JP2020145634A - Wireless communication device and wireless communication system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、無線マルチホップネットワークにおけるフラッディング技術に係わる。 The present invention relates to a flooding technique in a wireless multi-hop network.
複数のノードを備える無線ネットワークにおいて、マルチホップ方式で全ノードに情報を送信する技術の1つとして、フラッディングが実用化されている。フラッディングにおいては、以下の手順のよりパケットが送信される。
(1)送信元ノードは、パケットをブロードキャストする。
(2)パケットを受信した各ノードは、中継ノードとして、そのパケットをブロードキャストする(マルチホップ転送)。
(3)ただし、各ノードは、過去に受信したパケットと同じパケットを新たに受信したときは、その新たに受信パケットを中継しない(重複送信の回避)。
In a wireless network having a plurality of nodes, flooding has been put into practical use as one of the technologies for transmitting information to all the nodes by a multi-hop method. In flooding, packets are transmitted by the following procedure.
(1) The source node broadcasts the packet.
(2) Each node that receives the packet broadcasts the packet as a relay node (multi-hop transfer).
(3) However, when each node newly receives the same packet as the packet received in the past, the newly received packet is not relayed (avoidance of duplicate transmission).
フラッディングは、上述の手順により、無線ネットワーク内の全ノードに効率よく情報を送信できる。ただし、複数のノードがブロードキャストを行うので、ノード数の多い無線ネットワークにおいては、パケット衝突に起因してパケット損失率が大きくなるおそれがある。また、冗長なパケットの送信により不要なトラフィックが発生し、無線ネットワーク全体の効率が低下するおそれがある。 Flooding can efficiently transmit information to all nodes in the wireless network by the above procedure. However, since a plurality of nodes broadcast, in a wireless network with a large number of nodes, the packet loss rate may increase due to packet collision. In addition, the transmission of redundant packets may generate unnecessary traffic, which may reduce the efficiency of the entire wireless network.
これらの問題は、例えば、必要最小限の数のノードのみがパケットを中継することで緩和され得る。例えば、OLSR(Optimized Link State Routing)プロトコルを使用する無線マルチホップネットワークにおいて、選択されたノードのみがブロードキャスト転送を実行するフラッディング方法が提案されている。なお、ブロードキャスト転送を実行するために選択されるノードは、MPR(multipoint relay)と呼ばれる。MPRを選択してフラッディングを行う方法は、例えば、特許文献1および非特許文献1〜2に記載されている。
These problems can be mitigated, for example, by having only the minimum number of nodes relaying packets. For example, in a wireless multi-hop network using an OLSR (Optimized Link State Routing) protocol, a flooding method has been proposed in which only selected nodes perform broadcast transfer. The node selected to execute the broadcast transfer is called MPR (multipoint relay). Methods for selecting and flooding MPRs are described, for example, in
上述のように、選択されたノード(すなわち、MPRノード)のみがブロードキャスト転送を実行するフラッディングにおいては、不要なトラフィックが削減されて通信効率が改善する。ただし、MPRノードの数が少な過ぎると、無線ネットワーク内の全ノードに情報を到達しないおそれがある。このため、無線ネットワーク内の全ノードに確実に情報を配布するためには、マージンを含む数のMPRノードが選択されることが好ましい。しかし、このようなポリシでMPRノードを選択すると、一部のノードは、複数のMPRノードから無線電波を受信することになる。この場合、無線電波の干渉によりエラーが発生し、次段のノードにパケットを転送できないことがある。 As described above, in flooding in which only the selected node (that is, the MPR node) executes broadcast transfer, unnecessary traffic is reduced and communication efficiency is improved. However, if the number of MPR nodes is too small, the information may not reach all the nodes in the wireless network. Therefore, in order to reliably distribute information to all the nodes in the wireless network, it is preferable to select a number of MPR nodes including a margin. However, if the MPR node is selected in such a policy, some nodes will receive radio waves from a plurality of MPR nodes. In this case, an error may occur due to the interference of radio waves, and the packet may not be transferred to the next node.
本発明の1つの側面に係わる目的は、無線マルチホップネットワークにおいてフラッディングの効率を改善することである。 An object of one aspect of the present invention is to improve the efficiency of flooding in a wireless multi-hop network.
本発明の1つの態様の無線通信装置は、複数のノードを含む無線ネットワークにおいて使用される。この無線通信装置は、前記複数のノードのうちの、ブロードキャスト転送を実行する各中継ノードについて、前記ブロードキャスト転送により送信されるパケットを受信するノードを表す経路情報を保存する保存部と、前記経路情報に基づいて、複数の中継ノードからパケットが到達する干渉点ノードを特定する干渉点ノード特定部と、各干渉点ノードについて、当該干渉点ノードに到達するパケットを送信する中継ノードを特定する中継ノード特定部と、同じ干渉点ノードにパケットを送信する2以上の中継ノードが互いに異なるグループに属するように、前記中継ノード特定部により特定された中継ノードをグループ化するグループ化部と、各グループに対して異なる送信タイミングを設定する設定部と、前記設定部により設定された送信タイミングを前記中継ノード特定部により特定された各中継ノードに通知する通知部と、を備える。 The wireless communication device of one aspect of the present invention is used in a wireless network including a plurality of nodes. The wireless communication device includes a storage unit that stores route information representing a node that receives a packet transmitted by the broadcast transfer for each relay node that executes the broadcast transfer among the plurality of nodes, and the route information. An interference point node identification unit that specifies an interference point node that a packet arrives from a plurality of relay nodes, and a relay node that specifies a relay node that transmits a packet that reaches the interference point node for each interference point node. The specific unit and the grouping unit that groups the relay nodes specified by the relay node specific unit so that the two or more relay nodes that send packets to the same interference point node belong to different groups, and each group. A setting unit for setting different transmission timings and a notification unit for notifying each relay node specified by the relay node identification unit of the transmission timing set by the setting unit are provided.
上述の態様によれば、無線マルチホップネットワークにおいてフラッディングの効率が改善する。 According to the above aspects, flooding efficiency is improved in a wireless multi-hop network.
図1は、本発明の実施形態に係わる無線通信システムの一例を示す。無線通信システム100は、複数のノードを含み、マルチホップ方式でパケットを伝送する。この実施例では、無線通信システム100は、OLSRプロトコルに従ってパケットを伝送するものとする。
FIG. 1 shows an example of a wireless communication system according to an embodiment of the present invention. The
無線通信システム100は、ゲートウェイノード1および複数のノード2a〜2e、2p〜2vを備える。なお、以下の記載では、ノード2a〜2e、2p〜2vのうちの任意のノードを「ノード2」と呼ぶことがある。
The
ゲートウェイノード1には、無線通信装置が実装される。無線通信装置は、無線信号を送信できる。また、無線通信装置は、隣接ノードから送信される無線信号を受信できる。さらに、無線通信装置は、フラッディングにより、全ノード2a〜2e、2p〜2vに情報を配布する。なお、以下の記載では、ゲートウェイノード1に実装されている無線通信装置を「ゲートウェイノード」と呼ぶことがある。
A wireless communication device is mounted on the
各ノード2には、無線端末装置が実装される。無線端末装置は、無線信号を送信できる。また、無線端末装置は、隣接ノードから送信される無線信号を受信できる。さらに、無線端末装置は、隣接ノードから受信した信号を他のノードに転送できる。すなわち、無線端末装置は、中継ノードとして動作することがある。例えば、ゲートウェイノード1によりフラッディングが行われるときは、無線端末装置は、隣接ノードから受信するフラッディングパケットをブロードキャスト転送する。なお、以下の記載では、ノード2に実装されている無線端末装置を「ノード」と呼ぶことがある。
A wireless terminal device is mounted on each
上記構成の無線通信システム100において、各ノード2は、定期的に、Helloパケットをブロードキャストする。Helloパケットは、自分の存在を隣接ノードに通知するための制御パケットである。よって、各ノード2は、受信したHelloパケットの送信元を特定することにより、自分に隣接するノードを認識できる。そして、各ノード2は、自分に隣接するノードを表す隣接ノード情報を作成し、自ノード内のメモリに保存する。また、各ノード2により作成される隣接ノード情報は、ノード間で交換される。よって、各ノード2は、自ノードからカウントして2ホップ先のノードを認識できる。
In the
各ノード2により作成される隣接ノード情報は、ゲートウェイノード1に送信される。すなわち、ゲートウェイノード1は、各ノード2において作成される隣接ノード情報を収集する。したがって、ゲートウェイノード1は、無線通信システム100のトポロジを認識できる。
The adjacent node information created by each
図2は、フラッディングの一例を示す。図2に示す例では、ゲートウェイノード1が全ノード2a〜2e、2p〜2vに情報を配布する。すなわち、ゲートウェイノード1は、フラッディングパケットを送信する。ただし、ゲートウェイノード1から送信されるフラッディングパケットは、ノード2a〜2eに到達するが、ノード2p〜2vには到達しない。なお、フラッディングパケットには、例えば、宛先アドレスとしてブロードキャストアドレスが設定される。
FIG. 2 shows an example of flooding. In the example shown in FIG. 2, the
各ノード2a〜2eは、ゲートウェイノード1から受信したフラッディングパケットをブロードキャスト転送する。このとき、ノード2aから送信されるフラッディングパケットは、ノード2p〜2rに到達する。同様に、ノード2bから送信されるフラッディングパケットはノード2q〜2sに到達し、ノード2cから送信されるフラッディングパケットはノード2r〜2tに到達し、ノード2dから送信されるフラッディングパケットはノード2s〜2uに到達し、ノード2eから送信されるフラッディングパケットはノード2t〜2vに到達する。これにより、ゲートウェイノード1から送信される情報が全ノード2a〜2e、2p〜2vにより受信される。
Each
なお、ノード2aから送信されるフラッディングパケットは、ノード2p〜2r以外のノードにも到達し得る。例えば、ノード2aから送信されるフラッディングパケットは、ゲートウェイノード1に到達する。ただし、このフラッディングパケットに含まれる情報は、ゲートウェイノード1が送信した情報と同じである。よって、この場合、ゲートウェイノード1は、ノード2aから受信したフラッディングパケットを転送しない。また、ノード2aから送信されるフラッディングパケットは、ノード2bに到達するものとする。ただし、このフラッディングパケットに含まれる情報は、ノード2bが先に受信した情報と同じである。よって、この場合、ノード2bは、ノード2aから受信したフラッディングパケットの再転送を行わない。
The flooding packet transmitted from the
このように、図2に示す例では、フラッディングパケットを受信した各ノード2がそのフラッディングパケットをブロードキャスト転送(再転送を除く)する。具体的には、ノード2a〜2eがそれぞれブロードキャスト転送を行う。このため、パケットの衝突が起こりやすく、また、通信効率が低下することがある。
As described above, in the example shown in FIG. 2, each
これらの問題は、例えば、MPRノードを選択することにより緩和される。MPRノードは、ノード2a〜2e、2p〜2vの中から選択され、ブロードキャスト転送を実行する。すなわち、MPRノードは、フラッディングにおける中継ノードの一例である。尚、MPRノードとして選択されなかったノード2は、フラッディングパケットを受信してもブロードキャスト転送を実行しない。
These problems are alleviated, for example, by selecting the MPR node. The MPR node is selected from the
図3は、MPRノードを利用したフラッディングの一例を示す。図3に示す例では、ノード2a、2c、2eがMPRノードとして選択されている。
FIG. 3 shows an example of flooding using the MPR node. In the example shown in FIG. 3,
ゲートウェイノード1は、図2に示すケースと同様に、フラッディングパケットを送信する。そして、ゲートウェイノード1から送信されるフラッディングパケットは、ノード2a〜2eに到達する。
The
ノード2a、2c、2eは、それぞれゲートウェイノード1から受信したフラッディングパケットを転送する。このとき、ノード2aから送信されるフラッディングパケットはノード2p〜2rに到達し、ノード2cから送信されるフラッディングパケットはノード2r〜2tに到達し、ノード2eから送信されるフラッディングパケットはノード2t〜2vに到達する。したがって、ゲートウェイノード1から送信される情報が全ノード2a〜2e、2p〜2vにより受信される。
The
なお、MPRノードを選択する方法は、特に限定されるものではない。たとえば、各ノード2に対して予めWillingness値が設定されているときは、無線通信システム100のトポロジおよび各ノード2のWillingness値に基づいてMPRノードが選択される。ここで、Willingness値は、パケット転送を行うことについての積極度を表す。この場合、ゲートウェイノード1は、Willingness値の大きいノード2から順番にMPRノードを選択する。あるいは、ゲートウェイノード1は、隣接ノード数の多いノード2から順番にMPRノードを選択してもよい。いずれにしても、すべてのノード2にフラッディングパケットが到達するように、必要な数なMPRノードが選択される。
The method of selecting the MPR node is not particularly limited. For example, when a Willingness value is set in advance for each
他方、上述のフラッディング手順において、ノード2b、2dは、ブロードキャスト転送を行わない。したがって、図2に示すケースと比較すると、パケット衝突の発生確率は低下し、通信効率が改善し得る。
On the other hand, in the flooding procedure described above, the
しかし、MPRノードを利用してフラッディングを行う場合であっても、パケット衝突を無くすことは困難である。例えば、すべてのノード2に確実にフラッディングパケットを到達させるためには、各ノード2が少なくとも1つのMPRノードからパケットを受信するようにMPRノードを選択する必要がある。そして、このようなポリシでMPRノードを選択すると、幾つかのノードが複数のMPRノードからパケットを受信する可能性が高くなる。図3に示すケースでは、ノード2rにおいて、ノード2aから送信される無線電波とノード2cから送信される無線電波との干渉が発生し得る。また、ノード2tにおいて、ノード2cから送信される無線電波とノード2eから送信される無線電波との干渉が発生し得る。そして、このような干渉が発生すると、干渉点に実装される無線端末装置は、フラッディングされた情報を取得できない。
However, even when flooding is performed using the MPR node, it is difficult to eliminate packet collision. For example, in order to ensure that flooding packets reach all
本発明の実施形態に係わる通信方法は、上述の問題を解決または緩和する機能を提供する。一例としては、フラッディングにおいて干渉が発生し得るノード(以下、干渉点ノード)が存在するときは、その干渉点ノードにパケットを送信する複数の中継ノード間で送信タイミングが調整される。 The communication method according to the embodiment of the present invention provides a function of solving or alleviating the above-mentioned problems. As an example, when there is a node where interference can occur in flooding (hereinafter, interference point node), the transmission timing is adjusted among a plurality of relay nodes that transmit packets to the interference point node.
図4は、本発明の実施形態に係わる無線通信装置の一例を示す。無線通信装置10は、図1に示す無線通信システム100においては、ゲートウェイノード1に実装される。なお、無線通信装置10は、例えば、不図示のサーバコンピュータに接続される。また、無線通信システム100は、複数の無線通信装置10を備えてもよい。
FIG. 4 shows an example of a wireless communication device according to an embodiment of the present invention. The
無線通信装置10は、図4に示すように、無線送受信部11、受信処理部12、通信制御部13、送信処理部19、保存部20を備える。ただし、無線通信装置10は、図4に示していない他の回路または機能を備えてもよい。
As shown in FIG. 4, the
無線送受信部11は、隣接ノードから送信される無線信号を受信する。また、無線送受信部11は、無線信号を送信する。受信処理部12は、受信信号を復号してパケットを再生する。そして、受信信号から再生されたパケット(すなわち、受信パケット)は、通信制御部13に渡される。送信処理部19は、送信パケットから送信信号を生成して無線送受信部11に渡す。
The radio transmission / reception unit 11 receives a radio signal transmitted from an adjacent node. In addition, the wireless transmission / reception unit 11 transmits a wireless signal. The
通信制御部13は、無線通信装置10の動作を制御する。また、通信制御部13は、無線通信システム100におけるフラッディング手順を制御するために、干渉点ノード特定部14、中継ノード特定部15、グループ化部16、設定部17、通知部18を備える。なお、通信制御部13は、この実施例では、プロセッサにより実現される。この場合、干渉点ノード特定部14、中継ノード特定部15、グループ化部16、設定部17、通知部18の機能は、プロセッサが通信制御プログラムを実行することにより提供される。
The
保存部20は、通信制御部13が使用する情報を格納する。この実施例では、保存部20には、隣接ノード情報21、フラッディング経路表22、相互干渉テーブル23、フラッディング順序テーブル24が格納される。また、保存部20は、プロセッサ(即ち、通信制御部13)により実行される通信制御プログラムを格納する。
The
隣接ノード情報21は、図5(a)に示すように、無線通信システム100内の各ノードについて隣接ノードを表す。たとえば、隣接ノード情報21の第1レコードは、ゲートウェイノード1の隣接ノードがノード2a、2b、2c、2d、2eであること表している。また、隣接ノード情報21の第2レコードは、ノード2aの隣接ノードがゲートウェイノード1、およびノード2p、2q、2rであること表している。なお、隣接ノード情報21は、各ノード2a〜2e、2p〜2vにおいて作成される隣接ノード情報に基づいて作成される。各ノード2a〜2e、2p〜2vは、上述したように、隣接ノードから送信されるHelloパケットを検知することで自ノードに隣接するノードを認識できる。
As shown in FIG. 5A, the
フラッディング経路表22は、図5(b)に示すように、各MPRノードについて、フラッディングパケットの受信ノードを表す。この実施例では、無線通信装置10により、ノード2a、2c、2eがMPRノードとして選択されている。そして、フラッディング経路表22は、ノード2a、2c、2eそれぞれについて、フラッディング時にブロードキャスト転送されるパケットが到達するノードを表している。具体的には、フラッディング経路表22は、ノード2aから送信されるパケットがノード2p〜2rに到達することを表し、ノード2cから送信されるパケットがノード2r〜2tに到達することを表し、ノード2eから送信されるパケットがノード2t〜2vに到達することを表している。
The flooding route table 22 represents a flooding packet receiving node for each MPR node, as shown in FIG. 5 (b). In this embodiment,
フラッディング経路表22は、たとえば、MPRノードを選択する処理の中で作成される。ここで、MPRノードの選択およびフラッディング経路表22の作成の一例を示す。ここで、各ノード2が上述したWillingness値を有しているものとする。
The flooding route table 22 is created, for example, in the process of selecting an MPR node. Here, an example of selecting an MPR node and creating a flooding route table 22 is shown. Here, it is assumed that each
(1)無線通信装置10は、無線通信装置10に隣接するノード(即ち、2a〜2e)の中から、最も大きなWillingness値を有するノードを選択する。ここでは、ノード2aが選択されるものとする。この場合、ノード2aは、MPRノードとしてフラッディング経路表22の第1レコードに登録される。また、無線通信装置10は、隣接ノード情報21を参照してノード2aの隣接ノードを特定する。この場合、ノード2p〜2rが特定される。そして、特定された隣接ノード(即ち、ノード2p〜2r)は、フラッディング経路表22において、ノード2aに対応づけられて受信ノードとして登録される。
(1) The
(2)無線通信装置10は、無線通信装置10に隣接するノード以外のノードの中で、フラッディング経路表22に登録されてないノードが残っているか否かを判定する。この例では、ノード2s〜2vが残っている。よって、無線通信装置10は、次のMPRノードを選択する処理を実行する。
(2) The
(3)次のMPRノードとして、ノード2cが選択されるものとする。この場合、ノード2cは、MPRノードとしてフラッディング経路表22の第2レコードに登録される。また、無線通信装置10は、隣接ノード情報21を参照してノード2cの隣接ノードを特定する。この場合、ノード2r〜2tが特定される。そして、特定された隣接ノード(即ち、ノード2r〜2t)は、フラッディング経路表22においてノード2cに対応づけられて受信ノードとして登録される。
(3) It is assumed that
(4)無線通信装置10は、無線通信装置10に隣接するノード以外のノードの中で、フラッディング経路表22に登録されてないノードが残っているか否かを判定する。この例では、ノード2u〜2vが残っている。よって、無線通信装置10は、次のMPRノードを選択する処理を実行する。
(4) The
(5)次のMPRノードとして、ノード2eが選択されるものとする。この場合、ノード2eは、MPRノードとしてフラッディング経路表22の第3レコードに登録される。また、無線通信装置10は、隣接ノード情報21を参照してノード2eの隣接ノードを特定する。この場合、ノード2t〜2vが特定される。そして、特定された隣接ノード(即ち、ノード2t〜2v)は、フラッディング経路表22においてノード2eに対応づけられて受信ノードとして登録される。
(5) It is assumed that
(6)無線通信装置10は、無線通信装置10に隣接するノード以外のノードの中で、フラッディング経路表22に登録されてないノードが残っているか否かを判定する。この例では、そのようなノードは残っていない。よって、無線通信装置10は、MPRノードの選択およびフラッディング経路表22の作成を終了する。
(6) The
このように、無線通信装置10は、MPRノードを選択し、フラッディング経路表22を作成する。フラッディング経路表22は、各MPRノードについて、ブロードキャスト転送により送信されるフラッディングパケットを受信するノードを表す。
In this way, the
干渉点ノード特定部14は、フラッディング経路表22に基づいて、複数の中継ノードからフラッディングパケットが到達する干渉点ノードを特定する。図5(b)に示す例では、ノード2rは、第1レコードおよび第2レコードの双方に登録されている。この状態は、第1レコードに登録されているノード2aから送信される無線電波および第2レコードに登録されているノード2cから送信される無線電波がノード2rに到達することを表している。すなわち、図5(b)に示すフラッディング経路表22は、ノード2rにおいて、ノード2aから送信される無線電波およびノード2cから送信される無線電波が互いに干渉し得ることを表している。よって、ノード2rは、干渉点ノードとして特定される。
The interference point
同様に、ノード2tは、第2レコードおよび第3レコードの双方に登録されている。この状態は、第2レコードに登録されているノード2cから送信される無線電波および第3レコードに登録されているノード2eから送信される無線電波がノード2tに到達することを表している。すなわち、図5(b)に示すフラッディング経路表22は、ノード2tにおいて、ノード2cから送信される無線電波およびノード2eから送信される無線電波が互いに干渉し得ることを表している。よって、ノード2tも、干渉点ノードとして特定される。
Similarly, the
中継ノード特定部15は、干渉点ノード特定部14により特定された各干渉点ノードについて、干渉点ノードに到達するフラッディングパケットを送信する中継ノード(以下、送信元中継ノード)を特定する。例えば、ノード2rには、上述したように、ノード2aから送信される無線電波およびノード2cから送信される無線電波が到達する。即ち、ノード2rは、フラッディング手順において、ノード2a、2cの双方からフラッディングパケットを受信する。したがって、ノード2rに対して、フラッディングパケットの送信元中継ノードとして、ノード2a、2cが特定される。
The relay
同様に、ノード2tには、ノード2cから送信される無線電波およびノード2eから送信される無線電波が到達する。即ち、ノード2tは、フラッディング手順において、ノード2c、2eの双方からフラッディングパケットを受信する。したがって、ノード2tに対して、フラッディングパケットの送信元中継ノードとして、ノード2c、2eが特定される。
Similarly, the radio wave transmitted from the
相互干渉テーブル23には、干渉点ノード特定部14および中継ノード特定部15により特定されたノードが登録される。すなわち、相互干渉テーブル23は、各干渉点ノードについて、フラッディングパケットの送信元中継ノードを表す。この例では、図6(a)に示すように、ノード2rにフラッディングパケットを送信する中継ノードとしてノード2a、2cが登録され、また、ノード2tにフラッディングパケットを送信する中継ノードとしてノード2c、2eが登録されている。
In the mutual interference table 23, the nodes specified by the interference point
図7は、相互干渉テーブル23を作成する処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、フラッディング経路表22が作成または更新されたときに実行される。なお、フラッディング経路表22は、例えば、隣接ノード情報21が更新されたときに作成または更新される。
FIG. 7 is a flowchart showing an example of the process of creating the mutual interference table 23. The processing of this flowchart is executed, for example, when the flooding route table 22 is created or updated. The flooding route table 22 is created or updated, for example, when the
S1において、通信制御部13は、フラッディング経路表22から先頭のレコードを選択する。S2において、干渉点ノード特定部14は、S1またはS9において選択されたレコードに登録されている受信ノードを選択する。以下の記載では、S2において選択された受信ノードを「ノードi」と呼ぶことがある。
In S1, the
S3において、干渉点ノード特定部14は、フラッディング経路表22の他のレコードにノードiが登録されているか否かを判定する。フラッディング経路表22の他のレコードにノードiが登録されていれば、S4において、干渉点ノード特定部14は、ノードiを干渉点ノードとして特定する。S5において、中継ノード特定部15は、ノードiが登録されている各レコードに登録されているMPRノードを送信元中継ノードとして特定する。S6において、通信制御部13は、干渉点ノード特定部14により特定された干渉点ノードおよび中継ノード特定部15により特定された送信元中継ノードを、互いに対応づけて相互干渉テーブル23に登録する。なお、フラッディング経路表22の他のレコードにノードiが登録されていなければ、S4〜S6の処理はスキップされる。
In S3, the interference point
S7において、通信制御部13は、S1またはS9で選択されたレコード中に、選択されてない受信ノードが残っているか否かを判定する。そして、選択されてない受信ノードが残っていれば、通信制御部13の処理はS2に戻る。すなわち、S1またはS9において選択されたレコードに登録されているすべての受信ノードに対してS3〜S6の処理が実行される。
In S7, the
S8において、通信制御部13は、フラッディング経路表22において選択されてないレコードが残っているか否かを判定する。選択されてないレコードが残っていれば、通信制御部13は、S9において、フラッディング経路表22から次のレコードを選択する。この後、通信制御部13の処理はS2に戻る。したがって、フラッディング経路表22の各レコードに登録されている各受信ノードに対してS3〜S6の処理が実行される。この結果、相互干渉テーブル23が作成される。
In S8, the
図7に示すフローチャートに従って図5(b)に示すフラッディング経路表22から相互干渉テーブル23を作成する手順を説明する。 A procedure for creating the mutual interference table 23 from the flooding route table 22 shown in FIG. 5B will be described according to the flowchart shown in FIG.
(1)S1において、フラッディング経路表22の第1レコードが選択される。S2において、このレコードからノード2pが選択される。S3において、他のレコードにノード2pが登録されていないと判定される。よって、S4〜S6はスキップされ、通信制御部13の処理はS2に戻る。
(1) In S1, the first record of the flooding route table 22 is selected. In S2,
(2)S2において、ノード2qが選択される。S3において、他のレコードにノード2qが登録されていないと判定される。よって、S4〜S6はスキップされ、通信制御部13の処理はS2に戻る。
(2) In S2,
(3)S2において、ノード2rが選択される。S3において、第2レコードにノード2rが登録されていると判定される。よって、S4〜S6が実行される。S4において、ノード2rが干渉点ノードとして特定される。ここで、ノード2rは、第1レコードおよび第2レコードに登録されている。この場合、S5において、第1レコードに登録されているMPRノード(即ち、ノード2a)および第2レコードに登録されているMPRノード(即ち、ノード2c)が、ノード2rに対応する送信元中継ノードとして特定される。そして、S6において、干渉点ノード(即ち、ノード2r)および送信元中継ノード(即ち、ノード2a、2c)が相互干渉テーブル23の第1レコードに登録される。
(3) In S2,
この後、フラッディング経路表22の第2レコードおよび第3レコードに対して同様の処理が実行される。この結果、図6(a)に示す相互干渉テーブル23が完成する。 After that, the same processing is executed for the second record and the third record of the flooding route table 22. As a result, the mutual interference table 23 shown in FIG. 6A is completed.
グループ化部16は、下記の2つの条件を満足するように、中継ノード特定部15により特定された送信元中継ノードをグループ化する。
(1)同じ干渉点ノードにフラッディングパケットを送信する送信元中継ノードは、互いに異なるグループに属する。
(2)同じ干渉点ノードにフラッディングパケットを送信しない送信元中継ノードは、互いに同じグループに属する。
The
(1) Source relay nodes that transmit flooding packets to the same interference point node belong to different groups.
(2) Source relay nodes that do not send flooding packets to the same interference point node belong to the same group.
図6(a)に示す例では、ノード2rにフラッディングパケットを送信する送信元中継ノードは、ノード2a、2cである。よって、ノード2a、2cは、互いに異なるグループに登録される。また、ノード2tにフラッディングパケットを送信する送信元中継ノードは、ノード2c、2eである。よって、ノード2c、2eは、互いに異なるグループに登録される。ただし、ノード2a、2eは、同じ干渉点ノードにフラッディングパケットを送信していない。したがって、ノード2a、2eは、同じグループに登録される。
In the example shown in FIG. 6A, the source relay nodes that transmit the flooding packet to the
この結果、ノード2a、2eは互いに同じグループに登録され、ノード2cは、ノード2a、2eとは異なるグループに登録される。図6(b)に示す例では、ノード2a、2eはグループ1に登録され、ノード2cはグループ2に登録されている。
As a result, the
図8は、送信元中継ノードのグループ化の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、相互干渉テーブル23が作成または更新されたときに実行される。 FIG. 8 is a flowchart showing an example of grouping of source relay nodes. The processing of this flowchart is executed, for example, when the mutual interference table 23 is created or updated.
S11において、グループ化部16は、相互干渉テーブル23の先頭レコードに登録されている各送信元中継ノードを互いに異なるグループに登録する。S12において、グループ化部16は、相互干渉テーブル23から次のレコードを選択する。S13において、グループ化部16は、S12において選択されたレコードから送信元中継ノードを選択する。以下の記載では、S13において選択された送信元中継ノードを「ノードj」と呼ぶことがある。
In S11, the
S14において、グループ化部16は、ノードjが既にいずれかのグループに登録されているか否かを判定する。ノードjがいずれのグループにも登録されていないときは、グループ化部16は、S15において、送信先が同じ干渉点ノードとなる送信元中継ノードを含まないグループ(以下、グループX)が存在するか否かを判定する。すなわち、グループ化部16は、S15において、ノードjの送信先ノードに含まれる干渉点ノードにパケットを送信する送信元中継ノードを含まないグループが存在するか否かを判定する。
In S14, the
グループXが存在するときは、グループ化部16は、S16において、ノードjをグループXに登録する。なお、ノードjに対して複数のグループXが存在するときは、グループ化部16は、任意の1つのグループXにノードjを登録する。一方、グループXが存在しないときには、グループ化部16は、S17において、新たなグループを生成する。そして、グループ化部16は、その新たなグループにノードjを登録する。なお、ノードjが既にいずれかのグループに登録されているときは、S15〜S17の処理はスキップされる。
When the group X exists, the
S18において、グループ化部16は、S12において選択されたレコード中に未処理の送信元中継ノードが残っているか否かを判定する。そして、未処理の送信元中継ノードが残っているときは、グループ化部16の処理はS13に戻る。また、S19において、グループ化部16は、未処理のレコードが残っているか否かを判定する。そして、未処理のレコードが残っているときは、グループ化部16の処理はS12に戻る。すなわち、相互干渉テーブル23の各レコードに登録されている各送信元中継ノードに対してS15〜S17の処理が実行される。この結果、送信元中継ノードがグループ化される。
In S18, the
図8に示すフローチャートに従って図6(a)に示す相互干渉テーブル23に登録されている送信元中継ノードをグループ化する手順を説明する。 A procedure for grouping the source relay nodes registered in the mutual interference table 23 shown in FIG. 6A will be described according to the flowchart shown in FIG.
(1)相互干渉テーブル23の第1レコードに送信元中継ノードとしてノード2a、2cが登録されている。したがって、ノード2a、2cは、S11において、互いに異なるグループに登録される。この例では、ノード2aはグループ#1に登録され、ノード2cはグループ#2に登録される。
(1)
(2)S12において、相互干渉テーブル23の第2レコードが選択され、S13において、第2レコードからノード2cが選択される。ただし、ノード2cは、既にグループ#2に登録されている(S14:Yes)。よって、S15〜S17の処理は実行されない。
(2) In S12, the second record of the mutual interference table 23 is selected, and in S13, the
(3)S13において、第2レコードからノード2eが選択される。ここで、ノード2eの送信先ノードは、干渉点ノード2tを含む。他方、この時点でグループ#1に登録されているノード2aの送信先ノードは、ノード2tを含まない。すなわち、S15において、送信先ノードが同じ干渉点ノードとなる送信元中継ノードを含まないグループ(グループ#1)が存在する。よって、S16において、ノード2eは、グループ#1に登録される。なお、グループ#1に登録されているノード2cの送信先は、ノード2tを含む。したがって、ノード2eは、グループ#2に登録されることはない。
(3) In S13, the
設定部17は、各グループに対して異なる送信タイミングを設定する。送信タイミングは、例えば、フラッディングパケットを送信する順序で表される。この実施例では、グループ#1に対して「送信順序:1番目」が与えられ、グループ#2に対して「送信順序:2番目」が与えられる。そして、決定された送信順序は、図6(b)に示すように、フラッディング順序テーブル24に記録される。ただし、各グループの送信タイミングを他のパラメータで表してもよい。例えば、各グループの送信タイミングは、中継ノードがフラッディングパケットを受信したときからそのフラッディングパケットを転送するまでの待ち時間であってもよい。
The setting
通知部18は、設定部17により設定される送信タイミング(この例では、送信順序)を各送信元中継ノードに通知する。すなわち、通知部18は、フラッディングパケットの送信順序を、ノード2a、2c、2eに通知する。具体的には、グループ#1に属するノード2a、2eに対して「送信順序:1番目」が通知され、グループ#2に属するノード2cに対して「送信順序:2番目」が通知さる。なお、この通知は、フラッディングにより実現してもよいし、ユニキャスト通信で実現してもよい。
The
図9は、本発明の実施形態に係わる無線端末装置の一例を示す。無線端末装置30は、図1に示す無線通信システム100においては、各ノード2に実装される。
FIG. 9 shows an example of a wireless terminal device according to an embodiment of the present invention. The
無線端末装置30は、図9に示すように、無線送受信部31、受信処理部32、通信制御部33、送信処理部34、保存部40を備える。ただし、無線端末装置30は、図9に示していない他の回路または機能を備えてもよい。
As shown in FIG. 9, the
無線送受信部31は、隣接ノードから送信される無線信号を受信する。また、無線送受信部31は、無線信号を送信する。受信処理部32は、受信信号を復号してパケットを再生する。そして、受信信号から再生されたパケット(すなわち、受信パケット)は、通信制御部33に渡される。送信制御部34は、送信パケットから送信信号を生成して無線送受信部31に渡す。
The radio transmission /
通信制御部33は、無線端末装置30の動作を制御する。なお、通信制御部33は、この実施例では、プロセッサにより実現される。保存部40は、通信制御部33が使用する情報を格納する。この実施例では、保存部40には、隣接ノード情報41、MPR情報42、フラッディング順序情報43が格納される。また、保存部40は、通信制御部33により実行されるプログラムを格納する。
The
隣接ノード情報41は、自ノードに隣接するノードを表す。また、隣接ノード情報41は、自ノードから2ホップ目のノードを表す情報を含んでもよい。MPR情報42は、自ノードがMPRノードとして動作するか否かを表す。MPRノードとして動作するノードは、例えば、ゲートウェイノード1により指定される。フラッディング順序情報43は、フラッディングパケットの送信順序を表す。なお、フラッディング順序情報は、上述したように、ゲートウェイノード1において設定部18により生成される。
The adjacent node information 41 represents a node adjacent to the own node. Further, the adjacent node information 41 may include information representing the node of the second hop from the own node. The
図10は、無線端末装置30の動作の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートは、無線端末装置30がフラッディングパケットを受信したときの動作を示している。
FIG. 10 is a flowchart showing an example of the operation of the
S21において、通信制御部33は、新たに受信したパケットが先に受信したパケットを同じであるか否かを判定する。新たに受信したパケットが先に受信したパケットを同じであるときは、通信制御部33は、重複送信を回避するために、そのパケットを転送することなく廃棄する。
In S21, the
新たに受信したパケットが先に受信したパケットを同じでないときは、通信制御部33は、S22において、自ノードがMPRノードであるか否かを判定する。自ノードがMPRノードであるか否かは、MPR情報42に記述されている。そして、自ノードがMPRノードでないときは、通信制御部33は、そのパケットを転送することなく廃棄する。
When the newly received packet is not the same as the previously received packet, the
自ノードがMPRノードであるときは、通信制御部33は、S23において、フラッディング順序情報43に基づいて送信タイミングを決定する。そして、S24において、無線端末装置30は、決定した送信タイミングで、受信パケットをブロードキャストする。例えば、自ノードの送信順序が「k番目」であるときは、無線端末装置30は、パケットの受信時刻から「k×ΔT」が経過したときにそのパケットをブロードキャストする。
When the own node is an MPR node, the
この場合、ΔTは、送信順序がk番目であるノードから送信される無線電波と送信順序がk±1番目であるノードから送信される無線電波との間で干渉が発生しないように決定される。よって、ΔTは、所定の閾値よりも大きい値であることが要求される。ただし、ΔTが大き過ぎると、フラッディングが終了するまでに要する時間が長くなってしまう。したがって、ΔTは、干渉が回避される範囲内で、可能な限り小さい値であることが好ましい。 In this case, ΔT is determined so that interference does not occur between the radio wave transmitted from the node having the kth transmission order and the radio wave transmitted from the node having the kth transmission order. .. Therefore, ΔT is required to be a value larger than a predetermined threshold value. However, if ΔT is too large, the time required to complete flooding will be long. Therefore, ΔT is preferably a value as small as possible within a range in which interference is avoided.
図11は、本発明の実施形態に係わる通信方法の一例を示す。この例では、図2〜図3に示すケースと同様に、ゲートウェイノード1からノード2a〜2e、2p〜2vへのフラッディングが行われる。また、図3に示すケースと同様に、ノード2a、2c、2eがMPRノードとして指定されている。更に、ゲートウェイノード1において、図6(a)に示す相互干渉テーブル23および図6(b)に示すフラッディング順序テーブルが作成されている。すなわち、ノード2a、2eに対して「送信順序:1番目」が与えられ、ノード2cに対して「送信順序:2番目」が与えられている。
FIG. 11 shows an example of a communication method according to the embodiment of the present invention. In this example, flooding from the
ゲートウェイノード1は、フラッディングパケットをブロードキャストする。そして、ノード2a〜2eは、このフラッディングパケットを受信する。そうすると、各ノード2a〜2eは、図10に示すフローチャートの処理を実行する。
The
ノード2a、2eは、MPRノードとして選択されており、「送信順序:1番目」が与えられている。よって、ノード2a、2eは「送信待ち時間:ΔT」を得る。ノード2cは、MPRノードとして選択されており、「送信順序:2番目」が与えられている。よって、ノード2cは「送信待ち時間:2ΔT」を得る。ノード2b、2dは、MPRノードとして選択されていないので、転送処理を行わない。
ノード2a〜2eがフラッディングパケットを受信したときからΔTが経過すると、図11(a)に示すように、ノード2a、2eは受信パケットをブロードキャストする。これにより、ノード2p〜2r、2t〜2vがフラッディングパケットを受信する。また、ノード2a、2eがブロードキャスト転送を行ったときからさらにΔTが経過すると、図11(b)に示すように、ノード2cが受信パケットをブロードキャストする。これにより、ノード2r〜2tがフラッディングパケットを受信する。
When ΔT elapses from the time when the
このように、本発明の実施形態に係わる通信方法によれば、無線ネットワーク内に干渉点ノードが存在するときは、中継ノードが異なるタイミングでパケットを転送する。よって、無線マルチホップネットワークにおいてフラッディングが行われるときに、干渉の発生が回避または抑制され、通信効率が改善する。例えば、ノード2rは、ノード2a、2cからパケットを受信する。ただし、ノード2a、2cは、図11に示すように、互いに異なるタイミングでパケットを転送する。したがって、ノード2rにおいて干渉は発生しない。
As described above, according to the communication method according to the embodiment of the present invention, when the interference point node exists in the wireless network, the relay node transfers the packet at different timings. Therefore, when flooding is performed in the wireless multi-hop network, the occurrence of interference is avoided or suppressed, and the communication efficiency is improved. For example,
なお、図3に示すケースにおいて、各MPRノード(2a、2c、2e)が互いに異なるタイミングでパケットを転送すれば、ノード2r、2tにおいて干渉は発生しない。例えば、ノード2a、2c、2eが順番にΔTずつ送信タイミングをずらしながらパケット転送を行えば、ノード2r、2tにおいて干渉は発生しない。ただし、この手順では、図11に示す本発明の実施形態に係わる通信方法と比較して、フラッディングが完了するまでに要する時間が長くなってしまう。換言すれば、本発明の実施形態に係わる通信方法によれば、フラッディングが完了するまでに要する時間を短縮しながら、干渉の発生が回避または抑制される。
In the case shown in FIG. 3, if the MPR nodes (2a, 2c, 2e) transfer packets at different timings, interference does not occur at the
また、上述した実施例では、ゲートウェイノード1において送信順序が決定され、各中継ノードにおいて送信タイミングが計算されるが、本発明の実施形態はこの方法に限定されるものではない。例えば、ゲートウェイノード1が各中継ノードの送信タイミングを計算し、その計算結果が各中継ノードに通知されるようにしてもよい。
Further, in the above-described embodiment, the transmission order is determined at the
1 ゲートウェイノード
2(2a〜2e、2p〜2v) ノード
10 無線通信装置
11 無線送受信部
12 受信処理部
13 通信制御部
14 干渉点ノード特定部
15 中継ノード特定部
16 グループ化部
17 設定部
18 通知部
19 送信処理部
20 保存部
30 無線端末装置
100 無線通信システム
1 Gateway node 2 (2a to 2e, 2p to 2v)
Claims (4)
前記複数のノードのうちの、ブロードキャスト転送を実行する各中継ノードについて、前記ブロードキャスト転送により送信されるパケットを受信するノードを表す経路情報を保存する保存部と、
前記経路情報に基づいて、複数の中継ノードからパケットが到達する干渉点ノードを特定する干渉点ノード特定部と、
各干渉点ノードについて、当該干渉点ノードに到達するパケットを送信する中継ノードを特定する中継ノード特定部と、
同じ干渉点ノードにパケットを送信する2以上の中継ノードが互いに異なるグループに属するように、前記中継ノード特定部により特定された中継ノードをグループ化するグループ化部と、
各グループに対して異なる送信タイミングを設定する設定部と、
前記設定部により設定された送信タイミングを前記中継ノード特定部により特定された各中継ノードに通知する通知部と、
を備える無線通信装置。 A wireless communication device used in a wireless network containing multiple nodes.
For each relay node that executes broadcast transfer among the plurality of nodes, a storage unit that stores route information representing a node that receives a packet transmitted by the broadcast transfer, and a storage unit.
An interference point node identification unit that identifies an interference point node to which a packet arrives from a plurality of relay nodes based on the route information,
For each interference point node, a relay node identification unit that specifies a relay node that transmits a packet that reaches the interference point node, and
A grouping unit that groups the relay nodes specified by the relay node identification unit so that two or more relay nodes that send packets to the same interference point node belong to different groups.
A setting unit that sets different transmission timings for each group,
A notification unit that notifies each relay node specified by the relay node identification unit of the transmission timing set by the setting unit, and a notification unit.
A wireless communication device equipped with.
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 In the grouping unit, two or more relay nodes that send packets to the same interference point node belong to different groups, and two or more relay nodes that do not send packets to the same interference point node belong to the same group. The wireless communication device according to claim 1, wherein the relay nodes specified by the relay node identification unit are grouped.
前記複数のノードのうちの、ブロードキャスト転送を実行する各中継ノードについて、前記ブロードキャスト転送により送信されるパケットを受信するノードを表す経路情報に基づいて、複数の中継ノードからパケットが到達する干渉点ノードを特定し、
各干渉点ノードについて、当該干渉点ノードに到達するパケットを送信する中継ノードを特定し、
同じ干渉点ノードにパケットを送信する2以上の中継ノードが互いに異なるグループに属するように、前記中継ノードをグループ化し、
各グループに対して異なる送信タイミングを設定し、
前記送信タイミングを各中継ノードに通知する
処理をプロセッサに実行させる通信制御プログラム。 In a wireless communication device used in a wireless network containing multiple nodes
For each relay node that executes broadcast transfer among the plurality of nodes, an interference point node in which packets arrive from the plurality of relay nodes based on route information representing a node that receives a packet transmitted by the broadcast transfer. Identify and
For each interference point node, identify the relay node that sends the packet that reaches the interference point node.
The relay nodes are grouped so that two or more relay nodes that send packets to the same interference point node belong to different groups.
Set different transmission timing for each group,
A communication control program that causes a processor to execute a process of notifying each relay node of the transmission timing.
前記ゲートウェイノードは、
前記複数のノードのうちの、ブロードキャスト転送を実行する各中継ノードについて、前記ブロードキャスト転送により送信されるパケットを受信するノードを表す経路情報を保存する保存部と、
前記経路情報に基づいて、複数の中継ノードからパケットが到達する干渉点ノードを特定する干渉点ノード特定部と、
各干渉点ノードについて、当該干渉点ノードに到達するパケットを送信する中継ノードを特定する中継ノード特定部と、
同じ干渉点ノードにパケットを送信する2以上の中継ノードが互いに異なるグループに属するように、前記中継ノード特定部により特定された中継ノードをグループ化するグループ化部と、
各グループに対して異なる送信タイミングを設定する設定部と、
前記設定部により設定された送信タイミングを前記中継ノード特定部により特定された各中継ノードに通知する通知部と、を備え、
前記中継ノードとして特定された各ノードは、前記通知部により通知される送信タイミングに基づいて、受信パケットをブロードキャスト転送する
ことを特徴とする無線通信システム。 A wireless communication system that includes a gateway node and multiple nodes.
The gateway node
For each relay node that executes broadcast transfer among the plurality of nodes, a storage unit that stores route information representing a node that receives a packet transmitted by the broadcast transfer, and a storage unit.
An interference point node identification unit that identifies an interference point node to which a packet arrives from a plurality of relay nodes based on the route information,
For each interference point node, a relay node identification unit that specifies a relay node that transmits a packet that reaches the interference point node, and
A grouping unit that groups the relay nodes specified by the relay node identification unit so that two or more relay nodes that send packets to the same interference point node belong to different groups.
A setting unit that sets different transmission timings for each group,
A notification unit for notifying each relay node specified by the relay node identification unit of the transmission timing set by the setting unit is provided.
A wireless communication system in which each node specified as a relay node broadcasts a received packet based on a transmission timing notified by the notification unit.
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