JP2020179439A - Gripper and robot - Google Patents
Gripper and robot Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020179439A JP2020179439A JP2019082610A JP2019082610A JP2020179439A JP 2020179439 A JP2020179439 A JP 2020179439A JP 2019082610 A JP2019082610 A JP 2019082610A JP 2019082610 A JP2019082610 A JP 2019082610A JP 2020179439 A JP2020179439 A JP 2020179439A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- shape
- gripper
- grip portion
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本開示は、グリッパ及びグリッパを備えるロボットに関する。 The present disclosure relates to grippers and robots with grippers.
従来では、屋内外において作業を行なう搬送ロボットが開発されている。搬送ロボットは、部屋間を移動したり、家間を移動したりする際に、ドアを開け閉めする。 Conventionally, a transfer robot that performs work indoors and outdoors has been developed. The transport robot opens and closes the door when moving between rooms and between houses.
特許文献1には、半球状であり、可撓性かつ気密性の中空バッグを有する把持部と、把持部内の圧力を所定負圧に減圧し、かつ大気圧に戻すことができる減圧装置とを有する搬送ロボットが開示されている。
しかしながら、従来の搬送ロボットでは、把持部がドアの取っ手を適切に把持することができない場合がある。これは、ドアの取っ手の形状及び大きさが数多く存在するため、半球状の把持部では、いずれかのドアの取っ手に対応できなくなる場合がある。 However, in the conventional transfer robot, the grip portion may not be able to properly grip the handle of the door. This is because there are many shapes and sizes of door handles, so the hemispherical grip may not be compatible with any of the door handles.
そこで、本開示は、いかような形状の開閉体の取っ手でも把持することができるグリッパ及びロボットを提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present disclosure is to provide a gripper and a robot that can be gripped by a handle of an opening / closing body having any shape.
上記目的を達成するために、本開示に係るグリッパの一態様は、開閉体の取っ手を把持するグリッパであって、複数の指部を有する把持部を備え、前記把持部は、前記取っ手を把持する人の指の形状を模して、前記複数の指部の形状が変形するように制御される。 In order to achieve the above object, one aspect of the gripper according to the present disclosure is a gripper for gripping a handle of an opening / closing body, which includes a grip portion having a plurality of finger portions, and the grip portion grips the handle. The shape of the plurality of fingers is controlled to be deformed by imitating the shape of a person's finger.
また、上記目的を達成するために、本開示に係るロボットの一態様は、移動するロボットであって、グリッパと、前記グリッパに接続されたアームと、前記アームを移動させるアーム駆動部とを備える。 Further, in order to achieve the above object, one aspect of the robot according to the present disclosure is a moving robot, which includes a gripper, an arm connected to the gripper, and an arm driving unit for moving the arm. ..
本開示に係るグリッパ及びロボットによれば、いかような形状の開閉体の取っ手でも把持することができる。 According to the gripper and the robot according to the present disclosure, the handle of the opening / closing body having any shape can be gripped.
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ、ステップの順序等は、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described with reference to the drawings. It should be noted that all of the embodiments described below show a specific example of the present disclosure. Therefore, the numerical values, shapes, materials, components, the arrangement positions and connection forms of the components, and the steps, the order of the steps, etc., which are shown in the following embodiments, are examples and are intended to limit the present disclosure. Absent. Therefore, among the components in the following embodiments, the components not described in the independent claims indicating the highest level concept of the present disclosure will be described as arbitrary components.
各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されてはいない。したがって、例えば、各図において縮尺等は必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。 Each figure is a schematic view and is not necessarily exactly illustrated. Therefore, for example, the scales and the like do not always match in each figure. Further, in each figure, the same reference numerals are given to substantially the same configurations, and duplicate description will be omitted or simplified.
また、以下の実施の形態において、略平行等の表現を用いている。例えば、略平行は、平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、例えば数%程度の誤差を含むことも意味する。また、略平行は、本開示による効果を奏し得る範囲において平行という意味である。他の「略」を用いた表現についても同様である。 Further, in the following embodiments, expressions such as substantially parallel are used. For example, substantially parallel means not only that they are parallel, but also that they are substantially parallel, that is, they include an error of, for example, about several percent. In addition, substantially parallel means parallel to the extent that the effects of the present disclosure can be achieved. The same applies to expressions using other "abbreviations".
以下の実施の形態に係るグリッパ及びロボットについて説明する。 The gripper and the robot according to the following embodiments will be described.
(実施の形態)
[構成:開閉ロボット1]
図1は、実施の形態に係る開閉ロボット1の概要を例示した模式図である。
(Embodiment)
[Configuration: Opening and closing robot 1]
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating an outline of the opening /
図1に示すように、開閉ロボット1は、施設の開閉体101を開閉することが可能な、自律移動型のロボットである。開閉ロボット1は、開閉体101を認識することで、開閉体101の取っ手102を把持し、把持した取っ手102を回動又は引くことで、開閉体101を開閉することが可能である。開閉体101は、例えば、施設の扉、棚に設けられる戸棚、窓等であり、押戸、引き戸等である。本実施の形態では、開閉体101の一例としてドアを用いて説明する。また、取っ手102は、例えば、人が手によって把持し、把持した状態で所定方向に付勢力をかけることで、ドアを開閉することができる把持片、ドアノブ等である。把持片は、引手タイプ等であり、ドアノブは、レバーハンドルタイプ、握り玉タイプ等である。開閉ロボット1は、ロボットの一例である。
As shown in FIG. 1, the opening /
開閉ロボット1は、ロボット本体2と、アーム3と、グリッパ4とを備える。
The opening /
[ロボット本体2]
図2Aは、実施の形態に係る開閉ロボット1の構成を例示したブロック図である。
[Robot body 2]
FIG. 2A is a block diagram illustrating the configuration of the opening /
図1及び図2Aに示すように、ロボット本体2は、認識した目的の開閉体101に向かって移動する駆動装置2aを備える。駆動装置2aは、複数のタイヤ及び複数の車輪、車輪を回転駆動させるアクチュエータ、車輪の走行方向を制御する舵角装置、アクチュエータ及び舵角装置等を制御する制御装置等で構成される。制御装置は、目的のドアに向かってロボット本体2の移動又は停止といった走行状態を制御する。具体的には、制御装置は、後述する制御部54から制御コマンドを受信すると、制御コマンドに応じて、車輪を回転駆動させたり、車輪を回転にブレーキをかけたり、舵角装置により車輪の操舵角を変更したりする。
As shown in FIGS. 1 and 2A, the robot
[アーム3]
アーム3は、ロボット本体2に取付けられている。アーム3は、一端がロボット本体2に取付けられ、他端に把持部40が取付けられる。アーム3は、複数のアーム3と、アーム3を接続する複数の関節とから構成される多関節アームである。
[Arm 3]
The arm 3 is attached to the
また、アーム3は、後述するアーム駆動部55によって動きが制御されることで、ロボット本体2に対して所定の作動範囲で三次元的に移動する。各々の関節は、2つのアーム3を連結する。各々の関節は、アーム駆動部55によって動きが制御され、回転軸心周りに回転が可能である。
Further, the arm 3 moves three-dimensionally with respect to the robot
アーム3は、アーム駆動部55を有する。アーム駆動部55は、アーム3をロボット本体2に対して伸ばしたり、縮めたりすることで、アーム3の長さを調節する。つまり、アーム駆動部55は、アーム3を、ロボット本体2に対して所定の作動範囲で三次元的に移動させる。
The arm 3 has an
[グリッパ4]
グリッパ4は、ドアの取っ手を把持することが可能なジャミングハンドである。グリッパ4は、アーム3の手先部分(アーム3の他端)に設けられ、アーム3が届く範囲において三次元的に移動し、かつ自由な姿勢をとることができる。
[Gripper 4]
The gripper 4 is a jamming hand capable of gripping a door handle. The gripper 4 is provided at the hand portion of the arm 3 (the other end of the arm 3), can move three-dimensionally within the reach of the arm 3, and can take a free posture.
グリッパ4は、把持部40と、圧力変更部51と、形状可変部52と、撮像部53と、制御部54と、記憶部56とを備える。
The gripper 4 includes a gripping
<把持部40>
図3は、実施の形態に係る把持部40の動きを例示した模式図と、図3のA−A線における把持部40の指部40bの動きを例示した断面図とを示す。
<
FIG. 3 shows a schematic view illustrating the movement of the
図2A及び図3に示すように、把持部40は、人の手の形状を模した中空バッグである。把持部40は、取っ手を把持する人の指の形状を模して複数の指部40bの形状が変化するように制御される。また、把持部40は、取っ手を把持した状態から、取っ手を離す人の指の形状を模して複数の指部40bの形状が変化するようにも制御される。つまり、把持部40は、取っ手の形状に応じて変形し、取っ手を掴んだり、掴んだ取っ手を離したりすることができる。
As shown in FIGS. 2A and 3, the
把持部40は、ハンド部40aと、複数の指部40bとを有する。ハンド部40aは、人の掌に相当する部分である。また、指部40bは、人の手の指に相当する部分である。本実施の形態では、把持部40は、人の手の形状を模しているため、把持部40は、5本の指部40bを有するが、2本以上4本以下でもよく、6本以上でもよい。なお、複数の指部40bは、3本以上であることが好ましい。
The
また、把持部40は、収容空間40cが形成される袋状をなしている。図2B及び図3に示すように、把持部40は、外袋部41と、複数の内袋部42と、複数の粒子体43とを有する。図2Bは、実施の形態に係るグリッパ4の把持部40の構成を例示した断面図である。
Further, the
外袋部41は、人の手の形状を模した、可撓性を有する中空バッグである。外袋部41は、各々の内袋部42が萎むとともに、各々の内袋部42と連動して萎む。
The
外袋部41は、上述のハンド部40aと、上述の複数の指部40bとを有する。外袋部41は、ドアの取っ手を把持する際に、取っ手に接触する部分であり、グリッパ4の外装を構成する。ドアの取っ手に接触する部分は、接触面となる。
The
外袋部41は、収容空間40c1が形成される袋状であり、密閉性を有していてもよい。外袋部41は、収容空間40c1に内袋部42を収容している。つまり、把持部40は、外袋部41の袋体と内袋部42の袋体とが重ね合わさって構成される二層構造の袋体である。収容空間40c1は、収容空間40cに含まれる。
The
複数の内袋部42は、外袋部41の収容空間40c1に収容される。具体的には、少なくとも外袋部41の1つの指部40bに相当する収容空間40c1には、1つ以上の内袋部42が収容される。また、外袋部41のハンド部40aに相当する収容空間40c1にも、1つ以上の内袋部42が収容される。本実施の形態では、各々の内袋部42は、外袋部41の複数の指部40b及びハンド部40aに一対一で対応するように、外袋部41に収容される。つまり、各々の指部40b間において、各々の内袋部42が分かれており、一の指部40b内の粒子体43が他の指部40b内に移動しない。
The plurality of
なお、内袋部42は、1つでもよい。つまり、外袋部41の収容空間40c1に1つの内袋部42が収容されているだけでもよい。この場合、内袋部42は、外袋部41と同様の形状であってもよく、人の手の形状を模していてもよい。
The
また、各々の内袋部42は、収容空間40c2が形成される袋状であり、収容空間40c2に複数の粒子体43を収容する。収容空間40c2は、収容空間40cに含まれる。収容空間40cと言う場合は、収容空間40c1、40c2を総称して言う。
Further, each
また、各々の内袋部42は、複数のチューブ45のそれぞれに接続される。各々のチューブ45は、可撓性を有し、一端が内袋部42に接続され、他端が圧力変更部51に接続される。つまり、各々のチューブ45は、気体の移動が可能なように収容空間40c2と圧力変更部51とを接続する。
Further, each
また、各々の内袋部42は、可撓性を有する。各々の内袋部42は、各々のチューブ45を介して収容空間40c2の気体が抜かれることで減圧して収縮したり(萎んだり)、気体が収容空間40c2に入れられることで増圧して膨張したり(膨らんだり)する。気体は、例えば、空気である。当然のことながら、気体を抜く場合、収容空間40c2の粒子体43がチューブ45に詰まらないように構成される。本実施の形態の各々の内袋部42は、メッシュ状となっている。メッシュを構成する網目は、各々の粒子体43よりも小さく、各々の粒子体43が各々の内袋部42から飛び出ないように構成される。
Further, each
また、本実施の形態では、各々の内袋部42の表面と外袋部41の内面との摩擦が高くなるように設定されている。つまり、各々の内袋部42が萎む場合、内袋部42と外袋部41との摩擦によって、外袋部41も同様に萎む。つまり、内袋部42と外袋部41との間に空洞ができ難い。本実施の形態では、外袋部41は塩化ビニル等で構成され、内袋部42はポリエチレン等で構成される。
Further, in the present embodiment, the friction between the surface of each
複数の粒子体43は、各々の内袋部42に収容される。各々の内袋部42の収容空間40c2が減圧されない場合、各々の内袋部42は、この収容空間40c2における複数の粒子体43の密度が規定閾値以下のときに流体的に振る舞う。各々の内袋部42の収容空間40c2が減圧されることで、各々の内袋部42は、この密度が規定閾値より高いときに固体的な振る舞いをする。このように、複数の粒子体43と、この複数の粒子体43を収容する内袋部42とで構成された構造体は、集合体の密度の変化によって状態変化する。この様な状態変化は、ジャミング転移と呼ばれる。
The plurality of
本実施の形態では、各々の粒子体43の径は、約0.6mmである。また、各々の粒子体43は、ガラスビーズ、発泡スチロールビーズ等である。
In the present embodiment, the diameter of each
<圧力変更部51>
圧力変更部51は、把持部40に接続され、収容空間40cの圧力を変更するポンプである。具体的には、圧力変更部51は、各々のチューブ45を介して各々の内袋部42に接続され、各々の内袋部42の収容空間40c2を一度に又は段階的に、開放、減圧又は増圧(減圧状態から増圧)する。圧力変更部51は、全ての内袋部42を一度に又は段階的に、開放、減圧又は増圧してもよい。
圧力変更部51が各々の内袋部42を増圧とは、ポンプ等によって気体を送出するだけでなく、各々の内袋部42の収容空間40c2が大気に開放されることで、各々の内袋部42における収容空間40c2の圧力を大気圧に戻すことも含む。このように、圧力変更部51は、把持部40の収容空間40c2の圧力を調節することで、内袋部42を硬化(固体的な状態に)させたり、軟化(流体的な状態に)させたりする。つまり、圧力変更部51は、把持部40の軟化と硬化とを切り替える。
<
The
The
<形状可変部52>
図4は、実施の形態に係る把持部40の形状可変部52の構成を例示した模式図である。
<Shape
FIG. 4 is a schematic view illustrating the configuration of the shape-
図2A及び図4に示すように、形状可変部52は、複数の指部40bに沿って設けられ、複数の指部40bの形状を変化させる可変機構である。形状可変部52は、複数の指部40bの長さ方向(延びる方向)に沿ってそれぞれに設けられる。本実施の形態では、形状可変部52は、人の手の甲に相当する、各々の指部40bのその部分に沿って設けられているが、これには限定されない。形状可変部52は、人の手の平側に相当する、各々の指部40bのその部分、つまり、取っ手と接触する接触面側に沿って設けられていてもよい。また、形状可変部52は、外袋部41の外側に設けられていてもよく、外袋部41と内袋部42との間に設けられていてもよい。
As shown in FIGS. 2A and 4, the shape
形状可変部52は、複数の板バネ52aと、複数の節部と、複数のワイヤ52cと、変形力発生部52dと、案内部52eとを有する。
The shape
各々の板バネ52aは、把持部40の各々の指部40bに沿って配置される。本実施の形態では、各々の板バネ52aは、外袋部41に外表面に沿って配置される。本実施の形態では、各々の板バネ52aは、指部40bが孤を形成するような付勢力をかけた状態で外袋部41に保持されるが、指部40bが直線状となるように付勢力をかけた状態で外袋部41に保持されてもよい。
Each
複数の節部は、板バネ52aのそれぞれに配置される。複数の節部は、板バネ52aの長さ方向に沿って、板バネ52aに固定される。本実施の形態では、複数の節部は、基節部52b1、中節部52b2、及び、末節部52b3で構成されるが、これら3つの節部に限定されず、2つの節部でもよく、4つ以上の節部でもよい。基節部52b1は、指部40bの根元部分である図2Aのハンド部40aに固定される。中節部52b2は、基節部52b1において、ハンド部40aが接続される側とは反対側に接続される。中節部52b2は、基節部52b1に対して軸心O1周りに回動可能である。末節部52b3は、中節部52b2において、基節部52b1が接続される側とは反対側に接続される。末節部52b3は、中節部52b2に対して軸心O2周りに回動可能である。
The plurality of knots are arranged on each of the
複数のワイヤ52cのそれぞれは、先端が各々の節部に固定され、変形力発生部52dによって引っ張られたり、押込まれたりする。また、各々のワイヤ52cは、変形力発生部52dによって引っ張られたり、押込まれたりする際に、撓まないように各々の節部に設けられた複数の案内部52eのそれぞれに案内される。各々の案内部52eは、例えば、複数のワイヤ52cを案内するチューブ状をなしている。
The tip of each of the plurality of
変形力発生部52dは、各々のワイヤ52cを引っ張ったり、押込んだりすることができるアクチュエータである。変形力発生部52dがワイヤ52cを引っ張ると、基節部52b1が図2Aのハンド部40aに対して反時計回りに回動し、中節部52b2の長さ方向が基節部52b1の長さ方向と略平行となるように基節部52b1に対して反時計回りに回動し、末節部52b3の長さ方向が基節部52b1の長さ方向と略平行となるように末節部52b3が中節部52b2に対して反時計回りに回動する。つまり、変形力発生部52dが複数のワイヤ52cを引っ張ることで、人が手を開くように、把持部40の指部40bが開く。また、変形力発生部52dがワイヤ52cを押込むと、基節部52b1がハンド部40aに対して時計回りに回動し、中節部52b2が基節部52b1に対して折曲がるように時計回りに回動し、末節部52b3が中節部52b2に対して折曲がるように時計回りに回動する。つまり、変形力発生部52dが複数のワイヤ52cを押込むことで、人が手の指を閉じるように、把持部40の指部40bが曲がる。このように、変形力発生部52dは、ワイヤ52cの押し引きを調節することで、把持部40の指部40bの形状を変化させる。
The deforming
また、形状可変部52は、圧力変更部51によって把持部40の収容空間40cが外部の大気に開放、減圧、又は増圧される際に、複数の指部40bの形状を変化させる。つまり、圧力変更部51が内袋部42の収容空間40c2を増圧することで内袋部42が軟化している場合、把持部40の形状を変化させることができ易いため、形状可変部52は、複数の指部40bの形状を変化させる。圧力変更部51が内袋部42の収容空間40c2を減圧することで内袋部42が硬化している場合、把持部40の形状を変化させることは容易でないため、複数の指部40bの形状を変化させない。
Further, the shape
<撮像部53>
図2Aに示すように、撮像部53は、取っ手を撮像するイメージセンサ、TOF(Time Of Flight)カメラ、測距センサ等である。具体的には、撮像部53は、目的のドアを開放するために、取っ手を撮像する。撮像部53は、ドアを撮像することで、取っ手を含む画像データを生成する。撮像部53は、撮像した画像データを制御部54に出力する。画像データには、取っ手の形状、取っ手の大きさ、把持部40から取っ手までの相対的な距離、ロボット本体2と取っ手との位置関係等が含まれる。
<
As shown in FIG. 2A, the
図5は、ドアの取っ手の種類と、人の手がドアの取っ手を把持する様子を示す手による把持の種類と、実施の形態に係るグリッパ4が手による把持の種類を模してドアの取っ手を把持する種類とを例示した模式図である。 FIG. 5 shows the type of door handle, the type of gripping by hand showing how a human hand grips the door handle, and the type of gripping by the gripper 4 according to the embodiment of the door. It is a schematic diagram which illustrates the kind of gripping a handle.
<制御部54>
図2A及び図5に示すように、制御部54は、記憶部56に記憶された複数のパターン形状に応じて、形状可変部52を制御する。具体的には、制御部54は、取得した画像データから取っ手の形状、取っ手の大きさ等に基づいて取っ手の種類を特定する。制御部54は、図5に示すような、特定した取っ手の種類に応じた人の手を模したパターン形状を抽出する。具体的には、制御部54は、取っ手の形状に適したパターン形状を、記憶部56に記憶される複数のパターン形状から選択し、選択した当該パターン形状に応じて形状可変部52を制御する。
<
As shown in FIGS. 2A and 5, the
パターン形状は、取っ手を把持する人の指の形状を模した把持部40の形状であり、取っ手の形状に適した把持部40の形状を示すテーブルである。パターン形状には、例えば、把持部40の形状を示す情報、把持部40が取っ手を把持する位置を示す情報等を含む。1つのパターン形状には、各々の指部40bの形状、ハンド部40aの形状等が格納される。また、一種類の取っ手には、少なくとも1以上のパターン形状が対応付けられる。つまり、同一の取っ手でも、パターン形状は、複数種類の掴み方が存在していてもよい。
The pattern shape is the shape of the
また、制御部54は、複数の指部40bの形状が、取っ手を把持する人の指の形状を模して変化するように形状可変部52を制御し、かつ、把持部40の内部の圧力が変更するように圧力変更部51を制御する。具体的には、制御部54は、圧力変更部51を用いて、把持部40の収容空間40cを減圧(収容空間40cの気体を吸引)させる、又は、把持部40の収容空間40cを増圧させる。
Further, the
例えば、把持部40が取っ手を把持した場合、取っ手を回すために、取っ手を把持した状態で把持部40の強度を上げる必要がある。この場合、制御部54は、圧力変更部51を制御することで、把持部40の収容空間40cを減圧し、グリッパ4の収容空間40cから空気を抜く。これにより、各々の内袋部42が萎むため、各々の内袋部42が硬化することで、把持部40が硬化する。これにより、把持部40は、取っ手を握った状態で保持される。
For example, when the
また、把持部40が取っ手を握った状態で取っ手を回し、ドアを開閉し終えた場合、把持部40を取っ手から離す必要がある。この場合、制御部54は、圧力変更部51を制御することで、把持部40の収容空間40cを増圧し、グリッパ4の収容空間40cに空気を入れる。これにより、各々の内袋部42が膨らむため、各々の内袋部42が軟化することで、把持部40が軟化する。これにより、把持部40は、取っ手を把持した(摘まんだ)状態となる。
Further, when the handle is turned while the
なお、制御部54は、形状可変部52を制御することで、ワイヤ52cを引っ張り、把持部40の複数の指部40bを開かせる。これにより、把持部40は、取っ手から離せる。
The
また、制御部54は、アーム駆動部55を制御することで、取っ手を把持することができるように、アーム3の先端に接続された把持部40を適切に配置する。制御部54は、画像データから抽出した、取っ手の形状、取っ手の大きさ、把持部40から取っ手までの相対的な距離等に基づいて、把持部40の位置を調節する。
Further, the
図1及び図2Aに示すように、また、制御部54は、駆動装置2aを制御することで、ロボット本体2を目的のドアまで移動させる。具体的には、制御部54は、画像データが示すロボット本体2と取っ手との位置関係から、ロボット本体2を目的のドアまで移動させるルート等を決定し、決定した指示に応じてロボット本体2を移動させる制御コマンドを駆動装置2aに出力する。
As shown in FIGS. 1 and 2A, the
<記憶部56>
記憶部56は、把持部40が取っ手を把持する際に、取っ手の種類ごとに、複数の指部40bの形状を一組とした複数のパターン形状を記憶するためのメモリである。記憶部56は、制御部54と異なる装置であるが、制御部54に格納されていてもよい。
<
The
[動作]
次に、グリッパ4及び開閉ロボット1の動作について説明する。
[motion]
Next, the operations of the gripper 4 and the opening /
図6は、実施の形態に係る開閉ロボット1の動作を例示したフロー図である。ここでは、開閉ロボット1は、室内に設けられているドアを開く場合を想定する。
FIG. 6 is a flow chart illustrating the operation of the opening /
まず、図2及び図6に示すように、開閉ロボット1は、室内に設けられている目的のドアに向かって移動し、ドアの前で停止する(S11)。目的のドアは、ユーザがドアの開放を希望する所望のドアである。例えば、目的のドアは、ユーザが目的のドアの所在等を入力したり、開閉ロボット1がユーザの動き等によって自動で判断したり、ユーザが操作したりすることで設定された、開閉ロボット1の移動先の対象である。
First, as shown in FIGS. 2 and 6, the opening /
次に、撮像部53は、目的のドアを開放するために、取っ手を撮像する(S12)。撮像部53は、ドアを撮像することで生成した画像データには、取っ手が含まれる。撮像部53は、撮像した画像データを制御部54に出力する。なお、撮像部53は、ドアを撮像する際に、センサによってドアにおける取っ手を認識することで、取っ手を自動でズームアップした後に、取っ手を撮像してもよい。この場合、取っ手の種類をより適切に認識することができる。
Next, the
次に、制御部54は、撮像部53から取得した画像データから取っ手の種類を特定する。具体的には、制御部54は、取っ手の種類が、図5に示すように、Aのレバーハンドルタイプ、Bの握り玉タイプ、Cの引手タイプ等のいずれであるかを特定する。制御部54は、特定した取っ手の種類に応じた人の手を模したパターン形状を抽出する。つまり、制御部54は、取っ手の形状に適したパターン形状を、記憶部56に記憶される複数のパターン形状から選択する(S13)。図5では、特定した取っ手の種類に応じたパターン形状を選択する。また、制御部54は、画像データから、開閉ロボット1に対する取っ手の相対的な位置(取っ手の種類に応じたレバーの位置等)、取っ手の大きさ等を特定する。
Next, the
次に、図2及び図6に示すように、制御部54は、取っ手の相対的な位置、取っ手の大きさ等に基づいて、アーム駆動部55を制御することで、取っ手を把持させるように、把持部40を目的の取っ手に近づける。このとき、アーム駆動部55は、アーム3の長さを調節し、把持部40を取っ手に近接させる。具体的には、把持部40と取っ手との距離は、図示しない測距センサ、距離センサ等によって、取っ手と把持部40との距離を示す情報を制御部54が取得する。制御部54は、この距離を示す情報に基づいてアーム駆動部55を制御することで、図3で示すように、取っ手に対して適切な位置に把持部を配置させる。
Next, as shown in FIGS. 2 and 6, the
把持部40が取っ手に近接する、つまり、把持部40が取っ手に対して所定の位置関係になると、図2及び図6に示すように、制御部54は、形状可変部52を制御することで、人が手を開く(人が手の指を広げる)ように、把持部40を構成する複数の指部40bを広げる(S14)。
When the
制御部54は、把持部40を構成する複数の指部40bを広げた状態で、アーム駆動部55を制御することで、把持部40を取っ手に近づけ、把持部40の接触面を取っ手に接触させる。把持部40の接触面が取っ手に接触したかどうかの判定については、測距センサ、距離センサ等を用いて判定してもよい。
The
制御部54は、把持部40がステップS12で選択したパターン形状と同等の形状となるように、形状可変部52を制御する。これにより、形状可変部52は、人が手を閉じる(人の手が取っ手を握る)ように、把持部40を構成する複数の指部40bを曲げる(S15)。これにより、図3に示すように、把持部40は、取っ手を把持する。しかし、この状態では、把持部40を構成する外袋部41及び内袋部42は、柔らかく、変形し易い状態にある。
The
次に、図2及び図6に示すように、制御部54は、圧力変更部51を制御することで、把持部40の収容空間40cを減圧(S16)し、把持部40の収容空間40cから空気を抜く。これにより、図3に示すように、内袋部42が萎むことで外袋部41も萎み、把持部40の内袋部42に収容された複数の粒子体43が内袋部42によって押付けられ、複数の粒子体43が互いに押し付け合った状態となる。このときの収容空間40cの複数の粒子体43の密度は、減圧する前の収容空間40cの複数の粒子体43の密度よりも高くなる。収容空間40cは、複数の粒子体43によって十分に敷き詰められた状態となる。これにより、把持部40は、硬化する。その結果、把持部40は、取っ手を握った状態となる。なお、制御部54は、ドアを開閉する動作を終了するまで、圧力変更部51を制御することで、把持部40の収容空間40cを減圧させ続ける。
Next, as shown in FIGS. 2 and 6, the
次に、図2及び図6に示すように、制御部54は、アーム駆動部55を制御することで、取っ手を回動させる。具体的には、アーム駆動部55は、アーム3を制御することで、取っ手の回転軸心周りで回動するように、把持部40を回動させる。こうして、取っ手が回されることで、ドアが開く。
Next, as shown in FIGS. 2 and 6, the
[作用効果]
次に、本実施の形態に係るグリッパ4及び開閉ロボット1の作用効果について説明する。
[Action effect]
Next, the operation and effect of the gripper 4 and the opening /
上述したように、本実施の形態に係るグリッパ4は、ドアの取っ手102を把持するグリッパ4であって、複数の指部40bを有する把持部40を備える。そして、把持部40は、取っ手102を把持する人の指の形状を模して、複数の指部40bの形状が変形するように制御される。
As described above, the gripper 4 according to the present embodiment is a gripper 4 that grips the
例えば、把持部が半球状であれば、人が指によって取っ手を握るように取っ手を把持することはできない。このため、把持力が弱く、取っ手を適切に把持することができない。しかし、本実施の形態に係るグリッパ4によれば、把持部40が有する複数の指部40bによって、いかような種類の取っ手102でも把持することができる。
For example, if the grip portion is hemispherical, the handle cannot be gripped in the same way that a person grips the handle with a finger. Therefore, the gripping force is weak and the handle cannot be properly gripped. However, according to the gripper 4 according to the present embodiment, any kind of
したがって、いかような形状のドアの取っ手102でも把持することができる。
Therefore, it can be gripped by any shape of the
特に、把持部40は、取っ手102を把持することができるため、取っ手102を回動させる際に付勢力を取っ手102に与えることで、取っ手102を確実に回動させることができる。これにより、取っ手102を把持することで取っ手102を回動することが容易になるため、確実にドアを開くことができる。
In particular, since the
また、把持部40は、取っ手102を把持する人の指の形状を模して変形するため、可撓性を有する。これにより、把持部40が取っ手を掴む際に、取っ手の形状に沿って把持部40が変形するため、把持部40が取っ手に対して位置ズレしていても、把持部40は、取っ手を確実に掴むことができる。
Further, the
また、把持部が半球状であれば、把持部で取っ手102を把持する場合と、人が手で取っ手102を把持する場合とは異なる。つまり、把持部で取っ手102を把持した際の付勢力(力加減)が、人の手が取っ手102に与える力加減と異なる。半球状の把持部では、取っ手102に負荷を与え易く、取っ手102が損傷してしまう恐れがある。しかし、本実施の形態の把持部40は、人の指の形状を模しているため、人が手で取っ手102を把持して取っ手102を回動することと、同様の力加減を実現することができる。このため、本実施の形態のグリッパ4では、取っ手102に負荷をかけ難い。
Further, if the grip portion is hemispherical, the case where the
また、本実施の形態に係る開閉ロボット1は、移動するロボットであって、グリッパ4と、グリッパ4に接続されたアーム3と、アーム3を移動させるアーム駆動部55とを備える。
Further, the opening /
この開閉ロボット1においても、上述と同様の作用効果を奏する。
The opening /
また、本実施の形態に係るグリッパ4は、ドアの取っ手102を把持するグリッパ4であって、複数の指部40bを有し、かつ、収容空間40cが形成される袋状の把持部40と、複数の指部40bに沿って設けられ、複数の指部40bの形状を変形させる形状可変部52と、把持部40に接続され、収容空間40cの圧力を変更する圧力変更部51と、取っ手102を把持する人の指の形状を模して、複数の指部40bの形状が変形するように形状可変部52を制御し、かつ、収容空間40cの圧力が変更するように圧力変更部51を制御する制御部54とを備える。
Further, the gripper 4 according to the present embodiment is a gripper 4 that grips the
これによれば、形状可変部52が取っ手102を把持する人の指の形状を模して複数の指部40bの形状を変形させることで、把持部40がいかような種類の取っ手102でも確実に把持することができる。また、把持部40が取っ手102を把持した後に、把持部40の収容空間40cの圧力を下げれば、収容空間40cの気体が吸引(外部に放出)されるため、把持部40が取っ手102を確実に握ることができる。このため、取っ手102を回動すれば、ドアを開閉することができる。
According to this, the shape-
したがって、取っ手102を把持することによって、ドアを開閉することができる。
Therefore, the door can be opened and closed by gripping the
また、他の作用効果についても、上述と同様の作用効果を奏する。 Further, with respect to other actions and effects, the same actions and effects as described above are exhibited.
また、本実施の形態に係るグリッパ4において、把持部40は、複数の指部40bを有する外袋部41と、外袋部41の収容空間40c1に収容される内袋部42と、内袋部42に収容された複数の粒子体43とを有する。
Further, in the gripper 4 according to the present embodiment, the
これによれば、把持部40が取っ手102を把持する際に、形状可変部52が把持部40の形状を容易に変更することができる。また、把持部40が取っ手102を把持した後に、圧力変更部51が把持部40の収容空間40cの圧力を下げれば、把持部40が萎むことで内袋部42が複数の粒子体43を押し付ける。このため、把持部40は、取っ手102を握った状態で硬化する。その結果、把持部40は、確実に取っ手102を回動することができる。
According to this, when the
また、本実施の形態に係るグリッパ4において、把持部40は、複数の内袋部42を有する。そして、複数の内袋部42のそれぞれは、複数の指部40bのそれぞれに対応する外袋部41の収容空間40c1に設けられる。
Further, in the gripper 4 according to the present embodiment, the
これによれば、1つの指部40bには、1以上の内袋部42が設けられる。このため、各々の指部の間で、粒子体43が移動することが抑制される。このため、把持部40の硬化と、硬化した把持部40の軟化とを行うことができる。
According to this, one or more
また、複数の内袋部42によって、人の手が取っ手102を掴んだ指の形状を把持部40の指部40bで再現することができる。このため、いかような種類の取っ手102でも、より確実に把持することができる。
In addition, the shape of the finger on which the
また、本実施の形態に係るグリッパ4において、制御部54は、圧力変更部51を制御することで、把持部40の収容空間40cを減圧し、又は、把持部40の収容空間40cを増圧する。
Further, in the gripper 4 according to the present embodiment, the
これによれば、取っ手102を把持した際に把持部40を硬化させることで、ドアを開閉することができる。また、硬化した把持部40を、ドアの開閉を終えた後に軟化させることで、把持部40を取っ手102から離すことができる。つまり、把持部40が取っ手102を握った後に、把持部40の収容空間40cの圧力を上げれば、収容空間40cが外気に開放されるため、取っ手102から把持部40を離すことができる。このため、グリッパ4は、実用的である。
According to this, the door can be opened and closed by hardening the
また、本実施の形態に係るグリッパ4において、複数の指部40bは、3本以上の指部40bによって構成される。そして、形状可変部52は、複数の指部40bのそれぞれに設けられる。
Further, in the gripper 4 according to the present embodiment, the plurality of
これによれば、把持部40によって、より強固に取っ手102を把持することができる。
According to this, the
また、本実施の形態に係るグリッパ4において、圧力変更部51によって把持部40の収容空間40cが外部の大気に開放、減圧、又は、増圧される際に、形状可変部52は、複数の指部40bの形状を変形させる。
Further, in the gripper 4 according to the present embodiment, when the accommodating space 40c of the
このように、収容空間40cが外部の大気に開放されている場合、又は、収容空間40cが減圧又は増圧されている場合、把持部40が軟化されており、各々の指部40bの形状を変形させ易い状態となっている。このため、形状可変部52は、各々の指部40bの形状を変形させる際に負荷を受け難い。その結果、形状可変部52は、取っ手102の形状に応じて、各々の指部40bの形状を容易に変形させることができる。
In this way, when the accommodation space 40c is open to the outside atmosphere, or when the accommodation space 40c is decompressed or increased in pressure, the
また、本実施の形態に係るグリッパ4は、さらに、把持部40が取っ手102を把持する際に、複数の指部40bの形状を一組とした複数のパターン形状を、取っ手102の種類ごとに記憶する記憶部56を備える。そして、制御部54は、記憶部56に記憶された各々のパターン形状に応じて、形状可変部52を制御する。
Further, in the gripper 4 according to the present embodiment, when the
例えば、把持部が取っ手を把持する際に、把持部が取っ手の種類を適切に把持できない場合、把持部が取っ手を傷付けてしまうことが考えられる。 For example, when the grip portion grips the handle, if the grip portion cannot properly grip the type of the handle, the grip portion may damage the handle.
しかし、本実施の形態では、制御部54は、取っ手102の種類に適したパターン形状に応じて、人の指の形状を模した各々の指部40bの形状を変形させることができる。つまり、把持部40は、取っ手102を把持する際に、各々の指部40bの形状が取っ手102の種類に適した形状となるため、安全に取っ手102を把持することができる。
However, in the present embodiment, the
また、本実施の形態に係るグリッパ4は、さらに、取っ手102を撮像する撮像部53を備える。そして、制御部54は、記憶部56に記憶される複数のパターン形状から、撮像部53で撮像された取っ手102の形状に適したパターン形状を選択し、選択した当該パターン形状に応じて形状可変部52を制御する。
Further, the gripper 4 according to the present embodiment further includes an
これによれば、撮像部53が取っ手102を撮像することで、取っ手102の種類を特定することができる。このため、制御部54は、取っ手102の種類に適したパターン形状に応じて、人の指の形状を模した各々の指部40bの形状を変形させることができる。このため、把持部40は、取っ手102をより確実に把持することができる。
According to this, the type of the
特に、撮像部53が取っ手102を撮像することで、グリッパ4に対する取っ手102の相対的な位置を特定することもできる。このため、把持部40が取っ手102を把持する際の位置精度を確保することができる。
In particular, when the
(実施の形態の変形例)
本変形例のグリッパ及び開閉ロボットの構成は、特に明記しない場合は、実施の形態と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
(Modified example of the embodiment)
Unless otherwise specified, the configurations of the gripper and the opening / closing robot of this modification are the same as those of the embodiment, and the same configurations are designated by the same reference numerals and detailed description of the configurations will be omitted.
図7は、実施の形態の変形例に係る把持部140の概要を例示した模式図である。図8は、実施の形態の変形例に係る把持部140の内部構造を例示した模式図である。
FIG. 7 is a schematic view illustrating the outline of the
図7及び図8に示すように、本変形例では、把持部140は、2つの指部140bで構成される。本変形例の指部140bは、実施の形態の指部140bに比べて板状である点について異なる。本変形例の2つの指部140bは、取っ手102を挟み込める嘴状である。
As shown in FIGS. 7 and 8, in this modification, the
図8のaに示すように、把持部140は、基部141と、2つの嘴状の指部140bとを有する。基部141の構成は、実施の形態のハンド部に相当する。基部141には、図7の圧力変更部51に接続されるチューブ47の継手部46が設けられる。図8のbに示すように、継手部46は、内袋部142に接続されるチューブ(不図示)とも接続される。
As shown in FIG. 8a, the
また、把持部140における各々の指部140bは、短冊状に複数に分割されていてもよい。例えば、内袋部142は、指部140bの長さ方向に沿って区切られていてもよい。
Further, each
図7に示すように、圧力変更部51は、チューブ47を介して継手部46に接続される。また、各々の内袋部142は、他の各々のチューブを介して継手部46に接続される。
As shown in FIG. 7, the
図8のaに示すように、形状可変部52は、把持部140の接触面側に設けられている。
As shown in FIG. 8a, the shape
本変形例の把持部140において、内袋部142は厚さ0.2mmの塩化ビニルを使用し、粒子体43は直径0.6mmのガラスビーズを使用した。
In the
本変形例においても上述と同様の作用効果を奏する。 Also in this modified example, the same action and effect as described above are obtained.
(その他の変形例)
以上、本開示に係るグリッパ及び開閉ロボットについて、上記各実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思い付く各種変形を実施の形態に施したものも、本開示の範囲に含まれてもよい。
(Other variants)
The gripper and the opening / closing robot according to the present disclosure have been described above based on the above-described embodiments, but the present disclosure is not limited to these embodiments. As long as it does not deviate from the gist of the present disclosure, various modifications that can be conceived by those skilled in the art may be included in the scope of the present disclosure.
例えば、上記実施の形態に係るグリッパ及びロボットにおいて、画像データによってドアの取っ手を認識した場合、認識した取っ手がパターン形状に存在しない場合、制御部は、認識した取っ手の形状、大きさ等から、最も近いパターン形状を、複数のパターン形状から抽出してもよい。 For example, in the gripper and the robot according to the above embodiment, when the handle of the door is recognized by the image data, when the recognized handle does not exist in the pattern shape, the control unit determines the shape, size, etc. of the recognized handle. The closest pattern shape may be extracted from a plurality of pattern shapes.
また、上記実施の形態に係るグリッパ及びロボットにおいて、例えば、内装用に適用してもよい。つまり、建物等の施設内の開閉体を開閉する場合に適用してもよい。 Further, in the gripper and the robot according to the above embodiment, for example, it may be applied for interior use. That is, it may be applied when opening and closing an opening / closing body in a facility such as a building.
また、上記実施の形態に係るグリッパ及びロボットにおいて、撮像部が撮像した画像データを保存することで、パターン形状に無い取っ手を記憶してもよい。この場合、パターン形状に無い取っ手を掴んだ把持部の形状を、撮像部が撮像することで、制御部がこの把持部の形状を抽出し、抽出した新しい把持部の形状を、パターン形状として記憶部に記憶、つまり学習させてもよい。 Further, in the gripper and the robot according to the above embodiment, by storing the image data captured by the imaging unit, a handle that is not in the pattern shape may be stored. In this case, the imaging unit captures the shape of the grip portion that grips the handle that is not in the pattern shape, so that the control unit extracts the shape of the grip portion and stores the extracted shape of the new grip portion as the pattern shape. You may let the department remember, that is, learn.
また、上記実施の形態に係るグリッパ及びロボットにおいて、各々のチューブ45は、一端が内袋部42に接続されているが、一端が外袋部41にさらに接続されてもよく、内袋部42の代わりに一端が外袋部41に接続されてもよい。つまり、各々のチューブ45は、気体の移動が可能なように収容空間40c1と圧力変更部51とを接続してもよい。この場合も、圧力変更部51は、外袋部41の収容空間40c1を一度に又は段階的に、開放、減圧又は増圧(減圧状態から増圧)してもよい。
Further, in the gripper and the robot according to the above embodiment, one end of each
また、上記実施の形態に係るグリッパ及びロボットに含まれる各部は典型的に集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。 Further, each part included in the gripper and the robot according to the above embodiment is typically realized as an LSI which is an integrated circuit. These may be individually integrated into one chip, or may be integrated into one chip so as to include a part or all of them.
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。 Further, the integrated circuit is not limited to the LSI, and may be realized by a dedicated circuit or a general-purpose processor. An FPGA (Field Programmable Gate Array) that can be programmed after the LSI is manufactured, or a reconfigurable processor that can reconfigure the connection and settings of circuit cells inside the LSI may be used.
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリ等の記憶媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。 In each of the above embodiments, each component may be configured by dedicated hardware or may be realized by executing a software program suitable for each component. Each component may be realized by a program execution unit such as a CPU or a processor reading and executing a software program recorded on a storage medium such as a hard disk or a semiconductor memory.
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の実施の形態は例示された数字に制限されない。 In addition, the numbers used above are all examples for the purpose of specifically explaining the present disclosure, and the embodiments of the present disclosure are not limited to the illustrated numbers.
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。 Further, the division of the functional block in the block diagram is an example, and a plurality of functional blocks can be realized as one functional block, one functional block can be divided into a plurality of functional blocks, and some functions can be transferred to other functional blocks. You may. Further, the functions of a plurality of functional blocks having similar functions may be processed by a single hardware or software in parallel or in a time division manner.
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。 Further, the order in which each step in the flowchart is executed is for the purpose of exemplifying the present disclosure in detail, and may be an order other than the above. Further, a part of the above steps may be executed at the same time (parallel) as other steps.
なお、上記の各実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。 In addition, it is realized by arbitrarily combining the components and functions in each embodiment within the range obtained by applying various modifications that can be conceived by those skilled in the art to each of the above embodiments and the purpose of the present disclosure. The form to be used is also included in the present disclosure.
1 開閉ロボット(ロボット)
3 アーム
4 グリッパ
40、140 把持部
40b、140b 指部
40c、40c1 収容空間
41 外袋部
42 内袋部
43 粒子体
51 圧力変更部
52 形状可変部
53 撮像部
54 制御部
56 記憶部
101 開閉体
102 取っ手
1 Opening and closing robot (robot)
3 Arm 4
Claims (10)
複数の指部を有する把持部を備え、
前記把持部は、前記取っ手を把持する人の指の形状を模して、前記複数の指部の形状が変形するように制御される
グリッパ。 A gripper that grips the handle of the opening / closing body.
It has a grip with multiple fingers
The gripper is a gripper whose gripper is controlled so that the shapes of the plurality of fingers are deformed, imitating the shape of a finger of a person who grips the handle.
複数の指部を有し、かつ、収容空間が形成される袋状の把持部と、
前記複数の指部に沿って設けられ、前記複数の指部の形状を変形させる形状可変部と、
前記把持部に接続され、前記収容空間の圧力を変更する圧力変更部と、
前記取っ手を把持する人の指の形状を模して、前記複数の指部の形状が変形するように前記形状可変部を制御し、かつ、前記収容空間の圧力が変更するように前記圧力変更部を制御する制御部とを備える
グリッパ。 A gripper that grips the handle of the opening / closing body.
A bag-shaped grip that has multiple fingers and forms a storage space,
A shape variable portion provided along the plurality of fingers and deforming the shape of the plurality of fingers,
A pressure changing portion connected to the grip portion and changing the pressure in the accommodation space,
The shape-variable portion is controlled so that the shapes of the plurality of fingers are deformed, and the pressure is changed so that the pressure in the accommodation space is changed, imitating the shape of a finger of a person who holds the handle. A gripper including a control unit that controls the unit.
請求項2に記載のグリッパ。 Claim that the grip portion has an outer bag portion having the plurality of finger portions, an inner bag portion accommodated in the accommodation space of the outer bag portion, and a plurality of particle bodies accommodated in the inner bag portion. The gripper according to 2.
複数の前記内袋部のそれぞれは、前記複数の指部のそれぞれに対応する前記外袋部の前記収容空間に設けられる
請求項3に記載のグリッパ。 The grip portion has a plurality of the inner bag portions and has a plurality of inner bag portions.
The gripper according to claim 3, wherein each of the plurality of inner bag portions is provided in the accommodation space of the outer bag portion corresponding to each of the plurality of finger portions.
請求項2〜4のいずれか1項に記載のグリッパ。 The invention according to any one of claims 2 to 4, wherein the control unit depressurizes the accommodation space of the grip portion or increases the pressure of the accommodation space of the grip portion by controlling the pressure changing unit. Gripper.
前記形状可変部は、前記複数の指部のそれぞれに設けられる
請求項2〜5のいずれか1項に記載のグリッパ。 The plurality of fingers are composed of three or more fingers.
The gripper according to any one of claims 2 to 5, wherein the shape-variable portion is provided on each of the plurality of finger portions.
請求項2〜6のいずれか1項に記載のグリッパ。 When the accommodation space of the grip portion is opened to the outside atmosphere, decompressed, or increased in pressure by the pressure changing portion, the shape-variable portion deforms the shapes of the plurality of finger portions. The gripper according to any one of 6.
前記制御部は、前記記憶部に記憶された各々の前記パターン形状に応じて、前記形状可変部を制御する
請求項2〜7のいずれか1項に記載のグリッパ。 Further, when the grip portion grips the handle, it is provided with a storage unit that stores a plurality of pattern shapes in which the shapes of the plurality of finger portions are set for each type of the handle.
The gripper according to any one of claims 2 to 7, wherein the control unit controls the shape variable unit according to each of the pattern shapes stored in the storage unit.
前記制御部は、前記記憶部に記憶される前記複数のパターン形状から、前記撮像部で撮像された前記取っ手の形状に適したパターン形状を選択し、選択した当該パターン形状に応じて前記形状可変部を制御する
請求項8に記載のグリッパ。 Further, an imaging unit for imaging the handle is provided.
The control unit selects a pattern shape suitable for the shape of the handle imaged by the imaging unit from the plurality of pattern shapes stored in the storage unit, and the shape is variable according to the selected pattern shape. The gripper according to claim 8, which controls a unit.
請求項1〜9のいずれか1項に記載のグリッパと、
前記グリッパに接続されたアームと、
前記アームを移動させるアーム駆動部とを備える
ロボット。 A moving robot
The gripper according to any one of claims 1 to 9,
With the arm connected to the gripper,
A robot including an arm drive unit for moving the arm.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019082610A JP2020179439A (en) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | Gripper and robot |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019082610A JP2020179439A (en) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | Gripper and robot |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020179439A true JP2020179439A (en) | 2020-11-05 |
Family
ID=73022900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019082610A Pending JP2020179439A (en) | 2019-04-24 | 2019-04-24 | Gripper and robot |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020179439A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112021005721T5 (en) | 2020-10-27 | 2023-08-10 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Vehicle-side communication system and communication method |
-
2019
- 2019-04-24 JP JP2019082610A patent/JP2020179439A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112021005721T5 (en) | 2020-10-27 | 2023-08-10 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Vehicle-side communication system and communication method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9039057B2 (en) | Orientation controller, mechanical arm, gripper and components thereof | |
US9579219B2 (en) | Robotic apparatus, method, and applications | |
Katzschmann et al. | Autonomous object manipulation using a soft planar grasping manipulator | |
JP6513118B2 (en) | Finger mechanism and manipulator | |
US20200375287A1 (en) | Robotic exoskeleton glove system | |
CN107920864A (en) | Robotic surgical system control program for Manipulation of the machine people's end effector | |
JP2017534466A (en) | Gripper for gripping | |
US10709584B2 (en) | Adaptive robotic finger prosthesis for grasping arbitrary object shape | |
JP2019107725A (en) | Gripping device, learning device, learned model, gripping system, determination method, and learning method | |
JP2021502263A (en) | Arm end tool for soft robot systems | |
Fras et al. | Soft fluidic rotary actuator with improved actuation properties | |
JP2016068192A (en) | Robot hand and robot | |
US9492928B2 (en) | Interconnected phalanges for robotic gripping | |
KR20170007351A (en) | Actuation of a hand to be provided on a humanoid robot | |
WO2020261881A1 (en) | End effector control system and end effector control method | |
TW201731647A (en) | Gripping robot, and robot hand control method | |
JP2020179439A (en) | Gripper and robot | |
Shen et al. | Soft origami optical-sensing actuator for underwater manipulation | |
US20170209024A1 (en) | Endoscopic device and method | |
KR20160096107A (en) | Hand mechanism | |
JP6567998B2 (en) | Control method | |
Xu et al. | Mechanical implementation of postural synergies using a simple continuum mechanism | |
JP2009078310A5 (en) | ||
JP5387957B2 (en) | Gripping device | |
WO2020190164A1 (en) | Gripper device for a robotic arm capable of operating in two grasp modes |