JP2020153622A - 熱交換器のシール構造 - Google Patents

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敦 盛田
Atsushi Morita
敦 盛田
政仁 塚原
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政仁 塚原
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Abstract

【課題】 構造が簡単で、組立て易い熱交換器のシール構造の提供。【解決手段】 タンク本体4の開口縁部2を横断面逆L状の凹陥部7を形成する。そして,凹陥部7の底面1側に垂直環状溝8を、閉塞面3側に水平環状溝9を形成し、それに整合するヘッダプレート6のプレート周縁部10との間に、垂直シールリング11および水平シールリング12を介装する。さらに、タンク本体4の長手方向両端位置で一対のサイドサポート13により、一対のタンク本体4間を締結する。そしてその締結力により、垂直シールリング11および水平シールリング12を圧縮する。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車用ラジエータに最適なタンクのシール構造に関する。
下記特許文献1に記載の熱交換器は、樹脂製タンクの開口端に設けたフランジ部を、ヘッダプレートの外周に形成した環状の溝にシールパッキンを介して嵌着すると共に、その環状溝の端部に設けた多数の爪部を、タンク本体のフランジ部にカシメることにより、タンクのシール構造を形成していた。
次に、下記特許文献2に記載に考案は、座板の周縁部を垂下状に形成し、その周縁部外面と樹脂製タンクの周縁部内面との間にシール材を介在させ、前記タンク及び座板を係合する固定部材によりシール状態を保持させていた。
特開2016−198785号公報 実開昭61−144393号公報
特許文献1に記載の発明は、ヘッダプレートの環状溝の端部をカシメてタンク本体のフランジ部に固定するものであり、ヘッダプレートの成形が複雑となる欠点がある。
それと共にカシメ工程を必要とし、工程が複雑となる。
特許文献2に記載の考案は、ヘッダプレートの周縁に多数の切込みを並列し、その切込みに固定部材を取付けるものであり、その取付けに多くの手間を必要とする欠点があった。
そこで、本発明は組立て及び製造が容易な熱交換器のシール構造を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、それぞれの横断面が細長い箱状に形成され、その底面1に対向する面が開口された開口縁部2を有すると共に、長手方向の両端が閉塞された閉塞面3を有し、互いに対向して配置される一対のタンク本体4と、
多数のチューブ5の両端が挿通され、タンク本体4の前記開口縁部2に周縁が整合する一対のヘッダプレート6と、
ヘッダプレート6とタンク本体4の開口縁部2との間に介装される環状のシールリングと、を具備する熱交換器のシール構造において、
タンク本体4の前記開口縁部2が、全周に渡り横断面逆L字状に凹陥する凹陥部7を有すると共に、凹陥部7の逆L字の前記底面1側に垂直環状溝8が形成され、前記閉塞面3側に水平環状溝9が形成され、
ヘッダプレート6の周縁が、前記凹陥部7に整合する横断面L字状のプレート周縁部10に形成され、
前記垂直環状溝8とプレート周縁部10との間に垂直シールリング11が介装され、水平環状溝9とプレート周縁部10との間に水平シールリング12が介装され、
前記タンク本体4の長手方向の両端位置で、対向する一対のタンク本体4が、一対のサイドサポート13により、両タンク本体の間隔が縮小する方向に締結連結され、その締結力により前記垂直シールリング11および水平シールリング12が圧縮されて、プレート周縁部10とタンク本体4の凹陥部7との間に挟持されたことを特徴とする熱交換器のシール構造である。
請求項2に記載の本発明は、前記横断面L字状のプレート周縁部10の先端縁が前記水平シールリング12を抱持する方向に曲折した先端抱持部14を有する請求項1に記載の熱交換器のシール構造である。
請求項3に記載の本発明は、タンク本体4の前記閉塞面3に前記サイドサポート13の端部が締結具15により締結された熱交換器のシール構造である。
請求項1に記載の発明は、垂直環状溝8とプレート周縁部10との間に、垂直シールリング11が、水平環状溝9とプレート周縁部10との間に水平シールリング12が介装され、
タンク本体4の長手方向の両端位置で、対向する一対のタンク本体4間が、一対のサイドサポート13により、その間隔が縮小する方向に締結連結され、その締結力により前記垂直シールリング11および水平シールリング12が圧縮されたものである。
この発明によれば、熱交換器のタンク本体4とヘッダプレート6との組立てを、極めて容易に行い、熱交換器のシール構造を完成できる。即ち、従来の組立てのように、ヘッダプレートの縁部をタンク本体にカシメ固定してタンクをシールする作業を不要として、タンクを完成できる。しかも、一対の垂直シールリング11と水平シールリング12とがそれぞれ、タンク本体4の垂直環状溝8と水平環状溝9とプレート周縁部10との間に挟持されるため、いずれの方向にもシール性を良好とすることができる。また、ヘッダプレートのプレート周縁部の構造が簡素化され、その製造が容易となる。
請求項2に記載の発明は、プレート周縁部10の先端縁が前記水平シールリング12を抱持する、先端抱持部14を有するものである。これにより、ヘッダプレート6とタンク本体4とのシール性がさらに向上する。
請求項3に記載の発明は、タンク本体4にサイドサポート13の端部が締結具15により締結されたものである。
これにより、タンク本体4とヘッダプレート6との組立てをさらに容易に行える。
本発明の熱交換器のシール構造の要部縦断面図であって、図3のI−I矢視断面図。 同シール構造の要部分解斜視図。 同シール構造の要部正面図。 図3のIV−IV矢視断面図。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は熱交換器のシール構造の要部縦断面図であり、図2は同シール構造の要部分解斜視図、図3は同シール構造の要部正面図であって、その上端部のみを表わしたもの、図4は図3のIV−IV矢視断面図である。
この熱交換器は、一例として自動車用エンジンの冷却水冷却用のラジエータとして用いることができるものである。
その構造は、図3に示す如く、チューブ5とコルゲートフィン17とを交互に並列し、チューブ5の両端をヘッダプレート6に挿通してコア16が形成されている(図3において、下端側は省略している。)。そのチューブ5の並列方向の両端にコアサポート18が配置されている。そして、ヘッダプレート6とタンク本体4の開口端部との間にシール材を介装する。上下一対のタンク本体4の長手方向の両端部において、サイドサポート13を配置し、締結具15を介して、一対のタンク本体4間を締結したものである。
ここにおいて、本発明は、タンク本体4の開口縁部2とヘッダプレート6との間のシール構造に特徴がある。
タンク本体4は、図1及び図3に示すように、その長手方向の両端が、タンク本体4に一体に形成された閉塞面3を有する横断面が細長い箱状に形成されている。そして、その底面1に対向する面が開口された開口縁部2を有する。
図1及び図2に示す如く、開口縁部2は、その内面の全周に渡り、タンク本体4の開口端から内周が段付き状に縮小するように、横断面逆L字状に凹陥する凹陥部7が形成されている。
また、凹陥部7の逆L字の底面1側には、図1及び図4における垂直方向の圧縮を受ける垂直シールリング11を介装する垂直環状溝8が形成される。そして、閉塞面3側には、図1及び図4における水平方向の圧縮を受ける水平シールリング12を介装する水平環状溝9が形成されている。この例では、垂直環状溝8と水平環状溝9との間には、開口側に向けて突出する中間リブ20が形成されている。中間リブ20により、垂直環状溝8と水平環状溝9との間を仕切っている。
このタンク本体4は、樹脂成形により製造することができる。
次に、ヘッダプレート6の周縁は、タンク本体4の凹陥部7に整合する逆向きの横断面L字状のプレート周縁部10が形成されている。
この例では、図1、図2、図4に示す如く、垂直環状溝8とプレート周縁部10との間に垂直シールリング11が介装され、水平環状溝9とプレート周縁部10との間に水平シールリング12が介装される。
その状態で上下一対のタンク本体4の長手方向の両端位置で、対向する一対のタンク本体4が一対のサイドサポート13により、両タンク本体4の間隔が縮小する方向に連結締結される。サイドサポート13の両端は、締結具15を介して、タンク本体4の閉塞面3の外面に形成された孔19に締結することができる。
このとき、上下一対のタンク本体4間はコア16の中心側に圧縮されると共に、長手方向にも圧縮される。その圧縮力により、垂直シールリング11及び水平シールリング12が圧縮されて、ヘッダプレート6とタンク本体4との間の水密なシールを形成する。
なお、図1が示すように、逆向きの横断面L字状のプレート周縁部10の先端縁が、水平シールリング12を抱持する方向に曲折した先端抱持部14を形成することが望ましい。それにより、水平シールリング12を確実に保持することができる。
さらに、水平シールリング12の水平方向に対する効果的な圧縮率を得るためには、ヘッダプレート6のプレート周縁部10の傾斜角度をヘッダプレート6のチューブ挿通孔形成面6aに対して鈍角になるように形成することが好ましい。これにより、水平シールリング12の水平方向にかかる圧縮が十分なものとなり、より確実なシール構造となりうる。
このように、本発明ではタンク本体4の開口縁部2のタンク本体4側に垂直環状溝8を、閉塞面3側に水平環状溝9を設け、それらに垂直シールリング11および水平シールリング12を介装して、それを垂直方向および水平方向に圧縮したため、シール性を良好とすると共に、その組立てが極めて容易である。
なお、この例では一対のサイドサポート13によって、垂直環状溝8および水平環状溝9を圧縮しているが、それに加えてさらに、タンク本体4の長手方向の中間部においてもサイドサポート13と同様の圧縮力を持つ締結部材を横架することも可能である。
また、本発明は一例としてエンジン冷却水冷却用のラジエータについて述べたが、他の各種熱交換器に適用できる。
1 底面
2 開口縁部
3 閉塞面
4 タンク本体
5 チューブ
6 ヘッダプレート
6a チューブ挿通孔形成面
7 膨出部
8 垂直環状溝
9 水平環状溝
10 プレート周縁部
11 垂直シールリング
12 水平シールリング
13 サイドサポート
14 先端抱持部
15 締結具
16 コア
17 コルゲートフィン
18 コアサポート
19 孔
20 中間リブ

Claims (3)

  1. それぞれの横断面が細長い箱状に形成され、その底面(1)に対向する面が開口された開口縁部(2)を有すると共に、長手方向の両端が閉塞された閉塞面(3)を有し、互いに対向して配置される一対のタンク本体(4)と、
    多数のチューブ(5)の両端が挿通され、タンク本体(4)の前記開口縁部(2)に周縁が整合する一対のヘッダプレート(6)と、
    ヘッダプレート(6)とタンク本体(4)の開口縁部(2)との間に介装される環状のシールリングと、を具備する熱交換器のシール構造において、
    タンク本体(4)の前記開口縁部(2)が、全周に渡り横断面逆L字状に凹陥する凹陥部(7)を有すると共に、凹陥部(7)の逆L字の前記底面(1)側に垂直環状溝(8)が形成され、前記閉塞面(3)側に水平環状溝(9)が形成され、
    ヘッダプレート(6)の周縁が、前記凹陥部(7)に整合する横断面L字状のプレート周縁部(10)に形成され、
    前記垂直環状溝(8)とプレート周縁部(10)との間に垂直シールリング(11)が介装され、水平環状溝(9)とプレート周縁部(10)との間に水平シールリング(12)が介装され、
    前記タンク本体(4)の長手方向の両端位置で、対向する一対のタンク本体(4)が、一対のサイドサポート(13)により、両タンク本体の間隔が縮小する方向に締結連結され、その締結力により前記垂直シールリング(11)および水平シールリング(12)が圧縮されて、プレート周縁部(10)とタンク本体(4)の凹陥部(7)との間に挟持されたことを特徴とする熱交換器のシール構造。
  2. 前記横断面L字状のプレート周縁部(10)の先端縁が前記水平シールリング(12)を抱持する方向に曲折した先端抱持部(14)を有する請求項1に記載の熱交換器のシール構造。
  3. タンク本体(4)の前記閉塞面(3)に前記サイドサポート(13)の端部が締結具(15)により締結された熱交換器のシール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112021005609T5 (de) 2020-12-28 2023-08-24 Mitsubishi Heavy Industries Ltd. Direktzersetzungsvorrichtung und Direktzersetzungsverfahren für Kohlenwasserstoff

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