JP2020160922A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、関連する技術として、ソフトウェアにおけるデータの使われ方の実態を把握可能な技術が開示されている。
まず、図面を参照して、マイクロサービスについて概要を説明する。
マイクロサービスとは、ソフトウェア開発における技法・考え方の1つである。マイクロサービスにおいては、1つのアプリケーション(業務システム)を、業務機能に沿った複数の小さいサービスに分割する。全体のアプリケーションは、複数のマイクロサービスを疎結合して構成することで実現する。疎結合は例えば、API呼び出しなどである。アプリケーションを複数のマイクロサービスに分割することによって、マイクロサービスごとに開発を行うことが可能になる。そのため、複数の開発を並列して行うことが可能になる。また、1つ1つのサービスが小さくなるため、開発者の理解、開発、テストがより容易になる。これらの要因によって、全体の業務システムの改修時の期間とコストを削減することが可能になる。
既存の業務システムをマイクロサービスにする場合、マイクロサービスとする範囲を決定する必要がある。1つのマイクロサービスの範囲の捉え方は、複数の方法があるが、そのうちの1つに、業務処理が開始されるプログラムからの一連の処理フローを1つのマイクロサービスと捉える考え方がある。
この図に示すように、既存の業務システムは、多くのプログラムや複雑に絡み合うだけでなく、多くのプログラムが1つ以上のデータベースにアクセスする状態となっている。そのため、このような業務システムをマイクロサービス化するためには、各プログラムを精査しなければならない。
このように分割が行われた結果を図2に示す。プログラム4、5、7は、複数の処理フローで呼び出されているので、複製され分割されている。このように処理フローに応じてプログラムを複製、分割することで、プログラムについては、処理フローごとに分割することが可能になる。しかしながら、データベース1は分割されていないため、このままではマイクロサービス化することはできない。
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について詳しく説明する。
情報処理装置1は、例えば、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォンなどの端末装置や、サーバなどの処理装置である。
情報処理装置1は、例えば、業務システムのプログラムや設定情報などを含む資産情報を解析する。また、情報処理装置1は、解析結果に基づいて、処理フローの起点となるプログラムを決定する。また、情報処理装置1は、起点となるプログラムから呼び出されるプログラムを処理フローごとに分割する。また、情報処理装置1は、一連の処理フローに含まれるプログラムから呼び出されるデータについて、呼び出されるデータと呼び出すプログラムを対応付ける。また、情報処理装置1は、対応付けた情報にもとづいて、データベースを分割する。
記憶部11は、例えば、ハードディスクドライブ、メモリなどの記憶装置である。記憶部11は、ファームウェアやアプリケーションプログラムなど、処理部12が実行するための各種プログラム、及び、処理部12が実行した処理の結果などを記憶する。
処理部12は、中央演算装置(CPU)などのプロセッサである。処理部12は、例えば、記憶部11に記憶する情報に基づいて、入力情報に対する出力情報を生成する。
また、処理部12は、解析結果に基づいて、システムを構成するプログラムの処理の流れ(以下、「ルート情報」とも称する)を抽出する。また、処理部12は、抽出したルート情報と、解析結果に含まれるプログラムのデータへのアクセス情報(以下、「データアクセス情報」とも称する)とに基づいて、ルート情報ごとにアクセスするデータを判定すする。処理部12は、判定結果に応じて、システムが利用しているデータを必要に応じて分割する。
記憶部11について、詳細を説明する。記憶部11は、資産情報記憶部111、解析結果記憶部112、ルート情報記憶部113、及び、分析結果記憶部114を含んで構成される。
解析結果記憶部112は、解析部121が資産情報を解析した解析結果を記憶する。解析結果は、データアクセス情報、制御構造情報、及び、関係情報を含んで構成される。データアクセス情報は、アクセスするデータ(ファイルやテーブルなど)とプログラムとの対応関係を示す情報である。また、制御構造情報は、個々のプログラムの処理フローに従って、当該プログラムに存在する処理、分岐、繰り返し、他のプログラムや関数の呼び出しなどを示す情報である。関係情報は、プログラム間の呼び出し関係や、プログラム内で他の資産情報を引用している場合の引用関係を示す情報である。
この図に示す一例では、データアクセス情報は、データを構成するテーブル又はファイルレベルでの、データとプログラムとの対応関係をCRUD図で示した情報である。なお、データアクセス情報の表現形式はCRUD図に限られない。
CRUD図は、データ(又はデータを構成するテーブル、ファイル)と、当該データがどのプログラムで作成(Create、図中では「C」で表示)、参照(Read、図中では「R」で表示)、更新(Update、図中では「U」で表示)、及び、削除(Delete、図中では「D」で表示)されるかということを対応付けて示した図である。以下では、作成、参照、更新、及び削除のいずれかの処理のことを「アクセス(アクセスする)」とも称する。
この図に示す一例では、データアクセス情報は、データを構成するテーブル又はファイル中で定義されるデータ項目レベルでの、データとプログラムとの対応関係をCRUD図で示した情報である。なお、図5と同様に、データアクセス情報の表現形式はCRUD図に限られない。
この図に示す一例では、「No.」が“1”で、「種別」が“テーブル”で、「DB・ファイル名」が“テーブル1”で、「データ項目名」が“項目1”に対応するデータに対して、「サブプログラム4」から参照されている(“R”の表示)ことを示す。
この図に示す一例は、1つのプログラムの制御構造情報をフローチャートで示したものである。この図に示す一例では、プログラムを開始すると、最初にプログラムは“PROG1”で識別される他のプログラムを呼び出す(“CALL PROG1”)。続いて、プログラムは何らかの条件によって分岐を行う(“IF”)。1つ目の分岐においては、プログラムは、“PROG2”で識別される他のプログラムを呼び出す(“CALL PROG2”)。その後プログラムは終了する。一方、もう1つの分岐においては、プログラムは、“AAA”というデータを“BBB”という変数に代入する(“MOVE AAA TO BBB”)。続いて、プログラムは変数“BBB”のデータを書き込む(“WRITE BBB”)。この時、“BBB”を書き込む先のデータが更新される。その後、プログラムは終了する。
この図に示す一例では、プログラム間の呼び出し関係を示す関係情報の一例を示す。この図に示す一例において、関係情報は、No.と、呼出元プログラムと、呼出先プログラムと、引数とを関連付けた情報である。No.は関係情報を識別するための識別子を示す情報である。呼出元プログラムは、他のプログラムを呼び出すプログラムを示す。呼出先プログラムは、他のプログラムから呼び出されるプログラムを示す。引数は、呼出元プログラムから、呼出先プログラムを呼び出す場合に、呼出先プログラムを実行するために必要な情報をやりとりするための変数を示す情報である。なお、引数は複数あってもよいし、なくてもよい。
この図に示す一例では、プログラムが他の情報を引用している場合の引用関係を示す関係情報の一例を示す。この図に示す一例において、関係情報は、No.と、引用元資産と、引用先資産と、引用先資産種別とを関連付けた情報である。No.は関係情報を識別するための識別子を示す情報である。引用元資産は、他の情報を引用する資産情報を示す。引用先資産は、引用元資産が他の情報を引用する場合の引用形式を示す情報である。また引用先資産種別は、引用先の資産情報を示す情報である。
この図に示す一例では、No.と、起点プログラムと、関係先種別と関係先名との組み合わせとを対応付けた情報である。ルート情報には複数の上記組み合わせが対応する場合がある。
ここで、No.はルート情報を識別する識別子を示す情報である。起点プログラムとは、他のプログラムから呼び出されないプログラムを示す。関係先種別は、呼び出し先又はアクセス先の種類を示す情報である。関係先種別は、例えば、プログラム、データベース、ファイルなどである。関係先名は、呼び出し先又はアクセス先のプログラム、データベース、ファイルなどの名称を示す情報である。
また、この図に示す一例では、「No.」が“2”のルート情報は、「起点プログラム」が“プログラムA”であり、起点プログラムから呼び出される「関係先種別1」が“プログラム”で、「関係先名」が“サブプログラム2”である。更に、「関係先種別2」が“データベース”で「関係先名」が“テーブル1”である。すなわち、“プログラムA”の内部で、“サブプログラム2”という名称の下位の“プログラム”が呼び出されることを示す。また、“サブプログラム2”の内部で、“テーブル1”という名称の下位の“データベース”がアクセスされることを示す。
図4に戻って、処理部12について、詳細を説明する。処理部12は、解析部121、ルート抽出部122、及び、データアクセス分析部123を含んで構成される。
図11は、本発明の第1実施形態に係るルート抽出部122の処理の一例を示すフローチャートである。
図10におけるNo.“2”とNo.“4”の場合、この2つの処理フローは、起点プログラムがそれぞれ“A”と“B”である。そのため、この2つの処理フローは、異なる処理フローである。そして、それぞれが、2つ目のアクセス先として、“テーブル3”の“データベース”を参照している。そのため、データアクセス分析部123は、“テーブル3”を共有しているデータであると判定する。また、データアクセス分析部123は、このデータにアクセスするプログラムを、関係先名1を参照することによって取得する。すなわち、データアクセス分析部123は“サブプログラム2”と“サブプログラム3”から共有データである“テーブル3”にアクセスされていることを取得する。
上記の図5、図10の例では、テーブル3は、プログラムBを起点とする処理フローに帰属する。プログラムAを起点とする処理フローはこの処理フローへ問い合わせる形となる。
図10におけるNo.“6”とNo.“7”の場合、この2つの処理フローは、起点プログラムがそれぞれ“D”と“E”である。そのため、この2つの処理フローは、異なる処理フローである。そして、それぞれが、2つ目のアクセス先として、“テーブル4”の“データベース”を参照している。そのため、データアクセス分析部123は、“テーブル4”を共有しているデータであると判定する。また、データアクセス分析部123は、このデータにアクセスするプログラムを、関係先名1を参照することによって取得する。すなわち、データアクセス分析部123は“サブプログラム4”と“サブプログラム5”から共有データである“テーブル4”にアクセスされていることを取得する。また、データアクセス分析部123は、データを構成するテーブルの粒度でデータアクセスが異ならないと判定したものとする。
続いて、データアクセス分析部123は、帰属した処理フローに応じて、データが含まれるテーブルやファイルを分割する。データアクセス分析部123は、帰属処理及び分割処理を終えると、処理をステップS206に進める。
これにより、同一のデータベース又はファイルに複数の処理フローからアクセスされている場合でも、1つの処理フローに当該データを帰属させ、他の処理フローからは当該処理フローへの問い合わせの形にすることで、より細かい粒度でのマイクロサービス化に向けて、データを処理内容に応じて効率的に分割することができる。
これにより、帰属させる処理フローはデータの変更が行われる処理フローにすることで、他の処理フローからの当該データへのアクセスを、変更の処理を含まないものにすることで処理フロー間の結合を疎結合にすることが可能になる。従って、マイクロサービス化に向けて、よりマイクロサービス間の結合が疎結合になるように、処理内容に応じてデータの分割を効率的に行うことができる。
これにより、複数の処理フローからデータのアクセスが行われていて、どちらの処理フローにも属することが好ましくない場合には、分割が行えない処理フローをまとめた1つの処理フローとすることで、まとめない場合にはソフトウェアの有識者(又は業務の有識者)を要する解析を行わずに済ませることができる。従って、マイクロサービス化に向けて、データを処理内容に応じて効率的に分割することができる。
これにより、複数の処理フローからアクセスされているデータベースやファイルについて、データベースやファイルに含まれるデータ項目の粒度の観点から見た場合には、複数の処理フローの各々が別々のデータ項目にアクセスしている場合、アクセスしている項目毎にデータベースやファイルを分割することによって、処理フローをより細かい粒度で作成することができる。従って、より細かい粒度でのマイクロサービス化に向けて、データを処理内容に応じて効率的に分割することができる。
以下、図面を参照して、本発明の第2実施形態について詳しく説明する。
本実施形態では、データの特徴を示す業務情報を考慮してデータ分割を行う場合の変形例について説明する。以降、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付与してここでの説明を省略する。
情報処理装置1aは、記憶部11a、及び、処理部12aを含んで構成される。記憶部11aは、第1実施形態の記憶部11(図4)と比較して、業務情報記憶部115aが追加される点が異なる。以下、業務情報記憶部115aについて説明する。
この図に示す一例では、業務情報は、No.と、種別と、DB・ファイル名と、データタイプとを対応付けた情報である。No.は業務情報を識別するための識別子を示す情報である。データタイプは、DB・ファイル名に含まれるデータが、マスタデータであるか、トランザクションデータであるかを示す情報である。
この図に示す一例では、「No.」が“1”の業務情報は、「種別」が“テーブル”で、「DB・ファイル名」が“テーブル1”に含まれるデータの「データタイプ」が“マスタ”(マスタデータ)であることを示す。
データアクセス分析部123aは、データ項目の粒度でもデータアクセスが異ならない場合(図12のステップS203:NO)、共有されているデータを含むデータベースやファイルについて、業務情報の種類を取得する。具体的には、データアクセス分析部123aは、業務情報記憶部115aから業務情報を取得し、共有されているデータを含むデータベースやファイルがマスタデータであるか否かを判定する。
図15は、本発明の第2実施形態に係る解析結果の一例を示す図である。図15の上段はデータアクセス情報記憶部1121が記憶するデータアクセス情報の一例を示す。また、図15の下段は、関係情報記憶部1123が記憶する関係情報の一例を示す。
これにより、情報処理装置1aは、システム全体で用いられるマスタデータへのアクセスなどの場合には、マスタデータへのアクセスをマイクロサービス化へ向けた処理から除外することで、処理フローを細かく分けることが可能になる。そのため、より細かい粒度でのマイクロサービス化に向けて、処理内容に応じたデータの分割を効率的に行うことができる。
この図に示すように、情報処理装置1は、ルート処理部101と、決定部102とを備える。
ルート処理部101はソフトウェアを実現するための複数のプログラムの処理定義を記述した情報と、前記プログラムがアクセスを行うデータと、前記データを含むデータ集合と、に基づく前記プログラムの解析の結果である解析結果に基づいて、複数の前記プログラムのうち他の前記プログラムから呼び出されないプログラムである起点プログラムを示す情報と、前記起点プログラムから直接的に或いは間接的に呼び出される前記プログラムであるサブプログラムを示す情報と、前記起点プログラム及び前記サブプログラムからアクセスを行う前記データ集合に関する情報と、を呼び出し順或いはアクセス順に対応付けた情報を、前記起点プログラムからの処理フローを示すルート情報とする。
決定部102は、前記ルート情報と前記解析結果とに基づいて、複数の前記処理フローに含まれる前記データ集合である共有データ集合について、複数の前記処理フローのうち、前記共有データ集合が帰属する処理フローである帰属処理フローを決定する。
Claims (9)
- ソフトウェアを実現するための複数のプログラムの処理定義を記述した情報と、前記プログラムがアクセスを行うデータと、前記データを含むデータ集合と、に基づく前記プログラムの解析の結果である解析結果に基づいて、複数の前記プログラムのうち他の前記プログラムから呼び出されないプログラムである起点プログラムを示す情報と、前記起点プログラムから直接的に或いは間接的に呼び出される前記プログラムであるサブプログラムを示す情報と、前記起点プログラム及び前記サブプログラムからアクセスを行う前記データ集合に関する情報と、を呼び出し順或いはアクセス順に対応付けた情報を、前記起点プログラムからの処理フローを示すルート情報とするルート処理部と、
前記ルート情報と前記解析結果とに基づいて、複数の前記処理フローに含まれる前記データ集合である共有データ集合について、複数の前記処理フローのうち、前記共有データ集合が帰属する処理フローである帰属処理フローを決定する決定部と、
を備える情報処理装置。 - 前記決定部は、前記起点プログラム又は前記サブプログラムが前記共有データ集合に含まれるデータにアクセスを行う場合の、前記アクセスの種類に基づいて、前記帰属処理フローを決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記決定部は、前記アクセスを行う複数の前記処理フローのうち、1つの処理フローからの前記アクセスの種類が前記共有データ集合に含まれるデータの変更であり、残りの前記処理フローからの前記アクセスの種類が前記共有データ集合に含まれるデータの取得である場合に、前記アクセスの種類が前記共有データ集合に含まれるデータの変更である前記処理フローを前記帰属処理フローに決定する、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記決定部は、前記共有データ集合に含まれるデータにアクセスを行う複数の前記処理フローのうち、2つ以上の前記処理フローについて、前記アクセスの種類が、いずれも前記データの変更であるか或いはいずれも前記データの取得であり、かつ、前記アクセスを行うデータが前記共有データ集合に含まれる同一のデータである場合に、当該前記処理フローを1つの統合処理フローにまとめ、前記統合処理フローを前記帰属処理フローに決定する、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記決定部は、前記共有データ集合に含まれるデータにアクセスを行う複数の前記処理フローのうち、2つ以上の前記処理フローについて、前記アクセスの種類がいずれも前記データの変更であるか或いはいずれも前記データの取得であり、かつ、前記アクセスを行うデータが前記共有データ集合に含まれる異なるデータである場合に、前記共有データ集合を、単一の前記処理フローからアクセスが行われるデータの集合ごとに分割し、分割したデータの集合である分割データ集合を、当該分割データ集合に含まれるデータにアクセスを行う前記処理フローを、当該分割データ集合の前記帰属処理フローに決定する、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記決定部は、前記ルート情報、前記解析結果、及び前記データの種別を示す種別情報にも基づいて、前記帰属処理フローを決定する、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - ソフトウェアを実現するための複数のプログラムの処理定義を記述した情報と、前記プログラムがアクセスを行うデータと、前記データを含むデータ集合と、に基づく前記プログラムの解析の結果である解析結果に基づいて、複数の前記プログラムのうち他の前記プログラムから呼び出されないプログラムである起点プログラムを示す情報と、前記起点プログラムから直接的に或いは間接的に呼び出される前記プログラムであるサブプログラムを示す情報と、前記起点プログラム及び前記サブプログラムからアクセスを行う前記データ集合に関する情報と、を呼び出し順或いはアクセス順に対応付けた情報を、前記起点プログラムからの処理フローを示すルート情報とするルート処理部と、
前記ルート情報と前記解析結果とに基づいて、複数の前記処理フローに含まれる前記データ集合である共有データ集合について、複数の前記処理フローのうち、前記共有データ集合が帰属する処理フローである帰属処理フローを決定する決定部と、
を備える情報処理システム。 - ソフトウェアを実現するための複数のプログラムの処理定義を記述した情報と、前記プログラムがアクセスを行うデータと、前記データを含むデータ集合と、に基づく前記プログラムの解析の結果である解析結果に基づいて、複数の前記プログラムのうち他の前記プログラムから呼び出されないプログラムである起点プログラムを示す情報と、前記起点プログラムから直接的に或いは間接的に呼び出される前記プログラムであるサブプログラムを示す情報と、前記起点プログラム及び前記サブプログラムからアクセスを行う前記データ集合に関する情報と、を呼び出し順或いはアクセス順に対応付けた情報を、前記起点プログラムからの処理フローを示すルート情報とするルート処理ステップと、
前記ルート情報と前記解析結果とに基づいて、複数の前記処理フローに含まれる前記データ集合である共有データ集合について、複数の前記処理フローのうち、前記共有データ集合が帰属する処理フローである帰属処理フローを決定する決定ステップと、
を含む情報処理方法。 - ソフトウェアを実現するための複数のプログラムの処理定義を記述した情報と、前記プログラムがアクセスを行うデータと、前記データを含むデータ集合と、に基づく前記プログラムの解析の結果である解析結果に基づいて、複数の前記プログラムのうち他の前記プログラムから呼び出されないプログラムである起点プログラムを示す情報と、前記起点プログラムから直接的に或いは間接的に呼び出される前記プログラムであるサブプログラムを示す情報と、前記起点プログラム及び前記サブプログラムからアクセスを行う前記データ集合に関する情報と、を呼び出し順或いはアクセス順に対応付けた情報を、前記起点プログラムからの処理フローを示すルート情報とするルート処理ステップと、
前記ルート情報と前記解析結果とに基づいて、複数の前記処理フローに含まれる前記データ集合である共有データ集合について、複数の前記処理フローのうち、前記共有データ集合が帰属する処理フローである帰属処理フローを決定する決定ステップと、
を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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