JP2020182304A - 電動アクチエータの放熱手段 - Google Patents
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Abstract
【課題】 静音性と防水性を維持しつつ、放熱性を向上することで、連続運転による発熱で出力トルクが低下することを抑えられる電動アクチエータを提供する。【解決手段】 ブラシ付電動モーター1のブラケット部を金属製の放熱ケーシング5bと一体化し、前記ブラケット部に金属製軸受12を取り付けたことで、巻線形回転子13で発生した熱を、巻線形回転子13のシャフト7を通して金属製軸受12からブラケット部を介し放熱ケーシング5bに伝熱させて放熱ケーシング5bの表面から放熱させる。【選択図】 図1
Description
本発明は、静音性と防水性を維持しつつ、放熱性を向上できる電動アクチエータに関するものである。
従来から電動アクチエータは、静音性や防塵・防水性を向上させるため、モーター、前記モーターの回転運動を直線運動に変換する運動変換手段及び前記運動変換手段により変換された直線運動を出力する出力手段をケース内に密封して収めていたが、モーターで発生した熱がケース外に放熱されず、短時間でモーターの温度が上昇して、その結果、モーターを構成するコイルの電気抵抗が高まりモーターの出力トルクの低下が発生していた。
他方、このような問題を解決できる手段として、下記特許文献1の図2に示すように、モーターのステータコアの熱を直接伝導する金属製の放熱手段(放熱用金属板)を樹脂製のハウジング(以下、ケース)の外に放射状に突き出すように配置するアクチエータが提案されている。前記コイルの各相に金属製の放熱手段を備えることで、各相のコイル毎に発生した熱を効率よくケース外に放熱できるようになり、各相の放熱量を均等にすることで、モーターの出力トルクの脈動を抑えることができるようになる。
然るに、上記特許文献1記載の解決手段において、放熱手段はステータ(固定子)側に取り付けられたコイルで発生する熱を放熱する手段であるため、ロータ(回転子)にコイルが取り付けられているモーターでは効率的に放熱できない問題がある。
本発明は、前述の問題点を解決できるものであり、ロータ(回転子)に取り付けられたコイルで発生する熱を効率的に放熱できる手段を提供するものである。
請求項1記載の発明は、駆動源としてのブラシ付きモーター(以下、電動モーターという)と、目的のトルクを得るために前記電動モーターの回転数を減速する減速手段と、前記減速手段で減速された回転運動を直線運動に変換する運動変換手段と、前記運動変換手段により変換された直線運動を出力する出力手段とを備えた電動アクチエータにおいて、アルミニウム製のアクチエータケースの前記電動モーターの取付け部を前記電動モーターのブラケット部として機能させ、前記ブラケット部に金属製の軸受を取り付けたことで、ロータ及びロータに取り付けたコイルで発生する熱をアクチエータケース外に放熱させることに特徴を有する。
請求項1記載の発明によれば、ブラケット部をアルミニウム製のアクチエータケースと一体化し、前記ブラケット部に金属製の軸受を取り付けたことで、ロータに取り付けたコイルで発生した熱が、軸受、ブラケット部に伝導してアクチエータケースの表面から放熱されるため、連続運転による電動モーターの温度上昇が抑えられ、電動モーターの出力トルクの低下を抑えることができる。
本発明の実施例について図1を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に係る電動アクチエータAの断面図である。1は電動アクチエータAの駆動源となる電動モーター、2は電動モーター1の回転出力を複数のギヤ又はギヤとウォームホイールの組み合わせ等により減速する減速手段である。
3は減速手段2から出力される回転運動を直線運動に変換する運動変換手段(ボールねじ)であり、4は運動変換手段3で変換された直線運動を出力する出力手段である。
電動モーター1、減速手段2、運動変換手段3、出力手段4を収めるアクチエータケース5は、アルミニウム製の基部ケーシング5aと放熱ケーシング5bと出力ケーシング5cの3つの部分より構成されている。
基部ケーシング5aには、電動モーター1のシャフト7と軸継手(図示しない)を介して連結される出力軸8、出力軸8を支持する出力軸用軸受9、前記出力軸8に駆動可能に連結された減速手段2(複数のギヤ)、減速手段2により減速された回転運動を運動変換手段3(ボールねじ)のねじ軸3aに伝える駆動連結部6、ねじ軸3aを支持するねじ軸用軸受10を備える。
基部ケーシング5aにおいて、電動モーター1の回転運動を出力軸8から減速手段2を経て駆動連結部6に伝えることで前記回転運動の出力トルクを増加させる。
放熱ケーシング5bのモーター取付け部11は、電動モーター1のブラケット部を兼ねており、電動モーター1のシャフト7を支持する金属製軸受12が設置されている。また、放熱ケーシング5bには運動変換手段3が取り付けられる。
電動モーター1のブラケットとアクチエータケース5を一体化させる方法として、放熱ケーシング5bのモーター取付け部11を電動モーター1のブラケット部として兼ねる構造とすることで、電動モーター1の巻線型回転子13で発生する熱がシャフト7からモーター取付け部11を介して放熱ケーシング5bを含むアクチエータケース5の表面に伝熱され、当該表面から直接外部へ放熱されるため、連続運転による電動モーター1の温度上昇が抑えられ、電動モーター1の出力トルクの低下を抑えることができる。
出力ケーシング5cはテレスコピック状の駆動ロッド14から成る出力手段4を備えており、放熱ケーシング5bと係合することで電動モーター1と運動変換手段3を覆うカバーとなる。
また、基部ケーシング5aと放熱ケーシング5b間、放熱ケーシング5bと出力ケーシング5c間の係合部分には耐熱性のパッキン等のシール材(図示しない)を介在させることで、放熱ケーシング5bの熱によって劣化することなく、防水性が保たれている。
さらに、放熱ケーシング5bと出力ケーシング5cの表面をリブ状の凹凸に成形したり、放熱ケーシング5bをアルミニウムよりも熱伝導率が良い銅製にすることにより、アクチエータケース5表面からの放熱性を向上させ、連続運転による電動モーター1の温度上昇を抑えられ、電動モーター1の出力トルクの低下を抑えることできる。
本発明は、駆動源としてブラシ付きモーターを使用するアクチエータの出力トルクの低下を長時間抑える際に利用される。
1 ブラシ付きモーター(電動モーター)
2 減速手段
3 運動変換手段
3a ねじ軸
4 出力手段
5 アクチエータケース
5a 基部ケーシング
5b 放熱ケーシング
5c 出力ケーシング
6 駆動連結部
7 シャフト
8 出力軸
9 出力軸用軸受
10 ねじ軸用軸受
11 モーター取付け部
12 金属製軸受
13 巻線型回転子
14 駆動ロッド
A 電動アクチエータ
2 減速手段
3 運動変換手段
3a ねじ軸
4 出力手段
5 アクチエータケース
5a 基部ケーシング
5b 放熱ケーシング
5c 出力ケーシング
6 駆動連結部
7 シャフト
8 出力軸
9 出力軸用軸受
10 ねじ軸用軸受
11 モーター取付け部
12 金属製軸受
13 巻線型回転子
14 駆動ロッド
A 電動アクチエータ
Claims (1)
- 駆動源としてのブラシ付きモーター、目的のトルクを得るために前記ブラシ付きモーターの回転数を減速する減速手段と、前記減速手段で減速された回転運動を直線運動に変換する運動変換手段と、前記運動変換手段により変換された直線運動を出力する出力手段とを備えた電動アクチエータにおいて、アルミニウム製のアクチエータケースの前記ブラシ付きモーターの取付け部が前記ブラシ付きモーターのブラケット部として機能し、前記ブラケット部に金属製の軸受を取り付けたことを特徴とした電動アクチュエータの放熱手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019083493A JP2020182304A (ja) | 2019-04-25 | 2019-04-25 | 電動アクチエータの放熱手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019083493A JP2020182304A (ja) | 2019-04-25 | 2019-04-25 | 電動アクチエータの放熱手段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020182304A true JP2020182304A (ja) | 2020-11-05 |
Family
ID=73024533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019083493A Pending JP2020182304A (ja) | 2019-04-25 | 2019-04-25 | 電動アクチエータの放熱手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020182304A (ja) |
-
2019
- 2019-04-25 JP JP2019083493A patent/JP2020182304A/ja active Pending
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