JP2020195106A - 装着型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外界に応じたAR(拡張現実)等の機能を高めることが可能な装着型表示装置を提供すること。【解決手段】画像光GLを射出して画像を表示する表示装置100Xと、外光を感知する外光センサーとしての照度センサーLSあるいはカメラCAとを備え、照度センサーLSあるいはカメラCAは、画像光GLの射出方向について、表示装置の眼前部分を形成する透視型導光ユニット100Cと重なる位置にある。これにより、照度センサーLSやカメラCAにおける外光の感知方向を、観察者の視線方向に対応させ、かつ、観察者の眼の位置に近い箇所にある状態に維持する。【選択図】図1

Description

本発明は、虚像等を観察者に提示する装着型表示装置に関する。
頭部装着型表示装置に設けた3つ以上のカメラを利用して、撮像した画像の位置合わせを行うものが知られている(特許文献1)。
特開2001−211403号公報
特許文献1の装置のように、カメラを装置のサイド(脇)等に配置したものを利用する場合、観察者の視認方向とカメラ画像の位置ずれが避けられず、複数の画像から位置合わせを行う等が必要となる。この場合、例えば観察者の視認方向とカメラ画像との間での位置合わせ精度が低いと、外光に関する種々の検知において精度低下を招くことになったり、AR機能等で精度低下を招くことになったりするおそれがある。また、周囲の画像の検知や観察者の視線方向についての明るさの検知等も正確にできるとは限らない。例えば装着者の頭髪が長いと、サイドに配置されたカメラレンズの前に髪がかかってしまい、機能低下するおそれもある。
本発明の一側面における装着型表示装置は、画像光を射出して画像を表示する表示装置と、外光を感知する外光センサーとを備え、外光センサーは、画像光の射出方向について、表示装置の眼前部分と重なる位置にある。
実施形態の装着型表示装置の一例を説明するための正面図である。 装着型表示装置の回路構成を説明する概念的なブロック図である。 装着型表示装置の一構成例について外観を一部拡大して示す斜視図である。 外光センサーとしてのカメラについて内部構造を説明するための側断面図である。 外光センサーとしての照度センサーについて一例を説明するため装着型表示装置を一部拡大して示す正面図である。 装着型表示装置のうち照度センサーを含む部分について拡大した側断面図である。 画像光の光路について示す概念的な平面図である。 調光シェードを取り付けた装着型表示装置の一例を説明するための正面図である。 照度センサーについて一変形例を説明するための図である。 図9の照度センサーについて装着型表示装置を一部拡大して示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る装着型表示装置について一例を説明する。
図1等に示すように、実施形態の装着型表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイ(HMD)である。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、装着型表示装置100を装着した観察者の両眼の並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、観察者にとっての両眼の並ぶ横方向に直交する下方向に相当し、+Z方向は、観察者にとっての前方向又は正面方向に相当する。なお、X、Y、及びZについて、ヘッドマウントディスプレイ100における方向として言い換えると、まず、X軸は、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bを構成する2つの導光部材10が並ぶ方向に沿った軸に相当する。Z軸は、導光部材10からの画像光(映像光)の射出方向に沿った軸に相当する。Y軸は、X軸とZ軸との双方に直交する軸に相当する。
図1等に示すように、装着型表示装置100は、この装着型表示装置100を装着した観察者又は装着者に対して、虚像を視認させることができるだけでなく、外界像をシースルーで観察させることができる。なお、装着型表示装置100は、図2に示すケーブル109を介して、図示を省略するスマートフォンその他の外部装置に対して通信可能に接続することができ、例えば外部装置から入力された映像信号に対応する虚像を形成することができる。装着型表示装置100は、第1表示装置100Aと、第2表示装置100Bとを備える。第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとは、左眼用の虚像と右眼用の虚像とをそれぞれ形成する部分である。左眼用の第1表示装置100Aは、観察者の眼前を透視可能に覆う第1虚像形成光学部101aと、画像光を形成する第1像形成本体部105aとを備える。右眼用の第2表示装置100Bは、観察者の眼前を透視可能に覆う第2虚像形成光学部101bと、画像光を形成する第2像形成本体部105bとを備える。すなわち、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bにより、左右の眼に対応した画像の表示がなされる。以上について言い換えると、装着型表示装置100では、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bにより、画像光を射出して画像を表示する表示装置100Xが構成されている。
第1及び第2像形成本体部105a,105bの後部には、頭部の側面から後方に延びるつる部分であるテンプル104が取り付けられており、観察者の耳やこめかみ等に当接することで装着型表示装置100の装着状態を確保する。また、第1及び第2虚像形成光学部101a,101b間に形成された窪みには、テンプル104とともに支持部を構成するノーズパッドNPが設けられており、このノーズパッドNPは、観察者の眼に対する虚像形成光学部101a,101b等の位置決めを可能にする。なお、ノーズパッドNPは、取付具TPによって第1表示装置100A及び第2表示装置100Bを一体化する透視型導光ユニット100Cの中央部材50に組付けられている。透視型導光ユニット100C及びこれを構成する中央部材50については、後述する。
第1及び第2虚像形成光学部101a,101bは、別体ではなく中央で連結されて一体的な部材である透視型導光ユニット100Cを形成している。透視型導光ユニット100Cは、一対の導光部材10a,10bと中央部材50とを備える。一対の導光部材10a,10bは、画像光を内部に伝搬させつつ虚像形成に寄与する一対の光学部材である。中央部材50は、一対の光透過部50a,50bを有する。光透過部50aは、導光部材10aに接合され、光透過部50bは、導光部材10bに接合される。透視型導光ユニット100Cは、導光によって観察者に両眼用の映像を提供する複合型の導光装置20であり、両端部つまり導光部材10a,10bの先端側で外装ケース105dに支持されている。以上のようにして、透視型導光ユニット100Cが、装着時において観察者の眼前を透視可能に覆う部分を形成している。本実施形態では、透視型導光ユニット100Cを、表示装置100Xの眼前部分FPとする。すなわち、透視型導光ユニット100Cは、表示装置100Xの眼前部分FPとして、装着時において観察者の眼前を透視可能に覆う部分を形成して、シースルーを実現している。なお、画像形成やシースルーについては、図7を参照して、後述する。
また、本実施形態では、透視型導光ユニット100Cは、上面すなわち+Y側の面として、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて面一で延びる平面FSを有するものとなっている。
透視型導光ユニット100Cの上面には、カバー構造部として、カバー部材FCが設けられている。詳しくは後述するが、本実施形態では、各部を接続するためのケーブルとして、フレキシブル基板すなわちFPC(Flexible Printed Circuit)基板が採用されている。つまり、カバー部材FCは、FPCカバーである。カバー部材FCと透視型導光ユニット100Cとの間には、薄く狭い空間が形成されている。ケーブルとしてフレキシブル基板を採用することで、当該空間において第1像形成本体部105aと第2像形成本体部105bとを電気的に連結するケーブルを延ばす態様にできる。
特に、本実施形態では、上記のほか、外光を感知するものとして、照度センサーLSが設けられている。照度センサーLSは、ALS(Ambient Light Sensor)であり、観察者の反応にあった環境光強度の測定を行う外光センサーである。このため、照度センサーLSは、観察者にとっての前方向又は正面方向に相当する+Z方向に向けて配置されており、観察者の眼に入る光量を検知可能としている。すなわち、照度センサーLSは、画像光の射出方向である−Z方向について、表示装置100Xの眼前部分FPと重なる位置にある。なお、図示のように、照度センサーLSは、カバー部材FCから延長して形成される照度センサーカバー部材SCに取り付けられている。
さらに、本実施形態では、外光を感知するものとして、装置の中央部にカメラCAを設けた構成となっている。カメラCAは、例えばCCDやCMOS等の個体撮像素子で構成される撮像カメラであり、観察者の視線に応じた外界像を撮像する(捉える)外光センサーである。図示のように、カメラCAは、カバー部材FCから延長して形成されるカメラカバー部材CCに取り付けられている。なお、カメラCAも、照度センサーLSと同様、画像光の射出方向である−Z方向について、表示装置100Xの眼前部分FPと重なる位置にある。
図1や図3に示すように、カメラCAは、ノーズパッドNPやその取付具TPと同様に、中央の位置にすなわち観察者の眼と眼の間の位置に設置されている。これにより、観察者の視認方向とカメラ画像との間におけるずれの発生を抑えられる。したがって、例えばAR(拡張現実)機能等で精度を高めることができる。仮に、カメラCAを例えば第2像形成本体部105b側等のサイド方向に配置すると、AR機能等で精度低下を招くおそれがある。さらに、頭髪が長い観察者が使用する場合に、カメラCAのカメラレンズの前に髪がかかってしまい、機能低下するおそれもある。本構成では、カメラCAを中央に配置することで、かかる事態を回避あるは抑制できる。
以上のように、本実施形態では、外光センサーである照度センサーLSやカメラCAが、装着時において観察者の眼前を透視可能に覆う部分である表示装置100Xの眼前部分FPに対応させた位置に設けられていることで、これらから取得した照度や外界像に基づいて位置精度がより高い画像を付与したAR(拡張現実)を実現できる。
以下、装着型表示装置100の内部構造等について簡単に説明する。まず、第1像形成本体部105aすなわち第1表示装置100Aは、カバー状の外装ケース105d内に、図7に例示するように、画像を形成するための光学系として、表示素子80や鏡筒38等を有する。なお、表示素子80は、例えば有機ELの表示パネルやLCD用のパネルで構成される。
また、第1像形成本体部105aは、図2に示すように、各部の動作を統括制御するメイン回路基板MDのほか、表示素子80等を駆動させるための左眼用回路基板DL等を有する。特に、本実施形態では、メイン回路基板MDは、各部の動作制御の一環として、照度センサーLSやカメラCAの動作直接的又は間接的にを制御する。
一方、第2像形成本体部105bすなわち第2表示装置100Bは、外装ケース105d内に、表示素子80等を駆動させるための右眼用回路基板DR等を有する。特に、本実施形態では、カメラCAを駆動する駆動回路基板であるカメラ用回路基板CDが、第2像形成本体部105bすなわち第2表示装置100Bに設けられている。
なお、第1像形成本体部105aの外装ケース105dについては、区別のため、第1外装ケース105dと呼ぶこともある。同様に、第2像形成本体部105bの外装ケース105dについては、第2外装ケース105dと呼ぶこともある。また、外装ケース105dは、例えばマグネシウム合金等を材料としている。
例えば、第1像形成本体部105aにおいて、第1外装ケース105dに収納される表示素子80は、左眼用の虚像に対応する像を形成すべく画像光を射出する表示デバイスである。図7に例示する投射レンズ30は、表示素子80からの画像光を射出するものであり、第1虚像形成光学部101aにおいて結像系の一部を構成する。鏡筒38は、投射レンズ30の一部として、投射レンズ30を構成する像形成用の光学素子(不図示)を保持する。
なお、第2像形成本体部105bについても、第2外装ケース105dに収納される表示素子80と、鏡筒38を含む投射レンズ30とは、右眼用の虚像に対応する像を形成すべく同様の機能を果たす。
メイン回路基板MDは、外部からの情報を含む信号を処理する信号処理基板である。ここで、外部からの情報は、典型的には外部装置からの画像データである。メイン回路基板MDは、外部とのインターフェース機能を有するとともに、左眼用回路基板DL及び右眼用回路基板DRの表示動作を管理し制御している。このため、図2に示すように、メイン回路基板MDは、ケーブルにより各部と接続されている。
左眼用回路基板DLは、第1像形成本体部105a中の表示素子80を駆動する駆動回路基板であり、メイン回路基板MDの制御下で動作する。
同様に、右眼用回路基板DRは、第2像形成本体部105b中の表示素子80を駆動する駆動回路基板であり、メイン回路基板MDの制御下で動作する。
照度センサーLSは、既述のように、観察者の眼に入る光量を検知可能とすべく、メイン回路基板MDの制御下で動作する。また、カメラCAは、既述のように、カメラ用回路基板CDの制御下で動作する。なお、カメラ用回路基板CDは、メイン回路基板MDの制御下で動作して、カメラCAを駆動する。つまり、メイン回路基板MDは、直接的又は間接的に照度センサーLSやカメラCAの駆動制御を行うとともに、これらから取得される外部の状況に関するデータを反映した画像形成を行うことができる。本実施形態の場合、外光センサーである照度センサーLSやカメラCAが観察者の眼の位置に近接している。これにより、視線や眼に入る光量等のこれらから取得される情報が、観察者による外部の認識状況を的確に反映したものとなる。したがって、これらの情報を利用することで、メイン回路基板MD、あるいは、これにつながる外部装置での各種画像処理に際する位置の精度や輝度等を、向上させることができる。
なお、メイン回路基板MD等の各種回路基板は、絶縁性の樹脂基板の表面や内部に配線を形成したものであり、表面にICや電子素子をマウントした構造を有する。
上記のような各部での動作をすべく、図2に例示するように、カメラ用回路基板CD等の各回路基板は、メイン回路基板MDや他の回路基板と接続されている。本実施形態では、既述のように、各部と接続するためのケーブルとして、フレキシブル基板を種々の箇所で採用しているが、特に、本実施形態では、上述した各回路基板と外光センサーとの間のケーブルとしてフレキシブル基板を採用している。具体的には、まず、メイン回路基板MDと右眼用回路基板DRとを接続する第1フレキシブル基板として、右眼用フレキシブル基板FB1が、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて延びている。すなわち、右眼用フレキシブル基板FB1は、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて面一で延びる上面である平面FSに沿って延びている。また、メイン回路基板MDと左眼用回路基板DLとを接続する第2フレキシブル基板として、左眼用フレキシブル基板FB2が設けられている。このほか、メイン回路基板MDと照度センサーLSとを接続する照度センサー用フレキシブル基板FB3が設けられている。なお、本実施形態では、例えば照度センサー用フレキシブル基板FB3についても第2フレキシブル基板とする。すなわち、以下では、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて延びて信号を伝送するフレキシブル基板(右眼用フレキシブル基板FB1)を第1フレキシブル基板とし、第1フレキシブル基板以外のフレキシブル基板であって、第1フレキシブル基板に重ねて配置されるフレキシブル基板(眼用フレキシブル基板FB2及び照度センサー用フレキシブル基板FB3)を第2フレキシブル基板とする。なお、以下では、上記各フレキシブル基板について、例えば右眼用フレキシブル基板FB1を、単に、フレキシブル基板FB1等と記載することもあるものとする。
さらに、カメラCAとカメラ用回路基板CDとを設けていることに伴って、メイン回路基板MDとカメラ用回路基板CDとを接続するカメラ制御用フレキシブル基板FB4と、カメラ用回路基板CDとカメラCAとを接続するカメラ駆動用フレキシブル基板FB5とを有している。なお、これらについても第2フレキシブル基板とし、また、単に、フレキシブル基板FB4等と記載することもあるものとする。
本実施形態では、これら複数のフレキシブル基板FB1〜FB5を一部重畳させている。なお、図2に概念的に示す一例では、フレキシブル基板FB2が、最も下方側(+Y側)に位置し、その上にフレキシブル基板FB1が重畳され、その上にフレキシブル基板FB4が重畳され、フレキシブル基板FB3及びフレキシブル基板FB5が、最も上方側(−Y側)に位置している。
なお、フレキシブル基板FB1〜FB5の表面には、適宜シールドを施して形成されるシールド部で覆われることで、電磁的に遮蔽される。より具体的には、例えば各シールド部が、フレキシブル基板FB1〜FB5のマイナス電位(GND配線)とスルーホールで接続されていることで、ケーブル109を介して外部装置に接続され、グランドされる。以上のようにしてシールドされることで、フレキシブル基板内の信号線等は、フレキシブル基板の外部からのノイズによる影響を避けることができる。
フレキシブル基板FB1〜FB5のうち、第1フレキシブル基板である右眼用フレキシブル基板FB1と、第2フレキシブル基板である左眼用フレキシブル基板FB2とは、画像データの伝送を担う。このため、例えば高画質な動画画像のデータ送信を可能とすべく、右眼用フレキシブル基板FB1及び左眼用フレキシブル基板FB2は、高速信号線を含むものとなっている。ここで、上記のように、高速信号線を採用する場合、特に、外部から受けるノイズの対策が、重要となる。これに対して、本実施形態では、上記のように、必要に応じてシールドされた状態となるように構成している。
なお、照度センサー用フレキシブル基板FB3については、同様に、高速信号線とすることも考えられるが、必ずしも高速信号線を採用することを要せず、ここでは、高速信号線を含まないものとする。
右眼用フレキシブル基板FB1は、既述のように、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて延びて、第2表示装置100Bに向けて各種信号等を伝送する。すなわち、右眼用フレキシブル基板FB1を介して、メイン回路基板MDから右眼用回路基板DRに向けて、右眼用の画像データが出力される。また、右眼用フレキシブル基板FB1は、第2表示装置100Bの各部を駆動させるための電力供給用ケーブルとしても機能する。
左眼用フレキシブル基板FB2は、第1表示装置100Aに向けて各種信号等を伝送する。すなわち、左眼用フレキシブル基板FB2を介して、メイン回路基板MDから左眼用回路基板DLに向けて、左眼用の画像データが出力される。また、左眼用フレキシブル基板FB2は、第1表示装置100Aの各部を駆動させるための電力供給用ケーブルとしても機能する。
なお、カメラ制御用フレキシブル基板FB4及びカメラ駆動用フレキシブル基板FB5は、画像データの伝送ケーブルとして機能するほか、カメラCAやカメラ用回路基板CDを駆動させるための電力供給用ケーブルとしても機能する。なお、フレキシブル基板FB4,FB5も、高速信号線を含むものとなっている。
以上のように、本実施形態では、ケーブルとして高速信号線を含む複数のフレキシブル基板を採用し、さらに、これらを重畳させることで、大容量のデータ送信を可能としつつ、薄型で省スペースな構成となる配線を可能にしている。
以下、図3及び図4を参照して、カメラCAの配置や組付けについて一例を説明する。図3は、装着型表示装置100に設けたカメラCAについて一例を説明するための斜視図であり、図4は、図3に示すカメラCAについて内部構造を説明するための側断面図である。なお、図3のうち、上欄に示す状態ψ1と下欄に示す状態ψ2とは、図1に例示したカメラCAについて互いに異なる角度(視点)から一部拡大して示した斜視図であり、図4は、図1におけるCC矢視断面図である。
既述のように、カメラCAは、観察者の視線に応じた外界像を撮像する(捉える)ための外光センサーであり、図示のように、装着型表示装置100を構成する第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとの中央位置にあるカバー部材FCから延長して形成されている。すなわち、カメラCAは、第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとを接合するブリッジ部である中央部材50のある箇所に設けられている。これにより、カメラCAは、装着型表示装置100のサイド(脇)に配置した場合に比べて、より正確に観察者の視線にあった外界像を捉えることができる。さらに、図示のように、また、既述のように、カメラCAは、カメラカバー部材CCに取り付けられる構造となっている。
カメラCAは、気密あるいは液密な状態に維持すべく、図示のように、筐体状のカメラホルダーCAhに収納されている。さらに、密閉用のシート部材CAsをカメラホルダーCAhとカメラカバー部材CCとの間に挟んだ状態で、カメラホルダーCAhがカメラカバー部材CCに対してネジ締め部NCによりネジ締め固定されることで、カメラCAがカメラホルダーCAh内で密閉された状態となっている。以上のように、カメラCAは、カバー部材FCを延長して設けた部材を含む各部で構成された防水構造部WPCによって収納されている。なお、カメラCA及びフレキシブル基板FB5は、導光装置20の表面との間にZ方向に関してクリアランス(間隙)CL1を設けた状態を維持して、カメラカバー部材CC延いてはカバー部材FCに取り付けられている。
また、以上の場合、外光センサーであるカメラCAは、カバー部材FCに沿って延びて信号を伝送するフレキシブル基板FB5に取り付けられ、かつ、フレキシブル基板FB5により吊るされた状態となっている。これにより、カメラCAを、他の部材への影響を回避しつつ確実に所望の位置に取り付けた状態とすることができる。
以下、図5等を参照して、照度センサーLSの配置や組付けについて一例を説明する。図5は、図1の一部拡大図であり、装着型表示装置100に設けた照度センサーLSについて一例を説明するための正面図である。また、図6は、図5のBB矢視断面図であり、装着型表示装置100のうち照度センサーLSを含む部分について拡大した側断面図である。
既述のように、照度センサーLSは、環境光強度の測定を行う外光センサーであり、図1に例示するように、装着型表示装置100を構成する第1表示装置100A及び第2表示装置100Bのうち、第1表示装置100Aに設けられている。より具体的には、照度センサーLSは、第1表示装置100Aの導光部材10aにおける表面であって観察者の眼に対向する面のうち、前面側すなわち+Z側において、観察者の視界を妨げにくい隅の領域に設けられている。つまり、照度センサーLSは、導光部材10aを構成する表面のうち前面側にあり、+Z方向に関する配置が、装着時における観察者の眼の位置、導光部材10a、照度センサーLSの順で並ぶ態様となっており、かつ、照度センサーLSは、導光部材10aにおける画像光の射出領域よりも画像光の光源側に離間した位置にある。さらに以上を言い換えると、装着時における観察者の眼の位置に対して、第1表示装置100Aを構成する導光部材10aよりも遠い位置であって、視界の邪魔にならない位置にある。また、上記のうち、導光部材10aの導光面に対する照度センサーLSの配置すなわちXY面の面内での配置に関してさらに言及すると、照度センサーLSは、導光部材10aのうち外装ケース105d(図1参照)に収納される部分と外装ケース105dから露出した部分との境界付近において、導光部材10aに重なる場所に配置されている。つまり、導光部材10aにおける外光の通過領域のうち外装ケース105dに近い光源側に位置しており、導光部材10aにおける画像光の射出領域からは離間している。図示の例では、照度センサーLSは、観察者にとっての左側(−X側)かつ上方側(−Y側)に位置している。この領域は、図7を参照して後述するように、画像光の伝搬において光路上の領域となり得る領域である。このため、本実施形態では、画像光の伝搬を妨げないようにするため、照度センサーLS及びこれに接続されるフレキシブル基板FB3を、図6に示すように、導光部材10aの表面に対して離間した状態に維持する構造としている。
具体的に説明すると、まず、既述のように、また、図5及び図6に示すように、照度センサーLSは、カバー部材FCから延長して形成される照度センサーカバー部材SCに取り付けられる構造となっている。さらに、図6に示すように、照度センサーLSは、照度センサーカバー部材SCに設けた凹部REに埋め込まれている。また、照度センサーLSに接続するフレキシブル基板FB3は、例えばカバー部材FCのうち凹部RE周辺の平面部と接着固定されている。以上により、照度センサーLS及びフレキシブル基板FB3は、導光部材10aの表面との間にZ方向に関してクリアランス(間隙)CL1を設けた状態を維持して、照度センサーカバー部材SC延いてはカバー部材FCに取り付けられている。以上のように、本実施形態の装着型表示装置100には、外光センサーである照度センサーLSと表示装置100Xの眼前部分FPとの間に間隙(クリアランス)CL1がある。これにより、画像光の導光を行う眼前部分FPに照度センサーLSを設けても、照度センサーLSが画像光の導光に影響することの無いようにしている。
以上のように、照度センサーLSやカメラCAを、導光部材10aを含む導光装置20の周辺に配置した場合において、仮に、照度センサーLSやカメラCA、あるいはこれらを構成する部品等が、導光部材10aに接触してしまうと、導光部材10aでの全反射による画像光の導光を阻害してしまう、すなわち、画像品質を落とすことになってしまう。その一方で、特に導光部材10aを利用してシースルーを実現する場合においては、外光、外景の的確な検知のためには、画像光の導光面と同じ面に照度センサーLSやカメラCAを設置する必要がある。かかる事項を考慮して、本実施形態では、上記のように、照度センサーLSやカメラCAについて、導光装置20の導光面に沿って配置させつつ、導光装置20とのクリアランス(間隙)CL1を設けた状態を維持している。
また、以上の場合、照度センサーLSは、カバー部材FCを延長して設けた部材を含む各部で構成された防水構造部WPAによって収納されている。
なお、上記のように、照度センサーLSを、観察者の眼の位置に対して導光部材10aよりも遠い位置に設置することで、例えば観察者が眼鏡の着用を要する等の場合にスペースを確保しやすくなる。また、以上のように、照度センサーLSが、第1表示装置100Aすなわち表示装置100Xにおける外光の透過領域のうち画像光の射出領域よりも画像光の光源側に離間した位置にあることで、照度センサーLSによる観察者の視認性への影響を低減あるいは回避できる。
また、以上の場合、外光センサーである照度センサーLSは、カバー部材FCに沿って延びて信号を伝送するフレキシブル基板FB3に取り付けられ、かつ、フレキシブル基板FB3により吊るされた状態となっている。これにより、照度センサーLSを、他の部材への影響を回避しつつ確実に所望の位置に取り付けた状態とすることができる。
以下、装着型表示装置100による画像の表示すなわち虚像の形成に関して説明する。図7は、第1表示装置100Aの一部を示す図であり、特に第1虚像形成光学部101aの光学的構造を説明するものとなっている。装着型表示装置100は、図1等を参照して説明したように、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bで構成されるが、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bとは、左右対称で同等の構造を有するため、第1表示装置100Aについてのみ説明し、第1表示装置100Aについては説明を省略する。
以下、図7を参照して、画像光GLの光路について概要を説明する。導光部材10aは、投射レンズ30から射出された画像光GLを、第1〜第5面S11〜S15での反射等により観察者の眼に向けて導光する。具体的には、投射レンズ30からの画像光GLは、まず光入射部20aに形成されている第4面S14の部分に入射して反射膜RMの内面である第5面S15で反射され、第4面S14に内側から再度入射して全反射され、第3面S13に入射して全反射され、第1面S11に入射して全反射される。第1面S11で全反射された画像光GLは、第2面S12に入射し、第2面S12に設けたハーフミラー15を部分的に透過しつつも部分的に反射されて光射出部20bに形成されている第1面S11の部分に再度入射して通過する。第1面S11を通過した画像光GLは、観察者の眼が配置される射出瞳EPに略平行光束として入射する。つまり、観察者は、虚像としての画像光により画像を観察することになる。
次に、外界像に関する事項の説明の前段として、光透過部50aについて説明する。光透過部50aは、既述のように導光部材10と一体的に固定され、導光部材10aの透視機能を補助する部材である。光透過部50aは、光学的な機能を有する側面として、第1透過面S51と、第2透過面S52と、第3透過面S53とを有する。第2透過面S52は、第1透過面S51と第3透過面S53との間に配置されている。第1透過面S51は、導光部材10の第1面S11を延長した面上にあり、第2透過面S52は、第2面S12に対して接合され一体化されている曲面であり、第3透過面S53は、導光部材10の第3面S13を延長した面上にある。
第1虚像形成光学部101aは、導光部材10aにより観察者に画像光を視認させるとともに、導光部材10aと光透過部50aとの組み合わせた状態で、観察者に歪みの少ない外界像を観察させるものとなっている。この際、第3面S13と第1面S11とが互いに略平行な平面(視度略0)となっていることで、外界光(外光)OLについて、収差等をほとんど生じさせない。また、第3透過面S53と第1透過面S51とが互いに略平行な平面となっている。さらに、第3透過面S53と第1面S11とが互いに略平行な平面となっていることで、収差等をほとんど生じない。以上により、観察者は、光透過部50a越しに歪みのない外界像を観察することになる。
以下、図8を参照して、装着型表示装置100における調光シェードSHの取付について説明する。図8は、調光シェードSHを取り付けた装着型表示装置100の一例を説明するための正面図である。見方を変えると、図1は、調光シェードSHを取り外した状態を示しており、この状態から調光シェードSHを取り付けると、装着型表示装置100は、図8のようになる。すなわち、調光シェードSHは、装着型表示装置100に対して着脱可能となっている。なお、図8に示すように、調光シェードSHは、表示装置100Xの眼前部分FPである透視型導光ユニット100Cのうち、装着時における観察者の眼の位置に対して遠い側(+Z側)の位置において装着可能となっている。調光シェードSHは、透視型導光ユニット100Cを透過する外光を調光する部材であり、例えば樹脂製のものや電子的に駆動して遮光率を調整するもの等、種々の態様のものが適用できる。
また、本実施形態の場合、調光シェードSHが、表示装置100Xの眼前部分FPを覆うため、外光センサーである照度センサーLSは、調光シェードSHの取付時において、調光シェードSHを通過した外光を受光する位置にあるものとなる。すなわち、照度センサーLSは、外光を受ける量が調光シェードSHの有無に伴って変化する態様となっている。あるいは、照度センサーLSは、調光シェードSHの存在を反映した受光をしているとも言える。
以下、図9及び図10を参照して、照度センサーLSの配置や組付けについて、一変形例を説明する。図9のうち、状態ε1は、装着型表示装置100のうち照度センサーLSを設けた部分について示す正面図であり、状態ε2は、平面図である。また、図10は、図9の照度センサーLSについて、異なる視点あるいは角度から示した斜視図である。
図示の一変形例では、先の一例と異なり、第1表示装置100Aの導光部材10aにおける表面であって観察者の眼に対向する面のうち、後面側すなわち−Z側において、観察者の視界を妨げにくい隅の領域に設けられている。つまり、照度センサーLSは、導光部材10aを構成する表面のうち後面側にあり、+Z方向に関する配置が、装着時における観察者の眼の位置、照度センサーLS、導光部材10a、の順で並ぶ態様となっており、かつ、照度センサーLSは、導光部材10aにおける画像光の射出領域よりも画像光の光源側に離間した位置にある。さらに以上を言い換えると、照度センサーLSは、装着時における観察者の眼の位置と導光部材10aとの間とする、すなわち第1表示装置100Aを構成する導光部材10aよりも近い位置であって、視界の邪魔にならない位置にある。図示の例では、照度センサーLSは、観察者にとっての左側(−X側)かつ上方側(−Y側)に位置している。この領域も、図7を参照して示した画像光GLの伝搬において光路上の領域となり得る領域である。したがって、この場合も、先の一例と同様に、照度センサーLS及びフレキシブル基板FB3が、導光部材10aの表面との間にクリアランス(間隙)を設けた状態を維持するような構造としている。
なお、上記のように、照度センサーLSを、観察者の眼の位置に対して導光部材10aよりも近い位置に設置することで、例えば照度センサーLSの外側(+Z側)への出っ張りを抑えて、装置の大型化を抑制できる。
以上のように、本実施形態に係る装着型表示装置100では、画像光GLを射出して画像を表示する表示装置100Xと、外光を感知する外光センサーである照度センサーLSあるいはカメラCAとを備え、例えば照度センサーLSは、画像光GLの射出方向について、表示装置の眼前部分FPを形成する透視型導光ユニット100Cと重なる位置にある。
以上の場合、外光センサーである照度センサーLSやカメラCAを、表示装置100Xからの画像光GLの射出方向について、表示装置100Xの眼前部分FPと重なる位置に設けていることで、照度センサーLSやカメラCAにおける外光の感知方向を、観察者の視線方向に対応させ観察者の視認状態を反映したものとし、かつ、観察者の眼の位置に近い箇所にある状態に維持できる。したがって、例えば観察者の眼に入る外光の量や、観察者が視認する外界像等について、照度センサーLSやカメラCAを装置のサイド(脇)に配置した場合に比べて、より正確に捉えることができる。
〔変形例及びその他の事項〕
以上で説明した各実施形態では、表示素子80が有機ELの表示パネルやLCD用のパネルであるとしたが、表示素子80は、LEDアレイ、レーザーアレイ、量子ドット発光型素子等に代表される自発光型の表示素子であってもよい。さらに、表示素子80は、レーザー光源とスキャナーとを組みあわせたレーザスキャナーを用いたディスプレイであってもよい。なお、LCDパネルに代えてLCOS(Liquid crystal on silicon)技術を用いることもできる。
また、例えば図2のメイン回路基板MD、左眼用回路基板DL、右眼用回路基板DRや、カメラ用回路基板CDは、演算素子、変換素子等の半導体素子によって構成される。具体的には、メイン回路基板MDは、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)等の回路をいずれか1つ以上含むものによって構成することができる。
また、外装ケース105dは、マグネシウム合金に限らず、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成することができる。
また、カメラCAについては、通常の撮影を行うためのカメラのほか、赤外光等を捉えるカメラや温度検知のためのカメラ等、目的に応じて、種々のものが適用できる。また、これらの目的に応じて、カメラCAさらにはカメラ用回路基板CDが取り換え可能であってもよい。
以上では、装着型表示装置100が、シースルー型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)あるとして説明したが、装着型表示装置100は、外界像のシースルー視ができないものであってもよく、外界像を遮断して虚像のみを観察する光学系とすることができる。
以上のように、一態様における装着型表示装置は、画像光を射出して画像を表示する表示装置と、外光を感知する外光センサーとを備え、外光センサーは、画像光の射出方向について、表示装置の眼前部分と重なる位置にある。
上記装着型表示装置では、外光センサーを、表示装置からの画像光の射出方向について、表示装置の眼前部分と重なる位置に設けていることで、外光センサーにおける外光の感知方向を、観察者の視線方向に対応させ、かつ、観察者の眼の位置に近い箇所にある状態に維持できる。したがって、例えば観察者の眼に入る外光の量や、観察者が視認する外界像等について、外光センサーを装置のサイド(脇)に配置した場合に比べて、より正確に捉えることができる。
具体的な側面において、外光センサーと表示装置の眼前部分との間に間隙がある。この場合、画像光の導光を行う眼前部分に外光センサーを設けても、当該間隙があることで、外光センサーが表示装置による画像光の導光に影響することの無いようにしている。
別の側面において、表示装置の眼前部分は、装着時において観察者の眼前を透視可能に覆う部分である。この場合、シースルーを確保しつつ、例えば外光センサーに基づいて位置精度がより高い画像を付与したAR(拡張現実)を実現できる。
さらに別の側面において、外光センサーは、外光の透過領域のうち画像光の射出領域よりも画像光の光源側に離間した位置にある。この場合、外光センサーによる観察者の視認性への影響を低減あるいは回避できる。
さらに別の側面において、表示装置の眼前部分において着脱可能であり、透過する外光を調光する調光シェードをさらに備え、外光センサーは、調光シェードの取付時において調光シェードを通過した外光を受光する位置にある。この場合、調光シェードにより外光を調光可能としつつ、外光センサーにおいて外光を受ける量を、調光シェードの有無に伴って変化する態様にできる。
さらに別の側面において、表示装置の眼前部分は、画像光を導光する導光部材で構成される。この場合、表示装置において、導光部材により画像光を導光させつつ、外光センサーにより外光の感知を行うことができる。
さらに別の側面において、外光センサーは、導光部材を構成する表面のうち前面側にある。この場合、例えば装置の内側において眼鏡用のスペースを確保しやすくなる。
さらに別の側面において、外光センサーは、導光部材を構成する表面のうち後面側にある。この場合、装置の大型化を抑制できる。
さらに別の側面において、外光センサーは、環境光強度の測定を行う照度センサー又は外界像を撮像する撮像カメラである。この場合、外部環境に応じた画像提供が可能になる。
さらに別の側面において、外光センサーは、信号を伝送するフレキシブル基板に取り付けられ、フレキシブル基板により吊るされている。この場合、他の部材への影響を回避しつつ確実に所望の位置に外光センサーを取り付けた状態にできる。
さらに別の側面において、フレキシブル基板を収納するカバー部材をさらに備え、外光センサーは、カバー部材を延長して設けた防水構造部に収納されている。この場合、外光センサーの確実な保護を図ることができる。
さらに別の側面において、表示装置は、左右の眼に対応して画像を表示する第1表示装置及び第2表示装置を有し、外光センサーは、第1表示装置と第2表示装置とを接合するブリッジ部に設けられている。この場合、外光センサーを装置のサイド(脇)に配置した場合に比べて、より正確に捉えることができる。
10,10a,10b…導光部材、15…ハーフミラー、20…導光装置、20a…光入射部、20b…光射出部、30…投射レンズ、38…鏡筒、50…中央部材(ブリッジ部)、50a,50b…光透過部、80…表示素子、100…装着型表示装置、100C…透視型導光ユニット、100X…表示装置、101a,101b…虚像形成光学部、104…テンプル、105d…外装ケース、109…ケーブル、CA…カメラ、CAh…カメラホルダー、CAs…シート部材、CC…カメラカバー部材、CD…カメラ用回路基板、CL1…間隙(クリアランス)、DL…左眼用回路基板、DR…右眼用回路基板、EP…射出瞳、FB1〜FB5…フレキシブル基板、FC…カバー部材、FP…眼前部分、FS…平面、GL…画像光、LS…照度センサー、MD…メイン回路基板、NC…ネジ締め部、NP…ノーズパッド、OL…外界光、RE…凹部、RM…反射膜、SC…照度センサーカバー部材、SH…調光シェード、TP…取付具、WPA,WPC…防水構造部、ε1,ε2,ψ1,ψ2…状態

Claims (12)

  1. 画像光を射出して画像を表示する表示装置と、
    外光を感知する外光センサーと
    を備え、
    前記外光センサーは、前記画像光の射出方向について、前記表示装置の眼前部分と重なる位置にある、装着型表示装置。
  2. 前記外光センサーと前記表示装置の眼前部分との間に間隙がある、請求項1に記載の装着型表示装置。
  3. 前記表示装置の眼前部分は、装着時において観察者の眼前を透視可能に覆う部分である、請求項1及び2のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  4. 前記外光センサーは、前記外光の透過領域のうち前記画像光の射出領域よりも前記画像光の光源側に離間した位置にある、請求項3に記載の装着型表示装置。
  5. 前記表示装置の眼前部分において着脱可能であり、透過する前記外光を調光する調光シェードをさらに備え、
    前記外光センサーは、前記調光シェードの取付時において前記調光シェードを通過した前記外光を受光する位置にある、請求項3及び4のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  6. 前記表示装置の眼前部分は、前記画像光を導光する導光部材で構成される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  7. 前記外光センサーは、前記導光部材を構成する表面のうち前面側にある、請求項6に記載の装着型表示装置。
  8. 前記外光センサーは、前記導光部材を構成する表面のうち後面側にある、請求項6に記載の装着型表示装置。
  9. 前記外光センサーは、環境光強度の測定を行う照度センサー又は外界像を撮像する撮像カメラである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  10. 前記外光センサーは、信号を伝送するフレキシブル基板に取り付けられ、前記フレキシブル基板により吊るされている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  11. 前記フレキシブル基板を収納するカバー部材をさらに備え、
    前記外光センサーは、前記カバー部材を延長して設けた防水構造部に収納されている、請求項10に記載の装着型表示装置。
  12. 前記表示装置は、左右の眼に対応して画像を表示する第1表示装置及び第2表示装置を有し、
    前記外光センサーは、前記第1表示装置と前記第2表示装置とを接合するブリッジ部に設けられている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
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