JP2020182607A - 天然ひょうたんを利用した成形品 - Google Patents

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【課題】素材を天然ひょうたんとしつつも、需要者にひょうたんであるとは認識されない態様、ひょうたんのくびれが現れないような形で天然ひょうたんを利用して成形した成形品を提供する。【解決手段】天然ひょうたん1は、略中央にくびれ部1cを有しており、くびれ部1cが完全に現れないような形で天然ひょうたん1を切断して利用する。切断面Aで切断することにより、上半分又は下半分の球体を成形でき、くびれ部1c自体を切断することで球体に開口した首部を持つ形状を呈する。また、切断面Bで切断することにより、切断面下部は半球体を成形する。また、切断面C,Dで切断することにより、切断面Cの左側又は右側は半球体を成形し、切断面Dの右側は半球体を成形する。球体の成形品の活用方法としては花器やバルーン、半球体の成形品の活用方法としては食器や皿等の食器がある。【選択図】図1

Description

本発明は、天然ひょうたんを任意に切断して得られる球体又は半球体を利用する成形品に関する。
天然ひょうたんは、うり科の1年生つる科の植物であり、夏に花が咲いて中央部がくびれた果実を結ぶ。古来より果実をくり抜いて乾燥させ、酒や水の容器として利用したり、福を招く縁起物のお土産品として利用したりされている。
我が国で生産されるひょうたんは、自然が醸し出す生育環境から胴のくびれが大変美しいとされており、くびれを残してひょうたん自体の形を損なわないままで、容器やお土産品などとして利用されている例は多々存在する。
例えば、特許文献1に記載のものは、中空乾燥ひょうたんの一部を開口してひょうたん花器又は茶器をなしている(図7参照)。この花器又は茶器もまた、くびれを残してひょうたん自体の形を損なわないように一部を切断して開口したものである。
特開昭59−142200号公報
このように、従来はくびれを残したものが一般的であり、その素材がひょうたんであるとの認識を超えないところに需要者の興味関心を惹きつけていたところである。特に天然ひょうたんの形は千差万別で極めて個性的であるから、ひょうたん自体の形を損なわないようにしてひょうたんの傾きや需要者による鑑賞角度を変えることで、周囲からの眺めを楽しむ鑑賞美を発揮している。
一方、本願発明者は、素材がひょうたんであるとは認識されないような成形をしたところにひょうたんの新たな利用価値を見出して、本願発明を創作するに至った。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、素材を天然ひょうたんとしつつも、需要者にひょうたんであるとは認識されない態様、換言すれば、ひょうたんのくびれが現れないような形で天然ひょうたんを利用して成形した成形品を提供する。
上記目的を達成するため、本発明は、以下のものを提供する。
本発明の第1の成形品は、略中央にくびれ部を有する天然ひょうたんの胴体を切断して、中空の球体又は半球体を成形したことを特徴とするものであり、さらに、くびれ部に対して略平行に胴体を切断することで中空の球体又は半球体を成形したこと、または、くびれ部に対して略垂直に胴体を切断することで中空の半球体を成形したことを特徴とする。また、第2の成形品は、略中央にくびれ部を有する天然ひょうたんのくびれ部を略平行に切断して成形された中空の球体と、球体の切断部に固定され、球体から下方に伸びる吊り部と、吊り部に固定され、球体の下方に位置する台座と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1乃至第3の成形品は、略中央にくびれ部を有する天然ひょうたんの胴体を切断して球体又は半球体を成形していることから、ひょうたんの形の特徴であるくびれ部が現れない成形であり、素材がひょうたんであるとは認識されない成形品を提供でき、ひょうたんの新たな利用価値を創出することができる。
球体の成形品の活用方法としては花器やバルーン、半球体の成形品の活用方法としては食器や皿等の食器の例を後述する。
本発明によれば、素材を天然ひょうたんとしつつもその特徴を喪失させ、天然ひょうたんの新たな利用価値を創出するという効果を有する。
天然ひょうたんの切断態様を示す図。 天然ひょうたんを利用したひょうたんバルーンの外観図。 台座の態様を示す図。 天然ひょうたんを利用した花器の外観図。 天然ひょうたんを利用した食器の外観図。 天然ひょうたんを利用した食器の外観図。 従来の例を示す図。
図1は、本発明の実施の形態に係る天然ひょうたんを利用した成形品を成形するにあたり、天然ひょうたんを切断する切断面A,B,C,D,Eを一点鎖線で表示した切断態様を示す図である。なお、切断態様はこれらA〜Eに限られない。
天然ひょうたん1は、略中央に左右一対となるくびれ部1cを有しており、切断前又は切断後において果肉部1a等の内部組織を除去する前処理を施した後、果皮部1bで形作られた中空形状を呈する。この前処理は、一般的には切断前に行い、柄を切り落とした天然ひょうたん1の最下部に果肉部1aに達する穴1dを開けて水に浸けて放置しておくことで、柔繊維組織である果肉部1aが腐敗作用を受けて徐々に溶解していき、内部が空洞になっていく。放置する期間は、夏場では約1ヶ月、晩秋では約3ヶ月である。
天然ひょうたん1を利用して成形品を成形するには、左右一対となるくびれ部1cが完全に現れないような形で天然ひょうたん1の胴体を切断して利用することとし、例えば、切断面A乃至Eで切断して、球体又は半球体の部分を取り出して利用する。
くびれ部1cを略平行に切断する切断面Aで切断することにより、上半分又は下半分の球体を成形することができる。すなわち、くびれ部1c自体を切断することで球体に開口した首部を持つ形状を呈する。この態様では図2や図4に示す成形品として利用することができる。
くびれ部1cに対して略平行に胴体を切断する切断面Bで切断することにより、切断面下部は半球体を成形する。この態様では図5に示す深みが深い成形品として利用することができる。
左右一対のくびれ部1cに対して略垂直に胴体を切断する切断面C,Dで切断することにより、切断面Cの左側又は右側は半球体を成形して、この態様では図6に示す成形品として利用することができ、また、切断面Dの右側は半球体を成形して、この態様では図5に示す深みが浅い成形品として利用することができる。なお、切断面Cで切断することにより成形させる半球体は、2つの半球体が一連として成形された形状を呈しており、くびれ部1cをくびれ方向とは垂直に切断することで、くびれ部1cが完全に現れないような形で天然ひょうたん1を切断している。
図2は、本発明に係る成形品の一例を示す図であり、天然ひょうたん1を利用したバルーン10の外観図である。
バルーン10は、中空の球体11と、吊り部12と、台座13とから構成された玩具・展示具・置物等の成形品であり、中空の球体11として切断面Aで切断した天然ひょうたん1を利用している。
中空の球体11は、最上部に貫通孔11aを有している場合があり、この貫通孔11aは前処理工程で形成した穴1dでもある。貫通孔11aを利用して、バルーン10を空中展示具として活用する場合の吊り具を取り付けることができる。また、中空の球体11の下部である切断部11bはくびれ部1cが位置していた箇所であるが、くびれ部1cを切断することによりひょうたん自体の形が損なわれている。
球体11の表面は、天然ひょうたんの果皮部1bの外壁そのものでもよいが、ニスや樹脂等で上塗りしてコーティングすることにより色褪せを防ぎ、長持ちさせることができる。また、表面を滑らかにすることで、例えば表面に絵付け、文字・言葉等を描く際に描きやすくすることができる。
吊り部12は、球体11の切断部11bと台座13とに懸架されて固定されており、素材は繊維紐や針金など任意のものでよい。台座13は、吊り部12に固定されて球体11の下方に位置している。台座13の形態としては、図3に示すように、平板状の台座13a、バスケット上の台座13b、略台形状の厚みのある台座13cなど任意であり、台座13にLEDライト14を搭載することで、LEDライトを点灯又は点滅させてバルーンと同じような効果を演出する楽しみを持たせてもよい。
図4は、本発明に係る成形品の一例を示す図であり、天然ひょうたん1を利用した花器21の外観図である。花器21は、中空の球体として切断面Aで切断した天然ひょうたん1を利用している。
花器21には、ドライフラワー22を入れて飾ることができ室内装飾品としても機能する。天然ひょうたん1の果皮部1bは、繊維質で微細な無数の孔があるため、内部の湿度を適度に保つ特性を有する。ドライフラワーは湿気に弱く、湿度が高い場所で管理しているとカビの原因になることから、天然ひょうたんを利用した花器21は、ドライフラワーの飾り具として適している。また、天然ひょうたん1の内壁はガサガサしていることから、ドライフラワーを立たせて固定するのに資している。一方、天然ひょうたん1の外壁は硬いことから頑丈で耐久性があり、入れ物として適している。このように、天然ひょうたんの果皮部の内壁及び外壁の特性の違いを利用して、花器としての利用を効果的に高めることができる。
図5及び図6は、本発明に係る成形品の一例を示す図であり、天然ひょうたん1を利用した食器31,41の外観図であり、切断面C,Dで切断した天然ひょうたん1を利用している。なお、食器として以外にも、置き皿、収容器などの用途にも利用できる。
食器31,41には、食材等を盛り付けることができる。天然ひょうたん1の果皮部1bは水分を通すことから、果皮部1bの表面まできた水が蒸発して気化熱で水温を下げる防水透湿効果を発揮することができ、食材等の温度を適切に保つことができる。なお、自然に水漏れが生じる場合は、柿渋やウレタン系塗料を内壁や外壁に塗布して防水処理を施すこともできる。また、熱可塑性樹脂材料を用いた樹脂被膜又はガラス材料を用いたガラス被膜をすることで、柿渋独特の臭いや塗料の希釈に使用した溶液などの塗料臭を回避することができる。
1…天然ひょうたん(1a:果肉部、1b:果皮部、1c:くびれ部、1d:孔)
11…球体(11a:孔、11b:切断部)
12…吊り部
13…台座
14…LEDライト
21…花器
31,41…食器
A,B,C,D,E…切断面

Claims (3)

  1. 略中央にくびれ部を有する天然ひょうたんの胴体を切断して、中空の球体又は半球体を成形したことを特徴とする天然ひょうたんを利用した成形品。
  2. 前記くびれ部に対して略平行に胴体を切断することで中空の球体又は半球体を成形したこと、または、前記くびれ部に対して略垂直に胴体を切断することで中空の半球体を成形したことを特徴とする請求項1記載の成形品。
  3. 略中央にくびれ部を有する天然ひょうたんの前記くびれ部を略平行に切断して成形された中空の球体と、
    前記球体の切断部に固定され、前記球体から下方に伸びる吊り部と、
    前記吊り部に固定され、前記球体の下方に位置する台座と、
    を有することを特徴とする天然ひょうたんを利用した成形品。

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