JP2020198522A - システムおよびその制御方法、通信装置、並びにプログラム - Google Patents
システムおよびその制御方法、通信装置、並びにプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020198522A JP2020198522A JP2019103177A JP2019103177A JP2020198522A JP 2020198522 A JP2020198522 A JP 2020198522A JP 2019103177 A JP2019103177 A JP 2019103177A JP 2019103177 A JP2019103177 A JP 2019103177A JP 2020198522 A JP2020198522 A JP 2020198522A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- short
- wireless communication
- range wireless
- units
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W4/00—Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
- H04W4/02—Services making use of location information
- H04W4/023—Services making use of location information using mutual or relative location information between multiple location based services [LBS] targets or of distance thresholds
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S5/00—Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
- G01S5/02—Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
- G01S5/0284—Relative positioning
- G01S5/0289—Relative positioning of multiple transceivers, e.g. in ad hoc networks
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W4/00—Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
- H04W4/02—Services making use of location information
- H04W4/029—Location-based management or tracking services
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W4/00—Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
- H04W4/80—Services using short range communication, e.g. near-field communication [NFC], radio-frequency identification [RFID] or low energy communication
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S2205/00—Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
- G01S2205/01—Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations specially adapted for specific applications
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】近距離無線通信を用いた、より正確なデバイス間の位置関係の提示を可能とする。【解決手段】互いの相対的な位置情報を測定可能な近距離無線通信部をそれぞれが備える複数のユニットにて構成されるシステムであって、前記近距離無線通信部にて測定された前記位置情報を用いて、前記複数のユニットの位置関係を特定する特定手段と、前記特定手段にて特定された前記複数のユニットの位置関係に基づき、前記複数のユニットのレイアウト図を生成する生成手段とを有する。【選択図】図6
Description
本発明は、システムおよびその制御方法、通信装置、並びにプログラムに関する。
従来、近距離無線通信を用いて、装置間においてデータの送受信を行うことが知られている。例えば、特許文献1では、Bluetooth(登録商標)通信を用いて、デバイス同士の距離を特定する技術がある。
近年、近距離無線通信を用いた、より正確な位置検出技術が求められている。Bluetooth5.1では、AoA(Angle of Arrival)やAoD(Angle of Departure)を利用した方向検知が可能である。これにより、あるデバイスとの相対位置関係がわかり、例えば、近くにある2つのBluetoothデバイスからの相対位置を数センチメートルの誤差で特定できる。
上記目的を達成するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、互いの相対的な位置情報を測定可能な近距離無線通信部をそれぞれが備える複数のユニットにて構成されるシステムであって、前記近距離無線通信部にて測定された前記位置情報を用いて、前記複数のユニットの位置関係を特定する特定手段と、前記特定手段にて特定された前記複数のユニットの位置関係に基づき、前記複数のユニットのレイアウト図を生成する生成手段とを有する。
本発明によれば、近距離無線通信を用いた、より正確なデバイス間の位置関係の提示が可能となる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1実施形態>
第1実施形態として、本願発明を、大型インクジェット印刷装置のレイアウト図生成に適用する形態について説明する。
第1実施形態として、本願発明を、大型インクジェット印刷装置のレイアウト図生成に適用する形態について説明する。
本実施形態に係る印刷装置の全体的な構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、複数のユニットから構成される印刷装置の各ユニットの配置例を示す平面図である。図2は、図1で示した印刷装置の各ユニットの正面図である。なお、各ユニットの正面の方向は、図1において、矢印記号で示している。ここでの正面とは、ユーザが各ユニットに対して操作を行う際の側を指すものとして説明する。
メインユニット101は、印刷装置において印刷動作を行うメインのユニットである。メインユニット101は、印刷用紙の給紙動作を行う給紙部201、インクジェットヘッド(不図示)からインク吐出を行って用紙に画像形成を行う印刷部202、および、用紙を排紙する排紙部203を備える。更に、メインユニット101は、表示部であるタッチパネルディスプレイ109を備える。タッチパネルディスプレイ109は、後述する各画面を表示し、また、ユーザからの各種操作を受け付け可能なユーザインターフェースとして機能する。また、メインユニット101は、各部を制御するための電気電子基板(不図示)を内部に備える。なお、メインユニットを単に通信装置と呼ぶこともある。
DFE(デジタルフロントエンド)102は、印刷装置で実行する印刷ジョブを管理するための、印刷ジョブおよび画像データのサーバーコンピュータである。DFE102は、ネットワークケーブル(不図示)によって外部ネットワークと接続され、外部ネットワーク上から印刷ジョブが投入されることが可能である。また、DFE102は、DFEケーブル111によって、メインユニット101と接続されている。DFEケーブル111は、画像データやコマンドの送受信を行う通信線である。
第1電源ユニット103は、印刷装置の電源を供給する2つの電源ユニットのうちの一つであり、図2で示すようにブレーカースイッチ204を備える。また、第1電源ユニット103は、第1電源ユニットケーブル112によって、メインユニット101と接続されている。第1電源ユニットケーブル112は、大容量電流を流すための電気ケーブルと、ユニット間の通信を行うための通信線が束ねられたケーブルである。第2電源ユニット104は、印刷装置の電源を供給する2つの電源ユニットのうちの一つであり、図2で示すようにブレーカースイッチ205を備える。また、第2電源ユニット104は、第2電源ユニットケーブル113によって、メインユニット101と接続されている。第2電源ユニットケーブル113は、大容量電流を流すための電気ケーブルと、ユニット間の通信を行うための通信線が束ねられたケーブルである。
消耗品液体ユニット105は、印刷装置の画像形成プロセスで用いられる消耗品液体タンク206を設置するためのユニットである。消耗品液体としては、インクジェットヘッドの洗浄に用いる洗浄液や、画像品位向上のための塗布剤などがある。消耗品液体ユニット105は、消耗品液体ユニットケーブル114によって、メインユニット101と接続されている。消耗品液体ユニットケーブル114は、消耗品液体を印刷部202に供給する供給チューブと、各ユニット間の通信を行うための通信線が束ねられたケーブルである。更に、消耗品液体ユニット105は、設置された複数の消耗品液体タンク206それぞれから消耗品液体を吸引する機構を有し、消耗品液体ユニットケーブル114の供給チューブを通じてメインユニット101に消耗品液体を供給可能である。
インクタンクユニット106は、インクジェットヘッドから吐出する各色のインクを保持した複数のインクタンク207を設置するためのユニットである。インクタンクユニット106は、インクタンクユニットケーブル115によって、メインユニット101と接続されている。インクタンクユニットケーブル115は、各色のインクを印刷部202に供給する供給チューブと、各ユニット間の通信を行うための通信線が束ねられたケーブルである。更に、インクタンクユニット106は、設置された各色のインクタンク207それぞれからインクを吸引する機構を有し、インクタンクユニットケーブル115を通じてメインユニット101に消耗品を提供可能である。
第1廃液タンク107は、使用済みあるいは余剰の消耗品液体などを一時的に貯蔵するためのタンクである。第1廃液タンク107は、第1廃液タンクケーブル116によってメインユニット101と接続されている。第1廃液タンクケーブル116は、メインユニット101から排出される廃液を通すための排出チューブと各ユニット間の通信を行うための通信線が束ねられたケーブルである。第2廃液タンク108は、余剰のインクなどを一時的に貯蔵するためのタンクである。第2廃液タンク108は、第2廃液タンクケーブル117によってメインユニット101と接続されている。第2廃液タンクケーブル117は、メインユニット101から排出される廃液を通すための排出チューブと各ユニット間の通信を行うための通信線が束ねられたケーブルである。
以上が、本実施形態に係る印刷装置の全体的な構成になる。印刷装置の外部構成としては、第1電源ユニット103や第2電源ユニット104と接続する外部電源ケーブルや、印刷動作によって発生する排気を逃がすためのダクト等が存在するが、ここでは説明を省略する。また、上記の構成は一例であり、そのほかのユニットが含まれてもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る印刷装置においては、複数のユニットがフレキシブルなケーブで接続される構成をとっている。これらの各ユニットは、装置の設置環境に合わせて柔軟な設置レイアウトが可能である。すなわち、図1の平面図が示す装置配置は一例であり、メインユニット101に対して、その他の各ユニットの相対的な設置位置および向きは可変である。図1が示す装置配置以外の配置例は後述する。
次に、オペレータが印刷装置の各ユニットに対して行う代表的な作業ついて説明する。メインユニット101に対しては、給紙部201への用紙の設置や、排紙部203から印刷物の運び出しを行う。また、タッチパネルディスプレイ109を操作することで、各ユニットの状態の確認や、印刷や自動メンテナンスといった機能の実行操作が可能である。DFE102に対しては、印刷ジョブの投入操作などを行う。第1電源ユニット103および第2電源ユニット104に対しては、装置の動作前にブレーカースイッチ204および205の操作を行う。消耗品液体ユニット105に対しては、消耗品液体タンクの交換を行う。インクタンクユニット106に対しては、各色のインクタンク207の交換を行う。第1廃液タンク107および第2廃液タンク108に対しては、タンク内の廃液を排出して、廃棄用のドラム缶に移し替える作業を行う。
続いて、上述した印刷装置の各ユニットの制御部について、図3を用いて説明する。メインユニット101は、図3のメインユニット制御部310で示される制御部を有する。また、DFE102、第1電源ユニット103、第2電源ユニット104、消耗品液体ユニット105、インクタンクユニット106、第1廃液タンク107、および第2廃液タンク108は、図3のサブユニット制御部320で示される制御部をそれぞれ有する。すなわち、本実施形態において、サブユニット制御部320は、複数存在する。
メインユニット制御部310は、UI制御部317、CPU311、RAM312、ROM313、通信部315、近距離無線通信部314、およびメカトロ制御部316を含んで構成される。
UI制御部317は、ユーザからのデータ入力や動作指示の受け付け、および、ユーザへの画面出力を担うモジュールであり、本実施形態においてはタッチパネルディスプレイ109の制御を行う。CPU311は、システム制御部であり、メインユニット101全体を制御する。ROM313は、不揮発性の記憶領域であり、CPU311が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM313に格納されている各制御プログラムは、ROM313に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウエア実行制御を行う。
RAM312は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)等で構成される。なお、RAM312は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、メインユニット制御部310の設定情報や管理データ等を格納するメモリエリアもRAM312に設けられている。また、RAM312は、CPU311の主メモリとワークメモリとしても用いられる。
通信部315は、装置内ネットワーク300を介してサブユニット制御部320の通信部325と接続し、データ通信を実行するための構成である。なお、装置内ネットワーク300は例えばLAN(Local Area Network)などであり、通信部315と通信部325が相互通信可能に構成される。メカトロ制御部316は、各種モータやセンサ等のメカトロ制御を行う。
近距離無線通信部314は、近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部315とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離無線通信部314は、サブユニット制御部320内の近距離無線通信部324と接続可能である。なお、本実施形態では、近距離無線通信部314の通信方式として、Bluetooth5.1の通信規格が用いられるものとする。なお、Bluetooth5.1には、Classic Bluetoothと、Bluetooth Low Energy(BLE)の両規格が含まれるが、本実施形態ではBLEが用いられるものとして説明する。つまり、メインユニットは、近距離無線通信部314を使って近距離無線通信を実行可能である。なお、本実施形態に係る近距離無線通信部間において通信可能な範囲は特に限定するものでは無いが、印刷装置を構成する複数のユニットにおいて、少なくともメインユニットとサブユニットとが通信可能な範囲に配置されるものとする。Bluetooth5.1のBLE規格においては、複数のアンテナを備えて制御することで、スキャナ側(受信側)の通信部がアドバタイザ側(送信側)の通信部の距離および方向を算出することが可能である。なお、サブユニットは、メインユニットの通信相手装置となる。
ここで、距離および方向の算出手順について説明する。前提として近距離無線通信部324が、後述のアドバタイズ情報をブロードキャスト(送信)するアドバタイザ(又はスレーブ)として機能し、近距離無線通信部314が、アドバタイズ情報を受信するスキャナ(又はマスタ)として機能する場合について説明する。なお、それぞれの近距離無線通信部は、アドバタイザとスキャナの役割を入れ替えること(モードの切り替え)も可能である。
図15は、近距離無線通信部324が周辺にブロードキャストするアドバタイズ情報の構造の一例である。近距離無線通信部324は、電力の供給が開始されると初期化処理を行い、アドバタイジング状態となる。近距離無線通信部324は、アドバタイジング状態となると、所定のアドバタイズ間隔に基づいて定期的にアドバタイズ情報を周辺にブロードキャストする。アドバタイズ情報とは、基本的なヘッダ情報(当該アドバタイズ情報を送信する装置を識別するための識別情報等)を含む信号であり、ヘッダ1501とペイロード1502から構成される。
メインユニット101は、サブユニットからアドバタイズ情報を受信することで、サブユニットそれぞれの存在を認識することができる。さらに、メインユニット101は、サブユニットにBLE接続要求を送信することでサブユニットとBLE接続することができる。ヘッダ1501は、アドバタイズ情報のタイプやペイロード1502の大きさの情報などを格納する領域である。ペイロード1502は、識別情報としてのデバイスID1503や搭載プロファイル情報、サブユニットとBLE接続するための接続情報1504、アドバタイズ情報の送信電力(Tx Power)1505等の情報を格納する。なお、サブユニットの識別情報1506をアドバタイズ情報に含めてもよい。サブユニットの識別情報1506としては、サブユニットのMACアドレスや、サブユニットのサービス情報等が該当する。
本実施形態では、近距離無線通信部324は、サブユニットの電源がONになった場合にアドバタイジング状態となり、アドバタイズ情報の送信を開始するものとする。ただし、近距離無線通信部324がアドバタイズ情報の送信を開始するタイミングは、上述の形態に限定されず、例えば、BLE機能を有効にするための所定の操作が行われたタイミング等であってもよい。また、アドバタイジング情報をブロードキャストするアドバタイズ間隔についても、特に限定するものではない。
図16は、メインユニット101にサブユニットとの距離及びサブユニットの位置の方向を検知させるために、サブユニット内の近距離無線通信部324が送信するアドバタイズ情報の構造の一例である。Constant Tone Extension(CTE)1605は、メインユニット101に対するサブユニットの方向を検知するために使用されるデータである。Preamble1601は、メインユニット101がサブユニットのアドバタイズ情報を受信する際のクロック同期用のデータである。Access−Address1602は、メインユニット101がサブユニットのアドバタイズ情報を受信する際のフレーム同期用のデータである。PDU1603は、サブユニットが送信するアドバタイズ情報における実データ部分である。なお、図15で示すアドバタイズ情報であるヘッダ1501とペイロード1502は、PDU1603の中に含まれる情報である。CRC1604はPDU1603の通信時の誤り検出符号値である。
メインユニット101がサブユニットの方向を検知する方法として、近距離無線通信部314が複数のアンテナを備えることにより実現される方法と、近距離無線通信部324が複数のアンテナを備えることにより実現される方法の2つがある。以降、図17および図18を用いて説明する。なお、図17および図18は、2本のアンテナを例に説明しているが、その限りではない。例えば、少なくとも2次元における360度の方向について検知することが可能であるように、3つ以上のアンテナが、直線上ではなく、平面上に配置されていてもよい。また、例えば、印刷装置が直方体であれば、8つの頂点のそれぞれにアンテナが設置されてもよい。
まず、図17を用いて、近距離無線通信部314が複数のアンテナを備えることにより実現される、メインユニット101がサブユニットの方向を検知する方法について説明する。ここでは、近距離無線通信部314が備える複数のアンテナとして、アンテナ1701、1702の2つを例に挙げて説明するが、更に多くのアンテナが設けられてよい。
近距離無線通信部324は、アンテナ1704からCTE1605を含むアドバタイズ情報であるAoA Radio Signal1703を送信する。近距離無線通信部314は、複数のアンテナ(アンテナ1701、1702の両方)でAoA Radio Signal1703を受信する。ここで、アンテナ1701とアンテナ1702で受信されたAoA Radio Signal1703の位相差をψ、波長をλとする。また、アンテナ1701とアンテナ1702の距離を、AoAアンテナ間距離d1705とする。これらの値と、式(1)を用いることにより、メインユニット101からのサブユニットの方向であるAngle of Arrivalθ1706がメインユニット101により計算される。
θ=arccos((ψλ)/(2πd)) …式(1)
θ=arccos((ψλ)/(2πd)) …式(1)
このように、サブユニットからアドバタイズ情報を受信したメインユニット101は、Angle of Arrivalθ1706を計算することで、サブユニットの方向を検知することができる。つまり、同一のAoA Radio Signal1703であっても、アンテナ1701とアンテナ1702の設置位置が異なるため、アンテナ1701とアンテナ1702にてこれを受信した際に位相差ψが生じる。これに基づいて、θを求めることで、メインユニット101は、メインユニット101(近距離無線通信部314)に対するサブユニット(近距離無線通信部324)の方向が特定可能となる。
次に、図18を用いて、近距離無線通信部324が複数のアンテナを備えることにより実現される、メインユニット101がサブユニットの方向を検知する方法について説明する。ここでは、近距離無線通信部324が備える複数のアンテナとして、アンテナ1804、1805の2つを例に挙げて説明するが、更に多くのアンテナが設けられてよい。
近距離無線通信部324は複数のアンテナ(アンテナ1804、1805の両方)からCTE1605を含むアドバタイズ情報であるAoD Radio Signal1803を送信する。近距離無線通信部314は、アンテナ1801でAoD Radio Signal1803を受信する。ここで、アンテナ1804とアンテナ1805で送信されたAoD Radio Signal1803の位相差をψ、波長をλとする。アンテナ1804とアンテナ1805の距離を、AoDアンテナ間距離d1806とする。これらの値と、式(2)を用いることにより、メインユニット101からのサブユニットの方向であるAngle of Departureθ802がメインユニット101により計算される。
θ=arccos((ψλ)/(2πd)) …式(2)
θ=arccos((ψλ)/(2πd)) …式(2)
このように、サブユニットからアドバタイズ情報を受信したメインユニット101は、Angle of Departureθ1802を計算することで、サブユニットの方向を検知することができる。つまり、同一のAoD Radio Signal1803であっても、送信するアンテナ1804とアンテナ1805の設置位置が異なるため、それぞれをアンテナ1801にて受信した際に位相差ψが生じる。これに基づいて、θを求めることで、メインユニット101は、メインユニット101(近距離無線通信部314)に対するサブユニット(近距離無線通信部324)の方向が特定可能となる。
なお、近距離無線通信部314が複数のアンテナを備えることにより実現される方法の説明では、複数のアンテナとしてアンテナ1701とアンテナ1702の2つが用いられる形態について述べたが、使用されるアンテナの本数はこの限りではない。例えば、メインユニットは、3本以上のアンテナを使用し、それぞれのアンテナから求まるAngle of Arrivalθの平均を算出することでAngle of Arrivalθ1702を取得してもよい。同様に、近距離無線通信部324が複数のアンテナを備えることにより実現される方法においても、複数のアンテナとして使用されるアンテナの本数は上述の限りではない。例えば、サブユニットは、3本以上のアンテナを備える。メインユニットは、サブユニットのそれぞれのアンテナから発信されるアドバタイズ信号を用いて求まるAngle of Departureθの平均を算出することでAngle of Departureθ1802を取得してもよい。
また、近距離無線通信部314がアンテナ1701でAoA Radio Signal1703を受信した際の強度、およびアドバタイズ情報に含まれる送信電力1505の値から、メインユニット101はサブユニットとの距離を検知することができる。なお、受信した際の強度と送信電力の値との対応関係は、予めテーブル等にて定義されていてもよいし、所定の算出式にて求められてもよい。
また、上述では、メインユニット101とサブユニットのどちらか一方の装置が複数のアンテナを使用する実施形態について述べたが、この限りではない。両者がともに複数のアンテナを用いてもよい。本願発明はこの距離および方向を算出する機能を利用することを特徴としているが、詳細は後述する。
図3の説明に戻る。サブユニット制御部320は、メインユニット101以外の各ユニットの制御部である。サブユニット制御部320は、ROM323、RAM322、CPU321、メカトロ制御部326、通信部325、および近距離無線通信部324を含んで構成される。サブユニット制御部320内の構成は、UI制御部が存在しないこと以外はメインユニット制御部310の構成と同等である。なお、サブユニット制御部320は、各ユニットの制御部における共通構成について説明しており、各ユニット個別の制御上の差異や、個別の追加構成が存在してよい。例えば、消耗品液体ユニット105とインクタンクユニット106では、メカトロ制御部326が制御するセンサの種類や個数が異なってよい。また、例えば、DFE102には、画像データを蓄積するための大容量記憶装置が接続されてよい。これらの個別の制御上の差異や個別の追加構成の詳細な記述は、本発明の実施形態を説明するうえでは不要なので省略する。
続いて、印刷装置のメインユニット101に搭載されているタッチパネルディスプレイ109の表示画面の内容について、図4を用いて説明する。図4(a)〜(d)は、表示画面のいくつかの表示内容の切替例を示している。表示画面の構成として、表示切替ボタン401、メイン表示領域402、警告表示領域403などが存在する。
表示切替ボタン401は、メイン表示領域402に表示するモードを切り替えるための選択ボタン群である。表示切替ボタン401にて選択可能なボタンは以下に説明するものに限定するものではなく、機能に応じて、更に多くのボタンが設けられてよい。また、タッチパネルディスプレイ109にて表示される画面構成(表示領域の配置)についても以下に限定するものではない。
例えば、表示切替ボタン401の「ダッシュボード」ボタンを押下して選択すると、図4(a)のように、メイン表示領域402に印刷装置の全般的な状態が表示される。表示切替ボタン401の「装置平面図」ボタンを押下して選択すると、図4(b)のように、メイン表示領域402に印刷装置のレイアウト図が表示される。表示切替ボタン401の「装置情報」ボタンを押下して選択すると、図4(c)のように、メイン表示領域402に印刷装置の管理状態や設定値が表示される。表示切替ボタン401の「消耗品情報」ボタンを押下して選択すると、図4(d)のように、各インクタンクの残量や消耗品液体タンクの残量が表示される。
また、警告表示領域403は、装置警告という装置のオペレータに対する重要な情報を伝えるため、表示切替ボタン401の選択状況に限らず、画面上に表示される。ここでは、装置警告の例として、第1廃液タンク107の中の液面が上限付近の場合に通知される、廃液満タン警告が表示されている例を示す。警告表示領域403には、「廃液タンク(W1)を空にしてください」という装置オペレータの作業を促すメッセージが表示されている。ここで、廃液タンク(W1)は、装置オペレータ向けの用語であり、本実施形態における第1廃液タンク107を表すものである。警告が表示されている状態で、表示切替ボタン401において、「装置平面図」ボタンを押下して選択すると、図4(b)のような表示となり、レイアウト図上で、作業対象の第1廃液タンク107の場所が明示される。つまり、警告に関わるユニットが識別可能に表示される。
次に、本実施形態に係る、上記の表示画面におけるレイアウト図の生成手段について説明する。全体的な流れとして、メインユニット制御部310のCPU311が、各ユニットの相対的な座標情報を計測して、その情報をテーブルに格納する。次に、CPU311は、そのテーブルの情報を参照しながらユニット全体のレイアウト図を生成する。なお、相対的な座標情報としては、ユニット間の距離および方向と、各ユニットの向きがあり、その例を図8に示す。また、本実施形態では、メインユニット101の位置を基準として、サブユニットの相対的な位置を特定する。
図8は、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314と、サブユニット制御部320の近距離無線通信部324の位置関係を示している。各近距離無線通信部の座標系の原点を、各ユニットの座標系の原点とし、ユニットごとに座標系が規定されているものとする。ユニットの座標軸を実線矢印にて示す。
また、図8では、各ユニットの座標系に対応して、メインユニット101およびサブユニットの正面方向を破線矢印にて示している。近距離無線通信部間の位置関係は、実質的にユニット間の位置関係として扱う。したがって、以降の説明においては、近距離無線通信部間の位置関係を、ユニット間の位置関係として表現している場合がある。また、本実施形態では、各ユニットの設置配置に着目し、距離、方向、および姿勢は、装置を上から見た平面図における2次元的な距離、方向、および姿勢として表現する。上述したように、サブユニットは複数設けられるが、図8では、1つのサブユニットとメインユニット101との位置関係を例に挙げて説明する。
図8に示すdは、メインユニット101とサブユニットの間の距離801を表す。Θmは、メインユニット101から見たサブユニットの方向802を表す。Θsは、サブユニットから見たメインユニット101の方向803を表す。Θは、メインユニット101から見たサブユニットの向き304を表す。Θはすなわち、近距離無線通信部314の座標系から見た、近距離無線通信部324の座標系の傾きである。
[サブユニット座標登録処理]
図6は、本実施形態に係るサブユニット座標登録処理を示すフローチャートである。このフローの処理は、メインユニット制御部310のCPU311により対応するプログラムを読み出して実行することにより実現される。前提として、サブユニット制御部320の近距離無線通信部324は、アドバタイザモードで動作しており、アドバタイズ信号を発信しているものとする。また、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314は、スキャナモードで起動しており、アドバタイズ信号を受信可能な状態にあるものとする。
図6は、本実施形態に係るサブユニット座標登録処理を示すフローチャートである。このフローの処理は、メインユニット制御部310のCPU311により対応するプログラムを読み出して実行することにより実現される。前提として、サブユニット制御部320の近距離無線通信部324は、アドバタイザモードで動作しており、アドバタイズ信号を発信しているものとする。また、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314は、スキャナモードで起動しており、アドバタイズ信号を受信可能な状態にあるものとする。
S601にて、CPU311は、全サブユニットの座標情報を初期化する。ここで、サブユニットとは、サブユニット制御部320を有する各ユニットを指す。本実施形態においては、DFE102、第1電源ユニット103、第2電源ユニット104、消耗品液体ユニット105、インクタンクユニット106、第1廃液タンク107、第2廃液タンク108がサブユニットとなる。また、座標情報の初期化処理は、具体的には、図5に示すサブユニット座標テーブル500における各サブユニットの距離情報503、方向情報504、向き情報506の値を初期値にする処理である。この時の初期値としては、未設定を意味する特定の値、例えば、「−1」などが設定されてよい。サブユニット番号501およびサブユニット名称502については、新たなサブユニットが追加されたタイミングにてそれぞれ設定されてよい。サブユニット座標テーブル500は、RAM312に保持される。また、ここでの初期化処理の際に、前回実施したサブユニット座標登録処理の処理結果を履歴情報として、所定の記憶領域に保持してもよい。
以下、S602〜S610の処理を、全サブユニットに対して行う。以降の説明で使うサブユニットXというキーワードは、各サブユニットの名称に置き換えられる。ここでは、図5のサブユニット番号501にて設定された値の順に着目するサブユニットXとして処理を行うものとする。
S602にて、CPU311は、近距離無線通信部314を用いてサブユニットXの近距離無線通信部324からの信号をスキャンする。すなわち、サブユニットXの近距離無線通信部324が発するアドバタイズ信号をメインユニット101の近距離無線通信部314によってスキャンする。なお、アドバタイズ信号には、各サブユニットを識別する情報が含まれる。例えば、DFE102が送信するアドバタイズ信号には、識別番号として「1」が含まれ、第1電源ユニット103が送信するアドバタイズ信号には、識別番号として「2」が含まれる。
S603にて、CPU311は、近距離無線通信部314がサブユニットXからのアドバタイズ信号のスキャンに成功したか否かを判定する。近距離無線通信部314がアドバタイズ信号のスキャンに成功したと判定された場合(S603にてYES)は、S604へ進み、失敗したと判定された場合(S603にてNO)はS610に進む。例えば、CPU311がDFE102のアドバタイズ信号をスキャンする場合、識別番号「1」が含まれるアドバタイズ信号がスキャンできたか否かを判定することでS603が実現される。
S604にて、CPU311は、近距離無線通信部314を用いてアドバタイズ信号を解析して、メインユニット101の近距離無線通信部314から見たサブユニットXの近距離無線通信部324の相対的な距離および方向を計測する。ここで方向の計測手段としては、上述したBluetooth5.1におけるAoA(Angle of Arrival)あるいは、AoD(Angle of Departure)の計測方式に従う。また、距離の計測手段としては、CPU301が、TxPowerと受信電波強度RSSI(Received Signal Strength Indication)を測定することにより計測する。
S605にて、CPU311は、サブユニットXに対する計測が成功したか否かを判定する。距離および方向の計測に成功したと判定された場合(S605にてYES)は、S606へ進み、距離および方向の計測に失敗したと判定された場合(S605にてNO)はS610に進む。なお、計測に失敗する原因として、アドバタイズ信号における情報欠落などが挙げられる。
S606にて、CPU311は、S604で計測した距離と方向の数値情報(位置情報)を、サブユニット座標テーブル500における対象のサブユニットの距離情報503および方向情報504の項目に登録する。
S607にて、CPU311は、サブユニットXの向きを計測する。ここでの向きとは、メインユニット101から見たサブユニットXの相対的な姿勢であり、図8のΘで表される角度である。S607の処理の詳細を、図7に示す。
図7に示すフローチャートは、メインユニット制御部310のCPU311によって実行されるフロー(S701〜S706)と、サブユニット制御部320のCPU321によって実行されるフロー(S711〜S716)とから構成される。
S701にて、CPU311は、サブユニットXの方向Θmを計測する。実際には、この方向Θmは、図6のS604で計測したサブユニットXの方向情報に等しい。
S702にて、CPU311は、近距離無線通信部314の動作モードを、スキャナモードからアドバタイザモードに切り替えて、アドバタイズ信号の発信を開始する。ここでのアドバタイズ信号は、所定のアドバタイズ間隔にて繰り返し発信される。
S703にて、CPU311は、サブユニットXのサブユニット制御部320に対して、サブユニットXの近距離無線通信部324の動作モードをスキャナモードへ切り替える要求を送信する。このときの通信は、通信部315および通信部325を通して行われる。
S711にて、サブユニットXのCPU321は、メインユニット101から送信されてきた要求を受信する。
S712にて、CPU321は、S711にて受信した要求に基づき、近距離無線通信部324の動作モードをアドバタイザモードからスキャナモードに切り替える。
S713にて、CPU321は、近距離無線通信部324を用いてメインユニット101の近距離無線通信部314が発するアドバタイズ信号をスキャンする。
S714にて、CPU321は、近距離無線通信部324を用いてサブユニットXから見たメインユニット101の方向Θsを計測する。ここでの計測手段としては、Bluetooth5.1におけるAoA(Angle of Arrival)あるいは、AoD(Angle of Departure)の計測方式に従う。したがって、図6のS604の処理と同等であってよい。
S715にて、CPU321は、通信部325および通信部315を通じて、S714にて計測したΘsの情報をメインユニット制御部310へ送信する。
S716にて、CPU321は、近距離無線通信部324の動作モードをスキャナモードからアドバタイザモードに切り替える。
S704にて、メインユニット制御部310のCPU311は、サブユニットXから送信されたΘsの情報を受信する。
S705にて、CPU311は、近距離無線通信部314の動作モードをアドバタイザモードからスキャナモードに切り替える。
S706にて、CPU311は、メインユニット101から見たサブユニットXの向きであるΘを式(3)に従って算出する。
Θ=2π+Θm−Θs …式(3)
Θ=2π+Θm−Θs …式(3)
図6のフローチャートの説明に戻る。S608にて、メインユニット制御部310のCPU311は、S607の処理においてサブユニットXの向きの計測が成功したか否かを判定する。サブユニットXの向きの計測が成功したと判定した場合(S608にてYES)は、S609へ進み、失敗したと判定した場合(S608にてNO)S610へ進む。なお、計測に失敗する原因としては、何らかの通信や計算処理の不具合などが挙げられる。
S609にて、CPU311は、サブユニットXの向き情報の登録を行う。具体的には、サブユニット座標テーブル500における対象のサブユニットの向き情報505の項目に登録される。なお、向き情報とは、具体的に角度情報である。
S610にて、CPU311は、すべてのサブユニットについての座標登録処理が完了したか否かを判定する。全てのサブユニットに対して処理が完了していないと判定された場合(S610にてNO)S602へ戻り、サブユニット座標テーブル500における次の番号のサブユニットを対象として処理を繰り返す。一方、全サブユニットに対して処理が完了したと判定された場合(S610にてYES)、本処理フローを終了する。本処理フローが終了時点で、サブユニット座標テーブル500には、各サブユニットの距離、方向、および向きの情報が登録されている。ただし、計測に失敗した項目については、S601の処理にて設定された初期値が登録されている状態になる。
[レイアウト図生成処理]
続いて、本実施形態に係るレイアウト図の生成処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。図9のフローチャートは、メインユニット制御部310のCPU311によって実行される。前提として、図6に示した各サブユニットの座標登録処理が完了しているものとする。
続いて、本実施形態に係るレイアウト図の生成処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。図9のフローチャートは、メインユニット制御部310のCPU311によって実行される。前提として、図6に示した各サブユニットの座標登録処理が完了しているものとする。
S901にて、CPU311は、サブユニットXの座標情報を取得する。ここで、サブユニットXとは、図6のフローチャートに記載のサブユニットXと同義で、各サブユニットを指す。サブユニットXの座標情報の取得に際しては、サブユニット番号501にて設定された値の順に着目するサブユニットXとし、サブユニット座標テーブル500の該当のサブユニットの距離情報503、方向情報504、向き情報505の項目の情報を取得する。
S902にて、CPU311は、サブユニットXに対する距離、方向、向きのいずれかの情報が未設定状態であるか否かを判定する。例えば、図6の処理において、サブユニット座標テーブル500のいずれかの項目の値が初期値(例えば、「−1」)である場合には未設定となる。未設定であると判定された場合(S902にてYES)は、S904へ進み、そうでない場合(S902にてNO)は、S903へ進む。
S903にて、CPU311は、取得した距離、方向、向き情報に従って、装置平面図の画面上に、サブユニットXを表すアイコンを配置して画面描画する。アイコン配置時は、距離情報を適切な縮尺で反映させる。なお、サブユニットXを表すアイコンの種類は、その形状や機能などに応じて、予め規定されているものとする。また、メインユニット101を表すアイコンも予め規定されているものとする。なお、メインユニット101を表すアイコンは、予め装置平面図の画面上に配置しておき、サブユニットXを表すアイコンを表示していくことに伴って、その縮尺などを調整するような構成であってよい。また、各ユニットのサイズに応じてアイコンのサイズを規定してよい。また、ユニット間のレイアウト位置に応じて、アイコンそれぞれの縮尺の程度を調整してもよい。また、CPU311は、向き情報が示す角度が0°だった場合に表示されるアイコンをメモリから読み出し、S901で取得した角度情報にもとづいて所定の方向(例えば、反時計周り)にアイコンを回転させる。この処理により、CPU311は、メインユニットに対するサブユニットXの向きを画面上で表現することが可能となる。
S904にて、CPU311は、サブユニットXに対して前回計測に成功した際の座標情報が有るか否かを判定する。前回計測に成功した際の座標情報があると判定された場合は(S904にてYES)S905へ進み、前回の座標情報がないと判定された場合は(S904にてNO)S906へ進む。ここで、前回計測に成功した際の座標情報とは、過去にサブユニット座標登録処理を行って登録したサブユニット座標テーブル500の値であり、履歴情報として所定の記憶領域に記憶されているものとする。また、過去のサブユニット座標テーブル500の情報を履歴情報として保持する際に、計測を行った時間情報が対応付けて保持されてもよい。そして、CPU311は、その時間情報が示す時間から一定の時間が経過しているか否かに応じて前回の座標情報として利用可能か否かを判定してもよい。
S905にて、CPU311は、前回計測に成功した際の距離、方向、向き情報を用いて、装置平面図の画面上に、サブユニットXを表すアイコンの配置を行う。アイコン配置時は、距離情報を適切な縮尺で反映させる。そして、S907へ進む。
S906にて、CPU311は、距離、方向、向きの初期値情報を用いて、装置平面図の画面上に、サブユニットXを表すアイコンの配置を行う。アイコン配置時は、距離情報を適切な縮尺で反映させる。ここでの初期値情報とは、予めROM313にプログラムデータとして記憶している印刷装置のユニット配置の1例における距離、方向、向き情報である。そして、S907へ進む。
S907にて、CPU311は、サブユニットXを示すアイコンの付近に、位置と向きが正確でない可能性があるというメッセージを表示する。なお、ここで表示するメッセージの内容は特に限定するものではなく、また、メッセージの他、アイコンなどを表示してもよい。そして、S908へ進む。
S908にて、CPU311は、すべてのサブユニットについての配置処理が完了したか否かを判定する。全てのサブユニットに対して処理が完了していないと判定された場合(S908にてNO)S901へ戻り、サブユニット座標テーブル500における次の番号のサブユニットを対象として処理を繰り返す。一方、全サブユニットに対して処理が完了したと判定された場合(S908にてYES)、本処理フローを終了する。
なお、生成されたレイアウト図において、各サブユニットを示すアイコンの位置や向きの精度が悪い場合を想定し、ユーザがタッチパネルディスプレイ109を操作して位置と向きを修正する仕組みをとってもよい。例えば、サブユニットXのアイコンを、ドラッグアンドドロップ操作して移動したり、回転操作して向きを変えたりして、ユーザの目測や実測に基づいてレイアウト図を修正可能としてもよい。
また、図9のS907にて表示するメッセージにおいて、精度が低いと考えられる理由を併せて表示してもよい。具体的には、過去の位置情報に基づいて、レイアウト図が作成されている旨のメッセージを表示してもよい。また、位置情報が未設定となった理由を併せて表示してもよい。具体的には、Bluetooth5.1の通信が可能な範囲から外れた位置にサブユニットが移動されたことにより、位置情報の計測ができなかった可能性がある旨の情報を表示してもよい。
本実施形態においては、サブユニットの座標登録処理(図6)とレイアウト図生成処理(図9)を分けて説明したが、各処理の実施タイミングとしては、装置起動時に連続的に実施してもよいし、それぞれ独立に実施してもよい。例えば、座標登録処理は定期的に実施し、レイアウト図生成処理は、タッチパネルディスプレイ109にて、表示切替ボタン401で装置平面図が選択された際に実施する構成であってもよい。あるいは、座標登録処理は定期的に実施し、サブユニット座標テーブル500に登録された値に更新が発生した場合だけ、レイアウト図生成処理を行う構成であってもよい。
また、レイアウト図生成に際しては、装置の作業に関する情報なども、ユニットのレイアウトによって動的に変更してもよい。例えば、図4(b)に示すように、作業対象の廃液タンクのアイコンの色を変えて表示し、そのアイコンを指し示す矢印記号を描画してもよい。
更には、各ユニットのレイアウトによって、画面上に表示する装置オペレータ向けの作業手順の内容を切り替えるような構成でもよい。例えば、警告表示領域403に表示する文言について、第1廃液タンク107が、メインユニット101の裏側に配置されている場合は、「装置の裏側に回って作業してください」と表示する。一方、第1廃液タンク108が装置の手前側に配置されている場合は、「装置の手前側での作業です」という表示に切り替えしてもよい。
図10は、上記を踏まえた2種類のユニット配置に応じたレイアウト図の表示例を示す。図10(a)(b)に示すように、各ユニットの位置関係に応じて、「装置平面図」ボタンが押下された際のレイアウト図1001、1002、および表示内容(メッセージ1003)が異なる。このように、生成されたレイアウト図に応じて、そのレイアウト図に対応付けて表示される内容(メッセージやアイコン等)が変更して表示されるように、表示制御が行われる。
以上、本実施形態により、近距離無線通信を用いた、より正確なデバイス間の位置関係を特定し、各ユニットの実際の配置状況に応じて、UIのレイアウト図の自動的な再構成が可能となる。そのため、装置のオペレータに対し、装置状況に合わせた的確な図解の提供が可能となる。
<第2実施形態>
本願発明に係る第2実施形態では、第1実施形態と同様に大型インクジェット印刷装置への適用する形態について説明する。以下では、第1実施形態の内容を参照しながら、主に差分部分の説明を行う。印刷装置の全体的な構成や、オペレータが印刷装置の各ユニットに対して行う代表的な作業については、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本願発明に係る第2実施形態では、第1実施形態と同様に大型インクジェット印刷装置への適用する形態について説明する。以下では、第1実施形態の内容を参照しながら、主に差分部分の説明を行う。印刷装置の全体的な構成や、オペレータが印刷装置の各ユニットに対して行う代表的な作業については、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態に係る印刷装置の各ユニットの制御部について、図11を用いて説明する。メインユニット101の構成は、第1実施形態にて図3を用いて説明した構成と同様である。一方、本実施形態に係るDFE102、第1電源ユニット103、第2電源ユニット104、消耗品液体ユニット105、インクタンクユニット106、第1廃液タンク107、および第2廃液タンク108はそれぞれ、図11のサブユニット制御部330で示される制御部を有する。すなわち、本実施形態において、サブユニット制御部330は、複数存在する。
サブユニット制御部330は、メインユニット101以外の各ユニットの制御部である。サブユニット制御部330は、ROM333、RAM332、CPU331、メカトロ制御部337、通信部336、第1近距離無線通信部334、および第2近距離無線通信部335を含んで構成される。サブユニット制御部330内の構成は、UI制御部が存在しないこと、および、近距離無線通信部を2つ有すること以外はメインユニット制御部310の構成と同等である。第1近距離無線通信部334と第2近距離無線通信部335は、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314と同様に、通信方式として、Bluetooth5.1が用いられるものとする。第1近距離無線通信部334と第2近距離無線通信部335はそれぞれ独立したデバイスIDを有し、個別のデバイスとしてアドバタイズ信号を発信するものである。それ以外の構成は、第1実施形態にて図3を用いて説明した構成と同様である。
[レイアウト図生成処理]
次に、本実施形態に係る、表示画面におけるレイアウト図の生成処理について説明する。全体的な流れは、第1実施形態と同様である。相対的な座標情報としては、距離と方向と向きがあり、その例を図12に示す。図12は、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314、サブユニット制御部330の第1近距離無線通信部334、および第2近距離無線通信部335の位置関係を示している。メインユニット101については、近距離無線通信部314の座標系の原点をメインユニット101の座標系の原点としている。また、サブユニットについては、第1近距離無線通信部334と第2近距離無線通信部335の座標的な中心点1200をサブユニットの座標系の原点としている。
次に、本実施形態に係る、表示画面におけるレイアウト図の生成処理について説明する。全体的な流れは、第1実施形態と同様である。相対的な座標情報としては、距離と方向と向きがあり、その例を図12に示す。図12は、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314、サブユニット制御部330の第1近距離無線通信部334、および第2近距離無線通信部335の位置関係を示している。メインユニット101については、近距離無線通信部314の座標系の原点をメインユニット101の座標系の原点としている。また、サブユニットについては、第1近距離無線通信部334と第2近距離無線通信部335の座標的な中心点1200をサブユニットの座標系の原点としている。
本実施形態では、各ユニットの設置配置に着目するため、距離および姿勢は、装置を上から見た平面図における2次元的な距離と姿勢として表現する。また、図12において、各ユニットの座標系に対応して、メインユニット101およびサブユニットの正面方向を破線矢印にて示している。上述したように、サブユニットは複数設けられるが、図12では、1つのサブユニットとメインユニット101との位置関係を例に挙げて説明する。
図12のdはメインユニット101とサブユニットの間の距離1206を表す。d1はメインユニット101とサブユニットの第1近距離無線通信部334との距離1204を表す。d2はメインユニット101とサブユニットの第2近距離無線通信部335との距離1205を表す。Θ1は、メインユニット101から見たサブユニットの第1近距離無線通信部334の方向1201を表す。Θ2は、メインユニット101から見たサブユニットの第2近距離無線通信部335の方向1202を表す。Θは、メインユニット101から見たサブユニットの向き1203を表す。Θはすなわち、メインユニット101の座標系から見た、サブユニットの座標系の傾きである。また、Θmは、メインユニット101から見たサブユニットの方向1207である。なお、図12で示す通り、サブユニット制御部330の第1近距離無線通信部334と第2近距離無線通信部335は、サブユニット上において、物理的に距離を取って配置されている。
[サブユニット座標登録処理]
図13は、本実施形態に係るサブユニット座標登録処理を示すフローチャートである。このフローの処理は、メインユニット制御部310のCPU311によって実行される。前提として、サブユニット制御部330の第1近距離無線通信部334および第2近距離無線通信部335は、アドバタイザモードで動作しており、個別にアドバタイズ信号を発信しているものとする。また、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314は、スキャナモードで起動しており、アドバタイズ信号を受信可能な状態にあるものとする。なお、第1の実施形態にて説明した図6と同じ処理については、同じ参照番号を付し、説明を省略する。
図13は、本実施形態に係るサブユニット座標登録処理を示すフローチャートである。このフローの処理は、メインユニット制御部310のCPU311によって実行される。前提として、サブユニット制御部330の第1近距離無線通信部334および第2近距離無線通信部335は、アドバタイザモードで動作しており、個別にアドバタイズ信号を発信しているものとする。また、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314は、スキャナモードで起動しており、アドバタイズ信号を受信可能な状態にあるものとする。なお、第1の実施形態にて説明した図6と同じ処理については、同じ参照番号を付し、説明を省略する。
S601にて初期化処理を行った後、S1301にて、CPU311は、近距離無線通信部314を用いてサブユニットXの近距離無線通信部の信号をスキャンする。すなわち、サブユニットXの第1近距離無線通信部334および第2近距離無線通信部335が発するアドバタイズ信号をメインユニット101の近距離無線通信部314によってスキャンする。
S1302にて、CPU311は、近距離無線通信部314がサブユニットXの第1近距離無線通信部334および第2近距離無線通信部335が発するアドバタイズ信号のスキャンに成功したか否かを判定する。近距離無線通信部314がアドバタイズ信号のスキャンに成功したと判定された場合(S1302にてYES)は、S1303へ進み、失敗したと判定された場合(S1302にてNO)はS610に進む。
S1303にて、CPU311は、近距離無線通信部314を用いてアドバタイズ信号を解析する。そして、CPU311は、メインユニット101の近距離無線通信部314から見たサブユニットXの第1近距離無線通信部334および第2近距離無線通信部335の相対的な距離d1、d2、および方向Θ1、Θ2を計測する。ここでの計測手段としては、Bluetooth5.1におけるAoA(Angle of Arrival)あるいは、AoD(Angle of Departure)の計測方式に従う。ここで得られた距離および方向情報を使って幾何学計算を行うと、サブユニットXの相対的な距離dおよび方向Θmは、式(4)、式(5)に従って算出される。
d=((x1−x2)2+(y1−y2)2)1/2 …式(4)
Θm=tan−1((x1+x2)/(y1+y2)) …式(5)
(ただし、x1=d1cosΘ1,x2=d2cosΘ2,y1=d1sinΘ1,y2=d2sinΘ2)
その後、S605へ進む。
d=((x1−x2)2+(y1−y2)2)1/2 …式(4)
Θm=tan−1((x1+x2)/(y1+y2)) …式(5)
(ただし、x1=d1cosΘ1,x2=d2cosΘ2,y1=d1sinΘ1,y2=d2sinΘ2)
その後、S605へ進む。
サブユニットXの位置情報の登録処理(S606)の後、S1304にて、CPU311は、サブユニットXの向きを計測する。ここでの向きとは、メインユニット101から見たサブユニットXの相対的な姿勢であり、図12のΘで表される角度である。S1304の処理の詳細を、図14に示す。
図14に示すフローチャートは、メインユニット制御部310のCPU311によって実行される。
S1401にて、CPU311は、メインユニット101の近距離無線通信部314から見たサブユニットXの第1近距離無線通信部334の相対的な距離d1および方向Θ1を計測する。ここでの計測値は、図13のS1303の処理にて計測された値となる。
S1402にて、CPU311は、メインユニット101の近距離無線通信部314から見たサブユニットXの第2近距離無線通信部335の相対的な距離d2および方向Θ2を計測する。ここでの計測値は、図13のS1303の処理にて計測された値となる。
S1403にて、CPU311は、メインユニット101から見たサブユニットXの向きであるΘを、式(6)に従って算出する。
Θ=tan−1((x1−x2)/(y1−y2)) …式(6)
(ただし、x1=d1cosΘ1,x2=d2cosΘ2,y1=d1sinΘ1,y2=d2sinΘ2)
そして、本処理フローを終了し、図13のS608へ進む。
Θ=tan−1((x1−x2)/(y1−y2)) …式(6)
(ただし、x1=d1cosΘ1,x2=d2cosΘ2,y1=d1sinΘ1,y2=d2sinΘ2)
そして、本処理フローを終了し、図13のS608へ進む。
なお、図13に示す処理フローの終了時点で、サブユニット座標テーブル500には、各サブユニットの距離、方向および向きの情報が登録されている。ただし、計測に失敗した項目については、初期値が登録されている状態になる。
なお、S1304以降のS608〜S610は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。本実施形態においても、第1実施形態と同様に、サブユニットの座標登録処理(図12)とレイアウト図生成処理(図9)を分けているが、各処理の実施タイミングは、第1実施形態にて説明したように任意のタイミングで行われてよい。また、レイアウト図生成に際しては、装置の作業に関する情報なども、第1実施形態と同様に、ユニットのレイアウトによって動的に変更してよい。
また、第1実施形態と第2実施形態の処理を組み合わせてもよい。例えば、印刷装置を構成する複数のサブユニットにおいて、第1実施形態にて述べた図3のサブユニット制御部320の構成と、第2実施形態にて述べた図11のサブユニット制御部330の構成が混在する場合を想定する。このような場合には、サブユニットにおけるサブユニット制御部の構成を特定した上で、第1実施形態と第2実施形態のいずれかの座標登録処理を切り替えて実行するような構成であってもよい。
以上、本実施形態により、第1実施形態とは異なるサブユニットの構成であっても、近距離無線通信を用いた、より正確なデバイス間の位置関係を特定し、各ユニットの実際の配置状況に応じて、UIのレイアウト図の自動的な再構成が可能となる。そのため、装置のオペレータに対し、装置状況に合わせた的確な図解の提供が可能となる。
<第3実施形態>
Bluetooth5.1のBLE規格における距離および方角計測は、アドバタイズ信号の電波強度を用いるため、近距離無線通信部間の距離が離れると、計測精度が低下することが知られている。このことを踏まえ、本願発明の第3実施形態として、第1実施形態に対して、サブユニットの位置及び向き情報の計測精度を上げることを目的とした実施形態について説明する。基本的な構成やレイアウト図の生成フローの説明は第1実施形態と重複するので省略し、特徴的な構成のみを説明する。
Bluetooth5.1のBLE規格における距離および方角計測は、アドバタイズ信号の電波強度を用いるため、近距離無線通信部間の距離が離れると、計測精度が低下することが知られている。このことを踏まえ、本願発明の第3実施形態として、第1実施形態に対して、サブユニットの位置及び向き情報の計測精度を上げることを目的とした実施形態について説明する。基本的な構成やレイアウト図の生成フローの説明は第1実施形態と重複するので省略し、特徴的な構成のみを説明する。
本実施形態においては、図3のメインユニット制御部310が、近距離無線通信部314の代わりに複数の近距離無線通信部(例えば、3つの近距離無線通信部314a、314b、314c)を有する。また、図3のサブユニット制御部320が、近距離無線通信部324の代わりに複数の近距離無線通信部(例えば、3つの近距離無線通信部324a、324b、324c)を有する。近距離無線通信部314a、314b、314c、および、近距離無線通信部324a、324b、324cはそれぞれ、個別のデバイスIDを持つBluetooth5.1のBLE規格に準ずるモジュールであるとする。
図6のS604のサブユニットXの位置を計測する処理、および図7のサブユニットXの向きを計測するフローにおいては、上記複数の近距離無線通信部を用いて位置及び向きの計測を行う。まず、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314a、314b、314cそれぞれの、サブユニット制御部320の近距離無線通信部324a、324b、324cそれぞれに対する距離および方角を計測する。そして、各近距離無線通信部のアンテナの物理配置情報を踏まえて、各計測結果を、メインユニット101の座標系から見たサブユニットXの距離および方角の値に座標変換し、さらにその結果の平均値を求めることで、最終的な距離dおよび方向Θmを算出する。
さらに、サブユニット制御部320の近距離無線通信部324a、324b、324cそれぞれの、サブユニット制御部320の近距離無線通信部314a、314b、314cそれぞれに対する距離および方角を計測する。そして、各近距離無線通信部のアンテナの物理配置情報を踏まえて、各計測結果を、サブユニットXの座標系から見たメインユニットの距離および方角の値に座標変換し、さらにその結果の平均値を求めることで、最終的な方角Θsを算出する。そして、得られたΘmおよびΘsを用いて、サブユニットXの向きΘを算出する。
上記のように、本実施形態においては、複数の近距離無線通信部での計測結果を用いることで、第1実施形態と比べて、誤差の影響を低減し、計測精度を向上させることが可能となる。なお、本実施形態においては、メインユニット制御部310とサブユニット制御部320がそれぞれ3つの近距離無線通信部を有する例を説明したが、近距離無線通信部の数については特に制約するものではない。また、メインユニット制御部310とサブユニット制御部320のどちらか一方は、1つの近距離無線通信部のみを有する構成でもよい。
<第4実施形態>
第3実施形態でも述べたように、Bluetooth5.1のBLE規格における距離および方角計測は、近距離無線通信部同士の距離が離れると、計測精度が低下することが知られている。そこで、本願発明の第4実施形態として、第2実施形態に対して、サブユニットの位置及び向き情報の計測精度を上げることを目的とした実施形態ついて説明する。基本的な構成やレイアウト図の生成フローの説明は第2実施形態と重複するので省略し、特徴的な構成のみを説明する。
第3実施形態でも述べたように、Bluetooth5.1のBLE規格における距離および方角計測は、近距離無線通信部同士の距離が離れると、計測精度が低下することが知られている。そこで、本願発明の第4実施形態として、第2実施形態に対して、サブユニットの位置及び向き情報の計測精度を上げることを目的とした実施形態ついて説明する。基本的な構成やレイアウト図の生成フローの説明は第2実施形態と重複するので省略し、特徴的な構成のみを説明する。
本実施形態においては、図11のメインユニット制御部310が、近距離無線通信部314の代わりに複数の近距離無線通信部(例えば、3つの近距離無線通信部314a、314b、314c)を有する。また、図11のサブユニット制御部330が、第1近距離無線通信部334の代わりに複数の第1近距離無線通信部(例えば、3つの第1近距離無線通信部334a、334b、334c)を有する。さらに、第2近距離無線通信部335の代わりに複数の第2近距離無線通信部(例えば、3つの第2近距離無線通信部335a、335b、335c)を有する。近距離無線通信部314a−314c、第1近距離無線通信部334a〜334c、および第2近距離無線通信部335a〜335cはそれぞれ、個別のデバイスIDを持つBluetooth5.1のBLE規格に準ずるモジュールであるとする。
図13のS1303のサブユニットXの位置を計測する処理、および図14のサブユニットXの向きを計測するフローにおいては、上記複数の近距離無線通信部を用いて位置及び向きの計測を行う。まず、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314a、314b、314cそれぞれの、サブユニット制御部330の第1近距離無線通信部334a、334b、334cそれぞれに対する距離および方角を計測する。そして、各近距離無線通信部のアンテナの物理配置情報を踏まえて、各計測結果を、メインユニット101の座標系から見たサブユニットXの各第1近距離無線通信部の距離および方角の値に座標変換する。さらに、その結果の平均値を求めることで、最終的な距離d1および方向Θ1を算出する。
次に、メインユニット制御部310の近距離無線通信部314a、314b、314cそれぞれの、サブユニット制御部330の第2近距離無線通信部335a、335b、335cそれぞれに対する距離および方角を計測する。そして、各近距離無線通信部のアンテナの物理配置情報を踏まえて、各計測結果を、メインユニット101の座標系から見たサブユニットXの各第2近距離無線通信部の距離および方角の値に座標変換する。さらに、その結果の平均値を求めることで、最終的な距離d2および方向Θ2を算出する。こうして得られた距離d1、d2、および、方向Θ1、Θ2を用いて、サブユニットXの相対的な距離d、方向Θm、および向きΘを算出する。
上記のように、本実施形態においては、複数の近距離無線通信部での計測結果を用いることで、第2実施形態と比べて、誤差の影響を低減し、計測精度を向上させることが可能となる。なお、本実施形態においては、メインユニット制御部310とサブユニット制御部330がそれぞれ3つの近距離無線通信部を有する例を説明したが、近距離無線通信部の数については特に制約するものではない。
<第5実施形態>
上記実施形態では、大型インクジェット印刷装置の平面レイアウト図の生成手段について説明した。しかし、本願発明の適用範囲は、平面図に限ったことではなく、正面図や立体図の生成にも適用可能である。正面図や立体図生成への適用について、第5実施形態として説明を行う。
上記実施形態では、大型インクジェット印刷装置の平面レイアウト図の生成手段について説明した。しかし、本願発明の適用範囲は、平面図に限ったことではなく、正面図や立体図の生成にも適用可能である。正面図や立体図生成への適用について、第5実施形態として説明を行う。
本実施形態では、第1実施形態と同様の装置構成において、図3に示すメインユニット制御部310の近距離無線通信部314および、サブユニット制御部320の近距離無線通信部324は、3次元的な方角測定が可能なアンテナ構成を取っているものとする。この場合、図6のS604のサブユニットの位置を計測する処理および、図7のサブユニットXの向きを計測するフローにおいて、平面図上の座標の算出と同様に、高さ方向の座標の算出を行う。こうして算出した位置および向きの情報を、サブユニット座標テーブル500に登録する。このサブユニット座標テーブル500を参照することで、第1実施形態にて述べた図9のレイアウト図生成処理と同様の手順で、装置の高さ方向の情報を含めた正面図や立体的な配置図を生成する。
なお、上記の説明は、第1実施形態の構成に基づいて説明したが、第2実施形態から第4実施形態での構成でも同様に、近距離無線通信部に3次元的な方角測定可能なアンテナ構成を持たせることで、適用可能である。以上、本実施形態により、各ユニットの実際の配置状況に応じて、UIの3次元的なレイアウト図の自動的な再構成が可能となる。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、基本的にはレイアウト図をタッチパネルディスプレイ109上に表示し、装置オペレータに対して表示を行う想定での例について説明した。ただし、本願発明はそのような構成に限らず、例えば、装置のユニットの2次元あるいは3次元的なレイアウト図の情報を、装置を遠隔監視するオペレータや、遠隔でサポートするサービスマンに提供することもできる。これにより、装置(システム)の設置現場にいなくても装置を構成する各ユニットの配置状況が把握できるため、現場のオペレータに対して、より正確かつ具体的な作業指示出しが可能となる。
上記実施形態では、基本的にはレイアウト図をタッチパネルディスプレイ109上に表示し、装置オペレータに対して表示を行う想定での例について説明した。ただし、本願発明はそのような構成に限らず、例えば、装置のユニットの2次元あるいは3次元的なレイアウト図の情報を、装置を遠隔監視するオペレータや、遠隔でサポートするサービスマンに提供することもできる。これにより、装置(システム)の設置現場にいなくても装置を構成する各ユニットの配置状況が把握できるため、現場のオペレータに対して、より正確かつ具体的な作業指示出しが可能となる。
また、上記実施形態では、大型インクジェット印刷装置に適用する例を扱ったが、本願発明の適用範囲はその限りではない。例えば、セル生産方式の工場に適用し、各セルの配置図を生成することで、作業者にとって分かりやすい作業手順書を作成したり、あるいは、セルの配置や向きの最適化の検討をする際の図面作成の助けとして活用したりすることが期待できる。
本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピューターにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101…メインユニット、102…DFE、109…タッチパネルディスプレイ、310…メインユニット制御部、314…近距離無線通信部、320…サブユニット制御部、324…近距離無線通信部
Claims (16)
- 互いの相対的な位置情報を測定可能な近距離無線通信部をそれぞれが備える複数のユニットにて構成されるシステムであって、
前記近距離無線通信部にて測定された前記位置情報を用いて、前記複数のユニットの位置関係を特定する特定手段と、
前記特定手段にて特定された前記複数のユニットの位置関係に基づき、前記複数のユニットのレイアウト図を生成する生成手段と
を有することを特徴とするシステム。 - 前記特定手段は、前記位置関係として、ユニット間の距離、ユニット間の相対的な方向、およびユニット間の相対的な姿勢を特定することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記特定手段にて特定した過去の位置関係の情報を履歴情報として保持する手段を更に有し、
前記生成手段は、前記複数のユニットのうち、前記特定手段にて位置関係を新たに特定できなかったユニットに対しては、前記履歴情報を用いてレイアウト図を生成することを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。 - 前記複数のユニットの位置関係に対する初期値を保持する手段を更に有し、
前記生成手段は、前記複数のユニットのうち、前記特定手段にて位置関係を特定できなかったユニットに対しては、前記初期値を用いてレイアウト図を生成することを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。 - 前記生成手段にて生成したレイアウト図を表示部にて表示する表示制御手段を更に有し、
前記表示制御手段は、前記生成手段にて生成したレイアウト図に応じて、当該レイアウト図に対応付けて表示する内容を変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記表示制御手段は、前記生成手段にて生成したレイアウト図に配置された前記複数のユニットそれぞれを示すアイコンの位置の修正を受け付け可能に表示することを特徴とする請求項5に記載のシステム。
- 前記特定手段による処理と、前記生成手段による処理は、異なるタイミングにて実施されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記複数のユニットは、1のメインユニットと、複数のサブユニットから構成され、
前記特定手段は、前記メインユニットを基準とした前記複数のサブユニットそれぞれの位置関係を特定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシステム。 - 1のサブユニットは、複数の近距離無線通信部を備え、
前記特定手段は、前記メインユニットの近距離無線通信部と、前記1のサブユニットが備える複数の近距離無線通信部それぞれとの間で測定された位置情報に基づいて、前記メインユニットと前記1のサブユニットとの位置関係を特定することを特徴とする請求項8に記載のシステム。 - 1のユニットは、複数の近距離無線通信部を備え、
前記特定手段は、前記複数のユニットそれぞれが有する複数の近距離無線通信部を用いて測定された位置情報に基づいて、前記複数のユニットの位置関係を特定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記レイアウト図は、平面図、正面図、または立体図であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記近距離無線通信部は、Bluetooth5.1の通信規格を用いることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記システムは、印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のシステム。
- 所定の通信方式を用いて近距離無線通信を実行可能な近距離無線通信部を備える通信装置であって、
前記所定の通信方式を用いて近距離無線通信を実行可能な通信相手装置と前記近距離無線通信を介して情報を通信することで前記通信装置に対する前記相手装置の位置関係を特定する特定手段と、
前記特定された位置関係に基づいて、前記通信装置に対する相手装置の位置を示すレイアウト図を生成する生成手段と
を備えることを特徴とする通信装置。 - 互いの相対的な位置情報を測定可能な近距離無線通信部をそれぞれが備える複数のユニットにて構成されるシステムの制御方法であって、
前記近距離無線通信部にて測定された前記位置情報を用いて、前記複数のユニットの位置関係を特定する特定工程と、
前記特定工程にて特定された前記複数のユニットの位置関係に基づき、前記複数のユニットのレイアウト図を生成する生成工程と
を有することを特徴とする制御方法。 - コンピューターを、
複数のユニットそれぞれが備える近距離無線通信部を用いて測定された、前記複数のユニットの相対的な位置情報を取得する取得手段、
前記位置情報を用いて、前記複数のユニットの位置関係を特定する特定手段、
前記特定手段にて特定された前記複数のユニットの位置関係に基づき、前記複数のユニットのレイアウト図を生成する生成手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019103177A JP2020198522A (ja) | 2019-05-31 | 2019-05-31 | システムおよびその制御方法、通信装置、並びにプログラム |
US16/883,045 US11089435B2 (en) | 2019-05-31 | 2020-05-26 | System and control method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019103177A JP2020198522A (ja) | 2019-05-31 | 2019-05-31 | システムおよびその制御方法、通信装置、並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020198522A true JP2020198522A (ja) | 2020-12-10 |
Family
ID=73551511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019103177A Pending JP2020198522A (ja) | 2019-05-31 | 2019-05-31 | システムおよびその制御方法、通信装置、並びにプログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11089435B2 (ja) |
JP (1) | JP2020198522A (ja) |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6728632B2 (en) * | 2001-08-30 | 2004-04-27 | Ericsson Inc. | Navigation devices, systems, and methods for determining location, position, and/or orientation information based on movement data generated by a movement detector |
US7289813B2 (en) * | 2002-09-12 | 2007-10-30 | Broadcom Corporation | Using signal-generated location information to identify and list available devices |
US7716585B2 (en) * | 2003-08-28 | 2010-05-11 | Microsoft Corporation | Multi-dimensional graphical display of discovered wireless devices |
GB2427791B (en) * | 2005-06-30 | 2009-12-02 | Nokia Corp | Radio frequency scan |
KR101467796B1 (ko) * | 2009-01-12 | 2014-12-10 | 엘지전자 주식회사 | 이동단말기 및 그 제어 방법 |
US9042876B2 (en) * | 2009-02-17 | 2015-05-26 | Lookout, Inc. | System and method for uploading location information based on device movement |
US9571625B2 (en) * | 2009-08-11 | 2017-02-14 | Lg Electronics Inc. | Electronic device and control method thereof |
KR20120088038A (ko) * | 2010-10-20 | 2012-08-08 | 삼성전자주식회사 | 휴대용 단말기의 블루투스 기기 검색 방법 및 장치 |
KR101823441B1 (ko) * | 2012-10-05 | 2018-01-31 | 에스프린팅솔루션 주식회사 | 단말 장치, 화상 형성 장치, 영상 생성 방법, 화상 형성 장치의 구동 방법, 및 컴퓨터 판독가능 기록 매체 |
WO2016015000A2 (en) * | 2014-07-25 | 2016-01-28 | Gatekeeper Systems, Inc. | Monitoring usage or status of cart retrievers |
US9690525B2 (en) * | 2015-05-06 | 2017-06-27 | Citrix Systems, Inc. | Availability of devices based on location |
JP2017037427A (ja) | 2015-08-07 | 2017-02-16 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、表示制御方法、及びプログラム |
US9525971B1 (en) * | 2015-11-11 | 2016-12-20 | Tile, Inc. | Leash notification for tracking device |
US10560829B2 (en) * | 2016-04-19 | 2020-02-11 | Qualcomm Incorporated | Wireless communication for angle of arrival determination |
US10134261B1 (en) * | 2017-11-02 | 2018-11-20 | Ford Global Technologies, Llc | Method and apparatus for vehicular item tracking |
-
2019
- 2019-05-31 JP JP2019103177A patent/JP2020198522A/ja active Pending
-
2020
- 2020-05-26 US US16/883,045 patent/US11089435B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US11089435B2 (en) | 2021-08-10 |
US20200382900A1 (en) | 2020-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101868444B1 (ko) | 화상 형성 장치, 그 위치 안내 방법 및 화상 형성 시스템 | |
US20140063542A1 (en) | Mobile terminal device, image forming method, and image processing system | |
JP6206436B2 (ja) | 画像形成システム、画像形成装置およびプログラム | |
JP2012029164A (ja) | 携帯端末及び装置管理方法 | |
US9730007B2 (en) | Communication device, communication system, and recording medium | |
US20200236197A1 (en) | Beacon utilization system, method, beacon utilization method | |
CN103246488A (zh) | 便携式终端和打印指示方法 | |
JP2014123165A (ja) | エラー通知装置、画像形成装置 | |
JP2020198522A (ja) | システムおよびその制御方法、通信装置、並びにプログラム | |
JP2012052922A (ja) | 機器配置検出システム、機器配置検出方法および機器 | |
JP2020155073A (ja) | データ収集システム、方法及びプログラム、並びにエッジ機能化装置 | |
US8681362B2 (en) | Position detecting apparatus, position detecting method, and image forming apparatus | |
US8285303B2 (en) | Area specifying apparatus, communication system, and area specifying method | |
JP5609325B2 (ja) | メニュー表示システム、サーバー装置 | |
US20200379700A1 (en) | Terminal apparatus, method of controlling the same, and storage medium | |
US9201620B2 (en) | Device management terminal for managing electronic device | |
US11258909B2 (en) | Printing apparatus, printing system, and method | |
JP2001043173A (ja) | 情報機器、情報処理装置および情報機器の配置マップ作成方法 | |
JP2022140957A (ja) | 画像形成システム | |
JP2019020970A (ja) | 不具合情報管理システム及び不具合情報管理方法 | |
US20230409262A1 (en) | Terminal apparatus, display control method, and program | |
JP2022182088A (ja) | 情報処理装置及び画像形成システム | |
JP2023060965A (ja) | 情報処理装置および情報処理プログラム | |
CN114445031A (zh) | 一种电子标签显示方法、服务器以及系统 | |
CN115004148A (zh) | 印刷系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20210103 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210113 |