JP2020153276A - 遠心ファン - Google Patents

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精久 奈良
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晴臣 諸橋
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Jun Tsuzaki
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Abstract

【課題】軸受に予圧を加える構造をより低コストで得られる遠心ファンを提供する。【解決手段】インペラ120と、インペラ120と結合したシャフト125と、シャフト125が内輪に固定された玉軸受181およびシャフト125に内輪が固定された玉軸受182と、筒構造を有し、その内側に玉軸受181の外輪および玉軸受182の外輪が固定された軸受ホルダー170とを備え、軸受ホルダー170の内側には、軸受ホルダー170と融合した同一材料であり、軸受ホルダー170の内周面から延在し、シャフト125の延在方向において弾性変形が可能な部材を含むばね部が設けられ、このばね部により、玉軸受181に予圧が加えられている遠心ファン100。【選択図】図1

Description

本発明は遠心ファンに関する。
家電機器、OA機器、産業機器の冷却、換気、空調や、車両用の空調、送風などに広く用いられている送風機として、遠心ファンが知られている。従来の遠心ファンとして、ケースが上ケーシング(第1ケース部)と下ケーシング(第2ケース部)とからなり、上ケーシングと下ケーシングの間にインペラを収納し、インペラの回転に伴って吸い込み口から吸入した空気を上ケーシングと下ケーシングの間の側面に形成された開口からケース外方に向けて吹き出す遠心ファンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような遠心ファンでは、軸受に所定の予圧を付勢して、軸受の振動を防止することが一般的に行われる(例えば、特許文献2参照)。
特開2018−155188号公報(図3) 特開2017−82613号公報(図4)
特許文献1に記載された遠心ファンでは、下ケーシングに筒状の軸受ホルダーを設け、その内側に2つの玉軸受を嵌着し、この玉軸受によりロータのシャフトが回転自在な状態で保持される。通常この構造では、玉軸受の振動を防止するために、特許文献2に記載されたように、別途用意したばねを用いて玉軸受に予圧を加える。
しかしながら、別部材のばねを用いて玉軸受に予圧を加える構造では、部品点数が多くなり、また、ばねを装着するための作業が必要となる。このため、部品および作業工数が多くなり、コスト増となる。
このような背景において、本発明は、軸受に予圧を加える構造をより低コストで得られる技術の提供を目的とする。
本発明は、インペラと、前記インペラと結合したシャフトと、前記シャフトが内輪に固定された第1の玉軸受および第2の玉軸受と、筒構造を有し、その内側に前記第1の玉軸受の外輪および前記第2の玉軸受の外輪が固定された軸受ホルダーとを備え、前記軸受ホルダーと融合した同一の材料の一体物であり、前記軸受ホルダーの内周面から延在し、前記シャフトの延在方向において弾性変形が可能な部材を含むばね部が設けられ、前記ばね部により、前記第1の玉軸受に予圧が加えられている遠心ファンである。
本発明において、前記ばね部は、前記軸受ホルダーの内周面から軸中心の方向に湾曲しながら延在する複数の腕部と、前記複数の腕部によって保持された環状の受け部とを備える構成は好ましい。
本発明において、前記受け部と前記第1の玉軸受の間にはワッシャが配置され、前記ワッシャは、環状の平板部と該平板部の外縁部分から軸方向に延在した円筒部とを備え、前記平板部の内縁の側において、前記ワッシャは前記受け部と接触し、前記円筒部の先端部分が前記第1の玉軸受の外輪に接触している構成は好ましい。
本発明において、前記軸受ホルダーの内周面には、前記腕部の根本の部分から軸方向に延在する凸形状の延在部が設けられている構成は好ましい。本発明において、前記第2の玉軸受の外輪は、前記延在部の端部に接触している構成は好ましい。
本発明によれば、軸受に予圧を加える構造をより低コストで得られる。
実施形態の遠心ファンの断面図である。 軸受ホルダー付近の部分拡大断面図である。 軸受ホルダー付近の部分拡大断面図である。 軸受ホルダーの平面図である。 軸受ホルダーの上面側から見た斜視図である。 軸受ホルダーの底面側から見た斜視図である。 軸受ホルダーの断面斜視図である。
(1)第1の実施形態
(構成)
図1は、発明を利用した遠心ファン100を、軸を含む面で切断した断面図である。図2および図3は、図1の一部を拡大した部分拡大断面図である。以下において、軸方向とは、回転軸であるシャフト125の延在方向のことであり、径方向とは、軸方向に直交する方向のことである。また、上とは、図1の視点から見て、下ケーシング130から見た上ケーシング110の方向であり、下は、その逆の方向のことである。
遠心ファン100は、樹脂製の上ケーシング110と樹脂製の下ケーシング130から構成されたケーシング150を備えている。上ケーシング110と下ケーシング130の間には、樹脂製のインペラ120が回転可能な状態で収納されている。
上ケーシング110の中央には、吸気口111が設けられている。上ケーシング110と下ケーシング130は樹脂の成形品であり、上ケーシング110と支柱140は一体成形で一体物として形成されている。下ケーシング130には、コネクタハウジング131が一体成形により一体物として形成されている。コネクタハウジング131には、後述する回路基板133への外部からの電気的な接続を行うための端子ピン134が配置されている。
上ケーシング110と下ケーシング130は、上ケーシング110と下ケーシング130の間に介装した支柱140によって結合させている。ケーシング150の側面における支柱140を除いた部分は、上ケーシング110と下ケーシング130の間の隙間となっており、この隙間の部分が吹出口112となっている。
この例では、上ケーシング110側の支柱140の先端にボス(樹脂ピン)が形成され、このボスが下ケーシング130に形成した貫通孔に挿通され、その状態で、ボスの先端を熱や赤外線、等々で潰してカシメを行うことで、上ケーシング110と下ケーシング130とが支柱140を介して結合されている。
上記の結合方法として、超音波による溶着を利用する形態も可能である。また、上記の結合の方法として、下ケーシング130の側からタッピングねじを支柱140に挿通し、締結する構造等も可能である。
インペラ120は樹脂製であり、環状のシュラウド121と、主板122と、シュラウド121と主板122の間に配置された複数の羽根123とから構成されている。羽根123は全て同じ形状の後向き羽根で周方向に均等に配置されている。
インペラ120は、軟磁性材(例えば、鉄材)からなる環状のロータヨーク124と、回転軸となる金属製のシャフト125と一体に形成されている。すなわち、樹脂製のインペラ120は、ロータヨーク124とシャフト125をインサート成形することで作製されている。
インペラ120は、吸込口111の方向に突出したボス126を有し、シャフト125は、ボス126の中に埋め込まれている。ボス126の下面には、軸方向に突出する環状の突起部127が形成されている。ロータヨーク124の内周面には、ロータマグネットとなる環状のマグネット128が接着剤を用いて固定されている。
環状のマグネット128の内側(軸中心側)には、隙間を介してステータ160を構成するステータコア161が配置されている。ステータコア161は、電磁鋼板等の薄板状の軟磁性材料を積層したもので、環状の形状を有し、外周に複数の突極(磁極)が設けられている。ステータコア161には、樹脂製のインシュレータ162が装着され、各突極には、インシュレータ162を介してステータコイル163が巻かれている。
下ケーシング130には、樹脂製で筒形状を有した軸受ホルダー170が固定され、軸受ホルダー170の外周にステータコア161が固定されている。軸受ホルダー170の外周面には、フランジ部170a(図3〜図6参照)が設けられており、このフランジ部170aの段差の部分を利用してステータコア161が固定されている。
ステータコア161、インシュレータ162およびステータコイル163により、ステータ160が構成されている。また、ロータヨーク124およびマグネット128により、ロータ129が構成されている。なおロータ129は、インペラ120と一体化されており、ロータ129と共にインペラ120が回転する。ステータ160とロータ129により、アウターロータ型のブラシレスDCモータが構成されている。なお、シャフト125は、ボス126の中に埋め込まれているが、ロータヨーク124がシャフト125と結合した構成であってもよい。
下ケーシング130は、平たい有底筒状の構造を有し、凹部132を有している。凹部132には、回路基板133が収納されている。回路基板133は、下ケーシング130に固定され、ステータコイル163への駆動電流を供給する駆動回路を備えている。
筒形状の軸受ホルダー170の内側には、玉軸受181,182が装着され、玉軸受181,182により、シャフト125が回転自在な状態で軸受ホルダー170の内側に保持されている。玉軸受181には、以下に示す構造により予圧が加えられている。
図3〜図7に示すように、軸受ホルダー170の内周面には、ばね部171が形成されている。ばね部171は、樹脂で構成されたばねを有している。ばね部171は、軸受ホルダー170と一体であり、軸受ホルダー170と同時に樹脂を原料とした射出成型により形成される。すなわち、ばね部171は、軸受ホルダー170と別部材として得るものではなく、両者は初めから一体物としてモールド成形により製造されている。このため、ばね部171は、形成時から軸受ホルダーと分離しておらず、軸受ホルダー170と融合した同一の材料で構成されている。
ばね部171は、複数のストッパー部172、複数の腕部173およびワッシャ受け部174から構成されている。ストッパー部172と腕部173の数は、2以上が可能である。
図3〜図7に示すように、ストッパー部172は、周方向に均等配置(この例では、均等な3箇所に配置)され、軸受ホルダー170の内周面から径内方(軸中心の方向)に突出し、軸方向に延在し凸形状を有している。ストッパー部172の下端面は下側の玉軸受182の装着時の座面となる。
ストッパー部172から径中心の方向に弧を描きつつ螺旋状に湾曲した細い板状の腕部173が延在している。腕部173の先端はドーナツ形の円環形状を有するワッシャ受け部174に繋がっている。腕部173は、板ばねとして機能し、ワッシャ受け部174は、軸受ホルダー170の内側に腕部173によって浮いた状態で弾性的に保持されている。
ワッシャ受け部174の中央には開口174aが設けられ、この開口174aにはシャフト125が回転可能な状態で挿通される。ワッシャ受け部174にワッシャ175が接触する。ワッシャ受け部174の上端面がワッシャ175に接触する受け面となる。
ワッシャ175は、環状の平板形状の平板部176と、平板部176の外周縁から軸方向に延在する軸長の短い円筒形状の円筒部177により構成されている。平板部176にはシャフト125が挿通するための円形の開口が形成されている。円筒部177の上端面は、上側の玉軸受181の外輪181aに接触し、平板部176の内周側(開口の周縁)の下面は、ワッシャ受け部174の上端に接触する。
ばね部171の腕部173は、ワッシャ175(平板部176)によって軸方向で押されて弾性変形する。この弾性変形により、ワッシャ受け部174により、ワッシャ175が上方に押し戻される反発力を生じる。この腕部173の弾性反発力により、ワッシャ175を介して、玉軸受181の外輪181aに軸方向の予圧、すなわち図の上方向への付勢力が加えられる。
他方で、ボス126には、軸方向に沿って下方に延在する環状の突起部127が設けられ、この突起部127の下端が玉軸受181の内輪181bの上端に接触している。ばね部171の作用により、外輪181aが上方向の付勢力を受けることで、内輪182bには、突起部127から下方向の力が働き、これにより玉軸受182への予圧が生じる。
(動作)
ステータ160とロータ129を備えたモータに駆動されてインペラ120が回転すると、その回転に伴って吸込口111から空気がケーシング150の内側に吸い込まれ、吸い込まれた空気は、インペラ120の羽根123の間を通過してインペラ120から径外側の方向に吹き出し、吹出口112からケーシング150の外方に向けて噴出する。
(製造工程)
まず、樹脂を原料した射出成形法により、ばね部171が一体化された軸受ホルダー170を得る。そして、ばね部171が一体化された軸受ホルダー170と複数の端子ピン134を、下ケーシング130とコネクタハウジング131を形成するための金型にセットし、軸受ホルダー170を成型した樹脂と異なる樹脂材を当該金型内に充填して下ケーシング130とコネクタハウジング131を一体成形にて形成する。すなわち、いわゆる二色成形にて下ケーシング130とコネクタハウジング131を一体成形して形成する。こうして、下ケーシング130と軸受ホルダー170が結合した部材を得る。
ここで、軸受ホルダー170の外周には、径外方に突出したフランジ部170aと環状の溝170bが設けられており、上記二色成形時における下ケーシング130との結合状態をより強固で確実なものとしている。
次に、玉軸受182を軸受ホルダー170の下方側から圧入してストッパー部172の下端面に玉軸受182の外輪182aを当接させて装着する。玉軸受182をストッパー部172の下端面に当接させた後、必要であれば、外輪182aに接着剤を塗布して接着してもよい。
ここで、インペラ120と結合したシャフト125に玉軸受181を装着する。具体的には、玉軸受181の内輪181bにシャフト125を圧入し、所定の位置に玉軸受181を装着する。必要であれば、内輪181bに接着剤を塗布して接着してもよい。
次に、ワッシャ175を軸受ホルダー170の上方側から挿入し、ワッシャ175を軸受ホルダー170内に形成したばね部171のワッシャ受け部174の上に置く。
そして、シャフト125に装着した玉軸受181を軸受ホルダー170の上方側から軸受ホルダー170に挿入すると共に、シャフト125を玉軸受182の内輪182bに挿入し、シャフト125の先端側に止め輪(Eリング)を装着する。これによって、玉軸受181が軸受ホルダー170に装着される。このとき、玉軸受181の外輪181aは、ゆるい状態で軸受ホルダー170に装着される。このシャフト125の装着した止め輪(Eリング)が玉軸受182の内輪182bを押圧することで、玉軸受182の内輪182bに圧力が加わる。また、ばね部171の弾性力が玉軸受181の外輪181aに加わる。なお、止め輪(Eリング)に代えて、シャフト125を玉軸受182の内輪182bに圧入、又は内輪182bに接着剤を塗布して接着してもよい。
これによって、ばね部171の弾性力がワッシャ175を介して玉軸受181の外輪181aに加わり、インペラ120のボス126の下面に形成された環状の突起部127が玉軸受181の内輪181bを押圧することで、玉軸受181の内輪181bに圧力が加わる。このように、軸受ホルダー170に装着した玉軸受181、182には予圧が定圧予圧で加えられているが、予圧は定位置予圧であっても勿論よい。
ばね部171のばね圧は、腕部173の形状、厚み、長さ、材質、さらに腕部173を軸方向でどの程度変位させるかにより調整される。
(むすび)
以上述べたように、遠心ファン100は、インペラ120と、インペラ120と結合したシャフト125と、シャフト125が内輪181bに固定された玉軸受181およびシャフト125に内輪182bが固定された玉軸受182と、筒構造を有し、その内側に玉軸受181の外輪181aおよび玉軸受182の外輪182aが固定された軸受ホルダー170とを備え、軸受ホルダー170の内側には、軸受ホルダー170と一体物であり、軸受ホルダー170の内周面から延在し、シャフト125の延在方向において弾性変形が可能な部材を含むばね部171が設けられ、ばね部171により、玉軸受181に予圧が加えられている。
この構造によれば、軸受ホルダー170と一体物となったばね部171により、玉軸受181に予圧が加えられる。そのため、予圧を付与するためのばね部材を別途用意する必要がない。また、個別にばね部材を装着する作業が必要ない。
ばね部171は、軸受ホルダー170の内周面から軸中心の方向に湾曲しながら延在する複数の腕部173と、複数の腕部173によって保持された環状の受け部であるワッシャ受け部174とを備える。
この構造によれば、内側に向って旋回する複数の腕部173によって、軸受ホルダー170の内側において、ワッシャ受け部174が軸方向において弾性的に保持される。すなわち、ワッシャ受け部174を軸方向で動かそうとすると、腕部173が撓み、この撓みが元に戻ろうとする力が発生し、ワッシャ受け部174の位置を元に戻そうとする弾性反発力が生じる。
また、ワッシャ受け部174と玉軸受181の間にはワッシャ175が配置され、ワッシャ175は、環状の平板部176と平板部176の外縁部分から軸方向に延在した円筒部177とを備え、平板部176の内縁の側(外縁より内縁に近い部分または内縁を含む部分)において、ワッシャ175はワッシャ受け部174と接触し、円筒部177の先端部分が玉軸受181の外輪181aに接触している。
この構造によれば、ばね部171による付勢力(弾性反発力によって生じる力)が効果的に外輪181aに作用する。ばね部171による付勢力を効果的に発生させるには、腕部173の長さをある程度確保する必要がある。
ここで、樹脂を材料とした一体成型物としてばね部171と軸受ホルダー170を得る関係で、腕部173とワッシャ受け部174とが軸方向でオーバーラップする構造は製造が難しい。そのため、腕部173とワッシャ受け部174を径方向で配置せざるを得ない。しかしそうすると、腕部173の先端の位置が軸受ホルダー170の内周面から径方向で離れた位置となる。
ところで、腕部173が付勢力を与える玉軸受181の外輪181aは、軸受ホルダー170の内周面に近接しており、その径方向の位置は、腕部173の先端から径方向で離れている。そこで、ワッシャ175を用い、径方向で離れた腕部173の先端から外輪181aへ付勢力が伝達するようにする。
すなわち、ワッシャ175の径方向内側にある平板部176の内縁の付近に腕部173の先端に繋がったワッシャ受け部174が接触し、そこよりも径方向外側にある円筒部177を外輪181aに接触させる。こうすることで、腕部173で生じる弾性反発力がワッシャ175を介して外輪181aに加わる。
また、軸受ホルダー170の内周面には、腕部173の根本の部分から軸方向に延在する凸形状の延在部であるストッパー部172が設けられている。腕部173の根本の部分には、軸方向に折り曲げようとする力が働くが、この構造によれば、ストッパー部172により腕部173の根本の部分が軸方向で補強される。
また、玉軸受182の外輪182aは、ストッパー部172の下端面(玉軸受182側の端部)に接触している。この構造によれば、ストッパー部172により玉軸受182の位置決めが行なわれ、更にストッパー部172により玉軸受182の外輪182aに予圧が加えられる、
(2)第2の実施形態
下ケーシング130とコネクタハウジング131と軸受ホルダー170を樹脂の射出成型によって一体成形で形成してもよい。この場合、軸受ホルダーの170構造は、第1の実施形態と同じである。
100…遠心ファン、110…上ケーシング、111…吸込口、112…吹出口、120…インペラ、121…環状のシュラウド、122…主板、123…羽根、124…ロータヨーク、125…シャフト、126…ボス、127…突起部、128…マグネット、129…ロータ、130…下ケーシング、131…コネクタハウジング、132…凹部、133…回路基板、134…端子ピン、140…支柱、150…ケーシング、160…ステータ、161…ステータコア、162…インシュレータ、163…ステータコイル、170…軸受ホルダー、170a…フランジ部、170b…環状の溝、171…ばね部、172…ストッパー部、173…腕部、174…ワッシャ受け部、174a…開口、175…ワッシャ、176…平板部、177…円筒部、181…玉軸受、181a…外輪、181b…内輪、182…玉軸受、182a…外輪、182b…内輪、190…止め輪(Eリング)。

Claims (5)

  1. インペラと、
    前記インペラと結合したシャフトと、
    前記シャフトが内輪に固定された第1の玉軸受および第2の玉軸受と、
    筒構造を有し、その内側に前記第1の玉軸受の外輪および前記第2の玉軸受の外輪が固定された軸受ホルダーと
    を備え、
    前記軸受ホルダーの内側には、前記軸受ホルダーと融合した同一の材料の一体物であり、前記軸受ホルダーの内周面から延在し、前記シャフトの延在方向において弾性変形が可能な部材を含むばね部が設けられ、
    前記ばね部により、前記第1の玉軸受に予圧が加えられている遠心ファン。
  2. 前記ばね部は、
    前記軸受ホルダーの内周面から軸中心の方向に湾曲しながら延在する複数の腕部と、
    前記複数の腕部によって保持された環状の受け部と
    を備える請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記受け部と前記第1の玉軸受の間にはワッシャが配置され、
    前記ワッシャは、環状の平板部と該平板部の外縁部分から軸方向に延在した円筒部とを備え、
    前記平板部の内縁の側において、前記ワッシャは前記受け部と接触し、
    前記円筒部の先端部分が前記第1の玉軸受の外輪に接触している請求項2に記載の遠心ファン。
  4. 前記軸受ホルダーの内周面には、前記腕部の根本の部分から軸方向に延在する凸形状の延在部が設けられている請求項2または3に記載の遠心ファン。
  5. 前記第2の玉軸受の外輪は、前記延在部の端部に接触している請求項4に記載の遠心ファン。

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