
宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいか否かを継続して検出してもよい。宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数がメディアストリームの数のしきい値よりも小さいということを検出するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームの送信をトリガし、そして、再開してもよい。
ステップS507. ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する。
図5aに示されているある1つの実装シナリオにおいて、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを格納する。宛先端末が、現時点で、アイドルな伝送リソースを有しているということを検出するときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームの送信を直接的に再開してもよい、すなわち、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始してもよい。
図5bに示されているある1つの実装シナリオにおいては、ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームの送信コンテキストを格納しない。そのとき、次に、ステップS507の前に、さらに、ステップS5061及びステップS5062を実行してもよい。
ステップS5061. ミッションクリティカルサービスサーバは、第3のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信許可メッセージを送信する。
メディア送信許可メッセージは、制御メッセージであり、その制御メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバにメディアストリームを送信するように、第3のターゲットメディアストリームのソース端末に指示するのに使用される。
ステップS5062. 第3のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信許可メッセージに基づいて、ミッションクリティカルサービスサーバに第3のターゲットメディアストリームを送信する。
メディア送信許可メッセージを受信した後に、第3のターゲットメディアストリームのソース端末は、メディア送信許可メッセージに基づいて、送信する必要がある第3のターゲットメディアストリームを決定して、ミッションクリティカルサービスサーバに第3のターゲットメディアストリームを送信してもよい。
選択的に、ステップS507の前に、その方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップS505. 宛先端末は、ミッションクリティカルサービスサーバにメディア送信再開メッセージを送信する。
メディア送信再開メッセージは、宛先端末に以前に停止したメディアストリームを再送信するようにミッションクリティカルサービスサーバに指示するのに使用される。メディア送信再開メッセージは、第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送してもよく、第3のターゲットメディアストリームの送信を開始することを要求するのに使用される。
図5a及び図5bに示されている複数の実施形態においては、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合に、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定し、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止し、そして、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいということを検出するときに、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する。したがって、宛先端末がメディアストリームを受信することが可能であるときに、ミッションクリティカルサービスサーバは、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を直接的に開始することが可能であり、シグナリングオーバーヘッドを低減するとともに、宛先端末のユーザのユーザイクスペアリアンスを改善する。
図6を参照すると、図6は、この出願のある1つの実施形態にしたがったメディアサーバの概略的な構成図である。図6に示されているように、そのメディアサーバは、
認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信するように構成される受信モジュール610であって、リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、受信モジュール610と、
リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュール620と、
ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信するように構成される送信モジュール630と、を含む。
選択的に、処理モジュール620は、さらに、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値よりも小さいか否かを決定し、そして、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さい場合に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信することを送信モジュール630に通知する、ように構成される。
選択的に、送信モジュール630は、さらに、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信するように構成され、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームを受信することを宛先端末に通知するのに使用される。
受信モジュール610は、さらに、メディア受信招待メッセージに基づいて宛先端末が送信するメディア受信要求メッセージを受信し、そして、メディア受信招待メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信するように送信モジュール630をトリガする、ように構成される。
図6に示されている実施形態において、メディアサーバは、認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信し、そのリモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含み、その次に、そのリモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定し、そして、そのターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信し、それによって、認可されたユーザは、送信された第1のターゲットメディアストリーム及び第1のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末を指定して、ある特定の通信参加者の端末にある特定のメディアストリームを送信することが可能である。
図7を参照すると、図7は、この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。図7に示されているように、そのデバイスは、プロセッサ71、メモリ72、及び、通信インターフェイス73を含む。プロセッサ71は、メモリ72及び通信インターフェイス73に接続される。例えば、プロセッサ71は、バスを使用することによって、メモリ72及び通信インターフェイス73に接続されてもよい。
プロセッサ71は、メディアサーバが、図2a及び図2bの方法における複数の対応する機能を実行するのを支援するように構成される。プロセッサ71は、中央処理ユニット(CPU)、ネットワークプロセッサ(NP)、ハードウェアチップ、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能な論理デバイス(PLD)、又は、それらの組み合わせであってもよい。PLDは、結合型のプログラム可能な論理デバイス(CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、汎用アレイ論理(GAL)、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。
メモリ72は、プログラムコード等を格納するように構成される。メモリ72は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリを含んでもよい。メモリ72は、また、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ(HDD)、又は、ソリッドステートドライブ(SSD)等の不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ72は、上記のタイプのメモリの組み合わせをさらに含んでもよい。
通信インターフェイス73は、この出願のこの実施形態において各々の端末と通信するように構成され、上記の方法によって提供されるメッセージ又はメディアストリームを受信し又は送信する。
プロセッサ71は、プログラムコードを呼び出して、
通信インターフェイス73を使用することによって、認可された端末が送信したリモートメディア受信メッセージを受信する動作であって、リモートメディア受信メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、動作と、
リモートメディア受信メッセージに基づいて、第1のターゲットメディアストリームを決定する動作と、
通信インターフェイス73を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する動作と、を実行してもよい。
選択的に、通信インターフェイス73を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、プロセッサ71は、さらに、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値よりも小さいということを決定するように構成される。
選択的に、リモートメディア受信メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子をさらに含む。
選択的に、通信インターフェイス73を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信する前に、プロセッサ71は、さらに、
通信インターフェイス73を使用することによって、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信し、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームを受信することを宛先端末に通知するのに使用され、
通信インターフェイス73を使用することによって、メディア受信招待メッセージに基づいて宛先端末が送信するメディア受信要求メッセージを受信する、ように構成される。
選択的に、通信インターフェイス73を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信した後に、プロセッサ71は、さらに、
宛先端末に第1のターゲットメディアストリームを送信した後に、通信インターフェイス73を使用することによって、認可されたユーザにメディアストリーム送信完了通知メッセージを送信するように構成される。
図8を参照すると、図8は、この出願の他の実施形態にしたがったメディアサーバの概略的な構成図である。図8に示されているように、そのメディアサーバは、
認可された端末が送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信するように構成される受信モジュール810であって、リモートメディア受信終了メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、受信モジュール810と、
リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュール820と、を含む。
処理モジュール820は、さらに、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される。
選択的に、メディアサーバは、
リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信するように構成される送信モジュール830をさらに含み、メディア受信終了通知メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を現時点で停止しているということを宛先端末に通知するのに使用される。
選択的に、受信モジュール810は、さらに、メディア受信終了通知メッセージに基づいて宛先端末が送信したメディア受信終了要求メッセージを受信するように構成され、メディア受信終了要求メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
処理モジュール820は、さらに、メディア受信終了要求メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される。
送信モジュール830は、さらに、宛先端末にメディア受信終了応答メッセージを送信するように構成される。
図8に示されている実施形態において、メディアサーバは、認可されたユーザが送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信し、そのリモートメディア受信終了メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含み、その次に、そのリモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定し、そして、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止し、それによって、認可されたユーザは、送信を停止する第2のターゲットメディアストリーム及びその第2のターゲットメディアストリームを受信する宛先端末を指定して、ある特定の通信参加者の端末のためのある特定のメディアストリームの送信を停止し又は一時的に中断することが可能である。
図9を参照すると、図9は、この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。図9に示されているように、そのデバイスは、プロセッサ91、メモリ92、及び、通信インターフェイス93を含む。プロセッサ91は、メモリ92及び通信インターフェイス93に接続される。例えば、プロセッサ91は、バスを使用することによって、メモリ92及び通信インターフェイス93に接続されてもよい。
プロセッサ91は、メディアサーバが、図3a及び図3bの方法における複数の対応する機能を実行するのを支援するように構成される。プロセッサ91は、中央処理ユニット(CPU)、ネットワークプロセッサ(NP)、ハードウェアチップ、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能な論理デバイス(PLD)、又は、それらの組み合わせであってもよい。PLDは、結合型のプログラム可能な論理デバイス(CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、汎用アレイ論理(GAL)、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。
メモリ92は、プログラムコード等を格納するように構成される。メモリ92は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリを含んでもよい。メモリ92は、また、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ(HDD)、又は、ソリッドステートドライブ(SSD)等の不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ92は、上記のタイプのメモリの組み合わせをさらに含んでもよい。
通信インターフェイス93は、この出願のこの実施形態において各々の端末と通信するように構成され、上記の方法によって提供されるメッセージ又はメディアストリームを受信し又は送信する。
プロセッサ91は、プログラムコードを呼び出して、
通信インターフェイス93を使用することによって、認可された端末が送信したリモートメディア受信終了メッセージを受信する動作であって、リモートメディア受信終了メッセージは、ターゲットユーザ識別子を含む、動作と、
リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定する動作と、
通信インターフェイス93を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する動作と、を実行してもよい。
選択的に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、プロセッサ91は、さらに、
第2のターゲットメディアストリームの受信端末の数が現時点で第1の数しきい値よりも小さい場合、又は、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先ユーザが、第2のターゲットメディアストリームが送信される義務的なユーザである場合に、通信インターフェイス93を使用することによって、第2のターゲットメディアストリームのソース端末にメディア送信終了メッセージを送信するように構成され、メディア送信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームの送信の停止を第2のターゲットメディアストリームのソース端末に通知するのに使用される。
選択的に、リモートメディア受信終了メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子をさらに含む。
選択的に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止する前に、プロセッサ91は、さらに、
リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、かつ、通信インターフェイス93を使用することによって、宛先端末にメディア受信終了通知メッセージを送信するように構成され、メディア受信終了通知メッセージは、ミッションクリティカルサービスサーバが宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を現時点で停止しているということを宛先端末に通知するのに使用される。
選択的に、プロセッサ91が、リモートメディア受信終了メッセージに基づいて、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第2のターゲットメディアストリームを決定することは、
通信インターフェイス93を使用することによって、メディア受信終了通知メッセージに基づいて宛先端末が送信したメディア受信終了要求メッセージを受信することを含み、メディア受信終了要求メッセージは、第2のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
通信インターフェイス93を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止することは、
通信インターフェイス93を使用することによって、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第2のターゲットメディアストリームの送信を停止し、そして、通信インターフェイス93を使用することによって、宛先端末にメディア受信終了応答メッセージを送信することを含む。
図10を参照すると、図10は、この出願の他の実施形態にしたがったメディアサーバの概略的な構成図である。図10に示されているように、そのメディアサーバは、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達しているときに、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定するように構成される処理モジュール110を含む。
処理モジュール110は、さらに、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止するように構成される。
選択的に、処理モジュール110は、さらに、宛先端末に送信する必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定するように構成される。
選択的に、そのメディアサーバは、
宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信するように構成される送信モジュール120をさらに含み、メディア受信プリエンプトメッセージは、第1のメディアストリームの識別情報及び第3のメディアストリームの識別情報を搬送し、メディア受信プリエンプトメッセージは、第3のメディアストリームの伝送リソースが第1のメディアストリームを伝送するのに使用されるということを宛先端末に通知するのに使用される。
選択的に、そのメディアサーバは、
宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信するように構成される送信モジュール120であって、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する、送信モジュール120と、
メディア受信招待メッセージに基づいて宛先端末が送信するメディア受信終了要求メッセージを受信するように構成される受信モジュール130と、を含み、
処理モジュール110は、メディア受信終了要求メッセージに基づいて、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定するように構成される。
選択的に、処理モジュール110は、さらに、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいということを検出したときに、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始するように構成される。
選択的に、そのメディアサーバは、
宛先端末が送信するメディア送信再開メッセージを受信し、そして、メディア送信再開メッセージに基づいて、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始するように送信モジュール120をトリガする、ように構成される受信モジュール130をさらに含む。
図10に示されている実施形態においては、宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、その宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値に達している場合に、メディアサーバは、宛先端末に現時点で送信されている複数のメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定し、そして、その宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する。したがって、受信したメディアストリームの数が、メディアストリームの数のしきい値に達しているときに、その宛先端末は、いくつかの伝送リソースの占有を停止する方式によって、新たに伝送されるメディアストリームを受信することが可能である。
図11を参照すると、図11は、この出願のある1つの実施形態にしたがった他のメディアサーバの概略的な構成図である。図11に示されているように、そのデバイスは、プロセッサ111、メモリ112、及び、通信インターフェイス113を含む。プロセッサ111は、メモリ112及び通信インターフェイス113に接続される。例えば、プロセッサ111は、バスを使用することによって、メモリ112及び通信インターフェイス113に接続されてもよい。
プロセッサ111は、メディアサーバが、図4a乃至図5bの方法における複数の対応する機能を実行するのを支援するように構成される。プロセッサ111は、中央処理ユニット(CPU)、ネットワークプロセッサ(NP)、ハードウェアチップ、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能な論理デバイス(PLD)、又は、それらの組み合わせであってもよい。PLDは、結合型のプログラム可能な論理デバイス(CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、汎用アレイ論理(GAL)、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。
メモリ112は、プログラムコード等を格納するように構成される。メモリ112は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリを含んでもよい。メモリ112は、また、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ(HDD)、又は、ソリッドステートドライブ(SSD)等の不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ112は、上記のタイプのメモリの組み合わせをさらに含んでもよい。
通信インターフェイス113は、この出願のこの実施形態において各々の端末と通信するように構成され、上記の方法によって提供されるメッセージ又はメディアストリームを受信し又は送信する。
プロセッサ111は、プログラムコードを呼び出して、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリーム数のしきい値に達している場合に、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する動作と、
宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する動作と、を実行してもよい。
選択的に、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定する前に、プロセッサ111は、さらに、
宛先端末に送信する必要がある第1のターゲットメディアストリームを決定するように構成される。
選択的に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止する前に、プロセッサ111は、さらに、
通信インターフェイス113を使用することによって、宛先端末にメディア受信プリエンプトメッセージを送信するように構成され、メディア受信プリエンプトメッセージは、第1のメディアストリームの識別情報及び第3のメディアストリームの識別情報を搬送し、メディア受信プリエンプトメッセージは、第3のメディアストリームの伝送リソースが第1のメディアストリームを伝送するのに使用されるということを宛先端末に通知するのに使用される。
選択的に、プロセッサ91が、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定することは、
通信インターフェイス113を使用することによって、宛先端末にメディア受信招待メッセージを送信することであって、メディア受信招待メッセージは、第1のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する、ことと、
通信インターフェイス113を使用することによって、メディア受信招待メッセージに基づいて宛先端末が送信するメディア受信終了要求メッセージを受信することと、
メディア受信終了要求メッセージに基づいて、宛先端末に現時点で送信されているメディアストリームから第3のターゲットメディアストリームを決定することと、を含む。
選択的に、メディア受信終了要求メッセージは、第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送する。
選択的に、ターゲットユーザ識別子に対応する宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を停止した後に、プロセッサ111は、さらに、
宛先端末が現時点で受信しているメディアストリームの数が、宛先端末に対応するメディアストリームの数のしきい値よりも小さいということを検出したときに、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始するように構成される。
選択的に、宛先端末への第3のターゲットメディアストリームの送信を開始する前に、プロセッサ111は、さらに、
宛先端末が送信したメディア送信再開メッセージを受信するように構成される。
選択的に、メディア送信再開メッセージは、第3のターゲットメディアストリームのメディアストリーム識別子を搬送し、第3のターゲットメディアストリームの伝送を開始することを要求するのに使用される。
当業者は、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって、複数の実施形態における複数の方法の複数のプロセスのすべて又は一部を実装することが可能であるということを理解することが可能である。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の中に格納されていてもよい。プログラムが実行されるときに、複数の実施形態における複数の方法のプロセスが実行される。上記の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、又は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよい。
上記で開示された事項は、この出願の例示的な実施形態であるにすぎず、もちろん、この出願の保護の範囲を限定することを意図したものではない。したがって、この出願の特許請求の範囲にしたがって行われる等価な変更は、この出願の範囲に属するものとする。