JP2020178462A - Motor device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、整流子にブラシを接触させてブラシからの電流をロータに巻かれたコイルに供給するモータ装置に関する。 The present invention relates to a motor device in which a brush is brought into contact with a commutator to supply a current from the brush to a coil wound around a rotor.
自動車等の車両に搭載されるパワーウィンド装置等の駆動源には、小型でありながら大きな出力が得られる減速機構を備えたモータ装置が用いられている。そして、車室内に設けられたスイッチを操作することで、モータ装置が正回転又は逆回転され、窓ガラスが昇降される。このようなモータ装置には、例えば、特許文献1に記載された技術が用いられている。 As a drive source for a power window device or the like mounted on a vehicle such as an automobile, a motor device having a deceleration mechanism capable of obtaining a large output while being small is used. Then, by operating the switch provided in the vehicle interior, the motor device is rotated forward or reverse, and the window glass is moved up and down. For such a motor device, for example, the technique described in Patent Document 1 is used.
上記特許文献1には、整流子に圧接されるブラシと、ブラシを保持するブラシホルダと、ブラシを付勢するスプリングと、を備えたモータ装置が示されている。このモータ装置が備えるブラシの後端部の全面(背面)は、斜めに傾斜してテーパ部を形成しており、スプリングは、ブラシの後端部に当接して当該ブラシを整流子に向けて付勢する。 Patent Document 1 discloses a motor device including a brush pressed against a commutator, a brush holder for holding the brush, and a spring for urging the brush. The entire surface (back surface) of the rear end portion of the brush provided in this motor device is inclined at an angle to form a tapered portion, and the spring abuts on the rear end portion of the brush to direct the brush toward the commutator. Bounce.
しかしながら、上記特許文献1に示されたモータ装置では、ブラシの組付けにおいて、スプリングの自由端部をブラシの後端部にセットする際に、ブラシの後端部の角部にスプリングの自由端部が引っ掛かって組付け不良が発生するという課題があった。 However, in the motor device shown in Patent Document 1, when the free end of the spring is set at the rear end of the brush in assembling the brush, the free end of the spring is set at the corner of the rear end of the brush. There was a problem that the part was caught and an assembly failure occurred.
本発明の目的は、組付け性が向上されたモータ装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a motor device having improved assembling property.
本発明の一態様は、回転軸と、前記回転軸に取り付けられ、かつコイルが巻装されるアーマチュアコアと、前記回転軸に設けられた整流子と、前記整流子に圧接されるブラシと、を備えたモータ装置であって、前記ブラシを保持するブラシホルダと、前記ブラシホルダが設けられ、前記ブラシに対してアーマチュアコア側と反対側に設けられたブラシホルダステーと、前記ブラシの背面部を前記整流子に向けて押圧し、自由端部を備えたスプリングと、前記ブラシホルダステーに設けられ、前記スプリングを支持するスプリング支持部と、を有し、前記背面部は、前記アーマチュアコアの径方向において、前記背面部のブラシホルダステー側の端部が、前記背面部の前記アーマチュアコア側の端部より前記回転軸から離れた位置となるように前記回転軸に対して傾斜し、前記ブラシホルダは、前記スプリングの前記自由端部を前記背面部に案内する案内面を備え、前記案内面は、前記径方向において、前記案内面の前記ブラシホルダステー側の端部が、前記案内面の前記アーマチュアコア側の端部より前記回転軸から離れた位置となるように前記回転軸に対して傾斜し、前記案内面の前記回転軸に対する傾斜角度は、前記背面部の前記回転軸に対する傾斜角度より大きい。 One aspect of the present invention includes a rotating shaft, an armature core attached to the rotating shaft and around which a coil is wound, a commutator provided on the commutator, and a brush pressed against the commutator. A brush holder that holds the brush, a brush holder stay that is provided with the brush holder on the side opposite to the armature core side with respect to the brush, and a back portion of the brush. Has a spring having a free end and a spring support provided on the brush holder stay to support the spring, the back surface of the armature core of the armature core. In the radial direction, the end portion of the back surface portion on the brush holder stay side is inclined with respect to the rotation axis so as to be a position away from the rotation axis from the end portion of the back surface portion on the armature core side. The brush holder includes a guide surface that guides the free end portion of the spring to the back surface portion, and the guide surface is such that the end portion of the guide surface on the brush holder stay side in the radial direction is the guide surface. The tilt angle of the guide surface with respect to the rotation axis is such that the guide surface is inclined with respect to the rotation axis so as to be located away from the rotation axis from the end portion on the armature core side. Greater than the angle.
モータ装置において、ブラシの組付け不良を低減することができる。 In the motor device, it is possible to reduce brush assembly defects.
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(実施の形態)
図1に示すモータ装置10は、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンド装置の駆動源に用いられ、窓ガラスを昇降させるウィンドレギュレータを駆動させるものである。モータ装置10は、小型でありながら大きな出力が可能な減速機構付きのモータとされ、車両のドア内の狭小スペースに設置される。モータ装置10は、モータ部20とギヤ部40とを備え、これらのモータ部20およびギヤ部40は、複数の締結ネジ11により互いに連結され、ユニット化されている。
(Embodiment)
The
モータ部20は、磁性材料よりなる鋼板をプレス加工等することで、有底筒状に形成されたモータケース21を備えている。モータケース21は、互いに対向する一対の平面壁部21aと、互いに対向する一対の円弧状壁部21bとを備えており、その断面形状は略小判形状に形成されている。つまり、各平面壁部21aが対向する方向(図1の奥行方向)に沿うモータケース21の厚み寸法が薄くされ、これにより、モータ部20を扁平形状として、モータ装置10をドア内の狭小スペースに配置可能としている。ここで、ギヤケース41においても、モータケース21の扁平形状に倣って扁平形状となっている。なお、図1では、図中手前側の平面壁部21aのみが示されている。
The
モータケース21の各円弧状壁部21bの内側には、断面が略円弧形状に形成された複数のマグネット22が固定されている。各マグネット22の内側には、コイル23が巻装されたアーマチュアコア25を含むアーマチュア24が、所定の隙間を介して回転自在に設けられている。そして、モータケース21の開口側(図1の左側)には、ブラシホルダ60が装着されており、当該ブラシホルダ60によって、モータケース21の開口側は塞がれている。
Inside each arc-
アーマチュア24が有するアーマチュアコア25の回転中心には、アーマチュア軸(回転軸)26が貫通して固定されている。つまり、アーマチュア24は、回転軸であるアーマチュア軸26と、アーマチュア軸26に取り付けられ、かつコイル23が巻装されたアーマチュアコア25と、を有している。アーマチュア軸26は、モータ部20およびギヤ部40の双方を横切るようにして設けられ、アーマチュア軸26の軸方向一側(図1の右側)はモータケース21内に配置され、アーマチュア軸26の軸方向他側(図1の左側)はギヤケース41内に配置されている。つまり、アーマチュア軸26は、モータケース21およびギヤケース41の内部に回転自在に収容されている。
An armature shaft (rotation shaft) 26 penetrates and is fixed to the rotation center of the
アーマチュア軸26の軸方向に沿う略中間部分で、かつアーマチュアコア25に近接する部位には、略円柱形状に形成されたコンミテータ(整流子)27が設けられている。コンミテータ27は、アーマチュア軸26と一体回転し、コンミテータ27には、アーマチュアコア25に巻装されたコイル23の端部が電気的に接続されている。
A
コンミテータ27の外周には、ブラシホルダ60に保持された複数のブラシ28が摺接され、各ブラシ28は、それぞれのブラシ28の図3に示す背面部(後端部)28aがコイル状のスプリング29の自由端部29aによりそれぞれコンミテータ27に向けて所定圧で押圧されている。これにより、図示しない車載コントローラから、各ブラシ28を介してアーマチュアコア25に駆動電流を供給することで、アーマチュアコア25に回転力(電磁力)が発生し、ひいてはアーマチュア軸26が所定の回転方向に回転される。
A plurality of
なお、スプリング29は、図5に示すように、ブラシホルダステー64に設けられたスプリング支持部63に取り付けられている。
As shown in FIG. 5, the
また、アーマチュア軸26の軸方向に沿う略中間部分で、かつコンミテータ27のアーマチュアコア25側とは反対側には、環状のセンサマグネット30が固定されている。センサマグネット30は、アーマチュア軸26の回転方向に沿って複数の極性を備えている。センサマグネット30は、アーマチュア軸26と一体回転され、これにより、アーマチュア軸26の回転に伴い、センサマグネット30の径方向の外側に配置された回転センサ55に対する磁束線の状態が変化するようになっている。
Further, an
アーマチュア軸26のセンサマグネット30よりも軸方向他側には、ウォーム31が設けられている。ウォーム31は略筒状に形成され、アーマチュア軸26に圧入等により固定されている。ウォーム31には、ギヤケース41内に回転自在に収容されたウォームホイール43の歯部43a(詳細図示せず)が噛み合わされている。これにより、ウォーム31はギヤケース41内でアーマチュア軸26の回転により回転され、その回転がウォームホイール43に伝達される。ここで、ウォーム31およびウォームホイール43は減速機構SDを形成している。
A worm 31 is provided on the other side of the
モータケース21の底部側(図1の右側)は段付形状に形成され、当該部位には、モータケース21の本体部分よりも小径となった小径部21cが設けられている。小径部21cには、第1軸受部材32が設けられ、この第1軸受部材32は、アーマチュア軸26の軸方向一側を、モータケース21内で回転自在に支持している。
The bottom side (right side of FIG. 1) of the
ギヤ部40は、ギヤケース41およびコネクタ部材50を備えている。ギヤケース41の開口部分(図1の手前側)は、略円盤状に形成されたギヤカバー42により閉塞されている。また、ギヤケース41は、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することにより所定形状に形成され、モータケース21の開口側に各締結ネジ11を介して連結されている。すなわち、ギヤケース41およびモータケース21は、いずれもモータ装置10の外郭を形成している。
The
ギヤケース41内には、アーマチュア軸26に固定されたウォーム31と、外周部分にウォーム31と噛み合う歯部43aを備えたウォームホイール43とが、それぞれ回転自在に収容されている。ここで、ウォーム31は螺旋状に形成され、歯部43aはウォームホイール43の軸方向に向けて緩やかに傾斜されている。これにより、ウォーム31からウォームホイール43に対して、滑らかな動力伝達を可能としている。
In the
ウォームホイール43の回転中心には、出力部材43bが設けられ、この出力部材43bは、ウィンドレギュレータに動力伝達可能に接続されるようになっている。すなわち、アーマチュア軸26の回転は、減速機構SDにより減速されて高トルク化され、この高トルク化された回転力が、出力部材43bからウィンドレギュレータに出力されるようになっている。
An
また、ギヤケース41内のアーマチュア軸26の軸方向他側に対応する部分には、第2軸受部材44が設けられている。この第2軸受部材44は、アーマチュア軸26の軸方向他側を、ギヤケース41内で回転自在に支持している。
A
ギヤケース41の側面の部位(図1の上側)には、コネクタ部材組付孔41aが設けられている。コネクタ部材組付孔41aには、コネクタ部材50が差し込み固定されている。コネクタ部材組付孔41aの延在方向、つまりコネクタ部材50の差し込み方向は、アーマチュア軸26の延在方向および出力部材43bの延在方向の双方と直交する方向となっている。
A connector
ここで、コネクタ部材組付孔41aとコネクタ部材50との間には、シール部材としてのOリング(図示せず)が装着され、これにより、コネクタ部材組付孔41a内への雨水等の進入が阻止される。また、コネクタ部材50は、ギヤケース41に対して、複数の固定ネジ(図示せず)によって、がたつくこと無く強固に固定されている。コネクタ部材50は、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することで略L字形状に形成されている。コネクタ部材50は、ギヤケース41に組み付けられる組み付け部(図示せず)と、外部コネクタCNが接続されるコネクタ接続部52とを備えている。コネクタ部材50は、ブラシホルダ60に電気的に接続され、外部コネクタCNからの駆動電流をブラシホルダ60に供給する。
Here, an O-ring (not shown) as a seal member is mounted between the connector
ギヤケース41には、3つの固定部41dが設けられている。これらの固定部41dは、出力部材43bを囲うようにしてギヤケース41の周囲にそれぞれ所定間隔(略120°間隔)で配置されている。そして、各固定部41dには、モータ装置10を車両のドア内に固定するための固定ボルト(図示せず)がそれぞれ装着される。このように、各固定部41dを、出力部材43bを囲うように所定間隔で設けることで、幅狭のドア内においてモータ装置10はバランス良く支持される。よって、モータ装置10に高負荷が掛かったとしても、モータ装置10がドア内でがたつくことを、効果的に防止することができる。
The
次に、本実施の形態のモータ装置10に組付けられたブラシについて説明する。
Next, the brush assembled to the
まず、図10〜図12を用いて本発明者が比較検討を行った比較例のブラシ78について説明する。
First, the
図10に示す比較例のブラシ78の組付けにおいて、スプリング29の自由端部29aをブラシ78の背面部(図11に示すようにコンミテータ27に接触させて整流させる面と反対側の面であり、後端部ともいう)78aにセットする際に、図12に示すように、ブラシ78の背面部78aの上端の角部にスプリング29の自由端部29aが引っ掛かってしまう。その結果、ブラシ78の組付け不良が発生するという課題があった。
In the assembly of the
また、スプリング29の自由端部29aによって押圧されるブラシ78の背面部78aが、図11に示すアーマチュア軸(回転軸)26に対して平行を成すような面となっており、アーマチュア軸26に対して傾いた面とはなっていない。したがって、スプリング29の自由端部29aによってブラシ78の背面部78aが押圧された際に、背面部78aに付与される荷重Pは、ブラシホルダ(図5参照)60が設けられたブラシホルダステー64に対して水平な方向に付与される。
Further, the
その結果、ブラシ78とブラシホルダステー64との間に隙間となるクリアランスQが形成され、アーマチュアコア25が回転した際にブラシ78の暴れが発生し易いことも課題であった。
As a result, a clearance Q is formed between the
そこで、本実施の形態のモータ装置10では、図2及び図3に示すように、スプリング29の自由端部29aによって押圧されるブラシ28の背面部(後端部)28aが、アーマチュア軸26に対して傾斜している。すなわち、ブラシ28の背面部28aはアーマチュア軸26に対して傾斜したテーパ面となっている。
Therefore, in the
詳細には、アーマチュアコア25の径方向Kにおいて、ブラシ28の背面部28aのブラシホルダステー64側の端部28bは、背面部28aのアーマチュア24側の端部28cよりアーマチュア軸26から離れた位置に配置されており、これにより、背面部28aはアーマチュア軸26に対して傾斜したテーパ面となっている。すなわち、背面部28aとアーマチュア軸26とは平行ではない。なお、ブラシ28の背面部28aの端部28cに繋がる第1面28eには、導電線であるピグテール28dが電気的に接続されている。このピグテール28dは、第1面28eの端部付近に接続されている。ここで、ブラシ28の側面視において、ピグテール28dが接続された第1面28eのアーマチュアコア25の径方向Kに沿った方向の長さと、第1面28eと反対側の第2面28fのアーマチュアコア25の径方向Kに沿った方向の長さとでは、第2面28fの方が長さが長く、かつアーマチュア軸26から遠ざかる方向に迫り出している。言い換えると、ブラシ28の側面視の形状が略台形となっている。
Specifically, in the radial direction K of the
したがって、スプリング29の自由端部29aによりブラシ28の背面部28aが押圧された際に、図3に示すように、背面部28aがアーマチュア軸26に対して傾斜したテーパ面となっているため、荷重P1のようにブラシホルダステー64側にも荷重が付与される。
Therefore, when the
詳細には、図4に示すように、スプリング29の自由端部29aによりブラシ28の背面部28aに付与される荷重はP2とP3とに分解され、さらに、ブラシ2によりコンミテータ27に与される荷重はP4とP5とに分解される。
Specifically, as shown in FIG. 4, the load applied to the
これにより、ブラシ28についてもブラシホルダステー64側に押圧される荷重(P3)が付与されるため、図3に示すようにブラシ28はブラシホルダステー64とも接触する。つまり、ブラシ28とブラシホルダステー64との間に図11に示すようなクリアランスQが形成されることはなく、したがって、アーマチュア24の回転によって引き起こされるブラシ暴れを抑制することができる。
As a result, the load (P3) pressed against the brush holder stay 64 is also applied to the
また、図5に示すようにブラシホルダ60は、スプリング29の自由端部29aをブラシ28の背面部28aに案内する案内面61cを有した案内部61を備えている。さらに、図6及び図7に示すように、案内部61の案内面61cのブラシホルダステー64側の端部61aは、図3に示すアーマチュアコア25の径方向Kに沿った方向において、案内面61cのアーマチュアコア25側の端部61bよりアーマチュア軸26から離れた位置に配置されている。これにより、案内面61cもアーマチュア軸26に対して傾斜したテーパ面となっている。すなわち、案内面61cとアーマチュア軸26とは平行ではない。
Further, as shown in FIG. 5, the
そして、本実施の形態のモータ装置10では、ブラシホルダ60の案内部61の案内面61cのアーマチュア軸26に対する傾斜角度α1(図8参照)は、ブラシ28の背面部28aのアーマチュア軸26に対する傾斜角度α2(図8参照)より大きい(α1>α2)。
In the
図8に示す構造では、アーマチュア軸26と平行を成す所定線を基準線Sとして表しており、案内面61cの基準線Sに対する傾斜角度をα1とし、背面部28aの基準線Sに対する傾斜角度をα2としている。そして、α1>α2となっている。一例として、α1=27°であり、α2=12°である。
In the structure shown in FIG. 8, a predetermined line parallel to the
また、別の表現で図8に示す構造を説明すると、案内面61cと基準線Sとが成す夾角の角度がα1となっており、背面部28aと基準線Sとが成す夾角の角度がα2となっている。その際、α1>α2となっている。なお、本実施の形態において夾角の角度とは、案内面61cとアーマチュア軸26とが成す夾角の角度のうちの鋭角側の角度であり、同様に、背面部28aとアーマチュア軸26とが成す夾角の角度のうちの鋭角側の角度である。
Further, to explain the structure shown in FIG. 8 in another expression, the angle of the dent angle formed by the
以上のように、案内面61cのアーマチュア軸26に対する傾斜角度α1が、背面部28aのアーマチュア軸26に対する傾斜角度α2より大きくなるように形成されていることにより、アーマチュア軸26に対する案内面61cの傾斜角度を大きくすることができる。
As described above, the inclination angle α1 of the
言い換えれば、ブラシホルダ60において、案内面61cが形成されていない構造と、図5に示す案内面61cが形成され、かつ案内面61cの傾斜角度が大きく形成された構造と、を比較すると、傾斜角度が大きく形成された案内面61cを備える構造を採用した方がスプリング29の自由端部29aをブラシホルダ60の凹部62に滑らかに案内することができる(図5のR部)。
In other words, comparing the structure in which the
つまり、本実施の形態のモータ装置10では、ブラシ28の側面視の形状が略台形であり、ブラシ28の背面部28aがテーパ面となっており、さらにブラシホルダ60の案内面61cの傾斜角度がブラシ28の背面部28aの傾斜角度より大きな角度で形成されている。これにより、図6に示すように、スプリング29の自由端部29aをブラシホルダ60の凹部62に案内して(図6に示す矢印R1及び矢印R2の動作)、ブラシ28の背面部28aを押圧させる(図7の状態)際に、スプリング29の自由端部29aをブラシホルダ60の案内面61cと凹部62の形状に沿って滑らかに案内することができる。
That is, in the
その結果、スプリング29の自由端部29aのブラシ28の背面部28aの上端の角部等での引っ掛かりが発生しにくく、ブラシ28の組付け不良を低減することができる。これにより、モータ装置10の組付け性を向上させることができる。
As a result, the
さらに、図6に示すように、ブラシホルダ60の案内部61における案内面61cの端部61aが、アーマチュアコア25の径方向K(図3参照)において、ブラシ28の第1面28e(図3参照)の端部28cよりアーマチュア軸26から離れる方向に突出している。
Further, as shown in FIG. 6, the
これにより、ブラシホルダ60の案内面61cに沿ってスプリング29の自由端部29aをブラシ28の背面部28aに案内する際に、スプリング29の自由端部29aのブラシ28の背面部28aの上端の角部等での引っ掛かりをさらに発生しにくくすることができ、ブラシ28の組付け不良をさらに低減することができる。
As a result, when guiding the
(変形例)
図9に示す変形例は、ブラシ28の形状の変形例を示すものであり、図2に示すブラシ28の形状と異なる点は、ブラシ28の背面部28aのアーマチュアコア25(図3参照)側の端部28c(図9のT部)の形状が曲線部28gとなっている点である。
(Modification example)
The modified example shown in FIG. 9 shows a modified example of the shape of the
すなわち、ブラシ28は、その背面部28aが図2に示すブラシ28と同様にアーマチュア軸26に対して傾斜したテーパ面であるとともに、背面部28aのアーマチュアコア25側の端部28c(図9のT部)が曲線部28gとなっている。つまり、ブラシ28においてピグテール28dが接続された第1面28eと背面部28aとが交差する角部が曲線形状(曲線部28g)となっている。
That is, the
背面部28aと第1面28eとが交差する角部が曲線形状に形成されたことにより、スプリング29の自由端部29aをブラシ28の背面部28aに案内する際に、ブラシ28の背面部28aの上端の角部等での自由端部29aの引っ掛かりの発生をさらに低減することができる。その結果、ブラシ28の組付け不良をさらに低減することができ、モータ装置10の組付け性をさらに向上させることができる。
Since the corners where the
本変形例のブラシ28によって得られるその他の効果については、図2に示す実施の形態のブラシ28の効果と同様であるため、その重複説明は省略する。
Since the other effects obtained by the
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、モータ装置10が、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンド装置の駆動源に用いられる場合を取り上げて説明したが、モータ装置10は、例えば、サンルーフ装置の駆動源に用いられるものであってもよい。
It goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the gist thereof. For example, in the above embodiment, the case where the
10 モータ装置
11 締結ネジ
20 モータ部
21 モータケース
21a 平面壁部
21b 円弧状壁部
21c 小径部
22 マグネット
23 コイル
24 アーマチュア
25 アーマチュアコア
26 アーマチュア軸(回転軸)
27 コンミテータ(整流子)
28 ブラシ
28a 背面部
28b 端部
28c 端部
28d ピグテール
28e 第1面
28f 第2面
28g 曲線部
29 スプリング
29a 自由端部
30 センサマグネット
31 ウォーム
32 第1軸受部材
40 ギヤ部
41 ギヤケース
41a コネクタ部材組付孔
41d 固定部
42 ギヤカバー
43 ウォームホイール
43a 歯部
43b 出力部材
44 第2軸受部材
50 コネクタ部材
52 コネクタ接続部
55 回転センサ
60 ブラシホルダ
61 案内部
61a 端部
61b 端部
61c 案内面
62 凹部
63 スプリング支持部
64 ブラシホルダステー
78 ブラシ
78a 背面部
CN 外部コネクタ
SD 減速機構
10
27 Commutator
28
Claims (1)
前記ブラシを保持するブラシホルダと、
前記ブラシホルダが設けられ、前記ブラシに対してアーマチュアコア側と反対側に設けられたブラシホルダステーと、
前記ブラシの背面部を前記整流子に向けて押圧し、自由端部を備えたスプリングと、
前記ブラシホルダステーに設けられ、前記スプリングを支持するスプリング支持部と、
を有し、
前記背面部は、前記アーマチュアコアの径方向において、前記背面部のブラシホルダステー側の端部が、前記背面部の前記アーマチュアコア側の端部より前記回転軸から離れた位置となるように前記回転軸に対して傾斜し、
前記ブラシホルダは、前記スプリングの前記自由端部を前記背面部に案内する案内面を備え、
前記案内面は、前記径方向において、前記案内面の前記ブラシホルダステー側の端部が、前記案内面の前記アーマチュアコア側の端部より前記回転軸から離れた位置となるように前記回転軸に対して傾斜し、
前記案内面の前記回転軸に対する傾斜角度は、前記背面部の前記回転軸に対する傾斜角度より大きい、モータ装置。 It is a motor device including a rotating shaft, an armature core attached to the rotating shaft and around which a coil is wound, a commutator provided on the rotating shaft, and a brush pressed against the commutator. hand,
A brush holder that holds the brush and
The brush holder stay provided on the side opposite to the armature core side with respect to the brush, and the brush holder stay.
A spring with a free end that presses the back of the brush toward the commutator,
A spring support portion provided on the brush holder stay and supporting the spring,
Have,
The back surface portion is such that the end portion of the back surface portion on the brush holder stay side is located away from the rotation axis of the back surface portion on the armature core side in the radial direction of the armature core. Tilt with respect to the axis of rotation,
The brush holder includes a guide surface that guides the free end of the spring to the back surface.
The guide surface has a rotation shaft such that the end portion of the guide surface on the brush holder stay side is located away from the rotation shaft of the guide surface on the armature core side in the radial direction. Tilt against
A motor device in which the inclination angle of the guide surface with respect to the rotation axis is larger than the inclination angle of the back surface portion with respect to the rotation axis.
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