JP2020167015A - 治具組体 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着する治具を容易に交換できる治具組体を提供することを目的とする。【解決手段】複数の端子抜治具60、高さ方向Hに重ねられた複数の端子抜治具60を枢支する枢支軸40a、及び枢支軸40aの両側に設けられ、枢支された端子抜治具60の高さ方向Hの移動を規制する規制部50aが備えられた治具保持部10aの枢支軸40aに、高さ方向Hに重なる複数の端子抜治具60を枢支する枢支部221aと、枢支された端子抜治具60を高さ方向Hに交差する交差方向に沿って挿脱できる挿脱部322aとが設けられ、挿脱部322aは、交差方向の幅が枢支部221aより狭く形成されており、端子抜治具60に、枢支部221aが挿通され、挿通された枢支部221aで枢支される被枢支孔631aと、枢支部221aより幅狭且つ挿脱部322aより幅広の間隔で被枢支孔631aと外部とを連通する挿脱口632aとを有する被枢支部63が設けられた。【選択図】図1

Description

この発明は、端子抜治具やレンチなどの治具を複数備え、適した形状の治具を枢動させて使用する治具組体に関する。
例えば、自動車等に装備された電気接続箱やコネクタに装着された端子は、不用意な抜出しを防止するため、抜出し防止用のストッパが設けられている。そのため、端子の交換等によって、装着された電気接続箱やコネクタから端子を取り出すためには、端子抜治具と呼ばれる治具を用いてストッパを解除していた。
しかしながら、端子のサイズや形状、あるいは装着箇所の形状によって、ストッパのサイズや構成が異なるため、該当する形状の端子抜治具を用いてストッパを解除しなければならず、複数種の治具を準備する必要があった。そして、準備された複数の治具を持ち替えて作業しなければならず、作業が繁雑であった。
そのため、特許文献1では、複数の治具を軸方向に重ねて枢支軸で枢支し、本体内部に収容可能できる治具組体が提案されている。この治具組体は、適した形状の治具を枢動させて外部に引き出して使用することができる。
しかしながら、治具組体に装着できる治具の数より治具の種類数は多く、すべての治具を装着することはできず、作業に応じて装着する治具を交換して用いていたが、特許文献1の治具組体では分解して治具を交換する必要があり、利便性が悪かった。
特開2002−050446号公報
この発明は、装着する治具を容易に交換することができる治具組体を提供することを目的とする。
この発明は、複数の治具、軸方向に重ねられた該複数の治具を枢支する枢支軸、及び前記枢支軸の両側に設けられ、枢支された前記治具の軸方向の移動を規制する規制部が備えられ、前記枢支軸に、前記軸方向に重ねられた複数の前記治具をそれぞれ枢支する枢支部と、枢支された前記治具を前記軸方向に交差する交差方向に沿って挿脱できる挿脱部とが設けられ、前記挿脱部は、前記交差方向の幅が前記枢支部より狭く形成されており、前記治具に、前記枢支部が挿通され、挿通された前記枢支部で枢支される被枢支孔と、前記枢支部より幅狭且つ前記挿脱部より幅広の間隔で前記被枢支孔と外部とを連通する挿脱口とを有する被枢支部が設けられた治具組体であることを特徴とする。
上記治具は、電気接続箱やコネクタに装着された端子の不用意な抜出しを防止する抜出し防止用のストッパを解除するための端子抜治具、あるいは、六角レンチ、ドライバなどの回転治具などであってもよい。また、上述の複数の治具は同種のサイズが異なる治具、使用頻度の高い同種同形状の治具、種類の異なる治具、あるいはこれらの混在であってもよい。
この発明により、装着する治具を容易に交換することができる。
詳述すると、枢支された前記治具の軸方向の移動を規制する規制部を軸方向の両側に備えた枢支軸に枢支された複数の治具のうち所望の治具を枢支軸を枢動中心として枢動させて、当該治具を使用することができる治具組体において、前記枢支軸に、枢支部と、前記交差方向の幅が前記枢支部より狭く形成された挿脱部とが設けられ、前記治具に、前記枢支部が挿通され、挿通された前記枢支部で枢支される被枢支孔と、前記枢支部より幅狭且つ前記挿脱部より幅広の間隔で前記被枢支孔と外部とを連通する挿脱口とを有する被枢支部が設けられているため、交換したい治具の挿脱口を前記枢支軸の前記挿脱部に合わせて引き出すことで、交換したい治具を取り外すことができる。また、装着した治具の挿脱口を前記枢支軸の前記挿脱部に合わせて挿入することで、交換したい治具を装着することができる。
このように、本発明の治具組体は、容易に、治具を取り外したり、装着したりして容易に交換することができる。
この発明の態様として、前記被枢支孔に対する前記挿脱口の周方向の向き、あるいは前記挿脱部における取出し方向が、複数の前記治具において治具毎に異なるように設定されてもよい。
この発明により、治具毎に取外し方向が設定されるため、使用する治具が不用意に外れることがなく、安全に治具組体を使用することができる。なお、多数の治具が装着された場合、軸方向に近接しない治具が同方向に取外しできるように構成されてもよい。
またこの発明の態様として、前記枢支軸は、前記枢支部を構成する軸本体部と、前記軸本体部の内部に収容される収容軸部とが設けられ、前記収容軸部の少なくとも一部で前記挿脱部が構成されてもよい。
この発明により、装着する治具をさらに容易に交換することができる。
詳述すると、前記枢支部を構成する軸本体部の内部に収容された収容軸部を、少なくとも一部の前記挿脱部が露出するように引き出すだけで、装着する治具を容易に交換することができる。
また、前記挿脱部は、前記収容軸部が前記軸本体部の内部に収容された状態では露出しないため、治具の被枢支部は、軸本体部で構成する前記枢支部を枢動中心として安定して枢動できるとともに、軸本体部で安定して軸支された状態の治具を安全に使用することができる。
またこの発明の態様として、前記軸本体部が、前記枢支軸の両側に設けられた前記規制部の一方と一体構成されるとともに、前記収容軸部が前記規制部の他方と一体構成されてもよい。
この発明により、装着する治具をさらに容易に交換することができる。
詳述すると、軸方向に重ねて前記枢支軸に軸支された治具は前記枢支軸の両側に設けられた前記規制部によって軸方向の移動が規制された状態で安定して使用できるが、前記軸本体部が前記枢支軸の両側に設けられた前記規制部の一方と一体構成されるとともに、前記収容軸部が前記規制部の他方と一体構成されることで、前記枢支部を構成する軸本体部の内部に収容された収容軸部を、少なくとも一部の前記挿脱部が露出するように引き出すことで、前記規制部同士の間隔を広げることができ、規制部による軸方向の規制を解消した状態で装着する治具をさらに容易に交換することができる。
またこの発明の態様として、前記軸本体部に対する前記収容軸部の抜出しを防止する抜け防止手段が設けられてもよい。
この発明により、前記軸本体部から前記収容軸部が不用意に抜出して、使用する治具が不用意に外れることを防止し、安全に治具組体を使用することができる。
またこの発明の態様として、前記枢支軸に、前記枢支部と前記挿脱部とが前記軸方向に沿って交互に設けられるとともに、前記枢支部と前記挿脱部とは、前記軸方向において、前記治具の厚みに対応する長さで形成され、前記挿脱部が前記被枢支部の厚みより長く形成されてもよい。
上述の前記枢支部と前記挿脱部とが前記軸方向に沿って交互に設けられるとは、前記枢支部と前記挿脱部が同数で配置される場合や、あるいは前記枢支部と前記挿脱部の一方が軸方向の両端に設けられ、他方が両端に設けられた一方よりひとつ少ない場合も含まれる。
この発明により、装着する治具をさらに容易に交換することができる。
詳述すると、取り外したい治具を、例えば、治具の厚みの半分軸方向にずらして枢支軸の前記挿脱部と治具の挿脱口とを合わせて容易に取り外すことができる。
また、前記枢支部と前記挿脱部とが前記軸方向に沿って交互に設けられているため、軸方向に重ねて装着した複数の前記治具のうちいずれの治具であっても容易に取り外したり、軸方向に重ねて装着した複数の前記治具における所望の位置に容易に装着したりすることができる。
またこの発明の態様として、前記挿脱部が前記軸方向に対して傾斜する傾斜方向に沿って形成されてもよい。
上記軸方向に傾斜する傾斜方向は、軸方向に沿う面上で傾斜する方向、あるいは軸方向に沿う面に直交する面上で傾斜する方向であってもよい。
この発明により、装着する治具を傾斜方向に向けて傾斜させることで容易に交換することができ、枢支軸に軸支された使用状態で不要に外れることがなく、安全に使用することができる。
またこの発明の態様として、前記枢支軸は、前記枢支部を構成する軸本体部と、前記軸本体部の内部に収容される収容軸部とが設けられ、前記軸本体部に、径方向に貫通する切欠き部が設けられるとともに、前記切欠き部で前記挿脱部が構成され、前記軸本体部の内部に収容された前記収容軸部は、前記挿脱部からの前記治具の取出しを規制する取出し規制部として機能してもよい。
この発明により、前記軸本体部の内部に前記収容軸部が収容された状態では取外すことができず、前記軸本体部の内部から前記収容軸部を引き出すことで装着する治具を容易に交換することができる。
またこの発明は、複数の治具、軸方向に重ねられた該複数の治具を枢支する枢支軸、及び前記枢支軸の両側に設けられ、枢支された複数の前記治具の前記軸方向の移動を規制する規制部が備えられ、前記治具に、前記枢支軸が挿通され、挿通された前記枢支軸で枢支される被枢支孔と、前記被枢支孔と外部とを連通する挿脱口とを有する被枢支部が設けられ、前記被枢支孔に、前記枢支軸が所定角度で傾斜できる傾斜空間が設けられるとともに、前記挿脱口は、前記軸方向に対して前記所定角度で傾斜し、傾斜方向における開口幅が前記枢支軸の幅に応じるとともに、前記枢支軸に直交する直交方向における最細の開口幅が前記枢支軸の幅より狭い治具組体であることを特徴とする。
この発明により、装着する治具を容易に交換することができる。
詳述すると、前記被枢支孔に、前記枢支軸が所定角度で傾斜できる傾斜空間が設けられるとともに、前記挿脱口は、前記軸方向に対して前記所定角度で傾斜し、傾斜方向における開口幅が前記枢支軸の幅に応じるとともに、前記枢支軸に直交する直交方向における最細の開口幅が前記枢支軸の幅より狭いため、前記治具を枢支する枢支状態では安定して治具を軸支して安全に使用でき、前記枢支軸に対して前記治具を所定角度に向けることで、前記軸方向に対して前記所定角度で傾斜した前記挿脱口を、前記枢支軸を通過させて、装着する治具を容易に交換することができる。
またこの発明は、複数の治具、軸方向に重ねられた該複数の治具を枢支する枢支軸、及び前記枢支軸の両側に設けられ、枢支された複数の前記治具の前記軸方向の移動を規制する規制部が備えられ、前記枢支軸は、前記軸方向に交差する方向に所定の間隔を隔てて配置された複数の軸構成体で構成されるとともに、複数の前記軸構成体が所定の間隔を隔てて配置され、前記治具を枢支する枢支状態から、前記所定の間隔を縮める方向に前記軸構成体が移動した取出し状態に変形可能であり、前記治具に、枢支部が挿通され、挿通された前記枢支状態の前記枢支部で枢支される被枢支孔と、前記枢支状態の前記枢支軸より幅狭且つ前記取出し状態の前記枢支軸より幅広の間隔で前記被枢支孔と外部とを連通する挿脱口とを有する被枢支部が設けられた治具組体であることを特徴とする。
この発明により、装着する治具を容易に交換することができる。
詳述すると、前記枢支軸は、前記軸方向に交差する方向に所定の間隔を隔てて配置された複数の軸構成体で構成されているため、複数の前記軸構成体が所定の間隔を隔てて配置され、前記治具を枢支する枢支状態では安定して治具を軸支して安全に使用でき、前記所定の間隔を縮める方向に前記軸構成体が移動させて取出し状態に前記枢支軸を変形することで、装着する治具を容易に交換することができる。
この発明によれば、装着する治具を容易に交換できる治具組体を提供することができる。
治具組体の概略斜視図。 治具組体の概略分解斜視図。 規制部及び枢支軸の概略断面図。 各端子抜治具の平面図。 端子抜治具の取り外し方を説明する説明図。 端子抜治具の取り外し方を説明する説明図。 実施例2における治具保持部の概略分解斜視図。 実施例2における端子抜治具の取り外し方を説明する説明図。 実施例2における端子抜治具の取り外し方を説明する説明図。 実施例3における治具組体の概略斜視図。 実施例3における治具保持部の概略分解斜視図。 実施例3における端子抜治具の取り外し方を説明する説明図。 実施例3における端子抜治具の取り外し方を説明する説明図。 実施例4における治具組体の概略斜視図。 実施例4における治具組体の概略分解斜視図。 実施例4における規制部及び端子抜治具の概略図。 実施例4における端子抜治具の取り外し方を説明する説明図。 実施例4における別の実施例の概略斜視図。 実施例4における別の実施例の概略分解斜視図。 実施例5における治具組体の概略斜視図。 実施例5における治具組体の概略分解斜視図。 実施例5における端子抜治具の概略図。 実施例5における端子抜治具の取り外し方を説明する説明図。 実施例6における治具組体の概略斜視図。 実施例6における治具保持部の概略分解斜視図。 実施例6における端子抜治具の取り外し方を説明する説明図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
まず、実施例1における治具組体1aについて、図1乃至図6に基づいて説明する。
図1は治具保持部10aと端子抜治具60とで構成された治具組体1aの概略斜視図を示し、図2は治具組体1aの概略分解斜視図を示し、図3は治具保持部10aの概略断面図を示し、図4は各端子抜治具60の平面図を示す。
図5及び図6は治具保持部10aから端子抜治具60bを取り外す取外工程を説明する説明図を示す。
図3、図5及び図6について詳述すると、図3(a)は第一規制部20aと第二規制部30aとが締結した状態における治具保持部10aの概略断面図を示し、図3(b)は第一規制部20aと第二規制部30aとが分解された状態における断面図を示す。
図5(a)は治具組体1aの手前側Lfの端部である治具保持部10aの近傍の部分正面図を示し、図5(b)は図5(a)におけるa−a矢視断面図を示し、図5(c)は挿脱部322aが露出した状態における部分正面図を示し、図5(d)は図5(c)におけるb−b矢視断面図を示し、図5(e)は端子抜治具60a,60bを上側Huに移動した状態における部分正面図を示し、図5(f)は図5(e)におけるc−c矢視断面図を示す。
図6(a)は端子抜治具60bに備えられた挿脱口632bが挿脱部322aを通過する状態の部分正面図を示し、図6(b)は図6(a)におけるd−d矢視断面図を示し、図6(c)は端子抜治具60bが治具保持部10aから取り外された状態における治具保持部10aの近傍の部分正面図を示し、図6(d)は図6(c)におけるe−e矢視断面図を示す。
なお、図1に示すように、治具保持部10aに収納された状態の端子抜治具60の長手方向を長手方向Lとし、端子抜治具60の横幅方向であって、長手方向Lと直交する方向を幅方向Wとし、端子抜治具60の厚さ方向であって、長手方向L及び幅方向Wと直交する方向を高さ方向Hとしている。
また、図1中の長手方向Lの右側を奥側Lbとし、左側を手前側Lfとする。そして、幅方向Wの左側を左側Wlとし、右側を右側Wrとしている。さらに、高さ方向Hの上側を上側Huとし、下側を下側Hdとしている。なお、この方向は、図2乃至図26において同様とする。
以下で説明する実施例1の治具組体1aは、端子に備えられた抜出し防止用のストッパを解除するための端子抜治具60が複数枚積層されており、利用者が解除するストッパに応じた形状の端子抜治具60を治具保持部10aに対して枢動させて利用するものである。
治具組体1aは、図1に示すように、端子抜治具60を枢支するとともに高さ方向Hへの端子抜治具60の動きを規制する治具保持部10aと、奥側Lbの作用部62が異なる形状に形成され、高さ方向Hに沿って重ねられた5枚の端子抜治具60とで構成されている。なお、端子抜治具60の積層する枚数はこれに限定されない。
端子抜治具60を枢支するとともに、高さ方向Hから挟むことで高さ方向Hへの動きを規制する治具保持部10aは、積層した端子抜治具60を下側Hdから規制する第一規制部20aと、上側Huから規制する第二規制部30aとを組み合わせて構成している(図2及び図3参照)。
第一規制部20aは、端子抜治具60の下側Hdへの動きを規制する平板状の第一規制部本体21aと、第一規制部本体21aの上側Huの主面における中央近傍から、垂直に突出する中空の略円筒状に形成された軸本体部22aとで構成されている。
第一規制部本体21aは、半円状の平板と矩形状の平板とを組み合わせた平面視略蒲鉾形の平板状であり、軸本体部22aが上側Huの主面における中央近傍から上側Huに向かって植設されている。
軸本体部22aは、端子抜治具60を枢支する円筒状の枢支部221aと、枢支部221aの上側Huの端部から突出する円環状の円環突出部222aとで構成され、枢支部221aの内部に収容軸部32aを収容する高さ方向Hの収容空間223aを設けている。
枢支部221aは、5枚積層した端子抜治具60全体の高さと同程度の高さで形成されている。
円環突出部222aの径内側には、収容軸部32aの不用意な抜出しを防止する抜け防止部23aが設けられている。
抜け防止部23aは、円環突出部222aの内周に沿う薄いゴムシートにより構成されている。
収容空間223aは、上述の高さで形成された枢支部221aの内部に形成され、上方が開放された円筒形状の空間であり、収容空間223aの下端は、高さ方向Hにおいて第一規制部本体21aの厚みの半分程度の内部まで形成されている。
なお、高さ方向Hにおいて第一規制部本体21aの厚みの半分程度の内部まで延びる収容空間223aの下端に、後述のネジ部323と螺合するネジ穴部211を形成している。また、図示省略するがネジ穴部211には、ネジ部323と螺合するネジ溝が内周面に設けられている。
枢支部221aの上端に設けられた円環突出部222aは、端子抜治具60の厚さの半分程度の高さ、及び枢支部221aの半分程度の肉厚で、枢支部221aの径内側から連続するように枢支部221aと一体構成されている。
第一規制部20aと組み合わせて治具保持部10aを構成する第二規制部30aは、端子抜治具60の上側Huへの動きを規制する平板状の第二規制部本体31aと、第二規制部本体31aの下側Hdの主面における中央近傍から垂直に突出し、軸本体部22aの内部に挿通可能な略円柱状に形成された収容軸部32aとで構成されている。
第二規制部本体31aは、第一規制部本体21aと略同形状の平面視略蒲鉾形の平板状であり、下側Hdの主面における中央近傍から収容軸部32aが下側Hdに向かって植設されるとともに、その周囲に円形に窪んだ円形溝部311が設けられている。
円形溝部311は、円環突出部222aと嵌合するように形成され、外径及び深さが、円環突出部222aの外径及び高さと略同一に形成されている。
収容軸部32aは、円形溝部311の中央から突出し、円柱状の挿脱部基部321aと、挿脱部基部321aから下側Hdに向かって延出し、高さ方向Hに交差する方向に沿って端子抜治具60を挿脱できる挿脱部322aと、挿脱部322aの下側Hdの端部に設けられ、ネジ穴部211と螺合するネジ部323とで、上側Huから下側Hdに向かってこの順で構成されている。
挿脱部基部321aは、軸本体部22aの内径、つまり収容空間223aと略同一の外径を有し、端子抜治具60の厚さの2倍程度の高さの円柱状に形成されている。
挿脱部322aは、挿脱部基部321aより小径な円柱状に形成され、端子抜治具60の厚さの3倍程度の高さの円柱状に形成されている。
挿脱部322aの下端から下側Hdに設けられたネジ部323は、収容空間223aの下端に設けたネジ穴部211と螺合可能であり、図示省略するネジ山を外周に設けている。
このように構成された第一規制部20aと第二規制部30aは、第一規制部本体21aの上側Huの主面と第二規制部本体31aの下側Hdの主面とが対向するように配置されるとともに、軸本体部22aの内部の収容空間223aに収容軸部32aを挿入し、ネジ穴部211とネジ部323とを螺合することで治具保持部10aを構成している。
なお、ネジ穴部211とネジ部323とが螺合した状態において、軸本体部22aと収容軸部32aとによって、高さ方向Hに沿って重ねられた端子抜治具60を枢支する枢支軸40aが構成される。
枢支軸40aの高さ方向Hの長さは、第一規制部に設けられたネジ穴部211と螺合するネジ部233、第二規制部30に設けられた円形溝部311と嵌合する円環突出部222、及び重ねて枢支される端子抜治具60全体の高さ方向Hの長さの合計と略同一の長さに形成されている。
このため、ネジ穴部211とネジ部323とが螺合し、第一規制部20と第二規制部30とが組み付けられた状態において、端子抜治具60を枢支する枢支軸40aの高さ方向Hの両端に、第一規制部本体21aと第二規制部本体31aとが配置されることとなる。
したがって、第一規制部本体21aと第二規制部本体31aは、端子抜治具60の高さ方向Hの移動を規制する規制部50aとして機能する。
治具組体1aの治具保持部10aに対して枢動させて利用する端子抜治具60は、平板状の治具本体部61と、治具本体部61の奥側Lbに設けられ、ストッパに作用して解除する作用部62と、治具本体部61の手前側Lfに設けられ、治具保持部10aに枢支される被枢支部63とで構成されている。
なお、端子抜治具60は、図4に示すように、本実施形態においては、先端(図4における奥側Lbの端部)に異なる機能を有する端子抜治具60a乃至60eの五種類が治具保持部10aに枢支されている。
端子抜治具60aは、平板状の治具本体部61aと、治具本体部61aの奥側Lbの端部から延出し、長手方向Lに底辺を有する略台形状に形成された作用部62aと、貫通孔を有する平面視略蒲鉾形の平板状に形成され、治具保持部10aに枢支される被枢支部63aとで一体に構成されている。
治具本体部61aは、幅方向Wの長さが、治具保持部10aの幅方向Wの長さと略同一に平板状であり、長手方向Lの長さが、治具保持部10aの長手方向Lの長さの2倍程度の長さの略直方体状の平板状に形成されている。
作用部62aは、平面視において、右側Wrから左側Wlに傾斜することで、奥側Lbに向かうに伴って幅方向Wの長さが短くなる台形状に形成されている。また、作用部62aは奥側Lbに向かうに伴って高さ方向Hの長さが薄くなる平板状に形成されている。
被枢支部63aは、第一規制部本体21a及び第二規制部本体31aと略同一な平面視略蒲鉾形に平板状であり、高さ方向Hに貫通する円形の貫通孔である被枢支孔631aと、被枢支孔631aと外部とを連通する平面視径方向の切欠きによって形成された挿脱口632aとが備えられている。
被枢支孔631aは、枢支部221aの外径と略同一の径を有する円形の貫通孔であり、被枢支孔631aに枢支部221aを挿通することで、端子抜治具60aは治具保持部10aに枢支される。
挿脱口632aは、第二規制部30aにおける収容軸部32aの挿脱部322aの外径と略同一の幅で形成され、平面視において、被枢支孔631aの中心から径外側の右側Wrに向かう切欠きによって形成されている。
このように構成された端子抜治具60aは、治具本体部61a、作用部62a及び被枢支部63aによって一体に構成されている。
以下、端子抜治具60である端子抜治具60b乃至60eについて説明するが、治具本体部61aに対応する治具本体部61b及び61e、並びに作用部62aに対応する作用部62b乃至62eについては、どのような形状であってもよく、例えば六角レンチやドライバなどが設けられていてもよいため、以下においては説明を省略し、被枢支部63aに対応する被枢支部63b乃至63eについて詳述する。
端子抜治具60b乃至60eを構成する被枢支部63b乃至63eは、被枢支部63aと同一な平面視略蒲鉾形に平板状であり、高さ方向Hに貫通する円形の貫通孔である被枢支孔631b乃至631eと、被枢支孔631b乃至631eと外部とを連通する平面視径方向の切欠きによって形成された挿脱口632b乃至632eとが備えられている。
被枢支孔631b乃至631eは、被枢支孔631aと同一形状の貫通孔であり、被枢支孔631b乃至631eに枢支部221aを挿通することで、端子抜治具60b乃至60eは治具保持部10aに枢支される。
挿脱口632bは、挿脱部322aの外径と略同一の幅で形成され、平面視において、被枢支孔631aの中心から径外側の右側Wrに対して右回り45度傾いた方向に向かう切欠きによって形成されている。
挿脱口632cは、挿脱部322aの外径と略同一の幅で形成され、平面視において、被枢支孔631cの中心から手前側Lfに向かう切欠きによって形成されている。
挿脱口632dは、挿脱部322aの外径と略同一の幅で形成され、平面視において、被枢支孔631dの中心から手前側Lfから右回りに45度傾いた方向に向かう切欠きによって形成されている。
挿脱口632eは、挿脱部322aの外径と略同一の幅で形成され、平面視において、被枢支孔631eの中心から径外側の左側Wlに向かう切欠きによって形成されている。
このように構成された端子抜治具60である端子抜治具60a乃至60eは、高さ方向Hに重ねて配置することで、被枢支孔631a乃至631eが高さ方向Hに連通する。
このため、高さ方向Hに沿って重ねて配置された端子抜治具60a乃至60eに備えられた被枢支孔631a乃至631eが、枢支部221aに挿通されることで、端子抜治具60a乃至60eのそれぞれが独立して枢動可能に治具組体1aの治具保持部10aによって保持されている。
このように、端子抜治具60a乃至60eに備えられた被枢支孔631a乃至631eを枢支部221aに挿通するとともに、軸本体部22aの内部の収容空間223aに収容軸部32aを挿入し、ネジ穴部211とネジ部323とを締結することで、治具組体1aは構成される。
この状態では、被枢支部63の被枢支孔631eに軸本体部22aが挿通されているため、利用者は、枢支軸40aを枢動中心として端子抜治具60を枢動させて、安定して利用することができる。
以下、治具組体1aの治具保持部10aから端子抜治具60bを取り外す方法について、図5及び図6に基づいて説明する。
はじめに、ネジ穴部211とネジ部323との締結を解除するとともに、第二規制部30aを上側Huに向かって、端子抜治具60の厚さ以上分の挿脱部322aが露出するように移動させる(図5(b)参照)。
次に、端子抜治具60a,60bを上側Huに移動させるとともに、平面視において、端子抜治具60bを左側Wlから左回りに略45度傾いた方向に移動させることで、挿脱部322aの外径と略同一の幅で形成された切欠きの挿脱口632bが、挿脱部322aを挿通し、端子抜治具60bを治具保持部10aから取り外すことができる(図6参照)。
なお、このとき、挿脱部基部321aに端子抜治具60aが挿通するまで移動させることで、端子抜治具60aに設けられた挿脱口632aは、挿脱部基部321aの外径よりも幅狭に形成されているため、端子抜治具60aが治具保持部10aから抜け落ちることがなく、確実に端子抜治具60bだけを取り外すことができる。
また、治具保持部10aに端子抜治具60を取付ける場合には、ネジ穴部211とネジ部323との締結を解除するとともに、第二規制部30aを上側Huに向かって端子抜治具60の厚さ以上分の挿脱部322aが露出するように移動させ、軸本体部22aから引き抜かれた挿脱部322aに対して挿脱口632を挿通させることで、治具保持部10aを分解することなく、端子抜治具60を取付けることができる。
なお、端子抜治具60aを挿脱するためには、上述の端子抜治具60bを挿脱する場合と同様に第二規制部30aを上側Huに向かって端子抜治具60の厚さ以上分の挿脱部322aが露出するように移動させればよい。
これに対し、上側Huから3枚目以降の端子抜治具60c乃至60eを挿脱する場合は、挿脱する端子抜治具60より上側Huの端子抜治具60の枚数分の厚みに対応する第二規制部本体31aからの高さより下側Hdに端子抜治具60の厚さ以上分の挿脱部322aが露出するように第二規制部30aを移動させることで当該端子抜治具60を挿脱することができる。
以下において、上述の治具組体1aと異なる治具組体のその他の実施例について説明する。この説明において、前記構成と同一または同等の部位については同一の符号を記してその詳しい説明を省略する。
(実施例2)
以下で説明する実施例2では、図1及び図7乃至図9に示すように、断面視において長円状の挿脱部322bを備えた治具保持部10bを有する治具組体1b、並びに治具保持部10bから端子抜治具60を取り外す方法について説明する。
図7は治具保持部10bの概略分解斜視図を示し、図8及び図9は治具保持部10bから端子抜治具60bを取り外す取外工程を説明する説明図を示す。
図8及び図9について詳述すると、図8(a)は治具組体1bの手前側Lfの端部である治具保持部10bの近傍の部分正面図を示し、図8(b)は図8(a)におけるf−f矢視断面図を示し、図8(c)は挿脱部322aが露出した状態における部分正面図を示し、図8(d)は図8(c)におけるg−g矢視断面図を示し、図8(e)は端子抜治具60a,60bを第二規制部30bの近傍まで移動した状態における部分正面図を示し、図8(f)は図8(e)におけるh−h矢視断面図を示す。
図9(a)は端子抜治具60bの挿脱口632bと挿脱部322bとの向きを合わせた状態の治具保持部10bの近傍の部分正面図を示し、図9(b)は図9(a)におけるi−i矢視断面図を示し、図9(c)は端子抜治具60bの挿脱口632bが挿脱部322bを通過する状態の部分正面図を示し、図9(d)は図9(c)におけるj−j矢視断面図を示す。
治具組体1bは、端子抜治具60を枢支するとともに高さ方向Hへの端子抜治具60の動きを規制する治具保持部10bと、高さ方向Hに沿って重ねられた5枚の端子抜治具60とで構成されている(図1参照)。
治具組体1bの治具保持部10bは、図7に示すように、上述の治具保持部10aで詳細に説明した第一規制部20aと、平板から円柱が突出するように形成された第二規制部30bとを組み合わせることで形成されている。
第二規制部30bは、上述の治具保持部10aで詳細に説明した第二規制部本体31aと、第二規制部本体31aの下側Hdの主面における中央近傍から垂直に突出し、第一規制部20aの軸本体部22aの内部の収容空間223aに挿通可能な略円柱状に形成された収容軸部32bとで構成されている。
収容軸部32bは、挿脱部基部321aと、挿脱部基部321aから下側Hdに向かって延出し、高さ方向Hに交差する長軸方向に端子抜治具60を挿脱できる断面小判型の柱状に形成された挿脱部322bと、挿脱部322bの下側Hdの端部に設けられ、ネジ穴部211と螺合するネジ部323とで、上側Huから下側Hdに向かってこの順で構成されている。
挿脱部322bは、平面視方向において長手方向Lに沿う側面を有する断面小判型に形成されている。詳述すると、長手方向Lの手前側Lfと奥側Lbに挿脱部基部321aと同径の円弧部を有し、幅方向Wの両側に長手方向L及び高さ方向Hに沿う平面状の側面を有する断面小判型である。
なお、挿脱部322bにおいて幅方向Wの両側に設けた側面同士の間隔(以下において短軸という)、つまり挿脱部322bの幅方向Wの長さは、端子抜治具60に備えられた挿脱口632の幅方向Wの長さと略同一に形成されている。
このように構成した第一規制部20aと第二規制部30bを組み付けて治具保持部10bを構成する。このとき、被枢支孔631eに軸本体部22aが挿通されているため、利用者は、枢支軸40aを枢動中心として端子抜治具60を枢動させて、安定して利用することができる。
以下、上述のように構成された治具組体1bから端子抜治具60bを取り外す方法を、図8及び図9に基づいて説明する。
はじめに、ネジ穴部211とネジ部323との締結を解除するとともに、第二規制部30bを上側Huに端子抜治具60の厚さ以上分の挿脱部322bが露出するように移動させる(図8(c)参照)。
次に、端子抜治具60a,60bを上側Huに移動させ、平面視において、端子抜治具60bを、軸本体部22aを枢動中心として右回りに略45度回転させる。これにより、挿脱口632bの挿通方向が長手方向Lに沿って配置される。つまり、挿脱口632bの開口方向と挿脱部322bの短軸とが直交するように配置される(図9(b)参照)。
そして、端子抜治具60bを奥側Lbに移動させることで、挿脱口632bが挿脱部322bを挿通し、端子抜治具60bを治具保持部10bから取り外すことができる(図9(d)参照)。
なお、このとき、端子抜治具60aに備えられた挿脱口632aの挿通方向は、幅方向Wに沿って配置され、挿脱口632aの開口方向と挿脱部322bの短軸とが直交しているため、端子抜治具60aが挿脱部322bを挿通して抜け落ちることがなく、確実に端子抜治具60bだけを取り外すことができる。
なお、端子抜治具60aを挿脱するためには、上述の端子抜治具60bを挿脱する場合と同様に第二規制部30bを上側Huに向かって端子抜治具60の厚さ以上分の挿脱部322bが露出するように移動させればよい。
これに対し、上側Huから3枚目以降の端子抜治具60c乃至60eを挿脱する場合は、挿脱する端子抜治具60より上側Huの端子抜治具60の枚数分の厚みに対応する第二規制部本体31aからの高さより下側Hdに端子抜治具60の厚さ以上分の挿脱部322bが露出するように第二規制部30bを移動させることで当該端子抜治具60を挿脱することができる。
(実施例3)
以下で説明する実施例3では、図10乃至図13に示すように、所定の間隔を隔てて配置された複数の部材によって構成された枢支軸40cを備えた治具保持部10c、並びに治具保持部10cから端子抜治具60を取り外す方法について説明する。
図10は治具組体1cの概略斜視図を示し、図11は治具保持部10cの分解斜視図、及び枢支軸40cの上部のα部の拡大斜視図を示し、図12及び図13は治具保持部10cから端子抜治具60を取り外す取外工程を説明する説明図を示す。
図12及び図13について詳述すると、図12(a)は枢支状態における枢支軸40cに枢支された端子抜治具60の平面方向断面図を示し、図12(b)は枢支状態から移動規制当接部432cを回転させた状態の平面方向断面図を示し、図13(a)は枢支軸40cに対して端子抜治具60を所定角度回転させた状態の平面方向断面図を示し、図13(b)は枢支軸40cから端子抜治具60を取り外した状態の平面方向断面図を示している。
治具組体1cは、図10に示すように、端子抜治具60を枢支するとともに高さ方向Hへの端子抜治具60の動きを規制する治具保持部10cと、高さ方向Hに沿って重ねられた5枚の端子抜治具60とで構成されている。
治具組体1cの治具保持部10cは、図11に示すように、端子抜治具60を枢支する略円柱状の枢支軸40cと、枢支軸40cの高さ方向Hの両側に設けられ、端子抜治具60の高さ方向Hの移動を規制する平板状の規制部50cとで構成されている。
枢支軸40cは、平面視略半円柱状に形成された第一枢支軸41cと、平面視略半円柱状であり、第一枢支軸41cと所定の間隔を隔てて対向して配置される第二枢支軸42cと、対向して配置される第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとの間隔を保持する間隔保持部43cとで構成されている。
なお、第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとの間隔が開いた状態を枢支状態とし、第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとの間隔が縮める状態に移動して当接した状態を取外し状態とする。
第一枢支軸41cは、平面視略半円状に形成される第一枢支部411cと、第一枢支部411cの上側Huの端部において、平面視略扇形の柱状に突出する第一突出部412cとで構成されている。
なお、第一突出部412cは奥側Lbに突出する平面視半円状の第一枢支部411cにおける左側Wl側において平面視径外側の円弧部分が面一となるように配置されている。
また、第二枢支軸42cは、第一枢支軸41cと同様に、第一枢支部411cと同形状の第二枢支部421cと、第一突出部412cと同形状の第二突出部422cとで構成されている。
このように構成された第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとを長手方向Lに所定の間隔を隔てるとともに、平面視において枢支軸40cの中心を軸とした点対称に配置することで、平面視略円形の枢支軸40cを構成している。
なお、枢支状態において、第一突出部412cの左側Wlの側面と第二突出部422cの右側Wrの側面との幅方向Wの間隔は、第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとの長手方向Lの間隔と同程度となるように形成されている。
間隔保持部43cは、上側Huに間隔保持部43cを回転させる窪みを有する略円柱状に形成され、後述のネジ穴部521cと螺合する移動規制基部431cと、移動規制基部431cの下側Hdの端部から下側Hdに突出する移動規制当接部432cとで構成されている。
移動規制当接部432cは、枢支状態における第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとが配置される長手方向Lの間隔に対応する厚みを有するとともに、端子抜治具60の挿脱口632の開口方向の長さに対応する長さで形成された底面視小判型である。
なお、底面視小判型の移動規制当接部432cにおける端子抜治具60の挿脱口632の開口方向の長さに対応する長さは、取外し状態の枢支軸40cにおける間隔を縮める方向(長手方向L)と略同一の長さとなる。
平板状の規制部50cは、枢支軸40cの下側Hdに配置され、第一規制部本体21aと平面視形状と同形状の第一規制部51cと、枢支軸40cの上側Huに配置され、第一規制部本体21aと平面視形状と同形状の第二規制部52cとで構成されている。
第一規制部51cは、中央近傍に、枢支状態における枢支軸40cの外径と略同一の平面視円形の凹部であり、枢支状態における枢支軸40cの径外側への動きを規制する円形溝部511cが設けられている。また、第二規制部52cは、中央近傍に高さ方向Hに貫通し、移動規制基部431cと螺合するネジ穴部521cが設けられている。
このように各要素が構成された治具組体1cは、第一規制部51cの円形溝部511cに第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとを、長手方向Lに所定間隔を隔てて挿入し、枢支軸40cを構成する。このように構成した枢支軸40cの上側Huから端子抜治具60を装着するとともに、その上側Huより第二規制部52cを装着する。
具体的には、枢支軸40cの上側Huの端部をネジ穴部521cに挿入するとともに、ネジ穴部521cに上側Huから間隔保持部43cを装着する。ここで、移動規制当接部432cを幅方向Wに向け、第一枢支軸41cの第一突出部412cと第二枢支軸42cの第二突出部422cとの間に挿入されるように組み付けて治具保持部10cが構成される。このとき、被枢支孔631cに枢支状態の枢支軸40cが挿通されているため、利用者は、枢支軸40cを枢動中心として端子抜治具60を枢動させて、安定して利用することができる。
なお、上述のように構成された治具保持部10cの枢支軸40cは、高さ方向Hの長さが、枢支軸40cの下側Hdの端部が挿入される第一規制部51cの円形溝部511c、第二規制部52cに設けられたネジ穴部521に装着される間隔保持部43、及び重ねて枢支される端子抜治具60全体の高さ方向Hの長さの合計と略同一の長さに形成されている。
このため、端子抜治具60を枢支する枢支軸40cの高さ方向Hの両端に、第一規制部51cと第二規制部52cとが配置され、第一規制部51cと第二規制部52cとで構成される規制部50cは、端子抜治具60の高さ方向Hの移動を規制している。
以下、上述のように構成された治具組体1cから、端子抜治具60を取り外す方法を、図12及び図13に基づいて説明する。
はじめに、枢支状態の枢支軸40cにおいて間隔保持部43cを反時計回りに回転させ、間隔保持部43cに設けられた移動規制当接部432cと、第一突出部412c及び第二突出部422cとの間隔を縮める方向(長手方向L)における当接を解除する(図12(b)参照)。これによって、移動規制当接部432cによって第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとの間隔が縮まる方向(長手方向L)の規制は解消される。
次に、挿脱口632の挿通方向が、第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとの間隔を縮める方向(長手方向L)に対して直交する方向(幅方向W)を向くように枢支軸40cを回転中心として端子抜治具60を回転させる(図13(a)参照)。
そして、第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとの間隔を縮め、枢支軸40cを取外し状態にするとともに、端子抜治具60を挿脱口632に沿って取り外すことができる。なお、端子抜治具60を上述のように回転させてから間隔保持部43cを回転させて端子抜治具60を取り外してもよい。
なお、本実施形態において、第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとを、距離を縮める方向にスライドさせることで、枢支状態から取外し状態に移行させたが、第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとを弾性部材によって構成し、挿脱口632と当接することで生じる外力によって第一枢支軸41cと第二枢支軸42cとを枢支状態から取外し状態に弾性変形させて端子抜治具60を挿脱してもよい。
(実施例4)
以下で説明する実施例4では、図14乃至図17に示すように、一部が径内側に向かって凹状となる凹状部分を有する円柱状の枢支軸40dを備えた治具保持部10d、及び60の別の実施形態である端子抜治具70、並びに治具保持部10dから端子抜治具70を取り外す方法について説明する。
図14は治具組体1dの概略斜視図を示し、図15は治具組体1dの概略分解斜視図を示し、図16は治具保持部10d及び端子抜治具70の概略図を示し、図17は治具保持部10dから端子抜治具70を取り外す取外工程を説明する説明図を示す。
図16及び図17について詳述すると、図16(a)は治具保持部10dの概略正面図を示し、図16(b)は治具保持部10dの概略側面図を示す。また、図16(c)は端子抜治具70の概略部分平面図を示し、図16(d)は端子抜治具70の概略側面図を示す。
図17(a)は治具組体1dを手前側Lfから視た概略側面図を示し、図17(b)は図17(a)の状態における治具組体1dの概略部分正面図を示し、図17(c)は、枢支軸40dから第二規制部52dを、上側Huに移動した状態の概略側面図を示し、図17(d)は図17(b)の状態における概略部分正面図を示し、図17(e)は端子抜治具70を、上側Huに移動した状態の概略側面図を示し、図17(f)は図17(e)の状態における概略部分正面図を示し、図17(g)は端子抜治具70を、左側Wlに移動した状態の概略側面図を示し、図17(h)は図17(g)の状態における概略部分正面図を示す。
治具組体1dは、図14及び図15に示すように、端子抜治具70を枢支するとともに高さ方向Hへの動きを規制する治具保持部10dと、高さ方向Hに沿って重ねられた3枚の端子抜治具70とで構成されている。
治具保持部10dは、端子抜治具70を枢支し、一部が径内側方向に凹状となる凹部を有する略円柱状の枢支軸40dと、枢支軸40dの高さ方向Hにおける両側の端部に設けられ、端子抜治具70の高さ方向Hへの動きを規制する平板状に形成された規制部50dとで構成されている。
一部が凹状となる凹部を有する略円柱状の枢支軸40dは、円柱の外形を形成する枢支部41dと、外周面から径内側に凹状となる凹部で構成し、端子抜治具70を治具保持部10dから挿脱可能にする挿脱部42dとで構成され、枢支軸40dの上側Huの端部に、後述のネジ穴部521dと螺合するネジ部43dが設けられている。なお、枢支軸40dは、装着する端子抜治具70の枚数に応じた長さで形成している。
挿脱部42dは、円柱状に形成された枢支部41dを幅方向Wの両側から凹ませた凹部によって形成され、高さ方向Hに直交する方向の断面視において、幅方向Wが短軸方向となる平面視断面小判型に形成されている。
なお、挿脱部42dの短軸方向の長さ(幅方向Wの長さ)は、後述する挿脱口732の幅と略同一に形成されている。また、挿脱部42dの高さ方向Hの長さは、端子抜治具70の半分の厚さで形成された被枢支部73の厚さと、略同一に形成されている。
このように形成された挿脱部42dは、高さ方向Hに沿って端子抜治具70の厚さの半分の長さを隔てて枢支軸40dに設けられるとともに、挿脱部42dは高さ方向Hに直交する方向(長手方向L及び幅方向Wに交差する方向)に沿って設けられている。
このように挿脱部42dを構成することで、高さ方向Hにおいて枢支部41dと挿脱部42dとは同じ長さで形成され、高さ方向Hに沿って交互に設けられている。
端子抜治具70の高さ方向Hへの動きを規制する平板状の規制部50dは、第一規制部本体21a及び第二規制部本体31aと略同一の蒲鉾形に形成され、端子抜治具70の下側Hdへの動きを規制する第一規制部51dと、端子抜治具70の上側Huへの動きを規制する第二規制部52dとで構成されている。
第一規制部51dは、上側Huの主面における中心から、枢支軸40dが上側Huに向かって突出するように一体に構成されている。
第二規制部52dは、中心に枢支軸40dの上側Huの端部と螺合するとともに、上側Huに沿って貫通するネジ穴部521dが設けられている。
このように構成された治具保持部10dの枢支軸40dは、高さ方向Hの長さが、枢支軸40cの上側Huの端部と螺合する第二規制部52dのネジ穴部521d、及び重ねて枢支される端子抜治具70全体の高さ方向Hの長さの合計と略同一の長さに形成されている。
このため、端子抜治具70を枢支する枢支軸40dの高さ方向Hの両端に、第一規制部51dと第二規制部52dとが配置され、第一規制部51dと第二規制部52dとで構成される規制部50dは、端子抜治具70の高さ方向Hの移動を規制している。
端子抜治具70は、平板状の治具本体部71と、治具本体部71の手前側Lfに設けられ、枢支軸40dに枢支される被枢支部73と、治具本体部71の奥側Lbに設けられ、端子の取外しなどに用いる作用部(図示省略)とで構成されている。
なお、端子抜治具70を構成する作用部(図示省略)は、作用部62と同様に、どのような形状であってもよく、例えば六角レンチやドライバなどが設けられていてもよいため、説明を省略する。
治具本体部71は、幅方向Wの長さが、治具保持部10dの幅方向Wの長さと略同一の平板状に形成されている。
治具本体部71の手前側Lfに設けられた被枢支部73は、貫通孔を有する平面視略蒲鉾形の平板状であり、手前側Lfの半分が治具本体部71の厚みの半分の厚みで形成されている。また、被枢支部73の中央に高さ方向Hに貫通する平面視円形の被枢支孔731が設けられるとともに、被枢支孔731と外部とを連通する平面視径方向の切欠きによって形成された挿脱口732が備えられている。
被枢支孔731は、枢支部41dの外径と略同一の径を有する円形の貫通孔であり、被枢支孔731に、枢支軸40dを挿通することで、端子抜治具70は治具保持部10dに枢支されている。
挿脱口732は、挿脱部42dの短軸方向(幅方向W)の幅と略同一の開口幅で形成され、平面視において、被枢支孔731の中心から手前側Lfに向かう切欠きによって形成されている。
このように構成された端子抜治具70は、治具本体部71、作用部及び被枢支部73によって一体に構成されている。
上述の各要素が構成された治具組体1dは、第一規制部51dの枢支軸40dの上側Huより端子抜治具70を装着し、枢支軸40dのネジ部43dとネジ穴部521dとを螺合させて、枢支軸40dの上端に第二規制部52dを組み付けて構成される。このとき、被枢支部73が枢支軸40dにおける枢支部41dに対応する位置となるため、利用者は、枢支軸40dの枢支部41dを枢動中心として端子抜治具70を枢動させて、安定して利用することができる。
以下、上述のように構成された治具組体1bから、端子抜治具70を取り外す方法を、図17に基づいて説明する。
はじめに、枢支軸40dと第二規制部52dとの締結を解除するとともに、第二規制部52dを、上側Huに治具本体部71の厚さの半分以上移動させる(図17(c)及び図17(d)参照)。
次に、取り外したい端子抜治具70を、上側Huに治具本体部71の厚さの半分だけ移動させることで、枢支部41dに枢支される被枢支部73が挿脱部42dの位置に配置され、被枢支部73に備えられた挿脱口732の挿通方向が挿脱部42dに沿った状態となる(図17(e)及び図17(f)参照)。
そして、端子抜治具70を、奥側Lbへと移動させることで、挿脱口732が挿脱部42dを挿通して端子抜治具70を取り外すことができる(図17(g)及び図17(h)参照)。
なお、本実施形態において、挿脱部42d及び挿脱口732は、平面視において全て同じ向きに設けられているが、挿脱部42d及び挿脱口732の少なくとも一方を異なる向きに設けてもよく、異なる向きに設けることで、挿脱部42dから取り外したい端子抜治具70だけを確実に取り外すことができる。
また、本実施形態において、治具組体1dの治具保持部10dは、枢支軸40dを中実な円柱状に形成し、外形の一部を凹状に凹ませて挿脱部42dを形成したが、図18及び図19に示すように、治具組体1dの別実施形態である治具組体1dxの治具保持部10dxは、枢支軸40dを中空の円筒状に形成した軸本体部40dxに、幅方向Wに沿って貫通する切欠き部401を設けることで挿脱部42dを構成するとともに、中空状に形成した軸本体部40dxの内部に挿入する収容軸部32dを第二規制部52dに設けてもよい。
このように構成されることで、枢支部41dに枢支される被枢支部73が挿脱部42dの位置に配置された際に、挿脱部42dの内側に円柱状の収容軸部32dが配置されている場合には、端子抜治具70が不用意に取り外される方向に動いたとしても、挿脱口732と収容軸部32dとが当接して端子抜治具70が不用意に取り外されることを防止できる。逆に、端子抜治具70を挿脱するためには、該当する挿脱部42dから収容軸部32dが露出しない位置まで第二規制部52dを上方に移動させることで、端子抜治具70を挿脱部42dより挿脱することができる。
(実施例5)
以下で説明する実施例5では、図21乃至図23に示すように、円柱状に形成された枢支軸40eを備えた治具保持部10e、及び60の別の実施形態である端子抜治具80、並びに治具保持部10eから端子抜治具80を取り外す方法について説明する。
図20は治具組体1eの概略斜視図を示し、図21は治具組体1eの概略分解斜視図を示し、図22は端子抜治具80の概略図を示し、図23は治具保持部10eから端子抜治具80取り外す取外工程を説明する説明図を示す。
図22及び図23について詳述すると、図22(a)は端子抜治具80の概略部分平面図を示し、図22(b)は端子抜治具80の概略側面図を示し、図22(c)は図22(a)におけるk−k矢視断面図を示す
図23(a)は治具組体1eを手前側Lfから視た概略側面図を示し、図23(b)は図23(a)の状態における治具組体1eの概略部分正面図を示し、図23(c)は、枢支軸40eに対して、端子抜治具80を傾けた状態の概略側面図を示し、図23(d)は図23(c)の状態における概略部分正面図を示し、図23(e)は端子抜治具80を上側Huに移動した状態の概略側面図を示し、図23(f)は図23(e)の状態における概略部分正面図を示す。
治具組体1eは、図20及び図21に示すように、端子抜治具80を枢支するとともに高さ方向Hへの動きを規制する治具保持部10eと、高さ方向Hに沿って重ねられた4枚の端子抜治具80とで構成されている。
治具保持部10eは、円柱状に形成された枢支軸40eと、枢支軸40eの高さ方向Hにおける両側の端部に設けられ、端子抜治具80の高さ方向Hへの動きを規制する平板状に形成された規制部50eとで構成されている。
規制部50eは、枢支軸40eの下側Hdの端部に設けられる第一規制部51eと、枢支軸40eの上側Huの端部に設けられる第二規制部52eとで構成されている。
第一規制部51eは、第一規制部本体21aと平面視同形状であり、平面視中央より上側Huに延びる枢支軸40eと一体に構成され、第二規制部52eは、第二規制部本体31aと同じ平面視形状であり、平面視中央に枢支軸40eが挿通する貫通孔を有し、枢支軸40eに対して着脱自在に構成されている。
このように構成された治具保持部10eの枢支軸40eは、高さ方向Hの長さが、重ねて枢支される端子抜治具80全体の高さ方向Hの長さよりも長く形成されている。
このため、第二規制部52eに設けられた貫通孔に枢支軸40eを、枢支軸40eに挿通される端子抜治具80の上側Huに対して、第二規制部52eの下側Hdの主面が当接するまで挿通することで、重ねて枢支される端子抜治具80の高さ方向Hの両端に、第一規制部51eと第二規制部52eとが配置され、第一規制部51eと第二規制部52eとで構成される規制部50eは、枢支軸40eに枢支された端子抜治具80の高さ方向Hの移動を規制している。
端子抜治具80は、図22に示すように、平板状の治具本体部81と、治具本体部81の手前側Lfに設けられ、枢支軸40dに枢支される被枢支部83と、治具本体部81の奥側Lbに設けられ、端子の取外しなどに用いる作用部(図示省略)とで構成されている。
なお、端子抜治具80を構成する作用部(図示省略)は、作用部62と同様に、どのような形状であってもよく、例えば六角レンチやドライバなどが設けられていてもよいため、説明を省略する。
治具本体部81は、幅方向Wの長さが、治具保持部10dの幅方向Wの長さと略同一の平板状に形成されている。
被枢支部83は、平面視略蒲鉾形に形成され、被枢支部83の中央に高さ方向Hに貫通する円形の貫通孔である被枢支孔831と、被枢支孔831に対して幅方向Wの両側に設けられ、枢支軸40eが高さ方向Hに対して所定角度傾斜できる傾斜空間832と、傾斜空間832と外部とを連通する平面視径方向の切欠きによって形成された挿脱口833とが備えられている(図22(b)及び図22(c)参照)。
被枢支孔831は、枢支軸40eの外径と略同一の径を有する円形の貫通孔であり、被枢支孔831に枢支軸40eを挿通することで、端子抜治具80は治具保持部10eに枢支されている。
傾斜空間832は、被枢支孔831を形成する被枢支部83における左側Wlの上側Huと、右側Wrの下側Hdとを平面視略三日月状に窪ませて形成した空間であり、傾斜空間832により、高さ方向Hに対して所定角度傾斜した方向の貫通孔を形成することができる。
挿脱口833は、高さ方向Hに対して所定角度傾斜した傾斜方向に直交する傾斜直交方向を開口方向とする開口であり、開口方向が枢支軸40eの直径と略同一の幅で形成され、傾斜空間832の中心から手前側Lfに向かう切欠きによって形成されている。
すなわち、挿脱口833は、傾斜方向に直交する方向の長さは、枢支軸40eの長さと略同一に形成されるとともに、枢支軸40eと直交する方向の長さは、枢支軸40eの直径より幅狭に形成されている。
このように構成された端子抜治具80は、治具本体部81、作用部及び被枢支部83によって一体に構成されている。
上述の各要素が構成された治具組体1eは、第一規制部51eの枢支軸40eの上側Huより端子抜治具80を装着し、枢支軸40eの上端に第二規制部52eを組み付けて構成される。このとき、被枢支部83の被枢支孔831に枢支軸40eが挿通されるため、利用者は、枢支軸40eを枢動中心として端子抜治具80を枢動させて、安定して利用することができる。
以下、上述のように構成された治具組体1eから、端子抜治具80を取り外す方法を、図23に基づいて説明する。
はじめに、枢支軸40eから第二規制部52eを、上側Huに所定の長さ移動させる(図23(a)及び図23(b)参照)。
次に、端子抜治具80を、枢支軸40eが傾斜空間832に当接するように、長手方向Lを回転軸として回転させる(図23(c)及び図23(d)参照)。これにより、傾斜空間832によって形成される傾斜方向の貫通孔及び挿脱口833が高さ方向Hに沿う方向となる。
そして、端子抜治具80を、奥側Lbへと移動させることで、枢支軸40eから端子抜治具80を取り外すことができる(図23(e)及び図23(f)参照)。
なお、枢支軸40eに端子抜治具80を装着するためには、長手方向Lを回転軸として回転させて、傾斜空間832によって形成される傾斜方向の貫通孔及び挿脱口833が高さ方向Hに沿う方向となった端子抜治具80の挿脱口833から枢支軸40eに装着し、枢支軸40eへの装着後、長手方向Lを回転軸として反対方向に回転させることで装着することができる。
(実施例6)
以下で説明する実施例6では、図24及び図26に示すように、正面視において高さ方向Hに対して所定角度で傾斜させた凹部によって形成された挿脱部42fを備えた治具組体1f、並びに治具組体1fを構成する治具保持部10fから端子抜治具60を取り外す方法について説明する。
図24は治具組体1fの概略斜視図を示し、図25は治具保持部10fの概略分解斜視図を示し、図26は治具保持部10fから端子抜治具60bを取り外す取外工程を説明する説明図を示す。
図26(a)は治具組体1fの概略正面図を示し、図26(b)は枢支軸40fから第二規制部52fを上側Huに所定の長さ移動させた状態の概略正面図を示し、図26(c)は端子抜治具60a,60bを、上側Huに所定の長さ移動させた状態の概略正面図を示し、図26(d)は枢支軸40fを枢動中心として端子抜治具60bを回転させた状態の概略正面図を示し、図26(e)は端子抜治具60bを枢支軸40fに対して所定の角度傾けた状態の概略正面図を示し、図26(f)は枢支軸40fから端子抜治具60bを取り外した状態の概略正面図を示す。
治具組体1fは、図24に示すように、端子抜治具60を枢支するとともに高さ方向Hへの端子抜治具60の動きを規制する治具保持部10fと、高さ方向Hに沿って重ねられた5枚の端子抜治具60とで構成されている。
治具組体1fの治具保持部10fは、図25に示すように、端子抜治具60を枢支し、一部が径内側方向に凹状となる略円柱状の枢支軸40fと、枢支軸40fの高さ方向Hにおける両側の端部に設けられ、端子抜治具60の高さ方向Hへの動きを規制する平板状に形成された規制部50fとで構成されている。
一部が凹状となる略円柱状に形成される枢支軸40fは、円柱の外形を形成する枢支部41fと、端子抜治具60を治具保持部10fから挿脱可能にする挿脱部42fとが交互に配置されるとともに一体に構成されている。
挿脱部42fは、外径を窪ませた、手前側Lfが下側Hdとなり、奥側Lbが上側Huとなる側面視平行四辺形状の円筒形空間に設けられ、枢支部41fより小径な円柱状であり、高さ方向Hに所定の間隔を隔てて二箇所に設けられている。
このため、枢支部41fにおける挿脱部42fとの境界面は、手前側Lfが下側Hdとなり、奥側Lbが上側Huとなる側面視傾斜面となる(図26参照)。
規制部50fは、枢支軸40fの下側Hdの端部に設けられる第一規制部51fと、枢支軸40fの上側Huの端部に設けられる第二規制部52fとで構成されている。
第一規制部51fは、枢支軸40fと一体に構成され、第二規制部52fは、枢支軸40fに対して着脱自在に構成されている。
このように構成された治具保持部10fの枢支軸40fは、高さ方向Hの長さが、重ねて枢支される端子抜治具60全体の高さ方向Hの長さよりも長く形成されている。
このため、第二規制部52fに設けられた貫通孔に枢支軸40fを、枢支軸40fに挿通される端子抜治具60の上側Huに対して、第二規制部52fの下側Hdの主面が当接するまで挿通することで、重ねて枢支される端子抜治具60の高さ方向Hの両端に、第一規制部51fと第二規制部52fとが配置され、第一規制部51fと第二規制部52fとで構成される規制部50fは、端子抜治具60の高さ方向Hの移動を規制している。
上述の各要素が構成された治具組体1fは、第一規制部51fの枢支軸40fの上側Huより端子抜治具60を装着し、枢支軸40fの上端に第二規制部52fを組み付けて構成される。このとき、被枢支部63の被枢支孔631fに枢支軸40fの枢支部41fが挿通されるため、利用者は、枢支軸40fの枢支部41fを枢動中心として端子抜治具60を枢動させて、安定して利用することができる。
以下、上述のように構成された治具組体1fから、端子抜治具60bを取り外す方法を、図26に基づいて説明する。
はじめに、枢支軸40fから第二規制部52fを、上側Huに所定の長さ移動させる(図26(b)参照)。
次に、端子抜治具60a,60bを、上側Huに所定の長さ移動させる(図26(c)参照)。
そして、端子抜治具60bを、枢支軸40fを軸に平面視左回りに略135度回転させる(図26(d)参照)。この状態から、端子抜治具60bを、作用部62を下側Hdにさがるように所定の角度傾けるとともに引き抜くことで、端子抜治具60bの挿脱口632bが治具保持部10fの挿脱部42fを挿通し、取り外すことができる。
なお、端子抜治具60bを傾けていない状態においては、端子抜治具60bに備えられた挿脱口632bを挿脱部42fの近傍に移動させたとしても、被枢支孔631bの上側Hu及び下側Hdの一部が枢支部41fに枢支された状態となるため、意図しない端子抜治具60bの抜け落ちを防止することができる(図26(d)参照)。
上述のように、治具組体1a,1b,1d,1fは、複数の端子抜治具60,70、高さ方向Hに重ねられた複数の端子抜治具60,70を枢支する枢支軸40a,40d,40f、及び枢支軸40a,40d,40fの両側に設けられ、枢支された端子抜治具60,70の高さ方向Hの移動を規制する規制部50a,50d,50fが備えられ、枢支軸40a,40d,40fに、高さ方向Hに重ねられた複数の端子抜治具60,70をそれぞれ枢支する枢支部221a,41d,41fと、枢支された端子抜治具60,70を高さ方向Hに交差する交差方向に沿って挿脱できる挿脱部42d,42f,322a,322bとが設けられ、挿脱部42d,42f,322a,322bは、交差方向の幅が枢支部221a,41d,41fより狭く形成されており、端子抜治具60,70に、枢支部221a,41d,41fが挿通され、挿通された枢支部221a,41d,41fで枢支される被枢支孔631,631a乃至631e,731と、枢支部221a,41d,41fより幅狭且つ挿脱部42d,42f,322a,322bより幅広の間隔で被枢支孔631,631a乃至631e,731と外部とを連通する挿脱口632,632a乃至632e,732とを有する被枢支部63,63a乃至63eが設けられているため、装着する端子抜治具60,70を容易に交換することができる。
詳述すると、枢支された端子抜治具60,70の高さ方向Hの移動を規制する規制部50a,50d,50fを高さ方向Hの両側に備えた枢支軸40a,40d,40fに枢支された複数の端子抜治具60,70のうち所望の端子抜治具60,70を枢支軸40a,40d,40fを枢動中心として枢動させて、端子抜治具60,70を使用することができる治具組体1a,1b,1d,1fにおいて、枢支軸40a,40d,40fに、枢支部221a,41d,41fと、交差方向の幅が枢支部221a,41d,41fより狭く形成された挿脱部42d,42f,322a,322bとが設けられ、端子抜治具60,70に、枢支部221a,41d,41fが挿通され、挿通された枢支部221a,41d,41fで枢支される被枢支孔631,631a乃至631e,731と、枢支部221a,41d,41fより幅狭且つ挿脱部42d,42f,322a,322bより幅広の間隔で被枢支孔631,631a乃至631e,731と外部とを連通する挿脱口632,632a乃至632e,732とを有する被枢支部63,63a乃至63eが設けられているため、交換したい端子抜治具60,70の挿脱口632,632a乃至632e,732を枢支軸40a,40d,40fの挿脱部42d,42f,322a,322bに合わせて引き出すことで、交換したい端子抜治具60,70を取り外すことができる。また、装着した端子抜治具60,70の挿脱口632,632a乃至632e,732を枢支軸40a,40d,40fの挿脱部42d,42f,322a,322bに合わせて挿入することで、交換したい端子抜治具60,70を装着することができる。
このように、本発明の治具組体1a,1b,1d,1fは、容易に、端子抜治具60,70を取り外したり、装着したりして容易に交換することができる。
また、被枢支孔631,631a乃至631e,731に対する挿脱口632,632a乃至632e,732の周方向の向き、あるいは挿脱部42d,42f,322a,322bにおける取出し方向が、複数の端子抜治具60,70において端子抜治具60,70毎に異なるように設定されているため、端子抜治具60,70毎に取外し方向が設定されているため、使用する端子抜治具60,70が不用意に外れることがなく、安全に治具組体1a,1b,1d,1fを使用することができる。
また、枢支軸40aは、枢支部221aを構成する軸本体部22aと、軸本体部22aの内部に収容される収容軸部32a,32bとが設けられ、収容軸部32a,32bの少なくとも一部で挿脱部322a,322bが構成されているため、装着する端子抜治具60をさらに容易に交換することができる。
詳述すると、枢支部221aを構成する軸本体部22aの内部に収容された収容軸部32a,32bを、少なくとも一部の挿脱部322a,322bが露出するように引き出すだけで、装着する端子抜治具60を容易に交換することができる。
また、挿脱部322a,322bは、収容軸部32a,32bが軸本体部22aの内部に収容された状態では露出しないため、端子抜治具60の被枢支部63,63a乃至63eは、軸本体部22aで構成する枢支部221aを枢動中心として安定して枢動できるとともに、軸本体部22aで安定して軸支された状態の端子抜治具60を安全に使用することができる。
また、軸本体部22aが、枢支軸40aの両側に設けられた規制部50aの一方と一体構成されるとともに、収容軸部32a,32bが規制部50aの他方と一体構成されているため、装着する端子抜治具60をさらに容易に交換することができる。
詳述すると、高さ方向Hに重ねて枢支軸40aに軸支された端子抜治具60は枢支軸40aの両側に設けられた規制部50aによって高さ方向Hの移動が規制された状態で安定して使用できるが、軸本体部22aが枢支軸40aの両側に設けられた規制部50aとして機能する第一規制部本体21aと一体構成されるとともに、収容軸部32a,32bが規制部50aとして機能する第二規制部本体31aと一体構成されることで、枢支部221aを構成する軸本体部22aの内部に収容された収容軸部32a,32bを、少なくとも一部の挿脱部322a,322bが露出するように引き出すことがで、規制部50a同士の間隔を広げることができ、規制部50aによる高さ方向Hの規制を解消した状態で装着する端子抜治具60をさらに容易に交換することができる。
また、軸本体部22aに対する収容軸部32a,32bの抜出しを防止する抜け防止部23aが設けられるため、軸本体部22aから収容軸部32a,32bが不用意に抜出して、使用する端子抜治具60が不用意に外れることを防止し、安全に治具組体1a,1bを使用することができる。
また、枢支軸40d,40fに、枢支部41d,41fと挿脱部42d,42fとが高さ方向Hに沿って交互に設けられるとともに、枢支部41d,41fと挿脱部42d,42fとは、高さ方向Hにおいて、端子抜治具70の厚みに対応する長さで形成され、挿脱部42d,42fが被枢支部63dの厚みより長く形成されているため、装着する端子抜治具70をさらに容易に交換することができる。
詳述すると、取り外したい端子抜治具70を、端子抜治具70の厚みの半分高さ方向Hにずらすことで、枢支軸40d,40fの挿脱部42d,42fと端子抜治具70の挿脱口732とを合わせて容易に取り外すことができる。また、枢支部41d,41fと挿脱部42d,42fとが高さ方向Hに沿って交互に設けられているため、高さ方向Hに重ねて装着した複数の端子抜治具70のうちいずれの端子抜治具70であっても容易に取り外したり、高さ方向Hに重ねて装着した複数の端子抜治具70における所望の位置に容易に装着したりすることができる。
また、挿脱部42fが高さ方向Hに対して傾斜する傾斜方向に沿って形成されているため、装着する端子抜治具60を傾斜方向に向けて傾斜させることで容易に交換することができ、枢支軸40fに軸支された使用状態で不要に外れることがなく、安全に使用することができる。
また、枢支軸40dは、枢支部41dを構成する軸本体部40dxと、軸本体部40dxの内部に収容される収容軸部32dとが設けられ、軸本体部40dxに、径方向に貫通する切欠き部401が設けられるとともに、切欠き部401で挿脱部42dが構成され、軸本体部40dxの内部に収容された収容軸部32dは、挿脱部42dからの端子抜治具70の取出しを規制する収容軸部32dとして機能するため、軸本体部40dxの内部に収容軸部32dが収容された状態では取外すことができず、軸本体部40dxの内部から収容軸部32dを引き出すことで装着する端子抜治具70を容易に交換することができる。
また、複数の端子抜治具80、高さ方向Hに重ねられた複数の端子抜治具80を枢支する枢支軸40e及び枢支軸40eの両側に設けられ、枢支された複数の端子抜治具80の高さ方向Hの移動を規制する規制部50eが備えられ、端子抜治具80に、枢支軸40eが挿通され、挿通された枢支軸40eで枢支される被枢支孔831と、被枢支孔831と外部とを連通する挿脱口833とを有する被枢支部83が設けられ、被枢支孔831に、枢支軸40eが所定角度で傾斜できる傾斜空間832が設けられるとともに、挿脱口632eは、高さ方向Hに対して所定角度で傾斜し、傾斜方向における開口幅が枢支軸40eの幅に応じるとともに、枢支軸40eに直交する直交方向における最細の開口幅が枢支軸40eの幅より狭い治具組体1eは、装着する端子抜治具80を容易に交換することができる。
詳述すると、被枢支孔631eに対して枢支軸40eが所定角度で傾斜できる傾斜空間832が設けられるとともに、挿脱口632eは、高さ方向Hに対して所定角度で傾斜し、傾斜方向における開口幅が枢支軸40eの幅に応じるとともに、枢支軸40eに直交する直交方向における最細の開口幅が枢支軸40eの幅より狭いため、端子抜治具80を枢支する枢支状態では安定して端子抜治具80を軸支して安全に使用でき、枢支軸40eに対して端子抜治具80を所定角度に向けることで、高さ方向Hに対して所定角度で傾斜した挿脱口632eを、枢支軸40eを通過させて、装着する端子抜治具80を容易に交換することができる。
また、複数の端子抜治具60、高さ方向Hに重ねられた複数の端子抜治具60を枢支する枢支軸40c及び枢支軸40cの両側に設けられ、枢支された複数の端子抜治具60の高さ方向Hの移動を規制する規制部50cが備えられ、枢支軸40cは、高さ方向Hに交差する方向に所定の間隔を隔てて配置された複数の枢支軸41c,42cで構成されるとともに、複数の枢支軸41c,42cが所定の間隔を隔てて配置され、端子抜治具60を枢支する枢支状態から、所定の間隔を縮める方向に枢支軸41c,42cが移動した取出し状態に変形可能であり、端子抜治具60に、枢支軸41cが挿通され、挿通された枢支状態の枢支軸40cで枢支される被枢支孔631a乃至631eと、枢支状態の枢支軸40cより幅狭且つ取出し状態の枢支軸40cより幅広の間隔で被枢支孔631a乃至631eと外部とを連通する挿脱口632a乃至632eとを有する被枢支部63,63a乃至63eが設けられた治具組体1cは、装着する端子抜治具60を容易に交換することができる。
詳述すると、枢支軸40cは、高さ方向Hに交差する方向に所定の間隔を隔てて配置された複数の枢支軸41c,42cで構成されているため、複数の枢支軸41c,42cが所定の間隔を隔てて配置され、端子抜治具60を枢支する枢支状態では安定して端子抜治具60を軸支して安全に使用でき、所定の間隔を縮める方向に枢支軸41c,42cが移動させて取出し状態に枢支軸40cを変形することで、装着する端子抜治具60を容易に交換することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の治具は、実施形態の端子抜治具60,60a乃至60e,70,80に対応し、
以下同様に、
軸方向は、高さ方向Hに対応し、
枢支軸は、枢支軸40a,40c乃至40fに対応し、
規制部は、規制部50a,50c乃至50fに対応し、
枢支部は、枢支部221a,41d,41fに対応し、
挿脱部は、挿脱部42d,42f,322a,322bに対応し、
被枢支孔は、被枢支孔631a乃至631e,731,831に対応し、
挿脱口は、挿脱口632a乃至632e,732,833に対応し、
被枢支部は、被枢支部63,63a乃至63eに対応し、
軸本体部は、軸本体部22a,40dxに対応し、
収容軸部は、収容軸部32a,32b,32dに対応し、
取出し規制部は、収容軸部32dに対応し、
抜け防止手段は、抜け防止部23aに対応し、
軸構成体は、第一枢支軸41c,第二枢支軸42cに対応し、
傾斜空間は、傾斜空間832に対応し、
治具組体は、治具組体1a乃至1fに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、上述の枢支部221a,41d,41fと挿脱部42d,42f,322a,322bとが高さ方向Hに沿って交互に設けられるとは、枢支部221a,41d,41fと挿脱部42d,42f,322a,322bが同数で配置される場合や、あるいは枢支部221a,41d,41fと挿脱部42d,42f,322a,322bの一方が高さ方向Hの両端に設けられ、他方が両端に設けられた一方よりひとつ少ない場合も含まれる。
1a乃至1f…治具組体
22a,40dx…軸本体部
32a,32b,32d…収容軸部
40a,40c,40d,40e,40f…枢支軸
41c…第一枢支軸
42c…第二枢支軸
42d,42f,322a,322b…挿脱部
50a,50c,50d,50e,50f…規制部
221a,41d,41f…枢支部
60(60a〜60e),70,80…端子抜治具
63,63a乃至63e…被枢支部
631a乃至631e,731,831…被枢支孔
632a乃至632e,732,833…挿脱口
401…切欠き部
23a…抜け防止部
832…傾斜空間
H…高さ方向

Claims (10)

  1. 複数の治具、軸方向に重ねられた該複数の治具を枢支する枢支軸、及び前記枢支軸の両側に設けられ、枢支された前記治具の軸方向の移動を規制する規制部が備えられ、
    前記枢支軸に、
    前記軸方向に重なる複数の前記治具をそれぞれ枢支する枢支部と、枢支された前記治具を前記軸方向に交差する交差方向に沿って挿脱できる挿脱部とが設けられ、
    前記挿脱部は、前記交差方向の幅が前記枢支部より狭く形成されており、
    前記治具に、
    前記枢支部が挿通され、挿通された前記枢支部で枢支される被枢支孔と、前記枢支部より幅狭且つ前記挿脱部より幅広の間隔で前記被枢支孔と外部とを連通する挿脱口とを有する被枢支部が設けられた
    治具組体。
  2. 前記被枢支孔に対する前記挿脱口の周方向の向き、あるいは前記挿脱部における取出し方向が、複数の前記治具において治具毎に異なるように設定された
    請求項1に記載の治具組体。
  3. 前記枢支軸は、
    前記枢支部を構成する軸本体部と、
    前記軸本体部の内部に収容される収容軸部とが設けられ、
    前記収容軸部の少なくとも一部で前記挿脱部が構成された
    請求項1又は2に記載の治具組体。
  4. 前記軸本体部が、
    前記枢支軸の両側に設けられた前記規制部の一方と一体構成されるとともに、
    前記収容軸部が前記規制部の他方と一体構成された
    請求項3に記載の治具組体。
  5. 前記軸本体部に対する前記収容軸部の抜出しを防止する抜け防止手段が設けられた
    請求項3又は4に記載の治具組体。
  6. 前記枢支軸に、
    前記枢支部と前記挿脱部とが前記軸方向に沿って交互に設けられるとともに、前記枢支部と前記挿脱部とは、前記軸方向において、前記治具の厚みに対応する長さで形成され、
    前記挿脱部が前記被枢支部の厚みより長く形成された
    請求項1又は2に記載の治具組体。
  7. 前記挿脱部が前記軸方向に対して傾斜する傾斜方向に沿って形成された
    請求項6に記載の治具組体。
  8. 前記枢支軸は、
    前記枢支部を構成する軸本体部と、
    前記軸本体部の内部に収容される収容軸部とが設けられ、
    前記軸本体部に、径方向に貫通する切欠き部が設けられるとともに、前記切欠き部で前記挿脱部が構成され、
    前記軸本体部の内部に収容された前記収容軸部は、前記挿脱部からの前記治具の取出しを規制する取出し規制部として機能する
    請求項6に記載の治具組体。
  9. 複数の治具、軸方向に重ねられた該複数の治具を枢支する枢支軸、及び前記枢支軸の両側に設けられ、枢支された複数の前記治具の前記軸方向の移動を規制する規制部が備えられ、
    前記治具に、
    前記枢支軸が挿通され、挿通された前記枢支軸で枢支される被枢支孔と、前記被枢支孔と外部とを連通する挿脱口とを有する被枢支部が設けられ、
    前記被枢支孔に、前記枢支軸が所定角度で傾斜できる傾斜空間が設けられるとともに、
    前記挿脱口は、
    前記軸方向に対して前記所定角度で傾斜し、傾斜方向における開口幅が前記枢支軸の幅に応じるとともに、
    前記枢支軸に直交する直交方向における最細の開口幅が前記枢支軸の幅より狭い
    治具組体。
  10. 複数の治具、軸方向に重ねられた該複数の治具を枢支する枢支軸、及び前記枢支軸の両側に設けられ、枢支された複数の前記治具の前記軸方向の移動を規制する規制部が備えられ、
    前記枢支軸は、
    前記軸方向に交差する方向に所定の間隔を隔てて配置された複数の軸構成体で構成されるとともに、
    複数の前記軸構成体が所定の間隔を隔てて配置され、前記治具を枢支する枢支状態から、前記所定の間隔を縮める方向に前記軸構成体が移動した取出し状態に変形可能であり、
    前記治具に、
    枢支部が挿通され、挿通された前記枢支状態の前記枢支部で枢支される被枢支孔と、前記枢支状態の前記枢支軸より幅狭且つ前記取出し状態の前記枢支軸より幅広の間隔で前記被枢支孔と外部とを連通する挿脱口とを有する被枢支部が設けられた
    治具組体。
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