JP2020196096A - Detachable workpiece temporary receiver - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、工具を使用することなく工作機械に対する脱着を可能にした、ワークを支持するための脱着式ワーク仮受に関する。 The present invention relates to a removable work temporary receiver for supporting a work, which enables attachment / detachment to a machine tool without using a tool.
工作機械は、加工時にワークを回転支持する構成として、主軸台に対して心押台を有するものがある。そうした工作機械は、主軸に組み付けられた主軸チャックによってワークが保持され、そのワークに対して主軸チャックとは反対側から回転中心に心押台側のセンタが押し当てられる。両端が軸方向に支持されたワークは、主軸と中心を一致させた状態で回転が与えられ、そこにバイトが当てられる旋削加工などが行われる。こうして加工が行われるワークは軸方向に長いものが多く、センタによる押え込みの際にワークを支持するワーク仮受が使用される。下記特許文献1には、昇降シリンダによってV型ブロックを昇降させてワークを支持するようにした支持台が開示されている。 Some machine tools have a tailstock with respect to the headstock as a configuration for rotating and supporting the work during machining. In such a machine tool, a work is held by a spindle chuck assembled to the spindle, and a center on the tailstock side is pressed against the work from the side opposite to the spindle chuck to the center of rotation. The work whose both ends are supported in the axial direction is given rotation in a state where the spindle and the center are aligned with each other, and turning is performed in which a cutting tool is applied to the work. Many of the workpieces processed in this way are long in the axial direction, and a temporary workpiece receiver that supports the workpiece when pressed by the center is used. Patent Document 1 below discloses a support base in which a V-shaped block is raised and lowered by an elevating cylinder to support a work.
従来例として挙げた前記特許文献1の支持台は、構造が複雑であって大型でもあるため、それ自体にコストがかかってしまう。また、加工個所に位置したままであるため、バイトによってワークから発生する長くのびた切屑などが絡み付いてしまう。そのため、ワーク仮受の構成を簡単にしてコストを抑え、切屑の絡みつきを無くすためにも、加工前に簡単に脱着できるようなワーク仮受が望まれる。 Since the support base of Patent Document 1 given as a conventional example has a complicated structure and is also large in size, it is costly in itself. In addition, since it remains located at the processing site, long chips and the like generated from the work by the cutting tool are entangled. Therefore, in order to simplify the structure of the work temporary receiver, reduce the cost, and eliminate the entanglement of chips, it is desired to have a work temporary receiver that can be easily attached and detached before processing.
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、工具を使用せずに工作機械に対する脱着を可能にする脱着式ワーク仮受を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a removable work temporary receiver that enables attachment / detachment to a machine tool without using a tool in order to solve such a problem.
本発明に係る脱着式ワーク仮受は、鉛直な面に構成された工作機械の取付け部に対して上方から掛けるように取り付ける脱着部が一端部に形成され、前記工作機械の取付け部に対する脱着部の取り付けにより水平方向の姿勢が維持される棒状の支持部材と、前記支持部材に対して直交するように前記脱着側端部とは反対の先端部に設けられ、ワークに下から当てられるワーク受部の位置を上下させる可変機構を有するワーク受部材とを有する。 In the removable work temporary receiver according to the present invention, a detachable portion is formed at one end so as to be hung from above with respect to the attachment portion of the machine tool configured on a vertical surface, and the detachable portion with respect to the attachment portion of the machine tool. A rod-shaped support member whose horizontal posture is maintained by the attachment of the support member, and a work receiver provided at the tip opposite to the detachable end so as to be orthogonal to the support member and applied to the work from below. It has a work receiving member having a variable mechanism for raising and lowering the position of the portion.
前記構成によれば、棒状の支持部材に直交するワーク受部材によってワークを支持する場合、工具を使用することなく、工作機械の取付け部に対して脱着部を上方から掛けるようにして簡単に取り付けることができ、可変機構によってワーク受部を下降させることによりワークと干渉することなく簡単に取外すことができる。 According to the above configuration, when the work is supported by the work receiving member orthogonal to the rod-shaped support member, the work can be easily attached by hanging the detachable portion on the attachment portion of the machine tool from above without using a tool. By lowering the work receiving portion by the variable mechanism, it can be easily removed without interfering with the work.
本発明に係る脱着式ワーク仮受の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。例えば旋盤のような工作機械は、回転させたワークに対して切削工具を当てた旋削加工が行われる。そうした工作機械は、ベース上に主軸台が設けられ、主軸チャックによってワークが回転可能に保持される。その際、ワークの形状が回転軸方向に短い円盤状のようなものであれば主軸チャックによって把持するだけでよいが、回転軸方向に長い棒状のワークは、主軸チャックのクランプだけでは加工時の姿勢が維持できない。そこで、主軸チャックの反対側からもワークを支持する心押台が利用される。 An embodiment of the removable work temporary receiving according to the present invention will be described below with reference to the drawings. For example, in a machine tool such as a lathe, turning is performed by applying a cutting tool to a rotated workpiece. In such a machine tool, a spindle base is provided on the base, and the workpiece is rotatably held by the spindle chuck. At that time, if the shape of the work is like a disk that is short in the rotation axis direction, it is sufficient to grip it with the spindle chuck, but for a rod-shaped work that is long in the rotation axis direction, the clamp of the spindle chuck alone is sufficient for machining. I can't maintain my posture. Therefore, a tailstock that supports the work from the opposite side of the spindle chuck is also used.
図1及び図2は、心押台を利用した工作機械のワーク保持部の側面図であり、形態を変化させた本実施形態の脱着式ワーク仮受が各々に示されている。工作機械は、主軸に対峙するようにして心押台1が設けられ、主軸チャック3の中心に取り付けられたセンタ4と、心押台1のセンタ2とが主軸の回転軸と同軸上に位置している。そこで、切削加工の際には、ワークWが両センタ2,4に挟み込まれるようにして支持される。
1 and 2 are side views of a work holding portion of a machine tool using a tailstock, and each of them shows a removable work temporary receiver of the present embodiment in which the form is changed. In the machine tool, the tailstock 1 is provided so as to face the spindle, and the
ところで、心押台1を利用したワークWの取付けにはワーク仮受が使用される。心押台1のセンタ2をワークWの先端部に当てるまでの間、ワークWを横向きにしたまま維持するためである。本実施形態の脱着式ワーク仮受(以下、単に「ワーク仮受」という)5は、心押台1側の鉛直な壁面101に対して脱着可能なL字形をしたものである。特に、工作機械には壁面101に取付け部が構成され、ワーク仮受5は、そこに工具を使用することなく脱着することが可能な構成となっている。
By the way, a work temporary receiver is used for attaching the work W using the tailstock 1. This is to keep the work W sideways until the
工作機械の取付け部は、支点ピン103を備えた厚板の脱着用固定板102が固定されている。具体的には、壁面101にタップが切られ、そのネジ穴にボルトを締め付けることによって脱着用固定板102が固定されている。ワーク仮受5は、そうした壁面101に対して直交する水平方向に延びる支持部材11と、その支持部材11に直交して上下方向に取り付けられるワーク受部材12とを有している。
A thick plate
支持部材11は、円筒状の棒材であり、その一端に脱着プレート21が接合されている。図3は、支持部材11の軸方向から示した脱着プレート21の正面図である。脱着プレート21は、支点ピン103に引掛けられるように、引掛け孔211が形成されている。引掛け孔211は、下側が支点ピン103のヘッド103aより大きく、上部にかけて幅が小さくなるようにした滴形をしている。よって、ワーク仮受5は、引掛け孔211に入った支点ピン103に引掛けられ、脱着プレート21が支持ピン103と壁面101とによってモーメントを受けるようにして、図1及び図2に示すような片持ち支持の状態で取付けられる。
The
次に、図4は、支持部材11の先端部に設けられたワーク受部材12を示した断面図であり、図5は、支持部材11の軸方向から示したワーク受部材12の正面図である。ワーク受部材12は、細長形状の第1プレート23と第2プレート24が上下に連結されている。上側の第2プレート24は、上端部にワークWを受けるようにV字形のワーク受部241が形成され、下端部側に第1プレート23が連結されている。第2プレート24の下部裏面には、長手方向に沿って溝部242が形成され、その溝部242に重ねて長孔243が2箇所に形成されている。
Next, FIG. 4 is a cross-sectional view showing a
一方、第1プレート23は、溝部242への嵌め合わせが可能な上部231が形成され、そこには長孔243に対応するようにネジ穴が形成されている。第1プレート23と第2プレート24は、長孔243を通した六角穴付きのボルト25をワッシャを介してネジ穴へ締め付けることにより一体に固定され、締め付けを緩めることにより、第1プレート23に対して溝部242に沿った方向、つまり長孔243の長手方向に第2プレート24をずらした位置調整が可能になっている。
On the other hand, the
第1プレート23は、その前側に突き立てられるように保持用凸部26が接合されている。その保持用凸部26にはタップが切られ、調整ボルト27が下から突き抜けるようにして螺合している。また、その調整ボルト27にはナット28が螺合され、保持用凸部26の下面に押し当てるナット28の締め付けにより、保持用凸部26に対する調整ボルト27の位置決めが行われるようになっている。
The
第2プレート24の下端には前側に突き出した受側凸部244が形成され、保持用凸部26から上方に突き出した調整ボルト27の先端が下から突き当てられるようになっている。従って、保持用凸部26から上方に突き出した調整ボルト27について、その突出量を調整することにより、先端に当てられた受側凸部244の位置をずらすことができ、第2プレート24のワーク受部241について微妙な位置調整が可能になっている。
A receiving-
第1プレート23は、溝部242の幅寸法に合わせた上部231と、それよりも大きい幅寸法の中間部232と、幅寸法を小さくした下部233とを有する形状となっている。第1プレート23は、第2プレート24の溝部242に上部231が対応し、前述したように長手方向の位置調整が可能な構成となっている。また、ワーク仮受5は、図1及び図2(図5(a)お及び図5(b))に示すように、ワーク受部材12の位置を支持部材11に対して上下させることが可能な可変機構が構成されている。
The
支持部材11の先端には取付けプレート31が接合され、そこにガイドブロック32がボルト34によって固定されている。図6は、そのガイドブロック32を示した正面図である。ガイドブロック32は、裏側にガイド溝321が形成され、取付けプレート31に重ね合わせることにより、第1プレート23の中間部232が上下方向にスライド可能な矩形断面の貫通孔が形成される。また、ガイドブロック32には、取付けプレート31に固定するためのボルト34を通す長孔322が形成されている。長孔322は横方向に長いものであり、支持部材11に対してワーク受部材12の位置を横方向に調整できるようになっている。更に、ガイド溝321の範囲に重なるようにストッパ33を取り付けるためのネジ孔323が形成されている。
A
ワーク仮受5は、ワーク受部材12を上下方向にスライドさせることにより、上昇した図1(図5(a))の仮受位置と、下降した図2(図5(b))の退避位置とに形態を変化させることが可能になっている。そこで、ワーク受部材12の仮受状態を維持するため、ガイドブロック32には2つのストッパ33が取り付けられている。ストッパ33は、インデックスプランジャであり、第1プレート23の下部233の幅寸法に対応して2箇所に設けられ、中間部232の下端にピンが当たるように構成されている。従って、ストッパ33のノブを手前に引くことによりピンが中間部232から外れ、第1プレート23が仮受位置から退避位置へと下降するようになっている。
By sliding the
ワーク受部材12は、調整ボルト27がガイドブロック32に当たることにより、所定の位置で下降が止められるようになっている。調整ボルト27がガイドブロック32に当たった位置がワーク受部材12の退避位置である。そして、スライド可能なワーク受部材12は、上下が逆転してもガイドブロック32から抜け落ちないように、第1プレート23の下部233に形成されたネジ孔に抜止めボルト35が螺合している。
The
続いて、本実施形態のワーク仮受5は、次のようにして使用される。先ず、ワークWは、一端部が主軸チャック3側のセンタ4に嵌め込まれ、他端部側が壁面101に取り付けられたワーク仮受5によって下から支えられて横向きの姿勢が維持される。心押台1のセンタ2が押し出されると、ワークWは、図1に示すように両端から回転可能に支持される。ワーク仮受5は、両センタ2,4に挟み込まれるようにして支持されたワークWの切削加工前には取り外される。図2に示すようにワーク受部材12を退避位置まで下げることにより、加工時のワークWとの干渉を避けることはできるが、長くのびる切屑が絡み付くなどの不具合が生じるからである。
Subsequently, the work
ワーク仮受5は、工作機械に対する脱着が行われるため、その取扱いが容易であることが必要である。この点、ワーク仮受5は工具を使用することなく脱着することができる。先ず、ワーク仮受5を装着する場合には、脱着用固定板102の支点ピン103に対して、その支点ピン103が引掛け孔211に入れられ、図3の矢印で示すようにヘッド103aを相対的に移動することにより、脱着プレート21が支点ピン103に上方から引っ掛けられる。このときワーク仮受5は、支持部材11が水平方向に延び、その先端ではワーク受部材12が図1(図5(a))に示すように上方に向けて突き立てられている。
Since the work
装着されたワーク受部材12は、ストッパ33のピンに支えられ、ワークWを支持することが可能な仮受状態になっている。そして、調整ボルト27を使用したワーク受部241の微調整が行われる。このときボルト25が緩められた状態で、例えば調整ボルト27が保持用凸部26のネジ孔に締め込まれることにより棒先が上昇し、受側凸部244を介して第2プレート24が押し上げられ、長孔243の範囲内で位置調整が行われる。
The mounted
一方、ワーク仮受5を取外す場合は、既にワークWが心押台1によって主軸チャック3との間にセットされているため、図1の状態のままでは支点ピン103に引っ掛けられた脱着プレート21を上方に持ち上げて外すことはできない。そこで、ワーク仮受5の取外しを可能にするため、ワーク受部材12が図2(図5(b))に示す退避位置に下げた形態に変えられる。その変形にはインデックスプランジャであるストッパ33のノブが手前側に引かれる。すると、ピンから外れた第1プレート23がガイドブロック32内を下降し、調整ボルト27がガイドブロック32に突き当てられて止まる。ワーク仮受5は、ワークWとの干渉が無くなるため、上方に持ち上げられて脱着プレート21が支点ピン103から外れ、ワークWの加工箇所からワーク仮受5が取り除かれる。
On the other hand, when the work
よって、本実施形態のワーク仮受5は、支点ピン103に脱着プレート21を引っ掛けるだけで取り付けることができ、工具を使用することなく工作機械に対する脱着が可能であるため、心押台1を使用した加工前の作業が非常に簡単なものとなる。また、ワーク仮受5を取外す際には、ストッパ33のノブを手前側に引くことだけで、ワーク受部材12を退避位置に下降させることができる。一方、仮受位置のワーク受部材12は、調整ボルト27によってワーク受部241の微調整を行うことが可能でるため、ワークWを適切な位置で支持することができる。
Therefore, the work
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。 Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to this, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
1…心押台 2,4…センタ 3…主軸チャック 5…脱着式ワーク仮受 11…支持部材 12…ワーク受部材 21…脱着プレート 23…第1プレート 24…第2プレート 27…調整ボルト 31…取付けプレート 32…ガイドブロック 33…ストッパ 101…壁面 103…支点ピン 211…引掛け孔
1 ...
Claims (4)
前記支持部材に対して直交するように前記脱着側端部とは反対の先端部に設けられ、ワークに下から当てられるワーク受部の位置を上下させる可変機構を有するワーク受部材と、
を有する脱着式ワーク仮受。 A detachable portion is formed at one end so as to hang from above with respect to the attachment portion of the machine tool configured on a vertical surface, and the horizontal posture is maintained by attaching the attachment / detachment portion to the attachment portion of the machine tool. With a rod-shaped support member
A work receiving member provided at a tip opposite to the detachable end so as to be orthogonal to the supporting member and having a variable mechanism for raising and lowering the position of the work receiving portion applied to the work from below.
Detachable work temporary receiver with.
前記ワーク受プレートは、前記ガイド部材の貫通孔を移動し、前記ストッパ部材によって位置決めされる第1プレートと、前記第1プレートに対して上下の移動が可能に組み付けられた第2プレートとを有し、
前記第1プレートの凸部に調整ネジが螺合し、前記第2プレートの凸部に前記調整ネジの上端が当てられる調整機構を有する請求項2に記載の脱着式ワーク仮受。 The guide member is a guide block fixed to the tip of the support member and forming a through hole having a rectangular cross section.
The work receiving plate has a first plate that moves through a through hole of the guide member and is positioned by the stopper member, and a second plate that is assembled so as to be movable up and down with respect to the first plate. And
The removable work temporary receiver according to claim 2, further comprising an adjusting mechanism in which an adjusting screw is screwed into the convex portion of the first plate and the upper end of the adjusting screw is applied to the convex portion of the second plate.
The detachable portion is a plate material fixed to one end of the support member, and the width of the upper side is reduced corresponding to a pin member with a head projecting horizontally to the mounting portion on the machine tool side. The removable work temporary receiver according to any one of claims 1 to 3, wherein a drop-shaped hook hole is formed.
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