JP2020149386A - 設計支援装置、設計支援方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】設計データと実測データとの間にずれが生じた場合に、設計データを実測データに適合させる設計支援装置、設計支援方法及びプログラムを提供する。【解決手段】配線設計支援装置100は、設計支援対象物の設計データを記憶するCAD設計データ記憶部131と、設計支援対象物の形状の実測値を計測する測定部41と、実測値を設計データと置き換え可能な実測データに変換する点群CADデータ変換部116と、実測データで設計データを置き換える修正を行うCAD設計データ自動修正部113と、設計支援対象物の形状を補正するための補正係数を記憶する配線長さ補正係数記憶部135と、を備える。CAD設計データ自動修正部113は、設計データと補正係数に基づいて、設計データを修正する。【選択図】図1A
Description
本発明は、設計支援装置、設計支援方法及びプログラムに関する。
コンピュータの支援を受けて設計を行う技術(CAD、Computer-Aided Design)が知られている。平面上のデータを扱う設計手法又は設計支援プログラムは2DCAD、3次元空間上のデータを扱う設計手法又は設計支援プログラムは3DCADと呼ばれる。
電線、ケーブル等の配線、気体、液体等の配管の配置にCADを用い、設計の支援を行うシステムの例として、特許文献1に記載のシステムが知られている。特許文献1に記載のシステムは、ワイヤハーネスの配線の設計支援装置と、設計されたワイヤハーネスの情報を実寸大で表示する装置を含む。
一般に、CADではワイヤハーネスの理想的な性質を基にした設計が行われる。このため、実際に配線されるワイヤハーネスの位置、長さ、経路等は、ワイヤハーネスの曲がりやすさ、捻れ等の現実的な性質に起因して、設計値と異なることがある。
特許文献1に記載のシステムでは、CADで設計をした後に、実際にワイヤハーネスを配線しようとしてワイヤハーネスの長さが設計値と異なるときにCADデータを修正しようとすれば、手作業でCADの設計データを修正しなければならない。CADデータを手作業で修正しようとすると、手間がかかる。また、修正作業で誤りが混入するおそれがある。
特許文献1に記載のシステムでは、CADで設計をした後に、実際にワイヤハーネスを配線しようとしてワイヤハーネスの長さが設計値と異なるときにCADデータを修正しようとすれば、手作業でCADの設計データを修正しなければならない。CADデータを手作業で修正しようとすると、手間がかかる。また、修正作業で誤りが混入するおそれがある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、設計データと実測データとの間にずれが生じた場合に、設計データを実測データに適合させる設計支援装置、設計支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の設計支援装置は、設計支援対象物の設計データを記憶する設計データ記憶部と、前記設計支援対象物の形状の実測値を計測する実測データ測定部と、前記実測値を前記設計データと置き換え可能な実測データに変換する実測データ変換部と、前記実測データ変換部に変換された前記実測データと前記設計データ記憶部に記憶された前記設計データとの差分データを算出する差分データ算出部と、前記設計データを修正して前記設計データ記憶部に記憶させる設計データ修正部と、を備える。前記設計データ修正部は、前記差分データ算出部によって算出された前記差分データに基づいて前記設計データを前記実測値に近づける修正を行う。
本発明によれば、実測値が設計データと比較可能な実測データに変換され、変換された実測データと設計データの差分に基づいて設計データが修正されるため、設計データを実測データに容易且つ高精度に適合させる設計支援装置、設計支援方法及びプログラムが提供される。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態に係る配線設計支援装置100について、図面を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態に係る配線設計支援装置100について、図面を参照して説明する。
第1の実施の形態に係る配線設計支援装置100は、電線を他の部品とともに配置する配線の際に、電線の設計データを配置後の電線の実測データに近づける修正処理を支援する装置である。
なお、配線は、電線の位置を設計、設置、接続等することだけでなく、設計、設置、接続等された電線自体を含む。
なお、配線は、電線の位置を設計、設置、接続等することだけでなく、設計、設置、接続等された電線自体を含む。
図1Aに示すように、配線設計支援装置100は、例えば、コンピュータから構成されており、様々な情報を処理する情報演算装置10と、外部からのデータの入力を受け付ける入力装置20と、様々な情報を出力する出力装置30と、電線の形状及び色を計測する測定装置40と、を備える。
図1Bは、図1Aにおける演算部11、通信部12、記憶装置13を具体的に実現するハードウェア構成の一例を示す図である。
図1Bに示すように、情報演算装置10は、様々な演算処理を行うプロセッサ101と、他装置と通信する通信部102と、情報を一時的に記憶する主記憶部103と、情報を永続的に記憶する補助記憶部104と、装置内でデータをやり取りする内部バス105と、を備える。
主記憶部103は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)を含み、補助記憶部104は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)を含む。
図1Bに示すように、情報演算装置10は、様々な演算処理を行うプロセッサ101と、他装置と通信する通信部102と、情報を一時的に記憶する主記憶部103と、情報を永続的に記憶する補助記憶部104と、装置内でデータをやり取りする内部バス105と、を備える。
主記憶部103は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)を含み、補助記憶部104は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)を含む。
入力装置20は、外部からのデータの入力を受け付ける装置である。入力装置20は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等のヒューマン・インタフェース・デバイスを含む。入力装置20は、例えば、ボタン、キー等の状態を検知して情報を入力する部分である入力部21と、入力装置20と他の装置との間で情報をやり取りする通信部22と、を備える。
なお、入力装置20は、他装置からの信号を受け取る装置である、パラレルバス、シリアルバス等の受信インタフェースであってもよい。
なお、入力装置20は、他装置からの信号を受け取る装置である、パラレルバス、シリアルバス等の受信インタフェースであってもよい。
出力装置30は、ユーザに各種情報を表示する情報を出力する装置であり、例えば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、有機ELディスプレイ等、又は情報を文字、画像等の形式で印刷するプリンタ、プロッタ等を含む。出力装置30は、ディスプレイ、プリンタ等の情報を出力する部分である出力部31と、情報演算装置10の通信部12と相互に通信する通信部32と、を備える。
測定装置40は、測定対象物である電線の形状及び色の実測値を取得する装置であり、例えば、3Dスキャナを含む。測定装置40は、電線の形状を点群データとして取得し、電線の色を画像から色データとして取得する。なお、測定装置40は、3Dスキャナの他、少なくとも1つのカメラと画像処理ソフトウェアを組み合わせて3Dスキャナの機能を有するように構成したものでもよい。測定装置40は、測定対象物に光を照射し、反射光を検知し、解析することで、各種データを取得して対象物の形状及び色を測定する測定部41と、測定されたデータを情報演算装置10との間でやり取りする、情報演算装置10の通信部12と相互に通信可能な通信部42と、を備える。
測定部41は、請求項における、実測データ測定部の一例である。
測定部41は、請求項における、実測データ測定部の一例である。
コンピュータ設計支援(CAD、Computer-Aided Design)装置での利用に適した形式のデータをCADデータと表現する。CADデータのうち、CAD装置60で設計支援対象物の設計に利用されるデータをCAD設計データと表現する。
3Dスキャナは、配線の表面上の複数の点の座標の集合を取得する。取得した点の座標の集合データを点群計測データと表現する。また、点群計測データは、CAD装置60での利用に適した形式に変換されることができる。CADデータのうち、変換後のデータを点群計測データと区別し、CAD計測データと表現する。
3Dスキャナは、配線の表面上の複数の点の座標の集合を取得する。取得した点の座標の集合データを点群計測データと表現する。また、点群計測データは、CAD装置60での利用に適した形式に変換されることができる。CADデータのうち、変換後のデータを点群計測データと区別し、CAD計測データと表現する。
演算部11は、記憶装置13に記憶された各種データを取得するデータ取得部111と、データ取得部111によって取得されたCAD設計データとCAD計測データとを比較して差分データを含む比較データを生成する比較データ生成部112と、比較データに基づいて設計データを修正するCAD設計データ自動修正部113と、後述する配線長さ補正係数を算出する配線長さ補正係数算出部114と、実際のものに近い電線の長さを算出する配線長さ算出部115と、点群データをCAD設計データに変換する点群CADデータ変換部116と、を備える。
比較データ生成部112は、請求項における、差分データ算出部の一例である。
CAD設計データ自動修正部113は、請求項における、設計データ修正部の一例である。
配線長さ補正係数算出部114は、請求項における、補正係数算出部の一例である。
点群CADデータ変換部116は、請求項における、実測データ変換部の一例である。
比較データ生成部112は、請求項における、差分データ算出部の一例である。
CAD設計データ自動修正部113は、請求項における、設計データ修正部の一例である。
配線長さ補正係数算出部114は、請求項における、補正係数算出部の一例である。
点群CADデータ変換部116は、請求項における、実測データ変換部の一例である。
これらの演算部11の機能は、記憶装置13に記憶されたプログラムを演算部11に実行させることで実現される。すなわち、記憶装置13に後述する種々の機能を実行するアプリケーションプログラムをインストールしておき、演算部11がインストールされたアプリケーションプログラムを実行することにより、入力装置20と測定装置40と協働して、配線の設計を支援するための各機能部を構成するようにしてもよい。
図1Aに示す記憶装置13は、配線の設計を支援する過程で必要となる情報を記憶する装置である。
具体的には、記憶装置13は、CAD設計データを記憶するCAD設計データ記憶部131と、3Dスキャナによって取得された点群計測データを記憶する点群計測データ記憶部132と、点群CADデータ変換部116によって変換されたCAD計測データを記憶するCAD計測データ記憶部133と、配線に利用されるワイヤ、ケーブル等の線材の属性データを記憶する線材ライブラリ記憶部134と、配線長さ補正係数を記憶する配線長さ補正係数記憶部135と、を備える。
CAD設計データ記憶部131は、請求項における、設計データ記憶部の一例である。
配線長さ補正係数記憶部135は、請求項における、補正係数記憶部の一例である。
具体的には、記憶装置13は、CAD設計データを記憶するCAD設計データ記憶部131と、3Dスキャナによって取得された点群計測データを記憶する点群計測データ記憶部132と、点群CADデータ変換部116によって変換されたCAD計測データを記憶するCAD計測データ記憶部133と、配線に利用されるワイヤ、ケーブル等の線材の属性データを記憶する線材ライブラリ記憶部134と、配線長さ補正係数を記憶する配線長さ補正係数記憶部135と、を備える。
CAD設計データ記憶部131は、請求項における、設計データ記憶部の一例である。
配線長さ補正係数記憶部135は、請求項における、補正係数記憶部の一例である。
図7に具体例を示すように、CAD設計データ記憶部131には、CAD装置で設計された配線毎に、配線名称と線材名称と始点及び終点の諸元及びピン番号とが、1つのファイルとして記憶されている。諸元は、線種、コネクタ形状、電気的特性等である。図7においては、例えば、CABLE_1という名称を付して設計された配線にCable_spool_1という名称の線材が用いられ、始点の諸元がAA、始点の固定位置を示す番号であるピン番号が1、終点の諸元がAB、終点の固定位置を示す番号であるピン番号が1であることが理解される。
CAD設計データ記憶部131は、図11に示す様に、設計データに関する各種情報、例えば、部品の形状を記憶する部品形状DB1311、配線の始点又は終点の位置を記憶する配線始点終点DB1312、配線の経路を記憶する配線経路DB1313、配線に使用される線材名称を記憶する使用線材名称DB1314を備える構造を有する。各ファイルを構成するデータは対応するDBに互いに関連付けられて格納され、ファイル名、すなわち、配線の名称を特定することにより、そのファイルを構成するデータ群が抽出される。なお、DBは、データベースを表す。
なお、図8は、CAD設計データの特定の部品モデルに配線の諸元及びピン番号を付して示した具体例の説明図である。この具体例においては、直方体の部品モデルが図7におけるCABLE_1という名称を付された配線の始点に対応し、その諸元がAA、ピン番号が1であることが理解される。
点群計測データ記憶部132は、点群計測データを記憶する。点群計測データは、実際に配線された各電線上の測定点を計測して得られた位置座標の集合を含む。点群計測データは、電線毎にファイル名を付して記憶されている。各位置座標は、測定装置40を構成する3Dスキャナによって各電線をスキャンして得られたものである。
CAD計測データ記憶部133は、CAD計測データを記憶する。CAD計測データは、点群計測データ記憶部132に記憶されている点群計測データを、CAD装置で処理し易い形式に点群CADデータ変換部116によって変換したデータである。CAD計測データは、電線毎にファイル名を付して記憶される。
CAD計測データ記憶部133は、図12に示すように、計測データに関する各種情報、例えば、部品の形状を記憶する部品形状DB1331、配線の始点又は終点の位置を記憶する配線始点終点DB1332、配線の経路を記憶する配線経路DB1333、配線に使用される線材名称を記憶する使用線材名称DB1334を備える構造を有する。各ファイルを構成するデータは対応するDBに互いに関連付けられて格納され、ファイル名、すなわち、配線の名称を特定することにより、そのファイルを構成するデータ群が抽出される。
線材ライブラリ記憶部134は、配線に利用されるワイヤ、ケーブル等の線材の属性データを含む線材データを記憶する。線材データを構成する属性データは、図9に具体例を示すように、線材の名称と、線材の直径と、最小曲げ半径と、色データと、を含む。図10に具体例を示すように、線材ライブラリ記憶部134には、色名称と、その色を赤、緑及び青に分解した色成分に関する情報である色データと、が記憶されている。このように、線材のデータ、色名称及び色データの対応データとは、互いに紐付けられている。
配線長さ補正係数記憶部135は、配線長さ補正係数を記憶する。配線長さ補正係数は、CAD装置で設計された配線の長さを実際に配線したときの長さに補正するための係数であり、直近の処理で求められた配線長さ補正係数が記憶されている。より詳細に説明すると、図4に例示するように、設計上の配線W1と実際の配線W2の間にはずれが生じ、配線の長さも異なってくる。配線長さ補正係数は、設計上の配線長を実際の配線長に近づけるための補正係数であり、校正処理を実行する度に更新される。
配線設計支援装置100による設計支援処理の全体的な流れを図2に示す。図2に示した一連の処理は、複数の案件で、繰り返し実行され、これにより、記憶装置13に記憶された各種データが更新される。
まず、ユーザは、CAD装置60を用いて配線モデルを含むCAD設計データを作成する(ステップS1)。
配線長さ算出部115は、CAD設計データから、各配線の長さを算出する(ステップS2)。
配線長さ算出部115は、CAD設計データから、各配線の長さを算出する(ステップS2)。
この配線長さ算出処理の詳細を、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、データ取得部111は、CAD設計データ記憶部131からCAD設計データを取得し、配線長さ算出部115は、取得されたCAD設計データから配線の形状を求める(ステップS201)。
まず、データ取得部111は、CAD設計データ記憶部131からCAD設計データを取得し、配線長さ算出部115は、取得されたCAD設計データから配線の形状を求める(ステップS201)。
一般に、配線は、曲がり又は捻れを有する。そこで、配線長さ算出部115は、配線を比較的短い単位に区切り、区切られた区間ごとの長さを足し合わせて積分することで、始点から終点までの配線の論理的な長さを算出する(ステップS202)。
データ取得部111は、配線長さ補正係数記憶部135から、設計上の配線長を実際の配線長に近づけるための補正係数である配線長さ補正係数を取得する。配線長さ補正係数については、図2のフローを実行したときに求められた最新の値が配線長さ補正係数記憶部135に記憶されている。その生成方法については後述する。図2のフローが一度も実行されたことがない場合でも、配線長さ補正係数記憶部135には、予め初期値が記憶されている。
続いて、配線長さ算出部115は、各配線を比較的短い単位に区切り、区切られた区間ごとに、取得された配線長さ補正係数に基づいて長さ補正値を算出する(ステップS203)。算出された長さ補正値は、CAD設計データと配線長さ補正係数にのみ基づいて、配線の経路、曲がり、捻れ、うねり等を考慮する数値である。
最後に、配線長さ算出部115は、ステップS202で算出された配線の論理的な長さに、ステップS203で算出された長さ補正値の合計値を加えて、配線長さを算出する(ステップS204)。ステップS204で算出された配線長さは、ステップS202で算出された配線の論理的な長さに比べて、現実に配線を行う場合の配線の長さにより近い値である。
図2のフローチャートに戻り、後続の処理について説明する。
配線長さ算出部115は、ステップS2の配線長さ算出処理で算出された配線の長さを、配線の属性情報として登録する(ステップS3)。続いて、配線長さ算出部115は、ステップS3で属性情報として登録された配線の長さを含むCADデータを、通信部62及び通信部12を通して、設計データとして、CAD設計データ記憶部131にファイル名を付して記憶する(ステップS4)。
配線長さ算出部115は、ステップS2の配線長さ算出処理で算出された配線の長さを、配線の属性情報として登録する(ステップS3)。続いて、配線長さ算出部115は、ステップS3で属性情報として登録された配線の長さを含むCADデータを、通信部62及び通信部12を通して、設計データとして、CAD設計データ記憶部131にファイル名を付して記憶する(ステップS4)。
CAD装置60を用いたCAD設計データの作成からCAD設計データの保存までのステップS1〜S4は、一度の設計に係るすべての配線について一括して実行される。
その後、CAD設計データに基づいて、実際の配線が行われる。
実際の配線を行った後、ユーザは、測定装置40を操作して、実物の配線の形状及び色を測定する。具体的には、測定部41は、配線の複数の箇所における座標を計測したデータである点群計測データ及び配線の外観を撮影した画像を取得し、点群計測データ及び画像から抽出した色データを、通信部42及び通信部12を通して点群計測データ記憶部132にファイル名を付して記憶する(ステップS5)。
配線の形状を計測・登録するステップS5は、請求項における、実測データ計測ステップの一例である。
配線の形状を計測・登録するステップS5は、請求項における、実測データ計測ステップの一例である。
次に、データ取得部111は、点群計測データを点群計測データ記憶部132から取得し、点群CADデータ変換部116は、取得された点群計測データから、配線を除いた部品と配線の3Dデータを生成し、CAD設計データ記憶部131に登録する(ステップS6)。
ステップS6まで完了すると、一度で設計支援処理をするすべての配線について、CAD設計データ及びCAD計測データが生成され、CAD設計データ記憶部131及びCAD計測データ記憶部133に登録される。
この点群CADデータ変換処理(ステップS6)の詳細を、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、点群CADデータ変換部116は、データ取得部111を介して、点群計測データ記憶部132から点群計測データ及び画像データを取得する(ステップS601)。続いて、点群CADデータ変換部116は、点群計測データから、配線を除いた部品の3Dデータを生成し(ステップS602)、次に、配線の3Dデータを生成する(ステップS603)。3Dデータの生成は、例えば、点群CADデータ変換部116が、実空間の座標軸とCADソフトウェアにおける座標軸とを対応付けて点群データの座標の移動、回転等の変換処理を行うことで実現される。3Dデータの精度を高めるため、この座標変換処理と併せて、取得された点群データから異常値を除外するノイズ除去処理を行ってもよい。
次に、点群CADデータ変換部116は、ステップS603で生成された配線の3Dデータと取得された画像データとに基づいて、配線に使用されている線材を特定する(ステップS604)。この特定は、例えば、点群CADデータ変換部116が、画像データに含まれる色及び3Dデータに含まれる配線の線材の太さ、捻れ等の情報と線材ライブラリ記憶部134に記憶されている線材の色及び線材の太さ、捻れ等の情報とを比較して、最も類似する線材が用いられていると判別することにより行う。
続いて、点群CADデータ変換部116は、特定された線材を識別する情報である型式情報を3Dデータの属性情報として付加して登録する(ステップS605)。また、点群CADデータ変換部116は、配線の3Dデータ及び配線を除いた部品の3DデータをCAD設計データ記憶部131に記憶する(ステップS606)。
これにより、点群CADデータ変換処理(ステップS6)が終了する。
点群CADデータ変換処理(ステップS6)は、請求項における、実測データ変換ステップの一例である。
これにより、点群CADデータ変換処理(ステップS6)が終了する。
点群CADデータ変換処理(ステップS6)は、請求項における、実測データ変換ステップの一例である。
再度図2を参照して、後続の処理を説明する。
後述するCAD設計データとCAD計測データとの比較処理(ステップS8)のため、ユーザは、入力装置20の入力部21を操作して、CAD設計データ記憶部131に記憶されている比較対象の一方のCAD設計データを識別する情報と、CAD計測データ記憶部133に記憶されている比較対象の他方のCAD計測データを識別する情報と、を入力する(ステップS7)。
後述するCAD設計データとCAD計測データとの比較処理(ステップS8)のため、ユーザは、入力装置20の入力部21を操作して、CAD設計データ記憶部131に記憶されている比較対象の一方のCAD設計データを識別する情報と、CAD計測データ記憶部133に記憶されている比較対象の他方のCAD計測データを識別する情報と、を入力する(ステップS7)。
CAD設計データを識別する情報及びCAD計測データを識別する情報は、データのファイル名であり、ユーザによってファイル名を直接入力される入力部21の例を図13に示す。ファイル名は、CAD設計データがCAD設計データ記憶部131に記憶されるとき、更新されるとき、CAD計測データがCAD計測データ記憶部133に記憶されるとき、更新されるとき等に設定、選択又は付与される。
なお、ファイル名は、出力装置30の出力部31に表示されたファイル名の一覧から選択されることで入力されてもよい。
なお、ファイル名は、出力装置30の出力部31に表示されたファイル名の一覧から選択されることで入力されてもよい。
次に、比較データ生成部112は、取得したCAD設計データとCAD計測データとを比較し、比較データを生成する(ステップS8)。比較データ生成処理の詳細を、図6のフローチャートを参照して説明する。
比較データ生成部112は、入力されたファイル名に対応するCAD設計データをCAD設計データ記憶部131から取得し(ステップS801)、CAD計測データをCAD計測データ記憶部133から取得する(ステップS802)。
次に、比較データ生成部112は、ステップS801及びS802で取得された各種データに基づき、配線の始点と終点の位置、配線経路、使用線材の一致又は不一致を判別する。
具体的には、まず、比較データ生成部112は、CAD設計データの配線の始点と終点の位置を指定する。次に、比較データ生成部112は、CAD設計データの始点の位置とCAD計測データの始点の位置、及び、CAD設計データの終点の位置とCAD計測データの終点の位置が一致しているか否かを判別する(ステップS803)。
続いて、比較データ生成部112は、始点から終点までの配線経路がCAD設計データとCAD計測データとで一致しているか否かを判別する(ステップS804)。
次に、比較データ生成部112は、CAD設計データとCAD計測データを比較し、設計に用いられた線材と実際に使用された線材とが一致しているか否かを判別する(ステップS805)。
一致か不一致かの判断は、予め定義された設計データと計測データの許容差に対し、設計データと計測データとの差の絶対値が許容差を超えない場合に一致、許容差を超える場合に不一致と判別することにより行われる。線材の一致又は不一致の判別は、例えば、線材ライブラリ記憶部134に記憶されている線材のデータに基づいて行われる。
このように、比較データ生成部112は、配線の始点と終点、配線経路、使用線材の一致又は不一致を順に判別し、それぞれの判別結果を比較結果として記憶装置13の内部で保持している。
さらに、図2を参照して、後続の処理を説明する。出力部31は、比較データ生成処理(ステップS8)の比較結果を、例えば、図14に示すように出力部31に表示する(ステップS9)。
図14に示すように、CADの構成部品ファイルごとに設計データと計測データとの一致、不一致の結果が表示される。視覚的に比較結果の差異を表示する一例を図15に示す。図15においては、CAD設計データに含まれる配線を実線W1、CAD計測データに含まれる配線を破線W2で示した。CAD設計データとCAD計測データとの間で、障害物Bを避ける配線の配置がY方向に異なっており、実物では、Y方向に配線を配置して障害物Bを避けていることが視覚的に理解される。
次に、ユーザは、CAD設計データとCAD計測データの比較結果を確認して、CAD設計データの修正の要否を入力する(ステップS10)。
図14に示すように、不一致と判定された設計データが出力部31に表示されているから、ユーザは、入力部21を操作して、不一致のCAD設計データごとに、CAD設計データの自動修正の要否を入力する。
図14に示すように、不一致と判定された設計データが出力部31に表示されているから、ユーザは、入力部21を操作して、不一致のCAD設計データごとに、CAD設計データの自動修正の要否を入力する。
ステップS10で入力された修正の要否に基づいて、CAD設計データの修正の要否を判定する(ステップS11)。
CAD設計データを修正しないと判定した場合、配線の経路が設計データに一致するように、ユーザは実物を修正する(ステップS16)。実物が修正された後、再度、配線の形状を計測・登録する手順(ステップS5)まで戻り、上記の手順を繰り返す。
CAD設計データを修正すると判定した場合、CAD設計データ自動修正部113は、図16に示す、CAD設計データの自動修正処理を行う(ステップS12)。
このCAD設計データ自動修正処理の詳細を、図16のフローチャートを参照して説明する。
CAD設計データ自動修正処理(ステップS12)は、以下のように、CAD設計データを修正して実際の配線に合わせるように置き換える際の基準となる位置である基準位置の生成と、基準位置でのCAD設計データの修正と、を含む。前述したように、配線には、捻れ、うねり等を有するため、CAD設計データをCAD計測データに単純に置き換えても、同様のCAD設計データを用いて配線を行う場合には、CAD設計データと実際の配線との間に差異が残存する。そこで、CAD設計データ自動修正部113は、CAD計測データと配線の属性情報とに基づいて、CAD設計データとの差異が最小となるように、置き換えの前段階として、置き換えの基準位置を生成する。すなわち、基準位置は、CAD設計データをCAD計測データで置き換える場合に、CAD設計データの変化が最小となる配線の位置である。
このCAD設計データ自動修正処理の詳細を、図16のフローチャートを参照して説明する。
CAD設計データ自動修正処理(ステップS12)は、以下のように、CAD設計データを修正して実際の配線に合わせるように置き換える際の基準となる位置である基準位置の生成と、基準位置でのCAD設計データの修正と、を含む。前述したように、配線には、捻れ、うねり等を有するため、CAD設計データをCAD計測データに単純に置き換えても、同様のCAD設計データを用いて配線を行う場合には、CAD設計データと実際の配線との間に差異が残存する。そこで、CAD設計データ自動修正部113は、CAD計測データと配線の属性情報とに基づいて、CAD設計データとの差異が最小となるように、置き換えの前段階として、置き換えの基準位置を生成する。すなわち、基準位置は、CAD設計データをCAD計測データで置き換える場合に、CAD設計データの変化が最小となる配線の位置である。
以下、CAD設計データ自動修正処理(ステップS12)に含まれる各サブステップについて順に説明する。
CAD設計データ自動修正部113は、データ取得部111を介して、CAD設計データをCAD設計データ記憶部131から取得し(ステップS1201)、続いて、データ取得部111を介して、CAD計測データをCAD計測データ記憶部133から取得する(ステップS1202)。
CAD設計データ自動修正部113は、CAD計測データとCAD設計データとの置き換え基準位置を生成する(ステップS1203)。
最後に、CAD設計データ自動修正部113は、生成された基準位置でCAD設計データをCAD計測データで置き換える(ステップS1204)。
このCAD設計データ自動修正処理(ステップS12)は、請求項における、設計データ修正ステップの一例である。
CAD設計データ自動修正部113は、CAD計測データとCAD設計データとの置き換え基準位置を生成する(ステップS1203)。
最後に、CAD設計データ自動修正部113は、生成された基準位置でCAD設計データをCAD計測データで置き換える(ステップS1204)。
このCAD設計データ自動修正処理(ステップS12)は、請求項における、設計データ修正ステップの一例である。
置き換えが完了した後、CAD設計データ自動修正部113は、CAD設計データ記憶部131に、置き換えられた後のCAD設計データを記憶する(ステップS13)。
前述のステップS2では、配線長さ補正係数が必要とされる。そこで、以下、配線長さ補正係数の算出処理(ステップS14)の詳細を、図17のフローチャートを参照して説明する。
配線長さ補正係数算出部114は、データ取得部111を介して、CAD設計データをCAD設計データ記憶部131から取得し(ステップS1401)、続いて、データ取得部111を介して、CAD計測データをCAD計測データ記憶部133から取得する(ステップS1402)。
配線長さ補正係数算出部114は、データ取得部111を介して、CAD設計データをCAD設計データ記憶部131から取得し(ステップS1401)、続いて、データ取得部111を介して、CAD計測データをCAD計測データ記憶部133から取得する(ステップS1402)。
ユーザは、出力部31を見ながら入力部21を操作し、長さ補正係数を算出するための配線の範囲を指定する(ステップS1403)。この範囲の指定の例を図18に示す。図18に示すように、ユーザは、視覚的に始点P1と終点P2を指定することができる。
配線長さ補正係数算出部114は、指定された始点P1から終点P2までの範囲において、CAD計測データとCAD設計データとの長さの差を算出する(ステップS1404)。続いて、配線長さ補正係数算出部114は、算出された差分に基づいて、長さ補正係数を算出する(ステップS1405)。
配線長さ補正係数の算出処理(ステップS14)は、請求項における、補正係数算出ステップの一例である。
配線長さ補正係数算出部114は、指定された始点P1から終点P2までの範囲において、CAD計測データとCAD設計データとの長さの差を算出する(ステップS1404)。続いて、配線長さ補正係数算出部114は、算出された差分に基づいて、長さ補正係数を算出する(ステップS1405)。
配線長さ補正係数の算出処理(ステップS14)は、請求項における、補正係数算出ステップの一例である。
CAD設計データの配線と実際の配線とで配線の長さに差が生じる要因は様々であるが、上記のように、長さ補正係数を算出するための配線の範囲を指定することで、配線の配置による差を除外し、主として配線の線材に固有の性質による差から長さ補正係数が算出されるようにすることができる。このようにすることで、ステップS2における配線の長さの算出を比較的高精度に行うことができる。
長さ補正係数の算出が完了した後、配線長さ補正係数算出部114は、配線長さ補正係数記憶部135に、算出された長さ補正係数を記憶する(ステップS15)。
以上説明したように、配線設計支援装置100によれば、修正の要否の入力という手間のかからない操作で、CAD設計データを現実の配線に近づけるように置き換えることができる。このため、設計データ修正の工数を削減するとともに、手作業による設計データの修正間違いなどのリスクを軽減することができる。
加えて、配線長さ補正係数記憶部135には、長さ補正係数が随時更新されて記憶されることから、CAD設計データの作成時の配線長さの算出精度が向上する。このため、実際の配線が設計と異なることが少なくなり、設計又は製作段階における手戻り作業を軽減することができる。
なお、1本の配線ごとに点群CADデータ変換処理(ステップS6)から配線長さ補正係数の記憶処理(ステップS15)までを行うものとして説明したが、複数の配線について、一括してこれらの処理を行ってもよい。この場合には、複数の配線の処理が各ステップで行われる。
(第2の実施の形態)
以上の実施の形態においては、配線の設計支援について説明したが、設計支援の対象は、配線に限られず、液体、気体、電磁波、ケーブル等を被覆する配管であってもよい。
配管の設計支援を行う第2の実施の形態に係る配管設計支援装置200は、配線設計支援装置100と異なり、例えば、線材ライブラリ記憶部134に、エアーチューブ、金属パイプの属性情報が記憶されている。配管設計支援装置200においては、図19に示すように、設計された配管ごとに、線材名称、始点及び終点の諸元及びピン番号が付され、図20に示すように、配管の仕様が記憶装置13に登録される。
以上の実施の形態においては、配線の設計支援について説明したが、設計支援の対象は、配線に限られず、液体、気体、電磁波、ケーブル等を被覆する配管であってもよい。
配管の設計支援を行う第2の実施の形態に係る配管設計支援装置200は、配線設計支援装置100と異なり、例えば、線材ライブラリ記憶部134に、エアーチューブ、金属パイプの属性情報が記憶されている。配管設計支援装置200においては、図19に示すように、設計された配管ごとに、線材名称、始点及び終点の諸元及びピン番号が付され、図20に示すように、配管の仕様が記憶装置13に登録される。
(第3の実施の形態)
さらに、本発明の実施の形態はこれらに限られない。第3の実施の形態に係る配線配管設計支援装置300は、配線と配管の設計支援を同時に行うものである。
配線配管設計支援装置300においては、図21に示すように、設計された配線及び配管ごとに、線材名称、始点及び終点の諸元及び固定位置を示す番号であるピン番号が付され、図22に示すように、配線及び配管の仕様が記憶装置13に登録される。
さらに、本発明の実施の形態はこれらに限られない。第3の実施の形態に係る配線配管設計支援装置300は、配線と配管の設計支援を同時に行うものである。
配線配管設計支援装置300においては、図21に示すように、設計された配線及び配管ごとに、線材名称、始点及び終点の諸元及び固定位置を示す番号であるピン番号が付され、図22に示すように、配線及び配管の仕様が記憶装置13に登録される。
(第4の実施の形態)
また、本発明の実施の形態は配線又は配管の設計支援を対象とするものに限られない。
第4の実施の形態に係る線状部材設計支援装置400は、配線又は配管に限られない、CADを用いた設計が可能で測定装置40で形状及び画像のデータを取得することが可能な線状部材を設計支援の対象とする装置である。
例えば、第4の実施の形態に係る線状部材設計支援装置400の設計支援対象には、可撓性を有する樹脂、繊維等の線状部材が含まれる。
また、本発明の実施の形態は配線又は配管の設計支援を対象とするものに限られない。
第4の実施の形態に係る線状部材設計支援装置400は、配線又は配管に限られない、CADを用いた設計が可能で測定装置40で形状及び画像のデータを取得することが可能な線状部材を設計支援の対象とする装置である。
例えば、第4の実施の形態に係る線状部材設計支援装置400の設計支援対象には、可撓性を有する樹脂、繊維等の線状部材が含まれる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
100…配線設計支援装置、10…情報演算装置、11…演算部、12…通信部、13…記憶装置、20…入力装置、21…入力部、22…通信部、30…出力装置、31…出力部、32…通信部、40…測定装置、41…測定部、42…通信部、60…CAD装置、61…設計演算部、62…通信部、101…プロセッサ、102…通信部、103…主記憶部、104…補助記憶部、105…内部バス、111…データ取得部、112…比較データ生成部、113…CAD設計データ自動修正部、114…配線長さ補正係数算出部、115…配線長さ算出部、116…点群CADデータ変換部、131…CAD設計データ記憶部、132…点群計測データ記憶部、133…CAD計測データ記憶部、134…線材ライブラリ記憶部、135…配線長さ補正係数記憶部、200…配管設計支援装置、300…配線配管設計支援装置、400…線状部材設計支援装置。
Claims (9)
- 設計支援対象物の設計データを記憶する設計データ記憶部と、
前記設計支援対象物の形状の実測値を計測する実測データ測定部と、
前記実測値を前記設計データと置き換え可能な実測データに変換する実測データ変換部と、
前記実測データ変換部に変換された前記実測データと前記設計データ記憶部に記憶された前記設計データとの差分データを算出する差分データ算出部と、
前記設計データを修正して前記設計データ記憶部に記憶させる設計データ修正部と、を備える設計支援装置であって、
前記設計データ修正部は、前記差分データ算出部によって算出された前記差分データに基づいて前記設計データを前記実測値に近づける修正を行う、
設計支援装置。 - 前記設計データ修正部は、前記設計データの置き換えの前後で前記実測データと前記設計データとの差が最小となる位置である基準位置において前記実測データで前記設計データを置き換える、
請求項1に記載の設計支援装置。 - 前記設計支援対象物の形状を補正する補正係数を記憶する補正係数記憶部を備え、
前記設計データ修正部は、前記設計データ記憶部に記憶された前記設計データと前記補正係数記憶部に記憶された前記補正係数に基づいて前記設計データを修正する、
請求項1又は2に記載の設計支援装置。 - 前記設計データと前記実測データとの差から前記補正係数を算出する補正係数算出部を備える、
請求項3に記載の設計支援装置。 - 設計支援対象物の形状の実測値を計測する実測データ計測ステップと、
前記実測値を前記設計支援対象物の設計データと置き換え可能な実測データに変換する実測データ変換ステップと、
前記実測データで前記設計データを置き換える修正を行う設計データ修正ステップと、を含む、
設計支援方法。 - 前記設計データ修正ステップは、前記設計データの置き換えの前後で前記実測データと前記設計データとの差が最小となる位置である基準位置において前記実測データで前記設計データを置き換えるステップを含む、
請求項5に記載の設計支援方法。 - 前記設計データ修正ステップは、前記設計データと前記設計支援対象物の形状を補正する補正係数に基づいて、前記設計データを修正するステップを含む、
請求項5又は6に記載の設計支援方法。 - 前記設計データと前記実測データとの差から前記補正係数を算出する補正係数算出ステップを含む、
請求項7に記載の設計支援方法。 - コンピュータ上で実行されるときに、請求項5から8のいずれか1項に記載の方法を実行させるプログラム。
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---|---|---|---|
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