JP2020165477A - Diaphragm valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ダイヤフラムバルブに関する。 The present invention relates to a diaphragm valve.
水処理、化学、食品などのプラントにおける配管ラインには、ダイヤフラムバルブが設けられており、ダイヤフラムバルブによって、配管を流れる流体の制御が行われる。 Diaphragm valves are provided in piping lines in plants such as water treatment, chemicals, and foods, and the diaphragm valves control the fluid flowing through the piping.
ダイヤフラムバルブでは、両端に配管が接続されてプラントに設置される。ダイヤフラムバルブは、ダイヤフラムが仕切壁の湾曲面部に圧接されることにより流路が閉鎖した状態とされ、ダイヤフラムが仕切壁から離間されることにより流路が開放された状態となる(例えば、特許文献1の図2参照)。 In the diaphragm valve, pipes are connected at both ends and installed in the plant. In the diaphragm valve, the flow path is closed when the diaphragm is pressed against the curved surface of the partition wall, and the flow path is opened when the diaphragm is separated from the partition wall (for example, Patent Document). 1).
しかしながら、上記特許文献1に示すダイヤフラムバルブでは、コンプレッサの湾曲面の形状によって止水トルクが大きくなる場合があった。
However, in the diaphragm valve shown in
本発明の目的は、上記従来の課題を考慮して、止水トルクを軽減することが可能なダイヤフラムバルブを提供することである。 An object of the present invention is to provide a diaphragm valve capable of reducing the water stop torque in consideration of the above-mentioned conventional problems.
上記目的を達成するために、第1の発明にかかるダイヤフラムバルブは、弁本体と、隔膜と、押圧部と、駆動部と、を備える。弁本体は、内部に形成された流路と、流路に設けられた当接部と、を有する。隔膜は、弁本体に配置され、当接部に接触することにより流路を閉塞可能である。押圧部は、隔膜を当接部に押圧する。駆動部は、押圧部を駆動して隔膜を当接部に押圧または当接部から離間する。隔膜は、押圧部と接触する面に弾性を有する。押圧部は、中央に配置された押圧中央部と、押圧中央部の周縁に配置された押圧周縁部と、を有する。隔膜は、流路の閉塞時に押圧中央部に押圧される隔膜中央部と、流路の閉塞時に押圧周縁部に押圧される隔膜周縁部と、を有する。隔膜中央部が当接部と押圧中央部に当接し且つ圧縮されていない未圧縮状態において、押圧周縁部と隔膜周縁部の間には空間が形成されている。 In order to achieve the above object, the diaphragm valve according to the first invention includes a valve body, a diaphragm, a pressing portion, and a driving portion. The valve body has a flow path formed inside and a contact portion provided in the flow path. The diaphragm is arranged on the valve body and can block the flow path by contacting the contact portion. The pressing portion presses the diaphragm against the abutting portion. The driving unit drives the pressing portion to press the diaphragm against the abutting portion or separate it from the abutting portion. The diaphragm has elasticity on the surface in contact with the pressing portion. The pressing portion has a pressing central portion arranged at the center and a pressing peripheral portion arranged on the peripheral edge of the pressing central portion. The diaphragm has a central portion of the diaphragm that is pressed against the central portion of pressing when the flow path is closed, and a peripheral portion of the diaphragm that is pressed by the peripheral portion of pressing when the flow path is closed. In an uncompressed state in which the central portion of the diaphragm is in contact with the contact portion and the pressing central portion and is not compressed, a space is formed between the pressing peripheral portion and the diaphragm peripheral portion.
これにより、低いトルクで止水が可能となるため、止水トルクを軽減することができる。止水性能を向上することができる。 As a result, the water can be stopped with a low torque, so that the water stopping torque can be reduced. The water stopping performance can be improved.
第2の発明にかかるダイヤフラムバルブは、第1の発明にかかるダイヤフラムバルブであって、未圧縮状態における隔膜の当接部に当接する部分の形状は、当接部と同じ形状に形成されている。 The diaphragm valve according to the second invention is the diaphragm valve according to the first invention, and the shape of the portion that abuts the abutting portion of the diaphragm in the uncompressed state is formed to be the same shape as the abutting portion. ..
このように同じ形状とすることによって、隔膜が当接する当接部における応力集中箇所の発生を抑制することができる。
このため、押圧部から隔膜へ力が上手く伝達され止水性能を向上することができる。
By having the same shape in this way, it is possible to suppress the occurrence of stress concentration points at the contact portion where the diaphragm abuts.
Therefore, the force is successfully transmitted from the pressing portion to the diaphragm, and the water stopping performance can be improved.
第3の発明にかかるダイヤフラムバルブは、第1または第2の発明にかかるダイヤフラムバルブであって、押圧周縁部の当接部を押圧する押圧周縁面は、流路の流通方向に対して垂直な平面において押圧中央部を挟んで2つの湾曲線を有する。各々の湾曲線は、第1変曲点と第1変曲点より外側に配置された第2変曲点を有する。
これにより押圧部の隔膜と接触する面を湾曲して形成することができる。
The diaphragm valve according to the third invention is the diaphragm valve according to the first or second invention, and the pressing peripheral surface for pressing the contact portion of the pressing peripheral portion is perpendicular to the flow direction of the flow path. It has two curved lines on a flat surface with the pressing center portion in between. Each curved line has a first inflection point and a second inflection point located outside the first inflection point.
As a result, the surface of the pressing portion in contact with the diaphragm can be curved and formed.
第4の発明にかかるダイヤフラムバルブは、第3の発明にかかるダイヤフラムバルブであって、空間のうち第2変曲点から外側の外側部分における押圧周縁部と隔膜の間隔は、空間のうち第1変曲点より内側の内側部分における押圧周縁部と隔膜の間隔より小さい。
これにより、低いトルクで止水が可能となるため、止水トルクを軽減することができる。止水性能を向上することができる。
The diaphragm valve according to the fourth invention is the diaphragm valve according to the third invention, and the distance between the pressing peripheral portion and the diaphragm in the outer portion outside the second inflection point in the space is the first in the space. It is smaller than the distance between the pressing periphery and the diaphragm in the inner part inside the inflection point.
As a result, the water can be stopped with a low torque, so that the water stopping torque can be reduced. The water stopping performance can be improved.
第5の発明にかかるダイヤフラムバルブは、第4の発明にかかるダイヤフラムバルブであって、押圧周縁部と隔膜の間隔は、空間の内側部分において一定であり、空間の外側部分において一定であり、内側部分から外側部分に向かうに従って除々に小さくなる。 The diaphragm valve according to the fifth invention is the diaphragm valve according to the fourth invention, and the distance between the pressing peripheral portion and the diaphragm is constant in the inner portion of the space, constant in the outer portion of the space, and inner. It gradually becomes smaller from the part to the outer part.
これにより、低いトルクで止水が可能となるため、止水トルクを軽減することができる。止水性能を向上することができる。 As a result, the water can be stopped with a low torque, so that the water stopping torque can be reduced. The water stopping performance can be improved.
第6の発明にかかるダイヤフラムバルブは、第4の発明にかかるダイヤフラムバルブであって、押圧周縁面のうち第1変曲点より内側の部分は、当接部側に凸に湾曲しており、押圧周縁面のうち第2変曲点より外側の部分は、当接部と反対側に凸に湾曲している。 The diaphragm valve according to the sixth invention is the diaphragm valve according to the fourth invention, and the portion of the pressing peripheral surface inside the first inflection point is convexly curved toward the contact portion. The portion of the pressing peripheral surface outside the second inflection point is convexly curved to the side opposite to the contact portion.
これにより、当接部の形状に合わせて隔膜を押圧することができる。 As a result, the diaphragm can be pressed according to the shape of the contact portion.
本発明によれば、止水トルクを軽減することが可能なダイヤフラムバルブを提供することである。 According to the present invention, it is an object of the present invention to provide a diaphragm valve capable of reducing the water stop torque.
以下、本発明にかかる実施の形態におけるダイヤフラムバルブ10について説明する。
<1.構造>
(1−1.ダイヤフラムバルブの概要)
図1は、本発明にかかる実施の形態のダイヤフラムバルブ10の外観斜視図である。図2は、本実施の形態のダイヤフラムバルブ10の部分断面構成図である。
Hereinafter, the
<1. Structure>
(1-1. Outline of diaphragm valve)
FIG. 1 is an external perspective view of the
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10は、図1および図2に示すように、弁本体11と、ダイヤフラム12(隔膜の一例)と、ボンネット13(蓋部の一例)と、駆動機構14と、を備えている。弁本体11の両端に配管が接続される。弁本体11には、流体が流れる流路24が形成されている。ダイヤフラム12は、流路24を開放または遮断する。ボンネット13は、ダイヤフラム12を覆うように弁本体11に取付けられている。駆動機構14は、その一部がボンネット13内に配置されており、ダイヤフラム12を駆動する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
(1−2.弁本体11)
図3は、弁本体11を後述する第1面31側から視た斜視図である。図4は、図3のBB´間における弁本体11の矢示断面図である。
(1-2. Valve body 11)
FIG. 3 is a perspective view of the
弁本体11は、PVC(ポリ塩化ビニル)、HT(耐熱塩化ビニル管)、PP(ポリプロピレン)、またはPVCF(ポリフッ化ブニリデン)、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリクロロトリフロオロエチレン等の樹脂、または、鉄、銅、銅合金、真鍮、アルミニウム、ステンレス等の金属、または磁器などによって形成することができる。
The
弁本体11は、図3に示すように、第1端部21と、第2端部22と、中央部23と、流路24と、を有する。
As shown in FIG. 3, the
第1端部21と第2端部22と中央部23は、一体的に形成されており、流路24は、図4に示すように、第1端部21、中央部23および第2端部22にわたって形成されている。
The
(1−2−1.第1端部21、第2端部22)
第1端部21と第2端部22は、図3および図4に示すように、中央部23を挟むように配置されており、中央部23と繋がっている。
(1-2-1.
As shown in FIGS. 3 and 4, the
第1端部21は、図3に示すように、流体が弁本体11に流入する入口24aが形成されたフランジ213を有し、配管が接続可能である。
As shown in FIG. 3, the
また、第2端部22は、図4に示すように、弁本体11から流体が排出される出口24bが形成されたフランジ223を有し、配管が接続可能である。
Further, as shown in FIG. 4, the
フランジ213とフランジ223は、互いに対向して平行になるように形成されている。また、入口24aの位置と出口24bの位置も対向している。
The
(1−2−2.中央部23)
中央部23は、図3に示すように、第1端部21と第2端部22の間に設けられている。中央部23は、第1面31と、第2面32(図4参照)と、壁部33(図4参照)と、第1リブ35と、複数のボルト孔37と、を有する。
(1-2-2. Central part 23)
As shown in FIG. 3, the
第1面31は、図3に示すように、略平面状であり、フランジ213とフランジ223に対して垂直に形成されている。第1面31の中央には、開口部31aが形成されている。開口部31aは、その周縁が湾曲して形成されている。
As shown in FIG. 3, the
第1リブ35は、図3および図4に示すように、ダイヤフラム12の外周に沿うように第1面31から突出して形成されている。第1リブ35は、開口部31aの外周縁全体に亘って形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
第1リブ35は、図3に示すように、円形状部351と、突出形状部352を有する。円形状部351は、開口部31aの外側であって開口部31aから所定の距離を空けて開口部31aの縁31aeに沿って形成されている。突出形状部352は、円形状部351から外側に突出しており、概ね四角形状の外周をなぞるように形成されている。この突出形状部352の内側には、後述する図6に示すダイヤフラム12の突出部125が配置される。
As shown in FIG. 3, the
第1面31は、図3に示すように、リブ35と開口部31aの間に、ダイヤフラム12の外周縁部121(後述する)が載置される載置部311を有する。
As shown in FIG. 3, the
ボルト孔37は、第1面31の開口部31aの周囲に4つ形成されており、後述するボンネット13のボルト孔134(図11(b)参照)と対向し、ボルト100(図1参照)が挿入され、ボンネット13が弁本体11に固定される。
Four bolt holes 37 are formed around the
なお、入口24aから出口24bを結ぶ線に沿った方向を第1方向X(流体の流通方向Xともいえる)とし、第1方向Xに対して垂直且つ第1面31と平行な方向を第2方向Y(幅方向Yともいえる)とする。第1方向Xは、フランジ213とフランジ223に対して垂直な直線に沿った方向ともいえる。また、後述するステム63、コンプレッサ61またはダイヤフラム12の移動方向が矢印Z(第1方向Xおよび第2方向Yに垂直な方向)で示されている。
The direction along the line connecting the
第2面32は、図4に示すように、流路24を挟んで第1面31に対向する面である。第2面32は、流路24の形状に沿って形成されている。第2面32は、中央部23のボンネット13が配置される側とは反対側の面である。
As shown in FIG. 4, the
(1−2−3.流路24)
流路24は、図4に示すように、入口24aから出口24bまで形成されている、壁部33は、流路24の中央に第1面31に向かって突出して形成されている。壁部33は、流路24に傾斜を形成するように、流路24の内面が第1面31に向かって緩やかに盛り上がって形成されている。上述の開口部31aは、流路24の途中に設けられている。また、開口部31aは、壁部33に対応する位置に形成されている。
(1-2-3. Flow path 24)
As shown in FIG. 4, the
壁部33の第1面31側の先端である当接部33aには、後述するダイヤフラム12が圧接する。当接部33aは、後述する図9に示すように、流通方向Xに対して垂直な平面において開口部31a側に凹状に湾曲して形成されている。なお、当接部33aの形状については、後段にて詳述する。
The
流路24は、図4に示すように、第1端部21の入口24aから当接部33aまで形成されている入口側流路241と、第2端部22の出口24bから当接部33aまで形成されている出口側流路242と、入口側流路241と出口側流路242を連通する連通部243とを有する。
As shown in FIG. 4, the
入口側流路241は、その内周面は湾曲して形成されており、図4に示すように、第1面31と垂直な方向(駆動方向Z)の幅が壁部33に向かうに従って狭くなっている。一方、入口側流路241は、第1面31と平行な方向の幅(図4における紙面に対して垂直な方向)は壁部33に向かうに従って広くなっている。
The inner peripheral surface of the inlet
出口側流路242は、その内周面は湾曲して形成されており、図4に示すように、第1面31と垂直な方向の幅が壁部33に向かうに従って狭くなっている。一方、出口側流路242は、第1面31と平行な方向の幅(図4における紙面に対して垂直な方向)は壁部33に向かうに従って広くなっている。
The inner peripheral surface of the outlet
連通部243は、流路24のうち壁部33の第1面31側の部分であり、入口側流路241と出口側流路242とを連通する。
The
第2面32は、図4に示すように、入口側流路241に沿った入口側湾曲部321と、出口側流路242に沿った出口側湾曲部322とを有する。この入口側湾曲部321と出口側湾曲部322によって図4に示す壁部33の第1面31側への突出が形成されている。
なお、第2面32には、補強用のリブ34(図4参照)が設けられている。
As shown in FIG. 4, the
The
(1−3.ダイヤフラムユニット15)
図5は、ダイヤフラムユニット15、ならびに後述するコンプレッサ61、スリーブ62およびステム63等を示す斜視図である。図5には、ダイヤフラムユニット15、コンプレッサ61、スリーブ62およびステム63の中心軸Oが示されている。この中心軸Oは、第1面31に対して垂直であり、後述するダイヤフラム12、コンプレッサ61およびステム63の駆動方向と一致する。
(1-3. Diaphragm unit 15)
FIG. 5 is a perspective view showing the
図6は、ダイヤフラムユニット15を隔膜ボルト65側から視た斜視図である。図7は、ダイヤフラムユニット15を隔膜ボルト65の反対側から視た斜視図である。図8Aはダイヤフラムユニット15の底面図であり、図8Bは、図8AのFF´間の矢示断面図である。
FIG. 6 is a perspective view of the
ダイヤフラムユニット15は、ダイヤフラム12と、隔膜ボルト65を有している。ダイヤフラム12は、駆動機構14によって駆動され、流路24を開閉する。隔膜ボルト65は、ダイヤフラム12に固定されており、駆動機構14に連結されている。
The
(1−3−1.ダイヤフラム12)
ダイヤフラム12は、図2に示すように、開口部31aを塞ぐように第1面31に配置されている。
(1-3-1. Diaphragm 12)
As shown in FIG. 2, the
図6および図7に示すように、ダイヤフラム12は、隔膜部120と、外周縁部121と、突出部125と、リブ126と、を有する。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
隔膜部120は、駆動機構14によって上下動される。隔膜部120は、円形状であり、弁本体11の開口部31aに対応する。
The
隔膜部120の当接部33a側の面120aには、図8Aおよび図8Bに示すように、弁本体11の壁部33の当接部33aに向かって突出するように形成された突条部122が形成されている。突条部122は、第2方向Yに沿って形成されており、当接部33aに沿っている。隔膜部120の面120aと反対側の面120bの中央部には、図8Bに示すように、ボンネット13側に向かって突出した凸部124が形成されている。凸部124には、後述する隔膜ボルト65がインサートされている。
As shown in FIGS. 8A and 8B, a ridge portion formed so as to project toward the
隔膜部120は、隔膜中央部710と、隔膜周縁部720と、を有する。隔膜中央部710は、隔膜部120のうち中央に配置されている部分である。隔膜中央部710に、隔膜ボルト65が挿入されて固定されている。隔膜周縁部720は、隔膜中央部710の周縁に設けられている。
The
図9は、図1のAA´間の矢示断面図である。外周縁部121は、円環状であり、隔膜部120の外周に形成されており、図2および図9に示すように、後述するボンネット13と弁本体11によって挟まれている。
FIG. 9 is a cross-sectional view taken along the line between AA'in FIG. The outer
突出部125は、図6および図7に示すように、概ね直方体形状であり、外周縁部121から外側に向かって突出して形成されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the projecting
リブ126は、図6および図8Bに示すように、外周縁部121の当接部33aとは反対側の面121bに周方向に沿って一周に亘って形成されており、図9に示すように、後述するボンネット13の溝部138に嵌る。
As shown in FIGS. 6 and 8B, the
また、リブ35が設けられていることによって、ダイヤフラム12が弁本体11とボンネット13に圧縮された場合であってもダイヤフラム12の外側へのフローが規制される。
Further, since the
なお、リブ35の高さは、ダイヤフラム12の膜厚よりも低く設定されている。これにより、弁本体11とボンネット13の間でダイヤフラム12の外周縁部121を圧縮することができる。
The height of the
図10(a)は、弁本体11の第1面31を示す平面図である。図10(b)は、弁本体11にダイヤフラムユニット15を載置した状態を示す平面図である。ダイヤフラム12の外周縁部121がリブ35の内側の載置部311に配置される。また、突出部125が、リブ35の突出形状部352の内側に配置されるようにダイヤフラム12が載置される。これにより、ダイヤフラム12の周方向における位置ズレが防止され、ダイヤフラム12の突条部122を当接部33aに沿った位置に合わせることができる。
FIG. 10A is a plan view showing the
ダイヤフラム12が後述する駆動機構14によって下方に移動し、壁部33の当接部33aに当接することによって連通部243を閉鎖して流路24が閉じられる。また、ダイヤフラム12が駆動機構14によって上方に移動し、当接部33aからダイヤフラム12が離間することによって流路24が開放される。
The
また、ダイヤフラム12は、図8Bに示すように、第1隔膜部材210と第2隔膜部材220が積層されて形成されている。第1隔膜部材210は、ダイヤフラム12の当接部33a側を形成している。第2隔膜部材220は、ダイヤフラム12の当接部33aと反対側を形成している。
Further, as shown in FIG. 8B, the
第1隔膜部材210は、第2隔膜部材220の隔膜ボルト65が突出している面とは反対側の面に配置されているともいえる。第2隔膜部材220を貫通して第1隔膜部材210に隔膜ボルト65が挿入されている。第2隔膜部材220から隔膜ボルト65が駆動機構14側(当接部33aと反対側)に突出している。
It can be said that the
第1隔膜部材210の材質はフッ素系樹脂であればよく、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)またはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)を用いることができる。上述した突条部122は、第1隔膜部材210に形成されており、当接部33aに接触する面(液と接触する面)が、フッ素系樹脂によって形成されている。
The material of the
第2隔膜部材220の材質は、ゴム状の弾性体であれば良く、特に限定されるものではない。例えば、エチレンプロピレンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、クロロスルフォン化ゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、塩素化ポリエチレン、フッ素ゴム、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等が好適な材料として挙げられる。
The material of the
このように、ダイヤフラム12のコンプレッサ61に接触する面120bが、弾性体によって形成されている。
In this way, the
また、第2隔膜部材220には強度の高い補強布がインサートされていても良く、補強布はナイロン製であることが望ましい。これは、ダイヤフラムバルブの閉時にダイヤフラム12に流体圧がかかったときにダイヤフラム12の変形や破損を防止することが可能となるため好ましい。
Further, a high-strength reinforcing cloth may be inserted into the
(1−3−2.隔膜ボルト65)
隔膜ボルト65は、例えば金属製であり、ダイヤフラム12を駆動機構14に連結する。隔膜ボルト65は、一端がダイヤフラム12の凸部124に埋め込まれており、他端がコンプレッサ61に係止可能である。
(1-3-2. Septal bolt 65)
The
隔膜ボルト65は、図8Bに示すように、柱状部651と、挿入部652と、一対の係止ピン653と、を有する。
As shown in FIG. 8B, the
柱状部651は、円柱形状であり、中心軸Oに沿って配置される。中心軸Oは、ダイヤフラム12、コンプレッサ61またはステム63の駆動方向(後述する図13(a)および図13(b)参照)に沿っているため、柱状部651は、ダイヤフラム12、コンプレッサ61またはステム63の駆動方向に沿って配置されているともいえる。
The
挿入部652は、図8Bに示すように、ダイヤフラム12の凸部124に挿入されている。挿入部652は、第1隔膜部材210にインサートされている。
As shown in FIG. 8B, the
一対の係止ピン653は、柱状部651のダイヤフラム12から露出している部分に設けられている。一対の係止ピン653は、柱状部651の側面から互いに反対側に突出している。一対の係止ピン653がコンプレッサ61の一対の切り欠き部616b(図12(a)参照)を通過するように、隔膜ボルト65が、貫通孔616に挿入される。
The pair of locking
その後、中心軸Oを中心にして隔膜ボルト65を回転させてコンプレッサ61に隔膜ボルト65が取り付けられる。
After that, the
(1−4.ボンネット13)
ボンネット13は、弁本体11と同様に、PVC(ポリ塩化ビニル)、HT(耐熱塩化ビニル管)、PP(ポリプロピレン)、またはPVCF(ポリフッ化ブニリデン)、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリクロロトリフロオロエチレン等の樹脂、または、鉄、銅、銅合金、真鍮、アルミニウム、ステンレス等の金属、または磁器などによって形成することができる。
(1-4. Bonnet 13)
Similar to the
図11(a)は、ボンネット13の外観を示す斜視図である。図11(b)は、ボンネット13を下方から視た斜視図である。図に示すように、ボンネット13は、本体部131と、弁本体11に固定される固定部132と、を有する。
FIG. 11A is a perspective view showing the appearance of the
本体部131は、ドーム状であって、図11(b)に示すように、その広がった端131aを縁とする開口13aを有する。開口13aは、第1面31の開口部31aに対応する。また、本体部131は、図11(a)に示すように、その窄まった部分に貫通孔13bを有する。貫通孔13bは、開口13aに対向して形成されており、後述するスリーブ62およびステム63が配置される。
The
固定部132は、端131aから外側に向かって突出するように形成されており、図11(b)および図9に示すように、複数のボルト孔134と、外側面135と、内側面136と、段差面137と、溝部138とを有する。
The fixing
ボルト孔134は、固定部132に4つ形成されており、弁本体11のボルト孔37と対向し、ボルト100(図1参照)が挿入され、ボンネット13が弁本体11に固定される。
Four bolt holes 134 are formed in the fixing
外側面135は、固定部132の弁本体11側の面であって、外周に沿った部分である。内側面136は、外側面135の内側であって外側面135と開口13aの間に設けられている。内側面136は、外側面135よりもZ方向において貫通孔13b側に位置しており、内側面136と外側面135の間には段差面137が形成されている。段差面137は、外側面135に対して概ね垂直に形成されている。外側面135は、図9に示すように、第1面31と対向し、第1面31上に配置される。リブ35は、段差面137の内側に位置する。内側面136は、図9に示すように、リブ35および載置部311に対向する。
The
段差面137がリブ35の外側に位置しているため、外側面135の内側縁135a(外側面135と段差面137の角ともいえる)は、図11(b)に示すように、円形状部135bと、突出形状部135cと、を有する。円形状部135bは、リブ35の円形状部351(図3参照)の外側に位置し、突出形状部135cは、リブ35の突出形状部352(図3参照)の外側に位置する。
Since the stepped
溝部138は、内側面136に開口13aに沿って周方向に一周にわたって形成されている。溝部138には、図9に示すように、ダイヤフラム12のリブ126が嵌っており、ダイヤフラム12の移動が規制される。
The
(1−5.駆動機構14)
駆動機構14は、図2に示すように、コンプレッサ61と、スリーブ62と、ステム63と、ハンドル64と、を有する。
(1-5. Drive mechanism 14)
As shown in FIG. 2, the
(1−5−1.コンプレッサ61)
コンプレッサ61は、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等によって形成されており、ダイヤフラムユニット15の隔膜ボルト65と連結されている。隔膜ボルト65は、弁本体11の反対側(非接液面側)に突出している。隔膜ボルト65の突出した部分がコンプレッサ61に係合されて、コンプレッサ61とダイヤフラム12は連結されている。
(1-5-1. Compressor 61)
The
図12(a)は、コンプレッサ61の底面図である。図12(b)は、コンプレッサ61のCC´間の矢示断面図である。
FIG. 12A is a bottom view of the
コンプレッサ61は、図12(a)に示すように、底面から見て円状の押圧中央部611と、押圧周縁部619と、を有する。押圧中央部611は、ダイヤフラム12の凸部124の先端面に接触し、ダイヤフラム12の隔膜中央部710を当接部33aに押圧する。押圧中央部611のダイヤフラム12の凸部124に接触する押圧中央面611aが示されている。
As shown in FIG. 12A, the
押圧周縁部619は、押圧中央部611の周縁に設けられており、円環部620と、円環部620から外側に向かって突出した複数の突出部612a、612b、613a、613b、614a、614b、615a、615bを有している。押圧周縁部619のダイヤフラム12の隔膜周縁部720に接触する押圧周縁面619aが示されている。
The pressing
押圧中央部611と、その周囲の円環部620によって、図12(b)に示すように、孔部617と、凹部618と、貫通孔616が形成されている。孔部617は、円柱状の空間であり、中心軸Oを軸として形成されている。
As shown in FIG. 12B, the
孔部617には、隔膜ボルト65の係止ピン653が配置される。また、孔部617には、後述するステム63の先端部631が配置される。
A locking
また、凹部618は、図12(b)に示すように、コンプレッサ61の当接部33a側の面の中央に形成されている。凹部618は、底面視において略円柱形状の空間であり、中心軸Oを軸として形成されている。凹部618には、図9に示すように、ダイヤフラム12の凸部124が挿入される。
Further, as shown in FIG. 12B, the
貫通孔616は、図12(b)に示すように、孔部617と凹部618を連通する。貫通孔616は、隔膜ボルト65が挿入される。貫通孔616は、ダイヤフラム12の駆動方向(中心軸O方向)に沿って形成されている。
As shown in FIG. 12B, the through
貫通孔616は、図12(a)に示すように、円形孔部616aと、円形孔部616aの縁616aeから外側に向かって形成された一対の切り欠き部616bとを有する、一対の切り欠き部616bは、隔膜ボルト65の係止ピン653が挿入可能なように対向して形成されている。
As shown in FIG. 12A, the through
複数の突出部612a、612b、613a、613b、614a、614b、615a、615bは、図12(a)では、8個形成されており、等角度(約45度)で形成されているため、2つずつが直径方向に対向する。すなわち、一対の突出部612aと突出部612bが、円形孔部616aの中心軸Oを通る直線に沿って押圧中央部611を挟んで設けられている。また、一対の突出部613aと突出部613bが、円形孔部616aの中心軸Oを通る直線に沿って押圧中央部611を挟んで設けられている。また、一対の突出部614aと突出部614bが、円形孔部616aの中心軸Oを通る直線に沿って押圧中央部611を挟んで設けられている。また、一対の突出部615aと突出部615bが、円形孔部616aの中心軸Oを通る直線に沿って押圧中央部611を挟んで設けられている。
In FIG. 12A, eight of the plurality of protrusions 612a, 612b, 613a, 613b, 614a, 614b, 615a, and 615b are formed, and are formed at an equal angle (about 45 degrees). Each faces in the radial direction. That is, a pair of protruding
突出部612a、612b、614a、614bは、押圧中央部611から同じ長さ突出している。突出部613a、613b、615a、615bは、押圧中央部611から同じ長さ突出している。突出部612a、612b、614a、614bの長さは、突出部613a、613b、615a、615bの長さよりも長く形成されている。
The protruding
(1−5−2.スリーブ62、ステム63、ハンドル64)
スリーブ62は、図2に示すように、ボンネット13の貫通孔13bに支持されている。スリーブ62の内側にはネジ形状が形成されている。
(1-5-2.
As shown in FIG. 2, the
ステム63は、スリーブ62の内側に配置されており、スリーブ62の内側に形成されたネジ形状と螺合している。図9に示すように、ステム63のボンネット13の内側に配置される先端部631は、コンプレッサ61に固定されている。先端部631は、コンプレッサ61の孔部617に配置されており、ピン101によってコンプレッサ61に固定されている。
The
このように、ステム63は、コンプレッサ61と弁本体11と反対側において固定されている。
In this way, the
ハンドル64は、図2に示すように、ステム63のボンネット13の外側に位置する部分の外周部に嵌合されている。
As shown in FIG. 2, the
<2.動作>
次に、本実施の形態のダイヤフラムバルブ10の動作について説明する。図13(a)および図13(b)は、ダイヤフラム12の動作を模式的に示す図である。
<2. Operation>
Next, the operation of the
図13(a)に示すような流路24が開放されている状態から、流路24を閉じる方向にハンドル64を回転させると、ハンドル64の回転に従ってスリーブ62も回転し、ステム63が下降する。ステム63の下降とともに、ステム63の端に固定されたコンプレッサ61も下降する。
When the
コンプレッサ61の下降により、ダイヤフラム12は、図13(b)に示すように、第2面32側に凸に湾曲し、壁部33の当接部33aに圧接される。
As the
これによって、ダイヤフラムバルブ10の流路24が遮断された状態となる。
一方、ハンドル64を開方向に回転させると、ハンドル64およびスリーブ62の回転に従ってステム63が上昇する。ステム63の上昇とともにコンプレッサ61も上昇し、隔膜ボルト65の係止ピン653によってコンプレッサ61と係合されたダイヤフラム12の中央部が図13(a)に示すように上昇する。
これによって、ダイヤフラムバルブ10の流路24が開放された状態となる。
As a result, the
On the other hand, when the
As a result, the
<3.当接部33a、ダイヤフラム12及びコンプレッサ61の形状>
図14は、弁本体11の当接部33a、ダイヤフラム12、およびコンプレッサ61を示す断面図である。図14では、ダイヤフラム12の隔膜中央部710は、コンプレッサ61の押圧中央部611と当接部33aに接触しており、且つ圧縮されていない状態を示している。
<3. Shape of
FIG. 14 is a cross-sectional view showing the
このような未圧縮状態において、当接部33a、ダイヤフラム12およびコンプレッサ61の形状について説明する。
The shapes of the
(3−1.当接部33aとダイヤフラム12の形状)
図15は、図14の当接部33aとダイヤフラム12を離間させた状態を示す図であり、図16は、図14の当接部33aとダイヤフラム12のみを示す図である。
(3-1. Shape of
FIG. 15 is a diagram showing a state in which the
図15に示すように、当接部33aは、流路24に対して垂直な平面において、幅方向Yの中央から一方の側(図15では左側)において、異なる中心を有する第1本体側湾曲部71と第2本体側湾曲部72を有する。
As shown in FIG. 15, the
第1本体側湾曲部71は、図15において当接部33aの中心70から外側に向かって形成されている。第2本体側湾曲部72は、第1本体側湾曲部71の幅方向Yの外側に設けられ、第1本体側湾曲部71と繋がって形成されている。第1本体側湾曲部71および第2本体側湾曲部72は、第2面32側に向かって凸状に湾曲している。
The first main body side curved
第1本体側湾曲部71は、円周上に形成されており、その円の中心が71aとして示されている。中心71aは、第1本体側湾曲部71の上方(ステム63側)に設けられている。第1本体側湾曲部71は、中心71aを通る点線(半径R1)の範囲で示されている。
The first main body side curved
第2本体側湾曲部72は、円周上に形成されており、その円の中心が72aとして示されている。中心72aは、第2本体側湾曲部72の上方(ステム63側)に設けられている。第2本体側湾曲部72は、中心72aを通る点線(半径r1)の範囲で示されている。
The second main body side curved
一方、ダイヤフラム12の隔膜周縁部720の当接部33a側の隔膜周縁面720aは、流路24に対して垂直な平面において、異なる中心を有する第1隔膜側湾曲部81と第2隔膜側湾曲部82を有する。第1隔膜側湾曲部81は、図15において幅方向の中心80から外側に向かって形成されている。
On the other hand, the diaphragm
第2隔膜側湾曲部82は、第1隔膜側湾曲部81の幅方向Yの外側に設けられ、第1隔膜側湾曲部81と繋がって形成されている。第1隔膜側湾曲部81および第2隔膜側湾曲部82は、未圧縮状態において当接部33aに向かって凸状に湾曲している。
The second diaphragm-side
第1隔膜側湾曲部81は、円周上に形成されており、その円の中心が81aとして示されている。中心81aは、第1隔膜側湾曲部81の上方(ステム63側)に設けられている。第1隔膜側湾曲部81は、中心81aを通る点線(半径R1)の範囲で示されている。
The first diaphragm side curved
第2隔膜側湾曲部82は、円周上に形成されており、その円の中心が82aとして示されている。中心82aは、第2隔膜側湾曲部82の上方(ステム63側)に設けられている。第2隔膜側湾曲部82は、中心82aを通る点線(半径r1)の範囲で示されている。
The second diaphragm side curved
第1隔膜側湾曲部81は、図16に示すように、第1本体側湾曲部71に対向して配置されており、第2隔膜側湾曲部82は、第2本体側湾曲部72に対向して配置されている。
As shown in FIG. 16, the first diaphragm-side
図16に示すように、ダイヤフラム12を当接部33aに接触させた状態において、ダイヤフラム12の第1隔膜側湾曲部81の中心81aは、当接部33aの第1本体側湾曲部71の中心71aと一致する。また、ダイヤフラム12の第2隔膜側湾曲部82の中心82aは、当接部33aの第2本体側湾曲部72の中心72aと一致する。なお、本明細書における一致とは、概ね一致していればよく、機械的誤差も含む。
As shown in FIG. 16, in a state where the
また、当接部33aは、幅方向Yにおいて左右対称であるため、幅方向Yの中央から他方の側(図15では右側)においても同様である。
Further, since the
このように、ダイヤフラム12の隔膜周縁部720の隔膜周縁面720aの形状は、弁本体11の当接部33aの形状と一致している。なお、隔膜周縁面720aは、突条部122の先端面に沿った面のことである。
As described above, the shape of the diaphragm
以上のように、コンプレッサ61によってダイヤフラム12が当接部33aに押圧された状態において中心71a、72aが中心81a、82aと一致することによって、コンプレッサ61によって当接部33aを押圧する際に応力集中箇所の発生を抑制することができる。このため、コンプレッサ61からダイヤフラム12へ力が上手く伝達され止水性能を向上することができる。
As described above, when the
(3−2.ダイヤフラム12とコンプレッサ61の形状)
図17は、ダイヤフラム12を示す断面図である。ダイヤフラム12の隔膜周縁部720のコンプレッサ61側の隔膜周縁面720bは、流路24に対して垂直な平面において、異なる中心を有する第3隔膜側湾曲部83と第4隔膜側湾曲部84を有する。第3隔膜側湾曲部83と第4隔膜側湾曲部84は、図14に示す未圧縮状態において当接部33a側に凸状に湾曲している。
(3-2. Shape of
FIG. 17 is a cross-sectional view showing the
第3隔膜側湾曲部83は、第1隔膜側湾曲部81と同じ中心81aを通る点線(半径R1´)で示している。また、第4隔膜側湾曲部84は、第2隔膜側湾曲部82と同じ中心82aを通る点線(半径r1´)で示されている。
The third diaphragm-side
このため、ダイヤフラム12のコンプレッサ61側の第3隔膜側湾曲部83と第4隔膜側湾曲部84の形状も当接部33aの形状と一致している。
Therefore, the shapes of the third diaphragm-side
また、第4隔膜側湾曲部84と外周縁部121の間には、第5隔膜側湾曲部85が設けられている。第5隔膜側湾曲部85は図14の未接触状態においてコンプレッサ61側に凸状に湾曲している。
Further, a fifth diaphragm-side
第3隔膜側湾曲部83と第4隔膜側湾曲部84の間には、第1変曲点86が設けられている。また、第4隔膜側湾曲部84と第5隔膜側湾曲部85の間には、第2変曲点87が設けられている。
A
図18は、ダイヤフラム12(一点鎖線で示す)の隔膜周縁面720bとコンプレッサ61(実線で示す)の押圧周縁面619aを示す模式図である。
FIG. 18 is a schematic view showing the diaphragm
図18に示すように、隔膜周縁面720bと押圧周縁面619aの間には、空間Sが設けられている。すなわち、ダイヤフラム12の隔膜中央部710がコンプレッサ61の押圧中央部611と当接部33aに接触しており、且つ圧縮されていない未圧縮状態において、隔膜周縁面720bと押圧周縁面619aは未接触であり、それらの間には、空間Sが設けられている。
As shown in FIG. 18, a space S is provided between the diaphragm
図18では一方のみを示しているが、コンプレッサ61の押圧周縁面619aは、流路24に対して垂直な平面において、幅方向Yにおいて押圧中央部610を挟んで2つ湾曲部90(図18では左側のみを示しており、右側は左側と左右対称となっている)を有している。各々の湾曲部90は、流路24に対して垂直な平面において、第1押圧側湾曲部91と、第2押圧側湾曲部92と、第3押圧側湾曲部93と、を有する。
Although only one is shown in FIG. 18, the pressing
第1押圧側湾曲部91、第2押圧側湾曲部92、および第3押圧側湾曲部93は、押圧中央部611から外側に向かって順に設けられている。第1押圧側湾曲部91と第2押圧側湾曲部92の間に第1変曲点94が設けられており、第1変曲点86に対向している。また、第2押圧側湾曲部92と第3押圧側湾曲部93の間に第2変曲点95が設けられており、第2変曲点87に対向している。
The first pressing side
第1押圧側湾曲部91および第2押圧側湾曲部92は、当接部33aに向かって凸状に湾曲している。また、第3押圧側湾曲部93は、当接部33aと反対側に向かって凸状に湾曲している。
The first pressing side
第1押圧側湾曲部91は、第3隔膜側湾曲部83に対向して設けられている。空間Sのうち第1押圧側湾曲部91と第3隔膜側湾曲部83の間の空間S1の間隔aは一定となっている。
The first pressing side
第2押圧側湾曲部92は、第4隔膜側湾曲部84に対向して設けられている。空間Sのうち第2押圧側湾曲部92と第4隔膜側湾曲部84の間の空間S2の間隔は外側に向かうに従って徐々に小さくなっている。
The second pressing side
第3押圧側湾曲部93は、第5隔膜側湾曲部85に対向して設けられている。空間Sのうち第3押圧側湾曲部93と第5隔膜側湾曲部85の間の空間S3の間隔bは一定となっている。
The third pressing side
間隔aは間隔bよりも小さくなっており、空間S2の間隔は、外側に向かって間隔aから間隔bになるように除々に小さくなっている。 The space a is smaller than the space b, and the space S2 is gradually reduced from the space a to the space b toward the outside.
<4.実施例>
次に、実施例を用いて実施の形態のダイヤフラムバルブについて説明する。
<4. Example>
Next, the diaphragm valve of the embodiment will be described with reference to Examples.
本実施例1〜3では、空間Sの空間S1の間隔aと空間S3の間隔bを変化させた場合の止水トルクについて検討を行った。また、比較例1では、空間Sを設けないようなコンプレッサ1061を用いて止水トルクの実験を行った。図19に示すように、コンプレッサ1061の押圧周縁部1619の押圧周縁面1619aは、隔膜周縁面720bの形状と一致しており、図14で説明したように未圧縮状態において、隔膜周縁面720bと押圧周縁面1619aの間には、空間Sが形成されていない。
In Examples 1 to 3, the water stop torque when the interval a of the space S1 of the space S and the interval b of the space S3 are changed was examined. Further, in Comparative Example 1, a water stop torque experiment was conducted using a
止水トルクの実験では、5000Nのトルクを加えた状態から徐々にトルクを緩め、水漏れが発生した値を計測した。また、実施例1〜3および比較例1のダイヤフラムバルブに接続した配管は50Aである。 In the water stop torque experiment, the torque was gradually relaxed from the state where the torque of 5000 N was applied, and the value at which water leakage occurred was measured. The pipe connected to the diaphragm valves of Examples 1 to 3 and Comparative Example 1 is 50A.
図20は、実施例1〜3および比較例1の結果の表を示す図である。
実施例1では、間隔aを0.360mmとし、間隔bを0.230mmとした。この場合、1400Nで液漏れが発生した。
FIG. 20 is a diagram showing a table of results of Examples 1 to 3 and Comparative Example 1.
In Example 1, the interval a was 0.360 mm and the interval b was 0.230 mm. In this case, a liquid leak occurred at 1400N.
実施例2では、間隔aを0.489mmとし、間隔bを0.313mmとした。この場合、1800Nで液漏れが発生した。 In Example 2, the interval a was 0.489 mm and the interval b was 0.313 mm. In this case, a liquid leak occurred at 1800 N.
実施例3では、間隔aを0.978mmとし、間隔bを0.625mmとした。この場合、2000Nで液漏れが発生した。 In Example 3, the interval a was 0.978 mm and the interval b was 0.625 mm. In this case, a liquid leak occurred at 2000N.
また、比較例1では、3400Nで液漏れが発生した。
以上より、隔膜周縁面720bと押圧周縁面619aの間に空間S(隙間ともいえる)を設けることにより、低いトルクでも水漏れの発生を防げることがわかる。
Further, in Comparative Example 1, a liquid leak occurred at 3400 N.
From the above, it can be seen that the occurrence of water leakage can be prevented even with a low torque by providing a space S (which can be said to be a gap) between the diaphragm
<5.特徴等>
(5−1)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10は、弁本体11と、ダイヤフラム12(隔膜の一例)と、コンプレッサ61(押圧部の一例)と、スリーブ62、ステム63、およびハンドル64(駆動部の一例)と、を備える。弁本体11は、内部に形成された流路24と、流路24に設けられた当接部33aと、を有する。ダイヤフラム12は、弁本体11に配置され、当接部33aに接触することにより流路24を閉塞可能である。コンプレッサ61は、ダイヤフラム12を当接部33aに押圧する。スリーブ62、ステム63、およびハンドル64は、コンプレッサ61を駆動してダイヤフラム12を当接部33aに押圧または当接部33aから離間する。ダイヤフラム12は、コンプレッサ61と接触する面120bに弾性を有する。コンプレッサ61は、中央に配置された押圧中央部611と、押圧中央部611の周縁に配置された押圧周縁部619と、を有する。ダイヤフラム12は、流路24の閉塞時に押圧中央部611に押圧される隔膜中央部710と、流路24の閉塞時に押圧周縁部619に押圧される隔膜周縁部720と、を有する。隔膜中央部710が当接部33aと押圧中央部611に当接し且つ圧縮されていない未圧縮状態において、押圧周縁部619と隔膜周縁部720の間には空間Sが形成されている。
<5. Features, etc.>
(5-1)
The
これにより、低いトルクで止水が可能となるため、止水トルクを軽減することができる。止水性能を向上することができる。 As a result, the water can be stopped with a low torque, so that the water stopping torque can be reduced. The water stopping performance can be improved.
(5−2)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10は、未圧縮状態におけるダイヤフラム12の当接部33aに当接する第1隔膜側湾曲部81および第2隔膜側湾曲部82(部分の一例)の形状は、当接部33aと同じ形状に形成されている。
(5-2)
In the
このように同じ形状とすることによって、ダイヤフラム12が当接する当接部33aにおける応力集中箇所の発生を抑制することができる。
By having the same shape in this way, it is possible to suppress the occurrence of stress concentration points at the
このため、コンプレッサ61からダイヤフラム12へ力が上手く伝達され止水性能を向上することができる。
Therefore, the force is successfully transmitted from the
(5−3)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、押圧周縁部619のダイヤフラム12を押圧する押圧周縁面619aは、流路24の流通方向に対して垂直な平面において押圧中央部611を挟んで2つの湾曲部90(湾曲線の一例)を有する。各々の湾曲部90は、第1変曲点94と第1変曲点94より外側に配置された第2変曲点95を有する。
(5-3)
In the
これによりコンプレッサ61のダイヤフラム12と接触する面を湾曲して形成することができる。
As a result, the surface of the
(5−4)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、空間Sのうち第2変曲点95から外側の空間S3(外側部分の一例)における押圧周縁部619とダイヤフラム12の間隔bは、空間Sのうち第1変曲点94より内側の空間S1(内側部分の一例)における押圧周縁部619とダイヤフラム12の間隔aより小さい。
(5-4)
In the
これにより、低いトルクで止水が可能となるため、止水トルクを軽減することができる。止水性能を向上することができる。 As a result, the water can be stopped with a low torque, so that the water stopping torque can be reduced. The water stopping performance can be improved.
(5−5)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、押圧周縁部619とダイヤフラム12の間隔は、空間Sの空間S1において一定であり、空間Sの空間S3において一定であり、空間S1から空間S3に向かうに従って除々に小さくなる。
(5-5)
In the
これにより、低いトルクで止水が可能となるため、止水トルクを軽減することができる。止水性能を向上することができる。 As a result, the water can be stopped with a low torque, so that the water stopping torque can be reduced. The water stopping performance can be improved.
(5−6)
本実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、押圧周縁面619aのうち第1変曲点94より内側の第1押圧側湾曲部91(部分の一例)は、当接部33a側に凸に湾曲しており、押圧周縁面619aのうち第2変曲点95より外側の第3押圧側湾曲部93(部分の一例)は、当接部33aと反対側に凸に湾曲している。
(5-6)
In the
これにより、当接部33aの形状に合わせてダイヤフラム12を押圧することができる。
As a result, the
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
[Other Embodiments]
Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the gist of the invention.
(A)
上記実施の形態では、当接部33aの中心から双方の側に2つの湾曲部(第1本体側湾曲部71、第2本体側湾曲部72)が設けられているが、3つ以上であってもよいし、円でなく湾曲しているだけでもよい。
(A)
In the above embodiment, two curved portions (first main body side curved
(B)
上記実施の形態では、流路方向Aに対して垂直な断面においてコンプレッサ61の押圧周縁面619aには、2つの変曲点(第1変曲点94と第2変曲点95)が設けられているが、2つに限らなくてもよく、1つまたは3つ以上であってもよい。
(B)
In the above embodiment, two inflection points (
(C)
上記実施の形態では、隔膜ボルト65は、ダイヤフラム12の挿入部652は第1隔膜部材210にインサートされているが、第2隔膜部材220にインサートされていてもよい。その場合、第1隔膜部材210と第2隔膜部材220は接着するほうが好ましい。
(C)
In the above embodiment, the
(D)
上記実施の形態では、ダイヤフラム12は、第1隔膜部材210と第2隔膜部材220が積層されて形成されているが、1つの部材から形成されていてもよい。その場合、第2隔膜部材220に用いられているゴム状の弾性体が用いられるほうが好ましい。
(D)
In the above embodiment, the
(E)
上記実施の形態のダイヤフラムバルブ10では、駆動部の一例として手動式のハンドル64が設けられているが、空気駆動式または電気駆動式の駆動部によってステム63が駆動されてもよい。
(E)
In the
本発明のダイヤフラムバルブは、止水性能を向上させることが可能な効果を発揮し、プラント等に利用可能である。 The diaphragm valve of the present invention exerts an effect capable of improving water stopping performance and can be used in plants and the like.
10 :ダイヤフラムバルブ
12 :ダイヤフラム
24 :流路
33a :当接部
61 :コンプレッサ
120b :面
611 :押圧中央部
619 :押圧周縁部
710 :隔膜中央部
720 :隔膜周縁部
S :空間
10: Diaphragm valve 12: Diaphragm 24:
Claims (6)
前記弁本体に配置され、前記当接部に接触することにより前記流路を閉塞可能な隔膜と、
前記隔膜を前記当接部に押圧する押圧部と、
前記押圧部を駆動して前記隔膜を前記当接部に押圧または前記当接部から離間する駆動部と、を備え、
前記隔膜は、前記押圧部に接触する面に弾性を有し、
前記押圧部は、中央に配置された押圧中央部と、前記押圧中央部の周縁に配置された押圧周縁部と、を有し、
前記隔膜は、前記流路の閉塞時に前記押圧中央部に押圧される隔膜中央部と、前記流路の閉塞時に前記押圧周縁部に押圧される隔膜周縁部と、を有し、
前記隔膜中央部が前記当接部と前記押圧中央部に当接し且つ圧縮されていない未圧縮状態において、前記押圧周縁部と前記隔膜周縁部の間には空間が形成されている、
ダイヤフラムバルブ。 A valve body having a flow path formed inside and a contact portion provided in the flow path,
A diaphragm that is placed on the valve body and can block the flow path by contacting the contact portion.
A pressing portion that presses the diaphragm against the contact portion, and
A drive unit that drives the pressing portion to press the diaphragm against the contact portion or separates the diaphragm from the contact portion is provided.
The diaphragm has elasticity on the surface in contact with the pressing portion.
The pressing portion has a pressing central portion arranged at the center and a pressing peripheral portion arranged on the peripheral edge of the pressing central portion.
The diaphragm has a diaphragm central portion pressed by the pressing central portion when the flow path is closed, and a diaphragm peripheral portion pressed by the pressing peripheral portion when the flow path is closed.
In an uncompressed state in which the central portion of the diaphragm is in contact with the contact portion and the pressing central portion and is not compressed, a space is formed between the pressing peripheral portion and the diaphragm peripheral portion.
Diaphragm valve.
請求項1に記載のダイヤフラムバルブ。 The shape of the portion of the diaphragm that abuts the abutting portion in the uncompressed state is formed to be the same shape as the abutting portion.
The diaphragm valve according to claim 1.
各々の前記湾曲線は、第1変曲点と前記第1変曲点より外側に配置された第2変曲点を有する、
請求項1または2に記載のダイヤフラムバルブ。 The pressing peripheral surface that presses the diaphragm of the pressing peripheral portion has two curved lines that sandwich the pressing central portion in a plane perpendicular to the flow direction of the flow path.
Each of the curved lines has a first inflection point and a second inflection point located outside the first inflection point.
The diaphragm valve according to claim 1 or 2.
請求項3に記載のダイヤフラムバルブ。 The distance between the pressing peripheral portion and the diaphragm in the outer portion of the space outside the second inflection point is the distance between the pressing peripheral portion and the diaphragm in the inner portion of the space inside the first inflection point. Less than the interval of
The diaphragm valve according to claim 3.
前記空間の前記内側部分において一定であり、
前記空間の前記外側部分において一定であり、
前記内側部分から前記外側部分に向かうに従って除々に小さくなる、
請求項4に記載のダイヤフラムバルブ。 The distance between the pressing peripheral portion and the diaphragm is
It is constant in the inner part of the space and
It is constant in the outer part of the space and
It gradually becomes smaller from the inner part to the outer part.
The diaphragm valve according to claim 4.
前記押圧周縁面のうち前記第2変曲点より外側の部分は、前記当接部と反対側に凸に湾曲している、
請求項4に記載のダイヤフラムバルブ。 The portion of the pressing peripheral surface inside the first inflection point is convexly curved toward the contact portion.
The portion of the pressing peripheral surface outside the second inflection point is convexly curved to the side opposite to the contact portion.
The diaphragm valve according to claim 4.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019066116A JP2020165477A (en) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | Diaphragm valve |
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Publications (1)
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JP (1) | JP2020165477A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7128379B1 (en) | 2022-05-16 | 2022-08-30 | 日本ダイヤバルブ株式会社 | diaphragms and diaphragm valves |
-
2019
- 2019-03-29 JP JP2019066116A patent/JP2020165477A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7128379B1 (en) | 2022-05-16 | 2022-08-30 | 日本ダイヤバルブ株式会社 | diaphragms and diaphragm valves |
JP2023168924A (en) * | 2022-05-16 | 2023-11-29 | 日本ダイヤバルブ株式会社 | diaphragm and diaphragm valve |
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