図1は、例示的なクリーニングシステム100の斜視図である。図示したクリーニングシステム100は、クリーニング装置102と、ねじ付きコネクタポート104とを備える。このクリーニング装置102は、使い捨て式発泡体プラットフォーム(詳細については後述する)を含む。使い捨て式発泡体プラットフォームの例示的なテクスチャは、ドットシェーディング(ドットでの影付け)により描かれている。使い捨て式発泡体プラットフォーム及び/または発泡体材料による他の実施形態では、ドットシェーディングで描く必要がないことを理解されたい。ねじ付きコネクタポート104は、栄養チューブ106に接続されている。ねじ付きコネクタポート104はまた、1または複数のねじ付きコネクタポートキャップ108a及び108bを含む。ねじ付きコネクタポートキャップ108a及び108bは、滑らかな外面を有するか(例えば、108b)、または、滑り止めの刻みが付けられた要素及び/または他の把持要素を含む凸凹状の外面を有する(例えば、108a)。本明細書で説明するときは、ねじ付きコネクタポートキャップ108a及び108bは、総称するときは符号108で示す。各ねじ付きコネクタポートキャップ108は、上面110a及び110b(以降、総称するときは符号118で示す)を有する。ねじ付きコネクタポートは、1または複数のリングコネクタ112a、112b(以降、総称するときは符号112で示す)を有する。リングコネクタ112は、ねじ付きコネクタポートキャップ108が、ねじ付きコネクタポート104の周りを周方向に回動または回転することを可能にする。これにより、臨床医または患者がアクセスしやすくするために、ねじ付きコネクタポートキャップ108を移動または位置決めすることが容易となる。さらに、リングコネクタ112により、ねじ付きコネクタポートキャップ108はねじ付きコネクタポート104に保持される。ねじ付きコネクタポートキャップ108は、ねじ付きコネクタポート104及びねじ付きコネクタポートキャップ108の両方に結合される別の適切なコネクタを用いて、ねじ付きコネクタポート104に取り付けてもよいことを理解されたい。加えて、ねじ付きコネクタポートキャップ108は、ねじ付きコネクタポート104に取り付けなくてもよい。ねじ付きコネクタポート104は、様々な種類の医療チューブに接続することができ、ここでは、栄養チューブ106が一例として示されている。
図2Aは、本開示の例示的な実施形態による、クリーニング装置102の例示的な把持体200及び位置合わせペグ202の側面図である。把持体200は、第1の端部204及び第2の端部206を有する。一対のグリップアーム208が、把持体200の第1の端部204から上向きに延出している。この一対のグリップアーム208は、クリーニング装置102の把持性及び操作性を向上させるために、その表面に凹凸が形成されるか、または追加的な把持部材(図示せず)を含み得る。また、一対のクリーニングアーム210が、把持体200の第2の端部206から下向きに延出している。把持体200、一対のクリーニングアーム210、及び一対のグリップアーム208は、フレキシブル材料(例えば、ポリエチレン)から作製され得る。例えば、把持体200、一対のクリーニングアーム210、及び一対のグリップアーム208は、単一の金型を用いて互いに同一の材料から作製してもよいし、または複数の金型を用いて互いに異なる材料から作製してもよい。上記構造体は、例えば、ポリエチレン、シリコーン、熱可塑性プラスチックなどの1または複数の材料を含み得、また、ラテックスフリーであり得る。加えて、一対のグリップアーム208は、一対のクリーニングアーム210とは異なる材料から作製され得る。例えば、一対のクリーニングアーム210は、例えばステンレス鋼などの金属から作製され得る。一対のクリーニングアーム210は、把持体200内に配置された枢軸ピン212によって、一対のグリップアーム208に枢動可能に連結されている。例示的な実施形態では、一対のクリーニングアーム210、及び一対のグリップアーム208は、枢支点で互いに連結された一体的な部品として成形され得る。例示的な実施形態では、一対のクリーニングアーム210、及び一対のグリップアーム208は、枢支点において、ばね張力が加えられた状態で互いに連結される。例えば、一対のクリーニングアーム210は、ばね(図示しない)を形成するべく枢支点にらせん状に巻かれ、かつ一対のグリップアーム208に連続する金属ワイヤから作製され得る。金属ワイヤにおける一対のグリップアーム208に連続する部分は、臨床医による把持をより容易かつより快適にするために柔らかい材料で被覆され得る。
把持体200は、その第1の端部204から第2の端部206まで延びる長手方向軸260を有する。位置合わせペグ202は、把持体200の長手方向軸260と軸方向に整列されており、把持体200の第2の端部206に結合されている。位置合わせペグ202は、把持体200とは異なる材料から成形されたプラスチック体であってもよく、その場合は、接着剤、または把持体200と動作可能に結合させることができる他の適切な固定手段を用いて把持体200に固定される。また、位置合わせペグ202は、把持体200を構成する部品の一部として成形してもよい。位置合わせペグ202は、外径(DA)214及び長さ(LA)216を有する。位置合わせペグ202の長さ(LA)216は、臨床医が発泡体プラットフォーム(後述する)をねじ付きコネクタポート104と整列させることができるように、一対のクリーニングアーム210を越えて延びている。位置合わせペグ202の長さがクリーニングアーム210の長さよりも大幅に短いと、臨床医がねじ付きコネクタポート104内でクリーニング装置102を位置合わせするのがより困難になることを理解されたい。しかしながら、例示的な実施形態では、位置合わせペグ202の長さ(LA)216が、クリーニングアーム210の長さよりも短くてもよい。例示的な実施形態では、中空の位置合わせチューブが使用され得る。
図2Bは、本開示の例示的な実施形態による、例示的な使い捨て式発泡体プラットフォーム218の斜視図である。図2Cは、図2Bを2C−2C線に沿って切断した、使い捨て式発泡体プラットフォーム218の断面図である。図2Bに示すように、使い捨て式発泡体プラットフォーム218は、管状中空部分220、結合端部222、及びクリーニング端部224を有する。使い捨て式発泡体プラットフォーム218はまた、一対のクリーニングアーム210を受容できるように構成された一対のキャビティ226を有する。例示的な実施形態では、把持体200は、使い捨て式発泡体プラットフォーム218のより大きな一対のキャビティまたは複数対のキャビティにより受容される複数対のクリーニングアームを含み得る。例えば、一対のキャビティ226は、複数対のクリーニングアームを受容できるように構成され得る。使い捨て式発泡体プラットフォーム218はまた、複数対のクリーニングアームをそれぞれ受容できるように構成された、複数対のキャビティを有し得る。使い捨て式発泡体プラットフォーム218は、様々な材料、例えば、ポリエーテルフォーム、ポリエステルフォーム、エサフォーム、ボラーラ、連続気泡フォーム、独立気泡スポンジゴム、連続気泡スポンジゴム、セルロース、スクラバーフォーム、スポンジ、ヘチマスポンジ材料、または適切なレベルのフレキシブルさ、硬さ、及び吸収性を提供する任意の適切な材料などから作製され得る。
図2Dは、図1を2D−2D線に沿って切断した断面図であり、本開示の例示的な実施形態に係る例示的な使い捨て式発泡体プラットフォーム218を示す。図2Dに示すように、クリーニングシステム100は、クリーニング装置102と、ねじ付きコネクタポート104とを備える。使い捨て式発泡体プラットフォーム218が、把持体200の第2の端部206に結合されている。図2Dに示すように、位置合わせペグ202は、ねじ付きコネクタポート104を貫通するボアチャンネル230の内径(DB)228よりも小さい外径(DA)214を有する。ボアチャンネル230は、外面232を有する。ねじ付きコネクタポート104は、複数の雌ねじ234を有する。例示的な実施形態では、クリーニング装置102は、把持体200の第2の端部206に恒久的に結合される発泡体プラットフォームを含み得る。この場合、発泡体プラットフォームは、長期間の使用(例えば、複数回のクリーニング)に適した材料から構成され得る。
図2Eは、図1を2D−2D線に沿って切断した断面図であり、本開示の例示的な実施形態に係る例示的な使い捨て式発泡体プラットフォーム218を示す。図2Eに示すように、把持体200の一対のクリーニングアーム210は、一対のグリップアーム208に対して把持体200の長手方向軸に向かう内向きの圧力270を加えることにより、互いに離間させることができる。圧力270は、枢軸ピン212を介して伝達され、一対のクリーニングアーム210を互いに離間させる。一対のクリーニングアーム210及び一対のグリップアーム208は、上述したように、一対のエキスパンションプライヤ(expansion pliers)のように相互作用し、一対のクリーニングアーム210は、一対のグリップアーム208に加えられた内向きの圧力に応答して互いに離間することを理解されたい。しかしながら、一対のクリーニングアーム210及び一対のグリップアーム208は、一対の従来のプライヤ(plier)のように相互作用し、一対のクリーニングアーム210は、一対のグリップアーム208に加えられた内向きの圧力に応答して互いに接近するように構成してもよい。いずれの場合でも、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104内の所定の面(例えば、ボアチャンネル230の外面232及び複数の雌ねじ234)を清掃するために、一対のクリーニングアーム210を内向きまたは外向きに変位させることができる。クリーニング装置102は、位置合わせペグ202をねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230内に挿入することにより、ねじ付きコネクタポート104に対して位置合わせされる。
図2Eに示すように、使い捨て式発泡体プラットフォーム218のクリーニング端部224は、位置合わせペグ202をねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230内に挿入し、把持体200をその長手方向軸を中心にしてねじ付きコネクタポート104に対して回転させたときに、ねじ付きコネクタポート104の複数の雌ねじ234を清掃することができるように構成されている。使い捨て式発泡体プラットフォーム218のクリーニング端部224はまた、位置合わせペグ202をねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230内に挿入したときに、ボアチャンネル230の外面232を清掃することができるように構成されている。臨床医は、ねじ付きコネクタポート104内の全ての清掃対象の表面を確実に清掃するために、必要に応じて一対のグリップアーム208に圧力270を加えることができる。例示的な実施形態では、位置合わせペグ202は、その表面に凹凸が形成されるか、または、その表面がねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230を清掃するのに適切な材料で被覆され得る。加えて、位置合わせペグ202は、ボアチャンネル230の外面232の周りに嵌合することができるように構成された中空チューブであり得る。また、中空チューブは、その内面に凹凸が形成されるか、またはその内面が適切なクリーニング材料で被覆され、ボアチャンネル230の外面232を清掃することができるように構成されている。例示的な実施形態では、クリーニング装置102は、位置合わせペグ202と、ボアチャンネル230の外面232の周りに嵌合することができるように構成された中空チューブとの両方を含み得る。例えば、位置合わせペグ202及び中空チューブの両方によって、臨床医が、クリーニング装置102をねじ付きコネクタポート104に対して位置合わせするのを助けることができる。
図2Fは、本開示の例示的な実施形態に係る例示的なクリーニング装置102の斜視図である。図2Fに示すように、把持体200は、把持体200から使い捨て式発泡体プラットフォーム218を脱離させるのを助けるように構成された少なくとも2つのスカラップ部(二枚貝の貝殻状部)236を有する。例えば、把持体200の少なくとも2つのスカラップ部(scallop)236は、臨床医の親指及び他の指が使い捨て式発泡体プラットフォーム218の縁部を掴むことを可能にし、有利なことに、使い捨て式発泡体プラットフォーム218を取り外すための良好なてこの作用及び把持性を臨床医に提供する。したがって、有利なことに、臨床医は、別個の器具を使用することなく、自分の手で使い捨て式発泡体プラットフォーム218を取り外すことができる。さらに、例示的な実施形態では、使い捨て式発泡体プラットフォーム218は、臨床医が使い捨て式発泡体プラットフォーム218を取り外すのを助けるように構成された構造的要素を含み得る。例えば、使い捨て式発泡体プラットフォーム218は、凹凸、突起、刻み目、または、使い捨て式発泡体プラットフォーム218の取り外しを助けるように構成された他の把持部材を含み得る。使い捨て式発泡体プラットフォーム218の取り外しを助けるように構成された構造的要素は、使い捨て式発泡体プラットフォーム218と同一の材料から作製してもよいし、使い捨て式発泡体プラットフォーム218とは異なる材料から作製し、接着剤または使い捨て式発泡体プラットフォーム218と動作可能に結合させることができる他の適切な固定手段を用いて使い捨て式発泡体プラットフォーム218に固定してもよいことを理解されたい。
図3は、本開示の例示的な実施形態に係る例示的なクリーニングアセンブリ300の斜視図である。図3に示すように、クリーニングアセンブリ300は、発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302を含む。発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302は、前側面304と、後側面306とを有する。前側面304は、複数の結合端部開口部308を有する。後側面306は、複数のクリーニング端部開口部310を有する。複数の結合端部開口部308は、複数のクリーニング端部開口部310と軸方向に整列されている。これらの複数の開口部(308、310)は、使い捨て式発泡体プラットフォーム218を受容することができるように構成されている。例えば、これらの複数の開口部は、圧縮状態にある使い捨て式発泡体プラットフォーム218を保持することができるようなサイズを有し得る。または、これらの複数の開口部は、使い捨て式発泡体プラットフォーム218を、臨床医によって取り外されるまで、発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302に確実に保持することができる別の固定または締結手段を使用することができる。例示的な実施形態では、発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302の後側面306は、クリーニング端部開口部310を有していない。または、発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302は、クリーニング端部開口部310を覆うキャップまたは蓋(図示しない)を有し得る。キャップまたは蓋は、発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302に恒久的に結合され得る。また、キャップまたは蓋は、使い捨て式発泡体プラットフォーム218のクリーニング端部224へのアクセスを可能にするために、開くかまたは取り外すことができるように構成され得る。例えば、使い捨て式発泡体プラットフォーム218のクリーニング端部224は、外部環境から遮断されるように、発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302の内側に位置される。
クリーニング装置102及び発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302は、互いに協働して、発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302からクリーニング装置102に使い捨て式発泡体プラットフォーム218をディスペンスすることができるように構成され得る。クリーニング装置102の把持体200は、複数の結合端部開口部308のうちの1つと軸方向に整列させ、把持体200の第2の端部206を使い捨て式発泡体プラットフォーム218の結合端部222に対して押圧することにより、結合端部222の一対のキャビティ226と係合させることができる。これにより、使い捨て式発泡体プラットフォーム218は、把持体200の第2の端部206に結合される。発泡体プラットフォームディスペンサハウジング302は、臨床医が、自分の手で使い捨て式発泡体プラットフォーム218に触ることなく、新しい使い捨て式発泡体プラットフォーム218を把持体200に取り付けることを可能にし、これにより、新しい使い捨て式発泡体プラットフォーム218が汚染されるリスクを軽減できることを理解されたい。適切な接着剤または結合機構を使用して、使い捨て式発泡体プラットフォーム218は把持体200に動作可能に結合される。例えば、使い捨て式発泡体プラットフォーム218は、その結合端部222に対して臨床医が把持体200を押圧したときに把持体200と結合することができる予め塗布された接着剤を有し得る。さらに、把持体200は、使い捨て式発泡体プラットフォーム218が把持体200上でスライドすることを可能にするとともに、使い捨て式発泡体プラットフォーム218が把持体200から容易に脱離することを防止するプラスチック製のリップ(lip)などの締結機構を含み得る。前記スパインは、使い捨て式発泡体プラットフォーム218に設けられた係合部と係合し、使い捨て式発泡体プラットフォーム218が把持体200から脱離することに対する抵抗を提供することにより、使い捨て式発泡体プラットフォーム218が把持体200から容易に脱離することを防止する。加えて、把持体200は、使い捨て式発泡体プラットフォーム218に設けられたループ、または、使い捨て式発泡体プラットフォーム218が把持体200から脱離することに対する抵抗を提供する他の材料または構造的要素と係合するフックなどの締結機構を含み得る。
図4Aは、本開示の例示的な実施形態に係る例示的なクリーニング装置401の斜視図であり、図4Bは、クリーニング装置401の側面図である。このクリーニング装置401は、把持体402と、第1の複数の発泡体パッド404(例えば、404a、404b、及び404c)とを含む。把持体402は、第1の端部406と、第2の端部408とを有する。長手方向軸480が、把持体402の第1の端部406から把持体402の第2の端部408まで延びている。把持体402の第1の端部406は、把持部分410を含む。把持部分410は、その表面に凹凸が形成されるか、またはクリーニング装置401の把持性及び操作性を向上させるための追加的なグリップ部材(図示せず)を有する。把持体402の第2の端部408は、2つのクリーニングアーム412を含む。2つのクリーニングアーム412の各々は、近位端部414及び末端部416を有する。クリーニングアーム412の各末端部416は、把持体402の遠位側に位置している。クリーニングアーム412の各末端部416は、外向きフランジ418を有する。クリーニングアーム412の厚さは、適切なレベルのフレキシブルさ及び硬さを提供するように変更可能であることを理解されたい。例示的な実施形態では、2つのクリーニングアーム412は、長手方向軸480と一致する向きを保つとともに、ねじ付きコネクタポート104のオフセットねじとの係合を可能にするために互いに異なる長さを有し得る。把持体402は、フレキシブルな材料(例えば、ポリエチレン)から作製され得る。例えば、把持体402、把持部分410、及び2つのクリーニングアーム412は、単一の金型を用いて互いに同一の材料から作製してもよいし、または複数の金型を用いて互いに異なる材料から作製してもよい。上記構造体は、例えば、ポリエチレン、シリコーン、熱可塑性プラスチックなどの1または複数の材料を含み得、また、ラテックスフリーであり得る。
図4Cは、本開示の例示的な実施形態に係る例示的なクリーニング装置401の拡大図である。各クリーニングアーム412は、外向きフランジ418を有している。外向きフランジ418は、高さ(HF)420及び幅(WF)422を有する。例示的な実施形態では、クリーニングアーム412の長さ、外向きフランジ418の高さ(HF)420、及び外向きフランジ418の幅(WF)422は、用途に応じて異なり得る。2つのクリーニングアーム412の各々は、第1の外面424と、第2の外面426と、第3の外面428とを有する。第1の外面424は、クリーニングアーム412の近位端部414からクリーニングアーム412の末端部416まで延在している。第2の外面426は、クリーニングアーム412の末端部416から、外向きフランジ418の幅(WF)422に沿って延在している。第3の外面428は、第2の外面426から、外向きフランジ418の高さ(HF)420に沿って延在している。第1の複数の発泡体パッド404a、404b、及び404cは、各クリーニングアーム412の第1の外面424、第2の外面426、及び第3の外面428にそれぞれ結合される。以降、複数の発泡体パッド404a、404b、及び404cは、総称するときは符号404で示す。別の実施形態では、クリーニング装置401は、第2の複数の発泡体パッド430a及び430b(以降、総称するときは符号430で示す)を含む。第2の複数の発泡体パッド430の各発泡体パッドは、クリーニングアーム412の第1の内面432及び第2の内面434にそれぞれ結合される。第1の内面432は、クリーニングアーム412の近位端部414からクリーニングアーム412の末端部416まで延在している。第2の内面434は、クリーニングアーム412の末端部416から、外向きフランジ418の幅(WF)422に沿って延在している。例示的な実施形態では、第1の複数の発泡体パッド404及び/または第2の複数の発泡体パッド430は、クリーニングアーム412の全長にわたって延在するか、または、用途に応じてクリーニングアーム412の長さ方向の一部にのみ延在し得る。第1の複数の発泡体パッド404及び/または第2の複数の発泡体パッド430は、様々な材料、例えば、ポリエーテルフォーム、ポリエステルフォーム、エサフォーム、ボラーラ、連続気泡フォーム、独立気泡スポンジゴム、連続気泡スポンジゴム、セルロース、スクラバーフォーム、スポンジ、ヘチマスポンジ材料、または適切なレベルのフレキシブルさ、硬さ、及び吸収性を提供する任意の適切な材料などから作製され得る。さらに、例示的な実施形態では、クリーニングアーム412は、各クリーニングアーム412上をスライドする発泡体スリーブ(図示せず)で覆われる。別の実施形態では、クリーニングアーム412は、その表面に凹凸が形成されるか、または、その表面がねじ付きコネクタポート104の雌ねじ436を清掃するのに適切な材料で被覆され得る。
クリーニング装置401は、上記の位置合わせペグ202と同様の位置合わせペグ(図示せず)を含み得る。また、クリーニング装置401の位置合わせペグは、その表面に凹凸が形成されるか、または、その表面がねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230を清掃するのに適切な材料で被覆され得る。加えて、クリーニング装置401の位置合わせペグ(図示せず)は、ボアチャンネル230の外面232の周りに嵌合することができるように構成された中空チューブであり得る。また、中空チューブは、その内面に凹凸が形成されるか、またはその内面が適切なクリーニング材料で被覆されており、ボアチャンネル230の外面232を清掃することができるように構成されている。例示的な実施形態では、把持体402は、1つのクリーニングアームを有する。例えば、クリーニング装置401は、1つの位置合わせペグまたはチューブと、1つのクリーニングアームを有する1つの把持体402とを含み得る。例示的な実施形態では、把持体402は、3つ以上のクリーニングアーム412を有し得る。例えば、3つ以上のクリーニングアーム412は、互いに等距離で離間して配置され得る。別の実施形態では、把持体402は、二対以上のクリーニングアーム412を有し得る。二対以上のクリーニングアーム412における各対のクリーニングアーム412は、クリーニング装置401が、把持体402が等間隔で配置された3つ以上のクリーニングアーム412を有する実施形態よりも平坦な外形(輪郭)を有することができるように、互いに密接してグループ化され得る。
図4D及び図4Eは、本開示の例示的な実施形態に係る例示的なクリーニングシステム400の断面図である。外向きフランジ418の高さ(HF)420と幅(WF)422は、ねじ付きコネクタポート104の雌ねじ436と係合することができるように構成されている。第1の複数の発泡体パッド404は、ねじ付きコネクタポート104内に把持体402を挿入し、把持体402をその長手方向軸を中心にして回転させたときに、外向きフランジ418から外向きの圧力470が加えられることにより、ねじ付きコネクタポート104の雌ねじ436を清掃することができるように構成されている。例示的な実施形態では、把持体402は、ねじ付きコネクタポート104の内面に対して外向きの圧力470を加えることができるように、クリーニングアーム412が予めテンションが付加された状態となるように成形される。また、雌ねじ436は、外向きフランジ418の高さ(HF)420及び/または幅(WF)422よりも大きく、かつ未圧縮状態の複数の発泡体パッド404よりも小さいサイズであり得る。したがって、複数の発泡体パッド404は、それが圧縮状態にあるときに、雌ねじ436内に緊密に嵌合され、雌ねじ436に対して全ての方向から圧力を加えることができるサイズを有し得る。そのため、有利なことに、臨床医は、把持体402をねじ付きコネクタポート104内に挿入し、クリーニングアーム412を動作させることなく、クリーニング装置401を把持体402の長手方向軸480を中心にして回転させることができる。
図4Fに示す例示的な実施形態では、クリーニング装置401の把持体402は、一対の突起部(cleat)438を含む。一対の突起部438は、ねじ付きコネクタポートキャップ108を回転させて取り外すのを助けるために、ねじ付きコネクタポートキャップ108の頂面110と係合することができるように構成されている。ねじ付きコネクタポートキャップ108を回転させて取り外すのを助けるように構成された二対の突起部438を設けてもよいことを理解されたい。一対の突起部438は、単一の金型を用いて互いに同一の材料から作製してもよいし、または複数の金型を用いて互いに異なる材料から作製してもよい。上記構造体は、例えば、ポリエチレン、シリコーン、熱可塑性プラスチックなどの1または複数の材料を含み得、また、ラテックスフリーであり得る。一対の突起部438は、把持体402とは異なる材料から成形されたプラスチック体であってもよく、その場合は、接着剤、または把持体402と動作可能に結合させることができる他の適切な固定手段を用いて把持体402に固定される。
図4Gに示す例示的な実施形態では、クリーニング装置401は、位置合わせペグ482を含み得る。位置合わせペグ482は、把持体402の長手方向軸480と軸方向に整列されている。位置合わせペグ482は、把持体402とは異なる材料から成形されたプラスチック体であってもよく、その場合は、接着剤、または把持体402と動作可能に結合させることができる他の適切な固定手段を用いて把持体402に固定される。また、位置合わせペグ482は、把持体200を構成する部品の一部として成形してもよい。位置合わせペグ482は、外径及び長さを有する。位置合わせペグ482の長さは、各クリーニングアーム411の末端部416を越えて延びている。位置合わせペグ482の長さがクリーニングアーム412の長さよりも大幅に短いと、臨床医がねじ付きコネクタポート104内でクリーニング装置401を位置合わせするのがより困難になることを理解されたい。例示的な実施形態では、中空の位置合わせチューブが使用され得る。
例示的な実施形態では、位置合わせペグ482は、その表面に凹凸が形成されているか、または、その表面がねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230を清掃するのに適切な材料で被覆されている。加えて、位置合わせペグ482は、ボアチャンネル230の外面232の周りに嵌合することができるように構成された中空チューブであり得る。また、中空チューブは、その内面に凹凸が形成されるか、またはその内面が適切なクリーニング材料で被覆され、ボアチャンネル230の外面232を清掃することができるように構成されている。例示的な実施形態では、クリーニング装置401は、(例えば図4Gに示すような)位置合わせペグ482と、ボアチャンネル230の外面232の周りに嵌合することができるように構成された中空チューブとの両方を含み得る。例えば、位置合わせペグ482と中空チューブとの両方によって、臨床医が、クリーニング装置102をねじ付きコネクタポート104に対して位置合わせするのを助けることができる。
図5A及び図5Bは、本開示の例示的な実施形態に係るクリーニング装置502aの拡大部分斜視図である。クリーニング装置502aは、シーリングコネクタ504aと、位置合わせチューブ506と、内側発泡体パッド508と、外側発泡体スリーブ510とを含む。シーリングコネクタ504aは、図5Aの5C−5C線に沿って切断したクリーニング装置502aの断面図である図5Cに詳細に示す。シーリングコネクタ504aは、クリーニング(清掃)中にねじ付きコネクタポート104内に異物が侵入するのを防ぐために、クリーニング領域(例えば、ねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230と雌ねじ436との間の領域)をシール(密封)する。例えば、シーリングコネクタ504aは、ねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230の周りに嵌合される。加えて、外側発泡体スリーブ510は、クリーニング中にクリーニング領域内に異物が侵入するのを防ぐために、クリーニング領域と外部環境との間をシールする。シーリングコネクタ504aは、ねじ付きコネクタポート104との間の動作可能なまたは気密的なシールを形成する必要がないことを理解されたい。例えば、シーリングコネクタ504aによるシールは、デブリバリヤとしての役割を果たす。シーリングコネクタ504aは、本体部分512、キャップクリーニング端部514、内側ねじクリーニング端部516、及び長手方向軸518を含む。シーリングコネクタ504aの本体部分512は、キャップクリーニング端部514と内側ねじクリーニング端部516との間に設けられたグリップ部分520を有する。グリップ部分520は、その表面に凹凸が形成されているか、または、シーリングコネクタ504aと同一または異なる材料から作製されたグリップ部材を含み得る。あるいは、グリップ部分520は、その表面に凹凸が形成されていなくても、グリップ部材を含んでいなくてもよい。基本的には、グリップ部分520は、臨床医が、クリーニング装置502aを把持して使用する(例えば回転させる)ことができればよい。シーリングコネクタ504aのキャップクリーニング端部514は、本体部分512の一方の端部に設けられる。キャップクリーニング端部514は、底面528及び内壁面530を有するキャップキャビティ526を含む。シーリングコネクタ504aの内側ねじクリーニング端部516は、本体部分512の他方の端部に設けられる。内側ねじクリーニング端部516は、キャビティ深さ(DC)534及びベース面536を有するねじキャビティ532を含む。シーリングコネクタ504aの長手方向軸518は、シーリングコネクタ504aのキャップクリーニング端部514から内側ねじクリーニング端部516まで延びている。内側ねじクリーニング端部516のキャビティ深さ(DC)534は、ねじ付きコネクタポート104の複数の雌ねじ234と係合することができるように構成されている。例示的な実施形態では、クリーニング装置502aはまた、上記した位置合わせペグ202と同様の位置合わせペグを含み得る。
図5D及び図5Eは、本開示の例示的な実施形態に係る例示的なクリーニングシステム500aの斜視図である。クリーニングシステム500aの断面図は、図5Eの5F−5F線に沿って切断した断面図である図5Fに示されている。クリーニングシステム500aは、クリーニング装置502aと、ねじ付きコネクタポート104とを含む。クリーニング装置502aは、図5A、図5B、及び図5Cに示した通りである。クリーニング装置502aの位置合わせチューブ506は、シーリングコネクタ504の長手方向軸518と軸方向に整列され、ねじキャビティ532のベース面536に結合されている。位置合わせチューブ506は、キャビティ深さ(DC)534と等しいかまたはそれよりも大きい長さ(LT)538を有し得る。位置合わせチューブ506は、シーリングコネクタ504aの本体部分512とは異なる材料から成形されたプラスチック体であってもよく、その場合は、接着剤、またはシーリングコネクタ504aと動作可能に結合させることができる他の適切な固定手段を用いてシーリングコネクタ504aに固定される。また、位置合わせチューブ506は、シーリングコネクタ504aの本体部分512を構成する部品の一部として成形してもよい。例示的な実施形態では、内側発泡体パッド508は、キャップキャビティ526の内壁面530と、キャップキャビティ526の底面528との両方を被覆する。内側発泡体パッド508は、ねじ付きコネクタポートキャップ108の複数の雄ねじ580a、580b、580cを清掃することができるように構成された予め定められた厚さ(TP)540を有し得る。本明細書で説明するとき、複数の雄ねじは、総称するときは符号580で示す。例えば、内側発泡体パッド508の予め定められた厚さ(TP)540は、内側発泡体パッド508が圧縮状態にあるときに、複数の雄ねじ580の周りの空間を埋めることができ、複数の雄ねじ580に対して全ての方向から内向きの圧力を加えることができる厚さであり得る。内側発泡体パッド508は、様々な材料、例えば、ポリエーテルフォーム、ポリエステルフォーム、エサフォーム、ボラーラ、連続気泡フォーム、独立気泡スポンジゴム、連続気泡スポンジゴム、セルロース、スクラバーフォーム、スポンジ、ヘチマスポンジ材料、または適切なレベルのフレキシブルさ、硬さ、及び吸収性を提供する任意の適切な材料などから作製され得る。
例示的な実施形態では、外側発泡体スリーブ510は、管状部分542と、フランジ部分544とを有し得る。管状部分542は、内面546及び外面548を有する。フランジ部分544は、内面550及び外面552を有する。管状部分542の外面548は、フランジ部分544の外面552に隣接している。管状部分542の内面546は、位置合わせチューブ506に結合され、フランジ部分544の内面550は、ねじキャビティ532のベース面536に結合され得る。外側発泡体スリーブ510は、様々な材料、例えば、ポリエーテルフォーム、ポリエステルフォーム、エサフォーム、ボラーラ、連続気泡フォーム、独立気泡スポンジゴム、連続気泡スポンジゴム、セルロース、スクラバーフォーム、スポンジ、ヘチマスポンジ材料、または適切なレベルのフレキシブルさ、硬さ、及び吸収性を提供する任意の適切な材料などから作製され得る。医療用チューブシステムで使用される、ねじ付きコネクタポート104を含むコネクタの多くは、オーバーフローした流体をコネクタポート及びそのねじ内にトラップすることを理解されたい。これらのコネクタは、ユーザから要求される衛生基準を確実に満たすことができるように、使用間に頻繁に清掃する必要がある。ねじ付きコネクタポート104を清掃するための一般的な方法は、ねじ付きコネクタポート104を洗浄液で洗い流すことである。しかしながら、この方法は、オーバーフローした流体の残った溶液またはデブリが洗い流されて栄養チューブに戻されるリスクが高くなる。内側発泡体パッド508及び/または外側発泡体スリーブ510を連続気泡フォーム及び/またはヘチマスポンジ材料から構成することにより、有利なことに、清掃されたねじ付きコネクタポート104及び/またはねじ付きコネクタポートキャップ108あるいは別のねじつきコネクタから洗浄されたデブリまたは粒子を、連続気泡またはヘチマスポンジの繊維性マトリックス内に捕らえることができ、これにより、クリーニング装置502aを取り外したときに、デブリが存在しない状態にすることができる。また、有利なことに、デブリが洗い流されて栄養チューブに戻されるリスクを排除することができる。
管状部分542の外面548は、シーリングコネクタ504aの長手方向軸518を中心にして本体部分512を回転させたときに、外側発泡体スリーブ510をねじ付きコネクタポート104の複数の雌ねじ234に対して外向きに密接に接触させることができるような予め定められた直径(DP)554を有する。例えば、管状部分542の外面548の予め定められた直径(DP)554は、外側発泡体スリーブ510が圧縮状態にあるときに、複数の雌ねじ234に対して全ての方向から圧力を加えることができるような大きさであり得る。外側発泡体スリーブ510は、複数の雌ねじ234と接触したときに、その複数の雌ねじ234に対して外向きに密接に接触させられる。外側発泡体スリーブ510により加えられる圧力は、外側発泡体スリーブ510が複数の雌ねじ234に対して密接に接触して十分に清掃する(スクラブする)ことを可能にする圧力であることが好ましい。また、外側発泡体スリーブ510がねじ付きコネクタポート104の複数の雌ねじ234を清掃するときに、それと同時に、内側発泡体パッド508は、ねじ付きコネクタポートキャップ108の複数の雄ねじ580に対して内向きに密接に接触させられる。したがって、有利なことに、ねじ付きコネクタポート104と、ねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタとを同時に清掃することができ、これにより、臨床医の貴重な時間を節約することが可能となる。
位置合わせチューブ506は、ねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230の外面232を清掃することができるように構成された凹凸状の内面を有し得る。例示的な実施形態では、クリーニング装置502aはまた、位置合わせペグ202と同様の位置合わせペグを含み得る。この位置合わせペグは、位置合わせチューブ506と同軸的に整列されるように構成され、臨床医が、ねじ付きコネクタポート104内で外側発泡体スリーブ510の全長を位置合わせするのを可能にする長さを有している。位置合わせペグをねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230内に挿入することにより、クリーニング装置502aを、ねじ付きコネクタポート104に対して位置合わせすることができる。位置合わせペグは、位置合わせチューブ506よりも短い、長い、または同一の長さを有し得る。例示的な実施形態では、位置合わせペグは、その表面に凹凸が形成されるか、または、その表面がねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230を清掃するのに適切な材料で被覆され得る。同様に、クリーニング装置502aは、位置合わせチューブ506を、ボアチャンネル230の外面232の周りに挿入することにより、ねじ付きコネクタポート104内で位置合わせすることができる。
加えて、キャップキャビティ526の内側発泡体パッド508は、シーリングコネクタ504aの長手方向軸518と軸方向に整列され、ねじ付きコネクタポートキャップ108のキャビティ582を清掃することができるように構成された管状の発泡体突出部(図示せず)を有し得る。この管状の発泡体突出部は、様々な材料、例えば、ポリエーテルフォーム、ポリエステルフォーム、エサフォーム、ボラーラ、連続気泡フォーム、独立気泡スポンジゴム、連続気泡スポンジゴム、セルロース、スクラバーフォーム、スポンジ、ヘチマスポンジ材料、または適切なレベルのフレキシブルさ、硬さ、及び吸収性を提供する任意の適切な材料などから作製され得る。加えて、キャップキャビティ526は、ねじ付きコネクタポートキャップ108のキャビティ582内に緊密に嵌合させることができるように構成されたクリーニングペグ(図示せず)を有し得る。このクリーニングペグは、その表面に凹凸が形成されるか、または、その表面がねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230を清掃するのに適切な材料で被覆され得る。
図5G及び図5Hは、本開示の例示的な実施形態に係るクリーニング装置502bの拡大部分斜視図である。クリーニング装置502bは、シーリングコネクタ504bと、位置合わせペグ568と、外側発泡体スリーブ574とを含む。シーリングコネクタ504bは、図5Gの5I−5I線に沿って切断したクリーニング装置502b断面図である図5Iに詳細に示す。シーリングコネクタ504bは、第1の端部556及び第2の端部558を有する本体部分524と、内側ねじクリーニング部分562と、長手方向軸566とを有する。シーリングコネクタ504bの長手方向軸566は、シーリングコネクタ504bの第1の端部556から、シーリングコネクタ504bの内側ねじクリーニング部分562まで延びている。シーリングコネクタ50bは、クリーニング中にねじ付きコネクタポート104内に異物が侵入するのを防ぐために、クリーニング領域(例えば、ねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230と雌ねじ436との間の領域)をシールする。例えば、内側ねじクリーニング部分562及び位置合わせペグ568によって、ねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230とクリーニング領域とをシールすることができる。外側発泡体スリーブ574は、クリーニング中にクリーニング領域内に異物が侵入するのを防ぐために、クリーニング領域と外部環境との間をシールする。シーリングコネクタ504bは、ねじ付きコネクタポート104との間の動作可能なまたは気密的なシールを形成する必要がないことを理解されたい。例えば、シーリングコネクタ504bによるシールは、デブリバリヤとしての役割を果たす。
シーリングコネクタ504bの本体部分524は、その第1の端部556と第2の端部557との間に設けられたグリップ部分560を含み得る。グリップ部分560は、その表面に凹凸が形成され得るか、または、シーリングコネクタ504bと同一または異なる材料から作製されたグリップ部材を含み得る。あるいは、グリップ部分560は、その表面に凹凸が形成されていなくても、グリップ部材を含んでいなくてもよい。基本的には、グリップ部分560は、臨床医が、クリーニング装置502bを把持して使用する(例えば回転させる)ことができればよい。例示的な実施形態では、本体部分524は、内壁面及びベース面を有するキャビティ598を含み得る。キャビティ598は、追加的なグリップ面を提供し得る。加えて、キャビティ598は、ねじ付きコネクタポートキャップ108の複数の雄ねじ580a、580b、及び580cを清掃することができるように構成された、上記の内側発泡体パッド508と同様の内側発泡体パッドを含み得る。シーリングコネクタ504bの内側ねじクリーニング部分562は、本体部分524の第2の端部558に設けられる。例示的な実施形態では、内側ねじクリーニング部分562は、位置合わせチューブ564を含み得る。位置合わせチューブ564は、長さ(LLT2)590を有する。クリーニング装置502bの位置合わせチューブ564は、シーリングコネクタ504bの長手方向軸と整列され、シーリングコネクタ504bの第2の端部558に結合され得る。位置合わせチューブ564は、有利なことに、外側発泡体スリーブ574(詳細については後述する)を支持する。外側発泡体スリーブ574による清掃の効果を最大化するためには、圧縮状態にある外側発泡体スリーブ574を雌ねじ436に対して緊密に嵌合させて、雌ねじ436に対して全ての方向から圧力を加える必要があることを理解されたい。例えば、このことは、外側発泡体スリーブ574として、圧縮して雌ねじ436の周りに緊密に嵌合させることができる柔軟な材料を選択するとともに、外側発泡体スリーブ574を硬い裏当て材(例えば、位置合わせチューブ564)で支持して、外側発泡体スリーブ574が雌ねじ436に対して全ての方向から圧力を加えることができるようにすることにより実現することができる。例示的な実施形態では、位置合わせチューブを使用せず、より硬い外側発泡体スリーブ574を使用してもよい。この場合、より硬い外側発泡体スリーブ574は、位置合わせと清掃との両方の役割を果たすことができる。
外側発泡体スリーブ574は、管状部分576を含む。管状部分576は、内面578、外面584、及び長さ(LFS)586を有する。例示的な実施形態では、位置合わせチューブ564の長さ(LLT2)590は、管状部分576の長さ(LFS)586と等しくあり得る。別の実施形態では、位置合わせチューブ564の長さ(LLT2)590は、管状部分576の長さ(LFS)586よりも短いか、または管状部分576の長さ(LFS)586よりも長くあり得る。例示的な実施形態では、位置合わせチューブ564は、シーリングコネクタ504bの本体部分524とは異なる材料から成形されたプラスチック体であってもよく、その場合は、接着剤、またはシーリングコネクタ504bと動作可能に結合させることができる他の適切な固定手段を用いてシーリングコネクタ504bに固定される。また、位置合わせチューブ564は、シーリングコネクタ504bの本体部分524を構成する部品の一部として成形してもよい。位置合わせチューブ564は、ねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230の外面232を清掃することができるように構成された内面を有し得る。例えば、位置合わせチューブ564は、ボアチャンネル230の外面232の周りに嵌合し、外面232と接触することができる内径(DLT)594を有し得る。例示的な実施形態では、位置合わせチューブ564の内面は、凹凸が形成されているか、または、その内面がボアチャンネル230の外面232の清掃を可能にする任意の適切な材料で被覆され得る。
管状部分576の外側発泡体スリーブ574は、管状部分576の長さ(LFS)586に沿って、ねじ付きコネクタポート104の複数の雌ねじ234と係合することができるように構成されている。加えて、管状部分576の外面584は、シーリングコネクタ504bの長手方向軸566を中心にして本体部分524を回転させたときに、ねじ付きコネクタポート104の複数の雌ねじ234に対して外向きに密接に接触させることができるような予め定められた直径(DTP)588を有する。例えば、管状部分576の外面584の予め定められた直径(DTP)588は、外側発泡体スリーブ574が圧縮状態にあるときに、複数の雌ねじ234に対して全ての方向から圧力を加えることができるような大きさであり得る。外側発泡体スリーブ574は、複数の雌ねじ234と接触したときに、その複数の雌ねじ234に対して密接に接触する。外側発泡体スリーブ574により加えられる圧力は、外側発泡体スリーブ574が複数の雌ねじ234に対して密接に接触して十分に清掃する(スクラブする)ことを可能にする圧力であることが好ましい。
例示的な実施形態では、シーリングコネクタ504bの本体部分524は、キャビティ598を有し得る。加えて、キャビティ598は、上記の内側発泡体パッド508と同様の内側発泡体パッドを含み得る。内側発泡体パッド508は、外側発泡体スリーブ574がねじ付きコネクタポート104の複数の雌ねじ234を清掃するときに、ねじ付きコネクタポートキャップ108の複数の雄ねじ580に対して内向きに密接に接触させられる。したがって、有利なことに、ねじ付きコネクタポート104と、ねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタとを同時に清掃することができ、これにより、臨床医の貴重な時間を節約することが可能となる。
外側発泡体スリーブ574は、様々な材料、例えば、ポリエーテルフォーム、ポリエステルフォーム、エサフォーム、ボラーラ、連続気泡フォーム、独立気泡スポンジゴム、連続気泡スポンジゴム、セルロース、スクラバーフォーム、スポンジ、ヘチマスポンジ材料、または適切なレベルのフレキシブルさ、硬さ、及び吸収性を提供する任意の適切な材料などから作製され得る。医療用チューブシステムで使用される、ねじ付きコネクタポート104を含むコネクタの多くは、オーバーフローした流体をコネクタポート及びそのねじ内にトラップすることを理解されたい。これらのコネクタは、ユーザから要求される衛生基準を確実に満たすことができるように、使用間に頻繁に清掃する必要がある。ねじ付きコネクタポート104を清掃するための一般的な方法は、ねじ付きコネクタポート104を洗浄液で洗い流すことである。しかしながら、この方法は、オーバーフローした流体の残った溶液またはデブリが洗い流されて栄養チューブに戻されるリスクが高くなる。外側発泡体スリーブ574及び/または内側発泡体パッドを連続気泡フォーム及び/またはスポンジ材料から構成することにより、有利なことに、ねじ付きコネクタポート104及び/またはねじ付きコネクタポートキャップ108から洗浄されたデブリまたは粒子を、連続気泡またはスポンジ材料の繊維性マトリックス内にトラップすることができる。そして、これにより、クリーニング装置502bを取り外したときに、ねじ付きコネクタポート104及びねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタを、デブリが存在しない状態にすることができる。また、有利なことに、デブリが洗い流されて栄養チューブに戻されるリスクを排除することができる。例示的な実施形態では、外側発泡体スリーブ574は、上記したフランジ部分544と同様のフランジ部分を含み得る。
位置合わせペグ568は、シーリングコネクタ504bの長手方向軸480と整列され、本体部分524の第2の端部558に結合される。位置合わせペグ568は、本体部分524とは異なる材料から成形されたプラスチック体であってもよく、その場合は、接着剤、または本体部分524と動作可能に結合させることができる他の適切な固定手段を用いて本体部分524に固定される。また、位置合わせペグ568は、本体部分524を構成する部品の一部として成形してもよい。位置合わせペグ568は、外径(DAP)570及び長さ(LAP)572を有する。位置合わせペグ568の長さ(LAP)572は、臨床医がねじ付きコネクタポート104内で外側発泡体スリーブ574の全長を位置合わせするのを可能にするために、位置合わせチューブ564及び外側発泡体スリーブ574を越えて延びている。位置合わせペグ568の長さが外側発泡体スリーブ574の長さよりも大幅に短いと、臨床医がねじ付きコネクタポート104内でクリーニング装置502bを位置合わせするのがより困難になることを理解されたい。しかしながら、例示的な実施形態では、位置合わせペグ568の長さ(LAP)572が、外側発泡体スリーブ574の管状部分576の長さ(LFS)586よりも短くてもよい。
クリーニング装置502bは、位置合わせペグ568をねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230内に挿入することにより、ねじ付きコネクタポート104内で位置合わせされる。例えば、臨床医は、位置合わせペグ568の遠位端部594をボアチャンネル230に挿入することができる。例示的な実施形態では、位置合わせペグ568は、その表面に凹凸が形成されるか、または、その表面がねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230を清掃するのに適した任意の適切な材料で被覆され得る。位置合わせペグ568の遠位端部594の外径(DAP)570がボアチャンネル230の内径とほぼ同じであると、臨床医がねじ付きコネクタポート104内でクリーニング装置502bを位置合わせするのがより困難になることを理解されたい。例示的な実施形態では、位置合わせペグ568は、丸みを帯びた端部を有する円筒状の形状であり得る。これにより、有利なことに、臨床医が、位置合わせペグ568をボアチャンネル230内に挿入するのが容易になる。別の実施形態では、位置合わせペグ568は、その外径(DAP)570が、長さ(LAP)572に沿って遠位端部594に向かって減少するように、テーパー加工され得る。これにより、有利なことに、臨床医が、クリーニング装置502bをねじ付きコネクタポート104に対して位置合わせするのが容易になる。同様に、クリーニング装置502bは、位置合わせチューブ564を、ボアチャンネル230の外面232の周りに挿入することにより、ねじ付きコネクタポート104内で位置合わせすることができる。例えば、位置合わせペグ568及び位置合わせチューブ564の両方によって、臨床医がクリーニング装置502bをねじ付きコネクタポート104に対して位置合わせするのを助けることができる。
図5J及び図5Kは、本開示の例示的な実施形態に係る例示的なクリーニングシステム500bの斜視図である。図5Kの5L−5L線に沿って切断したクリーニングシステム500bの断面図を図5Lに示す。クリーニングシステム500bは、クリーニング装置502bと、ねじ付きコネクタポート104とを含む。クリーニング装置502bは、図5G、図5H、及び図5Iに示したものである。クリーニング装置502bの位置合わせチューブ564は、シーリングコネクタ504bの長手方向軸566と軸方向に整列されている。
図5Mは、図5Aの5C−5C線または図Gの5I−5I線と同様の線に沿って切断した、例示的なクリーニング装置(例えば、クリーニング装置502a、502b)の拡大部分断面図である。例示的な実施形態では、クリーニング装置(例えば、クリーニング装置502a、502b)は、位置合わせチューブ595と、外側発泡体スリーブ593と、長手方向軸597とを含み得る。例示的な実施形態では、位置合わせチューブ595は、その表面に凹凸が形成されるか、または、その内面がボアチャンネル230の外面232の清掃を可能にする任意の適切な材料で被覆される。例示的な実施形態では、位置合わせチューブ595の内面は、シーリング材料599で被覆され得る。例えば、シーリング材料599は、位置合わせチューブ595の内面に結合される、中空円筒状の形状を有する圧縮性材料であり得る。ねじ付きコネクタポート104は、様々な形状及びサイズのボアチャンネル230を有し得ることを理解されたい。例示的な実施形態では、シーリング材料599は、ボアチャンネル230の外面232と位置合わせチューブ595との間にシールを形成する(密封する)ように構成され得る。例えば、シーリング材料599は、様々なサイズのボアチャンネル230の周りにシールを形成することができる適切な厚さ及び圧縮性を有し得る。
図6Aは、クリーニングアセンブリ600の斜視図である。このクリーニングアセンブリ600は、一連の使い捨て式容器602を備える。各使い捨て式容器604a、604b、及び604cは、収容容器(basin)606と、除去可能な閉鎖蓋体608と、シーリングコネクタ504とを含む。以降、各使い捨て式容器604a、604b、及び604cは、総称するときは、符号604で示す。一連の使い捨て式容器602の各使い捨て式容器604は、ミシン目縁部616によって互いに分離させることができる。収容容器606は、開口部612を有するキャビティ610を含む。各キャビティ610は、湿潤流体614で少なくとも部分的に満たされている。本開示の例示的な実施形態では、湿潤流体614は、抗菌性流体(例えば、イソプロピルアルコールなどのアルコール)、生理食塩水、または任意の他の適切な流体であり得る。例示的な実施形態では、各キャビティ610は、湿潤流体614で完全に満たされている。除去可能な閉鎖蓋体608は、キャビティ610の開口部612を覆うように構成され、収容容器606に取り付けられている。各使い捨て式容器604a、604b、及び604cに含まれるシーリングコネクタ504(例えば、504a、504b)は、図5A−図5Lに示されている。
図6Bは、クリーニングアセンブリ628の斜視図である。このクリーニングアセンブリ628は、収容容器630と、シーリングコネクタ504bとを含む。収容容器630は、側壁部660と、底部662とを有する。例えば、側壁部660は、単一の円筒状の側壁、または他の形状(例えば、正方形、三角形、長方形、楕円形など)の側壁から構成され得る。側壁部660は、開口部634を有するキャビティ632を形成する。収容容器630のキャビティ632は、湿潤流体614で少なくとも部分的に満たされている。湿潤流体614は、抗菌性流体(例えば、イソプロピルアルコールなどのアルコール)、生理食塩水、または任意の他の適切な流体であり得る。キャビティ632は、キャビティ深さ636及びキャビティ直径638を有する。キャビティの形状は円筒状である必要はなく、様々な形状であってよいことを理解されたい。キャビティ深さ636は、位置合わせペグ568の長さ(LAP)572、外側発泡体スリーブ574の管状部分576の長さ(LFS)586、及び位置合わせチューブ564の長さ(LLT2)590のうちの最大の長さと同じかまたはそれよりも大きいサイズを有する。加えて、キャビティ直径638は、外側発泡体スリーブ574の外径(DTP)588よりも大きいサイズを有する。キャビティ深さ636及びキャビティ直径638は、内側ねじクリーニング部分562及び外側発泡体スリーブ574がキャビティ632内に完全に収容され、湿潤流体614で、クリーニング装置502bのクリーニング面(例えば、外側発泡体スリーブ574、位置合わせチューブ564、及び/または位置合わせペグ568)を湿潤し消毒することができるようなサイズを有する。例示的な実施形態では、位置合わせペグ568及び/または位置合わせチューブ564は、クリーニングアセンブリ628に対して安定性を提供するために、収容容器630の底部と接触させられる。
別の実施形態では、クリーニングアセンブリ628は、除去可能な閉鎖蓋体640を含み得る。除去可能な閉鎖蓋体640は、ねじ接続、圧入接続(例えば、除去可能な閉鎖蓋体640は、ガスケットまたは収容容器630を受容するチャンネルを有し得る)、または剥離可能な接続によって収容容器630に取り付けられ得る。例示的な実施形態では、クリーニング装置502bは、その全体が収容容器630内に収容され、除去可能な閉鎖蓋体640によって収容容器630内に固定され得る。例えば、クリーニングアセンブリ628の収容容器630及び除去可能な閉鎖蓋体640は、クリーニング装置502bを収容することができる。クリーニングアセンブリ628は、予め湿潤された用途または乾燥用途のために、パッケージ化され得る。例えば、予め湿潤された用途では、収容容器630のキャビティ632は、湿潤流体614が予め満たされている。乾燥用途では、収容容器630のキャビティ632に湿潤流体614を満たすことなく、クリーニングアセンブリ628はパッケージ化される。乾燥用途では、ユーザは、除去可能な閉鎖蓋体640を取り外して、収容容器630のキャビティ632に湿潤流体614を加えることができる。例えば、上述した乾燥用途では、ユーザは、クリーニング/湿潤用途に適した湿潤流体614(例えば、イソプロピルアルコール、生理食塩水など)を選択することができる。
図6C及び図6Dは、図6Bの6C−6C線に沿って切断した、クリーニングアセンブリ628の断面図である。図6Cに示すように、シーリングコネクタ504bは、本体部分524の第2の端部558にチャンネル650を有し得る。チャンネル650は、収容容器630の側壁部660を受容することができるように構成され得る。例えば、チャンネル650は、シーリングコネクタ504bと収容容器630との間の圧入接続を形成するために、側壁部660の幾何学的形状(例えば、形状及び厚さ)と一致する形状を有し得る。別の実施形態では、シーリングコネクタ504bは、本体部分524の第2の端部558に、シーリングコネクタ504bと収容容器630との間にシールを形成することができるように構成された、例えばOリングなどのガスケット652を有し得る。さらなる別の実施形態では、シーリングコネクタ504bは、臨床医がシーリングコネクタ504bを収容容器630にねじ回して取り付ける(ねじ込む)ことができるように、収容容器630に形成されたねじと係合することができるように構成されたねじを有し得る。シーリングコネクタ504bが収容容器630に対するシールを形成することを可能にする他の要素を、シーリングコネクタ504b及び/または収容容器630に設けてもよいことを理解されたい。例えば、別の実施形態では、収容容器630の側壁部660の内側に対するシールが形成されるように、ガスケット652がシーリングコネクタ504bの外面に設けられる。加えて、シーリングコネクタ504bは、その外面に、収容容器630の側壁部660の内側に形成されたねじと係合することができるように構成されたねじを有し得る。
例示的な実施形態では、クリーニングアセンブリ628は、収容容器630に予め結合されたクリーニング装置502bを含み得る。例えば、シーリングコネクタ504bは、クリーニング装置502bのクリーニング面(例えば、外側発泡体スリーブ574、位置合わせチューブ564、及び/または位置合わせペグ568)を湿潤流体614と接触させるようなシールを形成するために、収容容器630のためのキャップの役割を果たす。収容容器630からクリーニング装置502bを(例えば、ねじ回して、または引っ張って)取り外したときは、外側発泡体スリーブ574は、既に湿潤された状態であり、第1回目の清掃にすぐに使用することができる。クリーニング装置502bを収容容器630に予め結合させておくことにより、有利なことに、予め湿潤された外側発泡体スリーブ574及び消毒されたクリーニング面を有するクリーニング装置502bを提供することができる。これにより、臨床医が、クリーニング装置502bを湿潤及び消毒する追加的なステップを行う必要がなくなる。収容容器630内の湿潤流体614の量に応じて、臨床医は、外側発泡体スリーブ574を湿潤流体614で十分に湿潤されていることを確実にするために、クリーニングアセンブリ628(例えば、収容容器630に予め結合されたクリーニング装置502b)を振る(シェイクする)ことができる。例えば、予め湿潤された用途では、収容容器630のキャビティ632には、湿潤流体614が予め満たされている(例えば、約半分まで満たされている)。乾燥用途では、収容容器630のキャビティ632に湿潤流体614を満たすことなく、クリーニングアセンブリ628はパッケージ化される。乾燥用途では、ユーザは、シーリングコネクタ504bを取り外して、収容容器630のキャビティ632に湿潤流体614を加えることができる。例えば、上述した乾燥用途では、ユーザは、クリーニング/湿潤用途に適した湿潤流体614(例えば、イソプロピルアルコール、生理食塩水など)を選択することができる。
除去可能な閉鎖蓋体640を有する例では、臨床医は、除去可能な閉鎖蓋体640を取り外した後に、収容容器630をシーリングコネクタ504bでシールする。例えば、臨床医は、シーリングコネクタ504bを開口部634の上側に位置させ、シーリングコネクタ504bを収容容器630に圧入及び/またはねじ回して取り付ける。臨床医がシーリングコネクタ504bを収容容器630の開口部634の上側に位置させ、収容容器630の底部662に向けて移動させると、クリーニング装置502bのクリーニング面(例えば、外側発泡体スリーブ574、位置合わせチューブ564、及び/または位置合わせペグ568)は、湿潤流体614と接触する。シーリングコネクタ504b及び収容容器630をシールした後、臨床医は、クリーニング装置502bのクリーニング面をさらに湿潤及び/または消毒するために、互いに結合されたシーリングコネクタ504b及び収容容器630を振ることができる。例示的な実施形態では、望ましくない粒子状物質がクリーニング装置502bと接触しないようにして、クリーニング装置502bを収容容器630の底部662に位置させることができるように、キャビティ深さ636及びキャビティ直径638は、クリーニング面と収容容器630の側壁部660及び底部662との間に適切な隙間を形成することを可能にするサイズであり得る。例えば、キャビティ深さ636は、望ましくない粒子状物質が位置合わせペグ568と接触しないようにして、位置合わせペグ568を収容容器630の底部662に位置させることができるように、位置合わせペグ568の遠位端部594と収容容器630の底部662との間に隙間694が形成されるように設定される。クリーニング装置502bを十分に湿潤及び/または消毒した後、臨床医は、クリーニング装置502bを収容容器630から取り外す。例示的な実施形態では、位置合わせペグ568及び/または位置合わせチューブ564は、クリーニングアセンブリ628に対して追加的な安定性を提供するために、収容容器630の底部662と接触させられる。
図7Aは、本開示の例示的な実施形態に係る例示的なシーリングシステム700の斜視図であり、図7Bは、シーリングシステム700の使い捨て式ライナ702及びねじ付きコネクタポート104の断面図である。シーリングシステム700は、使い捨て式ライナ702と、配置治具704と、ねじ付きコネクタポート104とを含む。本開示の例示的な実施形態に係る例示的な使い捨て式ライナ702の斜視図を図7C及び図7Dに示す。使い捨て式ライナ702は、2つの位置決めフラップ706、頂面708、底面710、長手方向軸712、ライナ開口部714、及び直径(DL)716を有する。長手方向軸712は、使い捨て式ライナ702の頂面708から、使い捨て式ライナ702の底面710まで延びている。ライナ開口部714は、使い捨て式ライナ702の長手方向軸712と軸方向に整列されている。使い捨て式ライナ702の直径(DL)716は、2つの位置決めフラップ706間の距離と等しい。例示的な実施形態では、使い捨て式ライナ702は、楕円形、正方形、長方形、楕円形、ひし形(ダイヤモンド形)、または任意の他の形状を有し得る。例えば、使い捨て式ライナ702の直径(DL)716は、使い捨て式ライナ702に用いられる任意の形状に対応するサイズを有し得る。2つの位置決めフラップ706は、フラップ開口部718を有する。ライナ開口部714は、ねじ付きコネクタポート104内のボアチャンネル230の外面232と係合することができるように構成された複数のテイル部720を有する。使い捨て式ライナ702の直径(DL)716は、ねじ付きコネクタポート104内の複数の雌ねじ234、及びねじ付きコネクタポート104内のボアチャンネル230の外面232と係合することができるように構成されている。これにより、ねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタ(図示せず)を挿入して、使い捨て式ライナ702の長手方向軸712を中心にして回転させたときに、使い捨て式ライナ702の底面710をねじ付きコネクタポート104の複数の雌ねじ(図示せず)及びボアチャンネル230の外面232に対して外向きに密接に接触させるとともに、使い捨て式ライナ702の頂面708をねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタ(図示せず)の複数の雄ねじ580に対して内向きに密接に接触させることができる。この結果、ねじ付きコネクタポートキャップ108と、ねじ付きコネクタポート104または別のねじ付きコネクタ(図示せず)との間にシールが形成される。使い捨て式ライナ702は、適切なレベルのフレキシブルさ、硬さ、及び吸収性を提供する様々な材料から作製され得る。例えば、使い捨て式ライナ702は、臨床医が、使い捨て式ライナ702をねじ付きコネクタポート104に取り付け、ねじ付きコネクタポートキャップ108をねじ回して取り付け、その後、ねじ付きコネクタポートキャップ108をねじ回して取り外し、使い捨て式ライナ702が所定の位置にある間に別のねじ付きコネクタをねじ回して取り付けることを可能にするフレキシブルさ及び強度を有し得る。
図7Eは、本開示の例示的な実施形態に係る例示的な配置治具704の斜視図であり、図7Fは、配置治具704の側面図である。配置治具704は、把持部分724、第1の端部726、第2の端部728、及び2つの位置決めフィンガ730a、730bを有する。本明細書で説明するとき、2つの位置決めフィンガ730a及び730bは、総称すするときは符号730で示す。2つの位置決めフィンガ730は、各々、遠位端部732及び近位端部734を有する。遠位端部732は、把持部分724の遠位側に位置しており、近位端部734は、把持部分724の近位側に位置している。例示的な実施形態では、2つの位置決めフィンガ730a及び730bは、直線状の形状を有し、互いに対して平行であり得る。または、2つの位置決めフィンガ730a及び730bは、配置治具704に力が加えられていない状態で、互いに対して近づく方向または離れる方向に屈曲した形状を有し得る。加えて、2つの位置決めフィンガ730a及び730bの遠位端部732は、使い捨て式ライナ702の構造に応じて、直線状であるか、または外向きに屈曲され得る。例えば、外向きに屈曲された遠位端部732を有する位置決めフィンガ730は、有利なことに、使い捨て式ライナ702の早期に脱離するリスクを減少させることができる。また、内向きに屈曲された遠位端部732を有する位置決めフィンガ730は、有利なことに、使い捨て式ライナ702の早期の脱離を容易にすることができる。配置治具704は、適切なレベルのフレキシブルさ及び硬さを提供する様々な金属及び/またはプラスチックから構成され得る。例えば、配置治具704は、ステンレス鋼、ポリエチレン、シリコーン、熱可塑性プラスチックなどの1または複数の材料から構成されたフレキシブル性材料を含み得、また、ラテックスフリーであり得る。2つの位置決めフィンガ730は、各遠位端部732で離間距離(DS)736を有する。離間距離(DS)736は、使い捨て式ライナ702の直径(DL)716よりも大きい。例えば、力が加えられていない状態では、配置治具704の2つの位置決めフィンガ730の離間距離(DS)736は、使い捨て式ライナ702の直径(DL)716よりも大きい。2つの位置決めフィンガ730は、使い捨て式ライナ702の各位置決めフラップ706と軸方向に整列される。2つの位置決めフィンガ730は、その各遠位端部732間及び各近位端部734間に内向きの圧力760を加えて離間距離(DS)736を減少させた状態で、2つの位置決めフラップ706の各フラップ開口部718内に位置させたときに、各フラップ開口部718と係合することができるように構成されている。2つの位置決めフィンガ730は、内向きの圧力760を減少させたときに、使い捨て式ライナ702をテンションがかかった状態で保持する。離間距離(DS)736が使い捨て式ライナ702の2つの位置決めフラップ706のフラップ開口部718よりも減少させるのに必要な内向きの圧力760を生成するのには、正味の力のみが必要とされることを理解されたい。配置治具704は、使い捨て式ライナ702をねじ付きコネクタポート104の頂面738上に位置させ、ライナ開口部714及びボアチャンネル230を使い捨て式ライナ702の長手方向軸712に沿ってと整列させ、2つの位置決めフィンガ730の各遠位端部732間及び各近位端部734間に内向きの圧力760を加えて離間距離(DS)736を減少させて2つの位置決めフラップ706のフラップ開口部718から2つの位置決めフィンガ730を引き出すことにより、使い捨て式ライナ702を切り離すことができるように構成されている。使い捨て式ライナ702を適切に配置しないとねじ付きコネクタポート104及びねじ付きコネクタポートキャップ108間、または2つのねじ付きコネクタ間にシール722を形成することができないので、使い捨て式ライナ702を適切に配置することが重要である。例示的な実施形態では、配置治具704は、3つまたはそれ以上の位置決めフィンガを有し得、使い捨て式ライナ702は、3つまたはそれ以上の位置決めフィンガに対応する3つまたはそれ以上の位置決めフラップを有し得る。別の実施形態では、配置治具704は、2つの位置決めフィンガ730の離間距離(DS)736を減少させるべく臨床医により加えられる外向きの圧力または押圧力を受けることができるように構成され得る。
図8は、本開示の例示的な実施形態に係るシーリングアセンブリ800の斜視図である。このシーリングアセンブリ800は、使い捨て式ライナディスペンサ802と、配置治具704とを含む。使い捨て式ライナディスペンサ802は、フレーム804、ローラーバー806、及びライナリール808を含む。ローラーバー806は、ライナリール808を受容するための第2の長手方向軸810を規定する。ライナリール808は、ディスペンスされる先頭の使い捨て式ライナ814と、それに結合された複数の使い捨て式ライナ812とを含む。複数の使い捨て式ライナ812は、ミシン目縁部816により互いに分離させることができる。複数の使い捨て式ライナ812の各使い捨て式ライナ702は、図7B、図7C、及び図7Dを参照して説明した通りである。
図9Aは、ねじ付きコネクタポート104を清掃するための例示的な方法900を説明するためのフロー図である。以下、図9Aを参照して方法900について説明するが、方法900に関連する行為を実施する様々な他の方法を用いてもよいことを理解されたい。例えば、方法900の各ステップの順番は変更してもよいし、各ステップは断続的に繰り返すかまたは連続的に実施してもよいし、特定のステップを他のステップと組み合わせてもよいし、各ステップは任意にまたは付随的に実施してもよい。
この例示的な方法900は、まず、臨床医が、使い捨て式発泡体プラットフォーム218をクリーニング装置102の把持体200に取り付けることにより開始される(ステップ902)。続いて、使い捨て式発泡体プラットフォーム218が予め湿潤されていない場合には、臨床医は、使い捨て式発泡体プラットフォーム218を湿潤流体614で湿潤させる(ステップ904)。本開示の例示的な実施形態では、湿潤流体614は、抗菌性流体(例えば、イソプロピルアルコールなどのアルコール)、生理食塩水、または任意の他の適切な流体であり得る。次に、臨床医は、クリーニング装置102をねじ付きコネクタポート104内に挿入する(ステップ906)。クリーニング装置102を挿入するとき、臨床医は、位置合わせペグ202を使用して、使い捨て式発泡体プラットフォーム218が、ボアチャンネル230の複数の雌ねじ234及び外面232と適切に係合するようにする。そして、臨床医は、クリーニング装置102を、その長手方向軸260を中心にして、ねじ付きコネクタポート104に対して回転させる(ステップ908)。クリーニング装置102を回転させながら、臨床医は、一対のクリーニングアーム210によって使い捨て式発泡体プラットフォーム218をボアチャンネル230の複数の雌ねじ234及び外面232に対して密接に接触させるように、クリーニング装置102の一対のグリップアーム208に対して圧力270を加える(ステップ910)。臨床医は、ねじ付きコネクタポート104が十分にクリーニングされるまで上記のステップ908及び910を繰り返し、その後、ねじ付きコネクタポート104からクリーニング装置102を取り出す(ステップ912)。その後、臨床医は、クリーニング装置102から使用済みの使い捨て式発泡体プラットフォーム218を取り外して廃棄する(ステップ914)。例えば、臨床医は、把持体200に設けられたスカラップ部236の助けを借りて、自分の手で使用済みの使い捨て式発泡体プラットフォーム218を取り外すことができる。または、臨床医は、治具を使用して、てこの作用を利用して、把持体200から使い捨て式発泡体プラットフォーム218を取り外すことができる。詳細については後述するが、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104内に使い捨て式ライナ702を配置する(ステップ916)。そして、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104内に、ねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタを挿入する(ステップ918)。
図9Bは、ねじ付きコネクタポート104を清掃するための別の例示的な方法930を説明するためのフロー図である。以下、図9Bを参照して方法930について説明するが、方法930に関連する行為を実施する様々な他の方法を用いてもよいことを理解されたい。例えば、方法930の各ステップの順番は変更してもよいし、各ステップは断続的に繰り返すかまたは連続的に実施してもよいし、特定のステップを他のステップと組み合わせてもよいし、各ステップは任意にまたは付随的に実施してもよい。
この例示的な方法930は、まず、臨床医が、クリーニング装置401の把持体200に設けられた一対の突起部438でねじ付きコネクタポートキャップ108をねじ回して取り外すことにより開始される(ステップ932)。続いて、臨床医は、発泡体を湿潤流体614で湿潤させる(ステップ934)。発泡体は、使い捨て式発泡体プラットフォーム218、第1の複数の発泡体パッド404、及び/または第2の複数の発泡体パッド430であり得る。本開示の例示的な実施形態では、湿潤流体614は、イソプロピルアルコールなどのアルコール、または例えば生理食塩水などの任意の他の適切な流体であり得る。次に、臨床医は、クリーニング装置(102、401)をねじ付きコネクタポート104内に挿入する(ステップ936)。クリーニング装置(102、401)を挿入するとき、臨床医は、位置合わせペグ202または位置合わせチューブ506などを使用して、使い捨て式発泡体プラットフォーム218または複数の発泡体パッド(404、430)が、ボアチャンネル230の複数の雌ねじ234及び外面232と適切に係合するようにする。そして、臨床医は、クリーニング装置(102、401)を、その長手方向軸(260、480)を中心にして、ねじ付きコネクタポート104に対して回転させる(ステップ938)。その後、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104からクリーニング装置(102、401)を取り出す(ステップ940)。詳細については後述するが、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104内に使い捨て式ライナ702を配置する(ステップ942)。そして、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104内に、ねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタを挿入する(ステップ944)。
図9Cは、ねじ付きコネクタポート104を清掃するための別の例示的な方法950を説明するためのフロー図である。以下、図9Cを参照して方法950について説明するが、方法950に関連する行為を実施する様々な他の方法を用いてもよいことを理解されたい。例えば、方法950の各ステップの順番は変更してもよいし、各ステップは断続的に繰り返すかまたは連続的に実施してもよいし、特定のステップを他のステップと組み合わせてもよいし、各ステップは任意にまたは付随的に実施してもよい。
この例示的な方法950は、まず、臨床医が、使い捨て式容器604からクリーニング装置502を取り出すことにより開始される(ステップ952)。これは、臨床医が、一連の使い捨て式容器602から使い捨て式容器604を取り外すことを必要とする。臨床医は、除去可能な閉鎖蓋体608を除去して使い捨て式容器604を開き、クリーニング装置502を取り出す。クリーニング装置502は、使い捨て式容器604内に含まれている湿潤流体614で予め湿潤されていることを理解されたい。臨床医は、クリーニング装置502の汚染を防止するために、依然として手袋を装着しているであろうが、この湿潤流体614を使用するタイプでは、手袋の装着は必須ではない。例えば、クリーニング装置502は、有利なことに、クリーニング装置502を直接的に手で触ることにより生じる二次汚染を防止することができる強力な抗菌性流体などの湿潤流体614で湿潤させることができる。これにより、有利なことに、臨床医がクリーニング装置502を迅速に取り扱うことができ、臨床医の貴重な時間を節約することが可能となる。次に、臨床医は、シーリングコネクタ504の内側ねじクリーニング端部516を、ねじ付きコネクタポート104内に挿入する(ステップ954)。臨床医は、位置合わせチューブ506を使用して、クリーニング装置502をボアチャンネル230上に配置し、ねじ付きコネクタポート104と軸方向に整列させることにより、クリーニング装置502をねじ付きコネクタポート104に対して位置合わせすることができる。その後、臨床医は、シーリングコネクタ504のキャップクリーニング端部514内に、ねじ付きコネクタポートキャップ108を挿入する(ステップ956)。キャップクリーニング端部514は、複数の雄ねじを有する別のねじ付きコネクタのためにも使用できることを理解されたい。そして、臨床医は、クリーニング装置502を、その長手方向軸518を中心にして回転させる(ステップ958)。これにより、内側発泡体パッド508、外側発泡体スリーブ510、及び位置合わせチューブ506によって、ねじ付きコネクタポートキャップ108の複数の雄ねじ580、ねじ付きコネクタポート104の複数の雌ねじ234、及びボアチャンネル230の外面232をそれぞれ清掃することができる。臨床医は、ねじ付きコネクタポート104が十分にクリーニングされるまで上記のステップ958を繰り返す。次に、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104からクリーニング装置502を引き出すことにより、ねじ付きコネクタポート104からクリーニング装置502を取り出す(ステップ960)。詳細については後述するが、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104内に使い捨て式ライナ702を配置する(ステップ962)。そして、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104内に、ねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタを挿入する(ステップ964)。
図9Dは、ねじ付きコネクタポート104を清掃するための別の例示的な方法970を説明するためのフロー図である。以下、図9Dを参照して方法970について説明するが、方法970に関連する行為を実施する様々な他の方法を用いてもよいことを理解されたい。例えば、方法970の各ステップの順番は変更してもよいし、各ステップは断続的に繰り返すかまたは連続的に実施してもよいし、特定のステップを他のステップと組み合わせてもよいし、各ステップは任意にまたは付随的に実施してもよい。
この例示的な方法970は、まず、臨床医が、収容容器630から除去可能な閉鎖蓋体640を除去することにより開始される(ステップ972)。例えば、臨床医は、除去可能な閉鎖蓋体640を引っぱって取り外すか、剥がすか、またはねじ回して取り外すことができる。続いて、臨床医は、収容容器630にクリーニング装置502bを結合させて密封する(ステップ974)。例示的な実施形態では、臨床医は、収容容器630の側壁部660にシーリングコネクタ504bを圧入嵌合する。別の例示的な実施形態では、臨床医は、収容容器630内にシーリングコネクタ504bをねじ回して取り付ける。次に、臨床医は、互いに結合されたシーリングコネクタ504b及び収容容器630を振って、クリーニング装置502bを十分に湿潤及び/または消毒する(ステップ976)。そして、臨床医は、収容容器630からクリーニング装置502bを取り出し、シーリングコネクタ504bの内側ねじクリーニング部分562をねじ付きコネクタポート104内に挿入する(ステップ978)。臨床医は、位置合わせペグ568を使用して、クリーニング装置502bをボアチャンネル230上に配置し、ねじ付きコネクタポート104と軸方向に整列させることにより、クリーニング装置502bをねじ付きコネクタポート104に対して位置合わせすることができる。別の例示的な実施形態では、臨床医は、位置合わせチューブ564を使用して、クリーニング装置502bをねじ付きコネクタポート104に対して位置合わせすることもできる。次に、臨床医は、クリーニング装置502bを、その長手方向軸566を中心にして、ねじ付きコネクタポート104に対して回転させる(ステップ980)。これにより、外側発泡体スリーブ574及び位置合わせチューブ564によって、ねじ付きコネクタポートキャップ108の複数の雄ねじ580、及びボアチャンネル230の外面232をそれぞれ清掃することができる。加えて、位置合わせペグ568によって、ねじ付きコネクタポート104のボアチャンネル230も清掃することができる。臨床医は、ねじ付きコネクタポート104が十分にクリーニングされるまで、上記のステップ980を繰り返す。そして、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104からクリーニング装置502bを取り出す(ステップ982)。臨床医は、ねじ付きコネクタポート104をさらに清掃するために、上記のステップ974−980を繰り返してもよい。
図9Eは、ねじ付きコネクタポート104を清掃するための別の例示的な方法990を説明するためのフロー図である。以下、図9Eを参照して方法990について説明するが、方法990に関連する行為を実施する様々な他の方法を用いてもよいことを理解されたい。例えば、方法990の各ステップの順番は変更してもよいし、各ステップは断続的に繰り返すかまたは連続的に実施してもよいし、特定のステップを他のステップと組み合わせてもよいし、各ステップは任意にまたは付随的に実施してもよい。
この例示的な方法990は、まず、臨床医が、配置治具704で使い捨て式ライナ702を把持することにより開始される(ステップ992)。これは、臨床医が、複数の使い捨て式ライナ812を含むライナリール808から、先頭の使い捨て式ライナ814を取り外すことを必要とする。また、臨床医は、ミシン目縁部816を引き裂くことにより、先頭の使い捨て式ライナ814を取り出すことができる。また、臨床医が、ライナを保護するように構成された、パッケージの頂部プラスチック層を取り外すことを必要とする。配置治具704で使い捨て式ライナ702を把持するために、臨床医は、配置治具704の2つの位置決めフィンガ730を、使い捨て式ライナ702の位置決めフラップ706のフラップ開口部718と軸方向に整列させる。整列させた後、臨床医は、2つの位置決めフィンガ730の遠位端部732間及び近位端部734間に内向きの圧力760を加えて、2つの位置決めフィンガ730の離間距離(DS)736が2つの位置決めフィンガ730をフラップ開口部718に挿入することを可能にする許容範囲になるまで離間距離(DS)736を減少させる。その後、臨床医は内向きの圧力760を減少させ、これにより、配置治具704は、テンションが加えられた状態で使い捨て式ライナ702に保持される。続いて、臨床医は、使い捨て式ライナ702をねじ付きコネクタポート104の上方に位置させる(ステップ994)。臨床医は、使い捨て式ライナ702を、ねじ付きコネクタポート104の頂面738上に配置し、使い捨て式ライナ702の長手方向軸712に沿ってライナ開口部714及びボアチャンネル230を互いに整列させる。次に、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104の頂面738上で、配置治具704から使い捨て式ライナ702を切り離す(ステップ995)。配置治具704から使い捨て式ライナ702を切り離すためには、臨床医は、2つの位置決めフィンガ730の遠位端部732間及び近位端部734間に内向きの圧力760を加えて、2つの位置決めフィンガ730の離間距離(DS)736が2つの位置決めフィンガ730をフラップ開口部718から引き出すことを可能にする許容範囲になるまで離間距離(DS)736を減少させる。続いて、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104に、ねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタをねじ回して取り付けることにより、ねじ付きコネクタポート104を密封する(ステップ996)。臨床医は、適切に消毒されている場合は直接的に、または一対の医療手袋を装着して、自分の手でライナを所定の位置に圧入する。使い捨て式ライナ702を適切に配置しないと、ねじ付きコネクタポート104及びねじ付きコネクタポートキャップ108間または2つのねじ付きコネクタ間にシール722を形成することができないので、使い捨て式ライナ702を適切に配置することが重要であることを理解されたい。シール722は、ねじ付きコネクタポート104内に、ねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタを挿入してねじ回すことにより実現することができる。例えば、使い捨て式ライナ702は、ねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタがねじ付きコネクタポート104にねじ回して取り付けられた(ねじ込まれた)とき、裂けることなく、必要に応じて変位、伸張、及び圧縮することができる。次に、臨床医は、ねじ付きコネクタポート104を使用する(ステップ997)。そして、臨床医は、使い捨て式ライナ702を取り出して廃棄する(ステップ998)。したがって、使い捨て式ライナ702を使用することにより、有利なことに、ねじ付きコネクタポート104とねじ付きコネクタポートキャップ108または別のねじ付きコネクタとの間にシール722を形成し、互いに関連する表面及びねじ(例えば、ボアチャンネル230の複数の雌ねじ234及び外面232)を清潔に保つことができる。これにより、使い捨て式ライナ702の除去時にクリーニング(清掃)を行う必要がなくなる。
クリーニング装置102、クリーニング装置401、クリーニング装置502a、502b、及びシーリングシステム700は全て、互いに関連して使用することができる。臨床医は、必要とされるクリーニングのレベル及び医療チューブの用途に応じて、特定の装置またはシステムを選択することができる。いくつかの実施形態は、より迅速なクリーニングを提供し、別の実施形態では、より完全なクリーニングを提供する。
本明細書で説明した主題の態様は、単独で、または、本明細書で説明した他の態様と組み合わせて使用することができる。上記の説明に限定されることなく、本開示の例示的な態様では、本開示に係る、栄養チューブ用のねじ付きコネクタポートに関連して使用されるクリーニング装置は、シーリングコネクタと、位置合わせペグと、外側発泡体スリーブとを備える。前記シーリングコネクタは、第1の端部、第2の端部、内側ねじクリーニング部分、及び長手方向軸を有する本体部分を含む。前記本体部分は、グリップ部分を有する。前記内側ねじクリーニング部分は、前記本体部分の前記第2の端部に設けられている。加えて、前記内側ねじクリーニング部分は、第1の長さを有する位置合わせチューブを含む。前記長手方向軸は、前記本体部分の前記第1の端部から前記内側ねじクリーニング部分まで延びている。前記位置合わせチューブは、前記シーリングコネクタの前記長手方向軸と軸方向に整列されている。加えて、前記位置合わせペグは、前記シーリングコネクタの前記長手方向軸と軸方向に整列され、前記本体部分の前記第2の端部に結合されている。前記位置合わせペグは、前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの内径よりも小さい外径を有する。前記外側発泡体スリーブは、内面、外面、及び第2の長さを有する管状部分を含む。前記管状部分の前記内面は、前記位置合わせチューブに結合されている。前記管状部分は、該管状部分の前記第2の長さに沿って、前記ねじ付きコネクタポートの複数の雌ねじと係合することができるように構成されている。加えて、前記管状部分の前記外面は、前記位置合わせペグを前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネル内に挿入し、前記本体部分を前記シーリングコネクタの前記長手方向軸を中心にして回転させたときに、前記外側発泡体スリーブを前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじに対して外向きに密接に接触させることができるような予め定められた直径を有する。
上記の態様と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記外側発泡体スリーブは、使い捨て式である。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記外側発泡体スリーブは、前記位置合わせチューブに恒久的に結合される。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記外側発泡体スリーブは、フランジ部分を含む。前記フランジ部分は、内面及び外面を有する。前記管状部分の前記外面は、前記フランジ部分の前記外面と隣接し、前記フランジ部分の前記内面は、前記本体部分の前記第2の端部に結合されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記位置合わせチューブは、前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネルの外面を清掃することができるように構成された内面を有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記位置合わせペグは、前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネルの内面を清掃することができるように構成された外面を有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記位置合わせペグは、前記位置合わせチューブの前記第1の長さよりも大きい第3の長さを有し、前記位置合わせチューブを越えて延出している。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記位置合わせチューブの前記第1の長さは、前記外側発泡体スリーブの前記管状部分の前記第2の長さ以下である。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記本体部分は、前記第1の端部に、内壁面及びベース面を有するキャビティを含む。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記クリーニング装置は、内側発泡体パッドをさらに備える。前記内側発泡体パッドは、前記キャビティの前記内壁面及び前記ベース面を覆う。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記内側発泡体パッドは、ねじ付きコネクタポートキャップの複数の雄ねじを清掃することができるように構成された予め定められた厚さを有する。
上記の態様と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、経腸栄養に関連して使用されるクリーニングシステムは、栄養チューブ用のねじ付きコネクタポートに関連して使用されるクリーニング装置と、収容容器とを備えている。前記クリーニング装置は、シーリングコネクタと、位置合わせペグと、外側発泡体スリーブとを備える。前記シーリングコネクタは、第1の端部、第2の端部、内側ねじクリーニング部分、及び長手方向軸を有する本体部分を含む。前記本体部分は、グリップ部分を有する。前記内側ねじクリーニング部分は、前記本体部分の前記第2の端部に設けられている。加えて、前記内側ねじクリーニング部分は、第1の長さを有する位置合わせチューブを含む。前記長手方向軸は、前記本体部分の前記第1の端部から前記内側ねじクリーニング部分まで延びている。前記位置合わせチューブは、前記シーリングコネクタの前記長手方向軸と軸方向に整列されている。加えて、前記位置合わせペグは、前記シーリングコネクタの前記長手方向軸と軸方向に整列され、前記本体部分の前記第2の端部に結合されている。位置合わせペグは、前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの内径よりも小さい外径を有する。前記外側発泡体スリーブは、内面、外面、及び第2の長さを有する管状部分を含む。前記管状部分の前記内面は、前記位置合わせチューブに結合されている。前記管状部分は、該管状部分の前記第2の長さに沿って、前記ねじ付きコネクタポートの複数の雌ねじと係合することができるように構成されている。加えて、前記管状部分の前記外面は、前記位置合わせペグを前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネル内に挿入し、前記本体部分を前記シーリングコネクタの前記長手方向軸を中心にして回転させたときに、前記外側発泡体スリーブを前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじに対して外向きに密接に接触させることができるような予め定められた直径を有する。前記収容容器は、開口部を有するキャビティを形成する側壁部及び底部を有する。前記キャビティは、キャビティ深さ及びキャビティ直径を有し、湿潤溶液で少なくとも部分的に満たされている。前記キャビティ深さは、前記位置合わせペグの長さ以上であり、前記キャビティ直径は、前記外側発泡体スリーブの外径よりも大きい。加えて、前記シーリングコネクタは、前記収容容器の前記開口部を密封することができるように構成されている。
上記の態様と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記シーリングコネクタは、前記本体部分の前記第2の端部にチャンネルを含む。前記チャンネルは、前記収容容器の前記開口部を密封するべく前記収容容器の前記側壁部上に圧入嵌合させることができるように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記シーリングコネクタは、前記本体部分の前記第2の端部にガスケットを含む。前記ガスケットは、前記収容容器の前記開口部を密封することができるように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記収容容器は、第1の組のねじを含み、前記シーリングコネクタは、第2の組のねじを含む。前記第1の組のねじ及び前記第2の組のねじは、互いに螺合して前記収容容器と前記シーリングコネクタとの間を密封することができるように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記キャビティ深さは、前記位置合わせペグの遠位端部と前記収容容器の前記底部との間に隙間を形成することができるように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記クリーニングシステムは、前記収容容器に取り付けられ、前記キャビティの前記開口部を覆うことができるように構成された除去可能な閉鎖蓋体をさらに備える。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、栄養チューブ用のねじ付きコネクタポートに関連して使用されるクリーニング装置は、把持体と、位置合わせペグと、使い捨て式発泡体プラットフォームとを備える。前記把持体は、第1の端部、第2の端部、及び前記第1の端部から前記第2の端部まで延びる長手方向軸を有する。前記把持体は、前記第1の端部から上向きに延出する一対のグリップアームと、前記第2の端部から下向きに延出する一対のクリーニングアームとを含む。前記一対のクリーニングアームは、前記把持体内に配置された枢軸ピンによって前記一対のグリップアームに枢動可能に連結されている。前記一対のクリーニングアームは、前記一対のグリップアームに対して前記把持体の前記長手方向軸に向かう内向きの圧力を加えたときに、前記圧力が前記枢軸ピンを介して前記一対のクリーニングアームに伝達されることによって互いに離間するように構成されている。前記位置合わせペグは、前記把持体の前記長手方向軸と軸方向に整列され、前記把持体の前記第2の端部に結合されている。前記位置合わせペグは、前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの内径よりも小さい外径を有し、かつ前記一対のクリーニングアームを越えて延出する長さを有する。前記使い捨て式発泡体プラットフォームは、前記把持体の前記第2の端部に結合されている。前記使い捨て式発泡体プラットフォームは、前記把持体の前記長手方向軸と軸方向に整列された管状部分と、前記把持体の前記第2の端部に結合された結合端部とを含む。前記結合端部は、前記一対のクリーニングアームを受容するためのキャビティを有する。前記クリーニング端部は、前記位置合わせペグを前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネル内に挿入し、前記把持体を該把持体の前記長手方向軸を中心にして前記ねじ付きコネクタポートに対して回転させたときに、前記ねじ付きコネクタポートの複数の雌ねじ及び前記ボアチャンネルの外面を清掃することができるように構成されている。
上記の態様と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記把持体は、少なくとも二対のクリーニングアームを含む。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記使い捨て式発泡体プラットフォームは、前記クリーニングアームを受容するための少なくとも二対のキャビティを有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記把持体は、前記使い捨て式発泡体プラットフォームを取り外すのを助けることができるように構成された少なくとも2つのスカラップ部を有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、経腸栄養に関連して使用されるクリーニングシステムは、ねじ付きコネクタポートと、栄養チューブ用のねじ付きコネクタポートに関連して使用されるクリーニング装置とを備える。前記クリーニング装置は、把持体と、位置合わせペグと、使い捨て式発泡体プラットフォームとを備える。前記把持体は、第1の端部、第2の端部、及び前記第1の端部から前記第2の端部まで延びる長手方向軸を有する。前記把持体は、前記把持体内に配置された枢軸ピンによって前記一対のクリーニングアームに枢動可能に連結された前記一対のグリップアームを含む。前記一対のクリーニングアームは、前記一対のグリップアームに対して内向きまたは外向きの圧力を加えたときに、互いに離間または接近するように構成されている。前記位置合わせペグは、前記把持体の前記第2の端部に結合されており、前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの内径よりも小さい外径を有する。前記位置合わせペグは、前記一対のクリーニングアームを越えて延出する長さを有する。使い捨て式発泡体プラットフォームは、前記把持体に結合されており、管状中空部分と、結合端部と、クリーニング端部とを含む。前記結合端部は、前記一対のクリーニングアームを受容するための一対のキャビティを有し、前記クリーニング端部は、前記ねじ付きコネクタポートの複数の雌ねじ及び前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネルの外面を清掃することができるように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、経腸栄養に関連して使用されるクリーニングシステムは、発泡体プラットフォームディスペンサハウジングと、把持体及び位置合わせペグを含むクリーニング装置とを備える。把持体は、第1の端部と、第2の端部と、前記第1の端部から前記第2の端部まで延びる長手方向軸、前記第1の端部から上向きに延出する一対のグリップアームと、前記第2の端部から下向きに延出し、前記把持体内に配置された枢軸ピンによって前記一対のグリップアームに枢動可能に連結された一対のクリーニングアームとを含む。位置合わせペグは、前記把持体の前記長手方向軸と軸方向に整列され、前記把持体の前記第2の端部に結合され、前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの内径よりも小さい外径を有し、かつ前記一対のクリーニングアームを越えて延出する長さを有する。前記位置合わせペグは、前記把持体を前記把持体の前記長手方向軸を中心にして前記ねじ付きコネクタポートに対して回転させたときに前記使い捨て式発泡体プラットフォームの前記クリーニング端部で前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじ及び前記ボアチャンネルの外面を清掃することができるように、前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネルに挿入することができるように構成されている。臨床医は、把持体を回転させながら、グリップアームに圧力を加えて、一対のクリーニングアームを互いに接近または離間させることにより、使い捨て式発泡体プラットフォームの前記クリーニング端部でねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじ及び前記ボアチャンネルの外面を清掃することができる。
前記発泡体プラットフォームディスペンサハウジングは、複数の結合端部開口部を有する前側面と、複数のクリーニング端部開口部を有する後側面とを含み、前記複数の結合端部開口部及び前記複数のクリーニング端部開口部は、互いに軸方向に整列され、かつディスペンスされる前記使い捨て式発泡体プラットフォームを受容することができるように構成されている。前記各使い捨て式発泡体プラットフォームは、管状中空部分と、結合端部と、クリーニング端部とを含む。前記結合端部は、一対のキャビティを有する。前記クリーニング端部は、前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじ及び前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネルの外面を清掃することができるように構成されている。前記クリーニング装置及び前記発泡体プラットフォームディスペンサハウジングは、前記把持体を前記複数の結合端部開口部のうちの1つと軸方向に整列させ、前記把持体の前記第2の端部を前記使い捨て式発泡体プラットフォームの前記結合端部に対して押圧し、前記把持体の前記一対のクリーニングアームを前記結合端部の前記一対のキャビティに係合させて前記発泡体プラットフォームの前記結合端部を前記把持体の前記第2の端部に結合させたときに、互いに協働して、前記発泡体プラットフォームディスペンサハウジングから前記クリーニング装置に前記使い捨て式発泡体プラットフォームをディスペンスするように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、経腸栄養に関連して使用されるクリーニングシステムは、ねじ付きコネクタポートと、発泡体プラットフォームディスペンサハウジングと、クリーニング装置とを備える。前記クリーニング装置は、把持体及び位置合わせペグを含む。前記把持体は、第1の端部と、第2の端部と、前記第1の端部から前記第2の端部まで延びる長手方向軸、前記第1の端部から上向きに延出する一対のグリップアームと、前記第2の端部から下向きに延出し、前記把持体内に配置された枢軸ピンによって前記一対のグリップアームに枢動可能に連結された一対のクリーニングアームとを含む。前記位置合わせペグは、前記把持体の前記長手方向軸と軸方向に整列され、前記把持体の前記第2の端部に結合され、前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの内径よりも小さい外径を有し、かつ前記一対のクリーニングアームを越えて延出する長さを有する。前記位置合わせペグは、前記把持体を前記把持体の前記長手方向軸を中心にして前記ねじ付きコネクタポートに対して回転させたときに前記使い捨て式発泡体プラットフォームの前記クリーニング端部で前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじ及び前記ボアチャンネルの外面を清掃することができるように、前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネルに挿入することができるように構成されている。前記発泡体プラットフォームディスペンサハウジングは、複数の結合端部開口部を有する前側面と、複数のクリーニング端部開口部を有する後側面とを含み、前記複数の結合端部開口部及び前記複数のクリーニング端部開口部は、互いに軸方向に整列され、かつディスペンスされる前記使い捨て式発泡体プラットフォームを受容することができるように構成されている。前記各使い捨て式発泡体プラットフォームは、管状中空部分と、結合端部と、クリーニング端部とを含む。前記結合端部は、一対のキャビティを有する。前記クリーニング端部は、前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじ及び前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネルの外面を清掃することができるように構成されている。前記クリーニング装置及び前記発泡体プラットフォームディスペンサハウジングは、前記把持体を前記複数の結合端部開口部のうちの1つと軸方向に整列させ、前記把持体の前記第2の端部を前記使い捨て式発泡体プラットフォームの前記結合端部に対して押圧し、前記把持体の前記一対のクリーニングアームを前記結合端部の前記一対のキャビティに係合させて前記発泡体プラットフォームの前記結合端部を前記把持体の前記第2の端部に結合させたときに、互いに協働して、前記発泡体プラットフォームディスペンサハウジングから前記クリーニング装置に前記使い捨て式発泡体プラットフォームをディスペンスするように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係るクリーニング装置は、把持体と、第1の複数の発泡体パッドとを含む。前記把持体は、第1の端部、第2の端部、及び前記第1の端部から前記第2の端部まで延びる長手方向軸を有する。前記第1の端部はグリップ部分を含み、前記第2の端部は少なくとも2つのクリーニングアームを含む。前記少なくとも2つのクリーニングアームの各々は、近位端部と、前記把持体の遠位側に位置する末端部とを有する。前記各末端部は、前記ねじ付きコネクタポートの内側雌ねじと係合することができるように構成された高さ及び幅を有する外向きフランジを有する。前記少なくとも2つのクリーニングアームの各々は、前記クリーニングアーム及び前記外向きフランジの長さに沿って延在する第1の外面、第2の外面、及び第3の外面を有する。前記第1の外面は、前記クリーニングアームの前記近位端部から前記末端部まで延在している。前記第2の外面は、前記クリーニングアームの前記末端部から前記外向きフランジの前記幅に沿って延在している。前記第3の外面は、前記第2の外面から前記外向きフランジの前記高さに沿って延在している。前記第1の複数の発泡体パッドの前記各発泡体パッドは、前記少なくとも2つのクリーニングアームの前記第1の外面、前記第2の外面、及び前記第3の外面にそれぞれ結合されている。前記第1の複数の発泡体パッドは、前記把持体を前記ねじ付きコネクタポート内に挿入し、前記把持体を該把持体の前記長手方向軸を中心にして回転させ、前記外向きフランジから前記発泡体パッドに外向きの圧力が加えられたときに、前記ねじ付きコネクタポートの前記雌ねじを清掃することができるように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記把持体は、ねじ付きコネクタポートキャップをねじ回して取り外すときに、前記ねじ付きコネクタポートキャップの頂面と係合させることができるように構成された一対の突起部を含む。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記少なくとも2つのクリーニングアームの各クリーニングアームは、互いに異なる長さを有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記クリーニング装置は、第2の複数の発泡体パッドをさらに備え、前記第2の複数の発泡体パッドの各発泡体パッドは、前記クリーニングアームの前記近位端部から前記末端部まで延在する第1の内面、及び前記クリーニングの前記末端部から前記外向きフランジの前記幅に沿って延在する第2の内面にそれぞれ結合される。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係るクリーニング装置は、シーリングコネクタと、位置合わせチューブと、内側発泡体パッドと、外側発泡体スリーブとを備える。前記シーリングコネクタは、グリップ部分を有する本体部分と、前記本体部分の第1の端部に設けられ、底面及び内壁面を有するキャップキャビティを含むキャップクリーニング端部と、前記本体部分の第2の端部に設けられ、キャビティ深さ及びベース面を有するねじキャビティを含む内側ねじクリーニング端部と、前記キャップクリーニング端部から前記内側ねじクリーニング端部まで延びる長手方向軸とを含み、前記内側ねじクリーニング端部の前記キャビティ深さは、前記ねじ付きコネクタポートの複数の雌ねじと係合することができるように構成されている。前記位置合わせチューブは、前記シーリングコネクタの前記長手方向軸と軸方向に整列され、前記ねじキャビティの前記ベース面に結合され、かつ前記キャビティ深さ以上の長さを有する。前記内側発泡体パッドは、前記キャップキャビティの前記内壁面及び前記ベース面を覆い、かつねじ付きコネクタポートキャップの複数の雄ねじを清掃することができるように構成された予め定められた厚さを有する。前記外側発泡体スリーブは、内面及び外面を有する管状部分と、内面及び外面を有するフランジ部分とを含み、前記管状部分の前記外面は、前記フランジ部分の前記外面と隣接し、前記管状部分の前記内面は、前記位置合わせチューブに結合され、前記フランジ部分の前記内面は、前記ねじキャビティの前記ベース面に結合され、前記管状部分の前記外面は、前記本体部分を前記シーリングコネクタの前記長手方向軸を中心にして回転させたときに、前記外側発泡体スリーブを前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじに対して外向きに密接に接触させるとともに、前記内側発泡体パッドを前記ねじ付きコネクタポートキャップの前記複数の雄ねじに対して内向きに密接に接触させることができるような予め定められた直径を有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記内側発泡体パッドは、前記シーリングコネクタの前記長手方向軸と軸方向に整列され、かつ前記ねじ付きコネクタポートキャップのキャビティを清掃することができるように構成された管状の発泡体突出部を有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、前記位置合わせチューブは、前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの外面を清掃することができるように構成された内面を有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係るクリーニングシステムは、一連の使い捨て式容器を備えており、前記各使い捨て式容器は、収容容器と、除去可能な閉鎖蓋体と、クリーニング装置とを含んでいる。前記クリーニング装置は、シーリングコネクタと、位置合わせチューブと、内側発泡体パッドと、外側発泡体スリーブとを含んでいる。前記収容容器は、開口部を有するキャビティを有し、前記キャビティが湿潤溶液で少なくとも部分的に満たされている。前記除去可能な閉鎖蓋体は、前記収容容器に取り付けられ、前記キャビティの前記開口部を覆うことができるように構成されている。前記シーリングコネクタは、前記収容容器の前記キャビティ内に配置される。前記シーリングコネクタは、グリップ部分を有する本体部分と、前記本体部分の第1の端部に設けられ、底面及び内壁面を有するキャップキャビティを含むキャップクリーニング端部と、前記本体部分の第2の端部に設けられ、キャビティ深さ及びベース面を有するねじキャビティを含む内側ねじクリーニング端部と、前記キャップクリーニング端部から前記内側ねじクリーニング端部まで延びる長手方向軸とを含み、前記内側ねじクリーニング端部の前記キャビティ深さは、前記ねじ付きコネクタポートの複数の雌ねじと係合することができるように構成されている。前記位置合わせチューブは、前記シーリングコネクタの前記長手方向軸と軸方向に整列され、前記ねじキャビティの前記ベース面に結合され、かつ前記キャビティ深さ以上の長さを有する。前記内側発泡体パッドは、前記キャップキャビティの前記内壁面及び前記ベース面を覆い、かつねじ付きコネクタポートキャップの複数の雄ねじを清掃することができるように構成された予め定められた厚さを有する。前記外側発泡体スリーブは、内面及び外面を有する管状部分と、内面及び外面を有するフランジ部分とを含み、前記管状部分の前記外面は、前記フランジ部分の前記外面と隣接し、前記管状部分の前記内面は、前記位置合わせチューブに結合され、前記フランジ部分の前記内面は、前記ねじキャビティの前記ベース面に結合され、前記管状部分の前記外面は、前記本体部分を前記シーリングコネクタの前記長手方向軸を中心にして回転させたときに、前記外側発泡体スリーブを前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじに対して外向きに密接に接触させるとともに、前記内側発泡体パッドを前記ねじ付きコネクタポートキャップの前記複数の雄ねじに対して内向きに密接に接触させることができるような予め定められた直径を有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係るシーリング装置は、使い捨て式ライナと、配置治具とを含む。前記使い捨て式ライナは、2つの位置決めフラップと、頂面及び底面と、前記頂面から前記底面まで延びる長手方向軸と、前記長手方向軸と軸方向に整列されたライナ開口部と、前記2つの位置決めフラップ間の距離と等しい直径とを有する。前記2つの位置決めフラップの各々は、フラップ開口部を有する。前記ライナ開口部は、前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの外面と係合することができるように構成された複数のテイル部を有する。前記使い捨て式ライナの前記直径は、前記ねじ付きコネクタポート内に前記ねじ付きコネクタポートキャップまたは別のねじ付きコネクタを挿入して前記使い捨て式ライナの前記長手方向軸を中心にして回転させたときに、前記使い捨て式ライナの前記底面を前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじ及び前記ボアチャンネルの前記外面に対して外向きに密接に接触させるとともに、前記使い捨て式ライナの前記頂面を前記ねじ付きコネクタポートキャップまたは前記別のねじ付きコネクタの複数の雄ねじに対して内向きに密接に接触させて、前記ねじ付きコネクタポートと前記ねじ付きコネクタポートキャップまたは前記別のねじ付きコネクタとの間を密封するように、前記ねじ付きコネクタポートの複数の雌ねじ及び前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネルの前記外面と係合することができるように構成されている。前記配置治具は、第1の端部及び第2の端部を有し、前記第1の端部に把持部分を有し、前記第2の端部に2つの位置決めフィンガを有する。前記2つの位置決めフィンガの各々は、前記把持部分の遠位側に位置する遠位端部と、前記把持部分の近位側に位置する近位端部とを有する。前記2つの位置決めフィンガは、前記遠位端部において、前記使い捨て式ライナの前記直径よりも大きい離間距離を有する。前記2つの位置決めフィンガはそれぞれ、前記2つの位置決めフラップに対して軸方向に整列されている。前記2つの位置決めフィンガは、前記各遠位端部間及び前記各近位端部間に内向きの圧力を加えて前記離間距離を減少させた状態で、前記各位置決めフィンガを前記2つの位置決めフラップの前記各フラップ開口部内にそれぞれ位置させたときに、前記各フラップ開口部とそれぞれ係合することができるように構成されている。前記2つの位置決めフィンガは、前記内向きの圧力を減少させたときに、前記使い捨て式ライナをテンションがかかった状態で保持する。前記配置治具は、前記使い捨て式ライナを前記ねじ付きコネクタポートの頂面上に位置させ、前記ライナ開口部及び前記ボアチャンネルを前記使い捨て式ライナの前記長手方向軸に沿って互いに整列させ、前記2つの位置決めフィンガの前記各遠位端部間及び前記各近位端部間に前記内向きの圧力を加えて前記離間距離を減少させて前記2つの位置決めフラップの前記フラップ開口部から前記2つの位置決めフィンガを引き出すことにより、前記使い捨て式ライナを切り離すことができるように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係るシーリングシステムは、使い捨て式ライナと、配置治具と、使い捨て式ライナディスペンサとを備える。前記使い捨て式ライナは、2つの位置決めフラップと、頂面及び底面と、前記頂面から前記底面まで延びる長手方向軸と、前記長手方向軸と軸方向に整列されたライナ開口部と、前記2つの位置決めフラップ間の距離と等しい直径とを有する。前記2つの位置決めフラップの各々は、フラップ開口部を有する。前記ライナ開口部は、前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの外面と係合することができるように構成された複数のテイル部を有する。前記使い捨て式ライナの前記直径は、前記ねじ付きコネクタポート内に前記ねじ付きコネクタポートキャップまたは別のねじ付きコネクタを挿入して前記使い捨て式ライナの前記長手方向軸を中心にして回転させたときに、前記使い捨て式ライナの前記底面を前記ねじ付きコネクタポートの前記複数の雌ねじ及び前記ボアチャンネルの前記外面に対して外向きに密接に接触させるとともに、前記使い捨て式ライナの前記頂面を前記ねじ付きコネクタポートキャップまたは前記別のねじ付きコネクタの複数の雄ねじに対して内向きに密接に接触させて、前記ねじ付きコネクタポートと前記ねじ付きコネクタポートキャップまたは前記別のねじ付きコネクタとの間を密封するように、前記ねじ付きコネクタポートの複数の雌ねじ及び前記ねじ付きコネクタポートの前記ボアチャンネルの前記外面と係合することができるように構成されている。前記配置治具は、第1の端部及び第2の端部を有し、前記第1の端部に把持部分を有し、前記第2の端部に2つの位置決めフィンガを有する。前記2つの位置決めフィンガの各々は、前記把持部分の遠位側に位置する遠位端部と、前記把持部分の近位側に位置する近位端部とを有する。前記2つの位置決めフィンガは、前記遠位端部において、前記使い捨て式ライナの前記直径よりも大きい離間距離を有する。前記2つの位置決めフィンガはそれぞれ、前記2つの位置決めフラップに対して軸方向に整列されている。前記2つの位置決めフィンガは、前記各遠位端部間及び前記各近位端部間に内向きの圧力を加えて前記離間距離を減少させた状態で、前記各位置決めフィンガを前記2つの位置決めフラップの前記各フラップ開口部内にそれぞれ位置させたときに、前記各フラップ開口部とそれぞれ係合することができるように構成されている。前記2つの位置決めフィンガは、前記内向きの圧力を減少させたときに、前記使い捨て式ライナをテンションがかかった状態で保持する。前記配置治具は、前記使い捨て式ライナを前記ねじ付きコネクタポートの頂面上に位置させ、前記ライナ開口部及び前記ボアチャンネルを前記使い捨て式ライナの前記長手方向軸に沿って互いに整列させ、前記2つの位置決めフィンガの前記各遠位端部間及び前記各近位端部間に前記内向きの圧力を加えて前記離間距離を減少させて前記2つの位置決めフラップの前記フラップ開口部から前記2つの位置決めフィンガを引き出すことにより、前記使い捨て式ライナを切り離すことができるように構成されている。前記使い捨て式ライナディスペンサは、フレームと、ローラーバーと、ライナリールとを含む。前記ローラーバーは、前記ライナリールを受容するための第2の長手方向軸を規定する。前記ライナリールは、ディスペンスされる先頭の前記使い捨て式ライナと、それに結合された複数の前記使い捨て式ライナを含む。前記複数の使い捨て式ライナは、ミシン目縁部により互いに分離させることができるように構成されている。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、ねじ付きコネクタポートを清掃する方法は、使い捨て式発泡体プラットフォームをクリーニング装置に取り付けるステップと、前記使い捨て式発泡体プラットフォームを湿潤流体で湿潤させるステップと、前記クリーニング装置を前記ねじ付きコネクタポート内に挿入するステップと、前記クリーニング装置をその長手方向軸を中心にして前記ねじ付きコネクタポートに対して回転させるステップと、前記クリーニング装置を回転させながら、前記クリーニング装置のグリップアームに圧力を加えるステップと、前記ねじ付きコネクタポートから前記クリーニング装置を取り出すステップと、前記クリーニング装置から使用済みの前記使い捨て式発泡体プラットフォームを取り外して廃棄するステップと、前記ねじ付きコネクタポート内に使い捨て式ライナを配置するステップと、前記ねじ付きコネクタポート内にねじ付きコネクタポートキャップまたは別のねじ付きコネクタを挿入するステップとを有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、ねじ付きコネクタポートを清掃する方法は、クリーニング装置の把持体に設けられた一対の突起部で、ねじ付きコネクタポートキャップをねじ回して前記ねじ付きコネクタポートから取り出すステップと、前記クリーニング装置に取り付けられた使い捨て式発泡体プラットフォームを湿潤流体で湿潤させるステップと、前記クリーニング装置を前記ねじ付きコネクタポート内に挿入するステップと、前記クリーニング装置をその長手方向軸を中心にして前記ねじ付きコネクタポートに対して回転させるステップと、前記ねじ付きコネクタポートから前記クリーニング装置を取り出すステップと、前記ねじ付きコネクタポート内に使い捨て式ライナを配置するステップと、前記ねじ付きコネクタポート内にねじ付きコネクタポートキャップまたは別のねじ付きコネクタを挿入するステップとを有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、ねじ付きコネクタポートを清掃する方法は、使い捨て式容器からクリーニング装置を取り出すステップと、前記クリーニング装置のシーリングコネクタの内側ねじクリーニング端部をねじ付きコネクタポート内に挿入するステップと、前記シーリングコネクタのキャップクリーニング端部内にねじ付きコネクタポートキャップを挿入するステップと、前記クリーニング装置をその長手方向軸を中心にして回転させるステップと、前記ねじ付きコネクタポートから前記クリーニング装置を取り出すステップと、前記ねじ付きコネクタポート内に使い捨て式ライナを配置するステップと、前記ねじ付きコネクタポート内に前記ねじ付きコネクタポートキャップまたは別のねじ付きコネクタを挿入するステップとを有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、ねじ付きコネクタポートを清掃する方法は、湿潤流体が充填されている収容容器から除去可能な閉鎖蓋体を除去するステップと、前記収容容器にクリーニング装置を結合させて、前記収容容器を密封するステップと、互いに結合された前記クリーニング装置及び前記収容容器を振って、前記クリーニング装置を前記湿潤流体で十分に湿潤及び/または消毒するステップと、前記収容容器から前記クリーニング装置を取り外し、前記クリーニング装置のシーリングコネクタの内側ねじクリーニング端部を前記ねじ付きコネクタポート内に挿入するステップと、前記クリーニング装置をその長手方向軸を中心にして回転させて、前記クリーニング装置の外側発泡体スリーブ及び位置合わせチューブで、前記ねじ付きコネクタポートの複数の雌ねじ及び前記ねじ付きコネクタポートのボアチャンネルの外面をそれぞれ清掃するステップと、前記ねじ付きコネクタポートから前記クリーニング装置を取り出すステップとを有する。
上記の態様の1または複数と組み合わせて使用可能な本開示の別の態様によれば、本開示に係る、ねじ付きコネクタポートを密封する方法は、配置治具で使い捨て式ライナを把持するステップと、前記使い捨て式ライナを前記ねじ付きコネクタポートの上方に位置させるステップと、前記使い捨て式ライナを前記配置治具から切り離して前記ねじ付きコネクタポートの頂面に配置するステップと、前記ねじ付きコネクタポートにねじ付きコネクタまたはねじ付きコネクタポートキャップをねじ回して取り付けて前記ねじ付きコネクタポートを密封するステップと、前記ねじ付きコネクタポートを使用するステップと、前記使い捨て式ライナを取り出して廃棄するステップとを有する。
本明細書で説明した例示的な実施形態の様々な変更及び修正が当業者には明らかであることを理解されたい。そのような変更及び修正は、本開示の主題の精神及び範囲から逸脱することなく、かつそれの意図する利点を失うことなく実施することができる。したがって、そのような変更及び修正は、添付された特許請求の範囲に包含されることを意図している。また、従属請求項の特徴は、各独立請求項のシステム、方法、及び装置と組み合わせてもよい。