JP2020159171A - Reinforced concrete floor slab - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、鉄筋コンクリート床版の技術に関する。 The present invention relates to a reinforced concrete plate bridge technique.
従来、鉄筋コンクリート床版の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
Conventionally, the technique of reinforced concrete plate slab is known. For example, as described in
特許文献1には、複数の線材が組み合わされることにより形成された鉄筋が、コンクリート中に埋設されることで構成された多孔質コンクリート(鉄筋コンクリート床版)が記載されている。鉄筋を構成する各線材(主筋及び配力筋)は、上下二段の格子状に配置され、互いに溶接されている。
このような鉄筋コンクリート床版に設備開口を設けるためには、コンクリート部分に欠損が生じるだけでなく、鉄筋を切断する場合もある。鉄筋を切断することにより全体的な強度は低下するため、切断部分を補強するために、切断した鉄筋と同量以上の補強筋を切断部分の近傍に配置する場合がある。さらに、ひび割れを防止するために、補強筋を切断部分の角部に沿って斜め方向に配置する場合がある。この場合、主筋と配力筋に加えて補強筋が上下二段配置されることにより、鉄筋が上下四段以上に配置されることとなる。 In order to provide the equipment opening in such a reinforced concrete slab, not only the concrete portion is defective but also the reinforcing bar may be cut. Since the overall strength is reduced by cutting the reinforcing bar, in order to reinforce the cut portion, the same amount or more of the reinforcing bar as the cut reinforcing bar may be arranged in the vicinity of the cut portion. Further, in order to prevent cracking, reinforcing bars may be arranged obliquely along the corners of the cut portion. In this case, the reinforcing bars are arranged in two upper and lower stages in addition to the main reinforcement and the distribution reinforcement, so that the reinforcing bars are arranged in four or more upper and lower stages.
しかしながら、例えば床版が比較的薄い場合、鉄筋の配置スペース(厚み方向のスペース)は限られたものとなる。そうすると、補強筋を配置することができず、ひび割れ防止を図ることができないという問題があった。 However, for example, when the floor slab is relatively thin, the space for arranging the reinforcing bars (space in the thickness direction) is limited. Then, there is a problem that the reinforcing bars cannot be arranged and cracks cannot be prevented.
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、補強筋を設けるスペースが限られている場合であってもひび割れ防止を図ることができる鉄筋コンクリート床版を提供することである。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and the problem to be solved is to provide a reinforced concrete floor slab that can prevent cracks even when the space for providing reinforcing bars is limited. Is to provide.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above, and next, the means for solving this problem will be described.
即ち、請求項1においては、X方向に長手方向を向けて埋設されたX方向配筋と、前記X方向配筋とは異なる層に、前記X方向と交差するY方向に長手方向を向けて埋設されたY方向配筋と、床板の厚み方向に沿って設けられ、前記X方向配筋又は前記Y方向配筋の少なくとも一方の切断を伴って形成された開口部と、前記X方向配筋及び前記Y方向配筋とは異なる層に、XY平面における平面視において前記開口部が設けられる領域の少なくとも前記X方向又は前記Y方向のいずれか一方を囲うように埋設された補強筋と、を具備し、前記補強筋は、前記平面視において前記X方向配筋及び前記Y方向配筋と交差するように配置される第一部分と、前記平面視において前記X方向配筋及び前記Y方向配筋と交差するように、かつ、長手方向を前記第一部分の長手方向とは異なる方向に向けて前記第一部分と同じ層に配置される第二部分と、前記第一部分の先端部及び前記第二部分の先端部が互いに接続されることにより形成された角部と、を具備するものである。
That is, in
請求項2においては、前記補強筋は、1本の線材が折り曲げられることによって形成されているものである。
In
請求項3においては、前記補強筋は、前記角部から、前記開口部と対向する側と反対側に延伸する延伸部を具備するものである。
In
請求項4においては、前記第一部分は第一部材に形成され、前記第二部分は前記第一部材とは異なる第二部材に形成され、前記延伸部は、前記第一部材に形成された第一延伸部と、前記第二部材に、前記第一延伸部と同じ方向に延伸するように形成された第二延伸部と、を具備し、前記第一延伸部と前記第二延伸部とは互いに固定されているものである。 In claim 4, the first portion is formed on a first member, the second portion is formed on a second member different from the first member, and the stretched portion is formed on the first member. The first stretched portion and the second stretched portion are provided with a second stretched portion formed so as to stretch in the same direction as the first stretched portion, and the first stretched portion and the second stretched portion are They are fixed to each other.
請求項5においては、前記延伸部の先端部はフック状に形成されているものである。 In claim 5, the tip of the stretched portion is formed in a hook shape.
請求項6においては、前記補強筋は、前記平面視において前記開口部が設けられた領域の前記X方向及び前記Y方向の両方を囲うように埋設されているものである。 In claim 6, the reinforcing bar is embedded so as to surround both the X direction and the Y direction of the region where the opening is provided in the plan view.
請求項7においては、厚さが90mm以下であるものである。 In claim 7, the thickness is 90 mm or less.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As the effect of the present invention, the following effects are exhibited.
請求項1においては、補強筋を設けるスペースが限られている場合であってもひび割れ防止を図ることができる。
In
請求項2においては、補強筋を容易に製造することができる。
In
請求項3においては、補強筋が互いに交差する(異なる層となる)ことなく、補強筋の定着長さの確保を図ることができる。
In
請求項4においては、角部における応力集中を緩和することができる。 In claim 4, stress concentration at the corners can be relaxed.
請求項5においては、角部における応力集中をより緩和することができる。 In claim 5, the stress concentration at the corners can be further relaxed.
請求項6においては、ひび割れ防止効果を向上させることができる。 In claim 6, the crack prevention effect can be improved.
請求項7においては、比較的薄い鉄筋コンクリート床版であっても補強筋を設けることができ、これによりひび割れ防止を図ることができる。 In claim 7, even a relatively thin reinforced concrete floor slab can be provided with reinforcing bars, whereby cracks can be prevented.
以下の説明においては、図中に記した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義する。なお、以下において、「X方向」とは左右方向を示すものであり、「Y方向」とは前後方向を示すものである。 In the following description, the up-down direction, the left-right direction, and the front-back direction are defined according to the arrows shown in the figure. In the following, the "X direction" indicates the left-right direction, and the "Y direction" indicates the front-rear direction.
以下では、図1から図3を用いて、第一実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100の構成について説明する。なお、図1においては、コンクリート部1のハッチングを省略している(図4、図5、図9及び図10も同様)。
Hereinafter, the configuration of the reinforced
図1及び図2に示す鉄筋コンクリート床版100は、鉄筋コンクリート造(RC造)の床版である。鉄筋コンクリート床版100の厚さt1(図2参照)は、90mm以下、望ましくは85mm以下に形成される。鉄筋コンクリート床版100は、コンクリート部1、X方向配筋2、Y方向配筋3、開口部4及び補強筋10を具備する。
The reinforced
図1及び図2に示すコンクリート部1は、鉄筋コンクリート床版100の主要部を構成するものである。コンクリート部1は、直方体状に形成される。コンクリート部1は、型枠内にコンクリート材料が流し込まれることによって形成される。
The
図1及び図2に示すX方向配筋2は、X方向(左右方向)に長手方向を向けて配置された鉄筋である。X方向配筋2は、コンクリート部1中に埋設される。X方向配筋2は、Y方向(前後方向)に間隔をおいて複数配置される。
The
図1及び図2に示すY方向配筋3は、Y方向(前後方向)に長手方向を向けて配置された鉄筋である。Y方向配筋3は、コンクリート部1中に埋設される。Y方向配筋3は、X方向(左右方向)に間隔をおいて複数配置される。Y方向配筋3は、X方向配筋2とは異なる層に埋設される。より詳細には、Y方向配筋3は、X方向配筋2の下方に、当該X方向配筋2と当接するように配置される(図2参照)。Y方向配筋3は、平面視(XY平面における平面視)において、X方向配筋2と交差するように埋設される。
The Y-
図1に示す開口部4は、上下方向(鉄筋コンクリート床版100の厚み方向)に沿って開口するものである。開口部4は、設備開口として形成される。開口部4は、コンクリート部1を上下方向に貫通するように形成される。開口部4は、平面視円状に形成される。開口部4は、左右方向に並んで複数形成される。本実施形態においては、開口部4は、3つ形成される。
The opening 4 shown in FIG. 1 opens in the vertical direction (thickness direction of the reinforced concrete floor slab 100). The opening 4 is formed as an equipment opening. The opening 4 is formed so as to penetrate the
開口部4が設けられる位置にX方向配筋2及びY方向配筋3がある場合は、X方向配筋2及びY方向配筋3の一部が切断される。具体的には、平面視において開口部4と重複する部分(開口部4の内側に突出する部分)、及び当該部分の周囲の部分が切断される。本実施形態においては、X方向配筋2及びY方向配筋3の両方が切断される。以下では、X方向配筋2及びY方向配筋3が切断される領域を領域Aと称する。領域Aは、平面視において3つの開口部4を囲うように形成される。換言すれば、領域A内に開口部4が形成される。領域Aは、平面視において矩形状に形成される。なお、領域A内にX方向配筋2及びY方向配筋3の一部分が位置していても、開口部4の内側に突出しないのであれば、当該部分は必ずしも切断されていなくてもよい。本実施形態においては、左右中央の開口部4の左右両サイドのY方向配筋3は切断されていない。なお、領域Aは、本発明における「開口部が設けられる領域」に相当する。
When the
このように開口部4が設けられることにより、コンクリート部1に欠損が生じるだけでなく、X方向配筋2及びY方向配筋3にも切断により欠損が生じる。X方向配筋2及びY方向配筋3を切断することにより、コンクリート部1がひび割れし易くなる。このコンクリート部1のひび割れを防止するために補強筋10が設けられる。
By providing the opening 4 in this way, not only the
補強筋10は、コンクリート部1のひび割れを防止するための鉄筋である。補強筋10は、コンクリート部1中に埋設される。補強筋10は、X方向配筋2及びY方向配筋3とは異なる層に埋設される。より詳細には、補強筋10は、X方向配筋2の上方に、当該X方向配筋2と当接するように配置される(図2参照)。補強筋10は、平面視において、領域Aの少なくともX方向又はY方向のいずれか一方を囲うように埋設される。本実施形態において、補強筋10は、領域Aの左側の辺及び右側の辺それぞれを囲うように左右一対設けられる。左右一対の補強筋10は、互いに同形状に形成され、互いに左右対称となるように配置される。
The reinforcing
補強筋10は、1本の線材が略直角に折り曲げられることによって形成されている。補強筋10は、第一部分11、第二部分12及び角部13を具備する。上述の如く、左右一対の補強筋10は、互いに同形状に形成されるものであるので、以下では、左右一対の補強筋10のうち左側の補強筋10について説明を行い、右側の補強筋10については説明を省略する。
The reinforcing
図1及び図3に示す第一部分11は、1本の線材が折り曲げられることにより形成される2辺のうち、一方側の辺を構成する部分である。第一部分11は、X方向及びY方向に対して斜め方向に長手方向を向けて設けられる。より詳細には、第一部分11は、その両端部のそれぞれを左前方向及び右後方向に向けて配置される。これにより、第一部分11は、平面視において、X方向配筋2及びY方向配筋3と交差するように配置される。第一部分11の前端部(左端部)は、領域Aの左辺の左方に、かつ、領域Aの前後中央部に位置するように配置される。
The
図1及び図3に示す第二部分12は、1本の線材が折り曲げられることにより形成される2辺のうち、他方側の辺を構成する部分である。よって、当然の如く、第二部分12は、第一部分11と同じ層に埋設される。第二部分12は、X方向及びY方向に対して斜め方向に長手方向を向けて設けられる。より詳細には、第二部分12は、その両端部のそれぞれを右前方向及び左後方向に向けて配置される。これにより、第一部分11は、平面視において、X方向配筋2及びY方向配筋3と交差するように配置される。第二部分12の後端部(左端部)は、領域Aの左辺の左方に、かつ、領域Aの前後中央部に位置するように配置される。第一部分11及び第二部分12は、1本の線材が略直角に折り曲げられることによって形成されているため、第二部分12は、その後端部(左端部)が第一部分11の前端部(左端部)と接続されている。
The
図1及び図3に示す角部13は、第二部分12の後端部(左端部)と第一部分11の前端部(左端部)とが接続されることによって形成される部分である。角部13は、概ね90°の角度をなすように形成される。
The
このように補強筋10が配置されることで、コンクリート部1のひび割れ防止を図ることができる。
By arranging the reinforcing
また、本実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100は、厚さt1が90mm以下、望ましくは85mm以下であって、比較的薄いものである(図2参照)。ここで、鉄筋コンクリート床版100においては、所定の基準を満たすように被り厚さt2を所定値(例えば20〜30mm程度)確保する必要がある。ここで、「被り厚さt2」とは、コンクリート部1の表面(上面及び下面)から鉄筋(X方向配筋2、Y方向配筋3及び補強筋10)までの最短長さ(上下方向長さ)を示すものである。所定の基準を満たすために被り厚さt2を20〜30mm程度確保しようとすると、配筋スペースt3は非常に狭く(短く)なる。ここで、「配筋スペースt3」とは、鉄筋(X方向配筋2、Y方向配筋3及び補強筋10)を配置可能なスペース(上下方向長さ)を示すものである。
Further, the reinforced
ここで、コンクリート部1のひび割れを防止するために、仮に直線状の2本の補強筋を平面視で互いに交差するように配置した場合、X方向配筋2及びY方向配筋3に加えて補強筋が上下二段配置されることにより、鉄筋が上下四段に配置されることとなる。
Here, in order to prevent cracks in the
一方、本実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100においては、1本の線材を折り曲げることによって補強筋10を形成するようにしている。これにより、第一部分11及び第二部分12が同じ層に配置されることとなる。したがって、鉄筋の合計段数を上下三段とすることができる。これにより、鉄筋コンクリート床版100の厚さt1が比較的薄く、配筋スペースt3が限られている場合であっても、コンクリート部1のひび割れ防止を図ることができる。
On the other hand, in the reinforced
以上の如く、本実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100は、X方向に長手方向を向けて埋設されたX方向配筋2と、前記X方向配筋2とは異なる層に、前記X方向と交差するY方向に長手方向を向けて埋設されたY方向配筋3と、鉄筋コンクリート床版100(床板)の厚み方向に沿って設けられ、前記X方向配筋2又は前記Y方向配筋3の少なくとも一方の切断を伴って形成された開口部4と、前記X方向配筋2及び前記Y方向配筋3とは異なる層に、XY平面における平面視において前記開口部4が設けられる領域Aの少なくとも前記X方向又は前記Y方向のいずれか一方を囲うように埋設された補強筋10と、を具備し、前記補強筋10は、前記平面視において前記X方向配筋2及び前記Y方向配筋3と交差するように配置される第一部分11と、前記平面視において前記X方向配筋2及び前記Y方向配筋3と交差するように、かつ、長手方向を前記第一部分11の長手方向とは異なる方向に向けて前記第一部分11と同じ層に配置される第二部分12と、前記第一部分11の先端部及び前記第二部分12の先端部が互いに接続されることにより形成された角部13と、を具備するものである。
このように構成することにより、補強筋10を設けるスペースが限られている場合であってもひび割れ防止を図ることができる。
As described above, the reinforced
With this configuration, cracking can be prevented even when the space for providing the reinforcing
また、前記補強筋10は、1本の線材が折り曲げられることによって形成されているものである。
このように構成することにより、補強筋10を容易に製造することができる。
Further, the reinforcing
With such a configuration, the reinforcing
また、本実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100は、厚さt1が90mm以下であるものである。
このように構成することにより、比較的薄い鉄筋コンクリート床版100であっても補強筋10を設けることができ、これによりひび割れ防止を図ることができる。
Further, the reinforced
With such a configuration, the reinforcing
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。 Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above configuration, and various modifications can be made within the scope of the invention described in the claims.
例えば、本実施形態においては、開口部4は、左右方向に並んで複数形成されるものとしたが、開口部4の数及び位置は任意とすることができる。 For example, in the present embodiment, a plurality of openings 4 are formed side by side in the left-right direction, but the number and positions of the openings 4 can be arbitrary.
また、本実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100は、厚さt1が90mm以下であるものとしたが、厚さt1は任意の値とすることができる。
Further, the reinforced
以下では、図4を参照して、本発明の第二実施形態に係る鉄筋コンクリート床版200について説明する。
Hereinafter, the reinforced
第二実施形態に係る鉄筋コンクリート床版200が、第一実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100と異なる主な点は、開口部4に代えて開口部5を具備する点、及び補強筋10がさらに2つ(計4つ)設けられる点である。よって以下では、第二実施形態に係る鉄筋コンクリート床版200のうち第一実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
The main difference between the reinforced
開口部5は、上下方向(鉄筋コンクリート床版100の厚み方向)に沿って開口するものである。開口部5は、設備開口として形成される。開口部5は、コンクリート部1を上下方向に貫通するように形成される。開口部5は、平面視円状に形成される。開口部5は、左右方向及び前後方向(十字状)に並んで複数形成される。本実施形態においては、開口部5は、5つ形成される。
The opening 5 opens along the vertical direction (the thickness direction of the reinforced concrete floor slab 100). The opening 5 is formed as an equipment opening. The opening 5 is formed so as to penetrate the
開口部5を形成するために、X方向配筋2及びY方向配筋3の両方が切断される。X方向配筋2及びY方向配筋3が切断される領域Aは、平面視において5つの開口部5を囲うように形成される。換言すれば、領域A内に開口部5が形成される。
Both the
補強筋10は、平面視において領域Aの全周を、すなわちX方向及びY方向の両方を囲うように左右一対及び前後一対設けられる。左右一対及び前後一対の補強筋10は、互いに同形状に形成される。左右一対の補強筋10は、互いに左右対称となるように配置される。前後一対の補強筋10は、互いに前後対称となるように配置される。
Reinforcing
このように、補強筋10が領域Aの全周を囲うように配置されていることにより、コンクリート部1のひび割れ防止効果を向上させることができる。
By arranging the reinforcing
以上の如く、第二実施形態において、前記補強筋10は、前記平面視において領域A(開口部5が設けられた領域)の前記X方向及び前記Y方向の両方を囲うように埋設されているものである。
このように構成することにより、ひび割れ防止効果を向上させることができる。
As described above, in the second embodiment, the reinforcing
With such a configuration, the crack prevention effect can be improved.
以下では、図5及び図6を参照して、本発明の第三実施形態に係る鉄筋コンクリート床版300について説明する。
Hereinafter, the reinforced
第三実施形態に係る鉄筋コンクリート床版300が、第二実施形態に係る鉄筋コンクリート床版200と異なる主な点は、補強筋10に代えて補強筋20を具備する点である。よって以下では、第三実施形態に係る鉄筋コンクリート床版300のうち第二実施形態に係る鉄筋コンクリート床版200と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
The main difference between the reinforced
補強筋20は、コンクリート部1のひび割れを防止するための鉄筋である。補強筋20は、補強筋10と同様に、X方向配筋2の上方に、当該X方向配筋2と当接するように埋設される(図2参照)。補強筋20は、平面視において領域Aの全周を、すなわちX方向及びY方向の両方を囲うように4つ埋設されている。
The reinforcing
補強筋20は、平面視において領域Aの全周を、すなわちX方向及びY方向の両方を囲うように左右一対及び前後一対設けられる。左右一対及び前後一対の補強筋20は、互いに同形状に形成される。左右一対の補強筋20は、互いに左右対称となるように配置される。前後一対の補強筋20は、互いに前後対称となるように配置される。
Reinforcing
第一実施形態及び第二実施形態に係る補強筋10は1本の線材が略直角に折り曲げられることによって形成されるものであるが、補強筋20は、2つの部材によって形成されている。具体的には、補強筋20は、第一部材21及び第二部材22によって形成されている。上述の如く、左右一対及び前後一対の補強筋20は、互いに同形状に形成されるものであるので、以下では、左右一対及び前後一対の補強筋20のうち左側の補強筋20について説明を行い、その他の補強筋20については説明を省略する。
The reinforcing bars 10 according to the first embodiment and the second embodiment are formed by bending one wire rod at a substantially right angle, but the reinforcing
第一部材21は、補強筋20の後半部を構成する部材である。第一部材21は、第一部分211及び第一延伸部212を具備する。
The
図6に示す第一部分211は、X方向及びY方向に対して斜め方向に長手方向を向けて設けられる。より詳細には、第一部分211は、その両端部のそれぞれを左前方向及び右後方向に向けて配置される。これにより、第一部分211は、平面視において、X方向配筋2及びY方向配筋3と交差するように配置される。第一部分211の前端部(左端部)は、領域Aの左端部の左方に、かつ、領域Aの前後中央部に位置するように配置される。
The
図6に示す第一延伸部212は、第一部分211の前端部(左端部)から左方(開口部5と対向する側と反対側)に延伸するように形成される。第一延伸部212には、第一フック部212aが形成される。
The first stretched
図6に示す第一フック部212aは、第一延伸部212の左端部においてフック状に形成される。具体的には、第一フック部212aは、第一延伸部212の左端部から後方へ延びるとともに、その後端部から右方に延びる(屈曲する)ように形成される。
The
第二部材22は、補強筋20の前半部を構成する部材である。第二部材22は、第一部材21と前後対称に形成されている。第二部材22は、第二部分221及び第二延伸部222を具備する。
The
図6に示す第二部分221は、X方向及びY方向に対して斜め方向に長手方向を向けて設けられる。より詳細には、第二部分221は、その両端部のそれぞれを右前方向及び左後方向に向けて配置される。これにより、第二部分221は、平面視において、X方向配筋2及びY方向配筋3と交差するように配置される。第二部分221の後端部(左端部)は、領域Aの左端部の左方に、かつ、領域Aの前後中央部に位置するように配置される。第二部分221は、その後端部(左端部)が第一部分211の前端部(左端部)と略同一となるように配置される。
The
図6に示す第二延伸部222は、第二部分221の後端部(左端部)から左方(開口部5と対向する側と反対側)に延伸するように形成される。すなわち、第二延伸部222は、第一延伸部212の延伸方向と同じ方向に延伸するように形成される。
The second stretched
図6に示す第二フック部222aは、第二延伸部222の左端部においてフック状に形成される。具体的には、第二フック部222aは、第二延伸部222の左端部から前方へ延びるとともに、その前端部から右方に延びる(屈曲する)ように形成される。
The
このように形成される第一部材21及び第二部材22においては、第一延伸部212と第二延伸部222とがフレア溶接されることにより互いに固定されている。このように第一延伸部212と第二延伸部222とが互いに固定されることで、第二部分221の後端部(左端部)と第一部分211の前端部(左端部)とが接続される。これにより角部23が形成される。角部23は概ね90°の角度をなすように形成される。
In the
このように2つの部材(第一部材21及び第二部材22)が溶接されることにより補強筋20が形成されているので、角部23における曲げ応力を低減することができ、ひいては角部23における応力集中を緩和することができる。
Since the reinforcing
また、第一延伸部212及び第二延伸部222が設けられることにより、第一部分211及び第二部分221の長さを長くしなくても、補強筋20の定着長さを長くすることができる。したがって、第一部分211及び第二部分221を互いに交差させる(異なる層となる)ことなく、補強筋20の定着長さを確保することができる。
Further, by providing the
さらに第一延伸部212及び第二延伸部222それぞれの先端部に第一フック部212a及び第二フック部222aが形成されていることにより、補強筋20の左右幅及び前後幅を大きくすることなく定着長さを長くすることができる。また、第一フック部212a及び第二フック部222aがコンクリート部1に対してアンカーの役割を果たすため、角部23への応力集中をより緩和することができる。
Further, since the
以上の如く、第三実施形態において、補強筋20は、角部23から、開口部5と対向する側と反対側に延伸する第一延伸部212及び第二延伸部222(延伸部)を具備するものである。
このように構成することにより、補強筋20が互いに交差する(異なる層となる)ことなく、補強筋20の定着長さの確保を図ることができる。
As described above, in the third embodiment, the reinforcing
With this configuration, it is possible to secure the fixing length of the reinforcing
また、前記第一部分211は第一部材21に形成され、前記第二部分221は前記第一部材21とは異なる第二部材22に形成され、前記延伸部は、前記第一部材21に形成された第一延伸部212と、前記第二部材22に、前記第一延伸部212と同じ方向に延伸するように形成された第二延伸部222と、を具備し、前記第一延伸部212と前記第二延伸部222とは互いに固定されているものである。
このように構成することにより、角部23における応力集中を緩和することができる。
Further, the
With this configuration, stress concentration at the
また、前記第一延伸部212及び第二延伸部222の先端部は第一フック部212a及び第二フック部222aが形成されている(フック状に形成されている)ものである。
このように構成することにより、角部23における応力集中をより緩和することができる。
Further, the tip portions of the first stretched
With such a configuration, the stress concentration at the
なお、第三実施形態に係る第一延伸部212及び第二延伸部222は、延伸部の実施の一形態である。
The first stretched
以上、本発明の第三実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。 Although the third embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above configuration, and various modifications can be made within the scope of the invention described in the claims.
例えば、第三実施形態においては、第一延伸部212及び第二延伸部222の先端は、フック状に形成される(第一フック部212a及び第二フック部222aが形成される)ものとしたが、図7に示すように、前後方向に1回だけ屈曲するように形成されていてもよく、図8に示すように、屈曲していなくてもよい。図7及び図8に示すように第一延伸部212及び第二延伸部222の先端がフック状に形成されていない場合、補強筋20(第一部材21及び第二部材22それぞれ)は異形鉄筋により形成されるものとしてもよい。
For example, in the third embodiment, the tips of the first stretched
以下では、図9を参照して、本発明の第四実施形態に係る鉄筋コンクリート床版400について説明する。
Hereinafter, the reinforced
第四実施形態に係る鉄筋コンクリート床版400が、第一実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100と異なる主な点は、開口部4に代えて開口部6を具備する点、及び補強筋10に代えて補強筋30を具備する点である。よって以下では、第四実施形態に係る鉄筋コンクリート床版400のうち第一実施形態に係る鉄筋コンクリート床版100と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
The main difference between the reinforced
開口部6は、上下方向(鉄筋コンクリート床版100の厚み方向)に沿って開口するものである。開口部6は、設備開口として形成される。開口部6は、コンクリート部1を上下方向に貫通するように形成される。開口部6は、平面視矩形状に形成される。開口部6は、1つ形成される。開口部6を形成するために、Y方向配筋3が切断される。
The opening 6 opens along the vertical direction (the thickness direction of the reinforced concrete floor slab 100). The opening 6 is formed as an equipment opening. The opening 6 is formed so as to penetrate the
補強筋30は、コンクリート部1のひび割れを防止するための鉄筋である。補強筋30は、Y方向筋31及び円形筋32を具備する。
The reinforcing
Y方向筋31は、Y方向(前後方向)に長手方向を向けて配置された鉄筋である。Y方向筋31は、Y方向配筋3と同じ層に埋設される。Y方向筋31は、開口部6を左右方向から挟むように(開口部6の左方及び右方に)左右一対設けられる。Y方向筋31は、開口部6の前側に隣接するX方向配筋2よりも前方まで延びるように、かつ、開口部6の後側に隣接するX方向配筋2よりも後方まで延びるように設けられる。
The Y-
円形筋32は、平面視円環状に形成されるものである。円形筋32は、左右一対のY方向筋31の間に設けられ、当該Y方向筋31に対して溶接されることにより固定されている。これにより、Y方向筋31と円形筋32とは、ユニット化されている。円形筋32は、平面視において開口部6を囲うように形成される。円形筋32は、Y方向配筋3と同じ層に埋設される。
The
第四実施形態に係る鉄筋コンクリート床版400においては、補強筋30(Y方向筋31及び円形筋32)がY方向配筋3と同じ層に配置される。したがって、鉄筋の合計段数を上下二段とすることができる。これにより、鉄筋コンクリート床版400の厚さt1が比較的薄く、配筋スペースt3が限られている場合であっても、コンクリート部1のひび割れ防止を図ることができる。
In the reinforced
以上の如く、第四実施形態に係る鉄筋コンクリート床版400は、
X方向に長手方向を向けて埋設されたX方向配筋2と、
前記X方向配筋2とは異なる層に、前記X方向と交差するY方向に長手方向を向けて埋設されたY方向配筋3と、
鉄筋コンクリート床版400(床板)の厚み方向に沿って設けられ、前記Y方向配筋3(前記X方向配筋2又は前記Y方向配筋3の少なくとも一方)の切断を伴って形成された開口部6と、
XY平面における平面視において開口部6を囲うように埋設された補強筋30と、を具備し、
前記補強筋30は、
前記Y方向配筋3と同じ層に、前記平面視において前記開口部6を挟むようにY方向に長手方向を向けて埋設された2本のY方向筋31と、
前記Y方向配筋3と同じ層に、2本の前記Y方向筋31間に設けられ、前記平面視において前記開口部6を囲繞する円形筋32と、
を具備するものである。
このように構成することにより、鉄筋の合計段数を上下二段とすることができる。これにより、鉄筋コンクリート床版400の厚さt1が比較的薄く、配筋スペースt3が限られている場合であっても、ひび割れ防止を図ることができる。
As described above, the reinforced
The
A Y-
An opening provided along the thickness direction of the reinforced concrete floor slab 400 (floor plate) and formed by cutting the Y-direction reinforcement 3 (at least one of the
A reinforcing
The reinforcing
Two Y-direction bars 31 embedded in the same layer as the Y-
A
Is provided.
With this configuration, the total number of reinforcing bars can be increased to two. As a result, even when the thickness t1 of the reinforced
また、前記Y方向筋31と前記円形筋32とは、互いに固定されユニット化されているものである。
このように構成することにより、補強筋30の配置を容易化することができる。
Further, the Y-
With such a configuration, the arrangement of the reinforcing
また、第四実施形態に係る鉄筋コンクリート床版400は、厚さt1が90mm以下であるものである。
このように構成することにより、比較的薄い鉄筋コンクリート床版400であっても補強筋30を設けることができ、これによりひび割れ防止を図ることができる。
Further, the reinforced
With such a configuration, the reinforcing
以上、本発明の第四実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。 Although the fourth embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above configuration, and various modifications can be made within the scope of the invention described in the claims.
例えば、第四実施形態においては、開口部6は、Y方向配筋3が切断されて配置されるものとしたが、X方向配筋2が切断されて配置されるものであってもよい。開口部6がX方向配筋2が切断されて配置される場合、Y方向筋31に代えて、「前記X方向配筋2と同じ層に、前記平面視において前記開口部6を挟むようにX方向に長手方向を向けて埋設された2本のX方向筋」を具備し、円形筋32は、X方向配筋2と同じ層に、2本の前記X方向筋間に設けられるものとすることができる。
For example, in the fourth embodiment, the opening 6 is arranged by cutting the Y-
以下では、図10を参照して、本発明の第五実施形態に係る鉄筋コンクリート床版500について説明する。
Hereinafter, the reinforced
第五実施形態に係る鉄筋コンクリート床版500が、第四実施形態に係る鉄筋コンクリート床版400と異なる主な点は、開口部6に代えて開口部7を具備する点、及び補強筋30に代えて補強筋40を具備する点である。よって以下では、第五実施形態に係る鉄筋コンクリート床版500のうち第四実施形態に係る鉄筋コンクリート床版400と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
The main difference between the reinforced
開口部7は、上下方向(鉄筋コンクリート床版100の厚み方向)に沿って開口するものである。開口部7は、設備開口として形成される。開口部7は、コンクリート部1を上下方向に貫通するように形成される。開口部7は、平面視矩形状に形成される。開口部7は、1つ形成される。開口部7を形成するために、X方向配筋2及びY方向配筋3が切断される。
The opening 7 opens along the vertical direction (the thickness direction of the reinforced concrete floor slab 100). The opening 7 is formed as an equipment opening. The opening 7 is formed so as to penetrate the
補強筋40は、コンクリート部1のひび割れを防止するための鉄筋である。補強筋40は、Y方向筋31、円形筋32、X方向筋43及び円形筋44を具備する。Y方向筋31及び円形筋32については、第四実施形態において説明したので、ここでは説明を省略する。
The reinforcing
X方向筋43は、X方向(左右方向)に長手方向を向けて配置された鉄筋である。X方向筋43は、X方向配筋2と同じ層に埋設される。X方向筋43は、開口部7を前後方向から挟むように(開口部7の前方及び後方に)前後一対設けられる。X方向筋43は、開口部7の左側に隣接するY方向配筋3よりも左方まで延びるように、かつ、開口部7の右側に隣接するY方向配筋3よりも右方まで延びるように設けられる。
The
円形筋44は、平面視円環状に形成されるものである。円形筋44は、前後一対のX方向筋43との間に設けられ、当該X方向筋43に対して溶接されることにより固定されている。これにより、X方向筋43と円形筋44とは、ユニット化されている。円形筋44は、平面視において開口部7を囲うように形成される。円形筋44は、X方向配筋2と同じ層に埋設される。
The
第五実施形態に係る鉄筋コンクリート床版500においては、Y方向筋31及び円形筋32がY方向配筋3と同じ層に配置され、X方向筋43及び円形筋44がX方向配筋2と同じ層に配置される。したがって、鉄筋の合計段数を上下二段とすることができる。これにより、鉄筋コンクリート床版500の厚さt1が比較的薄く、配筋スペースt3が限られている場合であっても、コンクリート部1のひび割れ防止を図ることができる。
In the reinforced
以上の如く、第五実施形態に係る鉄筋コンクリート床版500は、
X方向に長手方向を向けて埋設されたX方向配筋2と、
前記X方向配筋2とは異なる層に、前記X方向と交差するY方向に長手方向を向けて埋設されたY方向配筋3と、
鉄筋コンクリート床版400(床板)の厚み方向に沿って設けられ、前記X方向配筋2及び前記Y方向配筋3が切断されて配置された開口部7と、
XY平面における平面視において開口部7を囲うように埋設された補強筋40と、を具備し、
前記補強筋40は、
前記Y方向配筋3と同じ層に、前記平面視において前記開口部7を挟むようにY方向に長手方向を向けて埋設された2本のY方向筋31と、
前記Y方向配筋3と同じ層に、2本の前記Y方向筋31間に設けられ、前記平面視において前記開口部7を囲繞する円形筋32と、
前記X方向配筋2と同じ層に、前記平面視において前記開口部7を挟むようにX方向に長手方向を向けて埋設された2本のX方向筋43と、
前記X方向配筋2と同じ層に、2本の前記X方向筋43間に設けられ、前記平面視において前記開口部7を囲繞する円形筋44と、
を具備するものである。
このように構成することにより、鉄筋の合計段数を上下二段とすることができる。これにより、鉄筋コンクリート床版500の厚さt1が比較的薄く、配筋スペースt3が限られている場合であっても、コンクリート部1のひび割れ防止を図ることができる。
As described above, the reinforced
The
A Y-
An opening 7 provided along the thickness direction of the reinforced concrete floor slab 400 (floor plate), in which the
It is provided with a reinforcing
The reinforcing
Two Y-direction bars 31 embedded in the same layer as the Y-
A
Two X-direction bars 43 embedded in the same layer as the
A
Is provided.
With this configuration, the total number of reinforcing bars can be increased to two. As a result, even when the thickness t1 of the reinforced
2 X方向配筋
3 Y方向配筋
4 開口部
10 補強筋
11 第一部分
12 第二部分
13 角部
2 X-direction reinforcement 3 Y-direction reinforcement 4
Claims (7)
前記X方向配筋とは異なる層に、前記X方向と交差するY方向に長手方向を向けて埋設されたY方向配筋と、
床板の厚み方向に沿って設けられ、前記X方向配筋又は前記Y方向配筋の少なくとも一方の切断を伴って形成された開口部と、
前記X方向配筋及び前記Y方向配筋とは異なる層に、XY平面における平面視において前記開口部が設けられる領域の少なくとも前記X方向又は前記Y方向のいずれか一方を囲うように埋設された補強筋と、
を具備し、
前記補強筋は、
前記平面視において前記X方向配筋及び前記Y方向配筋と交差するように配置される第一部分と、
前記平面視において前記X方向配筋及び前記Y方向配筋と交差するように、かつ、長手方向を前記第一部分の長手方向とは異なる方向に向けて前記第一部分と同じ層に配置される第二部分と、
前記第一部分の先端部及び前記第二部分の先端部が互いに接続されることにより形成された角部と、
を具備する、
鉄筋コンクリート床版。 X-direction bar arrangement buried with the longitudinal direction facing the X direction,
A Y-direction bar arrangement embedded in a layer different from the X-direction bar arrangement in the longitudinal direction in the Y direction intersecting the X direction.
An opening provided along the thickness direction of the floorboard and formed with cutting of at least one of the X-direction reinforcement and the Y-direction reinforcement.
It was embedded in a layer different from the X-direction reinforcement and the Y-direction reinforcement so as to surround at least one of the X-direction and the Y-direction of the region where the opening is provided in the plan view in the XY plane. Reinforcing bars and
Equipped with
The reinforcing bar
In the plan view, the first portion arranged so as to intersect the X-direction reinforcement and the Y-direction reinforcement,
A second arranged in the same layer as the first portion so as to intersect the X-direction reinforcement and the Y-direction reinforcement in the plan view and with the longitudinal direction facing a direction different from the longitudinal direction of the first portion. Two parts and
A corner portion formed by connecting the tip portion of the first portion and the tip portion of the second portion to each other, and
Equipped with
Reinforced concrete floor slab.
1本の線材が折り曲げられることによって形成されている、
請求項1に記載の鉄筋コンクリート床版。 The reinforcing bar
It is formed by bending one wire rod,
The reinforced concrete floor slab according to claim 1.
前記角部から、前記開口部と対向する側と反対側に延伸する延伸部を具備する、
請求項1に記載の鉄筋コンクリート床版。 The reinforcing bar
A extending portion extending from the corner portion to the side opposite to the side facing the opening is provided.
The reinforced concrete floor slab according to claim 1.
前記第二部分は前記第一部材とは異なる第二部材に形成され、
前記延伸部は、
前記第一部材に形成された第一延伸部と、
前記第二部材に、前記第一延伸部と同じ方向に延伸するように形成された第二延伸部と、
を具備し、
前記第一延伸部と前記第二延伸部とは互いに固定されている、
請求項3に記載の鉄筋コンクリート床版。 The first part is formed on the first member
The second part is formed in a second member different from the first member,
The stretched portion
The first stretched portion formed on the first member and
A second stretched portion formed on the second member so as to stretch in the same direction as the first stretched portion,
Equipped with
The first stretched portion and the second stretched portion are fixed to each other.
The reinforced concrete floor slab according to claim 3.
請求項3又は請求項4に記載の鉄筋コンクリート床版。 The tip of the stretched portion is formed in a hook shape.
The reinforced concrete plate slab according to claim 3 or 4.
前記平面視において前記開口部が設けられた領域の前記X方向及び前記Y方向の両方を囲うように埋設されている、
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の鉄筋コンクリート床版。 The reinforcing bar
It is embedded so as to surround both the X direction and the Y direction of the area where the opening is provided in the plan view.
The reinforced concrete plate slab according to any one of claims 1 to 5.
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の鉄筋コンクリート床版。 The thickness is 90 mm or less,
The reinforced concrete plate slab according to any one of claims 1 to 6.
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JP2016160721A (en) * | 2015-03-05 | 2016-09-05 | 信之 和泉 | Reinforced-concrete perforated beam |
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