JP2020194657A - 照明装置、及び導光板 - Google Patents

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Hiroyuki Sekii
広行 関井
真一 阿南
Shinichi Anami
真一 阿南
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【課題】照射領域に拠らずに均一となる照射光を生成し易く、光の出射効率も向上させ易い照明装置及び導光板を提供すること。【解決手段】導光板8が、光を高さ方向下側に反射可能な複数の反射部25を厚さ方向の片側に有する板状部20、板状部20から離れるにしたがって高さ方向上側に変位するように湾曲する湾曲部21、及び湾曲部21から板状部20側とは反対側に延在して高さ方向上側に凹部34を有する入光部22を有する。入光部22が、凹部34の内面で構成される入光面33における板状部20側の部分を含むと共に板状部20側に行くにしたがって厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部を板状部20側に有する。照明装置1が、導光板8に加えて、少なくとも一部が凹部34内に収容されて、凹部34の内面で構成される入光面33に向けて光を出射する1以上のLED17を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、照明装置に関する。また、本開示は、照明装置の導光板に関する。
従来、照明装置としては、特許文献1に記載されているものがある。この照明装置は、円板状のシーリングライトであり、円環状の基板、複数の発光ダイオード(Light Emitting Diode;以下では、LEDと言う)、及び一体の導光板を備える。複数のLEDは、基板の実装面における基板中心を中心とする円上に間隔をおいて配置される。
また、導光板は、環状の湾曲部と円板部とを有する。環状の湾曲部は、高さ方向に略直交する直交方向に広がる円環状の入光面を高さ方向上端に有し、その入光面には、複数のLEDからの出射光が入射する。他方、円板部は、湾曲部下側の環状の端部から径方向内側に直交方向に広がっている。導光板は、高さ方向上側面の全域に湾曲部から円板部にかけて略均等に形成された多数のプリズムを有する。多数のプリズムは、導光板内を導光する光を照射方向に反射させる。
特開6138644号公報
上記照明装置では、多数のプリズムを、高さ方向上側面の全域に略均等に形成しているので、照射光の輝度が照射箇所に拠らずに均一となり易い。しかし、プリズムは、光を照射方向に反射させるだけでなく、光を照射方向とは反対側に漏洩させる性質を有する。そして、湾曲部に設けたプリズムが生成する漏洩光は、制御し難くて光の出射効率を低下させる。
そこで、本開示の目的は、照射領域に拠らずに均一となる照射光を生成し易く、光の出射効率も向上させ易い照射装置及び導光板を提供することにある。
上記課題を解決するため、本開示に係る照明装置は、光を厚さ方向の第1の側に反射可能な複数の反射部を少なくとも厚さ方向の片側に有する板状部、板状部に繋がると共に板状部から離れるにしたがって厚さ方向の第2の側に変位するように湾曲する湾曲部、及び、湾曲部から板状部側とは反対側に延在して、厚さ方向の第2の側に凹部を有する入光部を有する導光板と、少なくとも一部が凹部内に収容されて、凹部の内面で構成される入光面に向けて光を出射する1以上の光源と、を備え、入光部が、入光面における板状部側の部分を含むと共に板状部側に行くにしたがって厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部を板状部側に有する。
また、本開示に係る導光板は、光を厚さ方向の第1の側に反射可能な複数の反射部を少なくとも厚さ方向の片側に有する板状部と、板状部に繋がると共に板状部から離れるにしたがって厚さ方向の第2の側に変位するように湾曲する湾曲部と、湾曲部から板状部側とは反対側に延在して、厚さ方向の第2の側に凹部を有する入光部と、を備え、入光部が、凹部の内面で構成される入光面における板状部側の部分を含むと共に板状部側に行くにしたがって厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部を板状部側に有する。
本開示によれば、照射領域に拠らずに均一となる照射光を生成し易く、光の出射効率も向上させ易い。
(a)は、本開示の一実施形態に係る照明装置の模式断面図であり、(b)は、その照明装置を下から見たときの、導光板、複数のLED、及び筐体の縁部の位置関係を示す模式平面図である。 図1(a)における湾曲部周辺の部分拡大断面図である。 変形例の照明装置における図2に対応する部分拡大断面図である。 他の変形例の照明装置における図2に対応する部分拡大断面図である。 (a)は、別の変形例の照明装置における図1(a)に対応する模式断面図であり、(b)は、照明装置における図1(b)に対応する模式平面図である。
以下に、本開示に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。また、以下の説明において、表側又は下側と言及した場合、それは光の照射側を示し、裏側又は上側と言及した場合、それは光の照射側とは反対側を示す。また、以下では、光源が、LED17である場合を例に説明を行うが、光源は、LED以外の発光素子で構成されてもよく、例えば、半導体レーザ素子や、有機EL(Electro Luminescence)素子若しくは無機EL素子等の固体発光素子で構成されてもよく、光源は、白熱灯で構成されてもよい。
また、以下の実施例では、図面において同一構成に同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、複数の図面には、模式図が含まれ、異なる図間において、各部材における、縦、横、高さ等の寸法比は、必ずしも一致しない。また、本明細書で、「略」という文言を用いた場合、「大雑把に言って」という文言と同じ意味合いで用いており、「略」の要件は、人がだいたいそのように見えれば満たされる。また、以下で説明される構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素であり、必須の構成要素ではない。
図1は、照明装置1の構造を説明する模式図である。詳しくは、図1(a)は、本開示の一実施形態に係る照明装置1の模式断面図であり、図1(b)は、照明装置1を下から見たときの、導光板8、複数のLED17、及び筐体2の縁部の位置関係を示す模式平面図である。照明装置1は、住宅用LEDシーリングライトである。図1(a)に示すように、照明装置1は、平面視が略円形の筐体2、光源基板としての環状のLED基板4、円環状の高反射シート5、外周円錐面7aを含む取付給電部7、環状の導光板8、及び平面視が略円形の拡散カバー9を備える。図1(b)に示すように、筐体2、LED基板4、高反射シート5、取付給電部7、導光板8、及び拡散カバー9の各中心軸は、略同一直線上に位置する。
図1(a)を参照して、筐体2は、金属や樹脂で構成され、円板状の取付板11を有する。取付板11には、LED基板4及び取付給電部7が締結手段や接着剤等で取り付けられる。取付給電部7は、例えば、ケース12と、ケース12内に収容される電源部14を有する。本実施形態では、ケース12が、外周円錐面7aを有するが、円錐外周面以外の環状外周面を有してもよく、例えば、円筒外周面を有してもよい。ケース12は、例えば、天井に設置された取付構造、例えば、引掛シーリングや引掛ローゼット等に引掛固定される。
電源部14は、ケース12の該取付構造への固定により外部配線と電気的に接続され、交流電力が外部から電源部14に供給される。電源部14は、例えば、図示しない電源基板に設けられた図示しない変換回路を有し、この変換回路で入力された交流電力を直流電力に変換する。電源部14は、変換後の直流電力をLED基板4に供給する。電源部14は、電源基板に設けられたスイッチング回路を有し、図示しないリモコンからの信号等により、電源部14からLED基板4への直流電力の供給又は遮断を実行する。なお、上記変換回路やスイッチング回路は、ケース12内に設置されなくてもよく、例えば、取付板11の表面(下面)等に設置されてもよい。また、スイッチング回路は、LED基板4に設けられてもよい。変換回路及びスイッチング回路は、照明装置1内の如何なる箇所に設けられてもよい。
LED基板4は、円環状の基板16と、光源の一例としての複数のLED17を有し、LED17は、基板16の実装面における同一の径方向位置に周方向に略等間隔に実装される。基板16は、例えば、プリント基板で構成され、如何なる硬さを有してもよく、リジット基板、フレキシブル基板、及びリジットフレキシブル基板のうちのいずれの基板で構成されてもよい。また、基板16は、如何なる組成を有してもよく、例えば、紙フェノール基板、紙エポキシ基板、ガラスコンポジット基板、ガラスエポキシ基板、テフロン(登録商標)基板、アルミナ(セラミックス)基板、又はコンポジット基板等で構成される。基板16上には、点灯回路が設けられる。点灯回路は、全てのLED17を電気的に接続する。直流電力が変換回路から点灯回路に供給されることで、各LED17が点灯する。
導光板8は、一体構造を有する。導光板8は、透明材料、例えば、アクリル、ポリカーボネート、又はガラス等で構成され、図1(a)に示すように、円板状の板状部20、湾曲部21、及び入光部22を含む。導光板8は、例えば、その板状部20を取付給電部7のケース12の下面12aに固定された高反射シート5の下面に透明接着剤等で固着することで筐体2に取り付けられる。高反射シート5は、反射率が90%以上の材質で構成されると好ましく、反射率が95%以上の材質で構成されると更に好ましい。高反射シート5は、例えば、金属箔や、ポリプロピレン系樹脂組成物等で好適に構成できる。高反射シート5は、板状部20の全域に厚さ方向に対向するように設けられると好ましい。
図1(a)に示すように、板状部20は、光を厚さ方向の第1の側である厚さ方向の照射側(厚さ方向の下側)に反射させる複数の反射部25を厚さ方向の上側のみに有する。各反射部25は、円錐状の凹部で構成される。板状部20の厚さ方向は、照明装置1の高さ方向に略一致する。なお、本実施形態と異なり、板状部は、複数の反射部を、厚さ方向の下側のみに有してもよく、厚さ方向の上側と下側の両側に有してもよい。また、各反射部は、円錐状でなくて、円錐台状やドット状(半球状)の凹部で構成されてもよく、円錐状、円錐台状、又はドット状(半球状)の突出部等で構成されてもよい。
湾曲部21は、環状構造を有する。湾曲部21は、板状部20に繋がると共に板状部20から離れるにしたがって厚さ方向の第2の側としての厚さ方向の上側に変位するように湾曲する。より詳しくは、湾曲部21は、板状部20の径方向の外方側の端部から径方向の外方側に延在し、板状部20から径方向の外方側に行くにしたがって高さ方向の上側に湾曲する。本実施形態では、平面視において、環状の導光板8の径方向は、導光板8における光の導光方向と一致する。
図2は、図1(a)における湾曲部21周辺の部分拡大断面図である。図2に示すように、湾曲部21は、その厚さ方向の下側に下側湾曲面27を有し、その厚さ方向の上側に上側湾曲面28を有する。湾曲部21は、下側湾曲面27と上側湾曲面28で囲まれた部分で構成される。詳しくは、図1(a)に示す断面図において、第1環状面30は、下側湾曲面27の板状部20側の端と上側湾曲面28の板状部20側の端とを結んだ線分で構成され、第2環状面31は、下側湾曲面27の入光部22側の端と上側湾曲面28の入光部22側の端とを結んだ線分で構成される。湾曲部21は、導光板8において第1環状面30と第2環状面31とで囲まれる部分で構成される。
図1(a)を参照して、入光部22は、湾曲部21から導光方向における板状部20側とは反対側に延在して、入光面33が画定する凹部34を厚さ方向の上側に有する。凹部34は、環状構造を有する。図2に示すように、各LED17は、少なくとも一部が凹部34内に収容され、具体的には、その光出射面17aが凹部34内に収容される。各LED17は、凹部34の内面で構成される入光面33に向けて光を出射する。各LED17が出射した放射状の出射光は、凹部34を画定する入光面33を通過した後、導光板8内に進行する。
入光部22は、入光面33における板状部20側の部分を含むと共に板状部20側に行くにしたがって厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部40を板状部20側に有する。なお、本実施形態では、導光板8が環状構造を有し、肉厚増大部40の厚さは、径方向の内方側(径方向の板状部20側)に行くにしたがって厚くなっている。
より詳しくは、図2に示す断面、すなわち、導光板8を導光する光の導光方向と厚さ方向とを含む平面で切断したときの断面において、入光面33は、厚さ方向の第1の側に凸の曲線で構成される第1入光面部33aと、第1入光面部33aの湾曲部21側の第1端38に微分不可能に繋がって第1端38から板状部20側に延びる第2入光面部33bとを有する。
入光部22の厚さ方向の第1の側の面(下面)50における湾曲部21側の第2端51は、第1端38よりも板状部20側に位置し、径方向の内側に位置する。また、LED17から出射される出射光の光軸は、第1端38よりも板状部20側に位置し、径方向の内側に位置する。肉厚増大部40は、導光板8において導光方向の第1端38と第2端51との間に位置する部分を含む。
第2入光面部33bは、図2に示す断面において第1入光面部33aの第2入光面部33b側の第1端38に微分不可能に繋がると共に厚さ方向の第2の側(上側)に凸の凸面部55を含む。凸面部55は、入光面33において第1端38よりも導光方向の板状部20側に位置する全ての部分で構成されてもよいが、第2入光面部33bにおいて第1入光面部33a側に位置する一部分で構成されてもよい。
第2入光面部33bは、第1入光面部33a側とは反対側の領域に光を拡散させる拡散部57を含んでもよい。拡散部57は、当該領域にシボ等の凹凸構造を形成することで形成してもよい。又は、拡散部は、導光板が透明樹脂で形成される場合、当該領域に、光を散乱させるための微粒子、例えば、シリカ、酸化チタン、若しくは酸化亜鉛等の顔料、又は、樹脂、ガラス、若しくはジルコニア等のビーズ類等を混入させるか、混練することで形成してもよい。又は、導光板が、本体部と、拡散部を構成する拡散シートを有してもよい。そして、本体部の第2入光面部における第1入光面部側とは反対側の領域に拡散シートを接着剤や両面テープにより固着することで拡散部を形成してもよい。また、拡散シートは、公知の如何なる材料で構成されてもよく、例えば、シート状の、乳半アクリル樹脂や、表面に光拡散粒子を含有した光拡散層を有するポリエチレンテレフタラート(PET)で構成されてもよい。
拡散カバー9は、厚さ方向上側に開口する凹部60を有する。拡散カバー9は、例えば、塩化水銀などの拡散材を添加された透明なポリカーボネート樹脂により形成されてもよく、又は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の多孔質膜を有してもよい。拡散カバー9は、例えば、筐体2の取付板11の周縁部に着脱可能に嵌め込まれて固定される。拡散カバー9は、高さ方向上側から到達した光を拡散して照射方向(高さ方向下側)に出射させる。
上記構成において、LED17から出射された光の一部Rは、入光部22の入光面33に入射した後、入光部22を通過して、入光部22から放射状に高さ方向下側に出射され、拡散カバー9で拡散された後、照射領域に出射される。特に、本開示の導光板8では、入光部22が、板状部20側に行くにしたがって厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部40を板状部20側に有しているので、中央部分が周辺部分より薄い凹レンズ構造を入光部22の板状部20側に局所的に形成することができる。したがって、特に、湾曲部21の下方側を上記凹レンズ構造で発散された光Rで照らすことができ、湾曲部21直下領域の光の輝度(光度)を高くできる。
更には、LED17から出射された光の他の一部Rは、入光部22の入光面33に入射した後、湾曲部21内を進行して板状部20内を導光する。そして、板状部20の反射部25で高さ方向下側に反射されて拡散カバー9で拡散された後、照射領域に出射される。また、板状部20の反射部25に到達した光の一部は、高さ方向上側に漏洩し、高反射シート5で高さ方向下側に反射された後、板状部20と拡散カバー9を通過して、照射領域に出射される。本実施形態では、高反射シート5が、板状部20に厚さ方向に対向する位置に設けられているので、反射部25で高さ方向上側に漏洩した光の殆どを照明光とすることができ、発光効率を高くすることができる。
以上、上記実施形態によれば、入光部22が、板状部20側に行くにしたがって厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部40を板状部20側に有しているので、中央部分が周辺部分より薄い凹レンズ構造を入光部22の板状部20側に局所的に形成することができる。したがって、当該凹レンズ構造で入光部22に入射した光を効率的に拡散させることができて、当該光を湾曲部21の下方領域に効率的に曲げることができ、広角配光を実現できる。よって、湾曲部21の直下領域を上記凹レンズ構造で発散された光Rで明るく照らすことができ、当該直下領域の光の輝度(光度)を高くできる。
また、拡散カバー9の外周領域及び側面領域に到達する光は、導光板8を導光することがなく、入光部22で拡散された後、当該領域に直接導かれる。したがって、従来のプリズムによる反射光で拡散カバーの外周領域及び側面領域を照らす場合との比較で、拡散カバー9の外周領域及び側面領域に到達する光の輝度を上げることができる。よって、従来、暗くなりがちな、湾曲部21の直下領域や拡散カバー9の外周領域及び側面領域を明るく照らすことができるので、照射領域によらず、より均一で輝度が高い照明光を生成できる。
また、図2に示す本実施形態の場合、反射部25が湾曲部21に存在しないので、損失光となり易い湾曲部21の反射部で高さ方向上側に漏洩する光が生じることがない。よって、光の出射効率を更に向上させることができる。また、湾曲部には、微細なプリズム構造は形成し難いという課題がある。これに対し、本実施形態では、反射部25が湾曲部21に存在しないので、導光板8を射出成形等で容易に形成できる。したがって、導光板8の加工を格段に容易なものにできて、導光板8を量産し易く、導光板8の製造コストを低減できる。
また、入光部22の厚さ方向の下側の面50における湾曲部21側の第2端51が、第1入光面部33aの第2入光面部33b側の第1端38よりも板状部20側に位置し、LED17から出射される出射光の光軸が、第1端38よりも板状部20側に位置する。したがって、凹レンズ構造の領域を大きくでき、LED17から出射される光の多くを凹レンズ構造に入射させることができる。よって、より均一となる照射光を更に生成し易く、光の出射効率を更に大きくできる。
また、図2に示す断面において、第2入光面部33bが、第1入光面部33aの第2入光面部33b側の第1端38に微分不可能に繋がると共に厚さ方向の上側に凸の凸面部55を有する。したがって、凸面部55の凸レンズの効果により光を集光でき、該凸レンズが存在しなければ照明装置1の内側スペースに漏れていたより多くの光を板状部20の方に導くことができる。よって、該凸レンズが存在しなければ内側スペースに漏れていた光を、板状部20の反射部25を介して照射領域に照射できるので、光の出射効率を更に向上させることができる。
更には、LED17が出射する光は、光軸に対する傾斜角度が小さい中央領域の光は設計通りの白色光となり易いのに対し、光軸に対する傾斜角度が大きい端側の光は黄色を帯びた光となり易く、この黄色を帯びた光が原因となって色ムラが生じることがある。これに対し、本実施形態では、第2入光面部33bが、第1入光面部33a側とは反対側の領域に光を拡散させる拡散部57を有する。したがって、白い光を拡散させることなく、黄色を帯びた光のみを拡散させることができ、黄色を帯びた光が局所的に照射されることを防止できる。よって、照射光の色ムラを低減できて美しい光を照射できる。また、拡散部57が、入光面33において第1入光面部33a側とは反対側に位置する傾斜が緩い箇所に存在する。したがって、導光板8を射出成形で形成する場合で、拡散部57をシボ等の凹凸構造で形成する場合でも、導光板8を金型から抜き易くなる。
なお、本開示は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、第2入光面部33bが、第1入光面部33a側とは反対側の領域に光を拡散させる拡散部57を有する場合について説明した。しかし、図3、すなわち、変形例の照明装置101における図2に対応する部分拡大断面図に示すように、第2入光面部133bが、第1入光面部133a側とは反対側の領域に光を拡散させる拡散部を有さなくてもよい。
また、第2入光面部33bが、第1入光面部33aの第2入光面部33b側の第1端38に微分不可能に繋がると共に厚さ方向の上側に凸の凸面部55を有する場合について説明した。しかし、図4、すなわち、他の変形例の照明装置201における図2に対応する部分拡大断面図に示すように、第2入光面部233bが、第1入光面部233aの第2入光面部233b側の第1端238に微分不可能に繋がる円錐外周面255を有してもよい。要は、本開示の導光板では、入光部が、入光面における板状部側の部分を含むと共に板状部側に行くにしたがって厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部を板状部側に有していればよい。
また、図1(a)に示す断面において、入光面33が、厚さ方向の下側に凸の曲線で構成される第1入光面部33aと、第1入光面部33aの湾曲部21側の第1端38から板状部20側に延びる第2入光面部33bを有する場合について説明した。また、入光部22の厚さ方向の下側の面50における湾曲部21側の第2端51が、第1入光面部33aの第2入光面部33b側の第1端38よりも板状部20側に位置し、LED17から出射される出射光の光軸が、第1端38よりも板状部20側に位置する場合について説明した。また、湾曲部21に反射部が一切存在しない場合について説明した。
しかし、入光面は、導光方向と厚さ方向とを含む断面において、厚さ方向の下側に凸の曲線で構成される入光面部を有さなくてもよい。また、入光部の厚さ方向の第1の側の面における湾曲部側の第2端が、第1入光面部の第2入光面部側の第1端よりも板状部側に位置しなくてもよい。また、光源から出射される出射光の光軸が、上記第1端よりも板状部側に位置しなくてもよい。また、湾曲部に1以上の反射部が存在してもよい。
また、導光板8が、環状構造を有し、導光方向が、導光板8の径方向に一致する場合について説明した。しかし、次に示すように、導光板は、環状でなくてもよい。図5(a)は、別の変形例の照明装置301における図1(a)に対応する模式断面図であり、図5(b)は、照明装置301における図1(b)に対応する模式平面図である。
図5に示すように、照明装置301は、2つの同一の導光板308を有してもよく、各導光板308は、平面視が略矩形となる形状を有してもよい。そして、導光方向が、平面視において矩形の導光板の幅方向又は長手方向に一致してもよい。
図5に示す変形例でも、導光板308は、光を厚さ方向の第1の側(高さ方向の下側)に反射可能な複数の反射部325を少なくとも厚さ方向の片側に有する板状部320を有する。また、導光板308は、板状部320に繋がると共に板状部320から離れるにしたがって厚さ方向の第2の側(高さ方向の下側)に変位するように湾曲する湾曲部321を有する。また、導光板308は、湾曲部321から板状部320側とは反対側に延在して、厚さ方向の第2の側に凹部334を有する入光部322を有する。凹部334は、導光板の幅方向又は長手方向に延在する。
また、照明装置301は、少なくとも一部が凹部334内に収容されて、凹部334の内面で構成される入光面333に向けて光を出射する1以上のLED17を備える。また、入光部322は、入光面333における板状部320側の部分を含むと共に板状部320側に行くにしたがって厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部340を板状部320側に有する。また、図5(b)に示す平面図において、2つの導光板308の導光方向が一致し、一方の導光板308における板状部320と、他方の導光板308における板状部320とが、間隔をおいて導光方向に対向する。
また、導光板308を導光する光の導光方向と厚さ方向とを含む平面で切断したときの断面において、入光面333は、厚さ方向の第1の側に凸の曲線で構成される第1入光面部333aと、第1入光面部333aの湾曲部321側の第1端338に微分不可能に繋がって第1端338から板状部320側に延びる第2入光面部333bを有してもよい。また、入光部322の厚さ方向の第1の側の面(下側の面)350における湾曲部321側の第2端351は、第1端338よりも板状部320側に位置してもよい。また、LED17から出射される出射光の光軸は、第1端338よりも板状部320側に位置してもよい。
なお、導光板308も、導光板8と同様に、第2入光面部333bが、第1入光面部333aの第2入光面部333b側の第1端338に微分不可能に繋がると共に厚さ方向の上側に凸の凸面部355を有してもよい。また、第2入光面部333bが、第1入光面部333a側とは反対側の領域に光を拡散させる拡散部357を有してもよい。また、導光板308に、図1〜図4で説明した1以上の構成を適用して、新たな変形例を作成してもよい。この変形例の照明装置301及び導光板308においても、照射領域に拠らずに均一となる照射光を生成でき、光の出射効率を向上させることができる。
1,101,201,301 照明装置、 2 筐体、 8,308 導光板、 17 LED、 20,320 板状部、 21,321 湾曲部、 22,322 入光部、 25,325 反射部、 33,333 入光面、 33a,133a,233a,333a 第1入光面部、 33b,133b,233b,333b 第2入光面部、 34,334 凹部、 38,238,338 第1端、 40,340 肉厚増大部、 50 入光部の厚さ方向の第1の側の面(下面)、 51,351 第2端、 55,355 凸面部、 57,357 拡散部。

Claims (5)

  1. 光を厚さ方向の第1の側に反射可能な複数の反射部を少なくとも厚さ方向の片側に有する板状部、前記板状部に繋がると共に前記板状部から離れるにしたがって前記厚さ方向の第2の側に変位するように湾曲する湾曲部、及び、前記湾曲部から前記板状部側とは反対側に延在して、前記厚さ方向の前記第2の側に凹部を有する入光部を有する導光板と、
    少なくとも一部が前記凹部内に収容されて、前記凹部の内面で構成される入光面に向けて光を出射する1以上の光源と、を備え、
    前記入光部が、前記入光面における前記板状部側の部分を含むと共に前記板状部側に行くにしたがって前記厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部を前記板状部側に有する、照明装置。
  2. 前記導光板を導光する光の導光方向と前記厚さ方向とを含む平面で切断したときの断面において、前記入光面は、前記厚さ方向の前記第1の側に凸の曲線で構成される第1入光面部と、その第1入光面部の前記湾曲部側の第1端に微分不可能に繋がって前記第1端から前記板状部側に延びる第2入光面部とを有し、
    前記入光部の前記厚さ方向の前記第1の側の面における前記湾曲部側の第2端は、前記第1端よりも前記板状部側に位置し、
    前記光源から出射される出射光の光軸は、前記第1端よりも前記板状部側に位置する、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第2入光面部が、前記第1入光面部の前記第2入光面部側の端に微分不可能に繋がると共に前記厚さ方向の前記第2の側に凸の凸面部を含む、請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第2入光面部が、前記第1入光面部側とは反対側の領域に光を拡散させる拡散部を含む、請求項2又は3に記載の照明装置。
  5. 光を厚さ方向の第1の側に反射可能な複数の反射部を少なくとも厚さ方向の片側に有する板状部と、
    前記板状部に繋がると共に前記板状部から離れるにしたがって前記厚さ方向の第2の側に変位するように湾曲する湾曲部と、
    前記湾曲部から前記板状部側とは反対側に延在して、前記厚さ方向の前記第2の側に凹部を有する入光部と、を備え、
    前記入光部が、前記凹部の内面で構成される入光面における前記板状部側の部分を含むと共に前記板状部側に行くにしたがって前記厚さ方向の厚さが徐々に厚くなる肉厚増大部を前記板状部側に有する、導光板。
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