JP2020147104A - Rear structure of vehicle mounted with rear engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、エンジンルームが車体後部に設けられたリアエンジン車の後部構造に関する。 The present invention relates to a rear structure of a rear engine vehicle in which an engine room is provided at the rear of the vehicle body.
従来、車体の後部にエンジンルームが設けられたリアエンジン車が知られている(例えば特許文献1参照)。このようなリアエンジン車のエンジンルーム内には、エンジンだけでなく、エンジンの排気を浄化するための排気浄化装置や、エンジンを冷却するためのラジエータといった各種装置が配置される。 Conventionally, a rear engine vehicle in which an engine room is provided at the rear of the vehicle body is known (see, for example, Patent Document 1). In the engine room of such a rear engine vehicle, not only the engine but also various devices such as an exhaust purification device for purifying the exhaust of the engine and a radiator for cooling the engine are arranged.
エンジンルーム内で排気浄化装置による熱害の発生を抑えるためには、排気浄化装置をカバー部材で覆うことが有効である。しかしながら、一般に排気浄化装置には、熱の影響を受けやすいセンサやインジェクタ等の各種機器類が取り付けられることから、排気浄化装置をカバー部材で覆った場合、カバー部材の内部にこもった熱がこれらの機器類に影響を及ぼす虞がある。このため、カバー部材で排気浄化装置の熱害の発生を抑えつつも、カバー部材の内部の熱ごもりを抑える技術が求められている。 In order to suppress the generation of heat damage by the exhaust gas purification device in the engine room, it is effective to cover the exhaust gas purification device with a cover member. However, in general, various devices such as sensors and injectors that are easily affected by heat are attached to the exhaust purification device. Therefore, when the exhaust purification device is covered with a cover member, the heat trapped inside the cover member is generated. There is a risk of affecting the equipment of. For this reason, there is a demand for a technique for suppressing heat buildup inside the cover member while suppressing the occurrence of heat damage to the exhaust gas purification device with the cover member.
本件のリアエンジン車の後部構造は、上述したような課題に鑑み創案されたものであり、排気浄化装置を覆うカバー部材の内部における熱ごもりを抑えることを目的の一つとする。 The rear structure of the rear engine vehicle of this case was devised in view of the above-mentioned problems, and one of the purposes is to suppress heat buildup inside the cover member covering the exhaust purification device.
ここで開示するリアエンジン車の後部構造は、リアエンジン車のエンジンルームの後端を閉塞する後方リッドと、前記エンジンルーム内の左右一方に配置された排気浄化装置と、前記エンジンルーム内の左右他方に配置されたラジエータファンと、前記排気浄化装置の周囲を覆い、その上壁面に形成された凹みと前記ラジエータファンを向く第一開口と前記凹みに形成された第二開口とを有するカバー部材と、前記リアエンジン車の左右一方の側面をなすとともに前記カバー部材と隙間をあけて配置された側方リッドと、前記カバー部材と前記側方リッドとの間で上下方向に立設され、前記凹みを伝って流れた風を下方へ導く導風板と、を備えたことを特徴としている。 The rear structure of the rear engine vehicle disclosed here includes a rear lid that closes the rear end of the engine room of the rear engine vehicle, exhaust purification devices arranged on either the left or right side of the engine room, and left and right sides of the engine room. A cover member having a radiator fan arranged on the other side, a recess formed on the upper wall surface of the exhaust purifying device, and a first opening facing the radiator fan and a second opening formed in the recess. A side lid that forms one of the left and right sides of the rear engine vehicle and is arranged with a gap from the cover member, and the side lid that is erected in the vertical direction between the cover member and the side lid. It is characterized by being equipped with a baffle plate that guides the wind flowing down the dent downward.
これにより、排気浄化装置を覆うカバー部材では、凹みの分だけ、このカバー部材の容積が小さくなるとともに、第二開口を通じて内部の熱が外部に排出されるため、内部に熱がこもりにくくなる。さらに、ラジエータファンから排出された風は後方リッドを伝ってカバー部材に到達するが、カバー部材と側方リッドとの間で上下方向に立設された導風板が、凹みを伝って流れた風を下方へ導くことにより、第二開口から排出された熱が下方へ流される。 As a result, in the cover member that covers the exhaust gas purification device, the volume of the cover member is reduced by the amount of the dent, and the heat inside is discharged to the outside through the second opening, so that the heat is less likely to be trapped inside. Further, the wind discharged from the radiator fan reaches the cover member through the rear lid, but the baffle plate erected in the vertical direction between the cover member and the side lid flows along the dent. By guiding the wind downward, the heat discharged from the second opening is flowed downward.
開示のリアエンジン車の後部構造によれば、排気浄化装置を覆うカバー部材の内部における熱ごもりを抑えることができる。 According to the rear structure of the rear engine vehicle of the disclosure, heat buildup inside the cover member covering the exhaust purification device can be suppressed.
図面を参照して、実施形態としてのリアエンジン車の後部構造について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。 The rear structure of the rear engine vehicle as an embodiment will be described with reference to the drawings. The embodiments shown below are merely examples, and there is no intention of excluding the application of various modifications and techniques not specified in the following embodiments.
[1.構成]
本実施形態に係るリアエンジン車の後部構造は、図1に示すリアエンジンバス1(リアエンジン車)に適用されている。リアエンジンバス1は、車体後部に設けられたエンジンルーム2内にエンジン3を搭載する大型バスである。本実施形態では、エンジン3がディーゼルエンジンである場合を例示する。
[1. Constitution]
The rear structure of the rear engine vehicle according to the present embodiment is applied to the rear engine bus 1 (rear engine vehicle) shown in FIG. The rear engine bus 1 is a large bus in which the engine 3 is mounted in the
エンジン3は、前後方向に延在する左右のサイドレール11,12の間に配置され、各サイドレール11,12によって支持される。サイドレール11,12の後端部には、左右方向(車幅方向)に延在するエンドメンバ13が結合される。
The engine 3 is arranged between the left and
エンジンルーム2は、左右のサイドレール11,12の外側に配置されたサイドパネル14,15と、エンドメンバ13の後方に配置されたエンドパネル(後方リッド)16と、エンドパネル16よりも前方に配置された前側パネル17とで囲まれた空間である。左のサイドパネル(側方リッド)14はリアエンジンバス1の左方の側面をなす部材であり、右のサイドパネル15はリアエンジンバス1の右方の側面をなす部材である。また、エンドパネル16は、リアエンジンバス1の後面をなすとともにエンジンルーム2を後方へ開放させるための開閉可能なフードである。なお、エンジンルーム2の上部は、図示しないパネル部材によって車室空間と仕切られている。また、エンジンルーム2の下部は、右のサイドレール12と右のサイドパネル15との間の領域を除いて、リアエンジンバス1の外部に開放されている。
The
エンジンルーム2内には、上述したエンジン3に加えて、エンジン3の冷却水を冷却するためのラジエータユニット4と、エンジン3の排気を浄化するための排気浄化装置5と、排気浄化装置5の周囲を覆うカバー部材6とが配設される。ラジエータユニット4及び排気浄化装置5は、相互間にエンジン3を挟んで、互いに左右方向に離隔して配置される。すなわち、ラジエータユニット4はエンジンルーム2の左右一方に配置され、排気浄化装置5はエンジンルーム2の左右他方に配置される。本実施形態では、ラジエータユニット4がエンジンルーム2の右方に配置される(排気浄化装置5がエンジンルーム2の左方に配置される)場合について説明する。
In the
ラジエータユニット4は、右のサイドレール12よりも右側(外側)に配置され、右のサイドレール12に結合された図示しないラジエータサポートによって支持される。ラジエータユニット4は、エンジン3の冷却水が内部を流通するラジエータ本体(熱交換器)4Aと、ラジエータ本体4Aに風を導くラジエータファン4Bとを有する。
The radiator unit 4 is arranged on the right side (outside) of the
ラジエータファン4Bは、ラジエータ本体4Aの後方においてエンドパネル16に正対するように配置されている。ラジエータファン4Bは、ラジエータ本体4Aの前方の空気を後方へと導く。すなわち、ラジエータファン4Bは、ラジエータ本体4Aを通過した風をエンドパネル16に向けて排出する。なお、ラジエータファン4Bに導かれる空気は、例えば、右のサイドパネル15に設けられた図示しない通気口を通じてエンジンルーム2内に流れ込む。
The
図2に示すように、排気浄化装置5は、左のサイドレール11よりも左側(外側)に配置され、左のサイドレール11及び前側パネル17に結合されたサポートアッシー18によって支持される。本実施形態の排気浄化装置5は、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを収容したDPFマフラー5Aと、排気中の窒素酸化物(NOx)を還元するための還元触媒を収容したSCRマフラー5Bとを有する。DPFマフラー5AとSCRマフラー5Bとは何れも、軸心(筒軸)が前後方向に沿う向きとなるように設けられている。なお、図2及び後述する図3,図4では、左のサイドパネル14とエンドパネル16とを省略している。
As shown in FIG. 2, the exhaust
DPFマフラー5Aは、SCRマフラー5Bの鉛直上方に配置される。すなわち、DPFマフラー5A及びSCRマフラー5Bは共にエンジンルーム2内の左方に配置されている。DPFマフラー5Aは、排気の流れ方向においてSCRマフラー5Bよりも上流に位置し、上流パイプ51を介してエンジン3のエキゾーストマニホールドと接続されている。本実施形態では、上流パイプ51がDPFマフラー5Aの上流端(後ろ側の端部)に接続され、左のサイドレール11の下方をエンジン3に向かってくぐるように延びた形状である場合を例示する。
The
SCRマフラー5Bは、中間パイプ52を介してDPFマフラー5Aと接続されている。本実施形態の中間パイプ52は、DPFマフラー5Aの下流端(前側の部分)とSCRマフラー5Bの上流端(前側の部分)とを接続するように上下方向に伸びた形状である。なお、SCRマフラー5Bの下流端(後ろ側の端部)には、テールパイプ53が接続される。
The
本実施形態のDPFマフラー5Aの下流端(前端部)には、尿素還元剤を噴射するドージングモジュール9が取り付けられている。ドージングモジュール9は、インジェクタに加えて、インジェクタに還元剤を供給するための配管や制御用の配線が接続される複数のコネクタを有し、DPFマフラー5Aから突出した形状である。ドージングモジュール9には、DPFマフラー5A内を流れる排気の熱が伝達される。
A
カバー部材6は、排気浄化装置5から放出される熱を遮りつつ、排気浄化装置5の周囲に風の通り道を作るためのものである。カバー部材6は、左のサイドパネル14と隙間をあけて配置される。図2及び図3に示すように、本実施形態のカバー部材6は、主にDPFマフラー5Aの周囲を覆う上側カバー6Aと、主にSCRマフラー5Bの周囲を覆う下側カバー6Bと、テールパイプ53の上側を覆う天井カバー6Cとを有する。なお、カバー部材6は、例えば板金で形成され、左のサイドレール11,エンドメンバ16,前側パネル17及びサポートアッシー18に複数のボルトで締結固定される。
The
上側カバー6Aは、サポートアッシー18の上方に配置される。上側カバー6Aは、DPFマフラー5Aの下側を除く周囲の全体を覆うような形状とされる。一方、図3に示すように、下側カバー6Bは、サポートアッシー18の下方に配置される。下側カバー6Bは、SCRマフラー5Bの左側を覆うような形状とされる。また、天井カバー6Cは、サポートアッシー18の後方であって、上側カバー6Aと下側カバー6Bとの間に配置される。なお、SCRマフラー5Bの下側は、カバー部材6で覆われておらず、外部に開放されている。このように、カバー部材6は、上側カバー6Aと下側カバー6Bとにより、下側が開放されたコ字断面を持つ形状とされている。
The
図3に示すように、上側カバー6Aは、DPFマフラー5Aよりも後方で右方を向いた第一開口6dと、上側カバー6Aの上壁面6eに形成された凹み6fと、凹み6fに形成された第二開口6iとを有する。なお、上側カバー6Aの上壁面6eは、カバー部材6の上壁面6eでもある。
As shown in FIG. 3, the
第一開口6dは、ラジエータファン4Bに向かって開いている。本実施形態の第一開口6dは、上側カバー6Aの後部に設けられており、エンドパネル16に隣接している。上側カバー6Aは、ラジエータファン4Bからエンドパネル16を伝って流れた風を第一開口6dから内部に取り入れる。このように、上側カバー6Aは、ラジエータファン4Bから排出された風を、DPFマフラー5Aの周囲において前方へ向けて流すダクトとして機能する。
The
凹み6fは、上壁面6eの一部を下方へ凹ませた部位である。本実施形態の凹み6fは、上側カバー6Aの前端部における左上の角部(車幅方向の外側の角部)に形成されている。凹み6fは、具体的には、左方(車幅方向の外側)に向かって下降傾斜した傾斜面6gと、斜面部6gから折れ曲がり、斜面部6gと上側カバー6Aの他の面との段差を埋めるように設けられた段差面6hとで構成されている。
The
第二開口6iは、ドージングモジュール9の熱を上側カバー6Aの外部に排出するための貫通孔である。本実施形態の第二開口6iは、その全体が凹み6fの傾斜面6gに形成されている。第二開口6iの具体的な位置及び形状は、ドージングモジュール9が第二開口6iを通じて上側カバー6Aの外部に露出するように、ドージングモジュール9の位置及び形状に応じて設定される。すなわち、上述の凹み6fの位置もドージングモジュール9の位置に応じて設定される。なお、ドージングモジュール9に接続された配管や配線は、第二開口6iを通じて上側カバー6Aの外部に引き出される。このように、第二開口6iは、カバー部材6の内部の熱を外部に排出する排熱口として機能する。
The
図3及び図4に示すように、本実施形態の下側カバー6Bは、その下縁部から左方(車幅方向の外側)に延設された下面パネル6jを有する。下面パネル6jは、前側パネル17の直後方からエンドメンバ13の直前方まで、まっすぐに延びている。下面パネル6jのうち、後述する導風板7よりも前方の部分には、複数の排気孔8(図3及び図4には一つのみに符号を付す)が形成されている。排気孔8は、エンジンルーム2内で凹み6fを伝って下方へ流れた風を車外へ排出するための貫通孔である。本実施形態では、楕円形状の排気孔8を例示する。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
さらに、図1,図3及び図4に示すように、左のサイドパネル14とカバー部材6との間の隙間には、凹み6fを伝って流れた風を下方へ導くための導風板7が配置される。本実施形態の導風板7は、前側パネル17に後方から正対する姿勢で上下方向に立設されている。また、図3に示すように、導風板7は、凹み6fの段差面6hと下面パネル6jとの間にわたって設けられる。好ましくは、導風板7は、カバー部材6及びサイドパネル14の双方に対して隙間なく配置される。このように、本実施形態では、前側パネル17,カバー部材6,導風板7,サイドパネル14により、風の通路となる構造(煙突構造)が形成されている。
Further, as shown in FIGS. 1, 3 and 4, in the gap between the
[2.作用]
図1に白抜き矢印で示すように、上述したリアエンジン車の後部構造では、ラジエータファン4Bから後方へ排出された風がエンドパネル16にぶつかり、エンドパネル16を伝って排気浄化装置5が位置する方向(本実施形態では左方)へ流れる。これに対し、排気浄化装置5の周囲を覆うカバー部材6には、ラジエータファン4Bを向く第一開口6dが設けられているため、エンドパネル16を伝って流れた風の一部は、第一開口6dからカバー部材6の内部に取り入れられる。
[2. Action]
As shown by the white arrows in FIG. 1, in the rear structure of the rear engine vehicle described above, the wind discharged rearward from the
図3に破線の白抜き矢印で示すように、第一開口6dからカバー部材6の内部に取り入れられた風は、DPFマフラー5A,中間パイプ52及びSCRマフラー5Bの周囲を流れることで、排気浄化装置5を冷却する。本実施形態では、下側カバー6Bの下側が外部に開放されているため、カバー部材6の内部を流れた風は、下側カバー6Bの下方から外部へと流出する。
As shown by the broken white arrow in FIG. 3, the wind taken into the inside of the
一方で、図3に実線の白抜き矢印で示すように、エンドパネル16を伝って流れた風の一部は、カバー部材6の外面に沿ってカバー部材6の外側を流れる。上側カバー6Aの上壁面6eを伝って前方へと流れた風は、凹み6fに到達すると、第二開口6iに配置されたドージングモジュール9に当たることでドージングモジュール9を冷却する。そして、この風は、第二開口6iから排出された熱と共に上述した煙突構造へと導入される。このように、凹み6fを伝って流れた風は、前側パネル17とカバー部材6と導風板7とサイドパネル14とによって囲まれた通路を下方へと流れた後、排気孔8を通じて外部へと排出される。
On the other hand, as shown by the solid white arrows in FIG. 3, a part of the wind flowing through the
[3.効果]
(1)上述したリアエンジン車の後部構造によれば、カバー部材6に凹み6fが設けられるため、凹み6fの分だけカバー部材6の容積を小さくすることができる。また、凹み6fには第二開口6iが形成されるため、第二開口6iを通じて、カバー部材6の内部の熱を外部に排出することができる。これらにより、カバー部材6の内部に熱をこもりにくくすることができる。
[3. effect]
(1) According to the rear structure of the rear engine vehicle described above, since the
また、上述したように、ラジエータファン4Bから排出された風は、エンドパネル16及びカバー部材6の上壁面6eを伝って凹み6fに到達した後、導風板7によって下方へと導かれる。このため、第二開口6iから排出された熱をこの風と共に下方へと流すことができる。これによっても、カバー部材6の内部に熱をこもりにくくすることができる。したがって、上述した後部構造によれば、カバー部材6の内部における熱ごもりを抑えることができる。
Further, as described above, the wind discharged from the
さらに、第一開口6dを通じてカバー部材6の内部に風が取り入れられるため、排気浄化装置5の周囲に積極的に風を流すことができる。これにより、排気浄化装置5の放射熱を抑えることができる。また、排気浄化装置5の放射熱がカバー部材6で受け止められるため、カバー部材6の外部への熱の放出を抑えることができる。したがって、上述した後部構造によれば、排気浄化装置5による熱害の発生を抑えることもできる。このため、DPFマフラー5Aに取り付けられるセンサや、サポートアッシー18に装着されるゴムブッシュや、エンドメンバ16に固定されるテールランプ(何れも図示略)をはじめとした熱の影響を受けやすい周辺部材を保護することができる。
Further, since the wind is taken into the inside of the
(2)第二開口6iにはドージングモジュール9が配置されるため、ドージングモジュール9の熱を第二開口6iから排出できるとともに、ラジエータファン4Bからの風がドージングモジュール9に当たることでドージングモジュール9を冷却することができる。これらにより、ドージングモジュール9の温度上昇を抑えることができる。
(2) Since the
(3)下側パネル6jに排気孔8が設けられているため、導風板7により下方に導かれた風を排気孔8から外部へと流出させることができる。これにより、凹み6fから下方へ向かう風の流れが促進されることから、第二開口6iを通じて排出された熱をより適切に流すことができる。よって、カバー部材6の内部における熱ごもりをより抑えることができる。
(3) Since the
(4)導風板7が段差面6hと下面パネル6jとの間にわたって設けられているため、傾斜面6gを伝って流れた風を下面パネル6jの排気孔8までより適切に導くことができる。これにより、凹み6fから下方へ向かう風の流れがより促進されることから、第二開口6iを通じて排出された熱をより適切に流すことができ、カバー部材6の内部における熱ごもりを更に抑えることができる。
(4) Since the
(5)ラジエータファン4Bからの風は、凹み6fにおいて段差面6hよりも傾斜面6gを伝って流れやすいため、第二開口6iの全体が傾斜面6gに形成される場合、第二開口6iの全体に風を当てやすくすることができる。したがって、第二開口6iが傾斜面6g及び段差面6hにわたって形成される場合や、第二開口6iの全体が段差面6hに形成される場合と比べて、第二開口6iから排出される熱を風と共により適切に下方へと流すことができる。よって、カバー部材6の内部における熱ごもりを更に抑えることができる。
(5) Since the wind from the
[4.変形例]
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
[4. Modification example]
Regardless of the above-described embodiment, it can be modified in various ways without departing from the purpose thereof. Each configuration of the present embodiment can be selected as needed, or may be combined as appropriate.
上述したカバー部材6の構成は一例である。カバー部材6に設けられる第一開口6dは、少なくともラジエータファン4Bを向き、エンドパネル16を伝って流れた風を取り入れることができればよく、その具体的な形状や位置は特に限定されない。また、凹み6fは、上壁面6eに形成されればよく、その形状は特に限定されない。同様に、第二開口6iは、凹み6fに形成されればよく、その形状は特に限定されない。なお、第二開口6iには、上述したドージングモジュール9以外の機器(例えばセンサ)が配置されてもよい。なお、排気孔8は省略されてもよい。
The configuration of the
また、上述した実施形態では、エンジンルーム2内の左方に排気浄化装置5が配置され、右方にラジエータファン4Bが配置される場合について説明したが、これとは逆に、エンジンルーム2内の右方に排気浄化装置5が配置され、左方にラジエータファン4Bが配置されてもよい。なお、この場合は、排気浄化装置5の周囲を覆うカバー部材に、左方を向く第一開口と、凹み及び第二開口とを形成するとともに、このカバー部材と右のサイドパネル15との間に導風板を立設すればよい。
Further, in the above-described embodiment, the case where the exhaust
また、本後部構造が適用される対象は、上述したリアエンジンバス1に限定されない。本後部構造は、例えば、エンジンルームが車体後部に設けられた建設機械にも同様に適用可能である。 Further, the object to which this rear structure is applied is not limited to the rear engine bus 1 described above. This rear structure can be similarly applied to, for example, a construction machine in which an engine room is provided at the rear of the vehicle body.
1 リアエンジンバス(リアエンジン車)
2 エンジンルーム
4B ラジエータファン
5 排気浄化装置
6 カバー部材
6d 第一開口
6e 上壁面
6f 凹み
6i 第二開口
7 導風板
14 サイドパネル(側方リッド)
16 エンドパネル(後方リッド)
1 Rear engine bus (rear engine car)
2
16 End panel (rear lid)
Claims (1)
前記エンジンルーム内の左右一方に配置された排気浄化装置と、
前記エンジンルーム内の左右他方に配置されたラジエータファンと、
前記排気浄化装置の周囲を覆い、その上壁面に形成された凹みと前記ラジエータファンを向く第一開口と前記凹みに形成された第二開口とを有するカバー部材と、
前記リアエンジン車の左右一方の側面をなすとともに前記カバー部材と隙間をあけて配置された側方リッドと、
前記カバー部材と前記側方リッドとの間で上下方向に立設され、前記凹みを伝って流れた風を下方へ導く導風板と、を備えた
ことを特徴とするリアエンジン車の後部構造。 A rear lid that closes the rear end of the engine room of a rear engine car,
Exhaust gas purification devices located on either the left or right side of the engine room,
Radiator fans located on the left and right sides of the engine room,
A cover member that covers the periphery of the exhaust gas purification device and has a recess formed on the upper wall surface thereof, a first opening facing the radiator fan, and a second opening formed in the recess.
A side lid that forms one of the left and right sides of the rear engine vehicle and is arranged with a gap from the cover member.
A rear structure of a rear engine vehicle, which is provided with a baffle plate which is erected vertically between the cover member and the lateral lid and guides the wind flowing through the recess downward. ..
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