JP2020197261A - Planetary gear device and actuator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、遊星歯車装置及びアクチュエータに関する。 The present invention relates to planetary gear devices and actuators.
従来から、種々の機械装置には、入力された回転を減速して出力する減速機として遊星歯車装置が組み込まれている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された遊星歯車装置は、太陽歯車、内歯車、複数の遊星歯車、及び、キャリアを有する。 Conventionally, various mechanical devices have a planetary gear device incorporated as a speed reducer for decelerating and outputting the input rotation (see Patent Document 1). The planetary gear device disclosed in Patent Document 1 includes a sun gear, an internal gear, a plurality of planetary gears, and a carrier.
太陽歯車は、外周面に外歯を有する。このような太陽歯車は、電動モータの出力軸と一体回転する。内歯車は、内周面に内歯を有する。 The sun gear has external teeth on the outer peripheral surface. Such a sun gear rotates integrally with the output shaft of the electric motor. The internal gear has internal teeth on the inner peripheral surface.
複数の遊星歯車はそれぞれ、外周面に外歯を有し、太陽歯部と内歯車との間に設けられている。 Each of the plurality of planetary gears has external teeth on the outer peripheral surface, and is provided between the sun tooth portion and the internal gear.
各遊星歯車の外歯は、太陽歯車の外歯及び内歯車の内歯と噛み合っている。このような各遊星歯車は、太陽歯車の回転に基づいて、自身の中心軸を中心に自転し、かつ、太陽歯車の中心軸を中心に公転する。 The external teeth of each planetary gear mesh with the external teeth of the sun gear and the internal teeth of the internal gear. Each such planetary gear rotates around its own central axis and revolves around the central axis of the sun gear based on the rotation of the sun gear.
キャリアは、遊星歯車の公転を、出力として遊星歯車装置よりも後段に設けられた部材に伝達する。 The carrier transmits the revolution of the planetary gear as an output to a member provided after the planetary gear device.
ところで、上述のような遊星歯車装置の場合、歯車同士の噛み合い部分に、所謂バックラッシと呼ばれる隙間が設けられている。バックラッシは、製造誤差や温度変化等に基づく歯部の変形を吸収するために設けられている。しかしながら、このようなバックラッシは、太陽歯車の中心軸と遊星歯車の中心軸との距離が変動する原因となる。このような変動は、騒音及び振動の原因となってしまう。 By the way, in the case of the planetary gear device as described above, a gap called a so-called backlash is provided in the meshing portion between the gears. The backlash is provided to absorb deformation of the tooth portion due to manufacturing error, temperature change, or the like. However, such backlash causes the distance between the central axis of the sun gear and the central axis of the planetary gear to fluctuate. Such fluctuations cause noise and vibration.
本発明の目的は、使用時における騒音及び振動の発生を抑制できる遊星歯車装置及びアクチュエータを提供することである。 An object of the present invention is to provide a planetary gear device and an actuator capable of suppressing the generation of noise and vibration during use.
本発明に係る遊星歯車装置の一態様は、太陽部と、太陽部の周囲に設けられた複数の遊星部と、太陽部及び複数の遊星部を囲むように設けられたリング部と、を備え、太陽部は、外周面に太陽ローラ面を有する太陽ローラを有し、複数の遊星部はそれぞれ、外周面に遊星歯部を有する遊星歯車と、外周面に遊星ローラ面を有し、遊星歯車と同軸に設けられた遊星ローラと、を有し、リング部は、遊星歯部と噛み合うリング歯部を内周面に有するリング歯車を有し、遊星ローラ面は、遊星歯部の噛み合いピッチ円よりも遊星歯部の歯先側において太陽ローラ面に接触している。 One aspect of the planetary gear device according to the present invention includes a sun portion, a plurality of planet portions provided around the sun portion, and a ring portion provided so as to surround the sun portion and the plurality of planet portions. , The sun portion has a solar roller having a solar roller surface on the outer peripheral surface, and each of the plurality of planetary portions has a planetary gear having a planetary tooth portion on the outer peripheral surface and a planetary roller surface having a planetary roller surface on the outer peripheral surface. The ring portion has a ring gear having a ring tooth portion that meshes with the planetary tooth portion on the inner peripheral surface, and the planetary roller surface has a meshing pitch circle of the planetary tooth portion. It is in contact with the solar roller surface on the tooth tip side of the planetary tooth portion.
本発明に係るアクチュエータの一態様は、電動モータと、電動モータの回転を減速する減速機と、を備え、上記減速機が、上述の遊星歯車装置である。 One aspect of the actuator according to the present invention includes an electric motor and a speed reducer that reduces the rotation of the electric motor, and the speed reducer is the planetary gear device described above.
本発明によれば、使用時における騒音及び振動の発生を抑制できる。 According to the present invention, it is possible to suppress the generation of noise and vibration during use.
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。尚、後述の実施形態に係る遊星歯車装置及びアクチュエータは、本発明に係る遊星歯車装置及びアクチュエータの一例であり、本発明は後述の実施形態により限定されない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The planetary gear device and actuator according to the embodiment described later are examples of the planetary gear device and actuator according to the present invention, and the present invention is not limited to the embodiment described later.
[実施形態1]
図1〜図9を参照して、実施形態1に係るアクチュエータ1、及び、アクチュエータ1に組み込まれた遊星歯車装置4について説明する。
[Embodiment 1]
The actuator 1 according to the first embodiment and the
図1は、遊星歯車装置4が組み込まれたアクチュエータ1の側面図である。図2は、アクチュエータ1の斜視図である。図3は、アクチュエータ1の断面図である。
FIG. 1 is a side view of the actuator 1 in which the
以下の説明において、各構成部材の軸方向とは、各部材の中心軸に平行な方向を意味する。尚、軸方向における一方側は、例えば図1〜図3において左側に対応し、軸方向における第一方向は、例えば図1〜図3において右側から左側に向かう方向に対応し、軸方向における他方側は、例えば図1〜図3において右側に対応し、軸方向における第二方向は、例えば図1〜図3において左側から右側に向かう方向に対応する。 In the following description, the axial direction of each component means a direction parallel to the central axis of each member. One side in the axial direction corresponds to, for example, the left side in FIGS. 1 to 3, and the first direction in the axial direction corresponds to, for example, the direction from the right side to the left side in FIGS. 1 to 3, and the other side in the axial direction. The side corresponds to, for example, the right side in FIGS. 1 to 3, and the second direction in the axial direction corresponds to, for example, the direction from the left side to the right side in FIGS. 1 to 3.
<アクチュエータ>
アクチュエータ1は、例示的に、自動車用の電動バックドアのアクチュエータとして使用される。但し、アクチュエータ1の用途は、特に限定されるものではない。
<Actuator>
The actuator 1 is exemplifiedly used as an actuator for an electric back door for an automobile. However, the application of the actuator 1 is not particularly limited.
アクチュエータ1は、電動モータ2と、ハウジング3と、遊星歯車装置4と、を有する。
The actuator 1 includes an electric motor 2, a
<電動モータ>
電動モータ2は、モータ本体21と、回転軸22と、を有する。電動モータ2は、制御部(不図示)の制御下で、作動する。
<Electric motor>
The electric motor 2 has a
<ハウジング>
ハウジング3は、遊星歯車装置4を収容するためのものである。このようなハウジング3は、複数の部材からなる。具体的には、ハウジング3は、図3〜図5に示すように、第一ハウジング要素31と、第二ハウジング要素32と、蓋部33と、を有する。ハウジング3は、いずれも後述する太陽部及び複数の遊星部を囲むように設けられた、本発明のリング部の一例に該当する。
<Housing>
The
<第一ハウジング要素>
第一ハウジング要素31は、軸方向における一方側から順に、第一内歯車31aと、保持筒部31bと、抜け止め部31cと、を有する。
<First housing element>
The
第一内歯車31aは、遊星歯車装置4の内歯車の一例に該当する。第一内歯車31aは、円筒状であって、内周面に、第一内歯部31dを有する。第一内歯部31dは、第一内歯車31aの中心軸(電動モータ2の回転軸22の中心軸α22と共通の中心軸)に対して斜めに切られた螺旋状の歯を有する。このような第一内歯車31aは、はすば歯車であり、かつ、内歯車であると捉えてよい。
The first
第一内歯車31aは、内径寸法ID31aを有する。内径寸法ID31aは、第一内歯部31dの歯先円直径に等しい。第一内歯車31aは、第一遊星歯車52(後述)との関係で、ピッチ円直径P31aを有する。ピッチ円直径P31aは、第一内歯車31aの中心軸を中心とする円であり、かつ、第一内歯車31aと第一遊星歯車52とのピッチ点を通る円と捉えてよい。
The first
尚、第一内歯部31dは、第一内歯車31aの中心軸に平行な歯を有してもよい。つまり、第一内歯車31aは、平歯車であり、かつ、内歯車であってもよい。
The first
保持筒部31bは、第一内歯車31aの軸方向における第二端部(図3〜図5における右端部)に、段部31eを介して接続されている。
The holding
保持筒部31bは、円筒状であって、その内径側に、第二ハウジング要素32の被保持筒部32a(後述)を保持している。保持筒部31bは、内径寸法ID31bを有する。保持筒部31bの内径寸法ID31bは、第一内歯車31aの内径寸法ID31aよりも大きい(ID31b>ID31a)。
The holding
保持筒部31bは、内周面に回り止め部31fを有する。回り止め部31fは、第二ハウジング要素32の一部と係合することにより、第一ハウジング要素31に対する第二ハウジング要素32の回転を規制している。
The holding
具体的には、回り止め部31fは、保持筒部31bの内周面に設けられた複数(本実施形態の場合、5個)の溝31gから構成されている。複数の溝31gはそれぞれ、保持筒部31bの軸方向における第一端部から第二端部まで設けられている。
Specifically, the
溝31gは、保持筒部31bの円周方向において、等間隔に設けられている。このような溝31gは、第二ハウジング要素32の突条32h(後述)と、第二ハウジング要素32の円周方向において係合している。
The
抜け止め部31cは、保持筒部31bの軸方向における第二端部に接続されている。抜け止め部31cは、第二ハウジング要素32の一部と係合することにより、第二ハウジング要素32が第一ハウジング要素31から抜け出すことを防止している。
The retaining
具体的には、抜け止め部31cは、複数の(本実施形態の場合、5個)の突片31hから構成されている。複数の突片31hはそれぞれ、保持筒部31bの軸方向における第二端部に設けられている。複数の突片31hはそれぞれ、保持筒部31bの軸方向における第二端部から軸方向における第二方向に延在している。保持筒部31bの円周方向において、隣り合う突片31h同士の間隔は等しい。
Specifically, the retaining
複数の突片31hはそれぞれ、先端部(保持筒部31bの軸方向における第二端部)の内周面に爪部31iを有する。爪部31iは、保持筒部31bの軸方向における第二端面と対面している。
Each of the plurality of projecting
爪部31iと保持筒部31bの軸方向における第二端面との間には、第二ハウジング要素32の環状突部32g(後述)が配置されている。
An
第一ハウジング要素31の材料として、例示的に、金属又は合成樹脂が挙げられる。
Examples of the material of the
<第二ハウジング要素>
第二ハウジング要素32は、第二ハウジング要素32の軸方向における一方側(図1〜図3の左側)から順に、被保持筒部32aと、蓋部32bと、を有する。
<Second housing element>
The
被保持筒部32aの外周面は、保持筒部31bによって保持されている。被保持筒部32aは、被保持筒部32aの軸方向における一方側から順に、リングローラ32cと、第二内歯車32dと、を有する。
The outer peripheral surface of the held
リングローラ32cは、円筒状であって、内周面に円筒面状のリングローラ面32fを有する。リングローラ32cは、内径寸法ID32cを有する。リングローラ面32fの中心軸は、第一内歯車31aの中心軸と同軸であってよい。
The
リングローラ32cの内径寸法ID32cは、第一内歯車31aの内径寸法ID31aよりも大きい(ID32c>ID31a)。又、リングローラ32cの内径寸法ID32cは、第一内歯車31aのピッチ円直径P31aよりも大きい(ID32c>P31a)。
Inner diameter ID 32c of the
第二内歯車32dは、円筒状であって、リングローラ32cの軸方向における第二端部に接続されている。つまり、第二内歯車32dは、リングローラ32cと一体に設けられている。第二内歯車32dは、内周面に、第二内歯部32eを有する。第二内歯部32eは、第二内歯車32dの中心軸に対して斜めに切られた螺旋状の歯を有する。つまり、第二内歯車32dは、はすば歯車であり、かつ、内歯車であると捉えてよい。
The second
尚、第二内歯部32eは、第二内歯部32eの中心軸に平行な歯を有してもよい。つまり、第二内歯車32dは、平歯車であり、かつ、内歯車であってもよい。第二内歯部32eは、被保持筒部32aの内周面に直接設けられてよい。
The second
或いは、第二内歯部32eは、被保持筒部32aの内周面に嵌合された環状部材の内周面に設けられてよい。このような環状部材は、被保持筒部32aの内周面に、被保持筒部32aに対する相対回転を禁止された状態で固定されてよい。
Alternatively, the second
被保持筒部32aは、外周面に、第一ハウジング要素31と係合することにより、第二ハウジング要素32が第一ハウジング要素31から抜け出すことを防止するための、抜け止め部を有する。
The held
具体的には、上記抜け止め部は、被保持筒部32aの外周面に設けられた、環状突部32gからなる。環状突部32gは、被保持筒部32aの外周面の全周にわたり設けられている。このような環状突部32gは、組付状態において、既述の抜け止め部31cと係合している。尚、上記抜け止め部は、被保持筒部32aの外周面の一部に設けられていてもよい。
Specifically, the retaining portion is composed of an
又、被保持筒部32aは、外周面に、第一ハウジング要素31と係合することにより、第二ハウジング要素32の第一ハウジング要素31に対する回転を防止するための、周り止め部を有する。
Further, the held
具体的には、上記回り止め部は、被保持筒部32aの外周面に設けられた複数の突条32hからなる。複数の突条32hはそれぞれ、被保持筒部32aの外周面において、第二ハウジング要素32の軸方向に延在している。
Specifically, the detent portion is composed of a plurality of
より具体的には、複数の突条32hはそれぞれ、被保持筒部32aの外周面において、環状突部32gから被保持筒部32aの軸方向における第一端部(図3の左端部)まで延在している。このような複数の突条32hはそれぞれ、既述の保持筒部31bの溝31gと係合している。
More specifically, each of the plurality of
第二ハウジング要素32の材料として、例示的に、金属又は合成樹脂が挙げられる。
Examples of the material of the
蓋部32bは、円輪状であって、被保持筒部32aの軸方向における第二端部に接続されている。蓋部32bの中心孔の周囲には、この中心孔を囲むように筒部32iが設けられている。筒部32iの径方向における内側には、第二キャリア73(後述)の被保持部73dが配置されている。筒部32iは、第二キャリア73を回転可能に支持している。
The
蓋部32bの材料として、例示的に、金属又は合成樹脂が挙げられる。
Examples of the material of the
<蓋部>
蓋部33は、円輪状であって、第一ハウジング要素31の軸方向における一端部に固定されている。蓋部33の中心孔には、電動モータ2の回転軸22が挿通されている。蓋部33の材料として、例示的に、金属又は合成樹脂が挙げられる。
<Cover>
The
<遊星歯車装置>
遊星歯車装置4は、電動モータ2の回転軸22の回転を、所定の減速比で減速して出力する。遊星歯車装置4は、ハウジング3内に設けられている。
<Planetary gear device>
The
具体的には、遊星歯車装置4は、軸方向における一方側(図1〜図3における左側)から順に、第一遊星歯車装置5と、遊星ローラ装置6と、第二遊星歯車装置7と、を有する。
Specifically, the
<第一遊星歯車装置>
第一遊星歯車装置5は、電動モータ2の回転軸22の回転を、所定の減速比で減速して、第二遊星歯車装置7に伝達する。第一遊星歯車装置5は、ハウジング3の収容空間において、ハウジング3の第一内歯車31aに対応する部分に配置されている。
<First planetary gear device>
The first
第一遊星歯車装置5は、第一太陽歯車51と、複数の第一遊星歯車52と、既述の第一内歯車31aと、第一キャリア53と、を有する。
The first
<第一太陽歯車>
第一太陽歯車51は、外歯車であって、電動モータ2の回転軸22に固定されている。具体的には、第一太陽歯車51は、外周面に、第一太陽歯部51aを有する。第一太陽歯部51aは、第一太陽歯車51の中心軸(電動モータ2の回転軸22の中心軸α22と共通の中心軸)に対して斜めに切られた螺旋状の歯を有する。つまり、第一太陽歯車51は、はすば歯車であり、かつ、外歯車であると捉えてよい。
<First sun gear>
The
第一太陽歯車51は、第一遊星歯車52との関係で、ピッチ円直径P51(図9参照)を有する。ピッチ円直径P51は、第一太陽歯車51の中心軸A51(図9参照)を中心とする円であり、かつ、第一太陽歯車51と第一遊星歯車52とのピッチ点を通る円と捉えてよい。
The
第一太陽歯車51の材料として、例示的に、金属又は合成樹脂が挙げられる。
Examples of the material of the
<第一遊星歯車>
第一遊星歯車52はそれぞれ、外歯車であって、第一太陽歯車51とハウジング3の第一内歯車31aとの間の空間に等間隔に設けられている。第一遊星歯車52はそれぞれ、第一キャリア53の第一遊星軸53d(後述)に、回転可能に支持されている。
<First planetary gear>
Each of the first
具体的には、第一遊星歯車52はそれぞれ、外周面に、第一遊星歯部52aを有する。第一遊星歯部52aは、第一遊星歯車52の中心軸に対して斜めに切られた螺旋状の歯を有する。つまり、第一遊星歯車52はそれぞれ、はすば歯車であり、かつ、外歯車であると捉えてよい。
Specifically, each of the first
第一遊星歯車52の第一遊星歯部52aは、第一太陽歯車51の第一太陽歯部51a及び第一内歯車31aの第一内歯部31dと噛合している。
The first
第一遊星歯車52はそれぞれ、第一太陽歯車51の回転に基づいて、自身の中心軸A52(図9参照)を中心に回転する。又、第一遊星歯車52はそれぞれ、自身の回転及び第一内歯車31aとの噛合に基づいて、第一太陽歯車51の周りを公転する。第一遊星歯車52の公転の中心軸は、第一太陽歯車51の中心軸A51に一致してよい。
Each of the first
第一遊星歯車52はそれぞれ、第一太陽歯車51及び第一内歯車31aとの関係で、ピッチ円直径P52(図9参照)を有する。ピッチ円直径P52は、第一遊星歯車52の中心軸A52を中心とする円であり、かつ、第一太陽歯車51及び第一内歯車31aと、第一遊星歯車52とのピッチ点を通る円と捉えてよい。ピッチ円直径P52は、第一ピッチ円の一例に該当する。
Each of the first
第一遊星歯車52の材料として、例示的に、金属又は合成樹脂が挙げられる。
Examples of the material of the first
<第一キャリア>
第一キャリア53は、第一遊星歯車52を回転可能(自転可能)に支持している。又、第一キャリア53は、太陽ローラ61(後述)を回転可能に支持している。このような第一キャリア53は、第一遊星歯車52の公転に基づいて回転し、回転を第二遊星歯車装置7に伝達する。
<First carrier>
The
第一キャリア53は、第一側板部53aと、第二側板部53bと、複数の連続部53cと、複数の第一遊星軸53dと、を有する。
The
第一側板部53aは、円輪状である。第一側板部53aの中心孔には、第一太陽歯車51が配置されている。第一側板部53aは、第一側板部53aの円周方向における複数箇所(本実施形態の場合、3箇所)に、貫通孔531a(図3参照)を有する。貫通孔531aの個数は、第一遊星歯車52の個数に対応している。
The first
第二側板部53bは、第一側板部53aと、軸方向において対面している。第二側板部53bは、第一側面(図3の左側面)に、支持部53eを有する。支持部53eは、太陽ローラ61を回転可能に支持している。第二側板部53bは、第一側面(図3の左側面)に、複数の(本実施形態の場合、3個)の支持部531b(図3参照)を有する。本実施形態の場合、支持部531bはそれぞれ、貫通孔である。支持部531bの個数は、第一遊星歯車52の個数に対応している。
The second
複数(本実施形態の場合、3個)の連続部53cは、第一側板部53aと第二側板部53bとを接続している。複数の連続部53cは、等間隔に設けられている。
A plurality of (three in the case of the present embodiment)
複数(本実施形態の場合、3個)の第一遊星軸53dは、第一キャリア53の円周方向において、第一遊星歯車52に対応する位置に設けられている。換言すれば、第一遊星軸53dはそれぞれ、隣り合う連続部53c同士の間に、設けられている。
A plurality of (three in the case of the present embodiment) first
第一遊星軸53dの第一端部(図3の左側端部)はそれぞれ、環状の連結部材531d(図3参照)により連結されている。連結部材531dは、第一側板部53aの第一側面(図3の左側面)に支持されている。
The first end portion (left end portion in FIG. 3) of the first
又、第一遊星軸53dの中間部(具体的には、第一端部寄り部分)が、第一側板部53aに貫通孔531aに挿通されている。又、第一遊星軸53dの第二端部(図53dの右端部)は、第二側板部53bの支持部531bに挿入されている。
Further, an intermediate portion (specifically, a portion closer to the first end portion) of the first
第一遊星軸53dは、第一遊星歯車52及び遊星ローラ62(後述)を回転可能に支持している。つまり、第一遊星歯車52は、隣り合う連続部53c同士の間に設けられている。第一遊星歯車52及び遊星ローラ62の公転は、第一遊星軸53dを介して、第一側板部53a及び第二側板部53bに伝わる。
The first
<遊星ローラ装置>
遊星ローラ装置6は、第一遊星歯車装置5の各歯車同士の間に存在する隙間(バックラッシともいう。)に基づく、騒音及び振動、並びに、軸間距離の変動に基づく、騒音及び振動を抑制するための装置である。遊星ローラ装置6は、ハウジング3の収容空間において、第一遊星歯車装置5に隣接する位置に設けられている。尚、第一遊星歯車装置5は、第一遊星歯車装置5を構成する各エレメント同士の間に、所定の隙間が設定されている。このような隙間は、製造誤差の吸収や円滑可動のために設けられる構成と捉えてよい。上記軸間距離の変動は、このような隙間の存在に基づいて生じるものと捉えてよい。
<Planet roller device>
The
本実施形態の場合、遊星ローラ装置6は、第一遊星歯車装置5よりも、軸方向における他方側(図3の右側)に設けられている。遊星ローラ装置6は、ハウジング3の収容空間において、ハウジング3のリングローラ32cに対応する部分に配置されている。尚、遊星ローラ装置6は、第一遊星歯車装置5よりも、軸方向における一方側(図3の左側)に設けられてもよい。
In the case of the present embodiment, the
具体的には、遊星ローラ装置6は、太陽ローラ61と、複数の遊星ローラ62と、既述のリングローラ32cと、を有する。
Specifically, the
<太陽ローラ>
太陽ローラ61は、第一太陽歯車51の軸方向における一方側に設けられている。太陽ローラ61は、自身の中心軸A61(図9参照)を中心に回転可能な状態で、第一キャリア53に支持されている。太陽ローラ61の中心軸A61は、第一太陽歯車51の中心軸A51と一致してよい。尚、第一太陽歯車51の中心軸A51は、電動モータ2の回転軸22の中心軸α22と一致していると好ましい。太陽ローラ61は、太陽ローラ部の一例に該当する。
<Sun roller>
The
本実施形態の場合、太陽ローラ61は、第一太陽歯車51と別体であり、かつ、第一太陽歯車51から独立している。このような太陽ローラ61は、第一太陽歯車51に対して相対回転可能である。太陽ローラ61、或いは、太陽ローラ61及び第一太陽歯車51の組合せは、太陽部の一例に該当する。
In the case of the present embodiment, the
尚、太陽ローラの変形例の第1例として、太陽ローラは、第一太陽歯車と一体であってもよい。或いは、太陽ローラの変形例の第2例として、太陽ローラは、第一太陽歯車と別体であり、かつ、連結手段により第一太陽歯車に連結されていてもよい。太陽ローラの変形例の第1例及び第2例の場合、太陽ローラは、第一太陽歯車と共に回転してよい。 As the first modification of the solar roller, the solar roller may be integrated with the first solar gear. Alternatively, as a second example of modification of the solar roller, the solar roller may be a separate body from the first sun gear and may be connected to the first sun gear by a connecting means. In the case of the first example and the second example of the modification of the solar roller, the solar roller may rotate together with the first solar gear.
具体的には、本実施形態の場合、太陽ローラ61は、ローラ本体61aと、軸受け部61bと、を有する。
Specifically, in the case of the present embodiment, the
ローラ本体61aは、円柱状であって、外周面に、太陽ローラ面61cを有する。太陽ローラ面61cは、例示的に、円筒面であってよい。太陽ローラ面61cの中心軸は、リングローラ面32fの中心軸と同軸であってよい。このような太陽ローラ面61cは、太陽ローラ面の一例に該当する。
The
太陽ローラ面61cは、外形寸法OD61c(図9参照)を有する。図9に示すように、太陽ローラ面61cの外形寸法OD61cは、第一太陽歯車51のピッチ円直径P51よりも小さい(OD61c<P51)。
The
太陽ローラ面61cは、第一太陽歯車51のピッチ円直径P51よりも、第一太陽歯車51の歯底側(換言すれば、第一太陽歯車51の径方向における内側)において、複数の遊星ローラ62(後述)の遊星ローラ面62bに接触している。
The
軸受け部61bは、円柱状であって、ローラ本体61aの軸方向における他端面に接続されている。軸受け部61bの外周面は、円筒面状である。軸受け部61bは、第一キャリア53の支持部53eに、回転可能な状態で挿入されている。このような軸受け部61bは、滑り軸受として機能する。
The bearing
太陽ローラ61の材料として、例示的に、合成樹脂等の弾性を有する材料が挙げられる。
Examples of the material of the
<遊星ローラ>
遊星ローラ62はそれぞれ、太陽ローラ61とハウジング3のリングローラ32cとの間の空間に、第一遊星歯車52に対応して設けられている。遊星ローラ62はそれぞれ、第一遊星歯車52の軸方向における他方側に設けられている。このような遊星ローラ62はそれぞれ、第一キャリア53の第一遊星軸53d(図8参照)に、回転可能に支持されている。
<Planet Laura>
Each of the
本実施形態の場合、遊星ローラ62はそれぞれ、対応する第一遊星歯車52と別体であり、かつ、対応する第一遊星歯車52に連結されている。従って、遊星ローラ62はそれぞれ、対応する第一遊星歯車52と共に回転する。互いに対応する(つまり同軸に配置された)遊星ローラ62及び第一遊星歯車52の組合せはそれぞれ、遊星部の一例に該当する。
In the case of the present embodiment, each of the
遊星ローラ62と第一遊星歯車52との連結手段は、特に限定されない。本実施形態の場合、遊星ローラ62は、第一遊星歯車52の歯車側係合部52b(図8参照)と遊星ローラ62のローラ側係合部62a(図3参照)との係合に基づいて、第一遊星歯車52に連結されている。
The means for connecting the
但し、遊星ローラの変形例の1例として、遊星ローラは、対応する第一遊星歯車と一体であってもよい。遊星ローラの変形例の1例の場合も、遊星ローラは、対応する第一遊星歯車と共に回転する。 However, as an example of modification of the planetary roller, the planetary roller may be integrated with the corresponding first planetary gear. In the case of one of the variants of the planetary roller, the planetary roller also rotates with the corresponding first planetary gear.
遊星ローラ62はそれぞれ、円筒状であって、外周面に、遊星ローラ面62bを有する。遊星ローラ面62bは、例示的に、円筒面であってよい。
Each of the
遊星ローラ面62bは、外形寸法OD62b(図9参照)を有する。図9に示すように、遊星ローラ面62bの外形寸法OD62bは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも大きい(OD62b>P52)。又、遊星ローラ面62bの外形寸法OD62bは、対応する第一遊星歯車52の外形OD52(歯先円直径)よりも小さい(OD62b<OD52)。
The
遊星ローラ面62bは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも、第一遊星歯車52の歯先側(換言すれば、第一遊星歯車52の径方向における外側)において、太陽ローラ面61cに接触している。
The
又、遊星ローラ面62bは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも、第一遊星歯車52の歯先側(換言すれば、第一遊星歯車52の径方向における外側)において、リングローラ32cのリングローラ面32fに接触している。
Further, the
遊星ローラ面62bは、太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fに対して与圧を付与する状態、及び、与圧を付与しない状態の何れか一方の状態で接触してよい。
The
遊星ローラ62の材料として、例示的に、合成樹脂等の弾性を有する材料が挙げられる。
Examples of the material of the
<遊星ローラの変形例の第1例>
図10Aは、遊星ローラの変形例の第1例に係る遊星ローラ62Aを示す模式図である。本例の場合、遊星ローラ62Aの遊星ローラ面62b1の形状が、既述の遊星ローラ面62bと異なる。
<First example of deformation of planetary roller>
FIG. 10A is a schematic view showing the
具体的には、遊星ローラ62Aの場合、遊星ローラ面62b1は、テーパ面である。換言すれば、遊星ローラ面62b1の外形寸法は、遊星ローラ62Aの軸方向における一方側(図10Aにおける左側)から他方側(図10Aにおける右側)に向かうほど小さくなる。
Specifically, in the case of the
遊星ローラ面62b1の軸方向における一端部は、外形寸法ODmaxを有する。一方、遊星ローラ面62b1の軸方向における他端部は、外形寸法ODminを有する。 One end of the planetary roller surface 62b1 in the axial direction has an external dimension OD max . On the other hand, the other end of the planetary roller surface 62b1 in the axial direction has an external dimension OD min .
例示的に、遊星ローラ面62b1の外形寸法ODminは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも大きくてよい。この場合、遊星ローラ面62b1は、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも、第一遊星歯車52の歯先側(換言すれば、第一遊星歯車52の径方向における外側)において、全面にわたり、太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fに接触してよい。
Illustratively, the external dimension OD min of the planetary roller surface 62b1 may be larger than the pitch circle diameter P 52 of the corresponding first
又、例示的に、遊星ローラ面62b1の外形寸法ODminは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも小さく、かつ、遊星ローラ面62b1の外形寸法ODmaxは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも大きくてよい。
Illustratively, the external dimension OD min of the planetary roller surface 62b1 is smaller than the pitch circle diameter P 52 of the corresponding first
この場合、遊星ローラ面62b1は、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも、第一遊星歯車52の歯先側(換言すれば、第一遊星歯車52の径方向における外側)において、少なくとも一部が太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fに接触してよい。
In this case, the planetary roller surface 62b1 is on the tooth tip side of the first planetary gear 52 (in other words, the outer side in the radial direction of the first planetary gear 52) with respect to the pitch circle diameter P 52 of the corresponding first
このような遊星ローラ面62b1と接触する太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fは、遊星ローラ面62b1と逆のテーパ状であってよい。
The
尚、遊星ローラ面62b1の外形寸法は、遊星ローラ62Aの軸方向における他方側(図10Aにおける右側)から一方側(図10Aにおける左側)に向かうほど小さくなってもよい。遊星ローラ面62b1の傾斜方向は、第一遊星歯車52の第一遊星歯部52aの傾斜方向との関係で決定されてよい。遊星ローラ面62b1の傾斜方向は、第一遊星歯車52がはすば歯車であることに起因して第一遊星歯車52に作用するスラスト力を受けることができる方向であると好ましい。
The external dimensions of the planet roller surface 62b1 may become smaller from the other side (right side in FIG. 10A) to one side (left side in FIG. 10A) in the axial direction of the
<遊星ローラの変形例の第2例>
図10Bは、遊星ローラの変形例の第2例に係る遊星ローラ62Bを示す模式図である。本例の場合、遊星ローラ62Bの遊星ローラ面62b2の形状が、既述の遊星ローラ面62bと異なる。
<Second example of deformation of planetary roller>
FIG. 10B is a schematic view showing the
具体的には、遊星ローラ62Bの場合、遊星ローラ面62b2は、軸方向における両端部から中央部に向かうほど、直線的に、外形寸法が大きくなる。
Specifically, in the case of the
遊星ローラ面62b2の軸方向における両端部は、外形寸法ODminを有する。一方、遊星ローラ面62b2の軸方向における中央部は、外形寸法ODmaxを有する。 Both ends of the planetary roller surface 62b2 in the axial direction have an external dimension of OD min . On the other hand, the central portion of the planetary roller surface 62b2 in the axial direction has an external dimension OD max .
例示的に、遊星ローラ面62b2の外形寸法ODminは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも大きくてよい。
Illustratively, the external dimension OD min of the planetary roller surface 62b2 may be larger than the pitch circle diameter P 52 of the corresponding first
又、例示的に、遊星ローラ面62b2の外形寸法ODminは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも小さく、かつ、遊星ローラ面62b2の外形寸法ODmaxは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも大きくてよい。
Illustratively, the external dimension OD min of the planetary roller surface 62b2 is smaller than the pitch circle diameter P 52 of the corresponding first
遊星ローラ面62b2の少なくとも軸方向における中央部は、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも、第一遊星歯車52の歯先側(換言すれば、第一遊星歯車52の径方向における外側)において、太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fに接触してよい。
The central portion of the planetary roller surface 62b2 at least in the axial direction is on the tooth tip side of the first planetary gear 52 (in other words, the diameter of the first planetary gear 52) with respect to the pitch circle diameter P 52 of the corresponding first
このような遊星ローラ面62b2と接触する太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fは、図11A及び図12Aに示すような、遊星ローラ面62b2と同様の形状であってよい。或いは、太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fは、図11B及び図12Bに示すような、遊星ローラ面62b2に沿うような形状であってもよい。
The
<遊星ローラの変形例の第3例>
図10Cは、遊星ローラの変形例の第3例に係る遊星ローラ62Cを示す模式図である。本例の場合、遊星ローラ62Cの遊星ローラ面62b3の形状が、既述の遊星ローラ面62bと異なる。
<Third example of deformation of planetary roller>
FIG. 10C is a schematic view showing the
具体的には、遊星ローラ62Cの場合、遊星ローラ面62b3は、軸方向における両端部から中央部に向かうほど、曲線的に、外形寸法が大きくなる。
Specifically, in the case of the
遊星ローラ面62b3の軸方向における両端部は、外形寸法ODminを有する。一方、遊星ローラ面62b3の軸方向における他端部は、外形寸法ODmaxを有する。 Both ends of the planetary roller surface 62b3 in the axial direction have an external dimension of OD min . On the other hand, the other end of the planetary roller surface 62b3 in the axial direction has an external dimension OD max .
例示的に、遊星ローラ面62b3の外形寸法ODminは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも大きくてよい。
Illustratively, the external dimension OD min of the planetary roller surface 62b3 may be larger than the pitch circle diameter P 52 of the corresponding first
又、例示的に、遊星ローラ面62b3の外形寸法ODminは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも小さく、かつ、遊星ローラ面62b3の外形寸法ODmaxは、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも大きくてよい。
Illustratively, the external dimension OD min of the planetary roller surface 62b3 is smaller than the pitch circle diameter P 52 of the corresponding first
この場合も、遊星ローラ面62b3の少なくとも軸方向における中央部は、対応する第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも、第一遊星歯車52の歯先側(換言すれば、第一遊星歯車52の径方向における外側)において、太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fに接触してよい。
In this case as well, the central portion of the planetary roller surface 62b3 in at least the axial direction is closer to the tip of the first planetary gear 52 (in other words, the first planet) than the pitch circle diameter P 52 of the corresponding first
このような遊星ローラ面62b3と接触する太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fは、図11C及び図12Cに示すような、遊星ローラ面62b3と同様の形状であってよい。或いは、太陽ローラ面61c及びリングローラ面32fは、図11D及び図12Dに示すような、遊星ローラ面62b3に沿うような形状であってもよい。
The
<第二遊星歯車装置>
第二遊星歯車装置7は、第一遊星歯車装置5から伝達された回転を、所定の減速比で減速して、出力する。第二遊星歯車装置7は、遊星ローラ装置6よりも、軸方向における他方側(図3の右側)に設けられている。第二遊星歯車装置7は、ハウジング3の収容空間において、ハウジング3の第二内歯車32dに対応する部分に配置されている。尚、第二遊星歯車装置7は、省略されてもよい。
<Second planetary gear device>
The second
第二遊星歯車装置7は、第二太陽歯車71と、複数の第二遊星歯車72と、既述の第二内歯車32dと、第二キャリア73と、を有する。
The second
<第二太陽歯車>
第二太陽歯車71は、外歯車であって、第一キャリア53に固定されている。具体的には、第二太陽歯車71は、外周面に、第二太陽歯部71aを有する。第二太陽歯部71aは、第二太陽歯車71の中心軸に対して斜めに切られた螺旋状の歯を有する。つまり、第二太陽歯車71は、はすば歯車であり、かつ、外歯車であると捉えてよい。
<Second sun gear>
The
第二太陽歯車71の材料として、例示的に、金属又は合成樹脂が挙げられる。
Examples of the material of the
<第二遊星歯車>
第二遊星歯車72はそれぞれ、外歯車であって、第二太陽歯車71とハウジング3の第二内歯車32dとの間の空間に等間隔に設けられている。第二遊星歯車72はそれぞれ、第二キャリア73の第二遊星軸(不図示)に、回転可能に支持されている。尚、第二遊星軸の構造は、既述の第一遊星軸53dと同様である。
<Second planetary gear>
The second
具体的には、第二遊星歯車72はそれぞれ、外周面に、第二遊星歯部72aを有する。第二遊星歯部72aは、第二遊星歯車72の中心軸に対して斜めに切られた螺旋状の歯を有する。つまり、第二遊星歯車72はそれぞれ、はすば歯車であり、かつ、外歯車であると捉えてよい。
Specifically, each of the second
第二遊星歯車72の第二遊星歯部72aは、第二太陽歯車71の第二太陽歯部71a及び第二内歯車32dの第二内歯部32eと噛合している。
The second
第二遊星歯車72はそれぞれ、第二太陽歯車71の回転に基づいて、自身の中心軸を中心に回転する。又、第二遊星歯車72はそれぞれ、自身の回転、及び、第二遊星歯車72と第二内歯車32dとの噛合に基づいて、第二太陽歯車71の周りを公転する。第二遊星歯車72の公転の中心軸は、第二太陽歯車71の中心軸に一致している。
Each of the second
第二遊星歯車72の材料として、例示的に、金属又は合成樹脂が挙げられる。
Examples of the material of the second
<第二キャリア>
第二キャリア73は、第二遊星歯車72を回転可能(自転可能)に支持している。又、第二キャリア73は、第二遊星歯車72の公転に基づいて回転し、回転を出力歯車74に伝達する。
<Second career>
The
第二キャリア73は、第一側板部73aと、第二側板部73bと、複数の連続部73cと、被保持部73dと、を有する。
The
第一側板部73aは、円輪状である。第一側板部73aの中心孔には、第二太陽歯車71の一部が配置されている。
The first
第二側板部73bは、円輪状であって、第一側板部73aと、軸方向において対面している。
The second
複数(本実施形態の場合、3個)の連続部73cは、第一側板部73aと第二側板部73bとを接続している。複数の連続部73cは、等間隔に設けられている。
A plurality of (three in the case of the present embodiment)
隣り合う連続部53c同士の間には、第一側板部73aと第二側板部73bとに掛け渡された第二遊星軸(不図示)が設けられている。この第二遊星軸は、第二遊星歯車72を回転可能に支持している。つまり、第二遊星歯車72は、隣り合う連続部53c同士の間に設けられている。
A second planetary axis (not shown) spanned between the first
被保持部73dは、円筒状であって、第二側板部73bの中心孔の周囲に、この中心孔を囲むように設けられている。被保持部73dは、第二ハウジング要素32における蓋部32bの筒部32iに挿入されている。
The held
被保持部73dの径方向における内側には、出力歯車74が固定されている。出力歯車74は、第二キャリア73と共に回転可能である。
The
<アクチュエータの動作>
以下、アクチュエータ1の動作の一例について説明する。先ず、電動モータ2が作動すると、回転軸22が、第一方向又は第二方向に回転する。以下、回転軸22が、第一方向に回転した場合について説明する。
<Actuator operation>
Hereinafter, an example of the operation of the actuator 1 will be described. First, when the electric motor 2 operates, the rotating
尚、以下の説明において、各部材の回転方向に関する第一方向は、各部材を軸方向における一方(図3における左側)から見た場合の、時計周りの方向を意味する。一方、以下の説明において、各部材の回転方向に関する第二方向は、各部材を軸方向における一方(図3における左側)から見た場合の、時計周りの方向と反対の方向を意味する。 In the following description, the first direction regarding the rotation direction of each member means a clockwise direction when each member is viewed from one side in the axial direction (left side in FIG. 3). On the other hand, in the following description, the second direction regarding the rotation direction of each member means a direction opposite to the clockwise direction when each member is viewed from one side in the axial direction (left side in FIG. 3).
回転軸22が回転すると、回転軸22と共に第一太陽歯車51が、第一方向に回転する。次に、第一太陽歯車51の回転に基づいて、第一遊星歯車52がそれぞれ、自身の中心軸(第一遊星軸53d)を中心に、第二方向に回転する(自転する)。
When the
又、第一遊星歯車52は、第一遊星歯車52の自転、及び、第一遊星歯車52と第一内歯車31aとの噛合に基づいて、第一太陽歯車51の回転中心軸を中心に、第一方向に回転する(公転する)。
Further, the first
第一遊星歯車52が公転すると、第一キャリア53は、自身の中心軸(第一太陽歯車51の中心軸に一致する中心軸)を中心に、第一方向に回転する。
When the first
本実施形態の場合、第一遊星歯車52の自転に伴い、第一遊星歯車52に対応する遊星ローラ62が、自身の中心軸(第一遊星軸53d)を中心に、第二方向に回転する(自転する)。
In the case of the present embodiment, as the first
この際、遊星ローラ62の遊星ローラ面62bの外形寸法OD62bは、第一遊星歯車52のピッチ円直径P52よりも大きいため、遊星ローラ62の遊星ローラ面62bとリングローラ32cのリングローラ面32fとの間に滑りが生じる。すると、このような滑りに基づいて、遊星ローラ62には、遊星ローラ62の回転方向(本例の場合、第二方向)と反対方向(本例の場合、第一方向)の力(抵抗力ともいう。)が加わる。
At this time, since the external dimension OD 62b of the
遊星ローラ62と第一遊星歯車52とは共に回転するため、上記抵抗力は、第一遊星歯車52にも加わる。つまり、第一遊星歯車52に、第一遊星歯車52の回転方向(本例の場合、第二方向)と反対方向(本例の場合、第一方向)の抵抗力が作用する。
Since the
このような抵抗力は、第二方向に回転している第一遊星歯車52の第一遊星歯部52aを、第一太陽歯車51の第一太陽歯部51aに押し付ける。この結果、第一遊星歯部52aと第一太陽歯部51aとが噛み合った部分に隙間が生じにくくなり、第一遊星歯部52aと第一太陽歯部51aとの間の騒音が抑制される。
Such a resistance force presses the first
又、第一キャリア53の回転は第二太陽歯車71に伝わり、第二太陽歯車71は、第一方向に回転する。
Further, the rotation of the
次に、第二太陽歯車71の回転に基づいて、第二遊星歯車72がそれぞれ、自身の中心軸(第二遊星軸)を中心に、第二方向に回転する(自転する)。
Next, based on the rotation of the
又、第二遊星歯車72は、第二遊星歯車72の自転、及び、第二遊星歯車72と第二内歯車32dとの噛合に基づいて、第二太陽歯車71の回転中心軸を中心に、第一方向に回転する(公転する)。
Further, the second
第二遊星歯車72が公転すると、第二キャリア73は、自身の中心軸(第二太陽歯車71の中心軸に一致する中心軸)を中心に、第一方向に回転する。そして、第二キャリア73の回転は、出力歯車74に伝達される。
When the second
<作用・効果>
以上のような構成を有する本実施形態の場合、太陽ローラ61と遊星ローラ62とを常時接触させると共に、遊星ローラ62とリングローラ32cとが常時接触している遊星ローラ装置6を設けている。このため、第一太陽歯車51の中心軸A51(電動モータ2の回転軸22の中心軸α22と共通の中心軸)と、第一遊星歯車52の中心軸A52との距離を適正な距離に保つことができる。この結果、第一太陽歯車51の中心軸と第一遊星歯車52の中心軸との距離の変動に起因して生じる騒音及び振動が抑制される。
<Action / effect>
In the case of the present embodiment having the above configuration, the
又、本実施形態の場合、既述のように、第一遊星歯車52に第一遊星歯車52の回転方向と反対方向の抵抗力を加えることができるため、第一遊星歯部52aと第一太陽歯部51aとの間の騒音を抑制できる。
Further, in the case of the present embodiment, as described above, since the resistance force in the direction opposite to the rotation direction of the first
図13A及び図13Bは、本実施形態に係る遊星歯車装置4の効果を確認するために行った試験の結果を示す線図である。図13Aは、遊星ローラ装置6を備えず、第一遊星歯車装置5及び第二遊星歯車装置7を備える遊星歯車装置を対象(以下、比較対象という。)として、使用時の騒音を測定する試験(以下、第一試験という。)を行い、測定値に対して周波数解析を行った結果を示す線図である。図13Bは、既述の本実施形態に係る遊星歯車装置4を対象として、使用時の騒音を測定する試験(以下、第二試験という。)を行い、測定値に対して周波数解析を行った結果を示す線図である。
13A and 13B are diagrams showing the results of tests performed to confirm the effect of the
上述の構成の相違以外の試験条件(入力回転数、出力側トルク等)は、第一試験及び第二試験において共通する。 The test conditions (input rotation speed, output side torque, etc.) other than the above-mentioned difference in configuration are common to the first test and the second test.
図13A及び図13Bに示すように、第二試験において測定された騒音レベル(63.2dB)は、第一試験において測定された騒音レベル(66.4dB)よりも小さい。 As shown in FIGS. 13A and 13B, the noise level (63.2 dB) measured in the second test is smaller than the noise level (66.4 dB) measured in the first test.
又、図13A及び図13Bに示すように、遊星歯車装置を構成する各歯車同士の噛み合い周波数成分に相当する周波数帯域(0Hz〜5000Hz)において、本実施形態に係る遊星歯車装置4を対象とした第二試験の方が、第一試験よりも騒音レベルが小さい。
Further, as shown in FIGS. 13A and 13B, the
更に、本実施形態の場合、太陽ローラ61は、第一太陽歯車51と別体であり、かつ、第一太陽歯車51に連結されていない。このため、アクチュエータ1の組立作業の際、第一太陽歯車51の中心軸A51(電動モータ2の回転軸22の中心軸α22)と、太陽ローラ61の中心軸A61とのが僅かにずれている場合でも、アクチュエータ1を組み立てることができる。
Further, in the case of the present embodiment, the
本発明に係る遊星歯車装置及びアクチュエータは、種々の機械装置に組み込むことができる。 The planetary gear device and actuator according to the present invention can be incorporated into various mechanical devices.
1 アクチュエータ
2 電動モータ
21 モータ本体
22 回転軸
3 ハウジング
31 第一ハウジング要素
31a 第一内歯車
31b 保持筒部
31c 抜け止め部
31d 第一内歯部
31e 段部
31f 回り止め部
31g 溝
31h 突片
31i 爪部
32 第二ハウジング要素
32a 被保持筒部
32b 蓋部
32c リングローラ
32d 第二内歯車
32e 第二内歯部
32f リングローラ面
32g 環状突部
32h 突条
32i 筒部
33 蓋部
4 遊星歯車装置
5 第一遊星歯車装置
51 第一太陽歯車
51a 第一太陽歯部
52 第一遊星歯車
52a 第一遊星歯部
52b 歯車側係合部
53 第一キャリア
53a 第一側板部
531a 貫通孔
53b 第二側板部
531b 支持部
53c 連続部
53d 第一遊星軸
531d 連結部
53e 支持部
6 遊星ローラ装置
61 太陽ローラ
61a ローラ本体
61b 軸受け部
61c 太陽ローラ面
62、62A、62B、62C 遊星ローラ
62a ローラ側係合部
62b、62b1、62b2、62b3 遊星ローラ面
7 第二遊星歯車装置
71 第二太陽歯車
71a 第二太陽歯部
72 第二遊星歯車
72a 第二遊星歯部
73 第二キャリア
73a 第一側板部
73b 第二側板部
73c 連続部
73d 被保持部
74 出力歯車
1 Actuator 2
Claims (8)
前記太陽部の周囲に設けられた複数の遊星部と、
前記太陽部及び前記複数の遊星部を囲むように設けられたリング部と、を備え、
前記太陽部は、外周面に太陽ローラ面を有する太陽ローラを有し、
前記複数の遊星部はそれぞれ、外周面に遊星歯部を有する遊星歯車と、外周面に遊星ローラ面を有し、前記遊星歯車と同軸に設けられた遊星ローラと、を有し、
前記リング部は、前記遊星歯部と噛み合うリング歯部を内周面に有するリング歯車を有し、
前記遊星ローラ面は、前記遊星歯部の噛み合いピッチ円よりも前記遊星歯部の歯先側において前記太陽ローラ面に接触している、
遊星歯車装置。 With the sun
A plurality of planetary parts provided around the sun part and
A ring portion provided so as to surround the sun portion and the plurality of planetary portions is provided.
The sun portion has a sun roller having a sun roller surface on the outer peripheral surface.
Each of the plurality of planetary portions has a planetary gear having a planetary tooth portion on the outer peripheral surface and a planetary roller having a planetary roller surface on the outer peripheral surface and provided coaxially with the planetary gear.
The ring portion has a ring gear having a ring tooth portion that meshes with the planetary tooth portion on the inner peripheral surface.
The planetary roller surface is in contact with the sun roller surface on the tooth tip side of the planetary tooth portion with respect to the meshing pitch circle of the planetary tooth portion.
Planetary gear device.
前記太陽ローラは前記太陽歯車と同軸、かつ、前記太陽歯車に対して相対回転できる状態で設けられている、請求項1〜3の何れか一項に記載の遊星歯車装置。 The sun portion further includes a sun gear having a sun tooth portion on the outer peripheral surface that meshes with the planet tooth portion.
The planetary gear device according to any one of claims 1 to 3, wherein the solar roller is provided in a state of being coaxial with the sun gear and capable of rotating relative to the sun gear.
前記太陽ローラは、前記太陽歯車と同軸、かつ、前記太陽歯車と共に回転できる状態で設けられている、請求項1〜3の何れか一項に記載の遊星歯車装置。 The sun portion further includes a sun gear having a sun tooth portion on the outer peripheral surface that meshes with the planet tooth portion.
The planetary gear device according to any one of claims 1 to 3, wherein the solar roller is provided coaxially with the sun gear and in a state where it can rotate together with the sun gear.
前記太陽ローラは、前記キャリアに対する回転可能な状態で、前記キャリアに支持されている、請求項4に記載の遊星歯車装置。 A carrier having a planetary shaft that rotatably supports the planetary gear is further provided.
The planetary gear device according to claim 4, wherein the solar roller is supported by the carrier in a rotatable state with respect to the carrier.
前記電動モータの回転を減速する減速機と、を備え、
前記減速機が、請求項1〜7の何れか一項に記載の遊星歯車装置である、
アクチュエータ。
With an electric motor
A speed reducer that reduces the rotation of the electric motor is provided.
The speed reducer is the planetary gear device according to any one of claims 1 to 7.
Actuator.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019104798A JP2020197261A (en) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | Planetary gear device and actuator |
Applications Claiming Priority (1)
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2019
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