JP2020161043A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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慎哉 長谷川
Shinya Hasegawa
慎哉 長谷川
緑 藤田
Midori Fujita
緑 藤田
辻中 卓弥
Takuya Tsujinaka
卓弥 辻中
聡 水沼
Satoshi Mizunuma
聡 水沼
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Abstract

【課題】畜産物の品質や生産性を向上する。【解決手段】情報処理システムは、動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得部と、前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習部と、前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶部と、前記肉情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した肉情報と前記対応情報とに基づいて、前記飼育情報を出力する出力部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、畜産動物の個体情報を有効に活用して、飼育領域全体の状況を把握できる畜産動物管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、畜産動物に関する個体情報と、飼育管理者、スタッフ、オーナー又は獣医が実施した活動を関連付け、畜産動物全数の個体情報を有効に活用して飼育管理者が飼育領域全体の状況を把握できる畜産動物管理システムが開示されている。
特開2015−167529号公報
しかしながら、特許文献1においては、畜産動物の飼育時の状況は把握できても、飼育時に実施した活動が、飼育結果としての畜産物にもたらす影響については考慮されておらず、どのような飼育をすれば畜産物の品質や生産性を向上させることができるのか不明である、という課題があった。
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、その目的は、畜産物の品質や生産性を向上することができる情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、情報処理システムは、動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得部と、前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習部と、前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶部と、前記肉情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した肉情報と前記対応情報とに基づいて、前記飼育情報を出力する出力部とを備える。
本発明によれば、畜産物の品質や生産性を向上することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システム1の概略を表す概要図である。 本実施形態に係る情報管理装置50の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る教示情報記憶部521の教示情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る教示情報記憶部521の個体情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る教示情報記憶部521の生体情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る教示情報記憶部521の給餌情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る教示情報記憶部521の摂水情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る教示情報記憶部521の運動情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る教示情報記憶部521の環境情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る教示情報記憶部521のブラッシング情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る教示情報記憶部521の枝肉情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る対応情報記憶部522の一例を示す図である。 本実施形態に係る飼育情報を出力する処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報管理装置50aの一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る肉情報を出力する処理の一例を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。以下、飼育される動物が肉用牛である例について説明するが、本実施形態に係る動物はこれには限られない。例えば、飼育される動物は、山羊、羊、馬、ヤク、水牛などであってもよい。ここで、肉用牛とは、屠殺された後に当該牛の肉を食肉として供しうる牛を示す。例えば、肉用牛には、和牛、交雑種、乳用種去勢牛や老廃牛などの乳牛などが含まれる。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の概要図である。情報処理システム1は、複数の動物情報取得装置10(10−1、・・・10−N)、スマート畜舎20、肉情報取得装置30、ユーザ端末40及び情報管理装置50を含む。また、動物情報取得装置10、スマート畜舎20、肉情報取得装置30、ユーザ端末40及び情報管理装置50は、ネットワークNWを介して接続されており、ネットワークNWを介して互いに通信する。
ネットワークNWは、例えば、携帯電話網、PHS(Personal Handy−phone System)網、VPN(Virtual Private Network)網、専用通信回線網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、PSTN(Public Switched Telephone Network;公衆交換電話網)などによって構成される情報通信ネットワークであり、または、これらの組み合わせである。
動物情報取得装置10は、例えば、肉用牛に装着又は留置されたウェアラブルデバイスである。本実施形態では、説明の便宜上、動物情報取得装置10は、1頭の肉用牛に装着又は留置されたウェアラブルデバイスである例を説明するが、動物情報取得装置10は、複数の肉用牛に装着又は留置された動物情報取得装置10(10−1、・・・、10−N)であってもよい。
動物情報取得装置10は、1個体の肉用牛に対して、複数のウェアラブルデバイスから構成されるものであってもよい。動物情報取得装置10は、少なくとも情報取得部と通信部とを有し、情報取得部は、動物情報取得装置10が装着された肉用牛(この段落において、以下、当該肉用牛とも称する)の個体を識別する識別情報を保持する。また、情報取得部は、当該肉用牛の生体に関する生体情報や、当該肉用牛の運動に関する運動情報を取得する。また、動物情報取得装置10は、例えば、RFID(Radio Frequency Identifier)タグ、歩数計、GPSセンサ、ルーメン(第一胃)センサ、脈波センサ、体表温センサ及び膣内センサなどを有する。RFIDタグは、例えば当該肉用牛を識別する情報を保持する。歩数計は、例えば、当該肉用牛の歩いた歩数を取得する。GPSセンサは、例えば、当該肉用牛が歩いた移動量、放牧地域を取得する。ルーメンセンサは、例えば、当該肉用牛の第一胃のpH、第一胃の加速度情報に基づく採食時間及び反芻時間に関する情報を取得する。脈波センサは、例えば、当該肉用牛の脈拍数を取得する。体表温センサは、例えば、当該肉用牛の体表温を取得する。膣内センサは、例えば、当該肉用牛の体温(膣温)を取得する。
動物情報取得装置10は、肉用牛の個体を識別する識別情報と、情報取得部が取得した上記情報とを組み合わせた情報(飼育情報の一部)を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。
スマート畜舎20は、例えば、センサやカメラが設置され、畜舎の様々な情報を取得できる畜舎である。スマート畜舎20は、例えば、温湿度計、風向風速計、体高計、体重計、二酸化炭素濃度測定計、換気量を測定するセンサ、畜舎に散水する散水装置に設置され、散水に関する散水情報(散水量、散水時間など)を取得するセンサ、肉用牛の摂水量を計測する摂水センサなどのセンサ、肉用牛の給餌量を計測する光センサなどのセンサ、肉用牛のブラッシングを行う装置に設置され、ブラッシングに関する情報を取得するセンサを含む。スマート畜舎20は、肉用牛の動きや位置を測定するカメラなども含む。
スマート畜舎20に設置されたセンサは、少なくとも情報取得部と通信部を有する。スマート畜舎20は、設置されたセンサが取得した各種情報(飼育情報の一部)を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。ここで、設置されたセンサが取得した情報は、畜舎の環境(温度、湿度、風向、風速、二酸化炭素濃度、換気量又は散水情報)に関する環境情報や、肉用牛を識別する識別情報と体高の情報とを組み合わせた情報、肉用牛を識別する識別情報と体重の情報とを組み合わせた情報、肉用牛を識別する識別情報と摂水した摂水量の情報とを組み合わせた情報、肉用牛を識別する識別情報と給餌量の情報とを組み合わせた情報などである。ここで、給餌量の情報とは、肉用牛に与えた餌の全体量を示す投与量、摂餌しなかった餌の量を示す残余量、及び、投与量と残余量の差分となる摂餌量を含む情報である。
スマート畜舎20に設置されたカメラは、少なくとも撮影部と通信部を有する。また、スマート畜舎20に設置されたカメラは解析部を含んでもよい。この時、解析部は、カメラが撮影した静止画像または動画を解析し、跛行、採食、反芻、飲水などの肉用牛の行動に関する情報、肉用牛の畜舎内での位置に関する情報などを取得する。スマート畜舎20は、解析した肉用牛に関する情報(飼育情報の一部)を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。なお、スマート畜舎20に設置されたカメラが解析部を含まない場合、スマート畜舎20は、撮影した静止画像や動画を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。この場合、情報管理装置50は受信した静止画像や動画を解析する解析部を有し、上記に記載した解析を行う。
肉情報取得装置30は、例えば、サーバ装置である。肉情報取得装置30は、少なくとも情報取得部と通信部を有する。また、肉情報取得装置30は、屠殺した肉用牛を識別する識別情報と、屠殺した肉用牛の肉に関する情報とを組み合わせた肉情報を取得し、ネットワークNWを介して、肉情報を情報管理装置50に送信する。
ユーザ端末40は、例えば、パーソナルコンピュータなどの端末装置である。ユーザ端末40は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、タブレット、スマートフォンなどである。ユーザ端末40は、ユーザに所持され、ユーザによって使用される。ユーザ端末40は、少なくとも入力部、表示部及び通信部を有する。
ユーザ端末40は、動物の飼育に関する飼育情報と肉情報の組み合わせである教示情報を入力部から受け入れる。ユーザ端末40は受け入れた教示情報を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。
また、ユーザ端末40は、ネットワークNWを介して、給餌対象の肉用牛を識別する識別情報と、当該肉用牛の給餌に関する給餌情報を組み合わせた情報(飼育情報の一部)を入力部から受け入れる。ユーザ端末40は、受け入れた給餌対象の肉用牛を識別する識別情報と、当該肉用牛の給餌に関する給餌情報を組み合わせた情報(飼育情報の一部)を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。
また、ユーザ端末40は、肉用牛を識別する識別情報と当該肉用牛の削蹄に関する削蹄情報を、入力部から受け入れる。ユーザ端末40は、受け入れた情報(肉用牛ごとの飼育情報や削蹄情報)を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。
また、ユーザ端末40は、ネットワークNWを介して、情報管理装置50から飼育情報を受信する。ここで飼育情報とは、入力部から入力された肉情報に対応する飼育情報のことである。
情報管理装置50は、例えば、サーバ装置である。情報管理装置50は、ネットワークNWを介して、ユーザ端末40から教示情報を取得する。また、情報管理装置50は、ネットワークNWを介して、動物情報取得装置10、スマート畜舎20、肉情報取得装置30及びユーザ端末40などから飼育情報を受信する。また、情報管理装置50は、以下に説明する各種処理を行う。また、情報管理装置50は、ネットワークNWを介して、ユーザ端末40から、肉情報を受信する。また、情報管理装置50は、ネットワークNWを介して、飼育情報を、ユーザ端末40に送信する。ここで、飼育情報は、ユーザ端末40から受信した肉情報に対応する飼育情報である。
図2は、本実施形態に係る情報管理装置50の一例を示すブロック図である。
情報管理装置50は、通信部51、記憶部52及び処理部53を備える。
通信部51は、例えば、NICなどの通信インターフェイスを含む。通信部51は、例えば、有線LAN(Local Area Network)通信などを利用してネットワークNWに接続し、ネットワークNWを介して各種通信を行う。また、通信部51は、例えば、ネットワークNWを介して、動物情報取得装置10、スマート畜舎20、肉情報取得装置30及びユーザ端末40に接続し、動物情報取得装置10、スマート畜舎20、肉情報取得装置30又はユーザ端末40との間で、各種通信を行う。
記憶部52は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などを備える。記憶部52は、ファームウェアやアプリケーションプログラムなど、情報管理装置50が備えるCPUが実行するための各種プログラムやCPUが実行した処理の結果などを記憶する。なお、記憶部52は、情報管理装置50がネットワークNWを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)などの外部記憶装置であってもよい。
記憶部52は、教示情報記憶部521、対応情報記憶部522、取得情報記憶部523及び決定情報記憶部524を備える。
教示情報記憶部521は、例えば、ユーザ端末40から受信した教示情報を記憶する。
教示情報記憶部521は、例えば、図3に示すように、飼育情報と肉情報を関連付けた教示情報を記憶する。
図3は、本実施形態に係る教示情報記憶部521の教示情報の一例を示す図である。
図3に示すように、教示情報記憶部521は、「飼育情報」と「肉情報」とを対応付けて記憶する。「飼育情報」は、例えば、「個体情報ID」、「生体情報ID」、「給餌情報ID」、「摂水情報ID」、「運動情報ID」、「環境情報ID」、「ブラッシングID」などから構成される。「肉情報」は、例えば「枝肉情報ID」などから構成される。「個体情報ID」は、肉用牛の個体に関する個体情報を一意に識別する識別情報を示す。「生体情報ID」、「給餌情報ID」、「摂水情報ID」、「運動情報ID」、「環境情報ID」、「ブラッシングID」は、それぞれ、生体情報、給餌情報、摂水情報、運動情報、環境情報及びブラッシング情報を一意に識別する識別情報を示す。「枝肉情報ID」は屠殺した肉用牛の枝肉に関する詳細を示す情報を一意に識別する識別情報を示す。また、個体情報ID、枝肉情報ID以外の各欄は複数の値を含んでもよい。
図3に示す例では、「個体識別ID」が“ID00001”で、「生体情報ID」が“BM00001A”と“BM00001B”で、「給餌情報ID」が“FD00001A”と“FD00001B”で、「摂水情報ID」が“WT00001”で、「運動情報ID」が“EX00001”で、「環境情報ID」が“EV00001A”と“EV00001B”で、「ブラッシングID」がBR00001である飼育情報に対応する「肉情報」は「枝肉情報」が“CC00001”であることを示している。
図4は、本実施形態に係る教示情報記憶部521の個体情報の一例を示す図である。
図4に示すように、教示情報記憶部521は、例えば、「個体情報ID」と「個体識別番号」と「種類」と「雌雄」と「出生年月日」と「屠殺日」と「分娩回数」とを対応付けて、個体情報として記憶する。「個体識別番号」は肉用牛の個体を識別するために一意に割り振られた番号である。「種類」は個体識別番号で識別される肉用牛の種類を示す。「雌雄」は個体識別番号で識別される肉用牛の雌雄の別を示す。「出生年月日」は、個体識別番号で識別される肉用牛の出生年月日を示す。「屠殺日」は、個体識別番号で識別される肉用牛が屠殺された年月日を示す。「分娩回数」は、個体識別番号で識別される肉用牛が分娩した回数を示す。
図4に示す例では、「個体情報ID」が“ID00001”に対応する「個体識別番号」が“0100012345”であり、「種類」が“ホルスタイン”であり、「雌雄」が“雌”であり、「出生年月日」が“2012/7/1”であり、「屠殺日」が“2018/2/1”であり、「分娩回数」が“4”であることを示す。
また、「個体情報ID」が“ID00002”に対応する「個体識別番号」が“0100067890”であり、「種類」が“黒毛和種”であり、「雌雄」が“雄”であり、「出生年月日」が“2014/8/1”であり、「屠殺日」が“2017/2/1”であり、「分娩回数」が“0”であることを示す。
図5は、本実施形態に係る教示情報記憶部521の生体情報の一例を示す図である。
図5に示すように、教示情報記憶部521は、例えば、「生体情報ID」と「測定日時」と「月齢」と「体温」と「体表温」と「脈拍数」と「体高」と「体重」と「ルーメンpH」とを対応付けて、生体情報として記憶する。「測定日時」は当該肉用牛の生体情報を測定した日時を示す。ここで当該肉用牛とは、図3において、「生体情報ID」と対応付けられた「個体情報ID」が示す個体情報で識別される肉用牛を示す。「月齢」は測定日時における当該肉用牛の月齢を示す。「体温」は測定日時における当該肉用牛の体温(膣温及び/又は直腸温)を示す。「体表温」は測定日時における当該肉用牛の体表の温度を示す。「脈拍数」は測定日時における当該肉用牛の1分間の脈拍数を示す。「体高」は測定日時における当該肉用牛の体高を示す。「体重」は測定日時における当該肉用牛の体重を示す。「ルーメンpH」は測定日時における当該肉用牛の第一胃のpHを示す。
図5に示す例では、「生体情報ID」が“BM00001A”に対応する「測定日時」が“2017/7/1 07:00”で、「月齢」が“48”か月で、「体温」が“38.5”度で、「体表温」が“38.0”度で、「脈拍数」が“80”で、「体高」が“140”cmで、「体重」が“450”kgで、「ルーメンpH」が6.5であることを示す。
なお、図5に示す例では、月齢、体温、体表温、脈拍数、体高、体重、ルーメンpHの全ての項目の測定結果が示されているが、例えば、測定日時によっては、これらのうち一部のみしか測定しない場合もある。その場合には、測定した項目のみが示されてもよい。また、測定日時は、各種測定がある一定の時間の範囲内に行われる場合には同一の時刻として記録してもよい。
図6は、本実施形態に係る教示情報記憶部521の給餌情報の一例を示す図である。
図6に示すように、教示情報記憶部521は、例えば、「給餌情報ID」と「給餌日」と「給餌時間」と「回数」と「採食時間」と「反芻時間」と「粗飼料」と「濃厚飼料」と「脂肪酸カルシウム」とを対応付けて、給餌情報として記憶する。「給餌日」及び「給餌時間」は当該肉用牛に給餌した日時を示す。ここで、肉用牛とは、図3において、「給餌情報ID」と対応付けられた「個体情報ID」が示す個体情報で識別される肉用牛を示す。
「回数」は、当該給餌情報が給餌日に示される日の何回目の給餌であるかを示す。「採食時間」は、当該肉用牛が給餌された餌を採食するのに要した時間の合計を示す。「反芻時間」は、当該肉用牛が採食した餌を反芻するのに要した時間の合計を示す。「粗飼料」は当該肉用牛に給餌日時に示された日時に給餌した餌のうち、粗飼料(生草、サイレージ、乾草、わら類などから生産される飼料)についての情報を示す。「粗飼料」は「粗飼料の種類」と「粗飼料の量」の組を1つ以上含む。「粗飼料の種類」及び「粗飼料の量」は、当該肉用牛に給餌日時に給餌した粗飼料の種類及び量をそれぞれ示す。給餌した餌に粗飼料が含まれない場合、「粗飼料」は粗飼料がないことを示す情報を含む。粗飼料がないことを示す情報は、例えば、「粗飼料の種類」が“なし”で「粗飼料の量」が“0”であるような情報である。
「濃厚飼料」は当該肉用牛に給餌日時に示された日時に給餌した餌のうち、濃厚飼料(穀物の種部、豆類、酒粕などから生産される飼料)についての情報を示す。「濃厚飼料」は「濃厚飼料の種類」と「濃厚飼料の量」の組を1つ以上含む。「濃厚飼料の種類」及び「濃厚飼料の量」は、当該肉用牛に給餌日時に給餌した濃厚飼料の種類及び量をそれぞれ示す。給餌した餌に濃厚飼料が含まれない場合、「濃厚飼料」は濃厚飼料がないことを示す情報を含む。濃厚飼料がないことを示す情報は、例えば、「濃厚飼料の種類」が“なし”で「濃厚飼料の量」が“0”であるような情報である。
「脂肪酸カルシウム」は当該肉用牛に給餌日時に示された日時に給餌した餌のうち、脂肪酸カルシウムについての情報を示す。「脂肪酸カルシウム」は「脂肪酸カルシウムの種類」と「脂肪酸カルシウムの量」の組を1つ以上含む。「脂肪酸カルシウムの種類」及び「脂肪酸カルシウムの量」は、当該肉用牛に給餌日時に給餌した脂肪酸カルシウムの種類及び量をそれぞれ示す。給餌した餌に脂肪酸カルシウムが含まれない場合、「脂肪酸カルシウム」は脂肪酸カルシウムがないことを示す情報を含む。脂肪酸カルシウムがないことを示す情報は、例えば、「脂肪酸カルシウムの種類」が“なし”で「脂肪酸カルシウムの量」が“0”であるような情報である。
図6に示す例では、「給餌情報ID」が“FD00001A”に対応する「給餌日」は“2017/7/1”で、「給餌時間」が“07:00”で、「回数」が“1”回目で、「採食時間」が“1.5”時間で、「反芻時間」が“3.0”時間で、「粗飼料」の「種類」が“牧草A”で、「粗飼料」の「量」が“10”kgで、「濃厚飼料」の「種類」が“豆B”で「濃厚飼料」の「量」が“3”kgで、「脂肪酸カルシウム」の「種類」が“脂肪酸カルシウムC”で「脂肪酸カルシウム」の「量」が“0.2”kgであることを示す。
図7は、本実施形態に係る教示情報記憶部521の摂水情報の一例を示す図である。
図7に示すように、教示情報記憶部521は、例えば、「摂水情報ID」と「摂水日」と「摂水量」とを対応付けて、摂水情報として記憶する。「摂水日」は当該肉用牛の摂水情報を測定した日付を示す。ここで当該肉用牛とは、図3において、「摂水情報ID」と対応付けられた「個体情報ID」が示す個体情報で識別される肉用牛を示す。「摂水量」は測定日における当該肉用牛の摂水した水の量を示す。
図7に示す例では、「摂水情報ID」が“WT00001”に対応する「摂水日」が“2017/7/1”で、「摂水量」が“120”Lであることを示す。
図8は、本実施形態に係る教示情報記憶部521の運動情報の一例を示す図である。
図8に示すように、教示情報記憶部521は、例えば、「運動情報ID」と「測定日」と「歩数」と「移動量」と「放牧地」と「跛行スコア」と「削蹄後経過日」とを対応付けて、運動情報として記憶する。「測定日」は当該肉用牛の運動情報を測定した日付を示す。ここで当該肉用牛とは、図3において、「運動情報ID」と対応付けられた「個体情報ID」が示す個体情報で識別される肉用牛を示す。「歩数」は測定日における当該肉用牛が歩いた歩数を示す。「移動量」は測定日における当該肉用牛が歩いた距離を示す。「放牧地」は測定日において当該肉用牛が放牧した地域を示す。「跛行スコア」は測定日における当該肉用牛の跛行の程度を示すスコアであり、1(正常)から5(重度の跛行)の5段階で示される。「削蹄後経過日」は当該肉用牛の最近の削蹄日からの経過日数を示す。
図8に示す例では、「運動情報ID」が“EX00001”に対応する「測定日」が“2017/7/1”で、「歩数」が“300”で、「移動量」が“3.14”kmで、「放牧地」が“エリアA”で、「跛行スコア」が“1”で、「削蹄後経過日」が“30”日であることを示す。
図9は、本実施形態に係る教示情報記憶部521の環境情報の一例を示す図である。
図9に示すように、教示情報記憶部521は、例えば、「環境情報ID」と「測定日時」と「場所」と「気温」と「湿度」と「風向」と「風速」と「CO2濃度」と「換気量」と「散水時間」とを対応付けて、環境情報として記憶する。「測定日時」は環境情報IDが示す環境情報(以下、当該環境情報とも称する)を測定した日付を示す。「場所」は当該環境情報を測定した場所を示す。「気温」は当該環境情報を測定した場所における気温を示す。「湿度」は当該環境情報を測定した場所における湿度を示す。「風向」は当該環境情報を測定した場所における風の方向を示す。「湿度」は当該環境情報を測定した場所における風速を示す。当該環境情報の測定時に、風が吹いていなかった場合は、例えば、「風向」を“なし”とし、「風速」を“0”と示してもよい。「CO2濃度」は当該環境情報を測定した場所における二酸化炭素濃度を示す。「換気量」は当該環境情報を取得した場所における1時間当たりの換気量を示す。「散水時間」は当該環境情報を取得した場所における、直前の測定日時以降に散水した時間を示す。
図9に示す例では、「環境情報ID」が“EV00001A”に対応する「測定日時」が“2017/7/1 07:00”で、「場所」が“休息エリアB”で、「気温」が“25”度で、「湿度」が“70”%で、「風向」が“東”で、「風速」が毎秒“1.2”mで、「CO2濃度」が“600”ppmで、「換気量」が毎時“20000”立方メートルで、「散水時間」が“5”分であることを示す。
図10は、本実施形態に係る教示情報記憶部521のブラッシング情報の一例を示す図である。
図10に示すように、教示情報記憶部521は、例えば、「ブラッシングID」と「測定日」と「ブラッシング時間」と「回数」とを対応付けて、ブラッシング情報として記憶する。「測定日」は当該肉用牛のブラッシングが実施された日付を示す。ここで当該肉用牛とは、図3において、「ブラッシングID」と対応付けられた「個体情報ID」が示す個体情報で識別される肉用牛を示す。「ブラッシング時間」は当該肉用牛が測定日にブラッシングした時間の合計を示す。「回数」は当該肉用牛が測定日にブラッシングした回数を示す。
図10に示す例では、「ブラッシングID」が“BR00001”で、「測定日」が“2017/7/1”で、「ブラッシング時間」が合計“30”分で、「回数」が“3”回であることを示す。
図11は、本実施形態に係る教示情報記憶部521の枝肉情報の一例を示す図である。
図11に示すように、教示情報記憶部521は、例えば、「枝肉情報ID」と「月齢」と「等級」と「歩留等級」と「肉質等級」と「瑕疵」と「枝肉総重量」と「枝肉価格」とを対応付けて、枝肉情報として記憶する。「月齢」は当該肉用牛の屠殺が実施された日の当該肉用牛の月齢を示す。ここで当該肉用牛とは、図3において、「枝肉情報ID」と対応付けられた「個体情報ID」が示す個体情報で識別される肉用牛を示す。「等級」は当該肉用牛の枝肉(以下、「当該枝肉」とも称する)に対する評価の結果を識別する識別情報を示す。
「歩留等級」は等級のうち、当該枝肉の量の評価に関する情報を示す。「歩留等級」は、例えば、「胸最長筋面積」と「ばらの厚さ」と「半丸枝肉」と「皮下脂肪の厚さ」とを含む。「胸最長筋面積」は、当該肉用牛の第6肋骨と第7肋骨間を切開した面(以下、「切開面」とも称する)における、胸最長筋の面積を示す。「ばらの厚さ」は、切開面の肋骨全長のほぼ中央における、胸腔の胸膜内面から広背筋外側までの長さを示す。「半丸枝肉」は、枝肉を左右に分割した肉のうちの1つの重量を示す。「皮下脂肪の厚さ」は、切開面において、腸肋筋側端から枝肉表面に直角に上げた線上における、広背筋外側から枝肉表面までの長さを示す。
「肉質等級」は等級のうち、当該枝肉の質の評価に関する情報を示す。「肉質等級」は、例えば、「脂肪交雑」と「肉の色沢」と「肉の締まり及びきめ」と「脂肪の色沢と質」とを含む。「脂肪交雑」は、切開面における胸最長筋並びに背半棘筋及び頭半棘筋の断面(以下、評価筋断面)の肉の霜降りの程度を評価した数値を示す。「肉の色沢」は、評価筋断面における肉の色及び肉の光沢の程度を評価した数値を示す。「肉の締まり及びきめ」は、評価筋断面における肉の保水力の程度を評価した数値を示す。「脂肪の色沢と質」は、切開面の皮下脂肪、筋間脂肪、枝肉の外面及び内面脂肪における脂肪の色、光沢及び質の程度を評価した数値を示す。
「等級」は「歩留等級」と「肉質等級」の情報に基づいて決定され、アルファベット1文字と数字1文字の組み合わせで識別される。「歩留等級」の各情報は等級のアルファベット1文字を決定する。等級のアルファベット1文字は、「歩留等級」の各情報を用いて算出される値に基づいて、A、B及びCの3段階に識別される。「肉質等級」の各情報は等級の数字1文字を決定する。等級の数字1文字は、「肉質等級」の各情報のうち最も値の小さい数字が適用され、識別される。
「瑕疵」は当該肉用牛の炎症、出血などの異常に対する評価に関する情報を示す。「枝肉総重量」は、当該枝肉の総重量に関する情報を示す。「枝肉価格」は当該枝肉の単位重さあたりの売却価格を示す。
図11に示す例では、「枝肉情報ID」が“CC00001”に対応する「月齢」が“55”か月で、「等級」が“B3”で、「歩留等級」の「胸最長筋面積」が“50”平方センチメートルで、「ばらの厚さ」が“7.0”センチメートルで、「半丸枝肉」が“220”kgで、「皮下脂肪の厚さ」が“3.0”センチメートルで、「肉質等級」の「脂肪交雑」が“3”で、「肉の色沢」が“3”で、「肉の締まり及びきめ」が“4”で、「脂肪の色沢と質」が“3”で、「瑕疵」が“なし”で、「枝肉総重量」が“440”kgで、「枝肉価格」が1kgあたり“1300”円であることを示す。
対応情報記憶部522は、肉情報と飼育情報を対応付けた対応情報を記憶する。対応情報は、学習部532が教示情報記憶部521に記憶された教示情報を用いて学習した結果である学習モデルであってもよい。学習する処理については後述する。
また、対応情報は、予め通信部51を介してユーザ端末40から入力され、記憶されたものであってもよい。この場合、対応情報記憶部522は、例えば、図12に示すように、飼育情報と肉情報を関連付けた対応情報を記憶する。
図12に示す例では、「月齢」が“48”か月で、「給餌時間」が“07:00”で、「粗飼料」の「種類」が“牧草B”で、「量」が“4.0”kgで、「脂肪酸カルシウム」の「種類」が“脂肪酸カルシウムG”で、「量」が“0.25”kgで、「摂水量」が“130”Lで、「歩数」が“350”で、「放牧地」が“エリアB”で、「跛行スコア」が“1”で、「ブラッシング時間」が“25”分である「飼育情報」に対応する「肉情報」は、「歩留等級」の「胸最長筋面積」が“43”平方センチメートルで、「ばらの厚さ」が“6.0”センチメートルで、「半丸枝肉」が“219”kgで、「皮下脂肪の厚さ」が“1.8”センチメートルで、「肉質等級」の「脂肪交雑」が“3”で、「肉の色沢」が“3”で、「肉の締まり及びきめ」が“3”で、「脂肪の色沢と質」が“3”で、「枝肉総重量」が“438”kgで、「枝肉価格」が1kgあたり“1000”円であることを示す。なお、飼育情報は、図12に記載されている項目に限られない。飼育情報は、図3から図10までの飼育情報に記載された項目であってもよい。肉情報は、図12の枝肉情報に記載された項目であってもよい。
取得情報記憶部523は、例えば、通信部51を介して、ユーザ端末40から受信した肉情報を記憶する。受信する肉情報は、例えば、図12の肉情報に示されるような情報である。なお、受信する肉情報は、必ずしも全ての項目が含まれなくともよい。
決定情報記憶部524は、取得情報記憶部523に記憶された肉情報と、対応情報記憶部522に記憶された対応情報に基づいて、決定部534が決定した飼育情報を記憶する。決定処理については後述する。決定情報記憶部524は、例えば、図12の飼育情報に示されるような情報を記憶する。
処理部53は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、情報管理装置50の統括的な制御処理を行う。処理部53は、例えば、動物情報取得装置10、スマート畜舎20、肉情報取得装置30、ユーザ端末40から飼育情報を受信する。また、処理部53は、ユーザ端末40から、教示情報を受信する。また、処理部53は、ユーザ端末40から、肉情報を受信する。また、処理部53は、ユーザ端末40から受信した肉情報と対応情報に基づいて、飼育情報を決定し、ユーザ端末40に送信する。処理部53は、教示情報取得部531、学習部532、取得部533、決定部534及び出力部535を備える。
教示情報取得部531は、通信部51を介して、ユーザ端末40から教示情報を取得する。教示情報取得部531は、取得した教示情報を、教示情報記憶部521に記憶させる。なお、教示情報取得部531が取得する教示情報は、教示情報を取得する時点で飼育されている肉用牛の飼育情報と肉情報であってもよい。この場合、飼育情報として、動物情報取得装置10、スマート畜舎20及びユーザ端末40から飼育情報を取得する。また、肉情報取得装置30から肉情報を取得する。教示情報取得部531は、取得した飼育情報及び肉情報に含まれる肉用牛の個体を識別する識別情報に基づいて、飼育情報と肉情報とを組み合わせ教示情報としてもよい。
学習部532は、教示情報記憶部521に記憶された教示情報を読み込み、教示情報に基づいて、飼育情報と肉情報の対応情報を学習する。学習部532は、学習した結果である対応情報を、対応情報記憶部522に記憶させる。
学習部532は、飼育情報の項目毎の情報と、肉情報の項目毎の情報とが、どのような対応関係にあるのかを学習する。ここで、飼育情報の項目とは、図4から図10に示されるような各種情報に含まれる項目である。また、1つの項目がさらに複数の項目(以下、「サブ項目」とも称する)から構成される場合は、サブ項目を個別の項目として分けてもよい。この場合、給餌情報のサブ項目である、給餌した飼料の種類の項目と、給餌した当該飼料の量の項目については、組み合わせて1つの項目とする。また、肉情報の項目とは、図11に示される枝肉情報のうち、「枝肉情報ID」を除いた情報に含まれる項目である。また、1つの項目がさらに複数のサブ項目から構成される場合は、サブ項目を個別の項目として分けてもよい。
学習部532は、上記の対応関係を学習する学習方式として、既知の機械学習のアルゴリズムの中から選択された方式を用いる。例えば、学習部532は、学習方式としてニューラルネットワークを用いてもよい。
学習部532は、学習した結果である学習モデルを対応情報として、対応情報記憶部522に記憶する。
取得部533は、通信部51を介して、ユーザ端末40から肉情報を取得する。取得部533は、取得した肉情報を取得情報記憶部523に記憶させる。
決定部534は、記憶部52に記憶された、肉情報及び対応情報に基づいて、飼育情報を決定する。決定部534は、対応情報記憶部522が記憶した対応情報と、取得情報記憶部523が記憶した肉情報を読み出す。また、決定部534は、読みだした肉情報(以下、取得肉情報とも称する)と対応情報に基づいて、飼育情報を決定する。
決定部534は、取得肉情報の項目毎の情報を、対応情報である学習モデルに対して入力する。決定部534は、学習モデルが出力した情報を、取得肉情報に対応する飼育情報として取得し、取得した飼育情報を決定情報記憶部524に記憶させる。
なお、取得した対応情報が、学習部532の学習した学習モデルでなく、図12に示すような、ユーザ端末40などから入力される対応情報である場合には、決定部534は以下の処理を行う。
決定部534は、例えば、対応情報が含む肉情報の項目毎の情報と、取得肉情報の項目毎の情報とが一致しているか否か判定する。ここで、肉情報の項目とは、図12の肉情報に含まれる項目である。「歩留等級」、「肉質等級」など、1つの項目がさらに複数のサブ項目を含む場合は、サブ項目を個別の項目として判定してもよい。この場合、決定部534は、例えば、「歩留等級」に含まれる「胸最長筋面積」、「ばらの厚さ」、「半丸枝肉」及び「皮下脂肪の厚さ」を個別の項目として、一致しているか否か判定する。
決定部534は、一致する対応情報が存在した場合、当該対応情報が含む飼育情報を、取得肉情報に対応する飼育情報として決定する。ここで、一致する対応情報とは、全ての項目の情報が一致する肉情報を含む対応情報である。
決定部534は、判定した結果、一致する対応情報がない場合、取得肉情報に、一致度が最も高い肉情報を含む対応情報を決定する。ここで、一致度とは、例えば、肉情報の一致の度合をあらわした数値であって、予め定められた算出規則に従って算出される。算出規則は、例えば、一致する項目の数を一致度の数値とする、などである。
なお、算出規則は、これに限られない。例えば、肉情報の項目毎の重みが記憶部52に別途記憶され、算出規則は、一致する項目について当該項目の重みを全て加算し算出するものであってもよい。なお項目毎の重みは、通信部51を介して、ユーザによって予め定められる、もしくは更新されるものであってもよい。この場合、重みが0の項目は、一致するか否かを全く考慮しない項目となる。また、算出規則は、特定の項目が一致しない場合には、特定の項目以外の項目が一致するかどうかに関わらず一致度を0とするような規則であってもよい。また、算出規則は上記の組み合わせであってもよい。
決定部534は、決定した飼育情報を、決定情報記憶部524に記憶させる。
出力部535は、決定情報記憶部524に記憶された飼育情報を読み出す。出力部535は、読みだした飼育情報を、通信部51を介して、ユーザ端末40に送信する。
次に、図面を参照して、本実施形態に係る飼育情報を出力する処理について説明する。
図13は、本実施形態に係る飼育情報を出力する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザ端末40は入力部から、ユーザが入力する肉情報を受け入れる。ユーザ端末40は受け入れた肉情報を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。情報管理装置50の取得部533は、受信した肉情報を取得情報記憶部523に記憶させる(ステップS100)。
次に、情報管理装置50の決定部534は、対応情報記憶部522が記憶する対応情報と、取得情報記憶部523が記憶する肉情報を読み出す。決定部534は、肉情報と対応情報とに基づいて、肉情報に対応する飼育情報を決定する。決定部534は、決定した飼育情報を決定情報記憶部524に記憶させる(ステップS102)。
次に、情報管理装置50の出力部535は、決定情報記憶部524に記憶された飼育情報を、ネットワークNWを介して、ユーザ端末40に送信する(ステップS104)。
以上説明したように、本実施形態の情報処理システム1は、動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得部531と、前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習部532と、前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶部522と、前記肉情報を取得する取得部533と、前記取得部が取得した肉情報と前記対応情報とに基づいて、前記飼育情報を決定する決定部534と、前記飼育情報を出力する出力部535と、を備える。
これにより、本実施形態による情報処理システム1は、例えば、入力された肉情報に対応する飼育情報を出力することができる。そのため、本実施形態による情報処理システム1のユーザ(畜産物の生産者)は、例えば、得られた飼育情報に基づいて肉用牛の飼育を行うことで、ユーザが所望する品質の肉を生産することができ、畜産物の品質や生産性を向上することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について説明する。
情報処理システム1の情報管理装置50は、肉情報の代わりに飼育情報を取得し、対応情報と飼育情報とに基づいて、肉情報を出力してもよい。
そこで、本実施形態では、以下、処理部53が取得情報として飼育情報を取得し、取得した飼育情報と対応情報とに基づいて肉情報を出力する場合の処理について説明する。
本実施形態に係る情報処理システム1aは、複数の動物情報取得装置10(10−1、・・・10−N)、スマート畜舎20、肉情報取得装置30、ユーザ端末40a及び情報管理装置50aを備えている。なお、上述した図1と同一の構成には、同一の符号を付与して、ここでの説明を省略する。
ユーザ端末40aは、例えば、パーソナルコンピュータなどの端末装置であり、基本的な機能は、第1の実施形態のユーザ端末40と同様である。ユーザ端末40aは、入力部から入力される飼育情報を受け入れる。ユーザ端末40aは、ネットワークNWを介して、入力された飼育情報を、情報管理装置50aに送信する。また、ユーザ端末40aは、ネットワークNWを介して、情報管理装置50aから肉情報を受信する。ここで、肉情報は、入力部から入力された飼育情報に対応する肉情報である。
情報管理装置50aは、例えば、サーバ装置であり、基本的な機能は、第1の実施形態の情報管理装置50と同様である。情報管理装置50aは、ネットワークNWを介して、ユーザ端末40aから、飼育情報を受信する。また、情報管理装置50aは、ネットワークNWを介して、肉情報を、ユーザ端末40aに送信する。ここで肉情報とは、ユーザ端末40aから受信した飼育情報に対応する肉情報のことである。
図14は、本実施形態に係る情報管理装置50aの一例を示すブロック図である。
図14に示すように、情報管理装置50aは、通信部51、記憶部52a及び処理部53aを備えている。なお、この図において、上述した図2と同一の構成には、同一の符号を付与して、ここでの説明を省略する。
記憶部52aは、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、ROM、またはRAMなどを備える。記憶部52aは、基本的な機能は、第1の実施形態の記憶部52と同様である。記憶部52aは、教示情報記憶部521、対応情報記憶部522、取得情報記憶部523a及び決定情報記憶部524aを備える。
取得情報記憶部523aは、例えば、通信部51を介して、ユーザ端末40aから受信した飼育情報を記憶する。受信する飼育情報は、例えば、図12の飼育情報に示されるような情報である。
決定情報記憶部524aは、取得情報記憶部523aに記憶された飼育情報と、対応情報記憶部522に記憶された対応情報に基づいて、決定部534aが決定した飼育情報を記憶する。決定処理については後述する。決定情報記憶部524aは、例えば、図12の飼育情報に示されるような情報を記憶する。
処理部53aは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、基本的な機能は、処理部53と同様である。処理部53aは、ユーザ端末40aから、飼育情報を受信する。また、処理部53aは、ユーザ端末40aから受信した飼育情報と対応情報に基づいて、肉情報を決定し、ユーザ端末40aに送信する。処理部53aは、教示情報取得部531、学習部532、取得部533a、決定部534a及び出力部535aを備える。
取得部533aは、通信部51を介して、ユーザ端末40aから飼育情報を取得する。取得部533aは、取得した飼育情報を取得情報記憶部523aに記憶させる。
決定部534aは、記憶部52aに記憶された、飼育情報及び対応情報に基づいて、肉情報を決定する。決定部534aは、対応情報記憶部522が記憶した対応情報と、取得情報記憶部523aが記憶した飼育情報を読み出す。また、決定部534aは、読みだした飼育情報(以下、取得飼育情報とも称する)と対応情報に基づいて、肉情報を決定する。
決定部534aは、取得飼育情報の項目毎の情報を、対応情報である学習モデルに対して入力する。決定部534aは、学習モデルが出力した情報を、取得飼育情報に対応する肉情報として取得し、取得した肉情報を決定情報記憶部524aに記憶させる。
なお、取得した対応情報が、学習部532の学習した学習モデルでなく、図12に示すような、ユーザ端末40aなどから入力される対応情報である場合には、決定部534aは以下の処理を行う。
決定部534aは、例えば、対応情報が含む飼育情報の項目毎の情報と、取得飼育情報の項目毎の情報とが一致しているか否か判定する。
決定部534aは、一致する対応情報が存在した場合、当該対応情報が含む肉情報を、取得飼育情報に対応する肉情報として決定する。ここで、一致する対応情報とは、全ての項目の情報が一致する飼育情報を含む対応情報である。
決定部534aは、判定した結果、一致する対応情報が存在しない場合、取得飼育情報に、最も近い飼育情報を含む対応情報を決定する。ここで、最も近い飼育情報とは、予め定められた決定規則に従って決定される飼育情報である。決定規則は、例えば、一致する項目数が最も多い飼育情報を最も近い飼育情報とする、などである。決定規則は、これに限られない。例えば、決定規則は、一致の度合いを示す数値である一致度を用いて、最も大きな一致度を示す飼育情報を、最も近い飼育情報と判定する規則であってもよい。ここで、一致度とは、記憶部52aに記憶される項目毎の重みを、一致する項目について全て加算した値である。なお項目毎の重みは、通信部51を介して、ユーザによって予め定められる、もしくは更新されるものであってもよい。
決定部534aは、決定した肉情報を、決定情報記憶部524aに記憶させる。
出力部535aは、決定情報記憶部524aに記憶された肉情報を読み出す。出力部535aは、読みだした肉情報を、通信部51を介して、ユーザ端末40aに送信する。
次に、図面を参照して、本実施形態に係る肉情報を出力する処理について説明する。
図15は、本実施形態に係る肉情報を出力する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザ端末40aは入力部から、ユーザが入力する飼育情報を受け入れる。ユーザ端末40aは受け入れた飼育情報を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50aに送信する。情報管理装置50aの取得部533aは、受信した飼育情報を取得情報記憶部523aに記憶させる(ステップS200)。
次に、情報管理装置50aの決定部534aは、対応情報記憶部522が記憶する対応情報と、取得情報記憶部523aが記憶する飼育情報を読み出す。決定部534aは、飼育情報と対応情報とに基づいて、飼育情報に対応する肉情報を決定する。決定部534aは、決定した肉情報を決定情報記憶部524aに記憶させる(ステップS202)。
次に、情報管理装置50aの出力部535aは、決定情報記憶部524aに記憶された肉情報を、ネットワークNWを介して、ユーザ端末40aに送信する(ステップS204)。
以上説明したように、本実施形態の情報処理システム1aは、動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得部531と、前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習部532と、前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶部522と、前記飼育情報を取得する取得部533aと、前記取得部が取得した飼育情報と前記対応情報とに基づいて、前記肉情報を決定する決定部534aと、前記肉情報を出力する出力部535aと、を備える。
これにより、本実施形態による情報処理システム1aは、例えば、入力された飼育情報に対応する肉情報を出力することができる。そのため、本実施形態による情報処理システム1aのユーザは、例えば、得られた肉情報が、ユーザの所望する品質の肉を示す肉情報であれば、入力した飼育情報に基づいて肉用牛の飼育を行うことで、ユーザが所望する肉を生産することができる。また、得られた肉情報がユーザの所望しない品質の肉を示す肉情報であれば、入力した飼育情報に基づく肉用牛の飼育を行わないことで、ユーザが所望しない品質の肉を生産することを回避できる。以上からどちらの場合も、畜産物の品質や生産性を向上することができる。
なお、上述した各実施形態においては、ユーザ端末40が給餌情報や、削蹄に関する情報を入力部から受け入れ、受け入れた情報を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する例について説明したが、給餌情報や削蹄に関する情報の取得はこれには限られない。例えば、自動給餌装置がスマート畜舎20内に設置され、自動給餌装置が給餌情報を取得してもよい。この場合、自動給餌装置は、例えば、通信部と給餌部とを備える。通信部は、給餌部から給餌する際に給餌する肉用牛につけられたRFIDタグと通信し、給餌する肉用牛の識別情報を取得する。給餌部は、通信部が取得した肉用牛の識別情報に基づいて、予め決められた当該肉用牛の餌を給餌する。通信部は、当該肉用牛の識別情報と給餌した餌に関する給餌情報との組み合わせた情報を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。
また、例えば、削蹄装置がスマート畜舎20内に設置され、削蹄装置を用いて削蹄を行う際に、削蹄に関する情報を取得されてもよい。この場合、削蹄装置は、削蹄を行った肉用牛の識別情報を取得し、識別情報と削蹄に関する情報とを組み合わせた情報を、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。
なお、上述した各実施形態では、給餌情報や教示情報に含まれる飼料の情報は、給餌した飼料の投与量を示す例を説明したが、これには限られない。例えば、残余量を示す情報、摂餌量を示す情報などであってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
また、上述した各実施形態においては、枝肉情報として歩留等級と肉質等級とを示したが、等級に関する情報はこれには限られない。例えば、歩留等級と肉質等級の評価対象となる、切開面の画像を用いてもよい。この時、肉情報取得装置30は、枝肉情報として、切開面の画像データを、ネットワークNWを介して、情報管理装置50に送信する。情報管理装置50の学習部532は画像解析部を備え、切開面の写真を画像解析した結果を教示データとして反映してもよい。
また、上述した各実施形態においては、情報管理装置50は教示情報を用いて対応関係を学習する学習部532と対応情報を用いて飼育情報または肉情報に対応する肉情報又は飼育情報を決定する決定部534を備えていたが、これには限られない。例えば、情報管理装置50のうち、学習を行う学習装置と、対応情報に基づいて飼育情報又は肉情報を出力する予測装置が個別のものであってもよい。また、予測装置はユーザ端末40と同一のものであってもよい。また、情報管理装置50や学習装置などが、スマート畜舎20に含まれてもよい。
なお、上述した各実施形態における情報管理装置50の一部、例えば、処理部53などをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、情報管理装置50に内蔵されたコンピュータシステムであって、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1、1a・・・情報処理システム
10・・・動物情報取得装置
20・・・スマート畜舎
30・・・肉情報取得装置
40・・・ユーザ端末
50、50a・・・情報管理装置
51・・・通信部
52、52a・・・記憶部
521・・・教示情報記憶部
522・・・対応情報記憶部
523、523a・・・取得情報記憶部
524、524a・・・決定情報記憶部
53、53a・・・処理部
531・・・教示情報取得部
532・・・学習部
533、533a・・・取得部
534、534a・・・決定部
535、535a・・・出力部
NW・・・ネットワーク

Claims (16)

  1. 動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得部と、
    前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習部と、
    前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶部と、
    前記肉情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した肉情報と前記対応情報とに基づいて、前記飼育情報を出力する出力部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得部と、
    前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習部と、
    前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶部と、
    前記飼育情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した飼育情報と前記対応情報とに基づいて、前記肉情報を出力する出力部と、
    を備える情報処理システム。
  3. 前記飼育情報は、前記動物の個体に関する個体情報又は前記動物の生体情報を含む、
    請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記飼育情報は、前記動物の給餌に関する給餌情報又は摂水に関する摂水情報を含む、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記飼育情報は、前記動物の運動に関する運動情報を含む、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記飼育情報は、前記動物の飼育環境に関する環境情報を含む、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記飼育情報は、前記動物の摂餌した脂肪を含む物質に関する脂肪情報を含む、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記肉情報は、前記肉の歩留に関する歩留情報、肉質に関する肉質情報、又は瑕疵に関する瑕疵情報を含む、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 前記肉情報は、前記肉の重量に関する重量情報、又は前記肉の価格に関する価格情報を含む、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  10. 前記肉情報は、前記肉の色に関する色情報を含む、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  11. 学習装置と予測装置とを備える情報処理装置であって、
    前記学習装置は、
    動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得部と、
    前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習部と、
    を備え、
    前記予測装置は、
    前記肉情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した肉情報と前記対応情報とに基づいて、前記飼育情報を出力する出力部と、
    を備える、
    情報処理装置。
  12. 学習装置と予測装置とを備える情報処理装置であって、
    前記学習装置は、
    動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得部と、
    前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習部と、
    を備え、
    前記予測装置は、
    前記飼育情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した飼育情報と前記対応情報とに基づいて、前記肉情報を出力する出力部と、
    を備える、
    情報処理装置。
  13. 動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得ステップと、
    前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習ステップと、
    前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶ステップと、
    前記肉情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップが取得した肉情報と前記対応情報とに基づいて、前記飼育情報を出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. 動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得ステップと、
    前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習ステップと、
    前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶ステップと、
    前記飼育情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップが取得した飼育情報と前記対応情報とに基づいて、前記肉情報を出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. コンピュータに、
    動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得ステップと、
    前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習ステップと、
    前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶ステップと、
    前記肉情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップが取得した肉情報と前記対応情報とに基づいて、前記飼育情報を出力する出力ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  16. コンピュータに、
    動物の飼育に関する飼育情報と前記動物の肉に関する肉情報の組み合わせを示す教示情報を取得する教示情報取得ステップと、
    前記教示情報に基づいて前記飼育情報と前記肉情報の対応関係を学習し、学習結果として対応情報を出力する学習ステップと、
    前記飼育情報と前記肉情報が対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶ステップと、
    前記飼育情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップが取得した飼育情報と前記対応情報とに基づいて、前記肉情報を出力する出力ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7251861B1 (ja) * 2022-11-30 2023-04-04 株式会社Eco‐Pork 家畜肉質管理装置、家畜肉質管理システム、家畜肉質管理方法、及び、家畜肉質管理プログラム

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