JP2020196350A - コンソール - Google Patents

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JP2020196350A
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cup holder
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永田 哲也
Tetsuya Nagata
哲也 永田
伸治 川合
Shinji Kawai
伸治 川合
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Hino Motors Ltd
Toyota Motor Corp
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Hino Motors Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】カップホルダの底部の形状を複雑化せずにカップホルダから流れ出る液体の影響を抑制することができるコンソールを提供する。【解決手段】左右の座席の間に設けられ、カップホルダ2が形成される車両用のコンソール1であって、カップホルダ2の下方に設けられ、カップホルダ2から落下する液体Lを受けるためのカバー4を備え、カバー4は、水平方向に向けて配置される板体であって、外縁に沿って形成される壁体42を有し、壁体42の一部を切り欠いて液体Lの排出口41を形成して構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に用いられるコンソールに関する。
従来、車両用のコンソールとして、例えば、特開平9−267696号公報に記載されるように、左右の座席の間に設けられるコンソールであって、飲料水の容器を収容するためのカップホルダが形成されるものが知られている。このコンソールでは、カップホルダの底部の外側面においてリブを形成することにより、カップホルダの下方に配設される電装品に対し飲料水がかからないようしている。
特開平9−267696号公報
このようなコンソールにおいては、カップホルダにリブが形成されることにより、カップホルダの形状が複雑となる。このため、カップホルダの樹脂成形が困難となる。例えば、カップホルダの底部において、側方に延びつつ下方へ屈曲するようにリブが形成される場合、金型をカップホルダの上下方向に抜くことができない。このため、樹脂成形が容易に行えない。
そこで、本発明は、カップホルダの底部の形状を複雑化せずにカップホルダから流れ出る液体の影響を抑制できるコンソールを提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係るコンソールは、左右の座席の間に設けられ、カップホルダが形成される車両用のコンソールにおいて、カップホルダの下方に設けられ、カップホルダから落下する液体を受けるためのカバーを備え、カバーは、水平方向に向けて配置される板体であって、外縁に沿って形成される壁体を有し、壁体の一部を切り欠いて液体の排出口を形成して構成されている。このコンソールによれば、カップホルダの下方にカバーを設けることにより、カップホルダの底部にリブなどを形成する必要がなく、カップホルダの成形が容易となる。また、カバーによって、カップホルダからの液体の落下による悪影響を抑制することができる。また、カバーの壁体を切り欠いて液体の排出口を形成することにより、排出口の位置で液体を円滑に排出させることができる。
また、本発明に係るコンソールにおいて、カバーは、排出口の位置の裏面に下方へ突出する突起体を形成していてもよい。この場合、排出口の位置の裏面に下方へ突出する突起体を形成しているため、排出口から流れ出る液体がカバーの裏面を伝って中央側へ流れることを抑制することができる。
本発明によれば、カップホルダの底部の形状を複雑化せずにカップホルダから流れ出る液体の影響を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るコンソールの斜視図である。 図1のコンソールにおけるカップホルダの平面図である。 図1のコンソールにおけるカバーの平面図である。 図2のカップホルダにおける排出口の説明図である。 図3のカバーの側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るコンソール1の斜視図である。図1に示されるコンソール1は、車両の左右の座席の間に設けられ、カップホルダ2が形成されている。このコンソール1は、車両の運転席と助手席の間に設けられるセンターコンソールに適用したものである。カップホルダ2は、飲用のカップを収容するホルダであり、例えば、前後に二つ並設されている。カップホルダ2は、上部を開口した筒体であり、コンソール1の上面11に開口している。カップホルダ2は、例えば、下方に向けて先細りとなる筒体とされる。なお、図1及び図1以外の図面において、Xは車両の前後方向、Yは車両の車幅方向、Zは車両の上下方向を示している。
図2は、カップホルダ2の平面図である。図2に示すように、カップホルダ2の内面2aには、支持部材21が突出している。支持部材21は、カップホルダ2に収容されるカップAを支持する部材であり、内面2aからカップホルダ2の中心位置に向けて突出している。支持部材21は、図2に矢印で示すように、突出方向に対し進退可能に設けられ、突出する向きに付勢されている。このため、支持部材21は、カップホルダ2に収容されるカップAを弾力的に保持することができる。支持部材21は、例えば複数形成され、カップホルダ2の周方向に沿って等間隔で設けられる。
図1に示すように、コンソール1には、例えば、カップホルダ2の近傍にシフトレバー3が設けられている。また、コンソール1には、物を収容可能なボックスが形成されていてもよい。カップホルダ2の下方には、カバー4が設けられている。カバー4は、カップホルダ2から流出した液体を受けるためのカバーである。カバー4は、水平方向に向けて配置される板体である。
図3は、カバー4の平面図である。図4は、排出口41の説明図である。カバー4は、ほぼ矩形状の板体であり、例えば前後方向に長い形状とされる。カバー4には、排出口41が形成されている。排出口41は、カバー4に流入した液体Lを排出する部位である。排出口41は、壁体42の一部を切り欠いて形成されている。壁体42は、カバー4の外縁に形成され、床面43から上方へ突出して設けられている。図3では、排出口41が前後方向に向けて開口しているが、車幅方向に開口してもよい。排出口41の開口の位置及び向きは、コンソール1の周辺の電装品の配置状況に応じて設定すればよい。壁体42の一部を切り欠いて排出口41を形成することにより、カバー4上の液体Lを円滑に排出することができる。
図3に示すように、カバー4には、掛止部45が設けられている。掛止部45は、カバー4をカップホルダ2の底部に取り付けるための部位である。掛止部45は、例えばカバー4の底面から上方へ突出させて形成される。掛止部45は、カップホルダ2の底部に形成される図示しない掛止部と結合する。掛止部45における結合構造は、公知の構造を用いることができる。
図5に示すように、カバー4の下方には、電装品51が配置されている。電装品51は、例えばワイヤハーネスなどの電線52を接続するためのコネクタである。この場合、電装品51に液体Lがかかることを防止する必要がある。カバー4の下方に電装品51を配置することにより、カップホルダ2から流出する液体が電装品51に悪影響を及ぼすことを抑制することができる。電装品51は、カバー4の底部に着脱可能に設けてもよい。この場合、電装品51をカバー4の下方に確実に配置することができる。また、電装品51は、ネジなどの締結具を用いることなくカバー4の底部に着脱可能に設けてもよい。この場合、電装品51の組み立てが容易となる。
カバー4には、突起体44が形成されている。突起体44は、カバー4の底部の裏面46に形成され、排出口41の位置で下方へ突出するように設けられている。突起体44は、液体Lが裏面46に沿ってカバー4の中心側へ流れることを抑制する。すなわち、排出口41から流出した液体Lは、突起体44に沿って下方へ移動し、突起体44の下端で下方へ落下する。突起体44の横幅Wは、例えば排出口41の幅より大きく形成され、又は排出口41の幅と同一寸法とされる。
次に、本実施形態に係るコンソール1の機能について説明する。
図1に示すように、コンソール1には、カップホルダ2が設けられている。車両の乗員により、飲用の液体Lの入ったカップAがカップホルダ2に装着される。このとき、カップAからカップホルダ2内へ液体Lがこぼれ落ちる場合がある。液体Lは、支持部材21を取り付けるための孔などを通じてカップホルダ2の外部へ流出する場合ある。この場合、カップホルダ2の外部へ流出した液体Lは、カバー4上により受け止められる。このため、図5に示すように、カバー4の下方に配置される電装品51に直接液体Lがかかることが防止される。
カバー4に流出した液体Lは、図3及び図4に示すように、排出口41から排出される。このとき、カバー4の外縁には、壁体42が形成されているため、排出口41以外の箇所から液体Lは排出されることが抑制される。また、排出口41は、壁体42の一部を切り欠いて形成されているため、液体Lが円滑に排出される。例えば、カバー4の床面43を下方へ貫通する孔を形成して排出口とすることも考えられる。しかしながら、この場合、排出口の孔から液体Lを円滑に排出することが難しく、大量の液体Lを排出するためにはかなり大きい孔を開ける必要がある。これに対し、壁体42の一部を切り欠いて排出口41を形成することにより、大量の液体Lを短時間で排出することができる。
そして、液体Lは排出口41からカバー4の外側へ流れ出るが、液体Lの流出量が少ない場合など、図5に示すように、排出口41から流れ出た液体Lがカバー4の裏面46に沿ってカバー4の中心側へ流れるおそれがある。このとき、裏面46に突起体44が形成されることで、排出口41から流れ出た液体Lを確実にカバー4から落下させることができる。すなわち、排出口41から流出した液体Lは、突起体44に沿って下方へ移動し、突起体44の下端で下方へ落下する。つまり、液体Lは突起体44の下端から上方へ移動できないため、液体Lが裏面46に沿ってカバー4の中央側へ流れることが阻止され、液体Lをカバー4から確実に落下させることができる。
また、図3に示すように、カバー4の前後に左右一つずつ排出口41を設けることにより、カバー4に流出した液体Lを確実に排出口41から排出することができる。すなわち、ピッチングやローリングなどにより車両の姿勢が前後方向及び左右方向に傾いた場合でも、いずれかの排出口41から液体Lを排出することができる。このため、液体Lが壁体42を越えて排出され、電装品51の上に落下することを抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係るコンソール1によれば、カップホルダ2の下方にカバー4を設けることにより、カップホルダ2の底部にリブなどを形成する必要がなく、カップホルダ2の成形が容易となる。また、カバー4によって、カップホルダ2からの液体Lの落下による悪影響を抑制することができる。また、カバー4の壁体42を切り欠いて液体Lの排出口41を形成することにより、排出口41の位置で液体Lを円滑に排出させることができる。
また、本実施形態に係るコンソール1によれば、カバー4の排出口41の位置の裏面に下方へ突出する突起体44を形成している。このため、排出口41から流れ出る液体Lがカバー4の裏面46を伝って中央側へ流れることを抑制することができる。従って、カバー4の下方に配置される電装品51に液体Lが落下することを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明に係るコンソールの一実施形態を説明したものであり、本発明に係るコンソールは上記実施形態に記載されたものに限定されない。本発明に係るコンソールは、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で上記実施形態に係るコンソールを変形し、又は他のものに適用したものなどであってもよい。
1…コンソール、2…カップホルダ、2a…内面、3…シフトレバー、4…カバー、11…上面、21…支持部材、41…排出口、42…壁体、43…床面、44…突起体、45…掛止部、46…裏面、A…カップ、L…液体、W…横幅。

Claims (2)

  1. 左右の座席の間に設けられ、カップホルダが形成される車両用のコンソールにおいて、
    前記カップホルダの下方に設けられ、前記カップホルダから落下する液体を受けるためのカバーを備え、
    前記カバーは、水平方向に向けて配置される板体であって、外縁に沿って形成される壁体を有し、前記壁体の一部を切り欠いて前記液体の排出口を形成している、
    コンソール。
  2. 前記カバーは、前記排出口の位置の裏面に下方へ突出する突起体を形成している、
    請求項1に記載のコンソール。
JP2019103972A 2019-06-03 2019-06-03 コンソール Pending JP2020196350A (ja)

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