JP2020166859A - 需要予測装置、需要予測方法、需要予測プログラム - Google Patents

需要予測装置、需要予測方法、需要予測プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医薬品の需要を適切に予測することのできる需要予測装置、需要予測方法及び需要予測プログラムを提供すること。【解決手段】医薬品の需要を予測するための需要予測装置であって、医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部と、出庫情報取得部で取得される医薬品の出庫の推移を学習する学習部と、学習部での学習結果に応じて医薬品の需要を予測する需要予測部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、需要予測装置、需要予測方法及び需要予測プログラムに関し、特に、医薬品の需要を予測するための需要予測装置、需要予測方法、および需要予測プログラムに関する。
医療機関はレセプト(診療報酬明細書)を支払機関(受診者が国民健康保険被保険者ならば国民健康保険団体連合会、それ以外の被保険者ならば都道府県の社会保険診療報酬支払基金)へ提出する事で、診療報酬を得ている。従来、明細書の作成には高度な専門知識と複雑な計算が必要であり、医療機関にとっては重い負担となっていたが、レセプトコンピュータ(以下、レセコンともいう)が登場し、始診療報酬点数を計算し、レセプトをオンラインで請求できるようになり、業務負担が大幅に改善されるようになった。
現在では、レセプトを提出するだけの機能に収まらなくなっており、調剤薬局における医薬品の在庫を管理する方法として、レセコンを用いた在庫管理方法が提案されている。例えば、特許文献1には、医療機関又は調剤薬局で消化された各医薬品の消化データが医薬品卸業務管理用コンピュータに通信手段(主にインターネット)を通して入力されており、医薬品卸業務管理用コンピュータは、消化データの時系列消化データを作成し、この時系列消化データを医薬品の消化間隔と消化量とによって、複数の消化パタンに分類し、複数に分類された消化パタンから各医薬品の最適な補充パタンを選択し、医療機関又は調剤薬局に補充される医薬品の補充量を算出して適正在庫を維持するようにした適正在庫管理方法が提案されている。
特開2004−284689号公報
特許文献1に開示される適正在庫管理方法では、複数に分類された消化パタンには、消化間隔と消化量とに特徴を有しない医薬品をも分類する消化パタンが含まれており、各医薬品は、何れかの消化パタンに属し、医薬品の適正在庫を維持するための演算式により自動的に処理されて、補充量とが設定されるので、極めて種類の多い医薬品の一品毎の在庫管理が容易に実施できる作用を有するとしている。
しかしながら、特許文献1に開示される適正在庫管理方法では、消化パタンの分類が不十分であり、いまだ需要予測に改善の余地がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、医薬品の需要を適切に予測することのできる需要予測装置、需要予測方法及び需要予測プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明の需要予測装置は、医薬品の需要を予測するための需要予測装置であって、医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部と、出庫情報取得部で取得される医薬品の出庫の推移を学習する学習部と、学習部での学習結果に応じて医薬品の需要を予測する需要予測部と、を備える。
本発明によれば、医薬品の需要を適切に予測することのできる需要予測装置、需要予測方法及び需要予測プログラムを提供することができる。
第1実施形態に係る在庫管理システム1の概略構成図である。 第1実施形態に係るユーザ端末3の構成及び機能の一例を示す図である。 第1実施形態に係るユーザ端末4の構成及び機能の一例を示す図である。 第1実施形態に係る需要予測サーバ5(需要予測装置)の構成及び機能の一例を示す図である。 第1実施形態に係る在庫管理システム1の処理を示すフローチャート図である(入庫処理)。 第1実施形態に係る在庫管理システム1の処理を示すフローチャート図である(適正在庫のアラート処理)。 第1実施形態に係る在庫管理システム1の処理を示すフローチャート図である(使用期限のアラート処理)。 第2実施形態に係る需要予測サーバ5(需要予測装置)の構成及び機能の一例を示す図である。 第2実施形態に係る在庫管理システム1の処理を示すフローチャート図である(予製オーダデータ生成処理)。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明の需要予測装置、需要予測方法及び需要予測プログラムを、医薬品の在庫管理システムに適用した例について説明する。また、以下の説明では、レセプトを作成するためのレセプトコンピュータが出力する調剤実績データを出庫情報として取得する例について説明する。しかし、医薬品の入出庫情報を取得するための情報は調剤実績データだけに限られない。例えば、医薬品の包装に付された表示体(例えば、文字列、デザイン、GS1コード(例えば、GTIN(JANコード標準タイプ(GTIN−13)、JANコード短縮タイプ(GTIN−8)、北米地域で利用されるU.P.C.(GTIN−12)、集合包装用商品コード(GTIN−14))や合成シンボル、製造番号、使用期限などの情報を含む)を読み取り入出庫情報として利用しても良いし、ユーザが、入出庫情報を入力するようにしてもよい。また、その他、監査システム、自動調剤機、電子カルテ、電子薬歴、電子お薬手帳などの他、店舗間移動や廃棄、医薬品の卸業者の納品データ(返品データを含む)など、外部のシステムから入出庫情報を取得するようにしてもよい。また、以下では、調剤薬局における需要予測及び在庫管理について説明するが、調剤薬局以外にも病院、診療所、介護老人保健施設、その他の医療を提供する施設など、医薬品を扱う全ての施設・機関(医薬品の卸業者、医薬品メーカーを含み、医療機関(医療法で定められた医療提供施設)に限られない)において適用可能である。
[第1実施形態]
初めに、図1を参照して在庫管理システム1の構成について説明する。在庫管理システム1は、レセコン2(レセプトコンピュータ)、ユーザ端末3、ユーザ端末4及び需要予測サーバ5(需要予測装置)などを備える。レセコン2、ユーザ端末3及びユーザ端末4は、需要予測サーバ5とネットワーク6を介して通信可能に接続されている。なお、在庫管理システム1が具備するレセコン2、ユーザ端末3、ユーザ端末4、需要予測サーバ5のそれぞれの数は任意である。ネットワーク6は、レセコン2、ユーザ端末3及びユーザ端末4が需要予測サーバ5と通信できればよく、どのような通信網で構成されていてもかまわない。また、ネットワーク6は、図示しないWEBサイトと接続されており、需要予測サーバ5は、ネットワーク6を介してWEBサイトへアクセスし、種々の情報を取得できるように構成されている。
(レセコン2)
レセコン2は、レセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピュータであり、例えば、保険請求の為のレセプト作成、診療内容の入力、窓口会計(患者の支払い料金)の計算、処方箋の発行、処方使用量の管理、お薬手帳、薬剤情報の発行、領収書発行、明細型領収書発行などの機能を有する。レセプトには、患者情報及び処方内容が記載される。患者情報としては、例えば、診察日、保険者番号・保険証の記号番号、患者の名前、生年月日、性別、住所、医療機関、診療科、病名、診療日などの情報が記載され、処方内容としては、例えば、初診(再診)の回数および点数、指導の回数および点数、処方した医薬品の品目、用法および処方量(用量、数量)と点数、処置の回数および点数、検査の回数と点数、合計の請求点数(薬剤一部負担金額)などの情報が記載される。レセコン2は、これらの情報を調剤実績データ(出庫情報)として需要予測サーバ5へ送信する。
(ユーザ端末3)
ユーザ端末3は、例えば、調剤薬局に勤務するユーザが利用する端末(例えば、スマートフォン、タブレット型PCなど)である。ユーザは、ユーザ端末3を利用して、店舗への医薬品の入出庫処理を行うことができる。ユーザ端末3に入力された医薬品の入庫情報は、調剤薬局の店舗の識別子(以下、店舗IDともいう)とともに需要予測サーバ5へ送信される。ユーザ端末3の構成及び機能の詳細については後述する。なお、本実施形態では、ユーザ端末3が備えるカメラやバーコードリーダなどの装置(以下、撮像装置ともいう)で医薬品の包装に付された表示体を読み取ることで入出庫情報を入力してもよいし、ユーザが、ユーザ端末3の入力装置を操作して入出庫情報を入力するようにしてもよい。また、医薬品の卸業者の納品データを入庫データとしてもよい(返品データを含む)。この場合、外部より電子データとして提供される入出庫データを取り込むようにしてもよい。ユーザ端末3に入力された入出庫情報は、需要予測サーバ5へ送信される。ユーザ端末3の構成及び機能の詳細については後述する。
(ユーザ端末4)
ユーザ端末4は、ユーザが利用する端末であり、ユーザ端末4が配置された調剤薬局の医薬品の在庫量などを確認するための端末として機能する。ユーザは、ユーザ端末4で医薬品の在庫量が適正であるかを確認することができ、ユーザ端末4の医薬品の在庫量が適正でない場合、ユーザ端末4にアラートが提示される。また、ユーザは、ユーザ端末4を利用して、医薬品のうち新規患者(以下、新患ともいう)を考慮しない品目の入力を行うことができる。新患を考慮しない医薬費の品目としては、例えば、特定の症状にしか用いられない特殊な医薬品などが該当する。また、ユーザは、ユーザ端末4を利用して、医薬品の需要を予測する期間を入力することができる。また、ユーザは、ユーザ端末4を利用して、店舗情報(店舗名、住所、連絡先(電話番号、メールアドレスなど)など)を入力することができる。なお、本実施形態では、ユーザ端末3と、ユーザ端末4とを別の端末としているが、ユーザ端末3とユーザ端末4とを同一の端末としてもよい。ユーザ端末4の構成及び機能の詳細については後述する。
(需要予測サーバ5)
需要予測サーバ5は、調剤薬局の各店舗の医薬品の需要を予測する。なお、本実施形態では、需要予測サーバ5は、予測した需要に基づいて、調剤薬局の各店舗の医薬品の在庫管理も行う。具体的には、需要予測サーバ5は、ネットワーク6を介して、レセコン2から送信される調剤実績データを取得し、医薬品の品目ごとの出庫の推移を学習し、学習結果に応じて医薬品の品目ごとの需要を予測する。次いで需要予測サーバ5は、予測した医薬品の品目ごとの需要に応じて、医薬品の適正な在庫量(以下、適正在庫量ともいう)を品目ごとに算出する。また、需要予測サーバ5は、ネットワーク6を介して、ユーザ端末3から送信される医薬品の品目ごとの入出庫情報を取得して、医薬品の入庫量と出庫量との差分から、調剤薬局における医薬品の品目ごとの在庫量を算出し、算出された医薬品の品目ごとの在庫量が、適正在庫量の範囲内(適正在庫量との差異の上限と下限を個数で決めてもよいし、%できめてもよい)であるか否かを判定する。需要予測サーバ5は、判定結果に応じて、アラートを報知する。例えば、在庫量が適正在庫量に対して不足している場合は、在庫量が不足していることを報知したり、不足分の発注を行う。また、在庫量が適正在庫量に対して超過している場合は、超過していることを報知する。また、需要予測サーバ5は、医薬品の使用期限の切迫も報知する。需要予測サーバ5の構成及び機能の詳細については後述する。なお、本実施形態では、需要予測サーバ5が在庫管理も行う構成となっているが、需要予測の機能と、在庫管理の機能とを別のサーバで実現するようにしてもよい。例えば、需要予測サーバ5で医薬品の需要予測を行い、需要予測サーバ5とは異なる在庫管理サーバで在庫管理を行うようにしてもよい。
(ユーザ端末3の詳細)
図2(a)は、ユーザ端末3の構成の一例を示す図、図2(b)は、ユーザ端末3の機能の一例を示す図である。図2(a)に示すように、ユーザ端末3は、通信IF300A、記憶装置300B、入力装置300C、表示装置300D、撮像装置300E及びCPU300Fなどがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。
通信IF300Aは、他の装置(本実施形態では、需要予測サーバ5)と通信するためのインターフェースである。記憶装置300Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの半導体記憶装置である。記憶装置300Bには、店舗ID、在庫管理システム1に必要なプログラムなどが記憶されている。
店舗IDは、店舗ごとに異なる識別子であり、ユーザ端末3から送信される情報に付与される。これにより、需要予測サーバ5は、受信した情報がどの店舗のユーザ端末3から送信されたものであるかを認識することができる。なお、店舗IDは、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよく、需要予測サーバ5がユーザ端末3を含む各ユーザ端末に対して付与するようにしてもよい。
入力装置300Cは、例えば、タッチパネル、キーボード、マウスなどであり、ユーザは、入力装置300Cを操作して、必要な情報を入力したり、撮像装置300Eを利用して医薬品の包装に付された表示体を撮像したりすることができる。
表示装置300Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置300Dは、在庫管理システム1の利用に必要な画面を表示する。
撮像装置300Eは、例えば、CCD(電荷結合素子)イメージセンサやCMOS(相補型MOS)イメージセンサ等の個体撮像素子やバーコードスキャナである。ユーザは、撮像装置300Eを利用して、販売対象である医薬品の包装体に付された表示体を撮像する。上述したように、この表示体には、GTINが含まれており、GTINには、事業者コード、商品アイテムコードなどの情報が含まれている。このため、表示体に含まれるGTINを読み取ることで、どの事業者のどの商品かがわかるようになっている。
また、GTINの特徴として、1つの取引単位に対して1つのGTINが設定される。例えば、2つの異なる商品(単品)や、ある商品の単品とケースのように取引単位として異なるものに、同一のGTINを設定することはできない。つまり、レセコン2から送信される調剤実績データでは、医薬品の品目が同じであれば、包装量の異なる商品であっても同じ識別番号が付与されているため、包装量の異なる商品まで在庫を管理することが難しいが、GTINを読み取り、レセコンから出力される調剤実績データと照合することで、医薬品の品目が同じであって包装量の異なる商品についても在庫の管理が可能となる。
CPU300Fは、ユーザ端末3を制御し、図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。
図2(b)に示すように、ユーザ端末3は、記憶装置制御部301、入力受付部302、表示装置制御部303、撮像装置制御部304、コード読取部305、送信部306及び受信部307などの機能を有する。なお、図2(b)に示す機能は、ユーザ端末3のROM(不図示)に記憶されたプログラムをCPU300Fが実行することにより実現される。
記憶装置制御部301は、記憶装置300Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部301は、記憶装置300Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
入力受付部302は、入力装置300Cでの入力操作を受け付ける。
表示装置制御部303は、表示装置300Dを制御する。具体的には、表示装置制御部303は、在庫管理システム1の利用に必要な画面などを表示装置300Dに表示させる。
撮像装置制御部304は、撮像装置300Eの撮像を制御する。
コード読取部305は、撮像装置300Eを利用して撮像された医薬品の包装体に付された表示体を読み取る。また、コード読取部305は、読み取った表示体の情報に、読み取った日時の情報を入庫情報として付与する。
送信部306は、入力受付部302で受け付けられた情報などを需要予測サーバ5へ送信する。また、送信部306は、コード読取部305で読み取られたGTINや使用期限、製造番号の情報及び読み取った日時の情報を入出庫情報として需要予測サーバ5へ送信する。なお、送信部306は、上記情報を送信する際に記憶装置300Bに記憶されている店舗IDを付与して需要予測サーバ5へ送信する。
受信部307は、需要予測サーバ5から送信される情報を受信する。
(ユーザ端末4の詳細)
図3(a)は、ユーザ端末4の構成の一例を示す図、図3(b)は、ユーザ端末4の機能の一例を示す図である。図3(a)に示すように、ユーザ端末4は、通信IF400A、記憶装置400B、入力装置400C、表示装置400D及びCPU400Eがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。
通信IF400Aは、他の装置(本実施形態では、需要予測サーバ5)と通信するためのインターフェースである。記憶装置400Bは、例えば、HDDやSSDなどの半導体記憶装置である。記憶装置400Bには、店舗ID、在庫管理システム1に必要なプログラムなどが記憶されている。
入力装置400Cは、例えば、マウス、キーボード、タッチパネルなどであり、ユーザは、入力装置400Cを操作して、必要な情報を入力することができる。ユーザは、入力装置400Cを操作して、新患を考慮しない医薬品の品目の情報の入力及び医薬品の需要を予測する期間の情報の入力を行うことができる。
表示装置400Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置400Dは、在庫管理システム1の利用に必要な画面などを表示する。
CPU400Eは、ユーザ端末4を制御し、図示しないROM及びRAMを備えている。
図3(b)に示すように、ユーザ端末4は、記憶装置制御部401、入力受付部402、表示装置制御部403、送信部404及び受信部405などの機能を有する。なお、図3(b)に示す機能は、ユーザ端末4のROM(不図示)に記憶されたプログラムをCPU400Eが実行することにより実現される。
記憶装置制御部401は、記憶装置400Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部401は、記憶装置400Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
入力受付部402は、入力装置400Cでの入力操作を受け付ける。入力受付部402は、例えば、ユーザが入力した新患を考慮しない医薬品の品目の情報及び医薬品の需要を予測する期間の情報を受け付ける。
表示装置制御部403は、表示装置400Dを制御する。具体的には、表示装置制御部403は、在庫管理システム1の利用に必要な画面などを表示装置400Dに表示させる。
送信部404は、入力受付部402で受け付けられた情報などを需要予測サーバ5へ送信する。なお、送信部404は、上記情報を送信する際に記憶装置400Bに記憶されている店舗IDを付与して需要予測サーバ5へ送信する。
受信部405は、需要予測サーバ5から送信される情報を受信する。
(需要予測サーバ5の詳細)
図4(a)は、需要予測サーバ5の構成の一例を示す図、図4(b)は、需要予測サーバ5の機能の一例を示す図である。図4(a)に示すように、需要予測サーバ5は、通信IF500A、記憶装置500B及びCPU500Cがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。また、需要予測サーバ5は、図示しないRTCを備え、日時を計測する。
通信IF500Aは、他の装置(本実施形態では、レセコン2、ユーザ端末3及びユーザ端末4)と通信するためのインターフェースである。
記憶装置500Bは、例えば、HDDやSSDなどの半導体記憶装置である。記憶装置500Bには、店舗情報(店舗名、住所、連絡先など)、入庫情報、出庫情報、在庫情報、在庫されている医薬品の使用期限、適正在庫量などの情報が店舗ごとに店舗IDに関連付けて記憶されている。また、サーバID、需要予測プログラム及び在庫管理プログラムなどが記憶されている。
ここで、在庫情報は、後述の在庫量算出部510で算出される医薬品の品目ごとの在庫量である。また、使用期限は、後述の使用期限取得部511で取得される店舗に在庫されている各医薬品の使用期限である。また、適正在庫量は、後述の適正在庫量算出部509で算出される店舗の適正在庫量である。なお、店舗情報、入庫情報、出庫情報については既に説明したため重複する説明を省略する。
CPU500Cは、需要予測サーバ5を制御し、図示しないROM及びRAMを備えている。
図4(b)に示すように、需要予測サーバ5は、受信部501、入庫情報取得部502、出庫情報取得部503、受付部504(第1,第2受付部)、天候情報取得部505、施設情報取得部506、学習部507、需要予測部508、適正在庫量算出部509、在庫量算出部510、使用期限取得部511、判定部512(第1,第2判定部)、アラート報知部513、記憶装置制御部514、発注部515及び送信部516などの機能を有する。なお、図4(b)に示す機能は、需要予測サーバ5のROM(不図示)に記憶された需要予測プログラム及び在庫管理プログラムをCPU500Cが実行することにより実現される。
受信部501は、レセコン2、ユーザ端末3、ユーザ端末4から送信される情報を受信する。
入庫情報取得部502は、受信部501で受信した情報から、ユーザ端末3から送信された入庫情報を取得する。取得された入庫情報は、店舗IDに関連付けて記憶装置制御部514により記憶装置500Bに記憶される。
出庫情報取得部503は、受信部501で受信した情報から、レセコン2から送信された出庫情報を取得する。取得された出庫情報は、店舗IDに関連付けて記憶装置制御部514により記憶装置500Bに記憶される。
受付部504は、受信部501で受信した情報から、ユーザ端末4から送信された新患を考慮しない医薬品の品目の情報を受け付ける。また、受付部504は、受信部501で受信した情報から、ユーザ端末4から送信された医薬品の需要を予測する期間の情報を受け付ける。
天候情報取得部505は、WEBサイトにアクセスし、店舗住所の地域の天気、気圧、気温の少なくとも一方の情報を含む天候情報を日付情報とともに取得する。なお、この天候情報は、ユーザがユーザ端末4へ入力したものを利用するようにしてもよい。
施設情報取得部506は、WEBサイトにアクセスし、店舗周辺の施設情報、例えば、医療機関、学校、など、医薬品の需要に影響を有する施設の種別及び規模(人数など)の情報を取得する。店舗の住所は、店舗情報から取得できる。なお、この施設情報は、ユーザがユーザ端末4へ入力したものを利用するようにしてもよい。また、将来的に建築される施設の情報でもよい。
学習部507は、出庫情報取得部503で取得される各店舗の医薬品の出庫の推移を学習する。具体的には、学習部507は、以下の(1)から(5)の関係を学習する。なお、学習部507は、新たな入庫情報や出庫情報が取得されると下記(1)から(5)の関係を逐次学習する。
(1)学習部507は、調剤実績データに含まれる日付情報、患者情報、及び患者への医薬品の品目ごとの処方量の情報から、患者の来局間隔と該患者の医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習する。これにより、後述の需要予測部508において、患者の来局間隔から前記患者の今後の来局予定を推定することが可能となる。そして、需要予測部508は、推定した患者の今後の来局予定に基づいて、医薬品の需要を予測する。
(2)学習部507は、調剤実績データに含まれる日付情報及び医薬品の品目ごとの処方量の情報から、医薬品の品目ごとの処方量と季節(春夏秋冬)との関係、換言すると、春(例えば、3月―5月)、夏(例えば、6月―8月)、秋(例えば、9月―11月)、冬(例えば、12月―2月)、のそれぞれについて、医薬品の品目ごとの処方量を学習する。これにより、後述の需要予測部508において、季節に基づいて、春、夏、秋、冬ごとの医薬品の需要を予測することができる。なお、四季(春夏秋冬)には、一般的に決まった区切りがないため、上記区切りはあくまで一例であり、春夏秋冬のそれぞれをいつからいつまでにするかは、任意に決めてもよい。
(3)学習部507は、天候情報取得部505で取得される天候情報(天気(例えば、晴れ、雨、霧など)、気圧、気温の情報)、調剤実績データに含まれる日付情報、及び医薬品の品目ごとの処方量の情報から、医薬品の品目ごとの処方量と天候との関係を学習する。これにより、後述の需要予測部508において、天候情報に基づいて、医薬品の需要を予測することができる。
(4)学習部507は、調剤実績データに含まれる日付情報、患者情報、及び患者への前記医薬品の品目ごとの処方量の情報から、新規患者の来局頻度(新規患者が来局する確率)と新規患者へ処方される医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習する。これにより、後述の需要予測部508は、新規患者の来局頻度に基づいて、医薬品の需要を予測することができる。
なお、学習部507は、受付部504で受け付けられた医薬品の品目については、新患の来局頻度を考慮しない。換言すると、学習部507は、受付部504で受け付けられた医薬品の品目については、学習の際に、新規患者の来局頻度を考慮しない。これにより、特定の症状にしか用いられない特殊な医薬品などの過剰在庫が発生することを防止できる。
(5)学習部507は、施設情報取得部506で取得される施設情報(医療機関、学校など、医薬品の需要に影響を有する施設の種別及び規模の情報)、及び医薬品の品目ごとの処方量の情報から、施設情報と医薬品の品目ごとの処方量との関係、換言すると、どのような施設(種別と規模)があればどれだけ医薬品の需要があるかを医薬品の品目ごとに学習する。これにより、後述の需要予測部508は、施設情報に基づいて、医薬品の需要を予測することができる。この場合、需要予測部508は、将来、店舗の周辺に建設される予定の施設の種別及び規模から医薬品の品目ごとの需要を予測することが可能となる。
需要予測部508は、学習部507での学習結果に応じて各店舗の医薬品の需要を予測する。ここで、需要予測部508は、受付部504で受け付けられた医薬品の需要を予測する期間に基づいて、医薬品の需要を予測する。具体的には、需要予測部508は、受付部504で受け付けられた期間の医薬品の需要を品目ごとに予測する。
適正在庫量算出部509は、需要予測部508で予測される医薬品の需要に応じて、医薬品の適正在庫量を品目ごとに算出する。
在庫量算出部510は、入庫情報取得部502で取得される医薬品の入庫量と、出庫情報取得部503で取得される医薬品の出庫量との差分から、各店舗における医薬品の在庫量を品目ごとに算出する。
使用期限取得部511は、受信部501で受信した情報から、ユーザ端末3から送信された入庫情報から医薬品の使用期限と製造番号を取得する。
判定部512は、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量の範囲内であるか否かを判定する。
より具体的には、判定部512は、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量の範囲を超えているか、適正在庫量の範囲内であるか、適正在庫量の範囲未満であるかを判定する。
また、判定部512は、各店舗に在庫されている医薬品の使用期限までの期間が所定期間(例えば、使用期限まで1カ月、1週間など)内であるか否かを医薬品の品目ごとに判定する。具体的には、判定部512は、記憶装置500Bに記憶されている各店舗の入庫情報に含まれている医薬品の使用期限と、現在日時とを比較し、医薬品の使用期限までの期間が所定期間内であるか否かを判定する。判定部512は、所定の周期で上記判定を行う。
アラート報知部513は、判定部512での判定結果に応じてアラートを報知する。具体的には、判定部512での判定結果が、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量の範囲内でない場合、その旨をアラートとして該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。
より具体的には、判定部512での判定結果が、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量の範囲を超えている場合、過剰在庫である旨(例えば、「品目○○の在庫量が、○○錠だけ適正在庫量を超えています」)のアラートを該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。
また、判定部512での判定結果が、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量の範囲未満である場合、在庫が足りない旨(例えば、「品目○○の在庫量が、○○錠だけ適正在庫量を下回っていましたので、発注しました。」)のアラートを該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。
また、アラート報知部513は、判定部512での判定結果が、各店舗に在庫されている医薬品の使用期限までの期間が所定期間内である場合、その旨をアラートとして該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。なお、予め登録された連絡先(例えば、メールアドレス等)にもアラートを送信するようにしてもよい。
記憶装置制御部514は、記憶装置500Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部514は、記憶装置500Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
発注部515は、判定部512での判定結果が、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量を下回る場合、適正在庫量を下回った品目の医薬品を適正在庫量の上限となるまで発注する発注情報を医薬品の卸業者の端末へ送信するように送信部516へ指示する。なお、発注量は、予め医薬品の品目ごとに決めておいてもよい。また、発注部515は、医薬品の卸業者の端末以外に、近隣の調剤薬局の端末(例えば、ユーザ端末4)に対して発注情報を送信するように送信部516へ指示するようにしてもよい。
送信部516は、適正在庫量算出部509で算出された各店舗の医薬品の品目ごとの適正な在庫量、在庫量算出部510で算出された各店舗における品目ごとの医薬品の在庫量、アラート報知部513によるアラートを該当するユーザ端末4へ送信する。また、送信部516は、発注部515による医薬品の発注情報を医薬品の卸業者の端末や近隣の調剤薬局の端末(例えば、ユーザ端末4)へ送信する。
(在庫管理システム1の処理)
以下、図5から図7を参照して、第1実施形態に係る在庫管理システム1の処理について説明する。
(入庫処理)
初めに、在庫管理システム1の入庫処理の一例について図5を参照して説明する。
(ステップS101)
ユーザは、ユーザ端末3を利用して、入庫した医薬品の包装体を読み取る。具体的には、ユーザ端末3の撮像装置300Eを入庫した医薬品の包装体にかざし、入力装置300Cを操作して包装体に印字又は貼付された表示体を撮像する。ユーザによる撮像操作は入力受付部302で受け付けられ、撮像装置制御部304は、入力受付部302で受け付けられた撮像操作に基づいて、撮像装置300Eを制御して撮影を行う。記憶装置制御部301は、撮影された画像(撮影画像)を記憶装置300Bへ記憶する。
(ステップS102)
ユーザ端末3のコード読取部305は、記憶装置300Bへ記憶された表示体の撮影画像から包装体に収納されている医薬品の品目(薬品名、メーカ名、販売会社名、GTIN、製造番号など)を読み取る。
(ステップS103)
ユーザ端末3のコード読取部305は、記憶装置300Bへ記憶された表示体の撮影画像から包装体に収納されている医薬品の使用期限を取得する。
(ステップS104)
ユーザ端末3は、撮影回数に基づいて、各医薬品の入庫個数を取得する。なお、ユーザが入力した個数を取得するようにしてもよい。
(ステップS105)
ユーザ端末3の送信部306は、取得した医薬品の品目と個数、製造番号及び使用期限などの入庫情報に店舗IDを付して需要予測サーバ5へ送信する。なお、ステップS101からS104に代えて手作業で入庫情報を作成するほか、医薬品の卸業者などから電子データとして提供される入庫情報を取得するなどしてもよい。
(ステップS106)
需要予測サーバ5の受信部501は、ユーザ端末3から送信される入庫情報及び店舗IDを受信する。需要予測サーバ5の記憶装置制御部514は、受信部501で受信した入庫記録を店舗IDに関連付けて記憶装置500Bへ記憶する。
(適正在庫のアラート処理)
次に、在庫管理システム1の適正在庫のアラート処理の一例について図6を参照して説明する。なお、図6に示す適正在庫のアラート処理は、定期的及び/又は不定期(例えば、新たな入庫情報や出庫情報が取得された際や、受付部504で情報が受け付けられた際など)に実行される。
(ステップS201)
需要予測サーバ5の需要予測部508は、学習部507での学習結果に応じて各店舗の医薬品の需要を予測する。なお、需要予測部508は、受付部504で受け付けられた医薬品の需要を予測する期間に基づいて、医薬品の需要を予測する。
(ステップS202)
適正在庫量算出部509は、需要予測部508で予測される医薬品の需要に応じて、医薬品の適正な在庫量を品目ごとに算出する。
(ステップS203)
在庫量算出部510は、入庫情報取得部502で取得される医薬品の入庫量と、出庫情報取得部503で取得される医薬品の出庫量との差分から、各店舗における医薬品の在庫量を品目ごとに算出する。
(ステップS204)
判定部512は、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された在庫量の範囲内であるか否かを判定する。判定部512は、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された在庫量の範囲内にある場合(YES)、適正在庫のアラート処理を終了する。また、判定部512は、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された在庫量の範囲内にない場合(NO)、ステップS205の処理へ移行する。
(ステップS205)
判定部512は、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された在庫量の範囲内を超えているか、換言すると在庫量が過剰であるか否かを判定する。判定部512は、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された在庫量の範囲を超えている場合(YES)、ステップS206の処理へ移行する。また、判定部512は、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された在庫量の範囲を超えていない場合(NO)、ステップS207の処理へ移行する。
(ステップS206)
アラート報知部513は、過剰在庫である旨(例えば、「品目○○の在庫量が、○○錠だけ適正在庫量を超えています」)のアラートを該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。このアラートは、ユーザ端末4の受信部405で受信され、表示装置制御部403により表示装置400Dに表示される。なお、予め登録された連絡先(例えば、メールアドレス等)にもアラートを送信するようにしてもよい。
(ステップS207)
発注部515は、判定部512での判定結果が、在庫量算出部510で算出された医薬品の品目ごとの在庫量が適正在庫量算出部509で算出された適正在庫量を下回る場合、適正在庫量を下回った品目の医薬品を適正在庫量の上限となるまで発注する発注情報を医薬品の卸業者の端末へ送信するように送信部516へ指示する。送信部516は、発注部515による医薬品の発注情報を医薬品の卸業者の端末へ送信する。なお、医薬品の卸業者の端末以外に、近隣の調剤薬局の端末(例えば、ユーザ端末4)に対して発注情報を送信するようにしてもよい。
(ステップS208)
アラート報知部513は、在庫が足りない旨(例えば、「品目○○の在庫量が、○○錠だけ適正在庫量を下回っていましたので、発注しました。」)のアラートを該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。このアラートは、ユーザ端末4の受信部405で受信され、表示装置制御部403により表示装置400Dに表示される。なお、予め登録された連絡先(例えば、メールアドレス等)にもアラートを送信するようにしてもよい。
(使用期限のアラート処理)
次に、在庫管理システム1の使用期限のアラート処理の一例について図7を参照して説明する。なお、図7に示す使用期限のアラート処理は、定期的及び/又は不定期(例えば、新たな入庫情報や出庫情報が取得された際や、受付部504で情報が受け付けられた際など)に実行される。
(ステップS301)
判定部512は、各店舗に在庫されている医薬品の使用期限までの期間が所定期間内であるか否かを医薬品ごとに判定する。具体的には、判定部512は、記憶装置500Bに記憶されている各店舗の入庫情報に含まれている医薬品の使用期限と、現在日時とを比較し、医薬品の使用期限までの期間が所定期間内であるか否かを判定する。需要予測サーバ5は、医薬品の使用期限までの期間が所定期間内でない場合(NO)、使用期限のアラート処理を終了する。また、需要予測サーバ5は、医薬品の使用期限までの期間が所定期間内である場合(YES)、ステップS302の処理へ移行する。
(ステップS302)
アラート報知部513は、判定部512での判定結果が、各店舗に在庫されている医薬品の使用期限までの期間が所定期間内である場合、その旨をアラートとして該当する店舗のユーザ端末4へ送信するように送信部516へ指示する。このアラートは、ユーザ端末4の受信部405で受信され、表示装置制御部403により表示装置400Dに表示される。なお、予め登録された連絡先(例えば、メールアドレス等)にもアラートを送信するようにしてもよい。
以上のように、需要予測サーバ5は、調剤薬局における医薬品の在庫を管理するための需要予測装置である。需要予測サーバ5は、医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部503と、出庫情報取得部503で取得される医薬品の出庫の推移を学習する学習部507と、学習部507での学習結果に応じて医薬品の需要を予測する需要予測部508とを備えている。このため、医薬品の需要を適切に予測することができ、需要予測サーバ5を在庫管理に利用にした場合、医薬品の過剰在庫や欠品リスクを抑制して、各店舗にあった適正な在庫量を保つことができる。
また、需要予測サーバ5の出庫情報取得部503は、レセプトを作成するためのレセプトコンピュータや電子カルテなどが出力する調剤実績データを取得する。既に調剤薬局の各店舗、各医療機関に導入されているレセコンや電子カルテから出力される調剤実績データを利用するので、導入コストを抑制することができる。
また、需要予測サーバ5の学習部507は、調剤実績データに含まれる日付情報、患者情報、及び患者への医薬品の品目ごとの処方量の情報から、患者の来局間隔と該患者の医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習する。このため、需要予測部508において、患者の来局予定に基づいて、医薬品の需要を予測することができる。
また、需要予測サーバ5の学習部507は、調剤実績データに含まれる日付情報及び医薬品の品目ごとの処方量の情報から、医薬品の品目ごとの処方量と季節との関係を学習する。このため、需要予測部508において、季節に基づいて、医薬品の需要を予測することができる。
また、需要予測サーバ5は、天気及び気温の少なくとも一方の情報を含む天候情報を日付情報とともに取得する天候情報取得部505を備えている。そして、需要予測サーバ5の学習部507は、天候情報取得部505で取得される天候情報、調剤実績データに含まれる日付情報、及び医薬品の品目ごとの処方量の情報から、医薬品の品目ごとの処方量と天候との関係を学習する。このため、需要予測部508は、天候に基づいて、医薬品の需要を予測することができる。
また、需要予測サーバ5の学習部507は、調剤実績データに含まれる日付情報、患者情報、及び患者への前記医薬品の品目ごとの処方量の情報から、新規患者の来局頻度と新規患者へ処方される医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習する。このため、需要予測部508は、新規患者の来局頻度に基づいて、医薬品の需要を予測することができる。
また、需要予測サーバ5は、医薬品の品目を受け付ける受付部504(第1受付部)を備えている。そして、需要予測サーバ5の学習部507は、医薬品のうち受付部504で受け付けられた品目について、学習の際に新規患者の来局頻度を考慮しない。これにより、特定の症状にしか用いられない特殊な医薬品などの過剰在庫が発生することを防止できる。
また、需要予測サーバ5は、店舗周辺の施設情報を取得する施設情報取得部506を備えている。そして、需要予測サーバ5の学習部507は、施設情報取得部506で取得される施設情報、及び医薬品の品目ごとの処方量の情報から、施設情報と医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習する。このため、需要予測部508は、施設情報に基づいて、医薬品の需要を予測することができる。
また、需要予測サーバ5は、医薬品の需要を予測する期間を受け付ける受付部504(第2受付部)を備えている。そして、需要予測サーバ5の需要予測部508は、受付部504で受け付けられた期間の医薬品の需要を予測する。このため、必要な在庫量を予測する期間を自由に変更することができ、利便性が向上する。
また、需要予測サーバ5は、医薬品の入庫情報を取得する入庫情報取得部502と、入庫情報取得部502で取得される医薬品の入庫量と、出庫情報取得部503で取得される医薬品の出庫量との差分から、医薬品の在庫量を算出する在庫量算出部510と、在庫量算出部510で算出された医薬品の在庫量が、適正在庫量算出部509で算出された在庫量の範囲内であるか否かを判定する判定部512と、判定部512での判定結果に応じて、アラートを報知するアラート報知部513とを備えている。このため、医薬品の過剰在庫や欠品リスクを防止して、各店舗にあった適正な在庫量を確保することができる。
また、需要予測サーバ5は、医薬品の使用期限を取得する使用期限取得部511と、使用期限までの期間が所定期間内であるか否かを判定する判定部512(第2判定部)と、判定部512での判定結果に応じて、アラートを報知するアラート報知部513とを備えている。このため、使用期限までの期間が所定期間内である医薬品を事前に知ることができ、該医薬品を必要としている他の店舗で利用したり、業者へ返品・転売することができ、使用期限が過ぎることによる損失が生じることを抑制することができる。
[第1実施形態の変形例]
また、需要予測サーバ5に調剤薬局、医療機関及び医薬品の卸業者の少なくとも1以上の休日情報を取得する休日情報取得部を備え、学習部507は、休日情報取得部で取得される休日情報、調剤実績データに含まれる日付情報、及び医薬品の品目ごとの処方量の情報から、休日情報と医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習するようにしてもよい。これにより、需要予測部508において、休日情報に基づいて、医薬品の需要を予測することができる。なお、休日情報は、ユーザがユーザ端末4へ入力したものを利用するようにしてもよい。また、これら休日情報をもとに発注すべきタイミングと量をも考慮した発注を行うことができる。
また、ある患者に処方されていた医薬品が変更になった場合(例えば、ジェネリックに変更になった場合など)、需要予測部508は、前記患者に処方される医薬品の需要を変更後の医薬品で予測することが好ましい。
また、需要予測サーバ5の学習部507が医師毎に処方する医薬品の傾向(例えば、漢方薬を多く処方する医師であるなど)を学習するようにしてもよい。これにより、需要予測部508は、医師を考慮して、医薬品の需要を予測することができる。
また、外部システムから訃報情報を訃報情報取得部が取得して、訃報情報により死亡が確認された患者については、需要予測部508による医薬品の需要の予測から外すようにしてもよい。
また、需要予測部508は、疾患名を考慮して医薬品の需要を予測するようにしてもよい。疾患名から必要な医薬品の品目と用量や再度の来局確率が予めわかる為、疾患名と、必要な医薬品の品目及び用量、再度の来局確率を予め格納したデータベースを参照する等することにより、需要予測部508は、疾患名を考慮して医薬品の需要を予測することができる。なお、再度の来局確率は、例えば、急性か慢性かで異なる(急性の代表的なものは、例えば、インフルエンザであり、インフルエンザで来局した場合、基本的に再度の来局はない(再度の来局確率がゼロ又は非常に低い)と考えることができる。
[第2実施形態]
通常、医薬品の予製(来局と処方される医薬品が略確定している患者に対して、予め医薬品を調製しておくこと。慢性期や施設の患者に対して多く、調剤量も著しく多いこともあり処方箋を受け付けてから調剤を行うとその他の患者を長時間待たせてしまうため前もって空き時間に行われることが多い。)を行う場合、余剰在庫から必要な医薬品をピックアップして予製を行なっている。しかし上記第1実施形態では、需要予測部508を備え、医薬品の需要を予測しているため余剰在庫が略又はあまり生じないことから、医薬品の予製を行う際に、予製に必要な医薬品を揃えられない、又は仮に揃えられたとしても別の患者に対して欠品が発生してしまうという虞がある。本実施形態では、このような事態を回避できる実施形態について説明する。
図8は、第2実施形態に係る需要予測サーバ5(需要予測装置)の機能の一例を示す図である。なお、第2実施形態に係る需要予測サーバ5の構成は、図4(a)を参照して説明した第1実施形態に係る需要予測サーバ5と同じであるため、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図8に示すように、需要予測サーバ5は、受信部501、入庫情報取得部502、出庫情報取得部503、受付部504(第1〜第3受付部)、天候情報取得部505、施設情報取得部506、学習部507、需要予測部508、適正在庫量算出部509、在庫量算出部510、使用期限取得部511、判定部512(第1,第2判定部)、アラート報知部513、記憶装置制御部514、発注部515、送信部516、履歴取得部521(履歴情報取得部)、予製オーダデータ生成部522などの機能を有する。なお、図8に示す機能は、需要予測サーバ5のROM(不図示)に記憶された需要予測プログラム及び在庫管理プログラムをCPU500Cが実行することにより実現される。
本実施形態では、需要予測サーバ5の記憶装置500Bには、予製の履歴(以下、予製履歴ともいう)が記憶されている。予製履歴は、例えば、過去に行った予製の作成日付(以下、予製日ともいう)、予製に必要となった医薬品の品目とその数量、予製を行った患者ID、などの情報である。なお、予製履歴の情報は、必ずしも需要予測サーバ5の記憶装置500Bに記憶されている必要はなく、ネットワーク6を介して接続された他のサーバ等に記憶されていてもよい。
履歴取得部521は、調剤実績データ(処方履歴、調剤実績データ)及び予製履歴の情報を取得する。なお、履歴取得部521は、レセコン2(レセプトコンピュータ)及び需要予測サーバ5以外から調剤実績データ及び予製履歴の情報を取得するようにしてもよい。
予製オーダデータ生成部522は、ユーザ端末3又はユーザ端末4から予製オーダデータ生成の申請(患者及び予製日の指定情報)が送信されると、指定された患者の調剤実績データ及び予製履歴の情報を、予製オーダデータ生成を申請したユーザ端末3又はユーザ端末4へ送信する。
また、予製オーダデータ生成部522は、ユーザ端末3又はユーザ端末4から送信された予製オーダデータ生成の申請内容(医薬品等の情報)に基づいて、医薬品を発注するためのデータ(予製オーダデータ)を生成する。
(在庫管理システム1の処理)
以下、図9を参照して、第2実施形態に係る在庫管理システム1の処理について説明する。
(予製オーダデータ生成処理)
在庫管理システム1の予製オーダデータ生成処理の一例について図9を参照して説明する。
(ステップS401)
需要予測サーバ5の受付部504(第3受付部)は、予製オーダデータ生成の申請(患者及び予製日の指定情報)を受け付ける。
(ステップS402)
需要予測サーバ5の予製オーダデータ生成部522は、受付部504で予製オーダデータ生成の申請(患者及び予製日の指定情報)が受け付けられると、指定された患者の調剤実績データ及び予製履歴の情報を、予製オーダデータ生成を申請したユーザ端末3又はユーザ端末4へ送信する。送信された情報は、ユーザ端末3の表示装置300D又はユーザ端末4の表示装置400Dに表示される。なお、提示される履歴情報は、前回分だけを提示してもよいし、複数回分を提示するようにしてもよい。また、所定期間分の履歴情報を提示してもよいし、ユーザが回数や期間を指定できるように構成してもよい。
(ステップS403)
ユーザは、提示された履歴情報を必要に応じて変更する操作を行う。具体的には、ユーザは、提示された履歴情報の内容を必要に応じて変更する。この変更には、例えば、医薬品の変更(例えば、効果・効能が同じ他の医薬品(例えば、ジェネリック医薬品)に切り替える場合など)、用法(服薬方法の変更など)および処方量(用量、数量)の変更、医薬品の追加、医薬品の削除などが含まれる。変更内容は、ネットワーク6を介して需要予測サーバ5へ送信され、需要予測サーバ5の受付部504で受け付けられる。
(ステップS404)
需要予測サーバ5の予製オーダデータ生成部522は、受付部504で受け付けられた情報(変更内容)に基づいて、発注用データである予製オーダデータを生成する。この予製オーダデータには、予製に必要な医薬品(品目)とその数量及び予製日の情報が含まれる。
なお、発注部515は、予製オーダデータ生成部522により生成された予製オーダデータに基づいて、発注情報を医薬品の卸業者の端末へ送信するように送信部516へ指示する。また、発注部515は、医薬品の卸業者の端末以外に、近隣の調剤薬局の端末(例えば、ユーザ端末4)に対して発注情報を送信するように送信部516へ指示するようにしてもよい。なお、発注部515は、予製オーダデータに含まれる予製日前に予製に必要な医薬品の在庫が確保されるように、発注を行う。
なお、上記説明では患者を指定して患者ごとに予製オーダデータを生成しているが、医薬品の変更、削除、用法および処方量の変更などは、患者ごとではなく一括して行うことができるように構成しても良い。例えば、同じ医薬品が複数の患者の予製に使用されており、この医薬品を変更する場合、患者ごとに医薬品の変更を行うのは大変であるが、一括して医薬品を変更できるため利便性が向上する。
また、需要予測サーバ5の受付部504は、予製から除外する患者や医薬品を受け付けるようにしてもよい。予製オーダデータ生成部522は、受付部504で受け付けられた患者や医薬品を予製オーダデータの生成から除外する。このように、予製の必要が無くなった患者や医薬品(例えば、該患者が完治、引っ越し、死去した場合、医薬品の場合は、頓服のような性質のものや高額なもの、その他特殊な医薬品など)を除外して予製オーダデータを生成すれば利便性が向上する。
また、履歴情報(調剤実績データ及び予製履歴)に基づいて、予製オーダデータを作成すべき患者や予製に必要な医薬品の品目とその数量を予測し、提示する(リコメンドする)構成としてもよい。具体的には、需要予測サーバ5に予製予測部を備える。予製予測部は、履歴情報に含まれる日付情報、患者情報に基づいて、患者の来局間隔と該患者の医薬品の品目ごとの処方量、用法等の関係を学習し、次回来局予定日を予測する。次いで、該予測された患者の次回来局予定時に必要となる医薬品の品目とその処方量、用法等を予測し、ユーザ端末3及びユーザ端末4の少なくとも一方に、予製オーダデータを作成すべき患者とその内容を、該次回来局予定日より一定期間前からリコメンド情報として提示することで、利便性が向上する。
[その他の実施形態]
上記第1,第2実施形態及び第1実施形態の変形例では、入庫情報として、ユーザ端末3の撮像装置で医薬品に付された表示体を読み取った情報を利用しているが、店舗の店員がユーザ端末3の入力装置300Cを操作して入庫情報を入力する構成としてもよい。また、出庫情報として、レセコン2から出力される調剤実績データを利用しているが、店舗の店員がユーザ端末3の入力装置300Cを操作して出庫情報を入力する構成としてもよい。また、監査システム、自動調剤機、電子カルテ、電子薬歴、電子お薬手帳などの他、店舗間移動や廃棄、医薬品の卸業者の納品データ(返品データを含む)など、外部のシステムから入出庫情報を取得するようにしてもよい。また、上記実施形態では、調剤薬局における需要予測及び在庫管理について説明したが、調剤薬局以外にも病院、診療所、介護老人保健施設、その他の医療を提供する施設など、医薬品を扱う全ての施設・機関(医薬品の卸業者、医薬品メーカーを含み、医療機関(医療法で定められた医療提供施設)に限らない)において適用可能である。
また、第1実施形態において、需要予測サーバ5の受付部504は、医薬品の変更を受け付け、医薬品の一括変更を受け付けた場合、変更対象の医薬品を変更後の医薬品に一括して変更し、需要予測部508は、変更後の内容で、学習部507での学習結果に応じて各店舗の医薬品の需要を予測するようにしてもよい。
また、需要予測サーバ5の受付部504は、医薬品の変更を受け付け、医薬品の個別変更を受け付けた場合、医薬品変更の対象となる患者を受け付け、受け付けた患者について、変更対象の医薬品を変更後の医薬品に一括して変更し、需要予測部508は、変更後の内容で、学習部507での学習結果に応じて各店舗の医薬品の需要を予測するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、医薬品の需要を適切に予測することのできる需要予測装置、需要予測方法及び需要予測プログラムを提供することができる。
1 在庫管理システム
2 レセコン(レセプトコンピュータ)
3 ユーザ端末
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E 撮像装置
300F CPU
301 記憶装置制御部
302 入力受付部
303 表示装置制御部
304 撮像装置制御部
305 コード読取部
306 送信部
307 受信部
4 ユーザ端末
400A 通信IF
400B 記憶装置
400C 入力装置
400D 表示装置
400F CPU
401 記憶装置制御部
402 入力受付部
403 表示装置制御部
404 送信部
405 受信部
5 需要予測サーバ(需要予測装置)
500A 通信IF
500B 記憶装置
500C CPU
501 受信部
502 入庫情報取得部
503 出庫情報取得部
504 受付部(第1〜第3受付部)
505 天候情報取得部
506 施設情報取得部
507 学習部
508 需要予測部
509 適正在庫量算出部
510 在庫量算出部
511 使用期限取得部
512 判定部(第1,第2判定部)
513 アラート報知部
514 記憶装置制御部
515 発注部
516 送信部
521 履歴取得部
522 予製オーダデータ生成部
6 ネットワーク

Claims (20)

  1. 医薬品の需要を予測するための需要予測装置であって、
    前記医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部と、
    前記出庫情報取得部で取得される前記医薬品の出庫の推移を学習する学習部と、
    前記学習部での学習結果に応じて前記医薬品の需要を予測する需要予測部と、
    を備えることを特徴とする需要予測装置。
  2. 前記学習部は、
    前記出庫情報に含まれる日付情報、患者情報、及び患者への前記医薬品の品目ごとの処方量の情報から、前記患者の来局間隔と該患者の前記医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習し、
    需要予測部は、
    前記患者の来局予定に基づいて、前記医薬品の需要を予測することを特徴とする請求項1に記載の需要予測装置。
  3. 前記学習部は、
    前記出庫情報に含まれる日付情報及び前記医薬品の品目ごとの処方量の情報から、前記医薬品の品目ごとの処方量と季節との関係を学習し、
    前記需要予測部は、
    前記季節に基づいて、前記医薬品の需要を予測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の需要予測装置。
  4. 天気及び気温の少なくとも一方の情報を含む天候情報を日付情報とともに取得する天候情報取得部を備え、
    前記学習部は、
    前記天候情報取得部で取得される天候情報、前記出庫情報に含まれる日付情報、及び前記医薬品の品目ごとの処方量の情報から、前記医薬品の品目ごとの処方量と前記天候との関係を学習し、
    前記需要予測部は、
    前記天候情報に基づいて、前記医薬品の需要を予測することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の需要予測装置。
  5. 前記学習部は、
    前記出庫情報に含まれる日付情報、患者情報、及び患者への前記医薬品の品目ごとの処方量の情報から、新規患者の来局頻度と前記新規患者へ処方される前記医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習し、
    前記需要予測部は、
    前記新規患者の来局頻度に基づいて、前記医薬品の需要を予測することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の需要予測装置。
  6. 前記医薬品の品目を受け付ける第1受付部を備え、
    前記学習部は、
    前記医薬品のうち前記第1受付部で受け付けられた品目について、前記学習の際に、前記新規患者の来局頻度を考慮しないことを特徴とする請求項5に記載の需要予測装置。
  7. 調剤薬局、医療機関及び前記医薬品の卸業者の少なくとも1以上の休日情報を取得する休日情報取得部を備え、
    前記学習部は、
    前記休日情報取得部で取得される前記休日情報、前記出庫情報に含まれる日付情報、及び前記医薬品の品目ごとの処方量の情報から、前記休日情報と前記医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習し、
    前記需要予測部は、
    前記休日情報に基づいて、前記医薬品の需要を予測することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の需要予測装置。
  8. 店舗周辺の施設情報を取得する施設情報取得部を備え、
    前記学習部は、
    前記施設情報取得部で取得される前記施設情報、及び前記医薬品の品目ごとの処方量の情報から、前記施設情報と前記医薬品の品目ごとの処方量との関係を学習し、
    前記需要予測部は、
    前記施設情報に基づいて、前記医薬品の需要を予測することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の需要予測装置。
  9. 前記医薬品の需要を予測する期間を受け付ける第2受付部を備え、
    前記需要予測部は、
    前記第2受付部で受け付けられた期間の前記医薬品の需要を予測することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の需要予測装置。
  10. 前記医薬品の入庫情報を取得する入庫情報取得部と、
    前記入庫情報取得部で取得される前記医薬品の入庫量と、前記出庫情報取得部で取得される前記医薬品の出庫量との差分から、前記医薬品の在庫量を算出する在庫量算出部と、
    前記在庫量算出部で算出された前記医薬品の在庫量が、前記適正在庫量算出部で算出された在庫量の範囲内であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部での判定結果に応じて、アラートを報知するアラート報知部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の需要予測装置。
  11. 訃報情報を取得する訃報情報取得部を備え、
    前記需要予測部は、
    前記訃報情報取得部により取得された訃報情報により死亡が確認された患者については、前記医薬品の需要の予測から除外することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の需要予測装置。
  12. 前記需要予測部は、前記出庫情報に含まれる疾患名に基づいて、前記医薬品の需要を予測することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の需要予測装置。
  13. 予製の履歴情報及び調剤実績情報の少なくとも一方の情報を取得する履歴情報取得部と、
    患者の指定を受け付ける第3受付部と、
    前記予製の履歴情報及び前記調剤実績情報の少なくとも一方から指定された前記患者の処方履歴を抽出し、前記患者の予製に必要な医薬品及び数量を発注するための予製オーダデータを生成する予製オーダデータ生成部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の需要予測装置。
  14. 前記予製オーダデータ生成部をユーザへ提示させる提示部を備え、
    前記第3受付部は、
    前記予製オーダデータの変更を受け付け、
    前記予製オーダデータ生成部は、
    前記第3受付部で受け付けた変更に基づいて、前記予製オーダデータを変更することを特徴とする請求項13に記載の需要予測装置。
  15. 前記第3受付部は、
    前記予製オーダデータの生成から除外する患者を受け付け、
    前記予製オーダデータ生成部は、
    前記第3受付部で受け付けられた患者を除外して、前記予製オーダデータを生成することを特徴とする請求項14に記載の需要予測装置。
  16. 前記第3受付部は、
    前記予製オーダデータの生成から除外する医薬品を受け付け、
    前記予製オーダデータ生成部は、
    前記第3受付部で受け付けられた医薬品を除外して、前記予製オーダデータを生成することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の需要予測装置。
  17. 前記第3受付部は、
    前記医薬品の変更を受け付ける、
    前記予製オーダデータ生成部は、
    前記第3受付部で受け付けられた医薬品を一括して変更することを特徴とする請求項14乃至請求項16のいずれかに記載の需要予測装置。
  18. 前記履歴取得部の情報に基づいて、予製オーダデータを作成すべき患者及び該患者の予製に必要な医薬品の品目とその処方量を予測する予製予測部を備え、
    前記予製予測部は、
    患者の来局間隔から前記患者の来局予定を推定し、該推定された前記患者の来局予定に応じて、一定期間前に該予製オーダデータを予測する作成を推奨することを特徴とする請求項13乃至請求項17のいずれかに記載の需要予測装置。
  19. 医薬品の需要を予測するための需要予測方法であって、
    出庫情報取得部が、前記医薬品の出庫情報を取得する工程と、
    学習部が、前記出庫情報取得部で取得される前記医薬品の出庫の推移を学習する工程と、
    需要予測部が、前記学習部での学習結果に応じて前記医薬品の需要を予測する工程と、
    を有することを特徴とする需要予測方法。
  20. 医薬品の需要を予測するための需要予測プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記医薬品の出庫情報を取得する出庫情報取得部、
    前記出庫情報取得部で取得される前記医薬品の出庫の推移を学習する学習部、
    前記学習部での学習結果に応じて前記医薬品の需要を予測する需要予測部、
    として機能させることを特徴とする需要予測プログラム。
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