JP2020144951A - 表示灯一体型発信機 - Google Patents
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Abstract
Description
前記発信機カバーは、前記係合部の半径方向外側が透光性を有し、内側が透光性を有しておらず、
前記発光素子の光が前記押ボタン格納部に遮られることなく前記発信機カバーに到達するようになっていることを特徴とするものである。
(1−1)本発明に係る表示灯一体型発信機は、押ボタンを格納する押ボタン格納部を有する発信機本体部と、前記押ボタン格納部の前面側に取り付けられた円盤状で透光性の部材で形成された発信機カバーと、該発信機カバーの背面側における最外周よりも内側に入った部位に設けられて前記発信機本体部の押ボタン格納部と係合する係合部と、有底円筒体からなり、その内側に発光素子を搭載した基板を収容する基板収容部と、を備え、
前記発光素子の光が前記発信機カバーに到達するようになっていることを特徴とするものである。
(1−2)また、上記(1−1)に記載のものにおいて、前記発信機カバーは、前記係合部の半径方向外側が透光性を有することを特徴とするものである。
(1)本発明に係る表示灯一体型発信機は、円筒状の押ボタン格納部を有する発信機本体部と、該押ボタン格納部の前面に設けられた円形の発信機カバーと、前記押ボタン格納部の背面側に設けられた表示灯部とを有し、
該表示灯部は、円筒体からなり、発光素子を収容すると共に前記円筒体の側面が前記発光素子の光を透光させる発光表示部になっており、
前記発信機カバーと前記発光表示部が同径であることを特徴とするものである。
本実施の形態に係る表示灯一体型発信機1は、図1に示すように、発信機本体部3と、発信機本体部3の前面に設けられた発信機カバー5と、発信機カバー5の背面側に設けられた表示灯部7とを有している。
以下、各構成を詳細に説明する。
なお、以下の説明では、表示灯一体型発信機1を構成する部品の位置関係を、「左右」、「上下」と表記したものは、表示灯一体型発信機1を取付面15に取り付けた状態(図2参照)での左右、上下を意味し、また「前」、「奥」「後」と表記したものは、表示灯一体型発信機1を取付面15に取り付けた状態での取付面15の手前側を前と言い、取付面15の奥側(背面側)を奥、後という。
発信機本体部3は、押ボタン9と、高さの低い円筒状からなり押ボタン9を格納する押ボタン格納部11と、箱状からなり内部に押ボタン9に連動するスイッチ12(図3参照)を収容するスイッチ格納部13とを有している。
押ボタン9が押下されると、スイッチ12が作動して、図示しない火災受信機に火災信号を発信する。
押ボタン格納部11は、図1に示すように、スイッチ格納部13よりも外方向に張出すように形成されており、この張出した部位に、表示灯一体型発信機1を取付面15に取り付ける取付ネジ17が挿通されるネジ挿通穴19が設けられている。
発信機カバー5は、円形の有底枠体からなり、図3に示すように、発信機カバー5が発信機本体部3の押ボタン格納部11に嵌合することで、押ボタン格納部11の前面に取り付けられている。即ち、発信機カバー5の内径と押ボタン格納部11の外径はほぼ等しくなっている。
発信機カバー5には、押ボタン9を操作するための押ボタン用開口部21が設けられ、また押ボタン用開口部21の上方には、電話ジャック窓扉23が設けられている(図1〜図3参照)。
表示灯部7は、有底円筒体からなり、その内側が発光素子25を搭載した基板27を収容する基板収容部29となり、側面が発光素子25の光を透光させる発光表示部30になっている。発光表示部30は、例えば透光性を有する樹脂から形成される。
有底円筒体の底部中央には矩形の表示灯開口部31が設けられ、発信機本体部3のスイッチ格納部13が挿通できるようになっている。表示灯開口部31の縁には、有底円筒体の底部から立ち上がる矩形の枠部32が形成され、枠部32と有底円筒体の側周面高さは等しく、枠部32に押ボタン格納部11の背面側が載置されるようになっている。
また、有底円筒体の底部には、取付ネジ17が挿通される筒状部33が左右の両側(枠体32の外側)に立設されている。
さらに、有底円筒体の底部には、配線を引き入れるための配線取入れ穴34が設けられている。
また、さらに、有底円筒体の底部の上下には、基板27を載置して取り付けるための基板取付部37が設けられ、基板取付部37には基板取付ネジ35が螺入するネジ穴が設けられている。
基板27と発信機本体部3との配置関係は、図3、図4に示す通りであり、組立状態では、基板27における発光素子25が搭載された部位は、押ボタン格納部11の背面側に隠れた状態となる。
なお、押ボタン格納部11の背面側に反射剤を塗布したり、反射板、反射シールを貼付するようにすることで、発光表示部30の発光を増すことができ、より視認性を向上できる。
取付面15には、図1に示すように、矩形の発信機取り付け穴44が設けられ、その横には、取付面15の背面側の配線(図示なし)を取付面15の前面側に引きだすための配線取出し穴45が設けられている。配線取出し穴45は、表示灯部7の配線取入れ穴34に対応する位置に設けられる。
また、取付面15の発信機取り付け穴44の両側には、表示灯一体型発信機1を取り付ける取付ネジ17を挿入するネジ挿入穴47が設けられている。
取付面15の背面側にある配線の中から必要な配線を取付面15に設けた配線取出し穴45から引き出す。
表示灯部7の配線取入れ穴34から配線を基板収容部29側に取入れ、基板27に対して接続する。そして、基板取付部37に基板27を載置し、基板取付ネジ35によって基板27を固定する。
発信機カバー5を外した状態で、発信機本体部3の背面側に基板27を固定した表示灯部7を配置し、取付ネジ17を、発信機本体部3のネジ挿通穴19、表示灯部7の筒状部33、及び基板27の挿通穴41に挿通し、さらに取付面15のネジ挿入穴47に挿入して、取付面15の背面側に貫通させ、取付面15の背面側からナット49でネジ固定する。
その後、発信機カバー5を取り付ける。発信機カバー5は、図示しないネジで押ボタン格納部11に固定される。
また、発光表示部30を取付面15に沿った斜めから見たときは、点灯している発光表示部30の側周面が見えているので、十分な視認性を有している。
例えば、両サイド部の数が多くなるように(両サイド部の発光素子25同士の間隔が狭くなるように)配置してもよい。
さらには、上下部には発光素子25を配置しないようにして、発光表示部30の上下が相対的に暗くなるようにしてもよい。
なお、実施の形態1では、表示灯部7と発信機部(発信機本体部3及び発信機カバー5)とを一体的に取り付ける場合の説明をしたが、表示灯部7が不要である場合には、発信機部だけを取付面15に取り付けることもできる。
本実施の形態を図5〜図9に基づいて説明する。なお、図5〜図9において、実施の形態1と同一部分には同一の符号を付してある。
実施の形態2に係る表示灯一体型発信機51が、実施の形態1と異なる点は、図8に示すように、発信機カバー53が円盤状に形成されており、発信機カバー53の背面側における最外周よりも少し内側に入った部位に発信機本体部3の押ボタン格納部11と係合する円筒枠状の係合部55が形成されている点、及び発信機カバー53が透光性の部材で形成されている点である。円筒状の係合部55の内径は、押ボタン格納部11の外径とほぼ等しく、発信機カバー53の外径は押ボタン格納部11の外径よりも大きくなっている。
また、基板27における発光素子25がリング状に搭載された部位も、図9に示すように、押ボタン格納部11よりも外周側に位置している。
したがって、組立状態において、図7に示すように、発光素子25の光が押ボタン格納部11に遮られることなる発信機カバー53に直接到達するようになっている。
これにより、発光素子25の光が発光表示部30を透光すると共に、発信機カバー53における係合部55の外側を透光するので、より視認性が向上している。
3 発信機本体部
5 発信機カバー
7 表示灯部
9 押ボタン
11 押ボタン格納部
12 スイッチ
13 スイッチ格納部
15 取付面
17 取付ネジ
19 ネジ挿通穴
21 押ボタン用開口部
23 電話ジャック窓扉
25 発光素子
27 基板
29 基板収容部
30 発光表示部
31 表示灯開口部
32 枠部
33 筒状部
34 配線取入れ穴
35 基板取付ネジ
37 基板取付部
39 基板開口部
41 挿通穴
43 ネジ穴(基板)
44 発信機取り付け穴
45 配線取出し穴
47 ネジ挿入穴
49 ナット
51 表示灯一体型発信機(実施の形態2)
53 発信機カバー(実施の形態2)
55 係合部
Claims (1)
- 押ボタンを格納する押ボタン格納部を有する発信機本体部と、前記押ボタン格納部の前面側に取り付けられた円盤状で透光性の部材で形成されると共に前記押ボタン格納部よりも外側に張り出すように設けられた発信機カバーと、該発信機カバーの背面側における最外周よりも内側に入った部位に設けられて前記発信機本体部と係合する係合部と、前記押ボタン格納部よりも外周側でかつ前記発信機カバーの背面側に位置するように発光素子を搭載した基板を収容する基板収容部と、を備え、
前記発信機カバーは、前記係合部の半径方向外側が透光性を有し、内側が透光性を有しておらず、
前記発光素子の光が前記押ボタン格納部に遮られることなく前記発信機カバーに到達するようになっていることを特徴とする表示灯一体型発信機。
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JP2015018445A (ja) * | 2013-07-11 | 2015-01-29 | ホーチキ株式会社 | 発信機 |
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