JP2020204126A - Pot spinning machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ポット精紡機に関し、特に、トラバース装置を有するポット精紡機に関する。 The present invention relates to a pot spinning frame, and more particularly to a pot spinning frame having a traverse device.
精紡機の1つとして、円筒形のポットを用いるポット精紡機が知られている。特許文献1に記載のポット紡績機では、複数のローラ対を有し粗糸を引き伸ばして糸にするドラフト機構と、ドラフト機構により引き伸ばされた糸を吸引する吸篠管とを有している。 As one of the spinning machines, a pot spinning machine using a cylindrical pot is known. The pot spinning machine described in Patent Document 1 has a draft mechanism having a plurality of roller pairs and stretching a blister yarn into a yarn, and a sucking pipe for sucking the yarn stretched by the draft mechanism.
精紡機は、一般に、ドラフト機構のローラの軸方向に平行な方向に粗糸を往復させ、粗糸がローラの一箇所に当接し続けることがないようにするトラバース機構を有している。
しかしながら、特許文献1に記載のポット紡績機にトラバース機構を設けた場合、紡出停止時のトラバース位置によっては吸篠管と粗糸との距離が大きくなる可能性がある。そのため、紡出再開時に吸篠管による粗糸の吸引が失敗する可能性があるという問題点を有していた。
Spinning frames generally have a traverse mechanism that reciprocates the crude yarn in a direction parallel to the axial direction of the rollers of the draft mechanism so that the crude yarn does not continue to abut on one point of the roller.
However, when the pot spinning machine described in Patent Document 1 is provided with a traverse mechanism, the distance between the suction pipe and the blister yarn may increase depending on the traverse position when spinning is stopped. Therefore, there is a problem that the suction of the blister yarn by the suction pipe may fail when the spinning is restarted.
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、吸篠管による繊維束の吸引が失敗する可能性を低減することのできるポット精紡機を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a pot spinning frame capable of reducing the possibility that suction of a fiber bundle by a suction tube fails.
本発明に係るポット精紡機は、繊維束を引き伸ばすドラフト装置のローラ対の回転軸に平行に前記繊維束をトラバースさせるトラバース装置と、遅くとも紡出開始時点において前記繊維束の位置を吸篠管の位置に合わせるように前記トラバース装置を制御する制御部とを備える。 The pot spinning frame according to the present invention has a traverse device that traverses the fiber bundle in parallel with the rotation axis of the roller pair of the draft device that stretches the fiber bundle, and a suction tube that positions the fiber bundle at the latest at the start of spinning. It is provided with a control unit that controls the traverse device so as to match the position.
また、制御部は、紡出停止時点において、繊維束の位置を吸篠管の位置に合わせるようにトラバース装置を制御してもよい。
また、制御部は、繊維束の位置を吸篠管の位置に合わせるときに、繊維束のトラバースを停止してもよい。
また、制御部は、繊維束の位置を吸篠管の位置に合わせるときに、繊維束のトラバースの速度を加減速してもよい。
Further, the control unit may control the traverse device so that the position of the fiber bundle is aligned with the position of the suction tube at the time when the spinning is stopped.
Further, the control unit may stop traversing the fiber bundle when adjusting the position of the fiber bundle to the position of the suction tube.
Further, the control unit may accelerate or decelerate the traverse speed of the fiber bundle when adjusting the position of the fiber bundle to the position of the suction tube.
本発明によれば、繊維束を引き伸ばすドラフト装置のローラ対の回転軸に平行に前記繊維束を往復させ、前記繊維束をトラバースさせるトラバース装置と、遅くとも紡出開始時点において前記繊維束の位置を吸篠管の位置に合わせるように前記トラバース装置を制御する制御部とを有するため、吸篠管による粗糸の吸引が失敗する可能性を低減することができる。 According to the present invention, a traverse device that reciprocates the fiber bundle in parallel with the rotation axis of the roller pair of the draft device that stretches the fiber bundle to traverse the fiber bundle, and a position of the fiber bundle at the latest at the start of spinning. Since it has a control unit that controls the traverse device so as to match the position of the suction pipe, it is possible to reduce the possibility that the suction of the coarse yarn by the suction pipe fails.
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の実施の形態1に係るポット精紡機について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るポット精紡機のドラフト装置の構成を示す概略図である。ポット精紡機は、各紡錘にドラフト装置10を備えている。
Embodiment 1.
Hereinafter, Embodiment 1 of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
First, the pot spinning frame according to the first embodiment of the present invention will be described.
FIG. 1 is a schematic view showing a configuration of a draft device of a pot spinning frame according to a first embodiment of the present invention. The pot spinning frame is equipped with a
(ドラフト装置)
ドラフト装置10は、粗糸20を所定の細さに引き伸ばす装置である。ドラフト装置10は、対となるトップバックローラ15a及びボトムバックローラ15bと、対となるトップミドルローラ16a及びボトムミドルローラ16bと、対となるトップフロントローラ17a及びボトムフロントローラ17bとからなる複数のローラ対を用いて構成されている。トップバックローラ15a及びボトムバックローラ15bはバックローラ対15を、トップミドルローラ16a及びボトムミドルローラ16bはミドルローラ対16を、トップフロントローラ17a及びボトムフロントローラ17bはフロントローラ対17を構成している。また、粗糸20は繊維束を構成している。
(Draft device)
The
複数のローラ対は、粗糸20の搬送方向の上流側から下流側に向かって、バックローラ対15、ミドルローラ対16、フロントローラ対17の順に配置されている。また、ローラ対のうち、粗糸20の上側に設けられているものがトップバックローラ15a,トップミドルローラ16a及びトップフロントローラ17aである。そして、粗糸20の下側に設けられているものがボトムバックローラ15b,ボトムミドルローラ16b及びボトムフロントローラ17bである。各ローラ対は、ローラアーム11に取付けられている。
The plurality of roller pairs are arranged in the order of
トップバックローラ15a,トップミドルローラ16a及びトップフロントローラ17aは、金属により形成されたローラをゴムにより被覆して形成されている。ボトムバックローラ15b,ボトムミドルローラ16b及びボトムフロントローラ17bは、金属により形成されている。
The
各ローラ対の単位時間あたりの回転数(rpm)を比較すると、ミドルローラ対16の回転数はバックローラ対15の回転数よりも高く、フロントローラ対17の回転数はミドルローラ対16の回転数よりも高い。このように各々のローラの回転数は互いに異なり、この回転数の違い、すなわち回転速度差を利用して、ドラフト装置10は糸材料を細く引き伸ばす。以降の説明では、ローラ対の回転数を回転速度ともいう。ローラ対の回転数と回転速度とは互いに比例関係にある。
Comparing the number of revolutions per unit time (rpm) of each roller pair, the number of revolutions of the middle roller vs. 16 is higher than the number of revolutions of the back roller vs. 15 and the number of revolutions of the front roller vs. 17 is the number of revolutions of the middle roller vs. 16. Higher than the number. In this way, the rotation speeds of the rollers are different from each other, and the
(トランペット)
ドラフト装置10の上流には、トランペット37が設けられている。トランペット37は、粗糸20が通過可能な管状の形状を有している。トランペット37は後述するトラバース装置に取付けられており、粗糸20をトラバースさせる。
(trumpet)
A
(導糸管)
ドラフト装置10の下流には、吸篠管14が設けられている。吸篠管14は、ドラフト装置10で所定の細さに引き伸ばされた粗糸20をエア吸引により吸引する。この吸引動作を吸篠という。吸篠された粗糸20は、ポットと同軸に配置された図示しない導糸管によりポット内に導かれる。トップフロントローラ17a及びボトムフロントローラ17bと吸篠管14の間には糸センサ19a,19bが設けられている。
(Thread tube)
A
(トラバース装置)
図2においては、図1に記載のローラアーム11の側からドラフト装置10を見たときの各ローラ及びトラバース装置30の配置を示している。トップバックローラ15a及びボトムバックローラ15b、トップミドルローラ16a及びボトムミドルローラ16b、トップフロントローラ17a及びボトムフロントローラ17bは、ローラアーム11の左右に各一組ずつ設けられている。
(Traverse device)
FIG. 2 shows the arrangement of each roller and the
トラバース装置30は、トラバースバー38とトランペット37とを有している。トラバースバー38は、トップバックローラ15a及びボトムバックローラ15bの各回転軸に平行に配置され、各回転軸方向に往復して移動可能に構成されている。すなわち、トラバースバー38は粗糸20に交差する方向へ往復して移動可能に構成されている。
The
トランペット37は、バックローラ対15に対向して左右に一個ずつ設けられている。トランペット37は、トラバースバー38とともに粗糸20に交差する方向へ往復して移動可能である。
One
トラバースバー38は、カム機構31に接続されている。また、カム機構31は、サーボモータ32に接続されている。カム機構31は、サーボモータ32の出力軸の回転運動を往復運動に変換し、この往復運動によりトラバースバー38を往復させる。サーボモータ32には、図示しないサーボモータドライバ及びコントローラ等を含む、ポット精紡機の各部の動作を制御する制御部34が接続されている。
The
次に、この実施の形態1に係るポット精紡機の動作について説明する。 図1に示すようにポット精紡機が紡出を開始すると、トップバックローラ15a及びボトムバックローラ15b、トップミドルローラ16a及びボトムミドルローラ16b、トップフロントローラ17a及びボトムフロントローラ17bとが所定の速度で回転を開始する。この動作により、粗糸20はトランペット37を通過し、トップバックローラ15aとボトムバックローラ15bとの間、トップミドルローラ16aとボトムミドルローラ16bとの間、トップフロントローラ17aとボトムフロントローラ17bとの間を順番に通過して搬送される。次に、吸篠管14がエアを吸引して粗糸を吸引する。この吸篠動作により、各ローラで引き伸ばされた粗糸20が吸篠管14に入りポットへ搬送される。
Next, the operation of the pot spinning frame according to the first embodiment will be described. As shown in FIG. 1, when the pot spinning machine starts spinning, the top back
また、紡出開始後サーボモータ32が駆動する。サーボモータ32の出力軸の回転運動は、カム機構31によりトップバックローラ15aの軸方向への往復運動に変換され、トラバースバー38をトップバックローラ15aの軸方向に往復させる。これにより、トラバースバー38に固定されたトランペット37がトップバックローラ15aの軸方向へ往復し、粗糸20をトップバックローラ15aの幅内でトラバースさせる。
Further, the
粗糸20がトップバックローラ15aの幅内で軸方向へトラバースすることで、バックローラ対15,ミドルローラ対16,フロントローラ対17を構成する各ローラの一定の箇所に粗糸20が長時間当接し続け、バックローラ対15,ミドルローラ対16,フロントローラ対17を構成する各ローラの摩耗に偏りが出ることを防止することができる。特に、ゴムで被覆されたトップバックローラ15a,トップミドルローラ16a及びトップフロントローラ17aの摩耗の偏りを防止することができる。
By traversing the
ところで、ポット内が満管になったことで満管停止した場合等の紡出停止のタイミングによっては、図3に示すように、粗糸20の位置が吸篠管14の中心軸Aから遠い位置にトラバースしたタイミングで紡出停止する場合が考えられる。このとき次回の紡出開始時には粗糸20と吸篠管14の中心軸Aがずれており、粗糸20と中心軸Aとが離隔しているため、吸篠が失敗する可能性が大きくなる。
By the way, as shown in FIG. 3, the position of the
図4は、従来のポット精紡機における粗糸のトラバース位置Pと精紡時間Tとの関係の例を表すグラフである。位置P1は粗糸のトラバース位置Pの一端であり、位置P2は粗糸のトラバース位置Pの他端である。トラバース位置Pが0のときは、中心軸Aと位置が同じ場合である。時間T1は、ポット内が満管となるまで紡出され、満管停止したときの精紡時間Tである。この例では時間T1まで紡出を継続して紡出停止すると、粗糸のトラバース位置はP1となる。この場合は図3に示すように粗糸と中心軸Aとが離隔しているため、次回紡出開始時に吸篠が失敗する可能性が大きくなる。 FIG. 4 is a graph showing an example of the relationship between the traverse position P of the blister yarn and the spinning time T in a conventional pot spinning machine. The position P1 is one end of the traverse position P of the coarse yarn, and the position P2 is the other end of the traverse position P of the coarse yarn. When the traverse position P is 0, the position is the same as the central axis A. The time T1 is the spinning time T when the pot is spun until the pot is full and the pot is stopped. In this example, when the spinning is continued until the time T1 and the spinning is stopped, the traverse position of the blister yarn becomes P1. In this case, since the crude yarn and the central axis A are separated from each other as shown in FIG. 3, there is a high possibility that the sucking shinobi will fail at the start of the next spinning.
そのため、この実施の形態1に係るポット精紡機においては、制御部34(図3参照)は精紡動作中に現在の糸の精紡長さと、現在の精紡時間Tと、サーボモータ32の位置情報に基づく現在のトラバース位置P等を監視する。そして、図5の破線Cに示すように、満管停止する時間T1までの粗糸20のトラバース周期が残り半周期未満になったと判定した場合は、線Bに示すようにトラバース位置Pが0となったタイミング(時間T2)でサーボモータ32を停止して紡出停止する。これによりトラバースバー38のトランペット37の往復が停止する。
Therefore, in the pot spinning machine according to the first embodiment, the control unit 34 (see FIG. 3) has the current spinning length of the yarn, the current spinning time T, and the
時間T2でのトランペット37を停止することにより、紡出停止時の粗糸20のトラバース位置Pは0となる。これにより次回紡出開始時の粗糸20のトラバース位置Pが0となり、吸篠管14の中心軸Aに近いため、吸篠が失敗する可能性を低減することができる。
By stopping the
また、精紡動作中に作業者の操作で紡出停止ボタンが押され紡出停止する場合には、図2に示す制御部34はトラバース位置Pが0となるまでは精紡動作を継続させ、トラバース位置Pが0となった時点でサーボモータ32を停止して紡出停止する。これにより、満管停止時と同様に次回紡出開始時の粗糸20のトラバース位置Pが0となり、吸篠管14の中心軸Aに近いため、吸篠が失敗する可能性を低減することができる。
When the spinning stop button is pressed by an operator during the spinning operation to stop the spinning, the
また、精紡動作中に作業者の操作で非常停止ボタンが押され非常停止する場合には、制御部34は直ちにサーボモータ32を停止し、紡出を停止する。そして、次回紡出開始時には制御部34はバックローラ対15,ミドルローラ対16,フロントローラ対17及びサーボモータ32を駆動し、粗糸20(図1参照)を捨てつつトラバースを行う。そしてトラバース位置Pが0となったときにトラバースを停止し吸篠を開始させる。これにより、非常停止動作を行ったときにも、次回紡出開始時の吸篠が失敗する可能性を低減することができる。
Further, when the emergency stop button is pressed by the operator during the spinning operation to make an emergency stop, the
このように、本発明に係るポット精紡機は、粗糸20を引き伸ばすドラフト装置10のバックローラ対15、ミドルローラ対16、フロントローラ対17の回転軸に平行に粗糸20をトラバースさせるトラバース装置30と、遅くとも紡出開始時点において繊維束の位置を吸篠管14の位置に合わせるようにトラバース装置30を制御する制御部34とを備えるため、吸篠管14による粗糸20の吸引が失敗する可能性を低減することができる。
As described above, the pot spinning frame according to the present invention is a traverse device that traverses the
また、制御部34は、紡出停止時点において、粗糸20の位置を吸篠管14の位置に合わせるようにトラバース装置30を制御する。もし紡出開始時点において粗糸20の位置を吸篠管の位置に合わせるのであれば位置合わせ完了までは粗糸20を捨てる必要があるが、この実施の形態1の場合には次回紡出開始時に粗糸20を捨てる必要がない。これにより、粗糸20の消費量を低減することができる。
Further, the
また、制御部34は、粗糸20の位置を吸篠管14の位置に合わせるときに、粗糸20のトラバースを停止するため、粗糸20に負荷をかけることなく粗糸20の位置を吸篠管14の位置に合わせることができる。
Further, since the
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、以下の実施の形態において、図1〜図5の参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。この実施の形態2は、実施の形態1に対してトラバース速度を加減速するものである。
図6に示すように、満管停止する時間T1までの粗糸20(図2参照)のトラバース周期が残り半周期未満になったと制御部34が判定した場合は、制御部34は監視している現在の糸の精紡長さ、トラバース位置P、精紡時間Tの経過時間及び満管停止する時間T1に基づきトラバース速度を加速させる制御を行う。
Embodiment 2.
Next, Embodiment 2 of the present invention will be described. In the following embodiments, the same reference numerals as those in FIGS. 1 to 5 are the same or similar components, and thus detailed description thereof will be omitted. The second embodiment accelerates / decelerates the traverse speed with respect to the first embodiment.
As shown in FIG. 6, when the
具体的には制御部34は、トラバース周期が残り半周期未満となる直前のトラバース位置Pが0となる時間T3から、満管停止する時間T1までの間に、サーボモータ32の回転数を上げる。これにより、トラバースバー38の往復を加速して粗糸20のトラバース速度を加速させることで、時間T3からT0までの間は線Dに示すように粗糸20のトラバース速度が加速し、時間T1においてトラバース位置Pが0となったとき、紡出停止する。これにより、実施の形態1と同様に次回紡出開始時の吸篠が失敗する可能性を低減することができる。
Specifically, the
なお、トラバース速度を加速させる場合には、粗糸20が切れたり損傷したりすることを防ぐため、制御部34に予め記録された制限速度以下の範囲内で加速させる。
When accelerating the traverse speed, it is accelerated within a range equal to or less than the speed limit recorded in advance in the
また、満管停止する時間T1までの粗糸20(図2参照)のトラバース周期が残り半周期未満になったと制御部34が判定した場合に、制御部34は監視している現在の糸の精紡長さ、精紡時間Tの経過時間及び満管停止する時間T1に基づきトラバース速度を減速させる制御を行うこともできる。具体的には制御部34は、トラバース周期が残り半周期未満となる直前のトラバース位置Pが0となる時間T4の時点から、満管停止する時間T1においてトラバース位置Pが0となるようにサーボモータ32の回転数を下げる。これにより、粗糸20のトラバース速度を時間T4から時間T1まで減速させることで、線Eに示すように時間T1においてトラバース位置Pを0とすることとができる。これにより、実施の形態1と同様に次回紡出開始時のトラバース位置Pを0とすることで、吸篠が失敗する可能性を低減することができる。
Further, when the
このように、制御部34は、粗糸20の位置を吸篠管14の位置に合わせるときに、粗糸20のトラバースの速度を加減速するため、満管停止まで精紡動作を継続しつつ、粗糸20の位置を吸篠管14の位置に合わせることができる。
In this way, the
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。この実施の形態3は、実施の形態1及び2に対してステッピングモータを用いるものである。
図8にこの実施の形態3のトラバース装置30を示す。トラバースバー38には、マーカー38aが設けられている。トラバースバー38に対向して、マーカー38aを検出可能なマークセンサである光学センサ33が設けられている。光学センサ33は、制御部34に接続されている。カム機構31は、ステッピングモータ35に接続されている。ステッピングモータ35は、制御部34に接続されている。ステッピングモータ35は、実施の形態1に用いられていたサーボモータ32に代えて用いられている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
Embodiment 3.
Next, Embodiment 3 of the present invention will be described. The third embodiment uses a stepping motor as compared with the first and second embodiments.
FIG. 8 shows the
次に、この実施の形態3に係るポット精紡機の動作について説明する。
光学センサ33は、紡出開始時から紡出停止までマーカー38aの位置を検出する。光学センサ33から制御部34にマーカー38aの位置検出結果が入力されることにより、制御部34はマーカー38aが設けられたトラバースバー38のトラバース位置を検出することができる。
Next, the operation of the pot spinning frame according to the third embodiment will be described.
The
したがって、実施の形態3ではマーカー38aの位置検出結果からトラバースバー38のトラバース位置、すなわち粗糸20のトラバース位置を検出することができる。このため、サーボモータ32(図2参照)のような回転位置情報を得ることのできるモータを用いず、ステッピングモータ35を用いても実施の形態1及び2のようなトラバースの制御を行うことができる。
Therefore, in the third embodiment, the traverse position of the
なお、この実施の形態3ではステッピングモータ35を用いていたが、他の種類の汎用モータを用いてもよい。また、この実施の形態3ではトラバースバー38にマーカー38aを設け、マーカー38aを検出するために光学センサ33が設けられていたが、磁気センサ等の他の種類のセンサを用いてトラバースバー38の位置を検出してもよい。
Although the stepping
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について説明する。この実施の形態4は、実施の形態3に対して電磁クラッチを設けたものである。
汎用モータ39とカム機構31との間に、汎用モータ39からカム機構31への動力を切断することができる電磁クラッチ36が設けられている。電磁クラッチ36は、制御部34に接続されている。その他の構成は、実施の形態3と同じである。
Embodiment 4.
Next, Embodiment 4 of the present invention will be described. The fourth embodiment is provided with an electromagnetic clutch as compared with the third embodiment.
An electromagnetic clutch 36 capable of disconnecting the power from the general-
次に、この実施の形態4に係るポット精紡機の動作について説明する。トラバースバー38の往復動作を停止するときには、制御部34が電磁クラッチ36を切断する。これにより、汎用モータ39を停止させずに、トラバースバー38を停止させ、粗糸20のトラバースを停止することができる。
Next, the operation of the pot spinning frame according to the fourth embodiment will be described. When the reciprocating operation of the
なお、この実施の形態4ではトラバースバー38の動力としてステッピングモータ35を用いていたが、これに代えてボトムバックローラ15b,ボトムミドルローラ16b及びボトムフロントローラ17b(図1参照)を動作させるバックローラ駆動モータ(図示せず)の動力を用いてもよい。具体的には、バックローラ駆動モータの出力軸の出力トルクを電磁クラッチ36に入力する。バックローラ駆動モータは精紡動作中には駆動し続けているが、電磁クラッチ36により必要に応じて動力を切断することで、任意に粗糸20のトラバースを停止することができる。
In the fourth embodiment, the stepping
なお、この実施の形態4では電磁クラッチ36を用いていたが、他の種類のクラッチ等の動力切断手段を用いてもよい。 Although the electromagnetic clutch 36 was used in the fourth embodiment, a power disconnecting means such as another type of clutch may be used.
また、この実施の形態1〜4では粗糸20が繊維束を構成していたが、他の種類の繊維束であってもよい。さらに、この実施の形態1〜4ではカム機構31を用いて回転運動を直線運動に変換していたが、スライダ・クランク機構等の他の動力伝達機構を用いてもよい。
Further, in the first to fourth embodiments, the
10 ドラフト装置、14 吸篠管、15 バックローラ対(ローラ対)、16 ミドルローラ対(ローラ対)、17 フロントローラ対(ローラ対)、20 粗糸(繊維束)、30 トラバース装置、34 制御部。 10 Draft device, 14 Suction pipe, 15 Back roller pair (roller pair), 16 Middle roller pair (roller pair), 17 Front roller pair (roller pair), 20 Crude yarn (fiber bundle), 30 Traverse device, 34 Control Department.
Claims (4)
遅くとも紡出開始時点において前記繊維束の位置を吸篠管の位置に合わせるように前記トラバース装置を制御する制御部と
を備えるポット精紡機。 A traverse device that traverses the fiber bundle parallel to the rotation axis of the roller pair of the draft device that stretches the fiber bundle.
A pot spinning frame including a control unit that controls the traverse device so as to align the position of the fiber bundle with the position of the suction tube at the latest at the start of spinning.
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2020
- 2020-05-29 EP EP20177330.6A patent/EP3754056A1/en not_active Withdrawn
- 2020-06-16 CN CN202010547383.XA patent/CN112111813A/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN112111813A (en) | 2020-12-22 |
EP3754056A1 (en) | 2020-12-23 |
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