JP2020184470A - ライト器具 - Google Patents

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JP2020184470A
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泰義 池田
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Abstract

【課題】発光を順次に移すことのできるライト器具を提供すること。【解決手段】通電によって発光するライト本体2と、外部に前記所定の信号を発信する発信部42と、通電がオフの時に外部からの信号を受信する受信部43と、受信部43が所定の信号を受信した時に通電をオンにするオン手段44とを備え、 前記発信部42は、通電がオンの時に外部に所定の信号を発信し、通電がオフの時に外部に前記所定の信号を発信しない、ライト器具1を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、通電する(電流を流す)ことによって発光するライト本体を備え、通電をオン/オフすることのできるライト器具に関する。
停電時に電灯に替えてローソクを灯すことがある。ローソクの火は、火のついた1のローソクの火を、火のついていない他のローソクの芯に近接させることでて、他のローソクに着火することができる。すなわち、火が、数多くのローソクを順次に移る。
ローソクの火に限らず、例えばオリンピックの聖火リレーでは、火のついた1のトーチの火を、火のついていない他のトーチに移す。このように、火を移して順次に着火することは広く行われ、人々に楽しみをもたらす、イベントを盛り上げる、その他の効果を得ている。
火でなく、通電によって発光するライトについても、同様に発光を順次に移すことで、火と同様の効果を得ることが可能であると考えられる。例えば、特許文献1に示すローソク型のライトで発光を順次に移すことで、ローソクと同様の効果を得るものである。しかし、ライトは通電のオン/オフが他のライトと独立に可能であるため、発光を順次に移すことは行われていなかった。
特開2005−078905号公報
本発明は、発光を順次に移すことのできるライト器具を提供することを課題とする。
本発明のライト器具は、
通電によって発光するライト本体と、
前記通電をオフにするオフボタンと、
外部からの信号を受信する受信部と、
前記受信部が所定の信号を受信した時に前記通電をオンにするオン手段と、
外部に前記所定の信号を発信する発信部とを備え、
前記通電をオンにするオンボタンを備えず、
前記受信部は、前記通電がオフの時に外部からの信号を受信し、
前記発信部は、前記通電がオンの時に外部に前記所定の信号を発信し、前記通電がオフの時に外部に前記所定の信号を発信しないことを特徴とする。
この特徴によれば、自らの操作では発光せずに(オンボタンを備えず)、他のライト器具の発光を移されるライト器具を提供することができる。他のライト器具から発行を移されるか否かを「所定の信号」を受信したか否かによって判定するものである。「所定の信号」の詳細については、後述する。
本発明のライト器具は、
通電によって発光するライト本体と、
前記通電をオフにするオフボタンと、
外部からの信号を受信する受信部と、
前記受信部が所定の信号を受信した時に前記通電をオンにするオン手段と、
外部に前記所定の信号を発信する発信部と、
前記通電をオンにするオンボタンとを備え、
前記受信部は、前記通電がオフの時に外部からの信号を受信し、
前記発信部は、前記通電がオンの時に外部に前記所定の信号を発信し、前記通電がオフの時に外部に前記所定の信号を発信しないことを特徴とする。
この特徴によれば、自らの操作で発光し、かつ他のライト器具の発光を移されるライト器具を提供することができる。発光を順次に移すための、起点となる(最初に発行する)ライト器具である。なお、かかるライト器具を用いずに、ライト本体を有さずに所定の信号の発信のみを行う器具を用いることでも、発光を順次に移すことが可能ではある。
本発明のライト器具は、
1の前記ライト器具の前記発信部と他の前記ライト器具の前記受信部との間の通信が、1の前記ライト器具前記発信部と他の前記ライト器具前記受信部とが所定の距離以上に離間している場合には通信を行うことのできない近距離通信であることを特徴とする。
この特徴によれば、火を順次に移すことを模擬し、近接したライト器具の間でのみ発光を移すことができる。ここで、「所定の距離以上に離間している場合には通信を行うことのできない」との表現は、所定の距離以上に離間していない場合には通信を行うことができる」ことを保証しない。例えば所定の距離が3cmである場合に、3cm以上の離間距離では通信を行うことができない(発光が移らない)が、3cm未満の離間距離(例えば2.99cm)で確実に通信を行うことができる保証をすること(通信を行うことができない距離と通信を行うことができる距離との域値を厳密に設定すること)は困難である。そこで、通信を行うことのできない離間距離のみを要件とした。
本発明のライト器具は、
前記所定の距離は、1cm〜3cmであることを特徴とする。
この特徴によれば、ローソクを模し、接触するくらいに近接させた場合にのみ発光が移るライト器具を提供することができる。
本発明のライト器具は、
前記所定の距離は30cm〜50cmであり、前記発信部と前記受信部との離間距離が前記所定の距離よりも10cm以上短い場合には前記通信を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、サイズのある程度大きな聖火トーチ(火が大きい)を模し、多少離れた距離でも発光が移るライト器具を提供することができる。このため、通信を行うことのできない離間距離のみでなく、通信を行うことのできる離間距離をも要件とした。
本発明のライト器具は、
前記発信部と前記受信部とは、いずれも、前記ライト本体との間の距離が、前記所定の距離よりも小さいことを特徴とする。
この特徴によれば、発光が移るか否かについて、ユーザの感覚に近いライト器具を提供することができる。ユーザは、発信部及び送信部の位置でなく、2のライト器具のライト本体の位置が近いことで発光が移ると期待する。そこで、発信部及び送信部の位置を、ライト本体の位置に近づけてユーザの感覚に近いものとする。
本発明によれば、火を移すのと同様の感覚で、発光を順次に移すことのできるライト器具を提供することができる。
図1は、ライト器具を示す図である。(実施例1) 図2は、基盤を示す図である。(実施例1) 図3は、発光を移す操作を示す図である。(実施例1) 図4は、ライト器具を示す図である。(実施例3)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、ライト器具を示す図である。図1(A)にローソク型のライト器具を示す。ライト器具1は、ライト本体2、把持部3及びオフボタン41を備え、把持部3の中に基盤4を備えている。ローソク型に合わせ、ライト本体2がローソクの炎の形状、把持部3がローソクの軸の形状となっている。ライト本体2を発光させ、把持部3を持ってライト器具1を使用することができる。
図1(B)にトーチ型のライト器具を示す。ローソク型のライト器具と同様の構成であるが、聖火リレーに使用されるトーチを模しておりサイズが大きい。図1(B)において基盤4が図1(A)よりも小さく見えるが、基盤4の実際のサイズは図1(A)と図1(B)とで同一でよい(ライト器具1の大きな図1(B)では基盤が小さく描かれている)。
なお、ローソク型、トーチ型以外にも、使用目的に応じて形状・サイズを任意に設計してよい。
図2は、基盤を示す図である。基盤4には、オフボタン41、発信部42、受信部43及び制御部44が設けられている。また、ライト本体2に接続される電線が接続され、基盤によってライト本体2の通電をオン/オフすることができる。
オフボタン41は、それを押下することによってライト本体2への通電をオフにする(ライト本体2の発光を止める)ボタンである。なお、オフボタン41を基盤4の外に設け、基盤4にはオフボタン41の操作によってオン/オフされるスイッチを設けてもよい。
発信部42は、信号を発信する。信号は、受信した他機器がライト器具1からの発信であると判定できる所定の信号である。例えば、所定の周波数の赤外線、ライト器具1のIDを含むデジタルデータが所定の信号となる。ただし、ライト器具1からの発信であると判定できる限りにおいて他の信号でもよい。」
受信部43は、他機器からの信号を受信し、それを制御部44に伝達する。
制御部44は、オフボタン41の操作及び受信部43の受信した信号に基づいて、オン状態とオフ状態とのいずれかを実現する。
オン状態は、電池(非図示)からライト本体2に通電され(ライト本体2が発光し)、発信部42が所定の信号を発信する状態である。受信部43は、他機器からの信号を受信してもしなくてもよい。
オン状態は、ライト本体2に通電されず(ライト本体2が消光し)、発信部42が所定の信号を発信せず、受信部43が他機器からの信号を受信する状態である。なお、発信部42は、所定の信号以外の信号を発信してもよい。
図3は、発光を移す操作を示す図である。2つのライト器具1aと1bとがあり、ライト器具1aはオン状態、ライト器具1bはオフ状態である。オン状態であることを、ライト本体2(2a、2b)の網掛けで示す。ライト器具1aからライト器具1bに発光を移す(ライト器具1bをオン状態にする)手順を示す。
図3(A)に示すように、ライト本体2aをライト本体2bに近づける。ローソクで火を移す時と同様の操作になる。発信部42aが受信部43bから所定の距離(図に円形の1点鎖線で示す)に入り、受信部43bが所定の信号を受信する。
ライト器具1bの制御部44bにより、ライト器具1bがオン状態となる(図3(B)参照)。
ここで、所定の距離は、本実施例では2cmとする。ライト本体2aをライト本体2bに近づけることで、発信部42aが受信部43bから所定の距離に入るものである。なお、使用方法に対応して所定の距離を定めてよい。ローソク型のライト器具1の場合には、1cm〜3cmの間の距離を所定の距離とすることが好ましい。
また、発信部42a(42b)及び受信部43a(43b)はいずれも、ライト本体2a(2b)に近接して配され、ライト本体2a(2b)の一部が発信部42a(42b)及び受信部43a(43b)から所定の距離にある。ライト本体2aと2bとを近づけることで、発信部42aが受信部43bから所定の距離に入るように設計したものである。
ここで、所定の距離は、発信部42と受信部43との通信方法、発信部42の電波強度を設計して設定することができる。トーチ型のライト器具1においては、トーチの大きさに合わせて30cm〜50cmとすることができる。また、トーチ型のライト器具1においては、発信部42aと受信部43bとの間に空間があると考えられるので、所定の距離よりもさらに10cm近づいた場合には確実に通信を行えることが好ましい。
発信部42と受信部43との通信方法は、赤外線通信、ブルートゥース(登録商標)、その他から選択することができる。ここで、所定の距離を1cm〜3cmとするには、赤外線通信が適している。
また、直接的にデータ通信を行わずに、発信部が受信部に近接したことを判断できればよい。例えば、発信部を磁石とし受信部をコイルとして誘導電流によって判断してもよい。また、発信部及び受信部の双方を電極として接触によって判断してもよい(所定の距離=0cm)。
以上、発信部42がオン状態で動作しオフ状態で動作せず、受信部43がオフ状態で動作しオン状態で動作しないものとして説明した。ただし、オフ状態で発信部42を動作させることや、オン状態で受信部43を動作させることも可能である・
発信部42がオフ状態で動作しても、送信するデータにオン状態であるかオフ状態であるかを含めれば問題ない。オン状態であるデータを含む信号が「所定の信号」であり、オフ状態であるデータを含む信号は「所定の信号」ではないものとして取り扱えば、同様の動作が可能である。
受信部43がオン状態で動作して、所定の信号を受信しても、オン状態は保たれるので、同様の動作が可能である。また、オン状態で所定の信号を受信した場合にはライト本体2の光量を増やすなど、火では実現できないライトの特性を活用した応用も考えられる。
以上詳細に説明したように、本実施例のライト器具1は、ローソクやトーチのようにしてライト本体2の発光を他のライト器具1に移すこと、他のライト器具1から移されることができる。また、オフ状態をオン状態にすることが、他のライト器具1から発光を移されることのみによって実現されるので、発光を移すことが必然的に行われ、種々の楽しみ方ができる。
本実施例は、オンボタンを備えたライト器具1を説明するものである。オンボタン以外については、実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。
実施例1に示したライト器具1にオンボタン(非図示)を加える、オンボタンは、オフボタン41の左脇(右脇、上脇、下脇でもよい)に設けることができる。
制御部44は、オンボタン41の操作に基づいて、オン状態を実現する。
以上説明したように、本実施例のライト器具1は、受信部を介して信号を受信しなくとも、オンボタンの操作によってオン状態とすることができる。多数の者が順次に発光を移す場合に、起点となる1人が本実施例のライト器具1を持ち、他の者が実施例1のライト器具1を持つことで、起点となる1人のライト器具1を発光させて後に順次に発光を移すことができる。
本実施例は、把持部3の形態が異なるものである。他の点については、実施例1、2と同様であり、詳細な説明を省略する。
図4は、ライト器具を示す図である。ライト器具1の把持部3はバルーンであり、中空の内部にライト本体2及び基盤4が備えられている。
以上説明したように、本実施例のライト器具1は、バルーン上であり、水に浮かせて使用することができる。2以上のライト器具1を水に浮かせると、ライト器具1が浮遊して、近接したり離間したりする。近接した時に発光が移され、発光が徐々に拡がっていく。ローソクやトーチの火を移すような操作がないので、発信部42及び受信部43をライト本体2に近接させる必要がなく、図のようにバルーンの周縁に設けてもよい。
本発明に係るライト器具1は、発光を移すことができ、種々の効果を得ることができる。多くの場面での利用が考えられる。
1 ライト器具
2 ライト本体
3 把持部
4 基盤
41 オフボタン
42 発信部
43 受信部
44 制御部(オン手段)

Claims (6)

  1. 通電によって発光するライト本体と、
    前記通電をオフにするオフボタンと、
    外部からの信号を受信する受信部と、
    前記受信部が所定の信号を受信した時に前記通電をオンにするオン手段と、
    外部に前記所定の信号を発信する発信部とを備え、
    前記通電をオンにするオンボタンを備えず、
    前記受信部は、前記通電がオフの時に外部からの信号を受信し、
    前記発信部は、前記通電がオンの時に外部に前記所定の信号を発信し、前記通電がオフの時に外部に前記所定の信号を発信しないことを特徴とする、ライト器具。
  2. 通電によって発光するライト本体と、
    前記通電をオフにするオフボタンと、
    外部からの信号を受信する受信部と、
    前記受信部が所定の信号を受信した時に前記通電をオンにするオン手段と、
    外部に前記所定の信号を発信する発信部と、
    前記通電をオンにするオンボタンとを備え、
    前記受信部は、前記通電がオフの時に外部からの信号を受信し、
    前記発信部は、前記通電がオンの時に外部に前記所定の信号を発信し、前記通電がオフの時に外部に前記所定の信号を発信しないことを特徴とする、ライト器具。
  3. 1の前記ライト器具の前記発信部と他の前記ライト器具の前記受信部との間の通信が、1の前記ライト器具前記発信部と他の前記ライト器具前記受信部とが所定の距離以上に離間している場合には通信を行うことのできない近距離通信であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のライト器具。
  4. 前記所定の距離は、1cm〜3cmであることを特徴とする、請求項3に記載のライト器具。
  5. 前記所定の距離は30cm〜50cmであり、前記発信部と前記受信部との離間距離が前記所定の距離よりも10cm以上短い場合には前記通信を行うことを特徴とする、請求項3に記載のライト器具。
  6. 前記発信部と前記受信部とは、いずれも、前記ライト本体との間の距離が、前記所定の距離よりも小さいことを特徴とする、請求項3〜5のいずれか1項に記載のライト器具。
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