JP2020204873A - 仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法、プログラム、システム - Google Patents
仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法、プログラム、システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020204873A JP2020204873A JP2019111947A JP2019111947A JP2020204873A JP 2020204873 A JP2020204873 A JP 2020204873A JP 2019111947 A JP2019111947 A JP 2019111947A JP 2019111947 A JP2019111947 A JP 2019111947A JP 2020204873 A JP2020204873 A JP 2020204873A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information processing
- virtual space
- processing method
- target object
- operation object
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【課題】本発明は、仮想空間内でユーザが違和感なく対象オブジェクトを選択することが可能な情報処理方法を提供すること、特に、現実の手に近い感覚で対象オブジェクトを把持することが可能な情報処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の情報処理方法の一の実施形態は、コンピュータにおける、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法であって、前記コンピュータのプロセッサにおいて、前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得するステップと、前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出するステップと、前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択するステップと、を実行する。【選択図】図5
Description
本発明は、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法等に関する。
従来から、ユーザがヘッドマウントディスプレイ(以下、「HMD」)を装着し、ユーザが把持するコントローラによる入力を介して、仮想空間におけるプレイヤーの制御が行われている。
そのようなプレイヤーにおいて、例えば仮想空間内の対象オブジェクトを把持する場合、現実でユーザが手にしているコントローラのボタンを押した際に、プレイヤーの手に触れている対象オブジェクト、もしくはその周辺にあるいずれかの対象オブジェクトを選択して把持するという技術が一般的である。
また、例えば特許文献1には、仮想空間内で対象オブジェクトを把持する際に、プレイヤーの手などの操作オブジェクトの位置に基づいて、対象オブジェクトの向きまたは位置を補正する技術が開示されている。
しかしながら、上述の一般的な制御の場合、対象オブジェクトの周辺に複数の把持ことが可能なオブジェクトが存在する場合に、意図しないものを選択して把持してしまうため、仮想空間内での体験の質が損なわれる。また、上記特許文献1に開示の技術では、選択して把持する際に対象オブジェクトの向きが変更されるという現実では生じえない動作が表示されるため、仮想空間内での体験の質を保つための対策として十分ではなかった。
そこで、本発明は、仮想空間内でユーザが違和感なく対象オブジェクトを選択することが可能な情報処理方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、特に操作オブジェクトがプレイヤーの手であり、対象オブジェクトを把持する場合には、現実の手に近い感覚で対象オブジェクトを把持することが可能な情報処理方法ことを目的とする。
本発明の一の実施形態は、コンピュータにおける、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法であって、前記コンピュータのプロセッサにおいて、前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内座標を取得するステップと、前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出するステップと、前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択するステップと、を実行する。
本発明によれば仮想空間内でユーザが違和感なく対象オブジェクトを選択することが可能な情報処理方法を提供すること、特に、現実の手に近い感覚で対象オブジェクトを把持することが可能な情報処理方法を提供することが可能である。
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の実施の形態による情報処理方法等は、以下のような構成を備える。
[項目1]
コンピュータにおける、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法であって、
前記コンピュータのプロセッサにおいて、
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得するステップと、
前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出するステップと、
前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択するステップと、
を実行することを特徴とする情報処理方法。
[項目2]
前記操作オブジェクトにより前記選択された前記対象オブジェクトを把持するステップをさらに含む、項目1に記載の情報処理方法。
[項目3]
前記操作オブジェクトにより前記選択された前記対象オブジェクトを挟持するステップをさらに含む、項目1に記載の情報処理方法。
[項目4]
前記操作オブジェクトは、仮想空間内でユーザが操作可能なプレイヤーの手である、項目2または3に記載の情報処理方法。
[項目5]
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点は、前記プレイヤーの手の親指と人差し指である、項目4に記載の情報処理方法。
[項目6]
前記操作オブジェクトは、仮想空間内でユーザがプレイヤーの手を介して間接的に操作可能な物である、項目2または3に記載の情報処理方法。
[項目7]
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点は、前記間接的に操作可能な物の先端部である、項目6に記載の情報処理方法。
[項目8]
コンピュータに、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、
前記情報処理方法は、
前記コンピュータのプロセッサにおいて、
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得するステップと、
前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出するステップと、
前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択するステップと、
を実行することを特徴とするプログラム。
[項目9]
コンピュータにおける、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理システムであって、
前記コンピュータのプロセッサは、
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得する座標取得部と、
前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出する中点算出部と、
前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択する選択部と、
を含むことを特徴とする情報処理システム。
[項目1]
コンピュータにおける、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法であって、
前記コンピュータのプロセッサにおいて、
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得するステップと、
前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出するステップと、
前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択するステップと、
を実行することを特徴とする情報処理方法。
[項目2]
前記操作オブジェクトにより前記選択された前記対象オブジェクトを把持するステップをさらに含む、項目1に記載の情報処理方法。
[項目3]
前記操作オブジェクトにより前記選択された前記対象オブジェクトを挟持するステップをさらに含む、項目1に記載の情報処理方法。
[項目4]
前記操作オブジェクトは、仮想空間内でユーザが操作可能なプレイヤーの手である、項目2または3に記載の情報処理方法。
[項目5]
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点は、前記プレイヤーの手の親指と人差し指である、項目4に記載の情報処理方法。
[項目6]
前記操作オブジェクトは、仮想空間内でユーザがプレイヤーの手を介して間接的に操作可能な物である、項目2または3に記載の情報処理方法。
[項目7]
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点は、前記間接的に操作可能な物の先端部である、項目6に記載の情報処理方法。
[項目8]
コンピュータに、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、
前記情報処理方法は、
前記コンピュータのプロセッサにおいて、
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得するステップと、
前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出するステップと、
前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択するステップと、
を実行することを特徴とするプログラム。
[項目9]
コンピュータにおける、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理システムであって、
前記コンピュータのプロセッサは、
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得する座標取得部と、
前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出する中点算出部と、
前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択する選択部と、
を含むことを特徴とする情報処理システム。
以下、本発明の実施の形態による情報処理方法等について、図面を参照しながら例示する。なお、同一の参照番号を有する構成については、繰り返しの説明を省略する場合がある。
図1は、本実施形態にかかるヘッドマウントディスプレイ(以下:HMD)110の外観の模式図を例示する。HMD110はユーザの頭部に装着され、ユーザの左右の眼前に配置されるよう表示パネル120を備える。表示パネルとしては、光学透過型と非透過型のディスプレイが考えられるが、本実施形態では、より没入感を提供可能な非透過型の表示パネルを例示する。表示パネル120には、左目用画像と右目用画像とが表示され、両目の視差を利用することにより立体感のある画像をユーザに提供することができる。左目用画像と右目用画像とを表示することができれば、左目用ディスプレイと右目用ディスプレイとを個別に備えることも可能であるし、左目用及び右目用の一体型のディスプレイを備えることも可能である。
さらに、HMD110の筐体部130は、センサ140を備える。センサは、ユーザの頭部の向きや傾きといった動きを検出するために、図示しないが、例えば、磁気センサ、加速度センサ、もしくはジャイロセンサのいずれか、またはこれらの組み合わせを備えることができる。ユーザの頭部の垂直方向をY軸とし、Y軸と直交する軸のうち、表示パネル120の中心とユーザとを結ぶ、ユーザの前後方向に相当する軸をZ軸とし、Y軸及びZ軸と直交し、ユーザの左右方向に相当する軸をX軸とするとき、センサ140は、X軸まわりの回転角(いわゆる、ピッチ角)、Y軸まわりの回転角(いわゆる、ヨー角)、Z軸まわりの回転角(いわゆる、ロール角)を検出することができる。
また、HMD110の筐体部130は、センサ140に代えて、複数の光源150(例えば、赤外光LED、可視光LED)を備えることもできる。HMD110の外部(例えば、室内等)に設置されたカメラ(例えば、赤外光カメラ、可視光カメラ)がこれらの光源を検出することで、特定の空間におけるHMD110の位置や向き、傾きを検出することができる。さらに、同じ目的で、HMD110に、HMD110の筐体部130に設置された光源を検出するためのセンサ等を備えることもできる。なお、ユーザの頭部の位置や向き、傾きを検出可能であればどのような構成でもよく、上記の構成に限定されない。
さらに、HMD110の筐体部130は、アイトラッキング・センサを備えることもできる。アイトラッキング・センサは、ユーザの左目及び右目の視線方向及び注視点を検出するために用いられる。アイトラッキング・センサとしては様々な方式が考えられるが、例えば、左目および右目に弱い赤外光を照射してできる角膜上の反射光の位置を基準点とし、反射光の位置に対する瞳孔の位置により視線方向を検出し、左目及び右目の視線方向の交点を注視点として検出する方法などが考えられる。
図2は、本実施形態にかかるコントローラ210の外観の模式図を例示する。コントローラ210により、仮想空間内において、ユーザが所定の入力を行うことをサポートすることができる。コントローラ210は、左手用220及び右手用230のコントローラのセットとして構成することができる。左手用コントローラ220及び右手用コントローラ230は、例えば、操作用トリガーボタン240、赤外線LED250、センサ260、ジョイスティック270、メニューボタン280をそれぞれ有することができる。
操作用トリガーボタン240は、コントローラ210のグリップ235を把持したときに、中指及び人差し指でトリガーを引くような操作を行うことを想定した位置に240a、240bとして配置される。コントローラ210の両側面から下方にリング状に形成されるフレーム245には、複数の赤外線LED250が備えられ、コントローラ外部に備えられるカメラ(図示せず)により、これらの赤外線LEDの位置を検出することで、特定の空間におけるコントローラ210の位置、向き及び傾きを検出することができる。
また、コントローラ210は、コントローラ210の向きや傾きといった動きを検出するために、センサ260を内蔵することもできる。センサ260として、図示しないが、例えば、磁気センサ、加速度センサ、もしくはジャイロセンサのいずれか、またはこれらの組み合わせを備えることができる。さらに、コントローラ210の上面には、ジョイスティック270及びメニューボタン280を備えることができる。ジョイスティック270は、基準点を中心に360度方向に動かすことができ、コントローラ210のグリップ235を把持したときに、親指で操作されることが想定される。メニューボタン280もまた同様に、親指で操作されることが想定される。さらに、コントローラ210は、コントローラ210を操作するユーザの手に振動を与えるためのバイブレータ(図示せず)を内蔵することもできる。ボタンやジョイスティックを介したユーザの入力内容やセンサ等を介したコントローラ210の位置、向き及び傾きといった情報を出力するため、また、ホストコンピュータからの情報を受信するために、コントローラ210は、入出力部及び通信部を有する。
ユーザがコントローラ210を把持し、各種ボタンやジョイスティックを操作することの有無、及び赤外線LEDやセンサにより検出される情報によって、システムはユーザの手の動きや姿勢を決定し、ユーザの手を仮想空間内において擬似的にプレイヤーの手として表示させ、動作させることができる。なお、コントローラの形状等の具体的な構成は、図2に示されるものに限らず、仮想空間内において表示されたプレイヤーの手によって対象オブジェクトを把持または挟持することが可能であればよい。
図3は、本実施形態にかかる、HMDの構成図である。図3に例示するように、HMD110は、少なくとも、表示パネル120、センサ140または光源150の少なくとも一方、プロセッサ310、メモリ311、ストレージ312、表示制御部313、送受信部314、入出力部315、スピーカ316等を備え、これらはバス319を通じて相互に電気的に接続される。
プロセッサ310は、HMD110全体の動作を制御し、各要素間におけるデータの送受信の制御やアプリケーションの実行、認証処理に必要な情報処理等を行う演算装置である。例えば制御部310はCPU(Central Processing Unit)であり、ストレージ312に格納されメモリ311に展開されたプログラム等を実行して各情報処理を実施する。
メモリ311は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶と、フラッシュメモリやHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶と、を含む。メモリ311は、プロセッサ310のワークエリア等として使用され、また、ネットワークで接続されたサーバの起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、及び各種設定情報等を格納する。
ストレージ312は、アプリケーションプログラム等の各種プログラムを格納する。各処理に用いられるデータを格納したデータベース(図示せず)がストレージ312に構築されていてもよい。
表示制御部313は、例えば、GPU(Graphics Processing Unit)であり、主に画像処理に係る演算処理を実行する。例えば、表示制御部313は、仮想空間を構成する空間画像及び各種オブジェクト画像を生成及び合成などを実行する。なお、図3ではプロセッサ310と表示制御部313とが分かれて図示されているが、これに限らず、例えばプロセッサ310の構成の一部として、表示制御部313が構成されていてもよい。また、プロセッサ310の表示に関する一部または全部の処理機能を表示制御部313に持たせてもよい。
送受信部314は、HMD110をネットワークに接続する。なお、送受信部314は、Bluetooth(登録商標)及びBLE(Bluetooth Low Energy)の近距離通信インターフェースを備えていてもよい。送受信部314は、コントローラ210からの指示信号をネットワーク経由で受信する。
入出力部315は、画像生成装置や表示装置等を外部に設ける場合、画像信号や音信号等を入出力するためのインターフェースである。
スピーカ316は、(図示しない)音生成部から入力される音声データ等の音信号を出力する。
さらに、バス319は、上記各要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号及び各種制御信号を伝達する。
なお、HMD110は、サーバや画像処理装置等の外部処理装置とネットワーク連携しながら、アプリケーションを実行し、データを送受信することもできるし、外部処理装置に依存せずに、HMD単体として、内蔵されたプログラムを実行する、スタンドアローン型の装置として機能することもできる。
図4は、本実施形態にかかるHMD110のプロセッサ310の機能構成図を例示する。プロセッサ310において、本実施形態に係るアプリケーションプログラムの実行がされ、この実行されるプログラムのモジュールは、図示のとおり、いくつかの機能ブロックに分けられる。また、本制御部で実行される機能ブロックの全部又は一部は、その性質に応じて同HMD110の表示制御部313や外部装置の制御部等によって実行することも可能である。また、ストレージ312については、本例のように、HMD110に内蔵することもできるし、HMD110とネットワーク接続する、サーバに内蔵するストレージまたはその他外部のストレージに代替することもできる。
表示画像生成部321は、仮想空間を構成する空間画像や操作オブジェクト及び対象オブジェクトなどの各種オブジェクト画像の生成及び合成などを実行する。生成された各種画像は、図示しない画像処理部または表示画像生成部321により、仮想空間内の3次元座標と関連付けられて表示パネル120に表示される。
また、表示画像生成部321は、操作オブジェクトが、後述する選択部324により選択された対象オブジェクトに対して所定動作(例えば、把持や挟持)を実行しているように表示パネル120に表示する。
座標取得部322は、少なくとも把持や挟持などの所定動作のための情報処理に必要となる、操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得する。
中点算出部323は、操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標からその中点を算出する。中点の算出方法は、既知の3次元座標の計算処理方法が採用される。
選択部324は、算出された中点から最も近い対象オブジェクトを選択する。
図5は、本実施形態にかかる情報処理を示したフローチャート図を例示する。本処理は、例えば、HMD110のメモリ311に格納されたプログラムをプロセッサ310において実行することで実現される。また、本処理は、HMD110とネットワーク接続されたサーバや外部装置の制御部等において実行することで実現されてもよい。
まず、HMD110の制御部310は、コントローラ210による対象オブジェクト選択要求(図示しない)を受信した場合、操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得する(S101)。一例として、操作オブジェクトの一部の異なる2点は、プレイヤーの親指と人差し指の先端である。他の一例として、操作オブジェクトの一部の異なる2点は、プレイヤーが操作する手を模した道具の親指と人差し指の先端であったり、箸やトング等の挟持のための道具の各先端である。
次に、異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出する(S102)。
最後に、当該中点から最も近い対象オブジェクトを選択する(S103)。
また、その後、コントローラ210による操作オブジェクト動作要求(図示しない)を受信した場合には、選択された対象オブジェクトに対して所定動作(例えば、把持や挟持)を実行しているように表示パネル120に表示する(S104)。
図6は、本実施形態にかかるHMDに表示される表示画面の一例を示す。図6では、理解のために3次元座標や操作オブジェクトの一部の異なる2点を結ぶ線分、中点を記載しているが、実際の表示画面において表示される情報はこの限りでない。
図6では、仮想空間内のプレイヤーの手Hの親指の3次元座標Aと人差し指の3次元座標Bから中点Mを算出し、該中点Mから最も近い対象オブジェクトTを選択する。その後、対象オブジェクトTをプレイヤーの手Hにより把持する。
以上により、仮想空間内でユーザが違和感なく対象オブジェクトを選択することが可能な情報処理方法を提供すること、特に、現実の手に近い感覚で対象オブジェクトを把持することが可能な情報処理方法を提供することができる。
上述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良することができると共に、本発明にはその均等物が含まれることは言うまでもない。
110 HMD
210 コントローラ
310 プロセッサ
210 コントローラ
310 プロセッサ
Claims (9)
- コンピュータにおける、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法であって、
前記コンピュータのプロセッサにおいて、
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得するステップと、
前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出するステップと、
前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択するステップと、
を実行することを特徴とする情報処理方法。 - 前記操作オブジェクトにより前記選択された前記対象オブジェクトを把持するステップをさらに含む、請求項1に記載の情報処理方法。
- 前記操作オブジェクトにより前記選択された前記対象オブジェクトを挟持するステップをさらに含む、請求項1に記載の情報処理方法。
- 前記操作オブジェクトは、仮想空間内でユーザが操作可能なプレイヤーの手である、請求項2または3に記載の情報処理方法。
- 前記操作オブジェクトの一部の異なる2点は、前記プレイヤーの手の親指と人差し指である、請求項4に記載の情報処理方法。
- 前記操作オブジェクトは、仮想空間内でユーザがプレイヤーの手を介して間接的に操作可能な物である、請求項2または3に記載の情報処理方法。
- 前記操作オブジェクトの一部の異なる2点は、前記間接的に操作可能な物の先端部である、請求項6に記載の情報処理方法。
- コンピュータに、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、
前記情報処理方法は、
前記コンピュータのプロセッサにおいて、
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得するステップと、
前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出するステップと、
前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択するステップと、
を実行することを特徴とするプログラム。 - コンピュータにおける、仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理システムであって、
前記コンピュータのプロセッサは、
前記操作オブジェクトの一部の異なる2点の仮想空間内の3次元座標を取得する座標取得部と、
前記異なる2点の仮想空間内座標の中点を算出する中点算出部と、
前記中点から最も近い対象オブジェクトを選択する選択部と、
を含むことを特徴とする情報処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019111947A JP2020204873A (ja) | 2019-06-17 | 2019-06-17 | 仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法、プログラム、システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019111947A JP2020204873A (ja) | 2019-06-17 | 2019-06-17 | 仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法、プログラム、システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020204873A true JP2020204873A (ja) | 2020-12-24 |
Family
ID=73838427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019111947A Pending JP2020204873A (ja) | 2019-06-17 | 2019-06-17 | 仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法、プログラム、システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020204873A (ja) |
-
2019
- 2019-06-17 JP JP2019111947A patent/JP2020204873A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108780360B (zh) | 虚拟现实导航 | |
JP6684746B2 (ja) | 情報処理方法、コンピュータ及びプログラム | |
JP6157703B1 (ja) | 情報処理方法、当該情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム及びコンピュータ | |
JP7390541B2 (ja) | アニメーション制作システム | |
JP6955726B2 (ja) | アニメーション制作方法 | |
JP2023116432A (ja) | アニメーション制作システム | |
JP2022153476A (ja) | アニメーション制作システム | |
JP2020204873A (ja) | 仮想空間内で操作オブジェクトが対象オブジェクトを選択するための情報処理方法、プログラム、システム | |
JP6964302B2 (ja) | アニメーション制作方法 | |
JP2018110871A (ja) | 情報処理方法、当該情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム及びコンピュータ | |
WO2019083510A1 (en) | INCLINATION DETECTION OF INPUT DEVICE FOR IDENTIFYING PLAN FOR CURSOR MOVEMENT | |
WO2021059367A1 (ja) | アニメーション制作システム | |
JP6934374B2 (ja) | プロセッサを備えるコンピュータにより実行される方法 | |
JP6290493B2 (ja) | 情報処理方法、当該情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム及びコンピュータ | |
JP2019207714A (ja) | 情報処理方法、コンピュータ及びプログラム | |
JP6444345B2 (ja) | 仮想空間における入力を支援するための方法および装置ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラム | |
JP2021010133A (ja) | 仮想空間内のプレイヤー視点からの視界をユーザの視界としてディスプレイに表示するための情報処理方法、プログラム、システム | |
JP7218873B2 (ja) | アニメーション制作システム | |
JP6941130B2 (ja) | 情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理装置 | |
JP6955725B2 (ja) | アニメーション制作システム | |
JP7115698B2 (ja) | アニメーション制作システム | |
WO2024090303A1 (ja) | 情報処理装置及び情報処理方法 | |
JP2022025473A (ja) | 動画配信方法 | |
JP2022025470A (ja) | アニメーション制作システム | |
JP2024500740A (ja) | オブジェクトの選択の方法及びシステム |