JP2020155951A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機能の制限を適切に行うと共に、設定の手間を軽減する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】複数の機能提供手段のそれぞれは、ワークフローを構成する処理を実行するユーザの制限情報と、処理に要する機能を定義した機能定義情報と、に従って、制限情報で制限されている機能のうち、機能定義情報で定義されている機能の制限を除外して、処理を行う。【選択図】図11

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、オフィスに設置される画像形成装置には、ユーザを識別するための識別機能と、識別されたユーザに対して、画像形成装置の利用可能な機能を制限するための制限機能とを備えるものが市場に展開されている。
また、画像形成装置の中には、画像形成装置の機能を拡張するためのシステムが備わっているものもあり、拡張する機能(以降、拡張機能)は、ソフトウェアプログラム(以降、拡張ソフト)によって実現され、工場出荷時だけでなく、設置後の運用段階でも追加することが可能である。この種のシステムとしてはMEAP(登録商標)等があげられる。
ある目的に応じて、特定の入力から出力を行うように作られた拡張ソフトは、アプリケーションソフトウェア(以降、アプリ)と呼ばれる。アプリは、画像形成装置が備えるファクシミリ、スキャナ、プリンタといった機能を利用することで入力から出力までの一連の処理(以降、ワークフロー)を実現している。画像形成装置は、ユーザの目的に応じて複数のアプリをインストールできるように構成されている。
アプリが他のアプリ及びサービスを呼び出すことによって、ワークフローを実現する構成も近年Intent等の名称で採用されてきている。
また、複数のアプリを連結させるためのワークフローを定義した情報を用いて、ワークフローの定義に従って各アプリを連結するシステムも存在する。
識別機能、及び制限機能において、ワークフローに対して制限を実施する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2008−52503号公報
特許文献1によると、ワークフローの機能を制限するために、フローの正当性が確認できた場合は制限を適用しない、また制限を適用する場合、制限情報とジョブの設定情報が合わないと判断された場合は、ジョブをエラー終了する。これは、ジョブを実行するか否かの制限を適用することは可能であるが、一部の制限を除外してワークフローを実現することができない。
例えば、ユーザに対して、カラー印刷が制限され、モノクロ印刷のみが可能であり、かつ、片面印刷が制限され、両面印刷のみが可能である制限が適用されているケースがある。一方、ワークフローを実現するためには、片面印刷が必要なワークフローを実現するアプリが存在する場合、ユーザの制限によって、アプリの必要な設定が利用できない。特許文献1によると、フローの正当性が確認できない場合は、片面印刷が実行できないためにジョブが実行できない。また、正当性が確認できた場合は、片面印刷が実行できるためのジョブ実行は可能である。しかし、ワークフローの実行に影響のない、カラー印刷も可能になってしまう。
このようなケースにおいては、ワークフローにおいて、カラー印刷を制限したうえで、片面印刷が実現できることが望ましい。
ユーザに対して利用可能な機能を制限して画像形成装置の利用を行うケースにおいては、特定のワークフローに対して制限を外す場合においても、必要最低限の制限の除外を適用し、ワークフローの利用が行われることが求められる。
また、アプリが他のサービスやアプリを呼び出す場合においても、呼び出されるアプリ又はサービスと、呼び出し元のアプリ及びサービスとの整合が合うように機能制限が行われることが望ましい。
このようなワークフロー及びアプリ連携において、一連の処理に関する整合を考慮して、管理者等が制限情報等を設定するのは手間となるため、可能な限り手間をかけないような構成が求められる。
本発明は、複数の機能提供手段と、ワークフロー定義ファイルに基づき前記複数の機能提供手段のうち少なくとも2つ以上の機能提供手段を用いてワークフローに関する処理を実行するワークフロー処理手段と、を有し、前記複数の機能提供手段のそれぞれは、前記ワークフローを構成する処理を実行するユーザの制限情報と、前記処理に要する機能を定義した機能定義情報と、に従って、前記制限情報で制限されている機能のうち、前記機能定義情報で定義されている機能の制限を除外して、前記処理を行う。
本発明によれば、機能の制限を適切に行うと共に、設定の手間を軽減することができる。
画像処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態1のMFPのソフトウェア構成の一例を示す図である。 ユーザの情報登録のためのUIの一例を示す図である。 ユーザの制限情報の一例を示す図である。 ワークフロー定義ファイルの具体的な記述例を示す図である。 操作部に表示される、ユーザインタフェースの一例を示す図である。 ワークフローを実行する場合のUI例を示す図である。 認証処理の一例を示したフローチャートである。 請求書印刷のワークフローを実行するシーケンス図である。 実施形態1の基本的な情報処理の一例を示すフローチャートである。 ワークフロー定義ファイルの一例を示す図である。 実施形態1の機能制限を除外する情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態2のMFPのソフトウェア構成の一例を示す図である。 機能プロバイダに通知される、機能情報を示す図である。 一連の処理を実行するシーケンス図である。 実施形態2の基本的な情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態2の機能制限を除外する情報処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、画像処理システムのシステム構成の一例を示す図である。本システムは、LAN110を介して接続されるMFP101と、PC102とから構成される。LAN110上の装置は相互に通信可能である。
MFP101は、スキャナ、プリンタを有する画像形成装置である。加えて、MFP101は、装置上で動作する拡張ソフトを追加、実行させるためのソフトウェアプラットホームを持つ。PC102は、MFP101に対して、設定や拡張ソフトの追加、削除、またユーザの登録、機能制限のための設定を行うためのPCであり、設定のためのUIを表示するWebブラウザを備える。また、LAN110はWAN等の外部ネットワークとも接続されていてもよい。
図2は、MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。CPU211を含む制御部210は、MFP101全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212又はHDD214に記憶されたプログラムを読み出して読取制御及び送信制御等の各種制御処理を実行する。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD214は、画像データやインストールされた拡張ソフトを含む各種プログラムを記憶する。
操作部I/F215は、操作部219と制御部210とを接続する。操作部219には、タッチパネル機能を有する液晶表示部及びキーボード等が備えられている。
プリンタI/F216は、プリンタ220と制御部210とを接続する。プリンタ220で印刷すべき画像データはプリンタI/F216を介して制御部210からプリンタ220に転送され、プリンタ220において記録媒体上に印刷される。
スキャナI/F217は、スキャナ221と制御部210とを接続する。スキャナ221は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F217を介して制御部210に入力する。ネットワークI/F218は、制御部210(MFP101)をLAN110に接続する。ネットワークI/F218は、LAN110上又はWAN120上の他の装置との間で各種情報を送受信する。
図3は、実施形態1のMFPのソフトウェア構成の一例を示す図である。MFP101のHDD214に記憶されているプログラム(ソフトウェア)を、CPU211がRAM213に読み出し、解析、実行することで、後述の処理が実行される。
認証管理部310は、MFP101を利用するユーザを識別し、ユーザに対して機能制限を実施する場合の設定情報等を管理する。
認証管理部310は、ユーザの認証情報及び制限情報を設定するためのUIを持つ。UIは、PCからMFP101に対してLAN110を介してアクセスすることで表示される。認証管理部310は、PCからのUI表示の要求を、ネットワークI/F218を介して受付、UIのデータの送受信、及び入力されたデータの送受信を行う。
認証部311は、ユーザの認証情報を管理し、ユーザから認証情報を受け付け、ユーザを識別する処理を行う。
制限情報管理部312は、ユーザの制限情報を管理し、識別されたユーザの制限情報を特定する。
拡張ソフト管理部320は、MFP101上で拡張ソフトを動作させるためのソフトウェアプラットホームである。図3では、拡張ソフトとして321〜328の8つの拡張ソフトがMFP101にインストールされている。
インストールされているソフトのうち、321〜325までは機能プロバイダであり、326〜328はアプリケーションである。機能プロバイダは、機能提供手段の一例である。
機能プロバイダは、入力なら入力、出力なら出力といった特定の機能を提供する拡張ソフトを示すものである。
機能プロバイダは他のアプリケーションから呼び出されることによって、アプリケーションの機能の一部の処理を担うことができる。アプリケーションから、「スキャン機能を実現する機能プロバイダ」が呼ばれることによって、アプリケーション自身が実現していない機能についても、アプリケーションの機能の一部として同様の機能が機能プロバイダによって実現される。
また、入力から出力までの一連の完結した処理を行うためには、複数の機能プロバイダを組み合わせる必要がある。
例えば、「スキャンしてプレビュー表示の後、送信する」という機能をユーザに提供する場合、アプリケーションが自身の機能として、「スキャン」「プレビュー」「送信」の3つの機能をひとつのアプリで実現するケースがある。一方、機能プロバイダを利用する場合、「スキャン機能を実現する機能プロバイダ」、「プレビュー機能を実現する機能プロバイダ」、「送信機能を実現する機能プロバイダ」の3つの機能プロバイダを組み合わせることによって、アプリケーション自身が機能を持たなくても、機能プロバイダを利用することによって同様の機能が提供可能となる。本実施形態では、それら3つの機能プロバイダを一連の処理として実行するためには、後述するワークフロー処理部340が必要になる。
スキャンプロバイダ321は、スキャン機能を提供する機能プロバイダである。スキャンプロバイダ321は、ユーザ向けのスキャン設定画面を持つ。
送信プロバイダ322は、送信機能を提供する機能プロバイダある。送信プロバイダ322は、ユーザ向けの送信設定画面を持つ。
プレビュープロバイダ323は、スキャン機能を提供する機能プロバイダによって生成された画像を、操作部219に表示するプレビュー機能を提供する機能プロバイダである。
プリントプロバイダ324は、プリント機能を提供する機能プロバイダである。プリントプロバイダ324は、ユーザ向けのプリント設定画面を持つ。
ドキュメントインプットプロバイダ325は、印刷するための文書を選択するための機能プロバイダである。
ドキュメントインプットプロバイダ325は、ユーザが印刷用ドキュメントを選択するための画面を持ち、本プロバイダによって選択されたドキュメントがプリントプロバイダに提供されて印刷が行われる。
COPYアプリケーション326は、コピー機能を実現するアプリケーションである。
Sendアプリケーション327は、スキャンして送信する機能を実現するアプリケーションである。
Boxアプリケーション328は、スキャンした文書を、MFP内の文書保存機能であるBoxに保存する機能、及びBoxから印刷する機能を実現するアプリケーションである。BOXはスキャン画像等を、HDD214に記憶する機能を持つ。さらに、BOXには複数のBOXが定義されており、どのBOXにスキャン文書を保存するか、またどのBOXの文書を印刷するか?等を選択することができる。
以上で説明した321〜325の5つの機能プロバイダ、及び326〜328のアプリケーションは一例であり、MFP101には、拡張ソフトとして様々な機能プロバイダ及びアプリケーションを追加及び削除することができる。
機能プロバイダ管理部330は、MFP101にインストールされている機能プロバイダを管理する。
機能プロバイダ管理部330は、アプリケーションが機能プロバイダを利用する際、インストールされている機能プロバイダの情報を提供し、アプリケーションが機能プロバイダを利用可能な状態にする。
ワークフロー処理部340は、図6に後述するワークフロー定義ファイルに従って、機能プロバイダを複数利用し、ワークフローの実行を行う。
ワークフロー管理部350は、ワークフロー定義ファイルを管理する。実施形態1の例においては、請求書印刷のワークフローを定義したワークフロー定義ファイル351及び352と、注文書スキャンのワークフローを定義したワークフロー定義ファイル353との3つがインストールされ、ワークフロー管理部によって管理されている。ワークフロー定義ファイルは、拡張ソフトと同様に、複合機に追加することができる。
図4は、ユーザの情報登録のためのUIの一例を示す図である。
図4のUIは、PC102が、LAN110を介してMFP101に表示要求を行い、MFP101の認証管理部310によってPC102が備えるWebブラウザによって表示される。
UIは、ユーザ情報、制限情報であるアプリケーション制限、及び制限情報である機能制限の3つの設定をユーザから受け付ける。UIを操作するのは、MFPの各機能を利用するユーザではなく、利用するユーザを管理する管理者によって操作される。
ユーザ情報としては、ユーザを識別するためのユーザ名、また認証に利用するパスワード、メール送信等に利用するメールアドレスの設定項目を持つ。
アプリケーション制限の設定として、COPY、SEND等の各アプリケーションの利用可否に関する設定が可能である。請求書印刷等がワークフロー定義ファイルによって実現されている場合は、ワークフロー定義ファイルも本項目ではアプリケーションの一つとして扱われる。
機能制限としては、プリント、スキャンそれぞれの機能に対する詳細な制限設定が可能であり、カラー印刷、両面/片面印刷、印刷レイアウトのそれぞれにおいて、具体的な機能の制限が可能である。図4の例では、カラー印刷が白黒のみに設定されているため、本ユーザはカラー印刷を実行することができない。
スキャンについても、印刷と同様に、各機能に関する詳細な設定が可能である。
図5は、制限情報管理部312によって管理される、ユーザの制限情報の一例を示す図である。制限情報は、図4で設定された項目の、認証部311によって記憶されている情報である。
列501は、機能制限の対象を示し、ApplicationとFunctionとの2つの対象が定義される。Applicationはアプリケーションの利用可否を定義するものであり、列502に対象となるアプリケーション名が定義される。また、対象となるアプリケーションの利用可否については列504に定義される。
利用可否の情報については、利用不可を示す"Deny"、利用可を示す"Permit"の2種類の何れかが割り当てられる。対象のアプリケーションに対して、利用不可である"Deny"が設定されている場合には、アプリケーションをユーザが利用することはできない。一方、"Permit"が設定されている場合は、そのアプリが利用可能であることを示す。また、ワークフロー管理部350にて管理されるワークフロー定義ファイルも、それぞれアプリケーションとして本制限情報には記載される。
本実施形態の例では、ユーザはFAXアプリケーションの利用が不可であり、その他のCOPY及びSEND等のアプリケーションは利用可能であることが示される。また、ワークフロー定義ファイル351、352及び353の請求書印刷、請求書印刷2、及び注文書スキャンに対してもPermitが定義されているため、それぞれのワークフローも利用可能であることが示される。
機能制限の対象がFunctionについては、列502に機能対象のカテゴリ、さらに列503に機能が定義される。各機能に対する制限情報は列504に定義される。
本実施形態の例では、ユーザは印刷機能について、ColorがBWであるため、白黒のみの印刷が可能である。また、SimplexがDuplexに設定されているため、片面印刷が利用不可である。ページレイアウトについては、1in1が設定されているため、1in1だけでなく、その他の2in1等も利用可能である。
列505は、各制限に対する優先順位が示される。FunctionのPrint、Colorについては、Colorが優先順位1、BiColorが優先順位2、BWが優先順位3と定義されている。
制限情報管理部312は、ユーザ毎の制限情報を管理し、認証部311によって認証及び識別されたユーザに関連した制限情報を抽出する。
図6は、ワークフロー定義ファイルの具体的な記述例を示す図である。
Workflowタグは、ワークフローの識別子であるid、ワークフロー名であるname属性を持つ。
FPタグは、機能プロバイダのタイプを示すtype情報と、実行順を示すno属性とを持つ。
本実施形態の例における第一のFPタグは、typeがDocument Inputであり、文書選択の機能プロバイダの実行を第一に行うことが示される。
さらに、Conditionタグは、実行の条件が記載される。第一のFPタグにおいては、File typeとBox Noとが条件と指定されており、ファイルタイプがPDFのみであり、入力はBOXの番号1から実施されることが示される。
Actionタグは、機能プロバイダが実行するアクションが定義される。第一のFPタグでは、ShowSelectionUIが定義されており、文書を選択するためのUIを表示することを示す。さらに、Output nameタグは、本機能プロバイダの実行結果、つまり選択された文書のドキュメント名及びパスを指定するよう定義されている。
また、本実施形態の例では、第二のFPタグとして、Type="Print"として、プリントの機能プロバイダの実行が定義されている。Conditionタグには、Simplex typeがSimplexと定義されているため、ワークフローを実行するためには片面印刷が必要であることが定義されている。
また、Inputタグには、第一のFPタグにおいてOutputとして定義された情報がInputとして定義されている。
さらに、ActionタグにはShowSettingUIが定義されている。第二のFPタグにおいては、印刷のための設定画面を表示するように定義されている。さらに、次のアクションとして、Printが定義されている。設定画面を表示した後に、印刷を実行することが示されている。
以上のように、PDF、入力場所、片面という条件を備えて、請求書印刷が"文書の選択""印刷設定表示""印刷"の順に実行されるようワークフロー情報に定義されている。
図7は、MFP101の操作部219に表示される、ユーザインタフェースの一例を示す図である。
認証画面700は、認証画面である。情報701には認証画面であることを示す情報が表示される。認証画面700には、ユーザ名とパスワードとの入力をユーザから受け付けるフィールドが表示され、ユーザからの入力を受け付ける。さらに、ログインボタン702がユーザに選択されることによって、認証部311によって認証処理が実行される。
認証が成功した場合は、TopMenu(トップメニュー)710が操作部219に表示される。トップメニュー710には、Copy、Send等の各アプリケーションを利用するためのボタンと、請求書印刷711、注文書スキャンのようにワークフローを利用するためのボタンが表示される。本事例においては、図5に定義されたユーザの制限情報に基づいた表示が実施された結果を示し、FAXが利用不可のユーザと判断されるため、FAXの機能にアクセスするためのボタン712はグレーアウトして利用できない状態となる。また、ログアウトボタン713を選択することによって、認証画面700に表示を戻すことが可能となる。
UI720及び730は、ユーザがCopyアプリケーションを選択した後に表示される、CopyアプリケーションのUIである。UI720は機能制限がかかっていないユーザに対するUI例である。UI730は図5に示された制限が適用されたユーザに対するUI例である。ボタン721及び731は、カラーの設定を示すボタンである。ボタン722及び732は、両面及び片面の設定を示すボタンである。ボタン721は、カラーの設定が可能であるが、ボタン731はFunction制限によってカラー印刷が制限されており、カラー印刷が実行できない状態となる。同様に、ボタン722では片面での印刷が可能であるが、ボタン732では片面印刷が制限された状態となる。それらボタンを選択することによって、他の設定も選択可能になるが、ボタン731は、カラーが、ボタン732は片面が選択できない状態となる。ユーザは、設定を変更及び確認した後、ボタン723又は733を選択することによって、コピー機能を実行させることができる。
図8は、図6に示されたワークフローを実行する場合のUI例を示す図である。
UI800は、文書の選択画面であり、ワークフローに定義されたBOXのNo.1に保存されている文書の一覧801が表示される。ユーザによって、文書が選択され、選択ボタン802が選択された後に、UI810の印刷設定画面が表示される。
UI810は、印刷設定画面であり、811及び812に、カラー設定及び両面又は片面の設定が示される。
図8の例は、図5に示された制限情報を適用したユーザに対する表示例である。ユーザは、Function制限として、白黒のみ、片面不可の制限が適用される。一方、Application制限として、"請求書印刷"に対してPermitが設定されており、利用が許可されている。図6に示されるワークフローの定義ファイルには、ワークフローの実行条件として、片面印刷が指定されているため、ワークフローの実行に対して、ユーザは片面印刷の設定を適用することができる。
図9は、認証管理部310による認証処理の一例を示したフローチャートである。
図9のフローチャートの処理は、図7に示す認証画面700に、ユーザが認証情報を入力した後、ログインボタン702が選択されることによって開始される。
S9002は、認証情報入力の受付ステップである。認証部311は、操作部219より入力された認証情報であるユーザ名及びパスワードの情報を受信する。
S9003は、認証情報の照合ステップである。認証部311は、複数のユーザの認証情報及びユーザの属性情報を管理し、入力された認証情報に一致した認証情報が存在するか否かを照合する。本実施形態において認証情報の管理形態、及び照合の具体的方法については、特徴とするところではないため詳細は記載しない。認証情報の照合方法としては、MFP101内で管理及び照合される場合だけでなく、外部のサーバ等に認証情報を送信し、照合した結果を受け取り、照合の可否を判断するケースも存在する。本実施形態においては、ユーザの認証情報及び属性情報は、HDD214に記憶される。
S9004は、認証成功の可否を判断するステップである。認証部311は、S9003の照合の結果、照合が成功した場合はS9005に遷移し、失敗した場合はS9008に遷移する。
S9008は、エラー画面表示ステップである。認証部311は、認証が失敗したことをユーザに示すUIを表示し、再び認証画面700に遷移し、図9に示すフローチャートの処理を終了する。
S9005は、ユーザ情報の取得ステップである。認証部311は、認証が成功したユーザの属性情報を、HDD214から取得する。
S9006は、制限情報の取得ステップである。MFP101は、ユーザの認証情報及び属性情報とあわせて、ユーザの制限情報も制限情報管理部312によってユーザ毎に管理されている。S9006では、制限情報管理部312は、S9003で特定されたユーザに対する制限情報をHDDより取得する。より具体的には、制限情報管理部312は、図5に示される情報をHDD214より読み込む。
S9007は、トップメニュー表示ステップである。認証管理部310は、S9006によって取得された制限情報を基に、トップメニューのボタンに対して、利用可否の制限を実施した後、トップメニュー710を表示する。そして、認証管理部310は、図9に示すフローチャートの処理を終了する。
図10は、ワークフロー処理部340、機能プロバイダ管理部330、及び各機能プロバイダを連携させ、ワークフロー定義ファイル351に定義された請求書印刷のワークフローを実行するシーケンスを示すシーケンス図である。
S1001は、ワークフロー定義ファイルの実行指示ステップである。ユーザによって711の請求書印刷ボタンが選択されることによって開始される。
S1002は、ワークフロー定義ファイル読み込みステップである。ワークフロー処理部340は、請求書ボタンに該当するワークフロー定義ファイル351をワークフロー管理部350より読み込む。
S1003は、機能プロバイダの検索呼び出しステップである。ワークフロー処理部340は、機能プロバイダ管理部330に、機能プロバイダの検索を指示する。
S1004は、機能プロバイダの検索ステップである。ワークフロー処理部340は、ワークフロー定義ファイル351に定義されている機能プロバイダを、機能プロバイダ管理部330から検索する。検索の結果、拡張ソフト管理部320によって管理されているプリントプロバイダ324と、ドキュメントインプットプロバイダ325が、S1005の検索結果を通知するステップにてワークフロー処理部340に通知される。
S1006は、文書選択画面の表示指示ステップである。ワークフロー処理部340は、ワークフロー定義ファイル351に記載された実行順序に基づき、ドキュメントインプットプロバイダに文書選択のUIを表示する指示を行う。表示の指示においては、ワークフロー定義ファイルに定義されている条件である、BOX番号No.1に保存されている文書で、かつ、PDFの文書にフィルタした状態で表示を指示する。
S1007は、文書選択UI表示ステップである。ドキュメントインプットプロバイダ325は、S1006で指示された内容に基づき、文書選択UIを表示する。
S1008は、文書選択結果を通知するステップである。ドキュメントインプットプロバイダ325は、ユーザの文書選択指示を受け付け、選択された結果をワークフロー処理部に通知する。
S1009は、印刷設定画面の呼び出しステップである。ワークフロー処理部340は、プリントプロバイダ324に対して、印刷設定画面の表示を指示する。本指示においては、ワークフロー定義ファイル351に定義された印刷条件である、片面印刷、及び入力情報である文書名及び文書の保存先を示すPathの情報をプリントプロバイダに通知する。
S1010は、印刷設定画面の表示ステップである。プリントプロバイダ324は、印刷設定画面であるUI810を表示する。表示においては、プリントプロバイダ324は、図5に定義されたユーザの制限情報を適用し、カラー設定を白黒に制限する。さらに、プリントプロバイダ324は、S1009によって指示された条件である、片面印刷を適用する。
S1011は、印刷設定の通知ステップである。ユーザによって、印刷設定の確認及び変更が実施された後、印刷ボタン813が選択された後にワークフロー処理部340に対して、印刷設定の通知が実行される。本実施形態においては、ユーザはカラーでの印刷が制限されているため、カラー設定は変更できない。
S1012は、印刷実行ステップである。ワークフロー処理部340は、ワークフロー定義ファイル351に従ってプリントプロバイダの印刷機能の実行を指示する。ワークフロー処理部340は、指示においては、入力情報である文書名及びPathの情報、さらにS1011で通知された印刷設定を指示に含める。
S1013は、印刷実行ステップである。プリントプロバイダ324は、S1012の指示に従い、対象となる文書に対して印刷設定を適用し、印刷を実行する。
以上のように、ワークフロー処理部340は、各機能プロバイダを組み合わせて一連のワークフローを実行する。
図11は、機能プロバイダにおける機能制限の除外に関する情報処理の一例を示すフローチャートである。図11に示すフローチャートは、ワークフロー処理部340から機能プロバイダが呼び出される度に実行される。図11の例では、S1010の印刷設定画面を表示する処理を例として説明する。
S1009の印刷設定画面呼び出しをプリントプロバイダ324がワークフロー処理部340から受け付けたことによって図11に示すフローチャートの処理が開始される。
S1102は、制限情報の取得ステップである。機能プロバイダは、制限情報管理部312からユーザの制限情報である図5に示す制限情報を取得する。S1103は、ワークフローの実行可否の判断ステップである。プリントプロバイダ324は、実行対象となるワークフローが、ユーザによって利用可能になっているか否かを確認する。プリントプロバイダ324は、ユーザが利用不可である場合は、S1109に遷移し、呼び出しに対してエラーをワークフロー処理部340に通知し、図11に示すフローチャートの処理を終了する。プリントプロバイダ324は、利用可能と判断された場合は、S1104に遷移し、機能定義情報を解析する。ワークフロー定義ファイル351に定義されているConditionタグの情報が機能定義情報として扱われ、ワークフロー処理部340から通知される。プリントプロバイダ324は、この機能定義情報と、S1102にて取得した制限情報とを解析する。
S1105は、制限除外の判定ステップである。機能制限情報では、ColorとSimplex、Page Layoutとの属性が定義されている。さらに、機能定義情報であるワークフローのCondition情報では、Simlexが定義されている。この場合は、機能定義情報の内容を優先させるため、プリントプロバイダ324は、機能制限を除外する必要があると判断し、S1108に遷移する。機能制限情報と、機能定義情報が重複しない場合は、機能制限を除外しないため、プリントプロバイダ324は、S1106に遷移する。
S1106は、機能制限の実施ステップである。プリントプロバイダ324は、機能制限情報に基づいて、選択可能な設定値を制限する。S1108は、制限を除外するステップである。プリントプロバイダ324は、機能定義情報の内容を優先し、Simplexの設定値において、Dupulex、つまり両面に制限するのではなく、Simplex、つまり片面を選択可能な状態にし、その他の項目については機能制限情報に基づいて選択可能な設定値を制限する。
S1107は実行ステップである。プリントプロバイダ324は、S1106又はS1108によって制限の実施又は除外された状態で指定された機能を実行する。そして、プリントプロバイダ324は、図11に示すフローチャートの処理を終了する。
図12は、ワークフロー定義ファイル"請求書印刷2"に関するワークフロー定義の内容を示す図である。
図6に示す内容との異なる点は、第二のFPタグに定義されている、ConditionにColor属性が加わり、Colorの指定がBiColor/BWとなっている点である。この定義ファイルでは、ワークフローを実行する際に、2色又はBWの選択が可能であることを示す。
図13は、図12に示すワークフロー定義ファイル"請求書印刷2"のワークフロー実行に関して、S1108の機能制限を除外する処理において、機能制限を除外し、かつ、制限に近い情報を初期値として設定する処理の一連の処理を示すフローチャートである。本実施形態では、図13に示すフローチャートは、S1108の開始からスタートする。
S1302は、機能情報を参照するステップである。機能情報として、Simplexについては片面を示すSimplex、Colorについては2色カラーを示すBiColor、又は白黒であるBWのどちらでもよいことが示される。
S1303は、制限情報を参照するステップである。図5に示されるユーザの制限情報からは、ColorがBW、SimplexがDuplexの制限があることが示される。
S1304は、機能情報の制限を除外するステップである。Simplexが機能情報に定義されているため、プリントプロバイダ324は、機能情報に基づいてSimplexをDupulexの制限から除外し、Simplexの設定を可能とする。また、Colorについては、プリントプロバイダ324は、BWの制限から除外し、BiColor、又はBWの設定を可能とする。
S1305は、優先順位が定義されているか否かを判断するステップである。プリントプロバイダ324は、制限の除外対象に優先順位が定義されていない場合は、S1308に遷移し、図13に示すフローチャートの処理を終了する。本実施形態の例においては、除外項目のColor属性に対して、図5の制限情報において優先順位が定義されているため、プリントプロバイダ324は、S1306に遷移する。
S1306は、機能情報の、制限を除外する項目に対する優先順位を特定するステップである。本実施形態の例では、優先順位2のBiColor、優先順位3のBWが除外項目として適用されるため、プリントプロバイダ324は、それぞれを特定してS1307に遷移する。
S1307は、優先順位に応じた初期値変更ステップである。S1306では、BiColorが優先順位2、BWが優先順位3と判断され、さらに、ユーザの制限情報ではBWが指定されており、BWは優先順位3と定義されている。
S1307の処理では、制限事項に定義された項目の優先順位に最も近いものを初期値とするため、プリントプロバイダ324は、BWを初期値として設定する。初期値がBWとして設定され、ユーザは設定画面からBiColorの選択も可能となる。しかし、Colorの選択は制限されており、制限の除外の対象ともならないため選択できない。
制限を除外する場合においても、制限情報に最も近い設定を初期値とすることによって、制限情報に従って機能が実行されやすくなる。
MFP101の機能の利用が制限されているユーザに対し、ワークフローの実行に必要となる制限を除外して、ワークフローの実行を行うことが可能となる。
<実施形態2>
実施形態2を、図14から図18までに示す。図1、図2、図9に示す内容は、実施形態1と同様の構成である。
図5に示す制限情報において、請求書印刷、請求書印刷2、注文書スキャンは、ワークフローに対する制限ではなく、それぞれのアプリケーションに対する制限として定義する。その他は実施形態1と同様の構成である。
図7に示す請求書印刷711及び注文書スキャンのボタンは、本実施形態においてはワークフローを利用するためのボタンではなく、それぞれのアプリケーションを利用するためのボタンとなる。その他は実施形態1と同様の構成である。
図14は、実施形態2におけるMFP101のソフトウェア構成を示す。
310から328までは、実施形態1と同様の構成である。実施形態2においては、実施形態1でワークフロー定義ファイルとして定義されていたワークフローが、アプリケーションとして実現されている。請求書印刷、請求書印刷2、注文書スキャンがアプリケーション329、330、331としてインストールされていることを示す。
図15は、アプリケーション329から、機能プロバイダに通知される、機能情報を示す図である。機能情報1501は、アプリケーション329がプリントプロバイダ324に対して通知する機能情報である。機能情報1502は、アプリケーション329から、プリントプロバイダ324に対して通知する機能情報である。それぞれの機能情報には、それぞれのアプリケーションの実行に必要な機能が定義される。機能情報1501では、SimplexにSimplexが定義されており、アプリケーションから文書を印刷する場合、片面印刷を必要とすることが示される。機能情報1502では、カラーが2色印刷(BiColor)、白黒印刷(BW)のどちらかで印刷されること、さらに片面印刷(Simplex)で印刷される必要があることが示される。
図16は、アプリケーション及び機能プロバイダ管理部及び各機能プロバイダを連携させ、一連の処理を実行するシーケンスを示すシーケンス図である。
S1601は、アプリケーションの実行指示ステップである。S1601の処理は、ユーザがトップメニューの請求書印刷711を選択することによって実行される。
S1602は、機能プロバイダの検索呼び出しステップである。アプリケーション329は、機能プロバイダ管理部330に、機能プロバイダの検索を指示する。
S1603は、機能プロバイダの検索ステップである。機能プロバイダ管理部330は、プリントプロバイダを検索する。検索の結果、拡張ソフト管理部320によって管理されているプリントプロバイダ324が、S1604の検索結果を通知する処理にてアプリケーション329に通知される。
S1605は、文書選択画面の表示ステップである。アプリケーション329は、図8の文書選択のUI800を表示する。
文書選択において、実施形態1のワークフロー定義ファイル351と同様に、アプリケーション329は、BOX番号No.1に保存されている文書で、かつ、PDFの文書にフィルタした状態で選択画面を表示する。
S1606は、印刷設定画面の呼び出しステップである。アプリケーション329は、プリントプロバイダ324に対して、印刷設定画面の表示を指示する。本指示において、アプリケーション329は、図15の機能情報1501をプリントプロバイダ324に対して通知する。
S1607は、印刷設定画面の表示ステップである。プリントプロバイダ324は、UI810を表示する。表示においては、プリントプロバイダ324は、図5に定義されたユーザの制限情報を適用し、カラー設定を白黒に制限する。さらに、プリントプロバイダ324は、S1606によって指示された条件である、片面印刷を適用する。
S1608は、印刷設定の通知ステップである。ユーザによって、印刷設定の確認及び変更が実施された後、印刷ボタン813が選択された後に、プリントプロバイダ324は、アプリケーション329に対して、印刷設定を通知する。本実施形態においては、ユーザはカラーでの印刷が制限されているため、カラー設定は変更できない。
S1609は、印刷実行ステップである。アプリケーション329は、プリントプロバイダの印刷機能の実行の指示をプリントプロバイダ324に送信する。アプリケーション329は、入力情報としてS1605で選択された文書名及び文書の保存先を示す情報、さらにS1608で通知された印刷設定を指示に含める。
S1610は、印刷実行ステップである。プリントプロバイダは、S1609の指示に従い、対象となる文書に対して印刷設定を適用し、印刷を実行する。
以上のように、アプリケーション329は、各機能プロバイダを組み合わせて一連の処理を実行する。
図17は、機能プロバイダにおける機能制限の除外に関する情報処理を示すフローチャートである。図17に示すフローチャートは、アプリケーション329から機能プロバイダが呼び出される度に実行される。本例では、S1606の印刷設定画面を表示するステップを例として説明する。
図17に示すフローチャートの処理は、S1606の印刷設定画面呼び出しをプリントプロバイダ324がアプリケーション329から受け付けたことによって開始される。
S1702は、制限情報の取得ステップである。機能プロバイダは、制限情報管理部312からユーザの制限情報である図5に示す制限情報を取得する。S1703は、アプリケーションの実行可否の判断ステップである。プリントプロバイダ324は、実行対象となるアプリケーションが、ユーザによって利用可能になっているか否かを確認する。ユーザが利用不可である場合は、S1709に遷移し、プリントプロバイダ324は、呼び出しに対してエラーをアプリケーション329に通知し、図17に示すフローチャートの処理を終了する。利用可能と判断された場合は、S1704に遷移し、プリントプロバイダ324は、機能定義情報を解析する。より具体的には、S1606にて、1501に定義されている機能情報がプリントプロバイダに通知され、機能情報とS1702にて取得した制限情報を解析する。
S1705は、制限除外の判定ステップである。機能制限情報では、ColorとSimplex、Page Layoutの属性が定義されている。さらに、機能定義情報には、Simlexが定義されている。この場合は、機能定義情報の内容を優先させるため、プリントプロバイダ324は、機能制限を除外する必要があると判断し、S1708に遷移する。機能制限情報と、機能定義情報が重複しない場合は、プリントプロバイダ324は、機能制限を除外しないためS1706に遷移する。
S1706は、機能制限の実施ステップである。プリントプロバイダ324は、機能制限情報に基づいて、選択可能な設定値を制限する。S1708は、制限を除外するステップである。プリントプロバイダ324は、機能定義情報の内容を優先し、Simplexの設定値において、Dupulex、つまり両面に制限するのではなく、Simplex、つまり片面を選択可能な状態にし、その他の項目については機能制限情報に基づいて選択可能な設定値を制限する。
S1707は実行ステップである。プリントプロバイダ324は、S1706又はS1708によって制限の実施又は除外された状態で指定された機能を実行する。そして、プリントプロバイダ324は、図17に示すフローチャートの処理を終了する。
図18は、図14に示すアプリケーション"請求書印刷2"の実行に関して、S1708の機能制限を除外する処理において、機能制限を除外し、かつ、制限に近い情報を初期値として設定する情報処理の一例を示すフローチャートである。
S1708の開始から図18のフローチャートの処理はスタートする。
S1802は、機能情報を参照するステップである。機能情報として、アプリケーション329から、図15の1502に定義された情報がプリントプロバイダ324に通知される。Simplexについては片面を示すSimplex、Colorについては2色カラーを示すBiColor、又は白黒であるBWのどちらでもよいことが示される。
S1803は、制限情報を参照するステップである。図5に示されるユーザの機能制限情報からは、ColorがBW、SimplexがDuplexの制限があることが示される。
S1804は、機能情報の制限を除外するステップである。Simplexが機能情報に定義されているため、プリントプロバイダ324は、機能情報に基づいてSimplexをDupulexの制限から除外し、Simplexの設定を可能とする。また、プリントプロバイダ324は、Colorについては、BWの制限から除外し、BiColor、又はBWの設定を可能とする。
S1805は、優先順位が定義されているか否かを判断するステップである。制限の除外対象に優先順位が定義されていない場合は、プリントプロバイダ324は、S1808に遷移し、図18に示すフローチャートの処理を終了する。本実施形態の例においては、除外項目のColor属性に対して、図5の制限情報において優先順位が定義されているため、プリントプロバイダ324は、S1805に遷移する。
S1805では、機能情報の、制限を除外する項目に対する優先順位を特定するステップである。本実施形態の例では、優先順位2のBiColor、優先順位3のBWが除外項目として適用されるため、プリントプロバイダ324は、それぞれを特定してS1807に遷移する。
S1807は、優先順位に応じた初期値変更ステップである。S1806では、BiColorが優先順位2、BWが優先順位3と判断され、さらに、ユーザの制限情報ではBWが指定されており、BWは優先順位3と定義されている。
S1807の処理では、制限事項に定義された項目の優先順位に最も近いものを初期値とするため、プリントプロバイダ324は、BWを初期値として設定する。初期値がBWとして設定され、ユーザは設定画面からBiColorの選択も可能となる。しかし、Colorの選択は制限されており、制限の除外の対象ともならないため選択できない。
制限を除外する場合においても、制限情報に最も近い設定を初期値とすることによって、制限情報に従って機能が実行されやすくなる。
MFP101の機能の利用が制限されているユーザに対し、アプリケーションが必要とする制限に関して制限を除外して、アプリケーションの実行を行うことが可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の実施形態の一例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。
以上、上述した各実施形態によれば、機能の制限を適切に行うと共に、設定の手間を軽減することができる。
101 MFP
210 制御部

Claims (8)

  1. 複数の機能提供手段と、
    ワークフロー定義ファイルに基づき前記複数の機能提供手段のうち少なくとも2つ以上の機能提供手段を用いてワークフローに関する処理を実行するワークフロー処理手段と、
    を有し、
    前記複数の機能提供手段のそれぞれは、前記ワークフローを構成する処理を実行するユーザの制限情報と、前記処理に要する機能を定義した機能定義情報と、に従って、前記制限情報で制限されている機能のうち、前記機能定義情報で定義されている機能の制限を除外して、前記処理を行う情報処理装置。
  2. 前記複数の機能提供手段のそれぞれは、前記制限情報の制限に対する優先順位に従って、前記制限情報で制限されている機能の初期値を変更する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. アプリケーションから呼び出されることによって、前記アプリケーションの機能の一部の処理を担う機能提供手段を有し、
    前記機能提供手段は、前記アプリケーションを実行するユーザの制限情報と、前記アプリケーションの実行に関する機能定義情報と、に従って、前記制限情報で制限されている機能のうち、前記機能定義情報で定義される機能の制限を除外して、前記アプリケーションの実行に関する処理を行う情報処理装置。
  4. 前記機能提供手段は、前記制限情報の制限に対する優先順位に従って、前記制限情報で制限されている機能の初期値を変更する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、画像形成装置である請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 複数の機能提供手段と、
    ワークフロー定義ファイルに基づき前記複数の機能提供手段のうち少なくとも2つ以上の機能提供手段を用いてワークフローに関する処理を実行するワークフロー処理手段と、
    を有する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記複数の機能提供手段のそれぞれが、前記ワークフローを構成する処理を実行するユーザの制限情報と、前記処理に要する機能を定義した機能定義情報と、に従って、前記制限情報で制限されている機能のうち、前記機能定義情報で定義されている機能の制限を除外して、前記処理を行う情報処理方法。
  7. アプリケーションから呼び出されることによって、前記アプリケーションの機能の一部の処理を担う機能提供手段を有する情報処理装置が実行する情報処理方法であって
    前記機能提供手段が、前記アプリケーションを実行するユーザの制限情報と、前記アプリケーションの実行に関する機能定義情報と、に従って、前記制限情報で制限されている機能のうち、前記機能定義情報で定義される機能の制限を除外して、前記アプリケーションの実行に関する処理を行う情報処理方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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