JP2020194688A - Planar heater, method for manufacturing planar heater, and heater unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、面状ヒータ、面状ヒータの製造方法及びヒータユニットに関する。 The present invention relates to a planar heater, a method for manufacturing a planar heater, and a heater unit.
従来、発熱抵抗体にアルミナ等のセラミック材料からなるセラミック層を積層することで熱放射性を高めた面状ヒータが広く利用されている。このような面状ヒータとして、第1セラミック層と、第1セラミック層に設けられた発熱抵抗体と、第1セラミック層に接着層を介して積層された第2セラミック層と、を備えたヒータが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の面状ヒータは、内部電極を第2セラミック層に設け、電極端子を第1セラミック層に設け、内部電極と電極端子とをリードによって接続することで、第2セラミック層における均熱性を向上させている。
Conventionally, a planar heater having enhanced thermal radioactivity by laminating a ceramic layer made of a ceramic material such as alumina on a heat generating resistor has been widely used. As such a planar heater, a heater including a first ceramic layer, a heat generating resistor provided in the first ceramic layer, and a second ceramic layer laminated on the first ceramic layer via an adhesive layer. Has been proposed (for example, Patent Document 1). The planar heater described in
しかしながら、従来技術では、板状の第1セラミック層と板状の第2セラミック層とを接着層を介して積層する構成としているため、第1セラミック層及び第2セラミック層にある程度の厚みを確保する必要がある。そのため、ヒータの薄型化や軽量化が困難であった。また、セラミック層の厚型化に起因してヒータの熱容量が増加するため、高い昇温性能及び降温性能が求められる製品には不向きであった。 However, in the prior art, since the plate-shaped first ceramic layer and the plate-shaped second ceramic layer are laminated via the adhesive layer, a certain thickness is secured in the first ceramic layer and the second ceramic layer. There is a need to. Therefore, it has been difficult to reduce the thickness and weight of the heater. Further, since the heat capacity of the heater increases due to the thickening of the ceramic layer, it is not suitable for products that require high temperature raising performance and temperature lowering performance.
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、面状ヒータにおいて、薄型化及び軽量化を実現し、遠赤外線を効率よく放射可能とすることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to realize a thin and light weight in a planar heater and to efficiently radiate far infrared rays.
本発明の一側面は、発熱導体と、
前記発熱導体に加熱されることで遠赤外線を放射する放射体と、
前記発熱導体と前記放射体とを接着する接着層と、を含み、
前記放射体は、金属体と、前記金属体において前記発熱導体と対向する第1面に形成された第1セラミック溶射膜と、前記金属体における前記第1面とは反対側の第2面に形成された第2セラミック溶射膜と、を有する、面状ヒータである。
One aspect of the present invention is a heating conductor and
A radiator that radiates far infrared rays when heated by the heating conductor,
Includes an adhesive layer that adheres the heating conductor to the radiator.
The radiator is formed on a metal body, a first ceramic sprayed film formed on the first surface of the metal body facing the heat generating conductor, and a second surface of the metal body opposite to the first surface. It is a planar heater having a formed second ceramic sprayed film.
面状ヒータは、一対の前記放射体を有し、
前記発熱導体は、前記一対の放射体の間に挟まれていてもよい。
The planar heater has a pair of said radiators and has
The heating conductor may be sandwiched between the pair of radiators.
本発明の他の態様は、発熱導体と、前記発熱導体に加熱されることで遠赤外線を放射する放射体と、を含む面状ヒータの製造方法であって、
金属体の表面にセラミックを溶射することで、前記金属体の第1面に第1セラミック溶射膜を形成し、前記金属体における前記第1面とは反対側の第2面に第2セラミック溶射膜を形成し、前記放射体を得る放射体生成工程と、
前記放射体の前記第1セラミック溶射膜を前記発熱導体に対向させた状態で前記発熱導体と前記放射体とを接着する接着工程と、を含む、面状ヒータの製造方法である。
Another aspect of the present invention is a method for manufacturing a planar heater including a heating conductor and a radiator that emits far infrared rays when heated by the heating conductor.
By spraying ceramic on the surface of the metal body, a first ceramic sprayed film is formed on the first surface of the metal body, and the second ceramic sprayed on the second surface of the metal body opposite to the first surface. A radiator generation step of forming a film and obtaining the radiator,
It is a method of manufacturing a planar heater including a bonding step of adhering the heat generating conductor and the radiator in a state where the first ceramic sprayed film of the radiator is opposed to the heat generating conductor.
前記接着工程では、一対の前記放射体の間に前記発熱導体を挟み、前記一対の放射体の
それぞれの前記第1セラミック溶射膜を前記発熱導体に対向させた状態で前記発熱導体と前記一対の放射体とを接着してもよい。
In the bonding step, the heat-generating conductor is sandwiched between the pair of radiators, and the heat-generating conductor and the pair are in a state where the first ceramic radiation film of each of the pair of radiators faces the heat-generating conductor. It may be adhered to the radiator.
本発明の他の態様は、送風口から温風を送風する温風機において熱源となるヒータユニットであって、面状ヒータと、前記面状ヒータから放射された遠赤外線を前記送風口へ反射するリフレクタと、を有する、ヒータユニットである。 Another aspect of the present invention is a heater unit that serves as a heat source in a hot air blower that blows warm air from an air outlet, and reflects a planar heater and far infrared rays radiated from the planar heater to the air outlet. A heater unit having a reflector.
ヒータユニットは、一対の前記面状ヒータを有し、
前記リフレクタは、前記送風口側へ徐々に拡径した筒形状を有し、
前記リフレクタの内面には、遠赤外線を反射する反射部が形成されており、
前記一対の面状ヒータは、それぞれの厚み方向が前記リフレクタの中心軸と直交し、且つ、互いの厚み方向が異なる方向となるように、前記リフレクタの内部に配置されていてもよい。
The heater unit has a pair of the planar heaters.
The reflector has a tubular shape that gradually expands in diameter toward the air outlet side.
A reflecting portion that reflects far infrared rays is formed on the inner surface of the reflector.
The pair of planar heaters may be arranged inside the reflector so that the thickness directions thereof are orthogonal to the central axis of the reflector and the thickness directions are different from each other.
また、前記一対の面状ヒータは、互いの厚み方向が直交するように、前記リフレクタの内部に配置されてもよい。 Further, the pair of planar heaters may be arranged inside the reflector so that the thickness directions of the heaters are orthogonal to each other.
本発明によれば、面状ヒータにおいて、薄型化及び軽量化を実現し、遠赤外線を効率よく放射することが可能となる。 According to the present invention, the planar heater can be made thinner and lighter, and far infrared rays can be efficiently radiated.
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態に記載されている構成は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. It should be noted that the configurations described in the following embodiments are not intended to limit the technical scope of the invention to those alone unless otherwise specified.
<面状ヒータ>
まず、本発明の一態様である面状ヒータの実施の形態について説明する。図1は、実施形態に係る面状ヒータ10を示す図であって、図1(A)は、面状ヒータ10の模式的断面図であり、図1(B)は、面状ヒータ10の一部を分解して示す図である。面状ヒータ10は、全体として板状(面状)に形成されている。図1に示すように、面状ヒータ10は、いわゆるセラミックヒータであり、各種の部材が積層されて構成されている。面状ヒ
ータ10は、発熱導体1と、互いに対向するように設けられて発熱導体1を挟む一対の放射体2,2と、発熱導体1と放射体2,2とを接着する接着層3と、を含む積層構造を有している。図1の矢印は、面状ヒータ10の厚み方向を示す。本明細書における面状ヒータの厚み方向とは、面状ヒータを構成する発熱導体1、放射体2、接着層3が積層している方向(積層方向)のことを指す。以下、面状ヒータ10の各構成について説明する。
<Surface heater>
First, an embodiment of a planar heater, which is one aspect of the present invention, will be described. 1A and 1B are views showing a
発熱導体1は、通電されることで発熱する部材である。発熱導体1は、導電材料により形成される。発熱導体1を形成する導電材料としては、ステンレス等の金属材料が例示される。発熱導体1は、平板状、線状、又は帯状を有している。発熱導体1は、例えば、ミアンダ状、渦巻き状、波状等のパターンを形成した線状又は帯状の導電材料により形成されてもよい。
The
放射体2は、発熱導体1と被加熱物との間を絶縁すると共に発熱導体1に加熱されることで赤外線を外部に放射する部材である。図1に示すように、放射体2は、面状ヒータ10の厚み方向(即ち、積層方向)において発熱導体1の両側に設けられている。放射体2は、更に、ベースとなる金属体21と、金属体21の両面に溶射されたセラミック溶射膜22,22と、を有する。なお、赤外線とは、可視光線の赤色よりも波長が長く、且つ、ミリ波長の電波よりも波長の短い電磁波全般のことを指し、近赤外線から遠赤外線の波長領域を含むものである。また、遠赤外線とは、例えば、波長が3.0μm〜1mmの電磁波と定義することができる。但し、遠赤外線の定義は、これに限定しない。
The
金属体21は、金属材料により板状に形成されている。金属体21を形成する金属材料として、アルミニウム合金やステンレス鋼等が例示される。金属体21は、例えば、厚み0.6mm〜2.0mmのアルミニウム合金製の板とすることが好ましいが、これに限られない。特に、熱伝導性の大きい材質を選択することにより、ヒータ10の昇温性能及び降温性能を向上させることができる。ここで、金属体21の厚み方向の両面のうち、発熱導体1に対向する面を第1面211と称する。また、第1面211とは反対側(即ち、発熱導体1の反対側)の面を第2面212と称する。
The
セラミック溶射膜22は、加熱されることで遠赤外線を外部に放射する遠赤外線放射性を有するセラミック(遠赤外線放射セラミック)により形成されている。遠赤外線放射セラミックとしては、Al2O3−TiO2、Al2O3−10%CoO、TiO2、ZrO2−SiO2、Cr2O3−Al2O3−Fe2O3−MgO、Al2O3−SiO2等が例示される。セラミック溶射膜22は、溶射法により遠赤外線放射セラミックを金属体21の両面(即ち、第1面211及び第2面212)に付着させることで形成されている。これにより、セラミック溶射膜22の厚みを薄くすることが可能となっている。セラミック溶射膜22は、例えば、厚みを30μm〜200μmとすることができる。但し、セラミック溶射膜22の厚みは、これに限定されない。また、セラミック溶射膜22は絶縁性を有している。ここで、金属体21の両面に形成されたセラミック溶射膜22のうち、第1面211に形成されたセラミック溶射膜22を第1セラミック溶射膜221と称し、発熱導体1とは反対側のセラミック溶射膜22を第2セラミック溶射膜222と称する。第1セラミック溶射膜221は、発熱導体1と金属体21との間を絶縁する絶縁層として機能する。第2セラミック溶射膜222は、面状ヒータ10の表面である遠赤外線放射面101(以下、放射面101)を構成し、遠赤外線を外部に放射する遠赤外線放射層として機能する。
The ceramic sprayed
接着層3は、一対の放射体2,2のそれぞれと発熱導体1との間に介在することで発熱導体1と放射体2とを接着する。接着層3を形成する接着材料としては、絶縁性を有すると共に耐熱性の高い樹脂材料が好ましい。このような接着材料としては、例えば、ポリイミドが挙げられる。但し、接着材料はこれに限定されない。接着層3は、接着材料と溶媒
とを含有する樹脂ワニス(塗料)によって発熱導体1と放射体2との間に塗料層を形成し、当該塗料層から溶媒を除去することで形成される。
The
面状ヒータ10は、発熱導体1に通電されることによって、発熱導体1に発熱させることができる。発熱導体1により生じた熱は、接着層3を介して放射体2に伝わる。放射体2の内部では、放射体2に到達した熱が第1セラミック溶射膜221及び金属体21を伝わって、第2セラミック溶射膜222に到達する。第2セラミック溶射膜222が加熱され、第2セラミック溶射膜222の温度が所定の温度以上となることで、第2セラミック溶射膜222の表面(即ち、面状ヒータ10の放射面101)から遠赤外線が面状ヒータ10の外部に放射される。これにより、遠赤外線が照射された被加熱物を加熱することができる。
The
[作用・効果]
このように、面状ヒータ10は、発熱導体1と、発熱導体1に加熱されることで遠赤外線を放射する放射体2と、発熱導体1と放射体2とを接着する接着層3と、を含んでいる。そして、放射体2は、金属体21と、金属体21において発熱導体1と対向する第1面211に形成された第1セラミック溶射膜221と、金属体21における第1面211とは反対側の第2面212に形成された第2セラミック溶射膜222と、を有する。このような面状ヒータ10によると、第1セラミック溶射膜221及び第2セラミック溶射膜222を、金属体21の表面にセラミックにより形成された溶射膜とすることで、セラミック溶射膜22を薄く形成することができ、放射体2を薄型化することができる。これにより、面状ヒータ10の薄型化及び軽量化を実現することが可能となる。面状ヒータ10を薄型化することで、面状ヒータ10を製品に設置するために要するスペースを小さくすることができる。即ち、省スペース化が実現できる。また、放射体2を薄型化することで、放射体2の熱容量を小さくすることが可能となり、面状ヒータ10の昇温性能及び降温性能を向上させることができる。より具体的には、昇温性能を高めることで、面状ヒータ10の使用時に放射体2の温度が所定の温度にまで上昇して遠赤外線が放射されるまでに要する時間(昇温時間)を短縮することができる。これにより、消費電力が低減されるため、遠赤外線を効率よく放射することが可能となる。そして、昇温時間の短縮により、被加熱物を速やかに加熱することができる。また、降温性能を高めることで、面状ヒータ10の使用後に放射体2の温度が十分に下降するまでに要する時間(降温時間)を短縮することができる。このように、面状ヒータ10によれば、薄型化及び軽量化を実現し、遠赤外線を効率よく放射することが可能となる。更に、放射体2を、金属体21を含んで形成することで、金属が有する高い熱伝導性により、放射体2の熱広がり性能や熱引き性能を高めることができる。また、放射体2を、金属体21を含んで形成することで、金属が有する高い剛性により、放射体2の剛性を高めることができる。その結果、後述する接着工程において熱プレスに耐えうる強度を、放射体2に付与することができる。
[Action / Effect]
As described above, the
更に、面状ヒータ10は、一対の放射体2,2を有し、発熱導体1は、一対の放射体2,2の間に挟まれている。これにより、面状ヒータ10の両面(放射面101)から遠赤外線を放射させることができる。なお、本発明に係る面状ヒータは、放射体を1つのみとしてもよい。その場合、例えば、一対の放射体2,2の一方に代えてセラミックからなる基板を積層してもよい。
Further, the
<面状ヒータの製造方法>
図2は、実施形態に係る面状ヒータ10の製造工程を示す図である。実施形態に係る面状ヒータ10の製造方法によれば、放射体2を薄型化することができる。以下、図2に基づいて、面状ヒータ10の製造方法について説明する。
<Manufacturing method of planar heater>
FIG. 2 is a diagram showing a manufacturing process of the
まず、S1の発熱導体作成工程では、金属材料を加工することで発熱導体1を作成する
。発熱導体1の形状がパターン状である場合、エッチングにより発熱導体1を作成することができる。
First, in the heating conductor making step of S1, the
次に、S2の放射体生成工程では、溶射法により遠赤外線放射セラミックを金属体21の両面(第1面211及び第2面212)に溶射することで、金属体21に第1セラミック溶射膜221及び第2セラミック溶射膜222を形成し、放射体2を得る。具体的には、遠赤外線放射セラミックの粉体を加熱することで遠赤外線放射セラミックを微粒子化し、微粒子化した遠赤外線放射セラミックをベースとなる金属体21の第1面211及び第2面212に噴霧する。第1面211及び第2面212に噴霧された遠赤外線放射セラミックの微粒子が凝固することで、第1セラミック溶射膜221及び第2セラミック溶射膜222が形成される。S2に用いられる溶射法としては、プラズマ溶射、フレーム溶射、ガス溶射等、種々の溶射法から選択することができる。なお、S2では、金属体21とセラミック溶射膜22との密着性を高めるために、金属体21を予熱してもよい。
Next, in the radiator generation step of S2, the far-infrared radiation ceramic is sprayed on both surfaces (
次に、S3の接着工程では、放射体2の第1セラミック溶射膜221が発熱導体1に対向した状態で発熱導体1と放射体2とを接着する。具体的には、まず、S2で得られた放射体2を2枚用意する。次に、放射体2の第1セラミック溶射膜221の表面に接着材料と溶媒とを含有する樹脂ワニス(塗料)を塗布することで、第1セラミック溶射膜221の表面に塗料層を形成する。このとき、発熱導体1側に樹脂ワニスを塗布してもよい。そして、一対の放射体2,2の第1セラミック溶射膜221同士が対向した状態で一対の放射体2,2の間に発熱導体1を挟み込み、厚み方向からプレス機により熱プレスを施す。これにより、樹脂ワニス(塗料)から溶媒が除去され(脱溶媒)、接着材料からなる接着層3が発熱導体1と放射体2との間に形成される。放射体2,2のそれぞれの第1セラミック溶射膜221を発熱導体1に対向させた状態で発熱導体1と放射体2,2とが圧着(接着)される。以上のようにして、面状ヒータ10が製造される。なお、脱溶媒は、例えば、120℃の熱プレスをかけた状態を10分間継続することで行われる。また、圧着は、例えば、120℃の熱プレスをかけた状態を30分間継続することで行われる。接着工程において樹脂ワニスを用いることで、接着層3の耐熱性を高め、且つ、発熱導体1と放射体2の密着性を高めることができる。但し、接着工程においては、樹脂ワニス以外を用いて接着層3を形成してもよい。
Next, in the bonding step of S3, the
[作用・効果]
以上のように、実施形態に係る面状ヒータ10の製造方法は、金属体21の表面にセラミックを溶射することで、金属体21の第1面211に第1セラミック溶射膜221を形成し、第1面211とは反対側の第2面212に第2セラミック溶射膜222を形成し、放射体2を得る放射体生成工程と、放射体2の第1セラミック溶射膜221を発熱導体1に対向させた状態で発熱導体1と放射体2とを接着する接着工程と、を含む。このような面状ヒータ10の製造方法によると、金属体21の表面にセラミックを溶射することにより第1セラミック溶射膜221及び第2セラミック溶射膜222を形成することから、第1セラミック溶射膜221及び第2セラミック溶射膜222を薄く形成することができる。これにより、放射体2を薄型化することができる。これにより、面状ヒータ10の薄型化及び軽量化を実現することができる。また、放射体2を薄型化することで、昇温性能及び降温性能を向上させ、昇温時間を短縮して消費電力を低減することや降温時間を短縮することが可能となる。このように、面状ヒータ10の製造方法によれば、面状ヒータ10の薄型化及び軽量化を実現し、遠赤外線を効率よく放射可能とすることが可能となる。また、放射体生成工程において、放射体2を、金属体21を含んで形成することで、金属が有する高い剛性により、放射体2の剛性を高めることができる。その結果、接着工程において熱プレスに耐えうる強度を、放射体2に付与することができる。そして、放射体2を、金属体21を含んで形成することで、金属が有する高い熱伝導性により、放射体2の熱広がり性能や熱引き性能を高めることができる。また、接着工程において、一対の放射体
2,2の間に発熱導体1を挟み、一対の放射体2,2のそれぞれの第1セラミック溶射膜221を発熱導体1に対向させた状態で発熱導体1と一対の放射体2,2とを接着することにより、両面(放射面101)から遠赤外線を放射可能な面状ヒータ10を製造することができる。なお、面状ヒータ10の製造方法は、発熱導体生成工程を省いて、予め用意された発熱導体1をS3において放射体2と接着してもよい。
[Action / Effect]
As described above, in the method for manufacturing the
<ヒータユニット>
次に、本発明の一態様であるヒータユニットの実施の形態について説明する。本発明に係るヒータユニットは、送風口から温風を送風する温風機において、熱源として利用することができる。以下、人の頭髪等を乾かすために利用されるヘアドライヤを温風機の一例として、ヘアドライヤに本発明に係るヒータユニットを適用した場合を例に、本発明の実施の形態を説明する。但し、本発明に係るヒータユニットの適用範囲はこれに限定されず、ヘアドライヤ以外の温風機にも適用することができる。
<Heater unit>
Next, an embodiment of the heater unit, which is one aspect of the present invention, will be described. The heater unit according to the present invention can be used as a heat source in a hot air blower that blows hot air from an air outlet. Hereinafter, embodiments of the present invention will be described by taking a hair dryer used for drying human hair and the like as an example of a hot air blower and applying the heater unit according to the present invention to the hair dryer as an example. However, the applicable range of the heater unit according to the present invention is not limited to this, and it can also be applied to a hot air blower other than a hair dryer.
図3は、実施形態に係るヒータユニットを用いたヘアドライヤ1000を模式的に示す図である。図3の矢印は、ヘアドライヤ1000の前後方向及び上下方向を示す。図3に示すように、ヘアドライヤ1000は、筐体100とファン200とモータ300とヒータユニット400とハンドル500と、を含んで構成される。筐体100は、ファン200、モータ300及びヒータユニット400を収容する収容空間110を形成する筐体である。筐体100の前端には、送風口100aが設けられている。また、筐体100の後端には、複数の空気吸い込み口100bが設けられている。送風口100a及び空気吸い込み口100bは、筐体100の周囲の空間から収容空間110に通じる開口である。ファン200は、回転することで、空気吸い込み口100bから空気を収容空間110に取り入れ、送風口100aに向けて風を送る。モータ300は、ファン200を駆動することでファン200を回転させる。ヒータユニット400は、収容空間110においてモータ300と送風口100aとの間に設けられる。ヒータユニット400は、ファン200から送り出される空気を加熱するとともに、送風口100aに向けて遠赤外線を放射する。ここで、ファン200が送風口100aに向けて送風する方向(即ち、図3で示す前方向)を送風方向と称する。ハンドル500は、ユーザに把持される部位であり、筐体100の後部に設けられている。
FIG. 3 is a diagram schematically showing a
図4及び図5は、実施形態に係るヒータユニット400を示す図である。図4は、ヒータユニット400の斜視図である。図5(A)は、ヒータユニット400の正面図であり、図5(B)は、ヒータユニット400の側面図である。図6は、ヒータユニット400に用いられる面状ヒータ10Aの上面図であって、図6(A)は、第1ヒータ10A1の上面図であり、図6(B)は、第2ヒータ10A2の上面図である。図7は、ヒータユニット400に用いられる面状ヒータ10Aの一部を分解した図であって、図7(A)は、第1ヒータ10A1の分解図であり、図7(B)は、第2ヒータ10A2の分解図である。以下、図4〜図7を参照して、ヒータユニット400の詳細構造について説明する。図4に示すように、ヒータユニット400は、発熱すると共に遠赤外線を放射する第1ヒータ10A1及び第2ヒータ10A2と、第1ヒータ10A1及び第2ヒータ10A2を収容すると共に遠赤外線を送風口100aへ反射するリフレクタ20と、を有する。
4 and 5 are views showing the
図4に示すように、リフレクタ20は、全体として筒状を有しており、中心軸A1が前後方向(即ち、送風方向)と平行となるように設けられる。リフレクタ20は、例えば、0.8mmの厚みを有するステンレス鋼により形成される。リフレクタ20の内側には、ファン200から送り出される空気が通る風通路210が形成される。また、リフレクタ20の前端縁201には、前端縁201が4つ形成されている。図5(A)に示すように、係止スリット201aは、前端縁201を周方向に4等分する位置に形成されている。即ち、4つの係止スリット201aは、リフレクタ20の中心軸回りに90[°]の等角
度間隔で形成されている。
As shown in FIG. 4, the
リフレクタ20の内周面は、遠赤外線を反射する遠赤外線反射面202(以下、反射面202)を形成している。例えば、リフレクタ20をステンレス鋼で形成する場合、リフレクタ20の内周面に鏡面加工を施すことで反射面202を形成することができる。ここで、図5(B)に示すように、リフレクタ20は円錐台の側面形状を有しており、後方へ先細りとなるテーパ状となっている。即ち、リフレクタ20の内径は前方(即ち、前端縁201側)に向かうに従って徐々に拡径している。これにより、反射面202は、前方に向かうに従って中心軸A1から離れるように、中心軸A1に対して傾斜している。そのため、中心軸A1に直交する方向に進行する遠赤外線は、反射面202に反射することで、前方に向かって放射される(図9(A)参照)。ここで、中心軸A1に対する反射面202の傾斜角度は、45[°]であることが好ましく、そうすることで、反射面202に反射した遠赤外線が中心軸A1と平行に前方へ放射される。但し、中心軸A1に対する反射面202の傾斜角度は、これに限定しない。
The inner peripheral surface of the
図4に示す第1ヒータ10A1及び第2ヒータ10A2は、図1(A)及び図1(B)に示した積層構造を有する面状ヒータである。図4に示すように、第1ヒータ10A1及び第2ヒータ10A2は、それぞれの厚み方向(積層方向)がリフレクタ20の中心軸A1と直交するようにして、且つ、互いに交差するようにして風通路210に設けられている。以下、第1ヒータ10A1と第2ヒータ10A2とを区別しないで説明するときには、単に面状ヒータ10A又は一対の面状ヒータ10A,10Aと称する。図7(A)及び図7(B)に示すように、面状ヒータ10Aは、ミアンダ状のパターンを形成する発熱導体1が一対の放射体2,2の間に挟まれた構成となっている。発熱導体1の端部には、外部電源から発熱導体1に電力を供給するための電極4が電気的に接続されている。電極4は、面状ヒータ10Aの外部に一部が露出しており、発熱導体1に通電するための図示しない電源に接続される。この面状ヒータ10Aは、図2に示した製造方法によって製造される。
The first heater 10A1 and the second heater 10A2 shown in FIG. 4 are planar heaters having a laminated structure shown in FIGS. 1A and 1B. As shown in FIG. 4, the first heater 10A1 and the second heater 10A2 are air passages so that their respective thickness directions (stacking directions) are orthogonal to the central axis A1 of the
ここで、図6(A)及び図6(B)に示すように、面状ヒータ10Aの前後方向及び厚み方向と直交する方向を面状ヒータ10Aの幅方向と定義する。面状ヒータ10Aは、後端縁に向かうに従って幅が徐々に狭くなる台形状を有しており、風通路210に収容されたときに、両側縁が反射面202に沿うようになっている。また、図6(A)及び図6(B)に示すように、面状ヒータ10Aの両側縁の前端近傍には、幅方向の外側に突出した突出部5が形成されている。また、図6(A)に示すように、第1ヒータ10A1には、スリット6が形成されている。スリット6は、第1ヒータ10A1の後端縁における中央部から、第1ヒータ10A1の前後方向における中途まで、前方に向かって延びている。第1ヒータ10A1においてスリット6の前端よりも前方の領域は、係合部7を構成する。また、図6(B)に示すように、第2ヒータ10A2には、スリット8が形成されている。スリット8は、第2ヒータ10A2の前端縁における中央部から、第2ヒータ10A2の前後方向における中途まで、後方に向かって延びている。第2ヒータ10A2においてスリット8の前端よりも後方の領域は、係合部9を構成する。
Here, as shown in FIGS. 6A and 6B, the direction orthogonal to the front-rear direction and the thickness direction of the
以下、ヒータユニット400の組み立て方法について説明する。図8は、第1ヒータ10A1と第2ヒータ10A2との関係を説明するための図である。第1ヒータ10A1と第2ヒータ10A2は、第1ヒータ10A1のスリット6に第2ヒータ10A2の係合部9が差し込まれ、第2ヒータ10A2のスリット8に第1ヒータ10A1の係合部7が差し込まれることで、互いに係合している。これにより、第1ヒータ10A1と第2ヒータ10A2とが、互いの厚み方向が直交した姿勢で接続されている。この状態となることで、一対のヒータ10A,10Aの一方が他方に対して厚み方向及び幅方向へ相対移動することが規制される。そして、第1ヒータ10A1及び第2ヒータ10A2の突出部5がリ
フレクタ20の係止スリット201aに差し込まれることで、第1ヒータ10A1及び第2ヒータ10A2がリフレクタ20と接続され、ヒータユニット400が組み立てられる。この状態となることで、第1ヒータ10A1及び第2ヒータ10A2がリフレクタ20に対して中心軸A1回りに相対回転することが規制される。
Hereinafter, a method of assembling the
次に、ヘアドライヤ1000を操作したときのヒータユニット400の動作について説明する。図3に示すハンドル500に設けられた操作ボタン(図示なし)がユーザにより操作され、電源がオンになると、モータ300及びヒータユニット400の一対の面状ヒータ10A,10Aに通電が行われる。そうすると、一対の面状ヒータ10A,10Aが発熱するとともに、モータ300に駆動されてファン200が回転する。これにより、空気吸い込み口100bを介してヘアドライヤ1000の周囲の空気が収容空間110に導入され、送風口100aへ向って送り出される。ファン200に送り出される空気は、ヒータユニット400の風通路210を通って送風口100aに到達する。このとき、風通路210に設けられた一対の面状ヒータ10A,10Aが空気を加熱することで、送風口100aから外部に温風が放出される。
Next, the operation of the
また、面状ヒータ10Aは、放射面101から遠赤外線を放射する。図9は、面状ヒータ10Aより放射された遠赤外線の挙動を説明するための模式図であって、図9(A)は、リフレクタ20の中心軸A1に沿うヒータユニット400の断面図であり、図9(B)は、ヒータユニット400の正面図である。図9における白塗り矢印は、赤外線の進行方向を模式的に表したものである。図9では、説明を分かり易くするために、便宜上、面状ヒータ10Aより放射された遠赤外線の一部のみを表示している。ここで、上述のように、リフレクタ20は、中心軸A1に直交する方向に進行する遠赤外線を反射面202で反射することで、遠赤外線を前方に向かって放射する。更に、一対の面状ヒータ10A,10Aは、厚み方向がリフレクタ20の中心軸A1に対して直交するように設けられている。そのため、図9(A)に示すように、放射面101から法線方向に放射され、反射面202で反射した遠赤外線を、送風口100aに向かって放射することができる。また、リフレクタ20が筒状に形成されていることから、反射面202が一対の面状ヒータ10A,10Aを取り囲んでおり、一対の面状ヒータ10A,10Aのそれぞれの両面(放射面101)から法線方向に放射された遠赤外線を送風口100aに向かって放射することができる。また、上述の一対の面状ヒータ10A,10Aが互いの厚み方向が直交するように設けられている。そのため、図9(B)に示すように、一方の面状ヒータ10Aの放射面101から法線方向に放射された遠赤外線が反射面202に当たることが、他方の面状ヒータ10Aによって阻害されることを抑制することができる。遠赤外線は、送風口100aから外部に放出される。
Further, the
以上のように、ヘアドライヤ1000は、送風口100aから温風と共に遠赤外線を放出する。ヘアドライヤ1000は、温風を当てることで頭髪を乾燥させると共に遠赤外線を照射することで乾燥時間を短縮したり頭髪をケアしたりすることができる。ヒータユニット400は、図1に示した積層構造を有する面状ヒータ10Aを用いることで、加熱時間(乾燥時間)を更に短縮しつつも、消費電力を低減することができる。
As described above, the
[作用・効果]
上述のように、ヒータユニット400では、リフレクタ20が送風口100a側へ徐々に拡径した筒形状を有し、リフレクタ20の内面には、赤外線を反射する反射面202(反射部)が形成されている。そして、一対の面状ヒータ10A,10Aが、それぞれの厚み方向がリフレクタ20の中心軸A1と直交し、且つ、互いの厚み方向が異なる方向となるように、リフレクタ20の内部(収容空間110)に配置されている。これによると、一対の面状ヒータ10A,10Aのそれぞれの表面(放射面101)から法線方向に放射され、反射面202で反射した遠赤外線を、送風口100aに向かって放射することがで
きる。更に、ヒータユニット400では、一対の面状ヒータ10A,10Aが互いの厚み方向が直交するようにリフレクタ20の内部に配置されている。これにより、一方の面状ヒータ10Aの放射面101から法線方向に放射された遠赤外線が反射面202に当たることが、他方の面状ヒータ10Aによって阻害されることを抑制することができる。その結果、より多くの遠赤外線を送風口100aに向かって放射することができる。ヒータユニット400は、上述の構成とすることで2つの面状ヒータ10Aを効率良く用いることを可能としている。これにより、ヒータユニット400の発熱量を高め、加熱時間をより短縮することができる。なお、本発明に係るヒータユニットは、面状ヒータが1つであってもよい。
[Action / Effect]
As described above, in the
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、上述した種々の形態は、可能な限り組み合わせることができる。 Although the preferred embodiments of the present invention have been described above, the various embodiments described above can be combined as much as possible.
1 :発熱導体
2 :放射体
21 :金属体
211 :第1面
212 :第2面
22 :セラミック溶射膜
221 :第1セラミック溶射膜
222 :第2セラミック溶射膜
3 :接着層
10 :面状ヒータ
10A :面状ヒータ
20 :リフレクタ
202 :反射面(反射部)
100a :送風口
400 :ヒータユニット
1000 :ヘアドライヤ(温風機の一例)
1: Heat generating conductor 2: Radiator 21: Metal body 211: First surface 212: Second surface 22: Ceramic sprayed film 221: First ceramic sprayed film 222: Second ceramic sprayed film 3: Adhesive layer 10:
100a: Blower 400: Heater unit 1000: Hair dryer (an example of a warm air blower)
Claims (7)
前記発熱導体に加熱されることで遠赤外線を放射する放射体と、
前記発熱導体と前記放射体とを接着する接着層と、を含み、
前記放射体は、金属体と、前記金属体において前記発熱導体と対向する第1面に形成された第1セラミック溶射膜と、前記金属体における前記第1面とは反対側の第2面に形成された第2セラミック溶射膜と、を有する、
面状ヒータ。 With a heating conductor
A radiator that radiates far infrared rays when heated by the heating conductor,
Includes an adhesive layer that adheres the heating conductor to the radiator.
The radiator is formed on a metal body, a first ceramic sprayed film formed on the first surface of the metal body facing the heat generating conductor, and a second surface of the metal body opposite to the first surface. With a second ceramic sprayed film formed,
Plane heater.
前記発熱導体は、前記一対の放射体の間に挟まれている、
請求項1に記載の面状ヒータ。 Having a pair of said radiators
The heating conductor is sandwiched between the pair of radiators.
The planar heater according to claim 1.
金属体の表面にセラミックを溶射することで、前記金属体の第1面に第1セラミック溶射膜を形成し、前記金属体における前記第1面とは反対側の第2面に第2セラミック溶射膜を形成し、前記放射体を得る放射体生成工程と、
前記放射体の前記第1セラミック溶射膜を前記発熱導体に対向させた状態で前記発熱導体と前記放射体とを接着する接着工程と、を含む、
面状ヒータの製造方法。 A method for manufacturing a planar heater including a heat-generating conductor and a radiator that emits far-infrared rays when heated by the heat-generating conductor.
By spraying ceramic on the surface of the metal body, a first ceramic sprayed film is formed on the first surface of the metal body, and the second ceramic sprayed on the second surface of the metal body opposite to the first surface. A radiator generation step of forming a film and obtaining the radiator,
The step includes an adhesion step of adhering the heat generating conductor and the radiator with the first ceramic sprayed film of the radiator facing the heat generating conductor.
Manufacturing method of planar heater.
請求項1又は2に記載の面状ヒータと、前記面状ヒータから放射された遠赤外線を前記送風口へ反射するリフレクタと、を有する、
ヒータユニット。 A heater unit that serves as a heat source in a hot air blower that blows hot air from an air outlet.
The planar heater according to claim 1 or 2, and a reflector that reflects far infrared rays radiated from the planar heater to the air outlet.
Heater unit.
前記リフレクタは、前記送風口側へ徐々に拡径した筒形状を有し、
前記リフレクタの内面には、遠赤外線を反射する反射部が形成されており、
前記一対の面状ヒータは、それぞれの厚み方向が前記リフレクタの中心軸と直交し、且つ、互いの厚み方向が異なる方向となるように、前記リフレクタの内部に配置される、
請求項5に記載のヒータユニット。 It has a pair of the planar heaters
The reflector has a tubular shape that gradually expands in diameter toward the air outlet side.
A reflecting portion that reflects far infrared rays is formed on the inner surface of the reflector.
The pair of planar heaters are arranged inside the reflector so that their thickness directions are orthogonal to the central axis of the reflector and the thickness directions are different from each other.
The heater unit according to claim 5.
請求項5又は6に記載のヒータユニット。 The pair of planar heaters are arranged inside the reflector so that their thickness directions are orthogonal to each other.
The heater unit according to claim 5 or 6.
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