JP2020175030A - 医療用電動式吸引器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッテリを内蔵してなるバッテリパックを、吸引器本体である吸引器パックのボディに対して極めて簡易に後付けおよび取り外しすることのできる医療用電動式吸引器を提供する。【解決手段】 この医療用電動式吸引器は、ボディ内に電動ポンプ30が内蔵されている吸引器パック1と、吸引器パック1に少なくとも電動ポンプ30を動作させるための電力を供給するバッテリ本体21がボディ内に内蔵されているバッテリパック2とを有する、医療用電動式吸引器である。バッテリパック2のボディが、吸引器パック1のボディに対して取り付けおよび取り外し可能に形成されている。そのバッテリパック2のボディ内に、電気・電子回路50が設けられている。そして、バッテリパック2のボディ上面には、バッテリ充放電モード切替スイッチ53が設けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば電動ポンプのような電気的動力源を有する吸引用ポンプを内蔵した医療用電動式吸引器に関する。
特許文献1には、医療用電動式吸引器が提案されている。
そのような所謂コンパクト型または携帯型の医療用電動式吸引器は、病院内で医師や看護師等の手で患者に吸引を行うことも勿論あるが、医療関係者ではない一般的なユーザーが、患者自身または家族等のために、そのユーザー自身の手で吸引を行う場合も多い。
特開2004−507324号公報
上述のような従来技術に係る医療用電動式吸引器は、一般に、所謂AC−DCアダプタまたはそれに代わるバッテリを、所謂外部電源として用いるか、吸引器本体内に予め内蔵された所謂内蔵型バッテリを用いて、吸引器本体内のポンプ用の電動機等に電源電力を供給するようにしている。
しかしながら、従来技術に係る医療用電動吸引器では、吸引器本体にバッテリおよび充電回路が内蔵されたものもあるが、その全体的な構造が比較的煩雑になりがちであり、従ってまた全体的に製造コスト等が高額なものとなる傾向にあるという問題があった。
また、吸引器本体にバッテリを後付で搭載可能なものもあるが、そのバッテリを充電する充電器は、吸引器本体やバッテリ本体とは別に用意されており、従って充電は、その都度バッテリ本体を吸引器本体から取り外して行わなければならず、その操作が煩雑であるという問題もあった。
本発明の目的は、このような問題を解決するためになされたもので、上述のような動力用のバッテリが不要なユーザーに対しては、工場出荷時点でバッテリレスでも十分有効に機能する、単機能でシンプルな構造の、安価な吸引器として提供することができ、かつ、バッテリを必要とするユーザーに対しては、吸引器本体の購入当初から、または購入後に吸引器本体と一体で取扱えるように簡易かつ確実に、従ってまた安価に、バッテリを取り付けることができる医療用電動式吸引器を提供することにある。
(1) 本発明の医療用電動式吸引器は、ボディ内に電動ポンプが内蔵されている吸引器パックと、前記吸引器パックに少なくとも前記電動ポンプを動作させるための電力を供給するバッテリ本体がボディ内に内蔵されているバッテリパックとを有する、医療用電動式吸引器であって、前記バッテリパックのボディが、前記吸引器パックのボディに対して取り付けおよび取り外し可能に形成されている。
(2) 好適には、前記バッテリパックには、電力供給回路系と、バッテリ充電回路系と、バッテリ充放電モード切替スイッチと、が設けられており、前記電力供給回路系は、少なくともCPUまたはマイコンを含まない、アナログ回路として形成されていて、前記外部の電源から供給される外部電源電力を前記電動ポンプに供給する外部電源電力供給回路と、前記バッテリ本体から出力されるバッテリ電力を前記電動ポンプに供給するバッテリ電力供給回路と、前記外部電源電力および前記バッテリ電力のうち前記外部電源電力を優先的に前記電動ポンプに供給する電力供給電源選択回路とを含んでおり、前記バッテリ充電回路系は、前記外部の電源から供給される外部電源電力を、前記バッテリ本体の充電のためのバッテリ充電電力として、前記バッテリ本体に供給する回路系であって、前記バッテリ充電電力を調節して前記バッテリ本体の充電を制御するバッテリ充電制御回路を含んでおり、前記バッテリ充放電モード切替スイッチは、前記バッテリ本体から前記バッテリ電力を放電させて前記電動ポンプに供給するバッテリ放電モードと、前記外部電源電力を前記バッテリ本体に充電させるバッテリ充電モードとの、切り替えを行うように構成される。
(3) また、好適には、前記電力供給回路系は、前記バッテリ本体の蓄電残量を計測して表示する、アナログ回路として形成された、バッテリ残量表示回路と、前記バッテリ本体の蓄電残量が所定の閾値以下になると、それを検知して前記バッテリ本体からの放電を休止する、アナログ回路として形成された、バッテリ放電休止回路とを、さらに含むようにするとよい。
(4) また、好適には、前記バッテリパックには、当該バッテリパックの外部の電源の外部電源電力供給コネクタに接続されて、前記外部の電源から供給される外部電源電力を受給するバッテリパック側外部電源電力受給コネクタと、当該バッテリパックに内蔵されているバッテリ本体から供給されるバッテリ電力、または、前記バッテリパック側外部電源電力受給コネクタで受給した前記外部電源電力を、前記吸引器パックに内蔵されている電動ポンプに前記吸引器パックに設けられている吸引器パック側電力受給コネクタを介して供給するバッテリパック側電力供給コネクタとが設けられており、前記吸引器パックには、外部の電源に接続されている外部電源電力供給コネクタに接続されて、前記外部の電源から供給される外部電源電力を受給する吸引器パック側外部電源電力受給コネクタと、前記バッテリパック側電力供給コネクタに接続されて、前記バッテリパックから供給される前記電力を受給する前記吸引器パック側電力受給コネクタとが設けられているようにするとよい。
(5) また、好適には、前記吸引器パック側外部電源電力受給コネクタと、前記吸引器パック側電力受給コネクタとが、1つのコネクタで以て兼用されており、かつ、前記外部電源電力供給コネクタおよび前記バッテリパック側電力供給コネクタが共に、前記1つのコネクタとの接続に適合するように構成されているようにするとよい。
(6) また、好適には、前記吸引器パック側外部電源電力受給コネクタと、前記バッテリパック側外部電源電力受給コネクタとが、同一種類の外部電源電力供給コネクタとの接続に適合するように構成されているようにするとよい。
本発明における医療用電動式吸引器によって、吸引器本体つまり吸引器パックにバッテリパックを極めて簡易に後付けおよび取り外しすることを可能とした医療用電動式吸引器を提供することが可能となった。
本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの全体的な外観を、その前面から見た斜視図として示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの全体的な外観を、その上面から見た斜視図として示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットのバッテリパックを吸引器パックの所定の取付箇所に取り付けた状態を、一部省略断面図として示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの全体的な外観を、その背面から見た斜視図として示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットにおける電気・電子的回路構成の主要部を、簡略化した回路図として示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの電気・電子的な回路構成における、バッテリ充電モードでの電力の流れを、模式的に示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの電気・電子的な回路構成における、バッテリ本体から供給される電力が電動ポンプに供給される場合の電力の流れを、模式的に示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの電気・電子的な回路構成における、外部の電源から供給される電力が電動ポンプに供給される場合の電力の流れを、模式的に示す説明図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの全体的な外観を、その前面から見た斜視図として示す説明図である。
この医療用電動式吸引器は、吸引器パック1と、バッテリパック2とで、1つの医療用電動式吸引器ユニットを構成するように設定されている。
そして、バッテリパック2全体が、吸引器パック1に対して、取り付けおよび取り外し可能に形成されている。
吸引器パック1は、そのボディ内に、例えばダイヤフラム式の電動ポンプ30(図1、図2、図3では図示省略)を内蔵している。
吸引器パック1には、吸引瓶11を直立した状態で保持する吸引瓶保持部12が設けられている。
吸引器パック1の負圧連通チューブ13に吸引瓶11の負圧連通管路14が接続される。負圧連通チューブ13は、吸引器パック1の内部に設けられている電動ポンプ30に接続されている。
また、吸引物導入管路15の瓶外側の先端部には、患者からの唾液・鼻汁・痰・血液・その他の体液や各種粘性流体等を吸引する吸引チューブ(図示省略)が接続される。
吸引器パック1の前面、つまり所謂ユーザー・インターフェース面には、圧力計16と調節ツマミ17とが設けられている。
吸引の圧力は、圧力計16によって表示される。また、その圧力の調節は、ユーザーによって調節ツマミ17を用いて調節されるように設定されている。
図2は、本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの全体的な外観を、その上面から見た斜視図として示す説明図である。
バッテリパック2は、そのボディ内に、図3に示すような形でバッテリ本体21が内蔵されている。
そのバッテリ本体21は、吸引器パック1に内蔵されている電動ポンプ30を動作させるための電力を、後述するコネクタ類および回路系等を介して供給する。
その所謂ユーザー・インターフェース面には、バッテリ充放電モード切替スイッチ53の操作用ツマミ22、バッテリ残量3段階表示灯23等が設けられている。
操作用ツマミ22は、ユーザーがそれを操作することによって、バッテリ本体21からバッテリ電力を放電させて電動ポンプ30に供給するバッテリ放電モードと、外部電源電力をバッテリ本体21に充電させるバッテリ充電モードとの、切り替えを行うことができるように設けられたものである。
より具体的な態様としては、例えば、この操作用ツマミ22を「吸引」と表示されている方にスライドさせると、上述のバッテリ放電モードとなり、「充電」と表示されている方にスライドさせると、上述のバッテリ充電モードとなるように設定されている。
この操作用ツマミ22は、本医療用電動式吸引器の使用中の誤操作等を回避するために、図2に示すような所謂スライドスイッチ式としている。
バッテリ残量3段階表示灯23は、後述するバッテリ残量表示回路によって検知された、バッテリ本体21の蓄電残量を、3段階の点灯状態で表示する。
例えば、満充電から蓄電残量80%までは3つのLEDの点灯で表し、蓄電残量79%未満から50%までは2つのLEDの点灯で表し、それ未満になると1つの点灯で表す、というような3段階の点灯状態で蓄電残量を表示するように設定されている。
図3は、本発明の一実施形態に係るバッテリパックを吸引器パックのボディにおける所定の取付箇所に取り付けた状態を、一部省略断面図として示す説明図である。
バッテリパック2のボディ内には、バッテリ本体21が内蔵されている。そのバッテリ本体21は、バッテリパック2から取り外すことができるようにするとよい。但しこれのみには限定されず、例えばバッテリ本体21がその寿命に達して使えなくなった、というような場合には、バッテリパック2全体を、つまりそのボディごと、廃棄するように設定することも可能である。
バッテリパック2のボディ24には、吸引器パック1の凹部18に適合する形状および寸法の凸部25が設けられている。
そして、バッテリパック2の凸部25を吸引器パック1の凹部18に嵌め合わせ、長めのねじ無し部分を有し先端部にねじ部分を有する、所謂半ねじボルト101を固定用ボルトとして用いて、バッテリパック2に設けられた貫通孔201に通し、吸引器パック1のボディ19に設けられているボルト受けネジ部102にネジ止めすることにより、バッテリパック2を吸引器パック1に、極めて簡易に、かつ、がたつきや不意の緩み等の虞なく確実に、固定することができる。
また、バッテリパック2を吸引器パック1から取り外す場合は、半ねじボルト101のネジを緩めて貫通孔201から抜き取ることで、極めて簡易に取り外すことができる。而してその際に、後述する各種コネクタの接続の解除も行うことは勿論である。
なお、バッテリパック2をボディ24に固定するための固定用ボルトとしては、上述の半ねじボルトのみには限定されず、例えば全ねじボルトを用いてもよいことは勿論である。
また、バッテリパック2を吸引器パック1のボディ24における所定の取付箇所に取り付ける具体的な構造やその固定方法自体は、上述のような構造のみには限定されないことは勿論である。上述の他にも、例えば、図示は省略するが、バッテリパック2を吸引器パック1のボディ24に所謂スライド装着するべく、スライド溝をボディ24に設けると共にそれに適合するフック爪部をバッテリパック2に設けるようにすることなども可能である。
図4は、本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの全体的な外観を、その背面から見た斜視図として示す説明図である。
バッテリパック2には、バッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41と、バッテリパック側電力供給コネクタ42とが、設けられている。
バッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41は、バッテリパック2の外部の、例えばAC−DCアダプタ60のような電源の外部電源電力供給コネクタ43に接続され、その外部電源電力供給コネクタ43を介して外部の電源から供給される外部電源電力を受給し、その電力をバッテリパック2の内部に取り込むように設定されている。
バッテリパック側電力供給コネクタ42は、吸引器パック1に設けられている吸引器パック側電力受給コネクタ44に接続されて、バッテリパック2に内蔵されているバッテリ本体21から供給されるバッテリ電力、または、上述のバッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41で受給した外部電源電力を、吸引器パック1内の電動ポンプ30に供給するように設定されている。
吸引器パック1には、吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45と、吸引器パック側電力受給コネクタ44とが、設けられている。
吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45は、外部の電源に接続されている外部電源電力供給コネクタ43に接続されて、その外部電源電力を受給し、その受給した外部電源電力を、吸引器パック1に内蔵されている電動ポンプ30に供給するように設定されている。
吸引器パック側電力受給コネクタ44は、バッテリパック側電力供給コネクタ42に接続されて、バッテリパック2に内蔵されているバッテリ本体21から供給されるバッテリ電力、または、バッテリパック2がバッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41で受給した外部電源電力を、受給するように設定されている。
上述のように、各種コネクタ41、42、43、44、45が、吸引器パック1とバッテリパック2とに設けられているので、本実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットでは、次のような多様で柔軟な電力供給方法の選択が可能となっている。
すなわち、吸引器パック1は、バッテリパック2が取り付けられていないときには、その吸引器パック1に設けられている吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45に、AC−DCアダプタ60のような外部の電源の外部電源電力供給コネクタ43を接続することにより、その外部電源電力供給コネクタ43を介して、外部の電源から外部電源電力を受給することができる。
また、吸引器パック1にバッテリパック2が取り付けられているときには、その吸引器パック1は、その吸引器パック1に設けられている吸引器パック側電力受給コネクタ44にバッテリパック側電力供給コネクタ42を接続することにより、そのバッテリパック側電力供給コネクタ42を介して、バッテリパック2のバッテリ本体21から供給されるバッテリ電力を受給することができる。
ここで、吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45と、吸引器パック側電力受給コネクタ44とを、1つのコネクタ(図4に示す一例では吸引器パック側電力受給コネクタ44)で兼用するものとし、かつ外部電源電力供給コネクタ43およびバッテリパック側電力供給コネクタ42が共に、上述の1つのコネクタとの接続に適合するように構成されているようにすることは、好ましい一態様である。
そのような構成とすることにより、吸引器パック1に、バッテリパック2が取り付けられていないときも、バッテリパック2が取り付けられているときも、いずれの場合でも、吸引器パック1において上述のように兼用されている1つのコネクタ(例えば吸引器パック側電力受給コネクタ44)のみを介して、外部電源電力またはバッテリパック2からの電力を吸引器パック1に供給することが可能となる。
また、吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45と、バッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41とが、同一種類の外部電源電力供給コネクタ43との接続に適合するように構成されているようにすることは、好ましい一態様である。
そのような構成とすることにより、吸引器パック1にバッテリパック2が取り付けられていないときには、外部電源電力供給コネクタ43を吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45に接続することで、外部電源電力を吸引器パック1に供給することが可能となる。
また、バッテリパック2が取り付けられているときには、上述の外部電源電力供給コネクタ43をバッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41に接続することで、外部電源電力を吸引器パック1に供給することができる。
このようにして、吸引器パック1に、バッテリパック2が取り付けられていないときも、バッテリパック2が取り付けられているときも、いずれの場合でも、同一種類の外部電源電力供給コネクタ43を有するAC−DCアダプタ60のような外部の電源を用いて、本実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットに外部電源電力を受給することが可能となる。
また、上述のような同一種類の外部電源電力供給コネクタ43との接続に適合するコネクタや、兼用される1つのコネクタ等の構成を採用することにより、本実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットに設けられるコネクタの個数を削減することが可能となる。
また、外部電源電力をこの医療用電動式吸引器ユニットに供給するための外部電源電力供給コネクタ43の種類を一種類で済ませること、または、そのようなコネクタを有するAC−DCアダプタ60のような外部の電源を1個用意するだけで済ませることが、可能となる。すなわち、付属部品点数を削減することが可能となる。
図5は、本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットにおける電気・電子的な回路構成を、簡略化した回路図として示す説明図である。
バッテリパック2のボディ内には、電気・電子回路50が、例えばプリント配線板に各種の電気部品および電子部品を実装してなるプリント回路板(図示省略)の形で以て、収容されている。
電気・電子回路50は、電力供給回路系51と、バッテリ充電回路系52と、バッテリ充放電モード切替スイッチ53とから、その主要部が構成されている。
バッテリ充放電モード切替スイッチ53は、バッテリ本体21からバッテリ電力を電動ポンプ30に供給するバッテリ放電モードと、外部電源電力をバッテリ本体21に充電するバッテリ充電モードとの、切り替えを行うように構成されている。
このバッテリ充放電モード切替スイッチ53としては、例えば、所謂6接点2回路構成のスイッチを用いることができる。
電力供給回路系51は、少なくともCPUまたはマイコンを含まない、アナログ回路として形成された、電力供給電源選択回路511と、バッテリ残量表示回路512と、バッテリ放電休止回路513とを含んで、その主要部が構成されており、外部電源電力を電動ポンプ30に供給する機能と、バッテリ電力を電動ポンプ30に供給する機能とを、兼ね備えている。
電力供給回路系51は、上述のように、CPUやマイコンを含まない、従ってそれらの所謂デジタル回路系よりも耐環境性やメンテナンスフリー性の高いアナログ回路で構成されているので、例えば携帯用の医療用電動式吸引器のような、屋外など使用環境が厳しく、また十分なメンテナンスを施すことが困難な傾向にある情況での使用にも、十分に耐えられるものとなっている。
電力供給電源選択回路511は、外部の電源から供給される外部電源電力およびバッテリ本体21から供給されるバッテリ電力の両方を受けることが可能となっており、それらのうち外部電源電力を優先的に、電動ポンプ30に供給する。
すなわち、バッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41または吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45に外部電源電力供給コネクタ43が接続されて、AC−DCアダプタ60のような外部の電源から外部電源電力が供給されているときは、それと並行してバッテリ本体21からバッテリ電力が供給されていても、外部電源電力の方を優先的に選択して、電動ポンプ30に供給する。
また、バッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41にも吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45にも外部電源電力供給コネクタ43が接続されておらず、従って外部電源電力が吸引器パック1に供給されていないときには、それと並行してバッテリ本体21から供給されているバッテリ電力を、電動ポンプ30に供給する。
なお、この電力供給電源選択回路511は、上述の他にも、バッテリ本体21からの電力の暗放電を防止する機能も備えたものとなっている。
バッテリ残量表示回路512は、バッテリ本体21の蓄電残量を計測し、その計測結果の情報を担持してなる信号に基づいて、バッテリ残量3段階表示灯23の点灯個数を制御する。
バッテリ放電休止回路513は、バッテリ本体21の蓄電残量または出力電圧レベルが、例えば10V(ボルト)のような所定の閾値よりも低くなると、それを検知して、バッテリ本体21からの放電(つまり電動ポンプ30への電力供給)を強制的に休止する。
バッテリ充電回路系52は、AC−DCアダプタ60のような外部の電源から供給される外部電源電力を、バッテリ本体21の充電のためのバッテリ充電電力として、バッテリ本体21に供給する回路系である。
バッテリ充電回路系52は、バッテリ充電電力を調節してバッテリ本体21の充電を制御するバッテリ充電制御回路514を含んでいる。そのバッテリ充電制御回路514は、マイコンまたはCPUをその主要部として含んで構成されている。
バッテリ充電回路系52は、バッテリ充放電モード切替スイッチ53によって上述の電力供給回路系51から実質的に分断されて、上述の電力供給回路系51とは別系統の回路系となっている。
すなわち、ユーザーによって放電モード(操作用ツマミ22の「吸引」側)が選択されているとき、つまりバッテリ充放電モード切替スイッチ53がバッテリ放電モードにあるときには、電力供給回路系51のみが機能して、バッテリ本体21から電力を吸引器パックの電動ポンプ30に供給する。
また、ユーザーによって充電モード(操作用ツマミ22の「充電」側)が選択されているとき、つまりバッテリ充放電モード切替スイッチ53がバッテリ充電モードにあるときには、バッテリ充電回路系52のみが機能して、バッテリ本体21に、AC−DCアダプタ60のような外部の電源からの電力を供給し、そのバッテリ本体21を充電する。
なお、図5に示した本実施形態に係る電気・電子回路50においては、上述の他にも、電源電力平滑化回路54なども有しているが、そのような所謂補助的な回路については、一般的な機能や構成のもので構わないので、その詳細な説明は省略する。
図6は、本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの電気・電子的な回路構成における、バッテリ充電モードでの電力の流れを、模式的に示す説明図である。
この図6では、バッテリ充放電モード切替スイッチ53がバッテリ充電モードにある場合を示している。
本実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットは、バッテリ充電モードにおいては、AC−DCアダプタ60のような外部の電源から電力を供給されることが必要であるから、バッテリパック2のバッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41に外部電源電力供給コネクタ43が接続される。
その外部電源電力供給コネクタ43を介してAC−DCアダプタ60のような外部の電源から供給される外部電源電力(の電流)は、バッテリ充電回路系52における、図6に太線の矢印Ichargeで示した経路を辿って、バッテリ本体21に供給され、そのバッテリ本体21を充電する。
その際、バッテリ充電制御回路52は、バッテリ本体21に設けられている温度センサ等から送られてくる所謂TH信号に基づいて、バッテリ本体21が過充電や過熱のような危険な状態に陥っているか否かを検知する。そして、もしも危険な状態に陥っていることが検知された場合には、充電動作を停止する。
また、例えば所謂トリクル充電法を採用している場合などには、充電電圧レベルの調節およびその変更タイミング等を、このバッテリ充電制御回路によって制御する。
図7は、本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの電気・電子的な回路構成における、バッテリ放電モードでの電力の流れであって、特にバッテリ本体から供給される電力が電力供給回路系を介して電動ポンプに供給される場合の電力の流れを、模式的に示す説明図である。
この図7では、バッテリ充放電モード切替スイッチ53がバッテリ放電モードにあり、かつAC−DCアダプタ60のような外部の電源からの外部電源電力の供給を本実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットが受けていない場合を示している。
この場合には、本実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットは、AC−DCアダプタ60のような外部の電源からは電力を供給されていないのであるから、バッテリパック2からのバッテリ電力のみが、電力供給回路系51に供給される。
その供給されたバッテリ電力(の電流)は、電力供給回路系51における、図7に太線の矢印Ibatt.で示した経路を辿って、電動ポンプ30に供給され、その電動ポンプ30を駆動する。
その経路中には、バッテリ電力よりも外部電源電力を優先的に選択して電動ポンプ30に供給する電力供給電源選択回路511が設けられているが、この図7に示す状態の場合では、外部電源電力の供給を受けておらず、バッテリ電力のみが供給されているのであるから、そのバッテリ電力を電力供給電源選択回路511が電動ポンプ30に供給することとなる。
図8は、本発明の一実施形態に係る医療用電動式吸引器ユニットの電気・電子的な回路構成における、バッテリ放電モードでの電力の流れであって、特に外部の電源から供給される電力が電動ポンプに供給される場合の電力の流れを、模式的に示す説明図である。
この図8では、バッテリ充放電モード切替スイッチ53がバッテリ放電モードにあり、かつAC−DCアダプタ60のような外部の電源からの外部電源電力が医療用電動式吸引器ユニットに供給されていると共に、それと並行して、バッテリ本体21からも、バッテリ電力が供給されている場合を示している。
この場合には、外部の電源から供給される外部電源電力が、バッテリ本体21から供給されるバッテリ電力よりも優先的に電力供給電源選択回路511によって選択されて、図8に太線の矢印Iex.powerで示した電流経路を辿って、電動ポンプ30に供給され、その電動ポンプ30を駆動する。
他方、バッテリ本体21からのバッテリ電力は、既に説明したとおり、電力供給電源選択回路511において外部電源電力が優先的に選択されるのであるから、電力供給電源選択回路511よりも電流経路で下流側の電動ポンプ30には供給されない。
すなわち、この場合には、バッテリ本体21の放電が行われず、従って、そのバッテリ本体21に蓄積されている電力が消費されないで済む、つまりバッテリ本体21の蓄積電力量が保存されることとなる。
なお、上述の図8を用いて説明したバッテリ放電モードのときに、例えば外部の電源に何らかの予期せぬ故障等が突然に発生して、外部電源電力の供給が停止された場合には、その状態は、図7に示したようなバッテリ本体21からバッテリ電力のみが供給される状態に等しいのであるから、電力供給電源選択回路511は必然的に、バッテリ本体21からのバッテリ電力を選択し、それを電動ポンプ30に供給することとなる。
つまり、外部電源電力の供給が突然に停止されたような場合には、バッテリ本体21が所謂緊急時の補助動力電源となり得る、ということである。
<実施形態の構成および効果>
(1) 本実施形態に係る医療用電動式吸引器は、ボディ内に電動ポンプ30が内蔵されている吸引器パック1と、吸引器パック1に少なくとも電動ポンプ30を動作させるための電力を供給するバッテリ本体21がボディ内に内蔵されているバッテリパック2とを有する、医療用電動式吸引器であって、バッテリパック2のボディが、吸引器パック1のボディに対して取り付けおよび取り外し可能に形成されている。
このような構成を有することから、吸引器パック1にバッテリパック2を極めて簡易に後付けおよび取り外しすることが可能となる。
(2) また、バッテリパック2には、電力供給回路系51と、バッテリ充電回路系52と、バッテリ充放電モード切替スイッチ53とが設けられており、電力供給回路系51は、少なくともCPUまたはマイコンを含まない、アナログ回路として形成されていて、外部の電源から供給される外部電源電力を電動ポンプ30に供給する外部電源電力供給回路としての機能と、バッテリ本体21から出力されるバッテリ電力を電動ポンプ30に供給するバッテリ電力供給回路としての機能と、外部電源電力およびバッテリ電力のうち外部電源電力を優先的に電動ポンプ30に供給する電力供給電源選択回路としての機能とを含んでおり、バッテリ充電回路系52は、外部の電源から供給される外部電源電力を、バッテリ本体21の充電のためのバッテリ充電電力として、バッテリ本体21に供給する回路系であって、バッテリを充電する電力を調節してバッテリ本体21の充電を制御するバッテリ充電制御回路514を含んでおり、バッテリ充放電モード切替スイッチ53は、バッテリ本体21からバッテリ電力を放電させて電動ポンプ30に供給するバッテリ放電モードと、外部電源電力をバッテリ本体21に充電させるバッテリ充電モードとの、切り替えを行うように構成されている。
すなわち、本実施形態に係る医療用電動式吸引器の主要な電気・電子回路系である、バッテリ本体21の充放電管理を行うための電力供給回路系51およびバッテリ充電回路系52と、バッテリ電力と外部電源電力との切り替えを行うためのバッテリ充放電モード切替スイッチ53とが、バッテリパック2側に集約して設けられた構成である。つまり、従来一部で採用されていたような吸引器本体の内部に設けられているのではなくて、バッテリパック2自体の内部に、充電器や放電制御装置等が集約して内蔵されている構成、ということである。
このような構成とすることにより、吸引器パック1のボディ内部に上述のような電気・電子回路系51、52およびバッテリ充放電モード切替スイッチ53を組み込む煩雑な工程や作業を必要とすることなく、バッテリパック2を吸引器パック1に取り付けて各種コネクタを接続するだけという極めて簡易な作業のみで、そのバッテリバック2と吸引器パック1とをユニット化して使用することが可能となる。
また、そのようにバッテリパック2を吸引器パック1に取り付けてそれらをユニット化して使用するために必要な電気・電子回路51、52系およびバッテリ充放電モード切替スイッチ53は、全てバッテリパック2側に集約して取り付けられているので、バッテリパック2を未だ取り付けられていない、単独で使用される状態の、吸引器パック1自体の内部構成を、極めて簡易なものとすることが可能となる。
(3) また、電力供給回路系51は、バッテリ本体21の蓄電残量を計測して表示する、アナログ回路として形成された、バッテリ残量表示回路512と、バッテリ本体21の蓄電残量が所定の閾値以下になると、それを検知してバッテリ本体21からの放電を休止する、アナログ回路として形成された、バッテリ放電休止回路513とを、さらに含む。
このような構成を有することから、バッテリ本体21の充放電管理を簡易かつ確実なものとすることが可能となる。
また、上述のように、電力供給回路系51は、CPUやマイコンを含まない、従ってそれらの所謂デジタル回路系よりも耐環境性やメンテナンスフリー性の高いアナログ回路で構成されているので、例えば携帯用の医療用電動式吸引器のような、屋外など使用環境が厳しく、また十分なメンテナンスを施すことが困難な傾向にある情況に対しても十分な耐久性、信頼性を発揮することが可能である。
(4) また、バッテリパック2には、バッテリパック2の外部の電源の外部電源電力供給コネクタ43に接続されて、AC−DCアダプタ60のような外部の電源から供給される外部電源電力を受給するバッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41と、バッテリパック2に内蔵されているバッテリ本体21から供給されるバッテリ電力、または、バッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41で受給した外部電源電力を、吸引器パック1に内蔵されている電動ポンプ30に、吸引器パック1に設けられている吸引器パック側電力受給コネクタ44を介して供給するバッテリパック側電力供給コネクタ42とが設けられており、吸引器パック1には、外部の電源に接続されている外部電源電力供給コネクタ43に接続されて、外部の電源から供給される外部電源電力を受給する吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45と、バッテリパック側電力供給コネクタ42に接続されて、バッテリパック2から供給される電力を受給する前記吸引器パック側電力受給コネクタ44と、が設けられている。
このような構成を有することから、バッテリパック2を吸引器パック1に取り付けて各種コネクタを接続するという極めて簡易な作業だけで、バッテリバック2と吸引器パック1とをユニット化して使用することが可能となる。
また、吸引器パック1は、バッテリパック2を取り付けられていないときには、吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45に外部電源電力供給コネクタ43が接続されて、外部の電源から前記外部電源電力を受給し、バッテリパック2を取り付けられているときには、吸引器パック側電力受給コネクタ44にバッテリパック側電力供給コネクタ42が接続されて、バッテリパック2からバッテリ電力または外部電源電力を受給することが可能となる。
(5) また、吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45と、吸引器パック側電力受給コネクタ44とが、1つのコネクタで以て兼用されており、かつ外部電源電力供給コネクタ43およびバッテリパック側電力供給コネクタ42が共に、1つのコネクタとの接続に適合するように構成されている。
このような構成を有することから、吸引器パック1が、バッテリパック2を取り付けられていないとき、および、バッテリパック2を取り付けられているときの、いずれの場合でも、吸引器パック1において兼用されている1つのコネクタを介して外部電源電力またはバッテリ電力を受給することが可能となる。
(6) また、吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ45と、バッテリパック側外部電源電力受給コネクタ41とが、同一種類の外部電源電力供給コネクタ43との接続に適合するように構成されている。
このような構成を有することから、吸引器パック1が、バッテリパック2を取り付けられていないとき、および、バッテリパック2を取り付けられているときの、いずれの場合でも、上述の同一種類の外部電源電力供給コネクタ43を有するAC−DCアダプタ60のような外部の電源から、外部電源電力を受給することが可能となる。
<定義等>
・ 本発明におけるバッテリパックとは、そのボディ内に少なくともバッテリ本体を収容または内蔵してなるものである。
そのバッテリ本体の具体的な例としては、例えば、ニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池等である。
・ 本発明における吸引器パックとは、そのボディ内に少なくとも吸引用電動ポンプを収容または内蔵してなるものである。
・ 本発明における外部の電源とは、例えば家庭用コンセントに接続されて、そこから家庭用100V交流電源を取り入れ、12V程度の直流電圧に変換して出力する、所謂AC−DCアダプタなどである。
1 吸引器パック
2 バッテリパック
21 バッテリ本体
22 操作用ツマミ
23 バッテリ残量3段階表示灯
30 電動ポンプ
41 バッテリパック側外部電源電力受給コネクタ
42 バッテリパック側電力供給コネクタ
43 外部電源電力供給コネクタ
44 吸引器パック側電力受給コネクタ
45 吸引器パック側外部電源電力受給コネクタ
50 電気・電子回路
51 電力供給回路系
52 バッテリ充電回路系
53 バッテリ充放電モード切替スイッチ
511 電力供給電源選択回路
512 バッテリ残量表示回路
513 バッテリ放電休止回路

Claims (6)

  1. ボディ内に電動ポンプが内蔵されている吸引器パックと、前記吸引器パックに少なくとも前記電動ポンプを動作させるための電力を供給するバッテリ本体がボディ内に内蔵されているバッテリパックとを有する、医療用電動式吸引器であって、
    前記バッテリパックのボディが、前記吸引器パックのボディに対して取り付けおよび取り外し可能に形成されている
    医療用電動式吸引器。
  2. 請求項1に記載の医療用電動式吸引器において、
    前記バッテリパックには、
    電力供給回路系と、
    バッテリ充電回路系と、
    バッテリ充放電モード切替スイッチと、
    が設けられており、
    前記電力供給回路系は、
    少なくともCPUまたはマイコンを含まない、アナログ回路として形成されていて、
    前記外部の電源から供給される外部電源電力を前記電動ポンプに供給する外部電源電力供給回路と、
    前記バッテリ本体から出力されるバッテリ電力を前記電動ポンプに供給するバッテリ電力供給回路と、
    前記外部電源電力および前記バッテリ電力のうち前記外部電源電力を優先的に前記電動ポンプに供給する電力供給電源選択回路と、
    を含んでおり、
    前記バッテリ充電回路系は、
    前記外部の電源から供給される外部電源電力を、前記バッテリ本体の充電のためのバッテリ充電電力として、前記バッテリ本体に供給する回路系であって、
    前記バッテリ充電電力を調節して前記バッテリ本体の充電を制御するバッテリ充電制御回路を含んでおり、
    前記バッテリ充放電モード切替スイッチは、
    前記バッテリ本体から前記バッテリ電力を放電させて前記電動ポンプに供給するバッテリ放電モードと、前記外部電源電力を前記バッテリ本体に充電させるバッテリ充電モードとの、切り替えを行うように構成されている
    ことを特徴とする医療用電動式吸引器。
  3. 請求項2に記載の医療用電動式吸引器において、
    前記電力供給回路系は、
    前記バッテリ本体の蓄電残量を計測して表示する、アナログ回路として形成された、バッテリ残量表示回路と、
    前記バッテリ本体の蓄電残量が所定の閾値以下になると、それを検知して前記バッテリ本体からの放電を休止する、アナログ回路として形成された、バッテリ放電休止回路と、
    を、さらに含む
    ことを特徴とする医療用電動式吸引器。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の医療用電動式吸引器において、
    前記バッテリパックには、
    当該バッテリパックの外部の電源の外部電源電力供給コネクタに接続されて、前記外部の電源から供給される外部電源電力を受給するバッテリパック側外部電源電力受給コネクタと、
    当該バッテリパックに内蔵されているバッテリ本体から供給されるバッテリ電力、または、前記バッテリパック側外部電源電力受給コネクタで受給した前記外部電源電力を、前記吸引器パックに設けられている吸引器パック側電力受給コネクタを介して、前記吸引器パックに内蔵されている電動ポンプに供給するバッテリパック側電力供給コネクタと、
    が設けられており、
    前記吸引器パックには、
    外部の電源に接続されている外部電源電力供給コネクタに接続されて、前記外部の電源から供給される外部電源電力を受給する吸引器パック側外部電源電力受給コネクタと、
    前記バッテリパック側電力供給コネクタに接続されて、前記バッテリパックから供給される前記電力を受給する前記吸引器パック側電力受給コネクタと、
    が設けられている
    ことを特徴とする医療用電動式吸引器。
  5. 請求項4に記載の医療用電動式吸引器において、
    前記吸引器パック側外部電源電力受給コネクタと、前記吸引器パック側電力受給コネクタとが、1つのコネクタで以て兼用されており、かつ
    前記外部電源電力供給コネクタおよび前記バッテリパック側電力供給コネクタが共に、前記1つのコネクタとの接続に適合するように構成されている
    ことを特徴とする医療用電動式吸引器。
  6. 請求項4または5に記載の医療用電動式吸引器において、
    前記吸引器パック側外部電源電力受給コネクタと、前記バッテリパック側外部電源電力受給コネクタとが、同一種類の外部電源電力供給コネクタとの接続に適合するように構成されている
    ことを特徴とする医療用電動式吸引器。
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