JP2020193648A - Engaging clutch - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、噛み合いクラッチに関する。 The present disclosure relates to a meshing clutch.
従来、2つのクラッチ部材の回転位相差を検出し、係合歯を衝突させることなく噛み合わせるための技術が知られている。例えば、特許文献1には、回転位相差を検出するための光学センサをクラッチ部材の遠方に設置する技術が記載されている。また、同文献では、位相差を検出する手段としてホールセンサを使用し、2つの係合歯に別々のホールセンサを設けたり、2つの係合歯を跨ぐように1つのホールセンサを設けたりして、センサが出力した信号の交流成分に基づいて2つのクラッチ部材の回転位相差を検出する技術が提案されている。 Conventionally, there is known a technique for detecting the rotational phase difference between two clutch members and engaging the engaging teeth without colliding with each other. For example, Patent Document 1 describes a technique for installing an optical sensor for detecting a rotational phase difference at a distance from a clutch member. Further, in the same document, a hall sensor is used as a means for detecting a phase difference, and separate hall sensors are provided for two engaging teeth, or one hall sensor is provided so as to straddle the two engaging teeth. Therefore, a technique for detecting the rotational phase difference between the two clutch members based on the AC component of the signal output by the sensor has been proposed.
ところが、光学センサを用いた従来技術によると、光学センサがクラッチ部材の遠方に設置されているため、クラッチの周辺に大きなスペースを必要とし、センサ装置の搭載性が悪かった。また、ホールセンサを用いた従来技術によると、1つまたは2つのホールセンサが、係合歯を回転方向に通過する磁束を検出しているため、クラッチ部材の回転位相差は検出できるが、クラッチ部材の噛み合い方向の相対位置、例えば、噛み合い完了または未完了の状態を検出できないという問題点があった。 However, according to the prior art using an optical sensor, since the optical sensor is installed far away from the clutch member, a large space is required around the clutch, and the mountability of the sensor device is poor. Further, according to the prior art using the Hall sensor, since one or two Hall sensors detect the magnetic flux passing through the engaging teeth in the rotational direction, the rotational phase difference of the clutch member can be detected, but the clutch There is a problem that the relative position in the meshing direction of the members, for example, the state where the meshing is completed or not completed cannot be detected.
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、搭載性に優れたセンサ装置を用いて、2つのクラッチ部材の回転位相差に加えて噛み合い状態を検出することができる噛み合いクラッチを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to detect a meshing state in addition to a rotational phase difference between two clutch members by using a sensor device having excellent mountability. The purpose is to provide a meshing clutch.
上記課題を解決するために、本発明の噛み合いクラッチは、複数の第1係合歯(12)が周方向に配列された第1クラッチ部材(11)と、第1係合歯に解放可能に噛み合う複数の第2係合歯(14)が周方向に配列された第2クラッチ部材(12)と、第1クラッチ部材および第2クラッチ部材の少なくとも一方を第1クラッチ部材および第2クラッチ部材の他方に向けて移動させ、第1係合歯および第2係合歯を相互に噛み合わせるアクチュエータ(5)と、第1クラッチ部材および第2クラッチ部材の回転位相差を検出するセンサ装置(6)と、検出された回転位相差に基づいてアクチュエータを制御する制御装置(7)と、を備える。 In order to solve the above problems, the meshing clutch of the present invention can be released to the first clutch member (11) in which a plurality of first engaging teeth (12) are arranged in the circumferential direction and the first engaging tooth. A second clutch member (12) in which a plurality of meshing second engaging teeth (14) are arranged in the circumferential direction, and at least one of the first clutch member and the second clutch member of the first clutch member and the second clutch member. An actuator (5) that moves toward the other side and engages the first engaging tooth and the second engaging tooth with each other, and a sensor device (6) that detects the rotational phase difference between the first clutch member and the second clutch member. And a control device (7) that controls the clutch based on the detected rotation phase difference.
センサ装置は、回転位相差に応じた強さの磁束(F1)を第1係合歯および第2係合歯の噛み合い方向に通過させるように形成する磁石(16)と、第1クラッチ部材および第2クラッチ部材の回転中に磁石の磁束の変化を検出する磁束検出素子(19)と、を含む。 The sensor device includes a magnet (16) formed so as to allow a magnetic flux (F1) having a strength corresponding to the rotational phase difference to pass in the meshing direction of the first engaging tooth and the second engaging tooth, the first clutch member, and the sensor device. It includes a magnetic flux detecting element (19) that detects a change in the magnetic flux of the magnet during rotation of the second clutch member.
したがって、本開示の噛み合いクラッチによれば、クラッチ部材を噛み合い方向に通過する磁束の変化に基づき、クラッチ部材の回転位相差に加えて噛み合い状態を検出することが可能である。 Therefore, according to the meshing clutch of the present disclosure, it is possible to detect the meshing state in addition to the rotational phase difference of the clutch member based on the change of the magnetic flux passing through the clutch member in the meshing direction.
以下、複数の実施形態による噛み合いクラッチを図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位は、同一または同様の作用効果を奏する。 Hereinafter, the meshing clutch according to a plurality of embodiments will be described with reference to the drawings. In the plurality of embodiments, substantially the same constituent parts are designated by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted. Moreover, substantially the same constituent parts in a plurality of embodiments exhibit the same or similar effects.
<第1実施形態>
第1実施形態の噛み合いクラッチ1は、クラッチ軸線Aが延びる方向(軸方向)に駆動側の第1クラッチ部材11と従動側の第2クラッチ部材12とを備えている。第1クラッチ部材11は動力装置2により第1回転軸(駆動軸)3を介して回転され、第2クラッチ部材12が第2回転軸(従動軸)4を介して動力装置2の動力を被駆動部材(図示略)に伝達する。第1クラッチ部材11および第2クラッチ部材12は、例えば鉄等の磁性体で形成されている。
<First Embodiment>
The meshing clutch 1 of the first embodiment includes a
第1クラッチ部材11および第2クラッチ部材12の相対向する端面には、それぞれ複数の第1係合歯13と第2係合歯14とがクラッチ部材の全周にわたって形成されている。係合歯13,14は、互いに解放可能に噛み合う凹凸形状に形成され、少なくとも一方のクラッチ部材がアクチュエータ5によって他方のクラッチ部材に向けて移動され、係合歯13,14が互に噛み合う噛み合い位置と離間する解放位置とに配置される。
A plurality of first
クラッチ部材11,12の外周近傍には、両方のクラッチ部材11,12の回転位相差を検出するためのセンサ装置6が設置されている。センサ装置6は、クラッチ部材11,12側に開いたU字型またはブリッジ状の磁性体15を備え、磁性体15に磁石16がクラッチ軸線Aと略平行に保持されている。また、磁性体15には、磁石16の両極を磁気的に連結する連結部18と、磁石16の一方の極に接する第1磁束誘導部171と、磁石16の他方の極に接する第2磁束誘導部172とが設けられている。
A
図2に示すように、磁石16は、クラッチ部材11,12の回転位相差に応じた強さの磁束F1をクラッチ部材11,12の噛み合い方向へ通過するように形成する。そして、連結部18が、磁石16よりもクラッチ部材11,12の外方へ離れた位置で磁石16の両極を連結し、磁束F1の反対側に補助磁束F2を形成し、これによって磁束F1を安定させるようになっている。
As shown in FIG. 2, the
一方、第1磁束誘導部171は磁束F1を磁石16の一方の極(N極)から第1クラッチ部材11に誘導し、第2磁束誘導部172が磁束F1を第2クラッチ部材12から磁石16の他方の極(S極)に誘導する。第1磁束誘導部171の端面には、ホール素子等の磁束検出素子19が取り付けられ、クラッチ部材11,12の回転中に、磁気検出素子19が第1磁束誘導部171を通過する磁束F1の変化を検出する。
On the other hand, the first magnetic
そして、磁束検出素子19が制御装置7に接続され、制御装置2が磁束検出素子19の出力から第1クラッチ部材11と第2クラッチ部材12との回転位相差を算出し、算出した回転位相差に基づいて動力装置2およびアクチュエータ5の動作を制御するようになっている。
Then, the magnetic
上記実施形態の噛み合いクラッチ1によると、磁石16で発生した磁束F1は磁束誘導部171の端部に集束し、クラッチ部材11,12の噛み合い方向において第1係合歯13および第2係合歯14を通過する。ここで、クラッチ部材11,12の隙間に着目すると、図3(a)に示すように、クラッチ部材11,12が噛み合い可能状態にあるときには、第1係合歯13の山と第2係合歯14の谷とが向き合い、係合歯13,14の先端面間の軸方向隙間が最大になり、山と山が向き合う面積が最小となる。この状態では、クラッチ部材11,12を通過する磁束の強さが最小となるので、アクチュエータ5を動作させて、2つのクラッチ部材11,12をスムーズに噛み合わせることが可能である。
According to the meshing clutch 1 of the above embodiment, the magnetic flux F1 generated by the
一方、図3(b)に示すように、クラッチ部材11,12が噛み合い不可状態にあるときには、第1係合歯13の山と第2係合歯14の山とが少なくとも部分的に向き合い、係合歯13,14の先端面間における軸方向隙間が小さくなり、回転に伴って山と山が向き合う面積が徐々に拡大する。隙間に含まれる空気の透磁率は係合歯13,14よりも小さいことから、軸方向の隙間が小さくなるほど、クラッチ部材11,12を通過する磁束が強くなり、また、係合歯13,14の山と山が向き合う面積が大きくなるほど、クラッチ部材11,12を通過する磁束が強くなる。
On the other hand, as shown in FIG. 3B, when the
このように、磁束検出素子19によって検出される磁束強さは、図4(a)に示すように、クラッチ部材11,12の回転位相差に応じて変化する。このため、制御装置7は、磁束検出素子19が出力した磁束の強さに基づいて、2つのクラッチ部材11,12の回転位相差を判別可能である。また、図4(b)に示すように、クラッチ部材11,12が正しく噛み合わされたときには、係合歯13,14の隙間が最小となり、クラッチ部材11,12を通過する磁束が最大の一定値を示す。したがって、本実施形態のセンサ装置6によれば、クラッチ部材11,12の回転位相差に加えてクラッチ1の噛み合い完了または未完了の状態を検出することも可能である。
In this way, the magnetic flux strength detected by the magnetic
ところで、クラッチ部材11,12を通過しない磁束の経路の透磁率が、回転位相差による透磁率の変化幅に対して非常に小さい場合は、回転位相差によって透磁率が変化しても、磁石16が発生した磁束のほとんど全てがクラッチ部材11,12を通過し、磁束検出素子19が検出する磁束変化が非常に小さくなる。逆に、クラッチ部材11,12を通過しない磁束経路の透磁率が回転位相差による透磁率の変化幅に対し非常に大きい場合も、磁石16が発生した磁束のほとんど全てがクラッチ部材11,12を通過しなくなり、磁束検出素子19が検出する磁束変化が非常に小さくなる。
By the way, when the magnetic permeability of the path of the magnetic flux that does not pass through the
そのため、本実施形態のセンサ装置6では、磁性体15に連結部18が設けられ、クラッチ部材11,12を通過しない磁束が連結部18を通過するように案内し、連結部18の断面積により補助磁束F2が延びる経路の透磁率を、クラッチ部材11,12の回転位相差による透磁率の変化幅と近くなるように調整することで、回転位相差による磁束変化を大きくし、検出精度を安定させることができる。
Therefore, in the
(作用効果)
以上の構成による噛み合いクラッチ1の作用効果について説明する。上述の通り、本実施形態の噛み合いクラッチ1によれば、クラッチ部材11,12を噛み合い方向に通過する磁束の変化に基づき、クラッチ部材11,12の回転位相差に加えて噛み合い状態を検出することができる。
(Action effect)
The operation and effect of the meshing clutch 1 according to the above configuration will be described. As described above, according to the meshing clutch 1 of the present embodiment, the meshing state is detected in addition to the rotational phase difference of the
センサ装置6は、第1クラッチ部材11および第2クラッチ部材12の反対側で磁石16の両極を連結する連結部18をさらに含み、第1クラッチ部材11および第2クラッチ部材12を通過する磁束を安定させる補助磁束F2が連結部18によって形成される。補助磁束F2は、連結部18の断面積の大きさによって密度が変化するため、クラッチ部材11、12の回転位相差に応じて磁束の強さを調整できる。したがって、噛み合いクラッチ1の用途や設置条件を考慮して適切な大きさのセンサ装置6を設計可能である。
The
また、センサ装置6は、磁石16の一方の極から第1クラッチ部材11に磁束を誘導する第1磁束誘導部171と、第2クラッチ部材12から磁石16の他方の極に磁束を誘導する第2磁束誘導部172とを備え、磁束検出素子19が第1磁束誘導部171または第2磁束誘導部172の少なくとも一方を通過する磁束の変化を検出するように構成されている。この構成によれば、磁石16が形成した磁束を対応関係にある2つの係合歯13,14に集束させ、比較的小型の磁石16を使用してクラッチ部材の回転位相差を精度よく検出可能である。
Further, the
また、磁束検出素子19は、噛み合い方向に通過する磁束の変化に基づいてクラッチ部材11,12の噛み合い状態を検出する。例えば、第1係合歯13および第2係合歯23が隙間なく正しく噛み合ったときに、磁束検出素子19が最大磁束を示す信号を制御装置7に出力し、制御装置7が噛み合い完了状態を判断したり、磁束検出素子19が所定時間内に最大磁束を示す信号を出力しなかった場合に、制御装置7が噛み合い不良状態を判断したりするなど、クラッチのアクチュエータ、動力源または警報装置等を多様に制御することが可能になる。
Further, the magnetic
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を図5に従って説明する。第2実施形態の噛み合いクラッチ1では、外歯式の第1クラッチ部材21と内歯式の第2クラッチ部材22とが用いられている。第1クラッチ部材21は平歯車状に形成され、その外周面に複数の第1係合歯23がクラッチ部材21の全周にわたって形成されている。第2クラッチ部材22はカップ状に形成され、その内周面に複数の第2係合歯24がクラッチ部材22の全周にわたって形成されている。
<Second Embodiment>
Next, the second embodiment will be described with reference to FIG. In the meshing clutch 1 of the second embodiment, the external tooth type first
第1係合歯23および第2係合歯24は、互いに解放可能に噛み合う凹凸形状に形成されている。そして、第1実施形態と同様に、第1クラッチ部材21および第2クラッチ部材22の少なくとも一方をアクチュエータ5(図1参照)によって軸方向に移動させることにより、第1クラッチ部材21および第2クラッチ部材22が互いに噛み合う噛み合い状態と、離間する解放状態とに切り替え可能となっている。
The first engaging
センサ装置6の磁性体15には、第1実施形態と同様に機能する磁石16、磁束誘導部171,172、連結部18および磁束検出素子19が設けられている。ただし、第1実施形態とは異なり、第1磁束誘導部171は外歯式の第1クラッチ部材21に接続された第1回転軸3に隣接するように配置され、第2磁束誘導部172が内歯式の第2クラッチ部材22の外周面に隣接するように配置されている。そして、第1磁束誘導部171の端面に取り付けられた磁束検出素子19が、クラッチ部材21,22の回転位相差に応じて変化する磁束を検出するように構成されている。
The
上記構成によれば、外歯式の第1クラッチ部材21において、第1磁束誘導部171を第1回転軸3に隣接させ、磁束検出素子19を第1係合歯23の凹凸形状による影響を受けない位置に配置することができる。また、内歯式の第2クラッチ部材22において、第2磁束誘導部172を第2クラッチ部材22との隙間が回転に伴って変化しない位置、つまり、第2クラッチ部材22の外周面(円筒面)、または第2クラッチ部材22に接続された第2回転軸4に隣接させることができる。したがって、クラッチ部材21,22のどちらも、回転中に磁束誘導部171,172との間の距離が変動しない位置で、回転位相差を正確に検出することができる。
According to the above configuration, in the external tooth type first
<変形例>
図6に係合歯の変形例を示す。ここでは、2つの係合歯13,14のうち少なくとも一方が他方に対して斜めに対向する傾斜面26を備えている。図示例では、第1係合歯13の先端面が噛み合い方向と直交する平面に対して傾く傾斜面26となっていて、傾斜面26に対向する第2係合歯14の先端面が前記平面と平行な平坦面27となっている。傾斜面26と平坦面27の組み合わせによれば、クラッチ部材11,12の回転数差によって係合歯13,14の対向面積が変化するとともに、軸方向の平均距離も変化する。
<Modification example>
FIG. 6 shows a modified example of the engaging tooth. Here, at least one of the two engaging
一方、2つのクラッチ部材11,12の間の透磁率は、対向面積だけが変化する場合に直線的に変化するが、これに軸方向の平均距離の変化が加重されると曲線的に変化する。このため、傾斜面26によって歯間距離が短くなっている側から係合歯13,14の対向が始まる場合は、対向初期に透磁率が急に増加し、その後は対向面積が増え、平均距離が遠ざかるため、透磁率が緩やかに増加する。時間に対して透磁率をプロットすると、透磁率の増加時は上に凸となる曲線、透磁率の減少時は下に凸となる曲線が形成される。
On the other hand, the magnetic permeability between the two
同様に、歯間距離が長くなっている側から係合歯13,14の対向が始まる場合は、透磁率は、増加時が下に凸となる曲線、減少時が上に凸となる曲線を描いて変化する。よって、この透磁率の変化を時間微分し、1階微分と2階微分との積を求めることで、両方のクラッチ部材11,12のどちらの回転数が大きいかを検出することができる。そして、回転数差を小さくするために、どちらのクラッチ部材の回転数を高くするか、あるいは低くするかを制御装置7によって判断することができる。
Similarly, when the engaging
このように、本開示の噛み合いクラッチ1は、係合歯13,14の形状を変更することによって、磁束検出素子19の出力波形に変化を与えて有用な制御を行うことができる。例えば上記のように、第1係合歯13および第2係合歯14の少なくとも一方に、他方の係合歯に対して斜めに対向する傾斜面26を設けることができる。こうすれば、2つのクラッチ部材11,12に回転数差がある場合に、磁束の周期的な変化から回転数差を求めるとともに、傾斜面26によって出力波形を変化させ、どちらのクラッチ部材11,12の回転数が速いかを判断して、回転数差を解消するための制御を行うことができる。
As described above, the meshing clutch 1 of the present disclosure can perform useful control by changing the output waveform of the magnetic
なお、本開示は、上記実施形態および変形例に限定されるものではなく、以下に例示するように、開示の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。 It should be noted that the present disclosure is not limited to the above-described embodiment and modification, and as illustrated below, the configuration of each part can be appropriately changed and implemented without departing from the purpose of the disclosure. Is.
(1)第1実施形態および第2実施形態では、それぞれ、アクチュエータ5が第1クラッチ部材11を第2クラッチ部材12側に向けて移動させているが、これとは逆に、第2クラッチ部材12を第1クラッチ部材11に向けて移動させることも可能である。
(2)第2実施形態では、第1磁束誘導部171が第1クラッチ部材21の回転軸3に隣接するように配置されているが、第2磁束誘導部172を第2クラッチ部材22の回転軸4に隣接するように配置することも可能である。
(3)係合歯の形状は、上記変形例に限定されず、例えば、噛み合いクラッチ1の用途や設置条件に応じて適宜に変更することも可能である。
(1) In the first embodiment and the second embodiment, the actuator 5 moves the first
(2) In the second embodiment, the first magnetic
(3) The shape of the engaging tooth is not limited to the above modification, and can be appropriately changed, for example, according to the application and installation conditions of the meshing clutch 1.
1・・・噛み合いクラッチ、
5・・・アクチュエータ、6・・・センサ装置、7・・・制御装置、
11・・・第1クラッチ部材、12・・・第2クラッチ部材、
13、23・・・第1係合歯、14、24・・・第2係合歯、
16・・・磁石、171・・・第1磁束誘導部、172・・・第2磁束誘導部、
18・・・連結部、
19・・・磁束検出素子、
21・・・内歯式の第1クラッチ部材、22・・・外歯式の第2クラッチ部材、
F1・・・磁束、F2・・・補助磁束。
1 ... meshing clutch,
5 ... Actuator, 6 ... Sensor device, 7 ... Control device,
11 ... 1st clutch member, 12 ... 2nd clutch member,
13, 23 ... 1st engaging tooth, 14, 24 ... 2nd engaging tooth,
16 ... Magnet, 171 ... First magnetic flux induction unit, 172 ... Second magnetic flux induction unit,
18 ... Connecting part,
19 ... Magnetic flux detection element,
21 ... Internal tooth type first clutch member, 22 ... External tooth type second clutch member,
F1 ... magnetic flux, F2 ... auxiliary magnetic flux.
Claims (6)
前記第1係合歯に解放可能に噛み合う複数の第2係合歯(14、24)が周方向に配列された第2クラッチ部材(12、22)と、
前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材の少なくとも一方を前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材の他方に向けて移動させ、前記第1係合歯および前記第2係合歯を相互に噛み合わせるアクチュエータ(5)と、
前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材の回転位相差を検出するセンサ装置(6)と、
検出された回転位相差に基づいて前記アクチュエータを制御する制御装置(7)と、
を備え、
前記センサ装置は、
前記回転位相差に応じた強さの磁束(F1)を前記第1係合歯および前記第2係合歯の噛み合い方向へ通過させるように形成する磁石(16)と、
前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材の回転中に前記磁石の磁束の変化を検出する磁束検出素子(19)と、を含む噛み合いクラッチ。 A first clutch member (11, 21) in which a plurality of first engaging teeth (13, 23) are arranged in the circumferential direction,
A second clutch member (12, 22) in which a plurality of second engaging teeth (14, 24) that are releasably meshed with the first engaging tooth are arranged in the circumferential direction.
At least one of the first clutch member and the second clutch member is moved toward the other of the first clutch member and the second clutch member, and the first engaging tooth and the second engaging tooth are mutually moved. With the actuator (5) that meshes
A sensor device (6) for detecting the rotational phase difference between the first clutch member and the second clutch member, and
A control device (7) that controls the actuator based on the detected rotational phase difference, and
With
The sensor device is
A magnet (16) formed so as to allow a magnetic flux (F1) having a strength corresponding to the rotational phase difference to pass in the meshing direction of the first engaging tooth and the second engaging tooth.
A meshing clutch including a magnetic flux detecting element (19) that detects a change in the magnetic flux of the magnet during rotation of the first clutch member and the second clutch member.
前記第1クラッチ部材および前記第2クラッチ部材を通過する磁束を安定させる補助磁束(F2)が前記連結部によって形成される、請求項1に記載の噛み合いクラッチ。 The sensor device further includes a connecting portion (18) that connects the two poles of the magnet on the opposite side of the first clutch member and the second clutch member.
The meshing clutch according to claim 1, wherein an auxiliary magnetic flux (F2) that stabilizes the magnetic flux passing through the first clutch member and the second clutch member is formed by the connecting portion.
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