JP2020178819A - 装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】物体を挟み込む隙間の調節が容易であるとともに、隙間の保持機能を良好に維持できる装身具を提供する。
【解決手段】装身具1は、耳朶などを挟み込み可能な隙間2を形成する第1部材3及び第2部材4と、第1部材3と第2部材4とを回動可能に連結する連結部5と、第1部材3と第2部材4との回動を、複数の回動位置において解除可能に抑止する回動抑止部6とを有する。第1部材3と第2部材4との回動に伴って隙間2が段階的に変化する。この構成によれば、ネジを回す操作などが不要であるため、隙間2の調整が容易になる。また、全ての回動位置において連続的に回動を抑止する摩擦力を働かせる場合に比べて、摩擦による部品の劣化が生じ難くなるため、隙間2の保持機能の劣化が抑制され易くなる。
【選択図】図6

Description

本発明は、イヤリングなどの装身具に関するものである。
耳朶に挟んで留めるイヤリングには、ネジ式やクリップ式、パイプ式、マグネット式などの様々なタイプがある。ネジ式のイヤリングは、耳朶を挟む隙間をネジで調節するものであり、挟み込みの強さを任意に調節することができる。他方、クリップ式やパイプ式のイヤリングは、バネの弾性力を利用して耳朶を挟み込み、マグネット式のイヤリングは、磁石の磁力を利用して耳朶を挟み込むため、ネジ式のイヤリングよりも着脱を簡単に行うことができる。
また、下記の特許文献には、ヒンジ部の回転に伴う摩擦力を大きくすることによって耳朶を挟む隙間を保持するイヤリングが記載されている。この種のイヤリングは、着脱を簡単に行うことができるという利点に加えて、弾性力や磁力を利用するイヤリングに比べて挟み込みの強さを調整し易いという利点がある。
特開平10−276810号公報
しかしながら、上記特許文献のようにヒンジ部の摩擦力を利用するイヤリングでは、ヒンジ部の部品の摩耗が生じ易いため、耳朶を挟む隙間を適切に保持できなくなり、イヤリングが脱落し易くなるという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、物体を挟み込む隙間の調節が容易であるとともに、隙間の保持機能を良好に維持できる装身具を提供することにある。
本発明の一態様に係る装身具は、物体を挟み込み可能な隙間を形成する第1部材及び第2部材と、第1部材と第2部材とを回動可能に連結する連結部と、第1部材と第2部材との回動を、複数の回動位置において解除可能に抑止する回動抑止部とを有し、第1部材と第2部材との回動に伴って隙間が変化する。
この構成によれば、ネジを回す操作などが不要であるため、隙間の調整が容易になる。また、全ての回動位置において連続的に回動を抑止する摩擦力を働かせる場合に比べて、部品の摩耗等による隙間の保持機能の劣化が抑制され易くなる。
本発明によれば、物体を挟み込む隙間の調節が容易であるとともに、隙間の保持機能を良好に維持できる装身具を提供できる。
図1は、本実施形態に係る装身具の一例を示す正面図であり、隙間が狭まった状態を示す。 図2は、本実施形態に係る装身具の一例を示す正面図であり、隙間が広がった状態を示す。 図3は、本実施形態に係る装身具の一例を示す斜視図である。 図4は、本実施形態に係る装身具の一例を示す平面図である。 図5は、図1に示す装身具の断面図である。 図6は、図2に示す装身具の断面図である。 図7は、第1部材と第1係合部を示す分解斜視図である。 図8は、第2部材と板状部材と押さえ部材を示す分解斜視図である。
以下、本実施形態に係る装身具について図面を参照しながら説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る装身具1の一例を示す正面図である。この図に例示した装身具1はイヤリングであり、耳朶を挟んで留めるための隙間2を段階的に調節することができる。図1は隙間2が狭まった状態を示し、図2は隙間2が広がった状態を示す。図3は、図2に示す装身具1の斜視図であり、図4は、図2に示す装身具1の平面図である。
なお、本明細書では、装身具1の各部分の相対的な位置関係を説明するため、互いに垂直な3つの方向(X方向、Y方向、Z方向)が規定される。X方向は逆向きの2つの方向X1及びX2を含み、Y方向は逆向きの2つの方向Y1及びY2を含み、Z方向は逆向きの2つの方向Z1及びZ2を含む。以下、「X1」を後方、「X2」を前方、「Y1」を左、「Y2」を右、「Z1」を上、「Z2」を下の意味で使用する場合がある。これらの方向は、説明の便宜上規定されたものに過ぎず、装身具1の使用態様を限定するものではない。図1及び図2の正面図は、装身具1を前方から見た図である。図3の斜視図は、装身具1を前方右上から見た図である。図4の平面図は、装身具1を上方から見た図である。
本実施形態に係る装身具1は、図1等に示すように、耳朶を挟み込み可能な隙間2を形成する第1部材3及び第2部材4と、第1部材3及び第2部材4を回動可能に連結する連結部5とを有する。装身具1は、連結部5において第1部材3と第2部材4とを回動させると、この回動に伴って隙間2が変化する。
第1部材3及び第2部材4は、それぞれ前後方向から見て円弧状に湾曲している。第1部材3は左側に位置し、左側へ突き出るように湾曲している。第2部材4は右側に位置し、右側へ突き出るように湾曲している。第1部材3及び第2部材4は、連結部5によって互いの下側の端部が連結され、互いの上側の端部30及び40に隙間2が形成されている。連結部5の回動軸AXは、前後方向(X方向)に対して平行である。装身具1は、図1及び図2に示すように、前後方向から見て概ねC字に似た形状を呈する。また装身具1は、図3及び図4に示すように、前後方向の厚みが上下方向の高さ及び横方向の幅に比べて小さい。
図5及び図6は、連結部5の回動軸AXに対して垂直な仮想平面VP(図4)に沿って装身具1を切断した断面図である。図5は、図1に示すように隙間2の狭い状態の断面を示し、図6は、図2に示すように隙間2の広い状態の断面を示す。図7は、第1部材3を含んだ分解斜視図であり、図8は、第2部材4を含んだ分解斜視図である。
図5及び図6に示すように、第1部材3の右側の側面には仮想平面VPに沿った溝31が形成され、第2部材4の左側の側面には仮想平面VPに沿った溝41が形成される。図7に示すように、第1部材3の下側の端部には、仮想平面VPを挟んで対向した一対の腕部32A,32Bが設けられている。腕部32Aは前方側に位置し、腕部32Bは後方側に位置する。一対の腕部32A,32Bの間には、第2部材4の下側の端部が位置するとともに、後述する板状部材60が位置する。連結部5は、この一対の腕部32A,32Bと第2部材4の下側の端部とを貫通する軸部材51を含む。軸部材51は、第2部材4の軸貫通孔45(図9)を貫通しており、腕部32Aの軸支持孔321A(図7)と腕部32Bの軸支持孔321B(図7)とによって両端が支持される。例えば軸部材51は、一対の腕部32A,32Bに対して溶接により固定される。
本実施形態に係る装身具1は、第1部材3と第2部材4との回動を、複数の回動位置において解除可能に抑止する回動抑止部6(図5及び図6)を有する。
例えば回動抑止部6は、図5及び図6に示すように、第1部材3に設けられた第1係合部61と、第2部材4に設けられた複数の第2係合部62とを含む。図5及び図6の例において、回動抑止部6は8つの第2係合部62を含む。8つの第2係合部62は、それぞれ第1係合部61と係合可能である。この8つの第2係合部62は、第1部材3と第2部材4との回動が抑止される8つの回動位置と一対一に対応する。1つの回動位置において回動が抑止される場合、この1つの回動位置に対応する1つの第2係合部62と第1係合部61とが係合する。
第1係合部61と第2係合部62との係合は、第1係合部61及び第2係合部62の少なくとも一方が弾性変形することにより解除される。図示した装身具1の例では、主として第1係合部61の弾性変形により係合が解除される。なお、本実施形態の他の例では、第2係合部の弾性変形によって第1係合部と第2係合部との係合が解除されるようにしてもよい。
図5及び図6に示すように、8つの第2係合部62の各々は、回動軸AXに向かって凹んだ凹部621を含んでおり、第1係合部61の端部611と凹部621とが係合可能となっている。8つの第2係合部62の凹部621は、第1係合部61の一方の端部611よりも回動軸AXの近くに位置する。第1係合部61の弾性変形に伴って、連結部5の回動軸AXと第1係合部61の端部611との距離が変化することにより、第1係合部61と凹部621との係合が解除される。
図7に示すように、第1係合部61は、仮想平面VPに沿って弾性変形可能な帯状の形状を持つ。第1係合部61の長手方向における一方の(右側の)端部611と凹部621とが係合可能である。
図5及び図6に示すように、8つの第2係合部62の凹部621は、回動軸AXを中心とする仮想平面VP上の仮想円VCの円周に沿って概ね等間隔に並んでいる。図8に示すように、8つの第2係合部62の凹部621は、板状部材60の左側の側縁部601において歯車状に形成されている。第2係合部62が形成される板状部材60と、第2係合部62に係合する第1係合部61は、それぞれステンレス鋼などの硬度及び耐久性の高い材料を用いて形成される。
図8に示すように、板状部材60は、回動軸AXと平行に伸びた複数の第2貫通孔602(図8の例では2つの第2貫通孔602)を持つ。第2部材4は、回動軸AXと平行に伸び、板状部材60の2つ第2貫通孔602に挿通される2つの第2固定ピン44と、この2つの第2固定ピン44が設けられた基部42とを含む。基部42は、図8に示すように、第2部材4の下側の端部に設けられた板状の部分であり、基部42の表側の面に2つの第2固定ピン44が立設されている。
また図8に示すように、第2部材4は、板状部材60の2つの第2貫通孔602から突出した2つの第2固定ピン44の端部と溶接される押さえ部材43を含む。押さえ部材43には、前後方向に伸びた2つの孔431が形成されており、この2つの孔431に2つの第2固定ピン44の端部が挿入されて溶接される。板状部材60は、図3及び図4に示すように、基部42と押さえ部材43との間に挟まれた状態となる。基部42の裏側の面が腕部32Bの表側の面と対向し、押さえ部材43の表側の面が腕部32Aの裏側の面と対向する。
第1係合部61は、図3及び図4に示すように、第1部材3の溝31の中に配置される。第1部材3は、溝31の内側における仮想平面VPに沿った第1係合部61の移動を規制するとともに、溝31の外側へ向かう第1係合部61の移動を規制する規制部33を有する(図7)。規制部33は、図7の例において、溝31の底面側に設けられた裏側規制部332と、溝31の内側面において前後方向に向かい合うように立設された表側規制部331A及び331Bとを含む。第1係合部61は、図8において点線で示すように、裏側規制部332と表側規制部331A及び331との間に挟まれるように配置される。第1係合部61は、溝31の底面側への移動を裏側規制部332によって規制され、溝31の底面側に対して反対側への移動(溝31の外側への移動)を表側規制部331A及び331Bによって規制される。
また図7に示すように、第1部材3は、規制部33より凹部621から離れた場所で第1係合部61を第1部材3に固定する固定部34を含む。図7の例において、第1係合部61には、仮想平面VPに沿って伸びた第1貫通孔613が形成されており、固定部34は、この第1貫通孔613に挿通される第1固定ピン341を含む。第1係合部61の第1貫通孔613は、凹部621と係合する第1係合部61の端部611に対して反対側(左側)の端部612の近くに形成される。固定部34の第1固定ピン341は、例えば図7に示すように、規制部33の裏側規制部332の表面に立設される。
(まとめ)
上述した本実施形態に係る装身具1によれば、次に述べるような効果が得られる。
(1)装身具1は、耳朶などの物体を挟み込み可能な隙間2を形成する第1部材3及び第2部材4と、第1部材3と第2部材4とを回動可能に連結する連結部5と、第1部材3と第2部材4との回動を、複数の回動位置において解除可能に抑止する回動抑止部6とを有しており、第1部材3と第2部材4との回動に伴って隙間2が変化する。
この構成によれば、ネジ式イヤリングのようにネジを回す操作が不要であり、第1部材3と第2部材4とを回動させるだけで隙間2を調節できる。従って、隙間2の調節が容易になり、装身具1の着脱を非常に簡単に行うことができる。また、第1部材3と第2部材4との回動が複数の回動位置において段階的に抑止されるため、挟み込む物体(耳朶など)のサイズに合った所望の隙間2に調節することが可能となる。これにより、隙間2が狭すぎて装着感が低下したり、隙間2が広すぎて脱落し易くなったりすることを効果的に防止できる。
更に、この構成によれば、全ての回動位置において連続的に回動を抑止する摩擦力を働かせる場合(例えば特許文献1に記載のイヤリング)に比べて、部品の摩耗等による回動位置の保持機能の劣化が抑制され易くなる。すなわち、摩擦力によって連続的に回動を抑止する場合、全ての回動位置において摩擦力を働かせることから、部品の摩耗が進行するにつれて回動位置のずれが徐々に生じ易くなり、それに伴って装身具1が徐々に脱落し易くなる。これに対して、装身具1の回動抑止部6によれば、複数の回動位置の各々において第1部材3と第2部材4との回動が解除可能に抑止されるため、部品の摩耗等が一定の程度まで進行しない限り、各回動位置の回動を安定的に抑止できる。従って、隙間2の保持機能の劣化を効果的に抑制し、使用寿命を長くすることができる。
(2)回動抑止部6は、第1部材3に設けられた第1係合部61と、第2部材4に設けられた複数の第2係合部62(図5及び図6の例では8つの第2係合部62)とを含んでおり、複数の第2係合部62の各々と第1係合部61とが係合可能である。第1部材3と第2部材4との回動が抑止される複数の回動位置と、複数の第2係合部62とが一対一に対応しており、1つの回動位置において回動が抑止される場合、この1つの回動位置に対応する1つの第2係合部62と第1係合部61とが係合する。
この構成によれば、第1係合部61と第2係合部62との係合によって第1部材3と第2部材4との回動が抑止される。そのため、特許文献1に記載されたイヤリングのようにヒンジ部の部品の摩擦力によって回動を抑止する場合に比べて、第1部材3と第2部材4との回動位置を安定的に維持できる。
(3)第1係合部61及び第2係合部62の少なくとも一方が弾性変形することにより、第1係合部61と第2係合部62との係合が解除される。
この構成によれば、第1係合部61及び第2係合部62の少なくとも一方の弾性変形を生じさせない限り、第1係合部61と第2係合部62とが係合された状態となる。従って、比較的簡易な構造でありながら、第1係合部61と第2係合部62との係合状態を安定的に維持できる。
(4)複数の第2係合部62の各々は、回動軸AXに向かって凹んだ凹部621を含み、第1係合部61の端部611と凹部621とが係合可能である。第1係合部61の弾性変形に伴って、連結部5の回動軸AXと第1係合部61の端部611との距離が変化することにより、第1係合部61と凹部621との係合が解除される。
この構成によれば、回動軸AXに向かって凹んだ凹部621と第1係合部61の端部611とが係合することにより、第1部材3と第2部材4との回動が抑止されるため、ヒンジ部の部品の摩擦力によって回動を抑止する場合に比べて、第1部材3と第2部材4との回動位置を安定的に維持できる。また、第1係合部61が弾性変形することにより、第1係合部61の端部611と回動軸AXとの距離が変化し、第1係合部61と凹部621との係合が解除されるため、比較的簡易な構造でありながら、第1部材3と第2部材4との回動の抑止とその解除を実現できる。
(5)第1係合部61は、回動軸AXに垂直な仮想平面VPに沿って弾性変形可能な帯状の形状を持ち、第1係合部61の長手方向における一方の端部611と凹部621とが係合可能である。
この構成によれば、帯状の形状を持つ第1係合部61が仮想平面VPに沿って弾性変形可能であるため、第1係合部61の長手方向は仮想平面VPに沿っている。また、第1係合部61の長手方向における一方の端部611と凹部621とが係合可能であるため、第2係合部62の凹部621は仮想平面VP上に位置している。従って、仮想平面VPに垂直な方向(回動軸AXに平行な方向)における装身具1の厚みを薄くすることができる。
(6)複数の第2係合部62の凹部621は、回動軸AXを中心とする仮想平面VP上の仮想円VCの円周に沿って並んでいる(図5、図6)。
この構成によれば、第1部材3と第2部材4との回動が抑止される複数の回動位置において、第1係合部61の端部611と係合する第2係合部62の凹部621と回動軸AXとの距離が概ね等しくなる。すなわち、回動が抑止される各回動位置において、係合状態にある第1係合部61の端部611と第2係合部62の凹部621との位置関係が概ね等しくなる。従って、第1係合部61と第2係合部62との係合の安定性が回動位置に応じてばらつくことを防止できる。
(6)第1部材3は、第1係合部61が配置される溝31と、溝31の内側における仮想平面VPに沿った第1係合部61の移動を規制するとともに、溝31の外側へ向かう第1係合部61の移動を規制する規制部33と、規制部33より凹部621から離れた場所で第1係合部61を第1部材3に固定する固定部34とを含む。
この構成によれば、帯状の形状を持つ第1係合部61が比較的長尺な場合でも、仮想平面VPに沿った第1係合部61の移動の範囲を規制部33によって所望の範囲内に規制できる。そのため、第1係合部61が第1部材3から外れることを防止しつつ、第1係合部61において所望の弾性変形を生じさせることができる。
(7)第1係合部61は、仮想平面VPに沿って伸びた第1貫通孔613を持ち、固定部34は、第1貫通孔613に挿通される第1固定ピン341を含む。
この構成によれば、第1係合部61の第1貫通孔613に固定部34の第1固定ピン341を挿通させることによって、第1係合部61を第1部材3へ簡単に固定することができ、組み立て作業を簡易化できる。
(8)回動抑止部6は、複数の第2係合部62の凹部621が側縁部601に形成された板状部材60を含む。板状部材60の材料は、第1部材3や第2部材4に比べて高硬度の合金(ステンレス鋼や、タングステンなどの超硬合金)である。板状部材60は、回動軸AXと平行に伸びた複数の第2貫通孔602を持つ。第2部材4は、回動軸AXと平行に伸び、板状部材60の複数の第2貫通孔602に挿通される複数の第2固定ピン44と、この複数の第2固定ピン44が設けられた基部42と、押さえ部材43とを含む。押さえ部材43は、板状部材60の複数の第2貫通孔602から突出した複数の第2固定ピン44の端部と溶接される。板状部材60は、基部42と押さえ部材43との間に挟まれる。
この構成によれば、第2部材4に使用される材料(例えば金や銅、白金などの貴金属)に比べて硬度が高く耐久性の高いステンレス鋼やタングステンなどの合金で作られた板状部材60に、第2係合部62の凹部621が形成される。そのため、装身具1の使用寿命を更に長くすることができる。また、板状部材60の複数の第2貫通孔602から突出した複数の第2固定ピン44の端部が押さえ部材43と溶接されるため、貴金属などの材料で作られた第2部材4とステンレス鋼などの高硬度の合金で作られた板状部材60とを直接溶接することが難しい場合でも、第2部材4に対して板状部材60を確実に固定できる。
(9)第1部材3は、仮想平面VPを挟んで対向した一対の腕部32A,32Bを含んでおり、板状部材60は、一対の腕部32A,32Bの間に位置する。連結部5は、第1部材3の一対の腕部32A,32Bと第2部材4とを貫通する軸部材51を含む。
この構成によれば、第1部材3の一対の腕部32A,32Bの間に板状部材60が位置するため、仮想平面VPに垂直な方向(回動軸AXに平行な方向)における装身具1の厚みを薄くしつつ、回動抑止部6(第1係合部61、第2係合部62)を外側から見え難くくし、良好なデザイン性を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
上述した実施形態では、装身具の一例としてイヤリングを挙げたが、本発明はイヤリングに限定されるものではなく、例えば、首輪やネックレス、ネクタイピン、ブレスレット、アームバンド、リストバンド、腕時計、ベルト、バックル、アンクレット、ブローチ、ボタン、キーホルダー、バッジ、指輪、眼鏡などの装身具にも適用可能である。すなわち、本発明は、身体の各部位や衣服、身の回り品などに装着して使用される様々な装身具に広く適用可能である。
1…装身具、2…隙間、3…第1部材、30…端部、31…溝、32A,32B…腕部、321A,321B…軸支持孔、321b…軸支持孔、33…規制部33、331A,331B…表側規制部、332…裏側規制部、34…固定部、341…第1固定ピン、4…第2部材、40…端部、41…溝、42…基部、43…押さえ部材、431…孔、44…第2固定ピン、45…軸貫通孔、5…連結部、51…軸部材、6…回動抑止部、60…板状部材、601…側縁部、602…第2貫通孔、61…第1係合部、611…端部、612…端部、613…第1貫通孔、62…第2係合部、621…凹部、AX…回動軸、VP…仮想平面、VC…仮想円
本発明の一態様に係る装身具は、物体を挟み込み可能な隙間を形成する第1部材及び第2部材と、第1部材と第2部材とを回動可能に連結する連結部と、第1部材と第2部材との回動を、複数の回動位置において解除可能に抑止する回動抑止部とを有し、第1部材と第2部材との回動に伴って隙間が変化する。回動抑止部は、第1部材に設けられた第1係合部と、第2部材に設けられた複数の第2係合部とを含み、複数の第2係合部の各々と第1係合部とが係合可能であり、複数の第2係合部と複数の回動位置とが一対一に対応しており、1つの回動位置において回動が抑止される場合、1つの回動位置に対応する1つの第2係合部と第1係合部とが係合し、第1係合部及び第2係合部の少なくとも一方が弾性変形することにより、第1係合部と第2係合部との係合が解除される。複数の第2係合部の各々は、連結部の回動軸に向かって凹んだ凹部を含み、第1係合部の端部と凹部とが係合可能であり、第1係合部の弾性変形に伴って、連結部の回動軸と第1係合部の端部との距離が変化することにより、第1係合部と凹部との係合が解除される。
この構成によれば、ネジを回す操作などが不要であるため、隙間の調整が容易になる。また、全ての回動位置において連続的に回動を抑止する摩擦力を働かせる場合に比べて、部品の摩耗等による隙間の保持機能の劣化が抑制され易くなる。
本発明の一態様に係る装身具は、物体を挟み込み可能な隙間を形成する第1部材及び第2部材と、第1部材と第2部材とを回動可能に連結する連結部と、第1部材と第2部材との回動を、複数の回動位置において解除可能に抑止する回動抑止部とを有し、第1部材と第2部材との回動に伴って隙間が変化する。回動抑止部は、第1部材に設けられた第1係合部と、第2部材に設けられた複数の第2係合部とを含み、複数の第2係合部の各々と第1係合部とが係合可能であり、複数の第2係合部と複数の回動位置とが一対一に対応しており、1つの回動位置において回動が抑止される場合、1つの回動位置に対応する1つの第2係合部と第1係合部とが係合し、第1係合部及び第2係合部の少なくとも一方が弾性変形することにより、第1係合部と第2係合部との係合が解除される。複数の第2係合部の各々は、連結部の回動軸に向かって凹んだ凹部を含み、第1係合部の端部と凹部とが係合可能であり、第1係合部の弾性変形に伴って、連結部の回動軸と第1係合部の端部との距離が変化することにより、第1係合部と凹部との係合が解除される。回動抑止部は、複数の第2係合部の凹部が側縁部に形成された板状部材を含む。板状部材の材料は、第2部材に比べて高硬度の合金である。板状部材は、回動軸と平行に伸びた複数の第2貫通孔を持つ。第2部材は、回動軸と平行に伸び、板状部材の複数の第2貫通孔に挿通される複数の第2固定ピンと、複数の第2固定ピンが設けられた基部と、複数の第2貫通孔から突出した複数の第2固定ピンの端部と溶接される押さえ部材とを含む。基部と押さえ部材との間に板状部材が挟まれる。
この構成によれば、ネジを回す操作などが不要であるため、隙間の調整が容易になる。また、全ての回動位置において連続的に回動を抑止する摩擦力を働かせる場合に比べて、部品の摩耗等による隙間の保持機能の劣化が抑制され易くなる。

Claims (9)

  1. 物体を挟み込み可能な隙間を形成する第1部材及び第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とを回動可能に連結する連結部と、
    前記第1部材と前記第2部材との前記回動を、複数の回動位置において解除可能に抑止する回動抑止部とを有し、
    前記第1部材と前記第2部材との前記回動に伴って前記隙間が変化する、
    装身具。
  2. 前記回動抑止部は、
    前記第1部材に設けられた第1係合部と、
    前記第2部材に設けられた複数の第2係合部とを含み、
    前記複数の第2係合部の各々と前記第1係合部とが係合可能であり、
    前記複数の第2係合部と前記複数の回動位置とが一対一に対応しており、
    1つの前記回動位置において前記回動が抑止される場合、前記1つの回動位置に対応する1つの前記第2係合部と前記第1係合部とが係合し、
    前記第1係合部及び前記第2係合部の少なくとも一方が弾性変形することにより、前記第1係合部と前記第2係合部との係合が解除される、
    請求項1に記載の装身具。
  3. 前記複数の第2係合部の各々は、前記連結部の回動軸に向かって凹んだ凹部を含み、
    前記第1係合部の端部と前記凹部とが係合可能であり、
    前記第1係合部の弾性変形に伴って、前記連結部の前記回動軸と前記第1係合部の前記端部との距離が変化することにより、前記第1係合部と前記凹部との係合が解除される、
    請求項2に記載の装身具。
  4. 前記第1係合部は、前記回動軸に垂直な仮想平面に沿って弾性変形可能な帯状の形状を持ち、
    前記第1係合部の長手方向における一方の端部と前記凹部とが係合可能である、
    請求項3に記載の装身具。
  5. 前記複数の第2係合部の前記凹部は、前記回動軸を中心とする前記仮想平面上の仮想円の円周に沿って並んでいる、
    請求項4に記載の装身具。
  6. 前記第1部材は、
    前記第1係合部が配置される溝と、
    前記溝の内側における前記仮想平面に沿った前記第1係合部の移動を規制するとともに、前記溝の外側へ向かう前記第1係合部の移動を規制する規制部と、
    前記規制部より前記凹部から離れた場所で前記第1係合部を前記第1部材に固定する固定部とを含む、
    請求項4又は5に記載の装身具。
  7. 前記第1係合部は、前記仮想平面に沿って伸びた第1貫通孔を持ち、
    前記固定部は、前記第1貫通孔に挿通される第1固定ピンを含む、
    請求項6に記載の装身具。
  8. 前記回動抑止部は、前記複数の第2係合部の前記凹部が側縁部に形成された板状部材を含み、
    前記板状部材の材料は、前記第2部材に比べて高硬度の合金であり、
    前記板状部材は、前記回動軸と平行に伸びた複数の第2貫通孔を持ち、
    前記第2部材は、
    前記回動軸と平行に伸び、前記板状部材の前記複数の第2貫通孔に挿通される複数の第2固定ピンと、
    前記複数の第2固定ピンが設けられた基部と、
    前記複数の第2貫通孔から突出した前記複数の第2固定ピンの端部と溶接される押さえ部材とを含み、
    前記基部と前記押さえ部材との間に前記板状部材が挟まれる、
    請求項3〜7のいずれか一項に記載の装身具。
  9. 前記第1部材は、前記回動軸に垂直な仮想平面を挟んで対向した一対の腕部を含み、
    前記板状部材は、前記一対の腕部の間に位置し、
    前記連結部は、前記第1部材の前記一対の腕部と前記第2部材とを貫通する軸部材を含む、
    請求項8に記載の装身具。
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