JP2020173383A - 画像形成装置 - Google Patents

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信宏 福間
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Abstract

【課題】部品点数が少なく、且つ簡単な構造でありながら、トナー容器の装着互換性の検知、及び装着不良の検知の両方を実現することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置10は、内部に設けられた可動部材229のスライドを規制する突出片620と、規制片242とを有する。可動部材229には係合溝255が形成されており、トナーコンテナ3が装着不良の場合に突出片620が係合溝255と係合して、可動部材229のスライドを規制する。また、装着互換性を有しないトナーコンテナが装着されている場合は、規制片242と可動部材229とが係合して、可動部材229のスライドを規制する。【選択図】図27

Description

本発明は、トナー容器を着脱可能に支持する装着部を備える画像形成装置に関する。
トナーを含む現像剤を用いて用紙に画像を形成可能な画像形成装置には、現像装置にトナーを補給するためのトナー容器が取り付けられている。トナー容器は、画像形成装置に設けられた装着部に着脱可能に設けられている。前記トナー容器のトナーが消費されてトナー容器が空になると、画像形成装置からトナー容器が取り外されて、未使用トナーが収容された新しいトナー容器に交換される。トナー容器の交換の際には、筐体の開口を覆うカバーが開けられ、装置内部に装着されているトナー容器が前記開口から取り外され、或いは、前記開口から装置内部にトナー容器が装着される。
トナー容器が前記装着部に正しく装着されていれば、トナー容器から現像装置にトナーが安定して補給されるが、正常に装着されなかった場合は、トナーの補給不良や印刷不良など発生する。そのため、従来、装着部にトナー容器が装着されたことを検知可能な画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2017−83776号公報
しかしながら、前掲した従来の画像形成装置では、装着部に対する装着互換性を有するトナー容器の未装着、及び、トナー容器が正常な装着位置に装着されていない装着不良を検知するために、複数の可動部材を必要とするため、部品点数が多くなる分だけ組み付け工数が多くなる。また、部品点数の増加に伴い累積公差が多くなり、組み付け精度が悪化し、検知機構が正常に機能しないおそれがある。
本発明の目的は、部品点数が少なく、且つ簡単な構造でありながら、トナー容器の装着互換性の検知、及び装着不良の検知の両方を実現することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、トナー容器を着脱可能に支持する装着部と、前記トナー容器が前記装着部に装着されたか否かを検知する検知装置と、予め定められた第1方向へ移動可能に設けられ、前記トナー容器が装着状態の場合に前記検知装置によって前記トナー容器の装着状態が検知される検知位置に変位し、前記トナー容器が非装着状態の場合に前記検知装置によって非装着状態が検知される非検知位置に変位可能な可動部材と、前記トナー容器の非装着状態で前記可動部材を前記非検知位置に規制する第1規制機構及び第2規制機構と、を備える。
前記第1規制機構は、前記トナー容器の非装着状態で前記非検知位置に配置された前記可動部材に係合して前記可動部材の移動を規制し、前記トナー容器が前記装着部に装着されたことによって前記可動部材との係合を解除する第1係合解除位置に変位する第1規制部材を有する。
前記第2規制機構は、前記装着部に定められた装着位置へ向けて前記トナー容器が挿入される挿入動作に応じて前記第1方向に直交する第2方向へ変位し、前記トナー容器の非装着状態で前記非検知位置に配置された前記可動部材に係合して前記可動部材の移動を規制し、前記トナー容器が前記装着部に装着されたことによって前記可動部材との係合を解除する第2係合解除位置に変位する第2規制部材を有する。
本発明によれば、部品点数が少なく、且つ簡単な構造でありながら、トナー容器の互換系の検知、及び装着不良の検知の両方を実現することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置において、カバーが開かれた状態を示す斜視図である。 図3は、画像形成装置の右側面において、カバーが開かれた状態を示す図である。 図4は、画像形成装置の右側面において、トナーコンテナが装着部から取り外された状態を示す図である。 図5は、トナーコンテナを表面側から見たときの斜視図である。 図6は、トナーコンテナを裏面側から見たときの斜視図である。 図7は、トナーコンテナの装着部を示す拡大斜視図である。 図8は、トナーコンテナの装着部の移動フレームが下位位置に配置された状態を示す斜視図である。 図9は、トナーコンテナの装着部の移動フレームが上位位置に配置された状態を示す斜視図である。 図10は、トナーコンテナの装着部の支持フレームを示す部分拡大図である。 図11は、トナーコンテナの装着部の移動フレームを示す斜視図である。 図12は、トナーコンテナの装着部の移動フレームを示す斜視図である。 図13は、移動フレームが下位位置に配置された状態を示す模式図である。 図14は、移動フレームが上位位置に配置された状態を示す模式図である。 図15は、移動フレームがロック位置に配置された状態を示す模式図である。 図16は、図4の要部XVIの部分拡大図であり、トナーコンテナの装着部を示す。 図17は、図16の要部XVIIの部分拡大図であり、支持プレートに設けられたプレートカバーを示す。 図18は、図17の支持プレートにおいてプレートカバーが取り外された状態を示す図であり、(A)は規制部材が回動される前の初期位置に配置された状態を示し、(B)は規制部材が回動された状態を示す。 図19は、支持プレートの裏面側を示す図である。 図20は、支持プレートの裏面に取り付けられた可動部材を示す図である。 図21は、可動部材の構成を示す斜視図である。 図22は、検知装置及び切替部材を示す斜視図である。 図23(A)、(B)は、切替部材の構成を示す分解斜視図である。 図24は、トナーコンテナの未装着状態における突出片、規制片の状態を示す図である。 図25は、トナーコンテナが装着不良の場合の突出片、規制片の状態を示す図である。 図26は、装着互換性を有しないトナーコンテナが装着された場合の突出片、規制片の状態を示す図である。 図27は、装着互換性を有するトナーコンテナが正常に装着された場合の突出片、規制片の状態を示す図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態(図1に示す状態)で鉛直方向を上下方向D1と定義する。また、前記設置状態において前後方向D2及び左右方向D3を定義する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置10は、少なくとも印刷機能を備えている。 図1及び図2に示すように、画像形成装置10は、装置本体としての略矩形箱状の筐体11を備える。筐体11の内部に、画像形成装置10を構成する各構成要素が設けられている。なお、図2では、筐体11の右側面のカバー13(本発明の開閉カバーの一例)が開けられた状態が示されている。
画像形成装置10は、給紙カセット22から給送される印刷用紙に、電子写真方式に基づいてカラー画像を形成するものであり、複数の画像形成ユニット、中間転写ベルト、光走査装置、二次転写ローラー、定着装置、トナーコンテナ3(本発明のトナー容器の一例)、及び画像形成装置10の各部を制御する制御部などを備えている。前記画像形成ユニットは、感光体ドラム、帯電装置、現像装置、一次転写ローラー、ドラムクリーニング装置などを備えており、前記感光体ドラム上に形成された静電潜像が前記現像装置によってトナーにより可視化され、前記感光体ドラム上に形成されたトナー像が前記一次転写ローラーによって前記中間転写ベルトに転写される。前記中間転写ベルトに転写されたトナー像は、前記二次転写ローラーによって印刷用紙に転写され、その後、前記定着装置によって定着されたのちに、筐体11の上部に形成された排出口28から排紙トレイ21に排出される。
図1に示すように、筐体11の内部には、複数のトナーコンテナ3(3Y,3C,3M,3K)が取り付けられている。具体的には、4つのトナーコンテナ3が筐体11の内部の装着部58(本発明の装着部の一例)に取り付けられている。トナーコンテナ3Yにイエロー色のトナーが収容され、トナーコンテナ3Cにシアン色のトナーが収容され、トナーコンテナ3Mにマゼンタ色のトナーが収容され、トナーコンテナ3Kに黒色のトナーが収容される。本実施形態では、複数のトナーコンテナ3が、画像形成装置10の右側面に形成された開口12(本発明の開口の一例、図2参照)の内部側、つまり、カバー13の内側に設けられている。各トナーコンテナ3は、前記前後方向D2に沿って並んだ状態で装着部58に装着されている。なお、前後方向D2において最も後方の位置に、黒色用のトナーコンテナ3Kが配置されている。
各トナーコンテナ3は、補給用の未使用トナーが収容される上側収容部71(第1トナー収容部)と、前記ドラムクリーニング装置から排出された廃トナーが収容される下側収容部72(第2トナー収容部)とを有している。トナーコンテナ3が装着部58に装着された状態で、各トナーコンテナ3の上側収容部71から前記未使用トナーが前記現像装置の内部に補給される。
図3及び図4は、画像形成装置10を右側からみたときの図であり、図3はカバー13が開かれた状態が示されており、図4はカバー13及びトナーコンテナ3が取り外された状態が示されている。図3及び図4に示すように、筐体11の右側面よりも内部には、トナーコンテナ3を着脱可能に支持するための装着部58が設けられている。本実施形態では、複数のトナーコンテナ3それぞれに対応する複数の装着部58が設けられている。
以下、4つのトナーコンテナ3を代表して、イエロー用のトナーコンテナ3Yの構成について説明する。なお、他のトナーコンテナ3C,3Mは、トナーコンテナ3Yと同じ構成であり、トナーコンテナ3Kは、容量が大きく形成されている点を除きトナーコンテナ3Yと同じ構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
図5は、トナーコンテナ3Yを表面側から見たときの斜視図である。図6は、トナーコンテナ3Yを裏面側から見たときの斜視図である。なお、図5及び図6では、トナーコンテナ3Yが装着部58(図3参照)に装着されたときの装着姿勢を基準にして、上下方向D1、前後方向D2、及び左右方向D3を示している。また、以下の説明では、前記装着姿勢のトナーコンテナ3Yに対して、前記上下方向D1をトナーコンテナ3Yの高さ方向D11と定義し、前後方向D2をトナーコンテナ3Yの幅方向D12と定義し、左右方向D3をトナーコンテナ3Yの奥行き方向D13と定義する。
図5及び図6に示すように、トナーコンテナ3Yは、容器本体75を有する。容器本体75は、合成樹脂を射出成形して得られた樹脂成形品である。容器本体75は、高さ方向D11に長い形状に形成されており、幅方向D12に広く、奥行き方向D13に浅い形状に形成されている。
容器本体75は、上側に形成された上部ケース78(第1筐体)と、下側に形成された下部ケース79(第2筐体の一例)と、蓋体76(蓋部材の一例)と、を有している。つまり、容器本体75の高さ方向D11(長手方向)の一方側(上側)に上部ケース78が形成され、容器本体75の高さ方向D11(長手方向)の他方側(下側)に下部ケース79が形成さている。
上部ケース78の右側面に開口部が形成されており、下部ケース79の右側面にも開口部が形成されている。各開口部は、同一面上に形成されている。各開口部の開口縁には、フランジ83(図6参照)が形成されている。各開口部は、平板状の蓋体76によって閉塞されている。例えば、蓋体76の周縁部とフランジ83とが溶着されている。上部ケース78の前記開口部が蓋体76によって閉塞されることにより、前記未使用トナーが収容可能な収容空間を有する上側収容部71が構成される。また、下部ケース79の前記開口部が蓋体76によって閉塞されることにより、前記廃トナーが収容可能な収容空間を有する下側収容部72が構成される。
上側収容部71は、第1搬送部92を有する。第1搬送部92は、上部ケース78の左側の壁面781(図6参照)から外側へ延出する筒状の第1搬送ガイド部94と、第1搬送ガイド部94の内部に設けられたトナー搬送部材としての不図示のスパイラル部材と、を有している。第1搬送ガイド部94は、上部ケース78に一体に形成されており、前記スパイラル部材の回転中心と同じ中心を有する円筒形状に形成されている。ここで、壁面781は、装着部58(図4参照)に対するトナーコンテナ3Yの奥行き方向D13の一方側に位置しており、装着部58にトナーコンテナ3Yが装着されたときに対向される面である。なお、奥行き方向D13は、装着部58に対するトナーコンテナ3Yの着脱方向に一致している。
前記スパイラル部材は、回転軸の軸周りに螺旋形状の羽根を有するものであり、第1搬送ガイド部94の内部に回転可能に設けられている。前記回転軸の先端には、外部から入力される回転駆動力の伝達を受ける入力部が一体に形成されている。前記入力部から回転駆動力を受けて回転されることによって、前記スパイラル部材は、上側収容部71の内部にある前記未使用トナーを第1搬送ガイド部94の内部を通って装着部58側(図5の矢印D14の方向)へ搬送し、不図示のトナー排出口から前記未使用トナーを前記現像装置に補給する。
また、第1搬送ガイド部94の下面には、前記トナー排出口を開閉するためのシャッター部材101(開閉部材)が設けられている。シャッター部材101は、第1搬送ガイド部94の下面を第1搬送ガイド部94の長手方向へスライド可能に第1搬送ガイド部94に支持されている。トナーコンテナ3Yが装着部58(図4参照)に装着されたときに、シャッター部材101は、前記トナー排出口を閉塞する閉位置から前記トナー排出口を開ける開位置に移動される。これにより、前記トナー排出口と前記現像装置の補給口とが連結され、前記トナー排出口から前記補給口にトナーを補給可能になる。
図6に示すように、下側収容部72は、第2搬送部105を有する。第2搬送部105は、下側収容部72の内部に、イエロー色に対応する前記ドラムクリーニング装置から排出された前記廃トナーを下側収容部72の内部に搬送する。第2搬送部105は、下部ケース79の左側の壁面791から外側へ延出する筒状の第2搬送ガイド部107と、第2搬送ガイド部107の内部に設けられたトナー搬送部材としての不図示のスパイラル部材と、を有している。第2搬送ガイド部107は、下部ケース79に一体に形成されており、前記スパイラル部材の回転中心と同じ中心を有する円筒形状に形成されている。
前記スパイラル部材は、前記ドラムクリーニング装置から第2搬送ガイド部107に排出された前記廃トナーを第2搬送ガイド部107の内部を通って下側収容部72の内部に搬送する搬送部材である。また、第2搬送ガイド部107は、前記ドラムクリーニング装置から前記廃トナーを受け取るとともに、前記スパイラル部材によって搬送される前記廃トナーを下側収容部72の内部に案内するガイド部材である。
前記スパイラル部材は、回転軸の軸周りに螺旋形状の羽根を有するものであり、第2搬送ガイド部107の内部に回転可能に設けられている。前記回転軸の先端には、外部から入力される回転駆動力の伝達を受ける入力部が一体に形成されている。前記入力部から回転駆動力を受けて回転することによって、前記スパイラル部材は、第2搬送ガイド部107内の廃トナーを下側収容部72の内部へ向けて搬送する。
また、第2搬送ガイド部107の上面には、廃トナーを第2搬送ガイド部107の内部に導くためのトナー導入口114が形成されている。トナーコンテナ3Yが装着部58(図4参照)に装着されたときに、トナー導入口114と前記ドラムクリーニング装置が有するトナー排出口とが連結され、前記トナー排出口からトナー導入口114に廃トナーが導入可能になる。
図5及び図6に示すように、上部ケース78の幅方向D12の両方の側面782それぞれには、高さ方向D11に隔てられた2つの突出ボス84(ロック片)が形成されている。各突出ボス84は上部ケース78に一体に形成されている。前方側の側面782に2つの突出ボス84が形成されており、後方側の側面782に2つの突出ボス84が形成されている。各突出ボス84は、トナーコンテナ3Yが装着部58における所定の装着位置に装着された場合に、装着部58に対するトナーコンテナ3Yの着脱方向に対してロックされる部分である。具体的には、トナーコンテナ3Yが装着部58に装着された状態で、後述の移動フレーム65が有するフック652のロック溝657に突出ボス84が引っ掛かって、突出ボス84が着脱方向に対してロックされる。なお、前記着脱方向は左右方向D3に一致する方向であって、筐体11の右側面に垂直な方向である。
また、上部ケース78の各側面782それぞれには、奥行き方向D13に長く、各側面782から突出する長尺ボス85が形成されている。各長尺ボス85は、各側面782において、高さ方向D11に隔てられた2つの突出ボス84の概ね中間位置に形成されている。つまり、前方側の側面782に1つの長尺ボス85が形成されており、後方側の側面782に1つの長尺ボス85が形成されている。各突出ボス84は、トナーコンテナ3Yが装着部58における所定の装着位置に装着された場合に、装着部58においてトナーコンテナ3Yを上下方向D1に位置決めするための部分であり、装着方向へ案内される部分である。具体的には、トナーコンテナ3Yが装着部58に装着された状態で、後述の支持フレーム61(図7参照)が有する位置決め溝614に長尺ボス85が挿入されて、長尺ボス85が上下方向D1に対して位置決めされる。
また、図6に示すように、上部ケース78の壁面781には、円筒状のボス221と、トナーコンテナ3Yの種類を判別するためにトナーコンテナ3の種類毎に設けられた非互換形状部としての係合突起222及び係合突起223とが突設されている。係合突起222及び係合突起223は、本発明の第1係合突起の一例である。係合突起222は、ボス221から径方向に突出するように形成されている。係合突起223は、ボス221から離間して形成されている。係合突起222は、平面視にて略扇型形状であり、詳細には、ボス221を中心とした扇型部が、ボス221の径方向に沿って2つ並んだ形状である。扇型部の中心角は約45°である。係合突起223は、ボス221を中心とした平面視扇型形状を有している。係合突起223の中心角は約45°である。
以下、トナーコンテナ3を装着するための装着部58の構成について説明する。なお、本実施形態では、4つのトナーコンテナ3に対応して4つの装着部58が設けられているが、いずれも同じ構成である。
図7は、トナーコンテナ3の装着部58を示す拡大斜視図である。図8及び図9は、装着部58が有する移動フレーム65を示す斜視図である。図8では、移動フレーム65が後述する下位位置に配置された状態が示されており、図9では、移動フレーム65が後述する上位位置に配置された状態が示されている。
装着部58は、トナーコンテナ3を着脱可能に支持するものである。図7に示すように、装着部58は、支持フレーム61(図10参照)と、支持フレーム61に取り付けられる移動フレーム65(本発明の移動部材の一例)と、コイルバネ68(図13参照)と、を備えている。
支持フレーム61は、筐体11に設けられた支持プレート226(図4及び図19参照)に固定されている。支持フレーム61は、支持プレート226において、開口12(図2参照)側の面(右側の面)に取り付けられている。支持フレーム61は、後述するように、トナーコンテナ3を奥行き方向D13に沿って移動可能に支持する。なお、支持フレーム61は、複数の装着部58それぞれに共通する一つの部材であってもよく、また、複数の装着部58それぞれに個別に設けられていてもよい。また、支持フレーム61と支持プレート226とが一体に形成されていてもよい。
図10は、支持フレーム61から移動フレーム65を取り外した状態を示しており、支持フレーム61の構成が示されている。支持フレーム61は、移動フレーム65が配置されるボトムプレート611と、ボトムプレート611の幅方向D12の両端それぞれから起立するサイドプレート612と、を有する。
サイドプレート612の内面には、トナーコンテナ3の長尺ボス85が挿通される位置決め溝614が一体に形成されている。位置決め溝614は、奥行き方向D13に延在しており、ボトムプレート611から離れる方向(図10において手前側)の端部に開口615を有している。装着部58にトナーコンテナ3が装着される場合、開口615から位置決め溝614に長尺ボス85(図5参照)が挿入される。これにより、長尺ボス85が位置決め溝614の延在方向(奥行き方向D13)にガイドされることによって、トナーコンテナ3は、長尺ボス85が位置決め溝614の奥側に配置された前記装着位置(図15に示す位置)と、長尺ボス85が前記装着位置よりも開口615側に位置する引出位置との間で移動可能となる。
また、位置決め溝614に長尺ボス85が挿入されることによって、長尺ボス85が高さ方向D11、つまり上下方向D1に対して位置決めされ、これにより、トナーコンテナ3が上下方向D1に対して位置決めされる。なお、ボトムプレート611には、トナーコンテナ3が装着部58に装着された場合に、第1搬送部92が挿通される開口616が形成されており、第2搬送部105が挿通される開口617が形成されている。
図7に示すように、移動フレーム65は、支持フレーム61に設けられている。移動フレーム65は、支持フレーム61において、高さ方向D11へスライド可能に支持されている。高さ方向D11は、トナーコンテナ3が装着部58に装着された状態で上下方向D1に一致する方向である。本実施形態では、移動フレーム65は、装着部58にトナーコンテナ3が装着される際にトナーコンテナ3が挿入される挿入動作に応じて、高さ方向D11へスライドする。
図10に示すように、支持フレーム61の各所には係合爪62が設けられている。また、図11に示すように、移動フレーム65の各所には、係合爪62が挿入される高さ方向D11に長い長孔63が形成されている。係合爪62が長孔63に挿通されて係合することにより、移動フレーム65が支持フレーム61に対して、高さ方向D11へ移動可能なように支持される。また、係合爪62が長孔63の縁部に係合することにより、移動フレーム65は、支持フレーム61に対して、奥行き方向D13に固定される。
また、図10に示すように、支持フレーム61のボトムプレート611には、幅方向D12に隔てた一対のボス618が設けられている。一対のボス618は、ボトムプレート611の上部に設けられており、ボトムプレート611から突出した突起状の部材である。ボス618は、移動フレーム65が支持フレーム61に支持される際に、移動フレーム65に形成された長孔653(図12参照)に挿通される。図12に示すように、長孔653は、高さ方向D11に長い形状に形成されており、ボス618に対応する位置に設けられている。ボス618が長孔653に挿通されることにより、支持フレーム61に対して移動フレーム65が位置決めされて、とりわけ、支持フレーム61に対する移動フレーム65の傾斜が抑制される。
また、図10に示すように、ボトムプレート611には、高さ方向D11に長い長孔619が設けられている。長孔619は、一対のボス618よりも下方に設けられており、具体的には、ボトムプレート611の下部に設けられている。長孔619は、ボトムプレート611を奥行き方向へ貫通する貫通孔である。長孔619は、移動フレーム65が支持フレーム61に支持される際に、移動フレーム65に設けられたボス654(図12参照)が挿通される部分である。図12に示すように、ボス654は、ベースプレート651の裏面に突設された突出部材であり、長孔619に対応する位置に設けられている。ボス654は、長孔619に挿通された状態で、その先端部がベースプレート651の裏面から突出する。長孔619にボス654が挿通されることにより、ボス654が高さ方向D11に沿って案内される。また、幅方向D12において、支持フレーム61に対して移動フレーム65が位置決めされ、これにより、支持フレーム61に対する移動フレーム65の幅方向D12のズレが抑制される。
図11及び図12は、装着部58の移動フレーム65を示す斜視図である。図12に示すように、移動フレーム65には、突出片620(本発明の第2規制部材の一例)が設けられている。突出片620は、ベースプレート651の裏面に突設された突出部材である。突出片620は、ベースプレート651の裏面において、幅方向D12の一方側の端部に設けられている。この突出片620は、後述する可動部材229に形成された係合溝255(図20参照)に挿通される部分である。なお、本実施形態では、突出片620、及び係合溝255によって、本発明の第2規制機構が実現される。
移動フレーム65は、支持フレーム61において、図8に示す下位位置と、図9に示す上位位置との間で移動可能に構成されている。前記上位位置は、装着部58にトナーコンテナ3が装着されていない未装着状態において、移動フレーム65が配置される位置である。前記下位位置は、移動フレーム65の移動範囲において、コイルバネ68によって下方へ付勢されることによって最も下側に移動フレーム65が配置される位置である。また、前記上位位置は、移動フレーム65の移動範囲において、前記下位位置よりも上方側の位置であって、奥行き方向D13対してトナーコンテナ3の突出ボス84のロックを解除可能な位置(ロック解除位置)である。
図11に示すように、移動フレーム65は、支持フレーム61のボトムプレート611に対向するように配置されるベースプレート651と、ベースプレート651の幅方向D12の両端それぞれから起立するように突出する下向き鉤状のフック652と、を有する。ベースプレート651には、トナーコンテナ3の第1搬送部92や第2搬送部105などの部分が挿通可能なように、複数の開口が適宜形成されている。
本実施形態では、移動フレーム65には、4つのフック652が設けられている。各フック652は、トナーコンテナ3が装着部58に装着された状態で、トナーコンテナ3の4つの突出ボス84と奥行き方向に係合する位置に設けられている。
装着部58にコイルバネ68(図14参照)が設けられている。コイルバネ68は、移動フレーム65に他の外力が加えられていない状態では、移動フレーム65を上下方向D1の下方側へ弾性的に付勢する。このコイルバネ68は、図14に示すように、支持フレーム61の上側の側壁と移動フレーム65の上側の側壁との間に、圧縮された状態で介在している。これにより、他に外力が加えられていない状態では、移動フレーム65は、上下方向D1の下方側へ付勢され、トナーコンテナ3の未装着状態では、前記下位位置(図8に示す位置)に配置された状態を保持する。
図11に示すように、フック652は、トナーコンテナ3の装着時に突出ボス84が挿入されるロック溝657を有する。ロック溝657は、高さ方向D11に延在している。フック652の突出端辺には、ロック溝657の開口658へ向けて傾斜する第1傾斜カム659が形成されている。第1傾斜カム659の角度は約45度である。第1傾斜カム659は、トナーコンテナ3が装着部58に対して装着方向(奥行き方向D13)へ挿入されたときに、突出ボス84が当接する部分である。
トナーコンテナ3の装着時に、突出ボス84が第1傾斜カム659に当接し、その当接状態(図13参照)で更にトナーコンテナ3が挿入方向へ押し込まれると、突出ボス84から受けた押圧力は、第1傾斜カム659によって、移動フレーム65を前記上位位置(図9及び図14に示す位置)へ移動させる力に変換される。これにより、移動フレーム65は、コイルバネ68の付勢力に抗して、前記下位位置から上下方向D1の上方へ移動する。つまり、移動フレーム65が前記下位位置(図8及び図13に示す位置)から前記上位位置(図9に示す位置)へ向けて移動する。
移動フレーム65が前記下位位置から上方へ移動すると、突出ボス84が第1傾斜カム659から開口658へ相対移動する。そして、この移動過程で、図14に示すように、突出ボス84が開口658に到達し、更にトナーコンテナ3が挿入方向へ押し込まれると、開口658からロック溝657に進入する。突出ボス84がロック溝657に進入すると、第1傾斜カム659による押圧が無くなり、コイルバネ68の付勢力によって、移動フレーム65が前記下位位置へ向けて移動する。この移動過程において、ロック溝657の上端部657Aが突出ボス84に当接し、これにより、移動フレーム65の下方への移動が制止される(図15参照)。具体的には、移動フレーム65は、前記下位位置と前記上位位置との間に定められたロック位置(図15に示す位置)に到達したときに、上端部657Aが突出ボス84に当接し、移動フレーム65の下方への移動が制止する。これにより、フック652によって、突出ボス84が奥行き方向D13に対してロックされる。
本実施形態では、トナーコンテナ3が装着部58に装着される過程で、移動フレーム65が、前記下位位置から前記上位位置に移動し、更に、前記ロック位置に移動する。移動フレーム65の上述した移動にともない、移動フレーム65に設けられた突出片620は、図13乃至図15に示すように、前記下位位置に対応する位置H1から、前記上位位置に対応する位置H2に移動し、その後、前記ロック位置に対応した位置H3に移動する。つまり、突出片620は、トナーコンテナ3が装着部58に装着される過程で、前記位置H1から上方へ移動して前記H2に到達し、その後、下方へ移動して前記位置H3に到達する。
また、移動フレーム65には、第2傾斜カム660が一体に形成されている。第2傾斜カム660は、第1傾斜カム659に対して高さ方向D11に対向する位置に設けられている。第2傾斜カム660の角度は、約45度である。不図示の操作部材が操作されて、移動フレーム65が前記ロック位置から前記上位位置へ移動されると、第2傾斜カム660は、移動フレーム65の移動に応じて、突出ボス84を装着部58から離れる方向へ押圧して、トナーコンテナ3を前記装着位置から前記引出位置へ向けて移動させる。
図16は、図4の要部XVIの部分拡大図であり、図17は、図16における要部XVIIの部分拡大図である。図16に示すように、支持プレート226と支持フレーム61との間に、プレートカバー227(図17参照)と、規制部材228(本発明の第1規制部材の一例、図17参照)とが設けられている。図16では、支持フレーム61、移動フレーム65、支持プレート226に形成された開口から、これらの奥側に配置されたプレートカバー227が露出された状態が示されている。なお、本実施形態では、規制部材228、プレートカバー227、係合突起222,223によって、本発明の第1規制機構が実現される。
プレートカバー227は、トナーコンテナ3の非互換性を検知する非互換検知部として作用する部材であり、支持プレート226において、開口12(図2参照)側の面(右側の面)に支持されている。規制部材228は、支持プレート226とプレートカバー227との間に回動可能なように支持プレート226に支持されている。本実施形態では、規制部材228は、トナーコンテナ3が装着部58に装着されていない非装着状態で、後述の非検知位置(図19に示す位置)に配置された可動部材229に係合して可動部材229のスライドを規制し、トナーコンテナ3が装着部58に装着されたことによって可動部材229との係合を解除して、可動部材229の後述の検知位置(図20に示す位置)へのスライドを許容する。
また、支持プレート226の内部側の面(左側の面)には、可動部材229(図20,図21参照)が設けられている。可動部材229は、前後方向D2へスライド可能なように支持プレート226に支持されている。
支持プレート226は、平板状の部材である。支持プレート226には、上下方向D1の中央付近の位置に、各装着部58それぞれに対応して多角形状の開口231が複数形成されている。
図17に示すように、 プレートカバー227は、円形の皿状の部材であり、中心には円形の開口235が形成されている。更に、プレートカバー227には、第1係合孔236及び第2係合孔237が形成されている。第1係合孔236は、開口235の周縁の一部に連通して形成されている。第1係合孔236及び第2係合孔237は、本発明の係合孔の一例である。開口235及び第1係合孔236は、トナーコンテナ3に形成されたボス221及び係合突起222(図6参照)が挿通可能に形成されている。また、第1係合孔236は、係合突起222が挿通された状態で係合突起222と係合可能に形成されている。また、第2係合孔237は、トナーコンテナ3に形成された係合突起223(図6参照)が挿通可能に形成されており、係合突起223が挿通された状態で係合突起223と係合可能に形成されている。なお、プレートカバー227の外周部は開口231の周囲に固定されており、プレートカバー227と支持プレート226との間には中空部が形成されている。
図18(A)、(B)は、図17からプレートカバー227が取り外されて、規制部材228が露出された状態を示す図である。図18(A)、(B)に示すように、規制部材228は、略円盤状の本体部241と、本体部241の一方の面(左側の面)に形成された規制片242(本発明の第2係合突起の一例、図19及び図20参照)と、を備えている。本体部241の中心には円形の開口244が形成されている。更に、本体部241には、第1開口部245及び第2開口部246が形成されている。
第1開口部245は、開口244の周縁の一部に連通して形成されており、略扇型状を有している。詳細には、開口244を中心とした扇型部が、開口244の径方向に沿って2つ並んだ形状を有している。扇型部の中心角は約90°であり、トナーコンテナ3に形成された係合突起222の扇型部の中心角よりも大きく形成されている。また、第1開口部245には、開口244の周方向における一方側(図18(A)における矢印D15側)の側縁に、奥方向に傾斜した第1傾斜面245Aが形成されている。
第2開口部246は、開口244から離間した位置に形成されており、開口244を中心とした扇型形状を有している。第2開口部246の中心角は約90°であり、トナーコンテナ3に形成された係合突起223の中心角よりも大きく形成されている。また、第2開口部246には、開口244の周方向における一方側(図18(A)における矢印D15側)の側縁に、奥方向に傾斜した第2傾斜面246Aが形成されている。
図19及び図20は、支持プレート226の裏面(左側の面)を示す図である。図19及び図20に示すように、規制片242は、本体部241に形成された開口244と同軸上に突設された軸部248と、軸部248の側面から径方向に突出する突片部249と、を有している。規制片242は、支持プレート226に形成された開口231に挿通できるように形成されている。
規制部材228は、本体部241が、支持プレート226とプレートカバー227との間の中空部に支持されて、規制片242は、支持プレート226に形成された開口231から内側(図19の紙面手前側)に突き出ている。本体部241は、開口244の中心とプレートカバー227の開口235の中心とが一致するように位置決めされている。そして、規制部材228は、支持プレート226に開口244を中心に回動可能に軸支されている。また、規制部材228は、図17に示すように、第1開口部245の第1傾斜面245Aが第1係合孔236から露出し、第2開口部246の第2傾斜面246Aが第2係合孔237から露出するように、コイルバネなどの付勢部材(不図示)によって、図17における反時計回り方向(矢印D15とは反対方向)に弾性的に付勢されている。このように規制部材228が付勢された状態で、規制片242に設けられた突片部249(図19参照)は、図19に示すように、前方に略水平に延びる水平姿勢をとっている。なお、規制片242が前記水平姿勢となる位置は、規制片242が可動部材229に係合して可動部材229を前記非検知位置に規制する位置である。
本実施形態では、規制部材228は、本体部241の第1傾斜面245A又は第2傾斜面246Aが押圧されると、前記付勢部材の付勢力に抗して開口244を中心として、図18(A)の矢印D15が示す時計回り方向(本発明の所定方向の一例)に回動する。これにより、図18(B)に示すように、第1開口部245の第1傾斜面245Aは第1係合孔236から退避し、第2開口部246の第2傾斜面246Aは第2係合孔237から退避する。更に、規制片242の突片部249は、水平姿勢から前斜め上方向に傾斜した傾斜姿勢(図20に示す姿勢)に変位する。なお、規制片242が前記傾斜姿勢となる位置は、規制片242と可動部材229との係合を解除して、可動部材229が前記検知位置へ移動することを許容する係合解除位置(本発明の第1係合解除位置の一例)である。
図19及び図20に示すように、可動部材229は、一方向に長尺な長方形状の板状部材である。可動部材229は、その長手方向が前後方向D2に一致するように支持プレート226に設けられており、前後方向D2(本発明の第1方向の一例)へ移動可能に支持されている。
図19に示すように、可動部材229は、ガイドプレート256によって支持プレート226に前後方向D2へスライド可能に支持されている。詳細には、可動部材229は、後述する検知位置(図20に示す位置)と、前記検知位置よりも前方側の後述する非検知位置(図19に示す位置)との間でスライド可能である。前記検知位置は、装着部58にトナーコンテナ3が装着された装着状態の場合に後述の検知装置212によってトナーコンテナ3の装着状態が検知される位置である。前記非検知位置は、トナーコンテナ3が装着されていない非装着状態の場合に検知装置212によってトナーコンテナ3の非装着状態が検知される位置である。
また、可動部材229は、前方に向けてコイルバネなどの付勢部材258(本発明の第1付勢部材の一例)によって弾性的に付勢されている。可動部材229の前端縁にはレバー片251が延設されている。レバー片251の前面には押圧部252が突設されている。押圧部252には、前斜め下向きの傾斜面252A(図21参照)が形成されている。
図21は、可動部材229を示す斜視図である。図21に示すように、可動部材229には、支持プレート226の開口231から突き出した各規制部材228の規制片242を筐体11の内部側(左側)へ挿通させる複数の開口254(本発明の規制開口の一例)が形成されている。開口254には、前記水平姿勢(図19に示す姿勢)における規制片242の突片部249の先端縁に対向する規制縁254A(本発明の規制縁の一例)と、前記傾斜姿勢(図20に示す姿勢)における突片部249の先端縁に対して所定の間隔を開けて形成された逃げ縁254Bと、が形成されている。
規制片242の突片部249の先端縁が開口254の規制縁254Aに対向した状態(図19に示す状態)では、可動部材229が付勢力に抗して後方へスライドしようとすると、突片部249の先端縁に規制縁254Aが当接して可動部材229の後方へのスライドが規制される。一方、規制片242の突片部249の先端縁が開口254の逃げ縁254Bに対向した状態(図20に示す状態)では、突片部249の先端縁と規制縁254Aとの当接が解除される。この場合、後述の突出片620による規制が解除されていれば、可動部材229は後方へスライドすることが許容される。なお、図20では、可動部材229が後方へスライドした状態が示されている。
また、可動部材229には、移動フレーム65から突出し、更に、支持プレート226の開口(不図示)から突き出た突出片620(図12参照)を筐体11の内部側(左側)へ挿通させる複数の係合溝255(本発明の溝部の一例)が形成されている。係合溝255は、前後方向D2に沿って延びる許容溝255Aと、上下方向D1(第2方向)に沿って延びる規制溝255Bとを有する。許容溝255Aは、規制溝255Bの中央部よりもやや上側の位置(以下「連通位置」という。)で規制溝255Bに連通しており、規制溝255Bから前方へ延出している。
突出片620が規制溝255Bにおいて前記連通位置以外の位置に配置された状態(図24及び図25に示す状態)では、可動部材229が付勢力に抗して後方へスライドしようとすると、突出片620が規制溝255Bの縁部に当接して可動部材229の後方へのスライドが規制される。一方、突出片620が、規制溝255Bの前記連通位置に配置された状態(図26及び27に示す状態)では、突出片620と規制溝255Bの縁部との当接が解除される。ここで、前記連通位置は、突出片620と可動部材229との係合を解除する係合解除位置(本発明の第2係合解除位置の一例)である。この場合、図27に示すように、上述の規制部材228による規制が解除されていれば、可動部材229は後方へスライドすることが許容される。
本実施形態では、装着部58にトナーコンテナ3が装着されていない状態で、突出片620は前記位置H1(図13参照)に位置している。係合溝255は、前記位置H1の突出片620が規制溝255Bの下端部に配置されるように形成されている。また、装着部58にトナーコンテナ3が装着された状態で、突出片620は前記位置H3(図15参照)に位置している。係合溝255は、前記位置H3の突出片620が規制溝255Bの前記連通位置、つまり、許容溝255Aに進入可能な位置に配置されるように形成されている。また、装着部58にトナーコンテナ3が装着されているが、正常に装着されていない場合、具体的には、図14において、突出ボス84がフック652の頂部に引っ掛かり、ロック溝657に進入していない装着不良状態では、突出片620は前記位置H2(図14参照)に位置している。係合溝255は、前記位置H2の突出片620が規制溝255Bの前記連通位置よりも上側の位置に配置されるように形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、開口12の内側には、検知装置212が設けられている。検知装置212と、切替部材213とが設けられている。検知装置212は、トナーコンテナ3の装着の有無によって切り替えられるスイッチ部212A(本発明のスイッチ部の一例)を有する。切替部材213は、カバー13の開閉動作に連動して検知装置212のスイッチ部212Aを切り替える。
図22は、検知装置212及び切替部材213を示す斜視図である。図22に示すように、検知装置212は、開口12の前下隅よりもやや上方に設置されている。検知装置212は、例えば、支持プレート226或いは筐体11の内部フレームに取り付けられている。検知装置212は、例えばプッシュ型のセンサーであり、下方に突出するプランジャーのようなスイッチ部212Aと、内蔵されたメーク接点(不図示)と、を有する。スイッチ部212Aは、押し込まれることによってトナーコンテナ3の装着状態を検知可能な第1の位置に切り替えられ、押し込みが解除されることによってトナーコンテナ3の未装着状態を検知可能な第2の位置に切り替えられる。
検知装置212は、画像形成装置10の制御部(不図示)と電気的に接続されている。スイッチ部212Aが前記第1の位置に変位すると、前記メーク接点が閉じられて導通して、前記制御部にオン信号が出力される。一方、スイッチ部212Aが前記第1の位置から前記第2の位置へ変位したことにより前記メーク接点が開くと、前記メーク接点の導通が解除されて、前記制御部にオフ信号が出力される。前記オン信号が前記制御部に出力されると、前記制御部は画像形成可能状態と判断し、前記オフ信号が制御部に出力されると、前記制御部は画像形成不可能状態と判断する。
図23(A)、(B)は、切替部材213の構成を示す分解斜視図である。切替部材213は、例えば、支持プレート226或いは筐体11の内部フレームに取り付けられている。図23(A)、(B)に示すように、切替部材213は、検知装置212のスイッチ部212Aを前記第1の位置と前記第2の位置とに切り替える方向(上下方向D1)へスライドする第1スライド部材263と、第1スライド部材263に対して上下方向D1へスライド可能に支持される第2スライド部材262と、を備えている。
第1スライド部材263は、開口12の前縁に沿って上下方向D1にスライド可能に支持されている。第1スライド部材263は、上下方向D1に長い中空の四角筒状の部材である。第1スライド部材263の左側面には、上端部に上押圧部267、下端部に下押圧部268が突設されている。上押圧部267の後面には、後斜め上向きの傾斜面267Aが形成されている。下押圧部268は、左右方向に扁平な直方体状の形状であり、上角にはテーパ面が形成されている。
第1スライド部材263の中空部は、図23(A)に示すように、仕切り壁271によって上下に分けられている。仕切り壁271よりも下側の下中空部の後面は開口している。開口の両側縁には、下側中空部に突出する一対の突片272が形成されている。また、図23(B)に示すように、下側中空部の前側の第1スライド部材263の前面には、開口273が形成されている。
第2スライド部材262は、第1スライド部材263の前記下中空部の高さよりも短い四角筒状の部材である。第2スライド部材262には、下寄りの位置に、左右方向D3における幅の狭い幅狭部281が形成されている。また、第2スライド部材262の後側面の中央には、被押圧部282が突設されている。また、第2スライド部材262には、前面の上部に、上端を中心として弾性変形する弾性片284(図23(B)参照)が形成されている。弾性片284の前面の先端には、先細りの爪284Aが形成されている。また、第2スライド部材262の上面には、ピン285が立設されている。
第2スライド部材262は、第1スライド部材263の前記下中空部内に上下方向D1へスライド可能に収容されている。第2スライド部材262を前記下中空部に収容する際は、第2スライド部材262の幅狭部281を一対の突片272の間を通過させ、第2スライド部材262の弾性片284の爪284Aを、第1スライド部材263の開口273に係合させる。これにより、第2スライド部材262は、前記下中空部内を上下方向D1へスライドすることができる。第2スライド部材262の前記下中空部からの脱落は、一対の突片272によって防止されている。
第2スライド部材262と仕切り壁271との間には、ピン285に遊嵌されたコイルバネなどの付勢部材286(本発明の第2付勢部材の一例)が介装されている。付勢部材286は、第2スライド部材262を下方へ弾性的に付勢している。付勢部材286の付勢力は、可動部材229の付勢部材258の付勢力よりも大きく設定されている。
上述したように、第1スライド部材263は開口12の前縁に沿って上下方向D1へスライド可能に支持されている。そして、第1スライド部材263の上押圧部267の傾斜面267Aは、可動部材229の押圧部252の傾斜面252Aに当接している。また、第1スライド部材263の下押圧部268は、検知装置212のスイッチ部212Aの下方に対向している。
以下、図24乃至図27を参照して、画像形成装置10において、装着部58へのトナーコンテナ3の装着状態と未装着状態とを検知装置212で検知する動作について説明する。図24は、トナーコンテナ3の未装着状態における突出片620、規制片242の状態を示す図である。図25は、トナーコンテナ3が装着不良の場合の突出片620、規制片242の状態を示す図である。図26は、装着互換性を有しないトナーコンテナ3が装着された場合の突出片620、規制片242の状態を示す図である。図27は、装着互換性を有するトナーコンテナ3が正常に装着された場合の突出片620、規制片242の状態を示す図である。
装着部58にトナーコンテナ3が装着されていない場合は、図24に示すように、規制部材228は、本体部241の第1開口部245の第1傾斜面245Aが第1係合孔236から露出し、第2開口部246の第2傾斜面246Aが第2係合孔237から露出している。また、規制片242の突片部249は前方に略水平に延びる前記水平姿勢をとっており、突片部249の先端縁は、可動部材229の開口254の規制縁254Aに対向している。これにより、可動部材229は後方向へのスライドが規制されている。
また、この場合、突出片620は前記位置H1(図13参照)に位置しており、規制溝255Bの下端部に配置されている。そのため、可動部材229は、突出片620によっても、後方向へのスライドが規制されている。
また、可動部材229の押圧部252の傾斜面252Aは、第1スライド部材263の上押圧部267の傾斜面267Aに当接している。前述のように、可動部材229は後方(図24の左方向)へのスライドが規制されているので、第1スライド部材263は上方向へのスライドが規制される。すなわち、検知装置212のスイッチ部212Aを押し込む方向へのスライドが規制される。言い換えると、検知装置212の前記第2の位置から前記第1の位置への切り替えが規制されている。
装着部58にトナーコンテナ3が装着されていても、装着不良の状態で装着されている場合は、トナーコンテナ3の装着動作において、トナーコンテナ3が装着部58へ押し込まれると、トナーコンテナ3の背面に形成されたボス221がプレートカバー227の開口235を通って規制部材228の開口244に挿通される。同時に、トナーコンテナ3の係合突起222と係合突起223とが、プレートカバー227の第1係合孔236と第2係合孔237とにそれぞれ係合して、規制部材228の第1傾斜面245Aと第2傾斜面246Aとにそれぞれ当接する。トナーコンテナ3がさらに押し込まれると、係合突起222と係合突起223とによってそれぞれ第1傾斜面245A、第2傾斜面246Aが押圧されて、規制部材228は付勢部材の付勢力に抗して、回動する前の初期位置から、図18(B)の時計回り方向(矢印D15の方向)に回動して、係合突起222及び係合突起223それぞれが、第1係合孔236及び第2係合孔237に挿入される。規制部材228が回動すると、図25に示されるように、規制片242の突片部249は、前記水平姿勢から前記傾斜姿勢に変位し、突片部249の先端縁は開口254の逃げ縁254Bに対向して規制縁254Aとの当接が解除される。
しかしながら、トナーコンテナ3が装着不良状態である場合は、突出片620は前記位置H2(図14参照)に位置しており、規制溝255Bの前記連通位置よりも上側に配置されており、突出片620が規制溝255Bの縁部に当接している。そのため、可動部材229は、突出片620と規制溝255Bとの係合によって、後方向へのスライドが規制されている。
また、装着部58にトナーコンテナ3が正常に装着されていても、装着されたトナーコンテナ3が装着部58に対して装着互換性を有しないものである場合は、可動部材229のスライドの規制は解除されない。トナーコンテナ3に形成された係合突起222及び係合突起223は、トナーコンテナ3の種類毎に形状が異なっているので、装着互換性のないトナーコンテナを装着部58に装着しようとした場合、このトナーコンテナに形成されている係合突起はプレートカバー227に形成された第1係合孔236及び第2係合孔237に係合しない。この場合、規制部材228は回動しないので、図26に示すように、規制片242の突片部249は前記水平姿勢を維持し、可動部材229は左方向へのスライドが規制されたままとなる。
なお、仮に、突出片620が規制溝255Bの中央に配置されていても、上述したように、規制片242によって可動部材229の後方向へのスライドが規制される。
装着互換性を有するトナーコンテナ3が装着部58に正常に装着された場合は、トナーコンテナ3に形成されている係合突起222及び223は、第1係合孔236及び第2係合孔237に係合して、規制部材228を回動させる。これにより、図27に示すように、規制片242の突片部249は、前記水平姿勢から前記傾斜姿勢に変位し、突片部249と規制縁254Aとの当接が解除される。また、トナーコンテナ3が正常に装着されているため、突出片620は前記位置H3(図15参照)に位置しており、規制溝255Bの前記連通位置に配置される。これにより、突出片620と規制溝255Bとが係合しなくなり、つまり、突出片620と規制溝255Bとの係合が解除される。この場合、規制片242によるスライド規制及び突出片620によるスライド規制の両方が解除されるため、可動部材229は、付勢部材258に抗した後方へのスライドが許容される。
可動部材229のスライド規制が解除された状態、つまり、トナーコンテナ3が装着部58に正常に装着された状態で、カバー13が閉じられると、カバー13の閉動作によって、カバー13に設けられた押圧片208(図22参照)が、第1スライド部材263に収容されている第2スライド部材262の被押圧部282に当接する。これにより、被押圧部282は上方へ押圧されて、第2スライド部材262が収容されている第1スライド部材263にも上方向への力がかかる。
この上方向の押圧によって上押圧部267の傾斜面267Aが可動部材229の押圧部252の傾斜面252Aを押圧すると、図27に示すように、可動部材229は付勢部材258の付勢力に抗して後方(図27の左方向)へスライドする。
上述したように、第2スライド部材262を付勢する付勢部材286の付勢力は、可動部材229の付勢部材258の付勢力よりも大きい。そのため、第2スライド部材262の被押圧部282がカバー13の押圧片208によって上方に押圧された際に、被押圧部282を付勢する付勢部材286は圧縮されず、付勢部材258が優先的に圧縮される。これにより、第1スライド部材263は上方向へスライドし、下押圧部268が検知装置212のスイッチ部212Aを押圧して検知装置212は前記第2位置から前記第1の位置に切り替えられる。
なお、複数の装着部58において、一つでも、トナーコンテナ3が未送着状態であるか、装着不良であるか、或いは、装着互換性を有しないトナーコンテナ3が装着された状態である場合、可動部材229のスライドが規制される。
ただし、可動部材229のスライドが規制され、それにより第1スライド部材263の上方へのスライドが規制されても、第2スライド部材262の被押圧部282がカバー13の閉動作時に押圧片208によって上方へ押圧されているので、第2スライド部材262は付勢部材286の付勢力に抗して第1スライド部材263に対して相対的に上方向にスライドする。この場合、カバー13が完全に閉じられるまで第2スライド部材262は上方向にスライドする。この場合、開口12がカバー13によって閉塞されていても、検知装置212は前記第1の位置へ切り替えられない。すなわち、検知装置212から前記オン信号が前記制御部に出力されないので、前記制御部は画像形成不可能状態と判断し、画像形成動作を実行しない。
上記説明したように、本実施形態に係る画像形成装置10においては、種類の異なるトナーコンテナ3の装着部58への装着を防止できる。すなわち、トナーコンテナ3の互換性を検知できる。また、トナーコンテナ3が中途半端に装着されて装着不良状態である場合も、検知装置212のスイッチ部212Aが前記第1の位置へ切り替わらないので、画像形成部は画像形成作業を行わない。したがって、画像不良や動作不良を防止できる。また、本実施形態では、突出片620及び規制片242を用いて、共通の規制対象である可動部材229のスライドが規制されるので、従来の構造に比べて、部品点数を少なくすることができる。その結果、各部材の取付公差の累積が少なくて済み、各部材の動作不良、組み付け不良などを抑制することができる。
3 :トナーコンテナ
10 :画像形成装置
11 :筐体
12 :開口
13 :カバー
58 :装着部
61 :支持フレーム
65 :移動フレーム
84 :突出ボス
85 :長尺ボス
221 :ボス
222 :係合突起
223 :係合突起
226 :支持プレート
227 :プレートカバー
228 :規制部材
229 :可動部材
255 :係合溝
255A :許容溝
255B :規制溝
256 :ガイドプレート
258 :付勢部材
262 :第2スライド部材
263 :第1スライド部材
620 :突出片

Claims (5)

  1. トナー容器を着脱可能に支持する装着部と、
    前記トナー容器が前記装着部に装着されたか否かを検知する検知装置と、
    予め定められた第1方向へ移動可能に設けられ、前記トナー容器が装着状態の場合に前記検知装置によって前記トナー容器の装着状態が検知される検知位置に変位し、前記トナー容器が非装着状態の場合に前記検知装置によって非装着状態が検知される非検知位置に変位可能な可動部材と、
    前記トナー容器の非装着状態で前記可動部材を前記非検知位置に規制する第1規制機構及び第2規制機構と、を備え、
    前記第1規制機構は、
    前記トナー容器の非装着状態で前記非検知位置に配置された前記可動部材に係合して前記可動部材の移動を規制し、前記トナー容器が前記装着部に装着されたことによって前記可動部材との係合を解除する第1係合解除位置に変位する第1規制部材を有し、
    前記第2規制機構は、
    前記装着部に定められた装着位置へ向けて前記トナー容器が挿入される挿入動作に応じて前記第1方向に直交する第2方向へ変位し、前記トナー容器の非装着状態で前記非検知位置に配置された前記可動部材に係合して前記可動部材の移動を規制し、前記トナー容器が前記装着部に装着されたことによって前記可動部材との係合を解除する第2係合解除位置に変位する第2規制部材を有する画像形成装置。
  2. 前記第1規制機構は、
    前記トナー容器に設けられた第1係合突起と、
    前記装着部に設けられ、前記トナー容器の装着状態で前記第1係合突起と係合可能な係合孔が形成されるプレートカバーと、を有し、
    前記第1規制部材は、
    前記第1係合突起が前記係合孔に係合することによって所定方向へ回動可能に前記プレートカバーに支持されており、
    前記第1規制部材は、
    回動していない状態で前記可動部材に係合して前記可動部材の移動を規制し、前記所定方向に回動することによって前記可動部材との係合を解除する前記第1係合解除位置に変位する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1規制部材は、前記可動部材に形成された規制開口に挿入される第2係合突起を有し、
    前記第1規制部材は、
    回動していない状態で前記第2係合突起が前記規制開口に設けられた規制縁に当接して前記可動部材の移動を規制し、前記所定方向に回動することによって前記第2係合突起が前記規制縁から外れる、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー容器の装着状態で前記トナー容器を保持するとともに、前記トナー容器の前記挿入動作に応じて前記第2方向へ移動可能に前記装着部に支持される移動部材を更に備え、
    前記第2規制機構は、
    前記可動部材に設けられ、前記第1方向に沿って延びる許容溝、及び前記第2方向に沿って延びる規制溝を含む溝部を有し、
    前記第2規制部材は、
    前記移動部材に設けられ、前記移動部材とともに前記第2方向へ移動し、
    前記トナー容器の非装着状態で前記非検知位置に配置された前記可動部材の前記規制溝に係合して前記可動部材の移動を規制し、前記トナー容器の前記挿入動作に応じて前記移動部材とともに前記第2方向へ移動することによって前記規制溝から前記許容溝に移動して前記規制溝との係合を解除する、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置の筐体に形成された開口を開閉する開閉カバーと、
    前記開閉カバーの開閉動作と連動して移動することにより前記検知装置が備えるスイッチ部の位置を切り替える切替部材と、
    前記可動部材を前記非検知位置へ向けて付勢する第1付勢部材と、を更に備え、
    前記切替部材は、
    スライドすることにより前記検知装置の前記スイッチ部を切り替える第1スライド部材と、
    前記第1スライド部材にスライド可能に支持され、前記開閉カバーの開閉動作に連動してスライドする第2スライド部材と、
    前記第1スライド部材と前記第2スライド部材との間に介装され、前記開閉カバーの閉動作に連動した前記第2スライド部材のスライド方向と反対方向へ前記第2スライド部材を付勢する第2付勢部材と、を有し、
    前記第2付勢部材の付勢力は、前記第1付勢部材の付勢力よりも大きく設定されている、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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