JP2020146822A - ボルト挿入用治具及び接着剤塗布台 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークが有する複数のねじ穴に対するボルトの挿入を一括して行うことができるボルト挿入用治具を提供する。【解決手段】ボルト挿入用治具1の本体プレート2は、ワークWのねじ穴Wの位置に合せて、それぞれボルト7が挿入された状態で保持するため、ボルト7の頭部7aの直径より大となるボルト挿通穴6を複数有する。係止用プレート3は、本体プレート2の上方に配置され、連通孔8を介してボルト挿通穴6にボルト7が挿入される際にボルト7の頭部7aを係止する。作業者が取手5により係止用プレート3を本体プレート2に対し相対的に移動させることで、複数のボルト挿通穴6にそれぞれ保持されているボルト7をワークWのねじ穴Hに一括して落下させる。【選択図】図1
Description
本発明は、ワークが有する複数のねじ穴にそれぞれボルトを挿入するための治具,及びその治具と共に使用される接着剤塗布台に関する。
ワークが有する複数のねじ穴にそれぞれボルトを挿入して締め付けする作業は、作業者がボルトを手に取り、必要に応じて緩み止め用の接着剤を塗布した後、ワークのねじ穴に挿入してからドライバやレンチ等により締め付けを行う、という手順になる。そしてこの作業は、通常同じ品番の複数のワークに対して連続的に行われる。尚、本願について、提示すべき先行技術文献は特段見当たらなかった。
このような一連の手順を繰り返し行うこと、特にボルト1本1本ごとにワークのねじ穴に挿入する作業や1本1本のボルトに適切な量の接着剤を塗布する作業は、非常に手間が係り非効率的であった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワークが有する複数のねじ穴に対するボルトの挿入を一括して行うことができるボルト挿入用治具,及びその治具と共に使用される接着剤塗布台を提供することにある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワークが有する複数のねじ穴に対するボルトの挿入を一括して行うことができるボルト挿入用治具,及びその治具と共に使用される接着剤塗布台を提供することにある。
請求項1記載のボルト挿入用治具によれば、本体は、ワークのねじ穴の位置に合せて、それぞれボルトが挿入された状態で保持するため、ボルトの頭部の直径より大となるボルト挿通穴を複数有する。ボルト係止部材は、本体の上方に配置され、複数のボルト挿通穴にそれぞれ連通するように形成された複数の連通孔を有し、その連通孔を介してボルト挿通穴にボルトが挿入される際にボルトの頭部を係止する。そして、作業者が操作子によりボルト係止部材を本体に対し相対的に移動させることで、複数のボルト挿通穴にそれぞれ保持されているボルトをワークのねじ穴に一括して落下させる。
このように構成すれば、作業者が複数のボルトをワークのねじ穴に挿入する作業を一括して行うことができる。また、ボルト挿通穴の深さ寸法がボルトのねじ部の長さ寸法よりも短く設定されているので、作業者は、ボルト挿入用治具に複数のボルトを保持した状態で、ねじ部の先端部分に緩み止め用の接着剤を塗布することもできる。これにより、総じて作業効率を向上させることができる。
請求項2記載のボルト挿入用治具によれば、本体とボルト係止部材とは、初期状態で複数のボルト挿通穴とこれらにそれぞれ対応する連通孔との中心がずれた位置関係になることで、各ボルトの頭部をボルト挿通穴の縁部に係止させる。そして、ボルト係止部材が、各ボルト挿通穴と対応する連通孔との中心が一致する方向に移動することで、複数のボルト挿通穴にそれぞれ保持されているボルトを落下させる。これにより、簡単な構成で複数のボルトを係止させた状態からワークのねじ穴に落下させることができる。
請求項3記載のボルト挿入用治具によれば、ボルト係止部材は、本体とバネを介して結合され、ボルトの頭部を係止する方向に付勢されている。このように構成すれば、作業者が操作子によりボルト係止部材を反付勢方向に移動させると、係止状態が解消されてボルトがワークのねじ穴に落下する。そして、作業者が操作子を開放すればボルト係止部材が付勢されて、ボルトをボルト挿通穴に係止する状態に戻る。
請求項4記載のボルト挿入用治具によれば、複数のボルト挿通穴が円周上に配置されているので、ねじ穴が円周上に配置されているワークに適用できる。
請求項4記載のボルト挿入用治具によれば、複数のボルト挿通穴が円周上に配置されているので、ねじ穴が円周上に配置されているワークに適用できる。
請求項5記載のボルト挿入用治具によれば、本体は、ワークの複数のねじ穴を有する面側に形成されている複数の凸部又は凹部の位置に合せて、その凸部又は凹部に嵌合させる複数の位置決め部を備える。これにより、両者を嵌合させることで、ワークのねじ穴とボルト挿入用治具のボルト挿通穴との位置合わせを簡単に行うことができる。
請求項6記載のボルト挿入用治具によれば、複数の位置決め部を本体の外周部に形成するので、作業者は、上方から視認し易い状態でワークとボルト挿入用治具との位置合わせを行うことができる。
請求項7記載のボルト挿入用治具によれば、複数の位置決め部を、本体の外周部から中心方向に凹んだ凹部とするので、ワークが凸部を有している場合、その凸部に治具側の凹部を係合させて位置合わせを行うことができる。
請求項8記載のボルト挿入用治具によれば、本体の位置決め部としての凹部を、複数のボルト挿通穴の間に位置するように形成するので、ワークが対応する位置に凸部を有している場合、ボルト挿入用治具の外形を小型に構成できる。
請求項9記載のボルト挿入用治具によれば、ボルト係止部材にも、本体の凹部の位置及び形状に合せた凹部を形成するので、作業者は、ボルト係止部材に視界を遮られることなく、ワークとボルト挿入用治具との位置合わせを行うことができる。
請求項10記載の接着剤塗布台は、請求項1から9の何れか一項に記載のボルト挿入用治具と共に使用されるもので、複数のボルト挿通穴の位置に対応して形成され、締め付け後のボルトの緩み止めに使用される接着剤が満たされる接着剤収容部を備える。すなわち、作業者は、複数のボルトをボルト挿入用治具に保持した状態で当該治具を接着剤塗布台に載置すれば、ボルトの先端部分を接着剤収容部内の接着剤に浸漬させることができる。これにより、複数のボルトに対する接着剤の塗布を一括して行うことができ、作業効率を向上させることができる。
請求項11記載の接着剤塗布台によれば、ボルト挿入用治具の本体に形成されている凸部又は凹部の位置に合せて、その凸部又は凹部に嵌合させる位置決め部を備えるので、作業者は、ボルト挿入用治具と接着剤塗布台との位置合わせを簡単に行うことができる。
請求項12記載の接着剤塗布台によれば、ボルト挿入用治具の凸部又は凹部が本体の中央部に形成され、複数のボルト挿通穴及び連通孔が中央部の外周側となる円周上に配置されている際に、接着剤収容部は位置決め部の外周側を囲む円周状に形成される。このように構成すれば、ボルト挿入用治具を接着剤塗布台に載置する際に、両者の中央部において位置決めが行われる。そして、ボルト挿入用治具の下面側より下方に突出しているボルトの先端部分は、両者の中央部の外周側において接着剤収容部内の接着剤に浸漬される。したがって、ボルト挿入用治具の不要な部分に接着剤が付着することを極力回避できる。
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態のボルト挿入用治具1は、例えば減速機などである外形が円形であるワークWが有している複数のねじ穴Hに、それぞれボルトを挿入するために使用される。図1及び図2等に示すように、ボルト挿入用治具1は、本体プレート2,係止用プレート3,シャフト4及び取手5等を備えている。シャフト4及び取手5は、操作子に相当する。
図4等に示すように、円形で厚板状の本体プレート2には、ワークWが有している複数例えば16個のねじ穴Hの位置に合せて、16個のボルト挿通穴6が形成されている。ボルト挿通穴6の直径は、ボルト7の頭部7aの直径より大きく設定されている。図2に示すように、ボルト挿通穴6の深さ寸法,同図における左右方向寸法は、ボルト7のねじ部7bの長さ寸法よりも短く設定されている。
円形で薄板状の係止用プレート3は、本体プレート2の上方に配置され、本体プレート2のボルト挿通穴6の位置に合せて16個の連通孔8が形成されている。連通孔8の直径はボルト挿通穴6の直径以上であり、連通孔8の深さ寸法は、ボルト7の頭部7aの高さより若干長く設定されている。すなわち、連通孔8は、ボルト挿通穴6に連通する孔である。
シャフト4は、係止用プレート3及び本体プレート2の中央部を貫通し、本体プレート2の底部側で止め輪9が取り付けられている。シャフト4は、係止用プレート3に固着されており、本体プレート2により回動可能に支持されている。本体プレート2の下面側には、シャフト4の取付部の外周側を囲む円環状の壁を形成してなる円環部20が形成されている。円環部20は凸部に相当する。取手5は、厚みのある概ね五角形状であり、シャフト4が係止用プレート3より突出している部分を覆うように取り付けられている。
シャフト4は、捩じりバネ10のバネ中空部を貫通した状態で取り付けられている。捩じりバネ10の直線部分を含む一端側は本体プレート2のばね係止部17に係止され、直線状に伸びる同他端10Lは、係止用プレート3の溝部12に係止されている。ばね係止部17は、円環部17C及び直線部17Lからなる。これにより、係止用プレート3は、シャフト4を中心として例えば反時計回り方向に付勢されている。また、係止用プレート3には長穴13が形成されており、その長穴13を介してノックピン14が本体プレート2に固定されている。これによりノックピン14がストッパとなり、係止用プレート3の回動範囲が規制されている。
図5及び図6に示すように、係止用プレート3がバネ10により付勢された状態では、本体プレート2のボルト挿通穴6の位置と係止用プレート3の連通孔8の位置とには、若干のずれが生じている。そのため、上方から見ると、ボルト挿通穴6の縁部が視認できる状態になっている。この状態で連通孔8及びボルト挿通穴6にボルト7を挿通すると、両者の中心位置のずれにより頭部7aがボルト挿通穴6の縁部に係止されるので、ボルト7は落下せず、ボルト挿入用治具1に保持された状態となる。係止用プレート3はボルト係止部材に相当する。
そして、作業者が取手5を把持して時計回り方向に回動させると、図7に示すように、ボルト挿通穴6の位置と連通孔8の位置とが一致するようになり、頭部7aの係止状態が解消されてボルト7は下方に落下する。図8A,図8Bは、それぞれ図6,図7に示す状態をモデル的な縦断側面図で示している。
また、図1や図12等に示すように、ワークWは、円周上に等間隔で並ぶ16個のねじ穴Hの間の4箇所,つまり円弧角90度毎にもねじ穴Hが形成されているが、その4つのねじ穴Hには、予めボルト7がねじ止めされている。その状態で、4つのボルト7の頭部7aを、ボルト挿入用治具1との位置合わせに用いる。これら4つの頭部7aは、凸部に相当する。
本体プレート2には、4つの頭部7aの位置に合せて、円弧角90度毎に外周側より中心方向に切り欠いた形状の凹部15が形成されている。係止用プレート3にも同様に、円弧角90度毎に外周側より中心方向に切り欠いた形状の凹部16が形成されている。作業者は、ボルト挿入用治具1をワークWに載置する際に、本体プレート2の凹部15を、4つの頭部7aに嵌合させることで両者の位置を合せる。凹部15は位置決め部に相当する。
図9は、締め付け後のボルト7の緩み止めに使用される嫌気性の接着剤を、ボルト7のねじ部7bに塗布するために使用される接着剤塗布台21を示す。接着剤塗布台21は、外径がボルト挿入用治具1よりも若干長い円環状のプレートである。中央部分には嵌合穴22が形成されて中空となっている。嵌合穴22の外周側には、円環状の溝23が形成されている。接着剤収容部に相当する溝23は、ボルト挿入用治具1のボルト挿通穴6の位置に合せて形成されている。
図10にモデル的に示すように、溝23には接着剤24が注入される。そして、ボルト7が挿入されて保持された状態のボルト挿入用治具1を、上方から接着剤塗布台21に載置すると、嵌合穴22にボルト挿入用治具1の円環部20が嵌合することで、両者の位置決めが行われる。その状態において、ボルト7のねじ部7bの先端部分が溝23内の接着剤24に浸されるので、接着剤24が一括して塗布される。円環部20は位置決め部に相当する。
次に、本実施形態の作用について図11から図15を参照して説明する。先ず、図11に示すように、ボルト挿入用治具1を作業台等に載置した状態で、作業者は、各連通孔8及びボルト挿通穴6にボルト7を挿入する。図12は、全ての連通孔8及びボルト挿通穴6にボルト7が挿入された状態を示す。次に、作業者は、図10に示したように取手5を把持してボルト挿入用治具1を上方から接着剤塗布台21に載置し、ボルト7のねじ部7bに接着剤24を一括して塗布する。
それから、作業者は、図13に示すように、ボルト挿入用治具1を上方からワークWに載置する。その際には上述したように、本体プレート2の凹部15を、予めボルト7が締め付けられている4つの頭部7aに嵌合させることで両者の位置を合せる。図14は、その状態の側面図である。そして、作業者が取手5を時計回り方向に回動させると、各ボルト7の係止状態が解消されて、ボルト7が治具1から下方に落下して、ワークWのねじ穴Hに挿入される。そして、作業者がドライバ等により各ボルト7を締め付けると、図15に示す状態となる。
以上のように本実施形態によれば、ボルト挿入用治具1の本体プレート2は、ワークWのねじ穴Wの位置に合せて、それぞれボルト7が挿入された状態で保持するため、ボルト7の頭部7aの直径より大となるボルト挿通穴6を複数有する。係止用プレート3は、本体プレート2の上方に配置され、連通孔8を介してボルト挿通穴6にボルト7が挿入される際にボルト7の頭部7aを係止する。そして、作業者が取手5により係止用プレート3を本体プレート2に対し相対的に移動させることで、複数のボルト挿通穴6にそれぞれ保持されているボルト7をワークWのねじ穴Hに一括して落下させる。
このように構成すれば、作業者が複数のボルト7をワークWのねじ穴Hに挿入する作業を一括して行うことができる。また、作業者は、ボルト挿入用治具1に複数のボルト7を保持した状態で、ねじ部7bの先端部分に接着剤を塗布することもできる。これにより、総じて作業効率を向上させることができる。
また、本体プレート2と係止用プレート3とは、初期状態で各ボルト挿通穴6と対応する連通孔8との中心がずれた位置関係になることで、各ボルト7の頭部7aをボルト挿通穴6の縁部に係止させる。そして、係止用プレート3が、各ボルト挿通穴6と対応する連通孔8との中心が一致する方向に移動することで、各ボルト挿通穴6にそれぞれ保持されているボルト7を落下させる。これにより、簡単な構成で複数のボルト7を係止させた状態からワークWのねじ穴Nに落下させることができる。
また、係止用プレート3は、本体プレート2と捩じりバネ10を介して結合され、ボルト7の頭部7aを係止する方向に付勢されているので、作業者が取手5により係止用プレート3を反付勢方向に移動させると、係止状態が解消されてボルト7がワークWのねじ穴Hに落下する。そして、作業者が取手5を開放すれば係止用プレート3が付勢されて、ボルト7をボルト挿通穴6に係止する状態に戻る。
また、本体プレート2は、ワークWのねじ穴Hを有する面側に形成されている4つのボルト7の頭部7aの位置に合せて、その頭部7aに嵌合させるため、本体プレート2の外周部から中心方向に凹んだ4つの凹部15を備える。これにより、両者を嵌合させることで、ワークWのねじ穴Hとボルト挿通穴6との位置合わせを簡単に行うことができる。この場合、凹部15を本体プレート2の外周部に形成するので、作業者は、上方から視認し易い状態でワークWとボルト挿入用治具1との位置合わせを行うことができる。
更に、凹部15を、複数のボルト挿通穴6の間に位置するように形成するので、ワークWが対応する位置に位置決め用としてボルト7の頭部7aを有している場合、ボルト挿入用治具1の外形を小型に構成できる。また、係止用プレート3にも、本体プレート2の凹部15の位置及び形状に合せた凹部16を形成するので、作業者は、係止用プレート3に視界を遮られることなく、ワークWとボルト挿入用治具1との位置合わせを行うことができる。
また、本実施形態の接着剤塗布台21は、複数のボルト挿通穴6の位置に対応して形成され、接着剤が満たされる溝23を備える。これにより、作業者は、複数のボルト7をボルト挿入用治具1に保持した状態で、ねじ部7bの先端部分を溝部23内の接着剤4に浸漬させることで、複数のボルト7に対する接着剤24の塗布を一括して行うことができる。したがって、作業効率を向上させることができる。
そして、接着剤塗布台21は、ボルト挿入用治具1の本体プレート2に形成されている円環部20の位置に合せて、その円環部20に嵌合させる凹部22を備えるので、作業者は、ボルト挿入用治具1と接着剤塗布台21との位置合わせを簡単に行うことができる。
加えて溝23を、ボルト挿入用治具1と接着剤塗布台21との位置決めが行われる中央部の外周側に、複数のボルト7が円周上に並んでいる位置に合せて円周状に形成した。これにより、ボルト挿入用治具1を接着剤塗布台21に載置する際に、両者の中央部において位置決めが行われ、治具1の下面側より下方に突出しているボルト7の先端部分には、その外周側に位置する溝23内の接着剤に浸漬される。したがって、ボルト挿入用治具1の不要な部分に接着剤24が付着することを極力回避できる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
ボルト挿入用治具の外形は円形である必要は無く、ワークの形状に合わせて適宜形成すれば良い。例えば矩形状や直線状であっても良い。
ボルト係止部材と本体とを結合するバネは、捩じりバネ10に限らない。また、バネによる結合は、必要に応じて行えば良い。
ボルト挿入用治具の外形は円形である必要は無く、ワークの形状に合わせて適宜形成すれば良い。例えば矩形状や直線状であっても良い。
ボルト係止部材と本体とを結合するバネは、捩じりバネ10に限らない。また、バネによる結合は、必要に応じて行えば良い。
ワークWの凸部はボルト7の頭部7aである必要は無く、ワークWと一体に形成された凸部でも良い。また、ボルト挿入用治具1とワークWとの凹部,凸部の関係は、逆であっても良い。
ワークWの凸部の位置に応じて、例えばボルト挿入用治具1の底面側に凹部を形成しても良い。
接着剤塗布台21の嵌合穴22に替えて、凹部を形成しても良い。
ボルト挿入用治具1と接着剤塗布台21との凹凸の関係も、逆であっても良い。
ワークWの凸部の位置に応じて、例えばボルト挿入用治具1の底面側に凹部を形成しても良い。
接着剤塗布台21の嵌合穴22に替えて、凹部を形成しても良い。
ボルト挿入用治具1と接着剤塗布台21との凹凸の関係も、逆であっても良い。
図面中、1はボルト挿入用治具、2は本体プレート、3は係止用プレート、4はシャフト、5は取手、6はボルト挿通穴、7はボルト、7aは頭部、7bはねじ部、8は連通孔、10は捩じりバネ、15及び16は凹部、21は接着剤塗布台、22は嵌合穴、23は溝、24接着剤を示す。
Claims (12)
- 複数のねじ穴を有するワークの上方に位置した状態で、前記ねじ穴にそれぞれボルトを挿入するための治具であって、
前記ワークのねじ穴の位置に合せて、それぞれボルトが挿入された状態で保持するため、直径が前記ボルトの頭部の直径より大であり、深さ寸法が前記ボルトのねじ部の長さ寸法よりも短いボルト挿通穴を複数有する本体と、
この本体の上方に配置され、前記複数のボルト挿通穴にそれぞれ連通するように形成された複数の連通孔を有し、その連通孔を介して前記ボルト挿通穴にボルトが挿入される際に当該ボルトの頭部を係止するボルト係止部材と、
このボルト係止部材を前記本体に対し相対的に移動させて、複数のボルト挿通穴にそれぞれ保持されているボルトを、前記ワークのねじ穴に一括して落下させるための操作子とを備えるボルト挿入用治具。 - 前記本体と前記ボルト係止部材とは、初期状態で前記複数のボルト挿通穴とこれらにそれぞれ対応する連通孔との中心がずれた位置関係になることで、各ボルトの頭部をボルト挿通穴の縁部に係止させ、
前記ボルト係止部材は、前記複数のボルト挿通穴とこれらにそれぞれ対応する連通孔との中心が一致する方向に移動することで、複数のボルト挿通穴にそれぞれ保持されているボルトを落下させる請求項1記載のボルト挿入用治具。 - 前記ボルト係止部材は、前記本体とバネにより結合され、前記ボルトの頭部を係止する方向に付勢されている請求項1又は2記載のボルト挿入用治具。
- 前記複数のボルト挿通穴及び連通孔は、円周上に配置されている請求項1から3の何れか一項に記載のボルト挿入用治具。
- 前記本体は、前記ワークの複数のねじ穴を有する面側に形成されている複数の凸部又は凹部の位置に合せて、前記凸部又は凹部に嵌合させる複数の位置決め部を備えている請求項1から4の何れか一項に記載のボルト挿入用治具。
- 前記複数の位置決め部は、前記本体の外周部に形成されている請求項4を引用する請求項5記載のボルト挿入用治具。
- 前記複数の位置決め部は、前記本体の外周部から中心方向に凹んだ凹部である請求項6記載のボルト挿入用治具。
- 前記凹部は、複数のボルト挿通穴の間に位置するように形成されている請求項7記載のボルト挿入用治具。
- 前記ボルト係止部材は、前記凹部の位置及び形状に合せた凹部が形成されている請求項7又は8記載のボルト挿入用治具。
- 請求項1から9の何れか一項に記載のボルト挿入用治具と共に使用されるもので、
前記複数のボルト挿通穴の位置に対応して形成され、締め付け後のボルトの緩み止めに使用される接着剤が注入される接着剤収容部を備える接着剤塗布台。 - 前記ボルト挿入用治具の本体に形成されている凸部又は凹部の位置に合せて、前記凸部又は凹部に嵌合させる位置決め部を備えている請求項10記載の接着剤塗布台。
- 前記ボルト挿入用治具の凸部又は凹部が前記本体の中央部に形成されており、前記複数のボルト挿通穴及び連通孔が前記中央部の外周側となる円周上に配置されている際に、
前記接着剤収容部は、前記位置決め部の外周側を囲む円周状に形成されている請求項11記載の接着剤塗布台。
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