JP2020188631A - Electric work machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、インパクトドライバ等の電動作業機に関する。 The present invention relates to an electric working machine such as an impact driver.
インパクトドライバ等の電動作業機においては、駆動源としてブラシレスモータがよく使用されている。このブラシレスモータは、特許文献1に開示されるように、ステータと、ステータに対して回転可能なロータとを有し、ステータは、積層鋼板からなるステータコアに絶縁材料からなるインシュレータを介してコイルを巻回してなるものが知られている。
Brushless motors are often used as drive sources in electric work machines such as impact drivers. As disclosed in
このようなブラシレスモータにおいては、特に巻回されたコイルやコイル間を繋ぐワイヤ(渡り線)に対して、何らかの追加工がなされることは基本的にはない。
しかし、ブラシレスモータを用いる電動作業機においては、外部から水や塵埃が侵入した際、コイル及び渡り線とステータコアとの絶縁を保つことが必要である。そこで、コイル及び渡り線に接着剤を塗布することが考えられるが、接着剤を塗布する際にインシュレータからはみ出したり、塗布量や塗布範囲が不均等になったりして絶縁保護が不十分となるおそれがある。特に渡り線は、きれいな円弧状に巻回されず、外周に凹凸が生じる上、接着面積も小さいため、接着剤の塗布作業に時間や手間が掛かってしまう。
In such a brushless motor, no additional machining is basically performed on the wound coil or the wire (crossover wire) connecting the coils.
However, in an electric work machine using a brushless motor, it is necessary to maintain insulation between the coil and the crossover wire and the stator core when water or dust enters from the outside. Therefore, it is conceivable to apply an adhesive to the coil and the crossover wire, but when the adhesive is applied, it may protrude from the insulator, or the coating amount or coating range may become uneven, resulting in insufficient insulation protection. There is a risk. In particular, the crossover is not wound in a clean arc shape, the outer circumference is uneven, and the adhesive area is small, so that it takes time and effort to apply the adhesive.
そこで、本発明は、渡り線を含むコイルのステータコアに対する絶縁保護を確実に且つ安定して行うことができる電動作業機を提供することを目的としたものである。 Therefore, an object of the present invention is to provide an electric working machine capable of reliably and stably performing insulation protection for the stator core of a coil including a crossover wire.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ステータコアと、ステータコアに固定されるインシュレータと、インシュレータに固定される複数のコイルと、各コイルをインシュレータ上で絶縁保護する絶縁手段と、を有するステータと、
ステータに対して回転可能なロータと、を含むブラシレスモータを有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、絶縁手段は、コイル間を繋ぐ渡り線を含む各コイルの外側を囲む樹脂製のリング体と、リング体の内側でコイル及び渡り線の表面に塗布される接着剤とを含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、リング体は、インシュレータに嵌合して位置決めされることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3の構成において、インシュレータには、渡り線をガイドする複数のガイドリブが同心円上に立設され、リング体は、ガイドリブの外側を非接触で囲むように配置されて、ガイドリブとリング体との間に接着剤が充填されて渡り線の表面に塗布されることを特徴とする。
In order to achieve the above object, the invention according to
It is characterized by having a brushless motor including a rotor that can rotate with respect to the stator.
According to a second aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect, the insulating means includes a resin ring body surrounding the outside of each coil including a crossover wire connecting the coils, and the coil and the crossover wire inside the ring body. It is characterized by containing an adhesive applied to the surface of the coil.
The invention according to
According to the fourth aspect of the present invention, in the configuration of the second or third aspect, a plurality of guide ribs for guiding the crossovers are erected concentrically on the insulator, and the ring body surrounds the outside of the guide ribs in a non-contact manner. It is characterized in that the adhesive is filled between the guide rib and the ring body and applied to the surface of the crossover.
本発明によれば、各コイルをインシュレータ上で絶縁保護する絶縁手段の採用により、渡り線を含むコイルのステータコアに対する絶縁保護を確実に且つ安定して行うことができる。 According to the present invention, by adopting the insulating means for insulatingly protecting each coil on the insulator, the insulating protection for the stator core of the coil including the crossover can be surely and stably performed.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動作業機の一例である充電式のインパクトドライバの側面図、図2は中央縦断面図である。
インパクトドライバ1は、中心軸を前後方向とする本体部2と、その本体部2から下方へ突出するグリップ部3とを有する。インパクトドライバ1のハウジングは、本体部2を形成する筒状のモータハウジング5とグリップ部3を形成するグリップハウジング6とが連設される本体ハウジング4と、モータハウジング5の後端にネジ止め装着されるリヤハウジング7と、モータハウジング5の前部に組み付けられるハンマケース8とから構成されている。本体ハウジング4は、左右の半割ハウジング4a,4bに分割され、右側からのネジ9,9・・によって組み付けられる。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view of a rechargeable impact driver which is an example of an electric work machine, and FIG. 2 is a central vertical sectional view.
The
本体部2には、後方から、ブラシレスモータ10、遊星歯車減速機構11、スピンドル12、打撃機構13の順で設けられている。ブラシレスモータ10はモータハウジング5及びリヤハウジング7に、遊星歯車減速機構11、スピンドル12、打撃機構13はハンマケース8にそれぞれ収容されて、打撃機構13に設けられた出力部となるアンビル14が、ハンマケース8の前端から前方へ突出している。
グリップ部3の上部には、トリガ16を前方へ突出させたスイッチ15が収容されて、グリップ部3の下端には、電源となるバッテリーパック18が装着されるバッテリー装着部17が形成されている。このバッテリー装着部17内には、バッテリーパック18と電気的に接続される端子台19と、その上方に位置するコントローラ20とが収容されている。コントローラ20には、マイコンやスイッチング素子等を搭載した制御回路基板21が設けられて、バッテリー装着部17の上面には、制御回路基板21に電気的に接続されてブラシレスモータの回転数やバッテリーパック18の残量表示等を行う表示パネル22が設けられている。
The
A
ブラシレスモータ10は、ステータ23とロータ24とを有するインナロータ型である。まずステータ23は、図3,4にも示すように、複数の鋼板を積層してなるステータコア25と、ステータコア25の前後に設けられる前インシュレータ26及び後インシュレータ27と、前インシュレータ26及び後インシュレータ27を介してステータコア25に巻回される複数のコイル28,28・・とを有してモータハウジング5内に保持されている。前インシュレータ26には、コイル28のワイヤを一端に挟んでヒュージングする複数のヒュージング端子29が設けられて、各ヒュージング端子29の他端が、前インシュレータ26の下端から下向きに突設した連結片30に引き回されている。この連結片30に、コントローラ20から配線されて各ヒュージング端子29に対応するリード線をはんだ付けした側面視コ字状の端子ユニット31が、下方から挟み込むようにネジ止めされて電気的に接続されている。端子ユニット31から引き出される三相の電源線は、スイッチ15の後方でグリップ部3内を通ってコントローラ20内の制御回路基板21に接続されている。
The
一方、後インシュレータ27では、コイル28,28間を繋ぐ1本のワイヤである渡り線32をガイドする背面視円弧状のガイドリブ33,33・・が、同心円上で周方向へ等間隔をおいて突設されて、渡り線32をガイドリブ33の外側で位置決めしている。ガイドリブ33,33の間では渡り線32は直線状に張設される直線部32a,32a・・となる。また、後インシュレータ27の上下には、左右方向に延びる面取部34,34が形成されて、ステータコア25の後面を露出させている。さらに、後インシュレータ27の左右には、直線部32a,32aの径方向外側に位置する2つの切欠部35A,35Aと、ステータコア25の外周に設けた軸方向の凹溝25aの後方延長上に位置する切欠部35Bとが形成されている。この凹溝25aには、前インシュレータ26の後面に設けた前突起26aと、後インシュレータ27の前面に設けた後突起27aとがそれぞれ嵌合して両インシュレータ26,27を位置決めするようになっている。
On the other hand, in the
この渡り線32及びコイル28には、他の金属部(特にステータコア25)との絶縁を保つため、接着剤が塗布されているが、ここでは接着剤を塗布する際にステータコア25の外側へはみ出さないように、後インシュレータ27にリング体36が嵌合されている。このリング体36は、樹脂製で、ステータコア25の外径よりも大きい外径と、ステータコア25の外径よりも小さく、且つガイドリブ33の外径よりも大きい内径を有し、後方への突出長さはガイドリブ33よりやや短くなっている。リング体36の内周面には、図5にも示すように、後インシュレータ27に設けた面取部34,34に合わせて内面が平坦面となる厚肉部37A,37Aと、ガイドリブ33,33間の直線部32a,32aに合わせて内面が平坦面となる厚肉部37B,37Bとが形成されている。このうち直線部32aに対応する厚肉部37Bは、後インシュレータ27の前後方向の厚み分だけ前端が短くなって、厚肉部37Bの前面でリング体36の内周面には、後インシュレータ27の切欠部35A,35Aに嵌合する位置決め突起38A,38Aがそれぞれ形成されている。また、リング体36の前端には、切欠部35B及び凹溝25aに嵌合する位置決め突起38Bが形成されている。さらに、リング体36の下面には、径方向外側へ突出する突起39が形成されている。この突起39は、モータハウジング5内に設けた受け部5a(図3)によって位置決めされる。
An adhesive is applied to the
このリング体36は、厚肉部37A,37Aを面取部34,34に、位置決め突起38A,38Aを切欠部35A,35Aに、位置決め突起38Bを後突起27aの外側で切欠部35Bにそれぞれ嵌合させて後インシュレータ27に後方から組み付けると、ガイドリブ33の径方向外側でステータコア25の後面に当接する位置で組み付けられる。この組み付け状態で、リング体36とガイドリブ33との間には、図3に示すように、渡り線32の直径よりも大きい隙間Sが全周に亘って形成されるようになっている。
よって、コイル28及び渡り線32に接着剤を塗布する際には、リング体36によって渡り線32の外側を覆った状態で、各コイル28に接着剤を塗布すると共に、ガイドリブ33とリング体36の間に生じる隙間Sに接着剤A(図3)を塗布すれば、接着剤Aは、ガイドリブ33とリング体36との間に充填されて渡り線32を均一に被覆することができ、接着剤Aがリング体36の外側へはみ出すこともない。
In this
Therefore, when applying the adhesive to the
ロータ24は、軸心に位置する回転軸40と、回転軸40の周囲に配置される筒状のロータコア41と、ロータコア41の外側に配置され、筒状で周方向に極性を交互に変えた永久磁石42と、これらの前側に配置された円板状のセンサ用永久磁石43と、を有する。前インシュレータ26の前端には、ロータ24のセンサ用永久磁石43の位置を検出して回転検出信号を出力する3つの回転検出素子を搭載したセンサ回路基板44がネジ固定されている。このセンサ回路基板44の下端には、回転検出信号を出力する信号線が接続されて、この信号線も、電源線と同様にスイッチ15の後方でグリップ部3内を通ってコントローラ20内の制御回路基板21に接続されている。
The
リヤハウジング7は、モータハウジング5の後方から左右のネジによって取り付けられるキャップ状となっている。リヤハウジング7の後側内面の中央部には、軸受45が保持されて回転軸40の後端を軸支している。軸受45の前方で回転軸40には、モータ冷却用の遠心ファン46が取り付けられている。この遠心ファン46の外側でリヤハウジング7の周面には、周方向に延びるスリット状の排気口47,47・・が形成され、モータハウジング5の左右の側面には、前後方向に延びるスリット状の吸気口48,48・・が形成されている。
The
回転軸40の前端は、ブラシレスモータ10の前方でモータハウジング5に保持されたベアリングリテーナ50を貫通して前方へ突出し、ベアリングリテーナ50の後部に保持された軸受51によって軸支されている。回転軸40の前端にはピニオン52が取り付けられている。
ベアリングリテーナ50は、中央にくびれ部を形成した金属製の円盤状で、モータハウジング5の内面に設けたリブ53がくびれ部に嵌合することで、ベアリングリテーナ50は前後方向への移動を規制された状態でモータハウジング5に保持される。
また、ベアリングリテーナ50の前面周縁には、外周に雄ネジ部を形成したリング壁54が前方へ向けて突設されて、このリング壁54に、ハンマケース8の後端内周に設けた雌ネジ部が結合されている。
The front end of the
The bearing
Further, a
ハンマケース8は、前半部が先細りとなって前端に前筒部55が形成される金属製の筒状体で、蓋となるベアリングリテーナ50によって後部が閉塞される。ハンマケース8の下面には、左右一対で前後方向に延びる壁状の下側突起56が形成されて、組み付け状態では、左右の半割ハウジング4a,4bの内面に突設された図示しない押さえリブがそれぞれ下側突起56の側面に当接するようになっている。この下側突起56と押さえリブとの係合により、ハンマケース8の回転規制がなされる。
ハンマケース8とスイッチ15との間で本体ハウジング4には、ブラシレスモータ10の正逆切替レバー57が左右へスライド可能に設けられ、その前方で本体ハウジング4には、打撃モードを切替可能な切替スイッチ58が、ボタン部を前面に露出させた前向き姿勢で保持されている。ここではボタン部の押し操作の繰り返しにより、打撃力が4段階及び登録した打撃モードに切り替わるようになっている。
また、モータハウジング5の前方側には、ハンマケース8の前部から前筒部55にかけて覆う樹脂製で透光性を有するハンマケースカバー59が設けられ、ハンマケースカバー59の前端外周部には、弾性体により形成されるバンパ60が装着されている。バンパ60の後方でハンマケースカバー59の左右には、LEDを備えたライト61,61がそれぞれ前向きに設けられている。
The
A forward /
Further, on the front side of the
そして、ベアリングリテーナ50の前部には、軸受62が保持されて、軸受62によってスピンドル12の後端が軸支されている。このスピンドル12は、後部に中空で円盤状のキャリア部63を有し、後面から軸心に形成した貫通孔64内に、回転軸40の前端及びピニオン52を突出させている。
遊星歯車減速機構11は、内歯を有するインターナルギヤ65と、インターナルギヤ65に噛み合う外歯を有する3つのプラネタリーギヤ66,66・・とを含む。インターナルギヤ65は、ベアリングリテーナ50のリング壁54の内側に同軸で収容され、その前部外周側には、ハンマケース8の内周面に係合する回り止め部67が設けられている。プラネタリーギヤ66は、ピン68によってキャリア部63内で回転可能に支持されて、回転軸40のピニオン52と噛合している。
A
The planetary
打撃機構13は、スピンドル12に外装されるハンマ70と、そのハンマ70を前方へ付勢するコイルバネ71とを含む。まずハンマ70は、前面に一対の爪を有し、ハンマ70の内面とスピンドル12の外面とにそれぞれ形成されたカム溝72,72に跨がって嵌合されるセラミック製のボール73,73を介してスピンドル12と結合されている。また、ハンマ70の後面には、リング状の溝74が形成されて、ここにコイルバネ71の前端が挿入されている。コイルバネ71の後端は、キャリア部63の前面に当接している。スピンドル12には、貫通孔64と直交状に連通する連通孔75が形成されて、貫通孔64内のグリスを連通孔75を介してハンマ70とスピンドル12との間に供給可能となっている。
The striking mechanism 13 includes a
アンビル14は、ハンマケース8の前筒部55内に保持された前後2つのボールベアリング80,80によって軸支されている。アンビル14の後端には、ハンマ70の爪と回転方向で係合する一対のアーム81,81が形成されている。
このボールベアリング80,80の間には、中間ワッシャ82が介在されて、この中間ワッシャ82がボールベアリング80,80の外輪にそれぞれ当接することで、ボールベアリング80,80の間に所定の間隔を保持している。
ここでのボールベアリング80及び中間ワッシャ82の外径は共に同一で、前筒部55の前端には、リング状の位置決め部83が周設されて、前側のボールベアリング80の外輪が位置決め部83に当接することで前方への位置決めが図られている。また、後側のボールベアリング80の後方には、ボールベアリング80の後方への位置決め用の後ワッシャ84が設けられている。この後ワッシャ84は、ボールベアリング80よりも大きい外径を有して前筒部55の内周面に嵌合し、ボールベアリング80の外輪に当接している。
The
An intermediate washer 82 is interposed between the ball bearings 80 and 80, and the intermediate washer 82 comes into contact with the outer ring of the ball bearings 80 and 80, respectively, so that a predetermined distance is provided between the ball bearings 80 and 80. keeping.
The outer diameters of the ball bearing 80 and the intermediate washer 82 are the same, and a ring-shaped positioning portion 83 is provided around the front end of the
また、アーム81の前方で前筒部55の後面内周側には、内径が後ワッシャ84の外径より小さく、外径が後ワッシャ84の外径よりも大きいリング状の保持部85が同軸で突設され、その保持部85の外側に、後面が保持部85よりも後方位置となる厚みを有する樹脂製の外ワッシャ86が嵌合している。この外ワッシャ86は、アーム81,81を受けるものである。
さらに、アンビル14におけるボールベアリング80,80の内側には、Oリング87,87が前後に2つ設けられて、それぞれボールベアリング80,80の内輪と接触している。
アンビル14の後面軸心には、スピンドル12の前端軸心に設けた嵌合突起88が嵌合する嵌合凹部89が形成されている。スピンドル12の貫通孔64は、嵌合凹部89に連通して、グリスを嵌合凹部89へ供給してスピンドル12とアンビル14との潤滑を図るようになっている。
Further, on the inner peripheral side of the rear surface of the
Further, two O-
A
一方、アンビル14の軸心には、ビットを前方から挿入可能な横断面六角形状の挿入孔90が前端から開口形成されている。
また、アンビル14内には、挿入孔90内へ出没可能なボール91,91が収容されて、突出位置でビットに係合して抜け止め可能となっている。この突出位置は、アンビル14の先端に外装した操作スリーブ92によって維持され、操作スリーブ92を前方へスライドさせるとボール91,91の押圧が解除されてビットの抜き取りが可能となる。
On the other hand, at the axial center of the
Further, the
以上の如く構成されたインパクトドライバ1において、アンビル14に図示しないビットを装着した後、トリガ16を押し込んでスイッチ15をONさせると、ブラシレスモータ10に給電されて回転軸40が回転する。すなわち、制御回路基板21のマイコンが、センサ回路基板44の回転検出素子から出力されるロータ24のセンサ用永久磁石43の位置を示す回転検出信号を得てロータ24の回転状態を取得し、取得した回転状態に応じて各スイッチング素子のON/OFFを制御し、ステータ23の各コイル28に対し順番に電流を流すことでロータ24を回転させる。
In the
ロータ24と共に回転軸40が回転すると、ピニオン52と噛合するプラネタリーギヤ66がインターナルギヤ65内で公転運動し、キャリア部63を介してスピンドル12を減速して回転させる。よって、ハンマ70も回転して爪が係合するアーム81,81を介してアンビル14を回転させ、ビットによるネジ締めが可能となる。このときアンビル14は、前後2つのボールベアリング80,80によって軸支されているので、アンビル14のがたつきが抑えられ、先端のビットに振れが生じにくくなる。
ネジ締めが進んでアンビル14のトルクが高まると、ハンマ70が、ボール73,73をスピンドル12のカム溝72に沿って転動させながらコイルバネ71の付勢に抗して後退し、爪がアーム81,81から離れると、コイルバネ71の付勢とカム溝72の案内とにより、ハンマ70は前進しながら回転して爪を再びアーム81,81に係合させ、アンビル14に回転打撃力(インパクト)を発生させる。この繰り返しによってさらなる締め付けが可能となる。
When the
As the screw tightening progresses and the torque of the
一方、回転軸40の回転と共に遠心ファン46が回転すると、吸気口48から外気が吸い込まれ、モータハウジング5内を通過してブラシレスモータ10を冷却した後、遠心ファン46の径方向外側に送られて、排気口47を通って外部に排出される。
そして、排気口47から水や塵埃等の異物が侵入することがあっても、ステータ23の後インシュレータ27に巻回されるコイル28及び渡り線32の周囲には、リング体36が配されているので、異物がリング体36の内側に入り込みにくくなっている。また、リング体36の内側に異物が入り込んでも、コイル28及び渡り線32には接着剤Aが塗布されているので、絶縁が維持される。
On the other hand, when the
Then, even if foreign matter such as water or dust may enter from the
このように、上記形態のインパクトドライバ1によれば、ステータコア25と、ステータコア25に固定される前後インシュレータ26,27(インシュレータ)と、前後インシュレータ26,27に固定される複数のコイル28,28・・と、各コイル28を後インシュレータ27上で絶縁保護するリング体36及び接着剤A(絶縁手段)と、を有するステータ23と、ステータ23に対して回転可能なロータ24と、を含むブラシレスモータ10を有することで、コイル28,28間を繋ぐ渡り線32を含むコイル28のステータコア25に対する絶縁保護を確実に且つ安定して行うことができる。
As described above, according to the
特にここでは、絶縁手段を、渡り線32を含む各コイル28の外側を囲む樹脂製のリング体36と、リング体36の内側でコイル28及び渡り線32の表面に塗布される接着剤Aとを含むものとしているので、接着剤Aを後インシュレータ27からはみ出させることなく均等に塗布可能となる。また、作業難易度が低下するため、作業時間の削減や自動組立が可能となり、コストダウンにも繋がる。
また、リング体36は、後インシュレータ27に嵌合して位置決めされるので、接着剤Aを塗布する際にリング体36ががたついたり傾いたりすることがなく、接着剤Aの塗布作業が円滑に行える。
さらに、後インシュレータ27には、渡り線32をガイドする複数のガイドリブ33が同心円上に立設され、リング体36は、ガイドリブ33の外側を非接触で囲むように配置されて、ガイドリブ33とリング体36との間に接着剤Aが充填されて渡り線32の表面に塗布されるので、ガイドリブ33とリング体36との隙間Sに位置する渡り線32に接着剤Aを確実に塗布することができる。
In particular, here, the insulating means is a
Further, since the
Further, on the
なお、絶縁手段のリング体は、1つの部材で形成する場合に限らず、例えば軸方向で2分割した半円状のものを組み合わせる等、複数の部品を組み合わせる構造であっても差し支えない。厚肉部や位置決め突起の数や形状、配置等も適宜変更可能で、一部を省略することもできる。また、これらの形状に代えて、リング体の内周面に段部を設けてインシュレータに嵌合させることもできる。
さらに、上記形態では、リング体を樹脂製としているが、可撓性のあるテープ状のものをコイル及び渡り線の外側に巻回させてもよい。この場合、1重でなく多重に巻回してもよい。但し、テープ巻きと比較すると、樹脂製のリング体の方が接着剤の塗布量や塗布範囲が安定し、作業難易度も低いため、不良モータの発生率は低くなる。
そして、上記形態では、絶縁手段を後インシュレータにのみ設けているが、前インシュレータにも設けることは可能である。
The ring body of the insulating means is not limited to the case of being formed by one member, and may have a structure in which a plurality of parts are combined, for example, a combination of semicircular ones divided into two in the axial direction. The number, shape, arrangement, etc. of thick parts and positioning protrusions can be changed as appropriate, and some of them can be omitted. Further, instead of these shapes, a step portion may be provided on the inner peripheral surface of the ring body to be fitted to the insulator.
Further, in the above embodiment, the ring body is made of resin, but a flexible tape-shaped body may be wound around the outside of the coil and the crossover. In this case, it may be wound multiple times instead of single. However, as compared with tape winding, the resin ring body has a more stable adhesive application amount and application range, and the work difficulty is lower, so that the occurrence rate of defective motors is lower.
In the above embodiment, the insulating means is provided only on the rear insulator, but it can also be provided on the front insulator.
一方、上記形態ではインパクトドライバを基に説明を行っているが、本発明はインパクトドライバに限らず、ドライバドリル、レシプロソー、ハンマドリル等の電動工具、芝刈機等の園芸工具、コンプレッサ等の他の電動作業機においても適用可能である。また、充電式に限らず、バッテリーパックを電源としないAC機にも本発明は採用可能である。 On the other hand, although the description is given based on the impact driver in the above embodiment, the present invention is not limited to the impact driver, but other electric tools such as driver drills, reciprocating saws, hammer drills, gardening tools such as lawnmowers, and compressors. It can also be applied to working machines. Further, the present invention can be adopted not only for a rechargeable type but also for an AC machine that does not use a battery pack as a power source.
1・・インパクトドライバ、2・・本体部、3・・グリップ部、4・・本体ハウジング、5・・モータハウジング、6・・グリップハウジング、7・・リヤハウジング、8・・ハンマケース、10・・ブラシレスモータ、11・・遊星歯車減速機構、12・・スピンドル、13・・打撃機構、14・・アンビル、20・・コントローラ、23・・ステータ、24・・ロータ、25・・ステータコア、26・・前インシュレータ、27・・後インシュレータ、28・・コイル、32・・渡り線、33・・ガイドリブ、35A,35B・・切欠部、36・・リング体、37A,37B・・厚肉部、38A,38B・・位置決め突起、40・・回転軸、46・・遠心ファン、47・・排気口、48・・吸気口、70・・ハンマ、71・・コイルバネ、S・・隙間、A・・接着剤。 1 ... Impact driver, 2 ... Main body, 3 ... Grip, 4 ... Main body housing, 5 ... Motor housing, 6 ... Grip housing, 7 ... Rear housing, 8 ... Hammer case, 10 ...・ Brushless motor, 11 ・ ・ planetary gear reduction mechanism, 12 ・ ・ spindle, 13 ・ ・ striking mechanism, 14 ・ ・ anvil, 20 ・ ・ controller, 23 ・ ・ stator, 24 ・ ・ rotor, 25 ・ ・ stator core, 26 ・・ Front insulator, 27 ・ ・ Rear insulator, 28 ・ ・ Coil, 32 ・ ・ Crossing wire, 33 ・ ・ Guide rib, 35A, 35B ・ ・ Notch, 36 ・ ・ Ring body, 37A, 37B ・ ・ Thick part, 38A , 38B ... Positioning protrusion, 40 ... Rotating shaft, 46 ... Centrifugal fan, 47 ... Exhaust port, 48 ... Intake port, 70 ... Hammer, 71 ... Coil spring, S ... Gap, A ... Adhesive Agent.
Claims (4)
前記ステータに対して回転可能なロータと、を含むブラシレスモータを有する電動作業機。 A stator having a stator core, an insulator fixed to the stator core, a plurality of coils fixed to the insulator, and an insulating means for insulating and protecting each of the coils on the insulator.
An electric working machine having a brushless motor including a rotor rotatable with respect to the stator.
Priority Applications (1)
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JP2019093040A JP2020188631A (en) | 2019-05-16 | 2019-05-16 | Electric work machine |
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2019
- 2019-05-16 JP JP2019093040A patent/JP2020188631A/en active Pending
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