JP2020167109A - 照明システム - Google Patents

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健佑 村木
Kensuke Muraki
健佑 村木
真也 竹村
Shinya Takemura
真也 竹村
洋邦 東
Hirokuni Azuma
洋邦 東
渚紗 古賀
Nagisa Koga
渚紗 古賀
智嗣 小野
Tomotsugu Ono
智嗣 小野
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Abstract

【課題】照明環境の変化に応じつつ、WELL認証の要件を満たす照明光を提供すること。【解決手段】実施形態に係る照明システムは、光源部と、センサと、解析部と、出力制御部とを具備する。光源部は、光源を有する。センサは、光源部によって照明される照明対象を含む照明環境に設けられる。解析部は、センサのセンシングデータに基づいて少なくとも照明環境における等価メラノピック照度を導出する。出力制御部は、解析部の解析結果に基づいて光源の出力を制御する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、照明システムに関する。
従来、人の健康や快適性に与える影響を考慮した建築物の認証システムとしてWELL認証(WELL Building Standard(登録商標))が知られている。WELL認証では、いわゆる体内時計とも呼ばれるサーカディアンリズムを考慮したサーカディアン照明の評価項目として等価メラノピック照度(以下、「EML」(Equivalent Melanopic Lux)と言う)が採用されている。
EMLは、サーカディアンリズムに影響する明るさを定量的に捉えるための単位であり、従来の照度とは異なって、網膜上の内因性光感受性網膜神経節細胞(ipRGCs:intrinsically photosensitive Retinal Ganglion Cells)に重み付けされた明るさの単位である。
ipRGCsは、メラノプシンと呼ばれる光受容体を含み、その分光応答特性は480nm付近にピークを持つ。ipRGCsで受容された光の情報は視神経を介して視交叉上核に送られ、生体リズムが調節され、例えばメラトニンの分泌などに関わる。メラトニンは、脳の視床下部にある松果体において生成されるホルモンであり、夜間に高い分泌を示すため睡眠ホルモンとして知られる。
このため、たとえば自然光ほどの光量を浴びにくい日中のオフィス内等において、EMLが所定の閾値を超えるような照明環境を構築することで、建物利用者の日中の覚醒度を上げ、サーカディアンリズムを整えることが可能となる。WELL認証では、かかるEMLが所定の閾値を超えることで、加点が得られる。
"WELL"、[online]、[平成31年3月25日検索]、インターネット(https://v2.wellcertified.com/v2.1/en/overview)
しかしながら、オフィスなどの照明環境の状況は、天候や、時間帯、人の動き、ひいては節電対策等によって多様に変化するものである。したがって、一時的にはWELL認証の要件を満たす照明環境が構築できたとしても、状況の変化によっては、かかる変化に応じきれずに、要件を満たさなくなることが考えられる。
本発明が解決しようとする課題は、照明環境の変化に応じつつ、WELL認証の要件を満たす照明光を提供することである。
実施形態の一例に係る照明システムは、光源部と、センサと、解析部と、出力制御部とを具備する。前記光源部は、光源を有する。前記センサは、前記光源部によって照明される照明対象を含む照明環境に設けられる。前記解析部は、前記センサのセンシングデータに基づいて少なくとも前記照明環境における等価メラノピック照度を導出する。前記出力制御部は、前記解析部の解析結果に基づいて前記光源の出力を制御する。
本発明によれば、照明環境の変化に応じつつ、WELL認証の要件を満たす照明光を提供することができる。
図1Aは、比較例に係る照明システムの概要説明図である。 図1Bは、実施形態に係る照明システムの概要説明図である。 図2は、実施形態に係る照明システムの構成の一例を示すブロック図である。 図3Aは、実施形態に係るセンサの構成の一例を示すブロック図である。 図3Bは、実施形態に係るEMLセンサの構成の一例を示す図である。 図3Cは、変形例に係るセンサの構成の一例を示すブロック図である。 図4Aは、実施形態に係る照明システムが実行する第1処理の処理説明図である。 図4Bは、実施形態に係る照明システムが実行する第2処理の処理説明図である。 図4Cは、実施形態に係る照明環境のパラメータの一例を示す図である。 図5Aは、実施形態に係る照明システムが実行する第1処理の処理手順を示すフローチャートである。 図5Bは、実施形態に係る照明システムが実行する第2処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下で説明する実施形態に係る照明システムは、光源部と、センサと、解析部と、出力制御部とを具備する。光源部は、光源を有する。センサは、光源部によって照明される照明対象を含む照明環境に設けられる。解析部は、センサのセンシングデータに基づいて少なくとも照明環境における等価メラノピック照度を導出する。出力制御部は、解析部の解析結果に基づいて光源の出力を制御する。
また、以下で説明する実施形態に係るセンサは、メッシュネットワークを形成するセンサ群である。
また、以下で説明する実施形態に係るセンサは、少なくともRGBセンサを含み、解析部は、上記RGBセンサのセンシングデータに基づいて照明環境における等価メラノピック照度を導出する。
また、以下で説明する実施形態に係るセンサは、照明環境を形成する壁面において異なる高さ位置にそれぞれ設けられる。
また、以下で説明する実施形態に係るセンサは、照明環境において移動可能に設けられる。
以下、図面を参照して、実施形態に係る照明システムについて説明する。実施形態において同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、同一の構成要素が複数ある場合、そのうちの少なくとも2つに符号を付し、その他については符号を省略する場合がある。
また、以下の実施形態で説明する照明システムは、一例を示すに過ぎず、本発明を限定するものではない。
(実施形態)
まず、図1Aおよび図1Bを用いて、実施形態に係る照明システム1の概要について説明する。図1Aは、比較例に係る照明システム1’の概要説明図である。また、図1Bは、実施形態に係る照明システム1の概要説明図である。
図1Aに示すように、比較例に係る照明システム1’は、制御部40と、光源部50とを具備する。なお、図1Aに示す例では、照明システム1’が複数の光源部50を有する場合を示しているが、光源部50は1つであってもよい。
制御部40は、照明システム1’全体を制御するコントローラ(controller)である。例えば、制御部40は、照度、色温度、点滅間隔、照射位置および照射範囲といった各光源部50の出力態様を制御する。
光源部50は、例えば、室内の天井やユーザUの近傍に設置される室内灯である。なお、図1Aでは、天井の光源部50は平面視で略矩形状のバータイプのものを図示しているが、あくまで一例であって、その形状や設置形態を限定するものではない。同様に図1Aでは、ユーザUの近傍の光源部50はスポットライトタイプのものを図示しているが、あくまで一例であって、その形状や設置形態を限定するものではない。
また、光源部50は、室内灯に限定されず、屋外灯であってもよい。また、光源部50は、天井やユーザUの近傍に設置されるものに限定されず、床面や側方の壁面に設置される光源部、間接照明として機能する光源部、可搬性の光源部等であってもよい。
また、光源部50は、照度や色温度を調整可能な光源を有する。例えば、光源部50は、SMD(Surface Mount Device)形やCOB(Chip on Board)形の基板上に配置された複数のLED(Light Emitting Diode)光源を有する。
LED光源は、例えば、白色で発光する白色光源と、赤色、緑色、青色等の有彩色でそれぞれ発光する有彩色光源とを有する。制御部40は、これら光源をそれぞれ独立に制御し、それぞれ発光させる割合や強度を変更することで、任意に調光および調色を制御することが可能である。
なお、光源部50の光源は、上述した例に限られず、例えば、相関色温度の異なる2種類の光源や、白色光源と赤色光源の2種類、白色光源と青色光源の2種類で構成されることにしてもよい。また、光源は、LEDに限らず、ハロゲンランプ等を用いることとしてもよい。
ところで、このような照明システム1’においては、節電対策として、光源部50の間引き点灯や調光により、オフィス等の照明環境を全体的または部分的に減光する場合がある。
オフィスにおける日本工業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)の推奨照度は750lxとされているが、節電対策により、推奨照度の約半分程度に減光される場合も少なくない。
すると、図1Aに示すように、オフィスが元々、WELL認証の要件を満たす照明環境であったとしても、節電対策による減光によりEMLが不十分となり、WELL認証の要件を満たさなくなることが起こりうる。
そこで、実施形態に係る照明システム1では、照明環境の状況を随時取得することとしたうえで、取得した状況に応じて、WELL認証の要件を満たすように各光源部50の光源の出力制御を行うこととした。
具体的には、図1Bに示すように、実施形態に係る照明システム1は、各種のセンサ60をさらに具備する。
センサ60は、EMLや、照度、温度、湿度、UV(ultraviolet)、天候、画像情報、ユーザUの生体情報といった、照明システム1が照明する照明環境に関する各種情報を検知する各種センサであって、壁面の高い位置や低い位置、ユーザUの近傍等、照明環境内の様々な場所に設けられる。
なお、図1Bに示すように、移動式のロボットクリーナ80のような移動体に設けられてもよい。また、ユーザUが直接身につけるウェアラブルデバイスとして設けられてもよい。このように、センサ60を、照明環境を形成する壁面において異なる高さ位置にそれぞれ設けたり、移動可能に設けたりすることによって、これらセンサ60のセンシングデータに基づいて照明環境の状況を解析する際に、かかる状況を立体的にかつ隈なく把握することが可能となる。
また、これらセンサ60は、例えば照明環境においてメッシュネットワークを形成しており、センシングした各種センシングデータを共有したり、1つの接続が不良となってもネットワーク全体を運用可能としたりすることができる。センサ60の構成の具体例については、図3A〜図3Cを用いた説明で後述する。
そのうえで、実施形態に係る照明システム1では、制御部40が、かかるセンサ60等を用いて照明環境の状況を取得する(ステップS1)。そして、制御部40は、取得した状況に応じてWELL認証の要件を満たすように各光源部50の光源の出力制御を行う(ステップS2)。
例えば、制御部40は、センサ60のセンシングデータに基づいてユーザUにおけるEMLを導出する。かかるEMLは、例えば後述するEMLセンサ61(図3Aおよび図3B参照)によって直接計測してもよいし、EMLセンサ61以外のその他のセンサ60のセンシングデータに基づいて推定することとしてもよい。
そして、制御部40は、導出したEMLに基づき、WELL認証の要件を満たすように、例えばユーザUの近傍の光源部50であるスポットライトの照明制御を行う。例えば、制御部40は、WELL認証において、EMLの項目における加点と、演色評価数の項目における加点が得られる分光分布の光を出射するように、各光源部50の光源の出力制御を行う。
なお、具体的には、WELL認証においては、EMLが240m−lx(メラノピックルクス)以上で加点3点、150m−lx以上で加点1点が得られ、が得られ、演色評価数のRaが90より大きい場合で加点が得られる。
これにより、例えば、節電対策として照明環境全体としての減光は行いつつも、ユーザUについてはWELL認証の要件を満たすようにEMLを保たせることが可能となる。
なお、節電対策時に限らず、実施形態に係る照明システム1では、制御部40が随時取得する照明環境の状況に基づき、EMLおよび照度をそれぞれ一定以上に保つように各光源部50の光源の出力制御を行うこともできる。
このように、実施形態に係る照明システム1では、照明環境の状況を随時取得することとしたうえで、取得した状況に応じて、WELL認証の要件を満たすように各光源部50の光源の出力制御を行うこととした。
したがって、実施形態に係る照明システム1によれば、照明環境の変化に応じつつ、WELL認証の要件を満たす照明光を提供することが可能となる。
以下、実施形態に係る照明システム1の構成の一例について、より具体的に説明する。図2は、実施形態に係る照明システム1の構成の一例を示すブロック図である。なお、図2では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、図2を用いた説明では、既に説明済みの構成要素については、説明を簡略化するか、省略する場合がある。
図2に示すように、実施形態に係る照明システム1は、通信部10と、操作部20と、記憶部30と、制御部40と、複数の光源部50と、センサ60とを具備する。
通信部10は、インターネットやWiFi(登録商標)等のネットワークを介して各種機器と通信を行う通信モジュールである。通信部10は、外部サーバやスマートフォン、タブレット端末と通信を行うことが可能である。本実施形態において、通信部10は、有線または無線の少なくとも一方の通信方式を用いることができる。
操作部20は、例えば照明システム1のオペレータが照明システム1を操作するためのユーザインターフェースである。操作部20は、オペレータの操作に応じた入力信号を制御部40へ入力する。入力信号には、光源部50のオンオフ制御信号や、照明環境に関する設定情報、WELL認証に関する要件情報等が含まれる。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、照明環境情報31と、要件情報32とを記憶する。
照明環境情報31は、照明システム1が照明する照明環境に関する情報であり、例えば照明環境が存在する地域や、施設の種別、空間の大きさや、各光源部50の位置、各センサ60の位置といった各種情報を含む。要件情報32は、WELL認証の要件に関する定義情報等を含む。
制御部40は、コントローラであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、照明システム1が有する記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部40は、取得部41と、解析部42と、出力制御部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部41は、センサ60によって検知された照明環境の状況を示す各種センシングデータを通信部10を介して取得する。
ここで、センサ60の構成のいくつかの例について、図3A〜図3Cを用いて説明する。図3Aは、実施形態に係るセンサ60の構成の一例を示すブロック図である。また、図3Bは、実施形態に係るEMLセンサ61の構成の一例を示す図である。また、図3Cは、変形例に係るセンサ60Aの構成の一例を示すブロック図である。
図3Aに示すように、センサ60は、メッシュネットワークを形成する各種センサからなるセンサ群として構成することができる。図3Aに示すように、センサ60は、例えば、EMLセンサ61と、照度センサ62と、環境センサ63と、画像センサ64と、生体センサ65とを含む。
EMLセンサ61は、例えばマルチスペクトルセンサを含み、かかるマルチスペクトルセンサによって計測される、ユーザUの目に入る光の分光分布の計測値に基づいてEMLを算出する。EMLセンサ61は、図3Bに示すように、ユーザUが身につけることのできる、例えば眼鏡型のウェアラブルデバイスとして構成することができる。
照度センサ62は、照明環境における各所(例えば、光源部50ごとの照射範囲)の照度を検知する。環境センサ63は、例えば照明環境における温度、湿度、UV、天候等を検知する。画像センサ64は、照明環境における種々(例えば、ユーザUの顔等)の画像データを撮像する。生体センサ65は、例えばユーザUの活動量や、ストレス値、加速度といった生体情報を検知する。
生体センサ65は、上述したEMLセンサ61と同様に、眼鏡型や腕時計型といったウェアラブルデバイスとして構成することができる。生体センサ65にEMLセンサ61が組み込まれていてもよい。
また、図3Aの場合とは異なり、図3Cに示すように、EMLセンサ61および照度センサ62に替えてRGBセンサ66を用いることとし、かかるRGBセンサ66のセンシングデータに基づいて、EMLと照度とを導出するようにしてもよい。
図2の説明に戻る。解析部42は、取得部41によって取得された各種センシングデータおよび照明環境情報31に基づいて照明環境の実際の状況(以下、「実状況」と言う)を解析する。
出力制御部43は、解析部42の解析結果に応じて、WELL認証の要件を満たすように光源部50の出力の態様を制御する。すなわち、出力制御部43は、解析部42によって解析された照明環境の実状況に応じて、WELL認証の要件を満たすように、各光源部50の各光源の出力状態を制御する。
より具体的に、実施形態に係る照明システム1が実行する処理について、図4A〜図4Cを用いて説明する。図4Aは、実施形態に係る照明システム1が実行する第1処理の処理説明図である。また、図4Bは、実施形態に係る照明システム1が実行する第2処理の処理説明図である。また、図4Cは、実施形態に係る照明環境のパラメータの一例を示す図である。
実施形態に係る照明システム1は、大別して第1処理および第2処理の2つの処理を実行することができる。まず、実施形態に係る照明システム1は、第1処理として、光源部50によって照明される照明対象の状況を取得して、かかる状況に基づき、EMLが所定の条件を満たすように、言い換えれば照明対象において所望のEMLが得られるように、光源部50の光源を出力制御する。
具体的には、図4Aに示すように、照明システム1は、取得部41が、光源部50によって照明光を照射される照明対象の実状況を示すセンサ60のセンシングデータを取得する。なお、ここに言う「照明対象の実状況」は、例えば照明対象であるユーザUにおける実際の照明の状態である。
そして、解析部42が、かかるセンシングデータに基づいて、照明対象であるユーザUにおける実際の照明の状態、例えばユーザUにおけるEMLを解析する。そのうえで、同図に示すように、出力制御部43が、解析部42の解析結果に基づき、照明対象において所望のEMLが得られるように光源部50の各光源を出力制御する。
すなわち、照明システム1は、照明対象における所望のEMLが目標値としてあり、かかる目標値と、センサ60のセンシングデータに基づく実際のEMLとを比較しながら、目標値へ実際のEMLを近づけるフィードバック制御処理を第1処理として実行する。
なお、ここでは、照明対象がユーザUである場合を例に挙げたが、照明対象がオフィス全体であってもよい。かかる場合、照明システム1は例えば、壁面に設けられたセンサ60のセンシングデータから取得されたEMLに基づき、かかるEMLを最小値と想定しつつ、オフィス全体において所望のEMLが得られるように光源部50の各光源を出力制御する。
このように、壁面におけるEMLを最小値と想定した制御を行うことによって、オフィス全体において確実にWELL認証の要件を満たす照明光を提供することが可能となる。
また、実施形態に係る照明システム1は、第2処理として、照明環境の状況を取得し、かかる状況ごとに、WELL認証の要件を満たすEMLの範囲で光源部50の光源を出力制御する。
具体的には、図4Bに示すように、照明システム1は、取得部41が、照明環境の実状況を示すセンサ60のセンシングデータを取得する。なお、ここに言う「照明環境の実状況」は、例えば照明環境における各種事象の実際の状況である。
かかる照明環境の実状況を示すパラメータとしては、具体的に、図4Cに示すように、天候や、地域、施設の種別、活動量、ストレス値、年齢、時間、内装、壁紙等を含むことができる。
天候は、例えば上述した環境センサ63のセンシングデータである環境データに基づく。地域や施設の種別は、例えば上述した照明環境情報31に基づく。また、活動量やストレス値は、例えば上述した生体センサ65のセンシングデータである生体データに基づく。また、年齢や内装、壁紙等は、例えば上述した画像センサ64のセンシングデータである画像データに基づく。時間は、例えば現在時刻である。
そして、解析部42が、これら照明環境の実状況を示すパラメータに基づいて、照明環境の実状況を解析する。そのうえで、同図に示すように、出力制御部43が、解析部42の解析結果に基づき、照明環境ごとに、WELL認証の要件を満たすEMLの範囲で光源部50の各光源を出力制御する。
例えば、解析部42は、ユーザUの年齢や、活動量、ストレス値等に基づいて、ユーザUの健康状態を解析し、かかる健康状態に応じて出力制御部43は光源部50を連動的に出力制御する。
その一例として、解析部42は、ユーザUの覚醒度を解析する。そして、例えば午前中において覚醒度が低いと判定されるユーザUについては、出力制御部43が、かかるユーザUを照明対象とする光源部50につき、その光源を例えば青色成分を多く含むように出力制御する。これにより、例えばメラトニンの分泌を抑制させ、ユーザUの生体リズムを整えることが可能となる。
また、例えば、解析部42は、天候や、時間、内装、壁紙等に基づいて、該当の照明環境において演色評価数で加点が得られるように調色パラメータを解析し、かかるパラメータに基づいて出力制御部43は光源部50を連動的に出力制御する。
すなわち、照明システム1は、センサ60のセンシングデータに基づく照明環境の実際の状況ごとに、WELL認証の要件を満たすEMLの範囲で光源部50の光源が出力制御されるように第2処理を実行する。
なお、上述した第1処理および第2処理は、それぞれ独立で実行される処理であってもよい。したがって、例えば照明システム1が2つの制御部40を有し、一方の制御部40で第1処理を、他方の制御部40で第2処理を、それぞれ実行するようにしてもよい。
次に、実施形態に係る照明システム1が実行する処理の処理手順について、図5Aおよび図5Bを用いて説明する。図5Aは、実施形態に係る照明システム1が実行する第1処理の処理手順を示すフローチャートである。また、図5Bは、実施形態に係る照明システム1が実行する第2処理の処理手順を示すフローチャートである。
まず、第1処理において、図5Aに示すように、取得部41が、センサ60を介して照明対象の状況を取得する(ステップS101)。そして、解析部42が、取得部41によって取得された照明対象の状況を解析する(ステップS102)。
そして、出力制御部43が、解析部42の解析結果に基づき、照明対象において所望のEMLが得られるように光源部50の光源を出力制御し(ステップS103)、ステップS101からの処理が繰り返される。
また、第2処理においては、図5Bに示すように、取得部41が、センサ60を介して照明環境の状況を取得する(ステップS201)。そして、解析部42が、取得部41によって取得された照明環境の状況を解析する(ステップS202)。
そして、出力制御部43が、解析部42の解析結果に基づき、照明環境の状況ごとに、WELL認証の要件を満たすEMLの範囲で光源部50の光源を出力制御し(ステップS203)、ステップS201からの処理が繰り返される。
上述してきたように、実施形態に係る照明システム1は、光源部50と、センサ60と、解析部42と、出力制御部43とを具備する。光源部50は、光源を有する。センサ60は、光源部50によって照明される照明対象を含む照明環境に設けられる。解析部42は、センサ60のセンシングデータに基づいて少なくとも照明環境における等価メラノピック照度を導出する。出力制御部43は、解析部42の解析結果に基づいて光源の出力を制御する。
これにより、照明環境の変化に応じつつ、WELL認証の要件を満たす照明光を提供することができる。
(その他の実施形態)
なお、上述した実施形態では、1つの照明環境におけるセンサ60を、メッシュネットワークを形成する各種センサからなるセンサ群として構成し、かかるセンサ60に含まれる環境センサ63の環境データや、生体センサ65の生体データ等に基づいて照明環境の状況を解析する場合を例に挙げた。
かかる1つの照明環境ごとのセンサ60のセンシングデータは、例えばクラウドコンピューティングにおけるクラウドサーバへ収集され、クラウドサーバにおいてまとめて解析されて、適宜、各照明環境へフィードバックされてもよい。
これにより、例えばある1つの照明環境における環境データや生体データ等が示す照明環境の状況から導かれる解析結果を、似たようなセンシングデータが検知された他の照明環境でも利用することが可能となる。
すなわち、例えば環境データや生体データ等から導かれる人の健康や快適性を考慮した光源部50の制御パラメータの共有が可能となる。また、随時収集される新たなセンシングデータに基づき、クラウドサーバにおいて繰り返し機械学習等のアルゴリズムにより解析を重ねることによって、解析結果としての解析モデルの高精度化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 照明システム
41 取得部
42 解析部
43 出力制御部
50 光源部
60,60A センサ
61 EMLセンサ
62 照度センサ
63 環境センサ
64 画像センサ
65 生体センサ
66 RGBセンサ
U ユーザ

Claims (5)

  1. 光源を有する光源部と;
    前記光源部によって照明される照明対象を含む照明環境に設けられるセンサと;
    前記センサのセンシングデータに基づいて少なくとも前記照明環境における等価メラノピック照度を導出する解析部と;
    前記解析部の解析結果に基づいて前記光源の出力を制御する出力制御部と;
    を具備する、照明システム。
  2. 前記センサは、
    メッシュネットワークを形成するセンサ群である、
    請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記センサは、
    少なくともRGBセンサを含み、
    前記解析部は、
    前記RGBセンサのセンシングデータに基づいて前記照明環境における等価メラノピック照度を導出する、
    請求項2に記載の照明システム。
  4. 前記センサは、
    前記照明環境を形成する壁面において異なる高さ位置にそれぞれ設けられる、
    請求項2または3に記載の照明システム。
  5. 前記センサは、
    前記照明環境において移動可能に設けられる、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の照明システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022163527A1 (ja) * 2021-01-29 2022-08-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム、制御方法及びプログラム

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