JP2020195105A - 装着型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線を薄くし、伝送に際して処理が高速化しても、外部から受けるノイズの対策が可能な装着型表示装置を提供すること。【解決手段】左右の眼に対応して画像を表示する第1表示装置100A及び第2表示装置100Bと、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて延びて信号を伝送するフレキシブル基板FB1と、フレキシブル基板FB1に重ねて配置されるフレキシブル基板FB2とを備え、フレキシブル基板FB1の表面のうち、第2フレキシブル基板であるフレキシブル基板FB2に重なる面と反対側の面がシールドされており、フレキシブル基板FB2の表面のうち、フレキシブル基板FB1に重なる面と反対側の面がシールドされている。【選択図】図3

Description

本発明は、虚像等を観察者に提示する装着型表示装置に関する。
装着型表示装置における伝送のための接続方法として、例えば装着型表示装置の一態様であるシースルー型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)において、ハーネスケーブル構造を採用しているものが知られている(特許文献1)。
特開2015−126336号公報
特許文献1の装置のように、ハーネスケーブル構造を用いた場合、小型化の要請が大きいHMDにおいては、ハーネスケーブルは、厚く、かつ、重い物となってしまう可能性がある。例えば、左右の眼に対応した一対構成の装着型表示装置において、左右の一方から他方にかけてケーブルを配線する場合、ケーブルを薄くすることが必要となる。さらに、伝送に際して画像データ等のデータ量が増大して処理が高速化する場合、外部から受けるノイズの対策も重要となる。
本発明の一側面における装着型表示装置は、左右の眼に対応して画像を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、第1表示装置から第2表示装置にかけて延びて信号を伝送する第1フレキシブル基板と、第1フレキシブル基板に重ねて配置される第2フレキシブル基板とを備え、第1フレキシブル基板の表面のうち、第2フレキシブル基板に重なる面と反対側の面がシールドされており、第2フレキシブル基板の表面のうち、第1フレキシブル基板に重なる面と反対側の面がシールドされている。
第1実施形態の装着型表示装置の概要を示す斜視図である。 装着型表示装置の一構成例について外観を示す斜視図である。 図2の装着型表示装置の内部構造を示す斜視図である。 図3の一部拡大図である。 装着型表示装置の回路構成を説明する概念的なブロック図である。 画像光の光路について示す概念的な平面図である。 装着型表示装置の内部構造を示す平面図である。 装着型表示装置について一部拡大した平面図である。 フレキシブル基板の取付工程について説明するための概念図である。 装着型表示装置を一部拡大した側断面図である。 フレキシブル基板の構造について一例を示す概念的な断面図である。 照度センサーについて一例を説明するための正面図である。 装着型表示装置のうち照度センサーを含む部分について拡大した側断面図である。 照度センサーについて一変形例を説明するための図である。 図15の照度センサーについて装着型表示装置を一部拡大して示す斜視図である。 第2実施形態の装着型表示装置の外観を示す正面図である。 装着型表示装置の回路構成を説明する概念的なブロック図である。 フレキシブル基板の固定方法について概念的に示す平面図である。 カメラの一例について構造を説明するための斜視図である。 図19のカメラについて内部構造を説明するための側断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る装着型表示装置について一例を説明する。
図1〜図4に示すように、実施形態の装着型表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイ(HMD)である。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、装着型表示装置100を装着した観察者の両眼の並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、観察者にとっての両眼の並ぶ横方向に直交する下方向に相当し、+Z方向は、観察者にとっての前方向又は正面方向に相当する。
図1等に示すように、装着型表示装置100は、この装着型表示装置100を装着した観察者又は装着者USに対して、虚像を視認させることができるだけでなく、外界像をシースルーで観察させることができる。装着型表示装置100は、ケーブル109を介してスマートフォンその他の外部装置EDに対して通信可能に接続することができ、例えば外部装置EDから入力された映像信号に対応する虚像を形成することができる。装着型表示装置100は、第1表示装置100Aと、第2表示装置100Bとを備える。第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとは、左眼用の虚像と右眼用の虚像とをそれぞれ形成する部分である。左眼用の第1表示装置100Aは、観察者の眼前を透視可能に覆う第1虚像形成光学部101aと、画像光を形成する第1像形成本体部105aとを備える。右眼用の第2表示装置100Bは、観察者の眼前を透視可能に覆う第2虚像形成光学部101bと、画像光を形成する第2像形成本体部105bとを備える。すなわち、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bにより、左右の眼に対応した画像の表示がなされる。
第1及び第2像形成本体部105a,105bの後部には、頭部の側面から後方に延びるつる部分であるテンプル104が取り付けられており、観察者の耳やこめかみ等に当接することで装着型表示装置100の装着状態を確保する。また、例えば図3あるいは図7等に示すように、第1及び第2虚像形成光学部101a,101b間に形成された窪みには、テンプル104とともに支持部を構成するノーズパッドNPが設けられており、このノーズパッドNPは、観察者の眼に対する虚像形成光学部101a,101b等の位置決めを可能にする。なお、ノーズパッドNPは、取付具TPによって第1表示装置100A及び第2表示装置100Bを一体化する透視型導光ユニット100Cの中央部材50に組付けられている。透視型導光ユニット100C及びこれを構成する中央部材50については、後述する。
第1及び第2虚像形成光学部101a,101bは、別体ではなく中央で連結されて一体的な部材である透視型導光ユニット100Cを形成している。透視型導光ユニット100Cは、一対の導光部材10a,10bと中央部材50とを備える。一対の導光部材10a,10bは、画像光を内部に伝搬させつつ虚像形成に寄与する一対の光学部材である。中央部材50は、一対の光透過部50a,50bを有し、一方の光透過部50aは、一方の導光部材10aに接合され、他方の光透過部50bは、他方の導光部材10bに接合される。透視型導光ユニット100Cは、導光によって観察者に両眼用の映像を提供する複合型の導光装置20であり、両端部つまり導光部材10a,10bの先端側で外装ケース105dに支持されている。
本実施形態では、透視型導光ユニット100Cは、上面すなわち+Y側の面として、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて面一で延びる平面FSを有するものとなっている。
透視型導光ユニット100Cの上面には、カバー構造部として、カバー部材FC(FPCカバー)が設けられている。カバー部材FCと透視型導光ユニット100Cとの間には、薄く狭い空間が形成されており、第1像形成本体部105aと第2像形成本体部105bとを電気的に連結するケーブルが延びている。
以下、図1〜図5等を参照して、装着型表示装置100の内部構造等について説明する。図1に示すように、第1像形成本体部105aは、カバー状の外装ケース105d内に、表示素子80、鏡筒38、メイン回路基板MD、左眼用回路基板DL等を有する。一方、第2像形成本体部105bは、外装ケース105d内に、表示素子80、鏡筒38、右眼用回路基板DR等を有する。なお、第1像形成本体部105aの外装ケース105dについては、区別のため、第1外装ケース105dと呼ぶこともある。同様に、第2像形成本体部105bの外装ケース105dについては、第2外装ケース105dと呼ぶこともある。また、外装ケース105dは、例えばマグネシウム合金等を材料としている。
例えば、第1像形成本体部105aにおいて、第1外装ケース105dに収納される表示素子80は、左眼用の虚像に対応する像を形成すべく画像光を射出する表示デバイスである。投射レンズ30は、表示素子80からの画像光を射出するものであり、第1虚像形成光学部101aにおいて結像系の一部を構成する。鏡筒38は、投射レンズ30の一部として、投射レンズ30を構成する像形成用の光学素子(不図示)を保持する。
なお、第2像形成本体部105bについても、第2外装ケース105dに収納される表示素子80と、鏡筒38を含む投射レンズ30とは、右眼用の虚像に対応する像を形成すべく同様の機能を果たす。
メイン回路基板MDは、外部からの情報を含む信号を処理する信号処理基板である。ここで、外部からの情報は、典型的には外部装置EDからの画像データである。メイン回路基板MDは、外部とのインターフェース機能を有するとともに、左眼用回路基板DL及び右眼用回路基板DRの表示動作を管理し制御している。このため、図3〜図5に示すように、メイン回路基板MDは、ケーブルにより各部と接続されている。
左眼用回路基板DLは、第1像形成本体部105a中の表示素子80を駆動する駆動回路基板であり、メイン回路基板MDの制御下で動作する。
同様に、右眼用回路基板DRは、第2像形成本体部105b中の表示素子80を駆動する駆動回路基板であり、メイン回路基板MDの制御下で動作する。
また、上記のほか、本実施形態では、照度センサーLSが設けられている。照度センサーLSは、ALS(Ambient Light Sensor)であり、観察者の反応にあった周囲光強度の測定を行う外光センサーである。このため、照度センサーLSは、図2〜図4に示すように、観察者にとっての前方向又は正面方向に相当する+Z方向に向けて配置されており、観察者の眼に入る光量を検知可能とすべく、メイン回路基板MDの制御下で動作する。
なお、メイン回路基板MD等の各種回路基板は、絶縁性の樹脂基板の表面や内部に配線を形成したものであり、表面にICや電子素子をマウントした構造を有する。
本実施形態では、メイン回路基板MDを上記各部と接続するためのケーブルとして、フレキシブル基板すなわちFPC(Flexible Printed Circuit)基板が採用されている。具体的には、まず、メイン回路基板MDと右眼用回路基板DRとを接続する第1フレキシブル基板として、右眼用フレキシブル基板FB1が、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて延びている。すなわち、右眼用フレキシブル基板FB1は、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて面一で延びる上面である平面FSに沿って延びている。また、メイン回路基板MDと左眼用回路基板DLとを接続する第2フレキシブル基板として、左眼用フレキシブル基板FB2が設けられている。このほか、メイン回路基板MDと照度センサーLSとを接続する照度センサー用フレキシブル基板FB3が設けられている。なお、本実施形態では、例えば照度センサー用フレキシブル基板FB3についても第2フレキシブル基板とする。すなわち、以下では、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて延びて信号を伝送するフレキシブル基板(右眼用フレキシブル基板FB1)を第1フレキシブル基板とし、第1フレキシブル基板以外のフレキシブル基板であって、第1フレキシブル基板に重ねて配置されるフレキシブル基板(眼用フレキシブル基板FB2及び照度センサー用フレキシブル基板FB3)を第2フレキシブル基板とする。なお、以下では、上記各フレキシブル基板について、例えば右眼用フレキシブル基板FB1を、単に、フレキシブル基板FB1等と記載することもあるものとする。
さらに、本実施形態では、図4に例示するように、これら複数のフレキシブル基板FB1〜FB3を一部重畳させている。なお、図示の一例では、フレキシブル基板FB2が、最も下方側(+Y側)に位置し、その上にフレキシブル基板FB1が重畳され、フレキシブル基板FB3が、最も上方側(−Y側)に位置している。
以下、図5に概念的に示すブロック図を参照して、フレキシブル基板FB1〜FB3の構成について説明する。なお、図示において、フレキシブル基板FB1〜FB3の表面にハッチングで示す部分は、シールドを施している箇所を示しており、これらを例えばシールド部S1a等として示している。フレキシブル基板は、シールド部S1a等によって覆われることで、電磁的に遮蔽される。より具体的には、上方側(−Y側)にあるシールド部(例えばシールド部S1a)もしくは下方側(+Y側)にあるシールド部(例えばシールド部S1b)が、フレキシブル基板FB1〜FB3のマイナス電位(GND配線)とスルーホールで接続されることで電気的に接続されて、これらの間にある信号線等がシールドされる。なお、シールド部S1a等は、必要に応じて、さらに外部の装置に接続されることで、グランド(GND)される、すなわち当該外部の装置における基準電位(0ボルト以下の線)に接続される。以上のようにしてシールドされることで、フレキシブル基板内の信号線等は、フレキシブル基板の外部からのノイズによる影響を避けることができる。
また、シールドすなわちシールドを行うものとは、上記したシールド部S1a等のように、フレキシブル基板FB1〜FB3の信号線を覆うように配置されるものであり、両面シールドの場合は、スルーホール等による接続により、両面シールドを構成する上下のシールドを導通させ高速の信号線を両側から覆うように構成されている。
図5のうち上欄の状態αは、上述した装着型表示装置100における回路構成すなわちメイン回路基板MDや左眼用回路基板DL、右眼用回路基板DR等の配置や、これらの接続の様子について示している。また、状態αのうち、一部重畳して配置される各フレキシブル基板FB1〜FB3を重畳させた状態について、図5の下欄において、状態βとして概念的に示している。なお、フレキシブル基板FB1〜FB3の上下方向(+Y方向及び−Y方向)の配置については、図4の場合に対応している。
まず、フレキシブル基板FB1〜FB3のうち、第1フレキシブル基板である右眼用フレキシブル基板FB1と、第2フレキシブル基板である左眼用フレキシブル基板FB2とは、画像データの伝送を担う。このため、例えば高画質な動画画像のデータ送信を可能とすべく、右眼用フレキシブル基板FB1及び左眼用フレキシブル基板FB2は、高速信号線を含むものとなっている。ここでの高速信号線については、上記のように、動画画像のデータ送信を可能とする程度のものを意味するが、例えば、パラレル転送で100MHz程度、シリアル転送で400MHz〜20GHz程度等と想定することが考えられる。例えば、画像データを送信する外部の装置として、携帯機器等を想定した場合、携帯機器内のデータ伝送の標準規格である画像伝送のMIPIにおける、伝送速度が1Gbpsとした場合、周波数が500MHz程度となることが想定される。なお、照度センサー用フレキシブル基板FB3については、同様に、高速信号線とすることも考えられるが、必ずしも高速信号線を採用することを要せず、ここでは、高速信号線を含まないものとする。
右眼用フレキシブル基板FB1は、既述のように、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて延びて、第2表示装置100Bに向けて各種信号等を伝送する。すなわち、右眼用フレキシブル基板FB1を介して、メイン回路基板MDから右眼用回路基板DRに向けて、右眼用の画像データが出力される。また、右眼用フレキシブル基板FB1は、第2表示装置100Bの各部を駆動させるための電力供給用ケーブルとしても機能する。
左眼用フレキシブル基板FB2は、第1表示装置100Aに向けて各種信号等を伝送する。すなわち、左眼用フレキシブル基板FB2を介して、メイン回路基板MDから左眼用回路基板DLに向けて、左眼用の画像データが出力される。また、左眼用フレキシブル基板FB2は、第1表示装置100Aの各部を駆動させるための電力供給用ケーブルとしても機能する。
以上のように、本実施形態では、ケーブルとして高速信号線を含む複数のフレキシブル基板を採用し、さらに、これらを重畳させることで、大容量のデータ送信を可能としつつ、薄型で省スペースな構成となる配線を可能にしている。
ここで、上記のように、高速信号線を採用する場合、特に、外部から受けるノイズの対策が、重要となる。これに対して、本実施形態では、高速信号線を含む右眼用フレキシブル基板FB1及び左眼用フレキシブル基板FB2において、全体としてシールドされた状態となるように構成している。
具体的一態様として、図5の場合、右眼用フレキシブル基板FB1と左眼用フレキシブル基板FB2とが重畳された箇所において、重なる面と反対側の面がシールドされている。図示の場合、まず、右眼用フレキシブル基板FB1の表面のうち、左眼用フレキシブル基板FB2に重なる面と反対側(−Y側)の面には、シールド部S1aが設けられてシールドされている。一方、左眼用フレキシブル基板FB2に重なる側(+Y側)の面のうち、左眼用フレキシブル基板FB2と重なる重畳面U1bには、シールドがされていない。なお、左眼用フレキシブル基板FB2に重なる側(+Y側)であっても、左眼用フレキシブル基板FB2と重ならない面については、シールド部S1bが設けられてシールドされている。
また、左眼用フレキシブル基板FB2の表面のうち、右眼用フレキシブル基板FB1に重なる面と反対側(+Y側)の面には、シールド部S2bが設けられてシールドされている。一方、右眼用フレキシブル基板FB1と重なる重畳面U2aには、シールドがされていない。
以上のような構成の場合、状態βに示すように、高速信号線を含む右眼用フレキシブル基板FB1及び左眼用フレキシブル基板FB2は、重畳された状態において、シールド部S1a,S1b,S2bが電気的に接続されることにより、全体としてシールドされた状態となる。
なお、各シールド部S1a,S1b,S2bについては、例えば全体として、右眼用フレキシブル基板FB1及び左眼用フレキシブル基板FB2を覆って、かつ、図1に例示した外部装置EDに接続されてグランドされている、すなわち外部装置EDにおけるマイナス電位(0ボルト以下の線)に接続されている。
また、シールド部S1a,S1b,S2bの構成については、種々の態様が考えられ、伝導性ペーストを施すものや、伝導性シート部材を用いるもの、あるいはメッシュグランド(グランドメッシュ線)を採用すること等が考えられる。このほか、電磁波全面シールドフィルムを貼り付けて構成したり、フレキシブル基板(FPC)を両面黒の一体型電磁シールドFPCとしたりしてもよい。両面黒の一体型電磁シールドFPCとする場合、遮光効果も期待される。さらに、カバー部材FC(FPCカバー)側にシールド用の各種部材を貼り付けてもよい。また、樹脂材料の表面にメッキを施したものを、電磁シールドとして採用することも考えられる。
図6は、第1表示装置100Aの一部を示す図であり、特に第1虚像形成光学部101aの光学的構造を説明するものとなっている。装着型表示装置100は、図1等を参照して説明したように、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bで構成されるが、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bとは、左右対称で同等の構造を有するため、第1表示装置100Aについてのみ説明し、第1表示装置100Aについては説明を省略する。
以下、図6を参照して、画像光GLの光路について概要を説明する。導光部材10aは、投射レンズ30から射出された画像光GLを、第1〜第5面S11〜S15での反射等により観察者の眼に向けて導光する。具体的には、投射レンズ30からの画像光GLは、まず光入射部20aに形成されている第4面S14の部分に入射して反射膜RMの内面である第5面S15で反射され、第4面S14に内側から再度入射して全反射され、第3面S13に入射して全反射され、第1面S11に入射して全反射される。第1面S11で全反射された画像光GLは、第2面S12に入射し、第2面S12に設けたハーフミラー15を部分的に透過しつつも部分的に反射されて光射出部20bに形成されている第1面S11の部分に再度入射して通過する。第1面S11を通過した画像光GLは、観察者の眼が配置される射出瞳EPに略平行光束として入射する。つまり、観察者は、虚像としての画像光により画像を観察することになる。
次に、外界像に関する事項の説明の前段として、光透過部50aについて説明する。光透過部50aは、既述のように導光部材10と一体的に固定され、導光部材10aの透視機能を補助する部材である。光透過部50aは、光学的な機能を有する側面として、第1透過面S51と、第2透過面S52と、第3透過面S53とを有する。第2透過面S52は、第1透過面S51と第3透過面S53との間に配置されている。第1透過面S51は、導光部材10の第1面S11を延長した面上にあり、第2透過面S52は、第2面S12に対して接合され一体化されている曲面であり、第3透過面S53は、導光部材10の第3面S13を延長した面上にある。
第1虚像形成光学部101aは、導光部材10aにより観察者に画像光を視認させるとともに、導光部材10aと光透過部50aとの組み合わせた状態で、観察者に歪みの少ない外界像を観察させるものとなっている。この際、第3面S13と第1面S11とが互いに略平行な平面(視度略0)となっていることで、外界光OLについて、収差等をほとんど生じさせない。また、第3透過面S53と第1透過面S51とが互いに略平行な平面となっている。さらに、第3透過面S53と第1面S11とが互いに略平行な平面となっていることで、収差等をほとんど生じない。以上により、観察者は、光透過部50a越しに歪みのない外界像を観察することになる。
以下、図7等を参照して、装着型表示装置のうちフレキシブル基板の取付に関する構造について説明する。
図7は、装着型表示装置100の内部構造について示す図であり、図3の斜視図に対応する平面図である。また、図8のうち、上欄の状態γ1は、図7において破線X1で囲って示す一部を拡大したものである。さらに、下欄の状態γ2は、状態γ1からフレキシブル基板FB1を覆うカバー部材FC(FPCカバー)を取り付けた様子をしている。また、図9は、フレキシブル基板FB1等のカバー部材FCへの取付工程について説明するための概念図であり、図10は、カバー部材FCを含む箇所について、装着型表示装置100を一部拡大した側断面図であり、図9に示すAA矢視断面図に対応する図である。
カバー部材FCは、例えば透明の樹脂製部材で構成され、第1フレキシブル基板である右眼用フレキシブル基板FB1を覆うべく、左右方向(+X方向及び−X方向)の一方から他方にかけて延びている。
一方、例えば図7及び図8に示すように、第1フレキシブル基板である右眼用フレキシブル基板FB1には、カバー部材FCに対する位置決めをする基板位置決め部材として、矩形状の一辺に凸形状を有する板状の補強板BPが、右眼用フレキシブル基板FB1のうち取付具TPに対応する中央の位置に取り付けられている。補強板BPは、例えばポリイミド等で構成され、例えば0.2mm程度の厚みを有する板状部材であり、右眼用フレキシブル基板FB1を支持している。具体的には、補強板BPは、凸形状の凸部DTを有しており、状態γ2に示すように、カバー部材FCに設けた切欠き部PPに嵌合している。すなわち、補強板BPの凸部DTがカバー部材FCの切欠き部PPに嵌合することで、右眼用フレキシブル基板FB1のカバー部材FCに対する位置決めがなされる。なお、図示の例では、右眼用フレキシブル基板FB1の上方側(−Y側)に補強板BPを設けているが、逆側に設けてもよい。一般にフレキシブル基板は、非常に薄いことが多く、フレキシブル基板FB1のように細長い部材で、かつ直角に折れ曲がる箇所を有しないような形状の場合、安定して固定させることが困難になる可能性が高い。そこで、ここでは、フレキシブル基板FB1の中央部に補強板BPを設けこれを位置決め部とすることで、フレキシブル基板FB1をカバー部材FCに対して所定の位置で確実に固定させるようにしている。
以下、図9を参照して、カバー部材FCへのフレキシブル基板の取付について一例を概略説明する。ここでは、一例として、フレキシブル基板FB1〜FB3のうち、照度センサー用フレキシブル基板FB3及び右眼用フレキシブル基板FB1の取り付けについて示す。
まず、工程δ1に示すように、カバー部材FCのうち裏側(+Y側)の面すなわちフレキシブル基板FB1,FB3の取付面に、第1フレキシブル基板であるフレキシブル基板FB1を固定する第1テープ部材TA1と、第2フレキシブル基板であるフレキシブル基板FB3を固定する第2テープ部材TA2とを取り付ける。第1テープ部材TA1と第2テープ部材TA2とは、粘着性の部材であり、図示のように互いに重畳しないように配置されている。これにより、テープ部材の重畳によるY方向について、厚みの増大を抑制している。
次に、工程δ2に示すように、フレキシブル基板FB3(第2フレキシブル基板)が、第2テープ部材TA2に貼り付けられて、カバー部材FCのうち所定の位置に固定される。
さらに、工程δ3に示すように、フレキシブル基板FB1(第1フレキシブル基板)が、第2テープ部材TA2に貼り付けられて、カバー部材FCのうち所定の位置に固定される。また、フレキシブル基板FB1あるいはカバー部材FCの左右両端の所定位置にシーリング部材SEが設けられる。シーリング部材SEは、図2等に示す外装ケース105dの内外の境界の位置に設けられて外装ケース105dの内部を液密な状態に維持するための部材であり、例えばゴムパッキン等で構成される。
さらに、工程δ4に示すように、フレキシブル基板FB1を下方側(+Y側)から覆うシート部材SBが設けられている。シート部材SBは、例えば黒色の樹脂製部材であり、フレキシブル基板FB1が観察者(装着者)から見えてしまったり、フレキシブル基板FB1に意図しない光が反射して観察者の視認性に影響を与えてしまったりすることを回避あるいは抑制する。
なお、図示や説明を省略するが、フレキシブル基板FB2(第2フレキシブル基板)については、フレキシブル基板FB1のさらに下側(+Y側)に取り付けられる。
上記のようにして取り付けられた結果、図10に例示するように、各部の組付けが完了した状態において、フレキシブル基板FB1は、透視型導光ユニット100Cすなわち導光装置20から離間した状態に維持されている。
上記に例示した構成の場合、第1フレキシブル基板であるフレキシブル基板FB1は、まず、中央位置において、補強板BPにより支持されて補強されつつカバー部材FCに取り付けられている。さらに、フレキシブル基板FB1は、テープ部材TA1により、カバー部材FCに沿って貼り付けられ、また、シーリング部材SEによって左右の両端側において固定することも可能となっている。すなわち、フレキシブル基板FB1は、カバー部材FCに確実に固定される。
また、カバー部材FCについては、まず、補強板BPと嵌合する切欠き部PPを有する中央位置において、例えばノーズパッドNPの取付具TPに取り付けられることで、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bを一体化する透視型導光ユニット100Cに対して固定される。さらに、カバー部材FCは、+X方向及び−X方向の左右両端において、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bに対してそれぞれ固定される。すなわち、カバー部材FCは、その中心と両端の3箇所で、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bに対して固定されている。
以下、図11に示す概略図を参照して、フレキシブル基板の内部構造について、一例を説明する。図示の例は、フレキシブル基板FB1とフレキシブル基板FB2の重畳部分について概念的に示す断面図であり、フレキシブル基板FB1の配線が延びる方向に垂直な面についての断面である。フレキシブル基板FB1は、多数の配線LLを有しており、図示の例では、複数層の配線が断面視において互い違いにあるいはジグザグ状に配置されている。これにより、各配線LL間にある程度の距離を持たせるようにしている。また、多数の配線LLについては、例えば伝送を行う信号線とグランド線とを交互に配置することで、信号線が隣り合わないようにして、信号線間での干渉を回避させてもよい。なお、以上では、フレキシブル基板FB1についてのみ図示しており、フレキシブル基板FB2の内部構造については省略しているが、フレキシブル基板FB2についても同様の構成にできる。なお、図示の例では、フレキシブル基板FB1を構成する1つの層において、まず、ベース材BSの上に回路を形成する導電性の銅箔部CLが設けられ、その上にカバーレイVLをカバーレイ接着剤ADを介して施している。なお、この両面に導電性接着剤が施されて接着剤層AL1,AL2が形成されている。以上の層が複数層(図示では2層)積層されている。
以下、図12等を参照して、照度センサーLSの配置や組付けについて一例を説明する。図12は、装着型表示装置100に設けた照度センサーLSについて一例を説明するための正面図であり、図13は、装着型表示装置100のうち照度センサーLSを含む部分について拡大した側断面図である。
既述のように、照度センサーLSは、周囲光強度の測定を行う外光センサーであり、図12に例示するように、装着型表示装置100を構成する第1表示装置100A及び第2表示装置100Bのうち、第1表示装置100Aに設けられている。より具体的には、照度センサーLSは、第1表示装置100Aの導光部材10aにおける表面であって観察者の眼に対向する面のうち、前面側すなわち+Z側において、観察者の視界を妨げにくい隅の領域に設けられている。図示の例では、照度センサーLSは、観察者にとっての左側(−X側)かつ上方側(−Y側)に位置している。この領域は、図6を参照して示した画像光GLの伝搬において光路上の領域となり得る領域である。このため、本実施形態では、画像光GLの伝搬を妨げないようにするため、照度センサーLS及びこれに接続されるフレキシブル基板FB3を、図13に示すように、導光部材10aの表面に対して離間した状態に維持する構造としている。
具体的に説明すると、まず、図12及び図12における破線X2で囲って示す箇所を一部拡大図として示すように、照度センサーLSは、カバー部材FCから延長して形成される照度センサーカバー部材SCに取り付けられる構造となっている。さらに、破線X2におけるBB矢視断面図である図13に示すように、照度センサーLSは、照度センサーカバー部材SCに設けた凹部REに埋め込まれている。また、照度センサーLSに接続するフレキシブル基板FB3は、例えばカバー部材FCのうち凹部RE周辺の平面部と接着固定されている。以上により、照度センサーLS及びフレキシブル基板FB3は、導光部材10aの表面との間にZ方向に関してクリアランスCL1を設けた状態を維持して、照度センサーカバー部材SC延いてはカバー部材FCに取り付けられている。
以下、図14及び図15を参照して、照度センサーLSの配置や組付けについて、一変形例を説明する。図14のうち、状態ε1は、装着型表示装置100のうち照度センサーLSを設けた部分について示す正面図であり、状態ε2は、平面図である。また、図15は、図14の照度センサーLSについて、異なる視点あるいは角度から示した斜視図である。
図示の一変形例では、先の一例と異なり、第1表示装置100Aの導光部材10aにおける表面であって観察者の眼に対向する面のうち、後面側すなわち−Z側において、観察者の視界を妨げにくい隅の領域に設けられている。図示の例では、照度センサーLSは、観察者にとっての左側(−X側)かつ上方側(−Y側)に位置している。この領域も、図6を参照して示した画像光GLの伝搬において光路上の領域となり得る領域である。したがって、この場合も、先の一例と同様に、照度センサーLS及びフレキシブル基板FB3が、導光部材10aの表面との間にクリアランスを設けた状態を維持するような構造としている。
以上のように、本実施形態に係る装着型表示装置100では、左右の眼に対応して画像を表示する第1表示装置100A及び第2表示装置100Bと、第1表示装置100Aから第2表示装置100Bにかけて延びて信号を伝送する第1フレキシブル基板であるフレキシブル基板FB1と、フレキシブル基板FB1に重ねて配置される第2フレキシブル基板であるフレキシブル基板FB2,FB3とを備え、フレキシブル基板FB1の表面のうち、第2フレキシブル基板であるフレキシブル基板FB2に重なる面と反対側の面がシールドされており、フレキシブル基板FB2の表面のうち、フレキシブル基板FB1に重なる面と反対側の面がシールドされている。
以上の場合、まず、信号の伝送にフレキシブル基板FB1〜FB3を採用することで、ケーブルを薄くできる。特に、左右の一方から他方にかけて延びる箇所の配線を薄くすることで、装置のデザイン性を向上できる。さらに、上記態様の場合、複数のフレキシブル基板として高速信号線を含むフレキシブル基板FB1とフレキシブル基板FB2とを重ねて用いても、重畳されたフレキシブル基板全体として確実にシールドされた状態とすることができ、伝送に際する画像データ等の処理が高速化する場合であっても、外部から受けるノイズへの対処が可能となる。
また、本実施形態では、フレキシブル基板FB1を収納するカバー部材FCを備え、第1表示装置100A及び第2表示装置100Bは、画像光を導光する導光装置20を有し、フレキシブル基板FB1は、シールドされ、カバー部材FCに取り付けられて、導光装置20から離間している。
以上の場合、フレキシブル基板FB1をシールドして、伝送に際する画像データ等のデータ量を増大する場合であっても、外部から受けるノイズに対処可能となる。さらに、フレキシブル基板FB1をカバー部材FCに取り付け、導光装置20から離間させていることで、導光装置20の光学的機能にフレキシブル基板が影響することを回避あるいは抑制している。
〔第2実施形態〕
以下、図16等を参照して、第2実施形態に係る装着型表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る装着型表示装置は、撮像用のカメラを搭載していることと、これに伴う配線すなわちフレキシブル基板の構成とにおいて、第1実施形態の場合と異なっている。ただし、これら以外の点については、第1実施形態の場合と同様であるので、上記以外の各部については、詳しい説明を省略する。
図16は、本実施形態に係る装着型表示装置200の外観を示す正面図であり、図12に対応する図である。また、図17は、装着型表示装置200の回路構成についての一例を示す概念的なブロック図であり、図5に対応する図である。
図示のように、本実施形態の装着型表示装置200は、第1実施形態において図2等を参照して例示した装着型表示装置100を構成する各部に加え、装置の中央部にカメラCAを設けた構成となっている。また、図17に示すように、装着型表示装置200には、カメラCAを駆動させるためのカメラ用回路基板CDが第2表示装置100Bに設けられている。さらに、カメラ用回路基板CDを設けることに伴って、装着型表示装置200は、メイン回路基板MDとカメラ用回路基板CDとを接続するカメラ制御用フレキシブル基板FB4と、カメラ用回路基板CDとカメラCAとを接続するカメラ駆動用フレキシブル基板FB5とを有している。すなわち、カメラ用回路基板CDは、メイン回路基板MDは、メイン回路基板MDの制御下で動作して、カメラCAを駆動する駆動回路基板である。
なお、本実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、右眼用フレキシブル基板FB1を第1フレキシブル基板とし、第1フレキシブル基板以外のフレキシブル基板であって、第1フレキシブル基板に重ねて配置されるフレキシブル基板であるフレキシブル基板FB2〜FB5を第2フレキシブル基板とする。
カメラCAは、例えばCCDやCMOS等の個体撮像素子で構成される撮像カメラであり、観察者の視線に応じた外界像を撮像する(捉える)外光センサーである。図16に示すように、カメラCAは、ノーズパッドNPやその取付具TPと同様に、中央の位置にすなわち観察者の眼と眼の間の位置に設置されている。これにより、観察者の視認方向とカメラ画像との間におけるずれの発生を抑えられる。したがって、例えばAR(拡張現実)機能等で精度を高めることができる。仮に、カメラCAを例えば第2像形成本体部105b側等のサイド方向に配置すると、AR機能等で精度低下を招くおそれがある。さらに、頭髪が長い観察者が使用する場合に、カメラCAのカメラレンズの前に髪がかかってしまい、機能低下するおそれもある。本構成では、カメラCAを中央に配置することで、かかる事態を回避あるは抑制できる。
以下、図17に概念的に示すブロック図を参照して、フレキシブル基板FB1〜FB5の構成について説明する。
図17のうち上欄の状態ζは、装着型表示装置200における回路構成すなわち各部の接続の様子について示している。また、各フレキシブル基板FB1〜FB5を重畳させた状態について、下欄において状態ηとして概念的に示している。図示のように、ここでの一例では、重畳させる方向すなわちY方向に関して、最も下方側(+Y側)にフレキシブル基板FB2があり、その上方側(−Y側)にフレキシブル基板FB1が重畳され、その上方側(−Y側)にフレキシブル基板FB4が重畳され、その上方側(−Y側)にフレキシブル基板FB3及びフレキシブル基板FB5が重畳されている。
まず、フレキシブル基板FB1〜FB5のうち、右眼用フレキシブル基板FB1と、左眼用フレキシブル基板FB2とは、表示素子80での表示のための画像データの伝送を担うべく、高速信号線を含むものとなっている。一方、照度センサー用フレキシブル基板FB3については、必ずしも高速信号線を採用することを要せず、ここでは、高速信号線を含まないものとする。
以上に対して、カメラ制御用フレキシブル基板FB4と、カメラ駆動用フレキシブル基板FB5とは、カメラCAで撮像した画像についての画像データの伝送を担うべく、高速信号線を含むものとなっている。
なお、カメラ制御用フレキシブル基板FB4及びカメラ駆動用フレキシブル基板FB5は、画像データの伝送ケーブルとして機能するほか、カメラCAやカメラ用回路基板CDを駆動させるための電力供給用ケーブルとしての機能するものとすることが考えられる。
以上のように、本実施形態では、フレキシブル基板FB3以外の各フレキシブル基板FB1,FB2,FB4,FB5は、高速信号線を含んでおり、これらを重畳させることで、大容量のデータ送信を可能としつつ、薄型で省スペースな構成となる配線を可能にしている。
この際、外部から受けるノイズの対策として、装着型表示装置200では、高速信号線を含むフレキシブル基板FB1,FB2,FB4,FB5を、全体としてシールドされた状態となるように構成している。図示の例では、状態ηに示すように、高速信号線を含むフレキシブル基板FB1,FB2,FB4,FB5のうち、フレキシブル基板FB1,FB2が最下層側(+Y側)を形成し、フレキシブル基板FB4,FB5が最上層側(−Y側)を形成している。これに伴い、まず、最下層側(+Y側)を形成するフレキシブル基板FB1,FB2の下方側(+Y側)には、シールド部S1b及びシールド部S2bが設けられている。また、最上層側(−Y側)を形成するフレキシブル基板FB4,FB5の上方側(−Y側)には、シールド部S4a及びシールド部S5aが設けられている。
ただし、図示の例では、カメラCAと接続するフレキシブル基板FB5については、他と重畳せずに独立して配線を行うこと等を想定して、単独で全体をシールドする構成としている。すなわち、フレキシブル基板FB5については、上層側(−Y側)に設けたシールド部S5aに加え、下層側(+Y側)にシールド部S5bが設けられている。シールド部S5aとシールド部S5bとが電気的に接続されることで、単独で全体をシールドすることができる。
また、これに応じて、フレキシブル基板FB5が重畳しなくても、高速信号線を含む残りのフレキシブル基板FB1,FB2,FB4が、全体としてシールドされた状態となるように、フレキシブル基板FB4において、シールド部S4aが上層側(−Y側)の全体に設けられている。
また、以上に関して、見方を変えると、上記構成については、一のフレキシブル基板と他のフレキシブル基板とが重畳された箇所において、重なる面と反対側の面がシールドされているとも言える。例えば、フレキシブル基板FB1とフレキシブル基板FB4とでは、各表面のうち、重なる面と反対側の面には、シールド部S1bやシールド部S4aがそれぞれ設けられている。一方、重なる面である重畳面U1aや重畳面U4bには、シールドがされていない。以上のように、必要なシールド性を保持しつつも、シールド箇所が増大しすぎないようにすることで、シールド部の増大に伴うフレキシブル基板としての柔軟性が喪失されてしまうのを抑制している。
以下、図18の概念的な平面図を参照して、カバー部材FCへのフレキシブル基板の取付方法(固定方法)について、一例を概略説明する。ここでは、フレキシブル基板FB1〜FB5のうち、最も長い重複部分を有する右眼用フレキシブル基板FB1及びカメラ制御用フレキシブル基板FB4の取り付けについて示す。ここでは、第1フレキシブル基板であるフレキシブル基板FB1を、第1テープ部材TA1により貼り付け、第2フレキシブル基板であるフレキシブル基板FB4を、第2テープ部材TA2により貼り付けるものとする。
まず、工程ξ1に示すように、カバー部材FCのうち裏側(+Y側)の面に、フレキシブル基板FB4を固定するための粘着性の第2テープ部材TA2を取り付け、工程ξ2に示すように、第2テープ部材TA2にフレキシブル基板FB4を貼り付ける。なお、以上において、図示のように、複数の第2テープ部材TA2は、カバー部材FCの延びる方向に沿って間欠的に貼り付けられている。
次に、工程ξ3に示すように、工程ξ2において固定されたフレキシブル基板FB4の表面(+Y側の面)に、フレキシブル基板FB1を固定するための粘着性の第1テープ部材TA1を取り付け、工程ξ4に示すように、第1テープ部材TA1にフレキシブル基板FB1を貼り付ける。なお、以上において、図示のように、複数の第1テープ部材TA1は、カバー部材FCの延びる方向に沿って間欠的に配置されている。さらに、上記貼付けについては、状態ξ5に示すように、第1テープ部材TA1と第2テープ部材TA2とが、互いに重畳せず互い違いとなる配置になっている。以上により、テープ部材の重畳によるY方向について、厚みの増大を抑制している。
以下、図19等を参照して、カメラCAの配置や組付けについて一例を説明する。図19は、装着型表示装置200に設けたカメラCAについて一例を説明するための斜視図であり、図20は、図19に示すカメラCAについて内部構造を説明するための側断面図である。なお、図19のうち、上欄に示す状態ψ1と下欄に示す状態ψ2とは、図16に例示したカメラCAについて互いに異なる角度(視点)から一部拡大して示した斜視図であり、図20は、図16におけるCC矢視断面図である。
既述のように、カメラCAは、観察者の視線に応じた外界像を撮像する(捉える)ための外光センサーであり、図示のように、装着型表示装置200を構成する第1表示装置100Aと第2表示装置100Bとの中央位置にあるカバー部材FCから延長して形成されるカメラカバー部材CCに取り付けられる構造となっている。
カメラCAは、気密あるいは液密な状態に維持すべく、図示のように、筐体状のカメラホルダーCAhに収納されている。さらに、密閉用のシート部材CAsをカメラホルダーCAhとカメラカバー部材CCとの間に挟んだ状態で、カメラホルダーCAhがカメラカバー部材CCに対してネジ締め部NCによりネジ締め固定されることで、カメラCAがカメラホルダーCAh内で密閉された状態となっている。なお、カメラCA及びフレキシブル基板FB5は、導光装置20の表面との間にZ方向に関してクリアランスCL1を設けた状態を維持して、カメラカバー部材CC延いてはカバー部材FCに取り付けられている。
本実施形態においても、信号の伝送にフレキシブル基板FB1〜FB5を採用することで、ケーブルを薄くでき、さらに、高速信号線を含むフレキシブル基板を重ねて用いても、重畳されたフレキシブル基板全体として確実にシールドされた状態とすることができ、伝送に際する画像データ等の処理が高速化する場合であっても、外部から受けるノイズへの対処が可能となる。
また、フレキシブル基板FB1やフレキシブル基板FB4等をシールドして、伝送に際する画像データ等のデータ量を増大する場合であっても、外部から受けるノイズに対処可能となる。さらに、フレキシブル基板FB1やフレキシブル基板FB4をカバー部材FCに取り付け、導光装置20から離間させていることで、導光装置20の光学的機能にフレキシブル基板が影響することを回避あるいは抑制している。
〔変形例及びその他の事項〕
以上で説明した各実施形態では、表示素子80が有機ELの表示パネルやLCD用のパネルであるとしたが、表示素子80は、LEDアレイ、レーザーアレイ、量子ドット発光型素子等に代表される自発光型の表示素子であってもよい。さらに、表示素子80は、レーザー光源とスキャナーとを組みあわせたレーザスキャナーを用いたディスプレイであってもよい。なお、LCDパネルに代えてLCOS(Liquid crystal on silicon)技術を用いることもできる。
また、例えば図4等のメイン回路基板MD、左眼用回路基板DL、右眼用回路基板DRや、図17のカメラ用回路基板CDは、演算素子、変換素子等の半導体素子によって構成される。具体的には、メイン回路基板MDは、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)等の回路をいずれか1つ以上含むものによって構成することができる。
また、外装ケース105dは、マグネシウム合金に限らず、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成することができる。
また、第2実施形態において、カメラCAについては、通常の撮影を行うためのカメラのほか、赤外光等を捉えるカメラや温度検知のためのカメラ等、目的に応じて、種々のものが適用できる。また、これらの目的に応じて、カメラCAさらにはカメラ用回路基板CDが取り換え可能であってもよい。
以上では、装着型表示装置100,200が、シースルー型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)あるとして説明したが、装着型表示装置100等は、外界像のシースルー視ができないものであってもよく、外界像を遮断して虚像のみを観察する光学系とすることができる。
以上のように、第1の態様における装着型表示装置は、左右の眼に対応して画像を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、第1表示装置から第2表示装置にかけて延びて信号を伝送する第1フレキシブル基板と、第1フレキシブル基板に重ねて配置される第2フレキシブル基板とを備え、第1フレキシブル基板の表面のうち、第2フレキシブル基板に重なる面と反対側の面がシールドされており、第2フレキシブル基板の表面のうち、第1フレキシブル基板に重なる面と反対側の面がシールドされている。
上記装着型表示装置では、信号の伝送にフレキシブル基板を採用することで、ケーブルを薄くできる。特に、左右の一方から他方にかけて延びる箇所の配線を薄くすることで、装置のデザイン性を向上できる。さらに、上記態様の場合、複数のフレキシブル基板を重ねて用いても、重畳されたフレキシブル基板全体として確実にシールドされた状態とすることができ、伝送に際する画像データ等の処理が高速化する場合であっても、外部から受けるノイズへの対処が可能となる。
具体的な側面において、第1フレキシブル基板の位置決めをする基板位置決め部材をさらに備える。この場合、基板位置決め部材により、第1フレキシブル基板を適切な位置に固定できる。
別の側面において、基板位置決め部材は、凸形状を有する補強板である。この場合、凸形状に基づき高精度な位置決めが可能になる。
さらに別の側面において、第1フレキシブル基板を固定する第1テープ部材と、第2フレキシブル基板を固定する第2テープ部材とは、重畳しないように配置されている。この場合、テープ部材による厚みの増大を抑制できる。
さらに別の側面において、第1フレキシブル基板は、第1表示装置及び第2表示装置のいずれかと接続されており、第2フレキシブル基板は、外光センサーと接続されている。この場合、第1フレキシブル基板により配線を集約でき、第2フレキシブル基板により外光センサーからの情報取得が可能になる。
さらに別の側面において、第1フレキシブル基板及び第2フレキシブル基板は、高速信号線を含む。この場合、高画質な画像を提供するための画像データ等の各種データの伝送が可能になる。
さらに別の側面において、第1フレキシブル基板及び第2フレキシブル基板は、グランドメッシュ線によりシールドされる。この場合、確実なシールドができる。
さらに別の側面において、第1フレキシブル基板及び第2フレキシブル基板を収納するカバー部材をさらに備え、第1表示装置及び第2表示装置は、画像光を導光する導光装置を有し、第1フレキシブル基板及び第2フレキシブル基板は、カバー部材に取り付けられて、導光装置から離間している。この場合、導光装置の光学的機能にフレキシブル基板が影響することを回避あるいは抑制できる。
さらに別の側面において、カバー部材は、中心と両端の3箇所で、第1表示装置及び第2表示装置に対して固定されている。この場合、カバー部材を確実に固定することで、フレキシブル基板の固定状態を所望の状態に維持できる。
さらに別の側面において、第1表示装置と第2表示装置とは、連結された一体的な部材であり、第1表示装置から第2表示装置にかけて面一で延びる平面を有し、第1フレキシブル基板は、平面に沿って延びている。この場合、左右の一方から他方にかけて延びる配線箇所を薄くできる。
以上のように、第2の態様における装着型表示装置は、左右の眼に対応して画像を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、第1表示装置から第2表示装置にかけて延びて信号を伝送するフレキシブル基板と、フレキシブル基板を収納するカバー部材とを備え、第1表示装置及び第2表示装置は、画像光を導光する導光装置を有し、フレキシブル基板は、シールドされ、カバー部材に取り付けられて、導光装置から離間している。
上記装着型表示装置では、信号の伝送にフレキシブル基板を採用することで、ケーブルを薄くできる。特に、左右の一方から他方にかけて延びる箇所の配線を薄くすることで、装置のデザイン性を向上できる。また、上記態様の場合、フレキシブル基板をシールドして、伝送に際する画像データ等のデータ量を増大する場合であっても、外部から受けるノイズに対処可能となる。さらに、フレキシブル基板をカバー部材に取り付け、導光装置から離間させていることで、導光装置の光学的機能にフレキシブル基板が影響することを回避あるいは抑制している。
具体的な側面において、カバー部材に対するフレキシブル基板の位置決めをする基板位置決め部材をさらに備える。この場合、基板位置決め部材により、フレキシブル基板を適切な位置に固定できる。
別の側面において、第1表示装置と第2表示装置とは、連結された一体的な部材であり、第1表示装置から第2表示装置にかけて面一で延びる平面を有し、フレキシブル基板及びカバー部材は、平面に沿って延びている。この場合、左右の一方から他方にかけて延びる配線箇所を薄くできる。
10a,10b…導光部材、15…ハーフミラー、20…導光装置、20a…光入射部、20b…光射出部、30…投射レンズ、38…鏡筒、50…中央部材、50a,50b…光透過部、80…表示素子、100…装着型表示装置、100A…第1表示装置、100B…第2表示装置、100C…透視型導光ユニット、100D…カバー構造部、101a,101b…虚像形成光学部、104…テンプル、105d…外装ケース、109…ケーブル、200…装着型表示装置、BP…補強板、CA…カメラ、CAh…カメラホルダー、CAs…シート部材、CC…カメラカバー部材、CD…カメラ用回路基板、CL1…クリアランス、CV…上カバー、DL…左眼用回路基板、DR…右眼用回路基板、DT…凸部、ED…外部装置、EP…射出瞳、FB1…フレキシブル基板(第1フレキシブル基板)、FB2〜FB5…フレキシブル基板(第2フレキシブル基板)、FC…カバー部材、FS…平面、GL…画像光、LL…配線、LS…照度センサー、MD…メイン回路基板、NC…ネジ締め部、NP…ノーズパッド、OL…外界光、PP…切欠き部、RE…凹部、RM…反射膜、S1a,S1b,S2b,S4a,S5a,S5b…シールド部、SB…シート部材、SC…照度センサーカバー部材、SE…シーリング部材、TA1…第1テープ部材、TA2…第2テープ部材、TP…取付具、U1a,U1b,U2a,U4b…重畳面、US…観察者(装着者)、AD…カバーレイ接着剤、AL1,AL2…接着剤層、BS…ベース材、CL…銅箔部、VL…カバーレイ、X1,X2…破線、α,β,γ1,γ2…状態、δ1〜δ4…工程、ε1,ε2,ζ…状態、ξ1〜ξ4…工程、ξ5…状態、ψ1,ψ2…状態

Claims (13)

  1. 左右の眼に対応して画像を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、
    前記第1表示装置から前記第2表示装置にかけて延びて信号を伝送する第1フレキシブル基板と、
    前記第1フレキシブル基板に重ねて配置される第2フレキシブル基板と
    を備え、
    前記第1フレキシブル基板の表面のうち、前記第2フレキシブル基板に重なる面と反対側の面がシールドされており、
    前記第2フレキシブル基板の表面のうち、前記第1フレキシブル基板に重なる面と反対側の面がシールドされている、装着型表示装置。
  2. 前記第1フレキシブル基板の位置決めをする基板位置決め部材をさらに備える、請求項1に記載の装着型表示装置。
  3. 前記基板位置決め部材は、凸形状を有する補強板である、請求項2に記載の装着型表示装置。
  4. 前記第1フレキシブル基板を固定する第1テープ部材と、前記第2フレキシブル基板を固定する第2テープ部材とは、重畳しないように配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  5. 前記第1フレキシブル基板は、前記第1表示装置及び前記第2表示装置のいずれかと接続されており、
    前記第2フレキシブル基板は、外光センサーと接続されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  6. 前記第1フレキシブル基板及び前記第2フレキシブル基板は、高速信号線を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  7. 前記第1フレキシブル基板及び前記第2フレキシブル基板は、グランドメッシュ線によりシールドされる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  8. 前記第1フレキシブル基板及び前記第2フレキシブル基板を収納するカバー部材をさらに備え、
    前記第1表示装置及び前記第2表示装置は、画像光を導光する導光装置を有し、
    前記第1フレキシブル基板及び前記第2フレキシブル基板は、前記カバー部材に取り付けられて、前記導光装置から離間している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  9. 前記カバー部材は、中心と両端の3箇所で、前記第1表示装置及び前記第2表示装置に対して固定されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  10. 前記第1表示装置と前記第2表示装置とは、連結された一体的な部材であり、前記第1表示装置から前記第2表示装置にかけて面一で延びる平面を有し、
    前記第1フレキシブル基板は、前記平面に沿って延びている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
  11. 左右の眼に対応して画像を表示する第1表示装置及び第2表示装置と、
    前記第1表示装置から前記第2表示装置にかけて延びて信号を伝送するフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板を収納するカバー部材と
    を備え、
    前記第1表示装置及び前記第2表示装置は、画像光を導光する導光装置を有し、
    前記フレキシブル基板は、シールドされ、前記カバー部材に取り付けられて、前記導光装置から離間している、装着型表示装置。
  12. 前記カバー部材に対する前記フレキシブル基板の位置決めをする基板位置決め部材をさらに備える、請求項11に記載の装着型表示装置。
  13. 前記第1表示装置と前記第2表示装置とは、連結された一体的な部材であり、前記第1表示装置から前記第2表示装置にかけて面一で延びる平面を有し、
    前記フレキシブル基板及び前記カバー部材は、前記平面に沿って延びている、請求項11及び12のいずれか一項に記載の装着型表示装置。
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