JP2020162984A - 感染予防システム、感染予防方法、及び、プログラム - Google Patents

感染予防システム、感染予防方法、及び、プログラム Download PDF

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Tomoya Sogo
知也 十河
勉 櫟原
Tsutomu Ichihara
勉 櫟原
訓明 福本
Noriaki Fukumoto
訓明 福本
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Abstract

【課題】課題は、対象空間での飛沫による感染の可能性を低減できる、感染予防システム、感染予防方法、及び、プログラムを提供することである。【解決手段】感染予防システム10は、検知部F11と、制御部F12とを備える。検知部F11は、集音システム30から出力される音情報に基づいて対象空間内の異常呼息を検知する。制御部F12は、検知部F11で異常呼息が検知されると、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む拡散気流を異常呼息の発生位置を含む局所空間に向けて気流発生システム40から出力させる局所制御を実行する。【選択図】 図1

Description

本開示は、感染予防システム、感染予防方法、及び、プログラムに関する。特に、本開示は、飛沫による感染の予防を目的とする、感染予防システム、感染予防方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1は、空気除菌装置(感染予防システム)を開示する。特許文献1の空気除菌装置は、水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成する電解槽と、この生成された電解水が滴下される気液接触部材と、この気液接触部材に室内の空気を送風する送風ファンとを備える。空気除菌装置は、更に、室内におけるくしゃみ等に対応する音声情報を検出するマイクと、このマイクによって検出されたくしゃみ等の回数に応じて、電解槽もしくは送風ファンの動作を制御する制御部とを備える。
特開2007−222567号公報
特許文献1では、単純に、所定時間あたりのくしゃみ又は咳の積算回数が所定回数以上の場合には、電解水中の次亜塩素酸の濃度を高くし、送風ファンの回転数を高くしているだけである。そのため、くしゃみ又は咳の発生位置が空気除菌装置から遠いと期待通りの効果が得られないことがある。
課題は、対象空間での飛沫による感染の可能性を低減できる、感染予防システム、感染予防方法、及び、プログラムを提供することである。
本開示の一態様の感染予防システムは、検知部と、制御部とを備える。前記検知部は、集音システムから出力される音情報に基づいて対象空間内の異常呼息を検知するように構成される。前記制御部は、前記検知部で異常呼息が検知されると、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む拡散気流を前記異常呼息の発生位置を含む局所空間に向けて気流発生システムから出力させる局所制御を実行するように構成される。
本開示の一態様の感染予防方法は、検知ステップと、制御ステップとを含む。前記検知ステップは、集音システムから出力される音情報に基づいて対象空間内の異常呼息を検知するステップである。前記制御ステップは、前記検知ステップで異常呼息が検知されると、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む拡散気流を前記異常呼息の発生位置を含む局所空間に向けて気流発生システムから出力させる局所制御を実行するステップである。
本開示の一態様のプログラムは、1以上のプロセッサに、前記感染予防方法を実行させるための、プログラムである。
本開示の態様によれば、対象空間での飛沫による感染の可能性を低減できる、という効果を奏する。
図1は、一実施形態の感染予防システムのブロック図である。 図2は、上記感染予防システムの設置状態の説明図である。 図3は、上記感染予防システムの動作の説明図である。 図4は、上記感染予防システムの動作の説明図である。 図5は、上記感染予防システムの動作の説明図である。 図6は、上記感染予防システムの動作のフローチャートである。 図7は、変形例の感染予防システムのブロック図である。 図8は、上記感染予防システムの設置状態の説明図である。
1.実施形態
1.1 概要
図1は、一実施形態の感染予防システム10のブロック図を示す。感染予防システム10は、検知部F11と、制御部F12とを備える。検知部F11は、集音システム30から出力される音情報に基づいて対象空間100(図2参照)内の異常呼息を検知する。制御部F12は、検知部F11で異常呼息が検知されると、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む拡散気流A10を異常呼息の発生位置を含む局所空間110(図3参照)に向けて気流発生システム40から出力させる局所制御を実行する。
感染予防システム10では、異常呼息を検知した場合に、異常呼息の発生位置を含む局所空間110に向けて、気流発生システム40から拡散気流A10を出力させる。拡散気流A10は、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含んでいるから、局所空間110に存在する飛沫C10を拡散、分散させることができる。これによって、局所空間110における飛沫C10の濃度(飛沫C10に含まれる感染源の濃度)を低減させることができる。したがって、感染予防システム10によれば、対象空間100での飛沫C10による感染の可能性を低減できる。
1.2 詳細
以下、感染予防システム10について図1〜図6を参照して更に詳細に説明する。感染予防システム10は、図2に示すような施設の対象空間100での飛沫による感染の可能性を低減するためのシステムである。飛沫による感染の例としては、飛沫感染及び飛沫核感染(空気感染)が挙げられる。施設は、本実施形態では、オフィスビルである。対象空間100は、オフィスの屋内空間である。なお、施設の例としては、オフィスビルの他に、戸建て住宅、集合住宅(住戸、共用部)、店舗、ビル(ビル全体、フロア内)が挙げられる。また、施設は、建物だけではなく、建物とその建物が存在する敷地とを含んでいてもよく、例えば、工場や、公園、病院、商業施設等が挙げられる。
感染予防システム10は、図1に示すように、気流制御システム20と、集音システム30と、気流発生システム40と、清浄機50とを備える。本実施形態では、気流制御システム20と集音システム30と気流発生システム40とは同一の筐体に収容されている。
集音システム30は、対象空間100で発生する音を表す音情報を気流制御システム20に出力するために用いられる。集音システム30は、集音部31を含む。集音部31は、電気音響変換部311と、音声出力部312とを備える。電気音響変換部311は、アレイ状に並び、それぞれ音(受け取った音)を電気信号に変換する複数の電気音響変換素子を有する。本実施形態では、電気音響変換部311は、一次元のアレイ状に並ぶ、複数(8つ)の電気音響変換素子を備える。電気音響変換部311は、対象空間100での異常呼息の発生位置を複数(8つ)の電気音響変換素子からの電気信号を用いて特定できるように、対象空間100に設置される。本実施形態では、電気音響変換部311は、複数(8つ)の電気音響変換素子が対象空間100の高さに直交する方向に沿って並ぶように配置される。これによって、水平方向において、異常呼息の発生位置を特定可能としている。電気音響変換素子から出力される電気信号は、受け取った音の波形を表す。電気音響変換部311は、いわゆるマイクロフォンアレイを含む。音声出力部312は、気流制御システム20に通信可能に接続される。音声出力部312は、電気音響変換部311の複数の電気音響変換素子から出力される電気信号を示す出力信号を、気流制御システム20に出力する。よって、集音システム30からの音情報は、集音部31の出力信号を含む。このような集音部31は、従来周知のマイクロフォンアレイによって実現可能であるから、詳細な説明は省略する。
気流発生システム40は、気流発生部41を含む。気流発生部41は、通信部411と、送風部412と、方向変更部413と、記憶部414と、処理部415とを備える。通信部411は、通信インターフェースである。特に、通信部411は、気流制御システム20に接続可能な通信インターフェースであり、通信ネットワークを通じた通信を行う機能を有する。これにより、気流発生システム40は、通信ネットワークを通じて気流制御システム20と通信可能である。なお、通信部411の通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。送風部412は、風を発生させるための送風装置である。特に、送風部412は、比較的指向性の高い風(気流)を発生させる。送風部412には、従来周知の送風装置を採用可能であるから、詳細な説明は省略する。方向変更部413は、送風部412の向きを変更するための装置である。方向変更部413は、送風部412を回転軸の周りに回転させる。本実施形態では、気流発生システム40は、方向変更部413が送風部412を鉛直方向に沿った回転軸の周りに回転させるように、対象空間100に設置される。特に、気流発生システム40は、方向変更部413で送風部412を回転させることで、送風部412で発生させる気流の向きを、0度から180度の範囲で変更する。本実施形態では、送風部412の向きと送風部412が発生させる気流の向きとは一致している。送風部412の角度は、送風部412が対象空間100の一方の壁(図2の左側の壁)を向いているときに0度であり、送風部412が対象空間100の他方の壁(図2の右側の壁)を向いているときに180度であるとしている。図2において、L1は、送風部412の角度が0度であるときの送風部412の向きを示す。L2は、送風部412の角度が30度であるときの送風部412の向きを示す。L3は、送風部412の角度が60度であるときの送風部412の向きを示す。L4は、送風部412の角度が90度であるときの送風部412の向きを示す。L5は、送風部412の角度が120度であるときの送風部412の向きを示す。L6は、送風部412の角度が150度であるときの送風部412の向きを示す。L7は、送風部412の角度が180度であるときの送風部412の向きを示す。記憶部414は、情報を記憶するための装置である。記憶部414は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等である。記憶部414は、気流発生システム40での制御に必要な情報を記憶するための領域を有する。
処理部415は、気流発生部41の全体的な制御、すなわち、通信部411と、送風部412と、方向変更部413と、記憶部414とを制御するように構成される。特に、処理部415は、気流制御システム20からの制御信号に応じて、送風部412及び方向変更部413を制御し、対象空間100内に、気流を生じさせる。処理部415は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラム(アプリケーション)を実行することで、処理部415として機能する。プログラムは、ここでは処理部415のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
清浄機50は、対象空間100内の除菌を行うための空間清浄機である。清浄機50は、除菌成分を放出し、対象空間100の除菌・脱臭を行う。除菌成分は、一例としては、次亜塩素酸である。本実施形態において、清浄機50は、対象空間100の隅に配置されている。なお、清浄機50は、対象空間100内の花粉やハウスダスト等を集じんする空気清浄機であってもよい。
気流制御システム20は、音声入力部21と、通信部22と、タイマ23と、記憶部24と、処理部25とを備える。
音声入力部21は、集音システム30(集音部31の音声出力部312)に接続される。音声入力部21は、集音システム30から、集音部31で生成された音情報を取得するために用いられる。
通信部22は、通信インターフェースである。特に、通信部22は、気流制御システム20の気流発生部41、及び、清浄機50に接続可能な通信インターフェースであり、通信ネットワークを通じた通信を行う機能を有する。これにより、気流制御システム20は、通信ネットワークを通じて気流発生システム40(気流発生部41)及び清浄機50と通信可能である。なお、通信部22の通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。タイマ23は、時間を図るための装置である。タイマ23は、処理部25での処理において計時が必要な場合に利用される。記憶部24は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等である。記憶部24は、気流制御システム20での制御に必要な情報を記憶するための領域を有する。
処理部25は、気流制御システム20の全体的な制御、すなわち、音声入力部21と、通信部22と、タイマ23と、記憶部24とを制御するように構成される。処理部25は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラム(アプリケーション)を実行することで、処理部25として機能する。プログラムは、ここでは処理部25のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部25は、図1に示すように、検知部F11と、制御部F12とを備える。図1において、検知部F11及び制御部F12は実体のある構成を示しているわけではなく、処理部25によって実現される機能を示している。
検知部F11は、集音システム30から出力される音情報に基づいて対象空間100内の異常呼息を検知するように構成される。異常呼息は、人物の呼息であって、通常の呼息よりも強い呼息であり得る。異常呼息の例としては、くしゃみ及び咳が挙げられる。くしゃみ及び咳は、飛沫の飛散を伴い、飛沫は、飛沫による感染の原因となり得る。検知部F11は、集音システム30から得られる、集音部31の音情報から、異常呼息の検知を行う。本実施形態では、音情報は、複数の電気音響変換素子の電気信号を示す情報を含んでおり、検知部F11は、複数の電気音響変換素子の電気信号の大きさに基づいて異常呼息の検知を実行する。一例として、検知部F11は、電気音響変換素子の電気信号が表す音の波形に、高さが所定高さ以上で幅が所定幅未満のピークがあれば、異常呼息を検知したと判断してよい。また、検知部F11は、異常呼息の波形パターンを利用して、パターンマッチングを行うことで、異常呼息の検知を行ってよい。あるいは、検知部F11は、音情報が表す音の波形と異常呼息との関係を学習した学習済みモデルを利用して、異常呼息の検知を行ってもよい。このように、異常呼息の検知については、従来周知の技術を適用可能であるから、詳細な説明は省略する。
制御部F12は、検知部F11での検知結果に応じて気流発生システム40に制御信号を出力し、気流発生システム40を制御する。特に、制御部F12は、(気流発生システム40により)局所制御を実行する機能を有する。制御部F12は、検知部F11で異常呼息が検知されると、局所制御を実行する。局所制御は、図3及び図4に示すように、拡散気流A10,A11を異常呼息の発生位置を含む局所空間110,120に向けて気流発生システム40から出力させる制御である。
制御部F12は、検知部F11で異常呼息が検知されると、異常呼息の発生位置を特定する。本実施形態では、制御部F12は、集音部31から異常呼息の発生位置への向きに基づいて、異常呼息の発生位置を決める。集音部31は、上述したように、複数の電気音響変換素子を有する電気音響変換部311を備えている。よって、制御部F12は、電気音響変換部311の複数の電気音響変換素子の電気信号の大きさの関係に基づいて異常呼息の発生位置を特定する。つまり、複数の電気音響変換素子は、異常呼息の発生位置に対して異なる位置にあるため、これら複数の電気音響変換素子の各々の電気信号の大きさには、異常呼息の発生位置までの距離が反映される。よって、複数の電気音響変換素子の電気信号の大きさの関係から、集音部31から異常呼息の発生位置への向きを求めることができる。制御部F12は、集音部31から異常呼息の発生位置への向きに基づいて、異常呼息の発生位置を予め定められた5つの場所から選択する。これら5つの場所は、送風部412の向きL2〜L6上の位置である。一例として、制御部F12は、集音部31から異常呼息の発生位置への向きが0度以上45度未満であれば、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL2上の位置であるとする。 制御部F12は、集音部31から異常呼息の発生位置への向きが45度以上75度未満であれば、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL3上の位置であるとする。制御部F12は、集音部31から異常呼息の発生位置への向きが75度以上105度未満であれば、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL4上の位置であるとする。制御部F12は、集音部31から異常呼息の発生位置への向きが105度以上135度未満であれば、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL5上の位置であるとする。制御部F12は、集音部31から異常呼息の発生位置への向きが135度以上180度未満であれば、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL6上の位置であるとする。
局所空間110は、異常呼息の発生位置と、発生位置の近傍とを含んでいる。つまり、局所制御では、異常呼息の発生位置だけではなくその近傍(周辺)に向けて、気流発生システム40から拡散気流A10を出力させる(図3参照)。これによって、異常呼息に起因する飛沫C10,C20をより拡散させることができる。局所空間110の大きさは特には限定されないが、異常呼息に起因する飛沫C10,C20を十分に拡散できるように、異常呼息により生じた飛沫C10,C20の分布範囲を含む大きさであるとよい。
拡散気流A10,A20は、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む気流である。制御部F12は、送風部412の向きを継続的に変化させることで、気流発生システム40から拡散気流A10,A11を出力させる。本実施形態では、矢印R10,R11で示すように、制御部F12は、送風部412を方向変更部413によって所定範囲で往復するように回転させることで、拡散気流A10,A11を発生させる。一例として、まず、制御部F12は、送風部412の向きを、異常呼息の発生位置に対応する向き(L2〜L6のいずれか)に一致させる。次に、異常呼息の発生位置に対応する向きを中心として所定範囲で往復するように送風部412を方向変更部413で回転させる。このように、制御部F12は、送風部412を方向変更部413でスイングさせることで、拡散気流A10,A11を生み出す。本実施形態では、所定範囲は、60度であるが、これに限定されない。また、送風部412が所定範囲で一往復するのにかかる時間は、一例として10秒〜20秒程度であるが、これに限定されない。拡散気流A10,A11は、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含むことから、異常呼息に伴い発生した飛沫C10,C20を拡散させる効果が期待できる。なお、単位時間は、特に限定されないが、1秒〜10秒程度であってよい。
制御部F12は、更に、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離に応じて、拡散気流A10,A11の風量と局所空間110の大きさとの少なくとも一方を変化させる。本実施形態では、制御部F12は、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離が所定値以上である場合に、拡散気流A10,A11の風量の増加を実行する。集音システム30と気流発生システム40とは同じ筐体に収容されており、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離は、集音システム30から異常呼息の発生位置までの距離と考えてよい。つまり、検知部F11で検知した異常呼息の音量が小さいほど、集音システム30から異常呼息の発生位置が遠いと考えられる。よって、制御部F12は、集音システム30から出力される音情報に基づいて、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離が所定値以上であるかどうかを判定する。制御部F12は、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離が所定値未満であれば、拡散気流A10,A11の風量を第1の値に設定する。制御部F12は、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離が所定値以上であれば、拡散気流A10,A11の風量を第1の値より大きい第2の値に設定する。
制御部F12は、局所制御を、異常呼息の発生から継続時間のあいだだけ実行する。つまり、制御部F12は、局所制御を開始すると、タイマ23により継続時間の計時を行う。継続時間が経過すると、制御部F12は、局所制御を終了する。ただし、検知部F11が継続時間の経過前に新たな異常呼息を検知する場合がある。ここで、新たな異常呼息の発生位置が前回の異常呼息の発生位置と同じである場合に、制御部F12は、継続時間の延長を実行する。本実施形態では、制御部F12は、継続時間を継続時間の初期値に対応する値だけ延長する。一方、新たな異常呼息の発生位置が前回の異常呼息の発生位置と異なる場合に、制御部F12は、継続時間を延長し新たな異常呼息に対しても局所制御を実行する。より詳細には、制御部F12は、継続時間の延長を実行し、更に、前回の異常呼息に対する局所制御の終了後に新たな異常呼息に対しても局所制御を実行する。例えば、図3に示すように、対象空間100において、人物P10が異常呼息を発した場合、制御部F12は、人物P10の異常呼息の発生位置を含む局所空間110に対して、拡散気流A10を気流発生システム40から出力する。この後に、図4に示すように、人物P20が異常呼息を発したとする。この場合、人物P10の異常呼息の発生位置(前回の発生位置)と人物P20の異常呼息の発生位置(新たな発生位置)とは異なる。よって、図4に示すように、制御部F12は、局所空間110に向けて拡散気流A10を気流発生システム40から出力させた後に、局所空間120に向けて拡散気流A11を気流発生システム40から出力させる。このように、制御部F12は、局所制御の実行中に、検知部F11で新たな異常呼息が検知された場合でも、新たな異常呼息を無視せず、新たな異常呼息に対しても局所制御を行う。
また、制御部F12は、(気流発生システム40により)全体制御を実行する機能を有する。制御部F12は、検知部F11で異常呼息が検知された場合に対象空間100がノイズ環境下にあると、局所制御に代えて全体制御を実行する。全体制御は、拡散気流を対象空間100に向けて気流発生システム40から出力させる制御である。
制御部F12は、対象空間100がノイズ環境下にあるかどうかを判定する。本実施形態では、制御部F12は、集音システム30から出力される音情報に基づいて、対象空間100がノイズ環境下にあるかどうかを判定する。制御部F12は、集音システム30から出力される音情報から、雑音レベルを求める。制御部F12は、雑音レベルが閾値以上の状態が所定時間継続すれば、対象空間100がノイズ環境下にあると判定する。一方で、制御部F12は、雑音レベルが閾値未満の状態が所定時間継続すれば、対象空間100がノイズ環境下にないと判定する。なお、ノイズ環境下にあるかどうかの判定については、従来周知の方法を採用し得るから、詳細な説明は省略する。
制御部F12は、全体制御では、異常呼息の発生位置だけではなく、対象空間100全体に向けて、気流発生システム40から拡散気流A12を出力させる(図5参照)。拡散気流A12は、拡散気流A10,A11と同様に、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む気流である。制御部F12は、送風部412の向きを継続的に変化させることで、気流発生システム40から拡散気流A12を出力させる。本実施形態では、矢印R12で示すように、制御部F12は、送風部412を方向変更部413によって所定範囲で往復するように回転させることで、拡散気流A12を発生させる。つまり、制御部F12は、送風部412を方向変更部413でスイングさせることで、拡散気流A12を生み出す。全体制御では、所定範囲は、局所制御よりも大きい。一例として、全体制御の所定範囲は、150度である。よって、送風部412は、送風部412の向きL4を中心として±75度の範囲で、往復するように回転して、拡散気流A12を発生させる。
制御部F12は、全体制御を、異常呼息の発生から継続時間のあいだだけ実行する。つまり、制御部F12は、全体制御を開始すると、タイマ23により継続時間の計時を行う。継続時間が経過すると、制御部F12は、全体制御を終了する。ただし、検知部F11が継続時間の経過前に新たな異常呼息を検知する場合がある。ここで、新たな異常呼息の発生位置が前回の異常呼息の発生位置と同じであるかどうかにかかわらず、制御部F12は、継続時間の延長を実行する。本実施形態では、制御部F12は、継続時間を継続時間の初期値に対応する値だけ延長する。
また、制御部F12は、清浄機50を制御する機能を有する。本実施形態では、制御部F12は、検知部F11で異常呼息が検知されると、清浄機50を動作させる。つまり、制御部F12は、異常呼息の発生に合わせて、清浄機50を動作させて、対象空間100の除菌を実行する。制御部F12が気流発生システム40によって拡散気流を発生させることで、飛沫C10,C20を拡散させて、感染源の濃度を低くする。これに清浄機50の動作を組み合わせることで、効果的に感染源の除去が可能となる。
1.3 動作
次に、感染予防システム10の動作(主に気流制御システム20の動作)の一例について図6を参照して簡単に説明する。
まず、感染予防システム10において、気流制御システム20は、集音システム30から音情報を取得する(S10)。気流制御システム20において、検知部F11は、集音システム30からの音情報に基づいて対象空間100内で異常呼息が発生したかどうかを判定する(S11)。検知部F11で異常呼息が検出されれば(S11:Yes)、制御部F12は、集音システム30からの異常呼息の発生位置を特定する(S12)。更に、制御部F12は、集音システム30からの音情報に基づいて対象空間100がノイズ環境下にあるかどうかを判定する(S13)。
対象空間100がノイズ環境下にある場合(S13:Yes)、制御部F12は全体制御を実行する(S16)。一方、対象空間100がノイズ環境下にない場合(S13:No)、制御部F12は全体制御を実行中であるかどうかを確認する(S14)。全体制御の実行中である場合(S14:Yes)、制御部F12は、全体制御を継続する(S16)。ただし、このときには、継続時間が延長される。
対象空間100がノイズ環境下にない場合(S13:No)、制御部F12は今回の異常呼息の発生位置が前回の異常呼息の発生位置と同じかどうかを判定する(S15)。なお、前回の異常呼息の発生位置がない場合、つまり、はじめて異常呼息を検知した場合には、制御部F12は、今回の異常呼息の発生位置が前回と異なると判断してよい。
今回の異常呼息の発生位置が前回と同じである場合(S15:Yes)、制御部F12は、同じ発生位置に対して局所制御を実行する(S17)。更に、継続時間が延長される。一方、今回の異常呼息の発生位置が前回と異なる場合(S15:Yes)、制御部F12は、新たな発生位置に対して局所制御を実行する(S18)。ここで、前回の異常呼息の発生位置がある場合には、制御部F12は、継続期間を延長し、前回の異常呼息の発生位置に対する局所制御の完了後に、新たな発生位置に対して局所制御を実行する。前回の異常呼息の発生位置がない場合には、制御部F12は、新たな発生位置に対して局所制御を実行し、継続期間の計時を開始する。
ステップS16,S17,S18の後には、制御部F12は、清浄機50が駆動中であるかどうかを判定する(S19)。清浄機50が駆動中でなければ(S19:No)、制御部F12は、清浄機50を駆動し、対象空間100に除菌成分を散布する(S20)。
この後、制御部F12は、継続期間が経過したかどうかを判定する(S21)。継続期間が経過していなければ(S21:No)、処理はステップS10に戻る。一方、継続期間が経過していれば(S21:Yes)、制御部F12は、制御(局所制御、全体制御、清浄機50の駆動)を終了する(S22)。制御終了時、制御部F12は、異常呼息の発生位置を消去する。つまり、ステップS15での前回の異常呼息の発生位置は、同一の継続期間において有効である。
なお、以上説明した図6に示すフローチャートは、感染予防システム10の動作の一例であるから、感染予防システム10での処理は、必ずしも、図6に示す順番通りに実行される必要はない。例えば、ステップS12の処理(異常呼息の発生位置の特定)は、ステップS13,S14の後に実行されてもよい。また、ステップS13,S14の順番は入れ替わってもよい。
1.4 まとめ
以上述べた感染予防システム10は、図1に示すように、検知部F11と、制御部F12とを備える。検知部F11は、集音システム30から出力される音情報に基づいて対象空間100(図2参照)内の異常呼息を検知する。制御部F12は、検知部F11で異常呼息が検知されると、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む拡散気流A10を異常呼息の発生位置を含む局所空間110(図3参照)に向けて気流発生システム40から出力させる局所制御を実行する。このような感染予防システム10によれば、対象空間100での飛沫C10による感染の可能性を低減できる。
換言すれば、感染予防システム10は、次の方法(感染予防方法)を実行しているといえる。感染予防方法は、検知ステップ(S10,S11)と、制御ステップ(S12〜S22)とを含む。検知ステップは、集音システム30から出力される音情報に基づいて対象空間100(図2参照)内の異常呼息を検知するステップである。制御ステップは、検知ステップで異常呼息が検知されると、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む拡散気流A10を異常呼息の発生位置を含む局所空間110(図3参照)に向けて気流発生システム40から出力させる局所制御を実行するステップである。このような感染予防方法によれば、感染予防システム10と同様に、対象空間100での飛沫C10による感染の可能性を低減できる。
感染予防システム10は、1以上のプロセッサにより実現されている。つまり、感染予防システム10は、1以上のプロセッサがプログラム(感染予防プログラム)を実行することにより実現される。このプログラムは、1以上のプロセッサに、感染予防方法を実行させるためのプログラムである。このようなプログラムによれば、感染予防方法と同様に、対象空間100での飛沫C10による感染の可能性を低減できる。
2.変形例
本開示の実施形態は、上記実施形態に限定されない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
図7及び図8は、一変形例の感染予防システム10Aに関する図である。感染予防システム10Aは、図7に示すように、気流制御システム20Aと、集音システム30Aと、気流発生システム40Aと、清浄機51,52とを備える。本実施形態では、気流制御システム20Aと集音システム30Aと気流発生システム40Aとは別の場所に設置されている。
気流発生システム40Aは、複数(ここでは2つ)の気流発生部41a,41bを含む。気流発生部41a,41bは、上記実施形態の気流発生部41と同じ構成であり、通信部411と、送風部412と、方向変更部413と、記憶部414と、処理部415とを備える。気流発生システム40Aは、気流発生部41a,41bの各々において方向変更部413が送風部412を鉛直方向に沿った回転軸の周りに回転させるように、対象空間100に設置される。特に、気流発生システム40Aは、気流発生部41a,41bの各々において方向変更部413で送風部412を回転させることで、送風部412で発生させる気流の向きを、0度から180度の範囲で変更する。気流発生部41a,41bの各々について、送風部412の向きと送風部412が発生させる気流の向きとは一致している。送風部412の角度は、送風部412が対象空間100の一方の壁(図8の左側の壁)を向いているときに0度であり、送風部412が対象空間100の他方の壁(図8の右側の壁)を向いているときに180度であるとしている。図8において、L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7は、気流発生部41a,41bの各々の送風部412の角度が0度、30度、60度、90度、120度、150度、180度であるときの送風部412の向きを、それぞれ示す。
集音システム30Aは、複数(ここでは10)の集音部31a〜31jを含む。図8に示すように、集音部31a〜31jは、対象空間100において、互いに異なる位置に配置される。集音部31a,31fは、送風部412の向きL2上にあり、集音部31fは、集音部31aと気流発生システム40Aとの間にある。集音部31b,31gは、送風部412の向きL3上にあり、集音部31gは、集音部31bと気流発生システム40Aとの間にある。集音部31c,31hは、送風部412の向きL4上にあり、集音部31hは、集音部31cと気流発生システム40Aとの間にある。集音部31d,31iは、送風部412の向きL5上にあり、集音部31iは、集音部31dと気流発生システム40Aとの間にある。集音部31e,31jは、送風部412の向きL6上にあり、集音部31jは、集音部31eと気流発生システム40Aとの間にある。複数の集音部31a〜31jは、同じ構成である。集音部31aは、電気音響変換部311と、音声出力部312とを備える。電気音響変換部311は、音(受け取った音)を電気信号に変換する電気音響変換素子を有する。ここでは、電気音響変換部311は、上記実施形態とは異なり、アレイ状に並ぶ複数の電気音響変換素子を有してはいない。音声出力部312は、気流制御システム20Aに通信可能に接続される。音声出力部312は、電気音響変換部311の電気音響変換素子から出力される電気信号を示す出力信号を、気流制御システム20に出力する。集音システム30Aは複数の集音部31a〜31jを有しているから、集音システム30Aからの音情報は、複数の集音部31a〜31jの出力信号を含む。
複数(ここでは2つ)の清浄機51,52は、対象空間100内の除菌を行うための空間清浄機である。清浄機51,52は、清浄機50と同じ構成である。本変形例において、清浄機51,52は、対象空間100の別々の隅に離して配置されている。
気流制御システム20Aは、処理部25Aが、気流制御システム20の処理部25と異なる。処理部25Aは、図7に示すように、検知部F11Aと、制御部F12Aとを備える。
検知部F11Aは、集音システム30から出力される音情報に基づいて対象空間100内の異常呼息を検知するように構成される。特に、検知部F11Aは、音情報に含まれる複数の集音部31a〜31jの出力信号のそれぞれについて異常呼息の検知を実行する。検知部F11Aは、出力信号毎の異常呼息の検知の結果を、制御部F12Aに与える。
制御部F12Aは、制御部F12と同様に、局所制御及び全体制御を実行する機能を有する。また、制御部F12Aは、清浄機51,52を制御する機能を有する。
制御部F12Aは、異常呼息の発生位置を特定する方法が制御部F12と異なる。すなわち、制御部F12Aは、検知部F11Aで異常呼息が検知された出力信号に対応する集音部(31a〜31j)の位置に基づいて、異常呼息の発生位置を特定する。要するに、制御部F12Aは、異常呼息の発生位置に最も近い場所にある集音部31a〜31jの位置を、異常呼息の発生位置とする。制御部F12Aは、検知部F11Aで異常呼息が検知された出力信号に対応する集音部(31a〜31j)の位置に基づいて、異常呼息の発生位置を予め定められた5つの場所から選択する。これら5つの場所は、送風部412の向きL2〜L6上の位置である。一例として、集音部31a又は集音部31fの出力信号に基づいて異常呼息が検知された場合には、制御部F12Aは、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL2上の位置であるとする。集音部31b又は集音部31gの出力信号に基づいて異常呼息が検知された場合には、制御部F12Aは、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL3上の位置であるとする。集音部31c又は集音部31hの出力信号に基づいて異常呼息が検知された場合には、制御部F12Aは、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL4上の位置であるとする。集音部31d又は集音部31iの出力信号に基づいて異常呼息が検知された場合には、制御部F12Aは、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL5上の位置であるとする。集音部31e又は集音部31jの出力信号に基づいて異常呼息が検知された場合には、制御部F12Aは、異常呼息の発生位置が送風部412の向きL6上の位置であるとする。
また、制御部F12Aは、気流発生システム40Aから発生異常呼息の発生位置までの距離を判定する方法が制御部F12と異なる。すなわち、制御部F12Aは、検知部F11Aで異常呼息が検知された出力信号に対応する集音部(31a〜31j)の位置に基づいて、異常呼息までの距離を判定する。要するに、制御部F12Aは、異常呼息の発生位置に最も近い場所にある集音部31a〜31jの位置に基づいて、異常呼息までの距離を判定する。図8から明らかなように、集音部31a〜31eは、集音部31f〜31jよりも、気流発生システム40Aから遠い。よって、制御部F12Aは、検知部F11Aで異常呼息が検知された出力信号に対応する集音部が集音部31a〜31eのいずれかであれば、異常呼息までの距離が遠いと判定する。一方、制御部F12Aは、検知部F11Aで異常呼息が検知された出力信号に対応する集音部が集音部31f〜31jのいずれかであれば、異常呼息までの距離が近いと判定する。これによって、制御部F12Aにおいても、制御部F12と同様に、異常呼息までの距離に応じた制御が可能である。
また、制御部F12Aは、拡散気流を発生させる方法が制御部F12と異なる。制御部F12Aは、複数の送風部412の2以上を動作させることで、気流発生システム40Aから拡散気流を出力させる。このように、制御部F12Aは、単位時間内に向きが異なる複数の気流を発生させることで、拡散気流を気流発生システム40Aから出力させる。
以上述べた変形例から明らかなように、集音システム(30,30A)の集音部(31,31a〜31j)の数は、特に限定されない。集音部(31,31a〜31j)の数によらず、集音システム(30,30A)からの音情報に基づいて、異常呼息の発生位置は特定可能である。なお、集音部の複数の電気音響変換素子からの電気信号及び集音部の位置の両方を用いて、異常呼息の発生位置を特定してもよい。
また、気流発生システム(40,40A)の送風部(412)の数は、特に限定されない。送風部(412)の数によらず、拡散気流を発生させることは可能である。なお、複数の送風部において向きを変えて拡散気流を発生させてもよい。上記実施形態では、送風部(412)をスイング動作させることで拡散気流を発生させているが、送風部(412)をらせん状に動かして拡散気流を発生させてもよい。したがって、方向変更部(413)は、送風部(412)を単一の軸の周りに回転させる構成に限定されず、2以上の軸の周りに送風部(412)を回転可能であってよい。また、方向変更部(413)は、送風部(412)を回転させる構成に代えて、あるいは加えて、送風部(412)を直線的又は曲線的に移動させる構成を有していてもよい。要するに、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を生じることができれば、送風部(412)の数、及び、送風部(412)の動かし方は特に限定されない。
上記実施形態では、制御部F12は、検知部F11が継続時間の経過前に前回の異常呼息と発生位置が同じ新たな異常呼息を検知すると、継続時間の延長を実行する。拡散気流A10の風量の増加を実行する。一変形例では、制御部F12は、検知部F11が継続時間の経過前に前回の異常呼息と発生位置が同じ新たな異常呼息を検知すると、拡散気流A10の風量の増加を実行してよい。つまり、制御部F12は、検知部F11が継続時間の経過前に前回の異常呼息と発生位置が同じ新たな異常呼息を検知すると、拡散気流A10の風量の増加と継続時間の延長との少なくとも一方を実行してよい。
上記実施形態では、制御部F12は、異常呼息の発生位置を、あらかじめ決められた位置から選択しているが、このような位置の近似は必須ではない。つまり、制御部F12は、異常呼息の発生位置をあらかじめ決められた位置から選択することなく、異常呼息の発生位置をそのまま用いてよい。
上記実施形態では、制御部F12は、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離に応じて、拡散気流A10の風量を変化させる。一変形例では、制御部F12は、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離に応じて、局所空間110の大きさを変化させてよい。一例として、制御部F12は、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離が所定値以上である場合に、局所空間110を拡大してよい。つまり、制御部F12は、気流発生システム40から異常呼息の発生位置までの距離に応じて、拡散気流A10の風量と局所空間110の大きさとの少なくとも一方を変化させてよい。
一変形例では、気流発生システム40において、気流発生部41は、気流を発生させることが可能な装置であればよく、実施形態の例に限定されない。気流発生部41の他の例としては、扇風機、エアコンが挙げられる。
上記実施形態では、制御部F12は、検知部F11で異常呼息が検知されると、清浄機50を動作させる。一変形例では、制御部F12は、検知部F11で異常呼息が検知されると、清浄機50の動作レベルを上げてもよい。一例として、清浄機50が放出する除菌成分の濃度及び除菌成分を散布するための風の量を増やしてよい。この構成は、感染予防システム10Aにも適用可能である。
一変形例では、感染予防システム10は、清浄機50を備えていなくてよい。同様に、感染予防システム10Aも清浄機51,52を備えていなくてもよい。
一変形例では、感染予防システム10は、集音システム30を備えていなくてもよい。同様に、感染予防システム10は、気流発生システム40を備えていなくてもよい。つまり、感染予防システム10は、気流制御システム20を有していればよく、より詳しくは、感染予防システム10は、検知部F11、及び制御部F12を備えていればよい。この点は、感染予防システム10Aにおいても同様である。
一変形例では、感染予防システム10(気流制御システム20)は、複数のコンピュータにより構成されていてもよい。例えば、感染予防システム10(気流制御システム20)の機能(特に、検知部F11及び制御部F12)は、複数の装置に分散されていてもよい。更に、感染予防システム10(気流制御システム20)の機能の少なくとも一部が、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されていてもよい。この点は、感染予防システム10Aにおいても同様である。
以上述べた感染予防システム10(気流制御システム20)の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを有する。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における感染予防システム10(気流制御システム20)の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。LSIの製造後にプログラムされる、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FGPA)、ASIC(application specific integrated circuit)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができる再構成可能な論理デバイスも同じ目的で使うことができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。この点は、感染予防システム10Aにおいても同様である。
3.態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、本開示は、下記の態様を含む。以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
第1の態様は、感染予防システム(10;10A)であって、検知部(F11;F11A)と、制御部(F12;F12A)とを備える。前記検知部(F11;F11A)は、集音システム(30;30A)から出力される音情報に基づいて対象空間(100)内の異常呼息を検知するように構成される。前記制御部(F12;F12A)は、前記検知部(F11;F11A)で異常呼息が検知されると、拡散気流(A10,A11)を局所空間(110;120)に向けて気流発生システム(40;40A)から出力させる局所制御を実行するように構成される。前記拡散気流(A10,A11)は、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む。前記局所空間(110;120)は、前記異常呼息の発生位置を含む。この態様によれば、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第2の態様は、第1の態様に基づく感染予防システム(10;10A)である。第2の態様では、前記制御部(F12;F12A)は、前記気流発生システム(40;40A)から前記異常呼息の発生位置までの距離に応じて、前記拡散気流(A10,A11)の風量と前記局所空間(110,120)の大きさとの少なくとも一方を変化させるように構成される。この態様によれば、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第3の態様は、第2の態様に基づく感染予防システム(10;10A)である。第3の態様では、前記制御部(F12;F12A)は、前記検知部(F11;F11A)で異常呼息が検知された場合に前記対象空間(100)がノイズ環境下にあると、前記拡散気流(A12)を前記対象空間(100)に向けて前記気流発生システム(40;40A)から出力させる全体制御を実行するように構成される。この態様によれば、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第4の態様は、第1〜第3の態様のいずれか一つに基づく感染予防システム(10;10A)である。第4の態様では、前記制御部(F12;F12A)は、前記局所制御を、前記異常呼息の発生から継続時間のあいだ実行するように構成される。この態様によれば、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第5の態様は、第4の態様に基づく感染予防システム(10;10A)である。第5の態様では、前記制御部(F12;F12A)は、前記検知部(F11;F11A)が前記継続時間の経過前に前回の異常呼息と発生位置が異なる新たな異常呼息を検知すると、前記継続時間を延長し前記新たな異常呼息に対しても前記局所制御を実行するように構成される。この態様によれば、複数位置で異常呼息が発生しても、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第6の態様は、第4又は第5の態様に基づく感染予防システム(10;10A)である。第6の態様では、前記制御部(F12;F12A)は、前記検知部(F11;F11A)が前記継続時間の経過前に前回の異常呼息と発生位置が同じ新たな異常呼息を検知すると、前記拡散気流(A10,A11)の風量の増加と前記継続時間の延長との少なくとも一方を実行するように構成される。この態様によれば、同じ位置で異常呼息が複数回発生しても、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第7の態様は、第1〜第6の態様のいずれか一つに基づく感染予防システム(10;10A)である。第7の態様では、前記局所空間(110,120)は、前記異常呼息の発生位置と、前記発生位置の近傍とを含む。この態様によれば、異常呼息に起因する飛沫(C10,C20)をより拡散させることができる。
第8の態様は、第1〜第7の態様のいずれか一つに基づく感染予防システム(10)である。第8の態様では、前記集音システム(30)は、アレイ状に並び、それぞれ音を電気信号に変換する複数の電気音響変換素子を有する集音部(31)を含む。前記音情報は、前記複数の電気音響変換素子の電気信号を示す情報を含む。前記検知部(F11)は、前記複数の電気音響変換素子の電気信号の大きさに基づいて異常呼息の検知を実行するように構成される。前記制御部(F12)は、前記複数の電気音響変換素子の電気信号の大きさの関係に基づいて異常呼息の発生位置を特定するように構成される。この態様によれば、異常呼息の発生位置の特定が容易になる。
第9の態様は、第1〜第7の態様のいずれか一つに基づく感染予防システム(10A)である。第9の態様では、前記集音システム(30A)は、互いに異なる位置に配置され、受け取った音の大きさを示す出力信号を出力する複数の集音部(31a〜31j)を含む。前記音情報は、前記複数の集音部(31a〜31j)の出力信号を示す情報を含む。前記検知部(F11A)は、前記複数の集音部(31a〜31j)の出力信号のそれぞれについて異常呼息の検知を実行するように構成される。前記制御部(F12A)は、前記検知部(F11A)で異常呼息が検知された出力信号に対応する集音部(31a〜31j)の位置に基づいて、前記異常呼息の発生位置を特定するように構成される。この態様によれば、異常呼息の発生位置の特定が容易になる。
第10の態様は、第1〜第9の態様のいずれか一つに基づく感染予防システム(10)である。第10の態様では、前記気流発生システム(40)は、送風部(412)を含む。前記制御部(F12)は、前記送風部(412)の向きを継続的に変化させることで、前記気流発生システム(40)から前記拡散気流(A10,A11,A12)を出力させる。この態様によれば、拡散気流を容易に発生させることができる。
第11の態様は、第1〜第9の態様のいずれか一つに基づく感染予防システム(10A)である。第11の態様では、前記気流発生システム(40A)は、複数の送風部(412)を含む。前記制御部(F12A)は、前記複数の送風部(412)の2以上を動作させることで、前記気流発生システム(40A)から前記拡散気流を出力させる。この態様によれば、拡散気流を容易に発生させることができる。
第12の態様は、第1〜第11の態様のいずれか一つに基づく感染予防システム(10;10A)である。第12の態様では、前記制御部(F12;F12A)は、前記検知部(F11;F11A)で異常呼息が検知されると、清浄機(50,51,52)を動作させるように構成される。この態様によれば、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第13の態様は、第1〜第12の態様のいずれか一つに基づく感染予防システム(10;10A)である。第13の態様では、前記感染予防システム(10;10A)は、前記気流発生システム(40;40A)を更に備える。この態様によれば、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第14の態様は、第1〜第13の態様のいずれか一つに基づく感染予防システム(10;10A)である。第14の態様では、前記感染予防システム(10;10A)は、前記集音システム(30;30A)を更に備える。この態様によれば、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第15の態様は、感染予防方法であって、検知ステップと、制御ステップとを含む。前記検知ステップは、集音システム(30;30A)から出力される音情報に基づいて対象空間(100)内の異常呼息を検知するステップである。前記制御ステップは、前記検知ステップで異常呼息が検知されると、拡散気流(A10,A11)を局所空間(110,120)に向けて気流発生システム(40,40A)から出力させる局所制御を実行するステップである。前記拡散気流(A10,A11)は、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む。前記局所空間(110,120)は、前記異常呼息の発生位置を含む。この態様によれば、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
第16の態様は、プログラムであって、1以上のプロセッサに、第14の態様の感染予防方法を実行させるための、プログラムである。この態様によれば、対象空間(100)での飛沫(C10,C20)による感染の可能性を低減できる。
10,10A 感染予防システム
F11,F11A 検知部
F12,F12A 制御部
30,30A 集音システム
31,31a〜31j 集音部
40,40A 気流発生システム
412 送風部
100 対象空間
110,120 局所空間
C10,C20 飛沫
A10,A11,A12 拡散気流

Claims (15)

  1. 集音システムから出力される音情報に基づいて対象空間内の異常呼息を検知する検知部と、
    前記検知部で異常呼息が検知されると、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む拡散気流を前記異常呼息の発生位置を含む局所空間に向けて気流発生システムから出力させる局所制御を実行する制御部と、
    を備える、
    感染予防システム。
  2. 前記制御部は、前記気流発生システムから前記異常呼息の発生位置までの距離に応じて、前記拡散気流の風量と前記局所空間の大きさとの少なくとも一方を変化させるように構成される、
    請求項1の感染予防システム。
  3. 前記制御部は、前記検知部で異常呼息が検知された場合に前記対象空間がノイズ環境下にあると、前記拡散気流を前記対象空間に向けて前記気流発生システムから出力させる全体制御を実行するように構成される、
    請求項2の感染予防システム。
  4. 前記制御部は、前記局所制御を、前記異常呼息の発生から継続時間のあいだ実行するように構成される、
    請求項1〜3のいずれか一つの感染予防システム。
  5. 前記制御部は、前記検知部が前記継続時間の経過前に前回の異常呼息と発生位置が異なる新たな異常呼息を検知すると、前記継続時間を延長し前記新たな異常呼息に対しても前記局所制御を実行するように構成される、
    請求項4の感染予防システム。
  6. 前記制御部は、前記検知部が前記継続時間の経過前に前回の異常呼息と発生位置が同じ新たな異常呼息を検知すると、前記拡散気流の風量の増加と前記継続時間の延長との少なくとも一方を実行するように構成される、
    請求項4又は5の感染予防システム。
  7. 前記局所空間は、前記異常呼息の発生位置と、前記発生位置の近傍とを含む、
    請求項1〜6のいずれか一つの感染予防システム。
  8. 前記集音システムは、アレイ状に並び、それぞれ音を電気信号に変換する複数の電気音響変換素子を有する集音部を含み、
    前記音情報は、前記複数の電気音響変換素子の電気信号を示す情報を含み、
    前記検知部は、前記複数の電気音響変換素子の電気信号の大きさに基づいて異常呼息の検知を実行するように構成され、
    前記制御部は、前記複数の電気音響変換素子の電気信号の大きさの関係に基づいて異常呼息の発生位置を特定するように構成される、
    請求項1〜7のいずれか一つの感染予防システム。
  9. 前記集音システムは、互いに異なる位置に配置され、受け取った音の大きさを示す出力信号を出力する複数の集音部を含み、
    前記音情報は、前記複数の集音部の出力信号を示す情報を含み、
    前記検知部は、前記複数の集音部の出力信号のそれぞれについて異常呼息の検知を実行するように構成され、
    前記制御部は、前記検知部で異常呼息が検知された出力信号に対応する集音部の位置に基づいて、前記異常呼息の発生位置を特定するように構成される、
    請求項1〜7のいずれか一つの感染予防システム。
  10. 前記気流発生システムは、送風部を含み、
    前記制御部は、前記送風部の向きを継続的に変化させることで、前記気流発生システムから前記拡散気流を出力させるように構成される、
    請求項1〜9のいずれか一つの感染予防システム。
  11. 前記気流発生システムは、複数の送風部を含み、
    前記制御部は、前記複数の送風部の2以上を動作させることで、前記気流発生システムから前記拡散気流を出力させるように構成される、
    請求項1〜9のいずれか一つの感染予防システム。
  12. 前記気流発生システムを更に備える、
    請求項1〜11のいずれか一つの感染予防システム。
  13. 前記集音システムを更に備える、
    請求項1〜12のいずれか一つの感染予防システム。
  14. 集音システムから出力される音情報に基づいて対象空間内の異常呼息を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップで異常呼息が検知されると、単位時間内に向きが異なる複数の気流成分を含む拡散気流を前記異常呼息の発生位置を含む局所空間に向けて気流発生システムから出力させる局所制御を実行する制御ステップと、
    を含む、
    感染予防方法。
  15. 1以上のプロセッサに、請求項14の感染予防方法を実行させるための、
    プログラム。
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