JP2020165890A - ガス検知器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ガス検知器の表示部において表示が点滅表示されている場合であっても、点滅表示されている表示を認識することができる画像を保存することが可能なガス検知器を提供することを目的とする。【解決手段】本発明のガス検知器は、環境雰囲気に含まれる検知対象ガスを検知するために用いられるガス検知器1であって、検知対象ガスを検知する検知部2と、少なくとも一部の表示が点滅表示する表示部3と、検知部2により検知される情報に基づいて、検知対象ガスに関する情報を表示部3に表示させる制御部4と、点滅表示に関する情報を記憶する記憶部5とを備え、制御部4は、画像データ作成指示を受け付けると、記憶部5から点滅表示に関する情報を読み取り、点滅表示が表示された状態の画像データを作成するように構成されることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、ガス検知器に関する。
環境雰囲気に含まれる検知対象ガスを検知するために、たとえば特許文献1に開示されるガス検知器が用いられる。特許文献1のガス検知器は、検知した検知対象ガスの濃度に関する情報を含む表示を表示する表示部を備えている。
使用者は、特許文献1に開示されるようなガス検知器を用いて検知対象ガスを検知する際に、検知対象ガスを検知したその時点で表示部に表示されている表示を保存しておく必要がある場合がある。そのような場合、使用者は、たとえば、カメラを用いて表示部を撮影することにより、表示部に表示されている表示を画像として保存している。しかし、カメラを用いて画像を保存する場合、カメラのフラッシュの光が表示部の画面で反射するので、含まれる情報を正確に確認できる程度に画像をきれいに保存することが難しい。さらに、爆発性雰囲気などで検知対象ガスを検知するような場合は、ガス検知器のみならず、カメラも一定の基準を満たした防爆構造を備える必要があるため、トータルの検知コストが高くなってしまう。
ガス検知器内で表示部に表示された表示を保存する方法として、一般的なスクリーンショット機能を利用して、検知したその時点での表示を画像として保存することも考えられる。特許文献1のガス検知器では、測定濃度数値に関する情報を含む1種類の表示が表示されるのみであり、同じ表示が連続して表示されるので、一般的なスクリーンショット機能を利用すれば、検知したその時点での情報を含む表示を画像として保存することができる。ところが、表示画面内に点滅する表示があるような場合には、表示が消灯しているタイミングでスクリーンショット機能を作動しても、その表示が表示されていない画像が保存されるだけになってしまうので、タイミングが合うまで何度もスクリーンショット機能を作動させる必要がある。したがって、保存後に保存された画像を見ても、検知したその時点での情報を認識することができない。
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、ガス検知器の表示部において表示が点滅表示されている場合であっても、点滅表示されている表示を認識することができる画像を保存することが可能なガス検知器を提供することを目的とする。
本発明のガス検知器は、環境雰囲気に含まれる検知対象ガスを検知するために用いられるガス検知器であって、前記ガス検知器が、検知対象ガスを検知する検知部と、少なくとも一部の表示が点滅表示する表示部と、前記検知部により検知される情報に基づいて、前記検知対象ガスに関する情報を前記表示部に表示させる制御部と、前記点滅表示に関する情報を記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、画像データ作成指示を受け付けると、前記記憶部から前記点滅表示に関する情報を読み取り、前記点滅表示が表示された状態の画像データを作成するように構成されることを特徴とする。
また、前記点滅表示に関する情報が、前記検知対象ガスの検知結果に関する情報であることが好ましい。
本発明によれば、ガス検知器の表示部において表示が点滅表示されている場合であっても、点滅表示されている表示を認識することができる画像を保存することが可能なガス検知器を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係るガス検知器を説明する。ただし、以下に示す実施形態は一例であり、本発明のガス検知器は、以下の例に限定されることはない。
本実施形態のガス検知器は、たとえば大気などの環境雰囲気に含まれる検知対象ガスを検知するために用いられる。検知対象ガスは、環境雰囲気において検知対象となるガスであり、特に限定されることはなく、都市ガス(13A)、メタンガス、LPGや、水素、ブタン、一酸化炭素、酢酸、エタノール、ガソリンなどのガスが例示される。以下では、本実施形態のガス検知器を、環境雰囲気に含まれる検知対象ガスの種類を識別し、検知対象ガスの濃度を測定することが可能なガス種識別機能付きガス検知器として説明する。しかし、本発明のガス検知器は、環境雰囲気に含まれる検知対象ガスを検知する用途に用いることができればよく、以下の例に限定されることはない。
図1は、本実施形態のガス検知器1の例示的な外観を示す外観概略図であり、図2は、本実施形態のガス検知器1の例示的な構成を示すブロック図である。ガス検知器1は、たとえば、図1に示されるように、ガス検知器1内に環境雰囲気ガスを導くためのガス導管Lが取り付けられ、ガス導管Lによりガス検知器1内に導かれた環境雰囲気ガスに含まれる検知対象ガスを検知する。ガス検知器1は、図2に示されるように、検知部2、表示部3、制御部4および記憶部5を備えている。ガス検知器1はさらに、制御部4に対する指示を入力するための入力部6や、検知部2、表示部3、制御部4および記憶部5に電力を供給する電源部(図1に、電源スイッチSだけが示されている)を備えていてもよい。ガス検知器1は、本実施形態では、検知部2、表示部3、制御部4、記憶部5、入力部6および電源部が1つの装置に組み込まれて構成されているが、それぞれが独立した装置として構成されていてもよい。
検知部2は、環境雰囲気に含まれる検知対象ガスを検知する。検知部2は、検知対象ガスを検知して、検知対象ガスに関する出力結果を出力するように構成される。検知対象ガスに関する出力結果から、たとえば、検知対象ガスの混合割合を示す検知結果や、検知対象ガスの量を示す検知結果などの、検知対象ガスに関する検知結果が得られる。検知対象ガスに関する検知結果は、検知部2から出力される出力結果そのものであってもよいし、出力結果から算出される算出結果であってもよい。検知対象ガスに関する検知結果は、制御部4において算出されてもよいし、検知部2内で算出されて出力結果として出力されてもよい。検知部2は、図2に示されるように、制御部4に通信可能に接続され、出力される出力結果は、制御部4に送られる。
検知部2は、検知対象ガスを検知して、検知対象ガスに関する出力結果を出力することができればよく、その構成は特に限定されない。本実施形態では、検知部2は、検知対象ガスの種類を判定し、濃度を算出するための基礎となる出力結果を出力するように構成される。図3は、検知部2の例示的な構成を示す概略図である。検知部2は、図3に示されるように、互いに検知対象ガスに対する検知感度の異なる第1のガス検知素子21および第2のガス検知素子22を備えている。第1および第2のガス検知素子21、22は、たとえば、互いに異なる動作条件で動作する同じガス検知素子であってもよいし、互いに同じ動作条件で動作する異なるガス検知素子であってもよい。同じまたは異なるガス検知素子としては、特に限定されることはなく、接触燃焼式ガス検知素子などの公知のガス検知素子を用いることができる。第1および第2のガス検知素子21、22は、たとえば公知のホイートストンブリッジ回路に組み込まれ、検知対象ガスを検知したときに回路で測定される測定値を、検知対象ガスに関する出力結果として出力する。
検知部2は、吸引ポンプPによりガス導管Lを介して吸引された環境雰囲気ガスに対して検知動作を行ない、第1のガス検知素子21により得られる第1の出力結果と、第2のガス検知素子22により得られる第2の出力結果とを出力する。出力された第1および第2の出力結果は、制御部4に送られ、制御部4において、第1の出力結果と第2の出力結果との比が検知対象ガスの混合割合を示す検知結果として、また、第1の出力結果が検知対象ガスの量を示す検知結果として処理される。そして、検知対象ガスの混合割合を示す検知結果および検知対象ガスの量を示す検知結果に基づいて検知対象ガスの種類が判定され、検知対象ガスの量を示す検知結果に基づいて検知対象ガスの濃度が算出される。
表示部3は、検知対象ガスに関する情報を含む表示が表示される。検知対象ガスに関する情報には、検知部2により出力される検知対象ガスに関する出力結果から得られる情報が含まれる。検知対象ガスに関する情報としては、たとえば、検知対象ガスの濃度に関する情報や、検知対象ガスの種類に関する情報などが例示される。検知対象ガスの濃度に関する情報としては、たとえば、特定の時点で測定された検知対象ガスの濃度や、所定の測定期間内における検知対象ガスの濃度の平均値、所定の測定期間内における検知対象ガスの濃度の最大値などが例示される。また、検知対象ガスの種類に関する情報としては、検知対象ガスの種類だけでなく、検知対象ガスの種類が判定不能であるとの情報などが例示される。検知対象ガスに関する情報を含む表示には、少なくとも1つの検知対象ガスに関する情報が含まれていればよく、検知対象ガスに関する複数の情報が含まれていてもよいし、検知対象ガスとは関係のない情報が含まれていてもよい。また、検知対象ガスに関する情報は、表示部3の全体の領域に表示されてもよいし、表示部3の一部の領域に表示されてもよい。また、検知対象ガスに関する情報を含む表示は、表示部3の全体の領域を占める表示であってもよいし、表示部3の一部の領域を占める表示であってもよい。
表示部3は、図2に示されるように、制御部4に通信可能に接続され、制御部4の制御により、検知対象ガスに関する情報を含む表示が表示される。表示部3は、検知対象ガスに関する情報を含む表示を表示することができればよく、その構成は特に限定されない。表示部3は、本実施形態では、図1に示されるように、検知対象ガスの濃度に関する情報を含む表示が表示される濃度情報表示領域31と、検知対象ガスの種類に関する情報を含む表示が表示される種類情報表示領域32とを備えている。濃度情報表示領域31には、たとえば、図8に示されるように、検知対象ガスの濃度の平均値(図8(a))や最大値(図8(b))が表示される。種類情報表示領域32には、たとえば、図8に示されるように、検知対象ガスの種類(「A」、「B」、「C」、「D」)のいずれか(図示された例では「A」)が表示され、図5に示されるように、検知対象ガスの種類が判定不能であるという情報が点滅表示(図示された例では「A」、「B」、「C」、「D」のすべての点滅表示)で表示される。また、表示部3は、図4に示されるように、検知対象ガスの検知が完了した時点で、検知対象ガスの濃度に関する情報(たとえば検知対象ガスの濃度の平均値)を含む表示が点滅表示されてもよいし、判定された検知対象ガスの種類に関する表示(たとえば「A」などの判定されたガス種名)が点滅表示されてもよい。表示部3は、検知対象ガスに関する情報を含む表示が表示されればよく、1つの情報を含む表示が表示される1つの表示領域や、3つ以上の情報をそれぞれ含む表示がそれぞれ表示される3つ以上の表示領域を備えていてもよく、また、検知対象ガスとは関係のない情報を含む表示が表示される表示領域を備えていてもよい。表示部3としては、特に限定されることはなく、公知の液晶ディスプレイなどを用いることができる。
制御部4は、検知部2により検知される情報に基づいて、検知対象ガスに関する情報を表示部3に表示させる。検知部2により検知される情報には、たとえば、検知部2で出力される検知対象ガスに関する出力結果や、その出力結果に基づいて得られる検知結果などが含まれる。また、検知対象ガスに関する情報としては、たとえば、上述したように、検知対象ガスの濃度に関する情報や、検知対象ガスの種類に関する情報などが例示される。制御部4はさらに、後述するように、画像データ作成指示を受け取ると、記憶部5に記憶される情報を読み取り、記憶部5から読み取った情報を含む画像データを作成するように構成される。なお、「画像データ」とは、時間の経過に伴って変化しない画像データのことを意味し、時間の経過に伴って変化する映像とは異なる概念である。
制御部4は、本実施形態では、図2に示されるように、検知部2、表示部3、記憶部5および入力部6に通信可能に接続される。制御部4は、検知部2、表示部3、記憶部5および入力部6に通信可能に接続されて、以下で説明する機能を有するように構成される。しかし、制御部4は、検知対象ガスに関する情報を表示部3に表示させ、記憶部5から読み取った情報を含む画像データを作成することができればよく、その構成は、以下の説明に限定されることはない。たとえば、以下で説明する機能の一部は、ガス検知器1とは別に設けられた計算装置によって実行されてもよい。制御部4は、たとえば公知の中央演算処理装置(CPU)などを用いて構成することができる。
制御部4は、検知部2に通信可能に接続されて、検知部2により検知される情報を受け取り、その情報から検知対象ガスに関する情報を生成する。たとえば、制御部4は、検知部2で出力される第1の出力結果と第2の出力結果との比を検知対象ガスの混合割合を示す検知結果として、また、検知部2で出力される第1の出力結果を検知対象ガスの量を示す検知結果として処理する。そして、制御部4は、検知対象ガスの混合割合を示す検知結果および検知対象ガスの量を示す検知結果に基づいて検知対象ガスの種類を判定し、検知対象ガスの量を示す検知結果に基づいて検知対象ガスの濃度を算出する。制御部4はさらに、検知対象ガスに関する検知結果が所定の条件を満たさない場合に検知対象ガスの種類の判定が不能であると判定することもできるし、また、所定の測定期間内における検知対象ガスの濃度の平均値や最高値を算出することもできる。
制御部4は、表示部3に通信可能に接続されて、検知対象ガスに関する情報を表示部3に送り、検知対象ガスに関する情報を表示部3において表示させる。たとえば、制御部4は、図1に示されるように、表示部3の濃度情報表示領域31に、検知対象ガスの濃度に関する情報を表示させ、表示部3の種類情報表示領域32に、検知対象ガスの種類に関する情報を表示させる。
制御部4は、記憶部5に通信可能に接続されて、表示部3に表示される表示に関する情報を記憶部5に記憶させ、記憶部5に記憶された、表示部3に表示される表示に関する情報を読み取る。表示部3に表示される表示に関する情報としては、たとえば、検知対象ガスに関する情報や、検知対象ガスに関する情報を含む表示そのものなどが例示される。たとえば、制御部4は、検知対象ガスの種類および濃度に関する情報を記憶部5に記憶させ、記憶部5に記憶された検知対象ガスの種類および濃度に関する情報を読み取る。制御部4はさらに、検知対象ガスに関する情報を含む表示(表示内容を示すデータ)を記憶部5に記憶させ、記憶部5に記憶された検知対象ガスに関する情報を含む表示を読み取ることもできる。
制御部4は、入力部6に通信可能に接続されて、入力部6からの指示を受け取り、受け取った指示に対応する動作を実行する。たとえば、制御部4は、上述し、以下で詳述するように、入力部6から画像データ作成指示を受け取ると、記憶部5から検知対象ガスに関する情報を読み取り、検知対象ガスに関する情報を含む画像データを作成する。
記憶部5は、表示部3に表示される表示に関する情報を記憶する。表示部3に表示される表示に関する情報としては、たとえば、上述した検知対象ガスに関する情報や、検知対象ガスに関する情報を含む表示(表示内容を示すデータ)、点滅表示に関する情報などが例示される。また、記憶部5は、任意で、制御部4により作成される画像データや、本明細書に記載される制御部4の機能を実行可能なプログラムを記憶するように構成されてもよい。記憶部5は、少なくとも表示部3に表示される表示関する情報を記憶することができれば、特に限定されることはなく、RAMなどの公知の揮発性メモリや、ハードディスク、フラッシュメモリなどの公知の不揮発性メモリにより構成することができる。たとえば、揮発性メモリには、表示部3に表示される表示に関する情報が記憶され、不揮発性メモリには、制御部4により作成される画像データやプログラムが記憶され得る。
入力部6は、制御部4に対する指示が入力される。入力部6は、制御部4に通信可能に接続され、入力された指示が制御部4に送られるように構成される。制御部4に対する指示には、画像データ作成指示などが含まれる。入力部6は、たとえば、ボタン、キーボード、マウスなど公知の入力手段により構成することができる。入力部6は、本実施形態では、図1に示されるように、画像データ作成ボタン6a、メニュー呼び出しボタン6b、確定ボタン6c、メニュー選択ボタン6dを備えている。なお、制御部4に対する指示は、たとえば携帯通信機器など、ガス検知器1以外の機器から送られてもよい。
つぎに、2つの実施形態を例に挙げて、ガス検知器1のさらなる詳細な構成について説明する。以下の2つの実施形態は、それぞれ単独で実施することもできるし、互いに組み合わせて実施することもできる。ただし、本発明のガス検知器は、以下の実施形態に限定されることはない。
<第1実施形態>
ガス検知器1の制御部4は、上述したように、検知対象ガスに関する情報を表示部3に表示させる。図4および図5は、表示部3に表示される、検知対象ガスに関する情報を含む例示的な表示を示す図である。表示部3では、図4および図5に示されるように、全体表示D1の中で、少なくとも一部の表示D11、D12が点滅表示する。図4に示される例では、全体表示D1内の濃度情報表示領域31における表示D11と、種類情報表示領域32における表示D12とが点滅表示され、図5に示される例では、全体表示D1内の濃度情報表示領域31における表示D11が点灯表示され、種類情報表示領域32における表示D12が点滅表示されている。濃度情報表示領域31内の表示D11は、検知対象ガスの濃度に関する情報(図示された例では、所定の測定期間内における検知対象ガスの濃度の平均値)を含んでおり、種類情報表示領域32内の表示D12は、検知対象ガスの種類に関する情報(図4に示された例では、判定された検知対象ガスのガス種が「A」であるという情報、図5に示された例では、検知対象ガスの種類が判定不能であるという情報)を含んでいる。図4に示される例では、表示D11、D12の点滅表示は、検知対象ガスの検知が正常に完了したことを示しており、図5に示される例では、表示12の点滅表示は、検知対象ガスのすべての種類(「A」、「B」、「C」、「D」)の表示を点滅表示させることで、検知対象ガスの種類が判定不能であることを示している。このとき、記憶部5は、点滅表示に関する情報を記憶している。点滅表示に関する情報は、点滅表示によって提示しようとする情報のことであるが、本実施形態では、検知対象ガスの検知結果に関する情報であり、より具体的には、検知対象ガスの濃度に関する情報や、検知対象ガスの種類に関する情報などである。
ガス検知器1の制御部4は、上述したように、検知対象ガスに関する情報を表示部3に表示させる。図4および図5は、表示部3に表示される、検知対象ガスに関する情報を含む例示的な表示を示す図である。表示部3では、図4および図5に示されるように、全体表示D1の中で、少なくとも一部の表示D11、D12が点滅表示する。図4に示される例では、全体表示D1内の濃度情報表示領域31における表示D11と、種類情報表示領域32における表示D12とが点滅表示され、図5に示される例では、全体表示D1内の濃度情報表示領域31における表示D11が点灯表示され、種類情報表示領域32における表示D12が点滅表示されている。濃度情報表示領域31内の表示D11は、検知対象ガスの濃度に関する情報(図示された例では、所定の測定期間内における検知対象ガスの濃度の平均値)を含んでおり、種類情報表示領域32内の表示D12は、検知対象ガスの種類に関する情報(図4に示された例では、判定された検知対象ガスのガス種が「A」であるという情報、図5に示された例では、検知対象ガスの種類が判定不能であるという情報)を含んでいる。図4に示される例では、表示D11、D12の点滅表示は、検知対象ガスの検知が正常に完了したことを示しており、図5に示される例では、表示12の点滅表示は、検知対象ガスのすべての種類(「A」、「B」、「C」、「D」)の表示を点滅表示させることで、検知対象ガスの種類が判定不能であることを示している。このとき、記憶部5は、点滅表示に関する情報を記憶している。点滅表示に関する情報は、点滅表示によって提示しようとする情報のことであるが、本実施形態では、検知対象ガスの検知結果に関する情報であり、より具体的には、検知対象ガスの濃度に関する情報や、検知対象ガスの種類に関する情報などである。
制御部4は、画像データ作成指示を受け付けると、記憶部5から点滅表示に関する情報を読み取り、図6および図7に示されるような、点滅表示が表示された状態の画像データI1、I2を作成するように構成される。つまり、ガス検知器1では、表示部3において表示D11、D12が点滅表示されている場合において、たとえば表示D11、D12が消灯状態のタイミングで画像データ作成指示を受け付けたとしても、点滅表示している表示D11、D12が、使用者が視認可能なように表示された状態、すなわち点灯した状態で、画像データI1、I2を作成することができる。したがって、本実施形態のガス検知器1によれば、ガス検知器1の表示部3において表示が点滅表示されている場合であっても、点滅表示されている表示を認識することができる画像データを作成し、保存することができる。これにより、使用者は、保存された画像から、点滅表示に関する情報をあとで確認することができる。
画像データI1、I2は、点滅表示が表示された状態で作成されていればよく、その作成方法は特に限定されることはない。たとえば、制御部4は、画像データ作成指示を受け付けた時点で表示部3に表示されている全体表示D1(画像データ作成指示を受け付けた時点で表示部に表示されている表示内容)を記憶部5から読出し、表示部3に表示されている全体表示D1を記憶部5から読み取った点滅表示に関する情報を用いて修正することにより、画像データI1、I2を作成するように構成されていてもよい。画像データ作成指示を受け付けた時点で表示されている全体表示D1を修正元データとして使用することにより、修正元データとしてデフォルト表示などの別の表示を記憶部5に記憶させておく必要がなく、記憶部5の記憶容量を小さくすることができる。
以上において、1つの表示内の1つまたは2つの表示が点滅表示される場合について説明したが、1つの表示内で複数の表示が異なるタイミングで点滅表示される場合についても、上述した方法と同様の方法で、画像データを作成し、保存することができる。また、表示が切り替えられる複数の表示内で表示が点滅する場合においても、以下で第2実施形態に関して記載される方法と組み合わせて、画像データを作成し、保存することができる。
<第2実施形態>
ガス検知器1の制御部4は、上述したように、検知対象ガスに関する情報を表示部3に表示させる。図8は、表示部3に表示される、検知対象ガスに関する情報を含む例示的な表示を示す図である。表示部3では、図8に示されるように、検知対象ガスに関する第1の情報を含む第1の表示D2(図8(a))と、検知対象ガスに関する第2の情報を含む第2の表示D3(図8(b))とが、それぞれ別々に、切り替えられて表示される。第1および第2の表示D2、D3が互いに切り替えられて表示されることで、第1および第2の情報を続けて確認することができる。第1および第2の表示D2、D3の切り替えは、制御部4により連続的に実施されてもよいし、入力部6から受け取る指示毎に断続的に実施されてもよい。第1の表示D2と第2の表示D3は、表示部3に表示されている表示内容そのものを意味し、例えば液晶ディスプレイに表示されている、文字や数字、記号などの表示内容そのものを意味する。
ガス検知器1の制御部4は、上述したように、検知対象ガスに関する情報を表示部3に表示させる。図8は、表示部3に表示される、検知対象ガスに関する情報を含む例示的な表示を示す図である。表示部3では、図8に示されるように、検知対象ガスに関する第1の情報を含む第1の表示D2(図8(a))と、検知対象ガスに関する第2の情報を含む第2の表示D3(図8(b))とが、それぞれ別々に、切り替えられて表示される。第1および第2の表示D2、D3が互いに切り替えられて表示されることで、第1および第2の情報を続けて確認することができる。第1および第2の表示D2、D3の切り替えは、制御部4により連続的に実施されてもよいし、入力部6から受け取る指示毎に断続的に実施されてもよい。第1の表示D2と第2の表示D3は、表示部3に表示されている表示内容そのものを意味し、例えば液晶ディスプレイに表示されている、文字や数字、記号などの表示内容そのものを意味する。
第1および第2の情報は、検知対象ガスに関する情報であれば、特に限定されることはなく、互いに同じ情報であってもよいし、互いに異なる情報であってもよい。第1および第2の情報は、互いに異なる情報である場合、互いに関連する情報であることが好ましい。互いに関連する情報が切り替えられて表示されることにより、関連する情報を対比しやすい。互いに関連する情報は、たとえば、同じ測定期間に得られる検知対象ガスの同じ検知結果に基づいて得られる異なる情報や、同じ測定期間に得られる検知対象ガスの異なる検知結果に基づいて得られる異なる情報など、共通する条件で得られる検知対象ガスの検知結果に基づいて得られる異なる情報を含んでいる。図示された例では、第1の情報は、所定の測定期間内における検知対象ガスの濃度の平均値であり、第2の情報は、所定の測定期間内における検知対象ガスの濃度の最大値である。所定の測定期間は、ガス検知器1の電源をオンにしてから直近の測定時までの間で適宜設定されるが、たとえば、ガス検知器1の電源をオンにした後に検知部2の検知結果が安定した時から、直近の測定時点までとすることができる。本実施形態では、第1および第2の情報はそれぞれ、切り替えられて表示される第1および第2の表示D2、D3内の濃度情報表示領域31に表示されている。また、図示された例では、第1および第2の表示D2、D3内の種類情報表示領域32に、同じ第3の情報(検知された検知対象ガスの種類が「A」であるという情報)が表示されている。
図9は、検知対象ガスに関する情報を含む表示を切り替えて表示部3に表示させるための処理の例示的な時間経過を示す図である。制御部4は、図9に示されるように、第1の表示D2を所定の表示期間に亘って表示部3に表示させた後に、表示の切替処理を行なって、第2の表示D3を所定の表示期間に亘って表示部3に表示させる。制御部4はさらに、第2の表示D3を表示させている所定の表示期間の間に第1および第2の情報が更新されなければ、表示の切替処理を行なって、第1の表示D2を所定の表示期間に亘って表示部3に表示させる。このように、制御部4は、第1および第2の情報が更新されるまでの間、第1の表示D2と第2の表示D3とを交互に切り替えて表示部3に表示させる。この間、検知対象ガスに関する第1の情報および第2の情報は、記憶部5に記憶される。第1および第2の情報は、たとえば、制御部4が検知部2により検知された新たな情報を受け取ると、更新される。制御部4は、検知部2により検知された新たな情報を受け取ると、記憶部5に記憶されている第1および第2の情報を新たな情報に更新して、検知対象ガスに関する新たな情報を含む表示に切り替えて表示部3に表示させる。
制御部4は、本実施形態では、図9に示される、第1の表示D2から第2の表示D3への切替処理において、記憶部5から読み取った第2の情報を用いて第1の表示D2を修正することにより、第2の表示D3を作成する。第1の表示D2が修正されて第2の表示D3が作成されると、第1の表示D2に替えて第2の表示D3が記憶部5に記憶される。第2の表示D3が記憶部5に記憶されて切替処理が完了した後、第2の表示D3の表示準備が開始され、表示準備が完了した後に第2の表示D3が表示部3に表示される。第2の表示D3から第1の表示D2への切替処理では、上述の処理の逆の処理が行なわれる。後に表示される表示を作成するために、前に表示された表示を修正元データとして使用することで、修正元データとしてデフォルト表示などの別の表示を記憶部5に記憶させておく必要がないので、記憶部5の記憶容量を小さくすることができる。ただし、表示の切替処理では、本実施形態に限定されることはなく、所定のデフォルト表示が用いられてもよいし、第1および第2の表示D2、D3の両方が記憶部5に記憶されてもよい。
制御部4は、上述したように第1の情報および第2の情報をそれぞれ含む第1の表示D2および第2の表示D3が表示部3に切り替えられて表示されている場合において、画像データ作成指示を受け付けると、記憶部5から第1の情報および第2の情報を読み取り、第1の情報および第2の情報を含む画像データを作成するように構成される。つまり、表示部3において、第1および第2の表示D2、D3のいずれか一方のみが表示されている場合や、第1および第2の表示D2、D3が切り替えられる途中で何も表示されていない場合であっても、制御部4に対して画像データ作成指示を行なうことで、画像データ作成指示を行なった時点で表示されていない情報も含む画像データを取得することができる。作成された画像データは、ガス検知器1内の記憶部5や、ガス検知器1外の記憶装置に保存することができ、画像データに含まれる情報は、あとで確認することができる。
画像データを作成する方法は、特に限定されることはなく、画像データ作成指示を受け付けるタイミングに応じて適宜変更することができる。たとえば、制御部4は、第1の表示D2および第2の表示D3のいずれかが表示部3に表示されている際に画像データ作成指示を受け付けると、画像データ作成指示を受け付けた際に表示部3に表示されている表示(表示内容)を記憶部5から読出し、記憶部5から読み取った第1の情報および第2の情報を用いて表示部3に表示されている表示内容を修正することにより、画像データを作成するように構成されてもよい。画像データ作成指示を受け付けた時点で表示されている表示を修正元データとして使用することにより、修正元データとしてデフォルト表示などの別の表示を記憶部5に記憶させておく必要がないので、記憶部5の記憶容量を小さくすることができる。なお、上述した「第1の表示D2および第2の表示D3のいずれかが表示部3に表示されている際」には、第1および第2の表示D2、D3のいずれかが表示部3に実際に表示されている表示期間だけでなく、第1および第2の表示D2、D3のいずれかが作成されて記憶部5に記憶された直後の表示準備開始から、実際に表示されるまでの表示準備期間も含まれる。
また、制御部4は、第1の表示D2または第2の表示D3のいずれか一方から、他方の表示への切替処理の間に画像データ作成指示を受け付けると、他方の表示の表示準備開始後に、他方の表示を、記憶部5から読み取った第1の情報および第2の情報を用いて修正することにより、画像データを作成するように構成されていてもよい。この場合もまた、表示の切替処理後に表示される表示が作成されるのを待って、作成された表示を修正元データとして使用することにより、修正元データとしてデフォルト表示などの別の表示を記憶部5に記憶させておく必要がないので、記憶部5の記憶容量を小さくすることができる。なお、上述した「切替処理の間」とは、第1および第2の表示D2、D3のいずれか一方の表示期間の完了後から、第1および第2の表示D2、D3の他方の表示準備開始までの期間のことをいう。また、「表示準備開始後」とは、第1および第2の表示D2、D3の他方が作成されて記憶部5に記憶された直後で、作成された表示の表示準備が開始された後のことをいう。
第1の情報および第2の情報を含む画像データとしては、第1の情報および第2の情報を含んでいればよく、その形態は特に限定されることはない。第1の情報および第2の情報を含む画像データは、図8(a)、(b)に示される第1および第2の表示D2、D3と同じように、第1の情報を含む画像データと、第1の情報を含む画像データとは異なる第2の情報を含む画像データとを備えていてもよい。第1および第2の情報を含む画像データが、第1の情報を含む画像と、第2の情報を含む画像とを別々に備えることで、それぞれの情報をより確実に識別することができる。また、第1の情報および第2の情報を含む画像データは、図10に示されるように、第1の情報および第2の情報の両方を含む単一の画像データI3を備えていてもよい。第1および第2の情報を含む画像データが、第1および第2の情報の両方を含む単一の画像データI3を備えることで、2つの情報をまとめて1つの画像内で確認することができ、2つの情報を互いに比較しやすい。
以上において、2つの情報をそれぞれ含む2つの表示が切り替えられて表示される場合について説明したが、3つ以上の情報をそれぞれ含む3つ以上の表示が切り替えられて表示される場合においても、上述した方法と同様の方法で、画像データを作成し、保存することができる。
1 ガス検知器
2 検知部
21 第1のガス検知素子
22 第2のガス検知素子
3 表示部
31 濃度情報表示領域
32 種類情報表示領域
4 制御部
5 記憶部
6 入力部
6a 画像データ作成ボタン
6b メニュー呼び出しボタン
6c 確定ボタン
6d メニュー選択ボタン
D1 全体表示
D11 濃度情報表示領域内の表示
D12 種類情報表示領域内の表示
D2 第1の表示
D3 第2の表示
I1、I2、I3 画像データ
L ガス導管
P 吸引ポンプ
S 電源スイッチ
2 検知部
21 第1のガス検知素子
22 第2のガス検知素子
3 表示部
31 濃度情報表示領域
32 種類情報表示領域
4 制御部
5 記憶部
6 入力部
6a 画像データ作成ボタン
6b メニュー呼び出しボタン
6c 確定ボタン
6d メニュー選択ボタン
D1 全体表示
D11 濃度情報表示領域内の表示
D12 種類情報表示領域内の表示
D2 第1の表示
D3 第2の表示
I1、I2、I3 画像データ
L ガス導管
P 吸引ポンプ
S 電源スイッチ
Claims (2)
- 環境雰囲気に含まれる検知対象ガスを検知するために用いられるガス検知器であって、
前記ガス検知器が、
検知対象ガスを検知する検知部と、
少なくとも一部の表示が点滅表示する表示部と、
前記検知部により検知される情報に基づいて、前記検知対象ガスに関する情報を前記表示部に表示させる制御部と、
前記点滅表示に関する情報を記憶する記憶部とを備え、
前記制御部は、画像データ作成指示を受け付けると、前記記憶部から前記点滅表示に関する情報を読み取り、前記点滅表示が表示された状態の画像データを作成するように構成される、
ガス検知器。 - 前記点滅表示に関する情報が、前記検知対象ガスの検知結果に関する情報である、
請求項1に記載のガス検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019068570A JP2020165890A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | ガス検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019068570A JP2020165890A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | ガス検知器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020165890A true JP2020165890A (ja) | 2020-10-08 |
Family
ID=72715182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019068570A Pending JP2020165890A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | ガス検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020165890A (ja) |
-
2019
- 2019-03-29 JP JP2019068570A patent/JP2020165890A/ja active Pending
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