JP2020192330A - 心電図および複数種の検査データの表示方法 - Google Patents

心電図および複数種の検査データの表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 動脈血酸素飽和度、心拍数および体温は、具体的な数値や波形が心電図と共に医師等に提示されていたが、多数の対象者のデータを解析し診断する作業は煩雑なので時間を要し、大きな負担となっていた。【解決手段】 本発明は、動脈血酸素飽和度、心拍数および体温の検査データが基準値以上であるときは正常であるとして、また基準値に至らないときは異常であるとして、正常であるか異常であるかを数字、文字および波形以外の水平バーやそれらを色彩別に表示する心電図および各種の検査データの表示方法である。動脈血酸素飽和度等の検査データが異常か正常かを一目で判断することができるので、医師等の負担を軽減することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、対象者の心電図の波形の進行方向に沿って、動脈血酸素飽和度の検査データを時系列的に図形や記号の態様で順次表示し、医師がデータを数字や波形で読み解くのではなく視覚によって直感的に評価し、当該対象者の健康状態を瞬時に把握して迅速な対応が可能となるものである。
また、対象者の心電図において、心拍数の時系列的変化を波形の色彩の変化で順次表示し、医師がデータを数字や波形で読み解くのではなく視覚によって直感的に評価し、当該対象者の健康状態を瞬時に把握して迅速な対応が可能となるものである。
更に、対象者の心電図の波形の進行方向に沿って、体温の時系列的変化を色彩の変化で順次表示し、医師がデータを数字で読み解くのではなく視覚によって直感的に評価し、当該対象者の健康状態を瞬時に把握して迅速な対応が可能となるものである。
また、たとえ医学的知識のない対象者であっても、動脈血酸素飽和度の検査データや脈拍および体温が数字、文字および波形以外の図形や記号等により正常か異常かを容易に判断できるので、医師を訪問する目安を容易に判断できる。
従来は、心電図と動脈血酸素飽和度の検査データは一覧できず、また動脈血酸素飽和度の検査データは数字でしか表示されなかったので、一覧性がなく正常か異常かの判断を瞬時に行うことはできなかった。
また、心電図から心拍数を時系的に読み取ることができず、現時点の心拍数が数字でしか表示されなかったので、時系列に沿った一覧性がなく正常か異常かの判断を瞬時に行うことはできなかった。
更に、心電図から体温を時系的に読み取ることはできず、現時点の体温が数字でしか表示されなかったので、時系列に沿った一覧性がなく正常か異常かの判断を瞬時に行うことはできなかった。
特開2016−073691号公報
上記の特許文献1には、心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを協調させて表示することが記載されている。
しかし、動脈血酸素飽和度の検査データは波形として表示され、この動脈血酸素飽和度の波形を読み解かねば正常か異常かを瞬時に判断することは困難であった。
また、心拍数や体温を同時に表示されておらず、対象者の真の健康状態を瞬時に判断することはできなかった。
本発明では、特許文献1に記載のように動脈血酸素飽和度の検査データを波形で表示するのではなく、正常か異常かを明快な図形や記号等により表示するので、健康状態を瞬時に把握することができる。
また、同時に心拍数や体温を把握することにより、対象者の真の健康状態を多角的に瞬時に把握することができる。
(1)本発明は、心電図および動脈血酸素飽和度の検査データを時系列的に一覧表示するための検査データの表示方法であって、過去の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データを時系列的に格納する検査データ格納手段と、動脈血酸素飽和度の検査の基準値を格納する基準値格納手段と、前記検査データ格納手段に格納されている動脈血酸素飽和度の検査データと前記基準値格納手段に格納されている基準値を比較する検査データ比較手段と、一定時期の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データを同時に表示する表示手段と、を備え、前記動脈血酸素飽和度の検査データと前記基準値を比較し、前記動脈血酸素飽和度が前記基準値以上であるときは正常であるとして、また前記基準値に至らないときは異常であるとして、前記正常や異常の状態を数字、文字および波形以外の記号または図形にて前記表示手段に表示する心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法である。
本発明では、心電図と共に動脈血酸素飽和度が基準値以上にあるときは正常であるとして、また基準値に至らないときは異常であるとして、前記正常や異常の状態を数字、文字および波形以外の記号または図形にて前記表示手段に表示するので、動脈血酸素飽和度の検査データを文字や数値として読み取ったり波形から読み解くまでもなく、正常か異常かの状態を迅速に把握することができる。
(2)前記心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを時系列に沿って並列に表示することが望ましい。
心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを時系列に沿って並列に表示すると、心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを同時に把握することができる。
即ち、心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを対応させて把握することができる。
(3)複数の、一定時期の心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを同時に表示することが望ましい。
複数の、一定時期の心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを同時に表示すると、ある時期(例えば昨日の正午)と現在(例えば本日の正午)の心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを同時に把握でき、ある時期と現在の状態を対比でき、変化があるかどうかを容易に見極めることができる。
(4)前記異常値を複数の範囲に区分し、前記表示手段に、異常の状態を区分毎に異なる態様の表示をすることが望ましい。
異常値を複数の範囲に区分し、前記表示手段に、異常の状態を区分毎に異なる態様の表示をすると、異常値であっても正常値に近いものか遠いものかで健康状態が異なるので、その状態を把握することによって、その後の健康管理の指針として使用し易くなる。
例えば、動脈血酸素飽和度が96%以上を正常値とし、95%以下を異常値として、90%から95%を第1の態様、85%から89%を第2の態様、85%未満を第3の態様に区分し、例えば対象者の動脈血酸素飽和度の検査データが94%であるとすると、異常の第1の態様で表示することになる。
即ち、対象者の動脈血酸素飽和度の検査データは異常ではあるが、比較的正常に近いものとして判断されることになる。
従って、対象者の動脈血酸素飽和度が98%であると正常として表示され、また対象者の動脈血酸素飽和度が84%であると異常のうち第3の態様して表示され、緊急に治療を要することになるが、いずれにしても医師の目にはそれらの態様が瞬時に映り迅速確実な対応が可能となる。
(5)前記正常値と異常値の各区分は相互に異なる色彩で表示することが望ましい。
正常値と異常値の各区分は相互に異なる色彩で表示すると、正常と異常を瞬時に見分けることができ、更に異常であってもその程度を瞬時に判断できることになる。
例えば、前述の正常値を緑色(正常)、異常値の中で第1の態様を黄色(異常1)、第2の態様を橙色(異常2)、第3の態様を赤色(異常3)に塗り分けると、健康状態を色相によって一目瞭然に把握できる。
(6)前記動脈血酸素飽和度の検査データを、心電図の波形の進行方向と平行して延びる水平バーで前記表示手段に表示することが望ましい。
動脈血酸素飽和度の検査データを、水平バーで表示すると、特に心電図に重ねて若しくは下部に並列的に水平バーで表示すると、動脈血酸素飽和度の検査データの状態がより明確になる。
(7)心電計は一定時間動作し、心電図の一周期毎に動脈血酸素飽和度の検査データを表示することが望ましい。
心電図の波形の一周期毎に動脈血酸素飽和度の検査データを表示すると、心電図と動脈血酸素飽和度の検査データの対応関係がより明確になる。
(8)複数の、一定時期の心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを上下方向に並列に表示し、上部が過去の状態で下部に行くに従い現在に近い状態のものを表示することが望ましい。
複数の時期の心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを上下方向に並列に表示し、上部が過去の状態で下部に行くに従い現在に近い状態のもが表示すると、一番下部に表示するものが最近の健康状態を現し、上部に行くに従い過去の健康状態を現すことになる。
従って、医師としては先ず最下部の表示を見ると最近の健康状態を把握することができる。
(9)前記動脈血酸素飽和度を表示する水平バーの列の水平方向長さは上部が短く、下に行くに従い長く、全体として台形に表示することが望ましい。
水平バーの列の水平方向長さは上部が短く、下に行くに従い長く、全体として台形に表示すると、一番幅広の表示が最近の健康状態を現すので、医師としては、最も注意を惹く一番幅広の表示を見て、先ず最近の健康状態を把握することができる。
(10)前記心電図と最新の動脈血酸素飽和度の波形を併記することが望ましい。
心電図と最新の動脈血酸素飽和度の波形を併記すると、少なくとも最近の動脈血酸素飽和度の状態を具体的に把握することができる。
特に健康状態の思わしくない対象者については入念な判断ができる。
(11)本発明は、心電図の波形データを時系列的に一覧表示するための波形データの表示方法であって、過去の心電図の波形データを時系列的に格納する心電図格納手段と、心拍数の基準値を格納する心拍数基準値格納手段と、前記心電図格納手段に格納されている心電図の心拍数と前記基準値格納手段に格納されている心拍数の基準値を比較する検査データ比較手段と、を備え、前記検査データ比較手段で基準値と比較された心拍数が、当該基準値と乖離している度合いに従い前記心電図の波形の色彩を変更すること特徴とする心電図の検査データの表示方法である。
本発明では、前記検査データ比較手段で基準値と比較された心拍数が、当該基準値と乖離している度合いに従い前記心電図の波形の色彩を変更するので、前記波形の色彩の変化を確認することによって、心電図の波形の進行方向に沿って時系列的に心拍数の変化を知得することができる。
(12)心拍数が基準値に近い場合には波形の色彩を第1の色に着色し、心拍数が基準値よりも低い場合には波形の色彩を第2の色に着色し、そして心拍数が基準値よりも高い場合には波形の色彩を第3の色に着色し、前記第1の色と前記第2の色との間、および前記第1の色と前記第3の色との間はその色彩を漸次的変化させることが望ましい。
例えば、第1の色を黄緑色に、第2の色を青色そして第3の色を赤色にし、青色と黄緑色と間および黄緑色と赤色の間を漸次変化させると、一連の波形の色彩の変化を見るだけで、心拍数の変化を知ることができる。
(13)動脈血酸素飽和度の検査データと心拍数を重畳し同時に把握できることが望ましい。
動脈血酸素飽和度の検査データと心拍数を同時に把握できると対象者の症状がより一層正確に判断することができる。
(14)動脈血酸素飽和度の検査データと基準値を比較し、前記動脈血酸素飽和度が前記基準値以上であるときは正常であるとして、また前記基準値に至らないときは異常であるとして、前記正常や異常の状態を心電図の波形の下部に、当該波形の進行方向に沿って異なる着色の帯状のバーにて表示することが望ましい。
動脈血酸素飽和度の正常や異常の状態を心電図の波形の下部に、当該波形の進行方向に沿って異なる着色の帯状のバーにて表示すると、動脈血酸素飽和度と心電図の波形を一体的に且つ時系列的に把握することができる。
(15)前記動脈血酸素飽和度が100%であるときは前記帯状のバーの色彩を第4の色に着色し、80%以下であるときは第5の色に着色し、その間は第4の色と第5の色を漸次的変化させることが望ましい。
ここにおける第4の色や第5の色は、前記第1の色ないし第3の色とは無関係に設定され、例えば第4の色を緑色、第5の色を青色にし、青色と緑色と間を漸次変化させると、一連の帯状のバーの色彩の変化を見るだけで、動脈血酸素飽和度の変化を知ることができる。
(16)本発明は、心電図の波形の進行方向に沿って体温の変化を一覧表示するための体温の表示方法であって、過去の体温のデータを時系列的に格納する体温格納手段と、体温の基準値を格納する体温基準値格納手段と、前記体温格納手段に格納されている体温のデータと前記体温基準値格納手段に格納されている体温の基準値を比較する検査データ比較手段と、を備え、前記検査データ比較手段によって基準値と比較された体温が、当該基準値と乖離している度合いに従い前記体温の表示内容が異なる特徴とする体温の表示方法である。
前記検査データ比較手段によって基準値と比較された体温が、当該基準値と乖離している度合いに従い前記体温の表示内容が異なるので、前記体温の表示内容の変化を確認することによって、心電図の波形の進行方向に沿って時系列的に体温の変化を知得することができる。
(17)前記体温のデータと基準値を比較し、前記体温が前記基準値近傍である場合は正常であるとして、また前記基準値と乖離している場合は異常であるとして、前記正常や異常の状態を心電図の波形の下部に、心電図の波形の進行方向に沿って異なる着色の帯状のバーにて表示することが望ましい。
体温の正常や異常の状態を心電図の波形の下部に、心電図の波形の進行方向に沿って異なる着色の帯状のバーにて表示することによって、帯状のバーの色彩を見るだけで心電図の波形の進行方向に沿って時系列的に体温の変化を知得することができる。
(18)体温が40度以上である場合は前記帯状のバーの色彩を第6の色に着色し、36度前後である場合には前記帯状のバーの色彩を第7の色に着色し、35度以下である場合は第8の色に着色し、それらの間は第6の色、第7の色および第8の色に漸次的変化させることが望ましい。
ここで第6の色ないし第8の色は前記第1の色ないし第5の色とは無関係に設定され、
例えば、第6の色を赤色に、第7の色を黄色そして第8の色を緑色にし、赤色と黄色と間および黄と赤色の間を漸次変化させると、一連の帯状のバーの色彩の変化を見るだけで心電図の波形の進行方向に沿って時系列的に体温の変化を知得することができる。
(19)前記動脈血酸素飽和度の時系列的な検査データと、前記心電図の時系列的な心拍数の検査データと、前記体温の時系列的なデータを、心電図の波形の進行方向に沿って重畳して表示することが望ましい。
動脈血酸素飽和度と、心拍数と、体温を心電図の波形の進行方向に沿って時系列的に同時に知得することができるので、対象者の健康状態を正確に判断することができる。
本発明では、心電図と共に動脈血酸素飽和度の時系列的変化を表示し、当該動脈血酸素飽和度が基準値以上にあるときは正常であるとして、また基準値に至らないときは異常であるとして、数字、文字および波形以外の記号または図形にて前記表示手段に表示するので、動脈血酸素飽和度の検査データを文字や数値として読み取ったり波形から読み解くまでもなく、正常か異常かを迅速に把握することができる。
また、心電図と共に心拍数の時系列的変化を波形の色彩の変化で順次表示し、視覚によって直感的に評価し、当該心拍数が正常か異常かを迅速に把握することができる。
更に、心電図の波形の進行方向に沿って、体温の時系列的変化を色彩の変化で順次表示し、視覚によって直感的に評価し、当該体温、正常か異常かを迅速に把握することができる。
従って、医療従事者は複数の対象者の健康状態を迅速に且つ多角的に把握でき、必要な対象者には迅速な対応が可能となる。
本発明の第1の実施の形態の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の、動脈血酸素飽和度と各態様を関連付けるグラフである。 本発明の第1の実施の形態の、動脈血酸素飽和度と各態様をモザイク的に表現した図である。 本発明の第1の実施の形態の、ある対象者の心電図の波形と動脈血酸素飽和度と各態様を関連付ける図である。 本発明の第1の実施の形態の、他の対象者の心電図の波形と動脈血酸素飽和度と各態様を関連付ける図である。 本発明の第1の実施の形態の、更に他の対象者の心電図の波形と動脈血酸素飽和度と各態様を関連付ける図である。 本発明の第2の実施の形態の制御ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の制御ブロック図である。 本発明の第1ないし第3の実施の形態を重畳した状態を示す図である。 図9に示す心電図と波形動脈血酸素飽和度と体温を上下方向に離間させた状態を示す図である。 実際に使用される状態の参考図である。
発明を実施するための態様
図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態を示し、図1は制御ブロック図で、心電計の心電図入力手段1は心電図格納手段2に接続され、当該心電図格納手段2は波形ミキシング手段9を介して液晶モニタ3に接続され、前記心電図格納手段2に格納されている現在および過去の心電図の波形が、下記の動脈血酸素飽和度の検査データと共に当該液晶モニタ3に表示される。
また、パルスオキシメータの動脈血酸素飽和度入力手段4は動脈血酸素飽和度格納手段5に接続され、当該動脈血酸素飽和度格納手段5はデータ比較手段6に接続されている。
更に、動脈血酸素飽和基準値入力手段7は動脈血酸素飽和度基準値格納手段8に接続され、当該動脈血酸素飽和度基準値格納手段8は前記データ比較手段6に接続されている。
従って、動脈血酸素飽和度基準値入力手段7によって入力された基準値は前記動脈血酸素飽和度基準値格納手段8に格納される。また動脈血酸素飽和度入力手段4によって、計測された動脈血酸素飽和度の検査データが入力され前記動脈血酸素飽和度格納手段5に格納される。
そして、前記前記データ比較手段6によって、前記酸素飽和度基準値格納手段8に格納されている基準値と、前記動脈血酸素飽和度格納手段5に格納される検査データが比較され、現在および過去の比較結果がミキシング手段9によって前記心電図の波形と結合されて前記液晶モニタ3に表示される。
なお、本実施の形態では動脈血酸素飽和度が96%を基準値としている。
そして、液晶モニタ3には、前記計測された動脈血酸素飽和度が基準値以上である場合に正常である旨の態様が表示され、前記計測された動脈血酸素飽和度が基準値未満であれば異常である旨の態様が表示される。異常である場合には、後述のようにその程度が3つの態様で表示される。
なお、動脈血酸素飽和度が基準値は変更することが可能で、個人差や人種による特性に合わせて随時変更することが可能である、
図2は動脈血酸素飽和度と各態様を関連付けるグラフであり、動脈血酸素飽和度が96%以上にあるときは、正常であるとしてその態様は後述の水平バーBは緑色で表示され、95%以下は異常であるとして暖色系の色彩で表示される。
具体的には動脈血酸素飽和度が90%〜95%は黄色(異常1)、85%〜89%は橙色(異常2)そして85%未満であるときは赤色(異常3)の態様で表示される。
図3ないし図6は、心電図の波形Wと、動脈血酸素飽和度を示す水平バーBを重畳して表示しているもので、心電図の波形Wは時系列的に左から右へ移動し、それに従い水平バーBも左から右へ伸びる。
1列の波形Wと水平バーBは一定時期(例えば本日の正午)の30秒間の計測状態を表示し、複数の一定時期の波形Wと水平バーBの列を上下方向に並列に表示し、上部が過去の状態で下部に行くに従い現在に近い状態のものを表示しており、最下部は直近の状態を表示している。
従って、前記のように最下部の列の波形Wと水平バーBは直近の状態を示し、上部に行くに従い過去の状態を表示することになり、例えば最下部の列が本日の正午を示すとすると、その上部の列は昨日の正午を示し、そして更にその上部の列は一昨日の正午の状態を示すことになる。従って1日(24時間)毎に30秒間計測したデータが蓄積され積層されることになる。
なお、各計測の間隔(列の間隔)は1日でなくとも、それ以上長期間の1週間、1カ月さらには1年でもよく、また短期間の1時間、1分、更には連続していてもよい。
また、波形Wと水平バーBの列の水平方向長さは上部が左右に短く、下に行くに従い左右に長く、全体として台形に表示されている。なお列の左右の長さは変化しても計測時間(30秒)は一定であり、波形Wと水平バーBは上に行くほど左右に圧縮されて表示されることになる。
更にまた、前記表示の下部には直近の心電図の波形Wおよび動脈血酸素飽和度の波形Sが拡大されてそのまま表示され、少なくとも最近の動脈血酸素飽和度の状態を具体的に把握することができる。従って、特に健康状態の思わしくないと思われる対象者については入念な判断ができる。
図4はある対象者の心電図の波形Wと、動脈血酸素飽和度を示す水平バーBを示すもので、毎日一定時期(正午)に計測した結果表示している。
この図から本日▲1▼は概ね正常、1日前▲2▼は異常1が多く一部が正常、2日前▲3▼は概ね異常1であり、3日前▲4▼は異常2と異常1が概ね1/2ずつ、4日前▲5▼は中央部分に異常3が存在し、その前後に異常2が存在する。
また、5日前▲6▼は最初が異常1であったものがその後異常2となっており、6日前▲7▼は全体的に異常1であった。
更に7日前▲8▼は最初正常でその後異常1となっている。更に、8日前▲9▼より以前は正常であったことが一目でわかる。
そしてこの対象者の直近のデータとして、平均の心拍は78回/分、平均の動脈血酸素飽和度が84%ということがわかる。
図5は他の対象者の心電図の波形Wと、動脈血酸素飽和度を示す水平バーBを示すもので、毎日一定時期(正午)に計測した結果を示している。
この図から本日▲1▼から3日前▲4▼までは概ね正常、4日前▲5▼は最初正常であったものが後半異常1となり、5日前▲6▼から6日前▲7▼は異常1で、7日前▲8▼は前半が異常1で後半が正常となっている。
また8日前▲9▼以前は正常であったことが一目でわかる。
そしてこの他の対象者の直近のデータとして、平均の心拍は83回/分、平均の動脈血酸素飽和度が94%ということがわかる。
図6は更に他の対象者の心電図の波形Wと、動脈血酸素飽和度を示す水平バーBを示すもので、毎日一定時期(正午)に計測した結果を示している。
この図から現在から過去に遡り全てにわたって正常であることがわかる。また、この更に他の対象者の直近のデータとして、平均の心拍は65回/分、平均の動脈血酸素飽和度が98%ということがわかる。
図7は、本発明の第2の実施の形態の制御ブロック図で、心電計の心電図入力手段1は心電図格納手段2に接続され、当該心電図格納手段2はデータ比較手段6に接続されている。前記心電図格納手段からは心電図の波形と共に心拍数が出力されデータ比較手段6に入力される。
また、心拍数基準値入力手段10は心拍数基準値格納手段11に接続され、当該心拍数基準値格納手段11も前記データ比較手段6に接続されている。
そして、前記心電図格納手段2から出力された心拍数がデータ比較手段6に入力されて心拍数の基準値と比較され、当該基準値の中央値即ち70回/秒である場合には波形着色手段12によって、当該中央値の波形を黄緑に着色して液晶モニタ3によって当該波形が表示される。
また心拍数が基準値よりも高値の場合即ち100回/秒以上である場合は波形の色を例えば赤色に着色し、また基準値よりも低値の場合即ち50回/秒以下である場合は波形の色を例えば青色に着色する。そして、心拍数が、高値と中央値の間は赤色と黄緑色の間の色(例えば黄色)を漸次的に変化させ(いわゆるグラデーション)、中央値と低値との間は黄緑色と青色の間の色(例えば緑色)を漸次的に変化させる。
図9は基本的には図4ないし図6に示すのと同様であり、心電図の波形Wは連続且つ時系列的に左端から右へ移動し、右端に到達すると一段下がってまた左端から右へ移動しており、1段下がるごとに左右方向の幅を広げ、全体として台形を呈している。
なお、この図の心拍数を表示する部分では、帯状に斜線で色の変化を現しているが、実際には波形の色を直接変化せている。
この図では直近の即ち最下部では午前7時57分から2分間の計測値を示しており、その上部では以前の7時55分から2分間、更にその上部では更に以前の7時53から2分間の計測値を示している。即ち、連続的に心拍数を計測し、時系列的に2分毎に上部から下部に若干幅広にしつつ下段しているように表示されている。
そして、心拍数は概ね全体的に黄緑色(60回/秒)前後であるが、直近の7時57分台では3か所で、また7時53分台では2か所で若干早くなり黄色(70回/秒)に着色されていることがわかる。
また、7時47分台では若干遅い青色(55回/秒)と、若干早いり黄色(70回/秒)が示されている。
更に図9における心拍数の下部に重畳して表示されているSPO2(動脈血酸素飽和度)は、前記第1の実施の形態と同様に測定され水平バーBにて表示されている。この実施の形態では直近は全てが正常(緑)である。
なお、一般に動脈血酸素飽和度は分単位で変化するものではない。
図8は本発明の第3の実施の形態を示し、図1は制御ブロック図で、心電計の心電図入力手段1は心電図格納手段2に接続され、当該心電図格納手段2は波形ミキシング手段9を介して液晶モニタ3に接続されている。
体温計の体温入力手段13は体温格納手段14に接続され、当該体温納手段14はデータ比較手段6に接続されている。
また、体温基準値入力手段15は体温基準値格納手段16に接続され、当該温基準値格納手段16は前記データ比較手段6に接続されている。
そして、図9に示すように、心拍数の下部のSPO2の更に下部に重畳して帯状の体温バーTBにて表示されている。
ここで体温を基準値と比較し、前記体温が前記基準値近傍である場合は正常であるとして、また前記基準値と乖離している場合は異常であるとして、前記正常や異常の状態を心電図の波形の下方に、心電図の波形の進行方向に沿って異なる着色の体温バーTBにて表示されている。
例えば体温が40度以上である場合は体温バーTBの色彩を赤色に着色し、36度前後である場合には前記帯状の体温バーTBの色彩を黄色に着色し、35度以下である場合は緑色に着色し、赤色と黄色の間および黄色と緑色の間は漸次的変化をさせている。
なお、図9において現実には2分間でこのように体温は変化しないが、象徴的に表したものである。
図9では動脈血酸素飽和度や体温のデータが重畳されており若干見難いので、図10では各データを上下方向に間隔を開けて表示している。
1 心電図入力手段
2 心電図格納手段
3 液晶モニタ
4 動脈血酸素飽和度入力手段
5 動脈血酸素飽和度格納手段
6 データ比較手段
7 動脈血酸素飽和度基準値入力手段
8 動脈血酸素飽和度基準値格納手段
9 波形ミキシング手段
10 心拍数基準値入力手段
11 心拍数基準値格納手段
12 波形着色手段
13 体温入力手段
14 体温格納手段
15 体温基準値格納手段
16 体温基準値入力手段
W 心電図の波形
B 動脈血酸素飽和度を示す水平バー
S 動脈血酸素飽和度を示す波形
TB 体温を示す水平バー

Claims (19)

  1. 心電図および動脈血酸素飽和度の検査データを時系列的に一覧表示するための検査データの表示方法であって、
    過去の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データを時系列的に格納する検査データ格納手段と、
    動脈血酸素飽和度の検査の基準値を格納する基準値格納手段と、
    前記検査データ格納手段に格納されている動脈血酸素飽和度の検査データと前記基準値格納手段に格納されている基準値を比較する検査データ比較手段と、
    一定時期の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データを同時に表示する表示手段と、を備え、
    前記動脈血酸素飽和度の検査データと前記基準値を比較し、前記動脈血酸素飽和度が前記基準値以上であるときは正常であるとして、また前記基準値に至らないときは異常であるとして、前記正常や異常の状態を数字、文字および波形以外の記号または図形にて前記表示手段に表示する心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  2. 前記心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを時系列に沿って並列に表示する心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  3. 複数の、一定時期の心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを同時に表示する請求項1もしくは2に記載の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  4. 前記異常値を複数の範囲に区分し、前記表示手段に、異常の状態を区分毎に異なる態様の表示をする請求項1ないし3のいずれかに記載の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  5. 前記正常値と異常値の各区分は相互に異なる色彩で表示する請求項4記載の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  6. 前記動脈血酸素飽和度の検査データを、心電図の波形の進行方向と平行して延びる水平バーで前記表示手段に表示する請求項1ないし6のいずれかに記載の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  7. 心電計は一定時間動作し、心電図の一周期毎に動脈血酸素飽和度の検査データを表示する請求項6記載の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  8. 複数の、一定時期の心電図と動脈血酸素飽和度の検査データを上下方向に並列に表示し、上部が過去の状態で下部に行くに従い現在に近い状態のものを表示する請求項3ないし7記載の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  9. 前記動脈血酸素飽和度を表示する水平バーの列の水平方向長さは、時系列的に早い時点の上部が短く、現時点に近い下に行くに従い長く、全体として台形に表示する請求項8記載の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  10. 前記心電図と最新の動脈血酸素飽和度の波形を併記する請求項1ないし9のいずれかに記載の心電図および動脈血酸素飽和度の検査データの表示方法。
  11. 心電図の波形データを時系列的に一覧表示するための波形データの表示方法であって、 過去の心電図の波形データを時系列的に格納する心電図格納手段と、
    心拍数の基準値を格納する心拍数基準値格納手段と、
    前記心電図格納手段に格納されている心電図の心拍数と前記基準値格納手段に格納されている心拍数の基準値を比較する検査データ比較手段と、
    一定期間の心電図の一連の波形を有する検査データを同時に表示する表示手段と、を備え、
    前記検査データ比較手段で基準値と比較された心拍数が、当該基準値と乖離している度合いに従い前記心電図の波形の色彩を変更すること特徴とする心電図の検査データの表示方法。
  12. 心拍数が基準値に近い場合には波形の色彩を第1の色に着色し、心拍数が基準値よりも低い場合には波形の色彩を第2の色に着色し、そして心拍数が基準値よりも高い場合には波形の色彩を第3の色に着色し、前記第1の色と前記第2の色との間、および前記第1の色と前記第3の色との間はその色彩を漸次的変化させる請求項11記載の心電図の検査データの表示方法。
  13. 請求項1に記載の動脈血酸素飽和度の検査データを重畳して表示する請求項11もしくは請求項12記載の心電図の検査データの表示方法。
  14. 前記動脈血酸素飽和度の検査データと基準値を比較し、前記動脈血酸素飽和度が前記基準値以上であるときは正常であるとして、また前記基準値に至らないときは異常であるとして、前記正常や異常の状態を心電図の波形の下部に、当該波形の進行方向に沿って異なる着色の帯状のバーにて表示する請求項13に記載の心電図の検査データの表示方法。
  15. 前記動脈血酸素飽和度が100%であるときは前記帯状のバーの色彩を第4の色に着色し、80%以下であるときは第5の色に着色し、その間は第4の色と第5の色を漸次的変化させる請求項14に記載の心電図の検査データの表示方法。
  16. 心電図の波形の進行方向に沿って体温の変化を一覧表示するための体温の表示方法であって、
    過去の体温のデータを時系列的に格納する体温格納手段と、
    体温の基準値を格納する体温基準値格納手段と、
    前記体温格納手段に格納されている体温のデータと前記体温基準値格納手段に格納されている体温の基準値を比較する検査データ比較手段と、
    一定期間の体温の変化を同時に表示する表示手段と、を備え、
    前記検査データ比較手段によって基準値と比較された体温が、当該基準値と乖離している度合いに従い前記体温の表示内容が異なる特徴とする体温の表示方法。
  17. 前記体温のデータと基準値を比較し、前記体温が前記基準値以上である場合は正常であるとして、また前記基準値と乖離している場合は異常であるとして、前記正常や異常の状態を心電図の波形の下部に、心電図の波形の進行方向に沿って異なる着色の帯状のバーにて表示する請求項16に記載の体温の表示方法。
  18. 体温が40度以上である場合は前記帯状のバーの色彩を第6の色に着色し、36度前後である場合には前記帯状のバーの色彩を第7の色に着色し、35度以下である場合は第8の色に着色し、それらの間は第6の色、第7の色および第8の色に漸次的変化させる請求項17に記載の体温の表示方法。
  19. 請求項11に記載の心電図の検査データと、請求項1に記載の動脈血酸素飽和度の検査データと、請求項16に記載の体温のデータを、心電図の波形の進行方向に沿って重畳して表示する検査データの表示方法。
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