JP2020166894A - 情報処理装置、プログラム、情報処理方法及び観察システム - Google Patents

情報処理装置、プログラム、情報処理方法及び観察システム Download PDF

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Abstract

【課題】観察対象物の動きの定量的な解析に適した情報処理装置、プログラム、情報処理方法及び観察システムを提供すること。【解決手段】本技術に係る情報処理装置は、特徴量抽出部と、プロット生成部とを具備する。特徴量抽出部は、観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、上記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する。プロット生成部は、第1の特徴量と第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する。【選択図】図1

Description

本技術は、生化学分野における画像解析に利用することが可能な情報処理装置、プログラム、情報処理方法及び観察システムに関する。
画像処理技術の発展に伴い、細胞や生体組織の分析にも画像解析が利用されるようになっている。具体的には、細胞等の観察対象物を経時的に撮像した画像において動き解析を行い、動き速度や動き領域といった動きに関する特徴量を抽出して可視化することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
上記のような技術は、顕微鏡等を介して撮像可能な細胞や生体組織であれば分析対象とすることが可能であり、例えば、がん細胞の遊走、神経細胞の突起伸張や心筋細胞の拍動といった種々の分析に応用可能である。
特開2014−179061号公報
しかしながら、動きに関する特徴量を可視化して生成された画像を参照しても、観察対象物の動きを定量的に把握することは困難であった。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、観察対象物の動きの定量的な解析に適した情報処理装置、プログラム、情報処理方法及び観察システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る情報処理装置は、特徴量抽出部と、プロット生成部とを具備する。
上記特徴量抽出部は、観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、上記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する。
上記プロット生成部は、上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する。
第1の特徴量は、動画像を構成する少なくとも二枚の画像から得られる特徴量であり、観察対象物の動きに関する情報を含む。上記構成によれば、プロット図において第1の特徴量と第2の特徴量の相関を得ることができ、観察対象物の動きを定量的に把握することが可能となる。
上記特徴量抽出部は、上記動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から上記第2の特徴量を抽出してもよい。
第2の特徴量も、第1の特徴量と同様に観察対象物の動きに関する情報を含むものとすることができる。
上記情報処理装置は、上記動画像において分析範囲を設定する範囲設定部をさらに具備し、
上記特徴量抽出部は、上記分析範囲毎に上記第1の特徴量及び上記第2の特徴量を抽出し、
上記プロット生成部は、上記分析範囲毎に上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成してもよい。
この構成によれば、分析範囲毎に観察対象物の動きを把握することが可能となる。
上記情報処理装置は、上記プロットに対してゲーティングを行うゲーティング部をさらに具備してもよい。
この構成によれば、所望の動きを表すプロットを抽出することが可能である。
上記情報処理装置は、上記ゲーティング部によるゲーティングの結果を可視化し、解析画像を生成する解析画像生成部をさらに具備してもよい。
この構成によれば、ゲーティングの結果を視覚的に把握することが可能となる。
上記範囲設定部は、上記動画像に対して画像処理を施し、上記画像処理の結果に基づいて上記分析範囲を設定してもよい。
この構成によれば、動画像に含まれる観察対象物(細胞等)を含むように分析範囲を設定することが可能となる。
上記動画像は上記観察対象物が異なる条件で撮像された第1の動画像と第2の動画像を含み、
上記プロット生成部は、上記第1の動画像から抽出された第1の特徴量及び第2の特徴量と、上記第2の動画像から抽出された第1の特徴量及び第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成してもよい。
この構成によれば、第1の動画像と第2の動画像の間で特徴量の相関を得ることが可能であり、第1の動画像に含まれる観察対象物と第2の動画像に含まれる観察対象物の動きの相違を把握することが可能となる。
上記特徴量抽出部は、上記動画像に対して動き解析処理を施し、上記動き解析処理の結果に基づいて上記第1の特徴量を抽出してもよい。
この構成によれば、動き解析処理によって算出される特徴量(動き速度や動き領域)を利用して観察対象物の動きを定量的に把握することが可能となる。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係るプログラムは、特徴量抽出部と、プロット生成部とを具備する。
上記特徴量抽出部は、観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、上記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する。
上記プロット生成部は、上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る情報処理方法は、特徴量抽出部が、観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、上記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する。
プロット生成部が、上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る観察システムは、撮像装置と、情報処理装置とを具備する。
上記観察装置は、観察対象物を経時的に撮像し、動画像を生成する。
上記情報処理装置は、上記動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、上記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成するプロット生成部とを備える。
以上のように、本技術によれば、観察対象物の動きの定量的な解析に適した情報処理装置、プログラム、情報処理方法及び観察システムを提供することが可能である。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の実施形態に係る観察システムの構成を示す模式図である。 同観察システムが備える情報処理装置の動画像取得部が取得する動画像の模式図である。 同情報処理装置の範囲設定部によって設定される分析範囲の模式図である。 同情報処理装置の範囲設定部によって設定される分析範囲の模式図である。 同情報処理装置のプロット生成部によって生成されるプロット図である。 同情報処理装置のゲーティング部によるゲーティングの態様を示す模式図である。 同情報処理装置の解析画像生成部によって生成される解析画像である。 同情報処理装置のハードウェア構成を示す模式図である。 同情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 本技術の変形例に係る観察システムが備える情報処理装置のプロット生成部によって生成されるプロット図である。 本技術の適用例における観察対象物の模式図である。 本技術の適用例に係る観察システムが備える情報処理装置の特徴量抽出部によって抽出される特徴量の時間変化を示すグラフである。 同情報処理装置の特徴量抽出部によって抽出される特徴量の時間変化を示すグラフである。 同情報処理装置の特徴量抽出部によって抽出される特徴量の時間変化を示すグラフである。 同情報処理装置の特徴量抽出部によって抽出される特徴量の時間変化を示すグラフである。 同情報処理装置のプロット生成部によって生成されるプロット図である。 本技術の実施例に係る動画像である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係る動画像である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係る解析画像である。 本技術の実施例に係る解析画像である。 本技術の実施例に係る動画像である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係る解析画像である。 本技術の実施例に係る解析画像である。 本技術の実施例に係る特徴量の時間変化を示すグラフである。 本技術の実施例に係る特徴量の時間変化を示すグラフである。 本技術の実施例に係る特徴量の時間変化を示すグラフである。 本技術の実施例に係る特徴量を可視化した画像である。 本技術の実施例に係る特徴量を可視化した画像である。 本技術の実施例に係る特徴量を可視化した画像である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係る解析画像である。 本技術の実施例に係る動画像である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係る動きの波形パターンを示す模式図である 本技術の実施例に係る動画像である。 本技術の実施例に係る動画像である。 本技術の実施例に係るプロット図である。 本技術の実施例に係る解析画像である。
本実施形態に係る観察システムについて説明する。
[観察システムの構成]
図1は、本実施形態に係る観察システム1の構成を示す模式図である。同図に示すように、観察システム1は、撮像装置11及び情報処理装置12を具備する。また、図1には、観察対象物Sを示す。観察対象物Sは、例えば培養容器中で培養されている細胞とすることができるが、生体組織等であってもよく、特に限定されない。
撮像装置11は、観察対象物Sを経時的に撮像し、動画像を生成することが可能な装置である。撮像装置11は、例えば顕微鏡光学系やイメージセンサを備える顕微鏡とすることができる。なお、撮像装置11は顕微鏡に限られず、観察対象物Sを経時的に撮像可能なものであればよい。
情報処理装置12は、撮像装置11によって撮像された動画像を取得し、処理する。情報処理装置12は例えばパーソナルコンピュータであるものとすることができる。なお、情報処理装置12は、撮像装置11に一体的に構成されていてもよく、撮像装置11とは独立した装置であってもよい。
[情報処理装置の構成]
図1に示すように、情報処理装置12は機能的構成として、動画像取得部121、範囲設定部122、特徴量抽出部123、プロット生成部124、ゲーティング部125、解析画像生成部126及び画像出力部127を備える。
動画像取得部121は、観察対象物Sが経時的に撮像された動画像を取得する。図2は、動画像取得部121が取得する動画像を示す模式図である。同図に示すように、動画像Mは、連続的に撮像された複数の画像(フレーム)Fから構成されている。
動画像Mを構成する画像Fの数は任意であり、例えば動画像Mの一秒当たり数十枚とすることができる。動画像Mは、観察対象物Sに対する視野が固定された状態で撮像され、観察対象物Sの動き(細胞の収縮運動や物質輸送等)を含むものとすることができる。
動画像取得部121は、撮像装置11から直接に動画像を取得してもよく、ネットワークを介して、あるいはストレージに保存されている動画像を取得してもよい。
範囲設定部122は、動画像において分析範囲を設定する。図3は、範囲設定部122によって設定された分析範囲Aを示す模式図である。同図に示すように、範囲設定部122は、動画像Mを同面積の複数の範囲に区画し、分析範囲Aを設定する。分析範囲Aの大きさは予め設定され、又はユーザによる指定によって決定される。各分析範囲Aの大きさは、例えば数ピクセル〜数十ピクセル四方の領域とすることができる。
範囲設定部122は、動画像の特定の領域に分析範囲Aを設定してもよい。図4は、動画像Mの特定の領域に設定された分析範囲Aを示す模式図である。範囲設定部122は、ユーザによる指定によって分析範囲Aを設定することができる。
また、範囲設定部122は、動画像Mに対して物体検出処理等の画像処理を施し、その結果に基づいて分析範囲Aを設定することも可能である。範囲設定部122は例えば、動画像Mにおいて検出された細胞体を含むように、分析範囲Aを設定することができる。動画像Mにおいて設定された分析範囲Aは、各画像Fにおいても動画像Mと同範囲に設定される。
特徴量抽出部123は、各分析範囲Aについて特徴量を抽出する。特徴量抽出部123は、時刻(動画像の撮像時刻)によって変化する特徴量(以下、第1特徴量)と時刻によって変化しない特徴量(以下、第2特徴量)を抽出するものとすることができる。
第1特徴量は、撮像時刻が異なる二枚以上の画像Fから抽出することができる。具体的には、特徴量抽出部123は、動画像Mを構成する画像Fのうち少なくとも二枚の画像を比較し、動き解析を実施するものとすることができる。
動き解析では、上記2枚の画像をブロックマッチング等の手法によって比較し、画像間での対応する画素群の動きを動きベクトルとして抽出する。動きベクトルの大きさは比較された画像間での動きの量(即ち動き速度)を表し、動きベクトルの向きは動きの向きを表す。動き解析により、このような動き特性を表す特徴量が算出される。
特徴量抽出部123は、各分析範囲Aについて、動き特性を表す特徴量に対する任意区間の空間・時間の平均、最大最小値、標準偏差、加速度、周波数成分及び積分値等を算出し、第1特徴量とすることができる。また、特徴量抽出部123は、各分析範囲Aにおいて一定以上の動きを有する領域(動き領域)の割合を算出し、第1特徴量とすることもできる。更に、特徴量抽出部123は、各分析範囲Aにおいて特定の波形パターンへの類似度、若しくは特定の波形パターンが現れる回数を算出し、第1特徴量とすることもできる。
第2特徴量は、一枚以上の画像Fから抽出することができる。具体的には、特徴量抽出部123は、画像Fの各画素の輝度値を算出し、各分析範囲Aについて輝度値に対する任意区間の空間・時間の平均、最大最小値、標準偏差、加速度、周波数成分及び積分値等を算出し、第2特徴量とすることができる。また、特徴量抽出部123は、各分析範囲Aにおいて物体が存在する領域(解析領域)の割合を算出し、第2特徴量とすることもできる。
特徴量抽出部123は、各分析範囲について1つ以上の第1特徴量と1つ以上の第2特徴量を抽出するものとすることができる。また、特徴量抽出部123は各分析範囲について2つ以上の第1特徴量を抽出してもよい。
プロット生成部124は、各分析範囲において算出された特徴量をプロットし、プロット図を生成する。図5は、プロット生成部124によって生成されるプロット図の例である。同図に示すようにプロット生成部124は、動きの平均値(第1特徴量)をX軸とし、動きの標準偏差(第1特徴量)をY軸とし、各分析範囲についての値をプロットすることができる。図5における個々のプロットは、各分析範囲についてのプロットである。
プロット生成部124は、この他にも上記第1特長量のいずれかと上記第2特長量のいずれかをプロットするものとすることができ、第1特徴量と第2特徴量のどちらがX軸又はY軸であってもよい。また、プロット生成部124は、第1特徴量のいずれか二つをX軸及びY軸としてプロットしてもよい。
さらに、プロット生成部124によるプロットは二次元プロットに限られない。プロット生成部124は少なくとも一つの第1特徴量を含む三つ以上の特徴量を用いて多次元プロットを生成することも可能である。
ゲーティング部125は、プロット生成部124によって生成されたプロット図においてゲーティングを行う。図6は、ゲーティングの態様を示す模式図である。同図に示すように、ゲーティング部125は、プロット図においてゲーティング範囲Gを設定する。ゲーティング部125は、ユーザによる指定によってゲーティング範囲Gを設定するものとすることができる。
ゲーティング範囲Gは、図6に示すようにプロット図におけるX軸値とY軸値の上限及び下限によって規定されるものとすることができる。また、ゲーティング範囲Gは、X軸値の上限又は下限の一方又は両方によって規定されてもよく、Y軸値の上限又は下限の一方又は両方によって規定されてもよい。この他にもゲーティング範囲Gは、プロット図において任意の形状となる範囲とすることができる。
ゲーティング部125は、ゲーティング範囲Gに含まれるプロットのみを抽出(ゲーティング)し、ゲーティング範囲Gに含まれないプロットは抽出しない。
また、ゲーティング部125は、ゲーティングされた(ゲーティング範囲Gに含まれた)プロットの数を算出することができる。図6にこの算出結果(図中「プロット数」)を示す。また、ゲーティング部125は、全プロットに対するゲーティングされたプロットの割合(図中「プロット割合」)を算出することもできる。
解析画像生成部126は、ゲーティングの結果を可視化し、解析画像を生成する。図7は解析画像の例である。同図に示すように、解析画像生成部126は、ゲーティングにより除外された(ゲーティング範囲Gに含まれない)プロットに対応する分析範囲にマスキング(黒色領域)を施して動画像に重畳させ、解析画像を生成することができる。また、解析画像生成部126は、他の方法でゲーティングの結果を可視化してもよい。
画像出力部127は、画像をディスプレイ等の表示装置に出力し、表示させる。画像出力部127は、プロット生成部124によって生成されたプロット図(図6参照)を表示させることができる。その際、画像出力部127は、ゲーティング部125によって算出されたゲーティングされたプロットの数やその割合をプロット図と共に表示させてもよい(図6参照)。また、画像出力部127は、解析画像生成部126によって生成された解析画像(図7参照)を表示させることができる。
[情報処理装置のハードウェア構成]
上記のような情報処理装置12の機能的構成は、以下に示すハードウェア構成によって実現することが可能である。
図8は、情報処理装置12のハードウェア構成を示す模式図である。同図に示すように情報処理装置12はハードウェア構成として、CPU151、GPU152、メモリ153、ストレージ154及び入出力部(I/O)155を有する。これらはバス156によって互いに接続されている。
CPU(Central Processing Unit)151は、メモリ153に格納されたプログラムに従って他の構成を制御すると共に、プログラムに従ってデータ処理を行い、処理結果をメモリ153に格納する。CPU151はマイクロプロセッサであるものとすることができる。
GPU(Graphic Processing Unit)152は、CPU151による制御を受けて、画像処理を実行する。CPU151はGPU152に並列演算処理を実行させ、特徴量の抽出を高速に行うことが可能である。GPU152はマイクロプロセッサであるものとすることができる。
メモリ153はCPU151によって実行されるプログラム及びデータを格納する。メモリ153はRAM(Random Access Memory)であるものとすることができる。
ストレージ154は、プログラムやデータを格納する。ストレージ154はHDD(hard disk drive)やSSD(solid state drive)であるものとすることができる。
入出力部155は情報処理装置12に対する入力を受け付け、また情報処理装置12の出力を外部に供給する。入出力部155は、キーボードやマウス等の入力機器やディスプレイ等の出力機器、ネットワーク等の接続インターフェイスを含む。
情報処理装置12のハードウェア構成はここに示すものに限られず、情報処理装置12の機能的構成を実現できるものであればよい。また、上記ハードウェア構成の一部又は全部はネットワーク上に存在していてもよい。
[情報処理装置の動作]
図9は、情報処理装置12の動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、動画像取得部121が動画像を取得する(St101)。動画像は上記のように、観察対象物が経時的に撮像されたものである。動画像取得部121は、取得した動画像を範囲設定部122に供給する。
範囲設定部122は、動画像において分析範囲を設定する。範囲設定部122は上記のように、動画像全体を複数に区画して分析範囲を設定(St102A)してもよく、特定領域のみに分析範囲を設定(St102B)してもよい。範囲設定部122は、分析範囲を設定した動画像を特徴量抽出部123に供給する。
特徴量抽出部123は、動画像に対して解析処理を実行し、各分析範囲について上記特徴量を抽出する(St103)。特徴量は少なくとも一つずつの第1特徴量及び第2特徴量又は少なくとも二つの第1特徴量を含む。特徴量抽出部123は抽出した特徴量をプロット生成部124に供給する。
プロット生成部124は、分析範囲毎に特徴量をプロットし、プロット図を生成する(St104)。プロット生成部124は、第1特徴量と第2特徴量をX軸及びY軸としてプロットすることができる。また、プロット生成部124は、二つの第1特徴量をX軸及びY軸としてプロットしてもよい。プロット生成部124は生成したプロット図を画像出力部127に供給する。
画像出力部127は、プロット図を表示装置に出力し、表示させる(St105)。ユーザは、プロット図を参照してゲーティング範囲を決定することができる。また、ゲーティング部125は、指定されたゲーティング範囲に含まれるプロット数やその割合を画像出力部127に供給して表示させてもよい。
ゲーティング部125は、指定されたゲーティング範囲を利用してゲーティングを行う(St106)。ゲーティング部125は、ゲーティングされた(ゲーティング範囲に含まれた)プロットに対応する分析範囲を解析画像生成部126に供給する。
解析画像生成部126は、ゲーティングの結果を可視化し、解析画像を生成する(St107)。解析画像生成部126は、解析画像を画像出力部127に供給する。
画像出力部127は、解析画像を表示装置に出力し、表示させる(St108)。ゲーティング範囲が変更されると、ゲーティング部125は新たなゲーティング範囲を利用してゲーティングを行い、解析画像生成部126は解析画像を更新して表示させることができる。
情報処理装置12は以上のような動作を行う。情報処理装置12を利用することにより、観察対象物の動き(動き量や動き領域等)を定量的に評価することが可能となり、さらに評価結果を可視的に把握することが可能となる。
[変形例]
情報処理装置12は、2つ以上の動画像を比較して解析することも可能である。以下、情報処理装置12が解析する動画像を第1動画像及び第2動画像とする。
第1動画像及び第2動画像は、異なる撮像条件での観察対象物を撮像した動画像とすることができる。具体的には、観察対象物を長時間(例えば、数時間程度)撮像した動画像を第1動画像とし、第1動画像と同一の視野で短時間(例えば、数秒程度)撮像した動画像を第2動画像することができる。また、観察対象物を長時間撮像した第1動画像の一定時間分を抽出して第2動画像としてもよい。
さらに、第1動画像及び第2動画像は、培養環境が異なる観察対象物を撮像した動画像とすることもできる。具体的には、観察対象物を通常の条件で撮像した動画像を第1動画像とし、観察対象物の培養環境を変更して第1動画像と同一の視野で撮像した動画像を第2動画像とすることができる。培養環境の変更は、例えば、薬剤投与の有無や薬剤投与からの経過時間、薬剤濃度等の変更等が挙げられる。
情報処理装置12は、上述した手法で第1動画像及び第2動画像のそれぞれから特徴量を抽出し、プロット図を生成することができる。具体的には、動画像取得部121が第1動画像を取得すると、範囲設定部122が第1動画像において分析範囲を設定する。特徴量抽出部123は各分析範囲から特徴量を抽出する。
さらに、動画像取得部121が第2動画像を取得すると、範囲設定部122が第2動画像において分析範囲を設定する。この際範囲設定部122は、第1動画像と同一の配置の分析範囲を設定する。特徴量抽出部123は、各分析範囲から第1動画像において抽出した特徴量と同一の特徴量を抽出する。
プロット生成部124は、第1動画像から抽出された特徴量と第2動画像から抽出された特徴量を共にプロットし、一つのプロット図を生成することができる。図10は、このプロット図を示す。同図に示すように、プロット図には、第1動画像から抽出された特徴量のプロットP1と第2動画像から抽出された特徴量のプロットP2が含まれる。
このように、プロットP1とプロットP2が一つのプロット図に含まれるため、第1動画像と第2動画像の特徴量の相関を得ることが可能である。
例えば、第1動画像と第2動画像の撮像時間が異なる場合には、動きの平均値を比較することにより、細胞の数時間単位の動き(細胞の遊走等)と数秒単位の動き(仮足の動き等)の相関を得ることが可能となる。
また、第1動画像と第2動画像で薬剤投与の有無が異なる場合には、動きの最大値を比較することにより、薬剤投与による影響を評価することが可能となる。
プロット図の生成後は、上述のようにゲーティング部125がゲーティングを行い、解析画像生成部128が解析画像を生成してもよい。ゲーティング部125は、一つのゲーティング範囲でプロットP1とプロットP2の両者に対してゲーティングを行ってもよく、プロットP1とプロットP2で異なるゲーティング範囲でゲーティングを行ってもよい。解析画像生成部128は、第1動画像に対する解析画像と第2動画像に対する解析画像を別々に生成することができる。
[適用例]
情報処理装置12は、例えば細胞内輸送の評価に利用することが可能である。図11は、細胞内輸送を示す模式図であり、細胞Cが物質Bを輸送する様子を示す。
動画像取得部121がこのような細胞Cを経時的に撮像した動画像を取得すると、範囲設定部122が動画像を複数に区画して分析範囲を設定する。動画像において、図11に示すように物質Bが通過する分析範囲を分析範囲A1とし、物質Bの輸送が停滞している分析範囲を分析範囲A2とする。
特徴量抽出部123は、各分析範囲について特徴量を抽出する。図12は、分析範囲A1において抽出される動き速度の時間変化を示し、図13は分析範囲A1において抽出される動き領域の時間変化を示す。図12及び図13においては、物質Bの通過に由来するピークが存在する。
図14は、分析範囲A2において抽出される動き速度の時間変化を示し、図15は分析範囲A2において抽出される動き領域の時間変化を示す。図14及び図15においては、物質Bの通過に由来するピークが存在しない。
プロット生成部124は、特徴量抽出部123によって抽出された特徴量をプロットし、プロット図を作成する。図16は、解析領域をX軸とし、動き速度最大値をY軸としたプロット図である。同図に示すように、物質輸送が活発な分析範囲(分析範囲A1等)のプロットが位置する座標(図中、H1)と物質輸送が停滞している分析範囲(分析範囲A2等)のプロットが位置する座標(図中、H2)は異なる。
このため、図16に示すようなプロット図を利用することにより、動画像の分析範囲毎に物質輸送の頻度、速度、停滞率等を評価することが可能である。物質輸送の評価には、動き速度の最大値及び解析領域の他、動き速度の平均、標準偏差、動き領域等の特徴量を利用することが可能である。
上記実施形態において説明した情報処理装置を用いて動画像を解析し、プロット図を作成した。
図17は、解析対象の動画像を示す。同図に示す動画像の全体を区画して分析範囲を設定し、各分析範囲について各種の特徴量を算出した。算出した特徴量は、各分析範囲における動き速度の平均値、最大値、標準偏差、加速度、動き領域及び解析領域である。
図18は動き速度の平均値をX軸、動き領域をY軸としたプロットである。同図に示すように、動き速度の平均値が大きくなると動き領域が増加する傾向があることが分かる。
また、上記実施形態において説明した情報処理装置を用いて肺癌細胞の動きを解析した。
図19は肺癌細胞(H1975cell)の動画像である。同図に示す動画像の全体を区画して分析範囲を設定し、各分析範囲について各種特徴量を算出した。図20及び図21は解析領域をX軸とし、動き速度の平均値をY軸としたプロットである。
図20に示すように、X軸:80〜99%、Y軸:0〜0.2μm/sの範囲(図中G1)をゲーティング範囲としてゲーティングした。図22は、ゲーティングされた(ゲーティング範囲G1に含まれた)プロットに対応する分析範囲以外の分析範囲をマスキングして生成された解析画像を示す。
また、図21に示すように、X軸:80〜99%、Y軸:0.05〜0.2μm/sの範囲(図中G2)をゲーティング範囲としてゲーティングした。図23は、ゲーティングされた(ゲーティング範囲G2に含まれた)プロットに対応する分析範囲以外の分析範囲をマスキングして生成された解析画像を示す。
さらに、図24は別の肺癌細胞(H358cell)の動画像である。同図に示す動画像の全体を区画して分析範囲を設定し、各分析範囲について各種特徴量を算出した。図25及び図26は解析領域をX軸とし、動き速度の平均値をY軸としたプロットである。
図25に示すように、X軸:80〜99%、Y軸:0〜0.2μm/sの範囲(図中G3)をゲーティング範囲としてゲーティングした。図27は、ゲーティングされた(ゲーティング範囲に含まれた)プロットに対応する分析範囲以外の分析範囲をマスキングして生成された解析画像を示す。
また、図26に示すように、X軸:80〜99%、Y軸:0.05〜0.2μm/sの範囲(図中G4)をゲーティング範囲としてゲーティングした。図28は、ゲーティングされたプロットに対応する分析範囲以外の分析範囲をマスキングして生成された解析画像を示す。
図22と図23を比較すると、ゲーティングされた(マスキングされていない)領域は大きく異なるのに対し、図27と図28を比較すると、ゲーティングされた領域の差異は小さい。このため、図19に示す肺癌細胞の動きは低速であり、図24に示す肺癌細胞の動きは高速であることがわかる。
また、また、上記実施形態において説明した情報処理装置を用いてギャップジャンクション阻害剤(グリチルリチル酸)による心筋細胞への影響を評価した。
培養された心筋細胞を撮像した動画像(以下、動画像M1)、培養された心筋細胞に低濃度のグリチルリチル酸を投与して撮像した動画像(以下、動画像M2)、培養された心筋細胞に高濃度のグリチルリチル酸を投与して撮像した動画像(以下、動画像M3)を解析した。
各動画像に対して、動画像の全体を区画して分析範囲を設定し、各分析範囲について特徴量を算出した。図29は動画像M1における特定の分析範囲についての動き速度の時間変化であり、図30は、動画像M2における特定の分析範囲についての動き速度の時間変化である。図31は、動画像M3における特定の分析範囲についての動き速度の時間変化である。
図32は、動画像M1の分析範囲毎の動き速度平均値に濃淡を付して生成された画像であり、図33は、動画像M2の分析範囲毎の動き速度平均値に濃淡を付して生成された画像である。図34は、動画像M3の分析範囲毎の動き速度平均値に濃淡を付して生成された画像である。
図33に示すように、心筋細胞に低濃度のグリチルリチル酸を投与した心筋細胞においては、伝播遅延が生じている。また、図34に示すように、心筋細胞に高濃度のグリチルリチル酸を投与した心筋細胞においては、部分的脱同調が生じている。
動き速度の平均値をX軸、動き速度の最大値をY軸としてプロットした。図35は動画像M1から生成されたプロット図であり、図36は動画像M2から生成されたプロット図である。図37は、動画像M3から生成されたプロット図である。
図36と図35を比較すると、心筋細胞に低濃度のグリチルリチル酸を投与したことにより、拍動速度(動き速度最大値)が増加し、拍動数(動き速度平均値)が低下することがわかる。さらに、拍動数のバラツキが増加(動き速度平均値と最大値の相関が低下)することが分かる。
また、図37と図35を比較すると、心筋細胞に高濃度のグリチルリチル酸を投与すると、拍動速度(動き速度最大値)が低下し、拍動数(動き速度平均値)が増加することがわかる。さらに、拍動数のバラツキが増加(動き速度平均値と最大値の相関が低下)することが分かる。
動画像の全体を区画して分析範囲を設定し、各分析範囲について各種特徴量を算出した。図38は動き領域をX軸、動き速度の最大値をY軸としたプロットである。図38に示すように、X軸:0〜72%、Y軸:1〜23μm/sの範囲(図中G5)をゲーティング範囲としてゲーティングした。図39は、解析画像の例であり、ゲーティングされたプロットに対応する分析範囲以外の分析範囲をマスキングして生成された解析画像を示す。
X軸に動き領域、Y軸に動き速度の最大値若しくは平均値などをプロットし、最大値若しくは平均値が所定値以上の領域を選択することにより、動きのある領域面積の算出が可能となる。動きのある領域面積の算出は、薬剤アッセイ時の細胞状態の評価や分化時の筋細胞評価を可能にする。
図40は、電極及び心筋細胞を撮像した動画像である。この動画像の全体を区画して分析範囲を設定し、各分析範囲について各種特徴量を算出した。図41はこの動画像から抽出した動き速度の最大値をX軸、動き速度の平均値をY軸としたプロットである。図42は、動きの波形パターンを示す模式図である。
図41に示すように、X軸:20%〜70%の範囲(図中G6)をゲーティング範囲としてゲーティングした。図42に示すように、動き速度の最大値がある高さ以上のものを取り出している。動き速度の最大値が20%以上のプロットは29.1%であり、心筋として機能しているパーツは30%といえる。
図43はゲーティングの結果を可視化した解析画像であり、ゲーティングされたプロットに対応する分析範囲以外の分析範囲をマスキングして生成された解析画像を示す
このように、各分析範囲において特定の波形パターンへの類似度を算出しプロットすることにより、ノイズ発生領域以外の領域特定、正常細胞若しくは異常細胞の特定などが可能となる。
ノイズ発生領域は通常とは異なる波形パターンを有していることが多いため、特定の波形パターンへの類似度が所定の値以上の領域を特定することによりノイズ発生領域以外の領域を特定することができる。
また、正常細胞と異常細胞とで波形パターンが異なる場合は、正常細胞若しくは異常細胞の波形パターンとの類似度を算出することにより分類を可能にする。これらのアプリケーションは、各分析範囲において特定の波形パターンが現れる回数などの特徴量においても実現可能である。
図44は、精子を撮像した動画像である。この動画像の全体を区画して分析範囲を設定し、各分析範囲について各種特徴量を算出した。図45は、この動画像から抽出した動き速度の平均値をX軸、動き領域をY軸としたプロットである。
図45に示すように、Y軸:30%〜40%の範囲(図中G7)をゲーティング範囲としてゲーティングした。図46はゲーティングの結果を可視化した解析画像であり、ゲーティングされたプロットに対応する分析範囲以外の分析範囲をマスキングして生成された解析画像を示す。
このように、精子など大きく動いている観察物を対象にこのようにプロットし、動き領域が継続的に大きい場所を特定すると、動きが遅い若しくは異常な観察物の領域を特定することができ、その領域の面積を観察物の一個当たりの面積で割ることにより数をカウントすることも可能になる。精子の場合には、観察対象の中で動いていない精子の数を算出することにより、精子運動率を求めることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、上記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成するプロット生成部と
を具備する情報処理装置。
(2)
上記(1)に記載の情報処理装置であって、
請求項1に記載の情報処理装置であって、
上記特徴量抽出部は、上記動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から上記第2の特徴量を抽出する
情報処理装置。
(3)
上記(1)又は(2)に記載の情報処理装置であって、
上記動画像において分析範囲を設定する範囲設定部
をさらに具備し、
上記特徴量抽出部は、上記分析範囲毎に上記第1の特徴量及び上記第2の特徴量を抽出し、
上記プロット生成部は、上記分析範囲毎に上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する
情報処理装置。
(4)
上記(1)から(3)のうちいずれか一つに記載の情報処理装置であって、
上記プロットに対してゲーティングを行うゲーティング部
をさらに具備する情報処理装置。
(5)
上記(1)から(4)のうちいずれか一つに記載の情報処理装置であって、
上記ゲーティング部によるゲーティングの結果を可視化し、解析画像を生成する解析画像生成部
をさらに具備する情報処理装置。
(6)
上記(1)から(5)のうちいずれか一つに記載の情報処理装置であって、
上記範囲設定部は、上記動画像に対して画像処理を施し、上記画像処理の結果に基づいて上記分析範囲を設定する
情報処理装置。
(7)
上記(1)から(6)のうちいずれか一つに記載の情報処理装置であって、
上記動画像は上記観察対象物が異なる条件で撮像された第1の動画像と第2の動画像を含み、
上記プロット生成部は、上記第1の動画像から抽出された第1の特徴量及び第2の特徴量と、上記第2の動画像から抽出された第1の特徴量及び第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する
情報処理装置。
(8)
上記(1)から(7)のうちいずれか一つに記載の情報処理装置であって、
上記特徴量抽出部は、上記動画像に対して動き解析処理を施し、上記動き解析処理の結果に基づいて上記第1の特徴量を抽出する
情報処理装置。
(9)
観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、上記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成するプロット生成部と
として情報処理装置を機能させるプログラム。
(10)
特徴量抽出部が、観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、上記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出し、
プロット生成部が、上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する
情報処理方法。
(11)
観察対象物を経時的に撮像し、動画像を生成する撮像装置と、
上記動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、上記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、上記第1の特徴量と上記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成するプロット生成部とを備える情報処理装置と
を具備する観察システム。
1…観察システム
11…撮像装置
12…情報処理装置
121…動画像取得部
122…範囲設定部
123…特徴量抽出部
124…プロット生成部
125…ゲーティング部
126…解析画像生成部
127…画像出力部
128…解析画像生成部

Claims (11)

  1. 観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、前記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記第1の特徴量と前記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成するプロット生成部と
    を具備する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記特徴量抽出部は、前記動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から前記第2の特徴量を抽出する
    情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記動画像において分析範囲を設定する範囲設定部
    をさらに具備し、
    前記特徴量抽出部は、前記分析範囲毎に前記第1の特徴量及び前記第2の特徴量を抽出し、
    前記プロット生成部は、前記分析範囲毎に前記第1の特徴量と前記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する
    情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記プロットに対してゲーティングを行うゲーティング部
    をさらに具備する情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記ゲーティング部によるゲーティングの結果を可視化し、解析画像を生成する解析画像生成部
    をさらに具備する情報処理装置。
  6. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記範囲設定部は、前記動画像に対して画像処理を施し、前記画像処理の結果に基づいて前記分析範囲を設定する
    情報処理装置。
  7. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記動画像は前記観察対象物が異なる条件で撮像された第1の動画像と第2の動画像を含み、
    前記プロット生成部は、前記第1の動画像から抽出された第1の特徴量及び第2の特徴量と、前記第2の動画像から抽出された第1の特徴量及び第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する
    情報処理装置。
  8. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記特徴量抽出部は、前記動画像に対して動き解析処理を施し、前記動き解析処理の結果に基づいて前記第1の特徴量を抽出する
    情報処理装置。
  9. 観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、前記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記第1の特徴量と前記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成するプロット生成部と
    として情報処理装置を機能させるプログラム。
  10. 特徴量抽出部が、観察対象物が経時的に撮像された動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、前記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出し、
    プロット生成部が、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成する
    情報処理方法。
  11. 観察対象物を経時的に撮像し、動画像を生成する撮像装置と、
    前記動画像に含まれる撮像時刻が異なる少なくとも二枚の画像から第1の特徴量を抽出し、前記動画像に含まれる少なくとも一枚の画像から第2の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量をプロットしたプロット図を生成するプロット生成部とを備える情報処理装置と
    を具備する観察システム。
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