JP2020190778A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】運転の危険性に応じて保険料を適切に制御すること。【解決手段】本願にかかる情報処理装置は、取得部と、保険制御部とを有する。取得部は、運転者の運転に関する特徴を示す特徴情報を取得する。保険制御部は、取得部により取得された特徴情報が示す危険性であって、運転者の運転の危険性に応じて、運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、保険への加入状況に応じて、保険料を割引く技術が知られている。例えば、特許文献1には、割引の対象商品を同一会社のものに限ることなく、異なる組織の商品・サービスを対象に割引く技術が開示されている。
特開2001−331653号公報
しかしながら、上記の従来技術では、運転の危険性に応じて保険料を適切に制御できるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、生命保険に加入している顧客に対しては、提携する損害保険会社の損害保険料(自動車保険、火災保険等)が割引される。
このような上記の従来技術では、運転の危険性が考慮されていないため、料金割引を広範囲の保険商品に適用できるたとしても、運転の危険性に応じて保険料を適切に制御できるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、運転の危険性に応じて保険料を適切に制御できる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願にかかる情報処理装置は、運転者の運転に関する特徴を示す特徴情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された特徴情報が示す危険性であって、前記運転者の運転の危険性に応じて、前記運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する保険制御部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、運転の危険性に応じて保険料を適切に制御することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。 図2は、危険スコア対応表の一例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態にかかる情報処理手順を示すフローチャートである。 図6は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。実施形態にかかる情報処理は、図1に示す情報処理装置100によって行われる。
図1の説明に先立って、図3を用いて、実施形態にかかる情報処理システムについて説明する。図3は、実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。実施形態にかかる情報処理システム1は、図3に示すように、運転者端末装置10−xと、外部装置60と、保険会社装置70と、情報処理装置100と、を含む。運転者端末装置10−x、外部装置60、保険会社装置70、情報処理装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図3に示す情報処理システム1には、複数台の運転者端末装置10−xや、複数台の外部装置60や、複数台の保険会社装置70や、複数台の情報処理装置100が含まれてよい。
運転者端末装置10−xは、運転者Dxによって利用される端末装置である。運転者端末装置10−xは、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。本実施形態では、運転者端末装置10−xは、所定のカーナビゲーションシステム(以下、「カーナビ」と略す)に対応するアプリケーション(「ナビアプリAP」とする)が予めインストールされており、運転者Dxは、例えば、運転者端末装置10−xを車両のダッシュボード等に設置して用いる。すなわち、本実施形態では、運転者端末装置10−xは、カーナビ専用の端末装置の如く扱われるため、スマートフォンやタブレット型端末であることが好ましい。なお、運転者Dxは、例えば、運転時以外には、運転者端末装置10−xを自身が携帯して利用する。
本実施形態では、運転者端末装置10−xを特にスマートフォンであるものとする。運転者端末装置10−xは、各種のセンサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPSセンサ、気圧センサ)を備えており、このセンサを用いて、車両がどの位置をどのような挙動で走行しているか、あるいは、車両がどのような操作をされたかことに応じて走行しているかといった車両の挙動を検出する。そして、運転者端末装置10−xは、検出した挙動を示す挙動情報を情報処理装置100に送信する。また、運転者端末装置10−xは、情報処理装置100から受信した各種情報を自装置の表示画面に表示させる。
また、運転者端末装置10−x、および、運転者Dxの「x」には、共通の任意の数字が適用され、例えば、運転者Dxのうち特定の一の運転者として、運転者D1が居たとすると、運転者D1の運転者端末装置10−xは、運転者端末装置10−1として区別される。このため、運転者D2あるいは運転者D3の運転者端末装置10−xについても同様の例に倣って区別することができるものとする。一方、運転者および運転者端末装置を区別する必要がない場合、あるいは、一度の複数の運転者を説明したい場合には、そのまま運転者Dx、運転者端末装置10−xと表記する。
また、運転者Dxが運転する車両Cxの「x」にも、上記と共通の任意の数字が適用され、例えば、運転者D1の車両Cxは、車両C1として区別される。このため、運転者D2あるいは運転者D3の車両Cxについても同様の例に倣って区別することができるものとする。一方、車両Cxを区別する必要がない場合、あるいは、一度に複数の車両を説明したい場合には、そのまま車両Cxと表記する。また、本実施形態では、車両Cxは一般自動車であるものとするが、車両Cxは、例えば、自転車やバイク等であってもよい。つまり、車両Cxの車種は限定されない。
外部装置60は、運転者Dxの事故歴を示す事故歴情報を管理しているサーバ装置である。このようなことから、外部装置60は、例えば、所定の自動車保険会社に属するサーバ装置である。例えば、外部装置60は、情報処理装置100からのアクセスに応じて、情報処理装置100に事故歴情報を送信する。また、外部装置60は、定期的に事故歴情報を情報処理装置100に送信してもよい。
保険会社装置70は、例えば、情報処理装置100の管理者と事業提携している保険会社に属するサーバ装置である。ここで、実施形態にかかる情報処理の処理対象となる保険は、車両に関する保険以外の保険である。まず、車両に関する保険とは、例えば、自動車保険である。また、車両に関する保険以外の保険は、自動車保険以外の保険であればどのような保険であってもよいが、本実施形態では、生命保険とする。このようなことから、保険会社装置70は、より詳細には、情報処理装置100の管理者と事業提携している保険会社のうち、特定の生命保険会社(「生命保険会社A」とする)に属するサーバ装置ということができる。また、本実施形態では、各運転者Dxは、生命保険会社Aが提供しているいずれかの生命保険商品(単に「保険商品」ともいう)に加入しているものとする。
また、保険会社装置70は、例えば、情報処理装置100からの指示に応じて、対象の運転者Dxが加入している保険商品での保険料を変動させる。
ここで、実施形態にかかる情報処理が行われるにあたっての前提について説明する。例えば、保険料は、死亡率を年齢別、男女別に計算した計算結果をもとに、被保険者毎の保険料が公平になるよう算出される場合がある。しかしながら、年齢や性別だけでは死亡率を精度よく算出することができない場合がある。このため、年齢や性別だけでは保険料を適切に(公平に)制御することができるとは限らない。例えば、自動車運転には、常に、事故の危険性がつきまとっているため、数あるユーザ行動の中でも死亡率との関係性が深い行動といえる。このため、運転者の運転特性から、例えば、この運転者がどれだけ危険性の高い運転をしているかということを分析できれば、この分析結果には死亡率が精度よく反映されているといえる。したがって、この分析結果を用いれば、例えば、危険性の分析が行われた運転者が加入している生命保険の保険料を精度よく制御することができるようになる。また、保険料を制御する(例えば、保険料を基準より高くする)ことにより、運転者に対して、普段から安全運転を心がけるよう意識付けさせることもできるようになる。
このような前提を踏まえて、実施形態にかかる情報処理装置100は、実施形態にかかる情報処理を行う。具体的には、情報処理装置100は、運転者の運転に関する特徴を示す特徴情報を取得し、取得した特徴情報が示す危険性であって、運転者の運転の危険性に応じて、運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する。例えば、情報処理装置100は、運転者の運転履歴に基づいて、運転者の運転態様の危険性を示す指標値である危険スコアを算出する。例えば、情報処理装置100は、運転履歴として、運転者が運転する車両の加速度の変化を示す加速度履歴、運転者が運転する車両の位置情報の変化を示す位置履歴、運転者が運転する車両の位置情報の変化に応じた気圧変化を示す気圧履歴、または、運転者が運転する時刻を示す時刻履歴のうち少なくともいずれか1つに基づいて、危険スコアを算出する。
例えば、情報処理装置100は、運転者それぞれの運転履歴と、運転者それぞれの事故歴を示す事故歴情報とが対応付けられた情報により学習されたモデルに基づいて、処理対象の運転者の危険スコアを算出する。この一例として、情報処理装置100は、運転者の運転態様のうち、事故歴に基づき事故の発生原因であると判定された運転態様を示す態様情報を正解データとして学習されたモデルに基づいて、処理対象の運転者の危険スコアを算出する。例えば、情報処理装置100は、処理対象の運転者の運転履歴が入力された場合に、処理対象の運転者の危険スコアを出力するモデルに基づいて、危険スコアを算出する。
そして、情報処理装置100は、算出した危険スコアに基づいて、運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する。例えば、情報処理装置100は、算出した危険スコアに応じた運転者の死亡率に基づいて、運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する。例えば、情報処理装置100は、運転者の運転の危険性に応じて、運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険での保険料率する。以下では、図1を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例を手順を追って説明する。また、情報処理装置100が有する記憶部についても適宜説明する。
まず、各車両Cxに設置された運転者端末装置10−xは、当該車両Cxの挙動である運転挙動を検出し、検出した挙動を示す挙動情報と、検出した日時を示す日時情報とを対応付けて、情報処理装置100に送信する(ステップS11)。例えば、運転者端末装置10−xは、内蔵された各種センサのうち、加速度センサを用いて、車両Cxの現在の加速度を検出し、検出した加速度を示す加速度情報を情報処理装置100に送信する。また、例えば、運転者端末装置10−xは、内蔵された各種センサのうち、GPS(Global Positioning System)センサを用いて、車両Cxの現在位置を検出し、検出した位置を示す位置情報を情報処理装置100に送信する。また、例えば、運転者端末装置10−xは、内蔵された各種センサのうち、気圧センサを用いて、車両Cx周辺の現在の気圧を検出し、検出した気圧を示す気圧情報を情報処理装置100に送信する。
また、例えば、運転者端末装置10−xは、内蔵された各種センサのうち、ジャイロセンサを用いて、車両Cxの傾き、すなわちハンドル操作(例えば、どのような角度でハンドル操作されたか)を検出し、検出したハンドル操作(例えば、ハンドル操作角度)を示すハンドル操作情報を情報処理装置100に送信する。なお、情報処理装置100が、例えば、加速度や位置情報の変化から、どのようなハンドル操作が行われたかを推定することによりハンドル操作情報を取得してもよい。
また、例えば、運転者端末装置10−xは、内蔵された各種センサのうち、加速度センサを用いて、車両Cxの加速度を検出し、検出した加速度に基づいて、ブレーキ操作(例えばブレーキ操作角度)を検出し、検出したブレーキ操作(例えば、どのような角度でブレーキが押し込まれたか)を示すブレーキ操作情報を情報処理装置100に送信する。なお、情報処理装置100が、例えば、加速度や位置情報の変化から、どのようなブレーキ操作が行われたかを推定することによりブレーキ操作情報を取得してもよい。
次に、情報処理装置100は、運転者端末装置10−xから挙動情報を受信することにより、運転者端末装置10−xから取得した挙動情報を運転履歴として、運転履歴記憶部121に格納する(ステップS12)。ここで、運転履歴記憶部121について説明する。運転履歴記憶部121は、各車両Cxに対応する運転履歴を記憶する。図1の例では、運転履歴記憶部121は、「車両ID」、「運転者ID」、「日時情報」、「加速度情報」、「位置情報」、「気圧情報」といった項目を有する。なお、不図示であるが運転履歴記憶部121は、「ハンドル操作情報」、「ブレーキ操作情報」といった項目も有してよい。
「車両ID」は、車両Cxを識別する識別情報である。「車両ID」は、例えば、その車両のナンバーであってもよい。「運転者ID」は、運転者を識別する識別情報である。「日時情報」は、運転挙動が検出された検出日時である。「加速度情報」は、対応する「車両ID」で識別される車両について、対応する「日時情報」が示す日時に検出された加速度を示す。「位置情報」は、対応する「車両ID」で識別される車両について、対応する「日時情報」が示す日時に検出された位置を示す。「気圧情報」は、対応する「車両ID」で識別される車両について、対応する「日時情報」が示す日時に検出された気圧を示す。
すなわち、図1に示す運転履歴記憶部121の例では、運転者D1が運転する車両C1について、日時「DT11」では、加速度が「AC11」、位置が「PT11」、車両C1周辺の気圧が「PR11」であった例を示す。なお、図1の例では、「日時情報」、「加速度情報」、「位置情報」、「気圧情報」として概念的記号が用いられているが、本来は実際の情報が入力される。また、本実施形態では、各車両Cxは、一の運転者によって運転されるものとして説明するが、例えば、車両Cxには場合によっては複数の運転者が存在する場合がある。かかる例としては、1台の車両Cxが家族間で利用されるといったシチュエーションが挙げられる。こういった場合、運転履歴記憶部121は、1つの「車両ID」に対して、複数の「運転者ID」を対応付けて、それぞれの運転者での挙動情報を運転履歴として記憶することができる。
次に、情報処理装置100は、外部装置60から運転者Dxの事故情報を取得する(ステップS13)。なお、図1では、情報処理装置100が、挙動情報(運転履歴)を運転者Dxから取得した後に、運転者Dxの事故情報を外部装置60から取得する例となっているがこれは一例に過ぎず、情報処理装置100は、どのようなタイミングで挙動情報および事故情報を取得してもよい。
次に、情報処理装置100は、外部装置60から事故情報を受信することにより、外部装置60から取得した事故情報を事故歴として、事故歴情報記憶部122に格納する(ステップS14)。ここで、事故歴情報記憶部122について説明する。図1の例では、事故歴情報記憶部122は、「車両ID」、「運転者ID」、「日時情報」、「事故情報」といった項目を有する。「車両ID」は、車両Cxを識別する識別情報である。「運転者ID」は、運転者を識別する識別情報である。「日時情報」は、「運転者ID」によって識別される運転者Dxが事故を起こした日時(事故発生日時)を示す。「事故情報」は、例えば、事故の内容を示す事故情報である。
すなわち、図1に示す事故歴情報記憶部122の例では、日時「DT15」において、運転者D1が車両C1を運転してる最中に「acDA11」が示す自動車事故を起こした例を示す。なお、図1の例では、「日時情報」、「事故情報」として概念的記号が用いられているが、本来は実際の情報が入力される。
次に、情報処理装置100は、運転者Dxそれぞれの運転履歴と、運転者Dxそれぞれの事故歴を示す事故歴情報とが対応付けられた情報に基づいて、運転履歴が示す運転態様と事故との関係性を学習することにより、処理対象の運転者Dxの運転の危険性を推定するモデルを生成する(ステップS15)。例えば、情報処理装置100は、運転履歴が示す運転態様のうち、事故歴に基づき事故の発生原因であると判定された運転態様を示す態様情報を正解データとして取得し、取得した正解データに基づき、処理対象の運転者Dxの運転の危険性を推定するモデルを生成する。
例えば、情報処理装置100は、事故歴情報記憶部122を参照し、これまでに事故を起こしたことのある運転者Dxを教師運転者と定める。このうえで、情報処理装置100は、教師運転者の運転履歴が示す運転態様のうち、事故歴に基づき事故の発生原因であると判定された運転態様を示す態様情報を正解データとして取得し、取得した正解データに基づき、処理対象の運転者Dxの運転の危険性を推定するモデルを生成する。そして、例えば、情報処理装置100は、処理対象の運転者Dxの運転履歴(運転履歴が示す運転態様の情報)が入力された場合に、処理対象の運転者Dxの運転態様の危険性を示す指標値である危険スコアを出力するモデルを生成する。
モデル生成処理の一例についてより詳細に説明する。例えば、情報処理装置100は、これまでに事故を起こしたことのある運転者Dxを教師運転者の運転履歴と、教師運転者の事故歴とに基づいて、運転態様と事故内容との関係性を学習する。具体的には、情報処理装置100は、どのような運転がなされていたとき、どれくらいの確率で事故が発生するかや、どのような被害の事故が発生する傾向にあるかという、運転態様と事故内容との関係性を学習する。また、情報処理装置100は、道路構造(例えば、直線道路、カーブ、道路幅等、路面状況)、事故が発生した時間帯情報、事故発生時の天候情報も要素として用いることもできる。これにより、情報処理装置100は、例えば、「雨天時、21時以降、所定角度以上のカーブを、所定距離以上で走行した場合には、事故が発生する傾向にある」等の傾向を特定することができる。かかる例を用いると、情報処理装置100は、「雨天時、21時以降、所定角度以上のカーブを、所定距離以上で走行する」という運転態様を示す運転情報を正解データと定める。また、情報処理装置100は、事故発生率、または、被害ランク(危険スコアの一例)も正解データに含めることができる。このような状態において、情報処理装置100は、例えば、教師運転者の各種運転履歴を素性とする機械学習により、どのような運転態様のときどれくらいの確率で事故が発生するかや、どのような運転態様のときどれくらい被害の大きい(危険性の高い)事故が発生するかを指標する危険スコアを出力するモデルを生成する。
以下の実施形態では、説明を簡単にするために、実施形態にかかる危険スコアは、事故発生率であるものとする。事故発生が高い程、危険な運転がなされることを意味し、高い死亡率に繋がるといえる。また、情報処理装置100は、例えば、危険スコアを0〜100の値で出力するようなモデルを生成する。危険スコアが示す値が大きいほど、この危険スコアを算出された運転者Dxは危険性が高い運転をする傾向にあることを示す。また、以下では、ステップS15で生成されたモデルをモデルMとする。
ここで、例えば、危険スコアを算出したい処理対象の運転者Dxとして、運転者D10を例に挙げる。そうすると、情報処理装置100は、運転履歴記憶部121から運転者D10の現時点までの運転履歴を取得し、取得した運転履歴をモデルMに入力することにより、運転者D10の危険スコアを算出する(ステップS16)。言い換えれば、情報処理装置100は、運転履歴記憶部121から運転者D10の現時点までの運転履歴を取得し、取得した運転履歴をモデルMに入力することにより出力された危険スコアを、運転者D10の危険スコアと定める。
なお、情報処理装置100は、運転者D10の運転履歴に基づき運転態様の傾向を特定し、特定した運転態様の傾向を、例えば、運転者D10の運転特性として定め、この運転特性をモデルMに入力することにより危険スコアを算出することもできる。運転特性の特定手法については後述する。
次に、情報処理装置100は、ステップS16で算出した危険スコアに応じて、運転者D10が加入している保険のうち自動車保険以外の保険、すなわち生命保険の保険料を制御する(ステップS17)。例えば、情報処理装置100は、運転者D10が加入している生命保険の保険料率を制御する。ここで、情報処理装置100は、例えば、図2に示す危険スコア対応表TBを参照して、危険スコアに応じた保険料率を決定する。そして、情報処理装置100は、決定した料率を用いて保険料を算定する。
図2は、危険スコア対応表TBの一例を示す図である。情報処理装置100は、所定の記憶部に危険スコア対応表TBを記憶することができる。図2の例では、危険スコア対応表TBは、「危険スコア範囲」、「危険スコアが示す運転態様」、「保険料率」といった項目を有する。「危険スコア範囲」は、危険スコアの範囲(スコア範囲)を示す。「危険スコアが示す運転態様」は、危険スコアがどの「危険スコア範囲」に含まれるかに応じて、その危険スコアがどのような運転態様を示すものであるかを特定可能にする情報である。例えば、運転者D10の危険スコアとして「75」が算出された場合、情報処理装置100は、運転者D10は「危険性が高い運転されている」と判断することができる。
「保険料率」は、危険スコアに応じて、基本保険料に対してどれだけの料率を割増のかが規定された情報である。また、このようなことから、危険スコアは、保険料が割増される保険条件といえる。図2の例では、危険スコア「61」以上で保険料が割増しされる、という保険条件が設定されている例を示す。このようなことから、実施形態にかかる情報処理は、危険スコアに応じて、保険料が割増される保険条件を制御するものであると言い換えることができる。
そして、情報処理装置100は、例えば、運転者D10の危険スコアとして「75」を算出した場合、運転者D10に対して「保険料を10%割増する」といったように、危険スコア「75」に応じて保険料率を制御する。すなわち、情報処理装置100は、運転者D10に対して「保険料を10%割増する」という保険条件を設定する。そして、情報処理装置100は、基本保険料に対して10%割増した保険料を、運転者D10に課す保険料として決定する。なお、例えば、年齢や性別に応じた保険料率が予め設定されている場合には、情報処理装置100は、このような保険料率のうち、運転者D10に対応する保険料率を危険スコア「75」で補正することにより、補正後の保険料率を用いて保険料を制御してもよい。
また、情報処理装置100は、ステップS17のようにして保険金を制御すると、保険会社装置70に対して、制御後の保険料を運転者D10に請求するよう指示する(ステップS18)。保険会社装置70は、この指示に応じて、例えば、運転者D10の運転者端末装置10−10に制御後の保険料を通知する。
さて、これまで説明してきたように、情報処理装置100は、運転者の運転に関する特徴を示す特徴情報を取得し、取得した特徴情報が示す危険性であって、運転者の運転の危険性に応じて、運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険(生命保険)の保険料を制御する。例えば、情報処理装置100は、運転者が危険性の高い運転をしている程、かかる運転者の保険料を割増する。これにより、情報処理装置100は、例えば、単に年齢、性別、病歴等を用いて算出した死亡率で保険料を算出する場合よりも、死亡率により直結するような危険スコアを用いて保険料を制御することができるため、より精度よく保険料を算出することができる。また、情報処理装置100は、危険スコアに応じて保険料を割増する場合があることから、運転者に対して、普段から安全運転を心がけるよう意識付けさせることができる。
〔2.情報処理バリエーションについて〕
上記実施形態にかかる情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
〔2−1.死亡率〕
上記例では、情報処理装置100が、運転の危険性を示す危険スコアに応じて保険料を制御する例を示した。しかし、情報処理装置100は、危険スコアに応じた運転者の死亡率に基づいて、保険料を制御してもよい。図1および図2の例を用いると、情報処理装置100は、運転者D10の危険スコアに基づいて、運転者D10の死亡率を推定する。例えば、情報処理装置100は、事故歴情報記憶部122に記憶される事故情報のうち、死亡事故を示す事故情報と、危険スコアとに基づいて、運転者D10の死亡率を推定する。例えば、情報処理装置100は、運転者Dxそれぞれの運転履歴と、運転者Dxそれぞれの事故歴を示す事故歴情報のうち死亡事故を示す事故情報とが対応付けられた情報により学習されたモデルであって、運転履歴を入力すると死亡率を危険スコアとして算出するようなモデルを生成し、生成したモデルを用いて死亡率を算出してもよい。
そして、情報処理装置100は、この死亡率を用いて保険料を制御する。例えば、情報処理装置100は、危険スコア対応表TBの他に、死亡率対応表を有している場合には、算出した死亡率に対応付けられる「保険料率」と基本保険料とに基づいて、保険料を算出する。また、例えば、年齢や性別に応じた保険料率が予め設定されている場合には、情報処理装置100は、このような保険料率のうち、運転者D1に対応する保険料率を死亡率で補正することにより、補正後の保険料率を用いて保険料を制御してもよい。
〔2−2.危険スコア〕
また、上記例では、情報処理装置100が、モデルを用いて危険スコアを算出する例を示したが、情報処理装置100は、モデルを用いることなく危険スコアを算出してもよい。具体的には、情報処理装置100は、運転履歴に基づき特定された傾向であって、運転者の運転態様の傾向である運転傾向に基づいて、危険スコアを算出する。より具体的には、情報処理装置100は、運転履歴に基づき運転態様の傾向を特定し、特定した運転態様の傾向を運転特性として、運転特性に基づき危険スコアを算出する。
運転態様の傾向(運転特性)の特定から、危険スコア算出までの一連の手法について説明する。なお、ここで示す算出処理は一例に過ぎず、情報処理装置100は、任意の手法を用いて危険スコアを算出することができる。
例えば、情報処理装置100は、運転者Dx毎に、当該運転者Dxに対応する運転履歴(車両Cxに対応する運転履歴、ともいえる)に基づいて、運転者Dxの運転態様の傾向として、法定速度と比較した場合の走行速度の傾向(所定期間での走行速度の傾向)を特定することで、特定した走行速度の傾向を運転者Dxの一つの運転特性と判断する。また、この場合、情報処理装置100は、走行速度が速い程、危険性が高くなるとの観点から、走行速度がより速い傾向である程、最終的に危険スコアが高く算出されるようなスコアであって、走行速度の傾向を危険性から評価するスコアである第1速度評価スコアを算出する。
また、例えば、情報処理装置100は、運転者Dx毎に、当該運転者Dxに対応する運転履歴に基づいて、運転者Dxの運転態様の傾向として、カーブする際の走行速度の傾向(所定期間での走行速度の傾向)を特定することで、特定した走行速度の傾向を運転者Dxの一つの運転特性と判断する。また、この場合、情報処理装置100は、カーブする際の走行速度が速い程、危険性が高くなるとの観点から、カーブ時走行速度がより速い傾向である程、最終的に危険スコアが高く算出されるようなスコアであって、カーブ時走行速度の傾向を危険性から評価するスコアである第2速度評価スコアを算出する。
また、例えば、情報処理装置100は、運転者Dx毎に、当該運転者Dxに対応する運転履歴に基づいて、運転者Dxの運転態様の傾向として、直線道路(または、カーブ)でのハンドル操作の挙動傾向を特定する。例えば、情報処理装置100は、直線道路での所定角度以上でのハンドル操作回数、直線道路での急ハンドル操作回数に基づいて、ハンドル操作の挙動傾向を特定することで、特定したハンドル操作の挙動傾向を運転者Dxの一つの運転特性と判断する。また、この場合、情報処理装置100は、カーブでもないのに余計なハンドル操作が多い程、危険性が高くなるとの観点から、ハンドル操作回数に応じた危険なハンドル操作の傾向である程、危険スコアが高く算出されるようなスコアであって、ハンドル操作の挙動傾向を危険性から評価するスコアである第1ハンドル評価スコア算出する。
なお、情報処理装置100は、カーブでの不安定なハンドル操作(左右にぶれる等)が多い程、危険性が高くなるとの観点から、カーブにおいてハンドル操作回数に応じた危険なハンドル操作の傾向である程、危険スコアが高く算出されるようなスコアであって、ハンドル操作の挙動傾向を危険性から評価するスコアである第2ハンドル評価スコア算出することもできる。
また、例えば、情報処理装置100は、運転者Dx毎に、当該運転者Dxに対応する運転履歴に基づいて、運転者Dxの運転態様の傾向として、直線道路でのブレーキ操作の挙動傾向を特定する。例えば、情報処理装置100は、信号のない区間での所定角度以上のブレーキ押下回数、信号のない区間での急ブレーキ回数に基づいて、ブレーキ操作の挙動傾向を特定することで、特定したブレーキ操作の挙動傾向を運転者Dxの一つの運転特性と判断する。また、この場合、情報処理装置100は、信号も存在もないのに余計なブレーキ操作が多い程、危険性が高くなるとの観点から、ブレーキ操作回数に応じた危険なブレーキ操作の傾向である程、危険スコアが高く算出されるようなスコアであって、ブレーキ操作の挙動傾向を危険性から評価するスコアであるブレーキ評価スコア算出する。
また、情報処理装置100は、気圧情報を参照し、気圧変化から坂道運転時の運転履歴を抽出し、抽出した運転履歴に基づいて、坂道でのハンドル操作の挙動傾向、坂道でのブレーキ操作の挙動傾向を特定し、これらの挙動傾向を評価するスコアをさらに算出することができる。
そして、情報処理装置100は、第1速度評価スコア、第2速度評価スコア、第1ハンドル評価スコア、第2ハンドル評価スコア、ブレーキ評価スコアといった各スコアを足し合わせることで危険性を総合的に評価する危険スコアを算出する。
〔2−3.事故予測について〕
上記例では、情報処理装置100は、事故情報を外部装置60から取得し、取得した事故情報を用いてモデルを生成する例を示した。しかし、情報処理装置100は、外部装置60に頼らず、自装置で事故が発生したか否かを予測し、事故が発生したと予測できた場合には、そのときの事故を示す事故情報を用いてモデルを生成してもよい。すなわち、情報処理装置100は、運転者Dxが運転する車両の加速度の変化を示す加速度履歴、および、運転者Dxが運転する車両の位置情報の変化を示す位置履歴に基づいて、この履歴の中で事故が発生していたか否かを予測する。例えば、運転者D1が運転する車両C1の加速度の変化を示す加速度履歴、および、運転者D1が運転する車両C1の位置情報の変化を示す位置履歴が、ある時刻T1において特定の位置P1に存在する急カーブでの急激な加速度上昇、および、時刻T1から数時間経過後した時刻T2まで、車両C1の位置が位置P1で停滞し、その後、車両C1の位置が位置P1から別の位置P2へ変化していたことを示していたとする。
そうすると、情報処理装置100は、位置P1に存在する急カーブでの急激な加速度上昇を検知できたこと、時刻T1から時刻T2までの数時間の間、車両C1の位置が位置P1で停滞していた後、車両C1の位置が位置P1から位置P2へと変化したことに基づき、位置P1に存在する急カーブで運転者D1が車両C1で事故を起こしたと予測する。
ここで、時刻T1から時刻T2までの数時間の間、車両C1の位置が位置P1で停滞していたのは、事故のため車両C1での走行が不可能であったことを示唆している。車両C1の位置が位置P1から位置P2へと変化したことは、車両C1がレッカー移動されたことを示唆している。このような根拠に基づき、情報処理装置100は、各種履歴から当時事故が発生していたか否かを予測することができる。そして、情報処理装置100は、事故の発生を予測できた場合には、この事故に関する事故情報を事故歴として用いることでモデルを生成する。
このように、情報処理装置100は、自装置側でも事故を予測することにより、例えば、外部装置60から取得した事故歴情報も組み合わせて、事故歴情報の数をより増やすことができる。この結果、情報処理装置100は、より高精度なモデルを生成することができるようになるため、危険性がより忠実に反映された危険スコアを算出することができるようになる。なお、事故の予測は、例えば、後述するモデル生成部132によって行われてもよいし、その他の処理部(例えば、予測部)によって行われてもよい。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態にかかる情報処理装置100について説明する。図4は、実施形態にかかる情報処理装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。例えば、情報処理装置100は、図1および図2で説明した情報処理を行うサーバ装置である。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、運転者端末装置10−x、外部装置60、保険会社装置70との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、運転履歴記憶部121と、事故歴情報記憶部122とを有する。運転履歴記憶部121、および、事故歴情報記憶部122の内部構成については説明済みであるため、ここでの説明は省略する。
(制御部130について)
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、挙動情報取得部131と、モデル生成部132と、スコア算出部133と、特徴情報取得部134と、保険制御部135と、通知部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(挙動情報取得部131について)
挙動情報取得部131は、車両Cxの挙動である運転挙動を示す挙動情報を取得する。例えば、運転者端末装置10−xは、自装置が設置される車両Cxの挙動である運転挙動を検出し、検出した挙動を示す挙動情報と、検出した日時を示す日時情報とを対応付けて、情報処理装置100に送信する。したがって、挙動情報取得部131は、運転者端末装置10−xから挙動情報と日時情報とを取得する。また、挙動情報取得部131は、取得した挙動情報を運転履歴として運転履歴記憶部121に格納する。
(モデル生成部132について)
モデル生成部132は、運転者Dxそれぞれの運転履歴と、運転者Dxそれぞれの事故歴を示す事故歴情報とが対応付けられた情報により学習されたモデルを生成する。例えば、モデル生成部132は、運転者Dxの運転態様のうち、事故歴に基づき事故の発生原因であると判定された運転態様を示す態様情報を正解データとして学習されたモデルを生成する。例えば、モデル生成部132は、処理対象の運転者Dxの運転履歴が入力された場合に、処理対象の運転者Dxの危険スコアを出力するモデルを生成する。
また、モデル生成部132は、運転者Dxが運転する車両の加速度の変化を示す加速度履歴、および、運転者Dxが運転する車両の位置情報の変化を示す位置履歴に基づき予測された事故を示す事故情報から学習されたモデルを生成する。
以上の点から、モデル生成部132は、例えば、図1のステップS15で説明したモデル生成処理を行う。
(スコア算出部133について)
スコア算出部133は、運転者Dxの運転履歴に基づいて、運転者Dxの運転態様の危険性を示す指標値である危険スコアを算出する。例えば、スコア算出部133は、運転履歴として、運転者Dxが運転する車両Cxの加速度の変化を示す加速度履歴、運転者Dxが運転する車両Cxの位置情報の変化を示す位置履歴、運転者Dxが運転する車両の位置情報の変化に応じた気圧変化を示す気圧履歴、または、運転者Dxが運転する時刻を示す時刻履歴のうち少なくともいずれか1つに基づいて、危険スコアを算出する。また、例えば、スコア算出部133は、運転履歴に基づき特定された傾向であって、運転者Dxの運転態様の傾向である運転傾向に基づいて、危険スコアを算出する。
また、例えば、スコア算出部133は、運転者Dxそれぞれの運転履歴と、運転者Dxそれぞれの事故歴を示す事故歴情報とが対応付けられた情報により学習されたモデルに基づいて、処理対象の運転者Dxの危険スコアを算出する。例えば、スコア算出部133は、運転者Dxの運転態様のうち、事故歴に基づき事故の発生原因であると判定された運転態様を示す態様情報を正解データとして学習されたモデルに基づいて、処理対象の運転者Dxの危険スコアを算出する。例えば、スコア算出部133は、処理対象の運転者Dxの運転履歴が入力された場合に、処理対象の運転者Dxの危険スコアを出力するモデルに基づいて、危険スコアを算出する。
また、スコア算出部133は、モデルとして、運転者Dxが運転する車両Cxの加速度の変化を示す加速度履歴、および、運転者Dxが運転する車両Cxの位置情報の変化を示す位置履歴に基づき予測された事故を示す事故情報から学習されたモデルに基づいて、処理対象の運転者Dxの危険スコアを算出することもできる。
(特徴情報取得部134について)
特徴情報取得部134は、運転者Dxの運転に関する特徴を示す特徴情報を取得する。例えば、特徴情報取得部134は、特徴情報として、スコア算出部133により算出された危険スコアを取得する。例えば、運転者Dx毎に、当該運転者Dxについて算出された危険スコアが所定の記憶部に記憶されている場合には、特徴情報取得部134は、保険料の制御処理が行われる際に、運転者Dxと安全スコアとの組合せを記憶部から取得する。そして、特徴情報取得部134は、取得した組合せを保険制御部135に出力する。
(保険制御部135について)
保険制御部135は、特徴情報取得部134により取得された特徴情報が示す危険性であって、運転者Dxの運転の危険性に応じて、運転者Dxが加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する。例えば、保険制御部135は、特徴情報が示す危険性として、スコア算出部133により算出された危険スコアに基づいて、運転者Dxが加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する。
また、例えば、保険制御部135は、スコア算出部133により算出された危険スコアに応じた運転者Dxの死亡率に基づいて、運転者Dxが加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する。
例えば、保険制御部135は、車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する処理として、運転者Dxの運転の危険性(危険スコア)に応じて、運転者Dxが加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険での保険料率を制御する保険料を制御する。
一例として、保険制御部135は、車両に関する保険以外の保険として、生命保険の保険料を制御する。以上の点から、保険制御部135は、例えば、図1のステップS17およびS18で説明した制御処理を行う。
(通知部136について)
通知部136は、保険料が制御された運転者Dxに対して、制御後の保険料を通知する。通知部136は、保険料が制御された運転者Dxに対して、制御後の保険料の支払指示を通知する。
〔4.処理手順〕
次に、図5を用いて、実施形態にかかる情報処理の手順について説明する。図5は、実施形態にかかる情報処理手順を示すフローチャートである。なお、図5の例では、情報処理装置100は、各運転者Dxから適宜、挙動情報を取得することにより、図1に示すような運転履歴記憶部121を有しているものとする。
まず、モデル生成部132は、運転履歴と事故歴とに基づく機械学習により、処理対象の運転者Dxの運転履歴が入力された場合に、処理対象の運転者Dxの危険スコアを出力するモデルを生成する(ステップS101)。次に、スコア算出部133は、生成されたモデルに対して処理対象の運転者Dxの運転履歴を入力することにより、処理対象の運転者Dxの危険スコアを算出する(ステップS102)。
このような状態において、特徴情報取得部134は、スコア算出部133により算出された危険スコアを特徴情報として取得する(ステップS103)。そして、保険制御部135は、取得された危険スコア(処理対象の運転者Dxの危険スコア)に基づき、生命保険(自動車保険以外の保険)の保険料を制御する(ステップS104)。そして、通知部136は、処理対象の運転者Dxの対して、制御後の保険料に関する情報を通知する(ステップS105)。
〔5.ハードウェア構成〕
また、上記実施形態にかかる情報処理装置100は、例えば図6に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図6は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、モデル生成部は、モデル生成手段やモデル生成回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10−x 運転者端末装置
60 外部装置
70 保険会社装置
100 情報処理装置
120 記憶部
121 運転履歴記憶部
122 事故歴情報記憶部
130 制御部
131 挙動情報取得部
132 モデル生成部
133 スコア算出部
134 特徴情報取得部
135 保険制御部
136 通知部

Claims (14)

  1. 運転者の運転に関する特徴を示す特徴情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された特徴情報が示す危険性であって、前記運転者の運転の危険性に応じて、前記運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する保険制御部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記運転者の運転履歴に基づいて、前記運転者の運転態様の危険性を示す指標値である危険スコアを算出する算出部をさらに有し、
    前記取得部は、前記特徴情報として、前記算出部により算出された危険スコアを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記算出部は、前記運転履歴として、前記運転者が運転する車両の加速度の変化を示す加速度履歴、前記運転者が運転する車両の位置情報の変化を示す位置履歴、前記運転者が運転する車両の位置情報の変化に応じた気圧変化を示す気圧履歴、または、前記運転者が運転する時刻を示す時刻履歴のうち少なくともいずれか1つに基づいて、前記危険スコアを算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記算出部は、前記運転履歴に基づき特定された傾向であって、前記運転者の運転態様の傾向である運転傾向に基づいて、前記危険スコアを算出する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記算出部は、前記運転者それぞれの運転履歴と、前記運転者それぞれの事故歴を示す事故歴情報とが対応付けられた情報により学習されたモデルに基づいて、処理対象の運転者の前記危険スコアを算出する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記算出部は、前記運転者の運転態様のうち、前記事故歴に基づき事故の発生原因であると判定された運転態様を示す態様情報を正解データとして学習された前記モデルに基づいて、処理対象の運転者の前記危険スコアを算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記算出部は、前記モデルとして、前記運転者が運転する車両の加速度の変化を示す加速度履歴、および、前記運転者が運転する車両の位置情報の変化を示す位置履歴に基づき予測された事故を示す事故情報から学習されたモデルに基づいて、処理対象の運転者の前記危険スコアを算出する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. 前記算出部は、処理対象の運転者の運転履歴が入力された場合に、処理対象の運転者の前記危険スコアを出力する前記モデルに基づいて、前記危険スコアを算出する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記保険制御部は、前記特徴情報が示す危険性として、前記算出部により算出された危険スコアに基づいて、前記運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する
    ことを特徴とする請求項2〜8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記保険制御部は、前記算出部により算出された危険スコアに応じた前記運転者の死亡率に基づいて、前記運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する
    ことを特徴とする請求項2〜9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記保険制御部は、車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する処理として、前記運転者の運転の危険性に応じて、前記運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険での保険料率を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 前記保険制御部は、前記車両に関する保険以外の保険として、生命保険の保険料を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    運転者の運転に関する特徴を示す特徴情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された特徴情報が示す危険性であって、前記運転者の運転の危険性に応じて、前記運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する保険制御工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. 運転者の運転に関する特徴を示す特徴情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された特徴情報が示す危険性であって、前記運転者の運転の危険性に応じて、前記運転者が加入している保険のうち車両に関する保険以外の保険の保険料を制御する保険制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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