JP2020501774A - 閉鎖ストローク低減機構を有する閉鎖システムと関節運動及び発射システムとの間でシフトするためのクラッチ構成を有する外科用ツールアセンブリ - Google Patents

閉鎖ストローク低減機構を有する閉鎖システムと関節運動及び発射システムとの間でシフトするためのクラッチ構成を有する外科用ツールアセンブリ Download PDF

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Abstract

作動時に第1の軸方向閉鎖距離を移動するように構成された閉鎖アクチュエータと共に使用するためのツールアセンブリである。外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリに動作可能に連結されている。発射部材アセンブリは、関節部材と動作可能にインターフェースしている。閉鎖システムは、閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースし、そのため、閉鎖アクチュエータが第1の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に前進するときに、閉鎖システムは、発射部材アセンブリ及び関節部材を係合解除し、また、閉鎖運動をエンドエフェクタに適用するように、第1の軸方向閉鎖距離よりも短い第2の軸方向閉鎖距離にわたって閉鎖部材を軸方向に移動させる。

Description

本発明は、外科用器具に関し、また様々な構成において、組織をステープル留め及び切断するように設計された、外科用ステープル留め及び切断器具並びにそれらと共に使用するためのステープルカートリッジに関する。
本明細書に記載する実施形態の様々な特徴は、それらの利点と共に、以下の添付図面と併せて以下の説明によって理解することができる。
ハンドルアセンブリの実施形態に動作可能に連結された交換式外科用ツールアセンブリの実施形態の斜視図である。 図1のハンドルアセンブリ及び交換式外科用ツールアセンブリの一部の分解組立図である。 明確にするために一部を省略した、図1及び図2に示された交換式外科用ツールアセンブリの実施形態の遠位部分の斜視図である。 図1の交換式外科用ツールアセンブリの遠位部分の分解組立図である。 図1の交換式外科用ツールアセンブリの近位部分の部分断面斜視図である。 図5の交換式外科用ツールアセンブリの近位部分の分解組立図である。 図1の交換式外科用ツールアセンブリのスパインアセンブリの実施形態の一部の部分分解組立図である。 クラッチアセンブリが関節運動モードで示されている、図5の交換式外科用ツールアセンブリの近位部分の部分断面端面図である。 クラッチアセンブリが発射モードで示されている、図5の交換式外科用ツールアセンブリの近位部分の別の部分断面端面図である。 クラッチアセンブリが関節運動モードで示されている、図1に示される交換式外科用ツールアセンブリの近位部分の部分側面図である。 クラッチアセンブリが発射モードで示されている、図1に示される交換式外科用ツールアセンブリの一部の部分側面図である。 閉鎖ストローク低減アセンブリの実施形態が関節運動モードに対応する後退配向にある、図1の交換式外科用ツールアセンブリの部分側面断面図である。 閉鎖ストローク低減アセンブリの実施形態が発射モードに対応する拡張配向にある、図12Aの交換式外科用ツールアセンブリの部分側面断面図である。 閉鎖ストローク低減アセンブリの実施形態が関節運動モードに対応する後退配向にある、図12Aの交換式外科用ツールアセンブリの一部の斜視図である。 発射モードに対応する拡張配向にある閉鎖ストローク低減アセンブリの実施形態を示す、図12Bの交換式外科用ツールアセンブリの一部の斜視図である。 顎部が完全閉鎖配向にある、外科用エンドエフェクタの実施形態の一部の側面図である。 顎部が完全開口配向にある、図15Aの外科用エンドエフェクタの実施形態の別の側面図である。 正の顎部開口機構を有する遠位閉鎖部材の実施形態の斜視図である。 図16の遠位閉鎖部材に関連して使用されるように構成された外科用エンドエフェクタの実施形態の一部の斜視図である。 顎部が完全閉鎖位置にあり、図16の遠位閉鎖部材が断面で示されている、図17の外科用エンドエフェクタの一部の側面図である。 顎部が完全閉鎖位置にある、図18の外科用エンドエフェクタ及び遠位閉鎖部材の断面側面図である。 顎部が完全開口位置にある、図18の外科用エンドエフェクタ及び遠位閉鎖部材の別の断面側面図である。 顎部が完全開口位置にある、図18の外科用エンドエフェクタ及び遠位閉鎖部材の側面図である。 明確にするためにアンビルを省略した、正の顎部開口ばねを用いる、別の外科用エンドエフェクタの実施形態の一部の斜視図である。 図22の正の顎部開口ばねの斜視図である。 顎部が完全開口位置にある、図22の外科用エンドエフェクタの断面側面図である。 顎部が完全閉鎖位置にある、図22の外科用エンドエフェクタの別の断面側面図である。 外科用エンドエフェクタの顎部が完全開口位置にある、別の外科用エンドエフェクタの実施形態及び遠位閉鎖部材の実施形態の一部の側面図である。 顎部閉鎖シーケンスの開始時の図26の外科用エンドエフェクタ及び遠位閉鎖部材の別の側面図である。 顎部閉鎖シーケンス中の図26の外科用エンドエフェクタ及び遠位閉鎖部材の別の側面図である。 顎部が完全閉鎖位置にある、図26の外科用エンドエフェクタ及び遠位閉鎖部材の別の側面図である。 発射部材の実施形態の斜視図である。 図30の発射部材の側面図である。 図30の発射部材の正面図である。 スレッドアセンブリの実施形態及び発射部材ロックの実施形態に関連した図30の発射部材の斜視図である。 ステープルドライバの実施形態の平面図である。 図33Aのステープルドライバの実施形態の上部斜視図である。 図33A及び図33Bのステープルドライバの実施形態の下部斜視図である。 図33の発射部材ロックの下部斜視図である。 顎部が完全開口配向にあり、図33の発射部材ロックがロック解除配向にある、外科用エンドエフェクタの実施形態の一部の側面断面図である。 未使用の外科用ステープルカートリッジが顎部のうちの1つに支持され、発射部材ロックをロック解除配向で保持している、図35の外科用エンドエフェクタの別の側面断面図である。 発射シーケンスが開始された後の、図36の外科用エンドエフェクタの別の側面断面図である。 発射部材を開始位置に後退させているときの、図36の外科用エンドエフェクタの別の側面断面図である。 図38に示した位置における発射部材及び発射部材ロックの上面断面図である。 発射部材を開始位置に後退させた後の、図36の外科用エンドエフェクタの別の側面断面図である。 図40に示した位置における発射部材及び発射部材ロックの上面断面図である。 顎部が完全開口配向にあり、図33の発射部材ロックの実施形態がロック配向にある、外科用エンドエフェクタの実施形態の一部の側面断面図である。 外科用エンドエフェクタの顎部が完全開口位置にあり、かつ、拡張可能な組織止めが完全拡張配向にある状態で外科用ステープルカートリッジを内部に支持している、別の外科用エンドエフェクタの実施形態及び遠位閉鎖部材の実施形態の一部の左側斜視図である。 図43における外科用エンドエフェクタの右側斜視図である。 図43及び図44における顎部のうちの1つ及び外科用ステープルカートリッジの分解斜視図である。 図43における拡張可能な組織止めのうちの1つの止めばねの斜視図である。 顎部が完全開口配向にあり、拡張可能な組織止めが完全拡張配向にある、図42及び図43の外科用エンドエフェクタの部分断面端面図である。 図42及び図43における外科用ステープルカートリッジの一部の平面図である。 顎部が完全閉鎖位置にある、図43及び図44の外科用エンドエフェクタの断面側面図である。 顎部が完全開口位置にある、図43及び図44の外科用エンドエフェクタの別の断面側面図である。 顎部が完全開口配向にある、別の外科用エンドエフェクタの実施形態の部分断面端面図である。 顎部が完全開口配向にある、図51の外科用エンドエフェクタの一部の側面図である。 顎部が完全閉鎖配向にある、図51の外科用エンドエフェクタの一部の別の側面図である。
複数の図面を通して、対応する参照符号は対応する部分を示す。本明細書に記載される例示は、本発明の様々な実施形態を1つの形態で例示するものであり、かかる例示は、いかなる方法によっても本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND REPLACEABLE TOOL ASSEMBLIES THEREOF」、代理人整理番号第END7980USNP/160155号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END7981USNP/160156号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL END EFFECTORS」、代理人整理番号第END7982USNP/160157号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS AND FIRING MEMBERS THEREOF」、代理人整理番号第END7983USNP/160158号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL END EFFECTORS AND REPLACEABLE TOOL ASSEMBLIES」、代理人整理番号第END7984USNP/160159号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS AND ADAPTABLE FIRING MEMBERS THEREFOR」、代理人整理番号第END7985USNP/160160号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」、代理人整理番号第END7986USNP/160161号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE−FORMING ANVILS」、代理人整理番号第END7988USNP/160163号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL TOOL ASSEMBLIES WITH CLOSURE STROKE REDUCTION FEATURES」、代理人整理番号第END7989USNP/160164号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」、代理人整理番号第END7990USNP/160165号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE−FORMING ANVILS」、代理人整理番号第END7991USNP/160166号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH JAW OPENING FEATURES FOR INCREASING A JAW OPENING DISTANCE」、代理人整理番号第END7992USNP/160167号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「METHODS OF STAPLING TISSUE」、代理人整理番号第END7993USNP/160168号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING MEMBERS WITH NON−PARALLEL JAW ENGAGEMENT FEATURES FOR SURGICAL END EFFECTORS」、代理人整理番号第END7994USNP/160169号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH EXPANDABLE TISSUE STOP ARRANGEMENTS」、代理人整理番号第END7995USNP/160170号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE−FORMING ANVILS」、代理人整理番号第END7996USNP/160171号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH POSITIVE JAW OPENING FEATURES」、代理人整理番号第END7997USNP/160172号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR PREVENTING FIRING SYSTEM ACTUATION UNLESS AN UNSPENT STAPLE CARTRIDGE IS PRESENT」、代理人整理番号第END7998USNP/160173号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」、代理人整理番号第END7999USNP/160174号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第_______号、発明の名称「METHOD FOR RESETTING A FUSE OF A SURGICAL INSTRUMENT SHAFT」、代理人整理番号第END8013USNP/160175号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENT TO ACCOMMODATE DIFFERENT TYPES OF STAPLES」、代理人整理番号第END8014USNP/160176号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING IMPROVED JAW CONTROL」、代理人整理番号第END8016USNP/160178号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE AND STAPLE CARTRIDGE CHANNEL COMPRISING WINDOWS DEFINED THEREIN」、代理人整理番号第END8017USNP/160179号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A CUTTING MEMBER」、代理人整理番号第END8018USNP/160180号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FIRING MEMBER COMPRISING A MISSING CARTRIDGE AND/OR SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」、代理人整理番号第END8019USNP/160181号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A LOCKOUT」、代理人整理番号第END8020USNP/160182号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称、「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM COMPRISING AN END EFFECTOR LOCKOUT AND A FIRING ASSEMBLY LOCKOUT」、代理人整理番号第END8021USNP/160183号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A FUSE」、代理人整理番号第END8022USNP/160184号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A MULTIPLE FAILED−STATE FUSE」、代理人整理番号第END8023USNP/160185号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS」、代理人整理番号第END8038USNP/160186号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ANVIL ARRANGEMENTS FOR SURGICAL STAPLERS」、代理人整理番号第END8039USNP/160187号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「METHOD OF DEFORMING STAPLES FROM TWO DIFFERENT TYPES OF STAPLE CARTRIDGES WITH THE SAME SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、代理人整理番号第END8041USNP/160189号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「BILATERALLY ASYMMETRIC STAPLE FORMING POCKET PAIRS」、代理人整理番号第END8042USNP/160190号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「CLOSURE MEMBERS WITH CAM SURFACE ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS WITH SEPARATE AND DISTINCT CLOSURE AND FIRING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8043USNP/160191号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLERS WITH INDEPENDENTLY ACTUATABLE CLOSING AND FIRING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8044USNP/160192号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH SMART STAPLE CARTRIDGES」、代理人整理番号第END8045USNP/160193号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING STAPLES WITH DIFFERENT CLAMPING BREADTHS」、代理人整理番号第END8047USNP/160195号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS COMPRISING PRIMARY SIDEWALLS AND POCKET SIDEWALLS」、代理人整理番号第END8048USNP/160196号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「NO−CARTRIDGE AND SPENT CARTRIDGE LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL STAPLERS」、代理人整理番号第END8050USNP/160198号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING MEMBER PIN ANGLE」、代理人整理番号第END8051USNP/160199号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE FORMING POCKET ARRANGEMENTS COMPRISING ZONED FORMING SURFACE GROOVES」、代理人整理番号第END8052USNP/160200号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FAILURE RESPONSE MODES」、代理人整理番号第END8053USNP/160201号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH PRIMARY AND SAFETY PROCESSORS」、代理人整理番号第END8054USNP/160202号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH JAWS THAT ARE PIVOTABLE ABOUT A FIXED AXIS AND INCLUDE SEPARATE AND DISTINCT CLOSURE AND FIRING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8056USNP/160204号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ANVIL HAVING A KNIFE SLOT WIDTH」、代理人整理番号第END8057USNP/160205号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「CLOSURE MEMBER ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END8058USNP/160206号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「FIRING MEMBER PIN CONFIGURATIONS」、代理人整理番号第END8059USNP/160207号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STEPPED STAPLE CARTRIDGE WITH ASYMMETRICAL STAPLES」、代理人整理番号第END8000USNP/160208号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STEPPED STAPLE CARTRIDGE WITH TISSUE RETENTION AND GAP SETTING FEATURES」、代理人整理番号第END8001USNP/160209号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE WITH DEFORMABLE DRIVER RETENTION FEATURES」、代理人整理番号第END8002USNP/160210号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「DURABILITY FEATURES FOR END EFFECTORS AND FIRING ASSEMBLIES OF SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END8003USNP/160211号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS HAVING END EFFECTORS WITH POSITIVE OPENING FEATURES」、代理人整理番号第END8004USNP/160212号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「CONNECTION PORTIONS FOR DEPOSABLE LOADING UNITS FOR SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END8005USNP/160213号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第_______号、発明の名称「METHOD FOR ATTACHING A SHAFT ASSEMBLY TO A SURGICAL INSTRUMENT AND,ALTERNATIVELY,TO A SURGICAL ROBOT」、代理人整理番号第END8006USNP/160214号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A MANUALLY−OPERABLE RETRACTION SYSTEM FOR USE WITH A MOTORIZED SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM」、代理人整理番号第END8007USNP/160215号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING SEPARATELY ACTUATABLE AND RETRACTABLE SYSTEMS」、代理人整理番号第END8008USNP/160216号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A CLUTCH CONFIGURED TO ADAPT THE OUTPUT OF A ROTARY FIRING MEMBER TO TWO DIFFERENT SYSTEMS」、代理人整理番号第END8009USNP/160217号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL SYSTEM COMPRISING A FIRING MEMBER ROTATABLE INTO AN ARTICULATION STATE TO ARTICULATE AN END EFFECTOR OF THE SURGICAL SYSTEM」、代理人整理番号第END8010USNP/160218号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A LOCKOUT」、代理人整理番号第END8011USNP/160219号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING FIRST AND SECOND ARTICULATION LOCKOUTS」、代理人整理番号第END8012USNP/160220号。
本願の出願人は、本願と同日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8024USNP/160221号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8025USNP/160222号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8026USNP/160223号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLE CARTRIDGE WITH MOVABLE CAMMING MEMBER CONFIGURED TO DISENGAGE FIRING MEMBER LOCKOUT FEATURES」、代理人整理番号第END8027USNP/160224号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」、代理人整理番号第END8028USNP/160225号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「JAW ACTUATED LOCK ARRANGEMENTS FOR PREVENTING ADVANCEMENT OF A FIRING MEMBER IN A SURGICAL END EFFECTOR UNLESS AN UNFIRED CARTRIDGE IS INSTALLED IN THE END EFFECTOR」、代理人整理番号第END8029USNP/160226号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「AXIALLY MOVABLE CLOSURE SYSTEM ARRANGEMENTS FOR APPLYING CLOSURE MOTIONS TO JAWS OF SURGICAL INSTRUMENTS」、代理人整理番号第END8030USNP/160227号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「PROTECTIVE COVER ARRANGEMENTS FOR A JOINT INTERFACE BETWEEN A MOVABLE JAW AND ACTUATOR SHAFT OF A SURGICAL INSTRUMENT」、代理人整理番号第END8031USNP/160228号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTOR WITH TWO SEPARATE COOPERATING OPENING FEATURES FOR OPENING AND CLOSING END EFFECTOR JAWS」、代理人整理番号第END8032USNP/160229号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL END EFFECTOR WITH ASYMMETRIC SHAFT ARRANGEMENT」、代理人整理番号第END8033USNP/160230号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT WITH INDEPENDENT PIVOTABLE LINKAGE DISTAL OF AN ARTICULATION LOCK」、代理人整理番号第END8034USNP/160231号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATION LOCK ARRANGEMENTS FOR LOCKING AN END EFFECTOR IN AN ARTICULATED POSITION IN RESPONSE TO ACTUATION OF A JAW CLOSURE SYSTEM」、代理人整理番号第END8035USNP/160232号、
−米国特許出願第_______号、発明の名称「LATERALLY ACTUATABLE ARTICULATION LOCK ARRANGEMENTS FOR LOCKING AN END EFFECTOR OF A SURGICAL INSTRUMENT IN AN ARTICULATED CONFIGURATION」、代理人整理番号第END8036USNP/160233号、及び
−米国特許出願第_______号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATION STROKE AMPLIFICATION FEATURES」、代理人整理番号第END8037USNP/160234号。
本願の出願人は、2016年6月24日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第15/191,775号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」、
−米国特許出願第15/191,807号、発明の名称「STAPLING SYSTEM FOR USE WITH WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」、
−米国特許出願第15/191,834号、発明の名称「STAMPED STAPLES AND STAPLE CARTRIDGES USING THE SAME」、
−米国特許出願第15/191,788号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OVERDRIVEN STAPLES」、及び
−米国特許出願第15/191,818号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OFFSET LONGITUDINAL STAPLE ROWS」。
本願の出願人は、2016年6月24日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国意匠特許出願第29/569,218号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」、
−米国意匠特許出願第29/569,227号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」、
−米国意匠特許出願第29/569,259号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」、及び
−米国意匠特許出願第29/569,264号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」。
本願の出願人は、2016年4月1日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第15/089,325号、発明の名称「METHOD FOR OPERATING A SURGICAL STAPLING SYSTEM」、
−米国特許出願第15/089,321号、発明の名称「MODULAR SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A DISPLAY」、
−米国特許出願第15/089,326号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A DISPLAY INCLUDING A RE−ORIENTABLE DISPLAY FIELD」、
−米国特許出願第15/089,263号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HANDLE ASSEMBLY WITH RECONFIGURABLE GRIP PORTION」、
−米国特許出願第15/089,262号、発明の名称「ROTARY POWERED SURGICAL INSTRUMENT WITH MANUALLY ACTUATABLE BAILOUT SYSTEM」、
−米国特許出願第15/089,277号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND STAPLING END EFFECTOR WITH ANVIL CONCENTRIC DRIVE MEMBER」、
−米国特許出願第15/089,296号、発明の名称「INTERCHANGEABLE SURGICAL TOOL ASSEMBLY WITH A SURGICAL END EFFECTOR THAT IS SELECTIVELY ROTATABLE ABOUT A SHAFT AXIS」、
−米国特許出願第15/089,258号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A SHIFTABLE TRANSMISSION」、
−米国特許出願第15/089,278号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM CONFIGURED TO PROVIDE SELECTIVE CUTTING OF TISSUE」、
−米国特許出願第15/089,284号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A CONTOURABLE SHAFT」、
−米国特許出願第15/089,295号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A TISSUE COMPRESSION LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,300号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING AN UNCLAMPING LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,196号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A JAW CLOSURE LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,203号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A JAW ATTACHMENT LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,210号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」、
−米国特許出願第15/089,324号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A SHIFTING MECHANISM」、
−米国特許出願第15/089,335号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT COMPRISING MULTIPLE LOCKOUTS」、
−米国特許出願第15/089,339号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、
−米国特許出願第15/089,253号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM CONFIGURED TO APPLY ANNULAR ROWS OF STAPLES HAVING DIFFERENT HEIGHTS」、
−米国特許出願第15/089,304号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A GROOVED FORMING POCKET」、
−米国特許出願第15/089,331号、発明の名称「ANVIL MODIFICATION MEMBERS FOR SURGICAL STAPLERS」、
−米国特許出願第15/089,336号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES WITH ATRAUMATIC FEATURES」、
−米国特許出願第15/089,312号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING AN INCISABLE TISSUE SUPPORT」、
−米国特許出願第15/089,309号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING ROTARY FIRING SYSTEM」、かつ
−米国特許出願第15/089,349号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING LOAD CONTROL」。
本願の出願人はまた、2015年12月31日に出願された以下に特定される米国特許出願も所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/984,488号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR BATTERY PACK FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、
−米国特許出願第14/984,525号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、及び
−米国特許出願第14/984,552号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH SEPARABLE MOTORS AND MOTOR CONTROL CIRCUITS」。
本願の出願人はまた、2016年2月9日に出願された以下に特定される米国特許出願も所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第15/019,220号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH ARTICULATING AND AXIALLY TRANSLATABLE END EFFECTOR」、
−米国特許出願第15/019,228号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH MULTIPLE LINK ARTICULATION ARRANGEMENTS」、
−米国特許出願第15/019,196号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ARTICULATION MECHANISM WITH SLOTTED SECONDARY CONSTRAINT」、
−米国特許出願第15/019,206号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH AN END EFFECTOR THAT IS HIGHLY ARTICULATABLE RELATIVE TO AN ELONGATE SHAFT ASSEMBLY」、
−米国特許出願第15/019,215号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH NON−SYMMETRICAL ARTICULATION ARRANGEMENTS」、
−米国特許出願第15/019,227号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH SINGLE ARTICULATION LINK ARRANGEMENTS」、
−米国特許出願第15/019,235号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH TENSIONING ARRANGEMENTS FOR CABLE DRIVEN ARTICULATION SYSTEMS」、
−米国特許出願第15/019,230号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH OFF−AXIS FIRING BEAM ARRANGEMENTS」、及び
−米国特許出願第15/019,245号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH CLOSURE STROKE REDUCTION ARRANGEMENTS」。
本願の出願人はまた、2016年2月12日に出願された以下に特定される米国特許出願も所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第15/043,254号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、
−米国特許出願第15/043,259号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、
−米国特許出願第15/043,275号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、及び
−米国特許出願第15/043,289号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」。
本願の出願人は、2015年6月18日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/742,925号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH POSITIVE JAW OPENING ARRANGEMENTS」、
−米国特許出願第14/742,941号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH DUAL CAM ACTUATED JAW CLOSING FEATURES」、
−米国特許出願第14/742,914号、発明の名称「MOVABLE FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、
−米国特許出願第14/742,900号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH COMPOSITE FIRING BEAM STRUCTURES WITH CENTER FIRING SUPPORT MEMBER FOR ARTICULATION SUPPORT」、
−米国特許出願第14/742,885号、発明の名称「DUAL ARTICULATION DRIVE SYSTEM ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、及び
−米国特許出願第14/742,876号、名称「PUSH/PULL ARTICULATION DRIVE SYSTEMS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」。
本願の出願人は、2015年3月6日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/640,746号、発明の名称「POWERED SURGICAL INSTRUMENT」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256184号、
−米国特許出願第14/640,795号、発明の名称「MULTIPLE LEVEL THRESHOLDS TO MODIFY OPERATION OF POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は、米国特許出願公開第2016/02561185号、
−米国特許出願第14/640,832号、発明の名称「ADAPTIVE TISSUE COMPRESSION TECHNIQUES TO ADJUST CLOSURE RATES FOR MULTIPLE TISSUE TYPES」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256154号、
−米国特許出願第14/640,935号、発明の名称「OVERLAID MULTI SENSOR RADIO FREQUENCY(RF)ELECTRODE SYSTEM TO MEASURE TISSUE COMPRESSION」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256071号、
−米国特許出願第14/640,831号、発明の名称「MONITORING SPEED CONTROL AND PRECISION INCREMENTING OF MOTOR FOR POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256153号、
−米国特許出願第14/640,859号、発明の名称「TIME DEPENDENT EVALUATION OF SENSOR DATA TO DETERMINE STABILITY,CREEP,AND VISCOELASTIC ELEMENTS OF MEASURES」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256187号、
−米国特許出願第14/640,817号、発明の名称「INTERACTIVE FEEDBACK SYSTEM FOR POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256186号、
−米国特許出願第14/640,844号、発明の名称「CONTROL TECHNIQUES AND SUB−PROCESSOR CONTAINED WITHIN MODULAR SHAFT WITH SELECT CONTROL PROCESSING FROM HANDLE」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256155号、
−米国特許出願第14/640,837号、発明の名称「SMART SENSORS WITH LOCAL SIGNAL PROCESSING」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256163号、
−米国特許出願第14/640,765号、発明の名称「SYSTEM FOR DETECTING THE MIS−INSERTION OF A STAPLE CARTRIDGE INTO A SURGICAL STAPLER」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256160号、
−米国特許出願第14/640,799号、発明の名称「SIGNAL AND POWER COMMUNICATION SYSTEM POSITIONED ON A ROTATABLE SHAFT」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256162号、及び
−米国特許出願第14/640,780号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A LOCKABLE BATTERY HOUSING」、現在は、米国特許出願公開第2016/0256161号。
本願の出願人は、2015年2月27日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/633,576号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM COMPRISING AN INSPECTION STATION」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249919号、
−米国特許出願第14/633,546号、発明の名称「SURGICAL APPARATUS CONFIGURED TO ASSESS WHETHER A PERFORMANCE PARAMETER OF THE SURGICAL APPARATUS IS WITHIN AN ACCEPTABLE PERFORMANCE BAND」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249915号、
−米国特許出願第14/633,560号、発明の名称「SURGICAL CHARGING SYSTEM THAT CHARGES AND/OR CONDITIONS ONE OR MORE BATTERIES」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249910号、
−米国特許出願第14/633,566号、発明の名称「CHARGING SYSTEM THAT ENABLES EMERGENCY RESOLUTIONS FOR CHARGING A BATTERY」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249918号、
−米国特許出願第14/633,555号、発明の名称「SYSTEM FOR MONITORING WHETHER A SURGICAL INSTRUMENT NEEDS TO BE SERVICED」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249916号、
−米国特許出願第14/633,542号、発明の名称「REINFORCED BATTERY FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249908号、
−米国特許出願第14/633,548号、発明の名称「POWER ADAPTER FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249909号、
−米国特許出願第14/633,526号、発明の名称「ADAPTABLE SURGICAL INSTRUMENT HANDLE」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249945号、
−米国特許出願第14/633,541号、発明の名称「MODULAR STAPLING ASSEMBLY」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249927号、及び
−米国特許出願第14/633,562号、発明の名称「SURGICAL APPARATUS CONFIGURED TO TRACK AN END−OF−LIFE PARAMETER」、現在は、米国特許出願公開第2016/0249917号。
本願の出願人は、2014年12月18日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/574,478号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEMS COMPRISING AN ARTICULATABLE END EFFECTOR AND MEANS FOR ADJUSTING THE FIRING STROKE OF A FIRING MEMBER」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174977号、
−米国特許出願第14/574,483号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING LOCKABLE SYSTEMS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174969号、
−米国特許出願第14/575,139号、発明の名称「DRIVE ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174978号、
−米国特許出願第14/575,148号、発明の名称「LOCKING ARRANGEMENTS FOR DETACHABLE SHAFT ASSEMBLIES WITH ARTICULATABLE SURGICAL END EFFECTORS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174976号、
−米国特許出願第14/575,130号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH AN ANVIL THAT IS SELECTIVELY MOVABLE ABOUT A DISCRETE NON−MOVABLE AXIS RELATIVE TO A STAPLE CARTRIDGE」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174972号、
−米国特許出願第14/575,143号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH IMPROVED CLOSURE ARRANGEMENTS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174983号、
−米国特許出願第14/575,117号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATABLE END EFFECTORS AND MOVABLE FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174975号、
−米国特許出願第14/575,154号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATABLE END EFFECTORS AND IMPROVED FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174973号、
−米国特許出願第14/574,493号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING A FLEXIBLE ARTICULATION SYSTEM」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174970号、
−米国特許出願第14/574,500号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING A LOCKABLE ARTICULATION SYSTEM」、現在は、米国特許出願公開第2016/0174971号。
本願の出願人は、2013年3月1日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第13/782,295号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH CONDUCTIVE PATHWAYS FOR SIGNAL COMMUNICATION」、現在は米国特許出願公開第2014/0246471号、
−米国特許出願第13/782,323号、発明の名称「ROTARY POWERED ARTICULATION JOINTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0246472号、
−米国特許出願第13/782,338号、発明の名称「THUMBWHEEL SWITCH ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0249557号、
−米国特許出願第13/782,499号、発明の名称「ELECTROMECHANICAL SURGICAL DEVICE WITH SIGNAL RELAY ARRANGEMENT」、現在は、米国特許第9,358,003号、
−米国特許出願第13/782,460号、発明の名称「MULTIPLE PROCESSOR MOTOR CONTROL FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0246478号、
−米国特許出願第13/782,358号、発明の名称「JOYSTICK SWITCH ASSEMBLIES FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は、米国特許第9,326,767号、
−米国特許出願第13/782,481号、発明の名称「SENSOR STRAIGHTENED END EFFECTOR DURING REMOVAL THROUGH TROCAR」、現在は、米国特許第9,468,438号、
−米国特許出願第13/782,518号、発明の名称「CONTROL METHODS FOR SURGICAL INSTRUMENTS WITH REMOVABLE IMPLEMENT PORTIONS」、現在は米国特許出願公開第2014/0246475号、
−米国特許出願第13/782,375号、発明の名称「ROTARY POWERED SURGICAL INSTRUMENTS WITH MULTIPLE DEGREES OF FREEDOM」、現在は、米国特許第9,398,911号、及び
−米国特許出願第13/782,536号、発明の名称「Surgical Instrument Soft Stop」、現在は、米国特許第9,307,986号。
本願の出願人はまた、2013年3月14日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第13/803,097号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A FIRING DRIVE」、現在は米国特許出願公開第2014/0263542号、
−米国特許出願第13/803,193号、発明の名称「CONTROL ARRANGEMENTS FOR A DRIVE MEMBER OF A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は、米国特許第9,332,987号、
−米国特許出願第13/803,053号、発明の名称「INTERCHANGEABLE SHAFT ASSEMBLIES FOR USE WITH A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0263564号、
−米国特許出願第13/803,086号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION LOCK」、現在は米国特許出願公開第2014/0263541号、
−米国特許出願第13/803,210号、発明の名称「SENSOR ARRANGEMENTS FOR ABSOLUTE POSITIONING SYSTEM FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0263538号、
−米国特許出願第13/803,148号、発明の名称「MULTI−FUNCTION MOTOR FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0263554号、
−米国特許出願第13/803,066号、発明の名称「DRIVE SYSTEM LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0263565号、
−米国特許出願第13/803,117号、発明の名称「ARTICULATION CONTROL SYSTEM FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は、米国特許第9,351,726号、
−米国特許出願第13/803,130号、発明の名称「DRIVE TRAIN CONTROL ARRANGEMENTS FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は、米国特許第9,351,727号、及び
−米国特許出願第13/803,159号、発明の名称「METHOD AND SYSTEM FOR OPERATING A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0277017号。
本願の出願人はまた、2014年3月7日に出願された以下の特許出願を所有しており、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/200,111号、発明の名称「CONTROL SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0263539号。
本願の出願人はまた、2014年3月26日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/226,106号、発明の名称「POWER MANAGEMENT CONTROL SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272582号、
−米国特許出願第14/226,099号、発明の名称「STERILIZATION VERIFICATION CIRCUIT」、現在は米国特許出願公開第2015/0272581号、
−米国特許出願第14/226,094号、発明の名称「VERIFICATION OF NUMBER OF BATTERY EXCHANGES/PROCEDURE COUNT」、現在は米国特許出願公開第2015/0272580号、
−米国特許出願第14/226,117号、発明の名称「POWER MANAGEMENT THROUGH SLEEP OPTIONS OF SEGMENTED CIRCUIT AND WAKE UP CONTROL」、現在は米国特許出願公開第2015/0272574号、
−米国特許出願第14/226,075号、発明の名称「MODULAR POWERED SURGICAL INSTRUMENT WITH DETACHABLE SHAFT ASSEMBLIES」、現在は米国特許出願公開第2015/0272579号、
−米国特許出願第14/226,093号、発明の名称「FEEDBACK ALGORITHMS FOR MANUAL BAILOUT SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272569号、
−米国特許出願第14/226,116号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT UTILIZING SENSOR ADAPTATION」、現在は米国特許出願公開第2015/0272571号、
−米国特許出願第14/226,071号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT CONTROL CIRCUIT HAVING A SAFETY PROCESSOR」、現在は米国特許出願公開第2015/0272578号、
−米国特許出願第14/226,097号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING INTERACTIVE SYSTEMS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272570号、
−米国特許出願第14/226,126号、発明の名称「INTERFACE SYSTEMS FOR USE WITH SURGICAL INSTRUMENTS」、現在は米国特許出願公開第2015/0272572号、
−米国特許出願第14/226,133号、発明の名称「MODULAR SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2015/0272557号、
−米国特許出願第14/226,081号、発明の名称「SYSTEMS AND METHODS FOR CONTROLLING A SEGMENTED CIRCUIT」、現在は米国特許出願公開第2015/0277471号、
−米国特許出願第14/226,076号、発明の名称「POWER MANAGEMENT THROUGH SEGMENTED CIRCUIT AND VARIABLE VOLTAGE PROTECTION」、現在は米国特許出願公開第2015/0280424号、
−米国特許出願第14/226,111号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2015/0272583号、及び
−米国特許出願第14/226,125号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A ROTATABLE SHAFT」、現在は、米国特許出願公開第2015/0280384号。
本願の出願人はまた、2014年9月5日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/479,103号、発明の名称「CIRCUITRY AND SENSORS FOR POWERED MEDICAL DEVICE」、現在は米国特許出願公開第2016/0066912号、
−米国特許出願第14/479,119号、発明の名称「ADJUNCT WITH INTEGRATED SENSORS TO QUANTIFY TISSUE COMPRESSION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066914号、
−米国特許出願第14/478,908号、発明の名称「MONITORING DEVICE DEGRADATION BASED ON COMPONENT EVALUATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066910号、
−米国特許出願第14/478,895号、発明の名称「MULTIPLE SENSORS WITH ONE SENSOR AFFECTING A SECOND SENSOR’S OUTPUT OR INTERPRETATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066909号、
−米国特許出願第14/479,110号、発明の名称「POLARITY OF HALL MAGNET TO DETECT MISLOADED CARTRIDGE」、現在は、米国特許出願公開第2016/0066915号、
−米国特許出願第14/479,098号、発明の名称「SMART CARTRIDGE WAKE UP OPERATION AND DATA RETENTION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066911号、
−米国特許出願第14/479,115号、発明の名称「MULTIPLE MOTOR CONTROL FOR POWERED MEDICAL DEVICE」、現在は米国特許出願公開第2016/0066916号、及び
−米国特許出願第14/479,108号、発明の名称「LOCAL DISPLAY OF TISSUE PARAMETER STABILIZATION」、現在は米国特許出願公開第2016/0066913号。
本願の出願人はまた、2014年4月9日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/248,590号、発明の名称「MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH LOCKABLE DUAL DRIVE SHAFTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0305987号、
−米国特許出願第14/248,581号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A CLOSING DRIVE AND A FIRING DRIVE OPERATED FROM THE SAME ROTATABLE OUTPUT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305989号、
−米国特許出願第14/248,595号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SHAFT INCLUDING SWITCHES FOR CONTROLLING THE OPERATION OF THE SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305988号、
−米国特許出願第14/248,588号、発明の名称「POWERED LINEAR SURGICAL STAPLER」、現在は米国特許出願公開第2014/0309666号、
−米国特許出願第14/248,591号、発明の名称「TRANSMISSION ARRANGEMENT FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は、米国特許出願公開第2014/0305991号、
−米国特許出願第14/248,584号、発明の名称「MODULAR MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH ALIGNMENT FEATURES FOR ALIGNING ROTARY DRIVE SHAFTS WITH SURGICAL END EFFECTOR SHAFTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0305994号、
−米国特許出願第14/248,587号、発明の名称「POWERED SURGICAL STAPLER」、現在は米国特許出願公開第2014/0309665号、
−米国特許出願第14/248,586号、発明の名称「DRIVE SYSTEM DECOUPLING ARRANGEMENT FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、現在は米国特許出願公開第2014/0305990号、及び
−米国特許出願第14/248,607号、発明の名称「MODULAR MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH STATUS INDICATION ARRANGEMENTS」、現在は米国特許出願公開第2014/0305992号。
本願の出願人はまた、2013年4月16日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国仮特許出願第61/812,365号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FUNCTIONS PERFORMED BY A SINGLE MOTOR」、
−米国仮特許出願第61/812,376号、発明の名称「LINEAR CUTTER WITH POWER」、
−米国仮特許出願第61/812,382号、発明の名称「LINEAR CUTTER WITH MOTOR AND PISTOL GRIP」、
−米国仮特許出願第61/812,385号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HANDLE WITH MULTIPLE ACTUATION MOTORS AND MOTOR CONTROL」、及び
−米国仮特許出願第61/812,372号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FUNCTIONS PERFORMED BY A SINGLE MOTOR」。
本願の出願人はまた、2015年9月2日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/843,168号、発明の名称「SURGICAL STAPLE CARTRIDGE WITH IMPROVED STAPLE DRIVER CONFIGURATIONS」、
−米国特許出願第14/843,196号、発明の名称「SURGICAL STAPLE DRIVER ARRAYS」、
−米国特許出願第14/843,216号、発明の名称「SURGICAL STAPLE CARTRIDGE STAPLE DRIVERS WITH CENTRAL SUPPORT FEATURES」、
−米国特許出願第14/843,243号、発明の名称「SURGICAL STAPLE CONFIGURATIONS WITH CAMMING SURFACES LOCATED BETWEEN PORTIONS SUPPORTING SURGICAL STAPLES」、及び
−米国特許出願第14/843,267号、発明の名称「SURGICAL STAPLE CARTRIDGES WITH DRIVER ARRANGEMENTS FOR ESTABLISHING HERRINGBONE STAPLE PATTERNS」。
本願の出願人はまた、2014年9月26日に出願された以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる:
−米国特許出願第14/498,070号、発明の名称「CIRCULAR FASTENER CARTRIDGES FOR APPLYING RADIALLY EXPANDABLE FASTENER LINES」、現在は、米国特許出願公開第2016/0089146号、
−米国特許出願第14/498,087号、発明の名称「SURGICAL STAPLE AND DRIVER ARRANGEMENTS FOR STAPLE CARTRIDGES」、現在は、米国特許出願公開第2016/0089147号、
−米国特許出願第14/498,105号、発明の名称「SURGICAL STAPLE AND DRIVER ARRANGEMENTS FOR STAPLE CARTRIDGES」、現在は、米国特許出願公開第2016/0089148号、
−米国特許出願第14/498,121号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE FOR CREATING A FLEXIBLE STAPLE LINE」、現在は、米国特許出願公開第2016/0089141号、
−米国特許出願第14/498,145号、発明の名称「METHOD FOR CREATING A FLEXIBLE STAPLE LINE」、現在は、米国特許出願公開第2016/0089142号、及び
−米国特許出願第14/498,107号、発明の名称「SURGICAL STAPLING BUTTRESSES AND ADJUNCT MATERIALS」、現在は、米国特許出願公開第2016/0089143号。
本願の出願人はまた、2013年11月26日に発行された米国特許第8,590,762号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE CAVITY CONFIGURATIONS」を所有しており、これはその内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本願の出願人はまた、2014年5月20日に発行された米国特許第8,727,197号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE CAVITY CONFIGURATION WITH COOPERATIVE SURGICAL STAPLE」を所有しており、これはその内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
明細書に記載され、添付の図面に示されるように、実施形態の全体的な構造、機能、製造、及び使用の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が説明される。周知の動作、構成要素、及び素子は、本明細書に記載される実施形態を不明瞭にしないようにするため詳細に記載されていない。読者は、本明細書に記載され図示された実施形態は非限定的な例であり、したがって本明細書に開示された特定の構造的及び機能的詳細は代表的及び例示的であり得ることを、理解するであろう。特許請求の範囲から逸脱することなく、それに対する変形及び変更を行うことができる。
用語「備える(comprise)」(「comprises」及び「comprising」など、compriseの任意の語形)、「有する(have)」(「has」及び「having」など、haveの任意の語形)、「含む(include)」(「includes」及び「including」など、includeの任意の語形)、及び「含有する(contain)」(「contains」及び「containing」など、containの任意の語形)は、オープンエンドの連結動詞である。結果として、1つ以上の素子を「備える」、「有する」、「含む」、若しくは「含有する」外科用システム、デバイス、又は装置は、それらの1つ又は2つ以上の素子を有するが、それらの1つ又は2つ以上のみを有することに限定されない。同様に、1つ以上の特徴を「備える」、「有する」、「含む」、若しくは「含有する」、システム、デバイス、又は装置の素子は、それら1つ以上の特徴を有するが、それら1つ以上の特徴のみを有することに限定されない。
「近位」及び「遠位」という用語は、本明細書では、外科用器具のハンドル部分を操作する臨床医を基準として使用される。用語「近位(proximal)」は、臨床医に最も近い部分を指し、用語「遠位(distal)」は、臨床医から離れた位置にある部分を指す。便宜上及び明確性のために、「垂直」、「水平」、「上」、及び「下」などの空間的用語が、本明細書において図面に対して使用され得ることが更に理解されよう。しかしながら、外科用器具は多くの向き及び位置で使用されるものであり、これらの用語は限定的及び/又は絶対的であることを意図したものではない。
腹腔鏡下及び低侵襲性の外科手術を行うための、様々な例示的なデバイス及び方法が提供される。しかしながら、本明細書に開示される様々な方法及びデバイスが、例えば開腹外科手術と関連するものを含む、多くの外科手術及び用途で使用され得ることが、読者には容易に理解されよう。本明細書の「発明を実施するための形態」を読み進めることで、読者は、本明細書に開示される様々な器具が、例えば、天然の開口部を通じて、組織に形成された切開又は穿刺穴を通じてなど、任意の方法で体内に挿入され得ることを更に理解するであろう。これらの器具の作用部分即ちエンドエフェクタ部分は、患者の体内に直接に挿入することもでき、又は、外科用器具のエンドエフェクタ及び細長シャフトを進めることが可能な作用通路を有するアクセス装置を通じて挿入することもできる。
外科用ステープル留めシステムは、シャフトと、シャフトから延在するエンドエフェクタとを備えることができる。エンドエフェクタは、第1の顎部と第2の顎部とを備える。第1の顎部は、ステープルカートリッジを備える。ステープルカートリッジは、第1の顎部に挿入可能であり、かつ第1の顎部から着脱可能であるが、ステープルカートリッジが第1の顎部から着脱可能でないか、又は少なくとも容易に交換可能でない、他の実施形態も想到される。第2の顎部は、ステープルカートリッジから排出されたステープルを変形させるように構成されたアンビルを備える。第2の顎部は、閉鎖軸を中心にして第1の顎部に対して枢動可能であるが、第1の顎部が第2の顎部に対して枢動可能である、他の実施形態も想到される。外科用ステープル留めシステムは、エンドエフェクタをシャフトに対して回転させる、即ち関節運動させることができるように構成された関節継手を更に備える。エンドエフェクタは、関節継手を通って延在する関節運動軸を中心にして回転可能である。関節継手を含まない他の実施形態も想到される。
ステープルカートリッジは、カートリッジ本体を備える。カートリッジ本体は、近位端と、遠位端と、近位端と遠位端との間に延在するデッキとを含む。使用中、ステープルカートリッジは、ステープル留めされる組織の第1の側に位置付けられ、アンビルは、組織の第2の側に位置付けられる。アンビルは、ステープルカートリッジに向かって移動させられて、デッキに対して組織を圧縮及びクランプする。続いて、カートリッジ本体内に着脱可能に格納されたステープルを、組織内に配備することができる。カートリッジ本体は、内部に画定されたステープルキャビティを含み、ステープルは、ステープルキャビティ内に着脱可能に格納される。ステープルキャビティは、6つの長手方向列に配置される。3つの列のステープルキャビティは、長手方向スロットの第1の側に位置付けられ、3つの列のステープルキャビティは、長手方向スロットの第2の側に位置付けられる。ステープルキャビティ及びステープルの他の配置も可能であり得る。
ステープルは、カートリッジ本体内のステープルドライバによって支持される。ドライバは、第1の、即ち未発射位置と、ステープルキャビティからステープルを排出する、第2の、即ち発射位置との間で移動可能である。ドライバは、カートリッジ本体の底部周辺に延在する保持具によってカートリッジ本体内に保持され、また、カートリッジ本体を把持し、保持具をカートリッジ本体に対して保持するように構成された、弾性部材を含む。ドライバは、スレッドによってそれらの未発射位置とそれらの発射位置との間で移動可能である。スレッドは、近位端に隣接した近位位置と、遠位端に隣接した遠位位置との間で移動可能である。スレッドは、ドライバの下を摺動し、ドライバを持ち上げるように構成された複数の傾斜面を備え、ステープルがその上に支持され、アンビルに向かう。
上記に加えて、スレッドは発射部材によって遠位側に移動される。発射部材は、スレッドに接触し、スレッドを遠位端に向かって押し出すように構成されている。カートリッジ本体内に画定された長手方向スロットは、発射部材を受容するように構成されている。アンビルは、発射部材を受容するように構成されたスロットも含む。発射部材は、第1の顎部に係合する第1のカムと、第2の顎部に係合する第2のカムとを更に備える。発射部材を遠位側に前進させる際、第1のカム及び第2のカムは、ステープルカートリッジのデッキとアンビルとの間の距離、即ち組織隙間を制御することができる。発射部材はまた、ステープルカートリッジとアンビルとの中間に捕捉された組織を切開するように構成されたナイフも備える。ステープルがナイフよりも前方に排出されるように、ナイフが傾斜面に対して少なくとも部分的に近位側に位置付けられることが望ましい。
図1は、モータ駆動ハンドルアセンブリ500に動作可能に連結された交換式外科用ツールアセンブリ1000の一形態を示す。ツールアセンブリ1000はまた、ロボット制御外科用システム又は自動外科用システムのツール駆動アセンブリと共に効果的に用いられてもよい。例えば、本明細書で開示する外科用ツールアセンブリは、参照によって内容全体が本明細書に組み込まれる、米国特許第9,072,535号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」で開示されている様々なロボットシステム、器具、構成要素、及び方法(ただし、これらに限定されない)と共に用いられ得る。ハンドルアセンブリ500並びにロボットシステムのツール駆動アセンブリはまた、本明細書では「制御システム」又は「制御ユニット」と称され得る。
図2は、ハンドルアセンブリ500への交換式外科用ツールアセンブリ1000の取り付けを示している。ハンドルアセンブリ500は、臨床医に把持及び操作され得るピストルグリップ部分504を含むハンドルハウジング502を備えてもよい。ハンドルアセンブリ500は、複数の駆動システムを動作可能に支持するフレーム506を更に含んでもよい。例えば、フレーム506は、全体として510で示される「第1の」即ち閉鎖駆動システムを動作可能に支持することができ、この閉鎖駆動システムは、ハンドルアセンブリ500に動作可能に取り付けられた又は連結された交換式外科用ツールアセンブリ1000に対して閉鎖運動及び開口運動を適用するために用いられてもよい。少なくとも1つの形態では、閉鎖駆動システム510は、フレーム506によって枢動可能に支持される閉鎖トリガ512の形態のアクチュエータを含んでもよい。そのような構成により、臨床医が閉鎖トリガ512を操作することが可能になり、そのため、臨床医がハンドルアセンブリ500のピストルグリップ部分504を把持するとき、閉鎖トリガ512は、開始位置又は「非作動」位置から「作動」位置へ、より具体的には完全圧縮位置又は完全作動位置へと容易に枢動できるようになっている。様々な形態では、閉鎖駆動システム510は、閉鎖トリガ512に枢動可能に連結された、ないしは別の方法でそれらと動作可能にインターフェースする閉鎖リンケージアセンブリ514を更に含む。以下で更に詳細に論じるように、例示的な実施例では、閉鎖リンケージアセンブリ514は、外科用ツールアセンブリ上の対応する駆動システムへの取り付けを容易にする横方向取り付けピン516を含む。使用中、閉鎖駆動システム510を作動させるために、臨床医は、閉鎖トリガ512をピストルグリップ部分504に向かって押圧する。米国特許出願第14/226,142号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A SENSOR SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2015/0272575号であり、これはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる)に更に詳細に記述されるように、臨床医が閉鎖トリガ512を完全に押圧して「完全」閉鎖ストロークを達成するとき、閉鎖駆動システム510は、閉鎖トリガ512を完全押圧位置又は完全作動位置にロックするように構成されている。臨床医が閉鎖トリガ512をロック解除して非作動位置へと付勢できるようにすることを望むとき、臨床医は、単純に、閉鎖トリガ512を非作動位置まで戻すことができる閉鎖解放ボタンアセンブリ518をアクティブ化する。閉鎖解放ボタンアセンブリ518はまた、閉鎖トリガ512の位置を追跡するために、ハンドルアセンブリ500内のマイクロコントローラ520と通信する様々なセンサと相互作用するように構成されてもよい。閉鎖解放ボタンアセンブリ518の構成及び動作に関する更なる詳細は、米国特許出願公開第2015/0272575号に見出すことができる。
少なくとも1つの形態では、ハンドルアセンブリ500及びフレーム506は、取り付けられた交換式外科用ツールアセンブリの対応する部分に対して発射運動を適用するように構成された、本明細書では発射駆動システム530と称される別の駆動システムを動作可能に支持してもよい。米国特許出願公開第2015/0272575号に詳細に記述されるように、発射駆動システム530は、ハンドルアセンブリ500のピストルグリップ部分504に位置している電動モータ505を用いることができる。様々な形態では、モータ505は、例えば、約25,000RPMの最大回転数を有するブラシ付きDC駆動モータであってもよい。別の構成では、モータ505としては、ブラシレスモータ、コードレスモータ、同期モータ、ステッパモータ、又は任意の他の好適な電動モータが挙げられ得る。モータ505は、1つの形態では着脱可能なパワーパックを備えてもよい、電源522によって給電されてもよい。パワーパックは内部に、複数のリチウムイオン(「LI」)又は他の好適な電池を支持することができる。多数の電池は、直列に接続されてもよく、ハンドルアセンブリ500の電源522として使用されてもよい。加えて、電源522は、交換可能及び/又は再充電可能であってもよい。
電動モータ505は、モータの極に応じて、長手方向に移動可能な駆動部材540を遠位方向及び近位方向に軸方向駆動するように構成されている。例えば、モータ505がある回転方向に駆動されると、長手方向に移動可能な駆動部材540は、遠位方向「DD」に軸方向駆動されることになる。モータ505が反対の回転方向に駆動されると、長手方向に移動可能な駆動部材540は、近位方向「PD」に軸方向駆動されることになる。ハンドルアセンブリ500は、電源522によって電動モータ505に付与される極を逆転させるか、ないしは別の方法でモータ505を制御するように構成され得るスイッチ513を備えることができる。ハンドルアセンブリ500はまた、駆動部材540の位置及び/又は駆動部材540が移動している方向を検出するように構成された1つ又は複数のセンサ(図示せず)を含むこともできる。モータ505の作動は、ハンドルアセンブリ500上に枢動可能に支持される発射トリガ532によって制御され得る。発射トリガ532は、非作動位置と作動位置との間で枢動させられてもよい。発射トリガ532は、ばね(図示せず)又は他の付勢構成によって非作動位置へと付勢されていてもよく、そのため、臨床医が発射トリガ532を解放すると、発射トリガ532は、当該ばね又は付勢構成によって非作動位置に枢動されるか、ないしは別の方法で戻され得る。少なくとも1つの形態では、発射トリガ532は、上述したように、閉鎖トリガ512の「外側」に位置付けることができる。米国特許出願公開第2015/0272575号に記載されているように、ハンドルアセンブリ500は、発射トリガ532の偶発的な作動を防止するための発射トリガ安全ボタン(図示せず)を備えてもよい。閉鎖トリガ512が非作動位置にあるとき、安全ボタンは、ハンドルアセンブリ500内に収容され、臨床医が容易には安全ボタンにアクセスすることができず、発射トリガ532の作動を防止する安全位置と、発射トリガ532が発射され得る発射位置との間で移動することもできない。臨床医が閉鎖トリガ512を押圧すると、安全ボタン及び発射トリガ532が下に枢動することができ、次いで、臨床医がそれらを操作することが可能になる。
少なくとも1つの形態では、長手方向に移動可能な駆動部材540には、モータ505とインターフェースする、対応する駆動ギヤ構成(図示せず)と噛合係合するために、歯のラック(図示せず)が形成されていてもよい。それらの機構に関する更なる詳細は、米国特許出願公開第2015/0272575号に見出すことができる。少なくとも1つの形態はまた、モータ505が使用不能になった場合に、臨床医が長手方向に移動可能な駆動部材540を手動で後退させることができるように構成された、手動作動式の「緊急離脱」アセンブリを含む。緊急離脱アセンブリとしては、解放式ドア550の下でハンドルアセンブリ500内に格納されるレバー又は緊急離脱ハンドルアセンブリが挙げられ得る。レバーは、駆動部材540の歯とラチェット係合するように手動で枢動されるように構成されている。したがって、臨床医は、緊急離脱ハンドルアセンブリを使用して駆動部材540を近位方向「PD」にラチェットで駆動させることによって、駆動部材540を手動により後退させることができる。米国特許出願第12/249,117号、発明の名称「POWERED SURGICAL CUTTING AND STAPLING APPARATUS WITH MANUALLY RETRACTABLE FIRING SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2010/0089970号であり、これはその内容全体が参照により本明細書に組み込まれる)は、ツールアセンブリ1000と共に用いられてもよい緊急離脱構成並びに他の構成要素、構成、及びシステムについて開示している。
ここで図4、図5、及び図6を参照すると、交換式外科用ツールアセンブリ1000は、細長シャフトアセンブリ1400に動作可能に取り付けられたシャフト装着部分1300を含む。ステープルカートリッジ1110を内部に動作可能に支持するように構成された細長チャネル1102を備える外科用エンドエフェクタ1100は、細長シャフトアセンブリ1400に動作可能に取り付けられる。図3及び図4を参照されたい。エンドエフェクタ1100は、細長チャネル1102に対して枢動可能に支持されるアンビル1130を更に含んでもよい。細長チャネル1102、ステープルカートリッジアセンブリ1110及びアンビル1130はまた、「顎部」と称されてもよい。交換式外科用ツールアセンブリ1000は、シャフト軸SAを横切る関節運動軸B−Bを中心とした所望の関節位置でエンドエフェクタ1100を解放可能に保持するように構成することができる、関節継手1200及び関節ロック1210(図3及び図4)を更に含んでもよい。関節ロック1210の構成及び動作に関する詳細は、開示内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願第13/803,086号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION LOCK」、現在は、米国特許出願公開第2014/0263541号に見出すことができる。関節ロック1210に関する更なる詳細はまた、開示内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる、2016年2月9日に出願された米国特許出願第15/019,196号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ARTICULATION MECHANISM WITH SLOTTED SECONDARY CONSTRAINT」にも見出すことができる。
図5及び図6に示されるように、シャフト装着部分1300は、ノズル部分1302、1304、並びに組み立てられたノズル部分1302、1304にスナップ、ラグ、ねじなどによって連結されるように構成されたアクチュエータホイール部分1306からなる近位ハウジング又はノズル1301を含む。図示された実施形態では、交換式外科用ツールアセンブリ1000は、以下で更に詳細に論じるように、アンビル1130及びエンドエフェクタ1100の細長チャネル1102を閉鎖及び/又は開口するために利用され得る閉鎖アセンブリ1406を更に含む。加えて、図示された交換式外科用ツールアセンブリ1000は、関節ロック1210を動作可能に支持するスパインアセンブリ1500を含む。スパインアセンブリ1500は、1つ目には、内部に発射部材アセンブリ1600を摺動可能に支持し、2つ目には、スパインアセンブリ1500の周りに延在し、ないしは別の方法でそれによって移動可能に支持される閉鎖アセンブリ1406を摺動可能に支持するように構成されている。
図示された構成では、外科用エンドエフェクタ1100は、関節継手1200によって細長シャフトアセンブリ1400に動作可能に連結されており、関節継手1200は、シャフト軸SAを横切る関節運動軸B−Bを中心とした外科用エンドエフェクタ1100の選択的な関節運動を容易にする。図3を参照されたい。図4に示されるように、スパインアセンブリ1500は、関節ロック1210と動作可能にインターフェースする近位関節ドライバ1700を摺動可能に支持している。関節ロック1210は、スパインアセンブリ1500の一部もまた含む遠位フレームセグメント1560上に支持される。図4に示されるように、遠位フレームセグメント1560は、エンドエフェクタ装着アセンブリ1230によって細長チャネル1102に枢動可能に連結されている。1つの構成では、例えば、遠位フレームセグメント1560の遠位端1562には、関節ピン1564が形成されている。関節ピン1564は、エンドエフェクタ装着アセンブリ1230の枢動ベース部分1232に形成された関節運動枢動穴1234内に枢動可能に受容されるように適合されている。エンドエフェクタ装着アセンブリ1230は、細長チャネル1102の近位端1103に設けられた顎部枢動穴1104内に回転可能に受容される横方向に延在する顎部取り付けピン1235の対によって、細長チャネル1102の近位端1103に枢動可能に取り付けられる。顎部取り付けピン1235は、シャフト軸SAを実質的に横断する顎部枢動軸JAを画定する。図3を参照されたい。関節運動枢動ピン1564は、シャフト軸SAを横切る関節運動軸B−Bを画定する。そのような構成は、スパインアセンブリ1500に対する関節運動軸B−Bを中心としたエンドエフェクタ1100の枢動移動(即ち、関節運動)を促進する。
図4を参照すると、図示された実施形態では、関節ドライバ1700は、関節ロック1210と動作可能に係合するように構成された遠位端1702を有する。関節ロック1210は、関節リンク1214に枢動可能に連結されている関節フレーム1212を含み、関節リンク1214は、エンドエフェクタ装着アセンブリ1230の枢動ベース部分1232上の関節駆動ピン1236と動作可能に係合するように適合されている。上述したように、関節ロック1210及び関節フレーム1212の動作に関する更なる詳細は、米国特許出願第13/803,086号、現在の米国特許出願公開第2014/0263541号に見出すことができる。エンドエフェクタ装着アセンブリ及び関節リンク1214に関する更なる詳細は、開示内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる、2016年2月9日に出願された米国特許出願第15/019,245号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH CLOSURE STROKE REDUCTION ARRANGEMENTS」に見出すことができる。
様々な状況において、スパインアセンブリ1500は、プレス加工、曲げ加工、又は機械加工された材料から製作され得る近位スパインチャネル1510を更に含む。図6に示されるように、近位スパインチャネル1510は、本質的にC字形(遠位端から見たとき)であり、発射部材アセンブリ1600をその側壁部分1512の間で動作可能に支持するように構成されている。図6及び図7に示されるように、スパインアセンブリ1500は、スパインピン1550によって近位スパインチャネル1510の遠位端1514に回転可能にピン留めされた近位スパイン装着セグメント1530を更に備える。近位スパイン装着セグメント1530は、ノズル部分1302、1304の各々から内向きに突出する対応する装着ラグ1308(図5に示される)を受容するための対向するノッチ1535(図7に1つのみが見ることができる)を有する近位端部分1532を備える。そのような構成は、シャフト軸SAを中心にしてノズル1301を回転させることによって、シャフト軸SAを中心にした近位スパイン装着セグメント1530の回転を容易にする。図示された構成では、近位スパイン装着セグメント1530は、遠位側に突出する下部シャフトセグメント1534と、下部シャフトセグメント1534から離間された遠位側に突出する上部シャフトセグメント1536とを更に備える。図7を参照されたい。シャフトセグメント1534、1536の各々は、弓状の断面形状を有する。下部シャフトセグメント1534は、近位スパインチャネル1510の近位端1514内に受容される。スパインピン1550は、近位スパインチャネル1510の近位端の枢動穴1516及び下部シャフトセグメント1534内の枢動穴1538を通って延在している。スパインピン1550は、2つの直立する側壁部分1554を形成する垂直溝1552を含む。側壁部分の上端1554は、近位スパイン装着セグメント1530に形成された対応するポケット1539内に受容される。
交換式外科用ツールアセンブリ1000は、シャフトアセンブリ1400を回転可能に支持するシャーシ1800を含む。近位スパイン装着セグメントの近位端部分1532は、シャーシ1800内に形成された中央シャフト穴1801内に回転可能に支持される。図6を参照されたい。1つの構成では、例えば、近位端部分1532は、スパインベアリング(図示せず)に取り付けるためにねじ切りされ得るか、ないしは別の方法でシャーシ1800内に装着されたスパインベアリング内に支持され得る。かかる構成により、シャーシ1800に対するスパインアセンブリ1500の回転可能な取り付けが容易になって、スパインアセンブリ1500を、シャーシ1800に対してシャフト軸SAを中心にして選択可能に回転させることができる。
閉鎖アセンブリ1406は、細長の中間閉鎖部材1410と、遠位閉鎖部材1430と、近位閉鎖部材1480とを備える。図示された構成では、近位閉鎖部材1480は、スパインアセンブリ1500の一部上に摺動可能に支持された中空の管状部材を備える。したがって、近位閉鎖部材1480はまた、本明細書では近位閉鎖管と称され得る。同様に、中間閉鎖部材1410もまた、本明細書では中間閉鎖管と称され得、遠位閉鎖部材1430もまた、遠位閉鎖管と称され得る。主に図6を参照すると、交換式外科用ツールアセンブリ1000は、シャーシ1800に対して軸方向に移動され得るようにその中で摺動可能に支持される、閉鎖シャトル1420を含む。一形態では、閉鎖シャトル1420は、近位に突出するフック1421の対を含み、フック1421は、ハンドルアセンブリ500の閉鎖リンケージアセンブリ514に取り付けられた取り付けピン516(図2)に取り付けるように構成されている。したがって、フック1421がピン516の上に引っ掛かると、閉鎖トリガ512の作動により、閉鎖シャトル1420、最終的にはスパインアセンブリ1500上の閉鎖アセンブリ1406の軸方向移動がもたらされる。閉鎖ばね(図示せず)はまた、閉鎖アセンブリ1406上で軸支され、閉鎖部材アセンブリ1406を近位方向PDに付勢する役割を果たし、それによって、ツールアセンブリ1000がハンドルアセンブリ500に動作可能に連結されると、閉鎖トリガ512を非作動位置へと枢動するように機能できる。使用の際、閉鎖部材アセンブリ1406は、例えば閉鎖トリガ512の作動に応答してアンビル1130を閉鎖するために遠位側(方向DD)に並進される。
閉鎖リンケージ514はまた、本明細書では「閉鎖アクチュエータ」と称されてもよく、閉鎖リンケージ514及び閉鎖シャトル1420は、本明細書では「閉鎖アクチュエータアセンブリ」と総称され得る。近位閉鎖部材1480の近位端1482は、相対回転するように閉鎖シャトル1420に連結されている。例えば、U字コネクタ1485は、近位閉鎖部材1480の近位端1482にある環状スロット1484に挿入され、閉鎖シャトル1420の垂直スロット1422内で保持される。図6を参照されたい。そのような構成は、近位閉鎖部材1480を閉鎖シャトル1420と共に軸方向に移動するようにそれに取り付けるように機能し、一方で閉鎖アセンブリ1406がシャフト軸SAを中心にして閉鎖シャトル1420に対して回転することを可能にする。
上述のように、図示された交換式外科用ツールアセンブリ1000は、関節継手1200を含む。図4に示されるように、上部及び下部突起部1415、1416は、中間閉鎖部材1410の遠位端から遠位側に突出して、遠位閉鎖部材1430に移動可能に連結されている。図4に示されるように、遠位閉鎖部材1430は、その近位端から近位側に突出する上部及び下部突起部1434、1436を含む。中間閉鎖部材1410及び遠位閉鎖部材1430は、上部二重枢動リンク1220によって一緒に連結される。上部二重枢動リンク1220は、近位閉鎖部材1410及び遠位閉鎖部材1430のそれぞれの上部突起部1415、1434において対応する穴に係合する近位ピン及び遠位ピンを含む。中間閉鎖部材1410及び遠位閉鎖部材1430はまた、下部二重枢動リンク1222によって一緒に連結されている。下部二重枢動リンク1222は、中間閉鎖部材1410及び遠位閉鎖部材1430のそれぞれの下部突起部1416及び1436において対応する穴に係合する近位ピン及び遠位ピンを含む。以下で更に詳細に論じるように、閉鎖アセンブリ1406の遠位軸方向並進及び近位軸方向並進は、アンビル1130及び細長チャネル1102の閉鎖及び開口をもたらす。
前述のように、交換式外科用ツールアセンブリ1000は、スパインアセンブリ1500内で軸方向移動するように支持される発射部材アセンブリ1600を更に含む。図示された実施形態では、発射部材アセンブリ1600は、近位発射シャフトセグメント1602と、中間発射シャフトセグメント1610と、遠位切断部分又は遠位発射バー1620とを含む。発射部材アセンブリ1600はまた、本明細書では「第2のシャフト」及び/又は「第2のシャフトアセンブリ」と称され得る。図6に示されるように、近位発射シャフトセグメント1602は、中間発射シャフトセグメント1610の近位端1612内の対応するクレードル又は溝1613で受容されるように構成された遠位装着ラグ1604と共に形成されてもよい。近位取り付けラグ1606は、近位発射シャフトセグメント1602の近位端から近位側に突出し、ハンドルアセンブリ500内に支持される長手方向に移動可能な駆動部材540内の発射シャフト取り付けクレードル542内に動作可能に受容されるように構成されている。図2を参照されたい。
図6を再度参照すると、中間発射シャフトセグメント1610の遠位端1616は、遠位発射バー1620の近位端上にタブ(図示せず)を受容するように構成された長手方向スロット1618を含む。長手方向スロット1618、及び遠位発射バー1620の近位端は、それら同士の相対移動が可能となるように寸法を定められ、かつ構成され得るものであり、またスリップジョイント1622を備え得る。スリップジョイント1622は、発射部材アセンブリ1600の近位発射シャフトセグメント1602及び中間発射シャフトセグメント1610が、遠位発射バー1620を移動させることなく、又は少なくとも実質的に移動させることなく、関節運動動作中にユニットとして移動することを可能にし得る。エンドエフェクタ1100が適切に向けられると、遠位発射バー1620を前進させ、細長チャネル1102内に位置するステープルカートリッジ1110を発射するために、長手方向スロット1618の近位端側壁が遠位発射バー1620上のタブに接触するまで、近位発射シャフトセグメント1602及び中間発射シャフトセグメント1610を遠位側に前進させることができる。図6から更に分かるように、組み立てを容易にするために、近位発射シャフトセグメント1602、中間発射シャフトセグメント1610、及び遠位発射バー1620は、近位スパインチャネル1510内にユニットとして挿入されてもよく、上部スパインカバー1527は、近位スパインチャネル1510と係合して、発射部材アセンブリ1600のそれらの部分を内部に封入することができる。
上記に加えて更に、交換式外科用ツールアセンブリ1000は、関節ドライバ1700を発射部材アセンブリ1600に選択的にかつ解放可能に連結するように構成することができる、クラッチアセンブリ1640を含む。一形態では、クラッチアセンブリ1640は、回転ロックアセンブリを含み、これは、少なくとも1つの実施形態において、発射部材アセンブリ1600の周囲に配置されたロックカラー又はロックスリーブ1650を含む。ロックスリーブ1650は、ロックスリーブ1650が関節ドライバ1700を発射部材アセンブリ1600に連結する係合位置と、関節ドライバ1700が発射部材アセンブリ1600に動作可能に連結していない係合解除位置との間で回転するように構成されている。ロックスリーブ1650がその係合位置にあるとき、発射部材アセンブリ1600の遠位移動によって、関節ドライバ1700を遠位側に移動させることができ、それに対応して、発射部材1600アセンブリの近位移動によって、関節ドライバ1700を近位側に移動させることができる。ロックスリーブ1650がその係合解除位置にあるとき、発射部材アセンブリ1600の移動は、関節ドライバ1700に伝達されず、その結果、発射部材アセンブリ1600は、関節ドライバ1700とは独立して移動することができる。様々な状況において、関節ドライバ1700が発射部材アセンブリ1600によって近位方向又は遠位方向で移動させられていないとき、関節ドライバ1700を関節ロック1210によって適切な位置に保持することができる。
主に図8及び図9を参照すると、ロックスリーブ1650は、発射部材アセンブリ1600の近位発射シャフトセグメント1602を受容するように構成された長手方向アパーチャ1652が内部に画定された、円筒状の、又は少なくとも実質的に円筒状の本体を備える。また、ロックスリーブ1650には、2つの直径方向に対向する内向きのロック突出部1654が形成されている。1つのみのロック突出部1654を図8及び図9に見ることができる。ロック突出部1654は、発射部材アセンブリ1600の近位発射シャフトセグメント1602と選択的に係合されるように構成され得る。より具体的には、ロックスリーブ1650がその係合位置にあるとき(図8)、ロック突出部1654は、近位発射シャフトセグメント1602に設けられた駆動ノッチ1603内に配置され、そのため、遠位押力及び/又は近位引張力が発射部材アセンブリ1600からロックスリーブ1650に伝達され得るようになっている。図8及び図9に示されるように、関節駆動ノッチ1655は、近位関節ドライバ1700の近位端1704に取り付けられるために、ロックスリーブ1650の遠位端部分に設けられる。図示された構成では、例えば、近位端1704は、ロックスリーブ1650内の駆動ノッチ1655と係合するように構成されたドライバノッチ1706を含む。そのような取り付け構成により、ロックスリーブ1650は、近位関節ドライバ1700に取り付けられたままで、近位関節ドライバ1700に対して回転させることを可能にする。ロックスリーブ1650が「関節運動モード」又は向きにあるとき(図8)、近位発射シャフトセグメント1602に加えられる遠位押力及び/又は近位引張力もまた、ロックスリーブ1650及びそれに連結された近位関節ドライバ1700に伝達される。実質的に、発射部材アセンブリ1600、ロックスリーブ1650、及び近位関節ドライバ1700は、ロックスリーブ1650が関節運動モードにあるとき、一緒に移動することになる。他方では、ロックスリーブ1650がその「発射モード」にあるとき(図9)、ロック突出部1654は、発射部材アセンブリ1600の近位発射シャフトセグメント1602の駆動ノッチ1603内には位置付けられていない。その位置にあるとき、近位発射シャフトセグメント1602に加えられる遠位押力及び/又は近位引張力は、ロックスリーブ1650及び近位関節ドライバ1700に伝達されない。そのような状況下で、発射部材アセンブリ1600は、ロックスリーブ1650及び近位関節ドライバ1700に対して近位側及び/又は遠位側に移動することができる。
図示されたクラッチアセンブリ1640は、ロックスリーブ1650とインターフェースするスイッチドラム1660を更に含む。スイッチドラム1660は、内部に支持されたシフトプレートアセンブリ1680と動作可能にインターフェースする中空のシャフトセグメントを備える。シフトプレートアセンブリ1680は、横方向に突出するシフトピン1682を有する本体部分1681を備える。シフトピン1682は、シフトドラム1660の壁部分を貫通して設けられたシフトピンスロット1662内に延在している。シフトプレートアセンブリ1680の本体部分1681は、摺動ロック1650の近位端から突出する摺動ボス1656とインターフェースするように寸法を定められ、かつ構成された摺動スロット1683が内部に形成されている。スイッチドラム1660は、開口部1664を更に含むことができ、開口部1664は、ノズル半部1302、1304から延在する、内向きに延在する装着ラグ1308が、内部を通って延在し、近位スパイン装着セグメント1530の対応するノッチ1535内に受容されるように収まっている。図5を参照されたい。そのような構成は、ノズル1301を回転させることによって、シャフト軸SAを中心としたシャフトアセンブリ1400の回転を容易にする。
また、図示された実施形態では、スイッチドラム1660は、関節磁石1708及び発射磁石1611を内部に支持する磁石支持アーム1665を含む。関節磁石1708及び発射磁石1611は、ホール効果センサ1632と動作可能にインターフェースするように構成されており、ホール効果センサ1632は、シャーシ1800に動作可能に取り付けられたスリップリングアセンブリ1630とインターフェースしている。スリップリングアセンブリ1630は、交換式外科用シャフトアセンブリ1000との間で電力を伝導し、及び/又は交換式外科用シャフトアセンブリ1000の構成要素との間で信号を通信し、例えば、ハンドルアセンブリ500内のマイクロコントローラ520(図2)若しくはロボットシステムコントローラに戻すように構成されている。スリップリングアセンブリ1630及び関連するコネクタに関する更なる詳細は、米国特許第9,045,203号及び米国特許出願第15/019,196号(これらはそれぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる)、並びに米国特許出願第13/800,067号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2014/0263552号であり、これはその内容全体が参照により本明細書に組み込まれる)に見出すことができる。関節磁石1708及び発射磁石1611は、ホール効果センサ1632又は他のセンサ構成と協働して、スイッチドラム1660の回転位置を検出し、その情報をマイクロコントローラ520に伝達し、マイクロコントローラ520は、前述の組み込まれた参考文献で論じられている様々な方法で1つ又は複数の指示をユーザに提供するように機能し得る。また、他のセンサ構成を用いてもよい。
様々な状況において、ハンドルアセンブリ500は、様々な外科手術を実行するように構成された様々な異なる交換式外科用ツールアセンブリを制御するために使用されてもよい。簡潔に上述したように、交換式外科用ツールアセンブリ1000はまた、ロボットシステム及び自動外科用システムと関連して効果的に使用されてもよく、これらの各々は、本明細書では「制御システム」又は「制御ユニット」と称され得る。そのような制御システム又は制御ユニットは、発射システム及び閉鎖システムを動作可能に支持してもよく、発射システム及び閉鎖システムは、作動すると、発射作動構成要素又は「発射アクチュエータ」(発射システムの場合)及び閉鎖作動構成要素又は「閉鎖アクチュエータ」(閉鎖システムの場合)を、対応する軸方向距離を移動させて、交換式ツールアセンブリ内の対応する構成要素に制御運動を適用するように構成される。1つの構成では、ハンドルアセンブリ(又はロボットシステム)内の閉鎖システムが完全に作動されると、閉鎖アクチュエータは、非作動位置からその完全作動位置へと軸方向に移動し得る。閉鎖構成要素がその非作動位置とその完全作動位置との間で移動する軸方向距離は、本明細書では「閉鎖ストローク長」又は「第1の閉鎖距離」と称され得る。同様に、ハンドルアセンブリ(又はロボットシステム)内の発射システムが完全に作動されると、発射システムの構成要素のうちの1つは、その非作動位置からその完全作動位置又は発射位置へと軸方向に移動し得る。発射部材構成要素がその非作動位置とその完全発射位置との間で移動する軸方向距離は、本明細書では「発射ストローク長」又は「第1の発射距離」と称され得る。関節運動可能なエンドエフェクタの構成を用いる外科用ツールアセンブリでは、ハンドルアセンブリ又はロボットシステムは、「関節駆動ストローク長」又は「第1の関節運動距離」にわたって軸方向に移動する関節運動制御構成要素を用いてもよい。多くの状況において、閉鎖ストローク長、発射ストローク長、及び関節駆動ストローク長は、特定のハンドルアセンブリ又はロボットシステムに対して固定される。したがって、そのような制御ユニット又は制御システムと関連して使用されるように構成された交換式外科用ツールアセンブリの各々は、外科用ツール構成要素上に外科用ツールアセンブリの損傷又は壊滅的な破損をもたらし得る過度のストレスなしで、閉鎖構成要素、発射構成要素、及び/又は関節運動構成要素/アクチュエータの各々のそれらのストローク全長にわたる制御移動を収容できなければならない。アクチュエータシステムの軸方向閉鎖ストロークを低減するための構成を有する外科用ツールアセンブリの例は、開示内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる、2016年2月9日に出願された米国特許出願第15/019,245号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH CLOSURE STROKE REDUCTION ARRANGEMENTS」に開示されている。米国特許出願公開第2016/0174977号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEMS COMPRISING AN ARTICULATABLE END EFFECTOR AND MEANS FOR ADJUSTING THE FIRING STROKE OF A FIRING MEMBER」は、発射部材の発射ストロークを調節するための構成について開示している。
ハンドルアセンブリ500に動作可能に連結された交換式外科用ツールアセンブリのエンドエフェクタ部分の顎部構成に応じて、ハンドルアセンブリ500内の閉鎖駆動システム510は、完全に作動されると、閉鎖ストローク又は第1の軸方向閉鎖距離を生成し得、この閉鎖ストローク又は第1の軸方向閉鎖距離は、そのような顎部構成のためには長すぎる。交換式外科用ツールアセンブリ1000の図示された実施形態は、閉鎖駆動システム510が完全に作動されたときにエンドエフェクタに適用される閉鎖ストロークの量を低減するために、全体として1720で示される閉鎖ストローク低減アセンブリを用いる。例えば、ハンドルアセンブリ500の一形態の閉鎖駆動システム510は、閉鎖アクチュエータ(例えば、閉鎖リンケージ514−図2)又は閉鎖アクチュエータアセンブリ(例えば、閉鎖リンケージ514、及び閉鎖シャトル1420)を軸方向に前方及び後方に約0.240インチ〜0.260インチ移動させるように、軸方向閉鎖運動を生成し得る。そのような軸方向制御移動は、取り付けられるチャネル又は顎部構成に対して遠位側に移動するアンビル又は顎部構成を備えた外科用エンドエフェクタに好適であり得る。顎部は、固定顎部軸JAの周りで一緒に枢動可能に連結されるので、より短い閉鎖ストロークにはより好適であり得る。換言すれば、アンビル1130は、細長チャネル1102に対して遠位側に移動しない。例えば、そのような構成は、約0.1インチ〜0.150インチの閉鎖ストローク範囲についてより好適であり得る。以下で更に詳細に論じるように、ハンドルアセンブリ500内で閉鎖駆動システム510が完全に作動すると、閉鎖シャトル1420及び近位閉鎖部材1480は、遠位方向DDに約0.260インチ(「第1の閉鎖ストローク距離」)だけ移動し得る。しかしながら、閉鎖ストローク低減アセンブリ1720は、中間閉鎖部材1410、最終的には遠位閉鎖部材1430に適用される閉鎖ストロークの量(「第2の閉鎖ストローク距離」)を低減する。いくつかの構成では、例えば、閉鎖ストローク低減アセンブリ1720は、中間閉鎖部材1410及び遠位閉鎖部材1430に適用される閉鎖ストロークの大きさを、例えば、約0.1インチまで低減し得る。考えられるところでは、他の量の閉鎖ストロークの低減が達成され得ると理解されよう。
ここで図12A及び図12Bを参照すると、一形態では、閉鎖ストローク低減アセンブリ1720は、閉鎖部材装着部材又は装着リング1740に取り付けられた閉鎖低減リンケージ1730を含む。図6、図12A、及び図12Bに示されるように、中間閉鎖部材1410は、近位端部分1412上に形成された近位取り付けフランジ1414を有する。装着リング1740は、近位閉鎖部材1480内で摺動可能に移動するように寸法を定められ、取り付けフランジ1414を内部に受容するための装着溝1742を含む。そのような構成は、装着リング1740を中間閉鎖部材1410に取り付けるように機能する。図示された実施形態では、閉鎖低減リンケージ1730は、アクチュエータピン1736によって一緒に枢動可能に取り付けられた近位リンク1732及び遠位リンク1734を備える。近位リンク1732は、近位スパインチャネル1510上に形成された直立する取り付け壁1518に枢動可能にピン留めされる。遠位リンク1734は、装着リング1740に枢動可能にピン留めされる。閉鎖低減リンケージ1730は、近位閉鎖部材1480を軸方向に移動させることによって作動される。少なくとも1つの構成では、例えば、アクチュエータピン1736は、近位閉鎖部材1480に設けられたカムスロット1486内で摺動可能に軸支される。アクチュエータピン1736はまた、ロックスリーブ1650の近位端部分上に形成された摺動トラック1658内に摺動可能に受容されるように内向きに延在している。したがって、近位閉鎖部材1480がその最遠位位置に移動されると、アクチュエータピン1736は、カムスロット1486の近位端にあり、そのため、閉鎖低減リンケージ1730は、図12B及び図14に示されるようにその完全拡張位置にある。近位閉鎖部材1480がその最近位位置にあるとき、閉鎖低減リンケージ1730は、その後退位置にある(図12A及び図13)。
簡潔に上述したように、シフトプレートアセンブリ1680は、横方向に突出するシフトピン1682を有する本体部分1681を備える。シフトピン1682は、スイッチドラム1660の壁部分を貫通して設けられたシフトピンスロット1662内に延在する。シフトピン1682はまた、近位閉鎖部材1480に設けられたカム開口部1490を通って延在している。図10及び図11を参照されたい。図示された構成のカム開口部1490は、シフトピン1682及び発射部分1494に対する近位閉鎖部材アセンブリ1480の所定の量の軸方向移動を可能にするように十分に長い移動部分1492を含む。少なくとも1つの構成では、シフトプレート1680は、シャフト軸SAの周りを短い距離のみ回転するように拘束され、スイッチドラム1660内で軸方向に移動しないように拘束される。シフトプレート1680及びシフトピン1682のこの回転移動は、図8〜図11を参照して観察され得る。
図8、図10、及び図12Aは、関節運動モードにあるクラッチアセンブリ1640を示しており、図9、図11、及び図12Bは、発射モードにあるクラッチアセンブリ1640を示す。クラッチアセンブリ1640は、エンドエフェクタの顎部(細長チャネル1102及びアンビル1130)の「完全閉鎖」位置に対応するその最遠位位置に、近位閉鎖部材1480を移動させることによって、関節運動モードから発射モードに移動される。近位閉鎖部材1480は、ハンドルアセンブリ500上の閉鎖トリガ512を押圧することによって遠位側に移動される。上述のように、閉鎖トリガ512が押圧されると、閉鎖シャトル1420は、遠位側に前進される。近位閉鎖部材1480は閉鎖シャトル1420内に支持されるので、近位閉鎖部材1480も同様に遠位側に移動する。クラッチアセンブリ1640が関節運動モードにあるとき、シフトピン1682は、近位閉鎖部材1480内のカム開口部1490の移動部分1492内でほぼ中間(長手方向)に位置する。したがって、近位閉鎖部材1480は、(閉鎖トリガ512を押圧及び少なくとも部分的に解放することによって)短距離だけ軸方向に前後に移動させて、クラッチアセンブリ1640を発射モードに移動させることなく、開口位置と閉鎖位置との間で顎部(アンビル1130及び細長チャネル1102)を効果的に移動させることができる。したがって、臨床医は、顎部を完全閉鎖位置に移動させることなく、かつクラッチアセンブリ1640を発射モードにシフトさせることなく、顎部を使用して組織を把持及び操作することができる。しかしながら、臨床医が顎部を完全に閉じることを望むとき、臨床医は、閉鎖トリガ512を完全作動位置に完全に押圧する。この動作により、近位閉鎖部材1480は、その最遠位の軸方向位置に移動する。図9、図11及び図12Bを参照されたい。近位閉鎖部材1480がこの位置に移動すると、カム開口部1490の近位カム壁1491は、シフトピン1682と接触し、シフトピン1682(及びシフトプレート1680)を図9及び図11に示す発射配向にカム運動させる。図示された実施形態では、ねじれシフトばね1667は、スイッチドラム1660上で軸支され、バイアススイッチドラム1660を、関節運動モードに対応する位置に回転付勢するように構成されている。図10を参照されたい。シフトピン1682は、スイッチドラム1660内のシフトピンスロット1662の底部にあり、それによって図10に示される関節運動位置に移動される。ねじれ付勢力をスイッチドラム1660に加えるために、トーションばね1667の一方の端部1668がスイッチドラム1660に取り付けられ、他方の端部1669がノズル1301に取り付けられる。クラッチアセンブリ1640及び閉鎖ストローク低減アセンブリ1720の動作に関する更なる詳細は、以下に提供される。
図12Aは、近位閉鎖部材1480が非作動位置にあるときの閉鎖ストローク低減アセンブリ1730及び中間閉鎖部材1410の位置を示す。この「非作動」位置は、顎部がそれぞれの「完全開口」位置にあるとき、外科用エンドエフェクタの顎部の向きに対応し得る。参照目的のために、近位閉鎖部材1480の非作動位置は、目視開始線SWLで表され、中間閉鎖部材1410の非作動位置は、目視開始線SWLで表される。図12Bは、近位閉鎖部材1480が完全作動位置にあるときの閉鎖ストローク低減アセンブリ1730及び中間閉鎖部材1410の位置を示し、これは、顎部がそれぞれの「完全閉鎖」位置にあるときの外科用エンドエフェクタの顎部の向きに対応し得る。簡潔に上述したように、近位閉鎖部材1480が完全作動位置にあるとき、発射トリガ532の作動により、発射部材アセンブリ1600が遠位側に前進する。参照目的のために、近位閉鎖セグメント1480の完全作動位置は、目視終了線EWLで表される。中間閉鎖部材1410の完全作動位置は、目視終了線EWLで表される。近位閉鎖部材1480が非作動位置と完全作動位置との間を移動した軸方向距離は、距離Dで表される。一例では、Dは約0.260インチであってもよい。中間閉鎖部材1410(及び最終的には遠位閉鎖部材1430)が非作動位置と完全作動位置との間を移動した軸方向距離は、距離Dで表される。図12A及び図12Bに示されるように、D>Dである。上記の参考例では、Dは約0.1インチであってもよい。したがって、中間閉鎖部材1410及び遠位閉鎖部材1430は、近位閉鎖部材1480よりも短い軸方向距離を移動する。そのような構成により、外科用エンドエフェクタ1100の顎部構成は、ハンドルアセンブリ500内の閉鎖駆動システム510によって生成された閉鎖運動をより良好に利用し、閉鎖運動の全範囲がエンドエフェクタに適用された場合にさもなければ生じる可能性がある潜在的な損傷を回避することができる。
図2及び図6を参照すると、シャーシ1800は、シャーシ上に形成され、かつハンドルアセンブリ500のフレーム506の遠位端部分内に形成された、対応するダブテールスロット507に受容されるように適合された、少なくとも1つの、好ましくは2つの先細取り付け部分1802を含む。図2から更に分かるように、シャフト取り付けラグ1606が、近位発射シャフトセグメント1602の近位端に形成される。以下で更に詳細に論じるように、交換式外科用ツールアセンブリ1000がハンドルアセンブリ500に連結されると、シャフト取り付けラグ1606は、長手方向駆動部材540の遠位端に形成された発射シャフト取り付けクレードル542に受容される。図2を参照されたい。
交換式外科用ツールアセンブリ1000は、交換式外科用ツールアセンブリ1000をハンドルアセンブリ500のフレーム506に着脱可能に連結するためのラッチシステム1810を用いる。図5に示されるように、例えば、少なくとも1つの形態では、ラッチシステム1810は、シャーシ1800に対して移動可能に連結されている、ロック部材又はロックヨーク1812を含む。図示された実施形態では、例えば、ロックヨーク1812は、U字形状を有し、2つの下向きに延在する脚部1814を含む。脚部1814にはそれぞれ、シャーシ1800に形成された対応する穴1816に受容されるように適合された、枢動ラグ(図示せず)が形成されている。そのような構成により、ロックヨーク1812をシャーシ1800に枢動可能に取り付けやすくなる。図6を参照されたい。ロックヨーク1812は、ハンドルアセンブリ500のフレーム506の遠位端の対応するロック移動止め又は溝509と解放可能に係合するように構成された、2つの近位側に突出するロックラグ1818を含んでもよい。図2を参照されたい。様々な形態では、ロックヨーク1812は、ばね又は付勢部材1819によって近位方向に付勢される。ロックヨーク1812の作動は、シャーシ1800に装着されたラッチアクチュエータアセンブリ1822上に摺動可能に装着される、ラッチボタン1820によって遂行されてもよい。ラッチボタン1820は、ロックヨーク1812に対して近位方向に付勢されていてもよい。ロックヨーク1812は、ラッチボタン1820を遠位方向で付勢することによってロック解除位置へと移動させられてもよく、それによってまた、ロックヨーク1812が枢動して、フレーム506の遠位端の保持的係合から外れる。ロックヨーク1812がフレーム506の遠位端と「保持的係合」しているとき、ロックラグ1818は、フレーム506の遠位端の対応するロック移動止め又は溝509内に保持されて収まっている。
図示された構成では、ロックヨーク1812は、閉鎖シャトル1420上に形成された対応するロックラグ部分1426に接触するように適合された、少なくとも1つの、好ましくは2つのロックフック1824を含む。閉鎖シャトル1420が非作動位置にあるとき、ロックヨーク1812は、ハンドルアセンブリ500から交換式外科用ツールアセンブリ1000をロック解除するために、遠位方向に枢動され得る。その位置では、ロックフック1824は、閉鎖シャトル1420上のロックラグ部分1426に接触しない。しかしながら、閉鎖シャトル1420が作動位置に移動されると、ロックヨーク1812がロック解除位置へと枢動するのを防止する。換言すれば、臨床医がロックヨーク1812をロック解除位置へと枢動させようとした場合、又は例えば、ロックヨーク1812が、別の場合では遠位側に枢動することがあるような形で不用意に突き当たるか又は接触した場合、ロックヨーク1812上のロックフック1824が閉鎖シャトル1420上のロックラグ1426に接触し、ロックヨーク1812がロック解除位置へと移動するのを防止する。図5を参照されたい。ラッチシステムに関する更なる詳細は、米国特許出願公開第2014/0263541号に見出すことができる。
これから、ハンドルアセンブリ500への交換式外科用ツールアセンブリ1000の取り付けについて、図2を参照して記載する。連結プロセスを開始するために、臨床医は、シャーシ1800上に形成された先細取り付け部分1802がフレーム506のダブテールスロット507と整列するようにして、交換式外科用ツールアセンブリ1000のシャーシ1800をフレーム506の遠位端の上方に、又はそれに隣接して位置付けてもよい。臨床医は、次に、外科用ツールアセンブリ1000を、シャフト軸SAに垂直な設置軸IAに沿って移動させて、先細取り付け部分1802を対応するダブテール受容スロット507とフレーム506の遠位端において「動作可能に係合」させて収めてもよい。その際、近位発射シャフトセグメント1602上のシャフト取り付けラグ1606もまた、長手方向に移動可能な駆動部材540のクレードル542に収められ、閉鎖リンク514上にあるピン516の部分が、閉鎖シャトル1420の対応するフック1421に収められる。本明細書で使用するとき、2つの構成要素の文脈における「動作可能な係合」という用語は、それら2つの構成要素が互いに十分に係合され、それにより、作動運動が適用されると、構成要素が意図される行為、機能、及び/又は手順を実施し得ることを意味する。
図4を再度参照すると、遠位発射バー1620は、少なくとも2つのビーム層を含む積層ビーム構造を備えてもよい。そのようなビーム層は、例えば、それらの近位端で、及び/又はそれらの長さに沿った他の場所で互いに溶接又はピン留めすることによって相互接続されるステンレス鋼製のバンドを含んでもよい。代替的な実施形態では、バンドの遠位端は、エンドエフェクタが関節運動しているときに、積層体又はバンドが互いに対して広がることを可能にするように、一緒に接続されていない。そのような構成により、遠位発射バー1620は、エンドエフェクタの関節を収容するために十分に可撓性であることを可能にする。様々な積層ナイフバー構成が、米国特許出願第15/019,245号に開示されている。図4にも示されるように、中央支持部材1614は、遠位発射バー1620が外科用エンドエフェクタ1100の関節運動に適応するように屈曲するときに、遠位発射バーに側方支持をもたらすように用いられる。中央支持部材及び代替的なナイフバー支持構成に関する更なる詳細は、米国特許出願第15/019,245号に開示されている。
交換式外科用ツールアセンブリ1000がハンドルアセンブリ500(図1)に動作可能に連結された後、臨床医は、以下のように外科用ツールアセンブリ10を操作してもよい。上述のように、閉鎖駆動システム510がその非作動位置にある(即ち、閉鎖トリガ512が作動されていない)とき、トーションばね1667は、クラッチアセンブリ1640、より具体的には、スイッチピン1682及びロックスリーブ1650を関節運動位置へと付勢している。図8、図10及び図12Aを参照されたい。図8に示されるように、その位置にあるとき、ロックスリーブ1650内のロック突出部1654は、近位発射シャフトセグメント1602の駆動ノッチ1603内に受容される。図10に示されるように、そのモードにあるとき、関節磁石1708は、ツールアセンブリ1000が関節運動モードにあることをマイクロコントローラ520に示すように、ホール効果センサ1632に対して適切な位置にある。臨床医が発射トリガ512を作動させると、モータは近位発射シャフトセグメント1602を遠位側に駆動する。しかしながら、上述したように、スリップジョイント1622は、遠位発射バー1620を移動させることなく、又は少なくとも実質的に移動させることなく、近位発射シャフトセグメント1602及び中間発射シャフトセグメント1610の移動を容易にする。ロックスリーブ1650が近位発射シャフトセグメント1602と動作可能に係合しており、近位関節ドライバ1700は、ロックスリーブ1650と係合しているので、近位発射シャフトセグメント1602の作動により、関節ドライバ1700の遠位移動がもたらされる。関節ドライバ1700の遠位移動により、外科用エンドエフェクタ1000を関節運動軸B−Bの周りで関節運動させる。この間、臨床医はまた、閉鎖トリガを部分的に押圧することによってエンドエフェクタ1100の顎部を部分的に閉鎖することもできる。クラッチアセンブリ1640を発射モードに自動的にシフトさせることのない近位閉鎖部材1480のそのような軸方向移動は、近位閉鎖部材1480内のカム開口部1490の移動部分1492によって収容される。図10を参照されたい。この機能により、臨床医は、標的組織上にクランプする前に組織を把持及び操作するために顎部を使用することが可能となる。
臨床医がエンドエフェクタ1100を所望の位置に関節運動させ、顎部が標的組織に対して所望の向きに位置付けられると、臨床医は、発射トリガ532を解放し、これにより、近位発射シャフトセグメント1602並びに近位関節ドライバ1700のモータ駆動運動が中断される。関節ロック1210は、近位関節ドライバ1700をその位置にロックして、エンドエフェクタ1100の更なる関節運動を防止する。臨床医は、閉鎖トリガ512を完全押圧位置に押圧することによって、顎部間に標的組織をクランプすることができる。そのような動作は、近位閉鎖部材1480を遠位側に移動させる。近位閉鎖部材1480のそのような遠位移動により、スイッチピン1682が、カム壁1491と接触する際に、カム開口部1490内で下向きに回転する。図11を参照されたい。ここで図11を参照すると、シフトピン1682がカム開口部1490内で下向きに移動すると、シフトプレート1680がロックスリーブ1650を回転させて、近位発射シャフトセグメント1602と係合解除位置へと回転させる。その位置にあるとき、ロック突出部1654は、近位発射シャフトセグメント1602内の駆動ノッチ1603から係合解除される。したがって、近位発射シャフトセグメント1602は、ロックスリーブ1650及び近位関節ドライバ1700を移動させることなく軸方向に移動することができる。近位閉鎖部材1480が(閉鎖トリガ512を押圧することによって)完全作動位置まで遠位側に移動すると、閉鎖ストローク低減アセンブリ1730は、中間閉鎖部材1410を、上述したように、低減した軸方向距離だけ遠位側に移動させる。この軸方向運動は、遠位閉鎖部材1430に適用され、最終的に顎部を完全閉鎖位置へと移動させる。この位置にあるとき、ハンドルアセンブリ500内の閉鎖駆動システム510システムは、ロックされ得、臨床医は、閉鎖トリガ512を解放することができる。クラッチアセンブリ1640がこの発射モードに移動されたとき、発射磁石1611は、クラッチアセンブリ1640の位置をマイクロコントローラ520へ示すために、ホール効果センサ1632と通信する。図11を参照されたい。マイクロコントローラ520は、臨床医に、エンドエフェクタの顎部の間にクランプされた標的組織を通って遠位発射バー1620が遠位側に前進する際に、遠位発射バー1620の位置の示してもよい。遠位発射バー1620、より具体的には、そこに取り付けられた発射部材又はナイフ部材が完全発射位置まで前進すると、マイクロコントローラ520は、センサ構成によって、発射部材アセンブリ1600の一部の位置を検出し、次いで、モータを逆転させて遠位発射バー1620をその開始位置に後退させ得る。この動作は自動であってもよく、又は臨床医が後退プロセス中に発射トリガ532を押圧する必要がある場合がある。遠位発射バー1620がその開始位置まで完全に後退されると、マイクロコントローラ520は、遠位発射バー1620が完全に後退しており、閉鎖トリガ512がロック解除されて、閉鎖アセンブリ1406が非作動位置に戻され、それによって顎部が開口位置に移動することを可能にすることができることを臨床医に示し得る。
図15A及び図15Bに示された実施形態では、アンビルアセンブリ1130は、アンビル本体部分1132及びアンビル装着部分1134を含む。アンビル装着部分1134は、スロット1138によって分離されたアンビル装着壁1136の対を備える(図4)。アンビル装着壁1136は、直立するタブ部分1139によって相互接続又は架橋されている。上述したように、エンドエフェクタ装着アセンブリ1230は、細長チャネル1102の近位端1103に設けられた顎部枢動穴1104内に回転可能に受容される横方向に延在する顎部取り付けピン1235の対によって、細長チャネル1102の近位端1103に枢動可能に取り付けられる。顎部取り付けピン1235は、シャフト軸SAを実質的に横断する固定顎部枢動軸JAを画定する。図4を参照されたい。アンビル装着壁1136の各々は、アンビル装着部分1134が顎部取り付けピン1235上で枢動可能に軸支されることを可能にする、内部を通って延在する装着穴1140を有する。したがって、そのような構成では、アンビル1130及び細長チャネル1102は、固定顎部枢動軸JAを中心にして独立して枢動可能である。そのような構成は、アンビル1130及び細長チャネル1102(「顎部」)が、他のエンドエフェクタ構成の顎部によって達成され得るそれらの開口位置よりも広い場合がある位置に開口されることを可能にしてもよく、顎部のうちの1つのみが他の顎部に対して移動する。
図15A及び図15Bを引き続き参照すると、遠位閉鎖部材1430は、細長チャネル1102の近位端1103に設けられた対応するチャネル開口カムスロット1106を通って延在するように適合された2つの内向きに延在する顎部開口ピン1432を含む。各顎部開口ピン1432は、各アンビル装着壁1136上に形成された対応するアンビル開口カム表面1142と係合するように構成されている。図15A及び図15Bに示されるように、アンビル開口カム表面1142は、対応するチャネル開口カムスロット1106とは反対の構成で対向するか、又は配置されている。換言すれば、チャネル開口カムスロット1106及びアンビル開口カム表面1142は、互いに反対方向に湾曲している。
図15Aは、完全閉鎖位置にあるアンビル1130及び細長チャネル1102(「顎部」)を示す。遠位閉鎖部材1430が遠位側に前進すると、遠位閉鎖部材1430の遠位端1431は、アンビル装着壁1136の各々に形成された閉鎖カム表面1137、並びに細長チャネル1102の近位端1103上に形成された閉鎖カム表面1108を上に移動する。遠位閉鎖部材1430の遠位端1431は、閉鎖カム表面1137、1108とカム接触するので、アンビル1130並びに細長チャネル1102は、両方とも、顎部枢動軸JAを中心にして閉鎖位置へと枢動され、その時点で、遠位閉鎖部材1430の遠位端1431は、アンビル装着部分1134とアンビル本体部分1132との間に形成されるレッジ部分1133、並びに細長チャネル上のレッジ1145に接触する。図15Aを参照されたい。閉鎖部材アセンブリ1400が適切な位置にロックされると、遠位閉鎖部材1430は、アンビル1130及び細長チャネル1102をその閉鎖位置に保持する。臨床医がアンビル1130及び細長チャネル1102を開口位置に移動させることを望むとき、遠位閉鎖部材1430は、近位方向PDに移動される。遠位閉鎖部材1430が近位方向PDに移動されると、顎部開口ピン1432は、対応するチャネル開口カムスロット1106及びアンビル開口カム表面1142に係合し、アンビル1130及び細長チャネルを、固定顎部軸JAを中心にして図15Bに示される開口位置に枢動させる。完全閉鎖位置から完全開口位置への両方の顎部の移動を達成するための遠位閉鎖部材上での機構のピンのそのような使用は、本明細書では「正の顎部開口」機構と称され得る。他の正の顎部開口構成は、参照によって内容全体が本明細書に組み込まれる、米国特許出願第14/742,925号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH POSITIVE JAW OPENING ARRANGEMENTS」に開示されている。
図16〜図21は、顎部開口ピンの代わりに、例えば遠位閉鎖部材1430’に取り付けられた可動顎部開口カム1440の形態の、代替的な正の顎部開口機構を用いる、代替的な遠位閉鎖部材1430’を示す。少なくとも1つ、好ましくは2つの顎部開口カム1440は、対応する伸張可能なカプラ1450によって遠位閉鎖部材1430’に移動可能に取り付けられる。図示された実施形態では、カプラ1450は、カム又は引張りばねを備える。図示された構成では、引張りばね1454は、空間を節約するための平坦なばねを含む。各引張りばね1450の近位端には、遠位閉鎖部材1430’の開口部1442を通って延在するフック1452が形成されている。各フック1452の端部は、図16に示されるように、遠位閉鎖部材1430’内に形成された対応するスロット又は溝1444内に収められてもよい。各引張りばね1454の遠位端1455は、対応する顎部開口カム1440に取り付けられる。細長チャネル1102の近位端1103は、ばねクリアランススロット1106’の対と、顎部開口カム1440によって係合されるように構成されたチャネル開口カム表面1107とを含む。代替的な構成では、ばねは、所定の量の伸縮性のみを可能にし、次いで、残りの閉鎖トリガ移動、ひいては閉鎖シャトル運動に比例する顎部開口を確実にする、最大伸張機能を含み得る。上記のように、アンビル装着壁1136の各々には、アンビル開口カム表面1142が形成されている。図19に示されるように、アンビル開口カム表面1142は、対応するチャネル開口カム表面1107とは反対の構成で対向するか、又は配置されている。換言すれば、チャネル開口カム表面1107及びアンビル開口カム表面1142は、弓状であり、反対方向に湾曲している。
図20及び図21は、それぞれの完全開口位置にあるアンビル1130及び細長チャネル1102を示す。これらの図の各々に示されるように、顎部開口カム1440は、対応するアンビル開口カム表面1142とチャネル開口カム表面1107との間に向けられており、それらの最近位位置にある。完全開口位置にあるとき、顎部開口カム1440は、遠位閉鎖部材1430’の遠位端に対して遠位に位置する。図19及び図20に示されるように、顎部開口カム1440は、楔形であってもよい。少なくとも1つの構成では、楔形状は、顎部間のバイディングを防止するために、近位側に緩やかなカム表面を有する。その完全開口位置にあるとき、引張りばね1454は、それらの開始位置にあり、引張りばね1454は、顎部開口カム1440の各々に最小量の付勢力を加えている。閉鎖プロセスが開始されると、遠位閉鎖部材1430’は、本明細書に記載する様々な方法で遠位側に前進される。遠位閉鎖部材1430’が遠位側に前進されると、遠位端1431は、アンビル装着部分1134上の閉鎖カム表面1137と、細長チャネル1102の近位端1103上に形成された閉鎖カム表面1108とに接触して、アンビル1130及び細長チャネル1102を、枢動顎部軸JAを中心にして互いに向かって枢動させる。アンビル1130及び細長チャネル1102が互いに向かって枢動すると、カム表面1142及び1104上に乗っている顎部開口カム1440は、遠位方向に駆動される。顎部開口カム1440が遠位側に駆動されると、引張りばね1454は、伸張され、「負荷」がかけられる。
図18及び図19は、それらの完全閉鎖位置にあるアンビル1130及び細長チャネル1102を示す。臨床医がアンビル1130及び細長チャネル1102をそれらの完全開口位置まで戻すことを望む場合(図20及び図21)、遠位閉鎖部材1430’が近位方向に引き出され、これによって、アンビル1130及び細長チャネル1102が枢動顎部軸JAを中心にして互いから離れるように枢動することを可能にする。引張りばね1454は、伸張され、負荷がかけられているので、これらは、顎部開口カム1440の各々を近位方向に引き出す。顎部開口カム1440がカム表面1142と1107との間で近位方向PDに移動すると、アンビル1130及び細長チャネル1102は、完全開口位置に正に移動され、顎部開口カム1440によって内部に保持される。遠位閉鎖部材がより近位側に移動するにつれて、顎部が互いにより離れるように付勢される。そのような適合性の正の顎部開口構成は、固定された場合により多くの開口力を提供するために、直接的な1対1の最終的なプルオープンを確実にすることができる。
図22〜図25は、顎部開口タブ並びに少なくとも1つの顎部開口ばね1460を用いて、アンビル1130及び細長チャネル1102’をそれぞれの完全開口位置に移動させる代替的な遠位閉鎖部材1430’’を示す。図24及び図25に示されるように、遠位閉鎖部材1430’’は、遠位閉鎖部材1430’’がアンビル開口タブ1435及びチャネル開口タブ1437を更に含むことを除いて、上記のような遠位閉鎖部材1430と同様である。図24に示されるように、遠位閉鎖部材1430’’が完全開口位置に対応するその最近位位置に移動されたとき、アンビル開口タブ1435は、アンビル装着部分1134上のタブ1139と接触し、チャネル開口タブは、細長チャネル1102’の近位端部分1103の下面から突出するチャネルタブ1109と接触する。
図22、図24、及び図25に示される実施形態はまた、顎部開口ばね1460を備え得る、正の顎部開口部材を用いる。図23に示されるように、図示された構成では、顎部開口ばね1460は、アンビル開口脚部1462と、ブリッジ部分1463によって取り付けられたチャネル開口脚部1464とを含む。ばね1460は、図22、図24及び図25に示されるように、顎部取り付けピン1235上で軸支されてもよく、そのため、アンビル開口脚部1462がアンビル装着部分1134の下面上に当接し、チャネル開口脚部1464が細長チャネル1102’の近位端1103の下面上に当接する。したがって、顎部開口ばね1460は、アンビル1130及び細長チャネル1102’に付勢力を加えて、それらを互いから離れるように開口位置へと枢動させるように機能する。図25は、完全閉鎖位置にあるアンビル1130及び細長チャネル1102’を示す。図25に示されるように、顎部開口ばね1460は、その完全圧縮状態にある。アンビル及びチャネル1102’を開口するために、遠位閉鎖部材1430’’は、本明細書に開示される様々な方法で近位方向PDに移動される。遠位閉鎖部材1430’’が近位側に移動すると、顎部開口ばね1460は、アンビル1130及び細長チャネル1102’が枢動軸JAを中心にして互いから離れるように完全開口位置へ正に付勢し、アンビル開口タブ1435は、アンビル装着部分1134上のタブ1139と係合し、チャネル開口タブ1437は、チャネルタブ1109と係合する。図24を参照されたい。少なくとも1つの構成では、顎部開口ばねは、発射部材整置領域(即ち、開始位置にあるときに発射部材が存在する領域)の近位に装着される。
図26〜図29は、完全開口位置と完全閉鎖位置との間でアンビル1130’’を移動させるように構成された細長チャネル及び閉鎖部材においてスロット構成を用いる代替的な遠位閉鎖部材1470を示す。図示された構成では、遠位閉鎖部材1470は、以下で論じる相違点を除いて、上記のように遠位閉鎖部材1430と類似している。しかしながら、この構成では、アンビル1130’’のみが細長チャネル1102’’に対して移動する。図26〜図29に示されるように、アンビル1130’’のアンビル装着部分1134は、細長チャネル1102’’の近位端1103に設けられた対応するチャネルスロット1472を通って延在する2つの外向きに延在するアンビルピン1150を含む。各アンビルピン1150はまた、遠位閉鎖部材1470内の対応する閉鎖スロット1474内にも延在している。図示された構成では、チャネルスロット1472の各々は、垂直軸VAに沿って延在する。アンビルピン1150は、アンビル1130’’が周りを旋回し得る枢動軸PAを画定する。アンビルピン1150は、垂直に延在するチャネルスロット1472内でのみ移動するように拘束されるので、枢動軸PAは、垂直軸VAのみに沿って移動するように拘束される。各閉鎖スロット1474は、近位部分1476と遠位部分1478とを備えている。近位部分1476は、第1の水平軸HAに沿って位置し、遠位部分1478は、第1の水平軸HAからオフセットされた第2の水平軸HAに沿って位置する。図26を参照されたい。垂直軸VAは、第1及び第2の水平軸HA及びHAを横切る。
図26は、完全開口位置にあるときのアンビル1130’’及び細長チャネル1102’’の位置を示す。図26に示されるように、その位置にあるとき、アンビルピン1150は、チャネルスロット1472の上端(「第1の垂直位置」)、並びに閉鎖スロット1474の遠位部分1478に位置する。図27は、閉鎖プロセスが開始された後のアンビル1130’’及び細長チャネル1102’’の位置を示す。図27に示されるように、遠位閉鎖部材1470は、遠位側に移動し始め、それにより、アンビルピン1150が閉鎖スロットの近位部分1476に丁度入り込むところであり、ピンは、チャネルスロット1472内で下向きに移動し始めている。図28では、遠位閉鎖部材1470は、アンビルピン1150がチャネルスロット1472の下端にある点まで遠位側に移動し、アンビルピン1150は、ここで、閉鎖スロット1474の近位部分1476に入っている。したがって、アンビル装着部分1134は、細長チャネル1102’’に向かって下向きに移動している。図29は、それらの完全閉鎖位置にあるアンビル1130’’及び細長チャネルアンビル1102’’を示す。図29に示されるように、アンビルピン1150は、チャネルスロット1472の下端(「第2の垂直位置」)に保持され、また閉鎖スロット1474の近位部分1476内に受容される。アンビル1130’’及び細長チャネル1102’’は、遠位閉鎖部材1470がその位置に保持されている間、その完全閉鎖位置に保持される。図29に示されるように、そのような構成は、チャネル1102’’に対するアンビル装着部分1134の垂直移動を容易にし、それによって完全開口位置にあるとき、アンビルの下面とカートリッジデッキとの間の距離が増大する。そのような余剰のあるリンケージ構成は、アンビルと組織止めに隣接するカートリッジデッキとの間の近位距離の調整を可能にし得る。別のカートリッジの実施形態は、スレッド開始位置に近位の金属性のカム終端機構を含んでもよい。そのような金属性の機構は、テールの潰れを防止しながら、スレッドを「使用準備完了」位置で支持又は保持することができる。
図30〜図32は、交換式ツールアセンブリ1000と共に用いられ得る発射部材1760の1つの形態を示す。1つの例示的な形態では、発射部材1760は、近位側に延在するコネクタ部材1763を含む本体部分1762を備えており、コネクタ部材1763は、遠位発射バー1620の遠位端にある対応して成形されたコネクタ開口部1624(図4)内に受容されるように構成されている。コネクタ1763は、摩擦及び/又は溶接、あるいは好適な接着剤などによってコネクタ開口部1624内に保持されてもよい。使用中、本体部分1762は、細長チャネル1102内の細長スロット1160を通って突出する。横方向に延在する足タブ1764は、本体部分1762の各外側部から延在している。各足タブ1764は、厚さPEを有する近位端1765と、厚さDEを有する遠位端1767とを含む。そのような構成はまた、上部足表面1768及び下部足表面1769を画定する。図示された参照では、上部足表面1768及び下部足表面1769は、互いから離れるように角度をなしている。図31では、上部足表面1768は、上部軸Uと平行であり、下部足表面1769は、下部軸Uと平行であり、それらの間に角度Aを有する。換言すれば、遠位厚さDE>近位厚さPEである。したがって、足タブ1764の各々は、それぞれの遠位端1767から近位端1765まで厚さが先細になり、近位端はより薄い。
図31を主に引き続き参照すると、図示された発射部材1760はまた、横方向に延在する上部タブ1770対を含む。各上部タブ1770は、厚さPEを有する近位端1772と、厚さDEを有する遠位端1774とを含む。そのような構成はまた、上面1776及び下面1778を画定する。図示された参照では、上面1776及び下面1778は、互いから離れるように角度をなしている。図31では、上面1776は、上部軸Tと平行であり、下面1778は、下部軸Bと平行であり、それらの間に角度Aを有する。換言すれば、各上部タブ1770の遠位厚さDEは、その近位厚さPEよりも大きい。したがって、上部タブ1770の各々は、それぞれの遠位端1774からそれらの近位端1772まで厚さが先細になり、近位端1772はより薄い。図示された構成では、角度Aは、角度Aとほぼ等しくてもよい。加えて、上部タブ1770の各々の上面1776は、遠位端1774、1765の間の各対応する足タブ1764の下部足表面1769からの距離Hであってもよく、また、それぞれの近位端1772、1767において互いに距離Hであってもよい。図示された構成では、H>Hである。したがって、各上部タブ1770の上面1776は、シャフト軸SAから離れるように角度をなし、各足タブ1764の各下部足表面1769は、シャフト軸SAから離れるように角度をなす。図示された発射部材1760は、以下で更に詳細に論じる横方向に突出する中央ロックラグ1780を更に含む。発射部材1760の本体部分1762は、遠位側に突出する底部1771と遠位側に突出する上部ノーズ部分1773との間に配置された組織切断縁部又は機構1766を更に含む。
例示的な実施例では、カートリッジ本体1111は、中央に配置されたスロット1114の各側に列状に整列している複数のステープルドライバを内部に動作可能に支持している。図33A〜図33Cは、外科用ステープルカートリッジの片側でステープルを支持するために用いられ得るステープルドライバ1170の一例を示す。中央に配置されたスロット1114の反対側に位置するドライバは、ドライバ1170の鏡像を含んでもよい。他ステープルドライバ構成もまた、同様に効果的に用いられ得る。図33A〜図33Cに示されるように、ステープルドライバ1700の一形態は、ステープルドライバ本体1172を含む。ドライバ本体1172は、ステープル(図示せず)をその上に支持するように構成された第1の又は最も内側のステープル支持部分1174を含む。第2の又は中央のステープル支持部分1176は、その上に別のステープル(図示せず)を支持するように構成され、第3の支持部分1870は、その上に第3のステープル(図示せず)を支持するように構成されている。第1のステープル支持部分1174、第2のステープル支持部分1176、及び第3のステープル支持部分1178は全て、コネクタ部分1180によって一緒に連結されている。少なくとも1つの構成では、コネクタ部分1180は、カートリッジ本体中に形成された対応する第1のドライバガイド(図示せず)を摺動可能に受容するように構成された、中央に配置された開口部又はアパーチャ1182を有して形成される。コネクタ部分1180は、第1のカム面又は傾斜1186が上に形成されている、第1のカム部分1184を含む。コネクタ部分1180はまた、第2のカム面1190が上に形成されている、第2のカム部分1188を含む。カム面1186、1190は、同じ傾き若しくは角度を有するか、又は異なる傾き/角度を有してもよい。少なくとも1つの実施形態では、各ステープルドライバ1170は、例えば、充填物を含まないUltem(登録商標)から一体的に形成されるか、又はそれから成型される。しかしながら、例えば、ガラス若しくは鉱物の充填物を含むUltem(登録商標)、又はナイロン、若しくはガラスファイルを含むナイロンなど、他の材料を使用することができる。他の構成では、ステープルドライバ1170の様々な部分は、他の材料から別々に製作され、接着剤、はんだなどによって一緒に取り付けられてもよい。ステープルドライバ1170並びに本明細書で開示される様々な実施形態と共に効果的に用いられ得る他のドライバの実施形態に関する更なる詳細は、開示内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる、2015年9月2日に出願された米国特許出願第14/843,243号、発明の名称「SURGICAL STAPLE CONFIGURATIONS WITH CAMMING SURFACES LOCATED BETWEEN PORTIONS SUPPORTING SURGICAL STAPLES」に見出すことができる。
次に図33、図36、及び図37を参照すると、発射部材1760は、外科用ステープルカートリッジ1110の本体1111内に動作可能に支持されるスレッドアセンブリ1120と動作可能にインターフェースするように構成されている。スレッドアセンブリ1120は、カートリッジ本体1111の近位端1112に隣接する近位開始位置からカートリッジ本体1111の遠位端1113に隣接する終了位置まで、外科用ステープルカートリッジ本体1111内で摺動変位可能である。図4を参照されたい。中央に配置されたスロット1114は、発射部材1760が内部を通って通過し、アンビル1130とステープルカートリッジ1110との間にクランプされた組織を切断することを可能にする。ドライバ1170は、カートリッジ本体1111の上部デッキ表面1115を通って開口している対応するポケット1116と関連付けられている。スレッドアセンブリ1120は、複数の傾斜又は楔形カム1122を含み、各カム1122は、スロット1114の各側に位置する対応するドライバ1170上の特定のカム面1186、1190に対応する。発射部材1760が遠位側に発射又は駆動されると、発射部材1760は、スレッドアセンブリ1120も同様に遠位側に駆動する。発射部材1760がカートリッジ1110を通って遠位側に移動すると、組織切断機構1766は、アンビルアセンブリ1130とカートリッジ1110との間にクランプされた組織を切断し、スレッドアセンブリ1120は、カートリッジ内でドライバ1170を上向きに駆動し、ドライバ1170は、対応するステープル又は締結具を駆動してアンビルアセンブリ1130との接触を形成する。例示的な実施例では、発射部材1760の本体部分1762は、スレッドアセンブリ1120の遠位端と係合するように構成されている。特に、少なくとも1つの例では、図33に示されるように、本体部分1762の遠位端は、スレッド1120の中央部分の近位端に単に接触するように向けられている。他の発射部材構成では、発射部材本体1762は、固有に成形されてもよく、又は対応するカートリッジアセンブリ内に収容されたスレッドアセンブリの対応する端部分と動作可能に噛み合う、嵌合する、若しくは動作可能にインターフェースするように構成されてもよく、これにより、ユーザが意図せずに誤ったカートリッジを細長チャネル内に装填し、その後カートリッジを発射しようと試みると、発射部材及びスレッドは、適切にインターフェースせず、その遠位前進が可能にならない。
発射部材が組織切断表面を含む実施形態では、未使用のステープルカートリッジが外科用エンドエフェクタ1100の細長チャネル1102内で適切に支持されていなければ発射部材が誤って前進するのを防止するような方式で、細長シャフトアセンブリが構成されていることが望ましくなり得る。例えば、ステープルカートリッジが全く存在せず、発射部材がエンドエフェクタを通じて遠位側に前進される場合、組織は切断はされるが、ステープル留めはされない。同様に、使用済みのステープルカートリッジ(即ち、ステープルの少なくともいくつかが既に発射されているステープルカートリッジ)がエンドエフェクタに存在し、発射部材が前進される場合、組織は切断はされることになるが、ステープル留めはされるとしても完全にはされない可能性がある。そのような現象の発生は、外科手術の間における望ましくない破局的結果につながり得ることが理解されよう。米国特許第6,988,649号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING A SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」、同第7,044,352号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING A SINGLE LOCKOUT MECHANISM FOR PREVENTION OF FIRING」、及び同第7,380,695号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING A SINGLE LOCKOUT MECHANISM FOR PREVENTION OF FIRING」、及び米国特許出願第14/742,933号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR PREVENTING FIRING SYSTEM ACTUATION WHEN A CARTRIDGE IS SPENT OR MISSING」は、各々、様々な発射部材ロックアウト構成を開示している。これらの参考文献はそれぞれ、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書において、「未発射(Unfired)」、「未使用(unspent)」、「新品(fresh)」又は「新しい(new)」カートリッジ1110とは、本明細書では、カートリッジ1110が、締結具の全てを発射準備完了位置に有することを意味している。その位置にあるとき、スレッドアセンブリ1120は、開始位置に位置する。新しいカートリッジ1110は、細長チャネル1102内に収められ、細長チャネル1102の対応する部分に保持的に係合するように構成されたカートリッジ本体上のスナップ機構によって内部に保持されてもよい。図36は、外科用エンドエフェクタ1100の一部を、内部に収められた新しい又は未発射の外科用ステープルカートリッジ1110と共に示す。図36に示されるように、スレッドアセンブリ1120は、開始位置にある。未発射の又は新しい外科用ステープルカートリッジが細長チャネル1102内に正確に収められていなければ発射システムのアクティブ化を防止するために、より正確には、発射部材1760がエンドエフェクタ1110を通って遠位側に駆動されるのを防止するために、図示された交換式外科用ツールアセンブリ1000は、全体として1790で示される発射部材ロックアウトシステムを用いる。
ここで図33〜図37を参照すると、一形態では、発射部材ロックアウトシステム1790は、未使用の外科用ステープルカートリッジ1110が細長チャネル1102内に適切に収められていないときに発射部材1760と保持的に係合するように構成された可動ロック部材1792を含む。ロック部材1792は、中央装着タブ機構1794によって相互接続された横方向ばねアーム1793の対を備える。中央装着タブ機構1794は、図35〜図37に示されるように、アンビル装着アセンブリ1230内の保持ピン1238の上に引っ掛けられるように構成された装着フック1795が内部に形成されている。装着タブ1794は、設置されると、ロック部材1792を上向きに付勢するように構成されている。加えて、ロック部材1792は、アンビル装着部分1134上の対応するアンビル装着壁1136の下面と係合して、アンビル1130が閉鎖されているときにロック部材1792を下向きに付勢するために、上向きに角度をなす2つの横方向アンビルばねアーム1796を含む。発射部材整列タブ1797は、発射部材1760とロック部材1792との間の整列を維持するために、横方向ばねアーム1793の各々から上向きに延在している。図33に最も具体的に示されるように、各横方向ばねアーム1793の遠位部分は、スレッド1120上の最も外側の楔形カム1122上に形成されたスレッドボス1124に対応するスレッドタブ1799で終端する、横方向に延在する前向きアーム1798を含む。横方向ばねアーム1793の各々は、中央ロックラグ1780のうちの対応する1つに係止的に係合するように構成されたロックノッチ1850を内部に含む。当業者は、異なるステープルカートリッジ構成のスレッドにおいて、異なる数及び構成のスレッドボスが用いられ得ることを理解するであろう。スレッドボス(単数又は複数)の数及び構成は、ステープルカートリッジの使用が意図される適切な器具のロック部材の対応するスレッドタブとのみ相互作用するように構成されてもよい。したがって、スレッドボスは、適切なデバイスのロック部材のみを作動させるために「キー」として機能することができる。したがって、そのような構成は、誤った外科用ステープルカートリッジが細長チャネル内に装填されたときに、ユーザがデバイスを作動させるのを防止することができる。
図35は、アンビル1130及び細長チャネル1102がそれらの完全開口位置にあるエンドエフェクタ1100を、外科用ステープルカートリッジが内部に設置されていない状態で示す。図35に示されるように、アンビルばねアーム1796は、装着壁1136の下面と接触しているが、それらは「負荷」がかけられていない。そのような位置により、外科用ステープルカートリッジ1110が細長チャネル1102内に収まることを可能にする。その位置にあるときにアンビル1130を閉鎖した場合、アンビルばねアーム1796は、ばねアーム1793を下向きに付勢して、中央ラグ1780をばねアーム1793内の対応するロックノッチ1850内に係止的に受容させる。その位置にあるとき、発射部材1760は、遠位側に前進することができない。図36は、アンビル1130が完全閉鎖位置にあるとき、細長チャネル1102内に適切に収められた、新しい外科用ステープルカートリッジ1110を示す。図36に示されるように、スレッドアセンブリ1120は、その開始位置にある。その位置にあるとき、スレッドボス1124は、スレッドタブ1799と係合し、ロックノッチ1850が中央タブ1780と係合しない位置まで、ばねアーム1793を上向きに付勢する。したがって、発射部材1760は、遠位側に自由に前進する。図37は、発射部材1760がその開始位置から遠位側に前進した後の位置を示す。図37に示されるように、発射部材1760は、ロックばねに対して遠位にあり、ロックばねと係合していない。アンビルばねアーム1796は、ロック部材をロック解除位置まで下向きに付勢している。
図38及び図39は、発射部材1760が近位方向に最初に後退した後の発射部材1760及びロック部材1792の位置を示す。図示された構成では、中央ロックラグ1780の各々は、面取りされた近位端部分1782を含む。図30及び図31を参照されたい。発射部材1760が図38及び図39に示される位置まで後退されると、中央ロックラグ1780の面取りされた近位端1782は、ロック部材1792の対応する前向きアーム1798に接触し、ばねアームを横方向外向きに付勢する(図39の矢印L)。図40及び図41は、発射部材1760がその開始位置へと完全に後退した後の発射部材1760及びロック部材1792の位置を示す。その位置にあるとき、中央ロックラグ1780の各々は、対応するばねアーム1793内のロックノッチ1850内に係止的に受容される。その位置にあるとき、発射部材1760は、遠位側に前進することができない。
図42は、代替的なロック部材1792’を示す。この実施形態では、装着タブ1794は、アンビルばねアームを使用することなく、ロック部材1792’を下向きに付勢する。したがって、中央ロックラグ1780は、アンビル1130及び細長い顎部1102を開口して内部に外科用ステープルカートリッジ1110の装填している間、ばねアーム1793と係止係合したままである。
上述のように、カートリッジ本体1111は、中央スロット1114の両側に線状に直列に配置された複数のアンビルポケット1116を有する。これらのポケット1116内に収容されるのは、1つ以上の外科用ステープル又は締結具を動作可能に支持するステープルドライバである。標的組織がアンビル1130とステープルカートリッジデッキ表面1115との間にクランプされるとき、標的組織は、切断される組織が切断線の各側でステープル留めされるように位置付けられなければならない。標的組織が、最近位のステープル又は締結具の近位に位置付けられるのを回避するために、アンビルは、典型的には、標的組織がアンビルとカートリッジとの間で接近し過ぎることを阻止するように機能する、「組織止め」と一般的に称される下向きに延在する壁を収容する。アンビルがカートリッジに向かって閉鎖されると、組織止めは、カートリッジデッキ表面を越えて下向きに延在し、組織がアンビルとカートリッジとの間で接近し過ぎて位置付けられるのを防止する。本明細書に記載するエンドエフェクタの実施形態のうちの少なくとも1つでは、アンビル1130及び細長チャネル1102は、両方とも、枢動顎部軸JAを中心にして移動することができる。そのような構成により、アンビル1130及び細長チャネル1102は、アンビル又は細長チャネルのうちの1つのみが移動又は枢動することができる他のエンドエフェクタ構成よりも更に開口されることを可能にし得る。換言すれば、アンビル1130及び細長チャネル1102の両方がそれぞれの完全開口位置にあるとき、アンビル本体1132の下面と、本明細書に記載するエンドエフェクタ1110の細長チャネル1102内に収められたステープルカートリッジ1110のカートリッジのデッキ表面1115との間の距離は、アンビルの下面と、エンドエフェクタの細長チャネル内に収められたカートリッジのデッキ表面との間の距離よりも概ね長く、アンビル及びチャネルのうちの1つのみが他方に対して移動する。したがって、エンドエフェクタ1100の少なくとも1つの形態は、少なくとも1つの「能動的な」組織止め又は「拡張可能な」組織止めを有するステープルカートリッジ構成を用いるように構成されている。図示された構成では、全体として1250で示された2つの能動的な組織止めが用いられる。
ここで図45、図47、及び図48を参照すると、上述のように、ステープルカートリッジ本体1111はカートリッジを通って遠位側に前進するときに、発射部材1760を収容するように構成された、細長スロット1114の各側に位置する複数のステープルポケット1116を含む。ステープルポケット1116の構成数及び配置に応じて、1つ以上のステープルドライバ構成は、各々がその上に1つ以上の外科用ステープルを支持するように内部に動作可能に支持され得る。カートリッジ本体の近位端に位置するいくつかのポケットは、ドライバ及びステープルを収容していないことがある。例えば、図示された構成では、ステープルポケット1116は、ドライバ(図示せず)及びステープル(図示せず)を収容する。ドライバ及びステープルを支持する最近位のポケットは、1116Pとラベル付けされる。追加の「未使用」のポケット(1117とラベル付けされている)があるが、これらのポケットのいずれもドライバ及びステープルを収容しない。図示された構成では、最近位のポケット1116Pにある細長スロット1114の両側にあるステープルポケット1116の全ては、ドライバ及び外科用ステープルを収容。したがって、能動的な組織止め1250は、組織が最初にステープル留めされることなく切断されるのを防止するために、組織が近位のステープルポケット1116Pの近位の位置でアンビル1130とカートリッジ1110との間にクランプされるのを防止するように構成されている。
1つの構成では、外科用ステープルカートリッジ1110は、単独で、及び/又は細長チャネル1102と組み合わせて、本明細書では「第1の顎部」と称され得、アンビル1130は、「第2の顎部」と称され得る。ステープルカートリッジ1110の近位端1112は、「第1の近位端」又は第1の顎部の近位端と称され得る。デッキ表面1115は、「第1の顎部表面」と称され得る。図示された構成では、アンビル本体1132は、カートリッジのデッキに面しており、かつ、ステープルが駆動されてステープルと接触する際にステープルを形成するように機能する、ステープル形成下面1135を含む。ステープル形成下面1135(図3)はまた、本明細書では「第2の顎部表面」と称され得る。
図示された構成では、能動的な組織止め1250は、カートリッジ本体1111に動作可能に取り付けられている。しかしながら、能動的な組織止めが細長チャネル1102の一部に取り付けられている他の構成が想到される。
図45を参照すると、少なくとも1つの構成では、2つの能動的な又は拡張可能な組織止め1250が用いられ、細長スロット1114の各側に1つの組織止めが用いられる。図47に示されるように、能動的な組織止め1250は、空間1264によって分離され、コネクタ1265によって相互接続されている2つのカム壁1262を備える分岐した下部組織止め部分1260を備える。上部組織止め部分1270は、空間1264内で移動可能に支持される。図45に示されるように、止めブリッジ1266は、それらの遠位端の上部の壁1260の間に設けられている。止めブリッジ1266は、上部組織止め部分1270上に形成された止めタブ1272と協働して、上部組織止め部分1270が空間1264から完全に延出するのを防止する。装着穴1267は、下部組織止め部分1260が、カートリッジ本体1111の側部1113から横方向に突出する対応する止めピン1118上で枢動可能に軸支されることを可能にするために、壁1260を貫通して設けられる。同様に図45に示されるように、上部止め1270の各々は、付勢部材又は止めばね1280の脚部1282を内部に受容するように構成されたばね装着穴1274を含む。図46を参照されたい。
上部組織止め部分1270は、対応する下部組織止め部分1260の空間1264内に摺動可能に受容されて、能動的な又は拡張可能な組織止め1250を形成する。上部及び下部組織止め部分1260、1270は、対応する付勢部材又は止めばね1280と共に、対応する止めピン1118上で枢動可能に軸支される。各能動的な組織止めアセンブリ1250は、止めピン1118によって画定される組織止め軸TSAを中心にして自由に枢動する。図45に示されるように、組織止め軸TSAは、カートリッジ本体1111内の細長スロット1114を横切る。止めばね1280の第2の脚部1284は、カートリッジ本体1111の対応するレッジ又は部分1119に当接し、そのため、止めピン1118上で軸支されたとき、止めばね1280は、止めタブ1272が止めブリッジ1266を収容するまで、上部組織止め部分1270を空間1264内で上向きに付勢するように機能する。その時点で、付勢部材又は止めばね1280は、上部組織止め部分1270がカートリッジ本体1111上に形成された対応する止めレッジ1121に接触するまで、組織止め軸TSAを中心にして能動的な組織止めアセンブリ1250全体を上向きに付勢するように機能する。
したがって、図示された構成では、能動的な組織止めアセンブリ1250の各々は、カートリッジ本体1110の対応する外側部1113に取り付けられる。図45に示されるように、細長チャネル1102の各側壁1126は、顎部1130、1110がそれらの完全閉鎖位置にあるとき、内部に能動的な組織止めアセンブリ1250を受容するために、組織止めノッチ1128が内部に形成されている。図49は、それらの「完全閉鎖」位置にあるアンビル1130及び細長チャネル1102、並びにカートリッジ1110を示す。アンビル1130及び細長チャネル1102、あるいは外科用カートリッジ1110がそれらの完全閉鎖位置にあるときの能動的な組織止めアセンブリ1250の向きは、それらの「完全圧縮」配向と称され得る。特定の実施形態では、アンビルアセンブリ1130にはまた、固定組織止め1144が形成されていてもよく、これは、能動的な組織止めアセンブリ1250の近位にある。図43及び図44を参照されたい。図47及び図50は、アンビル1130及び細長チャネル1102がそれぞれの完全開口位置にあるときの、能動的な組織止めアセンブリ1250の向きを示す。アンビル1130及び細長チャネル1102又は外科用カートリッジ1110がそれらの完全開口位置にあるときの能動的な組織止めアセンブリ1250の方向は、それらの「完全展開」又は「完全拡張」配向と称され得る。完全展開位置にあるとき、能動的な組織止め1250は、組織が最近位のステープルポケット1116Pを越えて近位側に著しく前進するのを防止するように機能する。図49は、アンビル1130及び細長チャネル1102が、それぞれの完全閉鎖位置において、それらの間に組織をクランプする。細長チャネル1102内に設置される前に、組織止めアセンブリは、カートリッジデッキに着脱可能に取り付けられた着脱可能なステープルカバーによって、図49に示される畳込配向で保持され得る。カートリッジが細長チャネル内に設置されると、ステープルカバーは、カートリッジデッキから取り外され得る。
図51〜図53は、協働する組織止めをアンビル並びにカートリッジ上に備える別の組織止め構成を示す。例えば、図51〜図53に示される実施形態では、直立するカートリッジ組織止め1290の対は、カートリッジのデッキ表面1115から上向きに延在している。アンビル1130及び細長チャネル1102がそれらの完全閉鎖位置にあるとき、カートリッジ組織止め1290の上端1292は、アンビル本体1132に設けられた穴又はキャビティ1293内に延在している。カートリッジ組織止め1290の上端1292は、アンビル1130及び細長チャネル1102が完全に閉鎖されたときに、上端1292がアンビル本体1132の外側表面を越えて突出しないように角度付けされる。図53を参照されたい。加えて、アンビル1130は、アンビル1130及び細長チャネル1102がそれらの完全閉鎖位置にあるとき、カートリッジのデッキ表面1115の下方には延在しない下向きに延在する遠位組織止め部1296と、アンビル1130及び細長チャネル1102がそれらの完全閉鎖位置にあるとき、カートリッジ1110のデッキ表面1115の下方に下向きに延在する近位組織止め部1298の対とを含む。図53を参照されたい。代替的な構成では、弾性バンドは、バンドの遠位縁部が組織止めについて所望の位置にあるように、顎部の外側の周りに配置されてもよい。顎部が開口されると、バンドは伸張するが、組織止めとして機能する。バンドは、エンドエフェクタが標準的なトロカール構成を通過できるようにアンビル/チャネルに外接する、アンビル及び細長チャネル内の凹部に収まることができる。
本明細書で説明した外科用器具システムの多くは、電動モータにより動作するが、本明細書で説明した外科用器具システムは、任意の好適な方式で動作することができる。様々な事例において、本明細書で説明した外科用器具システムは、例えば、手動操作トリガにより動作することができる。ある特定の例において、本明細書に開示されるモータは、ロボット制御システムの1つ又は複数の部分を備えてもよい。更に、本明細書に開示されるエンドエフェクタ及び/又は工具アセンブリのいずれもロボット外科用器具システムと共に利用することができる。米国特許出願第13/118,241号、名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」、現在の米国特許出願公開第2012/0298719号は、例えば、ロボット外科用器具システムのいくつかの例を更に詳細に開示している。
本明細書で説明した外科用器具システムは、ステープルの配備及び変形と関連させて説明されているが、本明細書で説明した実施形態は、これに限定されない。ステープル以外の締結具、例えばクランプ又はタックなどを配備する、様々な実施形態も想到される。更に、組織を封止するための任意の好適な手段を利用する、様々な実施形態も想到される。例えば、様々な実施形態によるエンドエフェクタは、組織を加熱して封止するように構成された電極を備え得る。また例えば、特定の実施形態によるエンドエフェクタは、組織を封止するために振動エネルギーを加えることができる。
実施例1−作動時に第1の軸方向閉鎖距離を移動するように構成された閉鎖アクチュエータを含む制御システムと共に使用するための外科用ツールアセンブリ。制御システムは、発射アクチュエータを更に含む。外科用ツールアセンブリは、制御システムと解放可能にインターフェースするように構成されたシャフトアセンブリを備える。ツールアセンブリは、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む外科用エンドエフェクタを更に備える。外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリに対して選択的に関節運動するようにシャフトアセンブリに動作可能に連結されている。発射部材アセンブリは、発射アクチュエータと動作可能にインターフェースして、それにより、発射アクチュエータの動作が発射部材アセンブリを遠位側に前進させる。関節部材は、外科用エンドエフェクタとインターフェースしており、発射部材アセンブリの移動により関節部材がシャフトアセンブリに対して外科用エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び発射部材アセンブリが関節部材を移動させることなく移動可能である係合解除構成で、発射部材アセンブリと選択的に係合可能である。閉鎖アセンブリは、第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つと動作可能にインターフェースし、第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つを完全開口位置から完全閉鎖位置まで移動させるように構成されている。クラッチアセンブリは、閉鎖アクチュエータ及び閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースしており、そのため、閉鎖アクチュエータが第1の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に前進するときに、クラッチアセンブリは、発射部材アセンブリ及び関節部材を係合位置から係合解除位置へと移動させ、閉鎖アセンブリは、第1の軸方向閉鎖距離よりも短い第2の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に移動され、それによって閉鎖アセンブリが第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つを完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させる。
実施例2−クラッチアセンブリは、関節部材、発射部材アセンブリ、及び閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースする回転ロックアセンブリを備える、実施例1に記載の外科用ツールアセンブリ。回転ロックアセンブリは、係合構成と係合解除構成との間で回転可能であり、そのため、閉鎖アクチュエータが第1の軸方向閉鎖距離にわたって移動することにより、閉鎖アセンブリの一部が回転ロックアセンブリを係合構成から係合解除構成へと回転させる。
実施例3−閉鎖アセンブリの一部は、第1の軸方向閉鎖距離にわたって閉鎖アクチュエータと共に軸方向移動するように閉鎖アクチュエータと解放可能にインターフェースするように構成された近位閉鎖部材を備え、クラッチアセンブリは、近位閉鎖部材と動作可能にインターフェースする閉鎖ストローク低減アセンブリを備え、そのため、近位閉鎖部材が第1の軸方向閉鎖距離を移動するときに、閉鎖ストローク低減アセンブリにより、閉鎖アセンブリの遠位部分が第2の軸方向閉鎖距離を軸方向に移動し、それによって第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つを完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させる、実施例2に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例4−クラッチアセンブリは、近位閉鎖部材及び回転ロックアセンブリと動作可能にインターフェースするカムアセンブリを更に備え、そのため、近位閉鎖部材が、完全開口位置に対応する開始位置から遠位側を第1の軸方向閉鎖距離にわたって完全閉鎖位置に対応する終了位置へと移動されると、カムアセンブリは、係合位置から係合解除位置へと回転ロックアセンブリを回転させ、近位閉鎖部材が終了位置から開始位置へと近位方向に移動されると、カムアセンブリは、係合位置へと回転ロックアセンブリを回転させる、実施例3に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例5−制御システムは、ハンドルと、ハンドル上で動作可能に支持され、非作動位置と完全作動位置との間で選択的に移動可能である、閉鎖トリガアセンブリとを備える、実施例1、2、3又は4に記載の外科用ツールアセンブリ。閉鎖トリガは、閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースしており、そのため、閉鎖トリガを完全作動位置に移動させることにより、閉鎖アクチュエータが、関節部材を係合構成から係合解除構成へと移動させる。
実施例6−発射アクチュエータと動作可能にインターフェースするモータであって、そのため、第1の回転方向でのモータの動作により、発射アクチュエータが、発射部材アセンブリを遠位側に移動させ、モータが第2の回転方向に動くとき、発射アクチュエータが発射部材アセンブリを近位側に移動させる、モータを更に備える、実施例5に記載の外科用ツールアセンブリ。発射トリガアセンブリは、ハンドル上で動作可能に支持され、モータを第1及び第2の回転方向に選択的に回転させるように構成されている。
実施例7−第1及び第2の顎部は、固定顎部軸を中心にして選択的に枢動移動するように互いに対して装着されている、実施例1、2、3、4、5又は6に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例8−第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、第2の顎部は、アンビルを備える、実施例1、2、3、4、5、6又は7に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例9−発射部材アセンブリは近位発射部材を備える、実施例1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の外科用ツールアセンブリ。遠位発射部材は、近位発射部材と摺動可能にインターフェースしている。エンドエフェクタ発射部材は、遠位発射部材に動作可能に連結され、発射部材アセンブリが所定の発射距離を遠位側に移動されるときに、組織を切断し、細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている。
実施例10−発射運動及び後退運動を発生させるように構成された発射駆動システムと、閉鎖アクチュエータをその作動時に第1の軸方向閉鎖距離だけ移動させるように構成された閉鎖駆動システムとを含む、制御ユニットを備える、外科用器具。外科用器具は、制御ユニットと動作可能にインターフェースするシャフトアセンブリを含む交換式外科用ツールアセンブリを更に備える。外科用器具は、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む、外科用エンドエフェクタを更に備える。外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリに対して選択的に関節運動するようにシャフトアセンブリに動作可能に連結されている。発射部材アセンブリは、発射駆動システムと動作可能にインターフェースしており、発射システムの動作が発射部材アセンブリを遠位側に前進させる。関節部材は、外科用エンドエフェクタとインターフェースしており、発射部材アセンブリの移動により関節部材がシャフトアセンブリに対して外科用エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び発射部材アセンブリが関節部材を移動させることなく移動可能である係合解除構成で、発射部材アセンブリと選択的に係合可能である。外科用器具は、閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースする近位閉鎖アセンブリを含む閉鎖アセンブリを更に備える。遠位閉鎖部分は、近位閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースしており、そのため、近位閉鎖アセンブリが、第1の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に前進すると、遠位閉鎖部分が、第1の軸方向閉鎖距離よりも短い第2の軸方向閉鎖距離を軸方向に前進し、第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つを完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させる。クラッチアセンブリは、発射部材アセンブリ、関節部材、及び近位閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースしており、そのため、近位閉鎖アセンブリが、第1の軸方向閉鎖距離を軸方向に前進すると、クラッチアセンブリが、発射部材アセンブリ及び関節部材を係合位置から係合解除位置へと移動させる。
実施例11−近位閉鎖アセンブリの第1の軸方向閉鎖距離の移動により、クラッチアセンブリが関節部材及び発射部材を係合解除構成に回転可能に移動させる、実施例10に記載の外科用器具。
実施例12−クラッチアセンブリは、関節部材及び発射部材アセンブリと動作可能にインターフェースし、係合構成と係合解除構成との間で回転可能である、回転ロックアセンブリを備える、実施例10又は11に記載の外科用器具。クラッチアセンブリは、近位閉鎖アセンブリ及び回転ロックアセンブリと動作可能にインターフェースするカムアセンブリであって、そのため、近位閉鎖アセンブリが、完全開口位置に対応する開始位置から遠位側を第1の軸方向閉鎖距離にわたって完全閉鎖位置に対応する終了位置へと移動されると、カムアセンブリは、係合構成から係合解除構成へと回転ロックアセンブリを回転させ、近位閉鎖アセンブリが終了位置から開始位置へと近位方向に移動されると、カムアセンブリは、係合構成へと回転ロックアセンブリを回転させる、カムアセンブリを更に備える。
実施例13−制御ユニットは、ハンドルと、ハンドル上で動作可能に支持された閉鎖トリガアセンブリであって、非作動位置と完全作動位置との間で選択的に移動可能である、閉鎖トリガアセンブリと、を備える、実施例10、11又は12に記載の外科用器具。閉鎖トリガアセンブリは更に、閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースし、そのため、閉鎖トリガの完全作動位置に移動させることにより、閉鎖アクチュエータが、関節部材を係合構成から係合解除構成へと移動させる。
実施例14−発射駆動システムは、モータと、モータと動作可能にインターフェースする発射アクチュエータアセンブリであって、そのため、第1の回転方向でのモータの動作により、発射アクチュエータアセンブリが、エンドエフェクタに向かって発射部材を移動させ、モータが第2の回転方向に動くとき、発射エンドエフェクタは発射部材をエンドエフェクタから離れるように移動させる、発射アクチュエータアセンブリと、を備える、実施例13に記載の外科用器具。発射駆動システムは、ハンドル上で動作可能に支持されており、モータが作動されていない第1の位置と、モータが第1の回転方向で動作する完全作動位置との間で選択的に移動可能である、発射トリガアセンブリを更に備える。
実施例15−第1及び第2の顎部は、固定顎部軸を中心にして選択的に枢動移動するように互いに対して装着されている、実施例10、11、12、13又は14に記載の外科用器具。
実施例16−第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、第2の顎部は、アンビルを備える、実施例11、12、13、14又は15に記載の外科用器具。
実施例17−外科用エンドエフェクタは、エンドエフェクタ発射部材に動作可能に連結されたエンドエフェクタ発射部材を備える、実施例16に記載の外科用器具。エンドエフェクタ発射部材は、発射部材が外科用エンドエフェクタに向かって移動されるときに、組織を切断し、細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている。
実施例18−シャフトアセンブリと、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む、外科用エンドエフェクタとを備える、外科用ツールアセンブリ。外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリに対して選択的に関節運動するようにシャフトアセンブリに動作可能に連結されている。発射部材アセンブリは、発射運動が適用されたことに応じて遠位側に移動するように構成されている。関節システムは、エンドエフェクタとインターフェースしており、発射部材アセンブリの作動により関節システムがシャフトアセンブリに対してエンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び発射部材アセンブリが関節システムを作動することなく作動可能である係合解除構成で、発射部材アセンブリと選択的に係合可能である。閉鎖システムは、第1の軸方向閉鎖ストローク距離を含む軸方向閉鎖入力を受け取り、その入力から第1の軸方向閉鎖ストローク距離より短い第2の軸方向閉鎖ストローク距離を含む第2の軸方向閉鎖出力を生成するように構成され、第2の軸方向閉鎖出力を第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つに適用して、第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つを完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させるように構成されている。外科用ツールアセンブリは、軸方向閉鎖入力を閉鎖システムに適用すると、関節システム及び発射部材アセンブリを係合構成から係合解除構成へと自動的に移動させるためのクラッチ手段を更に備える。
実施例19−第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、第2の顎部は、アンビルを備える、実施例18に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例20−外科用ツールアセンブリは、発射部材アセンブリに動作可能に連結されたエンドエフェクタ発射部材を備え、エンドエフェクタ発射部材は、発射部材アセンブリが細長チャネル内部を通って遠位側に移動されるときに、組織を切断し、細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、実施例19に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例21−閉鎖運動及び開口運動が適用されると、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む、外科用エンドエフェクタを備える、外科用ツールアセンブリ。近位閉鎖部材は、閉鎖入力運動が適用されると、第1の閉鎖ストローク距離にわたって移動するように構成されている。遠位閉鎖部材は、外科用エンドエフェクタと動作可能にインターフェースしている。外科用ツールアセンブリは、近位閉鎖部材及び遠位閉鎖部材と動作可能にインターフェースする閉鎖低減リンケージを含む閉鎖ストローク低減アセンブリであって、そのため、近位閉鎖部材が第1の閉鎖ストローク距離にわたって移動するときに、閉鎖低減リンケージは、遠位閉鎖部材を、第1の閉鎖ストローク距離よりも短い第2の閉鎖ストローク距離にわたって軸方向に移動させ、それによって第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つを完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させる、閉鎖ストローク低減アセンブリを備える。
実施例22−外科用エンドエフェクタは、閉鎖入力運動の供給源と動作可能に係合するように構成されたシャフト装着部分を備える、シャフトアセンブリに連結されている、実施例21に記載の外科用ツールアセンブリ。スパインアセンブリは、外科用エンドエフェクタ及びシャフト装着部分に動作可能に連結されている。スパインアセンブリは、近位閉鎖部材及び遠位閉鎖部材をその上に移動可能に支持している。
実施例23−閉鎖低減リンケージは、スパインアセンブリの一部と、近位閉鎖部材に対して軸方向移動するように移動可能に支持された装着部材とに動作可能に連結されている、実施例22に記載の外科用ツールアセンブリ。閉鎖低減リンケージはまた、近位閉鎖部材と連通しており、そのため、第1の閉鎖ストローク距離全体にわたる近位閉鎖部材の移動は、閉鎖低減リンケージを畳込構成から拡張構成へと移動させる。装着部材は、遠位閉鎖部材に動作可能に連結された中間閉鎖部材に連結されている。
実施例24−近位閉鎖部材は、第1の閉鎖ストローク距離全体にわたってスパインアセンブリ上で選択的に軸方向移動するためにスパインアセンブリの一部上で軸方向に支持された近位閉鎖管を備える、実施例23に記載の外科用ツールアセンブリ。閉鎖低減リンケージは、スパインアセンブリの一部に移動可能に連結された近位閉鎖リンクを備えている。遠位閉鎖リンクは、装着部材に移動可能に連結され、かつ、近位閉鎖管と動作可能にインターフェースするアクチュエータ部材によって近位閉鎖リンクに枢動可能に連結されている。
実施例25−アクチュエータ部材は、近位閉鎖管のアクチュエータカムスロット内に移動可能に受容されるアクチュエータピンを備える、実施例24に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例26−外科用エンドエフェクタは、関節継手によってシャフトアセンブリに連結されている、実施例22、23、24又は25に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例27−シャフトアセンブリは、外科用エンドエフェクタに関節運動を適用するように構成された関節システムと、発射部材を外科用エンドエフェクタを通して軸方向に前進させるように構成された発射部材アセンブリと、を備える、実施例26に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例28−関節システムは、発射部材アセンブリの移動により関節システムがシャフトアセンブリに対して外科用エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び発射部材アセンブリが関節システムを移動させることなく移動可能である係合解除構成で、発射部材アセンブリと選択的に係合可能であり、近位閉鎖部材の第1の閉鎖ストローク距離全体にわたる移動により、関節システム及び発射部材アセンブリを係合解除構成に移動させる、実施例27に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例29−第1及び第2の顎部は、固定顎部軸を中心にして選択的に枢動移動するように互いに対して装着されている、実施例21、22、23、24、25、26、27又は28に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例30−第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、第2の顎部は、アンビルを備える、実施例21、22、23、24、25、26、27、28又は29に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例31−発射部材アセンブリは、近位発射部材と、近位発射部材と摺動可能にインターフェースする遠位発射部材と、を備える、実施例30に記載の外科用ツールアセンブリ。エンドエフェクタ発射部材は、遠位発射部材に動作可能に連結され、発射部材アセンブリが所定の発射距離を遠位側に移動されるときに、組織を切断し、細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている。
実施例32−閉鎖運動及び開口運動が適用されると、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む、外科用エンドエフェクタを備える、外科用ツールアセンブリ。外科用ツールアセンブリは、外科用エンドエフェクタに連結されたシャフトアセンブリを更に備える。シャフトアセンブリは、閉鎖入力運動が適用されると、第1の閉鎖ストローク距離にわたって移動するように構成されている、近位閉鎖部材を備えている。遠位閉鎖部材は、外科用エンドエフェクタと動作可能にインターフェースしており、閉鎖ストローク低減アセンブリは、近位閉鎖部材と遠位閉鎖部材に連結された中間閉鎖部材とに移動可能に連結されており、そのため、近位閉鎖部材が第1の閉鎖ストローク距離にわたって移動するときに、閉鎖ストローク低減アセンブリは、中間閉鎖部材及び遠位閉鎖部材を軸方向に第1の閉鎖ストローク距離よりも短い第2の閉鎖ストローク距離にわたって移動させ、それにより、遠位閉鎖部材は、第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つを完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させる。
実施例33−シャフトアセンブリは、閉鎖入力運動の供給源と動作可能に係合するように構成されたシャフト装着部分を備える、実施例32に記載の外科用ツールアセンブリ。スパインアセンブリは、外科用エンドエフェクタ及びシャフト装着部分に動作可能に連結されている。スパインアセンブリは、近位閉鎖部材、中間閉鎖部材、及び遠位閉鎖部材をその上に移動可能に支持している。
実施例34−外科用エンドエフェクタは、関節継手によってシャフトアセンブリに連結されている、実施例32又は33に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例35−シャフトアセンブリは、外科用エンドエフェクタに関節運動を適用するように構成された関節システムと、発射部材を外科用エンドエフェクタを通して軸方向に前進させるように構成された発射部材アセンブリと、を備える、実施例34に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例36−関節システムは、発射部材アセンブリの移動により関節システムがシャフトアセンブリに対して外科用エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び発射部材アセンブリが関節システムを移動させることなく移動可能である係合解除構成で、発射部材アセンブリと選択的に係合可能であり、近位閉鎖部材の第1の軸方向閉鎖ストローク距離全体にわたる移動により、関節システム及び発射部材アセンブリを係合解除構成に移動させる、実施例35に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例37−第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、第2の顎部は、アンビルを備える、実施例32、33、34、35又は36に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例38−発射部材アセンブリは、近位発射部材と、近位発射部材と摺動可能にインターフェースする遠位発射部材と、遠位発射部材に動作可能に連結され、発射部材アセンブリが所定の発射距離を遠位側に移動されるときに、組織を切断し、細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、エンドエフェクタ発射部材と、を備える、実施例37に記載の外科用ツールアセンブリ。
実施例39−閉鎖運動及び開口運動が適用されると、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で固定顎部軸を中心にして移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む、外科用エンドエフェクタを備える、外科用ツールアセンブリ。シャフトアセンブリは、外科用エンドエフェクタに連結されている。シャフトアセンブリは、閉鎖入力運動が適用されると、第1の軸方向閉鎖ストローク距離にわたって移動するように構成されている、近位閉鎖部材を備える。遠位閉鎖部材は、外科用エンドエフェクタと動作可能にインターフェースしている。外科用ツールアセンブリは、近位閉鎖部材と移動可能にインターフェースする閉鎖ストローク低減手段であって、そのため、近位閉鎖部材が第1の軸方向閉鎖ストローク距離にわたって移動するときに、閉鎖ストローク低減手段は、非作動構成から作動構成へと移動し、それによって遠位閉鎖部材を第1の軸方向閉鎖ストローク距離よりも短い第2の軸方向閉鎖ストローク距離にわたって軸方向に移動させ、これにより遠位閉鎖部材は、第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つを完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させる。
実施例40−互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で固定顎部軸を中心にして移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む、外科用エンドエフェクタを備える、外科用器具。シャフトアセンブリは、外科用エンドエフェクタと動作可能にインターフェースしており、閉鎖部材を備え、閉鎖部材は、閉鎖部材が第1の方向に移動されるときに、第1及び第2の顎部を完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させるように構成されている。外科用器具は、閉鎖部材並びに第1及び第2の顎部に対して移動するように支持された少なくとも1つの顎部開口カムを更に備える。少なくとも1つの顎部開口カムの各々は、閉鎖部材が第2の方向に移動されるときに、第1及び第2の顎部に開口運動を適用するように構成されている。
実施例41−少なくとも1つの顎部開口カムの各々は、閉鎖部材に移動可能に連結されている、実施例40に記載の外科用器具。
実施例42−少なくとも1つの顎部開口カムの各々は、引張りばねによって閉鎖部材に移動可能に連結されている、実施例40又は41に記載の外科用器具。
実施例43−第1の顎部は、少なくとも1つの顎部開口カムの各々に対応する第1の弓状カム表面を備え、第2の顎部は、第1の弓状カム表面の各々に対応し、第1の弓状カム表面から離れる方向に湾曲している、第2の弓状カム表面を備える、実施例40、41又は42に記載の外科用器具。
実施例44−少なくとも1つの顎部開口カムの各々は、対応する第1及び第2の弓状カム表面と同時に係合するように構成された楔形状を有する、実施例43に記載の外科用器具。
実施例45−第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、第2の顎部は、アンビルを備える、実施例40、41、42、43又は44に記載の外科用器具。
実施例46−外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリによって画定されるシャフト軸を横切る関節運動軸を中心にして選択的に関節運動するように、関節継手によってシャフトアセンブリに連結されている、実施例40、41、42、43、44又は45に記載の外科用器具。
実施例47−第1の顎部は、第1の閉鎖カム表面を備え、第2の顎部は、第2の閉鎖カム表面を備える、実施例40、41、42、43、44、45、又は46に記載の外科用器具。第1及び第2の閉鎖カム表面の各々は、閉鎖部材が第1の方向に移動して第1及び第2の顎部に閉鎖運動を適用するときに、閉鎖部材とカム接触するように位置付けられている。
実施例48−シャフトアセンブリは、発射運動が適用されると、第1の方向に軸方向移動するように構成されている、発射部材アセンブリを更に備える、実施例45に記載の外科用器具。エンドエフェクタ発射部材は、発射部材アセンブリに動作可能に連結されており、発射部材アセンブリが所定の発射距離を第1の方向に移動されるときに、組織を切断し、細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている。
実施例49−互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で固定顎部軸を中心にして移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む、外科用エンドエフェクタを備える、外科用器具。シャフトアセンブリは、外科用エンドエフェクタと動作可能にインターフェースしており、閉鎖部材を備え、閉鎖部材は、閉鎖部材が第1の方向に移動されるときに、第1及び第2の顎部を完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させるように構成されている。外科用器具は、閉鎖部材に対して移動するように第1の伸縮式カプラによって閉鎖部材に移動可能に連結された第1の楔形カムと、閉鎖部材に対して移動するように第2の伸縮式カプラによって閉鎖部材に移動可能に連結された第2の楔形カムと、を更に備える。第1及び第2の楔形カムは、閉鎖部材が第2の方向に移動されるときに、第1及び第2の顎部に開口運動を適用するように構成されている。
実施例50−第1の楔形カムは、第1の顎部上の第1の弓状カム表面と第2の顎部上の第2の弓状表面との間に向けられており、第2の楔形カムは、第1の顎部上の別の第1の弓状カム表面と第2の顎部上の別の第2の弓状カム表面との間に向けられている、実施例49に記載の外科用ステープル留め器具。
実施例51−第1の伸縮式カプラは、第1の引張りばねを含み、第2の伸縮式カプラは、第2の引張りばねを含む、実施例49又は50に記載の外科用器具。
実施例52−第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、第2の顎部は、アンビルを備える、実施例49、50又は51に記載の外科用器具。
実施例53−外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリによって画定されるシャフト軸を横切る関節運動軸を中心にして選択的に関節運動するように、関節継手によってシャフトアセンブリに連結されている、実施例49、50、51又は52に記載の外科用器具。
実施例54−シャフトアセンブリは、発射運動が適用されると、第1の方向に軸方向移動するように構成されている、発射部材アセンブリと、発射部材アセンブリに動作可能に連結されたエンドエフェクタ発射部材であって、発射部材アセンブリが所定の発射距離を第1の方向に移動されるときに、組織を切断し、細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、エンドエフェクタ発射部材と、を更に備える、実施例52に記載の外科用器具。
実施例55−第1の顎部は、第1の閉鎖カム表面を備え、第2の顎部は、第2の閉鎖カム表面を備える、実施例49、50、51、52、53又は54に記載の外科用器具。第1及び第2の閉鎖カム表面の各々は、閉鎖部材が第1の方向に移動して第1及び第2の顎部に閉鎖運動を適用するときに、閉鎖部材とカム接触するように位置付けられている。
実施例56−互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で固定顎部軸を中心にして移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む、外科用エンドエフェクタを備える、外科用器具。シャフトアセンブリは、外科用エンドエフェクタと動作可能にインターフェースしており、閉鎖部材を備え、閉鎖部材は、閉鎖部材が第1の方向に移動されるときに、第1及び第2の顎部を完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させるように構成されている。外科用器具はまた、第1及び第2の顎部の対応する部分の間に支持された少なくとも1つの顎部開口カムと、少なくとも1つの顎部開口カムの各々を閉鎖部材に移動可能に連結するための手段であって、そのため、顎部開口カムの各々が閉鎖部材に対して遠位に位置している、移動可能に連結するための手段と、を備える。また、移動可能に連結するための手段は、閉鎖部材が第2の方向に移動されるときに、顎部開口カムに張力を加えてもよい。
実施例57−第1の顎部は、第1の閉鎖カム表面を備え、第2の顎部は、第2の閉鎖カム表面を備える、実施例56に記載の外科用器具。第1及び第2の閉鎖カム表面の各々は、閉鎖部材が第1の方向に移動して第1及び第2の顎部に閉鎖運動を適用するときに、閉鎖部材とカム接触するように位置付けられている。
実施例58−閉鎖部材は、完全開口位置に対応する非作動位置と完全閉鎖位置に対応する完全作動位置との間で軸方向に移動可能であり、顎部開口カムの各々は、閉鎖部材が非作動位置にあるとき、閉鎖部材に対して遠位にある、実施例56又は57に記載の外科用器具。
実施例59−第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、第2の顎部は、アンビルを備える、実施例56、57又は58に記載の外科用器具。
実施例60−第1の顎部と、垂直軸に沿ってのみ移動するように拘束された枢動軸を中心にして選択的に枢動移動するように、第1の顎部に枢動可能に連結されており、かつ第1の顎部に対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で選択的に移動可能である、第2の顎部と、を含む、外科用エンドエフェクタを備える、外科用器具。外科用器具はまた、閉鎖部材であって、閉鎖部材が第1の方向に移動されるときに、第1及び第2の顎部を完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動させるように構成されている、閉鎖部材を備える。
実施例61−閉鎖部材は、閉鎖部材が第1の方向に移動されるときに、完全開口位置に対応する垂直軸に沿った第1の垂直位置から、完全閉鎖位置に対応する第2の垂直位置へと枢動軸を移動させるように構成されている、実施例60に記載の外科用器具。
実施例62−閉鎖部材は、閉鎖部材が第1の方向に移動されるときに、枢動軸を中心にして第2の顎部を完全閉鎖位置へと枢動させるように構成されている、実施例60又は61に記載の外科用器具。
実施例63−第2の顎部は、枢動軸を画定し、かつ、第1の顎部内に形成された対応する垂直スロット内に各々が移動可能に受容される枢動ピンの対を備え、各枢動ピンは、閉鎖部材と動作可能に係合する、実施例60、61又は62に記載の外科用器具。
実施例64−各枢動ピンはまた、閉鎖部材内の対応する閉鎖スロット内に受容されている、実施例63に記載の外科用器具。
実施例65−各閉鎖スロットは、第1の水平軸に沿って延在する近位スロット部分と、第1の水平軸からオフセットされた第2の水平軸に沿って延在する遠位スロット部分と、を備える、実施例64に記載の外科用器具。
実施例66−枢動ピンは、第2の顎部が完全開口位置にあるとき、第1の顎部内の対応する垂直スロット内の第1の垂直位置、及び閉鎖部材内の対応する閉鎖スロットの遠位スロット部分に位置し、枢動ピンは、第2の顎部が完全閉鎖位置にあるとき、第1の顎部内の対応する垂直スロット内の第2の垂直位置、及び閉鎖部材内の近位スロット部分に位置する、実施例65に記載の外科用器具。
実施例67−第1の顎部は、第1の閉鎖カム表面を備え、第2の顎部は、第2の閉鎖カム表面を備える、実施例60、61、62、63、64、65又は66に記載の外科用器具。第1及び第2の閉鎖カム表面の各々は、閉鎖部材が第1の方向に移動して第1及び第2の顎部に閉鎖運動を適用するときに、閉鎖部材とカム接触するように位置付けられている。
実施例68−第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、第2の顎部は、アンビルを備える、実施例60、61、62、63、64、65、66又は67に記載の外科用器具。
実施例69−閉鎖部材は、外科用エンドエフェクタに動作可能に連結されたシャフトアセンブリの一部を備える、実施例60、61、62、63、64、65、66、67又は68に記載の外科用器具。
実施例70−外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリによって画定されるシャフト軸を横切る関節運動軸を中心にして選択的に関節運動するように、関節継手によってシャフトアセンブリに連結されている、実施例60、61、62、63、64、65、66、67、68又は69に記載の外科用器具。
実施例71−シャフトアセンブリは、発射運動が適用されると、第1の方向に軸方向移動するように構成されている、発射部材アセンブリと、発射部材アセンブリに動作可能に連結されており、発射部材アセンブリが所定の発射距離を第1の方向に移動されるときに、組織を切断し、細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、エンドエフェクタ発射部材と、を更に備える、実施例68に記載の外科用器具。
実施例72−外科用ステープルカートリッジを内部に動作可能に支持するように構成された細長チャネルを備える、外科用器具。外科用器具は、細長チャネル内に形成された対応するチャネルスロット内に受容されるアンビルピンの対を含むアンビルを更に備える。各チャネルスロットは、チャネル軸に沿って延在している。閉鎖部材は、細長チャネル及びアンビルに対して第1及び第2の方向に移動するように構成されている。各アンビルピンは、チャネルスロットを横切る閉鎖部材内の対応する閉鎖スロット内に延在し、そのため、閉鎖部材が第1の方向に移動されるときに、アンビルピンはチャネル軸に沿って移動し、アンビルは細長チャネルに向かって同時に枢動する。
実施例73−各閉鎖スロットは、対応するチャネル軸を横切る第1の閉鎖軸に沿って延在する近位閉鎖スロット部分と、チャネル軸を横切り、第1の閉鎖軸からオフセットされた第2の閉鎖軸に沿って延在する遠位閉鎖スロット部分と、を備える、実施例72に記載の外科用器具。
実施例74−アンビルピンの対は、チャネル軸に沿って選択的に移動可能な枢動軸を画定する、実施例72又は73に記載の外科用器具。
実施例75−各チャネル軸は、垂直に向けられており、各閉鎖軸は、水平に向けられており、互いに平行である、実施例73又は74に記載の外科用器具。
実施例76−閉鎖部材は、細長チャネルに動作可能に連結されたシャフトアセンブリの一部を備える、実施例72、73、74又は75に記載の外科用器具。
実施例77−細長チャネルは、シャフトアセンブリによって画定されるシャフト軸を横切る関節運動軸を中心にして選択的に関節運動するように、関節継手によってシャフトアセンブリに連結されている、実施例76に記載の外科用器具。
実施例78−シャフトアセンブリは、発射運動が適用されると、第1の方向に軸方向移動するように構成されている、発射部材アセンブリと、発射部材アセンブリに動作可能に連結されており、発射部材アセンブリが所定の発射距離を第1の方向に移動されるときに、組織を切断し、細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、エンドエフェクタ発射部材と、を更に備える、実施例76又は77に記載の外科用器具。
実施例79−第1の顎部と、垂直軸に沿ってのみ移動するように拘束された枢動軸を中心にして選択的に枢動移動するように、第1の顎部に枢動可能に連結されており、かつ第1の顎部に対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で選択的に移動可能である、第2の顎部と、を含む、外科用エンドエフェクタを備える、外科用器具。外科用器具はまた、枢動軸を中心にして第2の顎部を枢動させながら、枢動軸を垂直軸に沿って垂直に同時に移動させるための閉鎖手段を備える。
実施例80−シャフト軸を画定するシャフトアセンブリを備える、外科用器具。外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリと動作可能にインターフェースし、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で固定顎部軸を中心にして移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む。発射部材は、外科用エンドエフェクタに対して開始位置と終了位置との間で移動するように構成されている。発射部材は、2つの外側部を含む、垂直に延在する発射本体を備える。第1の顎部係合部材は、発射本体の各外側部から横方向に延在している。各第1の顎部係合部材は、シャフト軸と交差する第1の顎部係合軸に沿って向けられており、発射部材が開始位置と終了位置との間を移動するときに、第1の顎部と摺動可能に係合するように配置されている。第2の顎部係合部材は、発射本体の各外側部から横方向に延在し、かつ第1の顎部係合部材から垂直に離間している。各第2の顎部係合は、シャフト軸及び第1の顎部係合軸と交差する第2の顎部係合軸に沿って向けられている。各第2の顎部係合部材は、発射部材が開始位置と終了位置との間を移動するときに、第2の顎部と摺動可能に係合するように配置されている。
実施例81−各第1の顎部係合部材は、第1の近位端と第1の遠位端とを備え、第1の近位端は、第1の近位厚さを備え、第1の遠位端は、第1の近位厚さとは異なる第1の遠位厚さを備える、実施例80に記載の外科用器具。
実施例82−第1の近位厚さは、第1の遠位厚さよりも薄い、実施例81に記載の外科用器具。
実施例83−各第2の顎部係合部材は、第2の近位端と第2の遠位端とを備え、第2の近位端は、第2の近位厚さを有し、第2の遠位端は、第2の近位厚さとは異なる第2の遠位厚さを有する、実施例81に記載の外科用器具。
実施例84−第2の近位厚さは、第2の遠位厚さよりも薄い、実施例83に記載の外科用器具。
実施例85−各第1の顎部係合部材の近位端は、第2の顎部係合部材のうちの対応する1つの近位端から近位垂直距離に向けられており、かつ各第1の顎部係合部材の遠位端は、第2の顎部係合部材のうちの対応する1つの遠位端から遠位垂直距離に向けられており、近位垂直距離は、遠位垂直距離とは異なる、実施例83又は84に記載の外科用器具。
実施例86−近位垂直距離は、遠位垂直距離よりも短い、実施例85に記載の外科用器具。
実施例87−発射部材は、発射本体の各外側部から延在する中央の第1の顎部係合部材を更に備える、実施例80、81、82、83、84、85又は86に記載の外科用器具。
実施例88−発射部材は、組織切断表面を更に備える、実施例80、81、82、83、84、85、86又は87に記載の外科用器具。
実施例89−シャフト軸を画定するシャフトアセンブリを備える、外科用器具。外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリと動作可能にインターフェースする外科用エンドエフェクタであって、外科用ステープルカートリッジを内部に動作可能に支持するように構成された細長チャネルと、アンビルであって、アンビル及び細長チャネルは、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で固定顎部軸を中心にして互いに対して移動可能に移動するように構成されている、アンビルと、を備える。発射部材は、外科用エンドエフェクタに対して開始位置と終了位置との間で移動するように構成されている。発射部材は、2つの外側部を含む、垂直に延在する発射本体を備える。チャネル係合部材は、発射本体の各外側部から横方向に延在している。各チャネル係合部材は、第1の近位端と第1の遠位端とを備え、発射部材が開始位置と終了位置との間を移動するときに、細長チャネルと摺動可能に係合するように配置されている。アンビル係合部材は、発射本体の各外側部から横方向に延在し、チャネル係合部材のうちの対応する1つから垂直に離間している。各アンビル係合部材は、チャネル係合部材のうちの対応する1つの第1の近位端から近位垂直距離だけ離間した第2の近位端を備える。各アンビル係合部材は、対応するチャネル係合部材の第1の遠位端から近位垂直距離とは異なる遠位垂直距離だけ離間した第2の遠位端を更に備える。各アンビル顎部係合部材は、発射部材が開始位置と終了位置との間を移動するときに、アンビルと摺動可能に係合するように配置されている。
実施例90−近位垂直距離は、遠位垂直距離よりも短い、実施例89に記載の外科用器具。
実施例91−第1の近位端は、第1の近位厚さを有し、第1の遠位端は、第1の近位厚さとは異なる第1の遠位厚さを有する、実施例89又は90に記載の外科用器具。
実施例92−第1の近位厚さは、第1の遠位厚さよりも薄い、実施例91に記載の外科用器具。
実施例93−第2の近位端は、第2の近位厚さを有し、第2の遠位端は、第2の近位厚さとは異なる第2の遠位厚さを有する、実施例89、90、91又は92に記載の外科用器具。
実施例94−第2の近位厚さは、第2の遠位厚さよりも薄い、実施例93に記載の外科用器具。
実施例95−発射部材は、発射本体の各外側部から延在する中央チャネル係合部材を更に備える、実施例89、90、91、92、93又は94に記載の外科用器具。
実施例96−発射部材は、組織切断表面を更に備える、実施例89、90、91、92、93、94又は95に記載の外科用器具。
実施例97−シャフト軸を画定するシャフトアセンブリを備える、外科用器具。外科用エンドエフェクタは、シャフトアセンブリと動作可能にインターフェースし、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で固定顎部軸を中心にして移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を含む。発射部材は、外科用エンドエフェクタに対して開始位置と終了位置との間で移動するように構成されている。発射部材は、2つの外側部を含む、垂直に延在する発射本体を備える。第1の顎部係合部材は、発射本体の各外側部から横方向に延在している。各第1の顎部係合部材は、シャフト軸と平行ではない第1の顎部係合軸に沿って向けられており、発射部材が開始位置と終了位置との間を移動するときに、第1の顎部と摺動可能に係合するように配置されている。第2の顎部係合部材は、発射本体の各外側部から横方向に延在し、かつ第1の顎部係合部材から垂直に離間している。第2の顎部係合部材は、シャフト軸及び第1の顎部係合軸と平行ではない第2の顎部係合軸に沿って向けられている。
実施例98−発射部材は、発射本体の各外側部から延在する中央の第1の顎部係合部材を更に備える、実施例97に記載の外科用器具。
実施例99−発射部材は、組織切断表面を更に備える、実施例97又は98に記載の外科用器具。
実施例100−外科用ステープルカートリッジを内部に動作可能に支持するように構成された第1の顎部を備える、外科用器具。第2の顎部は、第1の顎部に対して支持されており、そのため、第1及び第2の顎部が互いに対して開口位置と閉鎖位置との間で選択的に移動可能である。発射部材は、発射運動及び後退運動が適用されると、開始位置と終了位置との間で第2の顎部内を軸方向移動するように支持されている。ロック部材は、外科用エンドエフェクタ内で支持されており、ロック解除構成と、発射部材が開始位置から遠位側に前進するのをロック部材が防止するロック構成との間で移動可能である。ロック部材は、第1及び第2の顎部が開口位置にあるとき、ロック解除位置へと付勢されるように、エンドエフェクタと動作可能にインターフェースしている。ロック部材は、未発射位置に位置するカムアセンブリを備える外科用ステープルカートリッジが第1の顎部内に支持され、それによってロック部材をロック解除構成に保持しない限り、第1及び第2の顎部が閉鎖位置に移動されたときに、ロック位置に移動するように構成されている。
実施例101−外科用ステープルカートリッジは、発射部材が開始位置と終了位置との間を移動するとき、発射部材を内部に摺動可能に受容するように構成された細長スロットを備え、ロック部材は、発射部材を細長スロットと軸方向に整列させるように構成されている、実施例100に記載の外科用器具。
実施例102−発射部材は、2つの外側部を含み、ロック部材は、ロック部材がロック構成にあるとき、発射部材の各外側部と保持的に係合するように構成されている、実施例100又は101に記載の外科用器具。
実施例103−ロック部材は、発射部材の各外側部に対応するばねアームと、発射部材の各外側部上の対応するロックラグと解放可能に係合するように構成された各ばねアーム内のロックノッチと、を備える、実施例102に記載の外科用器具。
実施例104−各ばねアームは、第1の顎部内に装着された外科用ステープルカートリッジ内の未発射位置で支持されたカムアセンブリの対応する部分と係合するように構成されたロック解除タブを備える、実施例103に記載の外科用器具。
実施例105−発射部材上に組織切断表面を更に備える、実施例100、101、102、103又は104に記載の外科用器具。
実施例106−第2の顎部は、アンビルを備える、実施例100、101、102、103、104又は105に記載の外科用器具。
実施例107−アンビルは、アンビル本体と、発射部材の一部が軸方向に内部を通って通過するのを可能にする、アンビル本体内の軸方向スロットと、軸方向スロットの各側上のアンビル本体内の軸方向通路と、を備える、実施例106に記載の外科用器具。
実施例108−発射部材は、第1の顎部内の対応する通路内を摺動可能に通過するように構成された足と、発射部材本体の上部から横方向に延在する横方向に延在し、アンビル本体内の軸方向通路のうちの対応する1つを通過するように構成されている、横方向に延在するアンビル係合機構であって、第1及び第2の係合機構は、足とアンビル係合機構との間に位置する、横方向に延在するアンビル係合機構と、を備える、実施例107に記載の外科用器具。
実施例109−シャフト軸を画定するシャフトアセンブリを備える、外科用器具。細長チャネルは、シャフトアセンブリに連結されており、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するよう構成されている。アンビルは、細長チャネルに対して支持されており、そのため、アンビル及び細長チャネルは、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で選択的に移動可能である。発射部材は、発射運動及び後退運動が適用されると、開始位置と終了位置との間で細長チャネル内を軸方向移動するように支持されている。ロック部材は、アンビル及び細長チャネルの完全開口位置に対応するロック解除構成と、発射部材が開始位置から遠位側に前進するのをロック部材が防止するロック構成との間で移動可能である。ロック部材は、アンビル及び細長チャネルが完全開口位置にあるとき、ロック解除位置へと付勢され、未発射位置に位置するカムアセンブリを備える外科用ステープルカートリッジが細長チャネル内で支持され、それによってロック部材をロック解除構成に保持しない限り、アンビル及び細長チャネルが完全閉鎖位置へと移動されるとき、アンビル及び細長チャネルのうちの1つによってロック位置に移動するように構成されている。
実施例110−ロック部材は、アンビル及び細長チャネルが完全開口位置にあるとき、シャフト軸に沿って発射部材を軸方向に整列させるように構成されている、実施例109に記載の外科用器具。
実施例111−ロック部材は、発射部材の各外側部に対応する発射部材整列タブを備える、実施例110に記載の外科用器具。
実施例112−ロック部材は、アンビルが完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動するときにロック部材をロック構成に向かって付勢するためにアンビルと付勢接触するように支持された少なくとも1つのアンビルばねを更に備える、実施例109、110又は111に記載の外科用器具。
実施例113−発射部材は、2つの外側部を含み、ロック部材は、ロック部材がロック構成にあるとき、発射部材の各外側部と保持的に係合するように構成されている、実施例、109、110、111又は112に記載の外科用器具。
実施例114−ロック部材は、発射部材の各外側部に対応するばねアームと、発射部材の各外側部上の対応するロックラグと解放可能に係合するように構成されている、各ばねアーム内のロックノッチと、を備える、実施例113に記載の外科用器具。
実施例115−各ばねアームは、細長チャネル内に装着された外科用ステープルカートリッジ内の未発射位置で支持されたカムアセンブリの対応する部分と係合するように構成されたロック解除タブを備える、実施例114に記載の外科用器具。
実施例116−発射部材上に組織切断表面を更に備える、実施例109、110、111、112、113、114又は115に記載の外科用器具。
実施例117−アンビルは、アンビル本体と、発射部材の一部が軸方向に内部を通って通過するのを可能にする、アンビル本体内の軸方向スロットと、軸方向スロットの各側上のアンビル本体内の軸方向通路と、を備える、実施例109、110、111、112、113、114、115又は116に記載の外科用器具。
実施例118−発射部材は、細長チャネル内の対応する通路内を摺動可能に通過するように構成された足と、発射部材本体の上部から横方向に延在し、アンビル本体内の軸方向通路のうちの対応する1つを通過するように構成されている、横方向に延在するアンビル係合機構であって、第1及び第2の係合機構は、足とアンビル係合機構との間に位置する、横方向に延在するアンビル係合機構と、を備える、実施例117に記載の外科用器具。
実施例119−シャフト軸を画定するシャフトアセンブリを備える、外科用器具。細長チャネルは、シャフトアセンブリに連結されており、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するよう構成されている。アンビルは、細長チャネルに対して支持されており、そのため、アンビル及び細長チャネルは、互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で選択的に移動可能である。発射部材は、発射運動及び後退運動が適用されると、開始位置と終了位置との間で細長チャネル内を軸方向移動するように支持されている。外科用器具は、未発射位置に位置するカムアセンブリを備える外科用ステープルカートリッジが細長チャネル内に支持されない限り、発射部材が開始位置から遠位側に前進するのを防止するための手段を更に備える。防止するための手段は、アンビル及び細長チャネルの完全開口位置に対応するロック解除構成と、アンビル及び細長チャネルが完全開口位置から完全閉鎖位置へと移動するときに、発射部材が開始位置から遠位側に前進するのをロック部材が防止するロック構成との間で移動可能である。
実施例120−第1の近位顎部端と第1の顎部表面とを含む第1の顎部と、第2の近位顎部端と第2の顎部表面を含む第2の顎部と、を備える、外科用エンドエフェクタ。第1の近位顎部端及び第2の近位顎部端は、互いに対して移動可能に支持され、そのため、第1の顎部表面及び第2の顎部表面は、互いに対する完全開口位置と、組織が第1の顎部表面と第2の顎部表面との間にクランプされ得る、互いに対する完全閉鎖位置との間で移動可能である。少なくとも1つの拡張可能な組織止めは、第1及び第2の顎部のうちの一方に位置しており、第1及び第2の顎部が完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するときに、第1の顎部表面と第2の顎部表面との間に延在するように構成されている。
実施例121−各拡張可能な組織止めは、下部組織止め部分と、下部組織止め部分に対して移動可能に移動するように支持された上部組織止め部分と、完全閉鎖位置に対応する完全圧縮配向と完全開口位置に対応する完全拡張配向との間で、上部組織止め部分及び下部組織止め部分を付勢するための付勢部材と、を備える、実施例120に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例122−第1の顎部は、細長チャネルと、細長チャネル内で動作可能に支持され、第1の顎部表面を画定する、外科用ステープルカートリッジと、を備える、実施例120又は121に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例123−各拡張可能な組織止めは、外科用ステープルカートリッジ上に動作可能に支持されている、実施例122に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例124−少なくとも1つの拡張可能な組織止めは、第1の近位顎部端に隣接して動作可能に支持された2つの拡張可能な組織止めを備える、実施例120、121、122又は123に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例125−各拡張可能な組織止めに対応する第2の顎部上に固定組織止めを更に備える、実施例120、121、122、123又は124に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例126−各固定組織止めは、対応する拡張可能な組織止めの近位に位置する、実施例125に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例127−外科用ステープルカートリッジは、細長チャネル内に着脱可能に支持され、第1の顎部表面を画定するように構成されたカートリッジ本体を備える、実施例122に記載の外科用エンドエフェクタ。細長スロットは、カートリッジ本体の一部及び第1の顎部表面を通って延在している。少なくとも1列の別個のステープルポケットは、細長スロットの各側に位置している。各別個のステープルポケットは、少なくとも1つの外科用ステープルを内部に動作可能に支持しており、少なくとも1つの拡張可能な組織止めのうちの少なくとも一部は、個別のステープルポケットの各列において最近位の別個のステープルポケットの遠位に位置する。
実施例128−下部組織止め部分は、第1の顎部に枢動可能に連結されており、間に空間を画定する相互接続されたカム壁の対を備えており、上部組織止め部分のうちの対応する1つは、その空間内で移動可能に支持されている、実施例121に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例129−各下部組織止め部分及び上部組織止め部分は、組織止め軸を中心にして枢動移動するように、第1の顎部上に枢動可能に支持されている、実施例128に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例130−第1の顎部は、細長チャネルと、細長チャネル内に動作可能に支持され、第1の顎部表面を画定する、外科用ステープルカートリッジとを備える、実施例129に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例131−外科用ステープルカートリッジは、細長チャネル内に着脱可能に支持され、第1の顎部表面を画定するように構成されたカートリッジ本体を備える、実施例130に記載の外科用エンドエフェクタ。細長スロットは、カートリッジ本体の一部及び第1の顎部表面を通って延在している。少なくとも1列の別個のステープルポケットは、細長スロットの各側に位置している。各別個のステープルポケットは、少なくとも1つの外科用ステープルを内部に動作可能に支持しており、少なくとも1つの拡張可能な組織止めは、個別のステープルポケットの列の各々において最近位の別個のステープルポケットの遠位に位置しており、組織止め軸は、細長スロットを横切っている。
実施例132−カートリッジデッキ表面と、ステープルポケットのパターンをその内部に画定するカートリッジ本体と、を含む、外科用ステープルカートリッジ、を備える、外科用エンドエフェクタ。外科用エンドエフェクタは、ステープル形成下面を含むアンビルを更に備える。アンビル及びカートリッジ本体は、互いに対して支持されており、そのため、アンビル及びカートリッジ本体の一方は、アンビル及びカートリッジ本体の他方に対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で選択的に移動可能である。外科用エンドエフェクタは、組織がカートリッジデッキ表面とステープル形成下面との間に入れられたとき、組織がステープルポケットのパターンの最近位部分を越えて近位側に延在するのを防止するための手段を更に備える。防止するための手段は、完全閉鎖位置に対応する完全畳込配向と、完全開口位置に対応する完全拡張配向との間で拡張可能である。
実施例133−カートリッジ本体は、カートリッジ本体の一部及びカートリッジデッキ表面を通って延在する細長スロットを更に備え、ステープルポケットのパターンは、細長スロットの各側に位置する少なくとも1列の別個のステープルポケットを備える、実施例132に記載の外科用エンドエフェクタ。各別個のステープルポケットは、少なくとも1つの外科用ステープルを内部に動作可能に支持し、少なくとも1つの拡張可能な組織止めは、個別のステープルポケットの列の各々において最近位の別個のステープルポケットの遠位に位置している。
実施例134−防止するための手段は、カートリッジ本体上に移動可能に支持されている、実施例132又は133に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例136−防止するための手段は、カートリッジ本体の近位端に枢動可能に連結されている、実施例132、133、134又は135に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例137−防止するための手段は、アンビル及びカートリッジ本体が完全閉鎖位置と完全開口位置との間を移動するときに、完全畳込配向と完全拡張配向との間で移動する、実施例32、133、134、135又は136に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例138−第1の顎部近位端と第1の顎部表面とを含む第1の顎部を備える、外科用エンドエフェクタ。外科用エンドエフェクタは、第2の近位顎部端と第2の顎部表面とを含む第2の顎部を更に備える。第1の近位顎部端及び第2の近位顎部端は、互いに対して移動可能に支持され、そのため、第1の顎部表面及び第2の顎部表面は、互いに対する完全開口位置と、組織が第1の顎部表面と第2の顎部表面との間にクランプされ得る、互いに対する完全閉鎖位置との間で移動可能である。少なくとも1つの第1の固定顎部組織止めは、第1の顎部近位端に隣接する第1の顎部表面の上に上向きに延在している。第2の固定顎部組織止めは、第1の固定顎部組織止めの各々に対応しており、第2の顎部表面を越えて下向きに延在し、かつ、対応する第1の固定顎部組織止めに対して位置しており、そのため、第1及び第2の顎部が完全開口位置にあるとき、第2の固定顎部組織止めの少なくとも一部は、対応する第1の固定顎部組織止めの別の部分と重なり合い、第1及び第2の顎部が完全閉鎖位置にあるとき、固定された第2の顎部組織止めの一部は、第2の顎部表面の下方に延在し、対応する第1の固定顎部組織止めの別の部分は、第1の顎部表面の上方に延在する。
実施例139−第1及び第2の顎部が完全閉鎖位置にあるとき、対応する第1の固定組織止めの一部は、第2の顎部の対応する開口部内に受容される、実施例138に記載の外科用エンドエフェクタ。
実施例140−第1及び第2の顎部が完全開口位置にあるとき、第1の固定組織止めの別の部分は、第2の固定組織止めの別の部分に対して遠位にある、実施例138又は139に記載の外科用エンドエフェクタ。
本明細書で説明した外科用器具システムは、ステープルの配備及び変形と関連させて説明されているが、本明細書で説明した実施形態は、これに限定されない。ステープル以外の締結具、例えばクランプ又はタックなどを配備する、様々な実施形態も想到される。更に、組織を封止するための任意の好適な手段を利用する、様々な実施形態も想到される。例えば、様々な実施形態によるエンドエフェクタは、組織を加熱して封止するように構成された電極を備え得る。また例えば、特定の実施形態によるエンドエフェクタは、組織を封止するために振動エネルギーを加えることができる。
以下の開示内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
−1995年4月4日に発行された米国特許第5,403,312号、発明の名称「ELECTROSURGICAL HEMOSTATIC DEVICE」、
−2006年2月21日に発行された米国特許第7,000,818号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING SEPARATE DISTINCT CLOSING AND FIRING SYSTEMS」、
−2008年9月9日に発行された米国特許第7,422,139号、発明の名称「MOTOR−DRIVEN SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH TACTILE POSITION FEEDBACK」、
−2008年12月16日に発行された米国特許第7,464,849号、発明の名称「ELECTRO−MECHANICAL SURGICAL INSTRUMENT WITH CLOSURE SYSTEM AND ANVIL ALIGNMENT COMPONENTS」、
−2010年3月2日に発行された米国特許第7,670,334号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING AN ARTICULATING END EFFECTOR」、
−2010年7月13日に発行された米国特許第7,753,245号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、
−2013年3月12日に発行された米国特許第8,393,514号、発明の名称「SELECTIVELY ORIENTABLE IMPLANTABLE FASTENER CARTRIDGE」、
−米国特許出願第11/343,803号、名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING RECORDING CAPABILITIES」、現在は、米国特許第7,845,537号、
−2008年2月14日に出願された米国特許出願第12/031,573号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT HAVING RF ELECTRODES」、
−2008年2月15日に出願された米国特許出願第12/031,873号、名称「END EFFECTORS FOR A SURGICAL CUTTING AND STAPLING INSTRUMENT」、現在は米国特許第7,980,443号、
−米国特許出願第12/235,782号、発明の名称「MOTOR−DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT」、現在は米国特許第8,210,411号、
−米国特許出願第12/249,117号、発明の名称「POWERED SURGICAL CUTTING AND STAPLING APPARATUS WITH MANUALLY RETRACTABLE FIRING SYSTEM」、現在は米国特許第8,608,045号、
−2009年12月24日に出願された米国特許出願第12/647,100号、名称「MOTOR−DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT WITH ELECTRIC ACTUATOR DIRECTIONAL CONTROL ASSEMBLY」、現在は、米国特許第8,220,688号、
−2012年9月29日に出願された米国特許出願第12/893,461号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE」、現在は米国特許第8,733,613号、
−2011年2月28日に出願された米国特許出願第13/036,647号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、現在は米国特許第8,561,870号、
−米国特許出願第13/118,241号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」、現在は米国特許第9,072,535号、
−2012年6月15日に出願された、米国特許出願第13/524,049号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A FIRING DRIVE」、現在は、米国特許第9,101,358号、
−2013年3月13日に出願された米国特許出願第13/800,025号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2014/0263551号、
2013年3月13日に出願された米国特許出願第13/800,067号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」、現在は米国特許出願公開第2014/0263552号、
−2006年1月31日に出願された米国特許出願公開第2007/0175955号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH CLOSURE TRIGGER LOCKING MECHANISM」、及び、
−2010年4月22日に出願された米国特許出願公開第2010/0264194号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT WITH AN ARTICULATABLE END EFFECTOR」、現在は米国特許第8,308,040号。
特定の実施形態と共に本明細書で様々な器具について説明したが、それらの実施形態に対して修正及び変更が実施されてもよい。特定の機構、構造、又は特性を、1つ以上の実施形態において任意の好適な方法で組み合わせることもできる。かくして、一実施形態に関して図示又は説明された特定の機構、構造、又は特性は、無制限に1つ若しくは2つ以上の他の実施形態の機構、構造、又は特性と全て、あるいは、部分的に組み合わせてもよい。また、材料が特定の構成要素に関して開示されているが、他の材料が使用されてもよい。更に、様々な実施形態に従って、所与の機能(複数可)を実行するために、単一の構成要素を複数の構成要素に置き換えてもよく、また複数の構成要素を単一の構成要素に置き換えてもよい。以上の説明及び以下の特許請求の範囲は、そのような修正及び変形形態を全て包含することが意図される。
本明細書に開示されるデバイスは、1回の使用後に廃棄されるように設計することができ、又は複数回使用されるように設計することができる。しかしながら、いずれの場合も、デバイスは少なくとも1回の使用後に再利用のために再調整され得る。再調整には、デバイスの分解工程、それに続くデバイスの特定の部品の洗浄工程又は交換工程、及びその後のデバイスの再組立工程の任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。具体的には、再調整の施設及び/又は外科チームは、デバイスを分解することができ、デバイスの特定の部品を洗浄及び/又は交換した後、デバイスをその後の使用のために再組立することができる。当業者であれば、デバイスの再調整が、分解、洗浄/交換、及び再組立のための様々な技術を利用できることを理解するであろう。かかる技術の使用、及び結果として得られる再調整された装置は、全て本発明の範囲内にある。
本明細書に開示のデバイスは、手術前に処理され得る。最初に、新しい又は使用済みの器具が入手され、必要に応じて洗浄されてもよい。次いで、器具を滅菌することができる。1つの滅菌技術では、器具は、プラスチックバッグ又はTYVEKバッグなど、閉鎖され密封された容器に入れられる。次いで、容器及び器具を、γ線、X線、及び/又は高エネルギー電子などの、容器を透過し得る放射線野に置くことができる。放射線は、器具上及び容器内の細菌を死滅させることができる。次いで、滅菌済みの器具を滅菌容器内で保管することができる。密封容器は、医療施設で開けられるまで、器具を滅菌状態に保つことができる。デバイスはまた、β線、γ線、エチレンオキシド、過酸化水素プラズマ、及び/又は水蒸気が挙げられるが、これらに限定されない、当該技術分野で既知の任意の他の技術を用いて滅菌され得る。
代表的な設計を有するものとして本発明について記載してきたが、本発明は、本開示の趣旨及び範囲内で更に修正されてもよい。したがって、本出願は、その一般的原理を使用する本発明のあらゆる変形、使用、又は適合を包含するものとする。
その全体又は部分において本明細書に援用されたものとする全ての特許、刊行物、又はその他の開示物は、援用される資料が本開示に記載される既存の定義、記述、又はその他の開示内容と矛盾しない範囲においてのみ本明細書に援用されるものとする。それ自体、また必要な範囲で、本明細書に明瞭に記載される開示内容は、参照により本明細書に組み込まれるあらゆる矛盾する記載に優先するものとする。参照により本明細書に組み込まれるものとするが、既存の定義、記述、又は本明細書に記載される他の開示文献と矛盾する任意の文献、又はそれらの部分は、組み込まれる文献と既存の開示内容との間に矛盾が生じない範囲でしか組み込まれないものとする。
〔実施の態様〕
(1) 作動時に第1の軸方向閉鎖距離を移動するように構成された閉鎖アクチュエータと発射アクチュエータとを含む制御システムと共に使用するための外科用ツールアセンブリであって、
前記制御システムと解放可能にインターフェースするように構成されたシャフトアセンブリと、
互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を備え、前記シャフトアセンブリに対して選択的に関節運動するように前記シャフトアセンブリに動作可能に連結されている、外科用エンドエフェクタと、
前記発射アクチュエータと動作可能にインターフェースする発射部材アセンブリであって、前記発射アクチュエータの動作が前記発射部材アセンブリを遠位側に前進させる、発射部材アセンブリと、
前記外科用エンドエフェクタとインターフェースする関節部材であって、前記発射部材アセンブリの移動により前記関節部材が前記シャフトアセンブリに対して前記外科用エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び前記発射部材アセンブリが前記関節部材を動かすことなく移動可能である係合解除構成で、前記発射部材アセンブリと選択的に係合可能である、関節部材と、
前記第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つと動作可能にインターフェースし、前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置まで移動させるように構成されている、閉鎖アセンブリと、
前記閉鎖アクチュエータ及び前記閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースするクラッチアセンブリであって、そのため、前記閉鎖アクチュエータが前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に前進するときに、前記クラッチアセンブリは、前記発射部材アセンブリ及び前記関節部材を前記係合位置から前記係合解除位置へと移動させ、前記閉鎖アセンブリは、前記第1の軸方向閉鎖距離よりも短い第2の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に移動され、それによって前記閉鎖アセンブリが前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置へと移動させる、クラッチアセンブリと、
を備える、外科用ツールアセンブリ。
(2) 前記クラッチアセンブリは、前記関節部材、前記発射部材アセンブリ、及び前記閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースする回転ロックアセンブリを備え、前記回転ロックアセンブリは、前記係合構成と前記係合解除構成との間で回転可能であり、そのため、前記閉鎖アクチュエータが前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって移動することにより、前記閉鎖アセンブリの一部が前記回転ロックアセンブリを前記係合構成から前記係合解除構成へと回転させる、実施態様1に記載の外科用ツールアセンブリ。
(3) 前記閉鎖アセンブリの前記一部は、前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって前記閉鎖アクチュエータと共に軸方向移動するように前記閉鎖アクチュエータと解放可能にインターフェースするように構成された近位閉鎖部材を備え、前記クラッチアセンブリは、前記近位閉鎖部材と動作可能にインターフェースする閉鎖ストローク低減アセンブリを備え、そのため、前記近位閉鎖部材が前記第1の軸方向閉鎖距離を移動するときに、前記閉鎖ストローク低減アセンブリにより、前記閉鎖アセンブリの遠位部分が前記第2の軸方向閉鎖距離を軸方向に移動し、それによって前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置へと移動させる、実施態様2に記載の外科用ツールアセンブリ。
(4) 前記クラッチアセンブリは、前記近位閉鎖部材及び前記回転ロックアセンブリと動作可能にインターフェースするカムアセンブリを更に備え、そのため、前記近位閉鎖部材が、前記完全開口位置に対応する開始位置から前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって遠位側に前記完全閉鎖位置に対応する終了位置へと移動されると、前記カムアセンブリは、前記係合位置から前記係合解除位置へと前記回転ロックアセンブリを回転させ、前記近位閉鎖部材が前記終了位置から前記開始位置へと近位方向に移動されると、前記カムアセンブリは、前記回転ロックアセンブリを前記係合位置へと回転させる、実施態様3に記載の外科用ツールアセンブリ。
(5) 前記制御システムは、
ハンドルと、
前記ハンドル上に動作可能に支持された閉鎖トリガアセンブリであって、非作動位置と完全作動位置との間で選択的に移動可能であり、かつ前記閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースし、そのため、前記閉鎖トリガを前記完全作動位置に移動させることにより、前記閉鎖アクチュエータが、前記関節部材を前記係合構成から前記係合解除構成へと移動させる、閉鎖トリガアセンブリと、
を備える、実施態様1に記載の外科用ツールアセンブリ。
(6) 前記発射アクチュエータと動作可能にインターフェースするモータであって、そのため、第1の回転方向での前記モータの動作により、前記発射アクチュエータが、前記発射部材アセンブリを遠位側に移動させ、前記モータが第2の回転方向に動くとき、前記発射アクチュエータは前記発射部材アセンブリを近位側に移動させる、モータと、
前記ハンドル上に動作可能に支持され、前記モータを前記1及び第2の回転方向に選択的に回転させるように構成された発射トリガアセンブリと、
を更に備える、実施態様5に記載の外科用ツールアセンブリ。
(7) 前記第1及び第2の顎部は、固定顎部軸を中心にして選択的に枢動移動するように互いに対して装着されている、実施態様1に記載の外科用ツールアセンブリ。
(8) 前記第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、前記第2の顎部は、アンビルを備える、実施態様7に記載の外科用ツールアセンブリ。
(9) 前記発射部材アセンブリは、
近位発射部材と、
前記近位発射部材と摺動可能にインターフェースする遠位発射部材と、
前記遠位発射部材に動作可能に連結され、前記発射部材アセンブリが所定の発射距離を遠位側に移動されるときに、組織を切断し、前記細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、エンドエフェクタ発射部材と、
を備える、実施態様8に記載の外科用ツールアセンブリ。
(10) 発射運動及び後退運動を発生させるように構成された発射駆動システムと、閉鎖アクチュエータをその作動時に第1の軸方向閉鎖距離だけ移動させるように構成された閉鎖駆動システムとを備える、制御ユニットと、
交換式外科用ツールアセンブリと、
を備える、外科用器具であって、前記交換式外科用ツールアセンブリは、
前記制御ユニットと動作可能にインターフェースするシャフトアセンブリと、
互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を備え、前記シャフトアセンブリに対して選択的に関節運動するように前記シャフトアセンブリに動作可能に連結されている、外科用エンドエフェクタと、
前記発射駆動システムと動作可能にインターフェースする発射部材アセンブリであって、前記発射システムの動作が前記発射部材アセンブリを遠位側に前進させる、発射部材アセンブリと、
前記外科用エンドエフェクタとインターフェースする関節部材であって、前記発射部材アセンブリの移動により前記関節部材が前記シャフトアセンブリに対して前記外科用エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び前記発射部材アセンブリが前記関節部材を動かすことなく移動可能である係合解除構成で、前記発射部材アセンブリと選択的に係合可能である、関節部材と、
閉鎖アセンブリと、
を備え、前記閉鎖アセンブリは、
前記閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースする近位閉鎖アセンブリと、
前記近位閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースする遠位閉鎖部分であって、そのため、前記近位閉鎖アセンブリが、前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に前進すると、前記遠位閉鎖部分が、前記第1の軸方向閉鎖距離よりも短い第2の軸方向閉鎖距離を軸方向に前進し、前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置へと移動させる、遠位閉鎖部分と、
前記発射部材アセンブリ、前記関節部材、及び前記近位閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースするクラッチアセンブリであって、そのため、前記近位閉鎖アセンブリが、前記第1の軸方向閉鎖距離を軸方向に前進すると、前記クラッチアセンブリが、前記発射部材アセンブリ及び前記関節部材を前記係合位置から前記係合解除位置へと移動させる、クラッチアセンブリと、
を備える、外科用器具。
(11) 前記近位閉鎖アセンブリの前記第1の軸方向閉鎖距離の移動により、前記クラッチアセンブリが、前記関節部材及び前記発射部材を前記係合解除構成に回転可能に移動させる、実施態様10に記載の外科用器具。
(12) 前記クラッチアセンブリは、
前記関節部材及び前記発射部材アセンブリと動作可能にインターフェースし、前記係合構成と前記係合解除構成との間で回転可能である、回転ロックアセンブリと、
前記近位閉鎖アセンブリ及び前記回転ロックアセンブリと動作可能にインターフェースするカムアセンブリであって、そのため、前記近位閉鎖アセンブリが、前記完全開口位置に対応する開始位置から前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって遠位側に前記完全閉鎖位置に対応する終了位置へと移動されると、前記カムアセンブリは、前記係合構成から前記係合解除構成へと前記回転ロックアセンブリを回転させ、前記近位閉鎖アセンブリが前記終了位置から前記開始位置へと近位方向に移動されると、前記カムアセンブリは、前記係合構成へと前記回転ロックアセンブリを回転させる、カムアセンブリと、
を備える、実施態様11に記載の外科用器具。
(13) 前記制御ユニットは、
ハンドルと、
前記ハンドル上に動作可能に支持された閉鎖トリガアセンブリであって、非作動位置と完全作動位置との間で選択的に移動可能であり、かつ前記閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースし、そのため、前記閉鎖トリガを前記完全作動位置に移動させることにより、前記閉鎖アクチュエータが、前記関節部材を前記係合構成から前記係合解除構成へと移動させる、閉鎖トリガアセンブリと、
を備える、実施態様10に記載の外科用器具。
(14) 前記発射駆動システムは、
モータと、
前記モータと動作可能にインターフェースする発射アクチュエータアセンブリであって、そのため、第1の回転方向での前記モータの動作により、前記発射アクチュエータアセンブリが、前記エンドエフェクタに向かって前記発射部材を移動させ、前記モータが第2の回転方向に動くとき、前記発射エンドエフェクタは前記発射部材を前記エンドエフェクタから離れるように移動させる、発射アクチュエータアセンブリと、
前記ハンドル上で動作可能に支持された発射トリガアセンブリであって、前記モータが作動されていない第1の位置と、前記モータが前記第1の回転方向で動作する完全作動位置との間で選択的に移動可能である、発射トリガアセンブリと、
を備える、実施態様13に記載の外科用器具。
(15) 前記第1及び第2の顎部は、固定顎部軸を中心にして選択的に枢動移動するように互いに対して装着されている、実施態様10に記載の外科用器具。
(16) 前記第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、前記第2の顎部は、アンビルを備える、実施態様15に記載の外科用器具。
(17) 前記外科用エンドエフェクタは、前記発射部材に動作可能に連結されたエンドエフェクタ発射部材を備え、前記エンドエフェクタ発射部材は、前記発射部材が前記外科用エンドエフェクタに向かって移動されるときに、組織を切断し、かつ、前記細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、実施態様16に記載の外科用器具。
(18) シャフトアセンブリと、
互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を備え、前記シャフトアセンブリに対して選択的に関節運動するように前記シャフトアセンブリに動作可能に連結されている、外科用エンドエフェクタと、
発射運動が加えられたことに応じて遠位側に移動するように構成された発射部材アセンブリと、
前記エンドエフェクタとインターフェースする関節システムであって、前記発射部材アセンブリの作動により前記関節システムが前記シャフトアセンブリに対して前記エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び前記発射部材アセンブリが前記関節システムを作動することなく作動可能である係合解除構成で、前記発射部材アセンブリと選択的に係合可能である、関節システムと、
第1の軸方向閉鎖ストローク距離を含む軸方向閉鎖入力を受け取り、その入力から前記第1の軸方向閉鎖ストローク距離より短い第2の軸方向閉鎖ストローク距離を含む第2の軸方向閉鎖出力を生成するように構成され、前記第2の軸方向閉鎖出力を前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つに適用して、前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置へと移動させるように構成されている、閉鎖システムと、
前記軸方向閉鎖入力を前記閉鎖システムに適用すると、前記関節システム及び前記発射部材アセンブリを前記係合構成から前記係合解除構成へと自動的に移動させるためのクラッチ手段と、
を備える、外科用ツールアセンブリ。
(19) 前記第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、前記第2の顎部は、アンビルを備える、実施態様18に記載の外科用ツールアセンブリ。
(20) 前記外科用エンドエフェクタは、前記発射部材アセンブリに動作可能に連結されたエンドエフェクタ発射部材を備え、前記エンドエフェクタ発射部材は、前記エンドエフェクタ発射部材が前記細長チャネル内部を通って遠位側に移動されるときに、組織を切断し、前記細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、実施態様19に記載の外科用ツールアセンブリ。

Claims (20)

  1. 作動時に第1の軸方向閉鎖距離を移動するように構成された閉鎖アクチュエータと発射アクチュエータとを含む制御システムと共に使用するための外科用ツールアセンブリであって、
    前記制御システムと解放可能にインターフェースするように構成されたシャフトアセンブリと、
    互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を備え、前記シャフトアセンブリに対して選択的に関節運動するように前記シャフトアセンブリに動作可能に連結されている、外科用エンドエフェクタと、
    前記発射アクチュエータと動作可能にインターフェースする発射部材アセンブリであって、前記発射アクチュエータの動作が前記発射部材アセンブリを遠位側に前進させる、発射部材アセンブリと、
    前記外科用エンドエフェクタとインターフェースする関節部材であって、前記発射部材アセンブリの移動により前記関節部材が前記シャフトアセンブリに対して前記外科用エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び前記発射部材アセンブリが前記関節部材を動かすことなく移動可能である係合解除構成で、前記発射部材アセンブリと選択的に係合可能である、関節部材と、
    前記第1及び第2の顎部のうちの少なくとも1つと動作可能にインターフェースし、前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置まで移動させるように構成されている、閉鎖アセンブリと、
    前記閉鎖アクチュエータ及び前記閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースするクラッチアセンブリであって、そのため、前記閉鎖アクチュエータが前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に前進するときに、前記クラッチアセンブリは、前記発射部材アセンブリ及び前記関節部材を前記係合位置から前記係合解除位置へと移動させ、前記閉鎖アセンブリは、前記第1の軸方向閉鎖距離よりも短い第2の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に移動され、それによって前記閉鎖アセンブリが前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置へと移動させる、クラッチアセンブリと、
    を備える、外科用ツールアセンブリ。
  2. 前記クラッチアセンブリは、前記関節部材、前記発射部材アセンブリ、及び前記閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースする回転ロックアセンブリを備え、前記回転ロックアセンブリは、前記係合構成と前記係合解除構成との間で回転可能であり、そのため、前記閉鎖アクチュエータが前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって移動することにより、前記閉鎖アセンブリの一部が前記回転ロックアセンブリを前記係合構成から前記係合解除構成へと回転させる、請求項1に記載の外科用ツールアセンブリ。
  3. 前記閉鎖アセンブリの前記一部は、前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって前記閉鎖アクチュエータと共に軸方向移動するように前記閉鎖アクチュエータと解放可能にインターフェースするように構成された近位閉鎖部材を備え、前記クラッチアセンブリは、前記近位閉鎖部材と動作可能にインターフェースする閉鎖ストローク低減アセンブリを備え、そのため、前記近位閉鎖部材が前記第1の軸方向閉鎖距離を移動するときに、前記閉鎖ストローク低減アセンブリにより、前記閉鎖アセンブリの遠位部分が前記第2の軸方向閉鎖距離を軸方向に移動し、それによって前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置へと移動させる、請求項2に記載の外科用ツールアセンブリ。
  4. 前記クラッチアセンブリは、前記近位閉鎖部材及び前記回転ロックアセンブリと動作可能にインターフェースするカムアセンブリを更に備え、そのため、前記近位閉鎖部材が、前記完全開口位置に対応する開始位置から前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって遠位側に前記完全閉鎖位置に対応する終了位置へと移動されると、前記カムアセンブリは、前記係合位置から前記係合解除位置へと前記回転ロックアセンブリを回転させ、前記近位閉鎖部材が前記終了位置から前記開始位置へと近位方向に移動されると、前記カムアセンブリは、前記回転ロックアセンブリを前記係合位置へと回転させる、請求項3に記載の外科用ツールアセンブリ。
  5. 前記制御システムは、
    ハンドルと、
    前記ハンドル上に動作可能に支持された閉鎖トリガアセンブリであって、非作動位置と完全作動位置との間で選択的に移動可能であり、かつ前記閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースし、そのため、前記閉鎖トリガを前記完全作動位置に移動させることにより、前記閉鎖アクチュエータが、前記関節部材を前記係合構成から前記係合解除構成へと移動させる、閉鎖トリガアセンブリと、
    を備える、請求項1に記載の外科用ツールアセンブリ。
  6. 前記発射アクチュエータと動作可能にインターフェースするモータであって、そのため、第1の回転方向での前記モータの動作により、前記発射アクチュエータが、前記発射部材アセンブリを遠位側に移動させ、前記モータが第2の回転方向に動くとき、前記発射アクチュエータは前記発射部材アセンブリを近位側に移動させる、モータと、
    前記ハンドル上に動作可能に支持され、前記モータを前記1及び第2の回転方向に選択的に回転させるように構成された発射トリガアセンブリと、
    を更に備える、請求項5に記載の外科用ツールアセンブリ。
  7. 前記第1及び第2の顎部は、固定顎部軸を中心にして選択的に枢動移動するように互いに対して装着されている、請求項1に記載の外科用ツールアセンブリ。
  8. 前記第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、前記第2の顎部は、アンビルを備える、請求項7に記載の外科用ツールアセンブリ。
  9. 前記発射部材アセンブリは、
    近位発射部材と、
    前記近位発射部材と摺動可能にインターフェースする遠位発射部材と、
    前記遠位発射部材に動作可能に連結され、前記発射部材アセンブリが所定の発射距離を遠位側に移動されるときに、組織を切断し、前記細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、エンドエフェクタ発射部材と、
    を備える、請求項8に記載の外科用ツールアセンブリ。
  10. 発射運動及び後退運動を発生させるように構成された発射駆動システムと、閉鎖アクチュエータをその作動時に第1の軸方向閉鎖距離だけ移動させるように構成された閉鎖駆動システムとを備える、制御ユニットと、
    交換式外科用ツールアセンブリと、
    を備える、外科用器具であって、前記交換式外科用ツールアセンブリは、
    前記制御ユニットと動作可能にインターフェースするシャフトアセンブリと、
    互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を備え、前記シャフトアセンブリに対して選択的に関節運動するように前記シャフトアセンブリに動作可能に連結されている、外科用エンドエフェクタと、
    前記発射駆動システムと動作可能にインターフェースする発射部材アセンブリであって、前記発射システムの動作が前記発射部材アセンブリを遠位側に前進させる、発射部材アセンブリと、
    前記外科用エンドエフェクタとインターフェースする関節部材であって、前記発射部材アセンブリの移動により前記関節部材が前記シャフトアセンブリに対して前記外科用エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び前記発射部材アセンブリが前記関節部材を動かすことなく移動可能である係合解除構成で、前記発射部材アセンブリと選択的に係合可能である、関節部材と、
    閉鎖アセンブリと、
    を備え、前記閉鎖アセンブリは、
    前記閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースする近位閉鎖アセンブリと、
    前記近位閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースする遠位閉鎖部分であって、そのため、前記近位閉鎖アセンブリが、前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって軸方向に前進すると、前記遠位閉鎖部分が、前記第1の軸方向閉鎖距離よりも短い第2の軸方向閉鎖距離を軸方向に前進し、前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置へと移動させる、遠位閉鎖部分と、
    前記発射部材アセンブリ、前記関節部材、及び前記近位閉鎖アセンブリと動作可能にインターフェースするクラッチアセンブリであって、そのため、前記近位閉鎖アセンブリが、前記第1の軸方向閉鎖距離を軸方向に前進すると、前記クラッチアセンブリが、前記発射部材アセンブリ及び前記関節部材を前記係合位置から前記係合解除位置へと移動させる、クラッチアセンブリと、
    を備える、外科用器具。
  11. 前記近位閉鎖アセンブリの前記第1の軸方向閉鎖距離の移動により、前記クラッチアセンブリが、前記関節部材及び前記発射部材を前記係合解除構成に回転可能に移動させる、請求項10に記載の外科用器具。
  12. 前記クラッチアセンブリは、
    前記関節部材及び前記発射部材アセンブリと動作可能にインターフェースし、前記係合構成と前記係合解除構成との間で回転可能である、回転ロックアセンブリと、
    前記近位閉鎖アセンブリ及び前記回転ロックアセンブリと動作可能にインターフェースするカムアセンブリであって、そのため、前記近位閉鎖アセンブリが、前記完全開口位置に対応する開始位置から前記第1の軸方向閉鎖距離にわたって遠位側に前記完全閉鎖位置に対応する終了位置へと移動されると、前記カムアセンブリは、前記係合構成から前記係合解除構成へと前記回転ロックアセンブリを回転させ、前記近位閉鎖アセンブリが前記終了位置から前記開始位置へと近位方向に移動されると、前記カムアセンブリは、前記係合構成へと前記回転ロックアセンブリを回転させる、カムアセンブリと、
    を備える、請求項11に記載の外科用器具。
  13. 前記制御ユニットは、
    ハンドルと、
    前記ハンドル上に動作可能に支持された閉鎖トリガアセンブリであって、非作動位置と完全作動位置との間で選択的に移動可能であり、かつ前記閉鎖アクチュエータと動作可能にインターフェースし、そのため、前記閉鎖トリガを前記完全作動位置に移動させることにより、前記閉鎖アクチュエータが、前記関節部材を前記係合構成から前記係合解除構成へと移動させる、閉鎖トリガアセンブリと、
    を備える、請求項10に記載の外科用器具。
  14. 前記発射駆動システムは、
    モータと、
    前記モータと動作可能にインターフェースする発射アクチュエータアセンブリであって、そのため、第1の回転方向での前記モータの動作により、前記発射アクチュエータアセンブリが、前記エンドエフェクタに向かって前記発射部材を移動させ、前記モータが第2の回転方向に動くとき、前記発射エンドエフェクタは前記発射部材を前記エンドエフェクタから離れるように移動させる、発射アクチュエータアセンブリと、
    前記ハンドル上で動作可能に支持された発射トリガアセンブリであって、前記モータが作動されていない第1の位置と、前記モータが前記第1の回転方向で動作する完全作動位置との間で選択的に移動可能である、発射トリガアセンブリと、
    を備える、請求項13に記載の外科用器具。
  15. 前記第1及び第2の顎部は、固定顎部軸を中心にして選択的に枢動移動するように互いに対して装着されている、請求項10に記載の外科用器具。
  16. 前記第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、前記第2の顎部は、アンビルを備える、請求項15に記載の外科用器具。
  17. 前記外科用エンドエフェクタは、前記発射部材に動作可能に連結されたエンドエフェクタ発射部材を備え、前記エンドエフェクタ発射部材は、前記発射部材が前記外科用エンドエフェクタに向かって移動されるときに、組織を切断し、かつ、前記細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、請求項16に記載の外科用器具。
  18. シャフトアセンブリと、
    互いに対して完全開口位置と完全閉鎖位置との間で移動するように互いに動作可能にインターフェースする第1及び第2の顎部を備え、前記シャフトアセンブリに対して選択的に関節運動するように前記シャフトアセンブリに動作可能に連結されている、外科用エンドエフェクタと、
    発射運動が加えられたことに応じて遠位側に移動するように構成された発射部材アセンブリと、
    前記エンドエフェクタとインターフェースする関節システムであって、前記発射部材アセンブリの作動により前記関節システムが前記シャフトアセンブリに対して前記エンドエフェクタを関節運動させる係合構成、及び前記発射部材アセンブリが前記関節システムを作動することなく作動可能である係合解除構成で、前記発射部材アセンブリと選択的に係合可能である、関節システムと、
    第1の軸方向閉鎖ストローク距離を含む軸方向閉鎖入力を受け取り、その入力から前記第1の軸方向閉鎖ストローク距離より短い第2の軸方向閉鎖ストローク距離を含む第2の軸方向閉鎖出力を生成するように構成され、前記第2の軸方向閉鎖出力を前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つに適用して、前記第1及び第2の顎部のうちの前記少なくとも1つを前記完全開口位置から前記完全閉鎖位置へと移動させるように構成されている、閉鎖システムと、
    前記軸方向閉鎖入力を前記閉鎖システムに適用すると、前記関節システム及び前記発射部材アセンブリを前記係合構成から前記係合解除構成へと自動的に移動させるためのクラッチ手段と、
    を備える、外科用ツールアセンブリ。
  19. 前記第1の顎部は、外科用ステープルカートリッジを内部に着脱可能に支持するように構成された細長チャネルを備え、前記第2の顎部は、アンビルを備える、請求項18に記載の外科用ツールアセンブリ。
  20. 前記外科用エンドエフェクタは、前記発射部材アセンブリに動作可能に連結されたエンドエフェクタ発射部材を備え、前記エンドエフェクタ発射部材は、前記エンドエフェクタ発射部材が前記細長チャネル内部を通って遠位側に移動されるときに、組織を切断し、前記細長チャネル内で動作可能に支持された外科用ステープルカートリッジからステープルを発射するように構成されている、請求項19に記載の外科用ツールアセンブリ。
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