JP2020201311A - レンズ設計プログラム、レンズ設計方法および情報処理装置 - Google Patents

レンズ設計プログラム、レンズ設計方法および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】異なる媒質下において結合効率のよいレンズ設計を支援するレンズ設計プログラムを提供する。【解決手段】レンズ設計プログラムは、光学部材1の入出力2つのレンズ面1a,1bについて、光学部材1が第1の媒質2b中にある場合の、光学部材1に入力された光が平行光となる曲率を求め、求めた曲率に基づき、光学部材1が第2の媒質2a中にある場合の、光学部材1に入力された光が2つのレンズ面間の中心1cで焦点を結ぶ2つのレンズ面間の距離を求め、求めた曲率および距離に基づいた光学部材1を光の発光部3aから受光部3bの間に置き、2つのレンズ面1a,1bのコーニックを変化させた場合の、第1の媒質2b中および第2の媒質2a中における光の結合効率の組を求める処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、レンズ設計プログラム、レンズ設計方法および情報処理装置に関する。
従来、サーバシステム等においては、高密度実装や高速化にともない、データ伝送に光モジュールを用いる場合がある。この光モジュールでは、効率よく光信号を伝送するように、光モジュールにおける発光素子と受光部との間に用いるレンズの設計が行われている。
このレンズ設計に関する従来技術としては、耐熱性を有するレンズを提供するものがある。また、レーザーの波長の変化に対して強い結晶レンズ及び光学素子並びに光ピックアップ光学系を提供するものがある。また、媒質の変更に際し、レンズ群を光軸に沿って移動させることで、屈折率が異なる複数の媒質に対して撮影が可能な光学系を提供するものがある。
特開2010−128027号公報 特開平9−43401号公報 特開2016−133572号公報
サーバシステム等においては、発生する熱の対策のために、液浸による冷却効果を利用する場合がある。このように液浸とする場合は、光モジュールも空気の代わりに冷却液(冷媒)中で使用されることとなる。
しかしながら、上記の従来技術におけるレンズ設計では、空気中での使用が想定され、空気中での環境下で最適化された設計となっている。このため、液浸環境下では、結合効率が低下し、光信号の伝送品質が悪化する場合がある。また、媒質の変更に際し、レンズ群を光軸に沿って移動させる機構などを設ける場合は、大きなコストアップとなる。
図6は、従来のレンズ設計によるレンズブロックを説明する説明図である。図6において、上段のケースC1は媒質(空気)2a中にレンズブロック1を置いた例であり、下段のケースC2は媒質(液体)2b中にレンズブロック1を置いた例である。
図6のケースC1に示すように、レンズブロック1は、従来のレンズ設計により、媒質(空気)2a中において発光素子3aからレンズ面1aより入射した光が平行光となるようにレンズ面1aの曲率、コーニックが設計されている。また、レンズブロック1のレンズ面1bより媒質(空気)2a中に照射した光が受光部3bに集光するように、レンズ面1bの曲率、コーニックが設計されている。このため、媒質(空気)2a中において、発光素子3aからレンズブロック1を介して受光部3bへ到達する光信号は、結合効率が100%となる。
このように設計されたレンズブロック1は、媒質(液体)2b中では、媒質(空気)2aと屈折率が異なるため、レンズ面1aより入射した光が平行光とならずに広がり過ぎることとなる。したがって、図6のケースC2に示すように、媒質(液体)2b中では、発光素子3aからレンズブロック1を介して受光部3bへ到達する光信号は、結合効率が低下する(例えば100%から2.4%に低下する)。
例えば、マルチチャンネルの光モジュールでは、一般に発光素子3aのアレイ(VCESLアレイ等)は250um間隔で並んでいる。このため、レンズ径の上限も250umという制約があるため、光が受光部3bに入りきらないという問題が生じやすい。
1つの側面では、異なる媒質下において結合効率のよいレンズの設計を支援できるレンズ設計プログラム、レンズ設計方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
第1の案では、レンズ設計プログラムは、曲率と第1のコーニックとを求める処理と、距離と第2のコーニックとを求める処理と、結合効率の組を求める処理と、出力する処理とをコンピュータに実行させる。曲率と第1のコーニックとを求める処理は、光学部材の入出力2つのレンズ面について、光学部材が第1の媒質中にある場合の、光学部材に入力された光が平行光となる曲率と第1のコーニックとを求める。距離と第2のコーニックとを求める処理は、求めた曲率に基づき、光学部材が第2の媒質中にある場合の、光学部材に入力された光が2つのレンズ面間の中心で焦点を結ぶ2つのレンズ面間の距離と第2のコーニックとを求める。結合効率の組を求める処理は、求めた曲率および距離に基づいた光学部材を光の発光部から受光部の間に置き、第1のコーニックと第2のコーニックとの間で2つのレンズ面のコーニックを変化させた場合の、第1の媒質中および第2の媒質中における光の結合効率の組を求める。出力する処理は、求めた曲率と、距離と、求めた結合効率の組み合わせの中で所定の条件を満たす結合効率となる2つのレンズの第3のコーニックとを出力する。
本発明の1実施態様によれば、異なる媒質下において結合効率のよいレンズの設計を支援できる。
図1は、実施形態のレンズ設計に関する概要を説明する説明図である。 図2は、実施形態のレンズ設計によるレンズブロックを説明する説明図である。 図3は、実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 図4Aは、実施形態にかかる情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図4Bは、実施形態にかかる情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図4Cは、実施形態にかかる情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図4Dは、実施形態にかかる情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図5は、レンズ設計プログラムを実行するコンピュータの一例を示すブロック図である。 図6は、従来のレンズ設計によるレンズブロックを説明する説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかるレンズ設計プログラム、レンズ設計方法および情報処理装置を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明するレンズ設計プログラム、レンズ設計方法および情報処理装置は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
[概要について]
図1は、実施形態のレンズ設計に関する概要を説明する説明図である。図1に示すように、本実施形態では、一例として、サーバシステム等のデータ伝送に用いられる光モジュールのレンズブロック1に関するレンズ設計を行う。
例えば、レンズブロック1は、光信号によるデータ伝送を行う発光素子3aと、受光部3bとの間に用いられる光学部材の一例である。レンズブロック1は、発光素子3aからの光を入力する入力側のレンズ面1aと、レンズブロック1を透過した光を出力する出力側のレンズ面1bとを有する。レンズ設計では、レンズブロック1における入出力2つのレンズ面1a、1bについて、公知の光線追跡法による光学シミュレーションを用いて曲率、コーニック定数(以下、コーニック)、レンズ面1a、1b間の距離などを設計する。
具体的には、レンズ面1a、1bについて、レンズブロック1が液浸環境下で冷媒として用いられる媒質(液体)2b中にある場合の、レンズブロック1に入力された光が平行光となる曲率(R)と、コーニック(K)とを求める(S1)。
次いで、レンズブロック1の周りの環境(媒質)を媒質(液体)2bから媒質(空気)2aに変える。そして、求めた曲率(R)に基づき、レンズブロック1が媒質(空気)2a中にある場合の、レンズブロック1に入力された光の焦点がレンズ面1a、1b間の中心1cとなるレンズ面1a、1b間の距離(AB)を求める(S2)。
ここで、媒質(液体)2bから媒質(空気)2aに変えると、球面収差が発生する。したがって、媒質(空気)2a中でレンズ面1a透過後の光の中心1c(焦点位置)での球面収差が最小となるコーニック(K)を求める(S3)。
次いで、レンズ面1a、1bのコーニックをK〜Kの範囲で組み合わせて光学シミュレーションを行い、媒質(空気)2a中、媒質(液体)2b中それぞれにおける光の結合効率を求める(S4)。
具体的には、求めた曲率(R)および距離(AB)に基づいたレンズブロック1を発光素子3aから受光部3bの間に置き、媒質(空気)2a、媒質(液体)2bそれぞれの屈折率において、K〜Kの間でレンズ面1a、1bのコーニックを変化させて光学シミュレーションを行う。これにより、媒質(空気)2a中、媒質(液体)2b中における光の結合効率の組を求める。そして、求めた結合効率の組み合わせの中で、結合効率が最も良いレンズ面1a、1bのコーニックの組み合わせを、求めた曲率(R)および距離(AB)とともにディスプレイやファイルなどに出力する。
図2は、実施形態のレンズ設計によるレンズブロック1を説明する説明図である。図2に示すように、レンズブロック1は、レンズ設計において出力された値(レンズ面1a、1bの曲率(R)、コーニックおよび距離(AB))をもとに作成されている。このため、レンズブロック1は、媒質(空気)2a、媒質(液体)2bの異なる媒質下において発光素子3aからの光を結合効率よく受光部3bへ伝送することができる。例えば、レンズブロック1をサーバシステム等の光モジュールに適用することで、使用環境が空気/液浸のいずれの場合であっても、新たな機構を設けるなどのコストを生じさせることなく、効率よく光信号を伝送することができる。
[機能構成について]
図3は、実施形態にかかる情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。図3に示すように、情報処理装置10は、入力部11、表示部12、通信部13および制御部14を有する、例えばPC(パーソナルコンピュータ)などである。
入力部11は、キーボード等の入力装置などを介してユーザより入力される各種データの入力処理を行う処理部である。具体的には、入力部11は、レンズ設計に関する各種データの入力を受け付け、入力されたデータを制御部14に出力する。例えば、入力部11が入力を受け付けるレンズ設計に関するデータとしては、屈折率情報、発光素子情報、レンズ径情報、受光部情報、判定値などがある。
屈折率情報は、媒質(空気)2aの屈折率(例えば1.0)、媒質(液体)2bの屈折率(例えば1.28)、レンズブロック1のレンズ材の屈折率(例えば1.6)などがある。
発光素子情報は、発光素子3aに関する情報であり、発光径(例えばΦ12um)、光の広がり角(例えば11度)、波長(例えば850nm)などがある。
レンズ径情報は、レンズ面1a、1bに関する情報であり、レンズ半径(例えば125um)、レンズ面使用率(例えば0.8)などがある。
受光部情報は、受光部3bに関する情報であり、受光部径(例えばΦ50nm)などがある。判定値は、レンズ設計の処理に関する閾値などであり、結合効率の許容下限値(例えば0.85)などがある。
表示部12は、制御部14の制御のもと、ディプレイなどへの表示を行う処理部である。具体的には、表示部12は、制御部14が求めたレンズ面1a、1bの曲率(R)、距離(AB)、コーニックの組み合わせなどの情報を表示出力する。すなわち、表示部12は、出力部の一例である。なお、出力について、本実施形態では表示部12よりディスプレイに表示して出力する構成を例示するが、紙媒体などへの印刷による出力や、ファイル出力を行う構成であってもよいことは言うまでもないことである。
通信部13は、制御部14の制御のもと、有線又は無線を問わず接続する外部機器との通信を行う。通信部13は、例えばNIC(Network Interface Card)等の通信インタフェース等であり、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して接続する光学シミュレータ20との間の通信を行う。
制御部14は、レンズブロック1の全体的な処理を司る処理部である。制御部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。
制御部14は、距離計算部141、パラメータ制御部142、シミュレータ呼出部143、記憶部144および判断部145を有し、前述したS1〜S4に関する処理を行う。なお、距離計算部141、パラメータ制御部142、シミュレータ呼出部143および判断部145は、プロセッサが有する電子回路の一例やプロセッサが実行するプロセスの一例である。
距離計算部141は、入力部11より入力されたレンズ設計に関するデータをもとに、各種距離に関する計算を行う処理部である。具体的には、距離計算部141は、発光素子3aからレンズ面1a間の距離、レンズ面1bから受光部3b間の距離、レンズ面1a、1bの焦点距離およびレンズ面1a、1b間の距離などの計算を行う。
パラメータ制御部142は、S1〜S4に関する処理において、光学シミュレータ20における光学シミュレーションの各種パラメータを制御する処理部である。例えば、シミュレータ呼出部143は、S1において、屈折率情報から媒質(液体)2bの屈折率およびレンズブロック1のレンズ材の屈折率を読み出し、レンズブロック1に入力された光が平行光となるレンズ面1a、1bの曲率(R)と、コーニック(K)とを光学シミュレータ20を用いて求める際のパラメータとする。
また、シミュレータ呼出部143は、S2において、屈折率情報から媒質(空気)2aの屈折率およびレンズブロック1のレンズ材の屈折率を読み出し、S1で求めた曲率(R)とともに、レンズ面1a、1b間の距離(AB)を求める際のパラメータとする。また、シミュレータ呼出部143は、S3において、光学シミュレーションを繰り返して中心1c(焦点位置)での球面収差が最小となるコーニック(K)を求める際に、レンズ面1a、1bのコーニックを適宜変更する。
また、シミュレータ呼出部143は、S4において、S1で求めた曲率(R)およびS2で求めた距離(AB)に基づいたレンズブロック1を発光素子3aから受光部3bの間に置いたものとし、媒質(空気)2a、媒質(液体)2bそれぞれの屈折率を適用したパラメータとする。次いで、シミュレータ呼出部143は、レンズ面1a、1bのコーニックをK〜Kの範囲で適宜変更して光学シミュレータ20による光学シミュレーションを実施する。
シミュレータ呼出部143は、情報処理装置10を介して接続する光学シミュレータ20を呼び出して光学シミュレーションを実施する処理部である。具体的には、シミュレータ呼出部143は、光学シミュレータ20を呼び出し、パラメータ制御部142の制御に基づいた光学シミュレーションの各種パラメータを通知して、光学シミュレータ20に光学シミュレーションを依頼する。次いで、シミュレータ呼出部143は、光学シミュレータ20が行った光学シミュレーションの結果を取得する。
記憶部144は、処理の作業領域を提供するRAMなどであり、S1〜S4に関する処理などに用いる各種データ(例えば、入力部11の入力情報や光学シミュレータ20が行った光学シミュレーション結果など)を記憶する。
判断部145は、例えば入力された判定値などと比較することで、S1〜S4に関する処理における各種判定を行う処理部である。
光学シミュレータ20は、情報処理装置10が設定した条件下で公知の光線追跡法による光学シミュレーションを行う情報処理装置である。光学シミュレータ20は、通信部13を介した通信により、情報処理装置10が設定した条件下での光学シミュレーションを行い、光学シミュレーションの結果(例えば光線追跡の計算結果や結合効率の計算結果など)を情報処理装置10へ返す。具体的には、光学シミュレータ20は、モデル作成部21、光線追跡計算部22および結合効率算出部23を有する。
モデル作成部21は、情報処理装置10から通知された各種パラメータをもとに、光学シミュレーションの対象となるモデル(レンズブロック1、発光素子3a、受光部3bの配置や媒質など)を作成する処理部である。
光線追跡計算部22は、モデル作成部21が作成したモデルにおいて、光線追跡法による計算を行う処理部である。具体的には、光線追跡計算部22は、発光素子3aから発した光の光線追跡を計算する。
結合効率算出部23は、発光素子3aから受光部3bへの光の結合効率を算出する処理部である。例えば、結合効率算出部23は、光線追跡計算部22が計算した光線追跡の結果をもとに、発光素子3aが発した光の強度と、受光部3bが受光した光の強度との比を計算することで結合効率を算出する。
なお、光学シミュレータ20における光学シミュレーションにおいて、レンズ面1a、1bの反射、受光部3bの反射、媒質(液体)2b中における損失およびレンズブロック1中における損失は、レンズ設計値に与える影響が非常に小さいものとして、無視できるものとする。
[動作について]
図4A〜図4Dは、実施形態にかかる情報処理装置10の動作例を示すフローチャートである。図4A〜4Dに示すように、処理が開始されると、入力部11は、ユーザ(例えば設計者)による情報入力を受け付ける(S10)。具体的には、入力部11は、屈折率情報、発光素子情報、レンズ径情報、受光部情報、判定値などの情報入力を受け付ける。
次いで、距離計算部141は、入力された情報をもとに、発光素子3a〜レンズ面1a間の距離(PA)を算出する(S11)。表示部12は、距離計算部141が算出した距離(PA)を出力する(S12)。
具体的には、距離計算部141は、発光素子情報とレンズ径情報とに基づき、発光素子3aから発せられたすべての光がレンズ面1aに収まる、発光素子3aとレンズ面1aとの距離(PA)を求める。例えば、距離(PA)は、距離(PA)=レンズ半径*レンズ面使用率/tan(光の拡がり角)として求めることができる。一例として、レンズ半径:125um、レンズ面使用率:0.8、光の広がり角:11度とすると、距離(PA)=125um*0.8/tan11度=514umとなる。
次いで、距離計算部141は、入力された情報をもとに、レンズ面1b〜受光部3b間の距離(BQ)を算出する(S13)。表示部12は、距離計算部141が算出した距離(BQ)を出力する(S14)。
具体的には、距離計算部141は、S11と同様、受光部情報とレンズ径情報とに基づき、レンズ面1bから発せられたすべての光が受光部3bに収まる、レンズ面1bと受光部3bとの距離(BQ)を求める(S13)。なお、本実施形態では、受光部径は十分に大きいことから、レンズ面1bと受光部3bとの距離(BQ)は、距離(PA)と等しいものとする。
次いで、制御部14は、媒質(液体)2b中において、レンズ面1a透過後のレンズブロック1内の光が平行光となるレンズ面の曲率(R)と、コーニックとを求める処理(S15〜S20)を行う。
具体的には、パラメータ制御部142は、媒質(液体)2b中の条件でレンズ面1a、1bの曲率(R)とコーニック(K)との組み合わせを変更して光学シミュレーションを繰り返し、各組み合わせの結合効率を求めるループ処理を実行する(S15〜S17)。
例えば、パラメータ制御部142は、レンズブロック1内側からレンズ面1aに向かってレンズ半径*レンズ使用率に等しい平行光源をおき、発光素子位置にシミュレーションの発光素子3aをおく。次いで、パラメータ制御部142は、曲率をレンズ半径(例えば125um)からレンズ半径1.2倍(例えば150um)まで、コーニックを−1.0から−3までの範囲で組み合わせて光学シミュレーションを行う。
次いで、判断部145は、S15〜S17のループ処理で得られた各組み合わせの結合効率をもとに、結合効率最大となる曲率(R)とコーニック(K)の組み合わせが1つであるか否かを判定する(S18)。
結合効率最大となる曲率(R)とコーニック(K)の組み合わせが1つである場合(S18:Yes)、判断部145は、1つの曲率(R)とコーニック(K)の組み合わせ(結合効率が最も良いパラメータの組み合わせ)を曲率(R)、コーニック(K)として採用する(S19)。
結合効率最大となる曲率(R)とコーニック(K)の組み合わせが複数ある場合(S18:No)、判断部145は、組み合わせの範囲の中の中間値を曲率(R)、コーニック(K)として採用する(S20)。
次いで、表示部12は、S19、S20で採用された曲率(R)を出力する(S21)。なお、発光素子3a〜レンズ面1aの距離(PA)とレンズ面1b〜受光部3bの距離(BQ)が等しい場合は、レンズ面1bの曲率およびコーニックもそれぞれR、Kを使用する。これにより、レンズブロック1内の平行光がレンズ面1bを通過後に、受光部3bで焦点を結ぶこととなる。
次いで、パラメータ制御部142は、レンズ面1a、1bの曲率にKを適用し、媒質(液体)2b中の条件から媒質(空気)2a中の条件に変えて(屈折率を変えて)光学シミュレーションを行い、レンズ面1a透過後の光の焦点位置(C)を求める(S22)。ここで、レンズ面1aから焦点位置(C)までの距離をACとする。
次いで、距離計算部141は、距離(AC)より、焦点位置(C)がレンズブロック1の中心1cとなる、レンズ面1a〜レンズ面1b間の距離(AB)を算出する(S23)。表示部12は、距離計算部141が算出した距離(AB)を出力する(S24)具体的には、距離計算部141は、距離AB=AC*2として距離ABを求める。例えば、AC=640umとすると、ABは640*2=1280umとなる。
次いで、制御部14は、レンズ面1a、1bの曲率にKを適用した上で、媒質(空気)2a中の条件でレンズ面1a透過後の光が焦点位置(C)で球面収差最小となるコーニックを求める処理(S25〜S28)を行う。
具体的には、パラメータ制御部142は、媒質(空気)2a中の条件でレンズ面1aのコーニックを変更して光学シミュレーションを繰り返し、各コーニックの結合効率を求めるループ処理を実行する(S25〜S27)。
次いで、判断部145は、S25〜S27のループ処理で得られた各コーニックの結合効率をもとに、焦点位置(C)の球面収差が最小となるコーニックをKとして採用する(S28)。
次いで、制御部14は、レンズ面1a、1bの曲率にKを適用し、レンズ面1a、1bのコーニックをK〜Kの間で変更して光学シミュレーションを繰り返し、媒質(空気)2a中、媒質(液体)2b中それぞれの結合効率を求める処理(S29〜S35)を行う。
具体的には、パラメータ制御部142は、屈折率を媒質(液体)2b中の条件、媒質(空気)2a中の条件でそれぞれ繰り返す第1のループ処理を行う(S29〜S35)。この第1のループ処理内で、パラメータ制御部142は、レンズ面1aのコーニックをK〜Kの範囲で変えて繰り返す第2のループ処理を行う(S30〜S34)。この第2のループ処理内で、パラメータ制御部142は、レンズ面1bのコーニックをK〜Kの範囲で変えて繰り返す第3のループ処理を行う(S31〜S33)。パラメータ制御部142は、このようにパラメータの条件を変更した上で光学シミュレーションを行い、結合効率を求める(S32)。
次いで、判断部145は、S29〜S35におけるシミュレーション結果から、結合効率がユーザにより設定された判定値以上となるレンズ面1a、1bそれぞれのコーニックの組み合わせ(K,K)を選出する(S36)。表示部12は、判断部145が選出したコーニックの組み合わせ(K,K)のリストを出力する(S37)。
次いで、判断部145は、選出したコーニックの組み合わせ(K,K)が1つであるか否かを判定する(S38)。コーニックの組み合わせ(K,K)が1つである場合(S38:Yes)、S37で結合効率が最もよくなる1つの組み合わせを出力済みであることから、制御部14は処理を終了する。
コーニックの組み合わせ(K,K)が複数ある場合(S38:No)、判断部145は、組み合わせの範囲の中の結合効率が最もよい(K,K)を採用する(S39)。次いで、表示部12は、S39で採用したコーニックの組み合わせ(K,K)を最適値として出力し(S40)、処理を終了する。
[効果について]
以上のように、情報処理装置10は、レンズブロック1の入出力2つのレンズ面1a、1bについて、レンズブロック1が媒質(液体)2bにある場合の、レンズブロック1に入力された光が平行光となる曲率(R)と第1のコーニック(K)とを求める。また、情報処理装置10は、求めた曲率に基づき、レンズブロック1が媒質(空気)2aにある場合の、レンズブロック1に入力された光がレンズ面1a、1b間の中心で焦点を結ぶレンズ面間の距離(AB)と第2のコーニック(K)とを求める。また、情報処理装置10は、求めた曲率および距離に基づいたレンズブロック1を発光素子3aから受光部3bの間に置き、第1のコーニックと第2のコーニックとの間でレンズ面1a、1bのコーニックを変化させた場合の、媒質(空気)2a中および媒質(液体)2b中における光の結合効率の組を求める。また、情報処理装置10は、求めた曲率と、距離と、求めた結合効率の組み合わせの中で所定の条件を満たす結合効率となるレンズ面1a、1bの第3のコーニックとを出力する。
このレンズブロック1からの出力により、ユーザは、媒質(空気)2a、媒質(液体)2bの異なる媒質下において結合効率のよいレンズを容易に設計することができる。このようにレンズ設計が行われたレンズブロック1をサーバシステム等の光モジュールに適用することで、使用環境が空気/液浸のいずれの場合であっても、新たな機構を設けるなどのコストを生じさせることなく、効率よく光信号を伝送することができる。
また、情報処理装置10は、2つのレンズ面1a、1bそれぞれのコーニックを第1のコーニック(K)と第2のコーニック(K)との間で変化させた場合の結合効率の組を求める。また、情報処理装置10は、所定の条件を満たす結合効率となる2つのレンズ面1a、1bそれぞれのコーニック(K、K)を第3のコーニックとして出力する。これにより、ユーザは、情報処理装置10より得られたコーニック(K、K)で2つのレンズ面1a、1bそれぞれのレンズ設計を行うことができる。
また、情報処理装置10は、求めた結合効率の組み合わせの中で、最大の結合効率となる2つのレンズ面1a、1bのコーニック(K、Kの最適値)を第3のコーニックとして出力する。これにより、ユーザは、例えば使用環境が空気/液浸のいずれの場合であっても結合効率のよいレンズ設計を容易に行うことができる。
[その他]
図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、距離計算部141、142,シミュレータ呼出部143などは統合してもよい。また、制御部14は、モデル作成部21、光線追跡計算部22および結合効率算出部23の機能を有する構成であってもよい。すなわち、情報処理装置10は、光学シミュレータ20を兼ねる構成であってもよい。また、図示した各処理は、上記の順番に限定されるものでなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウエア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。また、各種処理機能は、クラウドコンピューティングにより、複数のコンピュータが協働して実行してもよい。
[ハードウエア構成例について]
ところで、上記の各実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の各実施形態と同様の機能を有するレンズ設計プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図5は、レンズ設計プログラムを実行するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図5に示すように、コンピュータ100は、各種演算処理を実行するCPU101と、データ入力を受け付ける入力装置102と、モニタ103とを有する。また、コンピュータ100は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置104と、各種装置と接続するためのインタフェース装置105と、他の情報処理装置等と有線または無線により接続するための通信装置106とを有する。また、コンピュータ100は、各種情報を一時記憶するRAM107と、ハードディスク装置108とを有する。また、各装置101〜108は、バス109に接続される。
ハードディスク装置108には、図1に示した距離計算部141、パラメータ制御部142、シミュレータ呼出部143、判断部145の各処理部と同様の機能を有するレンズ設計プログラム108Aが記憶される。また、ハードディスク装置108には、距離計算部141、パラメータ制御部142、シミュレータ呼出部143、判断部145に関する各種データが記憶される。入力装置102は、例えば、コンピュータ100の利用者から操作情報等の各種情報の入力を受け付ける。モニタ103は、例えば、コンピュータ100の利用者に対して表示画面等の各種画面を表示する。インタフェース装置105は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置106は、図示しないネットワークと接続され、他の情報処理装置と各種情報をやりとりする。
CPU101は、ハードディスク装置108に記憶されたレンズ設計プログラム108Aを読み出して、RAM107に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、このレンズ設計プログラム108Aは、コンピュータ100を制御部14として機能させることができる。
なお、上記のレンズ設計プログラム108Aは、ハードディスク装置108に記憶されていなくてもよい。例えば、コンピュータ100が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたレンズ設計プログラム108Aを、コンピュータ100が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ100が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVD(Digital Versatile Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にレンズ設計プログラム108Aを記憶させておき、コンピュータ100がこれらからレンズ設計プログラム108Aを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)光学部材の入出力2つのレンズ面について、前記光学部材が第1の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が平行光となる曲率と第1のコーニックとを求め、
求めた前記曲率に基づき、前記光学部材が第2の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が前記2つのレンズ面間の中心で焦点を結ぶ前記2つのレンズ面間の距離と第2のコーニックとを求め、
求めた前記曲率および前記距離に基づいた前記光学部材を光の発光部から受光部の間に置き、前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で前記2つのレンズ面のコーニックを変化させた場合の、前記第1の媒質中および前記第2の媒質中における光の結合効率の組を求め、
求めた前記曲率と、前記距離と、求めた前記結合効率の組み合わせの中で所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面の第3のコーニックとを出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするレンズ設計プログラム。
(付記2)前記結合効率の組を求める処理は、前記2つのレンズ面それぞれのコーニックを前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で変化させた場合の前記結合効率の組を求め、
前記出力する処理は、前記所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面それぞれのコーニックを前記第3のコーニックとして出力する、
ことを特徴とする付記1に記載のレンズ設計プログラム。
(付記3)前記出力する処理は、求めた前記結合効率の組み合わせの中で、最大の結合効率となる前記2つのレンズ面のコーニックを前記第3のコーニックとして出力する、
ことを特徴とする付記1または2に記載のレンズ設計プログラム。
(付記4)前記第1の媒質は、前記光学部材の周囲を満たす冷媒であり、
前記第2の媒質は、空気である、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一に記載のレンズ設計プログラム。
(付記5)光学部材の入出力2つのレンズ面について、前記光学部材が第1の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が平行光となる曲率と第1のコーニックとを求め、
求めた前記曲率に基づき、前記光学部材が第2の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が前記2つのレンズ面間の中心で焦点を結ぶ前記2つのレンズ面間の距離と第2のコーニックとを求め、
求めた前記曲率および前記距離に基づいた前記光学部材を光の発光部から受光部の間に置き、前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で前記2つのレンズ面のコーニックを変化させた場合の、前記第1の媒質中および前記第2の媒質中における光の結合効率の組を求め、
求めた前記曲率と、前記距離と、求めた前記結合効率の組み合わせの中で所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面の第3のコーニックとを出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするレンズ設計方法。
(付記6)前記結合効率の組を求める処理は、前記2つのレンズ面それぞれのコーニックを前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で変化させた場合の前記結合効率の組を求め、
前記出力する処理は、前記所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面それぞれのコーニックを前記第3のコーニックとして出力する、
ことを特徴とする付記5に記載のレンズ設計方法。
(付記7)前記出力する処理は、求めた前記結合効率の組み合わせの中で、最大の結合効率となる前記2つのレンズ面のコーニックを前記第3のコーニックとして出力する、
ことを特徴とする付記5または6に記載のレンズ設計方法。
(付記8)前記第1の媒質は、前記光学部材の周囲を満たす冷媒であり、
前記第2の媒質は、空気である、
ことを特徴とする付記5乃至7のいずれか一に記載のレンズ設計方法。
(付記9)光学部材の入出力2つのレンズ面について、前記光学部材が第1の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が平行光となる曲率と第1のコーニックとを求め、求めた前記曲率に基づき、前記光学部材が第2の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が前記2つのレンズ面間の中心で焦点を結ぶ前記2つのレンズ面間の距離と第2のコーニックとを求め、求めた前記曲率および前記距離に基づいた前記光学部材を光の発光部から受光部の間に置き、前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で前記2つのレンズ面のコーニックを変化させた場合の、前記第1の媒質中および前記第2の媒質中における光の結合効率の組を求める制御部と、
求めた前記曲率と、前記距離と、求めた前記結合効率の組み合わせの中で所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面の第3のコーニックとを出力する出力部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記10)前記制御部は、前記2つのレンズ面それぞれのコーニックを前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で変化させた場合の前記結合効率の組を求め、
前記出力部は、前記所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面それぞれのコーニックを前記第3のコーニックとして出力する、
ことを特徴とする付記9に記載の情報処理装置。
(付記11)前記出力部は、求めた前記結合効率の組み合わせの中で、最大の結合効率となる前記2つのレンズ面のコーニックを前記第3のコーニックとして出力する、
ことを特徴とする付記9または10に記載の情報処理装置。
(付記12)前記第1の媒質は、前記光学部材の周囲を満たす冷媒であり、
前記第2の媒質は、空気である、
ことを特徴とする付記9乃至11のいずれか一に記載の情報処理装置。
1…レンズブロック
1a、1b…レンズ面
1c…中心
2a…媒質(空気)
2b…媒質(液体)
3a…発光素子
3b…受光部
10…情報処理装置
11…入力部
12…表示部
13…通信部
14…制御部
20…光学シミュレータ
21…モデル作成部
22…光線追跡計算部
23…結合効率算出部
100…コンピュータ
101…CPU
102…入力装置
103…モニタ
104…媒体読取装置
105…インタフェース装置
106…通信装置
107…RAM
108…ハードディスク装置
108A…レンズ設計プログラム
109…バス
141…距離計算部
142…パラメータ制御部
143…シミュレータ呼出部
144…記憶部
145…判断部
C1、C2…ケース

Claims (6)

  1. 光学部材の入出力2つのレンズ面について、前記光学部材が第1の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が平行光となる曲率と第1のコーニックとを求め、
    求めた前記曲率に基づき、前記光学部材が第2の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が前記2つのレンズ面間の中心で焦点を結ぶ前記2つのレンズ面間の距離と第2のコーニックとを求め、
    求めた前記曲率および前記距離に基づいた前記光学部材を光の発光部から受光部の間に置き、前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で前記2つのレンズ面のコーニックを変化させた場合の、前記第1の媒質中および前記第2の媒質中における光の結合効率の組を求め、
    求めた前記曲率と、前記距離と、求めた前記結合効率の組み合わせの中で所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面の第3のコーニックとを出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするレンズ設計プログラム。
  2. 前記結合効率の組を求める処理は、前記2つのレンズ面それぞれのコーニックを前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で変化させた場合の前記結合効率の組を求め、
    前記出力する処理は、前記所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面それぞれのコーニックを前記第3のコーニックとして出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ設計プログラム。
  3. 前記出力する処理は、求めた前記結合効率の組み合わせの中で、最大の結合効率となる前記2つのレンズ面のコーニックを前記第3のコーニックとして出力する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ設計プログラム。
  4. 前記第1の媒質は、前記光学部材の周囲を満たす冷媒であり、
    前記第2の媒質は、空気である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ設計プログラム。
  5. 光学部材の入出力2つのレンズ面について、前記光学部材が第1の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が平行光となる曲率と第1のコーニックとを求め、
    求めた前記曲率に基づき、前記光学部材が第2の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が前記2つのレンズ面間の中心で焦点を結ぶ前記2つのレンズ面間の距離と第2のコーニックとを求め、
    求めた前記曲率および前記距離に基づいた前記光学部材を光の発光部から受光部の間に置き、前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で前記2つのレンズ面のコーニックを変化させた場合の、前記第1の媒質中および前記第2の媒質中における光の結合効率の組を求め、
    求めた前記曲率と、前記距離と、求めた前記結合効率の組み合わせの中で所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面の第3のコーニックとを出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とするレンズ設計方法。
  6. 光学部材の入出力2つのレンズ面について、前記光学部材が第1の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が平行光となる曲率と第1のコーニックとを求め、求めた前記曲率に基づき、前記光学部材が第2の媒質中にある場合の、前記光学部材に入力された光が前記2つのレンズ面間の中心で焦点を結ぶ前記2つのレンズ面間の距離と第2のコーニックとを求め、求めた前記曲率および前記距離に基づいた前記光学部材を光の発光部から受光部の間に置き、前記第1のコーニックと前記第2のコーニックとの間で前記2つのレンズ面のコーニックを変化させた場合の、前記第1の媒質中および前記第2の媒質中における光の結合効率の組を求める制御部と、
    求めた前記曲率と、前記距離と、求めた前記結合効率の組み合わせの中で所定の条件を満たす結合効率となる前記2つのレンズ面の第3のコーニックとを出力する出力部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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