JP2020205520A - Ue及びsmf - Google Patents

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Abstract

【課題】5GSにおいて、ATSSSのための機能を実現するための通信手段を提供する。【解決手段】UEは、MA PDU Request indicationとATSSS Capabilityを含むPDU セッション確立要求メッセージを送信し、MA PDU セッションの確立が許可された場合であって、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスの一方に対するuser plane resourcesのみ確立が許可された場合、MA PDU セッションの確立が許可されたことを示す情報、確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスタイプ、前記アクセスタイプと異なるアクセスタイプに対するuser plane resourceの確立が許可されなかった理由を示す値、及びATSSS rulesを含むPDU セッション確立受諾メッセージを受信し、MA PDUセッションを確立する。【選択図】図2

Description

本発明は、UE及びSMFに関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、第5世代(5G)の移動通信システムである5GS(5G System)のシステムアーキテクチャについて検討されており、新しい手続きや新しい機能のサポートについて議論が行われている(非特許文献1、及び非特許文献2を参照)。5GS(5G System)では、多種多様なサービスを提供するために、新たなコアネットワークである5GC(5G Core Network)が検討されている。さらに、高信頼性、及び/又は低遅延の通信が必要されるATSSS(Access Traffic Steering, Switching and Splitting)を5GSでサポートするための議論も開始されている(非特許文献1、非特許文献2、及び非特許文献3を参照)。
3GPP TS 23.501 V16.1.0 (2019-06); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 16) 3GPP TS 23.502 V16.1.1 (2019-06); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 16) 3GPP TR 23.793 V16.0.0 (2018-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Study on access traffic steering, switch and splitting support in the 5G system architecture (Release 16)
ATSSSに関する議論では、通常のPDU(Protocol Data Unit又はPacket Data Unit)セッション(シングルアクセスPDUセッション、SA PDU Sessionとも称する)に加えて、マルチアクセスPDUセッション(MA PDU Sessionとも称する)という特別なPDUセッションを用いた通信方法について議論されているが、MA PDU Sessionを確立するためにPDUセッション確立手続きが実行された場合の各装置の挙動の詳細については、検討されていない。特に、同手続きにおいて、UEがPDUセッション確立要求メッセージを送信したときに、ネットワーク側がそれを許可した場合と拒絶した場合とで、各装置がどのような挙動を行うのか、明確になっていない。
本発明は、以上のような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、MA PDU Sessionを確立するためにPDUセッション確立手続きが実行された場合の各装置の挙動を明確化する手段を提供することにある。
本発明の一実施形態のUEは、制御部と送受信部とを備えるUE(User Equipment)であって、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスを介して登録されている状況で、前記制御部は、PDU(Protocol Data Unit)セッション確立手続きを主導し、前記PDU セッション確立手続きにおいて、前記送受信部は、MA(Multi-Access) PDU Request indication及びATSSS(Access Traffic Steering, Switching, Splitting) Capabilityを含むPDU セッション確立要求メッセージをコアネットワークに送信し、MA PDU セッションの確立が許可された場合であって、前記3GPPアクセスおよび前記non-3GPPアクセスのうちの一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立が許可された場合は、MA PDU セッションの確立が許可されたことを示す情報、確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスタイプ、前記アクセスタイプと異なるアクセスタイプに対するuser plane resourceの確立が許可されなかった理由を示す値、及びATSSS rulesを含むPDU セッション確立受諾メッセージを、前記コアネットワークから受信し、MA PDU セッションを確立する、ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態のSMFは、制御部と送受信部とを備えるSMF(Session Management Function)であって、前記制御部は、PDU(Protocol Data Unit)セッション確立手続きを実行し、前記PDU セッション確立手続きにおいて、前記送受信部は、MA(Multi-Access) PDU Request indication及びATSSS(Access Traffic Steering, Switching, Splitting) Capabilityを含むPDU セッション確立要求メッセージを、UE(User Equipment)から受信し、MA PDU セッションの確立を許可する場合であって、前記3GPPアクセスおよび前記non-3GPPアクセスのうちの一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立を許可する場合は、MA PDU セッションの確立が許可されたことを示す情報、確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスタイプ、前記アクセスタイプと異なるアクセスタイプに対するuser plane resourceの確立が許可されなかった理由を示す値、及びATSSS rulesを含むPDU セッション確立受諾メッセージを、前記UEに送信する、ことを特徴とするSMF。
本発明によれば、5GSにおけるATSSSのための機能を使用することが可能となる。具体的には、MA PDU Sessionを確立するためにPDUセッション確立手続きが実行された場合において、各装置の挙動を明確化することができる。
移動通信システム1の概略を説明する図である。 移動通信システム1の詳細構成を説明する図である。 UEの装置構成を説明する図である。 主にアクセスネットワーク装置の構成を説明する図である。 主にコアネットワーク装置の構成を説明する図である。 PDUセッション確立手続きを説明する図である。
以下では、各実施形態で共通する部分の多い、移動通信システム、各装置の構成、実施形態で用いられる用語・識別情報や手続きについて説明した後、本発明を実施する為の実施形態について説明する。
[1. 移動通信システムの概要]
ここでは、移動通信システムについて説明する。
まず、図1は、移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、図2は、その移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。
図1には、移動通信システム1は、UE(User Equipment)_10、アクセスネットワーク_100、アクセスネットワーク_102、コアネットワーク_200、DN(Data Network)_300により構成されることが記載されている。尚、これらの装置・ネットワークについて、UE、アクセスネットワーク、コアネットワーク、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
また、図2には、UE_10、基地局装置_110、基地局装置_120、AMF(Access and Mobility Management Function)_210、SMF(Session Management Function)_220、UPF(User Plane Function)_230、N3IWF(Non-3GPP InterWorking Function)_240、PCF(Policy Control Function)_250、DN_300等の装置・ネットワーク機能、及びこれらの装置・ネットワーク機能を互いに接続するインターフェースが記載されている。尚、これらの装置・ネットワーク機能について、UE、基地局装置、AMF、SMF、UPF、N3IWF、PCF、DN等のように、記号を省略して記載する場合がある。
尚、5Gシステムである5GS(5G System)は、UE、アクセスネットワーク及びコアネットワークを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。
UEは、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも称する)及び/又はnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも称する)を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、4GシステムであるEPS(Evolved Packet System)にも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC(Universal Integrated Circuit Card)やeUICC(Embedded UICC)を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。尚、UEは、ATSSS(Access Traffic Steering, Switching and Splitting)機能を利用可能な装置、すなわち、ATSSS capable UEである。
また、アクセスネットワークは、5Gアクセスネットワーク(5G AN)と呼称してもよい。5G ANは、NG-RAN(NG Radio Access Network)及び/又はnon-3GPP アクセスネットワーク(non-3GPP AN)で構成される。NG-RANには、1以上の基地菊装置が配置されている。その基地局装置はgNBであってよい。gNBは、NR(New Radio)ユーザプレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCに対してNGインターフェース(N2インターフェース又はN3インターフェースを含む)を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、EPSで使用されていた基地局装置(eNB)とは異なる機能を有する。また、複数のgNBがある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続している。尚、基地局装置_110は、gNBに対応する。
また、以下では、NG-RANは、3GPPアクセスと称することがある。また、無線LANアクセスネットワークやnon-3GPP ANは、non-3GPPアクセスと称することがある。また、アクセスネットワークに配置されるノードを、まとめてNG-RANノードとも称することがある。
また、以下では、アクセスネットワーク、及び/又はアクセスネットワークに含まれる装置に含まれる装置は、アクセスネットワーク装置と呼称する場合がある。
なお、アクセスネットワーク_100は3GPPアクセスに対応し、アクセスネットワーク_102はnon-3GPPアクセスに対応する。
また、アクセスネットワーク_100には基地局装置_110が配置され、アクセスネットワーク_102には基地局装置_120が配置されている。尚、基地局装置_110及び基地局装置_120は、ATSSS機能を利用可能であってよい。
また、アクセスネットワーク_102はUntrusted Non-3GPP AccessまたはTrusted Non-3GPP Accessと称する場合もある。図2の基地局装置120とN3IWFはUntrusted Non-3GPP Accessの場合について記載している。すなわち、アクセスネットワーク_102がUntrusted Non-3GPP Accessの場合には、基地局装置_120とN3IWFが用いられる。また、アクセスネットワーク_102がTrusted Non-3GPP Access(Trusted Non-3GPP Access Network、TNANとも称する)の場合には、基地局装置_120とN3IWFの代わりに、Trusted Non-3GPP Access Point(TNAPとも称する)とTrusted Non-3GPP Gateway Function(TNGFとも称する)が使用される。TNAPおよびTNGFは、アクセスネットワーク_102またはコアネットワーク_200に配置される。
また、コアネットワークは、5GC(5G Core Network)に対応する。5GCには、例えば、AMF、UPF、SMF、PCF等が配置されている。ここで、5GCは、5GCN(5G Core Network)と表現されてもよい。尚、AMF、UPF、SMF、PCFは、ATSSS機能を利用可能であってよい。
また、N3IWFは、アクセスネットワーク_102またはコアネットワーク_200に配置される。
また、以下では、コアネットワーク、及び/又はコアネットワークに含まれる装置は、コアネットワーク装置と称する場合がある。
コアネットワークは、アクセスネットワークとDNとを接続した移動体通信事業者(Mobile Network Operator; MNO)が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システム1を運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
また、DNは、UEに通信サービスを提供するDNであってよい。DNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、DNは、接続された通信端末を含んでもよい。従って、DNと接続する事は、DNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、DNとの間でユーザデータを送受信する事は、DNに配置された通信端末やサーバ装置とユーザデータを送受信する事であってもよい。
また、以下では、アクセスネットワーク、コアネットワーク、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク、コアネットワーク、DNの少なくとも一部、及び/又はこれらに含まれる1以上の装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味する。
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。また、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、DNに接続する事ができる。すなわち、UEは、DNとの間で、ユーザデータを送受信(通信)する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP(Internet Protocol)通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。
また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet(登録商標)フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するユーザデータを送受信してもよい。
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な(仮想的な)ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。また、各装置の持つ機能の少なくとも一部(全部を含む)が、物理的なハードウェア、論理的なハードウェア、ソフトウェアとして構成されても良い。
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部(記憶部_330、記憶部_440、記憶部_540)は、例えば、半導体メモリ、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能(例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN)との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。
[2.1. UE_10の装置構成]
まず、各実施形態で使用されるUEの装置構成例について、図3を用いて説明する。UEは、制御部_300、アンテナ_310、送受信部_320、記憶部_330で構成されている。制御部_300、送受信部_320、記憶部_330は、バスを介して接続されている。送受信部_320は、アンテナ_310と接続している。
制御部_300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_300は、UEにおける他の機能部(送受信部_320、記憶部_330)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_300は、必要に応じて、記憶部_330に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
送受信部_320は、アンテナ_310を介して、アクセスネットワーク内の基地局装置等と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
具体的には、UEは、送受信部_320を用いることにより、基地局装置_110、基地局装置_120、TNAPと通信することができる。すなわち、UEは、3GPPアクセスを介して通信するときは、基地局装置_110と通信する。また、UEは、non-3GPPアクセスを介して通信するときは、基地局装置_120またはTNAPと通信する。より詳細には、UEは、Untrusted non-3GPP Accessを介して通信するときは、基地局装置_120と通信し、UEは、Trusted non-3GPP Accessを介して通信するときは、TNAPと通信する。このように、UEは、利用するアクセスネットワークに応じて、接続先を変更することができる。
また、UEは、送受信部_320を用いることにより、コアネットワーク装置(AMF、SMF、UPF等)と通信することができる。
UEは、N1インターフェース(UEとAMF間のインターフェース)を介して、AMFとNAS(Non-Access-Stratum)メッセージを送受信することができる。ただし、N1インターフェースは論理的なインターフェースであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、基地局装置_110、基地局装置_120、TNAPを介して行われる。具体的には、UEは、3GPPアクセスを介して通信するときは、基地局装置_110を介してAMFと通信することができる。また、UEは、non-3GPPアクセス(Untrusted non-3GPP Access)を介して通信するときは、基地局装置_120とN3IWFを介してAMFと通信することができる。また、UEは、non-3GPPアクセス(Trusted non-3GPP Access)を介して通信するときは、TNAPとTNGFを介してAMFと通信することができる。UEとAMFとの間で交換される情報は主に制御情報である。
また、UEは、N1インターフェースとN11インターフェース(AMFとSMF間のインターフェース)を用いて、SMFと通信することができる。具体的には、UEは、AMFを介して、SMFと通信することができる。尚、UEとAMFとの間の通信路は、上述の通り、アクセス(3GPPアクセス、Untrusted Non-3GPP Access、Trusted Non-3GPP Access)に応じて、3種類の経路を辿る場合があり得る。UEとSMFとの間で交換される情報は主に制御情報である。
また、UEは、N3インターフェース(アクセスネットワークとUPF間のインターフェース)を用いて、UPFと通信することができる。具体的には、UEは、3GPPアクセスを介して通信するときは、基地局装置_110を介してUPFと通信することができる。また、UEは、non-3GPPアクセス(Untrusted non-3GPP Access)を介して通信するときは、基地局装置_120とN3IWFを介してUPFと通信することができる。また、UEは、non-3GPPアクセス(Trusted non-3GPP Access)を介して通信するときは、TNAPとTNGFを介してUPFと通信することができる。UEとUPFとの間の通信路は、主にユーザデータを送受信するために使用される。
また、UEは、N1インターフェースとN11インターフェースとN7インターフェース(SMFとPCF間のインターフェース)を用いて、PCFと通信することができる。具体的には、UEは、AMFおよびSMFを介して、PCFと通信することができる。尚、UEとAMFとの間の通信路は、上述の通り、アクセス(3GPPアクセス、Untrusted Non-3GPP Access、Trusted Non-3GPP Access)に応じて、3種類の経路を辿る場合があり得る。UEとPCFとの間で交換される情報は主に制御情報である。
また、UEは、N3インターフェースとN6インターフェース(UPFとDN間のインターフェース)を用いて、DNと通信することができる。具体的には、UEは、3GPPアクセスを介して通信するときは、基地局装置_110とUPFを介してDNと通信することができる。また、UEは、non-3GPPアクセス(Untrusted non-3GPP Access)を介して通信するときは、基地局装置_120とN3IWFとUPFを介してDNと通信することができる。また、UEは、non-3GPPアクセス(Trusted non-3GPP Access)を介して通信するときは、TNAPとTNGFとUPFを介してDNと通信することができる。UEとDNとの間の通信路、すなわちPDUセッション又はMA PDU セッションは、主にユーザデータを送受信するために使用される。
尚、上記は、UEと本明細書において代表的な装置/機能との通信を記載しただけであり、UEが、上記以外の装置/機能、すなわち上記以外のコアネットワーク装置と通信することができるのは言うまでもない。
記憶部_330は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
また、UEは、ATSSS機能をサポートするUEであり、コアネットワーク側から受信した制御情報は、記憶部_330に記憶されることが望ましい。そして、制御部_300は、コアネットワーク側から受信した制御情報、あるいは記憶部_330に記憶された制御情報に従って、MA PDUセッションを用いた通信を行うのか、SA PDUセッションを用いた通信を行うのかを決定する機能を有してよい。また、MA PDUセッションを用いて通信する場合は、3GPPアクセスだけを介して通信するか、non-3GPPアクセスだけを介して通信するか、3GPPアクセスおよびnon-3GPPアクセスを介して通信するかを決定することができる。また、SA PDUセッションを用いて通信する場合は、3GPPアクセスだけを介して通信するか、non-3GPPアクセスだけを介して通信するかを決定することができる。制御部_300は、これらの決定に従って、適切に通信できるように、送受信部320を制御する。
また、UEは、MA PDUセッションを用いて通信する場合、SMFから受信したATSSS rulesに従って、上りリンクトラフィックをどちらのアクセスに対してルーティングするべきかを決定する機能を有してよい。
また、UEは、PCFから受信したURSP rulesに基づいて、MA PDUセッションの確立を要求する機能を有してよい。
[2.2. 基地局装置_110の装置構成]
次に、各実施形態で使用される基地局装置_110の装置構成例について、図4を用いて説明する。基地局装置_110は、3GPPアクセスに配置される基地局装置である。基地局装置_110は、制御部_400、アンテナ_410、ネットワーク接続部_420、送受信部_430、記憶部_440で構成されている。制御部_400、ネットワーク接続部_420、送受信部_430、記憶部_440は、バスを介して接続されている。送受信部_430は、アンテナ_410と接続している。また、基地局装置_110は、ATSSS機能をサポートする基地局装置であってよい。
制御部_400は、基地局装置_110全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_400は、基地局装置_110における他の機能部(ネットワーク接続部_420、送受信部_430、記憶部_440)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_400は、必要に応じて、記憶部_440に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、基地局装置_110における各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_420は、基地局装置_110が、AMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、基地局装置_110は、ネットワーク接続部_420を用いて、AMF及び/又はUPF等との間で、制御情報及び/又はユーザデータを送受信することができる。
具体的には、基地局装置_110は、ネットワーク接続部_420を用いることにより、N2インターフェース(アクセスネットワークとAMF間のインターフェース)を介して、AMFと通信することができる。また、基地局装置_110は、ネットワーク接続部_420を用いることにより、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。
送受信部_430は、アンテナ_410を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、基地局装置_110は、送受信部_430とアンテナ_410を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
また、基地局装置_110は、UEからコアネットワーク装置宛のユーザデータ及び/又は制御情報を受信した場合、そのコアネットワーク装置にユーザデータ及び/又は制御情報を送信する機能を有している。また、基地局装置_110は、コアネットワーク装置からUE宛のユーザデータ及び/又は制御情報を受信した場合、そのUEにユーザデータ及び/又は制御情報を送信する機能を有している。
尚、上記は、基地局装置_110と代表的な装置/機能との通信を記載しただけであり、基地局装置_110が、上記以外の装置/機能、すなわち上記以外のコアネットワーク装置と通信することができるのは言うまでもない。
記憶部_440は、基地局装置_110の各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.3. 基地局装置_120の装置構成]
次に、各実施形態で使用される基地局装置_120の装置構成例について、図4を用いて説明する。基地局装置_120は、non-3GPPアクセス(Untrusted non-3GPP Access)に配置される基地局装置である。基地局装置_120は、制御部_400、アンテナ_410、ネットワーク接続部_420、送受信部_430、記憶部_440で構成されている。制御部_400、ネットワーク接続部_420、送受信部_430、記憶部_440は、バスを介して接続されている。送受信部_430は、アンテナ_410と接続している。また、基地局装置_120は、ATSSS機能をサポートする基地局装置であってよい。
制御部_400は、基地局装置_120全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_400は、基地局装置_120における他の機能部(ネットワーク接続部_420、送受信部_430、記憶部_440)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_400は、必要に応じて、記憶部_440に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、基地局装置_120における各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_420は、基地局装置_120が、N3IWFと通信する為の機能部であり、N3IWFを介してAMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、基地局装置_120は、ネットワーク接続部_420を用いて、N3IWFとの間で、制御情報及び/又はユーザデータを送受信することができる。また、基地局装置_120は、ネットワーク接続部_420を用いて、AMF及び/又はUPF等との間で、制御情報及び/又はユーザデータを送受信することができる。
つまり、基地局装置_120は、ネットワーク接続部_420を用いることにより、Y2インターフェース(アクセスネットワークとN3IWF間のインターフェース)を介して、N3IWFと通信することができる。また、基地局装置_120は、N3IWFを介して、N2インターフェース(N3IWFとAMF間のインターフェース)を介して、AMFと通信することができる。また、基地局装置_120は、N3IWFを介して、N3インターフェース(N3IWFとUPF間のインターフェース)を介して、UPFと通信することができる。
送受信部_430は、アンテナ_410を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、基地局装置_120は、送受信部_430とアンテナ_410を用いて、Y1インターフェース(アクセスネットワークとUE間のインターフェース)を介して、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
また、基地局装置_120は、UEからコアネットワーク装置宛のユーザデータ及び/又は制御情報を受信した場合、そのコアネットワーク装置にユーザデータ及び/又は制御情報を送信する機能を有している。また、基地局装置_120は、コアネットワーク装置からUE宛のユーザデータ及び/又は制御情報を受信した場合、そのUEにユーザデータ及び/又は制御情報を送信する機能を有している。
尚、上記は、基地局装置_120と代表的な装置/機能との通信を記載しただけであり、基地局装置_120が、上記以外の装置/機能、すなわち上記以外のコアネットワーク装置と通信することができるのは言うまでもない。
記憶部_440は、基地局装置_120の各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.4. TNAPの装置構成]
次に、各実施形態で使用されるTNAPの装置構成例について、図4を用いて説明する。TNAPは、non-3GPPアクセス(Trusted non-3GPP Access)に配置される基地局装置(アクセスポイントとも称する)である。TNAPは、制御部_400、アンテナ_410、ネットワーク接続部_420、送受信部_430、記憶部_440で構成されている。制御部_400、ネットワーク接続部_420、送受信部_430、記憶部_440は、バスを介して接続されている。送受信部_430は、アンテナ_410と接続している。また、TNAPは、ATSSS機能をサポートするTNAPであってよい。
制御部_400は、TNAP全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_400は、TNAPにおける他の機能部(ネットワーク接続部_420、送受信部_430、記憶部_440)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_400は、必要に応じて、記憶部_440に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、TNAPにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_420は、TNAPが、TNGFと通信する為の機能部であり、TNGFを介してAMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、TNAPは、ネットワーク接続部_420を用いて、TNGFとの間で、制御情報及び/又はユーザデータを送受信することができる。また、TNAPは、ネットワーク接続部_420を用いて、AMF及び/又はUPF等との間で、制御情報及び/又はユーザデータを送受信することができる。
つまり、TNAPは、ネットワーク接続部_420を用いることにより、Taインターフェース(TNAPとTNGF間のインターフェース)を介して、TNGFと通信することができる。また、TNAPは、TNGFを介して、N2インターフェース(TNGFとAMF間のインターフェース)を介して、AMFと通信することができる。また、TNAPは、TNGFを介して、N3インターフェース(TNGFとUPF間のインターフェース)を介して、UPFと通信することができる。
送受信部_430は、アンテナ_410を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、TNAPは、送受信部_430とアンテナ_410を用いて、Ytインターフェース(TNAPとUE間のインターフェース)を介して、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
また、TNAPは、UEからコアネットワーク装置宛のユーザデータ及び/又は制御情報を受信した場合、そのコアネットワーク装置にユーザデータ及び/又は制御情報を送信する機能を有している。また、TNAPは、コアネットワーク装置からUE宛のユーザデータ及び/又は制御情報を受信した場合、そのUEにユーザデータ及び/又は制御情報を送信する機能を有している。
尚、上記は、TNAPと代表的な装置/機能との通信を記載しただけであり、TNAPが、上記以外の装置/機能、すなわち上記以外のコアネットワーク装置と通信することができるのは言うまでもない。
記憶部_440は、TNAPの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.5. N3IWF_240の装置構成]
次に、各実施形態で使用されるN3IWFの装置/機能構成例について、図5を用いて説明する。N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセス(Untrusted non-3GPP Access)を介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCとの間に配置される装置及び/又は機能であり、具体的には、non-3GPPアクセス(Untrusted non-3GPP Access)またはコアネットワークに配置される。N3IWFは、制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540で構成されている。制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540は、バスを介して接続されている。また、N3IWFは、ATSSS機能をサポートするN3IWFであってよい。
制御部_500は、N3IWF全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_500は、N3IWFにおける他の機能部(ネットワーク接続部_520、記憶部_540)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_500は、必要に応じて、記憶部_540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、N3IWFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_520は、N3IWFが、基地局装置_120及び/又はAMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、N3IWFは、ネットワーク接続部_520を用いて、基地局装置_120との間で、制御情報及び/又はユーザデータを送受信することができる。また、N3IWFは、ネットワーク接続部_520を用いて、AMF及び/又はUPF等との間で、制御情報及び/又はユーザデータを送受信することができる。
つまり、N3IWFは、ネットワーク接続部_520を用いることにより、Y2インターフェースを介して、基地局装置_120と通信することができる。また、N3IWFは、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができる。また、N3IWFは、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。
尚、上記は、N3IWFと代表的な装置/機能との通信を記載しただけであり、N3IWFが、上記以外の装置/機能、すなわち上記以外のコアネットワーク装置と通信することができるのは言うまでもない。
記憶部_540は、N3IWFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、N3IWFは、UEとIPsecトンネルを確立する機能、control planeについてN2インターフェースを終端する機能、user planeについてN3インターフェースを終端する機能、UEとAMFとの間のNASシグナリングをリレーする機能、PDUセッションやQoSに関してSMFからのN2シグナリングを処理する機能、PDUセッションのトラフィックをサポートするために、IPsec SA(Security Association)を確立する機能、UEとUPFとの間でuser planeパケットをリレーする機能(IPsecやN3トンネルのためにパケットをカプセル化/カプセル除去する機能を含む)、untrusted non-3GPPアクセスネットワーク内のローカルモビリティアンカーとしての機能、AMFを選択する機能などを有している。これらの機能は、全て制御部_500によって制御される。
[2.6. TNGFの装置構成]
次に、各実施形態で使用されるTNGFの装置/機能構成例について、図5を用いて説明する。TNGFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセス(Trusted non-3GPP Access)を介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCとの間に配置される装置及び/又は機能であり、具体的には、non-3GPPアクセス(Trusted non-3GPP Access)またはコアネットワークに配置される。TNGFは、制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540で構成されている。制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540は、バスを介して接続されている。また、TNGFは、ATSSS機能をサポートするTNGFであってよい。
制御部_500は、TNGF全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_500は、TNGFにおける他の機能部(ネットワーク接続部_520、記憶部_540)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_500は、必要に応じて、記憶部_540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、TNGFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_520は、TNGFが、TNAP及び/又はAMF及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、TNGFは、ネットワーク接続部_520を用いて、TNAPとの間で、制御情報及び/又はユーザデータを送受信することができる。また、TNGFは、ネットワーク接続部_520を用いて、AMF及び/又はUPF等との間で、制御情報及び/又はユーザデータを送受信することができる。
つまり、TNGFは、ネットワーク接続部_520を用いることにより、Y2インターフェースを介して、TNAPと通信することができる。また、TNGFは、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができる。また、TNGFは、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。
尚、上記は、TNGFと代表的な装置/機能との通信を記載しただけであり、TNGFが、上記以外の装置/機能、すなわち上記以外のコアネットワーク装置と通信することができるのは言うまでもない。
記憶部_540は、TNGFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、TNGFは、N2インターフェースとN3インターフェースを終端する機能、UEがTNANを介して5GCに登録する場合に、承認者として振舞う機能、AMFを選択する機能、UEとAMFとの間のNASメッセージを透過的に(処理せずに)リレーする機能、PDUセッションやQoSをサポートするためSMFとN2シグナリングを処理する機能、UEとUPFとの間のPDUを透過的に(処理せずに)リレーする機能、TNAN内のローカルモビリティアンカーとしての機能などを有している。これらの機能は、全て制御部_500によって制御される。
[2.7. AMF_210の装置構成]
次に、各実施形態で使用されるAMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。AMFは、制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540で構成されている。制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540は、バスを介して接続されている。AMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。また、AMFは、ATSSS機能をサポートするAMFであってよい。
制御部_500は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_500は、AMFにおける他の機能部(ネットワーク接続部_520、記憶部_540)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_500は、必要に応じて、記憶部_540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_520は、AMFが、5G AN内の基地局装置、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_520を用いて、5G AN内の基地局装置、及び/又はSMF、及び/又はPCF、及び/又はUDM、及び/又はSCEFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるAMFは、ネットワーク接続部_520を用いることにより、N2インターフェースを介して、基地局装置と通信することができ、N8インターフェース(AMFとUDM間のインターフェース)を介して、UDMと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N15インターフェース(AMFとPCF間のインターフェース)を介して、PCFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_520を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。ただし、N1インターフェースは論理的なものであるため、実際には、UEとAMFの間の通信は、5G ANを介して行われる。
記憶部_540は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理(Registration management; RM)機能、接続管理(Connection management; CM)機能、到達可能性管理(Reachability management)機能、UE等の移動性管理(Mobility management)機能、UEとSMF間のSM(Session Management)メッセージを転送する機能、アクセス認証(Access Authentication、Access Authorization)機能、セキュリティアンカー機能(SEA; Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理(SCM; Security Context Management)機能、N3IWF(Non-3GPP Interworking Function)に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有している。これらの機能は、全て制御部_500によって制御される。
また、登録管理では、UEごとのRM状態が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態(RM-DEREGISTERED state)と、登録状態(RM-REGISTERED state)がある。RM-DEREGISTERED状態では、UEはネットワークに登録されていないため、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED stateでは、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態(5GMM state)と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED stateは、5GMM-DEREGISTERED stateと表現されてもよいし、RM-REGISTERED stateは、5GMM-REGISTERED stateと表現されてもよい。
言い換えると、5GMM-REGISTERED stateは、各装置が、5GMMコンテキストを確立した状態であってもよいし、PDUセッションコンテキストを確立した状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-REGISTERED stateである場合、UE_10は、ユーザデータや制御メッセージの送受信を開始してもよいし、ページングに対して応答してもよい。さらに、尚、各装置が5GMM-REGISTERED stateである場合、UE_10は、初期登録のための登録手続き以外の登録手続き、及び/又はサービス要求手続きを実行してもよい。
さらに、5GMM-DEREGISTERED stateは、各装置が、5GMMコンテキストを確立していない状態であってもよいし、UE_10の位置情報がネットワークに把握されていない状態であってもよいし、ネットワークがUE_10に到達不能である状態であってもよい。尚、各装置が5GMM-DEREGISTERED stateである場合、UE_10は、登録手続きを開始してもよいし、登録手続きを実行することで5GMMコンテキストを確立してもよい。
また、接続管理では、UEごとのCM状態が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態(CM-IDLE state)と、接続状態(CM-CONNECTED state)がある。CM-IDLE状態では、UEはRM-REGISTERED stateにあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っていない。また、CM-IDLE状態では、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及びN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていない。一方、CM-CONNECTED stateでは、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続(NAS signaling connection)を持っている。また、CM-CONNECTED stateでは、UEはN2インターフェースの接続(N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続(N3 connection)を持っていてもよい。
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over 3GPP access)と、3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over 3GPP access)とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態(CM-IDLE state over non-3GPP access)と、non-3GPPアクセスにおける接続状態(CM-CONNECTED state over non-3GPP access)とがあってよい。尚、非接続状態はアイドルモード表現されてもよく、接続状態モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
尚、CM状態は、5GMMモード(5GMM mode)と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode)と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode)と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over 3GPP access)と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access)と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード(5GMM-IDLE mode over non-3GPP access)と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード(5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access)と表現されてもよい。尚、5GMM非接続モードはアイドルモード表現されてもよく、5GMM接続モードはコネクテッドモードと表現されてもよい。
また、AMFは、コアネットワーク内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI(Network Slice Instance)を管理するNFでもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション(CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function))でもよい。
[2.8. SMF_220の装置構成]
次に、各実施形態で使用されるSMFの装置構成例について、図5を用いて説明する。SMFは、制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540で構成されている。制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540は、バスを介して接続されている。SMFは、制御プレーンを扱うノードであってよい。また、SMFは、ATSSS機能をサポートするSMFであってよい。
制御部_500は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_500は、SMFにおける他の機能部(ネットワーク接続部_520、記憶部_540)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_500は、必要に応じて、記憶部_540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_520は、SMFが、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_520を用いて、AMF、及び/又はUPF、及び/又はPCF、及び/又はUDMとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるSMFは、ネットワーク接続部_520を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェース(SMFとUPF間のインターフェース)を介して、UPFと通信することができ、N7インターフェースを介して、PCFと通信することができ、N10インターフェース(SMFとUDM間のインターフェース)を介して、UDMと通信することができる。
記憶部_540は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理(Session Management)機能、UEに対するIPアドレス割り当て(IP address allocation)及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地(送信先)へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知する機能(Downlink Data Notification)、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信される、AN特有の(ANごとの)SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード(Session and Service Continuity mode)を決定する機能、ローミング機能等を有している。また、SMFは、PCFから受信したPCC rulesから、ATSSS rulesとN4 rulesを作成する機能を有する。ATSSS rulesはSMFからUEに対して送信されるMA PDUセッションを制御するための情報である。N4 rulesは、SMFからUPFに対して送信されるMA PDUセッションを制御するための情報である。また、SMFは、PCC rulesとATSSS rulesとN4 rulesを対応付けて管理する(マッピングとも称する)機能を有する。これらの機能は、全て制御部_500によって制御される。
[2.9. UPF_230の装置構成]
次に、各実施形態で使用されるUPFの装置構成例について、図5を用いて説明する。UPFは、制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540で構成されている。制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540は、バスを介して接続されている。UPFは、ユーザプレーンを扱うノードであってよい。また、UPFは、ATSSS機能をサポートするUPFであってよい。
制御部_500は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_500は、UPFにおける他の機能部(ネットワーク接続部_520、記憶部_540)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_500は、必要に応じて、記憶部_540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_520は、UPFが、5G AN内の基地局装置、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_520を用いて、5G AN内の基地局装置、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して詳細に説明すると、5GC内にあるUPFは、ネットワーク接続部_520を用いることにより、N3インターフェースを介して、基地局装置と通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェース(UPF間のインターフェース)を介して、他のUPFと通信することができる。
記憶部_540は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能(つまり、DNとコアネットワークとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL(Uplink Classifier)機能、マルチホーム(multi-homed)PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS (Quality of Service) 処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知(Downlink Data Notification)をトリガする機能等を有している。また、UPFは、SMFから受信したN4 rulesに基づいて、MA PDUセッションが確立されている場合に、下りリンクトラフィックをどちらのアクセスに対してルーティングするべきかを決定する機能も有している。これらの機能は、全て制御部_500によって制御される。
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワークと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
尚、ユーザプレーン(user plane)は、UEとネットワークとの間で送受信されるユーザデータ(user data)のことである。ユーザプレーンは、PDUセッションを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、ユーザプレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及び/又はN3インターフェース、及び/又はN9インターフェース、及び/又はN6インターフェースを介して送受信されてもよい。以下、ユーザプレーンは、U-Planeと表現されてもよい。
さらに、制御プレーン(control plane)は、UEの通信制御等を行うために送受信される制御メッセージのことである。制御プレーンは、UEとAMFとの間のNAS (Non-Access-Stratum)シグナリングコネクションを用いて送受信されてもよい。さらに、5GSの場合、制御プレーンは、UEとNG RANとの間のインターフェース、及びN2インターフェースを用いて送受信されてもよい。以下、制御プレーンは、コントロールプレーンと表現されてもよいし、C-Planeと表現されてもよい。
さらに、U-Plane(User Plane; UP)は、ユーザデータを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。さらに、C-Plane(Control Plane; CP)は、制御メッセージを送受信する為の通信路でもよく、複数のベアラで構成されてもよい。
[2.10. PCF_250の装置構成]
次に、各実施形態で使用されるPCFの装置構成例について、図5を用いて説明する。PCFは、制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540で構成されている。制御部_500、ネットワーク接続部_520、記憶部_540は、バスを介して接続されている。 また、PCFは、ATSSS機能をサポートするPCFであってよい。
制御部_500は、PCF全体の動作・機能を制御する機能部である。尚、制御部_500は、PCFにおける他の機能部(ネットワーク接続部_520、記憶部_540)が有さない全ての機能を処理してもよい。制御部_500は、必要に応じて、記憶部_540に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、PCFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_520は、PCFが、SMF、及び/又はAF(Application Function)と接続する為の機能部である。すなわち、PCFは、ネットワーク接続部_520を用いて、SMF及び/又はAFとの間で、制御情報を送受信することができる。
PCFは、ネットワーク接続部_520を用いることにより、N7インターフェースを介して、SMFと通信することができる。また、PCFは、ネットワーク接続部_520を用いることにより、N5インターフェース(PCFとAF間のインターフェース)を介して、AF(Application Function)と通信することができる。
記憶部_540は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、PCFは、統一されたポリシーフレームワークをサポートする機能、それらを強制するために制御機能(control plane function)に対してポリシールールを提供する機能、登録情報(subscription information)にアクセスする機能などを有している。また、PCFは、MA PDUセッションのためのポリシー(PCC rulesとも称する)、SA PDUセッションのためのポリシー、及びURSP rulesを生成する機能も有している。これらはSMFに送信され、その少なくとも一部はUEに送信される場合もあるし、UPFに送信される場合もある。これらの機能は、全て制御部_500によって制御される。
[3. 各実施形態で用いられる、専門性の高い用語や識別情報の説明]
次に、各実施形態で用いられる、専門性の高い用語や識別情報について、予め説明する。
[3.1. 各実施形態で用いられる専門性の高い用語の説明]
まず、各実施形態で用いられる専門性の高い用語について説明する。
ネットワークとは、アクセスネットワーク、コアネットワーク、DNのうち、少なくとも一部を指す。また、アクセスネットワーク、コアネットワーク、DNのうち、少なくとも一部に含まれる1以上の装置を、ネットワーク又はネットワーク装置と称してもよい。つまり、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワーク内の装置(ネットワーク装置、及び/又は制御装置)がメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。逆に、ネットワーク内の装置がメッセージの送受信及び/又は処理を実行するということは、ネットワークがメッセージの送受信及び/又は処理を実行することを意味してもよい。
また、SM(セッションマネジメント)メッセージ(NAS (Non-Access-Stratum) SMメッセージとも称する)は、SMのための手続きで用いられるNASメッセージであってよく、AMFを介してUEとSMFの間で送受信される制御メッセージであってよい。さらに、SMメッセージには、PDUセッション確立要求メッセージ、PDUセッション確立受諾メッセージ、PDUセッション完了メッセージ、PDUセッション拒絶メッセージ、PDUセッション変更要求メッセージ、PDUセッション変更受諾メッセージ、PDUセッション変更応答メッセージ等が含まれてもよい。また、SMのための手続きには、PDUセッション確立手続きが含まれてもよい。
また、5GS(5G System)サービスは、コアネットワークを用いて提供される接続サービスでよい。さらに、5GSサービスは、EPSサービスと異なるサービスでもよいし、EPSサービスと同様のサービスでもよい。
また、non 5GSサービスは、5GSサービス以外のサービスでよく、EPSサービス、及び/又はnon EPSサービスが含まれてもよい。
また、DNN(Data Network Name)は、コアネットワーク及び/又はDN等の外部ネットワークを識別する識別情報でよい。さらに、DNNは、コアネットワークを接続するUPF等のゲートウェイを選択するための情報として用いることもできる。DNNは、EPSにおけるAPN(Access Point Name)に相当するものであってもよい。
また、PDUセッションとは、PDU接続性サービス(PDU connectivity service)を提供するDNとUEとの間の関連性として定義することができるが、具体的には、UEと外部ゲートウェイ又はDNとの間で確立される接続性であってもよい。UEは、5GSにおいて、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介したPDUセッションを確立することにより、PDUセッションを用いて、DNとの間のユーザデータの送受信を行うことができる。ここで、この外部ゲートウェイとは、UPF、SCEF等であってよい。UEは、PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。また、PDU接続性サービスとは、UEとDNとの間でPDUの交換を提供するサービスである。また、このPDUセッションは、1つのアクセスネットワーク(3GPPアクセスネットワークまたはnon-3GPPアクセスネットワーク)におけるuser plane resourcesのみによって構成され、SA PDUセッションと称する場合もある。つまり、SA PDUセッションは、MA PDUセッションとは異なり、3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resources及びnon-3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resourcesによって同時に構成されることはないPDUセッションであってよい。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、TFT、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、アクセスネットワーク識別情報、及びSSC modeのうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、PDUセッションを複数確立する場合には、PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
また、MA PDUセッションとは、1つの3GPPアクセスネットワークと1つのnon-3GPPアクセスネットワークを同時に使用することが可能なPDU接続性サービスを提供するPDUセッションであっても良い。また、MA PDUセッションは、ある時点では、1つの3GPPアクセスネットワーク、または1つのnon-3GPPアクセスネットワークを使用することが可能なPDU接続性サービスを提供するPDUセッションであっても良い。言い換えると、MA PDUセッションは、3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resourcesだけで構成されてもよいし、non-3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resourcesだけで構成されてもよいし、3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resources及びnon-3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resourcesによって同時に構成される場合がある。
つまり、UEがMA PDUセッションを用いてDNと通信するということは、UEが3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resourcesのみを用いてDNと通信することであってもよいし、UEがnon-3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resourcesのみを用いてDNと通信することであってもよいし、3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resources及びnon-3GPPアクセスネットワークにおけるuser plane resourcesを用いてDNと通信することであってもよい。このような手法により、UEは、MA PDUセッションを用いて、DNに配置されるアプリケーションサーバー等の装置と、ユーザデータの送受信を実行する事ができる。
尚、各装置(UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置)は、MA PDUセッションに対して、1以上の識別情報を対応づけて管理してもよい。尚、これらの識別情報には、DNN、TFT、PDUセッションタイプ、アプリケーション識別情報、NSI識別情報、アクセスネットワーク識別情報、及びSSC modeのうち1以上が含まれてもよいし、その他の情報がさらに含まれてもよい。さらに、MA PDUセッションを複数確立する場合には、MA PDUセッションに対応づけられる各識別情報は、同じ内容でもよいし、異なる内容でもよい。
また、PDU(Protocol Data Unit又はPacket Data Unit)セッションタイプは、PDUセッションのタイプを示すものであり、IPv4、IPv6、Ethernet(登録商標)、Unstructuredがある。IPv4が指定された場合、IPv4を用いてデータの送受信を行うことを示す。IPv6が指定された場合は、IPv6を用いてデータの送受信を行うことを示す。Ethernet(登録商標)が指定された場合は、Ethernet(登録商標)フレームの送受信を行うことを示す。また、Ethernet(登録商標)は、IPを用いた通信を行わないことを示してもよい。Unstructuredが指定された場合は、Point-to-Point(P2P)トンネリング技術を用いて、DNにあるアプリケーションサーバー等にデータを送受信することを示す。P2Pトンネリング技術としては、例えば、UDP/IPのカプセル化技術を用いても良い。尚、PDUセッションタイプには、上記の他にIPが含まれても良い。IPは、UEがIPv4とIPv6の両方を使用可能である場合に指定する事ができる。尚、IPはIPv4v6とも表現されてもよい。
また、ネットワークスライス(NS)とは、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供する論理的なネットワークである。UE及び/又はネットワークは、5GSにおいて、ネットワークスライス(NWスライス; NS)をサポートすることができる。
また、ネットワークスライスインスタンス(NSI)とは、ネットワーク機能(NF)のインスタンス(実体)と、必要なリソースのセットで構成され、配置されるネットワークスライスを形成する。ここで、NFとは、ネットワークにおける処理機能であって、3GPPで採用又は定義されたものである。NSIはコアネットワーク内に1以上構成される、NSの実体である。また、NSIはNST(Network Slice Template)を用いて生成された仮想的なNF(Network Function)により構成されてもよい。ここで、NSTとは、要求される通信サービスや能力(capability)を提供する為のリソース要求に関連付けられ、1以上のNFの論理的表現である。つまり、NSIとは、複数のNFにより構成されたコアネットワーク内の集合体でよい。また、NSIはサービス等によって配送されるユーザデータを分ける為に構成された論理的なネットワークでよい。NSには、1以上のNFが構成されてよい。NSに構成されるNFは、他のNSと共有される装置であってもよいし、そうでなくてもよい。UE、及び/又ネットワーク内の装置は、NSSAI、及び/又はS-NSSAI、及び/又はUE usage type、及び/又は1以上のNSI ID等の登録情報、及び/又はAPNに基づいて、1以上のNSに割り当てられることができる。尚、UE usage typeは、NSIを識別するための使用される、UEの登録情報に含まれるパラメータ値である。UE usage typeはHSSに記憶されていてよい。AMFはUE usage typeに基づきSMFとUPFを選択してもよい。
また、S-NSSAI(Single Network Slice Selection Assistance Information)は、NSを識別するための情報である。S-NSSAIは、SST(Slice/Service type)のみで構成されてもよいし、SSTとSD(Slice Differentiator)の両方で構成されてもよい。ここで、SSTとは、機能とサービスの面で期待されるNSの動作を示す情報である。また、SDは、SSTで示される複数のNSIから1つのNSIを選択する際に、SSTを補間する情報であってもよい。S-NSSAIは、PLMNごとに特有な情報であってもよいし、PLMN間で共通化された標準の情報であってもよい。また、ネットワークは、デフォルトS-NSSAIとして、UEの登録情報に1以上のS-NSSAIを記憶してもよい。尚、S-NSSAIがデフォルトS-NSSAIである場合において、UEが登録要求メッセージにおいて有効なS-NSSAIをネットワークに送信しないときは、ネットワークは、UEに関係するNSを提供してもよい。
また、NSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)は、S-NSSAIの集まりである。NSSAIに含まれる、各S-NSSAIはアクセスネットワーク又はコアネットワークがNSIを選択するのをアシストする情報である。UEはPLMNごとにネットワークから許可されたNSSAIを記憶してもよい。また、NSSAIは、AMFを選択するのに用いられる情報であってよい。
また、SSC(Session and Service Continuity) modeは、5Gシステム(5GS)において、システム、及び/又は各装置がサポートするセッションサービス継続(Session and Service Continuity)のモードを示すものである。より詳細には、UEとUPFとの間で確立されたPDUセッションがサポートするセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。なお、SSC modeはPDUセッション毎に設定されるセッションサービス継続の種類を示すモードであってもよい。さらに、SSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3の3つのモードから構成されていてもよい。尚、PDUセッションに対応づけられたSSC modeは、PDUセッションが存続している間は、変更されなくてもよい。
また、SSC mode 1は、ネットワークが、UEに提供する接続性サービスを維持するモードである。尚、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4又はIPv6である場合、セッションサービス継続の際に、IPアドレスは維持されてもよい。
さらに、SSC mode 1は、UEがネットワークに接続する際に用いるアクセステクノロジーに関わらず、同じUPFが維持され続けるセッションサービス継続のモードであってもよい。より詳細には、SSC mode 1は、UEのモビリティが発生しても、確立しているPDUセッションのPDUセッションアンカーとして用いられるUPFを変更せずに、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。
また、SSC mode 2は、ネットワークが、UEに提供された接続性サービスと、対応するPDUセッションとを解放するモードである。尚、SSC mode 2では、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4、IPv6又はIPv4v6である場合、PDUセッションのアンカーを変更する際に、UEに割り当てられたIPアドレスは解放されてもよい。
さらに、SSC mode 2は、UPFのサービングエリア内でのみ、同じUPFが維持され続けるセッションサービス継続のモードであってもよい。より詳細には、SSC mode 2は、UEがUPFのサービングエリア内にいる限り、確立しているPDUセッションが用いるUPFを変更せずに、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。さらに、SSC mode 2は、UPFのサービングエリアから出るような、UEのモビリティが発生した場合に、確立しているPDUセッションが用いるUPFを変更して、セッションサービス継続を実現するモードであってもよい。
ここで、UPFのサービングエリアとは、1つのUPFがセッションサービス継続機能を提供することができるエリアであってもよいし、UEがネットワークに接続する際に用いるRATやセル等のアクセスネットワークのサブセットであってもよい。さらに、アクセスネットワークのサブセットとは、1又は複数のRAT、及び/又はセルから構成されるネットワークであってもよい。
尚、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント(以下、PDUセッションアンカーとも呼称する)の変更は、各装置が、SSC mode 2のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行することによって実現されてよい。尚、アンカー又はアンカーポイントを、端点と表現してもよい。
また、SSC mode 3は、接続性が消失しないことを、ネットワークが担保しつつ、ユーザプレーンの変更がUEに明らかになるモードである。尚、SSC mode 3の場合、よりよい接続性サービスを実現するために、確立しているPDUセッションが切断される前に、新しいPDUセッションアンカーポイントを通るPDUセッションが確立されてもよい。さらに、SSC mode 3では、PDUセッションに対応づけられたPDUセッションタイプが、IPv4、IPv6又はIPv4v6である場合、PDUセッションのアンカーを変更する際に、UEに割り当てられたIPアドレスは維持されなくてもよい。
さらに、SSC mode 3は、UEとUPFとの間で確立されたPDUセッション、及び/又は通信路を切断する前に、同じDNに対して、新たなUPFを介した新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立することを許可するセッションサービス継続のモードであってもよい。さらに、SSC mode 3は、UEがマルチホーミングになることを許可するセッションサービス継続のモードであってもよい。さらに、SSC mode 3は、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションに対応づけられたUPFを用いたセッションサービス継続が許可されたモードであってもよい。言い換えると、SSC mode 3の場合、各装置は、複数のPDUセッションを用いてセッションサービス継続を実現してもよいし、複数のUPFを用いてセッションサービス継続を実現してもよい。
ここで、各装置が、新たなPDUセッション、及び/又は通信路を確立する場合、新たなUPFの選択は、ネットワークによって実施されてもよいし、新たなUPFは、UEがネットワークに接続した場所に最適なUPFであってもよい。さらに、複数のPDUセッション、及び/又はPDUセッションが用いるUPFが有効である場合、UEは、アプリケーション、及び/又はフローの通信の新たに確立されたPDUセッションへの対応づけを、即座に実施してもよいし、通信の完了に基づいて実施してもよい。
尚、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイントの変更は、各装置が、SSC mode 3のPDUセッションのアンカーポイント変更手続きを実行することによって実現されてよい。
また、デフォルトSSC modeは、特定のSSC modeが定まらない場合に、UE及び/又はネットワークが用いるSSC modeである。具体的には、デフォルトSSC modeは、アプリケーションからのSSC modeの要求がない場合、及び/又はアプリケーションに対してSSC modeを決めるためのUEのポリシーがない場合に、UEが用いるSSC modeであってもよい。また、デフォルトSSC modeは、UEからのSSC modeの要求がない場合に、ネットワークが用いるSSC modeであってもよい。
なお、デフォルトSSC modeは、加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はUEのポリシーに基づいて、DN毎に設定されていてもよいし、PDN毎に設定されていてもよいし、UE、及び/又は加入者毎に設定されていてもよい。さらに、デフォルトSSC modeは、SSC mode 1、SSC mode 2又はSSC mode 3を示す情報であってもよい。
また、IPアドレス維持 (IP address preservation) は、同じIPアドレスを使い続けることができる技術である。IPアドレス維持がサポートされている場合、UEは、TA外へ移動した場合においても、ユーザデータの通信に対して同じIPアドレスを用い続けることが可能である。言い換えると、IPアドレス維持がサポートされている場合、各装置は、PDUセッションのアンカーポイントが変更される際においても、ユーザデータの通信に対して同じIPアドレスを用い続けることが可能であってよい。
また、ステアリング機能は、ATSSSを使用可能なUEが、3GPPアクセスおよびnon-3GPPアクセスを介して、MA PDUセッションのトラフィックをステアリング(steering)したり、切り替えたり(switching)、分けたり(splitting)する機能であってよい。ここで、ステアリング機能には、MPTCP(Multi-Path Transmission Control Protocol)機能と、ATSSS(Access Traffic Steering, Switching, Splitting)-LL(Low-Layer)機能とが含まれてよい。
また、MPTCP機能は、IP層より上の層のステアリング機能であり、TCPトラフィックに適用される。MPTCP機能が適用されるトラフィックは、MPTCPフローと称する場合がある。また、UEのMPTCP機能は、3GPPアクセス及び/又はnon-3GPPアクセスのuser planeを使って、UPFのMPTCPプロキシ機能と通信することができる。また、UEは、MA PDUセッションを要求し、MPTCP capabilityを提供すると、MPTCP 機能がenabledになってよいし、UPFは、MPTCP 機能をenableすることに合意すると、UPFは、MPTCP Proxy 機能をenabledになってよい。また、ネットワークは、MA PDUセッションのための1つのIPアドレス/プレフィックスと、2つのIPアドレス/プレフィックス (link-specific multipathアドレスとも称する)を割り当てる。link-specific multipathアドレスのうちの1つは、3GPPアクセスを介したsubflowを確立するために使用され、もう1つは、non-3GPPアクセスを介したsubflowを確立するために使用される。また、link-specific multicastアドレスは、UEのMPTCP 機能でのみ使用。N6を介してroutingできない。また、ネットワークは、MPTCP proxy情報(MPTCP proxyのIPアドレス、port number、typeを含んでよい)をUEに送信することができる。ここで、typeはType 1(transport converter)であってよい。また、ネットワークは、MPTCP 機能を適用するべきアプリのリストをUEに示す場合がある。
また、ATSSS-LL機能は、IP層より下の層のステアリング機能であり、全てのタイプのトラフィック(TCPトラフィック、UDP(User Data Protocol)トラフィック、ethernetトラフィック等)に適用される。ATSSS-LL機能が適用されるトラフィックを、Non-MPTCP flowと称する場合がある。また、UPFでは、ATSSS-LL機能と同じであるか、又は似たステアリング機能がサポートされてよい。また、UEのATSSS-LL機能は、ATSSS rulesとlocal conditionsに基づいて、上りトラフィックのsteering, switch, splitを決定する。また、UEは、MA PDUセッションを要求し、ATSSS-LL capabilityを提供すると、ATSSS-LL機能がenabledになってよいし、UEがATSSS-LL capabilityを提供すると、UPFにおけるATSSS-LL機能がenabledになってよい。
また、ATSSS rulesは、1以上のATSSS ruleをリスト化したものである。ATSSS ruleは、ルール優先度(Rule Precedence)、及び/又はトラフィック記述子(Traffic Descriptor)、及び/又はアクセス選択記述子(Access Selection Descriptor)で構成されてよい。ここで、ATSSS ruleにおけるRule Precedenceは、UEにおいて評価されるATSSS rulesの順番を定義するものである。UEは、ATSSS rulesを受信した場合、つまり、1以上のATSSS ruleを受信した場合、各ATSSS ruleにおけるRule Precedenceを参照し、優先度の高いATSSS ruleから順番に評価してよい。
また、ATSSS ruleにおけるTraffic Descriptorは、ATSSS ruleをいつ適用するかを示すものである。ATSSS ruleにおけるTraffic Descriptorは、アプリケーション記述子(Application descriptors)、及び/又はIP記述子(IP descriptors)、及び/又はnon-IP記述子(Non-IP descriptors)で構成されてよい。また、Application descriptorsは、トラフィックを生成するアプリケーションを識別する情報を示してよい。また、IP descriptorsは、IPトラフィックの送信先(destination)を識別する情報を示してよい。また、non-IP descriptorsは、non-IPトラフィック(例えば、ethernetトラフィックやunstructuredトラフィック)の送信先(destination)を識別する情報を示してよい。
また、ATSSS ruleにおけるAccess Selection Descriptorは、ステアリングモード、及び/又はステアリング機能で構成されてよい。ステアリングモードは、サービスデータフロー(SDFとも称する)のトラフィックを3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスのどちらに分配するべきかを示す情報であって良い。また、ステアリングモードには、Active-Standby、Smallest Delay、Load-Balancing、Priority-basedの4つのモードが含まれてよい。
また、Active-Standbyは、activeなアクセスとstandbyアクセスとを設定し、activeなアクセスが利用可能なときは、そのアクセスに対して、サービスデータフロー(SDF)をステアリングし、そのactiveなアクセスが利用不能になったときは、standbyアクセスにSDFを切り替えるモードであってよい。また、Active-Standbyは、activeなアクセスのみを設定し、standbyアクセスを設定しない場合は、activeなアクセスが利用可能なときは、そのアクセスに対して、サービスデータフロー(SDF)をステアリングし、そのactiveなアクセスが利用不能になったとしても、standbyアクセスにSDFを切り替えることはできないモードであってよい。
また、Smallest Delayは、最小のRTT(Round-Trip Time)を持つアクセスに対して、サービスデータフロー(SDF)をステアリングするモードであってよい。また、このモードが設定された場合、UEとUPFは、3GPPアクセスを介して通信した場合のRTT、およびnon-3GPPアクセスを介して通信した場合のRTTを決定するための測定を行ってよい。
また、Load-Balancingは、両方のアクセスに、サービスデータフロー(SDF)を分けるモードであってよい。また、Load-Balancingが指定される場合は、さらに、3GPPアクセスおよびnon-3GPPアクセスを介して送信されるべきサービスデータフロー(SDF)の割合を示す情報も含んでよい。
また、Priority-basedは、優先度の高いアクセス(high priority access)に対して、そのアクセスが混雑していると判断されるまで、サービスデータフロー(SDF)の全てのトラフィックをステアリングするために使用するモードであってよい。また、そのアクセスが混雑している判断された場合は、そのSDFのトラフィックは、優先度の高いアクセスだけでなく、優先度の低いアクセス(low priority access)に対しても、SDFのトラフィックが送信されるモードであってよい。さらに、high priority accessが利用不能になった場合、SDFの全てのトラフィックがlow priority accessに対して送信されるモードであってよい。
また、ステアリング機能は、サービスデータフロー(SDFとも称する)のトラフィックをステアリングするために、MPTCP機能とATSSS-LL機能のどちらを使用するべきかを示してよい。また、これは、UEがMPTCP機能とATSSS-LL機能のどちらもサポートする場合に、使用される情報であってよい。
また、URSP(UE Route Selection Policy) rulesとは、1以上のURSP(UE Route Selection Policy Rule) ruleのりストで構成されてよい。また、各URSP ruleは、ルール優先度(Rule Precedence)、及び/又はトラフィック記述子(Traffic descriptor)、及び/又はルート選択記述子リスト(List of Route Selection Descriptors)で構成されてよい。ここで、URSP ruleにおけるRule Precedenceは、UEにおいて強制されるURSP rulesの順番を示す。UEは、URSP rulesを受信した場合、つまり、1以上のURSP ruleを受信した場合、各URSP ruleにおけるRule Precedenceを参照し、優先度の高いURSP ruleから順番に適用してよい。
また、URSP ruleにおけるTraffic descriptorは、URSP ruleをいつ適用するかを示すものである。URSP ruleにおけるTraffic descriptorは、アプリケーション記述子(Application descriptors)、及び/又はIP記述子(IP descriptors)、及び/又はドメイン記述子(Domain descriptors)、及び/又はnon-IP記述子(Non-IP descriptors)、及び/又はDNN(Data Network Name)、及び/又は接続能力(Connection Capabilities)で構成されてよい。また、Application descriptorsは、OSのIDと、OSのアプリケーションIDを含んでよい。また、IP descriptorsは、IPトラフィックの送信先(destination)を識別する情報を示し、例えば、IPアドレス、IPv6ネットワークプレフィックス、ポート番号、プロトコル番号などを含んでよい。また、ドメイン記述子(Domain descriptors)は、送信先のFQDN(Fully Qualified Domain Name)を示してよい。また、non-IP descriptorsは、non-IPトラフィック(例えば、ethernetトラフィックやunstructuredトラフィック)の送信先(destination)を識別する情報を示してよい。また、DNNは、アプリケーションによって提供されるDNNに関する情報であって良い。また、Connection Capabilitiesは、UEがある能力(capability)を用いてネットワークへの接続を要求するときに、UEのアプリケーションによって提供される情報を示してよい。
また、URSP ruleにおけるList of Route Selection Descriptorsは、1以上のルート選択記述子(Route Selection Descriptor)で構成されてよい。各Route Selection Descriptorは、ルール選択記述子の優先度(Route Selection Descriptor Precedence)、及び/又はルート選択の構成要素(Route selection components)で構成されてよい。Route Selection Descriptor Precedenceは、Route Selection Descriptorsが適用される順番を示す。UEは、Route Selection Descriptorsを受信した場合、つまり、1以上のRoute Selection Descriptorを受信した場合、各Route Selection DescriptorにおけるRule Precedenceを参照し、優先度の高いRoute Selection Descriptorから順番に適用してよい。また、Route Selection Descriptorは、SSCモード選択(SSC Mode Selection)、及び/又はネットワークスライス選択(Network Slice Selection)、及び/又はDNN選択(DNN Selection)、及び/又はPDUセッションタイプ選択(PDU Session Type Selection)、及び/又はノンシームレスオフロード指示(Non-Seamless Offload indication)、及び/又はアクセスタイプの好み(Access Type preference)で構成されてよい。また、SSC Mode Selectionは、アプリケーションのトラフィックを、指定されたSSCモードのPDUセッションを介して、ルーティングすることを示してよい。また、Network Slice Selectionは、示された1以上のS-NSSAIをサポートするPDUセッションを使って、アプリケーションのトラフィックをルーティングすることを示してよい。また、DNN Selectionは、示された1以上のDNNをサポートするPDUセッションを使って、アプリケーションのトラフィックをルーティングすることを示してよい。尚、DNNがTraffic desciptorで使用されている場合は、このRoute Selection Descriptorは、DNN Selectionを含まなくてよい。また、PDUセッションタイプ選択は、示されたPDUセッションタイプをサポートするPDUセッションを使って、アプリケーションのトラフィックをルーティングすることを示してよい。また、Non-Seamless Offload indicationは、アプリケーションのトラフィックを、non-3GPPアクセスに対するオフロードすることを示してよい。また、Access Type preferenceは、UEがPDUセッションを確立する必要がある場合、PDUセッションを確立するアクセスタイプを示してよい。ここでアクセスタイプとは、3GPP又はnon-3GPP又はマルチアクセス(Multi-Access)であってよい。また、マルチアクセスは、PDUセッションは3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの両方を用いたMA PDUセッションとして確立されるべきであることを示してよい。
[3.2. 各実施形態で用いられる識別情報の説明]
次に、各実施形態で用いられる識別情報について説明する。
まず、第1の識別情報は、DNNである。また、第1の識別情報は、UEが要求するDNNを示す情報であってよい。尚、第1の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第2の識別情報は、UEがATSSS機能をサポートするか否かを示す情報である。また、UEがATSSS機能をサポートするか否かを示す情報は、ATSSS capabilityと表現されてよい。また、第2の識別情報は、UEがATSSS機能の1つの機能であるMPTCP機能をサポートするか否かを示す情報、及び/又はATSSS機能のもう1つの機能であるATSSS-LL機能をサポートするか否かを示す情報であってよい。また、MPTCP機能をサポートするか否かを示す情報は、MPTCP capabilityと表現されてよいし、ATSSS-LL機能をサポートするか否かを示す情報は、ATSSS-LL capabilityと表現されてよい。また、UEは、MPTCP機能のみをサポートする場合、第2の識別情報にMPTCP capabilityを含めることができる。また、UEは、ATSSS-LL機能のみをサポートする場合、第2の識別情報にATSSS-LL capabilityを含めることができる。また、UEは、MPTCP機能およびATSSS-LL機能をサポートする場合、第2の識別情報にMPTCP capabilityおよびATSSS-LL capabilityを含めることができる。尚、第2の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましいが、含まれなくてもよい。
また、第3の識別情報は、PDUセッションIDである。また、第3の識別情報は、UEが要求するPDUセッションIDを示す情報(PDUセッションを特定するための情報)であってよい。具体的には、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、第3の識別情報は、MA PDUセッションを識別するためのPDUセッションIDであってよい。尚、第3の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましい。
また、第4の識別情報は、PDUセッションタイプである。また、第4の識別情報は、UEが要求するPDUセッションタイプを示す情報であってもよい。また、第4の識別情報は、IPv4、IPv6、IPv4v6、Unstructured、Ethernet(登録商標)のいずれかであってよい。また、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、第4の識別情報は、MA PDUセッションに対するPDUセッションタイプであってよい。尚、第4の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第5の識別情報は、SSC modeである。また、第5の識別情報は、UEが要求するSSC modeを示す情報であってよい。また、第5の識別情報は、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3のいずれかであってよい。また、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、第5の識別情報は、MA PDUセッションに対するSSC modeであってよい。尚、第5の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第6の識別情報は、S-NSSAIである。また、第6の識別情報は、UEが要求するS-NSSAIを示す情報であってよい。また、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、第6の識別情報は、両方のアクセス(3GPPアクセスおよびnon-3GPPアクセス)に対して許可されているS-NSSAIであってよい。具体的には、第6の識別情報は、UEが5GSに対して登録するために実行される登録手続き(Registration procedure)においてAMFから受信した登録受諾(Registration Accept)メッセージに含まれるAllowed NSSAI(ネットワークによって許可されたNSSAI)に含まれる1以上のS-NSSAIであってよい。尚、第6の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてよい。
また、第7の識別情報は、Request typeである。ここで、第7の識別情報は、初期要求(Initial request)、又は既存のPDUセッション(Existing PDU Session)、又は緊急要求(Emergency Request)、又は既存の緊急PDUセッション(Existing Emergency PDU Session)のいずれかを示してよい。また、Initial requestは、新しいPDUセッションの確立を要求する場合に、指定されてよい。また、Existing PDU Sessionは、既存のPDUセッションを3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの間で切り替える場合、又はEPCにおける既存のPDNコネクションから5GのPDUセッションにハンドオーバする場合に、指定されてよい。Emergency Requestは、緊急サービス(Emergency service)のためにPDUセッションの確立を要求する場合に、指定されてよい。Existing Emergency PDU Sessionは、緊急サービス(Emergency service)のための既存のPDUセッションを3GPPアクセスとnon-3GPPアクセスの間で切り替えるとき、又はEPCにおける緊急サービスのための既存のPDNコネクションから5GのPDUセッションにハンドオーバする場合に、指定されてよい。尚、第7の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてよい。
また、第8の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求することを示す情報である。UEがMA PDUセッションの確立を要求することを示す情報は、MA PDU Request indicationと表現されてよい。尚、第8の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、PDUセッション確立要求、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましいが、含まれなくてもよい。
また、第9の識別情報は、上記第1〜8の識別情報のうちの2以上の識別情報の内容を組み合わせた内容を持つ情報であって良い。尚、第9の識別情報は、UEがMA PDUセッションの確立を要求するときは、PDUセッション確立要求メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてよい。
また、第11の識別情報は、DNNである。また、第11の識別情報は、ネットワークによって決定されたDNNを示す情報であってよい。尚、第11の識別情報は、ネットワークがSA PDUセッションまたはMA PDUセッションの確立を許可するときは、ATSSS container IE(Information Element)、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第11の識別情報は、ネットワークによって、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってもよい。また、第11の識別情報は、第1の識別情報と同一であってもよい。
また、第12の識別情報は、ネットワークがATSSS機能をサポートするか否かを示す情報である。また、ネットワークがATSSS機能をサポートするか否かを示す情報は、ATSSS capabilityと表現されてよい。また、第12の識別情報は、ネットワークがATSSS機能の1つの機能であるMPTCP機能をサポートするか否かを示す情報、及び/又はATSSS機能のもう1つの機能であるATSSS-LL機能をサポートするか否かを示す情報であってよい。また、MPTCP機能をサポートするか否かを示す情報は、MPTCP capabilityと表現されてよいし、ATSSS-LL機能をサポートするか否かを示す情報は、ATSSS-LL capabilityと表現されてよい。また、ネットワークは、MPTCP機能のみをサポートする場合、第12の識別情報にMPTCP capabilityを含めることができる。また、ネットワークは、ATSSS-LL機能のみをサポートする場合、第12の識別情報にATSSS-LL capabilityを含めることができる。また、ネットワークは、MPTCP機能およびATSSS-LL機能をサポートする場合、第12の識別情報にMPTCP capabilityおよびATSSS-LL capabilityを含めることができる。尚、第12の識別情報は、ネットワークがMA PDUセッションの確立を許可するときは、PDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましいが、含まれなくてもよい。また、第12の識別情報は、ネットワークがMA PDUセッションの確立を許可しないときであっても、SA PDUセッションの確立を許可するときは、ATSSS container IE(Information Element)、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましいが、含まれなくてもよい。
また、第12の識別情報は、ネットワークによって、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってもよい。
また、第13の識別情報は、PDUセッションIDである。また、第13の識別情報は、ネットワークによって決定されたPDUセッションIDを示す情報(PDUセッションを特定するための情報)であってよい。具体的には、第13の識別情報は、SA PDUセッションのためのPDUセッションIDまたはMA PDUセッションのためのPDUセッションIDであってよい。より具体的には、ネットワークがMA PDUセッションの確立を許可するときは、第13の識別情報は、MA PDUセッションを識別するためのPDUセッションIDであってよい。また、ネットワークがSA PDUセッションの確立を許可するときは、第13の識別情報は、SA PDUセッションを識別するためのPDUセッションIDであってよい。尚、第13の識別情報は、ネットワークがSA PDUセッションまたはMA PDUセッションの確立を許可するときは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましい。
さらに、第13の識別情報は、ネットワークによって、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってもよい。また、第13の識別情報は、第3の識別情報と同一であってもよい。
また、第14の識別情報は、PDUセッションタイプである。また、第14の識別情報は、ネットワークによって決定されたPDUセッションタイプを示す情報であってよい。第14の識別情報は、IPv4、IPv6、IPv4v6、Unstructured、Ethernet(登録商標)のいずれかであってよい。また、第14の識別情報は、確立されるPDUセッションに対応するPDUセッションタイプを示す情報であってもよい。また、ネットワークがSA PDUセッションの確立を許可するときは、第14の識別情報は、SA PDUセッションに対するPDUセッションタイプであってよい。また、ネットワークがMA PDUセッションの確立を許可するときは、第14の識別情報は、MA PDUセッションに対するPDUセッションタイプであってよい。尚、第14の識別情報は、ネットワークがSA PDUセッションまたはMA PDUセッションの確立を許可するときは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましい。
さらに、第14の識別情報は、ネットワークによって、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってもよい。また、第14の識別情報は、第4の識別情報と同一であってもよい。
また、第15の識別情報は、SSC modeである。また、第15の識別情報は、ネットワークによって決定されたSSC modeを示す情報であってよい。また、第15の識別情報は、SSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3のいずれかであってよい。また、第15の識別情報は、確立されるPDUセッションに対応するSSC modeを示す情報であってもよい。また、ネットワークがSA PDUセッションの確立を許可するときは、第15の識別情報は、SA PDUセッションに対するSSC modeであってよい。また、ネットワークがMA PDUセッションの確立を許可するときは、第15の識別情報は、MA PDUセッションに対するSSC modeであってよい。尚、第15の識別情報は、ネットワークがSA PDUセッションまたはMA PDUセッションの確立を許可するときは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましい。
さらに、第15の識別情報は、ネットワークによって、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってもよい。また、第15の識別情報は、第5の識別情報と同一であってもよい。
また、第16の識別情報は、S-NSSAIである。また、第16の識別情報は、ネットワークによって決定されたS-NSSAIを示す情報であってよい。また、第16の識別情報は、確立されるPDUセッションに対応するS-NSSAIを示す情報であってよい。また、ネットワークがMA PDUセッションの確立を許可するときは、第16の識別情報は、両方のアクセス(3GPPアクセスおよびnon-3GPPアクセス)に対して許可されているS-NSSAIであってよい。また、ネットワークがSA PDUセッションの確立を許可するときは、第16の識別情報は、片方のアクセス(3GPPアクセスまたはnon-3GPPアクセス)に対して許可されているS-NSSAIであってよい。具体的には、第16の識別情報は、UEが5GSに対して登録するために実行される登録手続き(Registration procedure)においてAMFから受信した登録受諾(Registration Accept)メッセージに含まれるAllowed NSSAI(ネットワークによって許可されたNSSAI)に含まれる1以上のS-NSSAIであってよい。尚、第16の識別情報は、ネットワークがSA PDUセッションまたはMA PDUセッションの確立を許可するときは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
さらに、第16の識別情報は、ネットワークによって、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってもよい。また、第16の識別情報は、第6の識別情報と同一であってもよい。
また、第17の識別情報は、UEの要求の一部が許可されない理由(cause)を示す情報である。また、第17の識別情報は、5GSM理由値(5GSM cause)と表現してもよい。
例えば、第17の識別情報は、MA PDUセッションの確立が許可されなかった理由を示す情報であってもよい。また、第17の識別情報は、MA PDUセッションを構成する両方のアクセス(3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセス)のuser plane resourcesの確立が許可されなかった理由を示す情報であってもよい。また、第17の識別情報は、MA PDUセッションを構成する片方のアクセス(3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセス)のuser plane resourcesの確立が許可されなかった理由を示す情報であってもよい。また、第17の識別情報は、MA PDUセッションを構成する両方のアクセス(3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセス)のuser plane resourceの確立は許可されなかったが、一方のアクセス(3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセス)に対するSA PDUセッションの確立を許可した理由を示す情報であってもよい。尚、第17の識別情報は、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第17の識別情報の内容としては、例えば、オペレータが定義した禁止事項(operator determined barring)、リソースが不十分(insufficient resources)、誤っている又は知らないDNN(missing or unknown DNN)、知らないPDUセッションタイプ(unknown PDU session type)、ユーザ承認又は認証の失敗(user authentication or authorization failed)、要求の拒絶又は規格化されていない(request rejected, unspecified)、そのサービスオプションはサポートされていない(service option not supported)、要求されたサービスオプションには加入していない(requested service option not subscribed)、PTIが使用済み(PTI(Procedure Transaction Identity) already in use)、ネットワーク側の問題による失敗(network failure)、LADNサービスエリアの外にいる(out of LADN(Local Area Data Network) service area)、許可されるPDUセッションタイプはIPv4だけ(PDU session type IPv4 only allowed)、許可されるPDUセッションタイプはIPv4だけ(PDU session type IPv6 only allowed)、そのPDUセッションは存在しない(PDU session does not exist)、特定のスライスとDNNに対してリソースが不十分(insufficient resources for specific slice and DNN)、サポートされていないSSC mode (not supported SSC mode)、特定のスライスに対してリソースが不十分(insufficient resources for specific slice)、あるスライスにおいて誤った又は知らないDNN(missing or unknown DNN in a slice)、ユーザプレーンの完全性保護を行うために必要なUEごとの最大データレートが低すぎる(maximum data rate per UE for user-plane integrity protection is too low)、プロトコルエラー(protocol errors)などであってよい。
また、第18の識別情報は、バックオフタイマーの値を示す情報である。また、第18の識別情報は、ある手続きが完了したのち、その手続きを再度実行すること、又は異なる手続きを新たに実行することを禁止する期間を示す情報であってよい。具体的には、ある手続きにおいて、第18の識別情報を受信したUEは、その手続きが完了したのち、第18の識別情報で示される期間が経過した後でなければ、再度、その手続きを実行することができない。尚、第18の識別情報は、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第19の識別情報は、アクセスタイプを示す情報である。また、第19の識別情報は、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が許可された(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が許可された)場合、確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報であってよい。ここで、確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスは、3GPPアクセス、及び/又はnon-3GPPアクセスであってよい。
また、第19の識別情報は、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が許可された(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立が許可された(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された))場合、確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報、又は確立が拒絶されたuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報であってよい。確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスは、3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセスであってよいし、確立が拒絶されたuser plane resourcesに対応するアクセスは、3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセスであってよい。
また、第19の識別情報は、ネットワークによってMA PDUセッションの確立は拒絶されたが、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立が許可された場合に、確立が許可されたSA PDUセッションに対応するアクセスを示す情報、又は確立が拒絶されたSA PDUセッションに対応するアクセスを示す情報であってよい。確立が許可されたSA PDUセッションに対応するアクセスは、3GPPアクセス、又はnon-3GPPアクセスであってよいし、確立が拒絶されたSA PDUセッションに対応するアクセスは、3GPPアクセス、又はnon-3GPPアクセスであってよい。
また、第19の識別情報は、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってよい。尚、第19の識別情報は、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第20の識別情報は、ATSSS rulesである。また、第20の識別情報は、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってよい。尚、第20の識別情報は、ネットワークがMA PDUセッションの確立が許可するときは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましい。
また、第21の識別情報は、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が許可されたか否かを示す情報である。また、第21の識別情報は、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってよい。尚、第21の識別情報は、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第22の識別情報は、ネットワークによってSA PDUセッションの確立が許可されたか否かを示す情報である。また、第22の識別情報は、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってよい。尚、第22の識別情報は、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第23の識別情報は、上記第11〜22の識別情報のうちの2以上の識別情報の内容を組み合わせた内容を持つ情報であって良い。尚、第23の識別情報は、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてよい。
また、第31の識別情報は、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が拒絶されたか否かを示す情報である。また、第31の識別情報は、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってよい。尚、第31の識別情報は、PDUセッション確立拒絶メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第32の識別情報は、ネットワークによってSA PDUセッションの確立が拒絶されたか否かを示す情報である。また、第32の識別情報は、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってよい。尚、第32の識別情報は、PDUセッション確立拒絶メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第33の識別情報は、PDUセッションIDである。また、第33の識別情報は、ネットワークによって決定されたPDUセッションIDを示す情報(PDUセッションを特定するための情報)であってよい。具体的には、第33の識別情報は、ネットワークがUEの要求を拒絶する際に含められるPDUセッションIDであってよい。より具体的には、ネットワークがMA PDUセッションの確立を拒絶するときは、第13の識別情報は、MA PDUセッションを識別するためのPDUセッションIDであってよい。また、ネットワークがSA PDUセッションの確立を拒絶するときは、第33の識別情報は、SA PDUセッションを識別するためのPDUセッションIDであってよい。尚、第33の識別情報は、ネットワークがSA PDUセッションまたはMA PDUセッションの確立を拒絶するときは、PDUセッション確立拒絶メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましい。
さらに、第33の識別情報は、ネットワークによって、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってもよい。また、第33の識別情報は、第13の識別情報と同一であってもよい。
また、第34の識別情報は、SSC modeである。また、第34の識別情報は、ネットワークがサポートするSSC modeを示す情報であってよい。また、第34の識別情報は、ネットワークがSSC mode 1、SSC mode 2、SSC mode 3をそれぞれサポートするか否かを示す情報であってよい。尚、第34の識別情報は、PDUセッション確立拒絶メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれることが好ましい。
さらに、第34の識別情報は、ネットワークによって、第1〜9の識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、決定される情報であってもよい。また、第34の識別情報の内容は、第17の識別情報の内容と同一であってよい。
また、第35の識別情報は、UEの要求の許可されない理由(cause)を示す情報である。また、第35の識別情報は、5GSM理由値(5GSM cause)と表現してもよい。
例えば、第35の識別情報は、MA PDUセッションの確立が許可されなかった理由を示す情報であってもよい。また、第35の識別情報は、MA PDUセッションを構成する両方のアクセス(3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセス)のuser plane resourcesの確立が許可されなかった理由を示す情報であってもよい。また、第35の識別情報は、SA PDUセッションの確立が許可されなかった理由を示す情報であってもよい。尚、第35の識別情報は、PDUセッション確立拒絶メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、第36の識別情報は、バックオフタイマーの値を示す情報である。また、第36の識別情報は、ある手続きが完了したのち、その手続きを再度実行すること、又は異なる手続きを新たに実行することを禁止する期間を示す情報であってよい。具体的には、ある手続きにおいて、第36の識別情報を受信したUEは、その手続きが完了したのち、第36の識別情報で示される期間が経過した後でなければ、再度、その手続きを実行することができない。
また、第37の識別情報は、上記第31〜36の識別情報のうちの2以上の識別情報の内容を組み合わせた内容を持つ情報であって良い。尚、第37の識別情報は、PDUセッション確立拒絶メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれてもよいし、含まれなくてよい。
[4. MA PDUセッション確立手続き]
次に、あるDNに対してMA PDUセッションを確立するために行うMA PDUセッション確立手続き(MA PDU session establishment procedure)の概要について、図6を用いて説明する。尚、以下では、MA PDUセッション確立手続きを、単にPDUセッション確立手続き(PDU session establishment procedure)と呼称する場合や、本手続きと呼称する場合がある。
MA PDUセッション確立手続きは、5GSにおいて、各装置がMA PDUセッションを確立する為に実行される手続きである。尚、各装置は、MA PDUセッション確立手続きを、登録手続きが完了して登録状態となった任意のタイミングで開始することができる。具体的には、UEが、3GPPアクセス及び/又はnon-3GPPアクセスを介して5GSに登録されているときに、MA PDUセッション確立手続きを開始することができる。
また、各装置は、MA PDUセッション確立手続きが正常に完了した場合、MA PDUセッションを確立する場合がある。具体的には、各装置は、MA PDUセッションを構成する両方のアクセス(3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセス)に対するuser plane resourcesを確立する場合がある。また、各装置は、MA PDUセッションを構成する片方のアクセス(3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセス)に対するuser plane resourcesを確立する場合がある。
また、各装置は、MA PDUセッション確立手続きが正常に完了した場合、MA PDUセッションの確立はできなかったが、一方のアクセス(3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセス)に対するSA PDUセッションを確立する場合がある。
また、各装置は、MA PDUセッション確立手続きが正常に完了しなかった(異常に完了した)場合、MA PDUセッションもSA PDUセッションも確立することはできない。
また、MA PDUセッション確立手続きは、UEが主導して開始される手続きであってよい。また、各装置は、MA PDUセッション確立手続きを複数回実行することにより、複数のMA PDUセッションを確立してもよいし、1以上のSA PDUセッションと1以上のMA PDUセッションを確立してもよい。
以下では、UEが、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスを介して5GSに登録されているときに、あるDNに対して、3GPPアクセスまたはnon-3GPPアクセスを介して、MA PDUセッションを確立するためにMA PDUセッション確立手続きを開始する場合を説明する。ここで、3GPPアクセス、及びnon-3GPPアクセス、及び5GC(5G Core Network)は、全て同一のオペレータが管理/運営している場合を想定して説明するが、これらが異なるオペレータが運用する場合に適用することは可能である。また、ここでは、UEは、SA PDUセッションもMA PDUセッションも確立していない(すなわち、3GPPアクセスを介したuser plane resourcesも持っていないし、non-3GPPアクセスを介したuser plane resourcesも持っていない)シンプルなケースを想定しているが、SA PDUセッション及び/又はMA PDUセッションを確立している場合に適用することも可能である。
UEは、UE内に予め記憶されている情報、及び/又はアクセスネットワークから事前に受信した情報、及び/又はコアネットワークから事前に受信した情報(登録手続きで受信した識別情報、及び/又はPCFから事前に受信しているURSP rules等を含む)などに基づいて、MA PDUセッションを確立するためにMA PDUセッション確立手続きを開始することを判断してよい。
まず、UEは、5G AN及びAMFを介して、SMFにPDUセッション確立要求(PDU session establishment request)メッセージを含むNASメッセージを送信することにより(S900)(S902)(S904)、MA PDUセッション確立手続きを開始する。
具体的には、UEは、N1インターフェースを介して、5G ANを介して、AMFに、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを送信する(S900)。
ここで、5G ANには、3GPPアクセス(3GPPアクセスネットワークとも称する)及びnon-3GPPアクセス(non-3GPPアクセスネットワークとも称する)が含まれる。すなわち、UEは、3GPPアクセスを介してNASメッセージを送信するときは、UEは、基地局装置_110を介して、AMFにNASメッセージを送信する。また、UEは、non-3GPPアクセス(untrusted non-3GPP access)を介してNASメッセージを送信するときは、UEは、基地局装置_120およびN3IWFを介して、AMFにNASメッセージを送信する。また、UEは、non-3GPPアクセス(Trusted non-3GPP access)を介してNASメッセージを送信するときは、UEは、TNAPおよびTNGFを介して、AMFにNASメッセージを送信する。このように、UEがどのアクセスからNASメッセージを送信するかによって、AMFまでの通信経路が変わるが、AMFからSMFまでの通信経路は同一であってよい。
また、UEは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに、第1から9の識別情報のうちの少なくとも1つを含めて送信することができる。ただし、UEは、これらとは異なる制御メッセージ、例えば、NASレイヤよりも下位のレイヤ(例えば、RRCレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ)の制御メッセージに含めて送信してもよい。ここで、NASメッセージは、アップリンクNASトランスポート(UL NAS TRANSPORT)メッセージであってよい。
また、UEは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに、第1から9の識別情報のうちの少なくとも1つを含めて送信することにより、UEが要求することを、ネットワーク側に通知することができる。
ここで、第6の識別情報は、登録手続き(Registration procedure)において、ネットワークによって両方のアクセス(3GPPアクセスおよびnon-3GPPアクセス)に対して許可されているS-NSSAIであってよい。
また、UEは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに、第8の識別情報と、初期要求(Initial request)を示す第7の識別情報を含めることにより、PDUセッション確立要求メッセージは、新たなMA PDUセッションを確立するために送信されたものであること、及び/又はMA PDUセッションのトラフィックをステアリングするために、ATSSS-LL機能及び/又はMPTCP機能を適用することを、ネットワーク側に通知してよい。また、UEは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに、第2の識別情報を含めることにより、UEがATSSS機能をサポートしているか否か、及び/又はMPTCP機能及び/又はATSSS-LL機能をサポートしているか否かを、ネットワーク側に通知してよい。また、UEは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに、第3の識別情報を含めることにより、MA PDUセッションに対するPDUセッションIDを、ネットワーク側に通知してよい。また、UEは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに、第4〜6の識別情報を含めることにより、UEが要求するMA PDUセッションに対するPDUセッションタイプ、SSCモード、S-NSSAIを、それぞれネットワーク側に通知してよい。
AMFは、PDUセッション確立要求メッセージを含むNASメッセージを受信する(S900)と、NASメッセージからPDUセッション確立要求メッセージを取り出すとともに、UEが要求していること、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各種の識別情報を認識することができる。
尚、AMFは、UEが両方のアクセスに登録されているが、UEから受信した第6の識別情報で示されるS-NSSAIが両方のアクセスに対して許可されていない場合には、MA PDUセッションの確立を拒絶してよい。また、AMFは、ATSSS機能をサポートしない場合、MA PDUセッションの確立を拒絶してもよい。
MA PDUセッションの確立を拒絶するときは、AMFは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに対して、MA PDUセッションの確立を拒絶することを示す情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージ及び/又はNASメッセージを、UEに送信してもよい。このとき、AMFは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる識別情報をSMFに送信する必要はない。
また、MA PDUセッションの確立を拒絶するときは、AMFは、SMFに対して、MA PDUセッションの確立を拒絶することを示す情報を送信し、SMFからUEに、MA PDUセッションの確立を拒絶することを示す情報を含むPDUセッション確立拒絶メッセージ及び/又はNASメッセージを、送信してもらってもよい。
また、MA PDUセッションの確立を拒絶するときは、各装置は、本手続きの進行を停止してよい。また、MA PDUセッションの確立を拒絶するときは、MA PDUセッション確立手続きが正常に完了しなかった場合であってよい。
尚、AMFはこれらの判断をせずに、次の処理を進めてもよい。
そして、AMFは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各種の識別情報の転送先としてSMFを選択する(S902)。尚、AMFは、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、転送先のSMFを選択してもよい。また、AMFは、ATSSS機能をサポートするSMFを選択してもよい。ここでは、MA PDUセッションをサポートするSMF_220が選択されたものとする。
AMFは、選択されたSMFに、N11インターフェースを介して、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージを転送する(S904)。また、AMFは、SMFに対して、UEが両方のアクセスに登録されていることを示す情報を送信してもよい。
SMFは、AMFから転送されたPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージを受信すると、UEが要求していること、及び/又はPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各種の識別情報を認識することができる。そして、SMFは、第3の条件判別をしてよい。第3の条件判別は、UEの要求を受諾するか否かを判断する為のものであってよい。第3の条件判別において、SMFは第3の条件判別が真であるか偽であるかを判定する。SMFは、第3の条件判別が真の場合、図6の(A)の手続きを開始し、第3の条件判別が偽の場合、図6の(B)の手続きを開始する。
尚、第3の条件判別は、PDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各識別情報、及び/又は加入者情報(subscription information)、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第3の条件判別は真と判定してよい。また、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第3の条件判別は偽と判定してよい。さらに、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求する機能をサポートしている場合、第3の条件判別は真と判定してよく、UEが要求する機能をサポートしていない場合、第3の条件判別は偽と判定してよい。さらに、送受信された識別情報が許可される場合、第3の条件判別は真と判定してよく、送受信された識別情報が許可されない場合、第3の条件判別は偽と判定してよい。
また、UEがMA PDUセッションの確立を要求するために本手続きを開始したときに、MA PDUセッションの確立を許可する場合(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を許可する場合)は、第3の条件判別は真と判定してよい。また、UEがMA PDUセッションの確立を要求するために本手続きを開始したときに、MA PDUセッションの確立を許可する場合(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立を許可する場合(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を拒絶する場合))は、第3の条件判別は真と判定してよい。また、UEがMA PDUセッションの確立を要求するために本手続きを開始したときに、MA PDUセッションの確立を拒絶する場合(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を拒絶する場合)であっても、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立を許可する場合は、第3の条件判別は真と判定してよい。また、UEがMA PDUセッションの確立を要求するために本手続きを開始したときに、MA PDUセッションの確立を拒絶し(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を拒絶し)、かつ、(両方のアクセスに対する)SA PDUセッションの確立を拒絶する場合は、第3の条件判別は偽と判定してよい。尚、第3の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
次に、第3の条件判別が真の場合のステップ、すなわち図6の(A)の手続きの各ステップを説明する。
まず、SMFは、PCFを選択してもよい。例えば、SMFは、第7の識別情報が初期要求(Initial request)を示す場合、つまり、新たにPDUセッション(SA PDUセッションまたはMA PDUセッション)を確立するために本手続きが実行された場合は、SMFは、AMFから受信した情報などに基づき、適切なPCFを選択してよい。例えば、SMFは、ATSSS機能をサポートするPCFが選択されてもよい。また、SMFは、第7の識別情報が既存のPDUセッションまたは既存の緊急PDUセッションであるときは、すでに選択済みのPCFを使用してもよい。すなわち、PCFを選択しなくてよいが、異なるPCFを選択してもよい。
次に、SMFは、AMFから受信したPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各識別情報を、PCFに送信してよい(S905)。
さらに、SMFは、MA PDUセッションの確立を許可する場合(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を許可する場合)、「MA PDUセッションの確立を許可したことを示す情報」、及び/又は「両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を許可したことを示す情報」、及び/又は「確立を許可したuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」を、PCFに送信してもよい。ここで、「確立を許可したuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」は、3GPPアクセスおよびnon-3GPPアクセスでよい。
また、SMFは、MA PDUセッションの確立を許可する場合(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立を許可する場合(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を拒絶する場合))、「MA PDUセッションの確立を許可したことを示す情報」、及び/又は「一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を許可したことを示す情報」、及び/又は「もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を拒絶したことを示す情報」、及び/又は「確立を許可したuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」、及び/又は「確立を拒絶したuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」を、PCFに送信してもよい。ここで、「確立を許可したuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」が3GPPアクセスであるときは、「確立を拒絶したuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」はnon-3GPPアクセスでよい。また、「確立を許可したuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」がnon-3GPPアクセスであるときは、「確立を拒絶したuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」は、3GPPアクセスでよい。
また、SMFは、MA PDUセッションの確立を拒絶する場合(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を拒絶する場合)であっても、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立を許可する場合、「MA PDUセッションの確立を拒絶したことを示す情報」、及び/又は「両方のアクセスに対するMA PDUセッションのためのuser plane resourcesの確立を拒絶したことを示す情報」、及び/又は「一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立を許可したことを示す情報」、及び/又は「もう一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立を拒絶したことを示す情報」、及び/又は「確立を拒絶したMA PDUセッションのためのuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」、及び/又は「確立を許可したSA PDUセッションに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」、及び/又は「確立を拒絶したSA PDUセッションに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」を、PCFに送信してもよい。ここで、「確立を拒絶したMA PDUセッションのためのuser plane resourcesに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」は、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスでよい。また、「確立を許可したSA PDUセッションに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」が3GPPアクセスであるときは、「確立を拒絶したSA PDUセッションに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」はnon-3GPPアクセスであってよい。また、「確立を許可したSA PDUセッションに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」がnon-3GPPアクセスであるときは、「確立を拒絶したSA PDUセッションに対応するアクセスを示す情報(アクセスタイプ)」は3GPPアクセスであってよい。
次に、PCFは、SMFから送信された各種の識別情報などを受信すると、UEがMA PDUセッションの確立を要求していること、及び/又は各種の識別情報などの内容を認識することができる。
尚、PCFは、SMFから受信した情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又は加入者情報(subscription information)等に基づいて、SMFにおける上記判断と同様の判断をさらに行ってもよい。この場合、SMFからPCFに対して送信された情報と同様の情報を、PCFからSMFに対して送信してよい。
また、PCFは、SMFにおいて上記判断が行われていることを検出したときは、この判断を行わなくてもよい(スキップしてもよい)。
また、SMFにおいて上記判断を行わず、PCFでのみ上記判断を行ってもよい。このとき、SMFからPCFに対して送信される情報は、AMFから受信したPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる各識別情報だけであってよい。すなわち、SMFにおける上記判断をした場合に、PCFに対して追加で送信していた情報は、送信しなくてよい。また、PCFからSMFに対して送信される情報は、SMFからPCFに対して送信された情報と同様の情報を、PCFからSMFに対して送信してよい。
そして、PCFは、MA PDUセッションの確立が許可された場合、MA PDUセッションのためのPCC rulesを生成することができる。また、PCFは、MA PDUセッションに代えて、SA PDUセッションの確立が許可された場合、SA PDUセッションのためのポリシーを生成してもよい。
例えば、PCFは、SMFから受信した情報に基づいて、MA PDUセッションの確立が許可された(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が許可された)ことを検出した場合、確立が許可されたuser plane resourcesに対するMA PDUセッションのためのPCC rulesを生成してよい。また、PCFは、SMFから受信した情報及び/又はPCFにおける上記判断に基づいて、MA PDUセッションの確立を許可する場合(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を許可する場合)、確立が許可されたuser plane resourcesに対するMA PDUセッションのためのPCC rulesを生成してよい。
また、PCFは、SMFから受信した情報に基づいて、MA PDUセッションの確立が許可された(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立が許可された(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された))ことを検出した場合、確立が許可されたuser plane resourcesに対するMA PDUセッションのためのPCC rulesを生成してよい。また、PCFは、SMFから受信した情報及び/又はPCFにおける上記判断に基づいて、MA PDUセッションの確立を許可する場合(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立を許可する場合(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を拒絶する場合))、確立が許可されたuser plane resourcesに対するMA PDUセッションのためのPCC rulesを生成してよい。
また、PCFは、SMFから受信した情報に基づいて、MA PDUセッションの確立が拒絶された (両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された)が、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立が許可されたことを検出した場合、MA PDUセッションのためのPCC rulesを生成せず、確立が許可されたSA PDUセッションのためのポリシーを生成してよい。また、PCFは、SMFから受信した情報及び/又はPCFにおける上記判断に基づいて、MA PDUセッションの確立を拒絶する場合(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を拒絶する場合)であっても、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立を許可する場合、MA PDUセッションのためのPCC rulesを生成せずに、確立が許可されたSA PDUセッションのためのポリシーを生成してよい。
そして、PCFは、MA PDUセッションのためのPCC rulesを生成した場合は、PCC rulesをSMFに対して送信してよい。また、PCFは、SMFに対して、MA PDUセッションの確立を許可したことを示す情報を送信してもよいし、PCC rulesを送信することで、MA PDUセッションの確立を許可したことを示してもよい。
また、PCFは、SA PDUセッションのためのポリシーを生成した場合は、SMFに対して、そのポリシーを送信してよい。
SMFは、PCFから各種の情報を受信すると、それらの情報を認識することができる。
そして、SMFは、PCFからPCC rulesを受信した場合は、PCC rulesから、ATSSS rules(第20の識別情報)とN4 rulesを生成する。ここで、ATSSS rulesは、SMFからUEに対して送信されるMA PDUセッションを制御するための情報であり、N4 rulesは、SMFからUPFに対して送信されるMA PDUセッションを制御するための情報である。また、SMFは、PCC rulesとATSSS rulesとN4 rulesを対応付けて管理(マッピング)してよい。
また、SMFは、MA PDUセッション及び/又はSA PDUセッションに対して適用するSSC mode(第15の識別情報)を決定してよい。また、第4の識別情報がIPv4、IPv6、IPv4v6のいずれかを示すときは、SMFは、MA PDUセッション及び/又はSA PDUセッションに対するIPアドレスまたはIPプレフィックスを割り当ててよい。また、第4の識別情報がunstructuredを示すときは、SMFは、MA PDUセッション及び/又はSA PDUセッションに対するIPv6アドレスを割り当ててよい。また、第4の識別情報がethernet(登録商標)を示すときは、SMFは、MA PDUセッション及び/又はSA PDUセッションに対して、MACアドレスもIPアドレスも割り当てなくてよい。
次に、SMFは、MA PDUセッションまたはSA PDUセッションの確立先のUPFを選択し、選択されたUPFに、N4インターフェースを介して、N4セッション確立要求メッセージを送信する(S906)。ここで、新たにPDUセッションを確立するために本手続きが実行されたときは、N4セッション確立要求メッセージを使用してよい。また、既存のPDUセッションを修正するために本手続きが実行されたときは、N4セッション確立要求メッセージに代えて、N4セッション修正要求メッセージを使用してよい。ここで、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信に基づいて取得した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMFが保持するコンテキスト等に基づいて、1以上のUPFを選択してもよい。尚、複数のUPFが選択された場合、SMFは、各々のUPFに対してN4セッション確立要求メッセージを送信してもよい。また、MA PDUセッションの確立が許可された場合は、SMFは、ATSSS機能をサポートするUPFを選択してよい。また、SA PDUセッションの確立が許可された場合は、SMFは、SA PDUセッションをサポートするUPFを選択してよいが、ATSSS機能をサポートするUPFを選択してもよい。ここでは、UPF_230が選択されたものとする。
また、MA PDUセッションの確立が許可されたときは、N4セッション確立要求メッセージには、N4 rulesを含めて送信してよい。
UPFは、N4インターフェースを介して、SMFからN4セッション確立要求メッセージを受信すると(S906)、SMFから受信した情報の内容について認識することができる。また、また、UPFは、MA PDUセッションまたはSA PDUセッションのためのコンテキストを作成する。また、UPFは、SMFからN4 rulesを受信した場合には、N4 rulesに従って動作するように設定する。すなわち、UPFは、確立されるMA PDUセッションにおける下りリンクトラフィックについて、どちらのアクセスに対してルーティングするべきかを決定する。さらに、UPFは、N4セッション確立要求メッセージを受信、及び/又はMAPDUセッションまたはSA PDUセッションのためのコンテキストの作成に基づいて、N4インターフェースを介して、SMFにN4セッション確立応答メッセージを送信する(S908)。
SMFは、N4セッション確立要求メッセージに対する応答メッセージとして、N4インターフェースを介して、UPFからN4セッション確立応答メッセージを受信すると(S908)、UPFから受信した情報の内容について認識することができる。また、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はN4セッション確立応答メッセージの受信などに基づいて、UEに割り当てるアドレスのアドレス割り当てを行ってもよい。
そして、SMFは、PDUセッション確立要求メッセージの受信、及び/又はUPFの選択、及び/又はN4セッション確立応答メッセージの受信、及び/又はUEに割り当てるアドレスのアドレス割り当ての完了などに基づいて、AMFを介して、UEにATSSS container IEを含むPDUセッション確立受諾(PDU session establishment accept)メッセージを送信する(S910)(S912)。
具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立受諾メッセージを送信すると(S910)、これを受信したAMFは、N1インターフェースを介して、5G ANを介して、UEにATSSS container IEを含むPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを送信する(S912)。
ここで、5G ANには、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスが含まれる。すなわち、AMFは、3GPPアクセスを介してNASメッセージを送信するときは、AMFは、基地局装置_110を介して、UEにNASメッセージを送信する。また、AMFは、non-3GPPアクセス(untrusted non-3GPP access)を介してNASメッセージを送信するときは、AMFは、N3IWFおよび基地局装置_120を介して、UEにNASメッセージを送信する。また、AMFは、non-3GPPアクセス(Trusted non-3GPP access)を介してNASメッセージを送信するときは、AMFは、TNGFおよびTNAPを介して、UEにNASメッセージを送信する。
また、AMFは、UEからNASメッセージを受信したアクセスと同一のアクセスを用いて、UEに対してNASメッセージを送信することが好ましいが、UEに対して異なるアクセスを介してNASメッセージを送信しても構わない。
また、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッション確立要求に対する応答メッセージであってよい。また、PDUセッション確立受諾メッセージは、PDUセッションの確立が受諾されたことを示してよい。さらに、NASメッセージは、ダウンリンクNASトランスポート(DL NAS transport)メッセージであってよい。
ここで、SMF及び/又はAMFは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージを送信することで、PDUセッション確立要求メッセージによるUEの要求の少なくとも一部が受諾されたことを示してもよい。
また、SMF及び/又はAMFは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに、第11から23の識別情報のうちの少なくとも1つを含めて送信してもよい。SMF及び/又はAMFは、これらの識別情報のうちの少なくとも1つを送信することにより、これらの識別情報の内容を、UEに通知することができる。
例えば、MA PDUセッションの確立が許可された(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が許可された)場合、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージには、第11〜16及び19〜21の識別情報、及び/又は第23の識別情報が含まれてよい。ここで、第11の識別情報は、第1の識別情報と同一であってよい。また、第12の識別情報は、ネットワークにおけるMPTCP capability及び/又はATSSS-LL capabilityを示してよい。また、第13の識別情報は、第3の識別情報と同一であってよい。また、第14の識別情報は、第4の識別情報と同一であってよい。また、第15の識別情報は、第5の識別情報と同一であってよい。また、第16の識別情報は、第6の識別情報と同一であってよい。また、第19の識別情報は、3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスを示してよい。また、第20の識別情報は、ATSSS rulesを示してよい。また、第21の識別情報は、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が許可されたことを示してよい。また、第23の識別情報は、第11〜21の識別情報のうちの2以上の識別情報の内容を組み合わせた内容を示してよい。
このように、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに、第11〜23の識別情報のうちの特定の識別情報が含まれることにより、MA PDUセッションの確立が許可されたこと、及び/又は両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が許可されたこと、及び/又は確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスタイプを、UEに通知してもよい。例えば、これらは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が許可されたことを示す第21の識別情報と、第13の識別情報(PDUセッションID)と、第19の識別情報(3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセス)とが含まれることにより、UEに通知してもよい。
また、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに、第11〜23の識別情報のうちの特定の識別情報が含まれ、特定の識別情報が含まれないことにより、MA PDUセッションの確立が許可されたこと、及び/又は両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が許可されたこと、及び/又は確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスタイプを、UEに通知してもよい。例えば、これらは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が許可されたことを示す第21の識別情報と、第13の識別情報(PDUセッションID)とが含まれるが、第19の識別情報(3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセス)が含まれないことにより、UEに通知してもよい。
また、MA PDUセッションの確立が許可された(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立が許可された(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された))場合、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージには、第11〜21の識別情報、及び/又は第23の識別情報が含まれてよい。ここで、第11の識別情報は、第1の識別情報と同一であってよい。また、第12の識別情報は、ネットワークにおけるMPTCP capability及び/又はATSSS-LL capabilityを示してよい。また、第13の識別情報は、第3の識別情報と同一であってよい。また、第14の識別情報は、第4の識別情報と同一であってよい。また、第15の識別情報は、第5の識別情報と同一であってよい。また、第16の識別情報は、第6の識別情報と同一であってよい。また、第17の識別情報は、MA PDUセッションを構成する片方のアクセス(3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセス)のuser plane resourcesの確立が許可されなかった理由を示してよい。また、第18の識別情報は、バックオフタイマー値を示してよい。また、第19の識別情報は、3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセスを示してよい。また、第20の識別情報は、ATSSS rulesを示してよい。また、第21の識別情報は、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が許可されたことを示してよい。また、第23の識別情報は、第11〜21の識別情報のうちの2以上の識別情報の内容を組み合わせた内容を示してよい。
このように、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに、第11〜23の識別情報のうちの特定の識別情報が含まれることにより、MA PDUセッションの確立が許可されたこと、及び/又は一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が許可されたこと、及び/又はもう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶されたこと、及び/又は確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスタイプ、及び/又は確立が拒絶されたuser plane resourcesに対応するアクセスタイプをUEに通知してもよい。例えば、これらは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が許可されたことを示す第21の識別情報と、第13の識別情報(PDUセッションID)と、第19の識別情報(3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセス)とが含まれることにより、UEに通知してもよい。
また、SMFは、MA PDUセッションの確立が拒絶された (両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された)が、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立が許可された場合、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージには、第11〜19及び21〜22の識別情報、及び/又は第23の識別情報が含まれてよい。ここで、第11の識別情報は、第1の識別情報と同一であってよい。また、第12の識別情報は、ネットワークにおけるMPTCP capability及び/又はATSSS-LL capabilityを示してよい。また、第13の識別情報は、第3の識別情報と同一であってよい。また、第14の識別情報は、第4の識別情報と同一であってよい。また、第15の識別情報は、第5の識別情報と同一であってよい。また、第16の識別情報は、第6の識別情報と同一であってよい。また、第17の識別情報は、両方のアクセスのuser plane resourcesに対するMA PDUセッションの確立は拒絶された理由を示してよい。また、第18の識別情報は、バックオフタイマー値を示してよい。また、第19の識別情報は、3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセスを示してよい。また、第21の識別情報は、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が拒絶されたことを示してよい。また、第22の識別情報は、ネットワークによってSA PDUセッションの確立が許可されたことを示してよい。また、第23の識別情報は、第11〜19及び21〜22の識別情報のうちの2以上の識別情報の内容を組み合わせた内容を示してよい。このように、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに、第11〜23の識別情報のうちの特定の識別情報が含まれることにより、MA PDUセッションの確立が拒絶されたこと、及び/又は両方のアクセスに対するMA PDUセッションのためのuser plane resourcesの確立が拒絶されたこと、及び/又は一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立が許可されたこと、及び/又はもう一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立が拒絶されたこと、及び/又は確立が拒絶されたMA PDUセッションのためのuser plane resourcesに対応するアクセスタイプ、及び/又は確立が許可されたSA PDUセッションに対応するアクセスタイプ、及び/又は確立が拒絶したSA PDUセッションに対応するアクセスタイプを、UEに通知してもよい。例えば、これらは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに、ネットワークによってMA PDUセッションの確立が拒絶されたことを示す第21の識別情報と、ネットワークによってSA PDUセッションの確立が許可されたことを示す第22の識別情報と、第19の識別情報(3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセス)が含まれることにより、UEに通知してもよい。
尚、SMF及び/又はAMFは、これらの識別情報を送信することで、ネットワークが各機能をサポートしていることを示してもよいし、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
尚、SMF及び/又はAMFは、ATSSS container IE及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ及び/又はNASメッセージにどの識別情報を含めるかを、受信した各識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報、及び/又はSMF及び/又はAMFが保持するコンテキスト等に基づいて、選択、決定してもよい。
また、SMF及び/又はAMFは、ATSSS container IE及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ及び/又はNASメッセージに、第17の識別情報を含めて送信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を示してもよい。UEは、UEの一部の要求が拒絶されたことを示す情報を受信することで、UEの一部の要求が拒絶された理由を認識してもよい。
次に、UEは、N1インターフェースを介して、AMFから、ATSSS container IEを含むPDUセッション確立受諾メッセージを含むNASメッセージを受信(S912)する。UEは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージを受信することで、PDUセッション確立要求メッセージによるUEの要求が受諾されたこと、及び/又は各識別情報の内容を認識することができる。
そして、UEは、ATSSS container IE、及び/又はPDUセッション確立受諾メッセージ、及び/又はNASメッセージに含まれる識別情報で示される情報に基づいて、MA PDUセッションの確立が許可された(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が許可された)のか、MA PDUセッションの確立が許可された(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立が許可された(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された))のか、MA PDUセッションの確立が拒絶された (両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された)が、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立が許可されたのか、を判断することができる。
UEは、MA PDUセッションの確立が許可された(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が許可された)と判断した場合、第20の識別情報で示されたATSSS rulesを適用し、両方のアクセス(3GPPアクセス及び/又はnon-3GPPアクセス)のuser plane resourcesを用いたMA PDUセッションによって、DNと通信可能な状態となることができる。
また、UEは、MA PDUセッションの確立が許可された(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立が許可された(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された))と判断した場合、第20の識別情報で示されたATSSS rulesを適用するとともに、第19の識別情報に基づいて、利用可能なuser plane resourcesに対応するアクセスを特定し、そのアクセス(3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセス)のuser plane resourcesを用いたMA PDUセッションによって、DNと通信可能な状態となることができる。
また、UEは、MA PDUセッションの確立が拒絶された (両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された)が、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立が許可されたと判断した場合、第19の識別情報に基づいて、利用可能なPDUセッションに対応するアクセスを特定し、そのアクセス(3GPPアクセス又はnon-3GPPアクセス)のSA PDUセッションによって、DNと通信可能な状態となることができる。
以上のように、各装置は、本手続きにおける各メッセージの送受信(例えば、PDUセッション確立受諾メッセージの送受信、及び/又はN4セッション確立要求メッセージの送受信、及び/又はN4セッション確立応答メッセージの送受信)に基づいて、図6の(A)の手続きを完了してよい(MA PDUセッション確立手続きを正常に完了してよい)。図6の(A)の手続きが完了したとき、UEは、MA PDUセッションまたはSA PDUセッションを確立している状態であってよい。すなわち、UEは、MA PDUセッションまたはSA PDUセッションを用いて、DNと通信することができる状態であってよい。
また、UEは、MA PDUセッションの確立が許可された(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が許可された)と判断し、両方のアクセスに対するuser plane resourcesが確立されている状態においても、UEは、さらにMA PDUセッションの確立を要求するために、再度本手続きを実行してもよい。例えば、UEは、すぐに、本手続きを実行することにより、MA PDUセッションの確立を試みてもよい。また、本手続きを再度実行する場合において、UEが第3の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージを送信するときは、第3の識別情報は、先の手続きにおけるPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第3の識別情報、及び先の手続きにおけるPDUセッション確立受諾メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第13の識別情報と異なる値とすることが好ましい。また、今回の手続きにおけるPDUセッション確立受諾メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第13の識別情報は、今回の手続きにおけるPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第3の識別情報と同一であることが好ましい。また、今回の手続きにおけるPDUセッション確立拒絶メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第33の識別情報は、今回の手続きにおけるPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第3の識別情報と同一であることが好ましい。また、これらの場合において、また、MA PDUセッションを2本以上持つことが許されない場合には、UEは、再度本手続きを実行できなくてもよい。
また、UEは、MA PDUセッションの確立が許可された(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立が許可された(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された))と判断し、一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立されている状態において、UEは、今回確立が拒絶されたuser plane resourcesを確立するために、再度本手続きを実行してもよい。例えば、UEは、第18の識別情報を受信していない場合には、確立が拒絶されたuser plane resourcesに対応するアクセスを介して、すぐに、本手続きを実行することにより、そのアクセスに対するuser plane resourcesの確立を試みてもよい。また、UEは、第18の識別情報を受信している場合には、第18の識別情報で指定された期間を経過したのち、確立が拒絶されたuser plane resourcesに対応するアクセスを介して、本手続きを実行することにより、そのアクセスに対するuser plane resourcesの確立を試みてもよい。また、本手続きを再度実行する場合において、UEが第1から9の識別情報のうちの少なくとも1つを含むPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージを送信するときは、第1、3から6の識別情報は、先の手続きにおけるPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第1、3から6の識別情報とそれぞれ同一にすることが好ましい。これは、先のPDUセッション確立手続きで確立したMA PDUセッションに対する追加の要求であることを、ネットワーク側に明示にするためである。また、今回の手続きにおけるPDUセッション確立受諾メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第11、13から16の識別情報は、今回の手続きにおけるPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第1、3から6の識別情報とそれぞれ同一であることが好ましい。また、今回の手続きにおけるPDUセッション確立拒絶メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第33の識別情報は、今回の手続きにおけるPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第3の識別情報と同一であることが好ましい。また、MA PDUセッションを2本以上持つことが許されない場合には、UEは、再度本手続きを実行できなくてもよい。
また、SMF及び/又はPCFは、先の手続きにおいて、MA PDUセッションの確立が許可された(一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立が許可された(もう一方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された))と判断した場合、その手続きが完了したのち、ネットワーク側がUEに対してMA PDUセッション確立手続きを開始することを指示してもよい。例えば、SMF及び/又はPCFは、先の手続きにおいて送信した第17の識別情報、及び/又は先の手続きにおいて送信した第17の識別情報に示される理由が解消したことを示す情報を含む制御メッセージをUEに送信することにより、UEに対してMA PDUセッション確立手続きを開始することを指示してもよい。尚、この手続きをネットワークからの要求によるMA PDUセッション確立手続き(Network requested MA PDU Session Establishment procedure)、又はネットワーク主導によるMA PDUセッション確立手続き(Network initiated MA PDU Session Establishment procedure)と呼称してもよい。
また、UEは、MA PDUセッションの確立が拒絶された (両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された)が、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立が許可されたと判断し、SA PDUセッションが確立された後であっても、再度、本手続きを実行してもよい。例えば、UEは、第18の識別情報を受信していない場合には、すぐに本手続きを実行することにより、MA PDUセッションの確立を試みてもよい。また、UEは、第18の識別情報を受信している場合には、第18の識別情報で指定された期間を経過したのち、本手続きを実行することにより、MA PDUセッションの確立を試みてもよい。また、本手続きを再度実行する場合において、UEが第3の識別情報を含むPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージを送信するときは、第3の識別情報は、先の手続きにおけるPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第3の識別情報、及び先の手続きにおけるPDUセッション確立受諾メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第13の識別情報と異なる値とすることが好ましい。また、今回の手続きにおけるPDUセッション確立受諾メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第13の識別情報は、今回の手続きにおけるPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第3の識別情報と同一であることが好ましい。また、今回の手続きにおけるPDUセッション確立拒絶メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第33の識別情報は、今回の手続きにおけるPDUセッション確立要求メッセージ及び/又はNASメッセージに含まれる第3の識別情報と同一であることが好ましい。
また、SMF及び/又はPCFは、先の手続きにおいて、MA PDUセッションの確立が拒絶された (両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶された)が、一方のアクセスに対するSA PDUセッションの確立が許可されたと判断した場合、その手続きが完了したのち、ネットワーク側がUEに対してMA PDUセッション確立手続きを開始することを指示してもよい。例えば、SMF及び/又はPCFは、先の手続きにおいて送信した第17の識別情報、及び/又は先の手続きにおいて送信した第17の識別情報に示される理由が解消したことを示す情報を含む制御メッセージをUEに送信することにより、UEに対してMA PDUセッション確立手続きを開始することを指示してもよい。尚、この手続きをネットワークからの要求によるMA PDUセッション確立手続き(Network requested MA PDU Session Establishment procedure)、又はネットワーク主導によるMA PDUセッション確立手続き(Network initiated MA PDU Session Establishment procedure)と呼称してもよい。
次に、図6の(B)の手続きの各ステップを説明する。図6の(B)の手続きは、上述のように、MA PDUセッションの確立を拒絶し(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立を拒絶し)、かつ、(両方のアクセスに対する)SA PDUセッションの確立を拒絶する場合に開始されてよい。
SMFは、AMFを介して、UEにPDUセッション確立拒絶(PDU session establishment reject)メッセージを送信する(S922)(S924)。具体的には、SMFは、N11インターフェースを介して、AMFにPDUセッション確立拒絶メッセージを送信する(S922)。AMFは、SMFからPDUセッション確立要求メッセージを受信すると(S922)、N1インターフェースを用いて、UEにPDUセッション確立拒絶メッセージを含むNASメッセージを送信する(S924)。
SMF及び/又はAMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージ及び/又はNASメッセージに、第31から37の識別情報のうちの少なくとも1つを含めて送信してもよい。SMF及び/又はAMFは、これらの識別情報のうちの少なくとも1つを送信することにより、これらの識別情報の内容を、UEに通知することができる。
尚、PDUセッション確立拒絶メッセージは、NASメッセージであってもよい。また、PDUセッション確立拒絶メッセージは、MA PDUセッション及び/又はSA PDUセッションの確立が拒絶されたことを示すメッセージであればよい。
ここで、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージを送信することで、PDUセッション確立要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、SMFは、PDUセッション確立拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、SMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
UEは、PDUセッション確立拒絶メッセージを受信することで、PDUセッション確立要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたこと、及びPDUセッション確立拒絶メッセージに含まれる各種の識別情報の内容を認識することができる。
以上のように、各装置は、本手続きにおける各メッセージの送受信(例えば、PDUセッション確立拒絶メッセージの送受信)に基づいて、図6の(B)の手続きを完了してよい(MA PDUセッション確立手続きを異常に完了してよい)。図6の(B)の手続きが完了したとき、UEは、新たに確立を要求したMA PDUセッション及びSA PDUセッションが確立されていない状態であってよい。すなわち、UEは、DNと通信することができない状態であってよい。
また、UEは、MA PDUセッションの確立が拒絶され(両方のアクセスに対するuser plane resourcesの確立が拒絶され)、かつ、(両方のアクセスに対する)SA PDUセッションの確立が拒絶されたと判断した場合は、再度、本手続きを実行してもよい。例えば、UEは、第36の識別情報を受信していない場合には、すぐに本手続きを実行することにより、MA PDUセッションの確立を試みてもよい。また、UEは、第36の識別情報を受信している場合には、第36の識別情報で指定された期間を経過したのち、本手続きを実行することにより、MA PDUセッションの確立を試みてもよい。
[5. その他]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 移動通信システム
10 UE
100 アクセスネットワーク
102 アクセスネットワーク
110 基地局装置
120 基地局装置
200 コアネットワーク
210 AMF
220 SMF
230 UPF
240 N3IWF
250 PCF
300 DN

Claims (4)

  1. 制御部と送受信部とを備えるUE(User Equipment)であって、
    3GPPアクセス及びnon-3GPPアクセスを介して登録されている状況で、前記制御部は、PDU(Protocol Data Unit)セッション確立手続きを主導し、
    前記PDU セッション確立手続きにおいて、前記送受信部は、
    MA(Multi-Access) PDU Request indication及びATSSS(Access Traffic Steering, Switching, Splitting) Capabilityを含むPDU セッション確立要求メッセージをコアネットワークに送信し、
    MA PDU セッションの確立が許可された場合であって、前記3GPPアクセスおよび前記non-3GPPアクセスのうちの一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立が許可された場合は、MA PDU セッションの確立が許可されたことを示す情報、確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスタイプ、前記アクセスタイプと異なるアクセスタイプに対するuser plane resourceの確立が許可されなかった理由を示す値、及びATSSS rulesを含むPDU セッション確立受諾メッセージを、前記コアネットワークから受信し、
    MA PDU セッションを確立する、ことを特徴とするUE。
  2. 前記PDU セッション確立受諾メッセージは、確立が許可されなかったuser plane resourcesに対応するアクセスタイプを含むことを特徴とするUE。
  3. 制御部と送受信部とを備えるSMF(Session Management Function)であって、
    前記制御部は、PDU(Protocol Data Unit)セッション確立手続きを実行し、
    前記PDU セッション確立手続きにおいて、前記送受信部は、
    MA(Multi-Access) PDU Request indication及びATSSS(Access Traffic Steering, Switching, Splitting) Capabilityを含むPDU セッション確立要求メッセージを、UE(User Equipment)から受信し、
    MA PDU セッションの確立を許可する場合であって、前記3GPPアクセスおよび前記non-3GPPアクセスのうちの一方のアクセスに対するuser plane resourcesのみ確立を許可する場合は、MA PDU セッションの確立が許可されたことを示す情報、確立が許可されたuser plane resourcesに対応するアクセスタイプ、前記アクセスタイプと異なるアクセスタイプに対するuser plane resourceの確立が許可されなかった理由を示す値、及びATSSS rulesを含むPDU セッション確立受諾メッセージを、前記UEに送信する、ことを特徴とするSMF。
  4. 前記PDU セッション確立受諾メッセージは、確立が許可されなかったuser plane resourcesに対応するアクセスタイプを含むことを特徴とするSMF。
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