JP2020182066A - スキャナー、およびスキャナーの制御方法 - Google Patents

スキャナー、およびスキャナーの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020182066A
JP2020182066A JP2019082991A JP2019082991A JP2020182066A JP 2020182066 A JP2020182066 A JP 2020182066A JP 2019082991 A JP2019082991 A JP 2019082991A JP 2019082991 A JP2019082991 A JP 2019082991A JP 2020182066 A JP2020182066 A JP 2020182066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
storage area
address
destination
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019082991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7287088B2 (ja
Inventor
裕隆 赤松
Hirotaka Akamatsu
裕隆 赤松
明彦 里見
Akihiko Satomi
明彦 里見
康裕 大島
Yasuhiro Oshima
康裕 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2019082991A priority Critical patent/JP7287088B2/ja
Publication of JP2020182066A publication Critical patent/JP2020182066A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7287088B2 publication Critical patent/JP7287088B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

【課題】ユーザー情報を記憶するためのユーザー設定記憶領域を有効的に活用する。【解決手段】複合機4は、ユーザーごとにユーザー情報を記憶するユーザー記憶領域200が設けられたユーザー設定記憶領域52bと、アドレス情報を記憶するアドレス記憶領域300が複数設けられたアドレス帳記憶領域52cと、を備え、スキャンデータの送信先を示す送信先情報を記憶させる場合、アドレス記憶領域300に送信先情報を記憶させ、ユーザー記憶領域200に、送信先情報を記憶したアドレス記憶領域300を特定するアドレス番号を記憶させる。【選択図】図3

Description

本発明は、スキャナー、およびスキャナーの制御方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示すように、スキャナーでスキャンしたスキャンデータを、スキャナーとネットワーク接続されたPC(Personal Computer)上のフォルダーに送信する機能が知られている。ユーザーは、この機能を利用する際、スキャナーを操作して、スキャンデータの送信先を指定する必要がある。以下、このように、スキャン動作ごとに指定された送信先にスキャンデータを送信する機能を「第1送信機能」と称する。そこで、この操作を簡略化するため、ユーザーごとに予めスキャンデータの送信先を設定しておく機能が知られている。以下、このように、ユーザーごとに設定された送信先にスキャンデータを送信する機能を「第2送信機能」と称する。ユーザーは、スキャン動作を指示する際、第2送信機能を指定するだけで、予め設定しておいた送信先に、スキャンデータを送信させることができる。
特開2007−104535号公報
第2送信機能を利用可能とするためには、スキャンデータの送信先を記憶するための記憶領域を必要とするが、送信先を記憶させ得る容量の記憶領域をユーザーごとに確保すると、第2送信機能を利用しないユーザーがいるにも関わらず、記憶装置のリソースを大きく浪費してしまう。
本発明のスキャナーは、ユーザーごとにユーザー記憶領域が設けられた第1記憶領域と、アドレス情報を記憶するアドレス記憶領域が設けられた第2記憶領域と、スキャンデータの送信先を示す送信先情報を記憶させる場合、アドレス記憶領域に送信先情報を記憶させ、ユーザー記憶領域に、送信先情報を記憶したアドレス記憶領域を特定する特定情報を記憶させる記憶制御部と、を備える。
本発明のスキャナーの制御方法は、ユーザーごとにユーザー記憶領域が設けられた第1記憶領域と、アドレス情報を記憶するアドレス記憶領域が設けられた第2記憶領域と、を備えたスキャナーの制御方法であって、スキャンデータの送信先を示す送信先情報を記憶させる場合、アドレス記憶領域に送信先情報を記憶させるステップと、ユーザー記憶領域に、送信先情報を記憶したアドレス記憶領域を特定する特定情報を記憶させるステップと、を実行する。
ネットワークシステムのシステム構成図である。 複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。 ユーザー設定記憶領域およびアドレス帳記憶領域の説明図である。 管理者PCに表示されるユーザー設定画面の一例を示す図である。 複合機に表示されるホーム画面の一例を示す図である。 複合機に表示されるスキャンtoフォルダー機能画面のスキャン設定フォルダーを選択した状態の一例を示す図である。 複合機に表示されるスキャンtoフォルダー機能画面の宛先フォルダーを選択した状態の一例を示す図である。 複合機に表示されるスキャンtoマイフォルダー機能画面の一例を示す図である。 第2ユーザー情報をROMに記憶させる手順の第1工程を示す説明図である。 第2ユーザー情報をROMに記憶させる手順の第2工程を示す説明図である。 第2ユーザー情報をROMに記憶させる手順の第3工程を示す説明図である。
以下、一実施形態に係るスキャナー、およびスキャナーの制御方法について、添付図面を参照して説明する。図1は、「スキャナー」を適用した複合機4を含むネットワークシステムSYのシステム構成図である。
ネットワークシステムSYは、管理者PC1と、ユーザーPC2と、ファイルサーバー3と、複合機4と、を備え、これらはネットワークNWを介して接続されている。ネットワークNWは、例えばインターネット通信網や社内LAN(Local Area Network)である。
なお、同図では、ネットワークシステムSY内に、管理者PC1、ユーザーPC2、ファイルサーバー3および複合機4が、それぞれ1台ずつ含まれている例を示しているが、それぞれ複数台ずつ含まれていてもよい。
管理者PC1は、複合機4の管理担当者が操作するPCである。ネットワークシステムSYが企業等で用いられる場合、管理担当者は、管理者PC1を用いて、各社員が複合機4を利用するためのユーザー情報を設定する。以下、ユーザー情報の設定対象となる社員を、「ユーザー」と称する。管理者PC1は、後述するユーザー設定画面D11(図4参照)を用いて、ユーザー情報を設定する。
ユーザーPC2は、各ユーザーが操作するPCである。また、ファイルサーバー3は、データファイルの保存を目的としたサーバーである。ファイルサーバー3には、複数のユーザーが利用可能な共有フォルダーが作成されている。
複合機4は、スキャン機能、印刷機能、コピー機能およびファクス機能を有するMFP(Multifunction Peripheral)である。本実施形態に係る複合機4は、利用に際してユーザー認証を必要とする。ユーザーは、カードIDが記録されたカード状媒体である認証カードを、複合機4のカードリーダー43(図2参照)に読み取らせることによりログイン操作を行う。若しくは、ユーザーは、ユーザーIDとパスワードを、操作パネル44のログイン画面(図示省略)に入力することによりログイン操作を行う。なお、以下の説明において、複合機4のユーザー認証に成功したユーザーを、「複合機4にログインしているユーザー」と称する。
また、本実施形態に係る複合機4は、スキャン機能の一種として、スキャン機能によりスキャンしたスキャンデータをユーザーPC2やファイルサーバー3に送信する機能を有している。具体的には、複合機4は、スキャン動作ごとに送信先を指定してスキャンデータを送信する「スキャンtoフォルダー機能」と、予めユーザーごとに設定された送信先にスキャンデータを送信する「スキャンtoマイフォルダー機能」と、を有している。複合機4は、操作パネル44にて、これらの機能の指定を選択的に受け付ける。なお、「スキャンtoフォルダー機能」は、「第1送信機能」の一例であり、「スキャンtoマイフォルダー機能」は、「第2送信機能」の一例である。
例えば、複合機4は、前者の「スキャンtoフォルダー機能」の指定を受け付けた場合、さらにスキャンデータの送信先の指定を受け付け、指定された送信先にスキャンデータを送信する。また、複合機4は、後者の「スキャンtoマイフォルダー機能」の指定を受け付けた場合、スキャンデータの送信先の指定を受け付けることなく、複合機4にログインしているユーザーのユーザー情報として予め設定されたスキャンデータの送信先に、スキャンデータを送信する。
複合機4は、「スキャンtoフォルダー機能」を受け付けた場合、スキャンデータの送信先として、ユーザーPC2またはファイルサーバー3内のフォルダーの指定を受け付け可能である。同様に、複合機4は、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用するためにユーザー情報として設定されるスキャンデータの送信先として、ユーザーPC2またはファイルサーバー3内のフォルダーの指定を受け付け可能である。つまり、「UserA」については、「UserA」のユーザーPC2内のフォルダーを、スキャンデータの送信先として指定し、「UserB」については、ファイルサーバー3内の共有フォルダーを、スキャンデータの送信先として指定する、といった設定が可能である。
次に、図2を参照し、複合機4のハードウェア構成について説明する。複合機4は、制御部41、通信部42、カードリーダー43、操作パネル44、読取機構45および印刷機構46を備えている。制御部41は、「記憶制御部」および「提示制御部」の一例である。また、操作パネル44は、「受付部」および「提示部」の一例である。
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52およびRAM(Random Access Memory)53を含み、複合機4内の各部を制御する。ROM52は、ファームウェア52aを記憶すると共に、ユーザー設定記憶領域52bおよびアドレス帳記憶領域52cを含む。ユーザー設定記憶領域52bは、「第1記憶領域」の一例であり、アドレス帳記憶領域52cは、「第2記憶領域」の一例である。
なお、制御部41は、CPU51以外のプロセッサーを用いてもよい。例えば、プロセッサーは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路でもよいし、1以上のCPUとASIC等のハードウェア回路が協働して動作する構成でもよい。
ファームウェア52aは、複合機4を動作させるための制御プログラムである。CPU51は、ファームウェア52aを、RAM53に展開して実行することにより、スキャン機能など各種機能を実現する。
ユーザー設定記憶領域52bは、管理者PC1によりユーザー設定画面D11(図4参照)を用いて設定されたユーザー情報の一部を記憶する。また、アドレス帳記憶領域52cは、管理者PC1によりアドレス設定画面(図示省略)を用いて設定されたアドレス情報や、ユーザー設定画面D11(図4参照)を用いて設定されたユーザー情報の一部を記憶する。
なお、ユーザー設定記憶領域52bおよびアドレス帳記憶領域52cについては、後に詳述する。また、これらの領域に記憶されるユーザー情報およびアドレス情報は、管理者PC1だけではなく、ユーザーPC2や、複合機4の操作パネル44を用いて、設定可能としてもよい。
通信部42は、ネットワークNWを介して、管理者PC1、ユーザーPC2およびファイルサーバー3と通信する。例えば、通信部42は、読取機構45でスキャンしたスキャンデータを、ユーザーPC2やファイルサーバー3など、指定された送信先に送信する。
カードリーダー43は、認証カードからカードIDを読み取る。制御部41は、認証カードから読み取ったカードIDに基づいてユーザー認証を行う。
操作パネル44は、ユーザーからの各種操作を受け付けると共に、ユーザーに対し各種情報を提示する。本実施形態において操作パネル44は、主に、「スキャンtoフォルダー機能」と、「スキャンtoマイフォルダー機能」と、の指定を選択的に受け付けるために用いられる。また、操作パネル44は、「スキャンtoフォルダー機能」が指定された場合の、スキャンデータの送信先の指定を受け付けるためにも用いられる。
読取機構45は、読取台に載置された原稿から、スキャンデータを読み取る機構である。読取機構45には、原稿に光を照射する光源、原稿から反射された光を取り込むレンズアレイ、レンズアレイの出力を電気信号に変換するイメージセンサー、などが含まれる。なお、読取機構45は、複合機4のスキャン機能やコピー機能に用いられる。
印刷機構46は、コピー用紙等の印刷媒体に印刷を行う機構である。例えばインクジェット方式の場合、印刷機構46には、インクジェットヘッド、インクジェットヘッドを駆動するヘッド駆動機構、印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構などが含まれる。また、例えば電子写真方式の場合、印刷機構46には、レーザー光源、転写機構、印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構などが含まれる。なお、印刷機構46は、複合機4の印刷機能やコピー機能に用いられる。
次に、図3を参照し、ユーザー設定記憶領域52bおよびアドレス帳記憶領域52cについて説明する。同図に示すように、ユーザー設定記憶領域52bには、ユーザーごとに設定されたユーザー情報を記憶するための複数のユーザー記憶領域200が確保されている。また、各ユーザー記憶領域200は、第1ユーザー領域210と、第1ユーザー領域210の記憶容量より少ない記憶容量の第2ユーザー領域220と、を含む。第1ユーザー領域210は、ユーザー設定画面D11の、後述する第1設定領域E1(図4参照)で設定されたユーザー情報である第1ユーザー情報が記憶される領域である。また、第2ユーザー領域220は、アドレス帳記憶領域52c内の、後述するアドレス記憶領域300を特定する特定情報が記憶される領域である。
一方、アドレス帳記憶領域52cは、アドレス情報を記憶するための複数のアドレス記憶領域300が確保されている。各アドレス記憶領域300は、「No.1」、「No.2」などのアドレス番号により区別される。アドレス情報は、管理者PC1によりアドレス設定画面(図示省略)を用いて設定されたアドレス設定情報と、ユーザー設定画面D11の、後述する第2設定領域E2(図4参照)で設定されたユーザー情報である第2ユーザー情報と、を含む。
アドレス設定情報は、アドレス種別、アドレス、アドレス名称およびインデックス情報を含む。ここで、アドレス種別とは、アドレスの種別、すなわちアドレスがSMB(Server Message Block)サーバーにあるのか、FTP(File Transfer Protocol)サーバーにあるのか、を示す情報である。また、アドレスとは、「スキャンtoフォルダー機能」が指定された場合、スキャンデータの送信先を示す情報である。また、アドレス名称とは、ユーザーが任意に付与したアドレスの名称である。また、インデックス情報とは、アドレス番号やアドレス名称に基づいてアドレスを検索するための情報である。制御部41は、管理者PC1からアドレス設定情報を受信すると、受信したアドレス設定情報を未使用のアドレス記憶領域300に記憶させる。
なお、管理者PC1において、アドレス設定情報を設定する際にアドレス番号を指定可能としてもよい。この場合、制御部41は、アドレス設定情報を、管理者PC1から指定されたアドレス番号のアドレス記憶領域300に記憶させる。
一方、第2ユーザー情報は、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用するユーザーが、ユーザー設定画面D11の第2設定領域E2(図4参照)において設定する、スキャンデータの送信先に関する情報である。第2ユーザー情報は、アドレス設定情報と異なり、インデックス情報を含まない。また、第2ユーザー情報は、「送信先情報」の一例である。
なお、アドレス帳記憶領域52c内の各アドレス記憶領域300は、「スキャンtoフォルダー機能」で利用でき、「スキャンtoマイフォルダー機能」で利用できない第1アドレス記憶領域と、「スキャンtoフォルダー機能」で利用できず、「スキャンtoマイフォルダー機能」で利用できる第2アドレス記憶領域と、未使用領域と、に分類される。第1アドレス記憶領域に記憶されるアドレス情報は、「スキャンtoフォルダー機能」が指定された場合の、スキャンデータの送信先の指定や、ファクス機能が指定された場合のファクスデータの送信先の指定に用いられる。また、第2アドレス記憶領域に記憶されるアドレス情報は、「スキャンtoマイフォルダー機能」が指定された場合の、スキャンデータの送信先として用いられる。
制御部41は、管理者PC1からユーザー情報を受信すると、受信したユーザー情報のうち、第1ユーザー情報を、ユーザー設定記憶領域52b内の第1ユーザー領域210に記憶させ、第2ユーザー情報を、アドレス帳記憶領域52c内のアドレス記憶領域300に記憶させる。このとき、制御部41は、第2ユーザー情報を記憶するアドレス記憶領域300を特定する特定情報を、第1ユーザー情報を記憶したユーザー記憶領域200内の第2ユーザー領域220に記憶させる。本実施形態では、アドレス記憶領域300を特定する特定情報として、アドレス記憶領域300のアドレス番号を用いる。つまり、制御部41は、特定情報として、アドレス番号である「No.1」、「No.2」などを、第2ユーザー領域220に記憶させる。
次に、図4を参照し、管理者PC1に表示されるユーザー設定画面D11について説明する。ユーザー設定画面D11は、第1設定領域E1と、第2設定領域E2と、適用ボタン75と、キャンセルボタン76と、を表示する。第1設定領域E1は、第1ユーザー情報を設定する領域であり、第2設定領域E2は、第2ユーザー情報を設定する領域である。上記のとおり、第2設定領域E2は、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用するユーザーのみ、必要事項が入力される。
第1設定領域E1は、ユーザーID入力領域61と、ユーザー表示名入力領域62と、パスワード入力領域63と、認証カードID入力領域64と、部門入力領域65と、メールアドレス入力領域66と、を含む。
ユーザーID入力領域61には、ユーザーを識別するユーザーIDが入力される。ユーザー表示名入力領域62には、複合機4にログインしているユーザーを示すユーザー表示名が入力される。パスワード入力領域63には、ログイン操作時に必要となるパスワードが入力される。認証カードID入力領域64には、ユーザーの認証カードに記録されているカードIDが入力される。部門入力領域65には、ユーザーが所属する部門が入力される。メールアドレス入力領域66には、ユーザーのメールアドレスが入力される。
第2設定領域E2は、種別入力領域67、送信先入力領域68と、ユーザー名入力領域69と、パスワード入力領域70と、を含む。これらの各領域に入力された情報、すなわち送信先種別、送信先、ユーザー名およびパスワードが、第2ユーザー情報として、アドレス帳記憶領域52c内のアドレス記憶領域300に記憶される。
種別入力領域67には、スキャンデータの送信先種別、すなわち送信先がSMBサーバーにあるのか、FTPサーバーにあるのか、が選択的に入力される。送信先入力領域68には、スキャンデータの送信先が入力される。ユーザー名入力領域69およびパスワード入力領域70には、スキャンデータの送信先となるフォルダーを有するPCにログインするために必要となるユーザー名およびパスワードが、それぞれ入力される。
管理者PC1は、第1設定領域E1および第2設定領域E2において、ユーザー情報が入力された後、適用ボタン75が選択されると、第1設定領域E1および第2設定領域E2の入力内容に基づくユーザー情報を、複合機4に送信する。また、管理者PC1は、キャンセルボタン76が選択されると、第1設定領域E1および第2設定領域E2の入力内容をキャンセルする。
次に、図5ないし図8を参照し、複合機4の操作パネル44に表示される各種画面について説明する。図5は、ホーム画面D41の一例を示す図である。ホーム画面D41は、ユーザーが複合機4にログインした後、最初に表示される画面である。ホーム画面D41は、ユーザー表示欄81と、機能選択ボタン82と、を表示する。
ユーザー表示欄81は、複合機4にログインしたユーザーのユーザー表示名を表示する。制御部41は、ログイン操作が行われると、ユーザー設定記憶領域52bを参照し、ログインしたユーザーのユーザーIDまたはカードIDを含むユーザー情報が記憶されているユーザー記憶領域200からユーザー表示名を読み出し、読み出したユーザー表示名をユーザー表示欄81に表示させる。
機能選択ボタン82は、印刷ボタン82aと、コピーボタン82bと、スキャンボタン82cと、ファクスボタン82dと、スキャンtoフォルダー機能ボタン82eと、スキャンtoマイフォルダー機能ボタン82fと、を含む。
印刷ボタン82aは、印刷機能を指定するボタンである。コピーボタン82bは、コピー機能を指定するボタンである。スキャンボタン82cは、スキャン機能を指定するボタンである。ファクスボタン82dは、ファクス機能を指定するボタンである。スキャンtoフォルダー機能ボタン82eは、スキャンtoフォルダー機能を指定するボタンである。スキャンtoマイフォルダー機能ボタン82fは、スキャンtoマイフォルダー機能を指定するボタンである。
なお、制御部41は、スキャンボタン82cが指定された後、スキャン動作が指示されると、スキャン動作によりスキャンしたスキャンデータを、複合機4内に設けられた所定の記憶領域に記憶させる。また、制御部41は、スキャンtoフォルダー機能ボタン82eが指定され、さらにスキャンデータの送信先が指定された後、スキャン動作が指示されると、スキャン動作によりスキャンしたスキャンデータを、指定された送信先に送信する。また、制御部41は、スキャンtoマイフォルダー機能ボタン82fが指定され、スキャン動作が指示されると、スキャン動作によりスキャンしたスキャンデータを、予めユーザー情報の一部として設定された送信先(図4の符号68参照)に送信する。
図6および図7は、スキャンtoフォルダー画面D42の一例を示す図である。スキャンtoフォルダー画面D42は、スキャンtoフォルダー機能ボタン82eが指定された場合に表示される画面である。スキャンtoフォルダー画面D42は、第1送信先表示欄91と、直接入力ボタン92と、設定欄93と、第1保存ボタン94と、を表示する。
第1送信先表示欄91は、スキャンデータの送信先を表示する。直接入力ボタン92は、スキャンデータの送信先を入力するためのキーボード(図示省略)を表示させるためのボタンである。キーボードを用いて入力された送信先は、第1送信先表示欄91に表示される。
設定欄93は、スキャン設定タブ93aと、宛先タブ93bと、を含む。図6は、このうちスキャン設定タブ93aが選択された状態を示す図である。制御部41は、スキャン設定タブ93aが選択されると、カラー設定ボタン95aと、ファイル形式ボタン95bと、解像度ボタン95cと、両面設定ボタン95dと、原稿読み取りボタン95eと、原稿種類ボタン95fと、を含む第1設定ボタン95を表示する。
カラー設定ボタン95aは、モノクロまたはカラーを指定するカラー設定画面(図示省略)を表示させるためのボタンである。ファイル形式ボタン95bは、ファイル形式を指定するファイル形式指定画面(図示省略)を表示させるためのボタンである。解像度ボタン95cは、解像度を指定する解像度指定画面(図示省略)を表示させるためのボタンである。両面設定ボタン95dは、両面設定または片面設定を指定する両面設定画面(図示省略)を表示させるためのボタンである。原稿読み取りボタン95eは、原稿サイズを自動検知させるか否かを指定する原稿読取り画面(図示省略)を表示させるためのボタンである。原稿種類ボタン95fは、文字または画像などの原稿種類を指定する原稿種類画面(図示省略)を表示させるためのボタンである。
一方、図7は、設定欄93において、宛先タブ93bが選択された状態を示す図である。制御部41は、宛先タブ93bが選択されると、名称検索ボタン96と、番号検索ボタン97と、番号選択欄98と、宛先表示欄99と、選択ボタン100と、を表示する。
名称検索ボタン96は、スキャンデータの送信先を、アドレス名称で検索するための名称検索画面(図示省略)を表示させるためのボタンである。名称検索画面では、アドレス名称の頭文字などを入力して、スキャンデータの送信先となるアドレスを検索させることが可能となっている。制御部41は、インデックス情報として記憶されている「あ」、「い」、「う」などの文字に基づいて、アドレスを検索する。また、名称検索画面では、検索結果に基づいて、スキャンデータの送信先となるアドレスが指定される。
番号検索ボタン97は、スキャンデータの送信先を、アドレス番号で検索するための番号検索画面(図示省略)を表示させるためのボタンである。番号検索画面では、アドレス番号の一部を指定して、スキャンデータの送信先となるアドレスを検索させることが可能となっている。例えば、「10番台」、下一桁が「1」などを指定して検索させることが可能である。制御部41は、インデックス情報として記憶されている、アドレス番号を示す数字に基づいて、アドレスを検索する。また、番号検索画面では、検索結果に基づいて、スキャンデータの送信先となるアドレスが指定される。
番号選択欄98は、アドレス帳記憶領域52cに登録されているアドレス設定情報のアドレス番号を表示する。同図は、アドレス番号「No.1」、「No.5」、「No.10」、「No.20」、「No.30」、「No.Y」のアドレス記憶領域300に、アドレス設定情報が登録されている場合の表示例を示している。番号選択欄98に表示されるアドレス番号は、「アドレス候補」の一例である。
なお、制御部41は、「スキャンtoマイフォルダー機能」用に確保されたアドレス記憶領域300である第2アドレス記憶領域のアドレス番号を番号選択欄98に表示させない。例えば、ROM52内に、図3に示したアドレス帳記憶領域52cが記憶されている場合、「スキャンtoマイフォルダー機能」用に確保された、アドレス番号「No.3」を示す「003」を表示させない。また、当然であるが、制御部41は、未使用領域のアドレス番号「No.3」を示す「003」も番号選択欄98に表示させない。
また、第2アドレス記憶領域内の第2ユーザー情報は、インデックス情報を有しないため、名称検索画面および番号検索画面においても、検索できないようになっている。このように、制御部41は、「スキャンtoマイフォルダー機能」以外の機能が指定された場合、「スキャンtoマイフォルダー機能」用に確保された第2アドレス記憶領域内の第2ユーザー情報を、複合機4の操作者に提示しない。
一方、宛先表示欄99は、名称検索画面および番号検索画面で指定されたアドレス、または番号選択欄98で選択されたアドレス番号に対応するアドレスを暗号化した宛先情報を表示する。制御部41は、宛先表示欄99に宛先情報が表示された状態で、選択ボタン100が選択されると、表示されている宛先情報に対応するアドレス、すなわちスキャンデータの送信先を、第1送信先表示欄91に表示させる。なお、宛先表示欄99には、アドレスを暗号化した宛先情報ではなく、暗号化していないアドレスを表示してもよい。
制御部41は、第1送信先表示欄91にスキャンデータの送信先が表示された状態で、第1保存ボタン94が選択されると、スキャン動作を実行し、スキャン設定タブ93aの設定に基づくスキャンデータを、第1送信先表示欄91に表示された送信先に送信する。なお、第1保存ボタン94の選択は、「スキャン動作の指示」の一例である。
図8は、スキャンtoマイフォルダー画面D43の一例を示す図である。スキャンtoマイフォルダー画面D43は、スキャンtoマイフォルダー機能ボタン82fが指定された場合に表示される画面である。スキャンtoマイフォルダー画面D43は、第2送信先表示欄101と、スキャン設定欄102と、第2保存ボタン103と、を表示する。
第2送信先表示欄101は、複合機4にログインしているユーザーのユーザー情報に含まれるスキャンデータの送信先を表示する。制御部11は、ユーザー設定記憶領域52bを参照し、ログインしているユーザーのユーザーIDやカードIDを記憶しているユーザー記憶領域200からスキャンデータの送信先を読み出し、読み出したスキャンデータの送信先を第2送信先表示欄101に表示させる。スキャンtoマイフォルダー画面D43では、画面が表示された時点で、第2送信先表示欄101に送信先が入力された状態となっている。
スキャン設定欄102は、カラー設定ボタン105aと、ファイル形式ボタン105bと、解像度ボタン105cと、両面設定ボタン105dと、原稿読み取りボタン105eと、原稿種類ボタン105fと、を含む第2設定ボタン105を表示する。第2設定ボタン105は、図6に示した第1設定ボタン95と同様に機能する。
制御部41は、第2送信先表示欄101に送信先が表示された状態で、第2保存ボタン103が選択されると、スキャン動作を実行し、スキャン設定欄102の設定に基づくスキャンデータを、第2送信先表示欄101に表示された送信先に送信する。なお、第2保存ボタン103の選択は、「スキャン動作の指示」の一例である。
次に、図9ないし図11を参照し、第2ユーザー領域220に記憶される情報と、第2ユーザー情報をROM52に記憶させる手順について説明する。図9ないし図11では、「UserA」、「UserB」、「UserC」および「UserX」と、各ユーザー記憶領域200との紐づけが既に行われている状態を示している。つまり、少なくとも第1ユーザー情報の「ユーザーID」が、各ユーザー記憶領域200内の第1ユーザー領域210に記憶されている場合を示している。
また、「UserC」については、矢印A1に示すように、アドレス番号「No.2」のアドレス記憶領域300に第2ユーザー情報が記憶され、「UserC」の第2ユーザー領域220に、第2ユーザー情報を記憶したアドレス記憶領域300を特定するアドレス番号「No.2」が記憶されている状態を示している。つまり、「UserC」は、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用するユーザーである。
これに対し、「UserA」および「UserB」については、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用しないユーザーであることを示している。この場合、制御部41は、第2ユーザー領域220に、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用しない旨の情報を記憶させる。「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用しない旨の情報としては、例えば「利用しない」を記憶させる。
一方、図9ないし図11では、アドレス番号「No.3」のアドレス記憶領域300が未使用領域である状態を示している。
管理者PC1は、ユーザー設定画面D11(図4参照)の第2設定領域E2に必要事項が入力され、適用ボタン75が選択されると、第2ユーザー情報を含む「UserA」のユーザー情報を複合機4に送信する。複合機4の制御部41は、管理者PC1から「UserA」のユーザー情報を受信すると、図9に示すように、第2ユーザー情報を記憶させるユーザー記憶領域200を特定し、アドレス帳記憶領域52cの未使用領域を探す。ここでは、アドレス番号「No.3」のアドレス記憶領域300が探し出されたものとする。
続いて、制御部41は、図10に示すように、探し出したアドレス番号「No.3」のアドレス記憶領域300を、「スキャンtoマイフォルダー機能」で利用できる第2アドレス記憶領域として確保し、アドレス番号「No.3」のアドレス記憶領域300に、第2ユーザー情報を記憶させる。
続いて、制御部41は、図11の矢印A2に示すように、第2ユーザー情報を記憶させたアドレス記憶領域300のアドレス番号「No.3」を、「UserA」のユーザー記憶領域200内の第2ユーザー領域220に記憶させる。
なお、特に図示しないが、管理者PC1が、ユーザー設定画面D11において新規にユーザー情報を設定した場合、すなわち、ユーザー設定記憶領域52bにおいて、ユーザー記憶領域200とユーザーIDとの紐づけが行われていない状態の場合、制御部41は、未使用のユーザー記憶領域200にユーザー情報を記憶させる。
以上説明したとおり、本実施形態に係る複合機4は、スキャンデータの送信先を示す第2ユーザー情報をROM52に記憶させる場合、アドレス帳記憶領域52c内のアドレス記憶領域300に第2ユーザー情報を記憶させ、ユーザー設定記憶領域52b内のユーザー記憶領域200に、第2ユーザー情報を記憶したアドレス記憶領域300を特定するアドレス番号を記憶させる。このように、複数のアドレス記憶領域300が予め確保されているアドレス帳記憶領域52cを流用することで、ユーザー記憶領域200に第2ユーザー情報を記憶させる場合と比較して、ユーザー記憶領域200として確保しておくべき記憶容量を小さくすることができ、結果的に、ユーザー設定記憶領域52bを有効的に活用することができる。また、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用するユーザー分だけ、アドレス記憶領域300に第2ユーザー情報を記憶させればよく、ユーザー設定記憶領域52bに第1ユーザー情報を記憶している全てのユーザーについて、第2ユーザー情報を記憶するためのアドレス記憶領域300を確保しておく必要がないため、アドレス帳記憶領域52cも有効的に活用することができる。
また、複合機4は、スキャン動作の指示ごとに送信先が指定され、指定された送信先にスキャンデータを送信する「スキャンtoフォルダー機能」と、スキャナーにログインしているユーザーのユーザー記憶領域200に記憶されたアドレス番号により特定されるアドレス記憶領域300に記憶されている第2ユーザー情報の送信先にスキャンデータを送信する「スキャンtoマイフォルダー機能」と、を有しているため、ユーザーは、これらの機能をニーズに応じて使い分けることができる。
また、複合機4は、ホーム画面D41において、スキャンtoフォルダー機能ボタン82eが選択された場合、スキャンtoフォルダー画面D42において、「スキャンtoマイフォルダー機能」用として確保したアドレス記憶領域300内の第2ユーザー情報が示す送信先を提示しないため、第2ユーザー情報の不正利用を抑制することができる。
また、複合機4は、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用しないユーザーの第2ユーザー領域220には、アドレス番号に代えて、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用しない旨を示す「利用しない」の文字を記憶させるため、「利用しない」の文字が記憶されているか否かに応じて、ユーザー記憶領域200に対応するユーザーが、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用するのか否かの判断を容易に行うことができる。つまり、複合機4は、「利用しない」の文字を第2ユーザー領域220に記憶させない場合、ユーザー記憶領域200に対応するユーザーが、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用するのか否かの判断を行うために、ユーザー記憶領域200のサイズを判断し、さらにアドレス番号の有無を判断する処理が必要となるが、「利用しない」の文字を記憶させておくことで、「利用しない」の文字の有無を判断するだけの処理で済ませることができる。
上記の実施形態によらず、以下の変形例を採用可能である。
[変形例1]
上記の実施形態において、制御部41は、アドレス記憶領域300を特定する特定情報として、アドレス番号を示す「No.1」などの文字を記憶させたが、数字「1」のみを記憶させるなど、特定情報の種類は問わない。同様に、制御部41は、「スキャンtoマイフォルダー機能」を利用しない旨の情報として、「利用しない」の文字を記憶させたが、数字「0」を記憶させるなど、情報の種類は問わない。
[変形例2]
上記の実施形態において、管理者PC1は、ユーザー設定画面D11で設定したユーザー情報を、直接複合機4に送信したが、情報管理サーバーを経由して、ユーザー情報を送信してもよい。例えば、情報管理サーバーがWebサーバーである場合、情報管理サーバーが、Webページとしてユーザー設定画面D11を管理者PC1に提供する構成でもよい。この場合、管理者PC1は、Webブラウザーを用いてユーザー設定画面D11を表示し、表示されたユーザー設定画面D11に必要事項を入力すればよい。また、情報管理サーバーは、ユーザー設定画面D11に対する入力内容に基づいて、ユーザー情報を生成し、生成したユーザー情報を複合機4に送信すればよい。
[変形例3]
上記の実施形態において、複合機4は、認証カードの読み取りやパスワード入力に基づいてユーザー認証を行なったが、顔認証や指紋認証などの生体認証を行ってもよい。
[変形例4]
また、ユーザー認証自体を不要としてもよい。この場合、複合機4は、「スキャンtoマイフォルダー機能」を実行する際、ユーザーが入力したユーザーIDを取得することで、スキャンデータの送信先を特定してもよい。また、複合機4は、ユーザーID一覧をユーザーに提示し、提示したユーザーID一覧の中からユーザーが選択したユーザーIDを取得することで、スキャンデータの送信先を特定してもよい。
[変形例5]
上記の実施形態において、制御部41は、ホーム画面D41において、スキャンtoフォルダー機能ボタン82eが指定された場合、スキャンデータの送信先の指定を受け付けた後、スキャン動作の指示に基づいてスキャン動作を実行したが、スキャン動作の指示に基づいてスキャン動作を実行した後、スキャンデータの送信先の指定を受け付けてもよい。
[変形例6]
上記の実施形態において、複合機4は、「スキャンtoフォルダー機能」と、「スキャンtoマイフォルダー機能」と、を有するものとしたが、「スキャンtoフォルダー機能」を有しない構成でもよい。すなわち、最低限「スキャンtoマイフォルダー機能」を有する複合機4であればよい。
[変形例7]
また、上記の実施形態では、スキャナー機能以外の機能を有する複合機4を例示したが、スキャナー機能のみを有する装置、すなわちスキャナーに、上記の実施形態を適用してもよい。
[変形例8]
管理者PC1およびユーザーPC2は、PCに代え、タブレット端末などの情報処理装置を用いてもよい。また、ネットワークシステムSYは、ファイルサーバー3を省略した構成としてもよいし、ユーザーPC2を管理者PC1として機能させることにより管理者PC1を省略した構成としてもよい。
[変形例9]
上記の実施形態および各変形例に示した複合機4の各処理を実行する方法、複合機4の各処理を実行するためのプログラム、またそのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体も、発明の権利範囲に含まれる。また、上記の実施形態と各変形例を組み合わせた構成としてもよい。その他、発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
[付記]
以下、スキャナー、およびスキャナーの制御方法について付記する。
複合機4は、ユーザーごとにユーザー記憶領域200が設けられたユーザー設定記憶領域52bと、アドレス情報を記憶するアドレス記憶領域300が複数設けられたアドレス帳記憶領域52cと、スキャンデータの送信先を示す第2ユーザー情報を記憶させる場合、アドレス記憶領域300に第2ユーザー情報を記憶させ、ユーザー記憶領域200に、第2ユーザー情報を記憶したアドレス記憶領域300を特定するアドレス番号を記憶させる制御部41と、を備える。
複合機4の制御方法は、ユーザーごとにユーザー記憶領域200が設けられたユーザー設定記憶領域52bと、アドレス情報を記憶するアドレス記憶領域300が複数設けられたアドレス帳記憶領域52cと、を備えた複合機4の制御方法であって、スキャンデータの送信先を示す第2ユーザー情報を記憶させる場合、アドレス記憶領域300に第2ユーザー情報を記憶させるステップと、ユーザー記憶領域200に、第2ユーザー情報を記憶したアドレス記憶領域300を特定するアドレス番号を記憶させるステップと、を実行する。
複合機4は、スキャンデータの送信先を示す第2ユーザー情報を記憶させる場合、アドレス帳記憶領域52c内のアドレス記憶領域300に第2ユーザー情報を記憶させ、ユーザー設定記憶領域52b内のユーザー記憶領域200に、アドレス記憶領域300を特定するアドレス番号を記憶させる。このように、複数のアドレス記憶領域300が予め確保されているアドレス帳記憶領域52cを流用することで、ユーザー記憶領域200に第2ユーザー情報を記憶させる場合と比較して、ユーザー記憶領域200として確保しておくべき記憶容量を小さくすることができ、結果的に、ユーザー設定記憶領域52bを有効的に活用することができる。
上記の複合機4において、スキャン動作の指示ごとに送信先が指定され、指定された送信先にスキャンデータを送信する第1送信機能と、複合機4にログインしているユーザーのユーザー記憶領域200に記憶されたアドレス番号により特定されるアドレス記憶領域300に記憶されている第2ユーザー情報の送信先にスキャンデータを送信する第2送信機能と、の指定を選択的に受け付ける操作パネル44、を備えることが好ましい。
この構成によれば、ユーザーは、スキャン動作の指示ごとに送信先の指定を必要とする第1送信機能と、スキャン動作の指示ごとに送信先の指定を必要としない第2送信機能と、をニーズに応じて、使い分けることができる。
上記の複合機4において、制御部41は、アドレス帳記憶領域52c内のアドレス記憶領域300に記憶されたアドレス情報を操作パネル44に提示させ、第1送信機能が指定された場合、送信先を指定するための候補として、第2ユーザー情報が示す送信先を操作パネル44に提示させないことが好ましい。
この構成によれば、複合機4は、第1送信機能が指定された場合、送信先を指定するための候補として、第2ユーザー情報が示す送信先を提示しないため、第2ユーザー情報の不正利用を抑制することができる。
上記の複合機4において、制御部41は、第2送信機能を利用しないユーザーのユーザー記憶領域200に、アドレス番号に代えて、第2送信機能を利用しない旨の情報を記憶させることが好ましい。
この構成によれば、複合機4は、第2送信機能を利用しないユーザーのユーザー記憶領域200には、アドレス番号に代えて、第2送信機能を利用しない旨の情報を記憶させるため、第2送信機能を利用しない旨の情報が記憶されているか否かに応じて、ユーザー記憶領域200に対応するユーザーが、第2送信機能を利用するのか否かの判断を容易に行うことができる。
52b…ユーザー設定記憶領域、52c…アドレス帳記憶領域、200…ユーザー記憶領域、210…第1ユーザー領域、220…第2ユーザー領域、300…アドレス記憶領域。

Claims (5)

  1. ユーザーごとにユーザー記憶領域が設けられた第1記憶領域と、
    アドレス情報を記憶するアドレス記憶領域が設けられた第2記憶領域と、
    スキャンデータの送信先を示す送信先情報を記憶させる場合、前記アドレス記憶領域に前記送信先情報を記憶させ、前記ユーザー記憶領域に、前記送信先情報を記憶した前記アドレス記憶領域を特定する特定情報を記憶させる記憶制御部と、を備えることを特徴とするスキャナー。
  2. スキャン動作の指示ごとに送信先が指定され、指定された前記送信先に前記スキャンデータを送信する第1送信機能と、スキャナーにログインしているユーザーの前記ユーザー記憶領域に記憶された前記特定情報により特定される前記アドレス記憶領域に記憶されている前記送信先情報の送信先に前記スキャンデータを送信する第2送信機能と、の指定を選択的に受け付ける受付部、を備えることを特徴とする請求項1に記載のスキャナー。
  3. 前記第2記憶領域内の前記アドレス記憶領域に記憶された前記アドレス情報を提示部に提示させる提示制御部、を備え、
    前記提示制御部は、前記第1送信機能が指定された場合、前記送信先を指定するための候補として、前記送信先情報が示す送信先を前記提示部に提示させないことを特徴とする請求項2に記載のスキャナー。
  4. 前記記憶制御部は、前記第2送信機能を利用しないユーザーの前記ユーザー記憶領域に、前記特定情報に代えて、前記第2送信機能を利用しない旨の情報を記憶させることを特徴とする請求項2または3に記載のスキャナー。
  5. ユーザーごとにユーザー記憶領域が設けられた第1記憶領域と、
    アドレス情報を記憶するアドレス記憶領域が設けられた第2記憶領域と、を備えたスキャナーの制御方法であって、
    スキャンデータの送信先を示す送信先情報を記憶させる場合、
    前記アドレス記憶領域に前記送信先情報を記憶させるステップと、
    前記ユーザー記憶領域に、前記送信先情報を記憶した前記アドレス記憶領域を特定する特定情報を記憶させるステップと、を実行することを特徴とするスキャナーの制御方法。
JP2019082991A 2019-04-24 2019-04-24 スキャナー、およびスキャナーの制御方法 Active JP7287088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019082991A JP7287088B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 スキャナー、およびスキャナーの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019082991A JP7287088B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 スキャナー、およびスキャナーの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020182066A true JP2020182066A (ja) 2020-11-05
JP7287088B2 JP7287088B2 (ja) 2023-06-06

Family

ID=73023488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019082991A Active JP7287088B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 スキャナー、およびスキャナーの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7287088B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306383A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Murata Mach Ltd 画像読取装置
JP2008048167A (ja) * 2006-08-16 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム、及び制御プログラム
JP2012034178A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Kyocera Mita Corp 情報表示装置及び情報表示方法
JP2014116800A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Canon Inc 画像形成装置、データ編集方法およびプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306383A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Murata Mach Ltd 画像読取装置
JP2008048167A (ja) * 2006-08-16 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム、及び制御プログラム
JP2012034178A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Kyocera Mita Corp 情報表示装置及び情報表示方法
JP2014116800A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Canon Inc 画像形成装置、データ編集方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7287088B2 (ja) 2023-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101282399B (zh) 图像处理装置
EP1742165B1 (en) Data processing system, data processing apparatus, and data processing program product suited for transmitting and receiving data among a plurality of image processing apparatuses
US8593665B2 (en) Image forming system and information processing apparatus
JP6547356B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2000174949A (ja) 画像読取システム
JP4305520B2 (ja) データ管理装置、データ管理方法およびデータ管理プログラム
JP5678415B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置利用システム、処理条件編集方法
JP4846837B2 (ja) クライアントサーバシステム、及び、クライアント装置
US7814553B2 (en) Access control system, access managing method, image forming device and computer program product
JP2008073973A (ja) 画像形成装置
US20150229796A1 (en) Image processing apparatus configured to transmit image data and method for controlling an image processing apparatus
US7769801B2 (en) Image processing apparatus program product and management server executing prescribed process to a transmitted image
JP2018007144A (ja) 処理装置及びプログラム
US20110134462A1 (en) Image processing apparatus
US8068241B2 (en) Data processing apparatus, method and computer program product for passing data among plural users with different processing associated with different users in the same group
JP6686783B2 (ja) 画像形成システム、印刷方法
JP6737016B2 (ja) 処理装置及びプログラム
JP4706724B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP4558009B2 (ja) 画像出力装置およびその制御方法ならびにコンピュータプログラム
JP5176394B2 (ja) 通信装置、ネットワークシステム、通信装置の制御方法、およびコンピュータプログラム
US20220377203A1 (en) Information processing apparatus and information processing method
JP7287088B2 (ja) スキャナー、およびスキャナーの制御方法
US9826123B2 (en) Information processing system, information processing method, and recording medium for facilitating association among information items that are related to the same data
JP4281660B2 (ja) 画像処理装置の動作環境設定プログラムおよび動作環境設定方法
JP4635834B2 (ja) メールアドレス管理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7287088

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150