JP2020146341A - 成分濃度測定装置及び成分濃度測定方法 - Google Patents

成分濃度測定装置及び成分濃度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】流出元から流出する液体中の成分の量の測定精度の低下を抑制する技術を提供する。【解決手段】測定対象である測定対象成分を含んだ主液体を収集するとともに、主液体と外部から供給される補助液体とを混合させることによって成る混合液体を流出させるための液体収集部21と、液体収集部21の下流に位置する第1流路と、前記第1流路に位置して前記混合液体中の前記測定対象成分の濃度である第1測定対象成分濃度を測定する混合液体中濃度測定部とを備える第1センシング部22と、を備える成分濃度測定装置。【選択図】図1

Description

本発明は、成分濃度測定装置及び成分濃度測定方法に関する。
汗の汗中の特定の成分の濃度を計測する技術がある(特許文献1参照)。従来の技術は、流路を汗で満たし、流路を満たした汗を汗蒸気の圧力と毛細管現象とを利用して濃度を計測するセンサに供給することで濃度を測定する。
特開2017−198577号公報
従来の技術は、古い汗がセンサの近傍に滞留してしまう場合があった。そのため、従来の技術は、生成された新しい汗の量のみを測定することができず、分析の精度が悪い場合があった。
また、従来の技術は、流路を汗で満たす必要があるため、発汗量が少ない場合には、十分な汗が収集されるまで測定対象の量を測定できない場合があった。そのため、従来の技術は、汗の収集に時間がかかってしまい、リアルタイム性を損なう場合があり、分析の精度が悪い場合があった。
このような課題は、汗の汗中の特定の成分の量を測定する技術だけの問題ではなく、植物から流れ出る樹液等の、流出元から流出する液体中の成分の量を測定する技術に共通の課題であった。
上記事情に鑑み、本発明は、流出元から流出する液体中の成分の量の測定精度の低下を抑制する技術を提供することを目的としている。
(1)本発明の一態様は、測定対象である測定対象成分を含んだ主液体を収集するとともに、前記主液体と外部から供給される補助液体とを混合させることによって成る混合液体を流出させるための液体収集部{21}と、前記液体収集部{21}の下流に位置する第1流路{227}と、前記第1流路{227}に位置して前記混合液体中の前記測定対象成分の濃度である第1測定対象成分濃度を測定する混合液体中濃度測定部{24}とを備える第1センシング部{22}と、を備える成分濃度測定装置{1}である。
(2)本発明の一態様は、上記の成分濃度測定装置{1}であって、前記液体収集部{21}の下流に位置する第2流路{235}と、前記第2流路{235}を流れる前記混合液体の量である混合液体量を測定する混合液体量測定部{25}とを備える第2センシング部{23}、を備える。
(3)本発明の一態様は、上記の成分濃度測定装置{1}であって、前記第1測定対象成分濃度と、前記混合液体量と、前記外部から供給された前記補助液体の量である補助液体量と、に基づいて前記主液体中の前記測定対象成分の濃度である第2測定対象成分濃度を算出する成分濃度算出部{303}、をさらに備える。
(4)本発明の一態様は、上記の成分濃度測定装置{1}であって、前記液体収集部{21}に前記補助液体を供給する補助流体供給部{10}、をさらに備え、前記補助流体供給部{10}は、前記補助液体を前記第1流路{227}に供給した後、所定の時間である処理間時間が経過してから前記補助液体を前記第1流路{227}に供給し、前記混合液体中濃度測定部{24}は、前記補助流体供給部{10}が前記処理間時間の経過後に前記第1流路{227}に供給した前記補助液体を含む前記混合液体中の前記測定対象成分の濃度を測定する。
(5)本発明の一態様は、上記の成分濃度測定装置{1}であって、前記液体収集部{21}と前記第1センシング部{22}とは積層される。
(6)本発明の一態様は、上記の成分濃度測定装置{1}であって、前記液体収集部{21}と、前記第1センシング部{22}と、前記第2センシング部{23}との少なくとも2つは積層される。
(7)本発明の一態様は、測定対象である測定対象成分を含んだ主液体を収集するとともに、前記主液体と外部から供給される補助液体とを混合させることによって成る混合液体を流出させ、前記混合液体中の前記測定対象成分の濃度である第1測定対象成分濃度を測定する、成分濃度測定方法である。
上述した(1)〜(7)によれば、汗の収集に要する時間の増大を抑制し、測定のリアルタイム性を損なわない。そのため、汗の収集に要する時間に起因する測定精度の低下を抑制することができる。
上述した(4)によれば、古い汗の影響を小さくして、測定対象の成分の濃度を測定することができる。そのため、測定対象の成分の量の測定精度の低下を抑制することができる。
上述した(5)及び(6)によれば、装置の面積が広がってしまうことを抑制でき、装置の大型化を抑制することができる
実施形態の汗測定装置1の機能構成の一例を示す図。 実施形態における流体供給部10の機能構成の一例を示す図。 実施形態における被供給部20の断面の一例を示す図。 実施形態における混合液体中濃度測定部24の構成の一例を示す図。 図4に垂直な方向から見た作用極420を示す図。 図4に垂直な方向から見た対極430を示す図。 実施形態における汗収集部21の上面図。 実施形態における第1センシング部22の上面図。 実施形態における汗収集部21及び第1センシング部22が積層された状態の上面図。 実施形態における開始条件が満たされてから汗測定装置1が測定対象成分の汗中の濃度を算出するまでの処理の流れを示すフローチャート。
図1は、実施形態の汗測定装置1の機能構成の一例を示す図である。汗測定装置1は、汗中に含まれる測定対象の成分(以下「測定対象成分」という。)の量を測定する。測定対象成分は、汗中に含まれる成分であればどのような成分であってもよい。測定対象成分は、例えば、乳酸であってもよいし、グルコースであってもよいし、ナトリウムであってもよいし、カリウムであってもよい。
汗測定装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。汗測定装置1は、プログラムの実行によって流体供給部10、被供給部20及び情報処理部30を備える装置として機能する。
流体供給部10は、チューブによって被供給部20に接続されており、被供給部20に、補助液体を供給する。
補助液体は、測定対象成分を含まず測定対象成分と化学反応を起こさない液体であればどのような液体であってもよい。例えば、測定対象成分が汗中の乳酸である場合には、補助液体は、純水であってもよい。
図2は、実施形態における流体供給部10の機能構成の一例を示す図である。
流体供給部10は、液体チューブポンプ101、気体チューブポンプ102及びチューブ103を備える。
液体チューブポンプ101は、チューブ103によって被供給部20に接続されている。液体チューブポンプ101は、チューブ103内に補助液体を吐き出す。
気体チューブポンプ102は、チューブ103によって被供給部20に接続されている。気体チューブポンプ102は、チューブ103内に補助気体を吐き出す。補助気体は、測定対象成分を含まず測定対象成分と化学反応を起こさない気体であればどのような気体であってもよい。例えば、測定対象成分が汗中の乳酸である場合には、補助気体は、ヘリウムであってもよい。
流体供給部10は、所定の量の補助液体を液体チューブポンプ101によってチューブ103に掃き出した後、気体チューブポンプ102が吐き出す補助気体の気圧によって補助液体を被供給部20まで搬送する。このようにして、補助液体が被供給部20に流入する。
図1の説明に戻る。
被供給部20は、汗収集部21、第1センシング部22及び第2センシング部23を備え、補助液体及び測定対象成分に関する各種値を取得する。
図3は、実施形態における被供給部20の断面の一例を示す図である。
図3は、汗収集部21、第1センシング部22及び第2センシング部23が、この順に皮膚9の表面に垂直な方向に積層されていることを示す。皮膚9は、測定対象成分の流出元の一例である。皮膚9の表面に垂直な方向は、例えば、図3においては、皮膚9の内側から皮膚の外側に向かう向きであって、Z軸の正方向である。以下、Z軸に垂直な面をXY面という。
汗収集部21は、シート状の第1接着層211と、シート状の第2接着層212と、シート状の第1誘電体層213とが、この順でZ軸の正方向に積層されたものである。
第1接着層211は、皮膚に接する。第1接着層211には、皮膚に接する面に開口部214が形成されている。
第1接着層211は、皮膚に接着するシート状のものであれば、どのようなものであってもよい。第1接着層211は、例えば、メディカルテープである。第1接着層211の厚さ(Z軸方向の長さ)は、10〜200umであることが好ましく、90umであることがより好ましい。
第2接着層212には、XY面内の形状及び大きさが開口部214に略同一の開口部215が形成されている。開口部215は、開口部214に連通する。
第2接着層212は、第1接着層211と第1誘電体層213とを接着する。第2接着層212は、第1接着層211と第1誘電体層213とを接着するシート状のものであれば、どのようなものであってもよい。第2接着層212は、例えば、両面テープである。第2接着層212の厚さ(Z軸方向の長さ)は、100〜500umであることが好ましく、200umであることがより好ましい。
第1誘電体層213には、2つの開口部が形成されている。以下、一方の開口部を開口部216という。以下、他方の開口部を開口部217という。開口部216及び開口部217のXY面内の大きさは、開口部214及び開口部215のXY面内の大きさよりも小さい。開口部216は、開口部214及び開口部215に連通する。開口部217は、開口部214及び開口部215に連通する。
第1誘電体層213は、誘電体によって形成されている。第1誘電体層213は、シート状の誘電体であればどのようなものであってもよい。第1誘電体層213は、例えば、シリコンシートであってもよい。第1誘電体層213の厚さ(Z軸方向の長さ)は、100〜1000umであることが好ましく、500umであることがより好ましい。
開口部214、開口部215、開口部216及び開口部217によって流路218が形成される。流路218は、開口部214、開口部215、開口部216及び開口部217によって形成されているため、皮膚9に接する面が開口部である。そのため、流路218には、皮膚9から流出する汗が流入する。
汗収集部21には、開口部216を介して補助液体が流入する。開口部216に流入した補助液体は、流路218を流れる。流路218を流れる補助液体は汗と混じる。以下、汗と混じった補助液体を混合液体という。混合液体は、開口部217から流出する。
このようにして、汗収集部21は、測定対象である測定対象成分を含んだ汗を収集するとともに、汗と汗収集部21の外部に位置する流体供給部10から供給される補助液体とを混合させることによって成る混合液体を流出させる。
なお、第1接着層211、第2接着層212及び第1誘電体層213の厚みが好ましい下限値以上であることにより、汗測定装置1の出力を安定化することができる。また、第1接着層211、第2接着層212及び第1誘電体層213の厚みが好ましい上限値以下であることにより、被供給部20の可撓性を確保しやすく、被供給部20が皮膚9の動きに追従しやすくなる。
図3の説明に戻る。第1センシング部22は、シート状の第1絶縁層221と、シート状の第3接着層222と、シート状の第2誘電体層223とが、この順でZ軸の正方向に積層されたものである。
第1絶縁層221は、第1誘電体層213に接する。第1絶縁層221には、第1誘電体層213に接する面に開口部224が形成されている。開口部224は、開口部217に連通する。
第1絶縁層221は、絶縁体によって形成されている。第1絶縁層221は、シート状の絶縁体であれば、どのようなものであってもよい。第1接着層211は、例えば、カプトンテープである。第1絶縁層221の厚さ(Z軸方向の長さ)は、10〜100umであることが好ましく、50umであることがより好ましい。
第3接着層222は、XY面内の大きさが開口部224よりも大きな開口部225が形成されている。開口部225は、開口部224に連通する。
第3接着層222は、第1絶縁層221と第2誘電体層223とを接着する。第3接着層222は、第1絶縁層221と第2誘電体層223とを接着するシート状のものであれば、どのようなものであってもよい。第3接着層222は、例えば、両面テープである。第3接着層222の厚さ(Z軸方向の長さ)は、200〜700umであることが好ましく、580umであることがより好ましい。
第2誘電体層223には、XY面内の大きさが開口部225よりも小さな開口部226が形成されている。開口部226は開口部225に導通する。開口部226のXY面内の中心を通りZ軸に平行な線と、開口部224のXY面内の中心を通りZ軸に平行な線とは、交わらない。
第2誘電体層223は、誘電体によって形成されている。第2誘電体層223は、シート状の誘電体であればどのようなものであってもよい。第2誘電体層223は、例えば、シリコンシートであってもよい。第2誘電体層223の厚さ(Z軸方向の長さ)は、100〜1000umであることが好ましく、500umであることがより好ましい。
開口部224、開口部225及び開口部226によって流路227が形成される。第1センシング部22には、流路218を流れた混合液体が開口部224を介して流入する。開口部224に流入した混合液体は、流路227を流れる。流路227を流れる混合液体は、開口部226から流出する。このように、流路227は、汗収集部21の下流に位置する。
第1センシング部22は、混合液体中濃度測定部24を備える。混合液体中濃度測定部24は、所定の測定方法によって、混合液体中の測定対象成分の濃度を測定する。例えば、混合液体中濃度測定部24は、混合液体中の測定対象成分の濃度変化に応じた変化をする物理量の値を測定し、測定結果を混合液体中の濃度に換算することで、混合液体中の濃度を測定する。以下、混合液体中濃度測定部24が測定した、混合液体中の測定対象成分の濃度を、第1測定値という。
混合液体中濃度測定部24は、測定結果の第1測定値を、無線又は有線によって情報処理部30に出力する。
混合液体中濃度測定部24は、第1測定値を取得可能であればどのようなものであってもよい。混合液体中濃度測定部24の一例は、後述する。
第2センシング部23は、シート状の第4接着層231と、シート状の第3誘電体層232とが、この順でZ軸の正方向に積層されたものである。
第4接着層231は、XY面内の大きさが開口部226よりも大きな開口部233が形成されている。開口部233は、開口部226に連通する。
第4接着層231は、第2誘電体層223と第3誘電体層232とを接着する。第4接着層231は、第2誘電体層223と第3誘電体層232とを接着するシート状のものであれば、どのようなものであってもよい。第4接着層231は、例えば、両面テープである。第4接着層231の厚さ(Z軸方向の長さ)は、100〜1000umであることが好ましく、500umであることがより好ましい。
第3誘電体層232には、XY面内の大きさが開口部233よりも小さな開口部234が形成されている。開口部234は開口部233に導通する。開口部226のXY面内の中心を通りZ軸に平行な線と、開口部234のXY面内の中心を通りZ軸に平行な線とは、交わらない。
第3誘電体層232は、誘電体によって形成されている。第3誘電体層232は、シート状の誘電体であればどのようなものであってもよい。第3誘電体層232は、例えば、シリコンシートであってもよい。第3誘電体層232の厚さ(Z軸方向の長さ)は、100〜1000umであることが好ましく、500umであることがより好ましい。
開口部233及び開口部234によって流路235が形成される。第2センシング部23には、流路227を流れた混合液体が開口部226を介して流入する。開口部226に流入した混合液体は、流路235を流れる。流路235を流れる混合液体は、開口部234から被供給部20の外部に流出する。このように流路235は、汗収集部21の下流に位置する。
第2センシング部23は、混合液体量測定部25を備える。混合液体量測定部25は、所定の測定方法によって流路235を流れる混合液体の量を測定する。以下、混合液体量測定部25が測定した混合液体の量を、第2測定値という。
混合液体量測定部25は、測定結果の第2測定値を、無線又は有線によって情報処理部30に出力する。
混合液体量測定部25は、混合液体の量を取得可能であればどのようなものであってもよい。
混合液体量測定部25は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、補助記憶装置及びLED(light emitting diode)を備え、第1発汗量測定プログラムを実行する装置であってもよい。混合液体量測定部25は、発汗量測定プログラムの実行により、LEDの発する光の吸収、反射又は散乱を受光し受光結果に基づいて、流路235を流れる混合液体が所定の位置を通過する時間を測定する。混合液体量測定部25は、混合液体が所定の位置を通過する時間を測定することで、第2測定値を測定する。
混合液体量測定部25は、例えば、CPU、メモリ、補助記憶装置及び撮像装置を備え、第2発汗量測定プログラムを実行する装置であってもよい。混合液体量測定部25は、第2発汗量測定プログラムの実行により、例えば、第3流路230に目盛が刻まれている場合には、流体が位置する目盛の値を撮像装置によって読み取ることで、第2測定値を測定してもよい。
図1の説明に戻る。
情報処理部30は、入力部301、制御部302、成分濃度算出部303及び出力部304を備える装置として機能する。
入力部301は、タッチパネルやスイッチ等の入力装置を含んで構成される。入力部301は、これらの入力装置を自装置に接続するインタフェースとして構成されてもよい。入力部301は、自装置に対する処理開始情報の入力を受け付ける。入力部301に開始指示が入力されると、汗測定装置1は、測定対象成分の汗中の濃度の測定を開始する。
制御部302は、流体供給部10の動作と、混合液体中濃度測定部24の動作と、混合液体量測定部25の動作とを制御する。
制御部302は、具体的には、開始条件が満たされると、クリーニング制御処理と、測定用流体制御処理、第1測定値測定制御処理及び第2測定値測定制御処理を実行する。
開始条件は、入力部301へ開始指示の入力と時間とに関する条件であれば、どのような条件であってもよい。開始条件は、例えば、入力部301に開始指示が入力されるという条件であってもよい。開始条件は、例えば、第1条件と第2条件との少なくともいずれか一方が満たされるという条件であってもよい。第1条件は、入力部301に開始指示が入力されるという条件である。第2条件は、汗測定装置1による測定が終了してから一定時間が経過するという条件である。このような場合、汗測定装置1は、開始指示が入力されたタイミングに1回、測定をし、その後、一定の周期で測定を行う。
クリーニング制御処理は、流体供給部10に補助液体を被供給部20に供給させる、制御部302の処理である。制御部302によるクリーニング制御処理の実行によって、流体供給部10は補助液体を被供給部20へ供給する。
測定用流体制御処理は、クリーニング制御処理が終了してから所定の時間(以下「処理間時間」という。)経過後に制御部302によって実行される処理である。測定用流体制御処理は、流体供給部10に予め定められた量(以下「補助液体量」という。)の補助液体を被供給部20に供給させる、制御部302の処理である。補助液体量は、例えば、情報処理部30が備える不図示の補助記憶装置に記憶された量である。制御部302による測定用流体制御処理の実行によって、流体供給部10は予め定められた量の補助液体を被供給部20へ供給する。
第1測定値測定制御処理は、混合液体中濃度測定部24に第1測定値を測定させる制御部302の処理である。制御部302による第1測定値測定制御処理の実行によって、混合液体中濃度測定部24が第1測定値を取得する。
第2測定値測定制御処理は、混合液体量測定部25に第2測定値を測定させる制御部302の処理である。制御部302による第2測定値測定制御処理の実行によって、混合液体量測定部25が第2測定値を取得する。
成分濃度算出部303は、成分濃度算出処理を実行することで、測定対象成分の汗中の濃度を算出する。
成分濃度算出部303は、成分濃度算出処理の実行により、第1測定値と、第2測定値と、補助液体量とに基づいて、汗中の測定対象成分の濃度を算出する。
出力部304は、成分濃度算出部303が算出した結果を出力する。出力部304は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を含んで構成されてもよい。出力部304は、これらの表示装置を自装置に接続するインタフェースとして構成されてもよい。
(混合液体中濃度測定部24の一例)
図4は、実施形態における混合液体中濃度測定部24の構成の一例を示す図である。
混合液体中濃度測定部24は、生体情報測定センサ400、ポテンショスタット450及び電流値濃度変換部460を備える。
(生体情報測定センサ400の説明)
まず生体情報測定センサ400について説明する。
生体情報測定センサ400は、絶縁性基材410と絶縁性基材410上に設けられた作用極420、対極430、及び参照極440とを備える。
対極430と参照極440は、作用極420を両側から挟むように、絶縁性基材410上に設けられている。
絶縁性基材410は、三電極(すなわち、作用極420、対極430、及び参照極440の3つの電極)が短絡しないように絶縁性の材質で構成されている。
絶縁性基材410は、生体に密着しやすいよう、可撓性の材質で構成されていることが好ましい。また、絶縁性基材410には、三電極を保持できる強度が求められる。
これらの条件を満たす基材としては、ポリイミドフィルム、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の高分子フィルム、紙、マイカといったセラミックス等が挙げられる。
作用極420は、測定対象成分との間で電子の授受を行う電極である。本実施形態では、図4及び図5に示すように、作用極本体421と作用極本体421と連続する作用極接続部422と、作用極本体421上に設けられた酵素膜423とで構成されている。図5は、図4に垂直な方向から見た作用極420を示す図である。
作用極本体421は、導電性固体材料、例えば、カーボン、白金、金等で構成されている。本実施形態の作用極本体421は、直線部421aと直線部421aの第1の端部に一体的に形成された円形部421bを有している。また、直線部421aの第2の端部には、作用極接続部422が同軸状に接続されている。作用極接続部422は、例えば、銀/塩化銀、銀、銅、白金、金等の抵抗値の低い金属で構成されている。
酵素膜423は、作用極本体421の円形部421b上に設けられている。酵素膜423としては、ラクテートオキシダーゼ、及びグルコースオキシダーゼからなる群から選択される酵素の膜が挙げられる。
酵素膜423がラクテートオキシダーゼの場合は、酵素膜423において乳酸をピルビン酸に変換する反応が生じ、反応した際に生じる過酸化水素が電極中の色素(プルシアンブルー)と反応し、電流を生じる。
対極430は、作用極420との間に電流を流すための電極である。本実施形態では、図4及び図6に示すように、対極本体431と対極本体431と連続する対極接続部432とで構成されている。図6は、図4に垂直な方向から見た対極430を示す図である。
対極本体431は、導電性固体材料、例えば、カーボン、白金、金等で構成されている。本実施形態の対極本体431は、直線部431aと直線部431aの第1の端部に一体的に形成された円弧部431bを有している。円弧部431bは、作用極本体421の円形部421bを囲むように、円形部421bからほぼ等距離を保って円弧状に形成されている。また、直線部431aの第2の端部には、対極接続部432が同軸状に接続されている。対極接続部432は、例えば、銀/塩化銀、銀、銅、白金、金等の抵抗値の低い金属で構成されている。
参照極440は、作用極420の電位の基準となる電極である。参照極440は、銀/塩化銀で構成されている。本実施形態の参照極440は、図4及び図6に示すように、直線部440aと直線部440aの第1の端部に一体的に形成された円弧部440bを有している。円弧部440bは、対極430の円弧部431bと共に、作用極本体421の円形部421bを囲むように、円形部421bからほぼ等距離を保って円弧状に形成されている。図6は、図4に垂直な方向から見た参照極440を示す図である。
作用極本体421、対極本体31、及び参照極440の厚さは、10〜100μmであることが好ましい。
これらの部材の厚みが好ましい下限値以上であることにより、生体情報測定センサ400の出力を安定化することができる。また、これらの部材の厚みが好ましい上限値以下であることにより、生体情報測定センサ400の可撓性を確保しやすく、生体情報測定センサ400が生体の動きに追従しやすくなる。
また、作用極本体421の直線部421a、対極本体431、及び参照極440の幅は、0.05〜3mmであることが好ましく、0.3〜1.5mmであることがより好ましい。
これらの部材の幅が好ましい下限値以上であることにより、生体情報測定センサ400の出力を安定化しやすい。また、これらの部材の幅が好ましい上限値以下であることにより、生体情報測定センサ400全体を小さく形成することができる。
酵素膜423を形成する酵素の量は、3.2〜25.6ユニットであることが好ましく、12.8ユニットであることがより好ましい。
酵素膜423を形成する酵素の量が好ましい下限値以上であれば、充分な感度が得られる。酵素膜423を形成する酵素の量が好ましい上限値以下であれば、コストを低減できる。
作用極本体421の円形部421bの面積は、1〜30mmであることが好ましく、1.5〜20mmであることがより好ましい。円形部421bの面積が好ましい下限値以上であれば、充分な酵素量の酵素膜423を形成しやすい。円形部421bの面積が好ましい上限値以下であれば、生体情報測定センサ400全体を小さく形成することができる。
作用極420と対極430との離間距離、作用極420と参照極440との離間距離は、各々0.5〜3mmであることが好ましく、1〜2mmであることがより好ましい。
各々の離間距離が好ましい下限値以上であることにより電極を作製するときに生産効率がよい。好ましい上限値以下であることにより、測定時に試験体の量を減らしても正確に測定できる。
(ポテンショスタット450の説明)
次に、ポテンショスタット450について説明する。
ポテンショスタット450は、作用極リード線462、対極リード線463及び参照極リード線464によって、生体情報測定センサ400に接続される。
作用極リード線462は、作用極420とポテンショスタット450とを接続するリード線である。対極リード線463は、対極430とポテンショスタット450とを接続するリード線である。参照極リード線464は、参照極440とポテンショスタット450とを接続するリード線である。
ポテンショスタット450は、作用極420に、参照極440に対して一定の電位を与えると共に、作用極420と対極430との間の電流を測定するようになっている。
(電流値濃度変換部460の説明)
電流値濃度変換部460は、ポテンショスタット450が測定した電流の電流値に基づいて、混合液体中の測定対象成分の濃度を取得する。
(生体情報測定センサ400、ポテンショスタット450及び電流値濃度変換部460の動作の説明)
ポテンショスタット450が生体情報測定センサ400の作用極420に、参照極440に対して所定の定電位を与える。そして、その際の生体情報測定センサ400から得られる電流(作用極420と対極430の間を流れる電流)がポテンショスタット450によって検出される。
生体情報測定センサ400が混合液体中に位置する場合、作用極420と対極430の間を流れる電流は、混合液体中の測定対象成分の濃度に応じた電流値の電流である。そのため、生体情報測定センサ400が混合液体中に位置する場合にポテンショスタット450が測定する電流の電流値は、混合液体中の測定対象成分の濃度変化に応じた変化をする物理量の値である。
電流値濃度変換部460が、ポテンショスタット450が測定した電流の電流値に基づいて、混合液体中の測定対象成分の濃度である第1測定値を取得する。
(汗収集部21及び第1センシング部22の上面図)
図7は、実施形態における汗収集部21の上面図である。図7は、汗収集部21が、30mm×48mmの大きさであることを示す。図7は、流路218が蛇腹状であることを示す。図7は、流路218が、23mm×35mmの長方形内に位置する大きさ及び形状であることを示す。図7は、流路218の流路の幅が1mmであることを示す。図7は、流路218の流路間の距離が1mmであることを示す。
図8は、実施形態における第1センシング部22の上面図である。図8は、流路227が、長さ25mmの直線状の形状であり幅が1mmであることを示す。図8は、混合液体中濃度測定部24の上面図を示す。図8は、流路227の中央の長さ4mmに領域に混合液体中濃度測定部24の一部が位置することを示す。
図9は、実施形態における汗収集部21及び第1センシング部22が積層された状態の上面図である。図9は、汗収集部21に第1センシング部22が積層されており、流路218の1つの端部が流路227の1つの端部に重なることを示す。図9において流路227の1つの端部に重なる流路218の1つの端部は、開口部217の一例である。図9において流路218の1つの端部に重なる流路227の1つの端部は、開口部224の一例である。
(フローチャート)
図10は、実施形態における開始条件が満たされてから汗測定装置1が測定対象成分の汗中の濃度を算出するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
制御部302がクリーニング制御処理を実行し、流体供給部10が補助液体を被供給部20に供給する(ステップS101)。具体的には、制御部302が実行するクリーニング制御処理によって制御されることで、流体供給部10が補助液体を被供給部20に供給する。被供給部20に供給された補助液体は、被供給部20に溜まっている古い汗と混ざり、開口部234を介して、被供給部20の外部に排出される。そのため、ステップS101の処理によって、被供給部20に溜まっている古い汗を被供給部20が除去される。
クリーニング制御処理の終了後、処理間時間が経過してから、制御部302が測定用流体制御処理を実行する。制御部302が測定用流体制御処理を実行することで、流体供給部10が、補助液体量の補助液体を被供給部20に供給する(ステップS102)。具体的には、制御部302が実行する測定用流体制御処理によって制御されることで、流体供給部10が補助液体量の補助液体を被供給部20に供給する。
汗収集部21において、汗収集部21の流路218を流れる補助液体が、汗収集部21に流出する汗と混合される(ステップS103)。ステップS103において、補助液体と混じる汗は、処理間時間の間に皮膚9から被供給部20に流入した汗である。
補助液体と汗とが混合された液体である混合液体が、汗収集部21から第1センシング部22に供給される(ステップS104)。具体的には、流路218から流路227に混合液体が流れることで、汗収集部21から第1センシング部22に混合液体が供給される。
第1センシング部22において、第1測定値が取得される(ステップS105)。具体的には、制御部302が第1測定値測定制御処理を実行し、混合液体中濃度測定部24が流路227を流れる混合液体中の測定対象成分の濃度を測定する。ステップS105における混合液体中濃度測定部24の動作は、制御部302が実行する第1測定値測定制御処理によって制御される。
混合液体が、第1センシング部22から第2センシング部23に供給される(ステップS106)。具体的には、流路227から流路235に混合液体が流れることで、第1センシング部22から第2センシング部23に混合液体が供給される。
第2センシング部23において、第2測定値が取得される(ステップS107)。具体的には、制御部302が第2測定値測定制御処理を実行し、混合液体量測定部25が混合液体の量を測定する。ステップS107における混合液体量測定部25の動作は、制御部302が実行する第2測定値測定制御処理によって制御される。
このように構成された実施形態の汗測定装置1は、流体供給部10及び被供給部20を備え、測定用流体制御処理の前にクリーニング制御処理が実行されるため、古い汗の影響を小さくして、測定対象成分の濃度を測定することができる。そのため、汗測定装置1は流出元である汗から流出する液体(汗)中の成分の量の測定精度の低下を抑制することができる。
また、このように構成された実施形態の汗測定装置1は、汗だけでなく補助液体も用いて測定対象成分の濃度を測定する。そのため、汗測定装置1は、汗の収集に要する時間の増大を抑制し、汗測定装置1による測定は、リアルタイム性を損なわない。このため、汗測定装置1は、汗の収集に要する時間に起因する測定精度の低下を抑制することができる。
また、このように構成された実施形態の汗測定装置1は、汗収集部21、第1センシング部22及び第2センシング部23が、皮膚9の表面に垂直な方向に積層されている。そのため、汗測定装置1は、装置の面積が広がってしまうことを抑制でき、装置の大型化を抑制することができる。
また、このように構成された実施形態の汗測定装置1は、汗だけでなく補助液体も用いて測定対象成分の濃度を測定する。そのため、汗測定装置1は、補助液体を用いることなく測定をする場合よりも少ない汗によって測定対象成分の濃度が測定可能である。そのため、汗収集部21が皮膚9と接触する面積が、補助液体を用いることなく測定をする場合よりも、小さい。このため、汗測定装置1は、装置の面積が広がってしまうことを抑制でき、装置の大型化を抑制することができる。
(変形例)
なお、作用極420は、酵素膜を有するものには限定されない。例えば、酸素透過膜を導電性固体材料の表面に付着させたものであってもよい。
また、作用極リード線462は、作用極接続部を介さず、直接カーボン等の作用極420本体に接続してもよい。同様に、対極リード線463は、対極接続部を介さず、直接カーボン等の対極430本体に接続してもよい。
なお、三電極各々の形状やこれら三電極の相互の位置関係に特に限定はない。絶縁性基材の形状も、三電極各々の形状やこれら三電極の相互の位置関係に対応して、適宜変更することができる。
また、ポテンショスタット450と生体情報測定センサ400とは、リード線によらず、無線によって接続してもよい。無線接続の場合、例えば、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信を利用することができる。
なお、汗収集部21と第1センシング部22と第2センシング部23とは、必ずしも、全てが積層されている必要はない。汗収集部21と第1センシング部22とだけが積層されていてもよいし、汗収集部21と第2センシング部23とだけが積層されていてもよい。第1センシング部22と第2センシング部23とだけが積層されていてもよい。このように、汗収集部21と第1センシング部22と第2センシング部23とは、全てが積層されていなくてもよく、少なくとも2つが積層されていてもよい。
なお、必ずしも、汗収集部21が第1センシング部22に接続され、第1センシング部22が第2センシング部23に接続される必要は無い。汗収集部21と第1センシング部22と第2センシング部23とは、汗収集部21が皮膚9に接触していれば、汗収集部21が第2センシング部23に接続され、第2センシング部23が第1センシング部22に接続されてもよい。
なお、汗は主液体の一例であり、皮膚9は流出元の一例である。主液体は、樹液であってもよく、この場合、流出元は、樹木の木肌あってもよい。なお、流路227は、第1流路の一例である。なお、流路235は、第2流路の一例である。なお、汗収集部21は、液体収集部の一例である。なお、汗測定装置1は、成分濃度測定装置の一例である。なお、第1測定値は、第1測定対象成分濃度の一例である。なお、第2測定値は、混合液体量の一例である。なお、測定対象成分の汗中の濃度は、第2測定対象成分濃度の一例である。なお、流体供給部10は、補助流体供給部の一例である。
なお、汗測定装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
なお、汗測定装置1は、ネットワークを介して通信可能に接続された複数台の情報処理装置を用いて実装されてもよい。この場合、汗測定装置1が備える各機能部は、複数の情報処理装置に分散して実装されてもよい。例えば、情報処理部30とその他の機能部とはそれぞれ異なる情報処理装置に実装されてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…汗測定装置、 10…流体供給部、 20…被供給部、 30…情報処理部、 101…液体チューブポンプ、 102…気体チューブポンプ102、 21…汗収集部、 22…第1センシング部、 23…第2センシング部、 301…入力部、 302…制御部、 303…成分濃度算出部、 304…出力部

Claims (7)

  1. 測定対象である測定対象成分を含んだ主液体を収集するとともに、前記主液体と外部から供給される補助液体とを混合させることによって成る混合液体を流出させるための液体収集部と、
    前記液体収集部の下流に位置する第1流路と、前記第1流路に位置して前記混合液体中の前記測定対象成分の濃度である第1測定対象成分濃度を測定する混合液体中濃度測定部とを備える第1センシング部と、
    を備える成分濃度測定装置。
  2. 前記液体収集部の下流に位置する第2流路と、前記第2流路を流れる前記混合液体の量である混合液体量を測定する混合液体量測定部とを備える第2センシング部、
    を備える請求項1に記載の成分濃度測定装置。
  3. 前記第1測定対象成分濃度と、前記混合液体量と、前記外部から供給された前記補助液体の量である補助液体量と、に基づいて前記主液体中の前記測定対象成分の濃度である第2測定対象成分濃度を算出する成分濃度算出部、
    をさらに備える請求項2に記載の成分濃度測定装置。
  4. 前記液体収集部に前記補助液体を供給する補助流体供給部、
    をさらに備え、
    前記補助流体供給部は、前記補助液体を前記第1流路に供給した後、所定の時間である処理間時間が経過してから前記補助液体を前記第1流路に供給し、
    前記混合液体中濃度測定部は、前記補助流体供給部が前記処理間時間の経過後に前記第1流路に供給した前記補助液体を含む前記混合液体中の前記測定対象成分の濃度を測定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の成分濃度測定装置。
  5. 前記液体収集部と前記第1センシング部とは積層される、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の成分濃度測定装置。
  6. 前記液体収集部と、前記第1センシング部と、前記第2センシング部との少なくとも2つは積層される、
    請求項2又は3のいずれか一項に記載の成分濃度測定装置。
  7. 測定対象である測定対象成分を含んだ主液体を収集するとともに、前記主液体と外部から供給される補助液体とを混合させることによって成る混合液体を流出させ、
    前記混合液体中の前記測定対象成分の濃度である第1測定対象成分濃度を測定する、
    成分濃度測定方法。
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