JP2020184742A - Mosfet出力型アイソレータ - Google Patents

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直樹 牛山
Naoki Ushiyama
直樹 牛山
真祐 高
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真祐 高
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Abstract

【課題】小型でかつ出力回路の高耐圧化が図れるMOSFET出力型アイソレータを提供する。【解決手段】MOSFET出力型アイソレータ100は、入力信号が入力される入力端子10と、入力信号を受け取って伝送信号を出力するフォトカプラ20と、伝送信号を受け取って出力回路40を駆動する制御回路30と、伝送信号に基づいて駆動される出力回路40と、出力回路40に接続される出力端子60と、を少なくとも備えている。フォトカプラ20は、入力部21と出力部22とが電気的に絶縁されており、出力回路40は、互いに直列接続された第1〜第4のMOSFET51〜54を有している。第1のMOSFET51と第3のMOSFET53とは、ソースとドレインとの配列方向が同じになるように接続されている。【選択図】図1

Description

本開示は、MOSFET出力型アイソレータに関する。
従来、入出力間を絶縁しながら、入力端子に入力された入力信号に基づいて出力端子から出力信号を出力するアイソレータが知られている。このタイプのアイソレータとして、種々の構造が提案されている。
例えば、特許文献1には、フォトカプラとゲート充放電回路とMOS型電界効果トランジスタ(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;以下、MOSFETという)で構成される出力回路とを備えた光結合型アイソレータが開示されている。以下、MOSFETで構成される出力回路を有するアイソレータを、MOSFET出力型アイソレータという。
このMOSFET出力型アイソレータでは、一対の入力端子に入力された入力信号によりフォトカプラが駆動される。また、同時に、ゲート充放電回路内のフォトトランジスタが駆動されて、一対の出力端子に接続されたMOSFETのゲートがフォトカプラの出力信号により充電される。フォトカプラが非駆動状態になると、フォトトランジスタもオフとなり、MOSFETのゲートに蓄積された電荷が放電される。その結果、出力回路がオフとなる。
特開平02−309811号公報
ところで、近年、アイソレータの出力端子に印加される出力信号の高電圧化が進んでおり、これに伴って、出力回路におけるオフ時の耐圧向上が求められている。
一方、特許文献1に開示された出力回路は、ソース同士が直列に接続された2つのMOSFETで構成されており、その耐圧は、1素子分のMOSFETのソース−ドレイン間耐圧で決まる。よって、出力回路のオフ時の耐圧を上げるためには、MOSFET自体の耐圧を上げる必要がある。
しかし、通常、MOSFETの耐圧を向上させるには、MOSFETのチップサイズを大きくする必要があり、MOSFET出力型アイソレータのコストが増加してしまう。また、単にチップサイズを大きくして耐圧を上げる場合、一定以上の高耐圧化は望めない。
また、複数のMOSFET出力型アイソレータの出力端子を直列に接続して耐圧を向上させることも考えられるが、この場合は、MOSFET出力型アイソレータの個数が増加するため、単純に個数に比例してコストが増加してしまう。また、MOSFET出力型アイソレータが大型化してしまう。また、出力端子同士を接続する配線が必要となるため、絶縁のための沿面距離や空間距離を確保できないという問題もあった。
本開示はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的は、小型でかつ出力回路の高耐圧化が図れるMOSFET出力型アイソレータを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本開示に係るMOSFET出力型アイソレータは、入力信号が入力される入力端子と、前記入力信号を受け取って伝送信号を出力する絶縁信号伝送回路と、前記伝送信号に基づいて駆動される出力回路と、前記伝送信号を受け取って前記出力回路を駆動する制御回路と、前記出力回路に接続される出力端子と、を少なくとも備え、前記絶縁信号伝送回路は、前記入力信号を受け取る入力部と前記伝送信号を出力する出力部とが電気的に絶縁されており、前記出力回路は、互いに直列接続された複数のMOSFETを有しており、前記複数のMOSFETのうちの2つ以上のMOSFETが、ソースとドレインとの配列方向が同じになるように接続されていることを特徴とする。
本開示によれば、オフ時の出力回路の耐圧を向上させることができる。また、MOSFET出力型アイソレータの低コスト化及び小型化が図れる。
実施形態1に係るMOSFET出力型アイソレータの概略構成図である。 比較のためのMOSFET出力型アイソレータの概略構成図である。 比較のための別のMOSFET出力型アイソレータの概略構成図である。 変形例1に係るMOSFET出力型アイソレータの概略構成図である。 変形例1に係る別のMOSFET出力型アイソレータの概略構成図である。 実施形態2に係るMOSFET出力型アイソレータの概略構成図である。 変形例2に係るMOSFET出力型アイソレータの概略構成図である。 比較のためのMOSFET出力型アイソレータの概略構成図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
[MOSFET出力型アイソレータの構成]
図1は、本実施形態に係るMOSFET出力型アイソレータの概略構成図を示す。
図1に示すように、MOSFET出力型アイソレータ100は、入力端子10とフォトカプラ(絶縁信号伝送回路)20と制御回路30と出力回路40と出力端子60とを備えている。
入力端子10は、第1の入力端子11と第2の入力端子12とを有している。
フォトカプラ20は、入力信号を受け取る入力部21と伝送信号を出力する出力部22とを含んでいる。入力部21は発光ダイオード(以下、LEDという)で構成され、入力部21は、アノードに第1の入力端子11が、カソードに第2の入力端子12がそれぞれ接続されており、所定の電圧を有する入力信号が入力端子10に入力されると、入力部21が発光するように構成されている。
出力部22は、第1の出力部22aと第2の出力部22bとで構成され、第1の出力部22a及び第2の出力部22bはそれぞれ、フォトダイオードアレイ(PDA)で構成されている。第1の出力部22aと第2の出力部22bとは、入力部21とそれぞれ電気的に絶縁される一方、入力部21で発生した光を光電変換して所定の大きさの電流をそれぞれ発生させ、この電流が伝送信号として制御回路30に伝送される。なお、第1の出力部22aと第2の出力部22bとは互いに電気的に絶縁分離されている。フォトカプラ20は、入力部21と出力部22とが電気的に絶縁された絶縁信号伝送回路である。
また、第1の出力部22aに含まれるフォトダイオードのサイズ及び個数は、第2の出力部22bに含まれるフォトダイオードのサイズ及び個数と同じになるように構成されている。つまり、入力部21からの信号を受け取った第1の出力部22aと第2の出力部22bとは、同じ応答特性となるように構成されている。なお、図1において、1個のLEDで入力部21が構成されているが、複数個のLEDが直列接続されて入力部21が構成されてもよい。
制御回路30は、フォトカプラ20からの伝送信号を受け取って、出力回路40を駆動するように構成されている。また、制御回路30は、第1の制御回路31と第2の制御回路32とで構成され、第1の制御回路31と第2の制御回路32とは互いに電気的に絶縁分離されている。制御回路30は、出力回路40を構成する第1〜第4のMOSFET51〜54のそれぞれのゲート(G)の充放電回路である。第1の制御回路31は、後で述べる第1の出力回路41に含まれる第1及び第2のMOSFET51,52のゲートをそれぞれ充電または放電し、第2の制御回路32は、後で述べる第2の出力回路42に含まれる第3M及び第4のMOSFET53,54のゲートをそれぞれ充電または放電するように構成されている。また、第1の制御回路31と第2の制御回路32は、それぞれ2端子出力の回路である。
図示しないが、第1及び第2の制御回路31,32のそれぞれの内部は、例えば、特許文献1に開示されるように、バイポーラトランジスタと抵抗とで構成される。但し、特にこれに限定されず、充放電回路として一般的な回路構成を適宜取りうる。例えば、デプレッション型MOSFETと抵抗とで制御回路30を構成してもよい。
なお、第1の制御回路31と第2の制御回路32とは、同様の特性を有する素子で構成されており、第1の出力部22aからの信号を受け取った第1の制御回路31と第2の出力部22bからの信号を受け取った第2の制御回路32とは、同じ応答特性となるように構成されている。
出力回路40は、第1の出力回路41と第2の出力回路42とで構成され、第1の出力回路41は、それぞれNチャネルMOSFETである第1及び第2のMOSFET51,52を含んでいる。また、第2の出力回路42は、それぞれNチャネルMOSFETである第3及び第4のMOSFET53,54を含んでいる。第1及び第2のMOSFET51,52は、ソース(S)同士が接続されており、第3及び第4のMOSFET53,54も同様に、ソース(S)同士が接続されている。また、第2のMOSFET52と第3のMOSFET53とはドレイン(D)同士が接続されており、第1〜第4のMOSFET51〜54は互いに直列に接続されている。
第1の制御回路31の一方の端子は、第1及び第2のMOSFET51,52のそれぞれのゲートに共通接続される一方、他方の端子は、第1及び第2のMOSFET51,52のソースの接続点に接続されている。また、第2の制御回路32の一方の端子は、第3及び第4のMOSFET53,54のそれぞれのゲートに共通接続される一方、他方の端子は、第3及び第4のMOSFET53,54のソースの接続点に接続されている。
従って、第1の出力端子61から第2の出力端子62に向かう方向において、第1のMOSFET51と第3のMOSFET53とは、ソースとドレインとの配列方向が同じになるように接続されている。第2のMOSFET52と第4のMOSFET54とは、ソースとドレインとの配列方向が同じになるように接続されている。但し、第1のMOSFET51と第2のMOSFET52とは、ソースとドレインとの配列方向が逆方向であり、第3のMOSFET53と第4のMOSFET54とは、ソースとドレインとの配列方向が逆方向である。
なお、第1〜第4のMOSFET51〜54は、それぞれ同じサイズ及び電気特性となるように構成されている。従って、第1の出力回路41と第2の出力回路42とは同じ出力特性となるように構成されている。
出力端子60は、第1の出力端子61と第2の出力端子62と第3の出力端子63とを有している。第1の出力端子61は、第1の出力回路41のうち、第1のMOSFET51のドレイン(D)に接続されている。第2の出力端子62は、第2の出力回路42のうち、第4のMOSFET54のドレイン(D)に接続されている。また、第3の出力端子63は、第1〜第4のMOSFET51〜54のうちの中間部分に配置されたMOSFETに接続されており、具体的には、第2のMOSFET52のドレインと第3のMOSFET53のドレインとの接続点に接続されている。
次に、MOSFET出力型アイソレータ100の動作について述べる。MOSFET出力型アイソレータ100は、入力信号に応じて、出力端子60間の導通状態が変化するリレースイッチである。
入力端子10に入力信号が入力されると、前述したように、入力部21が発光し、第1の出力部22a及び第2の出力部22bのそれぞれから同じタイミングで伝送信号が出力される。第1の制御回路31は、伝送信号を受け取って、第1及び第2のMOSFET51,52のゲートを充電し、第1の出力回路41を駆動する。同様に、第2の制御回路32は、伝送信号を受け取って、第3及び第4のMOSFET53,54のゲートを充電し、第2の出力回路42を駆動する。
第1及び第2のMOSFET51,52のそれぞれのゲート電圧がしきい値電圧を超えると、第1のMOSFET51のソース−ドレイン間及び第2のMOSFET52のソース−ドレイン間に電流が流れる。また、第3及び第4のMOSFET53,54のそれぞれのゲート電圧がしきい値電圧を超えると、第3のMOSFET53のソース−ドレイン間及び第4のMOSFET54のソース−ドレイン間に電流が流れる。このようにして、第1の出力端子61と第2の出力端子62とが導通状態となり、これらの端子間に出力電流が流れる。
入力信号の供給が停止されると、入力部21も発光を停止し、第1の出力部22a及び第2の出力部22bからは伝送信号が出力されなくなる。第1の制御回路31は、第1及び第2のMOSFET51,52のゲートにそれぞれ蓄積された電荷を放電する。また、第2の制御回路32は、第3及び第4のMOSFET53,54のゲートにそれぞれ蓄積された電荷を放電する。
第1及び第2のMOSFET51,52のそれぞれのゲート電圧がしきい値電圧を下回ると、第1のMOSFET51のソース−ドレイン間及び第2のMOSFET52のソース−ドレイン間に電流が流れなくなる。また、第3及び第4のMOSFET53,54のそれぞれのゲート電圧がしきい値電圧を下回ると、第3のMOSFET53のソース−ドレイン間及び第4のMOSFET54のソース−ドレイン間に電流が流れなくなる。つまり、出力回路40がオフとなり、第1の出力端子61と第2の出力端子62とは非導通状態となる。また、これらの端子間には出力電流が流れなくなる。
なお、第1の出力端子61と第3の出力端子63とが、図示しない負荷に接続される出力端子60として利用される場合もある。同様に、第2の出力端子62と第3の出力端子63とが、図示しない負荷に接続される出力端子60として利用される場合もある。また、図1及び前述の動作説明から明らかなように、出力回路40がオフとなると、第1の出力端子61と第3の出力端子63との間には電流が流れず、これらの端子間は非導通状態となる。また、第2の出力端子62と第3の出力端子63との間には電流が流れず、これらの端子間は非導通状態となる。出力回路40がオフの場合、第3の出力端子63の電位は、第1の出力端子61の電位と第2の出力端子62の電位の中間電位に概ね近い値となる。
[効果等]
以上説明したように、本実施形態に係るMOSFET出力型アイソレータ100は、入力信号が入力される入力端子10と、入力信号を受け取って伝送信号を出力するフォトカプラ(絶縁信号伝送回路)20と、伝送信号を受け取って出力回路40を駆動する制御回路30と、伝送信号に基づいて駆動される出力回路40と、出力回路40に接続される出力端子60と、を少なくとも備えている。
絶縁信号伝送回路は、入力信号を受け取る入力部21と伝送信号を出力する出力部22とが電気的に絶縁されており、出力回路40は、互いに直列接続された第1〜第4のMOSFET51〜54を有している。
第1〜第4のMOSFET51〜54のうちの2つのMOSFET、例えば、第1のMOSFET51と第3のMOSFET53とは、ソースとドレインとの配列方向が同じになるように接続されている。
MOSFET出力型アイソレータ100をこのように構成することで、オフとなった場合の出力回路40の耐圧を向上させることができる。このことについてさらに説明する。
図2は、比較のためのMOSFET出力型アイソレータの概略構成図を、図3は、比較のための別のMOSFET出力型アイソレータの概略構成図をそれぞれ示す。
図2に示す構成は、第2の出力部22bと第3の出力端子63とが省略されている点で図1に示す構成と異なる。また、単一の制御回路30と出力回路40とを有する点で図1に示す構成と異なる。また、図2に示すMOSFET出力型アイソレータ100では、第2のMOSFET52のドレインに、第2の出力端子62が接続されている。
図2に示すMOSFET出力型アイソレータ100の出力端子60に、図示しない負荷が接続され、さらに、入力信号の供給が停止されて出力回路40がオフになった状態を考える。
この場合に、負荷から出力端子60に電圧が印加されると、第1のMOSFET51または第2のMOSFET52のいずれかが逆バイアス状態となる。例えば、第1のMOSFET51が逆バイアス状態になった場合、出力端子60に加わる電圧が、第1のMOSFET51のソース−ドレイン耐圧以上になると、第1の出力端子61と第2の出力端子62とが導通状態になってしまう。また、出力端子60に加わる電圧が第1のMOSFET51のソース−ドレイン耐圧を大きく超えた場合、第1のMOSFET51が破壊されてしまう。
一方、図1に示す本実施形態の構成によれば、2つのMOSFETにおいて、ソースとドレインの配列方向がそれぞれ同じである。このため、出力回路40がオフの状態で、第1の出力端子61と第2の出力端子62との間に電圧が加わった場合、図2に示す構成に比べて、実効的な耐圧を2倍に引き上げることができる。
また、図3に示すように、図2に示すMOSFET出力型アイソレータ100を2組準備し、一方の第2の入力端子12と他方の第1の入力端子11とを配線71で接続するとともに、一方の第2の出力端子62と他方の第1の出力端子61とを配線72で接続する。このようにしても、出力回路40がオフ時の耐圧を図2に示す構成に比べて実効的に2倍に引き上げることができる。
しかし、図3に示す構成では、使用するMOSFET出力側アイソレータ100の個数が2倍になり、また、端子間を配線71,72でそれぞれ接続するため、コストが増加するとともに、MOSFET出力型アイソレータ100が大型化してしまう。また、第2の出力端子62と第1の出力端子61とが接続された部分は、第3の出力端子63に相当するが、この部分に配線72が含まれるため、絶縁のための沿面距離や空間距離を所定以上に短くすることができず、MOSFET出力型アイソレータ100が大型化してしまう。
一方、図1に示す本実施形態の構成によれば、第1の出力回路41と第2の出力回路42とを直列に接続し、1つのパッケージ(図示せず)内に収容することで、出力回路40のオフ時の耐圧を高められる。また、部品点数が増加するのを抑えて、MOSFET出力型アイソレータ100の低コスト化及び小型化が図れる。
制御回路30は、複数の回路、具体的には第1の制御回路31と第2の制御回路32とで構成され、第1及び第2の制御回路31,32のそれぞれは互いに電気的に分離されている。
このようにすることで、第1の制御回路31と第2の制御回路32とが互いに干渉することなく動作し、第1の出力回路41と第2の出力回路42とを独立して動作させることができる。また、第1及び第2の制御回路31,32を、それぞれ耐圧の劣化なく動作させることができる。
また、第1の制御回路31は、ソース同士が接続された第1及び第2のMOSFET51,52のそれぞれのゲートに接続されるとともに、それぞれのソースの接続点に接続されている。第2の制御回路32は、ソース同士が接続された第3及び第4のMOSFET53,54のそれぞれのゲートに接続されるとともに、それぞれのソースの接続点に接続されている。
このようにすることで、第1の出力回路41と第2の出力回路42とは第3の出力端子63から見て対称な回路となる。このことにより、例えば、第1の出力端子61と第2の出力端子62との間に接続される負荷が、DC出力またはAC出力のいずれの場合にも、MOSFET出力型アイソレータ100を入出力間が絶縁されたリレースイッチとして使用することができる。
出力端子60は、第1の出力端子61と第2の出力端子62とを有している。第1の出力端子61は、第1〜第4のMOSFET51〜54の一方の端部に配置された第1のMOSFET51に接続され、第2の出力端子62は、第1〜第4のMOSFET51〜54の他方の端部に配置された第4のMOSFET54に接続されている。
また、出力端子60は、第3の出力端子63をさらに有している。第3の出力端子63は、第1〜第4のMOSFET51〜54のうちの中間部分に配置されたMOSFET、具体的には、第2のMOSFET52のドレインと第3のMOSFET53のドレインとの接続点に接続されている。
出力端子60をこのように構成することで、負荷に接続される端子を、負荷の仕様等に応じて、柔軟に設定できる。例えば、出力電流を大きく取りたい場合や出力回路40のオフ時の耐圧を高く設定したい場合は、直列接続されるMOSFETの個数を増やすため、第1の出力端子61と第2の出力端子62とに負荷が接続される。一方、出力電流が小さくてよい場合や出力回路40のオフ時の耐圧を高くしてなくてもよい場合は、第1の出力端子61または第2の出力端子62のいずれかと第3の出力端子63とに負荷が接続される。
また、第3の出力端子63を設けることで、MOSFET出力型アイソレータ100の内部の検査を容易に行うことができる。いわば、第3の出力端子63を検査用端子として機能させることができる。
例えば、第1の出力端子61と第3の出力端子63との間の出力電流や電圧を測定することで、第1の出力部22aや第1の制御回路31や第1の出力回路41のいずれかで故障が発生しているか否かを判定することができる。また、第2の出力端子62と第3の出力端子63との間の出力電流や電圧を測定することで、第2の出力部22bや第2の制御回路32や第2の出力回路42のいずれかで故障が発生しているか否かを判定することができる。
<変形例1>
図4は、本変形例に係るMOSFET出力型アイソレータの概略構成図を、図5は、別のMOSFET出力型アイソレータの概略構成図をそれぞれ示す。なお、図4,5において、実施形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示す構成は、フォトカプラ20の代わりに磁気結合型アイソレータIC23を用いている点で、実施形態1に示す構成と異なる。また、図4に示す構成では、第1及び第2の出力回路41,42がそれぞれ1つのMOSFETで構成されている点で、実施形態1に示す構成と異なる。第1の制御回路31は、第1のMOSFET51のゲートとソースにそれぞれ接続されている。また、第2の制御回路32は、第3のMOSFET53のゲートとソースにそれぞれ接続されている。
また、図5に示す構成は、フォトカプラ20の代わりに容量結合型アイソレータIC26を用いている点で、実施形態1に示す構成と異なる。
図4に示す磁気結合型アイソレータIC23は、入力部24と出力部25とが電磁結合されて、入力部24から出力部25に信号が伝送される。図5に示す容量結合型アイソレータIC26では、入力部27と出力部28とが容量結合されて、入力部27から出力部28に信号が伝送される。つまり、磁気結合型アイソレータIC23は、実施形態1に示すフォトカプラ20と同様に、入力部24と出力部25とが電気的に絶縁された絶縁信号伝送回路である。また、容量結合型アイソレータIC26も、入力部27と出力部28とが電気的に絶縁された絶縁信号伝送回路である。
本変形例に示すように、絶縁信号伝送回路として種々の構成を取りうる。要は、入出力間が絶縁され、入力信号に応じて伝送信号を出力する回路であればよい。また、図4,5に示す本変形例の構成は、実施形態1に示す構成が奏するのと同様の効果を奏する。つまり、出力回路40がオフとなった場合の耐圧を向上させることができる。また、MOSFET出力型アイソレータ100の低コスト化や小型化が図れる。また、負荷に接続される端子を、負荷の仕様等に応じて、柔軟に設定できる。第3の出力端子63を検査用端子として機能させることができる。
なお、図4に示す構成では、出力回路40に含まれる2つのMOSFETにおいて、ソースとドレインとの配列方向が同方向である。このため、図4に示すMOSFET出力型アイソレータ100は、負荷がDC出力の場合のみにリレースイッチとして使用することができる。
また、図4に示す磁気結合型アイソレータIC23を図1に示すフォトカプラ20や図5に示す容量結合型アイソレータIC26に置き換えられること、また、その逆の置き換えが可能であることは言うまでもない。
(実施形態2)
図6は、本実施形態に係るMOSFET出力型アイソレータの概略構成図を示す。なお、図6において、実施形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6に示す構成と実施形態1に示す構成とでは、第3の出力端子63が省略されている点で異なっており、MOSFET出力型アイソレータ100に要求される仕様によっては、図6に示すようにしてもよい。
例えば、第3の出力端子63が負荷に接続されないように、MOSFET出力型アイソレータ100の仕様が設定されている場合でも、第3の出力端子63を絶縁する必要がある。
このため、各出力端子60間で沿面距離や空間距離を確保する必要がある。しかし、このような場合、MOSFET出力型アイソレータ100をさらに小型化するのが難しかった。
一方、本実施形態によれば、第3の出力端子63を省略することで、第1の出力端子61と第2の出力端子62との間での沿面距離や空間距離を長くとることができ、出力端子60の絶縁性が高められる。また、第1の出力端子61と第2の出力端子62との間の距離を、例えば、図1に示す構成よりも短くとることで、MOSFET出力型アイソレータ100のさらなる小型化が図れる。
なお、本実施形態に示す構成が、実施形態1に示す構成が示すのと同様の効果を奏することは言うまでもない。つまり、出力回路40がオフとなった場合の耐圧を向上させることができる。また、MOSFET出力型アイソレータ100の低コスト化や小型化が図れる。
<変形例2>
図7は、本変形例に係るMOSFET出力型アイソレータの概略構成図を、図8は、比較のためのMOSFET出力型アイソレータの概略構成図をそれぞれ示す。なお、図7,8において、実施形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に示す構成は、第1及び第2の出力回路41,42がそれぞれ1つのMOSFETで構成されている点で、実施形態2に示す構成と異なる。第1の制御回路31は、第1のMOSFET51のゲートとソースにそれぞれ接続され、第2の制御回路32は、第3のMOSFET53のゲートとソースにそれぞれ接続されている点は、図4に示す構成と同様である。
出力回路40を図7に示すように構成してもよく、実施形態2に示す構成が奏するのと同様の効果を奏することができる。つまり、図8に示す構成に比べて、出力回路40がオフとなった場合の耐圧を向上させることができる。また、MOSFET出力型アイソレータ100の低コスト化やさらなる小型化が図れる。
(その他の実施形態)
なお、各実施形態及び各変形例における各構成要素を適宜組み合わせて、新たな実施形態とすることもできる。例えば、実施形態2に示すフォトカプラ20を、変形例1に示す磁気結合型アイソレータIC23や容量結合型アイソレータIC26に置き換えてもよい。
また、実施形態1,2及び変形例1,2において、出力回路40が第1及び第2の出力回路41,42で構成される例を示したが、特にこれに限定されず、MOSFET出力型アイソレータ100は、3つ以上の出力回路40を備えていてもよい。その場合、出力回路40の個数に応じて、絶縁信号伝送回路の出力部22,25,28や制御回路30の個数が増加するのは言うまでもない。
また、MOSFET出力型アイソレータ100が、3つ以上の出力回路40を有する場合、各出力回路40内でのMOSFETの接続関係、または隣り合う出力回路40間でのMOSFETの接続関係は、実施形態1,2に示すのと同じでなくてもよい。
出力回路40がオフ時の耐圧を確保できればよく、例えば、1つの出力回路40内で、ソースとドレインの配列方向が同じであるMOSFETが2つ以上あってもよい。
また、各出力回路40間で、入出力特性やそれぞれに含まれる素子の特性が異なっていてもよく、MOSFET出力型アイソレータ100がリレースイッチとして機能すればよい。この場合も、出力回路40のオフ時の耐圧を向上することができる。
また、第1〜第4のMOSFET51〜54をPチャネルMOSFETとしてもよい。
本開示のMOSFET出力型アイソレータは、オフ時の出力回路の耐圧を向上できるため、種々の負荷に接続されるリレースイッチとして有用である。
10 入力端子
11 第1の入力端子
12 第2の入力端子
20 フォトカプラ(絶縁信号伝送回路)
21 入力部
22 出力部
22a 第1の出力部
22b 第2の出力部
23 磁気結合型アイソレータIC(絶縁信号伝送回路)
24 入力部
25 出力部
26 容量結合型アイソレータIC(絶縁信号伝送回路)
27 入力部
28 出力部
30 制御回路
31 第1の制御回路
32 第2の制御回路
40 出力回路
41 第1の出力回路
42 第2の出力回路
51〜54 第1〜第4のMOSFET
60 出力端子
61 第1の出力端子
62 第2の出力端子
63 第3の出力端子
71,72 配線
100 MOSFET出力型アイソレータ

Claims (8)

  1. 入力信号が入力される入力端子と、
    前記入力信号を受け取って伝送信号を出力する絶縁信号伝送回路と、
    前記伝送信号に基づいて駆動される出力回路と、
    前記伝送信号を受け取って前記出力回路を駆動する制御回路と、
    前記出力回路に接続される出力端子と、を少なくとも備え、
    前記絶縁信号伝送回路は、前記入力信号を受け取る入力部と前記伝送信号を出力する出力部とが電気的に絶縁されており、
    前記出力回路は、互いに直列接続された複数のMOSFETを有しており、
    前記複数のMOSFETのうちの2つ以上のMOSFETが、ソースとドレインとの配列方向が同じになるように接続されていることを特徴とするMOSFET出力型アイソレータ。
  2. 請求項1に記載のMOSFET出力型アイソレータにおいて、
    前記制御回路は複数設けられており、複数の前記制御回路のそれぞれは互いに電気的に分離されていることを特徴とするMOSFET出力型アイソレータ。
  3. 請求項2に記載のMOSFET出力型アイソレータにおいて、
    前記制御回路は、1つのMOSFETのゲートとソースにそれぞれ接続されていることを特徴とするMOSFET出力型アイソレータ。
  4. 請求項2に記載のMOSFET出力型アイソレータにおいて、
    前記制御回路は、ソース同士が接続された2つのMOSFETのそれぞれのゲートに接続されるとともに、それぞれのソースの接続点に接続されていることを特徴とするMOSFET出力型アイソレータ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のMOSFET出力型アイソレータにおいて、
    前記出力端子は、第1の出力端子と第2の出力端子とを少なくとも有しており、
    前記第1の出力端子は、前記複数のMOSFETの一方の端部に配置されたMOSFETに接続され、
    前記第2の出力端子は、前記複数のMOSFETの他方の端部に配置されたMOSFETに接続されていることを特徴とするMOSFET出力型アイソレータ。
  6. 請求項5に記載のMOSFET出力型アイソレータにおいて、
    前記出力端子は、第3の出力端子をさらに有しており、
    前記第3の出力端子は、前記複数のMOSFETのうちの中間部分に配置されたMOSFETに接続されていることを特徴とするMOSFET出力型アイソレータ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のMOSFET出力型アイソレータにおいて、
    前記制御回路は、前記MOSFETのゲートの充放電回路であることを特徴とするMOSFET出力型アイソレータ。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のMOSFET出力型アイソレータにおいて、
    前記絶縁信号伝送回路は、フォトカプラか、または磁気結合型アイソレータICか、あるいは容量結合型アイソレータICであることを特徴とするMOSFET出力型アイソレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4195300A4 (en) * 2020-08-05 2024-02-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. SEMICONDUCTOR RELAY MODULE

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